上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

木村翔が元王者の五十嵐俊幸と大みそかに初防衛戦

都内のホテルで記者会見に臨んだWBO世界フライ級王者・木村翔


 プロボクシングWBO世界フライ級王者・木村翔(28=青木)が12月31日に東京・大田区総合体育館で、元WBC同級王者の同級1位・五十嵐俊幸(33=帝拳)と初防衛戦に臨むことが21日、発表された。

 同日に都内のホテルで会見した木村にとって、7月に同級王者・鄒市明(中国)を11回TKO勝ちして以来の世界戦。「格で言ったら五十嵐選手が上。ボクのパンチもしっかり当たればKO決着になるかなと思う。ボクが王者ですが、挑戦者の気持ちで初防衛に成功したい」と口調を強めた。

 五十嵐は13年8月に八重樫東(大橋)に判定負けし、世界王座を失って以来の世界戦。「大舞台は4年半ぶり。すごく興奮していますし、楽しみにしています」と意気込んだ。

 なお同日同会場では、WBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)-IBF世界同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)の団体王座統一戦、IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(23)-同級3位カルロス・ブイトラゴ(25=ニカラグア)も行われる。

関連するニュースを読む

八重樫東4階級制覇へ「骨格のフレームから変える」

ボクシングジムに通う小学6年の佐藤仁くん(右)にサイン色紙をプレゼントする元世界3階級制覇王者・八重樫


 プロボクシング元世界3階級制覇王者の八重樫東(34=大橋)が14日、埼玉・春日部市の児童養護施設「子供の町」を訪問し、子どもたちを対象とした講演とボクシングの実技を披露した。

 八重樫が交流を持つ同市のアマチュアジム「佐藤ボクシングフィットネスジム」佐藤賢治代表の橋渡しで実現したもので、小、中、高校生の計25人を対象に夢の持ち方などを熱く指南した。

 自らが野球やバスケットボールを経てボクシングに転向し、世界王者に上りつめた経歴を明かし「夢は何度変わってもいい。1つダメになっても別の夢がかなうかもしれないから」と優しい口調で語った。

 講演後には持参したWBCベルトも公開し、グローブを装着し、軽めのボクシング体験にも応じた。もっぱら殴られ役だった八重樫は「子供は体を動かすことが仕事ですから。講演よりも一緒に動く時間が長い方がいい」と気持ちよさそうに汗を流した。

 今年5月にIBF世界ライトフライ級王座から陥落し、先月にはスーパーフライ級での4階級制覇に挑むことを表明したばかり。八重樫は「これまでとは骨格のフレームからボクシングにやり方を変えないといけない。パワーも違うし、根性比べではしのげないと思うので」と意欲的だった。

関連するニュースを読む

拳四朗の対戦相手ペドロ・ゲバラ「チャンス生かす」

ペドロ・ゲバラ(2015年11月24日撮影)


 プロボクシングのWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)の初防衛戦(22日、東京・両国国技館)の挑戦者で同級1位ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)が16日、東京・新宿区のジムで公開練習に臨んだ。

 お気に入りという日本のアニメ「らんま1/2」がデザインされたTシャツで登場したゲバラは、サンドバッグ打ちなどを入念に取り組み、6日後に控えたタイトル戦に備えた。

 14年12月に八重樫東(大橋)とのWBC世界同級決定戦に競り勝って世界王座奪取に成功し、15年11月に木村悠(帝拳)に敗れて王座陥落するなど日本で天国と地獄を味わっている。ゲバラは「再び日本で世界戦ができることに満足している。私が世界を取った土地。このチャンスを生かしたい」と気合のボルテージを上げていた。

関連するニュースを読む

八重樫東「最後の大勝負」日本人初4階級王者狙う

4階級制覇へ4本指でポーズを決める、左から松本トレーナー、八重樫、大橋会長(撮影・阿部健吾)


 脱・激闘王で4階級制覇へ。ボクシングの元3階級王者八重樫東(34=大橋)が11日に横浜市内のジムで会見し、現役続行を宣言した。5月にIBF世界ライトフライ級王座3度目の防衛戦でメリンド(フィリピン)に1回TKO負け後に進退を熟考。「ボクシングへの情熱が残っている」と気持ちを固めた。「階級を上げることでモチベーションも上がる。最後の大勝負」と選んだ舞台はスーパーフライ級。ミニマム→フライ→ライトフライと制し、今後は2階級上げて日本人初の4階級王者を目指す。

 リミット体重は約2キロ増だが、パワー面の違いは大きい。「最近は打ち合いにいきすぎた。力が違うし、それでは勝てない。修正する」と、激闘王と呼ばれるタフファイト返上を宣言。本来の軽快な足さばきを生かすスタイルに変える。復帰戦に向けて大橋会長は「八重樫の 夢の続きは 年末か」と一句詠み、当人は「ぼちぼちやります」と柔和にこたえた。

関連するニュースを読む

八重樫東1回陥落も「限界と思わない」進退明言せず

1回、メリンド(後方)の右ストレートで3度目のダウンを奪われTKO負けする八重樫(撮影・浅見桂子)

<プロボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇21日◇有明コロシアム

 IBF世界ライトフライ級王者八重樫東(34=大橋)は暫定王者ミラン・メリンド(フィリピン)との統一戦に1回2分45秒TKO負けし、3度目の防衛に失敗した。

 まさかが2日続いた。世界戦13戦目の八重樫が3つ目の王座を陥落した。それも3度ダウンでの初回TKO。最初は左フック。続いて左アッパー。最後は右ストレートに吹っ飛んだ。前夜に4団体のライトフライ級王座を日本人が独占も“1日天下”に終わった。

 「実力不足。技術の差」。八重樫は素直に完敗を認めた。「左フックの後はうろ覚え。何回か分からなかった」と記憶も飛んだ。いつも腫らす顔はきれいなまま。「こんな早くダメージのない終わり方は…。風を感じる前に、派手に散りました」と苦笑いが続いた。

 最近は1カ月の単身生活で試合に集中し、勝利後に家族をリングに上げてきた。前日は2人の子供の小学校が運動会だった。小6の長男圭太郎君は騎馬戦の大将に障害物競走で1位。「泣いていた。運動会も行けず申し訳ないが、現実の厳しさを感じてもらえれば」。パパの顔になった。

 暫定王者との統一戦に危機感はあった。公開練習で「周りも含めて緊張感を持ち、気を引き締めたい」と陣営にも警報を出していた。実はゴールデンウイーク中にアクシデントもあった。朝練後の体力回復にジムで酸素カプセルに入ると、突然胃痛に襲われた。大橋会長が慌てて救急車を呼んだ。到着前に痛みは収まったが、搬送先の病院で突発性胃けいれんと診断された。翌日から練習できたが、V1戦前は左肩を痛め、V2戦は間隔を空けた。34歳で31戦目で「年ですから」と勤続疲労はある。

 4月に開いたカフェバーの名は「COUNT(カウント)8」。世界戦5敗目と何度も山を越えてきた。「限界とは思わない。ニーズ、奮い立たせるものがあればまた立ち上がる。なければスパッと」。進退は明確にしなかったが、この試合も2度は立った。激闘なき陥落に悔いを感じさせた。【河合香】

 ◆ライトフライ級最短KO 八重樫-メリンド戦のKOタイム、1回2分45秒は同級の世界戦最短。従来の記録は1回2分46秒で、87年3月1日のWBA王座防衛戦で柳明佑(韓国)がエドワルド・ツニョン(パナマ)を倒した。

関連するニュースを読む

八重樫東まさかKO陥落「左フックの後はうろ覚え」

試合に敗れ、観客に一礼する八重樫(撮影・横山健太)

<プロボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇21日◇有明コロシアム

 正規王者八重樫東(34=大橋)がまさかの初回TKO負けで陥落した。暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)との王座統一と3度目の防衛をかけた一戦。初回に3度のダウンを喫して2分45秒TKO負けとなった。

 ゴングが鳴ると八重樫は様子をうかがっていたが、まずは左フックに尻もちをついた。立ち上がって反撃しようと前に出たが、左アッパーで2度目のダウン。さらに踏み込んできたメリンドに右ストレートに吹っ飛ぶと立ち上がれなかった。

 「左フックの後はうろ覚え。実力不足。技術の差」と、八重樫は素直に完敗を認めた。ライトフライ級の世界戦では最短の結末。「こんな早く、ダメージのない終わり方は…。風を感じる前に終わってしまって。派手に散りましたね」と苦笑いした。前日には同じライトフライ級で拳がWBO王者になり、4団体を日本人が独占も、最年長八重樫の陥落で1日天下に終わった。

関連するニュースを読む

井上3回TKOでV5、八重樫敗戦/ボクシング詳細

<プロボクシング>◇21日◇有明コロシアム

 WBOスーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)は同級2位のリカルド・ロドリゲス(米国)に3回TKO勝ち。5度目の防衛に成功した。

 IBFライトフライ級王者の八重樫東(大橋)は3度目の防衛戦で、暫定王者ミラン・メリンド(フィリピン)との統一戦に臨み、1回に3度のダウンを奪われまさかのKO負け。3度目の防衛はならなかった。

◆WBO世界スーパーフライ級タイトル戦

井上尚弥(24=大橋、同級王者)3回TKOリカルド・ロドリゲス(27=米国、同級2位)

3回、強烈なパンチでロドリゲス(後方)にTKO勝利しガッツポーズする井上(撮影・浅見桂子)

2回、強烈なパンチをロドリゲス(右)に浴びせる井上(撮影・浅見桂子)

3回、左フックで2回目のダウンを奪う井上(撮影・横山健太)

<2回>途中、井上はサウスポースタイルにチェンジし、左ストレートを相手顔面にヒットさせる

<3回>残り2分23秒、井上は左フックで1度目ダウンを奪う。残り2分01秒、左フックをあごにヒットさせ2度目のダウン。レフェリーストップとなり3回TKO勝ち。5度目の防衛戦に成功した。

◆IBF世界ライトフライ級タイトル戦

八重樫東(34=大橋、同級王者)1回TKOミラン・メリンド(29=フィリピン、暫定王者)

1回、メリンド(手前)からダウンを奪われる八重樫(撮影・浅見桂子)

<1回>残り1分30秒すぎ、八重樫は打ち合いから左フックを食らって1度目のダウン。残り1分、左アッパーをアゴから顔面付近にもらって2度目のダウン。残り23秒すぎ、左ジャブから右ストレートを顔面に受けて3度目のダウン。無念のTKO負けとなった。

関連するニュースを読む

八重樫東、同級史上最短1回TKO負け 防衛失敗

1回、メリンド(手前)からダウンを奪われる八重樫(撮影・浅見桂子)

<プロボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇21日◇有明コロシアム

 IBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(34=大橋)が、挑戦者の暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)に1回TKOで敗れ3度目の防衛に失敗した。

 2分45秒は同級の世界タイトル戦の最短KOタイムで、柳明佑(韓国)が87年3月、WBA王座防衛戦でエドワルド・ツニョン(パナマ)を2分46秒で倒した1987年3月1日の記録を1秒上回り、30年ぶりに更新する結果となった。

 1回、相手の出方をうかがう八重樫だったが、残り1分26秒で左フックをもらい最初のダウンを奪われる。さらに残り1分、左アッパーで2度目のダウン。残り23秒で3度目のダウンを食らい、まさかの敗戦となった。

関連するニュースを読む

八重樫、当日計量パス「あとは試合やるだけ」と集中

IBFルールの当日計量をパスした正規王者の八重樫(左)と暫定王者のメリンド

 プロボクシングIBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(34=大橋)が21日の3度目の防衛戦(東京・有明コロシアム)に備え、同日朝に都内で当日計量に臨んだ。

 10ポンド(約4・5キロ)以上増量してはならないというIBFルールがあり、ライトフライ級のリミット48・9キロから53・4キロ程度が目安。八重樫は52・7キロ、挑戦者となる暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)は51・8キロと規定内のウエートでパスした。

 八重樫は「増量の数値はあまり意識していなかった。あとは試合をやるだけです」と集中力を研ぎ澄ませていた。

関連するニュースを読む

師弟で世界王者は過去に7例/ボクシングめも

比嘉(右)は、ベルトを肩にかけて具志堅会長と記念撮影(撮影・浅見桂子)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトル戦12回戦>◇20日◇東京・有明コロシアム

 WBC世界フライ級1位比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が日本初の13戦全勝全KOで世界王座を初奪取した。減量失敗で王座を剥奪された前同級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)から6度のダウンを奪い、6回2分58秒、TKO勝ち。92年の平仲明信以来、25年ぶりとなる沖縄出身の世界王者が誕生した。日本記録の13回防衛を誇る元WBA世界ライトフライ級王者の師匠・具志堅用高会長(61)に世界ベルトで恩返しした。これで比嘉の通算戦績は13勝(13KO)無敗となった。

 ◆師弟で世界王者 過去、国内では4つのジムで計7例ある。00年12月、元WBA世界フライ級王者の花形進氏が会長を務める花形ジムの星野敬太郎が、WBA世界ミニマム級王座に就いたのが初めて。以後、元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行会長の大橋ジムが川嶋勝重、八重樫東、井上尚弥の3王者を輩出。元世界2階級制覇王者の井岡弘樹会長が井岡一翔と宮崎亮、元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞会長が田中恒成を育成した。

関連するニュースを読む

八重樫東、恒例の単身生活「体調ベストで状態いい」

計量を終え笑顔を見せる八重樫(撮影・横山健太)

 今日21日に東京・有明コロシアムで開催されるダブル世界戦(日刊スポーツ新聞社後援)の前日計量が20日に同会場で行われ、統一戦となるIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(34)が計量を無事に終えた。

 4月21日から家族と離れ、恒例の単身生活に入って集中してきた八重樫は「体調はベストで状態はいい。相手からはサイズもオーラも感じない。勇気を与えるような戦いをしたい」と落ち着いた表情で話した。13、14年に保持したフライ級に続く2度目のV3戦で今回は王座統一戦。「世界のトップレベルが相手。集中したい。あとは試合を見てもらえれば。とにかく勝てばいい」。テレビのインタビューにだけ答え、あとは関係者にコメントを残して引き揚げた。

関連するニュースを読む

八重樫東、34歳にも「数字の上の話、衰えない」

調印式後、ファイティングポーズの王者八重樫(左)と挑戦者のメリンド(撮影・鈴木みどり)

 IBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(34=大橋)は落ち着いた表情で調印式に臨んだ。

 日本勢ではこの2日間6試合中で最年長の34歳。「数字の上の話。体は衰えたと思っていないし、フィジカルは落ちていない」と胸を張った。3階級目で3度目の防衛戦となる。「勝ったり負けたりのキャリア。立ち上がる姿や、1回落ちてももう1度立ち上がっていけるんだと感じてくれる試合をしたい」。王座統一戦となるがグローブはチャンピオンカラーの赤。ベルトを渡すつもりはない。

関連するニュースを読む

八重樫東、「激闘王」こだわらず「いろんなプラン」

調印式後、ファイティングポーズで写真に納まる王者八重樫(左)と挑戦者のメリンド(撮影・鈴木みどり)

 ボクシングのダブル世界戦(21日、有明コロシアム)の調印式が19日、都内で行われ、IBF世界ライトフライ級タイトル戦に臨む王者八重樫東(34=大橋)と対戦相手の同級暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)が出席した。

 3度目の防衛戦に臨む八重樫は、「いろんなプランを用意してきた。そのなかでベストな選択をしたい」と準備の万全さをアピール。激しい打ち合いを持ち味とし「激闘王」と呼ばれるが、こだわらない戦い方を示唆した。

 12年のWBA、WBC世界ミニマム級王座統一戦と14年のWBC世界フライ級タイトル戦で2度の世界王者陥落を経験しながら、現在は3階級制覇王者としてベルトを巻く。浮き沈みが激しいボクシング人生と重ね、「何度も立ち上がる姿を見て、落ちても上がっていけるということを感じてほしい」と続けた。

 メリンドは八重樫を「素晴らしいボクサー」と尊敬の意を表し、「八重樫の母国日本で世界戦ができることはうれしい」と笑顔を見せた。「持ちうる限り全てのスキルを見せられる試合にしたい」と戦略面での自信を口にした。

関連するニュースを読む

八重樫東トレーニング効果?視力が1・2→2・0に

メリンド(右奥)が見つめる中、予備検診を受ける八重樫(撮影・浅見桂子)

 ボクシングのIBF世界ライトフライ級タイトルマッチ(21日、有明コロシアム)の予備検診が18日行われた。

 八重樫東は数字で日頃のハードトレの成果を示した。身長で2センチ、首回りで2・5センチ、胸囲で4センチ上回り、リーチは1・5センチ劣ったが前回より2・5センチ伸びた。大橋会長は「肩甲骨トレの成果」と満足。さらに脈拍は4選手で最少となる「49」を記録し「一番年上なのにすごい」と感心した。八重樫は「体格は予想通りで特に気にしない」と言い、視力は前回1・2が2・0に良化し「勘が当たった」と笑わせた。

IBFライトフライ級検診表

関連するニュースを読む

八重樫東「勘が当たった」視力1・2→2・0に

予備検診を終え、ファイティングポーズをとる八重樫(左)とメリンド(撮影・浅見桂子)

 ボクシングの21日のダブル世界戦の予備検診が、18日に都内で行われた。王座統一戦となるIBF世界ライトフライ級では、王者八重樫東(34=大橋)と暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)はほぼ同じ体格で、ともに異常はなかった。

 八重樫はリーチでは1・5センチ下回ったが、身長で2センチ、首回りで2・5センチ、胸囲も4センチ上回った。八重樫は「背丈とか予想通りで特に気になった点はなかった」と話し、視力は前回の両目1・2が2・0に「勘が当たった」と笑わせた。大橋会長はリーチが2・5センチ伸びたことに「肩甲骨トレの成果」と満足。さらに脈拍が49は「4選手で一番年上なのにすごい」と感心していた。

関連するニュースを読む

八重樫東覚悟決めた「結局は打ち合い、勝てばいい」

パンチを打ち込む八重樫(撮影・狩俣裕三)

 IBF世界ライトフライ級王者八重樫東(34=大橋)が、激闘勝負で王座を統一する。21日の暫定王者メリンド(フィリピン)戦を控え、13日に横浜市内のジムで練習を公開。スパーリングは10日で打ち上げ、ミット打ち中心も力強いパンチを打ち込んだ。

 前回は速いフットワークでさばいた。今回は経験、技術ある相手に陣営は激闘指令だ。松本トレーナーは「うまい正統派にジャブを付き合っても仕方ない。荒々しくいく」。大橋会長も「中盤からは激闘で最後はハートの戦い」と言った。八重樫も「いろいろ用意し、空気を感じて対応したい」と言いつつ「結局は打ち合い。勝てばいい」と覚悟を決めている。

 井上とダブル世界戦で、ジムにとって通算40試合になる。3階級制覇で13戦目の八重樫は「新鮮な気持ちで、周りも緊張感持って、気合を入れていきたい」。ベテランらしく陣営にも警報を鳴らし、V3へ気の緩みはない。

関連するニュースを読む

八重樫東「順調にきた」13度目の世界戦へ練習公開

公開練習で松本トレーナー(左)に強烈なパンチを繰り出す八重樫(撮影・狩俣裕三)

 ボクシングのIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(34=大橋)が13日、横浜市内のジムで公開練習した。

 21日に有明コロシアムで、暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)を迎え撃ち、王座統一をかけた3度目の防衛戦となる。シャドー、ミットやサンドバッグ打ちで、1時間あまり汗をかいた。

 すでにスパーリングは10日で打ち上げたが、力の入ったパンチを打ち込んでいた。

 3階級制覇の八重樫にとっては13度目の世界戦となる。ベテランらしく落ち着いた表情と口ぶりで「調子はいつも通りで、けがなく順調にきた。最後までしっかり体調を作っていきたい」と話した。大橋会長は「お互いキャリアも十分だが、八重樫は最近にない仕上がり。最後は持ち前のハートでやってくれるはず」と期待した。

公開練習で子どもたちが見守る中、水分補給をする八重樫(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

油断大敵!たけしが井上尚弥、八重樫東とチャンプ論

世界戦発表会見でファイティングポーズをとる左から八重樫東、井上尚弥(撮影・山崎哲司)

 2人の世界王者に「世界のキタノ」から太鼓判だ! フジテレビ系「ボクシングフェス2017 SUPER2DAYS」(20、21日、午後7時)で応援団長に就任したタレントのビートたけし(70)が、21日に有明コロシアムでV5戦が待つWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24)、V3戦となるIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(34=ともに大橋)と対談。芸能界一の拳闘ファンの視点からその戦いぶりを絶賛し、「油断大敵」の心得を説いた。

 花が咲いたボクシング談議、たけしの口から次々と出てくる数々の歴代世界王者の名前に、2人の現役王者も感嘆しきりだった。「ボクシング好きな芸人多いけど、誰が何と言おうとオレが一番古い!」。高校時代にヨネクラジム練習生、96年の監督作「キッズ・リターン」ではボクシングを題材にした。もちろん、井上、八重樫の試合もチェックしてきた。

 井上とは昨年テレビ番組で共演。人を乗せたマイクロバスを坂道で1人で押すパワーに驚いた。

 たけし アリみたい。自分の体重の何倍も押して。芯が太い。パンチはすげえだろうなと。強すぎてね、判定勝ちでもつまらない。1回KOでもつまらない。困ったもんだね。

 井上 1回で倒したら文句言われて(笑い)。5、6回に「そろそろ倒すんだろ」という空気感じます。

 たけし 翌日の新聞を考えてるんじゃないの。「倒されて倒して逆転KOの方が盛り上がるかな」とか。

 「激闘王」八重樫に対しては、「試合は面白いやね。すげえ打ち合いやるね」。その代償の試合後の腫れ上がった顔が有名だが…。

 たけし 今日見たら治ってないのかと。もともとこうだったんだなあ。

 八重樫 そうなんです(笑い)。僕は井上のような余裕はないので…。

 たけし 今度の相手(メリンド)は精神的に弱そう。早めに押し込めば諦めるんじゃないかな。

 八重樫 下がらせ、ぐちゃぐちゃにしてやります。

 映画では「リアル」を追求してきた。ハリウッド映画を挙げ「ヘビー級の打ち合いなんかあり得ない」。1発当たれば倒れる。監督としてこだわってきた。

 たけし 相手は血だらけで倒れていて、片っぽは手を挙げている。そういう瞬間が1歩間違えば待っているのを前提に打ち合いしてる。昔の武士道みたいに一発間違えばたたき殺される真剣勝負だからね。

 その言葉に2人の王者も応じた。

 八重樫 試合は斬り合いの場で、やる覚悟も、やられる覚悟も作って上がらないととは常々思ってます。

 井上 自分もそういうヒリヒリ感、ピリついたリングは常に何があるか分からない場所なので、緊張感を持ってやっています。

 たけし オレも漫才では絶対になめなかったよね、いくら軽い客でも。笑うって分かっていても。井上選手も格下で勝てると思っても、緩んでないと思うよ。1発入ったら取り返しがつかないからね。

 「油断大敵」。その言葉に井上は、「甘く見たことはないです」。八重樫は「僕はいつもいっぱいいっぱいですから」。2人の王者には、その心配は無用だった。

関連するニュースを読む

八重樫東のカフェバー「COUNT8」プレオープン

カフェバーをオープンした八重樫東(右)と彩夫人(撮影・河合香)

 ボクシングの3階級制覇王者八重樫東(34=大橋)のカフェバー「COUNT8」が、16日に横浜市瀬谷の同店でプレオープンした。店名は「まだ立ち上がれる意味で、お客さんにも明るくなってもらいたい。8は名字からと末広がりで、いい縁も生まれれば」と、彩夫人が挙げた候補から選んだ。開店も元飲食店主と知り合った縁が始まりだった。

 世界3本に東洋太平洋のベルトも飾られ、これから日本王座分も作成して5本を並べるという。オーナーは彩夫人で、八重樫はこの日はウエイター役だったが「ボクは広報担当のようなもの。足を運んでもらえるように。手伝いは今日だけです」。店は相鉄線南口駅前で営業時間は午前11時から午後11時まで。スコーンが売り物でランチなどはイタリアン中心。「今後は復興のためにも、岩手の魚などの食材も採り入れていければ」という。

 正式オープンは18日。八重樫は「これで下手な試合できないし、店のせいとかにされるのが一番嫌。試合に向けて一生懸命練習したい」と、5月21日のV3戦へ向けて一層気を引き締めた。

関連するニュースを読む

八重樫東4・18横浜にカフェバー開店 妻切り盛り

横浜市内のジムでミット打ちをする八重樫東

 ボクシングのIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(34=大橋)が7日、自らの記念品などを展示した飲食店を18日に横浜市内で開店すると明かした。彩夫人が切り盛りし、3階級王者ゆかりの品もある。

 店名は「CAFE&BAR COUNT 8」で「まだ立ち上がれるという意味で、また明日から頑張ろうとなってほしい。末広がりの8なので、良縁も生まれれば」と説明した。5月21日には有明コロシアムで暫定王者メリンドとのV3戦が控え「負けられないですね」と誓った。この日は横浜市内のジムで調整した。

関連するニュースを読む

八重樫東V3戦は「崩しにくい」暫定王者メリンド

世界戦発表会見でファイティングポーズをとる八重樫(撮影・山崎哲司)

 ボクシングのIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(34=大橋)のV3戦と、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(23=大橋)の5度目の防衛戦とのダブル世界戦(日刊スポーツ後援)が5月21日に東京・有明コロシアムで行われることが4日、都内で発表された。

 八重樫は3度目の防衛戦で、暫定王者の同級1位メリンドと統一戦となった。前回は相手決定が1カ月前。今回は昨年から対策を練ってきたが「キャリア豊富で真面目。崩しにくい。気を引き締めていく」と油断ない。前日20日に拳がWBCで王座奪取すれば同級4団体を日本人が独占することになり、大橋会長は「いろいろ展開が見えてくる」。八重樫は「まず目の前をクリアする。きれいに勝てるとは思っていない」と激闘再現で撃破を予告した。

関連するニュースを読む

大橋ジム、ダブル世界戦 井上尚弥&八重樫東

世界戦発表会見でファイティングポーズをとる左から八重樫東、井上尚弥(撮影・山崎哲司)

 大橋ボクシングジムは4日に都内で会見を開き、5月21日に有明コロシアムでダブル世界戦を行うと発表した。

 2階級制覇のWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(23=大橋)は挑戦者に同級2位リカルド・ロドリゲス(米国)を迎えての5度目の防衛戦に臨む。井上は12勝(10KO)、ロドリゲスはメキシコ出身で16勝(5KO)3敗。

 3階級制覇のIBFライトフライ級王者八重樫東(34=大橋)は、暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)に対して3度目の防衛戦となる。八重樫は25勝(13KO)5敗、メリンドは35勝(12KO)2敗。

 なお、前日5月20日には同じ有明コロシアムで、WBA世界ミドル級タイトルマッチに臨むロンドン五輪金メダリスト村田諒太(31=帝拳)をメインイベントにしたトリプル世界戦が開催される。2日連続、合計5つの世界戦が予定されている。

関連するニュースを読む

山中慎介がMVPなど「3冠」 ボクシング年間表彰

年間MVP選出を受けガッツポーズで立ち上がる山中。左から井上、1人おいて小国(撮影・下田雄一)

 16年のボクシング年間表彰式が10日に都内で行われ、WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が最優秀選手賞、KO賞、年間戦最高試合賞(世界戦)の「3冠」に輝いた。

 最優秀選手賞の発表がされた瞬間に左拳を掲げた山中。昨年9月に7回TKOで11度目の防衛に成功したアンセルモ・モレノ(パナマ)戦でKO賞、最高試合に選ばれ、「大変うれしく思います。自分自身も価値ある勝利だったと思う。17年に向けても勢いをつけられた」。3月2日にカルロス・カールソンを迎える12度目の防衛戦(東京・両国国技館)への大きな弾みにもなった。

 各賞は以下の通り。

▼最優秀選手賞 山中慎介

▼技能賞 井上尚弥

▼殊勲賞 小国以載

▼努力・敢闘賞 石本康隆

▼KO賞 山中慎介、井岡一翔

▼新鋭賞 比嘉大吾

▼年間最高試合賞(世界戦) 山中慎介-アンセルモ・モレノ

▼年間最高試合賞(世界戦以外) 亀海喜寛-ヘスス・ソト・カラス

▼女子最優秀選手賞 藤岡奈穂子

▼女子年間最高試合 藤岡奈穂子-真藤ゴー

▼優秀選手賞 高山勝成、田口良一、田中恒成、八重樫東、井岡一翔、河野公平、井上尚弥、カルロス・クアドラス、山中慎介、小国以載、長谷川穂積、ホルヘ・リナレス

▼特別功労賞 長谷川穂積

▼特別賞 木村悠、池原シーサー久美子、安藤麻里、原田政彦、故金子繁治、故酒井忠康

ベルトを肩にファイティングポーズする、左から井上、山中、小国(撮影・下田雄一)

関連するニュースを読む

八重樫東傷なしV2、ウルフばり筋肉の鎧で肩痛克服

2度目の防衛に成功した八重樫(撮影・江口和貴)

<ボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇30日◇東京・有明コロシアム

 IBF世界ライトフライ級王者八重樫東(33=大橋)が左肩完治を示すV2に成功した。同級8位サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)を圧倒し、最終回に連打でレフェリーストップの12回2分13秒TKO勝ち。4月に左肩を痛めて8カ月ぶりの試合も、腕立て伏せなど大相撲の横綱千代の富士流トレーニングの成果を発揮した。V3戦は来年3月にも暫定王者の同級1位ミラン・メリンド(フィリピン)と指名試合となる。

 八重樫は最後の最後に仕留めた。大橋会長から8回には「プロなんだから倒せ」とゴーサイン。「中途半端で攻めあぐねた」が、最終12回にコーナーへ追い詰めての連打にレフェリーストップ。「最後は力業のごり押しも倒せてよかった」と、珍しく傷のない顔でホッとした表情を見せた。

 V1戦の3週間前の4月に左肩を痛めた。関節唇と肩甲下の筋損傷。左はジャブだけで2-1の判定で防衛したが、7月になっても痛みが引かず1試合回避。医師には手術を勧められたが、復帰まで最低1年とも言われた。手術は拒んだが引退もよぎった。効果があると聞いた治療はすべて試し、おはらいにも行った。

 そんな時に肩の脱臼癖があった千代の富士が頭に浮かんだ。軽量もウルフと呼ばれた筋骨隆々の肉体は、腕立て伏せ1日1000回などで作り上げた。八重樫も「筋肉のよろいを着けるように、周りの筋肉を大きくして固めよう」と考えた。

 昨年からフィジカルトレーニングの指導を受ける和田良覚氏との意見も一致した。腕立て伏せ、逆立ち、懸垂など、器具は使わずに自分の体重を使った自重筋トレ。9月には痛みが和らぎ、10月にはパンチを打てるようになった。試合後も「まったく問題なく振れた」と、あの苦しみを完全に乗り越えた。

 激闘王と呼ばれるが、序盤から本来のフットワーク、スピード、テクニックで圧倒した。「動くことはできたがそこから落とせなかった」と反省。次は90日以内という暫定王者メリンドとの統一戦が待つ。「ケガもなく、次はもう少しいい試合を」と意欲満々だ。

 王座を守って年越しを果たした。「先輩の王座返り咲きにつなげられた。少しは刺激になってくれれば」。今日31日に世界王座奪還に挑む、同じ拓大出身の内山への後押しになることを願った。【河合香】

関連するニュースを読む

八重樫東に完敗挑戦者「井上の方が強かった」強がり

<ボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇30日◇東京・有明コロシアム

 IBF世界ライトフライ級王者八重樫東(33=大橋)が左肩完治を示すV2に成功した。同級8位サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)を圧倒し、最終回に連打でレフェリーストップの12回2分13秒TKO勝ち。

 挑戦者サマートレックは八重樫について「力強くてスピードがあった」と脱帽した。序盤は相手の動きを見てかわしながら、タイミングよく攻めに転じる作戦だったが通用せず、徐々にロープを背負う場面が増えた。ただ、対戦経験のある井上と比較して「向こうの方が速いし、パンチも強かった。(チャンスは)あると思った」と強がった。

関連するニュースを読む

八重樫東V3戦へ意欲「次はもう少しいい試合を」

2度目の防衛に成功した八重樫は次女一永ちゃんを抱き、左から長男圭太郎くん、長女志のぶちゃんと記念撮影(撮影・江口和貴)

<ボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇30日◇東京・有明コロシアム

 王者八重樫東(33=大橋)が12回TKOでV2に成功した。

 同級8位サマートレック・ゴーキャットジム(32=タイ)を序盤から本来のフットワーク、スピード、テクニックで圧倒。大橋会長から8回には「プロなんだから倒せ」とゴーサインが出た。「中途半端で攻めあぐねた」が、最終回にコーナーへ追い詰めての連打にレフェリーストップ。12回2分13秒TKO勝ちした。

 11回までの採点はジャッジ1人が満点、残り2人も挑戦者にポイントをつけたのは1回だけの快勝だった。「動くことはできた。そこから落としきれなかった。最後は力技。ごり押しになったが倒せてよかった」と、珍しく傷のない顔で反省もホッとした表情を見せた。王座を守って年越しを果たしたが「先輩の王座返り咲きにつなげられた。少しは刺激になってくれれば」。大みそかに同じ拓大出身の内山への王座奪回へ、後押しになることを願った。

 V3戦は90日以内に暫定王者の同級1位ミラン・メリンド(フィリピン)と指名試合での統一戦が義務付けられている。「ケガもなく、次はもう少しいい試合を」と意欲的だった。

10回、サマートレック(手前)パンチを見舞う八重樫東(撮影・たえ見朱実)

関連するニュースを読む

八重樫東、TKOでV2「しっかり倒せてよかった」

10回、サマートレック(手前)パンチを見舞う八重樫東(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:IBFライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇30日◇東京・有明コロシアム

 同級王者の八重樫東(33=大橋)は、サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)に12回TKO勝ちし2度目の防衛を果たした。

 序盤から相手の動きをみながら左ボディーを中心に相手のスタミナを奪った。相手の足がとまった最終12回にラッシュ。得意の右ストレートを次々と相手の顔面に浴びせてTKO勝ちした。

 八重樫はリング上で次女を抱っこしながら満面の笑み。「もっと早く詰められたけどやりにくった。(12回は)陣営からゴーサインが出た。しっかり倒せてよかった」。子供3人とリング上で喜びを分かち合った八重樫は「この子たちと(合宿で)1カ月離れていたので今はうれしい」と細い目尻を下げていた。

TKO勝利で2度目の防衛成功を果たした八重樫(撮影・江口和貴)
9回、サマートレック(左)に強烈なパンチを見舞う八重樫(撮影・江口和貴)

関連するニュースを読む

井上尚弥V4、八重樫V2/ボクシングW世界戦詳細

<プロボクシング:ダブル世界戦12回戦>◇30日◇東京・有明コロシアム

 WBOスーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)は、挑戦者で元WBA王者の河野公平(ワタナベ)に6回TKO勝ちし4度目の防衛に成功した。

 IBFライトフライ級王者の八重樫東(大橋)はサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)に12回TKO勝ちし2度目の防衛を果たした。

 ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)はプロ12戦目のノンタイトル10回戦で3回KO勝ちした。

ダブル世界戦

◆WBOスーパーフライ級タイトルマッチ12回戦

◇東京・有明コロシアム

井上尚弥(23=大橋、同級王者)6回TKO河野公平(36=ワタナベ、元WBA王者)

【2回】右フックの連打で激しく攻める河野に対し、井上はガードをかためながら左右のボディーを確実にヒットさせる

【4回】残り10秒。井上は、足が止まり始めた河野に左右のフックを浴びせラッシュをかける

【5回】井上は右のショートアッパーをヒットさせ、右手をグルグル回す。河野は残り1分30秒すぎ、ガードの下がった井上の隙を見逃さず左右のフックで応戦し一瞬井上がフラリとするシーンも

【6回】井上はゴングとともにラッシュ。最後はカウンターから左フックで2度のダウンを奪ってTKO勝ち。4度目防衛に成功

<井上コメント>

「河野さんはタフだとわかっていた。最後のパンチは作戦通り。(応援してくれた家族に)前回の試合終わってから家族でゴタゴタがあったけど、そんな中、支えてくれたのが家族だった。(防衛戦まで)いい形で練習できた」

6回、河野(後方)にTKO勝ちした井上尚は笑顔でガッツポーズ(撮影・たえ見朱実)

5回、河野(右)に強烈なパンチを見舞う井上尚(撮影・江口和貴)

◆IBFライトフライ級タイトルマッチ12回戦

◇東京・有明コロシアム

八重樫東(33=大橋、同級王者)12回TKOサマートレック・ゴーキャットジム(32=タイ、同級8位)

【12回】左のボディーブローで相手のスタミナを奪ってきた八重樫は、ファイナルで左右のストレートを連打、相手の顔面に次々とヒットさせた。ダウン寸前の相手だったが、レフリーストップでTKO勝ち

<八重樫コメント>

「もっと早く詰められたけどやりにくった。(12回は)陣営からゴーサインが出た。しっかり倒せてよかった」。子供3人とリング上で喜びを分かち合った八重樫は「この子たちと(合宿で)1カ月離れていたので今はうれしい」

9回、サマートレック(左)に強烈なパンチを見舞う八重樫(撮影・江口和貴)

ノンタイトル

◆ミドル級ノンタイトル10回戦

◇東京・有明コロシアム

村田諒太(30=帝拳、IBF、WBO3位)3回KOブルーノ・サンドバル(25=メキシコ)

【3回】残り40秒。村田は左ジャブをカウンターであわせて、コンビネーションから強烈な右ストレートを相手顔面にヒット。相手からダウンを奪い10カウント

<村田コメント>

「1年半ぶりの(国内)試合で判定ならボロクソ言われると思っていたので安心しています。(KOの場面は)相手がスリップと言っていたので心配したけど拳の感触はあった。今日の相手に勝てて自信になった。世界チャンピオンになりたい」

3回、ブルーノ・サンドバル(左)にパンチを決める村田(撮影・たえ見朱実)

関連するニュースを読む

八重樫東、子供の名前入り新シューズでベルト死守だ

挑戦者のサマートレック(右)とポーズをとる八重樫(撮影・下田雄一)

 V2戦となるIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(33=大橋)は、思いのこもったリングシューズを新調した。白地に「君のオーラがある色」と言われた紫のラインが入る。右足には3人の子供の名前が、左足には「ボクシングを全うする」の英文が紫で刺しゅうされた。

 11月28日から横浜市内ジム近くのマンションで、練習に集中するために恒例の単身生活をしている。「試合後は普段の家族との生活に戻るだけ」と話す。家族に囲まれた生活が一番。試合当日は彩夫人の33歳の誕生日。リングでも3人の子供と躍動し勝利をプレゼントするつもりだ。

 前回は左肩を痛めたために8カ月ぶりの試合となる。「9月に試合できなかった分、いろんなことを精いっぱいやってきた。しっかり自分らしい試合をしたい」。不本意な1年だったが、最後はボクシングをやり切って3本目のベルトを守り抜く。

関連するニュースを読む

八重樫東8カ月ぶりのリングに「自分らしい試合を」

挑戦者のサマートレック・ゴーキャットジム(右)とポーズをとる八重樫(撮影・下田雄一)

 30日の東京・有明コロシアムでのダブル世界戦の調印式と記者会見が、28日に都内であった。2度目の防衛戦となるIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(33=大橋)は赤、挑戦者の同級14位サマートレック・ゴーキャットジム(32=タイ)は青のグローブとなった。八重樫は前回の防衛戦前の左肩故障から8カ月ぶりのリングとなる。「9月は出られなかったがいろんなことができ、精いっぱいやってきた。しっかり自分らしい試合をしたい」と話した。

 サマートレックは14年にWBC世界同級王者だった井上尚弥(23)に敗れた後は14連勝中。「欠点や足りないところを強化してきた。八重樫対策も練ってきたので国にベルトを持って帰りたい」と王座奪取を誓った。

関連するニュースを読む