上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

琴奨菊8敗「攻め急いでる」幕内残留目安5勝届かず

逸ノ城(奥)に送り出しで敗れる琴奨菊(撮影・河田真司)     

<大相撲秋場所>13日日◇25日◇東京・両国国技館

幕内最年長の西前頭11枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が、幕内残留に向けて厳しい星勘定となった。

立ち合いで巨漢の逸ノ城に当たるとすぐに左へいなされ、そのまま送り出された。上体が突っ込み、崩れた体勢を立て直すことができなかった。負傷している左足の影響が懸念されるが、琴奨菊は「関係なく、(敗因は)攻め急いでいる」ときっぱり否定した。

これで2勝8敗3休となった。残りは2日間で、幕内残留の目安となる5勝には届かないことが決まった。

琴奨菊は2日目の明生戦で左ふくらはぎを負傷し、3日目から「左下腿(かたい)肉離れにより全治2週間の見込み」との診断書を提出して休場していた。幕内在位が15年を超える大関経験者は、再出場しなければ11月場所で十両に陥落することが確実だった。

逸ノ城(左)は琴奨菊を送り出しで破る(撮影・柴田隆二)

関連するニュースを読む

幕内最年長琴奨菊が残留へ崖っぷち、3戦全勝が目安

顔面から流血する琴奨菊(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇12日目◇24日◇東京・両国国技館

幕内最年長の西前頭11枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が、幕内残留に向けて崖っぷちに立たされた。

高知・明徳義塾高の後輩でもある志摩ノ海に、土俵際で逆転を許した。鋭い踏み込みから左をねじ込んで前に出たが、足がついていかず突き落としで敗れた。2勝7敗3休。幕内残留の目安は5勝。残り3日間で全勝が求められ、厳しい星勘定となっている。

琴奨菊は2日目の明生戦で左ふくらはぎを負傷し、3日目から「左下腿(かたい)肉離れにより全治2週間の見込み」との診断書を提出して休場していた。幕内在位が15年を超える大関経験者は、再出場しなければ11月場所で十両に陥落することが確実だった。

志摩ノ海(手前)は琴奨菊を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)

関連するニュースを読む

琴奨菊が松鳳山に敗れる 幕内残留目安残り4日3勝

松鳳山(手前)に敗れた琴奨菊(撮影・丹羽敏通)

<大相撲秋場所>◇11日目◇23日◇東京・両国国技館

幕内最年長の西前頭11枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が、松鳳山とのベテラン対決に敗れて、再出場後では2勝目となる白星を逃した。

左膝下に分厚いテーピングを施し、立ち合い踏み込んで前に出たが、すぐにもろ差しを許すと力なく寄り切られた。2勝6敗3休で残り4日間に臨む。

琴奨菊は2日目の明生戦で左ふくらはぎを負傷し、3日目から「左下腿(かたい)肉離れにより全治2週間の見込み」との診断書を提出して休場していた。幕内在位が15年を超える大関経験者は、再出場しなければ11月場所で十両に陥落することが確実だった。

幕内残留の目安は残り4日間で3勝と厳しい星勘定だが、決死の覚悟で土俵に上がる。

立ち合い後に琴奨菊(右)のまわしをつかむ松鳳山(撮影・小沢裕)
松鳳山に寄り切りで敗れ土俵を引き揚げる琴奨菊(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

八角理事長、混戦V争いは「どうなるか分からない」

大栄翔(左)の指が貴景勝の顔面に突き刺さるかのように見える(撮影・中島郁夫)

<大相撲秋場所>◇10日目◇22日◇東京・両国国技館

2敗で優勝争いのトップを並走し、勝ち越しを決めた平幕の3人を、協会トップの八角理事長(57=元横綱北勝海)は相撲内容と合わせ評価した。

今場所の勝ち越し第1号を決めた若隆景(25=荒汐)については「うまい相撲を取っていた」と勢いのある琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)を下した一番を評価。続いて登場した翔猿(28=追手風)についても「ノビノビと相撲を取っている」と竜電(29=高田川)を下手投げで転がした勝利を評した。

この2人について「自分の体勢にもっていっている」と、勝負をつけるまでの攻防を評価した上で、前半戦最後の一番で大関経験者の高安(30=田子ノ浦)を、はたき込みで破った阿武咲(24=阿武松)についても「阿武咲も自分の形で相撲を取っている」と、好調3人の共通点を指摘した。

ただ優勝争いは混戦を予想。6勝目(4敗)を挙げた関脇御嶽海(27=出羽海)についても「4敗でも、まだまだ諦めないことが大事。今場所は、どうなるか分からないからね」と最後まで目が離せないことを強調。その上で「優勝争いは(大関)貴景勝に引っ張っていってほしい」と、出場力士で最上位の大関に期待を寄せた。

高安(手前)をはたき込みで破る阿武咲(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

十両琴ノ若が勝ち越し 幕内復帰前進も「意識せず」

天空海(右)をすくい投げで破る琴ノ若(撮影・中島郁夫)

<大相撲秋場所>10日日◇22日◇東京・両国国技館

西十両2枚目の琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)が勝ち越しを決め、1場所での幕内復帰に前進した。

天空海(立浪)を土俵際、際どい勝負ながらすくい投げで破った。勝ち越しに「けがした後の場所なんで素直にうれしく思う。ここで浮かれないようにしたい」と引き締めた。

幕内2場所目の7月場所は左膝のけがで8日目から休場。14日目から再出場も負け越して十両から出直しとなった。祖父は元横綱琴桜、父は元関脇琴ノ若の師匠佐渡ケ嶽親方というサラブレッド。幕内復帰について「それは意識していない。15日間とりきって、その結果が(幕内復帰に)つながれば」と邪念を払って残り5日間に臨む。

天空海(後方右)をすくい投げで破った琴ノ若(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

琴奨菊敗れて3勝目逃す 久々取材は「験を変えて」

徳勝龍(左)に突き落としで破れぼうぜんとする琴奨菊(撮影・中島郁夫)

<大相撲秋場所>◇9日目◇21日◇東京・両国国技館

関取最年長で7日目から5日ぶりに再出場した西前頭11枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が、徳勝龍に敗れて3勝目を逃した。

左四つで前に出たが、足がついていかず土俵際で突き落としを食らった。2勝4敗3休。幕内残留の目安となる残り3勝に向けて、白星を積み重ねることはできなかった。

琴奨菊は2日目の明生戦で左ふくらはぎを負傷し、3日目から「左下腿(かたい)肉離れにより全治2週間の見込み」との診断書を提出して休場していた。幕内在位が15年を超える大関経験者は、再出場しなければ11月場所で十両に陥落することが確実だった。

再出場後、初めて取組後に取材に応じた琴奨菊は「(痛めた左足は)うまく付き合っていくしかない。できるから土俵に上がっている。幕内残留とかを目指してではなく、こういうときに一番自分の弱いところが出る。自分自身が(土俵に)上がっている以上はやるだけ」と、土俵に戻ってきた心境を明かした。

久々に取材に応じた理由については「昨日記事を見て力士が(取材対応に)なかなかこないということで。験を変えて参加させてもらいました」と、流れを変えるためだったと説明した。

琴奨菊(左)を突き落としで破る徳勝龍(撮影・鈴木正人)
徳勝龍に突き落としで敗れ土俵を引き揚げる琴奨菊(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

琴勝峰2敗目「上手を与えた」逸ノ城の投げに屈する

逸ノ城(上)に上手投げで敗れる琴勝峰(撮影・河田真司)     

<大相撲秋場所>◇8日目◇20日◇東京・両国国技館

東前頭12枚目琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)が、東前頭17枚目逸ノ城(27=湊)に負けて2敗に後退した。

右四つに組み止められて左上手を与えると、怪力・逸ノ城の豪快な上手投げに屈した。「上手を与えたのがよくなかった」と反省。2敗に後退し「1日一番を大事にして落ち着いていきたい」と多くは語らずに会場を後にした。

琴勝峰(右)を上手投げで破る逸ノ城(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

八角理事長「引きずってはダメ」貴景勝は切り替えを

栃ノ心(左)にはたき込みで敗れた貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇8日目◇20日◇東京・両国国技館

平幕で1敗の翔猿(28=追手風)、琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)が敗れ、最後に残った大関貴景勝(24=千賀ノ浦)も、大関経験者で平幕の栃ノ心(32=春日野)の注文相撲に苦杯をなめトップは2敗で9人が並ぶ大混戦に。協会トップの八角理事長(57=元横綱北勝海)は、貴景勝に気持ちの切り替えを説いた。

栃ノ心の変化は貴景勝の頭に「ないことはないだろうけど、当たって突っ張っていくイメージだったんだろう」と推察した。それでも、同じ押し相撲で横綱まで上り詰めた八角理事長は「貴景勝のような(押し)相撲なら今日負けたのは仕方ない」と、はたいたり引いたりしての負けではないことを前向きにとらえた。そして「大事なのはあす(9日目)。これを引きずってはダメ。とにかく明日、いい相撲を取ること」と出場する力士で番付最上位の大関に期待した。

栃ノ心(右)のはたき込みで土俵に両手を付く貴景勝(撮影・中島郁夫)

関連するニュースを読む

再出場の琴奨菊、元朝青龍おい豊昇龍に破れ3敗目

豊昇龍(右)に寄り切りで敗れる琴奨菊(撮影・河田真司)     

<大相撲秋場所>◇8日目◇20日◇東京・両国国技館

幕内残留を目指す関取最年長の西前頭11枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が、力なく土俵を割った。

元横綱朝青龍のおい、西前頭16枚目豊昇龍(21=立浪)に敗れて2勝3敗3休。左を差して右で抱え込むかたちになったが、まわしを奪われて胸が合うと、抵抗できなかった。

琴奨菊は2日目の明生戦で左ふくらはぎを負傷し、3日目から「左下腿(かたい)肉離れにより全治2週間の見込み」との診断書を提出して休場していた。幕内在位が15年を超える大関経験者は、再出場しなければ11月場所で十両に陥落することが確実で、前日の7日目に続き、左の膝下にテーピングを施すなど決死の覚悟で土俵に戻ってきた。幕内残留に向けて、後半戦の7日間に臨む。

豊昇龍に寄り切りで敗れ引き揚げる琴奨菊(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

21歳琴勝峰1敗キープ、実家の居酒屋に活躍届ける

豊昇龍(右)を攻める琴勝峰(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

21歳の東前頭12枚目琴勝峰(佐渡ケ嶽)が、台風の目になる。元横綱朝青龍のおいで新入幕の西前頭16枚目豊昇龍を突き落とし、出世を争う同学年のライバルを破って6勝1敗とした。

実家が経営する千葉県柏市の居酒屋が、コロナ禍で来店客が激減。応援する両親のためにも元気な姿を届ける。琴勝峰、大関貴景勝、新入幕の翔猿が1敗をキープ。大関昇進を目指す3関脇は総崩れとなった。

   ◇   ◇   ◇

幕内では初対戦となる好敵手の猛攻をしのいだ。琴勝峰は立ち合いで豊昇龍を突き放せず、右を差されて攻め込まれたが、191センチ、156キロの大きく柔らかい体には余裕があった。「差されて(体勢が)悪くなったけど、落ち着いていた」。土俵際で左から逆転の突き落としを決めた。2場所連続で1敗のまま中日に突入。まだ前半戦ながら、先頭集団に並んでいる。

同学年の新入幕に、幕内2場所目の貫禄を見せた。豊昇龍とはアマチュア時代の高校3年で対戦して敗れたものの、プロでは4戦4勝。「競い合いながらお互いを高め合える存在になりたい」。元横綱大鵬の孫、幕下納谷ら有望株がそろう1999年度生まれ。“黄金世代”の先頭は譲れない。

コロナ禍で苦しむ両親に勇姿を届けたい。実家は地元の柏市で大衆居酒屋「達磨(だるま)」を50年以上経営しているが「大人数でのお客さんがかなり減った」と店主で父の手計学さん(55)。緊急事態宣言の解除前の5月時点では、売り上げが昨年比で約6割減った。

新入幕で8勝を挙げた7月場所後、実家に戻って英気を養った。小さい頃からの好物というハマグリやアサリが入った辛口の鍋を食べて“海鮮パワー”を注入。その際、先場所獲得した懸賞を両親に1枚ずつ渡した。その懸賞袋は居酒屋の店内に飾られ、「お客さんも珍しがって喜んでくれる」と父学さん。親孝行を忘れない新進気鋭の21歳が、混戦場所を盛り上げている。【佐藤礼征】

豊昇龍(右)を突き落としで破る琴勝峰(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

琴勝峰が6勝目「意識した」同期ライバル豊昇龍下す

豊昇龍(右)を突き落としで破る琴勝峰(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

東前頭12枚目琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)が、ライバルの西前頭16枚目豊昇龍(21=立浪)を下して6勝目を挙げた。右を差されて土俵際に追い込まれが、豊昇龍の下がった頭を左手で押さえながら突き落とした。

何とか勝ちを拾う結果となり「ちょっと意識した。なるべくしないようにしたけど、しちゃいました」と反省した。豊昇龍とは17年九州場所でともに角界入りした同期であり、学年も同じ。学生時代からのライバルとだけあって、この日の一番は力が入った。

幕内では初対戦で、角界入り後は通算4戦全勝。今後も対戦を重ねていくであろう豊昇龍について「競い合いながらお互いを高めあえる存在になりたい」と話した。

琴勝峰(右)は豊昇竜を突き落としで破る(撮影・山崎安昭)
豊昇龍を破り勝ち名乗りを受ける琴勝峰(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

琴奨菊が再出場で2勝目、左の膝下にテーピング

琴奨菊(左)は炎鵬に体重をのせる(撮影・山崎安昭)

<大相撲秋場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

関取最年長の西前頭11枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が、再出場で2勝目を挙げた。

左の膝下にテーピングを施して出場した。小兵の炎鵬を両腕で抱え込む体勢になると、出し投げで崩されかけたが、炎鵬が踏ん張ることができず尻もちをつくかたちとなり「腰砕け」となった。

琴奨菊は2日目の明生戦で左ふくらはぎを負傷し、3日目から「左下腿(かたい)肉離れにより全治2週間の見込み」との診断書を提出して休場していた。幕内在位が15年を超える大関経験者は、再出場しなければ11月場所で十両に陥落することが確実だった。

炎鵬を破り土俵から引き揚げる琴奨菊(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

琴奨菊7日目から再出場 小兵の炎鵬と対戦

琴奨菊(19年8月撮影)

<大相撲秋場所>◇6日目◇18日◇東京・両国国技館

3日目から休場していた関取最年長の西前頭11枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が、7日目から再出場する。再出場しなければ、11月場所で15年在位した幕内から十両に陥落する見通しだった。

琴奨菊は3日目に「左下腿(かたい)肉離れにより全治2週間の見込み」との診断書を提出して休場した。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)によると、初黒星を喫した2日目の明生戦で左ふくらはぎを痛めた。取組後に琴奨菊は「ブチッという音がした」と話したという。

再出場の琴奨菊は7日目に人気小兵の炎鵬と対戦する。

関連するニュースを読む

翔猿5連勝ならず初黒星「負けて気が楽になった」

翔猿(左)は寄り倒しで琴恵光に敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇5日目◇17日◇東京・両国国技館

新入幕で初日から勝ちっぱなしだった東前頭14枚目翔猿(28=追手風)が初黒星を喫した。

西前頭10枚目琴恵光(28=佐渡ケ嶽)と、立ち合いから激しい突きといなしの攻防。何度か土俵際に追い込む場面を見せたが、あとひと突きが決まらず、最後は体を寄せられて寄り倒された。

初黒星にも「負けて気が楽になった。(連勝を)意識してたので」と、どこかスッキリした表情だった。序盤戦は翔猿らしい、動きのある相撲が取れている。「前に出る相撲が多かったからよかった」と納得。「切り替えられるように頑張る」と初黒星を引きずらずに6日目の土俵に上がる。

翔猿(左)に張り手を見舞う琴恵光(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

小兵の新入幕翔猿3連勝「前に出てたんでいい相撲」

翔猿(左)は琴勝峰を引っかけで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇3日日◇15日◇東京・両国国技館

新入幕の翔猿(28=追手風)が初日から3連勝を飾った。同じ2連勝だった琴勝峰(佐渡ケ嶽)を相手に動きよく、引っかけで勝利した。

「前に出てたんでいい相撲だったと思う」と自画自賛し、「ここから集中して白星につなげていきたい」と意欲を示した。

171センチ、131キロと幕内では小柄。「勝ったら自分はちっちゃいんで(館内が)盛り上がると思う。どんどん勝っていきたい」とこれからも勢いづく。

琴勝峰(左)と攻め合う翔猿(撮影・鈴木正人)
琴勝峰を引っ掛けで破り、土俵から引き揚げる翔猿(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

琴奨菊が秋場所休場 再出場なければ十両陥落危機

佐渡ケ嶽部屋の琴奨菊(2020年7月28日撮影)

大相撲の大関経験者、西前頭11枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が秋場所3日目の15日、日本相撲協会に「左下腿(かたい)肉離れにより全治2週間の見込み」との診断書を提出して休場した。

師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)によると、初黒星を喫した2日目の明生戦で左ふくらはぎを痛めた。取組後に琴奨菊は「ブチッという音がした」と話したという。15日朝になっても痛みが引かず「足を(地面に)つけることができない」と訴えたため、休場を決めた。

関取最年長の琴奨菊の休場は18年名古屋場所以来7度目となった。3日目の対戦相手、千代大龍は不戦勝。再出場しなければ11月場所での十両転落が確実となる。師匠によると、琴奨菊は再出場に向けて意欲を示しているという。

今場所の十両以上の休場者は白鵬、鶴竜の両横綱や出場停止処分中の平幕阿炎、所属する玉ノ井部屋で新型コロナウイルスの集団感染が発生した十両の富士東、東龍らに次いで7人となった。

関連するニュースを読む

幕下宇良が白星発進「思い切って相撲をとるだけ」

宇良は上手出し投げで琴太豪を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇2日日◇14日◇東京・両国国技館

西幕下5枚目まで番付を戻してきた元幕内の宇良(28=木瀬)が白星発進を決めた。琴太豪(佐渡ケ嶽)に押し込まれたが、うまく左腕をたぐり、最後は左からの上手出し投げを決めた。

「何も考えずにいった。流れに乗って相撲をとれてよかった」

両膝の大けがで序二段まで番付を落とし、昨年九州場所で復帰を果たしてから5場所目。勝ち越しを重ねて順調に番付を戻してきた。一気に幕内復帰の可能性もある地位だが、「5枚目なんで十両までは自分の中では考えていない。勝ち越したいです」。

膝のけがの再発防止を徹底し、稽古も基礎運動しかできていない。それでも勝ち星をあげられるのは天性のもの。「思い切って相撲をとるだけで、勝敗は後からついてくるものと思っている。全力を尽くしていきたい」と無心を強調した。

琴太豪(後方)を上手出し投げで破る宇良(撮影・鈴木正人)
宇良(左)は上手出し投げで琴太豪を破る(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

琴恵光、最多37人の部屋頭に「何事も積み重ね」

琴恵光(18年6月撮影)

角界一の大所帯で初めて部屋頭になった西前頭10枚目の琴恵光(28=佐渡ケ嶽)が5日、千葉・松戸市内にある部屋での稽古後、報道陣の電話取材に対応した。

5人の関取衆を含め角界最多37人の力士を抱える大所帯の佐渡ケ嶽部屋。昨年秋場所、自己最高位の西前頭7枚目に番付を上げた時は、同じ7枚目の東に兄弟子の琴奨菊がいたため部屋頭の座を逃していた。師匠や力士、裏方の名前が記された稽古場の木札の、力士の中で先頭に掲げられていることに「(15歳で入門した時、そうなるとは)思ってはいなかったけど、何事も積み重ねなのかなと(思う)」と思いを巡らせた。秋場所も「一生懸命、自分の相撲を取りきって見てもらう人に何かしら」と、感じ取ってもらう相撲を心掛ける。

先場所は幕内在位9場所目で初めての2ケタ勝利(10勝5敗)を挙げ、番付を6枚上げた。さらなる番付アップに「自分が先に動いて先手を取るということ。先に攻めるということ」をポイントに挙げた。131キロの軽量だが「押し負けすることがなくなった。(軽量のハンディは)早く自分の体勢になること」と幕内で生き抜くすべは心得ている。

宮崎・延岡市出身。最後に帰省したのは昨年11月の九州場所後。今年は、その福岡開催の11月場所が東京開催となる。地元では、琴恵光の応援歌が出来たそうで「いろいろな人に聞いてもらって、みんなが覚えてくれることで盛り上がってくれたらいい」と、地元後援会の音楽関係者が作ってくれた、応援メッセージの思いが込められた応援歌に期待した。台風10号の影響が地元でも懸念され「あさってのやつは…」と郷里に思いもはせていた。

関連するニュースを読む

琴奨菊、照ノ富士復活Vに刺激受け「俺もまだまだ」

琴奨菊(2017年11月12日撮影)

現役最年長関取で西前頭11枚目の琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が5日、初の角界ドキュメンタリー映画「相撲道~サムライを継ぐ者たち~」(10月30日から公開)の鑑賞を、相撲ファンに熱望した。

この日、千葉・松戸市内にある部屋で秋場所(13日初日、東京・両国国技館)に向けた稽古で汗を流した後、報道陣の電話取材に対応。ひと通り、近況などを話した後、最後に自ら「あと個人的にひと言、いいですか?」と切り出し、話したのが、前述のドキュメンタリー映画のこと。「相撲ファンの方に向けて、すごくアピールになると思う。そういう生きざまで力士が頑張っているというのが伝わると思うし、そちら(映画)も見て大相撲を見たら、もっとファン層が広がると思う。目に見えているものより、もっと陰で頑張っているんだよ、というところが力士の尊さじゃないけど、あるべき姿だと思う」と熱弁をふるった。秋場所も各日、上限約2500人の有観客で開催されるが「ひたむきに頑張る姿をみてほしい」と最年長関取らしく、全力士の声を代弁するように語った。

5人の関取衆を含め角界最多37人の力士を抱える大所帯の佐渡ケ嶽部屋。もともと出稽古禁止の影響は受けておらず「総合的にバランスが取れている琴恵光、柔軟さがある琴ノ若、フィジカルがすごくいい琴勝峰、押しの形がしっかりしている琴勇輝。いろいろなタイプがいるから、すごくいいと思う」と充実の稽古を重ねて本場所を迎える。

気分転換も可能な範囲で図っている。先場所後は師匠(元関脇琴ノ若)の許可をもらい神奈川・湯河原温泉に足を運び「行けたことが活力になるかなという感じ」とリフレッシュした。

幕内勝利数は現役2位で歴代6位の716勝。断トツの白鵬(1076勝)や2位の元大関魁皇(879勝=現浅香山親方)ら、そうそうたる顔触れが上位に控える。「すごいことですよね、本当に。そこに挑戦できるのは昔の教えと、稽古と、いろいろな環境があったから。そこをもう1度、思い出しながらやっていきたい」と独特の言い回しで前向きな姿勢を示した。7月場所では8場所ぶりに勝ち越し。まだまだ白星を積み重ねる。

周囲から刺激ももらった。やはり大関経験者の照ノ富士が先場所、復活優勝したことには「俺も、まだまだ出来るぞという気持ちを持って」。一回り年下の大関貴景勝の婚約には「うはははっ…。喜ばしいことで、何にも言えない」と笑いながら「幸せも本当に多くなると思う」と“人生の先輩”らしく話した。

関連するニュースを読む

豊昇龍幕内デビュー意欲、モンゴルでも「ニュース」

茨城県つくばみらい市の立浪部屋で相撲を取る豊昇龍(右)

大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)で新入幕を果たした西前頭16枚目豊昇龍(21=立浪)が、幕内デビューに向けて調整のペースを上げた。元横綱朝青龍をおじに持つサラブレッドは、番付発表から一夜明けた1日、茨城・つくばみらい市の部屋で関取衆や若い衆を相手に計8番相撲を取った。電話取材に応じ「番付発表の次の、初の稽古なので軽くトレーニングしたり、軽く相撲を取った」とコメント。3月の春場所、7月場所で不安を抱えていた腰の状態についても「大丈夫だと思う」と力強く話した。

新入幕の吉報は故郷モンゴルでも反響があり「(連絡は)ありました。『おめでとうございます』と。ニュースになっていると思う」と喜んだ。新十両昇進が決まった昨年10月に帰郷して以来、モンゴルに戻っていないため、寂しい思いは「します」と答えつつも「やっぱり目指していることがあるので、それのために頑張らないといけない」。いまは早期の出世に向けて相撲に打ち込む。

7月場所では同学年の東前頭12枚目琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)が8勝7敗で勝ち越した。高校時代から対戦経験があり、大相撲では2戦2敗。「なんか熱くなってしまう。高校のときは勝てたけど大相撲では勝ったことがない」と特別視。99年度生まれの同世代では元横綱大鵬の孫、納谷も幕下上位で奮闘しており「強いのになんで上がってこないんだろうと思う」と、関取昇進を待ち望んでいた。

2週間を切った初日までに「できれば何キロでもいいから太りたい」と、現在131キロの体重を増やすことが目標だ。トマトなど「好き嫌いは多い」タイプだが、間食にお茶漬けなどをかき込んで食事量を増やしている。

今場所は幕内下位だが、将来的には横綱、大関との対戦も熱望している。「そのうち戦うんじゃないですか。フフフ」と不敵に笑った。【佐藤礼征】

茨城県つくばみらい市の立浪部屋で稽古に臨む豊昇龍

関連するニュースを読む