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時津風親方にコンプラ委「反省の態度みじんもなし」

元前頭時津海の時津風親方(2019年1月17日撮影)

日本相撲協会は22日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、初場所中にマージャン店に出入りするなど、協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した時津風親方(47=元前頭時津海)の処分を協議し、退職勧告の懲戒処分を決定した。親方が提出していた退職届は同日付で受理。退職金は30%減額された。

事実調査を行ったコンプライアンス委員会によると、時津風親方は初場所期間中に5日間、マージャン店に出入りしていた。都内の風俗店とマッサージ店にも行っていた。協会関係者によると時津風親方は、マージャン店出入りは認めたものの、マージャンは打っていないと否定した。

協会は昨年12月の年寄総会で、初場所千秋楽までの間、治療のための通院・整体などを除き、原則外出禁止の通達を出していた。時津風親方は昨年9月にも、県外に旅行してゴルフコンペに参加して処分を受けたばかり。コンプラ委は「反省の態度や師匠としての自覚などみじんも見て取ることは出来ず、厳しい非難に値する」とし、解雇に次いで2番目に重い退職勧告の懲戒処分を、理事会に答申。理事会はこれを受けて、処分を決定した。

処分内容は八角理事長(元横綱北勝海)から直接、時津風親方に言い渡された。同理事長が「何かあるか」と声をかけると、謝罪したという。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「私的には申し訳なかったというような感じは受けなかった」と私見を述べるなど、協会内部からは厳しい視線が向けられていた。

時津風部屋は、部屋付きの間垣親方(元前頭土佐豊)が、年寄「時津風」として継承することも決定。協会は全協会員に、ガイドラインと協会指示の行動規制の順守を徹底するように通知した。

◆時津風正博(ときつかぜ・まさひろ)元前頭時津海。本名・坂本正博。1973年(昭48)11月8日、長崎県五島市生まれ。東農大から96年春場所で幕下付け出しデビュー。97年夏場所で新十両。98年秋場所で新入幕。07年秋場所後に序ノ口力士暴行死事件発覚で当時の師匠が日本相撲協会を解雇され、現役引退と同時に「時津風」襲名で部屋を継承。最高位は東前頭3枚目。通算466勝485敗43休。技能賞4回。

◆時津風親方の過去の主な処分 10年5月に発覚した野球賭博問題に関与。「主任」から「年寄」への1階級降格と5年間の昇格なしの処分を下された。11年には八百長問題に部屋の所属力士が関与。3年間の昇格なしの処分を下され、野球賭博問題の処分と合わせて計8年間の処分となった。昨年9月には、友人と宮城県に旅行してゴルフコンペに参加。協会作成の新型コロナ対策のガイドライン違反となり「委員」から「年寄」への2階級降格処分を科された。

大相撲の臨時理事会で退職勧告の懲戒処分を受け、車で引き揚げる時津風親方(撮影・小沢裕)

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時津風親方に退職勧告の懲戒処分 退職金30%減額

元時津海の時津風親方(2018年2月2日撮影)

日本相撲協会は22日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、1月の大相撲初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会が作成した新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した、時津風親方(47=元前頭時津海)の処分を協議し、退職勧告の懲戒処分を決めた。

日本相撲協会の懲戒処分は7項目ある。重い順に解雇、引退勧告、降格、業務停止(協会事業への従事停止)、出場停止、報酬減額、けん責と続く。今回、同親方の処分を「退職勧告」としたことについて、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「(一番上の)解雇とは違い、その次の重い処分。引退勧告は力士に該当するもので、それと同じ」と事実上、2番目に重い処分であることを説明。同親方から提出されていた退職届は受理され、解雇では支払われない退職金は、30%減額で支給される。また、時津風部屋付き年寄の間垣親方(元前頭土佐豊)が年寄時津風と部屋を継承することも決定した。

事案が表面化後、八角理事長(元横綱北勝海)は同協会コンプライアンス委員会に事実関係の調査と処分意見の答申を委嘱。同委員会の答申によると、昨年12月25日以降、原則として外出禁止の状況下、同親方は年が明けた1月の初場所中の18日からの5日間、東京・赤坂のマージャン店に出入りし、20日には新橋の風俗店、また23日からの2日間は赤坂のマッサージ店に出入りしていた。

時津風親方は昨年夏にも、友人と宮城県に不要不急の旅行をしてゴルフコンペにも参加。ガイドライン違反となり10月の理事会で「委員」から「年寄」への2階級降格処分を受けた。その後、体調を崩し入院したが、退院後の11月には八角理事長から、同様の違反を繰り返した場合、さらに厳しい処分となることを諭されていた。それにもかかわらず、今回の行動には「反省の態度や師匠としての自覚などみじんも見て取れることはできず、厳しい非難に値する」と断じた。

同親方や部屋にも感染はなく、約13年にわたり部屋を維持し、反省から退職届を提出している事情などは「最大限に考慮」しても「そのあまりにも身勝手な行動は、深刻な状況の中で、懸命に一月場所を開催した全ての相撲協会関係者の思いを踏みにじるものであって、時津風親方には、師匠としての自覚どころか、相撲協会の一員としての自覚すらもないのではないかの思いすら禁じ得ない」と断じた上で「もはや同親方を相撲協会に在籍させ続けることは相当とはいい難く、協会の賞罰規定に基づき、退職勧告の懲戒処分とするのが相当と判断した」とした。

理事会には時津風親方も姿を見せ、八角理事長が決議内容を言い渡した。同理事長が「何か言うことはないか」と発言の機会を与えたが、芝田山広報部長によると同親方は「ご迷惑をおかけしました」「すみませんでした」という内容の返事があったという。同理事長は「引き継ぎも迷惑なくやってください」「一般人になっても厳しい目で見られるから気をつけてください」という言葉があったという。

◆時津風正博(ときつかぜ・まさひろ)元前頭時津海。本名・坂本正博。1973年(昭48)11月8日、長崎県五島市生まれ。東農大から96年春場所で幕下付け出しデビュー。97年夏場所で新十両。98年秋場所で新入幕。07年秋場所後に序ノ口力士暴行死事件発覚で当時の師匠が日本相撲協会を解雇され、現役引退と同時に「時津風」襲名で部屋を継承。最高位は東前頭3枚目。通算466勝485敗43休。技能賞4回。

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時津風親方 コンプライアンス委員会処分案は退職

元前頭時津海の時津風親方(2019年1月17日撮影)

日本相撲協会のコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)は16日、1月の大相撲初場所期間中にマージャン店へ行くなど協会の新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反した時津風親方(元幕内時津海)について東京・両国国技館で協議し、出席者によると同親方が退職する方向で処分意見をまとめた。

処分意見は八角理事長(元横綱北勝海)に答申され、22日の相撲協会臨時理事会で最終決定される見込み。関係者によると、本人は処分内容にかかわらず退職の意向を固めているという。

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芝田山広報部長 22日理事会で時津風親方処分示唆

芝田山広報部長(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が12日、22日に開く臨時理事会で、初場所中にマージャン店などに出入りするなど協会作成の新型コロナ対策ガイドラインに違反していた時津風親方(元前頭時津海)の処分について話し合うことを示唆した。

電話での代表取材に応じ「(時津風親方の処遇について22日の臨時理事会で)何か話し合いが行われるとは思う」と話した。

3日から協会のコンプライアンス委員会による調査が始まり、時津風親方夫人への聞き取りが実施された。コンプライアンス委は調査終了後、処分意見を八角理事長(元横綱北勝海)に答申。22日の臨時理事会で処分が最終決定する可能性がある。

関係者によると時津風親方は処分内容にかかわらず協会を退職する意向を固めており、部屋付きの間垣親方(元前頭土佐豊)が時津風部屋を継承する方針。芝田山広報部長は「そういうの(時津風親方の処分)がまとまらないとね、(継承問題が)どういう話になるか分からないので」と話した。

元前頭時津海の時津風親方(2017年5月1日撮影)

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時津風親方夫人を聞き取り 相撲協会委員会が調査

時津風親方(2019年1月17日撮影)

大相撲の時津風親方(元幕内時津海)が1月の初場所中にマージャン店へ行くなど日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反した問題で、協会コンプライアンス委員会の調査が3日に始まり、同親方夫人の聞き取りが実施された。場所中の親方の外出行動に対する事実確認とみられる。

親方夫人の聞き取り調査は東京都内で行われ、2時間程度に及んだ。青沼隆之委員長は「何も話せることはありません」にとどめた。時津風親方の聴取は後日実施される。コンプライアンス委は調査終了後、処分意見を八角理事長(元横綱北勝海)に答申。2月中に開催予定の臨時理事会で処分が最終決定する。

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元横綱栃ノ海が死去 小兵の技巧派横綱として活躍

土俵入りする栃ノ海(1965年7月撮影)

大相撲の第49代横綱栃ノ海、花田茂広さんが29日未明、誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した。存命の歴代横綱では最年長の82歳だった。青森県南津軽郡出身で現役時代は技巧派横綱として活躍。身長は180センチに届かない小兵だったが、優勝3度、横綱を2年10カ月務めた。引退後は横綱栃錦の後継者として春日野部屋の師匠を務めた。葬儀・告別式は家族葬で営まれる。

花田さんは17年に第50代横綱の佐田の山が79歳で死去し、存命の横綱経験者としては最年長となっていた。年6場所制に移行した58年以降の入幕力士でも、横綱経験者としては最高齢だった。

小兵の横綱として活躍した。弘前商高(現弘前実高)時代は2年生まで野球部で、いくつかの運動部をへて相撲部に入部。弘前に巡業に来た力士一行の中に小学校時代の友人を見つけたことが、角界入りのきっかけとなった。第27代横綱栃木山の春日野親方が師匠を務める春日野部屋に入門し、初土俵は55年秋場所。入門当時の体格は175センチ、75キロ程度だったが、前さばきのうまさや変幻自在の取り口で順調に出世し、関脇だった62年夏場所で初優勝を果たすと、場所後に大関昇進した。

64年初場所後に待望の横綱昇進を果たしたが、体格のハンディゆえか故障に苦しんだ。右上腕の筋断裂や椎間板ヘルニアなど、度重なるけがの影響もあり昇進後の優勝は1回のみ。昇進から2年10カ月後の66年11月、九州場所を最後に引退した。横綱在位は17場所。それでも技能賞は通算6度など、ファンを魅了する力士として人気を集めた。

現役引退後は年寄中立を襲名して春日野部屋付き親方として後進の指導にあたっていたが、当時部屋の師匠だった元横綱栃錦の春日野親方が定年を目前にして急逝。90年に栃ノ海が春日野部屋を継承し、名門部屋の師匠として関脇栃乃洋や小結栃乃花らを育てた。

訃報を受けて、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「突然の訃報に接し、思いがけないことゆえ、驚いております。生前は、春日野部屋の師匠として多くの関取を育てられ、理事としても相撲道の継承と発展にご尽力いただきました。ご生前のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントを発表した。

栃ノ心大関昇進伝達式を終えて記念撮影に臨む、先代春日野親方で元横綱栃ノ海の花田茂広氏(中央)。前列左から栃ノ心、春日野親方(2018年5月28日撮影)

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否定どこへ…時津風親方マージャン認め「クビ覚悟」

時津風親方の違反行為と処分までの流れ

大相撲初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した時津風親方(47=元前頭時津海)が、親しい知人らにマージャンに興じていたことを認め「クビになることを覚悟している」と打ち明けたことが28日、分かった。日本相撲協会は同日に東京・両国国技館で理事会を開いたが、処分は決めなかった。また理事会では、3月14日初日の春場所の会場をエディオンアリーナ大阪から両国国技館に変更することを決めた。

   ◇   ◇   ◇

土俵際に立たされている覚悟があるようだ。時津風親方の知人らによると「本人は落ち込んでいてクビになることを覚悟している。(理事長の)八角親方と仲がいいそうだけど、コンプライアンス委員会が入るからクビは免れないのではないか」と周囲に打ち明けているという。27日に日刊スポーツの電話取材に応じた時津風親方は「マージャンはしてないよ」と、初場所中の疑惑について一部否定。しかし、知人らにはマージャンを打っていたことを認めたという。

この日に行われた理事会では、同親方の処分は決まらなかった。芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、八角理事長(元横綱北勝海)から初場所開催へのねぎらいの言葉とともに、「1人だけ(規則を)守れなかった者がいる」という話があったという。一部報道の内容を説明するだけにとどめ、処分内容については話し合わず。また、協会が発表した2月1日付の職務分掌には「年寄 時津風 指導普及部」と明記されていた。

今後は、事実関係を調査したコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=弁護士)が、検討した処分案を理事会に答申し、これを受けて理事会が処分を決める。処分は軽い順にけん責、報酬減額、出場停止、業務停止(協会事業への従事を停止)、降格、引退勧告、解雇の7項目。時津風親方は昨年9月、友人と宮城県に旅行してゴルフコンペに参加。ガイドライン違反となり、「委員」から「年寄」への2階級降格処分を協会から科されている。

知人らによると、時津風親方は猛省しつつも「国会議員は外食しているのに何も処分なく、なぜこっちはクビになってしまうのか」とも漏らしているという。とは言え、協会が一丸となって感染対策に細心の注意を払っている最中の規則違反。厳罰は免れない。

日本相撲協会の親方衆の階級と人数 時津風親方は秋場所後に2階級降格
元前頭時津海の時津風親方(2019年1月17日撮影)

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時津風親方また違反で解雇も 場所中にマージャン店

元前頭時津海の時津風親方(2019年1月17日撮影)

大相撲の時津風親方(47=元前頭時津海)が初場所中、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反したことが26日、分かった。

関係者によると、同親方はマージャン店のほか歓楽街に出向いていたという。協会は近日中に理事会を開き、処分を決める方針。同親方は昨年9月にもゴルフコンペに参加していたことが判明して2階級降格処分を受けており、違反は2度目になる。解雇を含めた厳罰は避けられない見通しだ。

   ◇   ◇   ◇

大栄翔の初優勝などで初場所が盛り上がった直後、水を差すような行為が判明した。時津風親方が本場所中にもかかわらず複数回、雀荘でマージャンに興じていたことが分かった。また、マージャンだけでなく、歓楽街にも繰り出していた。関係者によれば、同親方は今場所に限らず、雀荘に出入りしていたという。

日本相撲協会は、新型コロナウイルス感染拡大を予防するためのガイドラインを作成し、力士、親方らに不要不急の外出を禁じている。初場所前に協会員878人全員がPCR検査を受け、力士5人が陽性となった。このほか直近で力士らの感染が判明した計5部屋に所属する親方や力士らの全休を決定。力士65人が休場して、初場所を実施した。

多くの協会員は、感染予防を徹底しながら15日間を過ごした。その結果、出場した力士らに感染者は1人も出ず、無事に完走。八角理事長(元横綱北勝海)は観客に感謝しつつ「外出できない中、力士も行司も呼出も床山も、そして親方衆も、その家族もよく頑張ってくれた。医療従事者にも感謝」と話したばかりだった。

時津風親方は昨年9月、友人に誘われて宮城県に旅行し、ゴルフコンペに参加。さらに、密状態ながら居酒屋にて会食していた。これが発覚して秋場所を謹慎し、場所後に「委員」から「年寄」への2階級降格処分を科された。出直しを期したはずが、違反を繰り返す事態になった。

手本を示すはずの親方の2度目の行為に対してあきれる親方は多く「クビは避けられないでしょう」と指摘する声もある。時津風部屋は今場所、正代が優勝争いに加わり、弓取りの幕下将豊竜が新十両に迫るなど、最後まで出場した15人中12人が勝ち越し。同じ屋根の下に暮らす親方の行為は、彼らの頑張りを台なしにしかねなかった。千秋楽からわずか数日、熱戦の余韻が消えていく。

◆時津風正博(ときつかぜ・まさひろ)本名は坂本正博。元前頭時津海で、最高位は東前頭3枚目。1973年(昭48)11月8日、長崎県五島市生まれ。東農大を卒業後、96年春で幕下付け出しデビュー。翌97年夏場所で新十両。98年秋場所新入幕。通算466勝485敗43休、幕内通算322勝385敗43休。07年10月に現役引退し、時津風部屋を継承。昨年9月、日本相撲協会のガイドライン違反で秋場所を謹慎。委員から年寄に2階級降格処分を受けていた。

◆時津風部屋 1941年(昭16)10月に、不滅の69連勝を記録した横綱双葉山が立浪部屋から独立し「双葉山道場」を設立。45年11月の引退後に年寄時津風を襲名した。68年12月の死去後は一時、立田川(元横綱鏡里)が引き継ぎ、69年2月に元大関豊山が継承。98年には理事長に就任。02年8月、元大関豊山の定年に伴い元小結双津竜が継承。07年10月、新弟子死亡問題から先代時津風親方が日本相撲協会を解雇。前頭の時津海が現役を引退して名跡と部屋を継承した。横綱鏡里や大内山、北葉山、豊山の3大関を輩出した名門。昨年は秋場所で優勝した正代が大関に昇進したばかりだった。

◆日本協会のコロナ対策ガイドライン 「日常生活における感染予防」の項目の1つに「外出の自粛」がある。「不要不急の外出を自粛する。近隣以外への緊急な外出や必要な外出は、師匠が協会に相談した上で行う」と書かれている。また「協会員の移動」の項目の中にも「基本的に外出禁止とし、不要不急の外出をしない」「人との接触の機会を減らす」とある。なお外出する場合は「マスクを着用し『いつ、だれと、どこに』を明確にし、師匠に報告する」と明記している。

◆今後どうなる まずは日本相撲協会のコンプライアンス委員会(青柳隆三委員長=弁護士)が事実関係を調査する。時津風親方には弁明の機会も与えられる。コンプラ委は検討した処分案を日本相撲協会理事会に答申。これを受けて理事会が処分を決める。協会員への処分は軽い順にけん責、報酬減額、出場停止、業務停止(協会事業への従事を停止)、降格、引退勧告、解雇の7項目。

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広報部長「感染者ゼロへ…を通達」はや春場所見据え

芝田山広報部長(2020年4月3日撮影)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

コロナ禍で開催された初場所を完走した。日本相撲協会は、本場所直前に約900人の協会員を対象にPCR検査を実施。感染や感染者との濃厚接触の可能性があるなどとし、力士65人を含む計83人の協会員の全休を決定した。協会は出場する力士ら協会員に感染者が出た場合、開催途中での中止も視野に入れるなどして有観客で開催。出場する協会員からの感染者を出すことなく15日間を終えた。

協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は「お客さんに協力してもらったからこそ、15日間無事にやってこれた。力士も行司も呼出も床山も、親方衆も、その家族も頑張ってくれた。医療従事者にも感謝」と感謝の言葉を並べた。協会は各部屋に、定期的に感染対策を通達するなどしてきた。同理事長は「大相撲だけが苦しいわけではなく世の中がそう。ルールに従って皆でやっていかないと」とあらためて引き締めた。

協会は3月の春場所の大阪開催に向けて準備を進めている。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「感染者ゼロに向けて努力していきましょう、という通達をきょう各部屋に出します」と説明。息つく暇もなく、次の本場所開催を見据えた。

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八角理事長、初V大栄翔は「勢いあった」精進を期待

大栄翔(左)に賜杯を渡す八角理事長(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

2敗で単独トップに立っていた平幕の大栄翔(27=追手風)が、隠岐の海(35=八角)を突き出して初優勝を遂げた。これで6年連続で初場所は初優勝者を輩出。また昨年初場所から、6場所連続で優勝力士の顔触れが変わるという、引き続き戦国時代真っただ中を象徴する大栄翔の優勝でもあった。

協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は「やっぱり勢いがあった。躍動感というかね。昨日から(前半戦の勢いに)戻った。その前は動きに、ぎこちなさもあったけど、昨日から開き直ったのか、今日も立ち合いが良かった」と評価。この日の相手は愛弟子で、立ち合いの変化など小細工のない隠岐の海だったことには「(隠岐の海は)自分も勝ち越しがかかっていた一番で真っすぐに行った。勝負も大事だけど、この姿勢も大事」とほめた。

15日間の大栄翔の総評については「(初日から)3大関に全勝して、そのへんでホッとしないで連勝して勢いに乗った。いい立ち合いの感覚のまま、その立ち合いをすればいい相撲が取れると信じていた。連勝も内容がいい」と優勝力士をたたえた。

今後については「この勢いの相撲を毎場所、取り続けるのは難しい。もっと圧倒するように強くしていくしかない。今場所の集中力を磨くこと。精神的に強くなるには稽古しかない」と、さらなる精進を期待した。

隠岐の海(左)を激しく攻める大栄翔(撮影・河田真司)

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八角理事長、無事に初場所を完走「本当に感謝」

八角理事長(右)から賜杯を受け取る大栄翔(代表撮影)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

場所前に、新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者が出たことで、大量の休場者を出しながら、何とか無事に場所を完走した。協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は、医療従事者や協会員、来場者に感謝の意を示した。

協会あいさつでも、来場者へ「力士は今場所も、皆さまの心のこもった拍手による応援を直に感じ、立派に土俵を務めてくれました」などと述べていた同理事長。報道陣も電話取材に応じ「お客さんに協力してもらったからこそ15日間、無事やってこれた。本当に感謝しています。力士も行司も呼出も床山も、そして親方衆も、その家族もよく頑張ってくれてはじめて15日間できた」と協会員をねぎらった。さらに「お客さま第一。そして医療従事者に感謝です。協力がなければ出来なかった」と謝意を示し、今後についても「大相撲だけが苦しいわけではなく世の中がそう。ルールに従ってみんなでやっていかないと」と難局を乗り越える覚悟を示した。

協会あいさつで土俵に上がる、前列左から照ノ富士、朝乃山、八角理事長、正代、隆の勝、後列左から高安、御嶽海(撮影・河田真司)

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理事長「コロナ禍でも工夫すればナンボでも出来る」

協会あいさつに臨む八角理事長(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が初優勝を果たした。勝てば優勝、敗れれば決定戦に持ち込まれる可能性もあった大一番で、隠岐の海を突き出して13勝目。埼玉県出身では初、追手風部屋としても初めての優勝となった。

   ◇   ◇   ◇

八角理事長(元横綱北勝海)「大栄翔は勢い、躍動感があった。3大関に全勝してもホッとせず、いい立ち合いの感覚のまま勢いに乗った。内容も良く(自分を)信じて取っていた。コロナ禍で稽古を積むのも難しい中、やり方は工夫すればナンボでも出来る。来場所は横綱も出てくるわけだから期待したい」。

八角理事長(右)から内閣総理大臣杯を受け取る大栄翔

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力士65人休場も…感染者0でコロナ禍の初場所完走

協会あいさつに臨む八角理事長(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

コロナ禍で開催された初場所が完走した。場所前に実施したPCR検査の結果、感染や感染者との濃厚接触の可能性があるなどし、力士65人が休場。

日本相撲協会は出場する協会員に感染者が出た場合、措置として中止も視野に入れるなど、高い緊張感を持って有観客での開催に踏み切った。出場する力士ら協会員の感染者は0で幕を閉じた。

協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は「お客さんに協力してもらったからこそ、15日間無事にやってこれた。外出できない中、力士も行司も呼出も床山も、そして親方衆も、その家族もよく頑張ってくれた。医療従事者にも感謝」と感謝の言葉を並べた。協会は各部屋に対して、定期的に感染対策を通達するなどして感染者を抑えてきた。同理事長は「大相撲だけが苦しいわけではなく世の中がそう。ルールに従ってみんなでやっていかないと」と口にした。

協会は3月の春場所の、大阪開催に向けて準備を進めている。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「感染者ゼロに向けて努力していきましょう、という通達をきょう各部屋に出します」と話すなど、引き続き感染予防に努める。

協会あいさつで土俵に上がる、前列左から照ノ富士、朝乃山、八角理事長、正代、隆の勝、後列左から高安、御嶽海(撮影・河田真司)

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照ノ富士の執念白星を理事長賞賛「よく膝がもった」

正代(左)の攻めをかわす照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇14日目◇23日◇東京・両国国技館

優勝争いで平幕の大栄翔(27=追手風)とトップを並走していた大関正代(29=時津風)が、関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)の執念に屈した。

照ノ富士を得意のもろ差しで攻め立て、土俵際まで詰め、背後を取る絶対優位な体勢になりながら攻めきれず、我慢できずに最後は引いてバランスを崩し、はたきこまれ3敗目を喫した。

館内を沸かせた熱戦に、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「内容ある相撲でお客さんも喜んでいるでしょう。お互いにいい相撲だった。照ノ富士の粘り、辛抱勝ち。よく膝がもった」と大関返り咲きを目標にする照ノ富士の執念をほめた。正代の相撲については戦前に「もろ差しで圧力をかけたいだろう。かけないと二本は差せない。止まると照ノ富士(有利)だから常に動きたいところ」との読み通り、先手を取って動いていただけに「正代も悪くはなかった。(照ノ富士の)小手投げがあるから慎重にいったし、動いて(まわしを)ふりほどいた」と評価。だが、最後に攻めきれず「出ないといけないところで引いてしまった。辛抱しきれず引いてバランスを崩した」と説明した。

再び1差をつけられての千秋楽。大栄翔有利な状況になったが「まだまだ、明日でしょう。大栄翔は勝てば優勝となれば、いろいろ考えてしまう。初めて(の優勝)だから、そこは難しいところだろう」と千秋楽の展開に期待を寄せた。

正代(後方)の攻めを耐える照ノ富士(撮影・鈴木正人)
正代(右)をはたき込みで破る照ノ富士(撮影・河田真司)

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単独トップの大栄翔は「勝負勘良かった」理事長評価

玉鷲(右)と攻め合う大栄翔(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇14日目◇23日◇東京・両国国技館

千秋楽を前に、2敗を守った平幕の大栄翔(27=追手風)が再び単独トップに立った。

破壊力のある突き押しで定評のある玉鷲(36=片男波)を、土俵際まで押し込んだ後、引いて呼び込む形になったが、押し込んだ分、背後の土俵にスペースがあり、軽快な引き足で上体から突っ込む玉鷲をはたき込んだ。引いて墓穴を掘りかねない内容だったが、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)の見立ては「今日は元に(前半戦までのように)戻って立ち合いから躍動感があった。(引きも玉鷲を)のけ反らせてのタイミングだから。勝負どころで勝負勘が良かった」と、流れの中で出した引き技を評価した。

2敗で並んでいた正代(29=時津風)が敗れ、単独トップに。「相手によるが、とにかく精いっぱい取ること」と最後まで自分の相撲を貫くことを求めた。優勝争いの気負いなども「昨日までは感じたけど、今日は感じなかった。いい立ち合いで躍動感があった。吹っ切れたんじゃないかな」と、自然体で臨んでいることを察した。千秋楽、隠岐の海に勝てば初優勝が決まり、有利な状況ではあるが同理事長は「まだ1日ある」と予断は持たなかった。

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正代Vへ1歩後退「チャンスあった」悔しさにじませ

照ノ富士に敗れ、険しい表情で土俵から引き揚げる正代(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇14日日◇23日◇東京・両国国技館

大関正代(29=時津風)が優勝争いから後退した。照ノ富士にはたき込まれて3敗目。「何度か土俵際でチャンスがあった。そこで決められなかったのが一番悔しい」と顔中に悔しさをにじませた。

激しい攻防だった。立ち合い、引いた正代だがうまく体を回してもろ差しになって攻めた。右はたてみつをとって一気に寄り立てるが、照ノ富士は強引な小手投げでふりほどく。さらに正代は一瞬、後ろ向きにさせる好機を作ったが、そこも逃して最後は足も流れてはたき込まれた。「スタミナ負けというか、足から崩れたんで。まだまだ課題ありますね」と言った。

先に大栄翔が2敗を守った後の土俵。正代は「あ、勝ったなぐらいで」と言ったが、西の花道でもすれ違い、意識とプレッシャーはあったはず。「終わったことなんで、なるべく引きずらないようにできたらと思う。ここで集中を切らさないようにしたい。(千秋楽は)いい相撲で締めたいですね」。

1年前の初場所、14日目に優勝を争った徳勝龍に敗れ、賜杯を逃している。「初場所の14日目は鬼門ですね。これから気をつけないといけないですね」。冷静につむぐ言葉にも、悔しさがにじんだ。

▽八角理事長(元横綱北勝海) 正代も相撲は悪くなかったが照ノ富士の執念でしょう。出ないといけないところで辛抱できずに引いてまった。優勝争いはまだ1日ある。

▽幕内後半戦の錦戸審判長(元関脇水戸泉) 正代は胸を合わすのを嫌っていた。バタバタしていた。

正代(右)をはたき込みで破る照ノ富士(撮影・河田真司)

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大栄翔初V王手「自分の相撲」磨いた突き押し貫く

玉鷲(右)を激しく攻める大栄翔(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇14日目◇23日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が、初優勝に王手をかけた。玉鷲をはたき込み、自己最多の12勝目で2敗を死守。首位を並走していた大関正代が3敗目を喫したため、10日目以来の単独トップに浮上した。

4敗勢の目はなくなり、優勝の可能性は自身と正代に絞り込まれた。平幕が単独首位で千秋楽を迎えるのは、昨年7月場所の照ノ富士以来。緊急事態宣言下で迎えた初場所を、埼玉県勢初優勝で締める。

    ◇    ◇    ◇

大栄翔の迷いのない踏み込みだった。「同じ突き押しなので、立ち合いが勝負だと思った」。玉鷲とは過去6勝8敗と決して得意ではないが、立ち合いから圧力で上回る。土俵際で押し返されかけたが、余裕を持ってはたき込んだ。「流れの中のはたき。そこは自分の中では大丈夫」。引く場面はあったものの、納得の内容で2敗を守った。

賜杯を目前まで近づけた突き押し相撲の“歴”は浅い。相撲を始めたのは小1。当時通っていた朝霞相撲錬成道場の捧(ささげ)洋コーチ(57)は「小学校の6年間は、四つで取ってるところしか見たことがない」と振り返る。高校相撲の名門、埼玉栄高でも左四つだったが「高校だと(周囲と比べて)小さくなくて勝てた。でもプロでは勝てない。(師匠の追手風)親方にも言われて、突き、押ししかないと思った」。身長182センチは関取では平均的。プロになって突き押し相撲に徹し、同じ押し相撲の八角理事長(元横綱北勝海)らの動画を参考に、地道に磨き上げてきた。

千秋楽を単独首位で迎えるのは、もちろん初めて。重圧がのし掛かるが「いい感じの緊張感でやれている。その中で取るのは大変なことだけど、頑張っていきたい」。前向きな姿勢を強調した。

正代が3敗目を喫したため、千秋楽で勝てば優勝が決まる。結果次第では決定戦にもつれ込む可能性もあるが「どうなるか分からないけど、何番取ろうが自分の相撲を取る」。信じるのは自慢の突き押し。大栄翔に迷いはない。【佐藤礼征】

▽八角理事長(元横綱北勝海) 大栄翔は勝負勘が良かった。立ち合いから跳ねるような躍動感があり元に(前半戦のように)戻った感じだ。

▽幕内後半戦の錦戸審判長(元関脇水戸泉) 大栄翔は引くタイミング、押すタイミングも良かった。

玉鷲をはたき込みで破り、勝ち名乗りを受ける大栄翔(撮影・河田真司)
玉鷲(左)を勢いよく攻める大栄翔(撮影・河田真司)

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首位守った大栄翔、初Vへ「変に考えすぎずに」

懸賞金を受け取る大栄翔(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が首位を守った。立ち合いから竜電を圧倒。左右ののど輪で一気に相手の上体を起こすと、最後は左をのぞかせ、右のど輪で一押し。「前に出られたので、本当に良かった」。前日12日目の明生戦は相手を見すぎてしまう消極的な相撲で、土俵際の突き落としで白星を拾った。久々の快勝に「やっぱりああいう相撲で勝ってきてるわけではないので、考え直してああいう相撲を取らないとなと思った」と振り返った。

残り2日間に向けて、本来の突き押しが復活してきた。過去の押し相撲の名力士の動画はたくさん見るという大栄翔。中でも「北勝海関、理事長の相撲を見ています」と、突き押しを武器に綱を張った八角理事長(元横綱北勝海)の取り口を参考にしているという。初優勝へ高まる緊張感。「(優勝への意識は)それもゼロではないけど、変に考えすぎずに1日一番でやっていきたい」と意気込んだ。

大栄翔(右)は竜電を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

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初Vへ「自分との闘い」2敗大栄翔に理事長が心構え

大栄翔(右)は竜電を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

優勝争いで大関正代とともに2敗でトップを並走する平幕の大栄翔(27=追手風)が、竜電(30=高田川)を自慢の突き押し相撲で完勝。残り2日に初優勝の夢をかけることになった。

小細工なしの四つ相撲を相手に、迷うことなく手も足も出した。協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)「相手をよく見て突っ張ってたね。思い切り行かないと勝てないという、前半戦(の役力士)のような相手とは違う。(だから)立ち合いから思い切り、というより相手をよく見てということだったんだろう」と心中を察した。

初優勝に向けては「自分との闘い。自分を信じていくことだろう」と心構えを説いた。本割は残り2番。「2つ勝とうと思わず、まず1つ勝つこと。(優勝は)1つ勝って考えればいいんじゃないかな。疲れも感じないでしょう」とも語っていた。

懸賞金を受け取る大栄翔(撮影・鈴木正人)

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行司泣かせ正代の“強運ぶり”理事長は大関相撲期待

隆の勝(左)をはたき込みで破る正代(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

全くもって行司泣かせの大関正代(29=時津風)の相撲に、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)も「明日から相撲内容も変わるでしょう」と、場所も大詰めの取り口に期待した。

10日の遠藤戦、11日目の隠岐の海戦(2番)に続き、この日の隆の勝(26=常盤山)との一番も、立行司式守伊之助のまわしうちわで軍配をもらったが、物言いがついた。押し相撲の隆の勝を、まともに引いて呼び込み絶体絶命の土俵際で、右足一本で残り、はたき込んで隆の勝の右手を先につかせた。

神懸かり的な“強運ぶり”で平幕の大栄翔(27=追手風)と並び、2敗で優勝争いのトップを並走も、大関としての相撲内容としては物足りなさも。そんな思いと、残り2日は実力者の関脇照ノ富士、大関朝乃山との対戦(照ノ富士戦は発表済み)ということもあり、八角理事長は前述の言葉を述べた。さらに「大関としてコロナ禍で(観戦に)来てくれるお客さんに、最後まで楽しませる責任がある」とし「明日からきっちり、気を引き締めてくれるでしょう」と“大関相撲”に期待した。

隆の勝との一番で物言いがつき審判団の協議を待つ正代(撮影・小沢裕)
懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる正代(撮影・鈴木正人)

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