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前世界王者・伊藤雅雪、4年ぶりの日本人対決に惜敗

判定結果を待つ前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤

<プロボクシング:ライト級10回戦>◇26日◇東京・墨田区総合体育館

ボクシングのライト級10回戦は26日、東京・墨田区総合体育館で開かれ、東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代大訓(26=ワタナベ)が前世界王者・伊藤雅雪(29=横浜光)を撃破した。

   ◇   ◇   ◇

前WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤が約4年ぶりとなる日本人との対決で惜敗した。

現東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代とのライト級国内トップ対決に臨み、距離を詰めてロープ際に追い込みながら右拳を軸に攻めたものの、0-2の判定負け。三代戦を契機に世界2階級制覇へのステップを踏むことができず「ジャブのもらい方が良くなかった」と反省していた。

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三代大訓が伊藤雅雪に判定勝ち「何も考えられない」

判定勝利し、リング上で雄たけびをあげた東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代

<プロボクシング:ライト級10回戦>◇26日◇東京・墨田区総合体育館

ボクシングのライト級10回戦は26日、東京・墨田区総合体育館で開かれ、東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代大訓(26=ワタナベ)が前世界王者を撃破した。「ライト級ウォーズ」と題した前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(29=横浜光)との国内トップ対決に臨み、2-0の僅差判定勝利を収めた。精度の高い左ジャブを軸に右拳を的確に打ち込み、プレスをかける伊藤との競り合いを制した。

ライト級初戦で、WBO世界スーパーフェザー級9位にも入る伊藤を下し「すごく強かった。それに尽きる。この日は伊藤雅雪選手に勝つことだけ考えてここに来た。うれしさで何も考えられない」と感無量の表情。ライト級で日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王座を保持する3冠王者吉野修一郎(29=三迫)の名を挙げ「伊藤選手よりも楽に勝てると思うので来春にぶっ倒したい」と宣言していた。

伊藤に判定勝利後、オンラインで取材に対応した東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代
判定結果を青コーナーで待つ東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代

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4年ぶり日本人と対戦の伊藤雅雪「次のステップに」

前日計量をクリアした前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤(右)と東洋太平洋同級王者三代(横浜光ジム提供)

ボクシングの前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(29=横浜光)が約4年ぶりに日本人と対戦する。

26日、東京・墨田区総合体育館で東洋太平洋同級王者三代大訓(26=ワタナベ)とのライト級10回戦を控え、25日には都内で前日計量に臨み、100グラム少ない61・1キロでクリア。三代はリミットでパスした。

伊藤にとって16年大みそかの渡辺卓也との東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座統一戦以来となる日本人との試合。ライト級に階級を上げ、世界再奪取を狙う伊藤は「1度強い選手とライト級で戦い、アピールしないといけない。勝って次のステップになる試合がしたい」と自信を示した。

帝拳ジムへの出げいこでは元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス、前東洋太平洋ライト級王者中谷正義ら世界トップとのスパーリングを消化。12日に中谷が米国での世界ランカー対決を逆転TKO勝ちしたことにも触発され「スパーリングして強いなと思っていた。刺激になったし。ボクも頑張らなくてはいけないと思いました」と気合を入れ直した。

昨年5月に世界王座から陥落した伊藤は、同9月に再起戦で勝利を飾って以来約1年3カ月ぶりのリング。この三代戦は当初、11月5日に開催予定も9月に急性虫垂炎の手術を受けたため、この年末に延期されていた。待望の試合に向け「不安とワクワクが入り交じっている。虫垂炎は言い訳にならないぐらい調整はしてきた」とキッパリと言い切っていた。

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伊藤雅雪-三代大訓戦スペシャルゲストに長嶋一茂氏

長嶋一茂(2018年9月20日撮影)

12月26日に東京・墨田区総合体育館で開催される「A-SIGNボクシング」のスペシャルゲストに元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂氏が就任すると16日、発表された。同興行のメインイベントでは元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)-東洋太平洋同級王者三代大訓(ワタナベ)の注目カードが組まれており、既に元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏もスベシャルゲストに決まっている。

また同興行開催に向け、大会クラウドファンディング(https://a-sign-box.com/)も開催。チケット販売と並行し、各選手が商品を出品、ボクサーを直接サポートできる投銭も行われる。試合の模様はYouTubeのA-SIGNチャンネル(https://youtube.com/c/ASIGNBOXINGCOM)にて生配信される。

伊藤雅雪(2019年5月31日撮影)
三代大訓(2019年3月27日撮影)

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京口は前日まで陰性 万全感染対策実らず苦渋の中止

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチの調印式を行い会見に臨むスーパー王者京口(左)と挑戦者タノンサック(右)(撮影・清水貴仁)

世界戦が新型コロナウイルスの影響で、ドタバタの末に試合前日に中止に追い込まれた。

日本ボクシングコミッション(JBC)は2日、大阪市のインテックス大阪で3日に開催予定だったWBA世界ライトフライ級タイトルマッチを、スーパー王者の王者京口紘人(26=ワタナベ)と、セコンドを務める50代男性の2人に陽性反応が出たため中止を発表。2日午前中に調印式、計量が行われ、挑戦者の同級10位タノンサック・シムシー(20=タイ)とも問題なくクリアした直後の出来事だった。

   ◇   ◇   ◇

この日午前9時半から大阪市内のホテルで調印式と記者会見、その後に計量と、世界戦前恒例のイベントをつつがなく終えた後に不測の事態は発覚した。同日のPCR検査で王者京口、セコンドを務める50代のチーフトレーナーが陽性反応を示した。2人とも無症状。感染経路は調査中で、保健所の指示を待つためホテルで隔離状態。陣営は調印式開始から7時間後の午後4時半に緊急会見。中止の決定となった。

コロナ対策は万全を施してきた。前日1日にも両者に抗原検査を実施し、陰性だったという。それが一転しての陽性反応に中止せざるをえなかった。その結果を伝え聞いた京口は「すみません」と言ったという。

光をともす試合になるはずだった。新型コロナウイルス感染症の影響で興行を中止にするなど、ボクシング界も停止してきた。無観客から徐々に再開され、今回は感染拡大後、国内では初めて外国選手を招いての世界戦。京口は3度目の防衛をかけ、後はリングで戦うだけだった。WBA、IBF世界バンタム級王者井上尚弥が米ラスベガスで鮮烈なKO防衛を飾った直後と、追い風が吹いていた。

調印式後は「日本ボクシング界の明るいニュースになる」と話していた、JBCの安河内剛事務局長も「難しさを実感している」。再開にあたり、感染予防に最善を尽くしてきた。人数制限はあるものの観客も動員予定と、ようやくこぎ着けた世界戦がドタバタの末に中止。スポーツ庁からは、来年に延期された東京オリンピック(五輪)開催への一例となる興行として関心を示されていた。

ワタナベジムの渡辺均会長は「対戦相手に大変、申し訳ない」と陳謝。タノンサックのビザが有効な年内に、試合実現を目指す意向を示した。世界戦以外の前座試合開催も検討されたが結局、すべての試合が中止となった。興行を主催するワタナベジムは「すべての払い戻しに応じる」としたが、かなりの損失を被る。それ以上にボクシングの興行の難しさが露呈された。「苦渋の決断だった」。安河内事務局長の言葉がすべてを表した。【実藤健一】

▽日本プロボクシング協会新田渉世事務局長の話 ボクシング界としては、日本ボクシングコミッションと連携してガイドライン作るなど、感染防止へ最善の努力をしてきた。世界戦が中止とは残念としか言いようがない。全国のジムに感染予防を今1度注意喚起していく。

◆京口紘人(きょうぐち・ひろと)1993年(平5)11月27日、大阪・和泉市生まれ。3歳から空手を始め、12歳からボクシングに転向。中学時代には大阪帝拳ジムで辰吉丈一郎から指導を受けた。大商大卒業後の16年4月にワタナベジムからプロデビュー。17年7月、日本最速となるデビュー1年3カ月でIBF世界ミニマム級王座を獲得。2度防衛後に王座返上。18年12月にWBA世界ライトフライ級スーパー王座を獲得し、2階級制覇を達成した。161センチ。右ボクサーファイター。

【京口の動向】

◆10月19日 東京都内ジムで練習公開。報道陣約40人には検温や消毒を実施。ジム内は換気もされていたが、本人はマスクなし。スパーリングなどを行った。「チャンスがくればKOしたい」と抱負。

◆同26日 日本外国特派員協会に招かれて都内で会見。「東京五輪も無事開催してほしい。いい影響を与えられれば。世界中でビッグファイトができるように、しっかり成功させたい」と誓った。

◆同31日 夜に大阪入り。

◆11月1日 JBC関西事務局(大阪市)で予備検診。挑戦者のタノンサックと初めて対面する。

◆同2日 午前9時30分から大阪市内のホテルで調印式と記者会見。京口は同20分ごろにひな壇に1度姿を見せて、その後に会見に臨む。

会見後、午前10時ごろに計量。新型コロナウイルス感染症予防から報道陣ら関係者と完全隔離で実施。リミットを100グラム下回る48・8キロで一発パスする。

○…王者京口は午前中の会見で、防衛に意欲を示してした。計量はリミット48・9キロを100グラム下回る48・8キロでパスしていた。「完勝するのが1番のテーマ。自分のボクシングをすれば結果はついてくる。それだけに徹底したい」と話していた。前日にWBA、IBF世界バンタム級王者井上が米ラスベガスで鮮やかなKO防衛を飾った。「同級生なんですごい刺激をもらっている。自分も頑張りたい」と話していたが、まさかの事態に巻き込まれた。

○…今回の世界戦はアマチュア側も来年の東京五輪開催の機運醸成になると意識を共有していた。入国制限の中、プロの日本ボクシングコミッション(JBC)とアマの日本ボクシング連盟が動き、スポーツ庁など関係省庁と約1カ月に及ぶ交渉で五輪につながる公益性を訴え、タイ人挑戦者の入国ビザが発給された。日本連盟の仲間達也専務理事は「国内でイベントが開催されることが(ボクシングの)盛り上げにつながる」と語っていた。挑戦者は10月7日の来日後、2週間の隔離生活を送り、両選手のPCR検査も実施。JBCの安河内剛事務局長は「あとは我々が信頼を裏切らないように試合の運営をしていく」と話していたが、その試合を目前に信頼が裏切られる結果になった。

◆海外の世界戦での新型コロナウイルス感染 WBO世界スーパーフェザー級王者ヘリング(米国)は2度延期になった。7月2日に米ラスベガスで、井上尚弥と同じ宿泊施設と試合会場が一体のザ・バブルで無観客試合の予定だった。6月23日に感染して延期となった。7月3日に再検査陰性で14日と再設定も、試合前日の13日に再感染が判明して再延期された。試合は9月5日に開催され、昨年5月に伊藤雅雪(横浜光)から王座奪取のヘリングが8回失格勝ちした。8月1日に米コネティカット州でのWBO世界スーパーバンタム級王座決定戦は、7月29日に同級1位フルトン(米国)が陽性と判明。対戦予定だった同級2位レオ(同)と、前座の予定だった同級6位ウィリアムス(同)の対戦に変更された例もある。

前日計量をクリアしポーズを取るスーパー王者京口(右)と挑戦者タノンサック(撮影・清水貴仁)

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WBOヘリングが2度目の防衛 オケンド反則負け

ボクシングWBO世界スーパーフェザー級王者ジャメル・ヘリング(34=米国)が2度目の防衛に成功した。

新型コロナウイルスに2度感染で延期したが、5日に米ラスベガスで同級12位ジョナサン・オケンド(37=プエルトリコ)と対戦。8回を終えて負傷判定となるも、レフェリーがオケンドに反則負けを宣告。ヘリングの失格勝ちとなった。

試合はヘリングが3回に左アッパーで先制のダウンを奪った。オケンドは頭を低くして前に出て応戦し、5回にはバッティングでヘリングが左まゆをカットした。オケンドは減点。ここからクリンチでもみ合いが多くなり、8回終了後のドクターチェックで試合続行不可能と判断された。

負傷判定となったが裁定まで時間がかかると、主審が5回のバッティングは故意だったと反則負けを宣告して失格となった。採点では2人が80-70に79-71と、ヘリングが大差をつけていた。

ヘリングは昨年5月に伊藤雅雪(29=横浜光)から王座を奪い、11月に初防衛に成功した。英国でV2戦を予定もウイルスの影響で白紙に。この一戦が7月開催が決まったが、6月にウイルスで陽性となり、再検査で陰性となると再設定された。ところが、7月に再び感染して、2度延期の末の防衛戦だった。

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伊藤雅雪「感慨深い」11・5東洋太平洋王者と対戦

伊藤雅雪

ボクシング元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(29=横浜光)の再起第2戦が決まった。11月5日に東京・墨田区総合体育館で、東洋太平洋同級王者三代大訓(25=ワタナベ)とライト級ノンタイトル10回戦で対戦する。横浜光ジムが31日に発表した。

伊藤は昨年5月にV2に失敗で王座を陥落したが、9月に再起して6回TKO勝ち。今年2月に中国で予定した試合は右腕のケガで中止していた。18年に世界初挑戦し、日本人として米国で37年ぶりに王座奪取。昨年4月にはトップランク社と3年契約を結んでいる。

三代は中大出身で17年にプロデビュー。6戦目に東洋太平洋王座を獲得して4度防衛し、デビューから9勝(3KO)1分けと無敗を守っている。2人は三代がんまだ学生時代にスパーリングしたことがあるという。

試合は31日の新宿FACEの興行の中で発表された。伊藤は「スパーしたことがあり、感慨深いものもある。最強の相手と思ってしっかり臨みたい」。三代は「プロを目指している時から憧れだった。憧れに終わらせたくない。全身全霊で臨みたい」。観客の前で意気込みを披露し、フェイスオフした。

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Sフェザー級王者ヘリングが再感染 V2戦中止に

ボクシングWBO世界スーパーフェザー級王者ジャメル・ヘリング(34=米国)が新型コロナウイルスに再感染し、V2戦が中止となった。

12日に米メディアが伝えた。14日にラスベガスで同級11位ジョナサン・オケンド(36=プエルトリコ)と対戦予定だった。

ヘリングは6月22日に陽性と判明し、3日の再検査で陰性だったため、短期間で試合が再設定されていた。ヘリングは昨年5月に伊藤雅雪(29=横浜光)から王座を奪い、11月に初防衛を成功させていた。当初は英国でV2戦を予定もコロナ禍で白紙となり、代わりにオケンド戦が組まれていた。

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ヘリングがコロナ感染 7月のV2戦が延期に

ボクシングWBO世界スーパーフェザー級王者ジャメル・ヘリング(34=米国)が、新型コロナウイルスに感染し、7月のV2戦が延期となった。23日に米メディアが伝えた。7月2日にラスベガスで、同級11位ジョナサン・オケンド(36=プエルトリコ)と対戦予定だった。

ヘリングはSNSを通じて感染したことを明かしたが、すでに発熱は収まって症状は回復しつつあるとしている。早ければ7月14日にスライドするという。

ヘリングは昨年5月に伊藤雅雪(29=横浜光)から王座を奪い、11月に初防衛を成功させていた。当初は英国でV2戦を予定もコロナ禍で白紙となり、変わりにオケンド戦が組まれていた。

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末吉大が引退表明「ボクシングに出会えてよかった」

末吉大

ボクシング前日本スーパーフェザー級王者末吉大(29=帝拳)が現役を引退した。10日にブログを通じて表明した。

17年10月に初挑戦で日本王座を獲得したが、昨年12月に5度目の防衛に失敗していた。「コロナとかは関係なく、12月の試合が終わってしばらく考えて、このような結論に至りました。100%自分で出した結論です」と記した。

世界挑戦には届かなかったが「ボクシングに出会えてよかったし、ボクシングを通じてできた経験、出会えた人々、すべてが最高でした」とつづった。

末吉は5歳で空手、中1でキックボクシングをへて、千葉経大付でボクシングを始めた。東洋大に進学もプロで世界王者を目指して2年で中退。11年6月に帝拳ジムからプロデビューした。

12年の東日本新人王準々決勝では、のちの世界王者伊藤雅雪(横浜光)に僅差判定で初黒星を喫した。その後はB級トーナメントを制し、13連勝で日本王座を獲得。18年には東洋太平洋同級王者三代大訓(ワタナベ)と2冠統一戦に臨むも引き分けた。通算19勝(11KO)2敗1分け。

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前世界王者・伊藤雅雪の再起第2戦中止、左腕痛める

伊藤雅雪(18年12月撮影)

ボクシング前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=横浜光)が20日に左腕を痛め、2月2日の中国・海南島での再起第2戦が中止となった。

WBO世界ライト級15位楊永強(27=中国)と、世界前哨戦として対戦予定だった。

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伊藤雅雪が中国で再起第2戦「勝てば大きな試合が」

伊藤雅雪(2019年5月31日撮影)

ボクシング前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=横浜光)が中国で再起第2戦に臨む。

来年2月2日に海南島海口市でWBO世界ライト級15位楊永強(27=中国)と対戦すると、27日にSNSで発表した。WBC世界スーパーライト級王座戦のセミファイナルで、13戦全勝(10KO)の楊が持つWBOグローバル王座がかけられる予定。

伊藤は5月のV2戦に判定負けで王座を陥落し、9月に再起して6回TKO勝ちした。「ここで勝てば大きな試合ができる。死んでも負けられない大事な戦い。強敵だが必ず勝って帰ってくる」とコメントしている。再起時はライト級も視野に入れていたが「再びスーパーフェザー級で世界を狙う」と、王座返り咲きへの前哨戦と期している。

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平岡アンディKO勝利、トップランク社CEOも絶賛

米プロモート大手トップランク社のアラムCEO(中央)にあいさつした平岡(右端)。左端は父ジャスティス・トレーナー(大橋ジム提供)

<プロボクシング:スーパーライト級8回戦>◇11月30日(日本時間1日)◇米ネバダ州ラスベガス・コスモポリタン

米プロモート大手トップランク社と契約を結んだIBF世界同級14位平岡アンディ(23=大橋)が上々の米デビュー戦を飾った。

ロヘリオ・カサレス(29=米国)に2回2分15秒、KO勝利を収め「とても楽しかったです。これからももっと経験を積んで飛躍したいです」と笑顔をみせた。

サウスポー同士の激突。身長の高い平岡が的確なジャブをヒットさせて主導権を握った。2回、接近戦から左からの右フックでダウンを奪取。立ち上がってきたカサレスに容赦ない連打を浴びせて白星を奪った。大橋秀行会長(54)は「アンディを(トップランク社)ボブ・アラムCEOが絶賛していました」と明かした上で「ラスベガスで初めての試合でも落ち着いて冷静にカウンターで倒した。とても良い試合」と合格点を出していた。

トップランク社とはWBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)、2団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)、前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)ら日本選手が契約を結んでいるが、日本王座獲得などの主要実績がない平岡が契約を結ぶのは異例だった。

2回KO勝ちで米デビュー戦を飾った平岡(大橋ジム提供)

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トップランク社契約の平岡アンディが米KOデビュー

2回KO勝ちした平岡(中央)は父ジャスティス・トレーナー(左端)、大橋会長と笑顔(大橋ジム提供)

<プロボクシング:スーパーライト級8回戦>◇11月30日

米プロモート大手トップランク社と契約を結んだIBF世界同級14位平岡アンディ(23=大橋)が上々の米デビュー戦を飾った。ロヘリオ・カサレス(29=米国)に2回2分15秒、KO勝利を収めた。

サウスポー同士の激突ながらも身長の高い平岡が的確なジャブをヒットさせて主導権を握ると、2回、接近戦から右フックでダウンを奪取。立ち上がってきたカサレスに容赦ない連打を浴びせて白星を奪った。

トップランク社とはWBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)、2団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)、前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)らが契約を結んでいるが、日本王座獲得などの主要実績がない平岡が契約するのは異例だった。

2回KO勝ちで米デビュー戦を飾った平岡(大橋ジム提供)
米プロモート大手トップランク社のアラムCEO(中央)にあいさつした平岡(右端)。左端は父ジャスティス・トレーナー(大橋ジム提供)

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平岡アンディ異例トップランク社契約「ユニコーン」

米プロモート大手トップランク社と契約を結び、米デビューする平岡アンディ

ボクシングIBF世界スーパーライト級14位平岡アンディ(23=大橋)が、米プロモート大手トップランク社と契約を結んだことが26日、発表された。WBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)、2団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)、前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)らに続く日本人選手の契約となるが、日本王座獲得などの主要実績がない段階で同社と契約するのは異例。平岡は「まさかこんなに早く素晴らしいプロモート会社と契約できると思わなかった。ここからもっと気を引き締めていきたい」と意気込みを示した。

早速、30日(日本時間12月1日)には米ラスベガスのコスモポリタンで米デビュー戦に臨む。ロヘリオ・カサレス(29=米国)とのスーパーライト級8回戦を控え、24日に父のジャスティス・トレーナーとともに渡米した平岡は「大橋会長から米デビューがラスベガスと聞いた時、叫びたいぐらいうれしかったです」と振り返る。15年から1年半、米国に武者修行していた際、ロサンゼルスやラスベガスなどでスパーリングした経験がある。「気持ちは久しぶりに故郷に戻るようなそんな気分です」。

ガーナ人の父、日本人の母を持つ。所属ジムの大橋秀行会長(54)は「既に米国ではアンディがバスケットボール八村塁選手、女子テニス大坂なおみ選手のような『ユニコーン』だと報道されている」と解説。ユニコーンとは神話的な幻獣になぞらえ、成功したアスリートの希少性を表現するものだ。平岡は「ボクシング界のユニコーンと言われるように持っているものを全部出したい」と強い決意を口にした。

14年までTBS系で放送されたバラエティー番組「さんまのスーパーからくりテレビ」にはボクシング少年・アンディ君として出演し、注目を集めた時期もある。大橋会長は「当時は気弱な少年の設定でしたが、今は強気なボクサーになりました。日本人にないタイミング、バネの効いたパンチングがある」と大きな期待を寄せていた。

◆平岡(ひらおか)アンディ 1996年(平8)8月8日、横浜市生まれ。元アマボクサーでガーナ人の父ジャスティス氏の勧めで4歳からボクシングを開始。中学から陸上中距離で活躍し、横浜高時代には国体出場の経験もある。高校時代の13年2月に花形ジムからプロデビューし、4回TKO勝ち。14年には東日本ライト級新人王を獲得。15年からは米国で修行した後、17年から大橋ジムに移籍し、同年11月には初代日本ユース・スーパーライト級王者に。身長180センチの左ボクサーファイター。

米出発直前に引き締まった肉体を披露した平岡アンディ
24日に渡米した平岡アンディ(左)と父のジャスティス・トレーナー

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下田昭文氏「丁寧に楽しい指導を」アマジムを開設

自身のジムのプレオープンに集まった新旧世界王者らと記念撮影する元WBA世界スーパーバンタム級王者下田氏(最前列左から3番目)

ボクシング元WBA世界スーパーバンタム級王者下田昭文氏(35)が、埼玉県さいたま市浦和区にアマチュアジム「シュガーフィット・ボクシングジム」を開設した。

17日には報道陣、関係者向けのプレオープンのイベントが開かれ、新旧世界王者らが集結。帝拳ジムで指導を受けた浜田剛史代表(元WBC世界スーパーライト級王者)をはじめ、同門の元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏、元WBC世界ライトフライ級王者木村悠氏、世界2階級制覇王者粟生隆寛、他ジム勢からも元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏、元2団体統一ライトフライ級王者田口良一、WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人のワタナベジム勢や前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)らが集まった。

引退後は帝拳ジムで練習生を指導し、2年前から「シモサイズ」と名付けたボクシングフィットネス教室も開催するなど指導者として活動していた下田氏は「1年前ぐらいから(アマチュア)ジムを考えていた。丁寧に楽しい指導をしていきたい」と抱負を口にした。JR北浦和駅から徒歩数分という立地にジムを構え「以前からこの周辺でボクシング教室を開いていたこともあったのでこの場所にしました」と経緯を説明。3週間前にジム近くに自宅の引っ越しも終え、11月20日夕方から正式オープンする予定だ。

「夢はいずれプロのボクシングジムをやること」と掲げている下田氏は「まずは、ちゃんと自分でジムを運営し、経営も勉強していきたい。筋トレをやるだけでも良いのでうちのジムに来て欲しいですね」と意欲を示した。このプレオープンでは、伊藤とIBF世界スーパーフェザー級3位尾川堅一(帝拳)によるマスボクシング、下田代表自らがミットを持ち、京口や元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛氏のパンチを受け、出席者から大きな拍手を受けていた。

◆シュガーフィット・ボクシングジム 所在地=埼玉県さいたま市浦和区北浦和3-8-2メリア北浦和1階。電話=048・749・1955

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口(右)のパンチをミットで受ける元WBA世界スーパーバンタム級王者下田氏
帝拳ジムの浜田代表(右端)、元WBC世界バンタム級王者山中氏(左端)とジムのプレオープンで乾杯する元WBA世界スーパーバンタム級王者下田氏

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伊藤雅雪、再起戦TKO勝ち「伝説作る」観客に約束

伊藤雅雪(2019年5月31日撮影)

<ボクシング:ノンタイトル・ライト級10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=横浜光)が6回TKOで再起した。インドネシア同級王者ルーベン・マナカネ(26=インドネシア)と階級を上げて対戦。4回に連打でダウンを奪い、6回に3度ダウンを奪ってレフェリーストップ勝ちした。

初回にバッティングで右目周囲を腫らした。「目が開かなかった」と、その後は大振りのフックを再三もらった。4回にロープ際で連打を浴びせて最初のダウンを奪う。6回には3度のダウンで決着をつけた。

5月のV2戦に判定負けで王座を陥落した。幅を広げて世界再挑戦を狙うため、今回はライト級テストマッチも、思うような試合はできなかった。2005人と超満員の観客が詰めかけたが「試したいことがあったし、新しい自分を見せたかった」と悔しそう。それでも「KOできただけだが、移籍1勝して、泥臭くても再出発できた」と安堵(あんど)した。

最後は接近戦で倒したことに手応えもあったが「この顔じゃ説得力ないけど」と苦笑い。控室に2人の娘が駆けつけて「パパ、格好良かった」の声にまた笑顔だった。11月には長男が誕生予定。「息子にベルトを見せたい。また世界王者になって、ボクにしかできない伝説を作る」と宣言。「年末に大きなチャンスの可能性」を期待し、まずは復活ののろしをあげた。

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元世界王者伊藤雅雪「貪欲にいく」KOで再起宣言

計量をクリアした伊藤雅雪(左)とルーベン・マナカネ

ボクシング前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=横浜光)がKOで再起を宣言した。

13日に東京・後楽園ホールで、ルーベン・マナカネ(26=インドネシア)とライト級10回戦で対戦する。12日に都内で前日計量があり、伊藤は60・9キロ、マナカネは59・6キロとともにリミット61・2キロ以下でパスした。

伊藤は5月のV2戦に判定負けで王座を陥落した。幅を広げて世界再挑戦を狙うため、今回はライト級テストマッチとなる。「テストでどれだけできるか。勝つだけでなく、KOしないといけない」と意気込んだ。

今回は恒例の米国ではなくタイで、8月に1週間のジムの合宿に参加した。大半は国内に腰を落ち着けて練習。スパーリングは帝拳ジムへ出稽古、フィジカルやビジョン・トレに、コンディショニングなどのケアで体を鍛え直した。「体が強くなった。一番伸びている感覚で、充実している」と手応え十分だ。

前売りは早々に完売し、当日は自由席約50枚しか残っていない。伊藤も1000枚近くさばいたが「まだ足りない」と笑み。米トップランクと契約しているが「年末にはチャンスをもらえそう。貪欲にいきたい。もう1度スタートを切るにはいい場所」。1年半ぶりの後楽園ホールで、再び世界へのろしを上げる。

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前世界王者伊藤雅雪が9月に再起戦 村田戦から刺激

9月にライト級で再起戦に臨む伊藤雅雪

ボクシング前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=横浜光)がライト級で再起戦に臨む。9月13日に東京・後楽園ホールでのノンタイトル10回戦に出場すると、19日に横浜市内のジムで発表した。

5月にジャメル・ヘリング(33=米国)とのV2戦で判定負けで王座を陥落したが、再び王座奪取へ再起を表明していた。

伊藤は「今回はライト級でやってみてどうか、チャレンジしたい。どちらの階級でもまた世界王者になり、世界で活躍したい」と意欲的に話した。対戦相手は現在調整中。前回の試合前に移籍した横浜光の石井会長は「年末に世界ランカー相手などのチャンスを作れればと、早めの再起戦を組んだ」という。

伊藤は完敗で王座陥落に「ショックだった」が、試合後には陣営や家族が「これで終われない」と後押しした。伊藤も「後悔がたくさんで燃え尽きてない」とすぐに再起を決断した。6月には動きだし、今月からジムワークも開始。週2回のフィジカル強化にも励んでいる。

試合前に米国でスパー合宿が恒例だが、前回は試合まで約50日間に及んだ。「ハングリーさを求めてきたが、慣れてきた面もある。今回は日本での体のケアやコンディション作りをしていきたい」と、米国合宿は8月中旬からの2週間に抑える。

WBA世界ミドル級王者に返り咲いた村田諒太(33=帝拳)の試合はリングサイドで観戦した。「素直にすごく感動したが、半分以上は悔しかった」と振り返る。試合後は多くのファンに囲まれ、再起を期待する声をもらい「まだ需要がある。元気をもらえた」と笑顔。すでにチケットは売り出す前から完売状態。イケメンの人気者が再び世界へ歩み出す。

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アマ62連勝の李健太2連勝、伊藤雅雪の練習相手も

李健太対マーロン・パニアモーガン 2回、パンチを放つ李(右)(撮影・大野祥一)

<プロボクシング:スーパーライト級6回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

高校6冠のサウスポー李健太(23=帝拳)がデビュー2連勝を飾った。10戦無敗のマーロン・パニアモーガン(24=フィリピン)と拳を交え、3-0(58-56×2、59-55)の判定勝ちを収めた。

左ストレートや右ボディー、左ボディーストレートを打ち込み、体勢を低く突っ込んでくるパニアモーガンのスタミナを削っていった。今年2月のプロデビュー戦に続くKO勝ちを逃したこともあり「勉強になりました。これがプロの世界だと思いました」と反省も忘れなかった。

アマチュア時代、62連勝の記録を持つ李は5月に約3週間、米ロサンゼルス修行に臨んだ。米キシミーで2度目の防衛戦を控えた前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)の練習パートナーとして渡米。

「違うジムの世界王者の練習への取り組み、私生活は勉強になりました。今まで自分がやってきたことは未熟だった」と刺激を受けたという。

「まだまだ未熟なボクサーの一員なので、基本的なボクシングスタイルを確立しないといけない」と見据えていた。

李健太対マーロン・パニアモーガン 3回、パンチを放つ李(左)(撮影・大野祥一)

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