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山中竜也1発で沈む 階級上げた再挑戦も視野に

7回、サンダール(右)の右パンチが山中の顔面にヒット(撮影・白石智彦)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館


 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が0-3の12回判定負けで、2度目の防衛を逃した。同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)の右ストレートで7回にダウンを喫し、終盤は約15キロの減量の影響で両脚がつった。流血しながら意地を見せたが、ライトフライ級への転向を含めて、今後のプランは再考することになる。中卒から、たたき上げの男が大きな壁にぶち当たった。

 快調だったはずの山中が、1発の右ストレートで沈んだ。徐々に距離を詰め、戦略通りに進んでいた7回。サルダールのワンツーをあごに受け「かなり効きました」。起き上がると、今度は両脚がつった。言うことを聞かない体に加え、終盤には左まぶた付近から流血。懸命に立ち向かったが「向こうが勝ったと思いました」と覚悟を持ち、12回終了のゴングを聞いた。

 順調に見えた減量にも落とし穴があった。山下会長は「減量やね」とつった両脚について分析。3月の初防衛以降、祝いの場が増え、山中の体重は62キロ台に達した。47・6キロのリミットまでは約15キロ。最近の世界戦では体重超過が度々問題となっており、王者として「怖いのは怖い。計量失敗する夢を見ることもある」と、その不安は増した。

 減量期間中は神戸市内の自宅に母理恵さん(47)が訪れ、減量食を用意。前日計量では100グラムアンダーでパスし「体調はいいです」と笑った。この日はママチャリで会場入りし、普段通りかと思われた流れだったが、足をすくわれた。

 ベルトを失った控室では、額に巻いた白のタオルを血でにじませながら「その時(ダウン)だけ(ガードを)開いてしまった」とポツリ。それでも「これで終わるつもりはない」と言い切った。山下会長は「本人と話して決める」とし、ライトフライ級転向も含めて、今後のプランを再考する。中学卒業後からボクシングに打ち込む理由を「好きだから。漫画(はじめの一歩)を読んで、長谷川(穂積)さんを見てのめり込んだ」と言い切る男。立ち止まるのは、まだ早い。【松本航】

7回、サンダール(右)の右パンチが顔面にヒットしダウンする山中(撮影・白石智彦)

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山中慎介さんが引退式、愛妻に感謝伝え結婚式約束

笑顔で鏡開きをする山中さん


 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者山中慎介さん(35)の引退記念パーティーが1日、1300人の後援者が集まって都内のホテルで盛大に行われた。冒頭に試合のテーマ曲とともに入場して壇上に上がると、「入場を思い出して泣きそうでした」と感慨深げに切り出した。

 日本歴代2位の12連続防衛を果たした名王者の節目の日は、次々にサプライズゲストが登場する豪華なものとなり、ビデオメッセージにはビートたけし、明石家さんま、松本人志、松本潤ら芸能界からも慰労の言葉が届いた。

 本人発のサプライズは式の最後。支え続けてくれた妻沙也乃さんへのメッセージだった。これまで表舞台に上がることはなかった愛妻に花束を渡し、感謝の言葉を述べ、「式を挙げていないままきているので、これから」と結婚式を行うことを約束した。

 3月1日のWBC世界同級タイトルマッチで、大幅な体重超過で王座失格となったルイス・ネリ(メキシコ)に敗れ、王座返り咲きならずに引退を表明した。この日がちょうど4カ月。テレビ出演、イベントなどで多忙な日々を送っており、「今後どうするかははっきりときまっていない。今年ゆっくり考えてみようと思います」と話した。

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ネリにWBC6カ月資格停止処分、山中戦で体重超過

WBC世界バンタム級タイトルマッチの前日計量で体重オーバーとなり、会場を引き揚げるネリ(18年2月28日、撮影・狩俣裕三)


 世界ボクシング評議会(WBC)は18日、引退した山中慎介氏の現役最後の試合となった3月のバンタム級タイトルマッチで、体重超過のために王座剥奪となったルイス・ネリ(メキシコ)を6カ月の資格停止とすると発表した。期間は9月1日まで。

 日本ボクシングコミッション(JBC)は、既に日本でのボクシング活動を永久に停止させると発表している。WBCはネリを聴取し、最終的な処分を検討していた。

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ウィテカー、体重超過の挑戦者に判定勝ち UFC

ロメロとの激闘を制し、判定勝ちしたミドル級王者ウィテカーPhoto by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

<UFC:225大会>◇9日(日本時間10日)◇米イリノイ州シカゴ、ユナイテッド・センター


 UFCミドル級王者ロバート・ウィテカー(27=ニュージーランド)が意地をみせた。挑戦者級1位のヨエル・ロメロ(41=キューバ)の体重超過で急きょノンタイトル戦に変更となったメインイベント同級5分5回。圧倒した1回途中で「手が使えなくなった。ひじのあたりまで感覚がない」という負傷のアクシデントに陥った。

 2回以降はロメロに攻め込まれ、ダウンも許し、テークダウン数も上回られたが、ウィテカーも体重超過した「元挑戦者」に負けるわけにはいかなかった。追い詰められながらもミドルキックなどで応戦して踏ん張り、グラウンドで攻め込まれながらも5回を戦い抜いた。2-1の判定勝ちで勝利したウィテカーは「ヨエルはトラックみたいにぶつかってくるし、必死に耐え抜いて巻き返さないといけなかった。接戦だったから、どっちの可能性もあると思っていたけど、オレもかなり打ち込んだし、5ラウンドのうち3ラウンドは取ったし十分いけるだろうと思っていた」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

 試合後、再びUFCベルトを腰に巻くと「本当にタフな試合だったけど、これから戻ってチームと話してから、次にどうすべきか考える」と体重超過したロメロへの怒りを抑えながら王者らしい貫禄をみせた。

ロメロ(左)に蹴りを見舞うミドル級王者ウィテカーPhoto by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

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ロメロまた体重超過…王座戦がノンタイトル戦に変更

UFC王座戦が挑戦者の体重超過でノンタイトル戦に


 米総合格闘技のUFC225大会は9日(日本時間10日)、米イリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで開催されるが、メインイベントのUFCミドル級タイトル戦が挑戦者の体重超過で急きょノンタイトル戦に変更された。同級王者ロバート・ウィテカー(27=ニュージーランド)はリミット185ポンド(約83・91キロ)でパスしたものの、挑戦者となる同級1位のヨエル・ロメロ(41=キューバ)が185・2ポンド(84・01キロ)で0・2ポンド(約100グラム)の体重オーバー。規定体重を満たせず、ノンタイトル戦としての開催が決定。ロメロが勝利しても王座移動がなくなった。

 ロメロは2月のUFC221大会でのルーク・ロックホールド(米国)とのミドル級暫定王座決定戦でも体重超過したばかりだった。試合は3回KO勝利したものの、暫定王座の獲得はできずに後味の悪い結末になっていた。これで2戦連続のルール違反となっただけに、UFCの対応が注目されそうだ。

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井上尚弥WBSSに参戦 体重超過ネリとの対戦も

井上はチャンピオンベルトを肩に指で「3」を作ってポーズを決める(撮影・井上学)


 国内最速16戦目での3階級制覇を成し遂げたボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が日本人初の4団体統一を狙う意欲を示した。10年間無敗で、4年間王座を守ったマクドネルを112秒でTKO撃破してから一夜明けた26日、横浜市の所属ジムで会見。参戦表明した賞金争奪の最強決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)の優勝を掲げ「ベルト統一できたらうれしい」と声を弾ませた。

 WBSS参戦決定済みのWBO王者テテ(南アフリカ)からツイッターを通じて対戦希望が届いた。大橋会長によると、山中戦の体重オーバーで日本永久追放となった前WBC王者ネリ(メキシコ)もWBSSに参戦見通し。組み合わせ次第では井上-ネリなど1回戦から注目カードになる。井上は「最強を証明し、日本ボクシング界を盛り上げたい」と強調した。

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田口良一、初の2団体王座防衛へ「気合で」計量パス

WBA・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチの調印式を終えポーズをとる王者田口(右)と挑戦者ブドラー(撮影・野上伸悟)


 20日に開催されるプロボクシングのダブル世界戦の調印式と前日計量が、19日に試合会場となる大田区総合体育館で行われた。

 WBA&IBF世界ライトフライ級タイトルマッチは、王者田口良一(31=ワタナベ)とIBF6位ヘッキー・ブドラー(30=南アフリカ)ともリミットの48・9キロで一発クリアした。

 最近は世界戦でも体重超過が多く、問題視されている。田口は前日から何も食べていないが「直前はきつかったが、気合で絶対落とそうと思った。ぎりぎりでパンツを脱ぐも嫌ですから。向こうもリミットを作ってきてくれてうれしい」と笑みを見せた。

 上半身に入れ墨を入れたブドラーの裸を初めて見たが「すごいタトゥー。痛みには間違いなく強い」と笑わせた。公開練習では左構えも見せた。「絶対右。かく乱でしょう。気にしない」と話し、試合のカギには「動きを封じたいし、先手をとりたい」とジャブを挙げた。

 日本人としては史上初となる2団体王座の初防衛がかかる。「厳しい試合になるかもしれないが、正々堂々と激しい打ち合いをしたい。盛り上がる試合をして、自分が勝つ」と言い切った。

WBA・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチの調印式、計量を終えポーズをとる王者田口(右)と挑戦者ブドラー(撮影・野上伸悟)

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比嘉処分 ジムは真摯な姿勢示すべき/記者の目

比嘉大吾(右)、具志堅用高会長


 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、体重超過でWBC世界フライ級王座を剥奪された比嘉大吾(22=白井・具志堅)に、ボクサーライセンス無期限停止処分を下した。ファイトマネー相当額の20%を制裁金とし、復帰には1階級以上上げることを義務付けた。処分停止解除は定期的に体調管理報告などを受け、総合的に勘案して決める。具志堅会長、野木トレーナー、滝田マネジャーは戒告処分。世界戦で日本人初の失態に過去例のない重い処分となった。

      ◇       ◇

 比嘉の処分発表前、26日のIBF世界2位決定戦の前日計量があった。日本人対決の両者はほれぼれするような肉体で、リミットにピタリだった。耳に残る一言がある。ネリが2・3キロ超過の瞬間、山中が吐き捨てた「ふざけるな!」。外国人の失敗はよく見てきたが、日本人が失敗するとは思いも寄らなかった。

 試合間隔の短さ、筋肉増強のフィジカルトレ、体質…。理由はいろいろだろうが、ジムの管理責任は重い。計量2日前の予備検診では見る影もない姿だった。その夜は他選手の試合で、戒告処分の3人は比嘉と別行動だった。危機感があったのだろうか。

 「あってはならない事態を引き起こしてしまったことを深く反省しております。JBCの処分を厳粛に受け止め、選手の健康管理を徹底する所存です。お騒がせ致しましたことをあらためて心よりおわび申し上げます」。ジムはコメントを出すにとどまった。せめて真摯(しんし)な態度、姿勢を示す会見をすべきだった。【河合香】

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比嘉ライセンス無期限停止 体重超過失態に重い処分

報道陣に処分を説明する日本ボクシングコミッションの安河内事務局長


 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、体重超過でWBC世界フライ級王座を剥奪された比嘉大吾(22=白井・具志堅)に、ボクサーライセンス無期限停止処分を下した。ファイトマネー相当額の20%を制裁金とし、復帰には1階級以上上げることを義務付けた。処分停止解除は定期的に体調管理報告などを受け、総合的に勘案して決める。具志堅会長、野木トレーナー、滝田マネジャーは戒告処分。世界戦で日本人初の失態に過去例のない重い処分となった。

 JBCは前日24日にジムから報告書が届くと、この日午前に倫理委員会を開いた。比嘉が900グラム超過で世界戦では日本人初の計量失敗、王座剥奪の上にギブアップで9回TKO負けから10日目。階級制スポーツに反する大失態に、処分は厳しいものとなった。

 安河内事務局長は「影響は計り知れなく、懲罰の意味で重い処分とした。日本の宝であり、将来を見据えた救済も考えた」と説明した。体重超過は過去1年間停止が最長も、興行優先で途中解除した例もある。「期限を設けて再起ありきではない」とし、処分解除は定期的に健康状態や管理報告を受けて判断していく。

 倫理委員会では再発防止策として、体重超過への罰則規定も話し合われた。5月中旬までにまとめる予定だが、制限体重を3%超過した場合は、再計量もせずに試合中止とする規定を設ける方針を明かした。

 世界戦は認定団体との合意が必要だが、安河内事務局長は「階級制であり、フェアが条件の競技。日本が世界の流れをつくっていきたい」と話した。JBCでは当日計量も実施し、8%超過選手には昇級を勧告している。今後は2回目の8%、1回目も12%超過選手は強制的に昇級させる考えも示した。

 3月に山中の世界再挑戦で体重超過した王者ネリは、日本から永久追放となった。国内では今年、体重超過がすでに6件と増加傾向にあり、計量失敗で棄権した日本王者もいる。今、ボクシング界のあり方が問われている。【河合香】

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山中慎介さん不変の懐の深さ。第2の人生でも

議場での引退セレモニーで多くのファンの前で左拳を掲げる山中さん


 名王者の懐の深さがかいま見えた。

 3月に引退したボクシングの元WBC世界バンタム級王者山中慎介さん(35)の引退セレモニーが25日、中野区役所で開かれた。日本歴代2位、12度の防衛を重ねる偉大な王者となる前の09年から居を構え、故郷の滋賀県に続く「第2の故郷」となった東京都中野区。2度の引っ越しも同区内で、16年には制定されたばかりの名誉区民にも選出されている。

 縁深く、この日からガウンやトロフィーなどの引退記念展示が同区役所で始まったのに合わせ、セレモニーが開かれる運びとなった。平日、それも大雨の午後1時。それでも会場となった議場には次々に「区の英雄」と見ようと人が詰め掛けた。会場に入れない人も出るほどで、山中さんも「毎試合駆けつけてもらい、応援が力になりました。ありがとうございました」と花束片手に感激したように謝辞を述べた。

 昨年8月、日本記録の13度目の防衛に挑んだルイス・ネリ(メキシコ)との試合でプロ初黒星。その後に相手のドーピング陽性反応が発覚するなど、いわく付きとなった因縁の相手との再戦は3月。意図的に思える大幅な体重超過で前日計量失格となり、体調面での大きな差は明らかに、2回TKO負けで引退を決めた。

 そんな幕切れは決して本人の望んだものではないが、この日は「最後の2試合はしょーもない相手と当たり、良い結果出せませんでしたけど」と自ら言及した。周囲が気にしそうな話題を自ら持ち出し、それも「しょーもない」とほほ笑みながら口にする姿に、会場の空気が和らいだ。それは度量の広さを感じさせるスピーチだった。

 その後も、「らしさ」は続いた。5月11日までの展示に「あった方がいいでしょ」と、WBCベルト、米老舗専門誌「リング誌」選定のベルトを加えることを提案。田中区長は「これは警備を考えないといけない」とうれしい悲鳴で感謝した。

 現役時代から、謙虚さと思いやりとユーモアを兼ね備えていた。それが世界王者を一層魅力的にしていた。

 「第2の人生はボクシングでお世話になった人に恩返しなどを含めて、積極的に何でも取り組みたい」

 いまはどんな道を進むのかは本人も分からないという。これからも変わらぬ性格で、より魅力的になっていくのではないかと勝手に思っている。【阿部健吾】

議場での引退セレモニーでベルトを前に左拳を掲げる山中さん

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体重超過した比嘉大吾にライセンス無期限停止処分

ロサレスに破れ、一礼する比嘉大吾(2018年4月15日撮影)


 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、体重超過でWBC世界フライ級王座を剥奪された比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)にライセンス無期限停止処分を下した。また、制裁金としてファイトマネー相当額の20%を徴収する。前日にジムからの報告書が届いたことを受けて、この日倫理委員会を開いて協議した。体重超過では過去例のない最も重い処分となった。

 さらに次戦は1階級以上上げて試合を実施することを義務付けた。管理責任としてクラブオーナーの具志堅用高会長、野木丈司トレーナー、瀧田通子マネジャーに対して、管理責任懈怠(けたい)を理由に戒告処分を課した。無期限停止解除は、定期的なコンディションの管理報告、健康状態報告などを受け、総合的に勘案して決定するとした。

 処分理由は「階級制を前提としたプロ競技スポーツであるボクシングに対する社会的信用を著しく毀損(きそん)する行為である。また、世界タイトルマッチにおける公式計量で日本選手が失格となったことは長い日本プロボクシング史上一度もなく、この点からもボクシングファンの信頼並びに社会的なボクシングに対する信頼を揺るがす結果となった」とした。

 比嘉は制限体重を900グラムオーバーし、世界戦に出場する日本選手として初の計量失敗。9回TKO負けした15日の試合後には入院し、既に退院したが今も体調回復に努めているという。

 安河内事務局長は「影響は計り知れなく、懲罰の意味で厳しい処分となった。犯罪とは違い、日本の宝であり、救済の観点も必要と総合的に勘案した」と説明した。今後については「ジムや本人とまず話し合い、その後は定期的に報告を受けながら解除を判断していく。再起ありきにはしない」と話した。

 倫理委員会では再発防止策として、体重超過への罰則規定についても話し合われた。5月中旬までにまとめる方針だが、制限体重の3%超過で試合中止とする規定を設けるという。世界戦は認定団体の承認が必要だが、安河内事務局長は「階級制であり、フェアが条件。日本が世界の流れをつくっていきたい」とも話した。

 白井・具志堅ジムは「このたびは比嘉大吾の計量失格という、あってはならない事態を引き起こしてしまった事を深く反省しております。比嘉は試合後、検査のために入院しましたが、現在は退院しております。JBCの処分を厳粛に受け止め、選手の健康管理等を徹底する所存です。お騒がせ致しましたことを、あらためて心よりおわび申し上げます」とのコメントを出した。

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比嘉体重超過でJBCに報告書、近日中に処分検討へ

比嘉大吾(右)、具志堅用高会長


 日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は24日、体重超過のためWBC世界フライ級王座を剥奪された比嘉大吾が所属する白井・具志堅スポーツジムから報告書が同日に届いたことを明らかにした。近日中に倫理委員会を開き処分を検討する。

 長期出場停止の可能性もあり、安河内事務局長は「しっかり精査して判断する」と述べた。比嘉は制限体重を900グラムオーバーし、世界戦に出場する日本選手として初の計量失敗となった。9回TKO負けした15日の試合後には入院したが、既に退院し体調回復に努めている。

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京口紘人5・20V2戦、相手はパッキャオ援助の男

今年に入って新調した「バンクール」社製のスーツを着用して会見に臨んだ京口


 ボクシングIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)が5月20日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界ライトフライ級7位ビンス・パラス(19=フィリピン)と2度目の防衛戦に臨むことが23日、発表された。1階級上の挑戦者はIBFに転級申請済みで、来月発表の同団体ミニマム級最新ランキングに入る見通しだという。

 13勝無敗のパラスは、幼少時代に出会った元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の心遣いで、病気の父の治療費などの援助を受けていた。路上でゴミを集めて働くなど苦労を重ねながら、パッキャオを目指し、プロボクサーになったという。

 都内のジムで会見した京口は「ハングリーな選手だと思うので、そういった選手にしっかり勝ちきることが、成長につながる」と気合を入れ直した。また親交の深い前WBC世界フライ級王者比嘉大吾の体重超過については「プロなので何も言い訳にならない」とあえて厳しい言葉を口にした。

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井上尚弥、比嘉に「メンタル作り直して復帰して」

身長178センチの英国人ボクサー、ハムザ(右)とスパーリングに臨んだ井上尚弥


 3階級制覇を狙うボクシングの前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が、17日に横浜市内の所属ジムで、WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)を想定した練習相手との初スパーリングを開始した。

 井上が、体重超過で王座剥奪となった前WBC世界フライ級王者比嘉に再起のエールを送った。自らも最大で12キロの減量を経験しながら2階級制覇してきたこともあり「やると決めた以上、ウエートを作れない責任はある。ただ、まだ若いしメンタルを作り直して復帰してほしい」と口にした。

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比嘉は脱水症状続く 復調後リポート提出、処分検討

15日、8回に比嘉(右)はロサレスの攻撃に苦しむ


 ボクシングの前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が16日、師匠の元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高会長(62)と一緒に受賞した沖縄県民栄誉賞の辞退を同県に伝えた。同日に同県が発表したもので、2人そろって辞退したいとの意向を示しており、今日17日午後に県庁で予定されていた表彰式も取りやめになった。

 翁長雄志知事は「2人の気持ちにも配慮した。ぜひ受けてもらいたいと考えており、相談しながら進めたい」とコメントした。14日の前日計量で体重超過による王座剥奪、15日の試合もプロ初黒星で日本新記録の16連続KO勝利を逃した比嘉に向け、同知事は「さらに精進し、これまで以上に活躍されることを期待している」とエールを送った。

 関係者によると、比嘉は15日の試合後、神奈川県内の病院に直行してあらためて検査を受けた。点滴などの治療を受けたものの、まだ脱水症状が続いている状態だという。日本ボクシングコミッションは16日、比嘉の体調が落ち着いた後にヒアリング、あるいは所属ジムからの体重超過に至るまでのリポート提出を要請する方針。その後、今回の世界戦での体重超過に対する処分を検討するという。

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比嘉大吾と具志堅会長、謝罪文を掲載/コメント全文

比嘉大吾(右)、具志堅用高会長


 体重超過で王座を剥奪されたプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)と師匠の具志堅用高会長(62)が16日、所属ジムの公式サイトで謝罪文を掲載した。

<具志堅会長のコメント>

 この度のWBC世界フライ級タイトルマッチ 比嘉大吾(白井・具志堅)対クリストファー・ロサレス(ニカラグア)におきまして、比嘉が規定体重に至らず、正式なタイトルマッチとして行うことが出来なかったことを深くお詫び申し上げます。

 適性体重でないにもかかわらず対戦を望んでくださったロサレス選手、陣営の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして、何より今回の試合を楽しみにして下さったボクシングファンの皆様にも心よりお詫びいたします。

 2月の試合が1ラウンドで終了しダメージもなかったことから、今回の試合の出場を決定いたしました。結果的にこのような事態を招いた全責任は会長である私にあります。

 ボクシング界に与えてしまった影響を厳粛に受け止め、JBCの処分を待ちたいと思います。

 多大なるご迷惑をおかけしましたことを、改めて心よりお詫び申し上げます。

白井・具志堅スポーツジム

会長 具志堅用高

<比嘉大吾のコメント>

 4月15日のタイトルマッチで体重調整が上手くいかず、計量をクリアすることができませんでした。

 対戦相手のロサレス選手はもちろん、この試合に携わってくださったすべての皆様、ファンの方々に心からお詫び申し上げます。

 試合をするための大前提である、体重を作るという事が出来なかったのはプロとしてとても恥ずかしいことです。今回このような結果になってしまった事を深く反省しています。

 今は体調回復に努め、今後の事はJBCの処分に従います。

 本当に申し訳ございませんでした。

白井・具志堅スポーツジム

比嘉大吾

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武井壮「ルール変えなきゃ」比嘉体重超過問題で持論

左から比嘉大吾、武井壮


 武井壮(44)が16日、文化放送で放送された特番「武井壮のガッとしてビターン!」で、親交が深いプロボクサーの比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、体重超過でWBC世界フライ級王座を剥奪された揚げ句、級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)に9回TKO負けした件に触れ「ルールを変えなきゃいけない」と訴えた。

 武井は、「比嘉選手は、日本の世界王者として初めて世界戦で体重超過をやってしまったことは汚点を残したなと思います。僕は普段かわいがっている後輩だし、仲の良い友人でもあるけれど『やっちゃったな、やってはいけないミスを犯したな』と思っています」と比嘉を厳しく批判した。

 その上で、山中慎介さんがWBC世界バンタム級タイトルマッチで、前日計量の大幅な体重超過で王座を剥奪された前王者ルイス・ネリ(メキシコ)と再戦し2回TKO負けした件と比較し、比嘉の今回の体重超過は「最大級の迷惑をかけなかったことが救い」と語った。

 武井 (山中さんとネリの試合は)体重超過してかなり重い状態で作ってきて、体力を消耗していない選手と試合をして2ラウンドでKOされてしまうっていうようなことが起きてしまった。まともに体を作って絞って削れた状態で試合会場にきてたった1日リカバーした分で戦う、という今のボクシングのルールを守らなかった選手にメリットがあるということなんですよ。(中略)ただ今回の比嘉選手は負けたから。調整に失敗して、パワーもなくて、しかも相手も強くて。だから、やられちゃった側がデメリットを被っていないからまだ良かった。比嘉選手が最大級の迷惑をかけなかったことが救いだったと僕は思っていて。

 その上で「きちっと作った挑戦者がチャンピオンを打ち負かすということ以外に幸せなゴールが何一つないということになっちゃう。だからルールを変えなきゃいけないんじゃないかなあと」とルール改正を訴えた。そのポイントは

 (1)初日の計量でオーバーしちゃったらその時点でハンディマッチにする。例えば12ラウンドある中を3分割して4ラウンド分、4ポイント減点した状態からスタートするとか。そしたら例えば、数百グラムのオーバーを2回目の計量までに落として来たら、そのポイントだけで済む。4ラウンド取れているんだからもう無理して攻める必要ないし、しっかりパンチを見られるし、一方相手はしっかり攻めていかないと取り戻せないから体力も使うだろうし。フラット(平等)にはならないけれど、そこでちょっと少しやってしまった側にハンディキャップを与えられるじゃないですか。

 (2)2回目の計量もだめでした、そして当日の何キロまでに抑えてくださいというところまでを守った。つまり今回の比嘉選手のように、1日目の計量が全部だめだったら、もうその時点で、王座移動でいいと思う。相手がチャンピオンでいい。それでも興業の問題で試合を行わなくてはいけないんだったら、まずチャンピオンが入れ替わった状態で、比嘉選手がチャレンジャーとして挑戦することになる。しかもそこにハンディキャップがもうある。しかも初日のハンディキャップよりも二日目の方が大きくて、判定になったらもう勝てない。KOして勝った場合だけ無効試合になる。チャンピオンを奪った選手はチャンピオンのまま。

 武井は「賛否あると思うんですけど、けどまあ危険性をはらんだ試合を行う、体重超過をしていない選手にメリットを与えるという意味ではこのくらいないといけないと思う」と持論を展開した。

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ロサレス新王者「比嘉のパンチに力は感じなかった」

6回、比嘉(右)はロサレスから連打を浴びる(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。当日計量を規定体重内でパスし、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と対戦。左ボディーなど軸に攻め続けたが、公開採点でも劣勢となっていた9回、具志堅用高会長(62)の棄権要請でレフェリーストップとなった。

 ロサレスはリーチの長さを生かしたパンチを次々と繰り出した。比嘉の攻撃を受けてもひるまず、連打でお返し。9回が始まって相手の手数が減り、勝利を確信したという。「大変幸せ。待ちに待った瞬間が訪れた」と歓喜に浸った。試合前日に比嘉が体重超過で王座を剥奪された。想定外の事態だったが、ロサレス自身は集中を乱さなかった。「比嘉のパンチに力は感じなかった。だから攻撃的にいくことができた」と誇らしげに話した。

比嘉(右)はロサレスに9回TKO負けを喫し観客に頭を下げる。後方左は具志堅会長

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JBC比嘉陣営聞き取り調査へ「悪質ではないが…」

具志堅会長(左)が見守る中、当日計量をパスした比嘉


 JBCの安河内剛事務局長は15日、体重超過で世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座を剥奪された比嘉大吾の陣営に対して16日から聞き取りなどの調査を行うことを明らかにした。

 報告書の提出も求めるとし「悪質ではないが、しっかり精査しないといけない」と話した。出場停止などの処分が予想される。比嘉と同じ沖縄県出身で、日本記録の15戦連続KO勝利で並ぶ元世界チャンピオンの浜田剛史氏は「特に世界王者が体重オーバーをやってはいけない。処分を受け入れ反省してほしい」と指摘した。

 ◆比嘉の前日計量VTR 14日午後1時、都内のホテルで開かれた計量で、リミット(50・8キロ)よりも900グラムオーバー。再計量へ2時間の猶予を与えられたものの、1時間半後となる午後2時半過ぎ、具志堅会長が再計量することなくギブアップを発表。同会長は「あってはならないことがあった。申し訳ありません。一生懸命努力したが、とにかく汗が出ません。選手を信用していた。まさかという…。短期間でもってきて…。最終的に私の最大の責任」と頭を下げて謝罪した。

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比嘉大吾、出場直訴も9回限界 処分待ち長期休養へ

9回、ロサレス(左)に破れ、引き揚げる比嘉(撮影・林敏行)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。当日計量を規定体重内でパスし、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と対戦。左ボディーなど軸に攻め続けたが、公開採点でも劣勢となっていた9回、具志堅用高会長(62)の棄権要請でレフェリーストップとなった。日本ボクシングコミッション(JBC)による処分を待ちながら、比嘉は長期休養に入る。

 力尽きた、ふらついた体で、比嘉は頭を下げながらリングから下りた。WBCの公開採点でジャッジ3人中2人がロサレスを支持した8回終了時、具志堅会長からJBCに棄権の要請が入った。接近戦で打ち合っていた途中に試合はストップ。控室に戻ると涙を流し、そして泣き続けた。「ごめんなさい」と同会長に謝罪。「心配するな、よくやった」と褒められ、心が救われた。

 当日朝の計量で、試合実施のために設定された55・3キロを下回る54・7キロでパスした。しかし脱水症状になるまで極限まで追い込んだ肉体のダメージは大きかったが、周囲の心配を振り払い、自ら出場を直訴。落ち込んだ気持ちを奮い立たせるため、通常よりもウオーミングアップし、顔を紅潮させてリングに立った。試合後は「何も出てこない。改めて話します。ごめんなさい」とだけ話した。

 当日朝に計量パスした後には「世界王者にもかかわらず、計量をミスして申し訳ありません。ロサレス陣営に申し訳ないです。ボクシングファンのみなさま、プロモーションの方々に謝りたいです」と深々と頭を下げた。リングで拳を交え、来日した挑戦者に敬意を表したかったようだ。具志堅会長も「2~3回で止めることも考えていた」。ギリギリの状態だった。

 体重超過の原因について具志堅会長は「今回(の減量ミス)は短期間だったこと。体重を落とすにはもう少し余裕が必要だった」と分析。その上で「2カ月ぐらいで試合をさせた本当に私の責任。甘かったです」とあらためて謝罪した。今月中にもJBCから体重超過に対する比嘉への処分が決まる見通し。長期間の出場停止も想定されるため、同会長は「今後のことは全く考えていない。JBCの処分があるので、しっかりと決定を待ちたい」と神妙な面持ちだった。

 まずは長期休養で疲労が蓄積し続けた心身を癒やす方向。22歳と若いものの、試合できない状態が続けば誰でも実戦感覚は鈍る。比嘉の再起は、いばらの道になりそうだ。【藤中栄二】

9回、クリストファー・ロサレスにTKO負けする比嘉(右端)。右から3人目は具志堅会長(撮影・狩俣裕三)
8回、ロサレス(左)に左フックを食らう比嘉(撮影・狩俣裕三)

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比嘉大吾、栄誉賞辞退も「沖縄行ける状態ではない」

9回、クリストファー・ロサレスにTKO負けする比嘉(右端)。右から3人目は具志堅会長(撮影・狩俣裕三)


 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。

 比嘉が、明日17日に故郷沖縄県庁で予定される県民栄誉賞の授賞式に出席できない見通しとなった。2月に地元沖縄での2度目の防衛戦で勝利後、具志堅会長と一緒に受賞することが発表されていた。15日の試合でのダメージが大きいためで、同会長は航空便での移動は難しいと判断した様子。「本人は沖縄に行ける状態ではない。受賞も辞退した方がいいのではないかと思っている。明日、相談してから決めたい」と明かした。なお翌18日に比嘉、具志堅会長の2人で出席予定だった東京シティ競馬(東京・大井競馬場)のトークショーも中止が発表された。

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村田諒太が初防衛、比嘉TKO負け/W世界戦詳細

<プロボクシング:ダブル世界戦>◇15日◇横浜アリーナ

 2012年ロンドン五輪金メダリストでWBAミドル級王者の村田諒太(32=帝拳)が同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)を8回TKOで下し初防衛戦に成功した。

 WBCフライ級では体重超過で王座剝奪となった比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が同級2位のクリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)に9回TKO負けを喫した。連続KO勝利は15でストップし日本新記録はならなかった。ロサレスが新王者となった。

8回、ブランダムラ(後方右)をTKOで破り、初防衛を果たす村田(撮影・狩俣裕三)

WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦

王者村田諒太(32=帝拳)8回TKO同級6位エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)

【1回】村田は相手の様子を見ながら徐々に間合いを詰める。2分30秒すぎ、左ジャブから右ストレートが有効、2分50秒すぎ、右ストレートが相手のボディーにクリーンヒット

【2回】1分20秒すぎ、村田の右フックから左ボディーがヒット。2分10秒すぎ、ガードの隙間から村田は白いマウスピースをのぞかせニカッと笑う。相手も左ボディーから左フックのコンビネーションで応戦

【3回】1分30秒すぎ、村田は相手のガードの上から右ストレートを3発。相手はロープを背に動き回ってかわす。2分30秒すぎ、フットワークで距離を詰めさせない相手に村田はガード越しに右ストレートを断続的に見舞う

【4回】1分30秒すぎ、村田の左ジャブがヒット。1分45秒すぎ、村田は相手のガードの上から右ストレートを何度も繰り出す

【5回】相手は左右体を振って村田に的を絞らせない。村田は2分30秒すぎ、右ボディーを立て続けにヒットさせる

【6回】50秒すぎ、右ストレートが顔面を捉える。1分10秒すぎに村田の右ボディーに相手は顔をしかめる。2分すぎ、村田の強烈な右ストレートをもらい相手の足元がふらつく。2分45秒すぎ、村田のラッシュ。右ストレートで追い詰める

6回、ブランダムラ(左)に右ストレートを打ち込む村田(撮影・狩俣裕三)

【7回】2分10秒すぎ、村田の右ストレート。2分30秒すぎにも右ストレートを村田が繰り出すも単発。相手はのらりくらりと村田のハードパンチをかわす

7回、村田(右)はブランダムラをロープ際に追い詰める(撮影・足立雅史)

【8回】2分10秒すぎ、村田は左ジャブの連打から間合いを詰めて右ストレートをヒットさせる。2分40秒すぎ、村田は左ジャブから右ストレートをクリーンヒット。相手の足元がぐらついた2分44秒すぎ、村田の得意の右ストレートが相手の顔面をとらえダウンを奪う。そのままTKO勝ちで初防衛成功

8回、ブランダムラ(右)を右フックでダウンを奪い、TKO勝ちする村田(撮影・狩俣裕三)

8回、ブランダムラ(手前)に強烈な右ストレートを打ち込む村田(撮影・狩俣裕三)

村田諒太対エマヌエーレ・ブランダムラ 村田(右)は8回TKOでブランダムラを破り、初防衛に成功する(撮影・足立雅史)

◆村田のコメント

「みなさん早く倒せよと思っていたと思うけど僕も早く(KOにもって)いきたかった。ラッキーでした。(前回は試合後に号泣も)泣いていません。見たら分かるじゃないですか。今回は(王者として)見られる立場だった。気が引き締まった。より自分と向き合う時間が多かった。(今日は)もっと行けよと言われるかもしれないけど、初防衛戦ということで及第点というところ。戦いたい相手は(3団体統一王者)ゴロフキン目指してやりたい。今のままなら勝てる気がしないので、しっかり練習したい」

WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦

前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)9回TKO同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)

9回、ロサレス(右)にTKO負けする比嘉(撮影・狩俣裕三)

【1回】比嘉は相手のジャブをガードしながら、ステップインジャブで様子を見る。1分すぎ、比嘉は相手の左ジャブにカウンター気味に左を合わせる。相手も負けじとコンビネーションでパンチを積極的に繰り出す

【2回】比嘉は1秒すぎに左ボデイーをヒットさせる。相手も比嘉の左ボディーに左フックを合わせ、1分20秒すぎには比嘉の顔面をヒットさせる

2回、比嘉(左)はロサレスに強烈な左ストレートを見舞う(撮影・足立雅史)

【3回】1分25秒すぎ、比嘉は左ボデイーをヒットさせる。ボディーを嫌う相手は前傾姿勢の比嘉に左右のアッパーで応戦。2分すぎ、比嘉の強烈な左ボデイーがヒット。2分10秒すぎ、比嘉は左ボデイーをフェイントに左フックを顔面にヒット

【4回】相手が積極的にパンチを繰り出し2分10秒すぎ、右ストレートを比嘉の顔面にヒット。2分20秒すぎ、比嘉は相手の右フックをもらう

◆4Rまでの公開採点=比嘉1-2ロサレス

【5回】両者壮絶な打ち合いを展開。2分すぎ比嘉の左右のボディーが相手をとらえる。残り10秒、相手も比嘉の右ボディーを捉える

【6回】10秒すぎ、相手の左右のフックをもらった比嘉の足元がふらつく。2分30秒すぎ、比嘉は左ボディーから右フックをヒット。2分40秒すぎ、相手の左右のフックに比嘉は左ボディーを連打で応戦

6回、ロサレス(左)に強烈な右フックを食らわす比嘉(撮影・狩俣裕三)

6回、比嘉(右)はロサレスから連打を浴びる(撮影・足立雅史)

【7回】1分40秒すぎ、比嘉の左ボディーがヒット。2分すぎ、比嘉の左ボディーに相手が顔をゆがめ、動きが鈍くなる。比嘉は左ボディから左フックをヒットさせる

【8回】2分すぎ、比嘉の左右のフックが相手の顔面をヒット。相手も負けじと左右のフックで応戦し壮絶な打ち合いに。2分45秒すぎ、比嘉は左右のボディーから左右顔面にフックをヒット

◆8Rまでの公開採点=比嘉0-2ロサレス、ドロー1

【9回】相手の猛攻でパンチを浴びる比嘉サイドからタオルが投入され、比嘉のTKO負け

試合を観戦する山中氏(撮影・狩俣裕三)

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体重超過の比嘉TKO負け、日本新16KOならず

8回、ロサレス(右)にパンチを出すもかわされる比嘉(撮影・林敏行)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 前王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、挑戦者のクリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)に9回TKO負けを喫した。

 9回に相手のパンチを浴びる中で棄権の意思を示し、初黒星。日本新の16連続KOもならなかった。

 比嘉は14日の前日計量で51・7キロとリミットを900グラム超過。2時間の猶予も1時間半後にギブアップして王座を剥奪された。15日の当日計量を規定内の54・7キロでパスして臨んでいた。

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王座剥奪の比嘉、当日計量パス 頼みは16連続KO

当日計量にパス後、ロサレス陣営(左端)に謝罪し、握手を求められた前WBC世界スーパーフライ級王者比嘉(右)


 14日の前日計量で体重超過し、王座剥奪されたボクシング前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が15日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで当日計量に臨み、規定内の54・7キロでパスした。

 会場の横浜アリーナでの健康診断は残るものの、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)との試合は成立となった。これでロサレスが勝った場合、王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 当日計量パス後、比嘉は具志堅用高会長、野木丈司トレーナーとともに謝罪。日本人初の世界戦体重超過での王座を剥奪を受けて「世界王者にもかかわらず、計量ミスして申し訳ありません。ロサレス陣営に申し訳ないです」と深々と頭を下げた。さらに「体重オーバーしてまでも試合をオッケーしてくれたロサレス陣営の方々に感謝しています。ボクシングファンのみなさま、試合を組んでいただいたプロモーションの方々に謝りたいです」と神妙な面持ちで口にした。

 比嘉は14日に都内で開かれた前日計量で51・7キロとリミットを900グラム超過した。2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定されていた。これで日本新の16連続KOの可能性は残った。

具志堅会長(奥)が見守る中、当日計量をパスした前WBC世界フライ級王者比嘉

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浜田剛史氏「減量は当たり前…大きく裏切った」

険しい表情の帝拳ジム浜田代表(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。日本新の16連続KOの可能性は残るも、減量失敗頻発の中で大きな汚点を残した。同級2位ロサレス(ニカラグア)が勝った場合は王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 同じ沖縄出身で元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史氏 間隔が2カ月で逆に増やさずいいのかと思っていた。想定外でまさか。減量は何キロ落としても自慢ではなく当たり前。沖縄ファイターが出て盛り上がっていたが、大きく裏切った。技術、根性すべてが飛んだ。

比嘉の再計量断念を報道陣に伝え、頭を下げる具志堅会長(撮影・河野匠)
前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)

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比嘉に挑戦のロサレス心痛「夢を失うのと同じ」

前日計量をパスする挑戦者のロサレス(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。日本新の16連続KOの可能性は残るも、減量失敗頻発の中で大きな汚点を残した。同級2位ロサレス(ニカラグア)が勝った場合は王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 50・5キロでパスしたロサレス すごく残念で悲しい。夢を失うのと同じで心を痛めている。試合できることを祈っている。世界を取りに来たので、王者になって国に帰る。(試合時に体重差があったとしても)リスクだとは思っていない。私は順調に回復して力強い。

1回目の計量で900グラムオーバーとなり、うなだれる比嘉(左)と具志堅会長(2018年4月14日撮影)
前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)

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比嘉に「厳格な処分」ネリはJBC永久追放/解説

比嘉の再計量断念を報道陣に伝え、頭を下げる具志堅会長(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。

<解説>

 3月の山中-ネリ戦以来、国内外で計量失格へ批判の声が強まる中、日本人選手が絡んだ世界戦の計量失敗は10例目で、日本人のミスは初めてだ。再計量で1・3キロオーバーのネリはJBCから永久追放の処分が下った。比嘉は900グラムで減量ミスの原因はさまざまだが、結果的には同じ体重超過。JBC安河内事務局長は「出場停止や罰金など厳格な処分を考えざるを得ない」と話した。JBCと日本プロボクシング協会が体重超過に関する独自ルールを検討し始めた直後の不名誉な出来事だった。

 本来は当日計量だったプロボクシングが健康上の理由で前日計量に変更されたのは90年代初頭から。それを逆手に取り、大幅な減量で階級を下げて戦う流れが海外選手の主流になった。水分や吸収の良い食物で体重を一気に戻し、パワーで優位に立つ方法だ。日本勢も負けじと同じ方法を導入してきたが、無理な減量を伴う階級設定はそろそろ転換期にきているのではないか。健康面も考慮に入れ、選手たちの「適正階級」を見直す時期だろう。【藤中栄二】

前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)

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王座剥奪の比嘉、統一戦など夢プランすべてが霧散

前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。日本新の16連続KOの可能性は残るも、減量失敗頻発の中で大きな汚点を残した。同級2位ロサレス(ニカラグア)が勝った場合は王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 まさかの900グラムオーバー。計量会場が1度沈黙し、ざわついた。比嘉には再計量へ2時間の猶予を与えられた。涙を流し自室へ戻ったが、1時間半後に具志堅会長がギブアップを発表した。再計量しないまま、比嘉は王座を剥奪された。王座は空位となった。具志堅会長は「あってはならないことがあった。申し訳ありません」と神妙な面持ちで頭を下げた。「一生懸命努力したが、とにかく汗が出ません」。

 リミット(50・8キロ)まで、比嘉は11・2キロの減量が必要だった。2月4日の故郷沖縄での2度目の防衛戦から約1週間で体重は62キロまで増えた。3度目の防衛戦まで試合間隔は70日。今回は自炊をやめ、野木丈司トレーナー夫人によるカロリー計算された弁当を3月9日から毎日2食分を手渡され、食事制限してきた。もっとも重要視してきた減量のミスは痛恨だった。

 昨年5月の世界王座奪取前、比嘉はつらい減量でパニック症候群に陥った。同10月の初防衛戦は計量後の食事でおう吐し、体調を崩した。昨年2月のV2戦は約1カ月前に風邪でダウン。今回も1週間前のロードワークで倒れたという。世界戦前に減量苦が原因と思われるアクシデントが続き、同会長は「選手を信用していた。まさかという…。短期間でもってきて…。最終的に私の最大の責任」と再び頭を下げて謝罪した。

 試合開催について、WBCは管轄する日本ボクシングコミッション(JBC)に従うとした。JBCは両陣営が開催を望んだことから、午前8時に当日計量を設定。リミットの50・8キロから10ポンド上回る55・3キロをオーバーしなければ、コンディションも見て開催を決める。検診した中村ドクターは「脱水症状はあるが試合するには健康上問題はない」と話した。

 日本新記録がかかったV3戦の大一番が、一転して国内で日本人初の世界戦計量失格。比嘉が17年に王座奪取の一戦も王者が体重超過した末と、皮肉な巡り合わせの王座陥落だ。次戦は海外進出、統一戦などのばら色のプランも霧散してしまった。【河合香】

 ◆比嘉大吾(ひが・だいご)1995年(平7)8月9日、沖縄・浦添市生まれ。宮城小-仲西中まで野球部。中学3年時、具志堅用高会長の現役時代のKO動画に触発され、宮古工に進学してボクシング部へ。アマは国体8強が最高成績。具志堅会長に誘われ、プロ転向。14年6月にプロデビューし、1回KO勝ち。15年にタイでWBCユース・フライ級王者、16年に東洋太平洋同級王者に。昨年5月にWBC世界同級王者となり2度防衛。今年2月に沖縄県民栄誉賞を受賞。家族は両親と兄。身長160・8センチの右ファイター。

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角海老宝石ジム異例、体重超過選手を無期停止処分に

コーチ義人(2010年12月19日撮影)


 ボクシングの角海老宝石ジムは29日、体重超過で計量失格、試合中止となったコーチ義人(27)を無期活動停止処分にした。

 27日に元日本バンタム級王者大森(ウォズ)と対戦予定も、コーチは前日計量で1・8キロ超過して棄権した。「階級制を前提のスポーツに対する社会的信用を著しく毀損(きそん)し、プロモーター、出場選手、ファンに多大なる迷惑をかけた重大な違反」などと記した文書を日本ボクシングコミッションに提出し、ホームページでも公表した。ジムが公的に処分を科すのは異例。

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「本日をもちましてボクサー山中慎介は引退します」

山中慎介は引退会見で涙をぬぐう(撮影・松本俊)


 元ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介さん(35)の引退会見が26日、都内のホテルで行われた。

 1日に行われた同級タイトルマッチで、前日計量の大幅な体重超過で王座を剥奪された前王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)と雪辱を期した再戦に臨んだが2回TKO負けし、試合直後の控室で引退を決めていた。

 壇上では冒頭にあいさつ。「15歳からボクシングを始めて20年、本日をもちましてボクサー山中慎介は引退します」と深々とお辞儀した。

 「これまで本当にいろんな方に応援していただきました。帝拳ジム、スポンサー、後援会、関係者、そしてファンのみなさんに支えられてきました。ここまで勝ち続けて苦しいこともありましたが、それ以上にボクシングを通じて成長させてもらった。今後についてはまだはっきり決まっていませんが、ゆっくり家族と過ごしながら決めていきたい」と述べた。

 神の左と称された左拳を武器に日本歴代2位となる12度の世界戦防衛を達成。5年9カ月にわたって世界王者であり続けたボクサー人生の幕を閉じた。

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