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比嘉は脱水症状続く 復調後リポート提出、処分検討

15日、8回に比嘉(右)はロサレスの攻撃に苦しむ


 ボクシングの前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が16日、師匠の元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高会長(62)と一緒に受賞した沖縄県民栄誉賞の辞退を同県に伝えた。同日に同県が発表したもので、2人そろって辞退したいとの意向を示しており、今日17日午後に県庁で予定されていた表彰式も取りやめになった。

 翁長雄志知事は「2人の気持ちにも配慮した。ぜひ受けてもらいたいと考えており、相談しながら進めたい」とコメントした。14日の前日計量で体重超過による王座剥奪、15日の試合もプロ初黒星で日本新記録の16連続KO勝利を逃した比嘉に向け、同知事は「さらに精進し、これまで以上に活躍されることを期待している」とエールを送った。

 関係者によると、比嘉は15日の試合後、神奈川県内の病院に直行してあらためて検査を受けた。点滴などの治療を受けたものの、まだ脱水症状が続いている状態だという。日本ボクシングコミッションは16日、比嘉の体調が落ち着いた後にヒアリング、あるいは所属ジムからの体重超過に至るまでのリポート提出を要請する方針。その後、今回の世界戦での体重超過に対する処分を検討するという。

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比嘉大吾と具志堅会長、謝罪文を掲載/コメント全文

比嘉大吾(右)、具志堅用高会長


 体重超過で王座を剥奪されたプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)と師匠の具志堅用高会長(62)が16日、所属ジムの公式サイトで謝罪文を掲載した。

<具志堅会長のコメント>

 この度のWBC世界フライ級タイトルマッチ 比嘉大吾(白井・具志堅)対クリストファー・ロサレス(ニカラグア)におきまして、比嘉が規定体重に至らず、正式なタイトルマッチとして行うことが出来なかったことを深くお詫び申し上げます。

 適性体重でないにもかかわらず対戦を望んでくださったロサレス選手、陣営の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして、何より今回の試合を楽しみにして下さったボクシングファンの皆様にも心よりお詫びいたします。

 2月の試合が1ラウンドで終了しダメージもなかったことから、今回の試合の出場を決定いたしました。結果的にこのような事態を招いた全責任は会長である私にあります。

 ボクシング界に与えてしまった影響を厳粛に受け止め、JBCの処分を待ちたいと思います。

 多大なるご迷惑をおかけしましたことを、改めて心よりお詫び申し上げます。

白井・具志堅スポーツジム

会長 具志堅用高

<比嘉大吾のコメント>

 4月15日のタイトルマッチで体重調整が上手くいかず、計量をクリアすることができませんでした。

 対戦相手のロサレス選手はもちろん、この試合に携わってくださったすべての皆様、ファンの方々に心からお詫び申し上げます。

 試合をするための大前提である、体重を作るという事が出来なかったのはプロとしてとても恥ずかしいことです。今回このような結果になってしまった事を深く反省しています。

 今は体調回復に努め、今後の事はJBCの処分に従います。

 本当に申し訳ございませんでした。

白井・具志堅スポーツジム

比嘉大吾

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ロサレス新王者「比嘉のパンチに力は感じなかった」

6回、比嘉(右)はロサレスから連打を浴びる(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。当日計量を規定体重内でパスし、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と対戦。左ボディーなど軸に攻め続けたが、公開採点でも劣勢となっていた9回、具志堅用高会長(62)の棄権要請でレフェリーストップとなった。

 ロサレスはリーチの長さを生かしたパンチを次々と繰り出した。比嘉の攻撃を受けてもひるまず、連打でお返し。9回が始まって相手の手数が減り、勝利を確信したという。「大変幸せ。待ちに待った瞬間が訪れた」と歓喜に浸った。試合前日に比嘉が体重超過で王座を剥奪された。想定外の事態だったが、ロサレス自身は集中を乱さなかった。「比嘉のパンチに力は感じなかった。だから攻撃的にいくことができた」と誇らしげに話した。

比嘉(右)はロサレスに9回TKO負けを喫し観客に頭を下げる。後方左は具志堅会長

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比嘉大吾、出場直訴も9回限界 処分待ち長期休養へ

9回、ロサレス(左)に破れ、引き揚げる比嘉(撮影・林敏行)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。当日計量を規定体重内でパスし、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と対戦。左ボディーなど軸に攻め続けたが、公開採点でも劣勢となっていた9回、具志堅用高会長(62)の棄権要請でレフェリーストップとなった。日本ボクシングコミッション(JBC)による処分を待ちながら、比嘉は長期休養に入る。

 力尽きた、ふらついた体で、比嘉は頭を下げながらリングから下りた。WBCの公開採点でジャッジ3人中2人がロサレスを支持した8回終了時、具志堅会長からJBCに棄権の要請が入った。接近戦で打ち合っていた途中に試合はストップ。控室に戻ると涙を流し、そして泣き続けた。「ごめんなさい」と同会長に謝罪。「心配するな、よくやった」と褒められ、心が救われた。

 当日朝の計量で、試合実施のために設定された55・3キロを下回る54・7キロでパスした。しかし脱水症状になるまで極限まで追い込んだ肉体のダメージは大きかったが、周囲の心配を振り払い、自ら出場を直訴。落ち込んだ気持ちを奮い立たせるため、通常よりもウオーミングアップし、顔を紅潮させてリングに立った。試合後は「何も出てこない。改めて話します。ごめんなさい」とだけ話した。

 当日朝に計量パスした後には「世界王者にもかかわらず、計量をミスして申し訳ありません。ロサレス陣営に申し訳ないです。ボクシングファンのみなさま、プロモーションの方々に謝りたいです」と深々と頭を下げた。リングで拳を交え、来日した挑戦者に敬意を表したかったようだ。具志堅会長も「2~3回で止めることも考えていた」。ギリギリの状態だった。

 体重超過の原因について具志堅会長は「今回(の減量ミス)は短期間だったこと。体重を落とすにはもう少し余裕が必要だった」と分析。その上で「2カ月ぐらいで試合をさせた本当に私の責任。甘かったです」とあらためて謝罪した。今月中にもJBCから体重超過に対する比嘉への処分が決まる見通し。長期間の出場停止も想定されるため、同会長は「今後のことは全く考えていない。JBCの処分があるので、しっかりと決定を待ちたい」と神妙な面持ちだった。

 まずは長期休養で疲労が蓄積し続けた心身を癒やす方向。22歳と若いものの、試合できない状態が続けば誰でも実戦感覚は鈍る。比嘉の再起は、いばらの道になりそうだ。【藤中栄二】

9回、クリストファー・ロサレスにTKO負けする比嘉(右端)。右から3人目は具志堅会長(撮影・狩俣裕三)
8回、ロサレス(左)に左フックを食らう比嘉(撮影・狩俣裕三)

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比嘉大吾と具志堅会長の大井競馬イベントが中止に

前日計量を前に険しい表情の比嘉大吾(左)と具志堅用高会長(2018年4月14日撮影)


 大井競馬を運営する特別区競馬組合は15日、具志堅用高会長と比嘉大吾が18日に大井競馬場で出演予定だった「レジェンドトークショー」とメインレース「東京スプリント」の表彰式プレゼンテーターの実施を中止すると発表した。出演者の意向だという。

 なお当日は、松村邦洋、神奈月らものまねタレントによる「東京スプリント TCK ものまねライブ!」を開催する。

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王座剥奪の比嘉、当日計量パス 頼みは16連続KO

当日計量にパス後、ロサレス陣営(左端)に謝罪し、握手を求められた前WBC世界スーパーフライ級王者比嘉(右)


 14日の前日計量で体重超過し、王座剥奪されたボクシング前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が15日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで当日計量に臨み、規定内の54・7キロでパスした。

 会場の横浜アリーナでの健康診断は残るものの、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)との試合は成立となった。これでロサレスが勝った場合、王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 当日計量パス後、比嘉は具志堅用高会長、野木丈司トレーナーとともに謝罪。日本人初の世界戦体重超過での王座を剥奪を受けて「世界王者にもかかわらず、計量ミスして申し訳ありません。ロサレス陣営に申し訳ないです」と深々と頭を下げた。さらに「体重オーバーしてまでも試合をオッケーしてくれたロサレス陣営の方々に感謝しています。ボクシングファンのみなさま、試合を組んでいただいたプロモーションの方々に謝りたいです」と神妙な面持ちで口にした。

 比嘉は14日に都内で開かれた前日計量で51・7キロとリミットを900グラム超過した。2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定されていた。これで日本新の16連続KOの可能性は残った。

具志堅会長(奥)が見守る中、当日計量をパスした前WBC世界フライ級王者比嘉

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王座剥奪の比嘉、統一戦など夢プランすべてが霧散

前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。日本新の16連続KOの可能性は残るも、減量失敗頻発の中で大きな汚点を残した。同級2位ロサレス(ニカラグア)が勝った場合は王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 まさかの900グラムオーバー。計量会場が1度沈黙し、ざわついた。比嘉には再計量へ2時間の猶予を与えられた。涙を流し自室へ戻ったが、1時間半後に具志堅会長がギブアップを発表した。再計量しないまま、比嘉は王座を剥奪された。王座は空位となった。具志堅会長は「あってはならないことがあった。申し訳ありません」と神妙な面持ちで頭を下げた。「一生懸命努力したが、とにかく汗が出ません」。

 リミット(50・8キロ)まで、比嘉は11・2キロの減量が必要だった。2月4日の故郷沖縄での2度目の防衛戦から約1週間で体重は62キロまで増えた。3度目の防衛戦まで試合間隔は70日。今回は自炊をやめ、野木丈司トレーナー夫人によるカロリー計算された弁当を3月9日から毎日2食分を手渡され、食事制限してきた。もっとも重要視してきた減量のミスは痛恨だった。

 昨年5月の世界王座奪取前、比嘉はつらい減量でパニック症候群に陥った。同10月の初防衛戦は計量後の食事でおう吐し、体調を崩した。昨年2月のV2戦は約1カ月前に風邪でダウン。今回も1週間前のロードワークで倒れたという。世界戦前に減量苦が原因と思われるアクシデントが続き、同会長は「選手を信用していた。まさかという…。短期間でもってきて…。最終的に私の最大の責任」と再び頭を下げて謝罪した。

 試合開催について、WBCは管轄する日本ボクシングコミッション(JBC)に従うとした。JBCは両陣営が開催を望んだことから、午前8時に当日計量を設定。リミットの50・8キロから10ポンド上回る55・3キロをオーバーしなければ、コンディションも見て開催を決める。検診した中村ドクターは「脱水症状はあるが試合するには健康上問題はない」と話した。

 日本新記録がかかったV3戦の大一番が、一転して国内で日本人初の世界戦計量失格。比嘉が17年に王座奪取の一戦も王者が体重超過した末と、皮肉な巡り合わせの王座陥落だ。次戦は海外進出、統一戦などのばら色のプランも霧散してしまった。【河合香】

 ◆比嘉大吾(ひが・だいご)1995年(平7)8月9日、沖縄・浦添市生まれ。宮城小-仲西中まで野球部。中学3年時、具志堅用高会長の現役時代のKO動画に触発され、宮古工に進学してボクシング部へ。アマは国体8強が最高成績。具志堅会長に誘われ、プロ転向。14年6月にプロデビューし、1回KO勝ち。15年にタイでWBCユース・フライ級王者、16年に東洋太平洋同級王者に。昨年5月にWBC世界同級王者となり2度防衛。今年2月に沖縄県民栄誉賞を受賞。家族は両親と兄。身長160・8センチの右ファイター。

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比嘉が日本人初の計量失格で王座剥奪、試合は開催

1回目の計量で900グラムオーバーとなりうなだれる比嘉(左)は具志堅会長から声を掛けられる(撮影・河野匠)


 ボクシングのダブル世界戦(15日、横浜アリーナ)の前日計量が14日、都内で行われ、16連続KO勝利の日本記録がかかるWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)は午後1時からの1回目で制限体重の50・8キロを900グラムオーバーした。2時間の猶予の間にパスすればクリアとなったが、午後2時半過ぎに計量会場に具志堅用高会長が1人で現れ、ギブアップする意志を伝えた。この時点で王座剥奪となった。過去、日本人王者が計量失格となったケースはない。具志堅会長は「本当に申し訳ございません」と頭を下げた。

 3度目の防衛戦だった比嘉は軽量級では際立つ筋肉の持ち主で、ここ数戦は毎試合で減量苦があった。13日の公式会見では「今回も1ラウンドから全力で倒しにいきます」と述べていたが、ひげを伸ばした表情に覇気はなく、体調面での心配が募っていた。この日も生気がない顔つきだった。

 挑戦者の同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)は50・5キロで一発パスした。WBC、JBC(日本ボクシングコミッション)、両陣営で協議した結果、試合は行う方針。当日午前8時からリミットから10ポンド超えの122ポンド(55・3キロ)を上限にした当日計量を設け、比嘉がクリアした場合はタイトル戦が行われる。その場合は比嘉が勝利すれば王座は空位、ロサレスが勝利した場合のみベルトが移動する。

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比嘉大吾過酷減量に元気なし…具志堅会長「試練に」

予備検診を終え写真に納まるチャンピオン比嘉(左)と挑戦者ロサレス(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングのダブル世界戦の予備検診が、12日に都内のホテルで行われた。15日の横浜アリーナで、WBC世界フライ級は王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)は同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)の挑戦を受ける。両選手とも異常なしと診断されたが、比嘉は最大の難関である減量のピーク。会見では三言答えだけで早々に自室へ引き揚げた。

 直前まで部屋で寝ていたそうで、髪は寝癖がついたまま。こけてきたほおには無精ひげを伸ばし放題だった。記念撮影でも最初はポーズもとらず。うながされて力なく拳を握った。3つの質問に答えると、野木トレーナーに寄り添われて自室へと戻っていった。

 比嘉の体格データはV2戦とほぼ同じも、ロサレスより身長で8センチ低く、リーチは18センチも短かった。これには「身長の高い人としかやってない。大丈夫」。対面しての印象は「映像で見たのと一緒」。「怖さは」と問われると「ありませんでした」と力なく答えた。

 比嘉は元々減量に苦しんできたが、今回は特に元気がなかった。具志堅用高会長(62)も「厳しい状況ではある。きついと思う。試練になるかも。相手も今までの中では根性ありそうで強いし」と心配しきりだった。

 ロサレスは逆に元気そのもので、リーチ差には「最大限に生かしたい。パンチも入れやすい」と優位を強調した。体重は「あと1・5ポンド前後(約680グラム)を維持している」という。胸囲の差には「的が広くパンチ当てやすい」。比嘉の姿に「ユーチューブで見た時はパワフルで強かった。今日は小さく細い。強い印象はなかった」と話した。

予備検診を終え取材を受ける比嘉と具志堅会長(撮影・丹羽敏通)
会見を終え具志堅会長と引き揚げる比嘉(撮影・丹羽敏通)

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具志堅会長プレゼント攻撃不発、挑戦者コーヒー苦手

具志堅会長(右)は挑戦者ロサレス(左)の母国ニカラグア産のコーヒーをプレゼントする(撮影・足立雅史)


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉陣営の具志堅用高会長(62)が、またプレゼントパフォーマンスを仕掛けた。15日に横浜アリーナでのV3戦で迎え撃つ同級2位ロサレス(ニカラグア)が、10日に都内のジムで練習を公開。会見では視察した具志堅会長が最前列で質問パンチを浴びせた。

 「花粉症は」を皮切りに「彼女は」「交際期間は」と続けた。さらに「好きな飲み物は」に「オレンジジュース」の答え。「コーヒーは」に「あまり好きじゃない」。実はニカラグア産コーヒー豆を土産に持参していた。前回のフランス人へのフランスパンに続く先制攻撃。空振りも仕入れてもらったコーヒー店では「相手をのみ込め」と応援キャンペーンの限定販売中だ。

 比嘉には日本新の16連続KO勝利がかかる。具志堅会長は「相手のボクシングにはまらず、ファイターとして、迷わずに攻めていくしかない」と期待した。

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具志堅会長「彼女いる?」挑戦者ロサレスを質問攻め

挑戦者ロサレス(左)は白井・具志堅スポーツジムの具志堅会長(右)から母国ニカラグア産のコーヒーを贈られ、香りを確かめる(撮影・足立雅史)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)に挑戦する同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)が、10日に都内のジムで練習を公開した。

 15日に横浜アリーナで3度目の防衛戦となる比嘉陣営からは、具志堅用高会長(62)らが偵察に訪れた。練習はシャドーと縄跳びだけだったが、会見では具志堅会長が最前列に座って質問攻めにした。

 「花粉症は」を皮切りに「彼女はいますか?」。ロサレスが「いる」と答えると「何人?」「付き合った期間は?」と続けた。ロサレスは苦笑しながら「半年」と答えた。

 さらに「好きな食べ物は?」「好きな飲み物は?」に「牛肉」「オレンジジュース」と答え、「コーヒーは?」には「飲まない。あまり好きじゃない」。

 具志堅会長はニカラグア産のコーヒー豆を手土産に持参していた。プレゼントしたがトレーナーの手にわたり、先制パンチは空振った。

 練習は手の内も見せずにあまり参考にはならなかったが、具志堅会長は「体幹が強そうで、バランスがいい。アマの実績もあり、足を使ってくるのでは」と予想した。

 比嘉には日本新記録の16連続KO勝利がかかる。「相手のボクシングにはまらないこと。ファイターになり、接近してロープに追い込みたい。迷わずに攻めていくしかない」と期待した。

ポーズを決める挑戦者ロサレス(撮影・足立雅史)
白井・具志堅スポーツジムの具志堅会長(後方右)はシャドーボクシングを行うロサレスを鋭い視線で見つめる(撮影・足立雅史)

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比嘉大吾16連続KO勝利へ「勝って沖縄に帰る」

公開トレーニングの会見で笑顔の比嘉大吾。左は白井・具志堅スポーツジムの具志堅用高会長(撮影・林敏行)


 4月15日に3度目の防衛戦(横浜アリーナ)を控えるボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が3日、都内の所属ジムで練習を公開した。

 日本新記録の16連続KO勝利の期待がかかる一戦。同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)との対戦に向け、1回のスパーリングを披露した。最大で62キロまで増加した体重はリミット(50・8キロ)まで残り5キロ程度まで落とした。先月9日から野木丈司トレーナーから同夫人お手製の弁当を毎日2食分手渡されて胃袋を満たしている比嘉は「もうコンビニ(弁当)のお世話になっていない。お菓子も食べていない。体調がいい」と笑顔をみせた。

 V3戦から2日後の17日には、師匠の具志堅用高会長とともに受賞した沖縄県民栄誉賞の授与式が予定される。同会長から「負けたら辞退になるよ」とハッパをかけられた比嘉は「勝って沖縄に帰ることを楽しみにしています」と気合を入れ直した。一方で同会長からKO勝利した場合、5月12日に米ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで開催されるWBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)-挑戦者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)戦の視察を確約された。比嘉は「もちろんファーストクラス(の航空便)ですよね?」とお願いすると、具志堅会長も「日本新のKO勝利ならファーストクラスは安いもの。本人が頑張ってくれれば」と確約。師匠によるアメとムチの作戦で、比嘉は気合のボルテージを上げていた。

公開トレーニングで具志堅用高会長(左)が見守る中、スパーリングする比嘉大吾(撮影・林敏行)
公開トレーニングを終え、汗だくの比嘉大吾(撮影・林敏行)

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比嘉大吾、極限まで肉体追い込む練習「足がヤバイ」

苦しそうな表情でロープトレに臨むWBC世界フライ級王者比嘉


 4月15日に3度目の防衛戦(横浜アリーナ)を控えるプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が14日、2部練習でフィジカルメニューを消化した。

 午前中に神奈川県内の坂道をダッシュして下半身を強化。夕方からは所属ジムでジムメートとともにロープやつり輪などを使用した練習に臨んだ。15日の練習がオフとなったこともあり、極限まで肉体を追い込み「足がヤバイです。明日はゆっくり休みます」と苦笑いを浮かべた。

 同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)とのV3戦では日本新記録となる16連続KO勝ちの期待がかかる。練習を見守った具志堅用高会長は「ロサレスはまとまった選手。決して侮れないよ」と警戒する。試合まで1カ月と迫った比嘉は「必ず勝って次のステージにいきたい」と意欲を示した。

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江藤光喜3回TKO勝ち 具志堅会長は世界戦の意向

3回TKO勝ちをおさめた元WBA世界フライ級暫定王者江藤光喜(撮影・藤中栄二)

<プロボクシング:スーパーフライ級8回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール◇1101人


 元WBA世界フライ級暫定王者の江藤光喜(30=白井・具志堅スポーツ)が3回TKOで、3連勝中だったマルソン・カベラ(26=フィリピン)を下した。昨年9月以来、約6カ月ぶりの試合となったものの、派手な打ち合いを展開。2回に右ボディーで1度目のダウンを奪取。3回には左フックで2度目、続いて右フックで3度目のダウンを奪っての快勝だった。

 江藤は「10点満点中、20点です」と師匠の具志堅用高会長ばりの“天然”ぶりをみせた後に「100点満点で40点」と自己評価。3回に偶然のバッティングで額をカットした以外は目立った負傷もなく「次が世界戦と思っていたので無傷で終わりたかった」と安堵(あんど)の笑みをみせた。

 WBA暫定王座は日本ボクシングコミッション未公認。WBAをはじめ、WBC、WBOと世界ランキングに入っており、具志堅会長は「夏までには世界戦をさせてあげたいね」とチャンスを与える意向を示した。2月8日には30歳を迎え、円熟期に入った江藤は「おじさんボクサーの仲間入りした」としながらも、同門の後輩、比嘉大吾がWBC世界フライ級王者として活躍している姿に「もちろん刺激」とやる気満々だった。

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比嘉大吾が渡米、本場のボクシング「楽しみ」

米ロサンゼルスに出発したWBC世界フライ級王者比嘉は星条旗を指さし、気持ちを高揚


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が21日、渡米を前に報道陣の取材に応じた。フライ級、スーパーフライ級の世界王者を集めた興行「Superfly2」(24日・米イングルウッド)の視察とロサンゼルス合宿のため、26日まで初めて米国に滞在する。

 米国を意識し、星条旗のワッペンの入ったMA-1を着用し、既に気持ちは米国モード。ロサンゼルス近郊のホテルに宿泊し、ロードワークやジムワークに臨む予定で「12時間のフライトを我慢すれば本場のボクシングが見られると思うと楽しみ」と声をはずませた。

 同興行ではフライ級のWBA世界同級王座決定戦(ビロリア-ダラキアン)とIBF世界同級タイトルマッチ(ニエテス-レベコ)が組まれている。比嘉は「軽量級のビッグマッチで、すべてが注目カード。もしリングに呼ばれたら英語でスピーチしたい」とやる気満々。4月15日の3度目の防衛戦(横浜アリーナ)に勝てば、団体王座統一戦も計画されるだけに気合十分だった。

 また前日20日には師匠の具志堅用高会長(62)とともに沖縄県民栄誉賞の受賞が発表された。比嘉は「高校まで沖縄にいた時には考えられないような賞に選んでいただきうれしい」と喜びを表現していた。

合宿と試合視察のため、米ロサンゼルスに出発した王者比嘉(左)と野木トレーナー

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比嘉大吾と具志堅氏へ県民栄誉賞「夢と希望与えた」

具志堅用高会長(左)とWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(18年2月19日撮影)


 沖縄県の翁長雄志知事は20日、WBC世界フライ級タイトルマッチで2度目の防衛に成功した王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)と、元世界王者の具志堅用高会長(62)に県民栄誉賞を贈ると発表した。比嘉は同県浦添市、具志堅会長は石垣市の出身。授与式の日程は今後調整する。

 比嘉は4日の防衛戦で15試合連続KO勝利の日本記録に並ぶなど「県民に夢と希望と誇りを与えた」ことが理由。具志堅会長は1976年に県出身初の世界王者となり、13連続防衛の日本記録をつくった。当時、県に栄誉賞制度がなく、比嘉とともに授与することにしたという。

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具志堅会長きびしー 比嘉大吾に恋愛、美食の禁止

WBC世界フライ級王者比嘉大吾(左)と具志堅用高会長(18年2月2日撮影)


 日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、具志堅用高会長から「恋愛禁止」のルールを課されていることを明かした。

 11日のフジテレビ系「ワイドナショー」に、4日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチで1回KO勝ちを収め、2度目の防衛に成功した比嘉が出演した。ボクシングファンとして知られる松本人志(54)も「比嘉さんはすごい。決してビッグマウスではないのに、特別なチャンピオンになるんだというのがわかって好感が持てる」と絶賛。また、1回2分32秒で勝利したことについて「フジテレビももっと考えなあかんよ。1ラウンドで終わる可能性があるんだから、比嘉君にあと2人くらい用意しとかないと。一挙に防衛戦3回くらいできたよ。できましたよね?」と比嘉に振ると、比嘉も「あの日…できましたね」と答え笑いを誘った。

 つらい減量や食事制限がある中でのモチベーションの上げ方について「勝ったらファイトマネーももらえるし、テレビにも出れるし、有名になれるし…」と言う比嘉に対し、松本が「モテたいんだ。今、彼女はどうなってる?」と聞くと、比嘉は「彼女はいない。会長がすごく女の子に厳しいんですよ」と吐露。さらに「恋愛禁止なんです。3つのことが禁止されていて、『ネオン街に行かない』『女性と手を繋がない』『おいしいものを食べるな』」と具志堅会長の厳しいルールを明かすと、スタジオからは驚きの声が上がった。

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比嘉大吾ロス合宿へ、具志堅会長「年内に米で試合」

勝利を祝うカクテルを一緒に飲む王者比嘉(左)と具志堅会長


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が米国進出に動きだす。故郷沖縄で日本記録に並ぶ15連続KO勝ちで2度目の防衛に成功した試合から一夜明けた5日、那覇市で会見。今月24日(日本時間25日)にフライ、スーパーフライ両級の世界王者が集まる米国での興行「Superfly2」の視察と自身初の米ロサンゼルス合宿に臨むことが決まった。

 同興行はWBAフライ級王座決定戦(ダラキアン-ビロリア)とIBF同級タイトル戦(ニエテス-レベコ)が組まれる。比嘉は「自分の階級、上の階級の王者をみたかった。2人の王者がいるので、いずれお互いのベルトを懸けて戦えたら」と乗り気。具志堅用高会長(62)も「年内に米国で試合をやらせたい」とサポートを約束していた。

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具志堅用高KO動画がきっかけ/比嘉大吾プロフィル

比嘉はフエンテスを破りベルトを首にガッツポーズする(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功し、沖縄で日本人初の世界戦勝利を挙げた。

<比嘉大吾(ひが・だいご)>

 ◆生まれ 1995年(平7)8月9日、沖縄・浦添市。

 ◆スポーツ歴 保育園まで水泳と体操の教室に通う。宮城小2年から野球をはじめ、宮城ドリームズに所属。6年で主将を務め、市内大会で創部初の優勝。仲西中でも野球部で主将。

 ◆具志堅に憧れ 中学3年の時、具志堅用高会長の現役時代のKO動画をテレビで見て触発され、宮古工でボクシング部へ。国体8強が最高成績。通算36勝(8KO・RSC)8敗。

 ◆プロ転向 高校卒業後に上京し、白井・具志堅スポーツに入門。14年6月にデビューし1回KO勝ち。

 ◆王座 15年7月にWBCユース・フライ級王座を奪取。16年7月に東洋太平洋フライ級王座も獲得。

 ◆家族 両親と兄。

 ◆スタイル 身長160・8センチの右ファイター。

KO勝ちが決まった瞬間、雄たけびを上げる比嘉(撮影・滝沢徹郎)

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比嘉大吾、V2へブルーシールアイスで師匠の敵討ち

「ブルーシール」アイスをほおばる王者比嘉


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が具志堅用高会長(62)から因縁のアイスを託され、師匠のリベンジに燃えた。今日4日、故郷での2度目の防衛戦(沖縄県立武道館)に備え、3日に那覇市内で、同級9位の元2階級制覇王者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と計量に臨んで一発クリア。計量後、同会長に贈られた沖縄名物ブルーシールの紅いもアイスを食べ、減量で疲労した肉体を回復させた。

 沖縄での世界戦は81年3月、具志堅会長が14度目の防衛戦で敗れて以来、37年ぶり。当時、計量後に大好きなアイスを食べられなかったことを敗因に挙げる“具志堅伝説”を知る比嘉は「会長が食べられなくて負けた理由が分かります。最高です。敵討ちで食べました」と笑顔。具志堅会長も「37年前のアイスが昨日のことのように思われます。あの時、アイスを食べていたら20回は防衛できていますから」と思いを託した。

 試合当日、沖縄出身の歴代世界王者6人中、渡嘉敷勝男氏を除く5人が来場予定だ。元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ15連続KO勝利に並ぶ大事なV2戦。比嘉は37年分の師匠の思いを胸に沖縄の血をたぎらせてリングに立つ。【藤中栄二】

具志堅会長から贈られたカップアイスを手にする王者比嘉(左)とタコスを持つ挑戦者フエンテス

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比嘉大吾一夜明け 具志堅用高会長と恋人宣言!?

ホテルのプールサイドで日本記録に並ぶ15連続KO勝利の祝うカクテルを一緒に飲むWBC世界フライ級王者比嘉(左)と具志堅会長


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、師匠の具志堅用高会長(62)と恋人宣言!? 

 4日に沖縄凱旋(がいせん)試合となる2度目の防衛戦で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った比嘉は5日、那覇市内のホテルで一夜明け会見に臨んだ。宿泊先のプールサイドで具志堅会長とともにカクテルジュースを飲み、日本人で初めて沖縄の世界戦で白星を挙げたことを祝った。

 「なんかハワイに来ているみたいですね。ハワイに行ったことないですけど」とジョークで笑いを誘った比嘉は、具志堅会長のグラスにストローが2本あることを確認すると「会長、一緒に飲みますか」と恋人同士のように飲み干した。まんざらでもなかった具志堅会長は「大吾、これで当分、恋人はできないだろうなあ」と苦笑いを浮かべた。

 今月24日(日本時間25日)にフライ級、スーパーフライ級の世界王者を集めた興行「Superfly2」(米イングルウッド)を視察し、米ロサンゼルスで初めて合宿を行う予定。5月に予定される指名試合となる3度目の防衛戦で、日本新記録となる16連続KO勝利を狙う。

ホテルのプールサイドで日本記録に並ぶ15連続KO勝利の祝うカクテルで乾杯するWBC世界フライ級王者比嘉(左)と具志堅会長

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KO防衛の比嘉大吾、日本新へ「特別な王者になる」

地元沖縄で防衛に成功した比嘉(右)は具志堅会長と抱き合う(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が15戦全勝全KOで2度目の防衛に成功した。同級9位の元2階級制覇王者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を1回2分32秒KOで下した。

 立ち上がりこそ守勢に回ったが、1分30秒過ぎ、左右のフックで動きを止めた。残り30秒、左の連打からガードが空いた腹に右ボディーをたたき込み、マットにひざまずかせた。

 電光石火のKO劇に比嘉は試合後「皆さん、高いお金を払って1ラウンドで終わってすいません。テレビ局の皆さんもすいませんでした。(KOで)倒すと言って試合に臨んできたので、やっぱ、格好いいですね。もってる男かなと思いました」と茶目っ気たっぷり。比嘉から「会長、お褒めの言葉をよろしくお願いします」と促された具志堅用高会長も愛弟子のこれ以上ない勝ちっぷりに「もう試合終わったの?えっ1ラウンド?」とノリノリだった。

 14年6月のデビューから続く連続KO勝利も更新。同じ沖縄出身の世界王者・浜田剛史(帝拳)らの日本記録に並んだ。比嘉は「KOがなければ僕はただの世界チャンピオン。特別なチャンピオンになるためにもKO勝ちを続けます」と次戦での日本新記録樹立をにらんだ。

KO勝ちが決まった瞬間、雄たけびを上げる比嘉(撮影・滝沢徹郎)
1回、比嘉(右)は右ストレートをヒットさせフエンテスをぐらつかせる(撮影・滝沢徹郎)

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比嘉大吾ばっちり回復、具志堅会長がスッポンスープ

前日計量をパスしたWBC世界フライ級王者比嘉(左)と挑戦者フエンテス


 4日のプロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ(沖縄県立武道館)の前日計量が3日、沖縄・那覇市内のホテルで開催された。同級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)は50・8キロのリミット、2階級制覇王者となる挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)は200グラムアンダーの50・6キロで、それぞれ一発クリアした。

 比嘉は師匠の具志堅用高会長(62)から贈られたアイスクリーム、沖縄産の甘酒、スポーツドリンク、スッポンスープなどを次々と摂取し、過酷な減量で疲労した肉体を回復させた。元気が戻った比嘉は「減量があり、ここまで長かった。明日の試合まではすぐなので、しっかり準備して100パーセントのコンディションで勝つだけですね」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

具志堅用高会長(左から2番目)にタコスを贈られた挑戦者フエンテス(右端)。左端はアイスを手にするWBC世界フライ級王者比嘉
具志堅会長からプレゼントされた「ブルーシール」アイスを口にするWBC世界フライ級王者比嘉

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比嘉大吾V2戦“父”に捧げる15連続KOへの誓い

WBCフライ級検診表


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が亡き「恩師」にささぐ日本記録の15連続KO勝利を狙う。明日4日に沖縄県立武道館で2度目の防衛戦を控えた2日、那覇市内のホテルで、2階級制覇王者となる挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と対面。予備検診と調印式に臨んだ。

 世界戦前、昨年11月に他界した沖縄ボクシング界の“父”となる金城真吉さん(享年73)の追悼10カウントが行われる。比嘉の師匠・具志堅用高会長(62)を興南高時代に指導し、40人のアマチュア全国王者を育成した名伯楽。比嘉自らも九州大会出場時に沖縄代表の総監督を務めてもらった。「相手が強いんじゃない。オマエが弱いんだ」とのゲキを受けた記憶がある。また昨年6月、沖縄で世界王座奪取の報告をした際には「これからが勝負だから頑張れ」と激励された。

 「(金城さんに)良い勝ち方を見せたい」という比嘉は「絶対にやらないといけない」と15連続KO勝利だけに集中する。37年ぶりの沖縄開催の世界戦。具志堅会長を含めた日本勢3人が全敗の不名誉記録も止めボクシング王国・沖縄を象徴する存在になるつもりだ。【藤中栄二】

予備検診を受けるWBC世界フライ級王者比嘉(中央)。左端は挑戦者フエンテス(撮影・藤中栄二)

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比嘉大吾「特別な王者に」15連続KOでV2宣言

にらみ合うWBC世界フライ級王者比嘉(左)と挑戦者フエンテス


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、日本記録に並ぶ15連続KO勝利への自信と手応えを口にした。4日に沖縄県立武道館で開催される2度目の防衛戦を控え、2日には那覇市内で2階級制覇王者となる同級9位の挑戦者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と調印式に出席。同じ沖縄出身の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ15連続KO勝ちに王手をかけている比嘉は「KOで勝ちたい。絶対に(15連続KOを)やらないといけない。それがあるから注目されている。KOで勝てば王者として注目されるし。特別な王者として見られる。狙っていきたい」とキッパリと宣言した。

 師匠の具志堅用高会長(62)は81年3月8日、自らがWBA世界ライトフライ級王者として臨んだ14度目の防衛戦以来となる沖縄県での世界戦に感慨深げ。「私の世界戦以来、37年ぶりで、比嘉大吾がボクシングブームを沖縄に持ってきてくれると信じている」と大きな期待を寄せていた。

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具志堅用高会長、比嘉大吾の相手視察「気抜けない」

フエンテスと握手する具志堅会長(撮影・野上伸悟)


 ボクシングで3階級制覇を狙うWBC世界フライ級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)が、29日に都内で練習を公開した。

 2月4日に沖縄で同級王者比嘉(白井・具志堅)に挑戦する。田中(畑中)に負けた16年大みそか以来の来日。前回は調整に苦しんだが「条件は違う。今の階級が自然。44戦して経験も熟した」と雪辱へ気合十分。練習はシャドー、ミット、パンチングボールを2分ずつだけ。視察した具志堅用高会長はパフォーマンスや挑発は封印。「締まった体で強そうな顔。気は抜けない。要注意」と警戒していた。

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王者比嘉大吾、凱旋KO防衛に自信「必ず前半で」

気合の入った表情でパンチを放つ比嘉(撮影・柴田隆二)


 プロボクシングのWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、またジンクス打破で凱旋(がいせん)KO防衛だ。2月4日に沖縄でのV2戦に向け、27日に都内のジムで公開練習した。沖縄の世界戦では具志堅用高会長(62)ら日本人は3戦全敗だが、日本タイ15連続KOもかかる。ここまで全勝KOで奪取、沖縄出身でKO初防衛など、いくつもの壁を打ち破ってきた。入場券は14分で完売という地元の期待に、また記録を塗り替えて故郷に錦を飾る。

 比嘉のV2戦を発表したのは年末とあって、入場券はようやくこの日一般販売がされた。会場の沖縄県立武道館は通常約2700人収容だが、約3000人まで客席を増やした。それでも発売開始から、たった14分で完売した。

 「パレードでも3000人集まった。小さい会場で、入りたくても入れない人の方が多く申し訳ない」。比嘉はちょっと残念そうだが「今までは村田さんの前座から一番目立つメイン。入れずにテレビを見ている人も楽しませたい」と力が入る。

 凱旋試合ながら日本人のジンクスもある。沖縄での世界戦は、81年に具志堅会長がV14に失敗して以来37年ぶり。過去日本人は3戦全敗。比嘉もプロでは初試合、アマも1試合しか経験がない。「ホームでも食事など未知の部分もある」が、ジンクス打破は「過去は気にしない」が比嘉の売り物でもある。

 初挑戦では20人目の全勝奪取も、日本人初のオールKOを達成した。V1戦では沖縄出身で7人目にして初のKO初防衛、日本人5人目にして初のフランス人からの勝利だった。さらに今回は浜田らに並ぶ15連続KOすれば日本タイとなる。20を目指す比嘉には通過点だ。

 大雪や寒さもあり、最大の関門の減量は苦労しているようだ。練習はマススパー1回など軽めもたっぷり汗は流した。元2階級制覇王者相手にも「調子が悪くてもボクが上。KOじゃないとおかしい相手。必ず前半で決めたい」。凱旋KO防衛に絶対の自信を見せた。【河合香】

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浜田剛史氏「ずっとKOで」同郷の後輩比嘉を激励

浜田氏(右)の持つ15連続KO勝利に臨む比嘉(中央)と具志堅会長(撮影・柴田隆二)


 プロボクシングのWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、またジンクス打破で凱旋(がいせん)KO防衛だ。2月4日に沖縄でのV2戦に向け、27日に都内のジムで公開練習した。沖縄の世界戦では具志堅用高会長(62)ら日本人は3戦全敗だが、日本タイ15連続KOもかかる。ここまで全勝KOで奪取、沖縄出身でKO初防衛など、いくつもの壁を打ち破ってきた。入場券は14分で完売という地元の期待に、また記録を塗り替えて故郷に錦を飾る。

 連続KO日本記録保持者の浜田剛史氏も、同郷の後輩を激励に駆けつけた。沖縄出身ボクサーの強みを「負けん気の強さ。1発もらうと2発、3発と返す」と話す。世界王者がどんどん生まれる現状に「今の時代は王者になってからが勝負。比嘉は一段ずつ上がりながらの記録。あの連打があれば大丈夫。解説がいなくても分かる。ずっとKOでいってもらいたい」と記録更新を期待。当日も、リングサイドから後押しする。

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比嘉大吾、凱旋KO防衛に絶対の自信「ボクが上」

公開スパーリングの前に記念撮影に納まる、WBC世界フライ級王者の比嘉(中央)と具志堅会長(左)、野木トレーナー(撮影・柴田隆二)


 ボクシングのWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、27日に都内のジムで凱旋(がいせん)防衛戦へ向けて練習を公開した。

 2月4日に沖縄県武道館で、同級10位の元2階級制覇王者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と対戦する。2度目の防衛戦まで1週間とあって、スパーリングはマスで1回だけ披露。シャドー、サンドバッグ、バイクこぎなどで汗を流した。

 沖縄での世界戦は、81年に具志堅用高会長(62)が14度目の防衛に失敗して以来37年ぶりとなる。この日が入場券の一般販売開始だったが、たった14分で売り切れた。通常観客席は2700人を3000人まで増設したが完売で当日券はない。比嘉は「小さい会場で、入りたくても入れない人の方が多く申し訳ない。テレビを見てもらって楽しんでもらえれば」。

 そのためにも14年6月のデビューからの連続KO勝利を15に伸ばしたい。同じ沖縄出身の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らと並ぶ日本記録。。浜田氏も練習に駆けつけて「あの連打があれば大丈夫。ずっとKOで勝ち続けてもらいたい」と激励を受けた。沖縄での世界戦は過去日本人が3戦全敗のジンクスも「気にしていない」という比嘉。「スピードや総合的にもボクが上。KOじゃないとおかしい相手。必ず前半で決めたい」と凱旋KO防衛に絶対の自信を見せた。

ウォーターバッグに気合の入った表情でパンチを放つ比嘉(撮影・柴田隆二)

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比嘉大吾2度目防衛へ「減量順調」具志堅会長に感謝

具志堅会長(左)とのミット打ちに取り組むWBC世界フライ級王者比嘉(撮影・藤中栄二)


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が2度目の防衛戦に備え、「具志堅ミット」で気持ちを高揚させた。

 9日、都内の所属ジムで、昨年5月の同王座挑戦前以来となる師匠・具志堅用高会長(62)によるミット打ちで右ストレートの体重移動などを徹底指導された。

 2月4日、故郷の沖縄県立武道館で同級10位の元2階級制覇王者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)とV2戦を控え、沖縄の師弟コンビはやる気満々。

 同会長から「大きいパンチと小さいパンチの2種類を使いわけろ」とのアドバイスをもらった比嘉は「同じ部分を指摘されますし、復習だと思ってやっています。ありがたいです」と“具志堅チェック”に感謝の言葉を口にした。

 この日は18年に入って最長となる8回のスパーリングも消化した比嘉は「減量も順調です。チケット購入の電話がじゃんじゃんジムに入っていて、うれしいです」と喜んでいた。

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