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琴奨菊が先代師匠の命日に決意「言葉つないでいく」

元横綱琴桜で先代佐渡ケ嶽親方の命日に黙とうをささげる佐渡ケ嶽部屋の関取衆。左から琴奨菊、琴恵光、琴勇輝(撮影・佐藤礼征)

先代師匠の命日を迎えて、佐渡ケ嶽部屋の関取衆らが黙とうをささげた。

8月14日は元横綱琴桜で先代佐渡ケ嶽親方の十三回忌。先代の墓がある南方を向いて約1分間、目を閉じた。

部屋頭の琴奨菊は「節目節目で先代の言葉を思い出している。これからも部屋のみんなでつないでいきたい」と力を込めた。

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新十両琴ノ若「目標だった」母校から化粧まわし贈呈

母校の埼玉栄高から化粧まわしを贈呈された新十両の琴ノ若(左)と相撲部の山田道紀監督(撮影・佐藤礼征)

祖父に元横綱琴桜、父に現師匠で元関脇琴ノ若の佐渡ケ嶽親方を持つ新十両の琴ノ若が、母校の埼玉栄高から化粧まわしを贈呈された。

愛知・一宮市の佐渡ケ嶽部屋で、相撲部の山田道紀監督からスクールカラーのオレンジ色を基調とした化粧まわしを受け取り「率直にうれしい」と笑顔。付属の中学から6年間通っていただけに母校愛も強く「プロを目指す上で目標の一つだった」と喜びをかみしめた。

山田監督によると、同校OBに贈呈した20本目の化粧まわしで「区切りがいい。(琴ノ若には)幕内、三役を目指してほしい」と激励した。

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貴景勝の恩師がエール 休場は「マイナスならない」

母校・埼玉栄の優勝パレードを終えて会見する貴景勝。右は山田相撲部監督(2018年12月17日)

大相撲名古屋場所(7日初日)の休場が決まった大関貴景勝(22=千賀ノ浦)の恩師で、埼玉栄高相撲部の山田道紀監督が、事実上の大関陥落となった教え子にエールを送った。

6日、同校OBで新十両の琴ノ若に化粧まわしを贈呈するため、埼玉から愛知・一宮市の佐渡ケ嶽部屋に来訪。右膝に不安を抱え、4日に名古屋場所の休場を明言した貴景勝について「15日間取れる精神力はなかったのでは。普通(膝のけがは完治までに)半年はかかるから」と山田監督。

「22歳で大関になってその後も順風満帆にいったら、社会のことが分からなくなるかもしれない。もし将来的に協会に残って親方になるとしたら、弟子の気持ちを考えられるようにならないといけないしね。(けがによる休場は)マイナスにはならないと思う」と、指導者目線で意見を述べ、この経験が糧になることを期待した。

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豊ノ島と琴勇輝復帰、貴源治うれしい新入幕 新番付

貴源治(2018年11月25日)

日本相撲協会は24日、大相撲名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

幕内昇進は3人で、貴源治(22=千賀ノ浦)はうれしい新入幕を果たした。千賀ノ浦部屋からは18年秋場所の隆の勝以来で、栃木県からは八染、玉ノ富士、北勝力以来、戦後4人目の新入幕となった。再入幕は2場所ぶり復帰の豊ノ島(35=時津風)と、3場所ぶり復帰の琴勇輝(28=佐渡ケ嶽)の2人となった。

十両昇進は5人で、2場所ぶり復帰の貴ノ富士(22=千賀ノ浦)を除く4人が新十両とフレッシュな顔ぶれとなった。

初めて関取の座をつかんだのは竜虎(20=尾上)、一山本(25=二所ノ関)、木崎海(24=木瀬)、琴鎌谷改め琴ノ若(21=佐渡ケ嶽)の4人。竜虎は尾上部屋からは11年名古屋場所の天鎧鵬以来で、熊本県からは17年初場所の力真以来、戦後33人目の関取となった。一山本は、二所ノ関部屋(旧松ケ根部屋を含む)からは10年夏場所の松谷(現松鳳山)以来の新十両。北海道からは17年秋場所の矢後以来、戦後78人目の関取輩出で、中大からはやはり矢後以来、9人目の新十両昇進を果たした。木崎海は、木瀬部屋からは兄で18年名古屋場所の美ノ海以来。沖縄県からは美ノ海以来、戦後6人目で、日大からも美ノ海以来52人目。先場所十両の兄美ノ海は幕下に陥落し「同時」は来場所以降にお預けとなったが、史上21組目の兄弟関取となった。また三段目付け出しデビュー力士の新十両は小柳(現豊山)、朝乃山、若隆景に続き4人目となった。琴ノ若は佐渡ケ嶽部屋からは14年九州場所の琴恵光以来で、千葉県からは17年九州場所の隆の勝以来、戦後28人目の関取輩出。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)との親子関取は、10年名古屋場所の佐田の海親子以来、史上10組目となった。

名古屋場所は、7月5日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。7日の初日を迎える。

取材に応じる豊ノ島(2019年2月25日)
琴勇輝(2017年8月3日)

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貴景勝が先輩大関高安と30番、疲労ピークも充実感

三番稽古で高安(右)を攻める貴景勝

大相撲の二所ノ関一門は8日、千葉・松戸市の佐渡ケ嶽部屋で夏場所(12日初日、東京・両国国技館)に向けた連合稽古を行った。

前日7日に続いて2日連続の実施。前日は腰痛のため不参加だった大関高安(29=田子ノ浦)が、この日は参加し、新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)と45分余りにも及ぶ三番稽古を行った。計30番で高安の17勝13敗。前半は貴景勝が鋭い立ち合いからの突き、押し、さらにいなしなどを駆使して白星を重ねることが多かった。だが後半は、スタミナに勝る高安が左四つからの寄りなどで、特に最後の10番は4連勝を含む7勝3敗と大きく勝ち越した。

稽古後、高安は「いい稽古になった。前に出て勝負することがテーマ。体力はまだまだある。まだ20、30番は取れた」と、涼しい顔で振り返った。一方、終盤は苦しい表情も見せていた貴景勝も「いい稽古になった」と、先輩大関に感謝。前日は前頭の矢後と阿武咲を相手に10番取って全勝だった。その後、往復とも新幹線で、兵庫の出身小学校で行われた化粧まわし贈呈式に出席し、とんぼ返りで帰京。現在が疲労のピークの上に、普段よりも番数をこなす形となったが「スタミナがつく」と、夏場所後半戦や長い取組になった際に力を発揮できると分析していた。さらに「今が一番疲れていないといけない時期」と、充実感をかみしめつつ、今後は疲労を抜くことに重点を置く計画だ。

ともに精神面の充実ぶりも語った。高安が「初日までまだ数日ある。気力を振り絞って、メンタル面でも強気にいきたい」と力説すれば、貴景勝も「(重圧は)周りが思っているほど感じていない。相撲勘とかも大丈夫」と自信の表情。元横綱稀勢の里が引退し、一門を引っ張る立場となった2人が、激しい稽古で周囲にも刺激を与えていた。

三番稽古で貴景勝(左)を攻める高安

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貴景勝“KOデビュー”全力張り手に若手脳振とう

新たに7人の関取衆が加わって行われた二所ノ関一門の連合稽古。土俵上は貴景勝(左)と琴奨菊(右)。手前は阿武松親方

大相撲の小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が、二所ノ関一門連合稽古を鮮烈な“KO”デビューで飾った。

1日、九州場所(11日初日、福岡国際センター)に向けて、福岡市の佐渡ケ嶽部屋で本場所前恒例の連合稽古が行われた。先代師匠の元貴乃花親方が退職し、今場所から旧貴乃花一門など5つの部屋が二所ノ関一門に合流。貴景勝は新十両友風に強烈な張り手を見舞い、脳振とうでフラフラにさせるなど存在感を見せた。

「バチーン」という、大音量が稽古場に響いた。貴景勝が右から振り抜いた張り手が、友風の左ほおをクリーンヒット。そのまま押し出すと、倒れ込んだ友風はなかなか立てなかった。何度も起き上がろうとしては膝から崩れ落ち、脳振とうでフラフラ。鼻からは流血した。ボクシングさながらの1発KOに、親方衆から「大丈夫か」「無理するな」と声が掛かるなど、一時騒然となった。名刺代わりというには鮮烈すぎる連合稽古デビューとなった。

「自分のスタイルですから。これまでと一緒」と、強烈な1発に気をよくするわけでもなく話した。同世代で同じく突き、押しを得意とする阿炎、阿武咲らとも激しい攻防を展開。元貴乃花親方から教わった稽古から全力を出す姿勢で、この日5勝4敗という勝敗以上の存在感を発揮していた。

10月に貴乃花部屋から移った千賀ノ浦部屋のほか、阿武松、錣山、大嶽、湊の計5部屋が今場所から二所ノ関一門に合流した。この日はその5部屋から関取衆は7人が新たに加わり、総勢18人の大所帯となった。しかもこれまでベテランが多かったが、新加入の7人全員が20代。芝田山親方(元横綱大乃国)は「貴景勝の(張り手)はすごい音だったね。若手が入って稽古内容も激しくなる」と、相乗効果も期待していた。【高田文太】

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旧貴乃花一門の力士も参加 二所ノ関一門が連合稽古

新たに7人の関取衆が加わって行われた二所ノ関一門の連合稽古。阿炎(右)と隆の勝(左)の勝者に対戦を名乗り出るため、決着を待ちきれずに土俵内に入る力士も数多くいた(撮影・高田文太)

大相撲九州場所(11日初日、福岡国際センター)に向けて、二所ノ関一門の連合稽古が1日、福岡市の佐渡ケ嶽部屋で行われた。本場所前恒例ながら、今回は旧貴乃花一門に所属、協力関係にあった阿武松、千賀ノ浦、錣山、大嶽、湊の各部屋の師匠や関取衆らが参加。親方衆は6人、関取衆は7人が新たに参加した。

横綱稀勢の里は四股やすり足など基礎運動で相撲を取らなかったが、大関高安(28=田子ノ浦)は、新たに参加した前頭阿炎、阿武咲を立て続けに指名した。計26番で40分近くにわたって伸び盛りの若手に胸を出し、14勝12敗だった。特に阿武咲には11勝12敗と負け越したが「いきの良い若手とやって、押し込まれたところは肩の力を抜いて、しっかりといい稽古ができた。張り詰めた稽古ができたので、すごく精神的に成長できた」と、充実感を口にした。また一門を引っ張る地位だけに「一門の中から関取を増やして、いずれは横綱、大関になるような人を育てるのも務め」と、いっそうの責任感も芽生えた様子だった。

胸を借りた阿武咲は開口一番「幸せですね」と、大勢の中から指名されたことに感謝した。初の連合稽古には「本当にいい稽古ができた」と話し、この日は相撲を取らなかった尊敬する稀勢の里に対しては「本場所で当たることができるように、早く番付を上げたい」と意気込んだ。

同じく高安に指名された阿炎は、両足首痛などの影響もあり、高安とは3番にとどまり全敗。「(高安は)強いですね。勝てる気がしなかった。楽しくというと変だけど、いい稽古ができた」と振り返った。連合稽古は2日も行われるだけに「明日はもっと頑張ります」と、笑顔で話した。

見守った芝田山親方(元横綱大乃国)は「雰囲気がいいんじゃないの。活気があって。もともと関取衆に年配が多かったから、若手が入って、稽古も激しいものになったと思う。いい刺激になったと思うし、これが九州場所の土俵が盛り上がるきっかけになれば」と、新たに5部屋が加わったことの効果を口にした。また、旧貴乃花一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)は、1度は飛び出した二所ノ関一門に再び迎えられただけに「感慨深いですね」と、感謝した。旧貴乃花一門の力士については「最初は緊張感があったけど、気合も入っていて、いい稽古になったと思う。みんな切磋琢磨(せっさたくま)して、いい相撲を取ってほしい」と話し、最後は二所ノ関一門の力士全体に期待していた。

激しい三番稽古を行った高安(手前右)と阿武咲(同左)(撮影・高田文太)

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稀勢の里に芝田山親方「原点にもう1回戻らないと」

二所ノ関一門の連合稽古で横綱稀勢の里(左)は琴奨菊に押し出される(撮影・足立雅史)

 6場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が8日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加し、前頭琴奨菊に6勝10敗だった。

 前日に続く連合稽古への参加となったが、圧力のある相手に立ち合いから一気に寄り切られる場面が目立った。勝った6番も、土俵際で逆転の突き落としなどが続き「快勝」と呼べる内容は、まわしにこだわらず、突き放して圧倒した3番しかなかった。

 稽古後は「またしっかりとやるだけです」などと、言葉少なに引き揚げた。前頭嘉風に9番で全勝だった前日7日は「だいぶ良くなっている」などと話していたが、三役以上の申し合いで3勝5敗だった3日の稽古総見、関脇栃ノ心に2勝9敗だった4日の出稽古と同様に、内容も成績も伴わなかった。

 見守った芝田山親方(元横綱大乃国)は「何をしたいのか分からない。差すのか、上手を取るのか、押すのかバラバラ。気持ちと体がかみ合っていない。原点にもう1回戻らないとダメ。横綱、大関に上がったころのように、自分を見つめ直してほしい。仕切りでも尻が後ろに出ているから(バランスが悪く)押されると弱い。どうしようもない。今の状況だと、いいことは言えない」と、厳しく指摘していた。【高田文太】

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稀勢の里「非常に充実」福岡入り後初の出稽古

出稽古から部屋に戻り、報道陣の質問に答える稀勢の里

 大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は5日、九州場所(12日初日、福岡国際センター)に向けて、先月末に福岡入り後、初の出稽古を行った。

 佐渡ケ嶽部屋で小結琴奨菊と汗を流した後「非常に充実した稽古だった」と、充実感を口にした。6日は二所ノ関一門の連合稽古が行われ、琴奨菊らのほか、一門の力士以外にも横綱鶴竜らが駆け付けると見込まれる。「また明日から体をつくっていきたい」と、1週間後に迫った初日に向けて、気を引き締め直していた。

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五輪までは現役で!白鵬部屋創設へ日本国籍取得考え

白鵬(中央)は玉鷲を寄り切りで下し、歴代通算1位タイとなる1047勝目を挙げた。右は浅香山親方(元大関魁皇)(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇20日◇愛知県体育館

 大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が関脇玉鷲を寄り切り、通算勝利歴代1位となる魁皇の1047勝に並んだ。01年春場所の初土俵から、魁皇より42場所早く達成。唯一の1敗を守り、早ければ明日14日目に2場所連続39度目の優勝が決まる。モンゴル出身の大横綱は近い将来、日本国籍を取得する考えを持っていることが、関係者の話で分かった。日本国籍を取得できれば、引退後は親方として日本相撲協会に残る見通しが立つ。

 ついにこの瞬間が訪れた。土俵下には元大関魁皇の浅香山審判員が座っていた。白鵬は「見えたけど下向いてた」と振り返るほど落ち着いていた。ただ「落とせない気持ちだった」。激しい右のかち上げに、力いっぱい左右の張り手。前日の負けを拭い去るように寄り切った。「言葉に言い表せられない。去年1年間苦しいものがあった。それが大記録につながった。一味も二味も味がおいしい。すんなりきたら、ここまではなかった」。表情は穏やかだった。

 角界のトップを走り続け、すでに将来を見越しているようだ。白鵬は公の場で明言していないが、関係者によると近い将来、日本国籍を取得する意向だという。父ムンフバト氏は、モンゴル初の五輪メダリストで国民的英雄ということもあり、息子の国籍変更は同国では想像以上の大問題。モンゴル国籍のままでは親方になれず、大相撲への思い入れが強い白鵬は悩み続けてきた。

 取得すれば、年寄名跡を取得するために必要な条件で唯一、満たしていなかった「日本国籍を有する者」をクリアする。すでに史上1位となる38回の幕内優勝を果たしており、日本人になれば日本相撲協会から「一代年寄」を贈られる可能性は高い。著しい功績があった横綱だけに与えられるもので、引退後も現役時代のしこ名のまま「白鵬親方」として弟子を指導できる。

 すでに平幕石浦、十両山口、序二段炎鵬を内弟子として抱えている。「白鵬部屋」創設となれば、3人とともに現在の宮城野部屋から独立する。「銀座に部屋を持ちたい」と、語ったこともあった。師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)も、白鵬の思いを察している。「横綱が今後目指すべき目標は?」と聞かれると「若手を育てたいという気持ちがあると思う」と話した。

 今日13日目の高安戦では、通算勝利数の新記録に挑む。今場所を制すれば、優勝40回に王手がかかる。「東京五輪までは現役でいたい」と常々口にする。まずは大横綱として、さらに相撲道を究めていく。【佐々木隆史】

 ◆一代年寄 日本相撲協会に以前から登録された105の年寄名跡(俗称親方株)のほかに、著しい貢献のあった横綱の功績をたたえて贈られる名跡。幕内優勝20回が目安とされ、個人1代限りにおいて年寄として待遇される。68年8月に大鵬、85年1月に北の湖、03年1月に貴乃花に贈られた。89年9月に千代の富士も理事会で提案されたが、本人が辞退した。年寄名跡の襲名資格には、「日本国籍を有する者など」の条件がある。

<主な外国出身力士の日本国籍取得>

 ◆一般的に、年寄名跡の取得を見越して、現役中に手続きを行う。

 ◆第1号関取 初の外国人関取になった、ハワイ出身の元関脇高見山は80年に取得。84年夏場所で引退後、年寄「東関」を襲名して86年に部屋を創設。横綱曙、小結高見盛らを育てて、09年6月に定年退職した。

 ◆養子 元関脇旭天鵬は05年6月にモンゴル人力士として初めて取得し、当時師匠だった大島親方(元大関旭国)の養子になった。15年名古屋場所で引退して「大島」を襲名。今年の夏場所後に「友綱」を継承して、モンゴル出身力士で初の師匠(部屋持ち親方)になった。

 ◆欧州初 14年に元大関琴欧洲が、欧州出身力士として初めて取得。15年に年寄「鳴戸」を襲名した。部屋付きの親方として、佐渡ケ嶽部屋に所属していたが、独立して4月1日付で鳴戸部屋を新設した。

白鵬の通算勝利記録

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元関脇高見山が1号/日本国籍取得した外国出身力士

歴代最多勝に並び、懸賞金を掲げる白鵬(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇20日◇愛知県体育館

 大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が関脇玉鷲を寄り切り、通算勝利歴代1位となる魁皇の1047勝に並んだ。

 01年春場所の初土俵から、魁皇より42場所早く達成。唯一の1敗を守り、早ければ14日目に2場所連続39度目の優勝が決まる。モンゴル出身の大横綱は近い将来、日本国籍を取得する考えを持っていることが、関係者の話で分かった。日本国籍を取得できれば、引退後は親方として日本相撲協会に残る見通しが立つ。

 ◆主な外国出身力士の日本国籍取得 一般的に、年寄名跡の取得を見越して、現役中に手続きを行う。

 ▽第1号関取 初の外国人関取になった、ハワイ出身の元関脇高見山は80年に取得。84年夏場所で引退後、年寄「東関」を襲名して86年に部屋を創設。横綱曙、小結高見盛らを育てて、09年6月に定年退職した。

 ▽養子 元関脇旭天鵬は05年6月にモンゴル人力士として初めて取得し、当時師匠だった大島親方(元大関旭国)の養子になった。15年名古屋場所で引退して「大島」を襲名。今年の夏場所後に「友綱」を継承して、モンゴル出身力士で初の師匠(部屋持ち親方)になった。

 ▽欧州初 14年に元大関琴欧洲が、欧州出身力士として初めて取得。15年に年寄「鳴戸」を襲名した。部屋付きの親方として、佐渡ケ嶽部屋に所属していたが、独立して4月1日付で鳴戸部屋を新設した。

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カツァロフが新弟子検査「緊張はなかった」

新弟子検査を終えのぼりの前で握手をかわす鳴戸親方(左)とカツァロフ

 大相撲夏場所(14日初日・東京・両国国技館)の新弟子検査が9日、両国国技館で行われた。申し込みは7人だったが1人は受けず、受検した6人全員が身長167センチ、体重67キロ以上の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、14日の初日に合格者が発表される。

 佐渡ケ嶽部屋から独立し、4月1日に部屋を創設した鳴戸部屋からは、ブルガリア出身のベンチスラフ・カツァロフ(20)が受検し191センチ、125キロで体格検査をパスした。

 昨年の夏、故郷のブルガリアに里帰りした鳴戸親方(元大関琴欧洲)が口説き、同12月に来日。一度、ビザ取得のため一時帰国したが「ヨコヅナ」「ガンバリマス」など片言の日本語は話せるという。12歳から14歳までは空手、以後はレスリングに転向し、16歳で100キロ級、19歳では120キロ級と2度、ブルガリアのジュニアの国内チャンピオンに輝いた。五輪には出たかったというが「仕事と両立して練習するのはプロでないから大変。高いレベルには届かない」と入門を決意したという。

 この日、初めて浴衣を着てゲタも履いた。「お相撲さんになったな」というのが感想で、新弟子検査自体は「緊張はなかった」という。日本食は「カレーが好き」「ちゃんこ鍋に入っている豆腐は嫌いではないけど味がない」と言い「日本の好きなアーティストはB'z」「ブルガリアにいた時の趣味は狩り」。鳴戸親方を“通訳”に、笑みを浮かべながら報道陣に対応した。

 相撲経験がないため、現在は押し相撲を身につけるべく稽古しているという。目標の地位は「ヨコヅナ」と返答。鳴戸親方は「他の弟子(2人)と差をつけずに指導して育てたい。(自分が)言ったことは絶対に守るストイックさ、真面目さがある」と性格診断した。

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鳴戸親方がスーツ姿でモデルポーズ、スタイル抜群!

AOKI「Size MAX」事業戦略発表会にゲスト出演した鳴戸親方(左)と五輪競泳メダリストの中村真衣さん(撮影・渡辺佳彦)

 スタイル抜群の新米師匠が、一日限りのモデルに華麗なる転身! 4月1日に佐渡ケ嶽部屋から独立し部屋を創設した鳴戸親方(34=元大関琴欧洲)が13日、都内で開かれた全国に715店舗を展開するAOKIホールディングスが主催する「Size MAX」事業戦略発表会にゲスト出演。

 身長203センチ、体重は現役時代から「30~40キロは減った」(同親方)という約120キロの、モデル並みの体形にフィットしたスーツを着用し、発表会に花を添えた。

 2Lから8Lまでのサイズを取り扱う専門店「Size MAX」の単独店が、今月中に熊本市、埼玉・春日部市に開店。これを機に、ビッグサイズ衣料の拡大を図る同社の発表会に、シドニー五輪競泳女子100メートル銀メダリストの中村真衣さん(37)とともに白羽の矢が立った。最初はジャージー姿で登壇した鳴戸親方。その後、スーツに着替えて再び登壇した。モデル並みにウオーキングで登場し、ポーズも決めた同親方は「軽さ、動きやすさがいい。特にスポーツ選手は肩が大きいから、肩周りがゆったりして動きやすいのがいい。楽に着られるしフィット感もいいですね」と、着心地の良さに満足の様子。現役時代や最近も「なかなか自分に合ったサイズがない。着られればいいという感覚で、着られたら買う」と悩みを抱えていたが「カジュアルも含め服を選べる楽しみが出来ました。体が大きい人でもファッションを楽しんでください」とPRしていた。

 また前日、引退会見に臨んだ女子フィギュアスケートの浅田真央についても言及。「自分も、引退したら何も考えずに一日中、寝たいと思っていて、ゆっくり休んだ。(浅田も)人生はこれからの方が長い。ゆっくり休んで今後の人生の目標を見つけてくれれば」と話した。

AOKI「Size MAX」事業戦略発表会にゲスト出演した鳴戸親方(左)と五輪競泳メダリストの中村真衣さん(右)。中央はAOKIホールディングスの青木彰宏社長(撮影・渡辺佳彦)

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関脇琴奨菊に第1子誕生、師匠は「新たな気持ちで」

 大相撲の関脇琴奨菊(33=本名菊次一弘、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋)に第1子が誕生したことが7日、分かった。祐未夫人(30)が同日午後に千葉県松戸市内の病院で3259グラムの男児を出産。母子共に健康だという。

 師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「本人もこれでまた新たな気持ちで頑張れるだろう」と話した。

 琴奨菊は大関だった昨年1月の初場所に日本出身力士10年ぶりの優勝を達成した。だがその後は左膝などの故障で不振が続き、3月の春場所では関脇に転落。9勝止まりで1場所での復帰に必要な10勝に届かなかった。

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元琴欧洲の鳴戸親方、弟子3人に「日本の心で指導」

新しく創設した鳴戸部屋の看板の前で手を組む師匠の鳴戸親方(左から2人目)と、3人の弟子たち

 大相撲の元大関琴欧洲(34)の鳴戸親方が佐渡ケ嶽部屋から独立して興した鳴戸部屋の部屋開きが1日、東京都墨田区で行われ、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)や琴奨菊ら約100人が新たな門出を祝福した。

 現住居は仮住まいで、2年後には同区内に部屋を新築するという。ブルガリア出身で欧州から初の師匠となった鳴戸親方は「私を超える弟子を育てたい」と、将来の横綱育成を夢見た。

 その候補者の1人も夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査を受検する。ブルガリア国内でレスリングのジュニア王者に輝いたベンチスラフ・カツァロフ(20)。195センチ、133キロの体格を持つ。ほかに序二段琴小林ら3人の弟子と出発した師匠は「経験、苦労、勉強したことがたくさんある。19歳で日本に来て、私の心は日本人。日本の心で指導していく」と意気込んでいた。

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元大関琴欧洲の鳴戸親方が部屋開き「うれしい」

鳴戸部屋の看板の前で手を組む鳴戸親方(左から2人目、元大関琴欧洲)と、3人の弟子。左から序二段琴小林、夏場所で新弟子検査を受検するカツァロフ、春場所で初土俵を踏んだ琴本間

 大相撲の元大関琴欧洲の鳴戸親方(34)が佐渡ケ嶽部屋から独立して創設した鳴戸部屋の部屋開きが1日、東京都墨田区横川で行われた。新たな門出には、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)や琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)ら約100人が駆けつけ、鳴戸親方は「うれしいですね。初めての自分の部屋。ブルガリアから19歳で日本に来て、私の心の中はもう日本人。1人の日本人としてやっていきたい」と話した。

 大関に昇進した際に、先代師匠の佐渡ケ嶽親方(元横綱琴桜)から独立してもいいという承諾を得ていたそうで、14年春場所の現役引退後に「自分なりの指導の仕方がある。チャレンジしてみたいと思った」。部屋の看板は、知人の書道家の澤江抱石氏に依頼。新しい部屋は仮住まいで、2年後には同じ墨田区内に部屋を新築するという。

 5月の夏場所で新弟子検査を受けるブルガリアのレスリング王者ベンチスラフ・カツァロフ(20)を含めて、現在の弟子は3人。「先代の教えに、新しい部分を少しずつ取り入れてやっていきたい。私は1つだけ、届かなかった地位がある。私を超えた弟子を育ててみたい」と、将来の横綱を育てることを夢見ていた。

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学生横綱トゥルボルドら56人が新弟子検査に合格

 日本相撲協会は大相撲春場所初日の12日、昨年の学生横綱のバーサンスレン・トゥルボルド(日大、錦戸部屋)や、三段目最下位格付け出しの大波渥(東洋大、荒汐部屋)村田亮(東洋大、高砂部屋)ら今場所の新弟子検査合格者56人を発表した。興行ビザ取得後となる5月の夏場所でデビュー予定のトゥルボルドや大波、村田以外は2日目の13日から前相撲を取る。

 合格者は次の通り。

 阿部浩一(24)秋田県横手市出身、式秀部屋、167センチ、162キロ▽大波渥(22)福島市出身、荒汐部屋、181センチ、114キロ▽福山聖和(21)鹿児島県瀬戸内町出身、藤島部屋、174センチ、94キロ▽鈴木英樹(18)静岡県三島市出身、春日野部屋、177センチ、119キロ▽朝倉大樹(18)千葉県柏市出身、時津風部屋、172センチ、162キロ▽早坂仁希(15)横浜市瀬谷区出身、時津風部屋、172センチ、101キロ▽村田亮(22)三重県志摩市出身、高砂部屋、182センチ、167キロ▽永谷海登(15)愛知県春日井市出身、錣山部屋、171センチ、138キロ▽板東二樹(15)東京都板橋区出身、井筒部屋、165センチ、73キロ▽井上天(18)横浜市神奈川区出身、錣山部屋、180センチ、140キロ▽田辺大宜(22)岐阜県大垣市出身、木瀬部屋、190センチ、125キロ▽中尾勇聖(15)大阪府枚方市出身、阿武松部屋、172センチ、90キロ▽藤川維吹(15)佐賀市出身、尾車部屋、172センチ、126キロ▽原元有吾(15)千葉県柏市出身、佐渡ケ嶽部屋、180センチ、143キロ▽今川恭輔(15)大阪府松原市出身、佐渡ケ嶽部屋、173センチ、78キロ▽佐藤伸也(15)山形県尾花沢市出身、佐渡ケ嶽部屋、175センチ、105キロ▽長浜大河(15)神戸市須磨区出身、佐渡ケ嶽部屋、181センチ、109キロ▽塚原ヒカル(18)茨城県古河市出身、佐渡ケ嶽部屋、189センチ、161キロ▽浦崎恭乃介(15)三重県名張市出身、佐渡ケ嶽部屋、175センチ、67キロ▽梶田雅人(15)山口市出身、九重部屋、171センチ、131キロ▽山藤栄輝(15)岐阜県関市出身、出羽海部屋、176センチ、98キロ▽藤田拓也(18)宇都宮市出身、藤島部屋、181センチ、122キロ▽田井中竜昇(18)川崎市多摩区出身、藤島部屋、175センチ、117キロ▽山本隼斗(15)兵庫県姫路市出身、山響部屋、167センチ、98キロ▽斎藤聖冴(18)大阪府東大阪市出身、錣山部屋、175センチ、151キロ▽鈴木司(15)千葉県東金市出身、大嶽部屋、177センチ、113キロ▽佐藤好樹(17)福島県二本松市出身、式秀部屋、170センチ、84キロ▽早坂柊(16)川崎市川崎区出身、式秀部屋、179センチ、135キロ▽遠山瑞樹(18)大阪市生野区出身、武蔵川部屋、190センチ、103キロ▽古川光(15)大阪市平野区出身、九重部屋、176センチ、116キロ▽田中尚哉(18)兵庫県明石市出身、田子ノ浦部屋、183センチ、111キロ▽辻翔海(15)青森県大間町出身、田子ノ浦部屋、182センチ、117センチ▽佐竹風汰(18)大阪市平野区出身、田子ノ浦部屋、167センチ、84キロ▽関塚太一(15)愛知県小牧市出身、田子ノ浦部屋、187センチ、112キロ▽高橋鉄(15)愛知県小牧市出身、田子ノ浦部屋、181センチ、148キロ▽松沢亮英(18)千葉県鎌ケ谷市出身、朝日山部屋、168センチ、76キロ▽本間航平(15)東京都墨田区出身、佐渡ケ嶽部屋、170センチ、80キロ▽バーサンスレン・トゥルボルド(22)モンゴル・ウランバートル出身、錦戸部屋、187センチ、182キロ▽臼井亮裕(18)東京都足立区出身、錦戸部屋、173センチ、68キロ▽松岡裕輔(15)長野県上田市出身、東関部屋、171センチ、116キロ▽衣川真央(16)埼玉県草加市出身、玉ノ井部屋、171センチ、98キロ▽佐藤順平(15)名古屋市港区出身、千賀ノ浦部屋、181センチ、111キロ▽当真マークアーロンジャスティン(15)横浜市保土ケ谷区出身、浅香山部屋、179センチ、135キロ▽中村友哉(22)金沢市出身、宮城野部屋、169センチ、95キロ▽中野義信(15)山梨県笛吹市出身、宮城野部屋、166センチ、138キロ▽島袋璃空(15)沖縄県竹富町出身、宮城野部屋、173センチ、100キロ▽井上直輝(15)福岡市早良区出身、二所ノ関部屋、169センチ、95キロ▽上戸大輝(21)愛知県豊田市出身、立浪部屋、175センチ、117キロ▽山我裕基(18)茨城県取手市出身、立浪部屋、168センチ、89キロ▽佐藤直希(15)長崎県大村市出身、立浪部屋、177センチ、132キロ▽新垣海波(14)沖縄県石垣市出身、立浪部屋、171センチ、73キロ▽浜崎純也(15)埼玉県日高市出身、湊部屋、172センチ、114キロ▽前田剛志(15)埼玉県三郷市出身、湊部屋、169センチ、155キロ▽矢田宏太(17)和歌山市出身、尾上部屋、195センチ、203キロ▽マスヤマ・アルトゥー・ヒデミ・ソウザ(15)愛知県西尾市出身、尾上部屋、173センチ、88キロ▽今野康祐(18)東京都足立区出身、境川部屋、184センチ、158キロ

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鳴戸部屋を承認 親方「私を超える弟子育てたい」

理事会後に取材に応じる鳴戸親方

 日本相撲協会は10日、大阪市内で理事会を開き、4月1日付での鳴戸部屋の新設と、佐渡ケ嶽部屋から鳴戸親方(34=元大関琴欧洲)、序二段琴小林、春場所新弟子検査受検者の本間航平の転属を承認した。

 ブルガリア出身で欧州出身初の師匠となる鳴戸親方は「私を超える弟子を育てたい夢がある」と表情を引き締めた。レスリング経験者だけに「栄養バランス、トレーニングの仕方、休みも必要だし、メンタルも全部含めて指導したい」と、独自手法での弟子育成に意気込みを示した。

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元大関琴欧洲の鳴戸親方が独立へ 欧州出身初の師匠

元大関琴欧洲の鳴戸親方

 大相撲の元大関琴欧洲の鳴戸親方(34=本名安藤カロヤン、ブルガリア出身)が所属する佐渡ケ嶽部屋から独立し、4月から自らの部屋を設立することが1日、日本相撲協会関係者の話で分かった。今月中の協会理事会で承認される方向で、欧州出身初の師匠となる。外国出身では3人目。

 鳴戸親方は2002年九州場所で初土俵を踏み、06年初場所で欧州出身初の大関に昇進した。2メートルを超える長身を生かして優勝1度を記録。14年春場所で現役引退し、部屋付きの親方として後進を指導していた。現役時代に日本人女性と結婚し、14年1月に日本国籍を取得した。

 名称は「鳴戸部屋」で13年12月の消滅から復活する。同部屋は新横綱稀勢の里関が入門時から所属し、現在は田子ノ浦部屋に変更されている。

 鳴戸親方は東京都墨田区内での仮住まいから始め、内弟子は現在1人。既にブルガリア人の入門希望者もおり、5月の夏場所前に新弟子検査を受検予定だという。

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琴勇輝白星「疲労抜けた」佐渡ケ嶽部屋の連敗止める

<大相撲初場所>◇16日◇9日目◇東京・両国国技館

 西前頭6枚目琴勇輝(25=佐渡ケ嶽)が東前頭13枚目臥牙丸(29=木瀬)を下して、4日目の琴恵光(25)から続いていた、同部屋関取衆の連敗を16で止めた。

 自身も1週間ぶりの白星で「疲労が抜けました」と安堵(あんど)の表情。その後には、兄弟子でかど番の大関琴奨菊(32)の連敗も6で止まるなど、いい流れを作った。

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