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ジム閉鎖の具志堅氏「責任持って」選手の移籍先探し

白井・具志堅スポーツジムの入口(撮影・滝沢徹郎)

ボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏(64)が会長を務める白井・具志堅スポーツジムは6日、7月31日でジムを閉鎖すると発表した。具志堅会長はホームページ上で「気力、体力ともに、これまでのように情熱を持って選手の指導に当たるには難しい年齢になったこともあり、ここが潮時と決断いたしました」とコメント。所属選手については「最後まで責任をもって移籍先を見つけます」とした。

同ジムは、95年に日本人初の世界王者である故白井義男氏を名誉会長、国内最多の世界王座13回連続防衛の記録を持つ具志堅氏を会長に設立。具志堅氏を慕い、沖縄出身の選手が多く所属してきた。17年5月には比嘉大吾がWBC世界フライ級王座を獲得。ジムとして5度目の挑戦で、悲願の男子世界王者が誕生した。

しかし、比嘉は18年4月の3度目の防衛戦で計量失格により王座を剥奪され、日本ボクシングコミッションからボクサーライセンスの無期限停止処分を受けた。この試合後には、比嘉がデビュー以来タッグを組んできた野木丈司トレーナーがジムを退職。今年2月に再起を果たした比嘉も、ジムとの契約を更新せず、3月11日付でジムを離れた。4月には、長年トレーナーを務めてきた元WBC世界ライトフライ級王者友利正氏も退職。所属選手の移籍も増えていた。

具志堅会長は、今後について「私にできることがありましたら、別の形でボクシング界に携わらせて頂ければと思っております」と記した。

シャッターの奥に見える白井・具志堅スポーツジム(撮影・滝沢徹郎)
白井・具志堅スポーツジムの入口には新型コロナウイルス感染予防の注意書きが貼られている(撮影・滝沢徹郎)

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白井・具志堅スポーツジム7月末閉館「潮時と決断」

具志堅用高氏(2018年4月14日撮影)

ボクシングの元世界ライトフライ級王者、具志堅用高氏(64)が会長を務める白井・具志堅スポーツジムが6日、7月31日でジムを閉館すると公式サイトで発表した。

具志堅会長は「気力、体力ともに、これまでのように情熱を持って選手の指導に当たるには難しい年齢になったこともあり、ここが潮時と決断いたしました。今後は私にできることがありましたら、別の形でボクシング界に携わらせて頂ければと思っております」とコメントした。

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寺地会長が拳四朗の年内「0防衛」覚悟「動けない」

寺地拳四朗(中央)。左は父の永会長、右は加藤トレーナー(2019年12月24日撮影)

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(28=BMB)の父で、所属ジムの寺地永会長(56)は、年内「0防衛」も覚悟した。

政府は14日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発令されていた緊急事態宣言を解除する方向を示した。当初は、BMBジムがある京都府も含まれる見通しもあったが、見送られていた。

寺地会長は、解除の時期にかかわらず「今月いっぱいは休業」と決めていた。一方で、王者の8度目防衛戦のマッチメークについては「全くですわ。動けない」と現状を説明した。

7月から、ボクシング興行再開の動きはあるが、世界戦で海外から挑戦者を呼ぶとなれば、相手国の事情も絡んでくる。当初の計画は今年、3回の防衛で2桁「V10」を遂げ、元WBA同級王者具志堅用高氏の日本記録、13回連続防衛に迫るものだった。

しかし、現状を冷静に見据え、寺地会長は「年内に1試合できるか。試合できないことも頭に入れている」と語った。

勢いがあり、脂が乗りきった1年を棒に振るのは苦渋の選択。拳四朗は年明け1月6日には29歳の誕生日で、寺地会長も「この先は年齢との戦いになる」と話す。

新型コロナウイルス禍の出口は、ようやく見えつつある。だが、ボクサー、特に世界王者レベルはまだまだ闇の道を進んでいる。【実藤健一】

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井上尚弥がパヤノ3発70秒KO/寺地拳四朗の一撃

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズバンダム級トーナメント WBAバンタム級タイトルマッチ 1回戦・井上尚弥対フアンカルロス・パヤノ(手前) 1回、フアンカルロス・パヤノを攻めダウンを奪い、そのままKO勝ちする井上尚弥(2018年10月7日撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~6>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。

WBC世界ライトフライ級王座を7連続防衛中の寺地拳四朗(28=BMB)の「一撃」は、モンスターの右ストレートだ。WBA、IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦で、元同級スーパー王者フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を70秒で沈めた一撃。具志堅用高氏の日本記録、連続13回防衛更新を目指す現役王者の視点で「倒す」難しさを語った。(取材・構成=実藤健一)

▼試合VTR 18年10月7日、横浜アリーナでWBSS1回戦が行われ、井上がパヤノと激突した。開始40秒すぎに繰り出した右アッパーが距離を縮めてきた相手のあごをかすめると、50秒経過直後に左ジャブでパヤノの視界を奪い、即座に放った右ストレートでフィニッシュ。繰り出したパンチはわずか3発。1分10秒のKO勝ちは、日本選手世界戦最速KOタイムを更新した。

◇ ◇ ◇

衝撃というより、あれ!? いつの間にという印象しか残っていない。一瞬やった。知らん間に終わってしまったという感じ。それが逆にすごい。

井上選手はプレッシャーのかけ方がすごくうまい。自分はスタイルが違うし、戦い方も違うけど、ボクサーとしては早く終わらせるにこしたことはない。テレビ局は大変ですけど。

あらためて思ったのは狙って倒すのは難しいな、と。あの試合の井上選手も狙って打ったというより、流れの中で繰り出したパンチだと思う。自分の経験を振り返っても、たまたまのパンチで倒したというケースは少なくない。

ただ、その「たまたま」は、それまでの練習の積み重ねから生まれるもの。練習で死にものぐるいにやっていないと、体に染みこんでいかない。やればその分、試合で発揮できる。

「知らん間に終わった」井上選手のあの試合は、その典型のように思う。

◆寺地拳四朗(てらじ・けんしろう) 1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれ。奈良朱雀高から関大に進み国体優勝。14年8月プロデビュー。17年5月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得し、7連続防衛中。拳四朗は漫画「北斗の拳」の主人公に由来しリングネームにしてきたが前回防衛戦から本名。戦績は17勝(10KO)無敗。父で会長の永氏は元日本ミドル級、東洋太平洋ライトヘビー級王者。身長164・5センチの右ボクサーファイター。

寺地拳四朗

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V7寺地拳四朗が東京暮らし決意「めっちゃ楽しみ」

7度目の防衛に成功し、一夜明け会見で笑顔を見せる寺地(撮影・狩俣裕三)

V14御殿となるか!? 7度目の防衛に成功したWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)が24日、都内ホテルで一夜明け会見に臨み、来年2月にも東京都内に“移住”することが分かった。

練習拠点は三迫ジムで一年の半分以上は都内のホテル生活だった。経費や生活の負担から“わが家”を持つことを決断。京都の実家から独立し、初めてのひとり暮らしに寺地は「めっちゃ楽しみ。家具とか一からそろえるのは大変だけど、ホテル暮らしは不便だったから」。来年は3度の防衛戦で年末に2桁、V10のプラン。拠点を構え、腰を落ち着けて臨むことになる。

元WBA同級暫定王者のランディ・ペタルコリン(27=フィリピン)をボディー攻めで4度のダウンを奪い、4回1分8秒TKOで17勝(10KO)無敗とした。「(昨夜は)3時間ぐらい。いつも1~2時間なので眠れたと思う。疲れた感もそんなになくて、練習した後ぐらいの感じ」と余裕の表情で振り返る。

元WBA同級王者具志堅用高氏が持つ連続防衛13回超えへ、寺地は「勝つごとに自信がついている。統一戦もしたいし、海外も視野に入れている。だれがきても勝てる調整できるし、だれでもどんどんきてほしい」と安定王者の自信をみなぎらせる。

本格的な東京進出の前に年明けは自分へのごほうびにベトナム旅行を計画。「近場のリゾート地で選んだ。のんびりしたい」。日本ボクシングに歴史を刻む記録へ、まずはしっかり英気を養う。

一夜明け会見で、記念撮影する寺地(中央)。左は父の永会長、右は加藤トレーナー(撮影・狩俣裕三)

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寺地拳四朗「統一戦もしたいし、海外も視野に」

7度目の防衛に成功し、一夜明け会見で笑顔を見せる寺地(撮影・狩俣裕三)

7度目の防衛に成功したWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)が24日、都内ホテルで一夜明け会見に臨んだ。

元WBA同級暫定王者のランディ・ペタルコリン(27=フィリピン)をボディー攻めで4度のダウンを奪い、4回1分8秒TKOで17勝(10KO)無敗とした。

「(昨夜の睡眠時間は)3時間ぐらい。いつも1~2時間なので眠れたと思う。疲れた感もそんなになくて、練習した後ぐらいの感じ」と余裕の表情で振り返った。

元WBA同級王者具志堅用高氏が持つ連続防衛13回へ、来年は3度の防衛で2桁、V10が目標。寺地は「勝つごとに自信がついている。統一戦もしたいし、海外も視野に入れている。だれがきても勝てる調整はできるし、だれでもどんどんきてほしい」。安定王者の自信をみなぎらせた。

7度目の防衛に成功し、一夜明け会見で笑顔を見せる寺地(撮影・狩俣裕三)

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寺地拳四朗が安定防衛、来年海外&年末V10青写真

防衛に成功し笑顔を見せる寺地拳四朗(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇横浜アリーナ

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)が4回1分8秒TKO勝ちで7度目の防衛に成功した。元WBA同級暫定王者ペタルコリン(フィリピン)に対し3回、ボディー攻めで3度のダウン。4回に左ボディーで仕留めた。来年は3回の防衛戦を予定し節目のV10、さらに海外進出も見据える。寺地の戦績は17勝(10KO)無敗。

   ◇   ◇   ◇

寺地はびびった。3回終了間際にペタルコリンから3度目のダウン。「3回目でさすがに終わったと思ったら、(ラウンド終了の)違うゴングやった。メンタルつえーと思いましたよ」。ゾンビのようにはい上がる挑戦者に驚きながら「どうせ終わるやろ」と4回に左ボディーで仕留めた。

V7の安定王者の真骨頂だった。当初はIBF同級王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)との統一戦が、相手の体調不良により急きょ、1カ月前に対戦相手変更となった。構えもオーソドックスからサウスポーとなったが、寺地は気にもとめない。「気にするのは(トレーナーの)加藤さんなんで。自分は何も」。腹が弱い分析通り、弱点を攻めまくった。

拳四朗に本名の寺地をつけた初の試合で快勝した。海外では「ケン・シロウ」と解釈されるため「しっかり名前をアピールしたい」と踏み切った。さらにボクシング以外の活動をマネジメントする事務所と契約し、年明けに関西ローカルのテレビ番組の収録が決まっていた。負けて王座陥落となればおじゃん。そんな想定はかけらもない。「(テレビ出演は)勝つ前提。負けることなんて考えてなかった」と言い放った。

最高の形で19年を締めくくり、さらなる大きな目標を目指す新年へ展望が開けた。父の寺地永会長によると3回の防衛戦を予定し、年末に節目のV10戦を迎える青写真。東京五輪が開催される夏場は米国西海岸か中国へ、海外進出のプランも上がっているという。

減量苦もない寺地は「どこでやっても同じ。自然にやれば(連続防衛回数)13回は超えられる。僕が13回防衛する姿を見てください!」と猛アピール。その中には、各団体のライトフライ級のベルトを束ねる夢も含んでいる。

その前に「とりあえずメリークリスマスですね」。クリスマスイブは「残念ながら」と男の友人2人で過ごす予定。「おじさんが行くような店に行くでしょうね」。安定王者に君臨し、防衛回数を重ねてもおごらず、変わらない。連続防衛回数13回の元WBA同級王者具志堅用高超えへ、その挑戦権を20年につないだ。【実藤健一】

◆寺地拳四朗(てらじ・けんしろう)1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれ。奈良朱雀高から関大に進み国体優勝。14年8月プロデビュー。17年5月にWBC世界ライトフライ級王座獲得。拳四朗は漫画「北斗の拳」の主人公に由来しリングネームにしてきたが今回から本名。父で会長の永氏は元日本ミドル級、東洋太平洋ライトヘビー級王者。身長164・5センチの右ボクサーファイター。

防衛に成功し笑顔を見せる寺地(左)と父の永氏(撮影・横山健太)
3回、ダウンを奪い笑顔を見せる寺地(撮影・横山健太)

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寺地拳四朗4回TKOでV7ドM調整実り日本記録へ

4回、ペタルコリン(右)からダウンを奪いTKO勝ちする寺地(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇横浜アリーナ

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)が挑戦者の同級12位ランディ・ペタルコリン(フィリピン)に4回1分8秒のTKO勝利を収め、7度目の防衛に成功した。3回に3度ダウンを奪うなど優位に試合を進めた。

当初はIBF同級王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)との統一戦が予定も、体調不良による回避で急きょ、対戦相手が変更となった。寺地はハプニングにも「全く気にしない」ときっぱり。マイペースの調整を続けてきた。

2番目に軽量のライトフライ級。年齢を重ねれば体重調整は厳しくなるが、寺地は工夫を重ねた。今回は700~800グラムオーバーの計量前日に水抜きを敢行。それも動画サイトYouTubeで水を飲む音「ゴクゴク」を聞きながら眠る、ドM調整でリミット48・9キロから100グラムアンダーに仕上げた。

複数階級制覇が主流の中、連続防衛回数にこだわる。目標はWBA同級王者具志堅用高氏が持つ13回超え。父の寺地永会長は「来年末には2桁を」ともくろむ。今回V7、来年3回防衛で節目のV10が青写真。その夢をつないだ。

リングに上がる前に、火打石でお清めをしてもらう寺地(右)(撮影・狩俣裕三)

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寺地拳四朗「自然に」日本の連続防衛記録超え宣言

記念撮影するWBC世界ライトフライ級王者寺地(左)と挑戦者ランディ・ペタルコリン(撮影・中島郁夫)

7度目の防衛を狙うWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)が21日、都内のホテルでトリプル世界戦(23日、横浜アリーナ)の会見に臨んだ。

当初対戦予定だったIBF同級王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)が体調不良で回避。WBC同級12位ランディ・ペダルコリン(フィリピン)に対戦相手が変更となり、試合の順番も当初のセミからその前の“セミセミ”に変更となった。

それでも余裕のポーズは崩さない。今回はリングネームを本名にして臨む初めての試合。「ケン・シロウに別れていたのが、寺地が入ってケンシロウという名前がしっかりアピールできると思います」。目指す日本の連続防衛回数記録(WBA同級王者具志堅用高=13回)にも「自然に13回は超えられると思っている」と言い切った。

父の寺地永会長も“通過点”と捉える。「今回、統一戦が流れたのは残念だが来年年末、10回目の防衛で統一戦ができればちょうどいい」。今回V7を達成すれば、来年3戦で年末にV10戦の青写真。歴史に名を残す記録へ、きっちり勝って来年につなげる。

記念撮影する左からWBC世界ライトフライ級王者寺地、WBA世界ミドル級王者村田、八重樫(撮影・中島郁夫)
記念撮影する左からWBC世界ライトフライ級王者寺地、挑戦者ランディ・ペタルコリン、WBA世界ミドル級王者村田、挑戦者バトラー、IBFフライ級王者モルティ・ムザラネ、八重樫(撮影・中島郁夫)

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比嘉大吾が2月13日復帰戦「できるすべてを出す」

比嘉大吾(2019年6月19日撮影)

ライセンス無期限停止処分が解けたボクシング元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(24=白井・具志堅スポーツ)が来年2月13日、東京・後楽園ホールで復帰戦に臨むことが19日、発表された。

スーパーバンタム級のウエートとなる119ポンド(約53・9キロ)契約体重のノンタイトル戦で、対戦相手は未定。所属ジムを通じ、比嘉は「約2年ぶりの試合が決まりました。応援してくださっている方、お世話になった方のためにも、今自分にできるすべてを出して頑張ります!」とコメントした。

比嘉は3度目の防衛戦となった18年4月の前日計量で、国内世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンス無期限停止処分を受けた際、1階級以上の転級、定期的なコンディション管理報告の義務づけなど解除条件が提示され、1年以上が経過。今年9月27日、具志堅用高会長とともにJBCを訪れて処分解除を申請し、10月にライセンス復帰が発表されていた。

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協栄ジム金平会長、休会届提出「父も泣いている」

東日本ボクシング協会を訪問した協栄ジムの金平会長(左)。右は太田弁護士

プロボクシングの名門・協栄ジムの金平桂一郎会長が9日午後、都内の東日本ボクシング協会を訪問し、プロ活動休止となる休会届けを提出した。

本日付けで受理され、即日休会となった。金平会長は「私の不徳の致すところ。(先代会長の)父も泣いていると思う。父は40年間ジムを守り、私の代でも20年。本当に選手、スタッフ、ファンのみなさんに心配をおかけして申し訳なく思います」と謝罪した。

東日本協会の規定では、5年以上休会が続いた場合、自動的に退会扱いとなる。5年以内に復会の手続きを踏まなければ、協栄ジムは事実上の「消滅」となる。金平会長は「復活するつもりがなければ最初から退会している。ジム再開が視野にあるからです。入っている以上は早く『新生協栄ジム』を立ち上げたい。金平なき協栄はありえない」と力説した。

14年9月から実質的オーナーによるジム運営、金平会長が選手育成、指導に手腕を発揮する役割分担で経営を続けてきた。しかし先月27日、オーナー側から突然、契約解除を通達されたという。現在、運営会社や実質的オーナーとも話し合いができていない状態。金平会長は「ジム内で何かが起こったら会長が責任を持たなければいけない。今、私はジムに入ることができないので、その責任を負うことができなくなった」と休会手続きの理由を強調していた。

休会届けを受理した東日本協会サイドは「今回は試合が決まっている選手がいる状態で休会届けを出したので、復活時の場合は会長の資質を問われますし、ハードルが出ると思います」との見通しを口にした。亀田3兄弟のいとこ京之介が在籍しており、22日には全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を控える。協会サイドは「早急に選手の救済は話します。ジム移籍へのサポートをしないといけない」との見通しを示した。

▽具志堅用高氏(協栄ジムで13度防衛を果たした元WBA世界ライトフライ級王者、白井・具志堅スポーツ会長)「(休会の件は)ニュースで知りました。休会するようなら残念です。さみしいですね」

東日本ボクシング協会などを訪問し、ジムの活動休止となる休会届けを提出した協栄ジム金平会長(左)。右は太田弁護士

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名門看板下ろす協栄ジム、会長は再建意欲も不透明

協栄ジムの金平会長

ボクシングで具志堅用高、亀田興毅ら国内ジム最多13人もの世界王者を輩出した協栄ジム(東京都新宿区)がプロジムとしての活動を休止(休会)することが7日、分かった。実質的オーナーとの方向性の違いを理由に、金平桂一郎会長が決断した。9日にもジム会長らで組織する東日本ボクシング協会に休会届を申請し、統括団体の日本ボクシングコミッション(JBC)に説明するという。

   ◇   ◇   ◇

6日にジム休会の意向を東日本協会、JBCに伝えたという金平会長は「月曜日(9日)にも協会に休会届けを出します」と表明した。世界戦の赤字で経営が苦しくなり、12年には自社ビルを売却。現在の実質的オーナーらの支援を受けて運営してきたものの、今年になって方向性の違いが表面化したという。金平会長は「経営者とのトラブルです。弁護士を通じ、法的なものを進めていきます。協会から厳しい声も頂きましたが、私の責任においてできるのは休会ぐらい」と説明した。

協栄ジムは1959年(昭34)設立。海老原博幸をはじめ、日本歴代最多13度の防衛を誇るWBA世界ライトフライ級王者具志堅、渡嘉敷、鬼塚、亀田興ら有名な世界王者を育成してきたが、経営難で今年の協栄ジム主催興行はゼロだった。父正紀氏から引き継いだジムの歴史に1度、幕をおろす同会長は「ジムができて60年。このような結果になってしまって残念。責任を感じる」と口にした。

現在、協栄ジムには10人以上のプロ選手が在籍している。休会届が認められれば、JBC管轄下でのプロ興行開催、プロ選手の試合出場が不可能になる。亀田3兄弟のいとこ、京之介が在籍しており22日には全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を控えている。「なるべく早く発表して、新たな所属で試合をしてほしいと思いました」としたが、移籍などの早急な対応が必要になる。

休会後、東日本協会に手続きを踏めば活動は再開できる。金平会長は「新たなスポンサーを探し、なるべく早く復活させたい」としたが、今後は不透明な状況となる。また同会長が務めている東日本協会副会長、日本プロボクシング協会理事は辞職になるという。国内ではガッツ石松ら5人の世界王者を輩出したヨネクラジムが17年に閉鎖となった。昭和の時代から日本のボクシング界を支えてきた名門ジムが、またも苦境に陥った。

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金平会長ジム休止表明、協栄HPはジム運営継続掲載

協栄ジム・金平桂一郎会長

プロボクシングの名門・協栄ジムが活動休止(休会)することが7日、分かった。

金平桂一郎会長が明かしたもので、9日に日本プロボクシング協会、日本ボクシングコミッション(JBC)に休会手続きを申請するという。同会長は「月曜日にも協会とJBCに休会届を出します」と明かした。休会理由は実質的オーナーと同会長の方向性の違いで「経営者とのトラブルです」と説明した。

金平会長の休会表明を受け、同ジム公式サイトは「本日、一部のメディアにおいて、当ジムが活動休止を予定している旨の報道がありましたが、当ジムが発表したものではなく、活動休止を予定している事実もございません。当ジムは、引き続き、会員の皆様に対してこれまで同様のサービスを提供してまいります」(原文まま)とのコメントを掲載。ジム自体の運営は続けられる内容となっているが、金平会長が週明けに休会届を提出して認められればプロ活動は制限。選手はJBC管轄下での試合ができなくなる。

76年に設立された協栄ジムは現会長の父となる金平正紀前会長が設立。海老原博幸、西城正三、具志堅用高、上原康恒、渡嘉敷勝男、鬼塚勝也、勇利アルバチャコフ、オルズベック・ナザロフ、佐藤修、亀田興毅、坂田健史、佐藤洋太、亀田和毅と国内ジムではトップとなる計13人の世界王者を輩出している。同会長は「早く復活させたいと思っています」とも口にした。

現在、亀田3兄弟のいとこ京之介が在籍。22日には全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を控えており「なるべく早く発表して、新たな所属先で試合をしてほしい」と話した。

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世界王者多数協栄ジムが経営者トラブルで活動休止へ

協栄ジムの金平会長

プロボクシングの名門・協栄ジムが活動休止することが7日、分かった。金平桂一郎会長が明かしたもので、9日に日本プロボクシング協会、日本ボクシングコミッション(JBC)に休会手続きを申請するという。同会長は「月曜日に協会とJBCに手続きします」と明かした。休会理由は実質的オーナーと同会長の方向性の違いで「経営者トラブルです」と説明した。

76年に設立された協栄ジムは現会長の父となる金平正紀前会長が設立。海老原博幸、西城正三、具志堅用高、上原康恒、渡嘉敷勝男、鬼塚勝也、勇利アルバチャコフ、オルズベック・ナザロフ、佐藤修、亀田興毅、坂田健史、佐藤洋太、亀田和毅と国内ジムではトップとなる計13人の世界王者を輩出している。同会長は「早く復活させたいと思っています」とも口にした。

現在、亀田3兄弟のいとこ京之介が在籍。22日には全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を控えており「本当は決勝まで、とは思っていたのですが…。早く所属先をみつけてほしい」と話した。

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ボクシング比嘉大吾、年内復帰か 具志堅会長が明言

比嘉大吾、具志堅用高会長(2017年2月4日撮影)

ボクシング白井具志堅ジムの具志堅用高会長(64)が10日に都内で、ライセンス無期限停止処分を解除された元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(23)を年内に復帰させるプランを明かした。

「年内にはやらせたい。名前を忘れられてしまう。スーパーフライ級で予定している」と話した。

比嘉は18年4月のV3戦の前日計量で、国内での世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。日本ボクシングコミッションから処分を受けたが1年5カ月が過ぎ、9月に処分解除を申請し、倫理委員会で解除を承認した。

比嘉は半年前からはジムでの練習を始めているという。具志堅会長は「スパーリングをやらせてみて、どんな状態か見てみたい。食事などは専門家をつけ、ジムで管理していく」とも話した。タイトル戦を控えたジムの選手と、近々地方での走り込みキャンプに行かせる予定という。

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比嘉大吾のボクサーライセンス無期限停止処分を解除

元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾

日本ボクシングコミッション(JBC)は3日、昨年4月にボクサーライセンス無期限停止処分を受けた元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(24=白井・具志堅スポーツ)の処分を解除したと発表した。比嘉が所属ジムの具志堅用高会長(64)とともに都内のJBCを訪れて申し入れた先月27日、倫理委員会が開かれて解除することを確認した。処分から1年5カ月での解除となった。

比嘉は3度目の防衛戦となった18年4月の前日計量で、国内世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。JBCからライセンス無期限停止処分を受けた際、1階級以上の転級、定期的なコンディション管理報告の義務づけなど解除条件を提示されていた。JBCによれば、比嘉からは半年前から週6日の練習を続け、次戦はバンタム級で試合することの報告があったという。復帰戦は年末に計画している。

17年5月に同王座を獲得した比嘉は昨年2月、2度目の防衛に成功し、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を挙げていた。

18年4月、1回目の計量で900グラムオーバーとなり、うなだれる比嘉(左)は具志堅会長から声をかけられる(撮影・河野匠)

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比嘉大吾が処分解除申請 年末に復帰戦を希望

比嘉大吾

昨年4月にボクサーライセンス無期限停止処分を受けた元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(23=白井・具志堅スポーツ)が処分解除を申請したことが分かった。所属ジムの具志堅用高会長(64)とともに27日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れて申し入れた。処分から1年5カ月が経過しており、JBCは来週に倫理委員会を開き、処分解除に向けた協議に入る。

比嘉は3度目の防衛戦となった18年4月の前日計量で、国内世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。JBCからライセンス無期限停止処分を受けた際、1階級以上の転級、定期的なコンディション管理報告の義務づけなど解除条件を提示されていた。JBCによれば、比嘉からは半年前から週6回の練習を続け、次戦は階級を上げて試合することの報告があったという。

JBC安河内剛事務局長は「処分から長期間が経過していますし、比嘉選手は日本ボクシング界の宝。申し出を受けたので倫理委員会で対応します」と説明。解除になれば、年末に復帰戦を希望しているという。17年5月に同王座を獲得した比嘉は昨年2月、2度目の防衛に成功し、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を挙げていた。

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三迫ジム会長通夜「悔いないと思う」輪島功一氏偲ぶ

祭壇に飾られた三迫仁志氏の遺影

三迫ジム三迫仁志名誉会長の通夜が9日、東京・西五反田の桐ケ谷斎場でしめやかに営まれた。

元世界王者のファイティング原田、具志堅用高、輪島功一ら各氏に、多数のジム会長ら約300人が参列して故人をしのんだ。1日に入院先で肺炎のために85歳で亡くなった。

三迫氏は60年にジム開設後、世界王者を3人育てた。第1号の輪島氏は2度王座に返り咲いている。「はっきりものを言う人で、私の気持ち、性格を知っていた。いじめると反発すると。もっと頑張れと、奮い立たせてくれた。1度負けた相手に2度勝てた」と振り返った。

三迫氏は高校時代にプロ入りし、引退後はプロモーターとしての手腕を発揮した。「人生の裏も表も知って生きてきた。悔いないと思う」とも話した。

3人目の世界王者となった友利正氏は「親のように厳しく言ってくれた。チャンスをいっぱい作ってくれ、本当に感謝しかない」と頭を下げた。82年に世界王者となったが「勝てると思っていなかったのかも。初めて涙を流して喜んでくれた。一番の思い出」と当時を懐かしんだ。

14年には長男貴志会長代行に後を譲った。貴志会長は「父が興したジムを引き継いだ時に、世界王者を作るのが使命と思った。生きている間にもう1人世界王者を出したかった」と残念がった。現在はジムにとって最多の日本王者4人が在籍し、他にも有望選手は多い。「ボクシングを愛した生涯だった。意思を受け継いで、ボクシングの発展のために全力を尽くしたい」と誓った。

祭壇に飾られた三迫仁志氏の遺影

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拳四朗、具志堅氏超え「V15」目標 来場者沸く

国内現役最長の世界王座6連続防衛の祝勝会であいさつをするWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(撮影・加藤裕一)

WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(27=BMB)が29日、地元のリーガロイヤルホテル京都で、現役国内最長の世界王座6連続防衛の祝勝会に出席し、連続防衛の目標を「15」と豪語した。

元WBA同級王者具志堅用高氏の持つ日本記録「13連続防衛」の更新を目標に掲げており、司会者に「具志堅さんを超えるんですよね?」と振られると「はい。とりあえず15ぐらいは」と笑顔で返答。約200人の来場者から「おーっ!」と歓声が沸いた。

拳四朗が理想とする今後の防衛プランは年内にV7戦をこなし、来年にV10到達-。「ねえ。(V10は)来年中にいけますよね」と話した。

7月12日、エディオンアリーナ大阪で同級1位タコニンに4回TKO勝ちしたV6戦の影響は大きかった。世界戦7戦目で初の関西開催。「今までで一番でかい。街で“声掛けられる率”が上がりましたから」。28日、友人と大阪市内で食べ歩き中に6度ほど、声を掛けられたという。

「やっぱり勝ち方が良かったからですかね」。多くのパンチをもらわず、鮮やかな右カウンターで勝負を決めた。大きなダメージを負わずに防衛ロードを歩むことが、人気アップにつながることを実感し、モチベーションも上がる一方だ。

国内現役最長の世界王座6連続防衛の祝勝会であいさつをするWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(撮影・加藤裕一)

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高校5冠の重岡銀次朗が最速タイの4戦目で王座奪取

4戦目で王座獲得の重岡銀次朗(左)と町田主計トレーナー

<ボクシングWBOアジア太平洋ミニマム級タイトル12回戦>◇27日◇東京・後楽園ホール

高校5冠のWBOアジア太平洋ミニマム級3位重岡銀次朗(19=ワタナベ)が、日本男子最速タイの4戦目で王座奪取した。

同級4位クライデ・アザルコン(24=フィリピン)との王座決定戦で、左ボディー一発で1回1分12秒KO勝ち。日本王座の平仲明信、辰吉丈一郎、井上尚弥、東洋太平洋王座の田中恒成ら世界王者に並ぶ、プロデビュー4戦目の奪取となった。

アマでは優勝すると表彰状とメダルやトロフィーが授与される。新王者は「ずっとベルトにあこがれていた。重くて格好いい」と満面の笑みを浮かべた。

前日は「4、5回にKOしたい」と話していた。「1回で倒せるとは思わなかった。一番練習した左ボディーで仕留められたのがうれしい」。右ジャブで様子見も、右ボディーでまずはロープを背負わせた。右を数発返され「スピードもパンチもあった。もらったら危ないと、あれで集中させられた」と振り返った。

これでWBOの世界ランク入りは確実になった。渡辺会長は「あと1年ぐらいは経験を積ませたい。防衛戦や日本や東洋太平洋王座とかも狙わせたい。世界はチャンスがあれば」と話すにとどめた。

重岡は初のベルト奪取でさらに自信を深めた。「身近に世界王者の京口さんがいる。早く同じ場に立ちたい。生意気かもしれないがいつでもやりたい」と、一気に世界を熱望する。

デビュー前から具志堅用高のV13の国内防衛最多記録更新に、無敗で引退を目標に掲げる。最軽量級で153センチしかないが、夢はビッグだ。

重岡銀次朗(左)は左ボディー一発で1回KO勝ちで王座を獲得

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