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具志堅会長、世紀の一戦はアルバレスKO勝ちと予想

15日に控えるWBAスーパー・WBC世界ミドル級タイトルマッチのWOWOW特番の収録に参加した上田晋也(右端)具志堅用高会長(中央)板野友美

ボクシング元WBA世界ライトフライ級王者の白井・具志堅スポーツジム具志堅用高会長(63)が、世界注目のスーパーファイトを分析した。

1日に都内で行われた「ボクシング世紀の一戦“ゴロフキンVSカネロ2”完全ガイド」(10日午後11時からWOWOWプライムで無料放送)の収録に参加。15日に控えるWBAスーパー、WBC世界ミドル級タイトル戦(米ラスベガス・T-モバイルアリーナ)で王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)に挑戦するカネロこと元2階級制覇王者サウル・アルバレス(28=メキシコ)の勝利を条件付きで予想した。

引き分けとなった1年前のゴロフキン-アルバレス戦と先日、米国で行われた両者の公開練習の動画をチェックした具志堅会長は「カネロ(アルバレス)が逃げないでファイトすれば勝つチャンスがある。ゴロフキンの距離にいたら勝てないけれど。前で出る勇気があれば勝てるね」と期待を寄せた。さらに「2回目の対決は良いファイトになるもの。1回から盛り上がると思う。中盤で試合が決まりそうな気がする」とKO決着まで予測した。

この収録には、ボクシング通で知られるお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」上田晋也(48)と、元AKB48の板野友美(27)も参加。ボクシング生観戦1試合のみという初心者の板野は「恐れ多いですけれど、カネロ選手は格好良かったです。具志堅さんのおっしゃる通り、練習風景を見るとカネロ選手のスピード感とか高まっています」と、すっかりほれ込んだ様子。

上田は「プロレスでは『プ女子』と言われて女性ファンが多いですが、ボクシングも増えてほしい。『拳(こぶし)女子』とかいいと思いますよね」と女性ファン拡大を願っていた。

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体重超過した比嘉大吾にライセンス無期限停止処分

ロサレスに破れ、一礼する比嘉大吾(2018年4月15日撮影)

 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、体重超過でWBC世界フライ級王座を剥奪された比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)にライセンス無期限停止処分を下した。また、制裁金としてファイトマネー相当額の20%を徴収する。前日にジムからの報告書が届いたことを受けて、この日倫理委員会を開いて協議した。体重超過では過去例のない最も重い処分となった。

 さらに次戦は1階級以上上げて試合を実施することを義務付けた。管理責任としてクラブオーナーの具志堅用高会長、野木丈司トレーナー、瀧田通子マネジャーに対して、管理責任懈怠(けたい)を理由に戒告処分を課した。無期限停止解除は、定期的なコンディションの管理報告、健康状態報告などを受け、総合的に勘案して決定するとした。

 処分理由は「階級制を前提としたプロ競技スポーツであるボクシングに対する社会的信用を著しく毀損(きそん)する行為である。また、世界タイトルマッチにおける公式計量で日本選手が失格となったことは長い日本プロボクシング史上一度もなく、この点からもボクシングファンの信頼並びに社会的なボクシングに対する信頼を揺るがす結果となった」とした。

 比嘉は制限体重を900グラムオーバーし、世界戦に出場する日本選手として初の計量失敗。9回TKO負けした15日の試合後には入院し、既に退院したが今も体調回復に努めているという。

 安河内事務局長は「影響は計り知れなく、懲罰の意味で厳しい処分となった。犯罪とは違い、日本の宝であり、救済の観点も必要と総合的に勘案した」と説明した。今後については「ジムや本人とまず話し合い、その後は定期的に報告を受けながら解除を判断していく。再起ありきにはしない」と話した。

 倫理委員会では再発防止策として、体重超過への罰則規定についても話し合われた。5月中旬までにまとめる方針だが、制限体重の3%超過で試合中止とする規定を設けるという。世界戦は認定団体の承認が必要だが、安河内事務局長は「階級制であり、フェアが条件。日本が世界の流れをつくっていきたい」とも話した。

 白井・具志堅ジムは「このたびは比嘉大吾の計量失格という、あってはならない事態を引き起こしてしまった事を深く反省しております。比嘉は試合後、検査のために入院しましたが、現在は退院しております。JBCの処分を厳粛に受け止め、選手の健康管理等を徹底する所存です。お騒がせ致しましたことを、あらためて心よりおわび申し上げます」とのコメントを出した。

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比嘉は脱水症状続く 復調後リポート提出、処分検討

15日、8回に比嘉(右)はロサレスの攻撃に苦しむ

 ボクシングの前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が16日、師匠の元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高会長(62)と一緒に受賞した沖縄県民栄誉賞の辞退を同県に伝えた。同日に同県が発表したもので、2人そろって辞退したいとの意向を示しており、今日17日午後に県庁で予定されていた表彰式も取りやめになった。

 翁長雄志知事は「2人の気持ちにも配慮した。ぜひ受けてもらいたいと考えており、相談しながら進めたい」とコメントした。14日の前日計量で体重超過による王座剥奪、15日の試合もプロ初黒星で日本新記録の16連続KO勝利を逃した比嘉に向け、同知事は「さらに精進し、これまで以上に活躍されることを期待している」とエールを送った。

 関係者によると、比嘉は15日の試合後、神奈川県内の病院に直行してあらためて検査を受けた。点滴などの治療を受けたものの、まだ脱水症状が続いている状態だという。日本ボクシングコミッションは16日、比嘉の体調が落ち着いた後にヒアリング、あるいは所属ジムからの体重超過に至るまでのリポート提出を要請する方針。その後、今回の世界戦での体重超過に対する処分を検討するという。

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比嘉大吾と具志堅会長、謝罪文を掲載/コメント全文

比嘉大吾(右)、具志堅用高会長

 体重超過で王座を剥奪されたプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)と師匠の具志堅用高会長(62)が16日、所属ジムの公式サイトで謝罪文を掲載した。

<具志堅会長のコメント>

 この度のWBC世界フライ級タイトルマッチ 比嘉大吾(白井・具志堅)対クリストファー・ロサレス(ニカラグア)におきまして、比嘉が規定体重に至らず、正式なタイトルマッチとして行うことが出来なかったことを深くお詫び申し上げます。

 適性体重でないにもかかわらず対戦を望んでくださったロサレス選手、陣営の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして、何より今回の試合を楽しみにして下さったボクシングファンの皆様にも心よりお詫びいたします。

 2月の試合が1ラウンドで終了しダメージもなかったことから、今回の試合の出場を決定いたしました。結果的にこのような事態を招いた全責任は会長である私にあります。

 ボクシング界に与えてしまった影響を厳粛に受け止め、JBCの処分を待ちたいと思います。

 多大なるご迷惑をおかけしましたことを、改めて心よりお詫び申し上げます。

白井・具志堅スポーツジム

会長 具志堅用高

<比嘉大吾のコメント>

 4月15日のタイトルマッチで体重調整が上手くいかず、計量をクリアすることができませんでした。

 対戦相手のロサレス選手はもちろん、この試合に携わってくださったすべての皆様、ファンの方々に心からお詫び申し上げます。

 試合をするための大前提である、体重を作るという事が出来なかったのはプロとしてとても恥ずかしいことです。今回このような結果になってしまった事を深く反省しています。

 今は体調回復に努め、今後の事はJBCの処分に従います。

 本当に申し訳ございませんでした。

白井・具志堅スポーツジム

比嘉大吾

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ロサレス新王者「比嘉のパンチに力は感じなかった」

6回、比嘉(右)はロサレスから連打を浴びる(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ

 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。当日計量を規定体重内でパスし、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と対戦。左ボディーなど軸に攻め続けたが、公開採点でも劣勢となっていた9回、具志堅用高会長(62)の棄権要請でレフェリーストップとなった。

 ロサレスはリーチの長さを生かしたパンチを次々と繰り出した。比嘉の攻撃を受けてもひるまず、連打でお返し。9回が始まって相手の手数が減り、勝利を確信したという。「大変幸せ。待ちに待った瞬間が訪れた」と歓喜に浸った。試合前日に比嘉が体重超過で王座を剥奪された。想定外の事態だったが、ロサレス自身は集中を乱さなかった。「比嘉のパンチに力は感じなかった。だから攻撃的にいくことができた」と誇らしげに話した。

比嘉(右)はロサレスに9回TKO負けを喫し観客に頭を下げる。後方左は具志堅会長

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比嘉大吾、出場直訴も9回限界 処分待ち長期休養へ

9回、ロサレス(左)に破れ、引き揚げる比嘉(撮影・林敏行)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ

 体重超過で王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が9回1分14秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、日本新記録の16連続KO勝ちも逃した。当日計量を規定体重内でパスし、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と対戦。左ボディーなど軸に攻め続けたが、公開採点でも劣勢となっていた9回、具志堅用高会長(62)の棄権要請でレフェリーストップとなった。日本ボクシングコミッション(JBC)による処分を待ちながら、比嘉は長期休養に入る。

 力尽きた、ふらついた体で、比嘉は頭を下げながらリングから下りた。WBCの公開採点でジャッジ3人中2人がロサレスを支持した8回終了時、具志堅会長からJBCに棄権の要請が入った。接近戦で打ち合っていた途中に試合はストップ。控室に戻ると涙を流し、そして泣き続けた。「ごめんなさい」と同会長に謝罪。「心配するな、よくやった」と褒められ、心が救われた。

 当日朝の計量で、試合実施のために設定された55・3キロを下回る54・7キロでパスした。しかし脱水症状になるまで極限まで追い込んだ肉体のダメージは大きかったが、周囲の心配を振り払い、自ら出場を直訴。落ち込んだ気持ちを奮い立たせるため、通常よりもウオーミングアップし、顔を紅潮させてリングに立った。試合後は「何も出てこない。改めて話します。ごめんなさい」とだけ話した。

 当日朝に計量パスした後には「世界王者にもかかわらず、計量をミスして申し訳ありません。ロサレス陣営に申し訳ないです。ボクシングファンのみなさま、プロモーションの方々に謝りたいです」と深々と頭を下げた。リングで拳を交え、来日した挑戦者に敬意を表したかったようだ。具志堅会長も「2~3回で止めることも考えていた」。ギリギリの状態だった。

 体重超過の原因について具志堅会長は「今回(の減量ミス)は短期間だったこと。体重を落とすにはもう少し余裕が必要だった」と分析。その上で「2カ月ぐらいで試合をさせた本当に私の責任。甘かったです」とあらためて謝罪した。今月中にもJBCから体重超過に対する比嘉への処分が決まる見通し。長期間の出場停止も想定されるため、同会長は「今後のことは全く考えていない。JBCの処分があるので、しっかりと決定を待ちたい」と神妙な面持ちだった。

 まずは長期休養で疲労が蓄積し続けた心身を癒やす方向。22歳と若いものの、試合できない状態が続けば誰でも実戦感覚は鈍る。比嘉の再起は、いばらの道になりそうだ。【藤中栄二】

9回、クリストファー・ロサレスにTKO負けする比嘉(右端)。右から3人目は具志堅会長(撮影・狩俣裕三)
8回、ロサレス(左)に左フックを食らう比嘉(撮影・狩俣裕三)

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比嘉大吾と具志堅会長の大井競馬イベントが中止に

前日計量を前に険しい表情の比嘉大吾(左)と具志堅用高会長(2018年4月14日撮影)

 大井競馬を運営する特別区競馬組合は15日、具志堅用高会長と比嘉大吾が18日に大井競馬場で出演予定だった「レジェンドトークショー」とメインレース「東京スプリント」の表彰式プレゼンテーターの実施を中止すると発表した。出演者の意向だという。

 なお当日は、松村邦洋、神奈月らものまねタレントによる「東京スプリント TCK ものまねライブ!」を開催する。

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王座剥奪の比嘉、当日計量パス 頼みは16連続KO

当日計量にパス後、ロサレス陣営(左端)に謝罪し、握手を求められた前WBC世界スーパーフライ級王者比嘉(右)

 14日の前日計量で体重超過し、王座剥奪されたボクシング前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が15日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで当日計量に臨み、規定内の54・7キロでパスした。

 会場の横浜アリーナでの健康診断は残るものの、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)との試合は成立となった。これでロサレスが勝った場合、王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 当日計量パス後、比嘉は具志堅用高会長、野木丈司トレーナーとともに謝罪。日本人初の世界戦体重超過での王座を剥奪を受けて「世界王者にもかかわらず、計量ミスして申し訳ありません。ロサレス陣営に申し訳ないです」と深々と頭を下げた。さらに「体重オーバーしてまでも試合をオッケーしてくれたロサレス陣営の方々に感謝しています。ボクシングファンのみなさま、試合を組んでいただいたプロモーションの方々に謝りたいです」と神妙な面持ちで口にした。

 比嘉は14日に都内で開かれた前日計量で51・7キロとリミットを900グラム超過した。2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定されていた。これで日本新の16連続KOの可能性は残った。

具志堅会長(奥)が見守る中、当日計量をパスした前WBC世界フライ級王者比嘉

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王座剥奪の比嘉、統一戦など夢プランすべてが霧散

前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)

 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。日本新の16連続KOの可能性は残るも、減量失敗頻発の中で大きな汚点を残した。同級2位ロサレス(ニカラグア)が勝った場合は王座獲得、引き分けか負けならば王座は空位になる。

 まさかの900グラムオーバー。計量会場が1度沈黙し、ざわついた。比嘉には再計量へ2時間の猶予を与えられた。涙を流し自室へ戻ったが、1時間半後に具志堅会長がギブアップを発表した。再計量しないまま、比嘉は王座を剥奪された。王座は空位となった。具志堅会長は「あってはならないことがあった。申し訳ありません」と神妙な面持ちで頭を下げた。「一生懸命努力したが、とにかく汗が出ません」。

 リミット(50・8キロ)まで、比嘉は11・2キロの減量が必要だった。2月4日の故郷沖縄での2度目の防衛戦から約1週間で体重は62キロまで増えた。3度目の防衛戦まで試合間隔は70日。今回は自炊をやめ、野木丈司トレーナー夫人によるカロリー計算された弁当を3月9日から毎日2食分を手渡され、食事制限してきた。もっとも重要視してきた減量のミスは痛恨だった。

 昨年5月の世界王座奪取前、比嘉はつらい減量でパニック症候群に陥った。同10月の初防衛戦は計量後の食事でおう吐し、体調を崩した。昨年2月のV2戦は約1カ月前に風邪でダウン。今回も1週間前のロードワークで倒れたという。世界戦前に減量苦が原因と思われるアクシデントが続き、同会長は「選手を信用していた。まさかという…。短期間でもってきて…。最終的に私の最大の責任」と再び頭を下げて謝罪した。

 試合開催について、WBCは管轄する日本ボクシングコミッション(JBC)に従うとした。JBCは両陣営が開催を望んだことから、午前8時に当日計量を設定。リミットの50・8キロから10ポンド上回る55・3キロをオーバーしなければ、コンディションも見て開催を決める。検診した中村ドクターは「脱水症状はあるが試合するには健康上問題はない」と話した。

 日本新記録がかかったV3戦の大一番が、一転して国内で日本人初の世界戦計量失格。比嘉が17年に王座奪取の一戦も王者が体重超過した末と、皮肉な巡り合わせの王座陥落だ。次戦は海外進出、統一戦などのばら色のプランも霧散してしまった。【河合香】

 ◆比嘉大吾(ひが・だいご)1995年(平7)8月9日、沖縄・浦添市生まれ。宮城小-仲西中まで野球部。中学3年時、具志堅用高会長の現役時代のKO動画に触発され、宮古工に進学してボクシング部へ。アマは国体8強が最高成績。具志堅会長に誘われ、プロ転向。14年6月にプロデビューし、1回KO勝ち。15年にタイでWBCユース・フライ級王者、16年に東洋太平洋同級王者に。昨年5月にWBC世界同級王者となり2度防衛。今年2月に沖縄県民栄誉賞を受賞。家族は両親と兄。身長160・8センチの右ファイター。

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比嘉が日本人初の計量失格で王座剥奪、試合は開催

1回目の計量で900グラムオーバーとなりうなだれる比嘉(左)は具志堅会長から声を掛けられる(撮影・河野匠)

 ボクシングのダブル世界戦(15日、横浜アリーナ)の前日計量が14日、都内で行われ、16連続KO勝利の日本記録がかかるWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)は午後1時からの1回目で制限体重の50・8キロを900グラムオーバーした。2時間の猶予の間にパスすればクリアとなったが、午後2時半過ぎに計量会場に具志堅用高会長が1人で現れ、ギブアップする意志を伝えた。この時点で王座剥奪となった。過去、日本人王者が計量失格となったケースはない。具志堅会長は「本当に申し訳ございません」と頭を下げた。

 3度目の防衛戦だった比嘉は軽量級では際立つ筋肉の持ち主で、ここ数戦は毎試合で減量苦があった。13日の公式会見では「今回も1ラウンドから全力で倒しにいきます」と述べていたが、ひげを伸ばした表情に覇気はなく、体調面での心配が募っていた。この日も生気がない顔つきだった。

 挑戦者の同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)は50・5キロで一発パスした。WBC、JBC(日本ボクシングコミッション)、両陣営で協議した結果、試合は行う方針。当日午前8時からリミットから10ポンド超えの122ポンド(55・3キロ)を上限にした当日計量を設け、比嘉がクリアした場合はタイトル戦が行われる。その場合は比嘉が勝利すれば王座は空位、ロサレスが勝利した場合のみベルトが移動する。

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比嘉大吾過酷減量に元気なし…具志堅会長「試練に」

予備検診を終え写真に納まるチャンピオン比嘉(左)と挑戦者ロサレス(撮影・丹羽敏通)

 ボクシングのダブル世界戦の予備検診が、12日に都内のホテルで行われた。15日の横浜アリーナで、WBC世界フライ級は王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)は同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)の挑戦を受ける。両選手とも異常なしと診断されたが、比嘉は最大の難関である減量のピーク。会見では三言答えだけで早々に自室へ引き揚げた。

 直前まで部屋で寝ていたそうで、髪は寝癖がついたまま。こけてきたほおには無精ひげを伸ばし放題だった。記念撮影でも最初はポーズもとらず。うながされて力なく拳を握った。3つの質問に答えると、野木トレーナーに寄り添われて自室へと戻っていった。

 比嘉の体格データはV2戦とほぼ同じも、ロサレスより身長で8センチ低く、リーチは18センチも短かった。これには「身長の高い人としかやってない。大丈夫」。対面しての印象は「映像で見たのと一緒」。「怖さは」と問われると「ありませんでした」と力なく答えた。

 比嘉は元々減量に苦しんできたが、今回は特に元気がなかった。具志堅用高会長(62)も「厳しい状況ではある。きついと思う。試練になるかも。相手も今までの中では根性ありそうで強いし」と心配しきりだった。

 ロサレスは逆に元気そのもので、リーチ差には「最大限に生かしたい。パンチも入れやすい」と優位を強調した。体重は「あと1・5ポンド前後(約680グラム)を維持している」という。胸囲の差には「的が広くパンチ当てやすい」。比嘉の姿に「ユーチューブで見た時はパワフルで強かった。今日は小さく細い。強い印象はなかった」と話した。

予備検診を終え取材を受ける比嘉と具志堅会長(撮影・丹羽敏通)
会見を終え具志堅会長と引き揚げる比嘉(撮影・丹羽敏通)

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具志堅会長プレゼント攻撃不発、挑戦者コーヒー苦手

具志堅会長(右)は挑戦者ロサレス(左)の母国ニカラグア産のコーヒーをプレゼントする(撮影・足立雅史)

 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉陣営の具志堅用高会長(62)が、またプレゼントパフォーマンスを仕掛けた。15日に横浜アリーナでのV3戦で迎え撃つ同級2位ロサレス(ニカラグア)が、10日に都内のジムで練習を公開。会見では視察した具志堅会長が最前列で質問パンチを浴びせた。

 「花粉症は」を皮切りに「彼女は」「交際期間は」と続けた。さらに「好きな飲み物は」に「オレンジジュース」の答え。「コーヒーは」に「あまり好きじゃない」。実はニカラグア産コーヒー豆を土産に持参していた。前回のフランス人へのフランスパンに続く先制攻撃。空振りも仕入れてもらったコーヒー店では「相手をのみ込め」と応援キャンペーンの限定販売中だ。

 比嘉には日本新の16連続KO勝利がかかる。具志堅会長は「相手のボクシングにはまらず、ファイターとして、迷わずに攻めていくしかない」と期待した。

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具志堅会長「彼女いる?」挑戦者ロサレスを質問攻め

挑戦者ロサレス(左)は白井・具志堅スポーツジムの具志堅会長(右)から母国ニカラグア産のコーヒーを贈られ、香りを確かめる(撮影・足立雅史)

 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)に挑戦する同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)が、10日に都内のジムで練習を公開した。

 15日に横浜アリーナで3度目の防衛戦となる比嘉陣営からは、具志堅用高会長(62)らが偵察に訪れた。練習はシャドーと縄跳びだけだったが、会見では具志堅会長が最前列に座って質問攻めにした。

 「花粉症は」を皮切りに「彼女はいますか?」。ロサレスが「いる」と答えると「何人?」「付き合った期間は?」と続けた。ロサレスは苦笑しながら「半年」と答えた。

 さらに「好きな食べ物は?」「好きな飲み物は?」に「牛肉」「オレンジジュース」と答え、「コーヒーは?」には「飲まない。あまり好きじゃない」。

 具志堅会長はニカラグア産のコーヒー豆を手土産に持参していた。プレゼントしたがトレーナーの手にわたり、先制パンチは空振った。

 練習は手の内も見せずにあまり参考にはならなかったが、具志堅会長は「体幹が強そうで、バランスがいい。アマの実績もあり、足を使ってくるのでは」と予想した。

 比嘉には日本新記録の16連続KO勝利がかかる。「相手のボクシングにはまらないこと。ファイターになり、接近してロープに追い込みたい。迷わずに攻めていくしかない」と期待した。

ポーズを決める挑戦者ロサレス(撮影・足立雅史)
白井・具志堅スポーツジムの具志堅会長(後方右)はシャドーボクシングを行うロサレスを鋭い視線で見つめる(撮影・足立雅史)

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比嘉大吾16連続KO勝利へ「勝って沖縄に帰る」

公開トレーニングの会見で笑顔の比嘉大吾。左は白井・具志堅スポーツジムの具志堅用高会長(撮影・林敏行)

 4月15日に3度目の防衛戦(横浜アリーナ)を控えるボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が3日、都内の所属ジムで練習を公開した。

 日本新記録の16連続KO勝利の期待がかかる一戦。同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)との対戦に向け、1回のスパーリングを披露した。最大で62キロまで増加した体重はリミット(50・8キロ)まで残り5キロ程度まで落とした。先月9日から野木丈司トレーナーから同夫人お手製の弁当を毎日2食分手渡されて胃袋を満たしている比嘉は「もうコンビニ(弁当)のお世話になっていない。お菓子も食べていない。体調がいい」と笑顔をみせた。

 V3戦から2日後の17日には、師匠の具志堅用高会長とともに受賞した沖縄県民栄誉賞の授与式が予定される。同会長から「負けたら辞退になるよ」とハッパをかけられた比嘉は「勝って沖縄に帰ることを楽しみにしています」と気合を入れ直した。一方で同会長からKO勝利した場合、5月12日に米ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで開催されるWBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)-挑戦者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)戦の視察を確約された。比嘉は「もちろんファーストクラス(の航空便)ですよね?」とお願いすると、具志堅会長も「日本新のKO勝利ならファーストクラスは安いもの。本人が頑張ってくれれば」と確約。師匠によるアメとムチの作戦で、比嘉は気合のボルテージを上げていた。

公開トレーニングで具志堅用高会長(左)が見守る中、スパーリングする比嘉大吾(撮影・林敏行)
公開トレーニングを終え、汗だくの比嘉大吾(撮影・林敏行)

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比嘉大吾、極限まで肉体追い込む練習「足がヤバイ」

苦しそうな表情でロープトレに臨むWBC世界フライ級王者比嘉

 4月15日に3度目の防衛戦(横浜アリーナ)を控えるプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が14日、2部練習でフィジカルメニューを消化した。

 午前中に神奈川県内の坂道をダッシュして下半身を強化。夕方からは所属ジムでジムメートとともにロープやつり輪などを使用した練習に臨んだ。15日の練習がオフとなったこともあり、極限まで肉体を追い込み「足がヤバイです。明日はゆっくり休みます」と苦笑いを浮かべた。

 同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)とのV3戦では日本新記録となる16連続KO勝ちの期待がかかる。練習を見守った具志堅用高会長は「ロサレスはまとまった選手。決して侮れないよ」と警戒する。試合まで1カ月と迫った比嘉は「必ず勝って次のステージにいきたい」と意欲を示した。

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江藤光喜3回TKO勝ち 具志堅会長は世界戦の意向

3回TKO勝ちをおさめた元WBA世界フライ級暫定王者江藤光喜(撮影・藤中栄二)

<プロボクシング:スーパーフライ級8回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール◇1101人

 元WBA世界フライ級暫定王者の江藤光喜(30=白井・具志堅スポーツ)が3回TKOで、3連勝中だったマルソン・カベラ(26=フィリピン)を下した。昨年9月以来、約6カ月ぶりの試合となったものの、派手な打ち合いを展開。2回に右ボディーで1度目のダウンを奪取。3回には左フックで2度目、続いて右フックで3度目のダウンを奪っての快勝だった。

 江藤は「10点満点中、20点です」と師匠の具志堅用高会長ばりの“天然”ぶりをみせた後に「100点満点で40点」と自己評価。3回に偶然のバッティングで額をカットした以外は目立った負傷もなく「次が世界戦と思っていたので無傷で終わりたかった」と安堵(あんど)の笑みをみせた。

 WBA暫定王座は日本ボクシングコミッション未公認。WBAをはじめ、WBC、WBOと世界ランキングに入っており、具志堅会長は「夏までには世界戦をさせてあげたいね」とチャンスを与える意向を示した。2月8日には30歳を迎え、円熟期に入った江藤は「おじさんボクサーの仲間入りした」としながらも、同門の後輩、比嘉大吾がWBC世界フライ級王者として活躍している姿に「もちろん刺激」とやる気満々だった。

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比嘉大吾が渡米、本場のボクシング「楽しみ」

米ロサンゼルスに出発したWBC世界フライ級王者比嘉は星条旗を指さし、気持ちを高揚

 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が21日、渡米を前に報道陣の取材に応じた。フライ級、スーパーフライ級の世界王者を集めた興行「Superfly2」(24日・米イングルウッド)の視察とロサンゼルス合宿のため、26日まで初めて米国に滞在する。

 米国を意識し、星条旗のワッペンの入ったMA-1を着用し、既に気持ちは米国モード。ロサンゼルス近郊のホテルに宿泊し、ロードワークやジムワークに臨む予定で「12時間のフライトを我慢すれば本場のボクシングが見られると思うと楽しみ」と声をはずませた。

 同興行ではフライ級のWBA世界同級王座決定戦(ビロリア-ダラキアン)とIBF世界同級タイトルマッチ(ニエテス-レベコ)が組まれている。比嘉は「軽量級のビッグマッチで、すべてが注目カード。もしリングに呼ばれたら英語でスピーチしたい」とやる気満々。4月15日の3度目の防衛戦(横浜アリーナ)に勝てば、団体王座統一戦も計画されるだけに気合十分だった。

 また前日20日には師匠の具志堅用高会長(62)とともに沖縄県民栄誉賞の受賞が発表された。比嘉は「高校まで沖縄にいた時には考えられないような賞に選んでいただきうれしい」と喜びを表現していた。

合宿と試合視察のため、米ロサンゼルスに出発した王者比嘉(左)と野木トレーナー

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比嘉大吾と具志堅氏へ県民栄誉賞「夢と希望与えた」

具志堅用高会長(左)とWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(18年2月19日撮影)

 沖縄県の翁長雄志知事は20日、WBC世界フライ級タイトルマッチで2度目の防衛に成功した王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)と、元世界王者の具志堅用高会長(62)に県民栄誉賞を贈ると発表した。比嘉は同県浦添市、具志堅会長は石垣市の出身。授与式の日程は今後調整する。

 比嘉は4日の防衛戦で15試合連続KO勝利の日本記録に並ぶなど「県民に夢と希望と誇りを与えた」ことが理由。具志堅会長は1976年に県出身初の世界王者となり、13連続防衛の日本記録をつくった。当時、県に栄誉賞制度がなく、比嘉とともに授与することにしたという。

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具志堅会長きびしー 比嘉大吾に恋愛、美食の禁止

WBC世界フライ級王者比嘉大吾(左)と具志堅用高会長(18年2月2日撮影)

 日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、具志堅用高会長から「恋愛禁止」のルールを課されていることを明かした。

 11日のフジテレビ系「ワイドナショー」に、4日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチで1回KO勝ちを収め、2度目の防衛に成功した比嘉が出演した。ボクシングファンとして知られる松本人志(54)も「比嘉さんはすごい。決してビッグマウスではないのに、特別なチャンピオンになるんだというのがわかって好感が持てる」と絶賛。また、1回2分32秒で勝利したことについて「フジテレビももっと考えなあかんよ。1ラウンドで終わる可能性があるんだから、比嘉君にあと2人くらい用意しとかないと。一挙に防衛戦3回くらいできたよ。できましたよね?」と比嘉に振ると、比嘉も「あの日…できましたね」と答え笑いを誘った。

 つらい減量や食事制限がある中でのモチベーションの上げ方について「勝ったらファイトマネーももらえるし、テレビにも出れるし、有名になれるし…」と言う比嘉に対し、松本が「モテたいんだ。今、彼女はどうなってる?」と聞くと、比嘉は「彼女はいない。会長がすごく女の子に厳しいんですよ」と吐露。さらに「恋愛禁止なんです。3つのことが禁止されていて、『ネオン街に行かない』『女性と手を繋がない』『おいしいものを食べるな』」と具志堅会長の厳しいルールを明かすと、スタジオからは驚きの声が上がった。

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比嘉大吾ロス合宿へ、具志堅会長「年内に米で試合」

勝利を祝うカクテルを一緒に飲む王者比嘉(左)と具志堅会長

 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が米国進出に動きだす。故郷沖縄で日本記録に並ぶ15連続KO勝ちで2度目の防衛に成功した試合から一夜明けた5日、那覇市で会見。今月24日(日本時間25日)にフライ、スーパーフライ両級の世界王者が集まる米国での興行「Superfly2」の視察と自身初の米ロサンゼルス合宿に臨むことが決まった。

 同興行はWBAフライ級王座決定戦(ダラキアン-ビロリア)とIBF同級タイトル戦(ニエテス-レベコ)が組まれる。比嘉は「自分の階級、上の階級の王者をみたかった。2人の王者がいるので、いずれお互いのベルトを懸けて戦えたら」と乗り気。具志堅用高会長(62)も「年内に米国で試合をやらせたい」とサポートを約束していた。

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