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仙台女子プロレス金子夏穂、ホテル辞めリングで夢を

必死の形相で立ち向かう金子(撮影・山田愛斗)

職場は、ホテルからリングへ-。センダイガールズプロレスリング(仙女)の金子夏穂(23)は、約1年半勤めていた名古屋のホテルを退職し、昨年4月に仙女の門をたたいた。しかしプロテストには3度の不合格を味わう。1年近く努力を重ね、ようやく先月8日に合格し同28日にデビューを果たした。

脱サラしてレスラー転身を決意したのは「好きな選手(新日本プロレスの高橋ヒロム)の印象に残る試合があり、仕事中もそれで頭がいっぱいだった。『自分もこれをやりたい』と思いが強くなった」と熱っぽく語る。運動未経験、体調を崩し中2の途中から卒業までは不登校。基礎体力ゼロの素人だが、人生を変えるため必死にもがいていた。

プロテストの壁に心が折れかけたこともある。「2回目までは大丈夫だった。3回目に落ちて自信がなくなり『向いてない。辞めたい』となったが、ここまでやりたいと思えることは今までなく、諦めたら後悔すると感じた」と負けん気は強い。体力と受け身の課題2つの克服に励み、ついに合格をつかんだ。

仙台で行われたデビュー戦には地元名古屋から母が駆けつけ、金子の名前がコールされると、会場には大声援が起こった。「何日も前から睡眠が浅く試合直前もガチガチだった。夢をかなえるためにようやく1歩を踏み出せた」。5分45秒で敗れたが、怖さを乗り越え堂々戦った。

会社員時代に「『仕事がきつい』と思ったときは、追い込まれながらもやり返す選手を思い出し元気をもらっていたので、自分も人の心に残るプロレスラーになりたい」。橋本千紘ら仙女の先輩レスラーのSNS上での合言葉は「がんばれかねこ」。一人前に早く成長し、リング上からエールを送る存在になる。【山田愛斗】

◆金子夏穂(かねこ・なつほ)1996年(平8)8月19日生まれ、愛知県名古屋市出身。昨年4月に仙女に入門し、今年3月28日プロデビュー。自分の世界を表現するのが好きで趣味はイラストを描くこと。160センチ、60キロ。

のはしたろう「うれしい」初王座 師匠新崎の前で涙

新王者になったみちのくプロレスのはしたろう(右)と仙台女子プロレス橋本千紘(左)をたたえる新崎

<みちのく:新崎人生25周年記念大会>◇24日◇宮城・仙台サンプラザホール

 東北ジュニアヘビー級選手権では、新崎人生の愛弟子で挑戦者のはしたろう(35)が日向寺塁に勝ち、初の王座に輝いた。「記念試合で王座を取れたことがうれしい。信じられない。ベルトの責任を果たし、東北の地を盛り上げていきたい」と師匠の前で涙した。

 空位となっていた仙台女子プロレスのワールドチャンピオンシップ王者決定戦では、橋本千紘(25)がDASH・チサコに勝ち4度目の女王となり「女子プロレス界の絶対王者になりたい。同世代に負けない」と誓った。

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新崎人生まだまだ道半ば 記念大会で25年の思い爆発

「拝み渡り」を決める新崎(撮影・鎌田直秀)

<みちのく:新崎人生25周年記念大会>◇24日◇宮城・仙台サンプラザホール

 新崎人生(51)が、25年の思いをリング上で披露した。みちのくプロレスをともに盛り上げてきたザ・グレート・サスケ(48)、傘下の仙台女子プロレス里村明衣子(38)らとリングに上がってあいさつ。「新崎人生は東北で生まれた。まだまだ恩返しは出来ていないが、今日は、みちのくプロレスと仙女を凝縮した良さが出せたと思う」。5年後の30周年記念大会実施も約束した。

 お遍路スタイルで入場すると「人生、最高だぞ~」と大歓声を浴びた。6人タッグでのメモリアル試合でも、存在感は際立ってきた。トップロープを拝みながら渡って相手にチョップを浴びせる「拝み渡り」。トップロープから相手3人同時にドロップキックも決めた。「久しぶりでぶっつけ本番だったので、出来るかどうかのかけ。不格好でしたけれど、ひと安心でした」と苦笑いした、バック宙からの回転蹴りも場外で成功。最後は、かつぎ上げてからのパワーボム「高野落とし」でフォールを奪った。

 男女2団体のタイトルマッチをメインにしたのも新崎人生らしさだ。「『プロレスって痛くないんでしょ? 本気でやっていないんでしょ?』などと言われることもあったが、我々は我慢比べの職業。実際に見てもらえば、プロレスの見方が変わると思う。メイン4人の若手に負けないぞという気持ちも少なからずあります」。新崎人生は、まだまだ道半ばだ。【鎌田直秀】

トップロープからドロップキックを見舞う新崎(撮影・鎌田直秀)

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新崎人生、サスケとは「光と影」/みちプロ25周年

お遍路スタイルで入場する新崎(2018年5月27日撮影)

 東北を拠点に活動している、みちのくプロレス(本社・岩手県滝沢市)が、旗揚げから25周年を迎えた。創設したザ・グレート・サスケ(48)と現社長の新崎人生(51)の二人三脚で、東北を中心に人気を博し続けてきた。“銀婚式”への思いや今後の夢など、2人の本音に迫った。各地で25周年興行を実施するほか、6月24日には「新崎人生25周年記念大会」(仙台市サンプラザホール)も開催される。【取材・構成=鎌田直秀】

 新崎はみちのくプロレスだけでなく、プロレス界全体の発展を常に描いてきた。03年からはサスケから引き継ぎ、社長就任。野球やサッカーなどのプロスポーツと同様に、就職の選択肢として「レスラー」を構築することを発展の1つとした。

 新崎 地方でもプロスポーツとして成立することは示せた。それは自信を持って言える。この先25年、これからすることは、さらに地方でプロレスラーとして生活し続けられるかが大事。若くして入門して、息が長いといえど、引退後もプロレス業界で食べていくのは難しい。親御さんも不安に思っているのは事実。監督やコーチのポジションはないし、いきなりデスクワークも困難。体を勉強してきたことや、相撲と同じで料理ができることを生かす仕事に就く場合が多い。セカンドキャリア構築が大事になってくる。

 26歳と遅くして門をたたいた新崎。入門約1年で米国のWWF(現WWE)に参戦した経験を還元したい意向だ。ビジネスとしてのプロレス。計画なく試合を組むのではなく、スタートとゴールを設定して盛り上げ、注目を集め、集客につなげる。文化構築も次へのステップになる。

 新崎 プロレスの強みは6メートル×6メートルのスペースがあれば、どこでもできること。トラック1つで移動でき、1時間半くらいでリングも組める。それは野球、サッカー、バレー、バスケなどと違うところ。テレビで放送しない代わりに、ライブでお見せする草の根活動ができる利点もある。会社の懇親会や、修学旅行生のためだけにも開催してきました。スター選手が出てくれるまでは地道に。

 表舞台に出るサスケと対照的に、内部構築が新崎の任務でもある。

 新崎 自由な形でやらせてもらって、短期間でキャリアを積ませてくれたサスケに感謝です。これからも光と影、太陽と月のような関係で歩んでいきたいですね。

 ◆みちのくプロレスの歩み 地方密着型プロレスの先駆けとして、盛岡市出身のザ・グレート・サスケが92年10月1日に設立し、93年3月16日に旗揚げ。通常の興行だけでなく、学園祭、結婚式、プロ野球楽天との共同開催、幼稚園での普及活動、山形・フラワー長井線車内で行う「ローカル線プロレス」など前代未聞のアイデアも豊富。97年には映画「傷だらけの天使」にレスラーらが大挙出演し、菅原文太らと共演も。仙台女子プロレスも業務提携している。

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サスケ、地域密着で「夢」提供/みちプロ25周年

気を相手に浴びせるザ・グレート・サスケ(2018年5月27日撮影)

 東北を拠点に活動している、みちのくプロレス(本社・岩手県滝沢市)が、旗揚げから25周年を迎えた。創設したザ・グレート・サスケ(48)と現社長の新崎人生(51)の二人三脚で、東北を中心に人気を博し続けてきた。“銀婚式”への思いや今後の夢など、2人の本音に迫った。各地で25周年興行を実施するほか、6月24日には「新崎人生25周年記念大会」(仙台市サンプラザホール)も開催される。【取材・構成=鎌田直秀】

 創始者のサスケは、みちのくプロレスの歩みに満足していた。93年3月16日に岩手・矢巾町民体育館で旗揚げから25年。小規模運営でも成り立つプロスポーツ形態の、パイオニアになったことも自負する。

 サスケ 今は日本全国のほぼ全都道府県にプロレス団体が存在する。我々をまねしてくれたと思っている。プロレスは上がり下がりがあるとか、今は新日本の独り勝ちと言われるが、成熟期を迎えている。東京中心の団体とローカルの共有体制がすばらしい。やっぱり日本人は相撲とプロレスが好きなDNAなんだなと最近感じる。大人の男性向けから老若男女に。メキシコや米国の先進国に追いついているとも思っている。

 理想を追い求めてきた。92年のメキシコ留学が衝撃的だった。国技として、どこの小さな町を訪れてもリングが常設され、満員開催。帰国後、当時の所属団体ユニバーサル・プロレスリングが経営難に陥り、決断した。「東京にいかなきゃ夢がかなわないとか、その考えが格好悪いと思った。メキシコの光景を再現したかった」。夢への扉を自ら開き、踏み出した。

 体育館やホールだけでなく、多種多様なイベント会場やローカル電車内など、屋内外で開催してきた。03年には岩手県議会議員に出馬し、当選。地域密着で、いかに東北に根付くかを分析、実行の継続。今後も相撲に並ぶ「国技」となるべく、全身全霊で挑み続ける覚悟だ。

 サスケ 我々は夢を提供する側だと肝に銘じている。夢のすばらしさ、かなえるすばらしさをボディーランゲージで伝えていきたい。東北らしく『真冬のスキー場プロレス』『真夏の海辺砂浜プロレス』とか四季や醍醐味(だいごみ)を感じられる開催も良い。何年かかるか分からないけれど、相撲巡業で土俵とリングが並ぶことも、頭の中で映像化してきた。年々思うことは、お客様に支えられていること。支えてくれる方への感謝の念も大きくなっていますね。

 48歳。プロレス生活28年。体はボロボロだ。右膝は靱帯(じんたい)完全断裂。両手首も不能状態。左肩甲骨は真っ二つに割れたまま。頸椎(けいつい)から胸椎にかけても圧迫損傷し、手の神経がまひ。ワイシャツのボタンも普通には締めることができない。

 サスケ 個人の夢としては50歳まで乗り切ったら、手術して全部を完璧に治したい。レスラーサスケとして、50代からいよいよ全盛期だとなりたい。2度タッグを組んだこともある神様のようなミル・マスカラスさんを超える80歳まで、リングに上がりたいですね。

 創設直後に転籍し、ともに歩んできた新崎人生にも感謝する。所属選手の大量離脱などトラブルがあっても一緒に乗り越えてきた。

 サスケ 宇宙人のような存在ですね。米国のWWF(現WWE)に行っても、ブーメランのように、ここに帰ってきてくれたことも感謝、感謝ですよ。もう夫婦のよう。生涯のパートナー。若い選手の成長を2人で目を細めながら見守りたいですね。

 「金婚式」まで。プロレスを国技に認めてもらうまで。サスケは戦い続ける。

 ◆みちのくプロレスの歩み 地方密着型プロレスの先駆けとして、盛岡市出身のザ・グレート・サスケが92年10月1日に設立し、93年3月16日に旗揚げ。通常の興行だけでなく、学園祭、結婚式、プロ野球楽天との共同開催、幼稚園での普及活動、山形・フラワー長井線車内で行う「ローカル線プロレス」など前代未聞のアイデアも豊富。97年には映画「傷だらけの天使」にレスラーらが大挙出演し、菅原文太らと共演も。仙台女子プロレスも業務提携している。

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仙台女子岩田美香、赤金コスチュームで「絶対勝つ」

新コスチュームを披露する仙女・岩田(撮影・高橋洋平)

 仙台女子プロレスの岩田美香(21)が今日19日、新コスチュームで時間無制限で行われる木村花(20=レッスル1)戦(後楽園ホール)に挑む。前回の3月11日新宿大会では20分で決着がつかず「もう崖っぷち。ここで勝たないと。勝ちたいじゃなくて、絶対勝つ」と意気込む。

 現状を打破するため、2月にリングネーム「白姫美叶」を返上し、本名に戻した。美しい外見の一方で、実際は私服が黒一色で性格は男そのもの。好物の「にんにくチューブ」をそのまま吸う豪快な一面もあり、「正直、今まで名前に踊らされていた。今は素の自分を出せる。女らしさで売り出しているけど、あえて男臭さ、泥臭さを見せたい」と開き直る。

 さらにコスチュームは白を基調としたものから、大胆に赤と金を使用したデザインに変更した。「気持ちを高めるためにもゴージャス感を出したかった。あとは勝つだけ」。大一番用に「三角蹴り」を新たにマスター。木村の顔面に得意のキックをたたき込み、己の殻を破る。【高橋洋平】

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仙台女子カサンドラ宮城、大運動会で全国区ヒールだ

ヒールとして新境地を見せるカサンドラ宮城

 女子プロ好き、全員集合! 団体の垣根を越えて、50人以上のレスラーが参加する「女子プロレス大運動会」が14日に神奈川・川崎市とどろきアリーナで開催される。大縄跳び、100メートルリレーや綱取りなど6種目が行われ、仙台女子プロレスは里村明衣子代表(38)を始め、総勢8人が参加する。入団4年目のヒールレスラー、カサンドラ宮城が高い身体能力を誇示して会場内を席巻する。中学時代には陸上部に所属。定評のあるキレ味抜群のマイクパフォーマンスでも存在感を発揮する。

 「今までにないヒール役をお見せする。プロレスじゃないところでも、カサンドラをアピールしたい。負けない、負けたくない、負けるわけがない…不不不…」

 今までのヒール像を打ち破る。「美仙女」と呼ばれる美形レスラー岩田美香に対して、果敢に「顔面ウォッシュ」を繰り出す極悪非道ぶりを見せる一方で、多彩な「芸」も持ち合わす。得意の絵を磨くため、美術系の短大に進学。仙女のポスターをデザインする。歌もうまく、16年にはシングル「不不不…」でデビュー。ヒールながらも絵を描いて歌って、マルチに活躍している。「女子プロレス界に、今までいない“ヒール”ラウンドレスラーを目指す…不不不…」と不敵に笑う。大運動会をステップに、全国区のヒールになる。【高橋洋平】

下段左から橋本千紘、佐藤亜海、アレックス・リー、DASH・チサコ。中段左から岩田美香、愛海、カサンドラ宮城。上段がハイジ・カトリーナ

カサンドラ&ハイジ組が内容完敗も新王者 仙台女子

新王者となったカサンドラ宮城(左)とハイジ・カトリーナ

 仙台女子プロレスが、東日本大震災から7年となる11日、「あの日を忘れない」と題した東京・新宿FACE大会を開催した。

 メインではワールドチャンピオンシップ(30分1本)が行われ、挑戦者のカサンドラ宮城(10001)ハイジ・カトリーナ(28)組が、王者DASH・チサコ(29)KAORU(49)を破り、第6代王者に輝いた。木の板をつかったKAORUの反則攻撃などで体力を消耗して劣勢だったが、カサンドラがチサコの仕掛けた技を逆手にとって逆転の首固め。レフェリーの少し早い3カウントにも助けられたカサンドラは「質より量作戦だ。勝てばウィキペディアに載るんだ」。試合直後に自力で立てないほど内容は完敗だったが、一瞬の隙を見逃さなかった。

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仙台女子岩田美香4・19木村と再戦「必殺技」予告

木村花(左)の背中に強烈な蹴りをヒットさせる岩田美香(撮影・鎌田直秀)

 仙台女子プロレスが、東日本大震災から7年となる11日、「あの日を忘れない」と題した東京・新宿FACE大会を開催した。美女レスラー岩田美香(21)は、2月14日のレッスルワン後楽園ホール大会のタッグ戦で敗れるなど、因縁がある木村花(20)と対戦(20分1本)。岩田は強烈な蹴りや関節技などで攻撃。トップロープからのボディーアタックが膝打ちでかわされるなど、決定打を欠き無念の時間切れ引き分け。「今日で決着をつけなくちゃいけなかったのに悔しい。情けない。常に相手の流れになってしまっている」と肩を落とした。

 試合後、里村明衣子(38)が「お前ら、これでいいのか」とリング上へ。4月19日の後楽園ホール大会で、時間無制限での再戦で完全決着を決めた。岩田は「自分にはまわし蹴り1つしか技がない。勝つイメージが口先だけ。自分がもっと上にいける新しい必殺技を習得して、木村花をつぶします」と意を決した。

 2月22日にDASH・チサコ(29)に敗れて「白姫美叶」のリングネームを返上したが、生まれ変わるためにも未練はない。「どうキャラクターを作ろうと考えて頑張っていたが、先に進めないモヤモヤもあった。本名に戻って自分のペースで素が出せるんじゃないかと思えている」と前を向く。

 木村も「蹴りが鋭くなったのは認める。今までの岩田美香なら10分で勝てていた。自分も成長していることを証明するためにも、ギブアップでも3カウントでも勝てばいい」と闘志。美女頂上決戦は「4・19」で白黒つける。【鎌田直秀】

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白姫美叶シングル完敗で本名の岩田美香に戻す

トップロープから仕掛けるもDASH・チサコ(左)に反撃される白姫

<仙台女子プロレス>◇22日◇宮城・仙台市宮城野区文化センター

 白姫美叶(本名=岩田美香、21)がDASH・チサコ(29)にシングルで完敗し、リングネーム返上を宣言した。場外乱闘を仕掛けられてペースを握られ、必死の形相で腕ひしぎ逆十字固めで反撃するも17分31秒、ホルモンスプラッシュからの片エビ固めに沈んだ。チサコから試合後、「全然まだまだだわ~お前本当になめてるな」と吐き捨てられると、白姫はマイクを持って絶叫した。

 白姫 自分が一番悔しいんですよ。このままじゃ終われない。白姫美叶、名前返上します! 自分にも意地がある。

 1月のホーム戦で首を痛めて流れたチサコとの一戦に敗れ、決意した。1年以上もリングネームを愛用してきたが、連戦連敗は抜け出せなかった。「先輩の胸を借りるじゃないけど、仙女の一員として背負ってるものをかけた戦いだった。ここから抜け出すには、壁を乗り越えなければいけない」。3月11日の新宿FACE大会では木村花(20=レッスル1)と本名で戦い、新しい自分を見せる。

「白姫」完敗でリングネーム返上 仙台女子プロレス

DASH・チサコに完敗した白姫

 仙台女子プロレスの白姫美叶こと岩田美香(21)がDASH・チサコに完敗し、リングネーム返上を宣言した。22日、宮城・仙台市宮城野区文化センターでシングル戦に挑み17分31秒、ホルモンスプラッシュから片エビ固めで沈んだ。

 試合後、ふがいない内容にチサコからはマイクで「全然まだまだだね~ショック」と吐き捨てるように言われた。

 対して白姫はマット上でリングネーム返上を宣言した。1カ月前のホーム戦では首を負傷し、当初のカードが流れていたが、復帰戦で粘りを見せられなかった。「自分の甘さがあった。1発のエルボーでも気持ちのデカさが違った」。次戦からは本名の岩田美香で戦う見込み。

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中1レスラー愛海、いつか仙女の「名勝負数え唄」に

里村に足を決められる愛海

<仙台女子プロレス>◇13日◇仙台市宮城野区文化センター

 デビュー1年目コンビの中学生プロレスラー愛海(13)と、宮城・気仙沼出身の佐藤亜海(19)が18年初のホーム開催で、初めてメインを経験した。愛海は松本浩代、橋本千紘と、亜海はDASH・チサコと里村明衣子とタッグを組み、ベルト経験者たちにもまれた。最後は亜海が24分21秒で松本のバックドロップに沈み「目立ってやろうと思ったけど、相手の技が強くて力の差を感じた」と先輩の洗礼を受けた。

 白姫美叶が練習中に首を負傷して欠場したため、この日2試合を戦った愛海も防戦一方だった。「ものすごく緊張した。自分の技が利かなくて、逆に相手に決められた」。見せ場をつくれなかったが、まだ中学1年生。学業を終えた午後6時半から約2時間の練習を続けている。デビューが後の亜海とはライバル関係で、シングルで負け越している。「まだ私の方が1勝しかしていない。日本一の女子プロレスラーになるには、負けられない」と意識した。医療系の専門学校に通いながらレスラーを続ける亜海も「体を大きくしないと。ひたすら練習するしかない」と前を見据える。デビュー1年目コンビのライバル関係が、いつか仙女の「名勝負数え唄」になる。

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仙台女子プロレス・白姫美叶、負け癖払拭へ新技探る

18日、バトルロイヤルでフライングボディープレスを見舞う白姫

 仙台女子プロレスの白姫美叶(21)が今年の意気込みを語った。昨年12月18日に仙台市内で行われたホーム最終戦ではタッグ戦で敗戦。その後のバトルロイヤルでも最後は王者橋本千紘(25)に競り負け、負け癖を払拭(ふっしょく)することができなかった。「負けが続いている。今年でレスラー生活4年目。そろそろベルトを取らないと」と焦りを口にした。

 16年に本名の岩田美香からリングネームに改名し、昨年1月には待望のシングル初勝利を収めた。9月からはボスニア・ヘルツェゴビナ出身のアレックス・リー(32)と異色タッグ「ストロングスタイルラッシュ」を組んでコスチュームを新調するも、タッグベルトとは無縁だ。「タッグは息の合わせ方など、難しさはあるけど勉強にはなる。でも今の自分には顔がない…」と、決め手不足に悩んでいる様子だ。

 「首刈り」と命名された回し蹴りを決め技にしているが、この頃は相手に見切られるようになった。「フィニッシュにつながる技をつくらないと。技の強度を上げていく。これで勝てる! という技を編み出す」。今年は新技を開発して、仙女の台風の目となる。

橋本を挑発する白姫

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仙台女子プロレスに英国美女入団「仙台からWWE」

1日、仙女の選手とともにボディービルのコンテストに参加し、肉体美を披露するカトリーナ(右)、左は里村、中央は白姫(撮影・高橋洋平)

 杜(もり)の都に、金髪美女の黒船現る-。イギリス人レスラーのハイジ・カトリーナ(28)が、9月24日の仙台大会から正式に仙台女子プロレスへ入団した。178センチ、80キロの恵まれた体格から豪快な力技と関節技を繰り出す。仙女のストロングスタイルで経験を積み、将来は米国の本場WWE入りを狙う。

 カトリーナが仙台から世界へ、旋風を巻き起こす。破格のサイズとグラマラスボディーを誇る金髪美女が豪快に宣言した。

 「仙女でスキルを上げて、1、2年後にはWWEに入る。そして、世界最高のレスラーになってみせる」

 異色の経歴を持つ。14歳から体を鍛えていたが、「まだレスラーになるには早い」と大学では美術を専攻。卒業後の22歳でプロレスデビューを果たした。その後は地元ロンドンから離れ、フランス、ドイツ、カナダ、米国など世界を転戦。1年半前にたどり着いた日本で衝撃を受けた。昨年9月に行われた仙女の新宿FACE大会を観戦し、度肝を抜かれた。

 「シリアスにストロングスタイルをやっている。一目ぼれした。レスリングを学ぶには最高の場所。日本でプロレスを極めたい」

 来日当初は女子プロレスのREINAに参戦し、ベルトを獲得。DDTでは元プロボクサーで俳優の赤井英和の娘、赤井沙希とタッグを組んだりもしたが、仙女入団を決めた。4月23日の大阪大会で同マットに初参戦し、いきなりジャイアントスイングを披露。正式入団となった9月24日の仙台サンプラザホール大会ではダイビングギロチンドロップで締めくくり、存在感を示した。代表の里村明衣子(37)は「このまま成長していけば、WWEにも入れる逸材。今後が楽しみ」と最大級の賛辞を贈った。

 筋骨隆々の肉体は、毎日ジムで行う約2時間の筋力トレーニングのたまものだ。現在は仙台市在住で片言の日本語はマスターしており「センジョがイチバーン!」と、すっかり日本になじんだ。「今は仙台でプロレスをやりたい。関節技中心のブリティッシュスタイルに、仙女のストロングスタイルをブレンドしていきたい」。仙台からの逆輸入レスラーが、世界を席巻する日は近い。【高橋洋平】

 ◆ハイジ・カトリーナ 1989年4月21日、英国ロンドン生まれ。14歳から筋トレを始め、22歳でルチャ・ブリタニアでプロレスデビュー。その後は世界を転戦し、16年に来日。得意技はギロチンドロップ、アマゾンスラム(ランニング式パワースラム)。好きな日本食はしゃぶしゃぶ、カキ。178センチ、80キロ。スリーサイズはB104、W74、H102センチ。

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仙台女子プロレス橋本4・6後楽園でベルト取り戻す

勝ち名乗りを上げる橋本千紘(右)とDASH・チサコ

<仙台女子プロレス>◇11日◇東京・新宿FACE

 仙台女子プロレスが、東日本大震災から6年となる11日に「あの日を忘れない」と題された東京・新宿FACE大会を行い、試合前には1分間の黙とうをささげた。橋本千紘(24)がメインのタッグ戦でOZアカデミー認定無差別級王者の松本浩代(31)に勝ち、松本とタッグを組んでいたアジャ・コング(46)に奪われたセンダイガールズワールド王座への挑戦が決まった。4月6日の東京・後楽園大会で奪還を狙う。

 豪快に投げ飛ばした。場外乱闘でペースをつかめず防戦一方の中、19分29秒に橋本が必殺の原爆固めで松本を沈めた。「勝ったことで自信がついた。次は自分がぶん投げて勝ちます」。一方のアジャは「1カ月弱でどこまで準備できるんだか。俺は次のことしか考えてない」と一蹴した。

 昨年の10月16日、団体10周年記念大会で里村明衣子代表(37)に勝ってベルトを初戴冠したが、1月9日にアジャに敗れてタイトルを失っていた。試合後、橋本は「ベルトを奪われてから1回も気持ちが折れずにここまで来た。もう1回自分がベルトをとるんだという気持ちは変わらない。絶対に3カウントをとる」と意気込みを口にした。

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仙台女子プロレス「来年も」3・11東京開催宣言

朱里に敗れ、マイクを握る里村

<仙台女子プロレス>◇11日◇東京・新宿FACE

 仙台女子プロレスが、東日本大震災から6年となる11日に「あの日を忘れない」と題された東京・新宿FACE大会を行い、試合前には1分間の黙とうをささげた。

 「3・11」に3年連続で行った東京開催に意味を見いだした。ホーム仙台開催を12日にずらしてでも、東京での開催にこだわった里村明衣子代表(37)は「東京のプロレスファンに震災を知ってもらいたかった。たくさんの方が今日という日を、東北に向けて思ってくださったことがうれしかった。来年も続けていく」と宣言した。

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仙台女子プロレス「3・11」あえて新宿で試合

「熱く生きる」と色紙に決意を示す里村

 仙台女子プロレスが明日11日、新宿FACE大会「あの日を忘れない」を行い、試合開始前に黙とうをささげる。同イベントの3年連続の開催を迎え、里村明衣子代表(37)は「東京のプロレスファンに震災のことを知ってほしい。宮城で追悼するより、もっと知ってもらえると思う」と意図を説明する。ホーム仙台開催を12日にずらしてまで東京で開催する意味は、ここにある。

 「3・11」で仙女は修羅場を経験していた。当時いた7人のレスラーのうち、3人は引退などで退団し、3人いたスタッフも退社。11年8月からは一選手だった里村が代表に就任し、団体の運営を取り仕切った。当時経営ノウハウのなかった里村が自転車操業の中で粘り強く団体を存続できたのには、理由があった。同年4月、被災直後でがれきが残る石巻の避難所を1人で訪れ衝撃を受けていた。

 里村 家を流された人たちが段ボールですみ分けられた避難所で、必死に笑顔で頑張っていた。家がある自分たちが、へこたれちゃいけない。このままじゃ、いけないと思った。

 再始動した同年11月の大会では試合中に右足腓骨(ひこつ)を骨折。「こんなので痛いと言ってられない」と周囲には黙ってその後の試合も出続けた。体を張ったからこそ、今の仙女がある。里村は胸を張る。「今は自立して、本当の意味で『女子プロレスはこれからだ』と思える形にできた。今の仙女の勢いをアピールしたい」。魂を背負った女たちの戦いに、熱がほとばしる。【高橋洋平】

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“美仙女”白姫「やっととったぞ」必殺後ろ回し蹴り

後ろ回し蹴りで決着をつける白姫(撮影・高橋洋平)

<仙台女子プロレス>◇15日◇宮城野区文化センター

 デビュー2年目の「美仙女」こと白姫美叶(20)がMarvelous所属の桃野美桜(18)を11分11秒、新必殺技の後ろ回し蹴りから片エビ固めで撃破し、シングル戦初勝利を挙げた。白姫は「ホーム試合だし、すっごいうれしくて、やっととったぞ! という気持ちです」と振り返った。

 昨年12月にデビュー1年目の桃野と2度引き分けた危機感から、後ろ回し蹴りを新必殺技として磨いた。練習パートナーを務めた橋本千紘(24)が「威力も正確性も上がっていった。正直食らいたくない」と太鼓判を押すほどの威力だ。

 9日の新宿FACE大会では桃野相手に後ろ回し蹴りを決め、タッグ戦ながら自身初のフォール勝ち。この日も蹴り技中心で攻撃し、新必殺技で締めた。今後の目標は「ずっと努力が必要だと思う。白姫と言えば後ろ回し蹴り、と思われるぐらい練習したい」と締めくくった。次も美しく蹴り倒し、勝つ。

【高橋洋平】

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仙台女子プロの白姫美叶、シングル戦初勝利

11分11秒、桃野に勝つ白姫(撮影・高橋洋平)

<仙台女子プロレス>◇15日◇宮城野区文化センター

 デビュー2年目の白姫美叶(20)がMarvelous所属の桃野美桜(18)を11分11秒、後ろ回し蹴りから片エビ固めで撃破し、シングル戦初勝利を挙げた。

 前日14日のファン感謝祭の書き初めでは「進」としたため、「16年は悔しい思いをした。17年は波に乗って、勝利を価値のあるものにしていきたい」と宣言していた。「美仙女」の有言実行の1年が、ついに幕を開けた。

後ろ回し蹴りで決着をつける白姫(撮影・高橋洋平)

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仙台女子白姫美叶、シングル初勝利に燃える

書き初めを披露する白姫

 仙台女子プロレスのデビュー2年目・白姫美叶(20)が14日、シングル初勝利に意欲を見せた。この日、仙台市内で行われた仙女初のファン感謝祭で書き初めを披露し「進」としたためた。今日15日に激突するMarvelous所属の桃野美桜(18)戦に向けて「前進していきます!」と強気に宣言。約2時間行われたファン感謝祭では、トークショーや「仙女学園」と題されたクイズなどで、参加した約200人のファンを盛り上げた。

 昨年10月16日の10周年記念大会で本名の岩田美香から心機一転、リングネームに変えたがシングル戦の勝利に結び付かない。年末の12月3日には、キャリアでは下の桃野相手に15分引き分けに終わった。年明けの9日新宿FACE大会でタッグ戦で自ら勝利した勢いそのまま、桃野との再戦に臨む。「16年は悔しい思いをした。17年はいいスタートを切れたので、波に乗って勝利を価値のあるものにしていきたい」と目を輝かせた。

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