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鈴木みのる、内藤哲也の前哨戦第1Rはともに失格

鈴木(右)は内藤を攻め立てる

<新日本:後楽園大会>◇14日◇後楽園ホール


 新日本プロレスの後楽園大会が14日に行われ、IWGPインターコンチネンタル選手権(4月29日、熊本)の前哨戦の火ぶたが切られた。王者鈴木みのると挑戦者内藤哲也が5対5のスペシャルイリミネーションマッチ(敗れた選手から退場し、最後まで1人でも残ったチームが勝利)で対戦。

 序盤から場外で激突した両者は、15分過ぎにエプロンでもみ合いとなり、SANADAのドロップキックでぐらついた鈴木の足を内藤がつかんで同時落下し失格に。その後も場外でやり合いながら、会場裏へと消えていった。

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クリス・ジェリコ、27日サウジで棺おけマッチ出場

クリス・ジェリコ(2017年12月12日撮影)


 今年1月の新日本プロレスに参戦したクリス・ジェリコ(47)が、27日にサウジアラビアで開催されるWWEの「グレーテスト・ロイヤルランブル」大会で棺おけマッチに出場すると12日(日本時間13日)発表された。

 ルセフ(32)の代役としてジ・アンダーテイカー(53)と対戦。10年2月のPPV大会で「デッドマン」を下し、3度目の世界ヘビー級王座奪取して以来の再戦となる。ジェリコは1月4日の新日本東京ドーム大会でケニー・オメガに敗れ、翌5日の後楽園大会で内藤哲也を襲撃していた。(デーブ・レイブル通信員)

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オカダは5月に防衛戦 新日本が次期主要カード発表

12度目の防衛成功に自信たっぷりのIWGPヘビー級王者オカダ


 新日本プロレスは2日、次期シリーズの主要カードを発表した。

 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカは5月4日、福岡国際センターで挑戦者棚橋弘至との12度目の防衛戦に臨むことが発表された。同王座11度の防衛記録で並ぶ棚橋を下し、新記録のV12を狙うことになった。

 4月23日の後楽園大会で、IWGPジュニアタッグ王者エル・デスペラード、金丸義信組が高橋ヒロム、BUSHI組との2度目の防衛戦に臨む。同24日の後楽園大会では、IWGP・USヘビー級王者ジェイ・ホワイトがデビット・フィンレーとの2度目の防衛戦、同27日の広島グリーンアリーナ大会は、NEVER無差別級王者後藤洋央紀がジュース・ロビンソンとのV3戦、同29日のグランメッセ熊本大会は、IWGPインターコンチネンタル王者鈴木みのるが内藤哲也との2度目の防衛戦に臨むことがそれぞれ決まった。なお同29日にはIWGPタッグ王者デイビーボーイ・スミスJr.、ランス・アーチャー組がSANADA、EVEL組との2度目の防衛戦も行われる。また5月3日の福岡国際センター大会ではNEVER無差別級6人タッグ戦の開催も決定した。

5・4福岡大会で棚橋を挑戦者に迎え、12度目の防衛戦に臨むIWGPヘビー級王者オカダ

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内藤哲也、米国での新日人気に満足も…試合順に不満

新日本本隊との8人タッグを制し、米ファンからの大歓声を浴びて上機嫌のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのボス内藤(撮影・千歳香奈子)

<新日本プロレス:STRONG STYLE EVOLVED>◇25日(日本時間26日)◇米ロングビーチ・ウオルター・ピラミッド


 内藤哲也率いるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が、米国人ファンから大声援を浴びた。同ユニットのSANADA、BUSHI、高橋ヒロムと組み、棚橋弘至、KUSHIDA、田口隆祐、ドラゴン・リー組と8人タッグで激突。両軍入り乱れての展開で、内藤がダメージの大きい田口を捕獲すると、デスティーノを決め、12分13秒、エビ固めで快勝した。

 会場を埋め尽くす現地の大観衆からの声援を感じとった内藤は「支持率、人気、確認してくださいましたか? すごい支持されているんですよ。日本のお客様。バレットクラブだけじゃない。新日本プロレスがこれから世界に打って出るなら、いつも通りの新日本を見せるべきじゃないですか? 普段どおりの新日本プロレスで勝負してこそ意味があるんじゃないですか?」と満足そうに笑った。

 また自らの試合順が全9試合中の5試合目だったことに触れ「米国大会だからと言ってメインイベント、セミファイナルで(外国人を)使うのはおかしいんじゃないの? 新日本プロレス、これだけ盛り上がっているんだから、自信を持ってそのままの新日本プロレスを世界の皆様に届けましょうよ」と、皮肉交じりに不満を口にしていた。(千歳香奈子通信員)

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セイバーJr.「オカダとやりたい」棚橋撃破で加速

優勝を決めたザック・セイバーJrは優勝トロフィーにキスをする(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:長岡大会>◇21日◇アオーレ長岡


 関節技マスター、ザック・セイバーJr(30=英国)が、棚橋弘至(41)を破り、春の最強戦士決定戦と呼ばれるニュージャパン杯で初優勝した。相手の繰り出すあらゆる技に得意の関節技で対応し、じわじわと追い詰め、最後は34分2秒、オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デス(変形けさ固め)で仕留めた。

 試合後、セコンドのTAKAみちのくに「4・1、両国でお前は誰に挑戦する?」と尋ねられたセイバーJrは「オカダとやりたい」とIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカへの挑戦を表明。初出場ながら、関節地獄で内藤哲也、飯伏幸太、SANADAと新日本が誇る実力者を次々と倒し、最後はエース棚橋まで血祭りに上げた。「最初から終わりまでオレの独走だった。今日、オレは棚橋を終わらせた。今はオカダがここのエースらしいが、英国のヘビー級王者が、そのエースを倒さなきゃいけない」と不敵に笑った。

 ◆IWGPヘビー級王者オカダのコメント さあ、ザック。春の最強戦士決定戦に勝ったが、オレを倒せないと最強とは言えないぞ。レインメーカーになって、オレは1回しかギブアップしたことがない。そんなオレに関節技が決められるかな。

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ザック・セイバーがNJC初制覇でオカダに挑戦表明

棚橋に勝利し優勝を決めたザック・セイバーJr(手前右)は花道で雄たけびを上げる(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:長岡大会>◇21日◇アオーレ長岡


 関節技マスター、ザック・セイバーJr.(30=英国)が、棚橋弘至(41)を破り、ニュージャパン杯(NJC)初優勝を決めた。

 棚橋の繰り出すあらゆる技に得意の関節技で対応し、じわじわと追い詰めていった。終盤、棚橋のハイフライフローをかわし、足を捕まえ締めあげた。最後は32分2秒、オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デス(変形けさ固め)で勝利をつかんだ。試合後、セコンドのTAKAみちのくに「4・1、両国でお前は誰に挑戦する?」と尋ねられ「オカダとやりたい」とIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカへの挑戦を表明した。初出場ながら、関節地獄で内藤哲也、飯伏幸太、SANADAと新日本が誇る実力者を次々と倒し、最後は新日本のエース棚橋を血祭りに挙げた。「初めて出たNJCだけど、最初から終わりまでオレの独走だった。今日、オレは棚橋を終わらせた。今はオカダがここのエースらしいが、英国のヘビー級王者が、そのエースを倒さなきゃいけない」と、ザックは不敵に笑った。

ザック・セイバーJr(左)の関節技「オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デス」を極められマット叩きギブアップする棚橋(中央)(撮影・滝沢徹郎)

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内藤哲也「邪魔なやつ」TAKAみちのく介入けん制

<新日本:後楽園大会>◇9日◇後楽園ホール


 内藤哲也(35)は、11日の尼崎大会でニュージャパン杯1回戦で対戦するザック・セイバーJr.と前哨戦に臨んだ。

 内藤はBUSHI、SANADAと組み、セイバーJr.はエル・デスペラード、金丸義信と組んでの6人タッグ。内藤は、セイバーJr.の関節技で左腕を攻められ、場外でも執拗(しつよう)な関節地獄を味わった。いつもは巧みな連係を誇るロスインゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーも、セコンドのTAKAみちのくを加えた鈴木軍の反則攻撃にたじたじ。最後はセイバーJr.がBUSHIを9分32秒、STKで仕留め内藤組の敗戦となった。内藤は「邪魔なやつがいる。TAKAみちのく。彼のアシストがあれば、ザックもオレに勝てるんじゃないの。TAKAのアシストありきでオレに勝って本望なの。TAKAのいないザックが楽しみだね」と、TAKAみちのくの介入をけん制した。

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オカダ・カズチカ「オスプレイいれば新日本は安泰」

オスプレイ(左)をレインメーカーでマットに沈めるオカダ(撮影・河野匠)

<新日本プロレス:旗揚げ記念日大会>◇6日◇東京・大田区総合体育館


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が自ら対決を指名した弟分のジュニア王者を下した。

 同じユニットCHAOS所属のIWGPジュニア王者ウィル・オスプレイ(24)と階級を超越した王者対決に臨み、25分25秒、エビ固めで勝利。団体46周年を飾るメイン役をやり遂げ「明日から47周年が始まる。棚橋弘至、いや違う。内藤哲也、いや違う。ケニー・オメガ、いや違う。オカダ・カズチカに任せなさい!」とのマイクアピールで締めた。

 驚異的な身体能力で空中技を繰り出してきたオスプレイに対し、オカダも高い打点のドロップキックで撃墜。原爆固めからラリアット2連発で攻め込み、ロープから戻ってきた相手を捕まえて墓石式脳天くい打ちを成功。そのままレインメーカーで試合を決めたオカダは「(オスプレイは)すごい選手だなと思います。オスプレイがいれば、新日本は当分、安泰じゃないかなと思います」と同じユニットCHAOSで活躍するジュニア王者を高く評価した。

 現在、歴代2位の10度防衛を成功させているオカダの次期挑戦者は9日開幕のニュージャパンカップ優勝者が確実。オカダは「余裕で待っていてやろうかなと。もう待ちくたびれている。誰も、このベルトを取ることができない状態が続いている」と最強挑戦者の登場を待っていた。

試合後、観客に向けて熱い思いを語るオカダ(撮影・河野匠)

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内藤哲也「チラッと」ヘビー級転向タイチの覚悟評価

下したタイチ(手前)につばを吐く内藤(撮影・河野匠)

<新日本プロレス:旗揚げ記念日大会>◇6日◇東京・大田区総合体育館


 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのボス内藤哲也(35)が、ヘビー級に転向した鈴木軍のタイチ(37)の姿勢を「チラッと」少しだけ評価した。

 1月23日の「タカイチマニア」興行以来のシングル激突。ゴング前にマイクスタンド攻撃で襲われ、場外戦ではパワーボムを浴びた。大きなダメージを受けたものの、スイング式DDTや雪崩式フランケンシュタイナー、グロリアと得意技で応戦。タイチのマイクスタンドを奪うと、そのまま頭部にマイクスタンド攻撃で追撃し、最後はディスティーノ葬。14分7秒、フォール勝ちをおさめた。

 タイチに連勝した内藤は「何か(ヘビー級転向の)覚悟というか変わるチャンスなんだ、という気持ちはチラッと感じましたよ。お客さんもチラッとはね」と独特な表現で評価を下した。3月9日開幕のニュージャパンカップ1回戦でタイチはヒザ故障からリング復帰する棚橋弘至と対戦予定。内藤は「復帰開けの棚橋ですから、相手は。こんな相手にころっと負けるようでは、タイチの注目度は一気に下がるんじゃないですか」と不敵に笑っていた。

タイチを下し、拳を天に突き上げる内藤(撮影・河野匠)

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新日がNJC発表 エルガン-石井智宏戦など


 新日本プロレスは26日、3月9日開幕となる春の祭典ニュージャパンカップの出場選手、組み合わせを発表した。

 1回戦は3月9日の後楽園大会でマイケル・エルガン-石井智宏、ジュース・ロビンソン-高橋裕二郎、同10日の愛知大会で棚橋弘至-タイチ、バッドラック・ファレ-ランス・アーチャー、同11日の尼崎大会でYOSHI-HASHI-飯伏幸太、内藤哲也-ザック・セイバーJr.、同12日の高松大会で矢野通-デイビーボーイ・スミスJr.、チャッキーT-SANADAに決まった。

 なお2回戦は同14日の富士大会、同15日の後楽園大会でそれぞれ2試合を開催。準決勝は同16日の後楽園大会、同18日の浜松大会で1試合ずつ行われ、決勝は同21日の長岡大会で予定される。

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内藤VS木谷オーナー30分1本勝負の結果は…

充血した目を木谷オーナーにアピールする内藤(左)


 新日本プロレスの内藤哲也(35)がついに木谷高明オーナー(57)から3カウントを奪った!? 

 新日本プロレスは2日、親会社のブシロードのアプリブランド「ブシモ」と共同し、20年1月4日を目標に新スマホ用ゲームの開発に乗り出し、開発に向けたパートナー会社を募集することを発表した。

 都内事務所での会見は声優の相羽あいながMCを務めるなか、オーナー対団体方針に不満をため込む超人気選手の攻防戦が繰り広げられることになった。

 木谷氏が概要を説明し始めた会見が始まってから5分ほど、突然開いたドアから白いスーツ姿で登場した内藤は、けだるそうに口を開いた。

 内藤 いやいやいや、木谷オーナー。勝手に呼び出しておいて、そして勝手に始めてしまうとは、こんな失礼なことありますか。やるならやるって言って下さいよ。僕たち新日本プロレスがどこで試合をしていたか知ってますか。北海道、青森、岩手、昨日は仙台大会でしたよ。このオクパード(忙しい)でカンサード(疲れた)のなか、わざわざこの会見に来たわけですよ。なんかないんですか。ん、ん?

 木谷 お疲れさまでした。助かりました、本当に。

 内藤 だけですか。ありがとうとかないんですか。

 木谷 ありがとう。

 内藤 呼ばれたってことは俺が必要って事でしょ。

 初手からリズムと握りに出た内藤に、木谷氏は押され気味。さらに攻撃の手は緩まない。率いるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のグッズをオーナーも持っていることを聞き出すと「手のひら返しですか」と追い込む。近年、抜群の人気がありながら自身の意見が一向に反映されない団体方針にいらだっていた内藤にとっては、まさに好機。呼ばれた理由が新日本プロレスへの愛の強さにあると説明を受けると、一気にたたみかけた。

 木谷 会社ぐるみで新日本プロレス愛がある会社を募集したい。内藤選手に(会見に)来てほしいかと思ったかというのはそこですね。悔しいですけど、言いたくないですけど。中学校3年生の時にファンクラブに入っていた。中学3年生に年間5000円の会費は高いですよ。

 内藤 つまり、このゲームの主役はロス・インゴ、そして内藤哲也ということでよろしいんでしょうか。

 木谷 悔しいですけど、その通りです。

 内藤 ちょっとその一言邪魔ですね。

 木谷 悔しくないけど、その通りです。

 内藤 一番新日本プロレス愛があるのは内藤哲也だと、オーナー公認ということですかね?

 木谷 まあ、そういうことですかね。

 「公認」を強引に勝ち取って、たたみかけたのは陰謀説。自身の意見が1回も反映されたことがないのはオーナー命令で却下されているのではと疑いの目を向けた。裏にあるのはIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカへの優遇があると決めつけ。

 内藤 木谷オーナー、最近暇なんですか。明日も日本にいますよね。明日の長野大会はきちゃったりするんですか。小規模な大会を見てこそ、いま現在の新日本プロレスは分かるんじゃないですか。どこでも「デ・ハポン」の大合唱を望んでますよ。お客様がいま何を求めているか、目と耳で感じて下さいよ。

 木谷 3月で日本に帰国しますから、4月からは地方も回ります。

 内藤 全戦参戦ってことですか。大好きなオカダ選手のセコンドにつけば良いんじゃないですか。

 木谷 1回もそんなこと言ったことないですよ。

 内藤 まあ、今回のプロジェクト、木谷オーナーの推薦で僕がいろいろと提案をさせてもらいますよ。どのように作られていくか、しっかり見ていきたいと思いますね。

 勝負どころを逃さずに一方的に攻め立てた内藤は、「見てください、僕の目を見てください。充血しているんですよ。連戦のなか、わざわざこんな早い時間に呼び出されて、寝不足ですよ」と最後まで言葉巧みな威圧の手を休めずに退場していった。

 会見時間は約30分。異例の30分一本勝負をなんとか戦いきった木谷オーナーは、「やっと終わった。誰がこんな組み合わせにしたの」と疲れ切った様子で一息つきながら恨み節だった。

内藤の決めポーズを要求された木谷オーナー(右)は顔を背けながら嫌々に応じる。左は相羽

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タイチ、完敗も内藤に感謝「ある意味濃い15年」

タイチ(左)に顔面蹴りを浴びせる内藤(撮影・中島郁夫)

<タカタイチマニア:後楽園大会>◇23日◇東京・後楽園ホール


 新日本プロレスで活躍する鈴木軍のタイチ(37)が23日、後楽園ホールで15周年記念スペシャルマッチで内藤哲也と対戦した。

 TAKAみちのくとの合同興行「タカタイチマニア」のメインに登場。若手時代から、しのぎを削った相手に、24分31秒の激闘の末、デスティーノを決められ敗れた。記念すべき日を勝利で飾ることはできなかったが、タイチは「おれは新日本の生え抜きじゃないが、ある意味濃い15年だった。内藤には感謝したい」としみじみと話した。

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タイチ、内藤に逆転負けも感謝「濃い15年だった」

タイチ(左)に顔面蹴りを浴びせる内藤(撮影・中島郁夫)

<タカタイチマニア:後楽園大会>◇23日◇後楽園ホール


 新日本プロレスの鈴木軍で活躍するタイチ(37)が、15周年記念スペシャルマッチで内藤哲也(35)と対戦した。

 超満員の観衆のタイチコールと内藤コールが館内に響き渡り、2人は大熱戦を展開。タイチのこん身のハイキックやアックスボンバーが新日本で大人気の内藤を追い詰め、会場のボルテージも頂点に達した。

 しかし、プロレス巧者の内藤は、逆境から得意のデスティーノで逆転勝ち。24分31秒の熱戦に決着をつけた。勝利した内藤は、会場の観衆とロスインゴベルナブレス・デ・ハポンの大合唱。

 タイチはリング上に長々と伸びていたが、TAKAみちのくに促され、珍しくマイクを握ると「こんなに入るもんだな。オレが初めて新日本に来たときに、会いに来てくれたのが内藤だった。そのときに内藤から『新日本で1番下っ端のオレがお前をやっつけてやる』と言われた」と思い出を語った。

 インタビュールームでは「今日は、内藤には正直感謝している。10年前には無名の2人で第1試合を戦っていた。いつの間にかすげえ選手になった。今日は中盤から立っているのがやっとだった。オレは正直、新日本の生え抜きではないが、違う経験をしてきた。濃い15年だった」と、02年12月に全日本プロレスでデビューしてからの歳月を振り返った。

 一方、タイチにシングルマッチで初めて勝利したという内藤は「2010年、タイチがメキシコでのし上がっているときに、オレは間近で見ていたから、スーパージュニアでの優勝を予想したし、力を持っていた。

 今後は、リスクを恐れず前に出ることが、彼にとって大事だと思う。体も大きいし、階級を上げる(ヘビー級に)ことも考えた方がいい。一歩、踏み出す勇気が必要だ」と話していた。

タイチ(手前)にサイドバスターを浴びせる内藤(撮影・中島郁夫)
タイチ(上)に雪崩式フランケンシュタイナーを決める内藤(撮影・中島郁夫)

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内藤哲也快勝、タイチを挑発「がっかりさせんなよ」

ドロン、ソベラーノ・ジュニア、ボラドール・ジュニア組対BUSHI、高橋、内藤組 試合に勝利した内藤(左)らは敵のチームを挑発する(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:後楽園大会>◇22日◇後楽園ホール


 新日本プロレスとメキシコ団体CMLLの合同大会が最終日を迎える中、プロレス大賞2年連続MVPの内藤哲也(35)はやっぱりいらだっていた。

 「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のBUSHI、高橋ヒロムと組んで、ボラドール、ソベラーノ、ドロン組との30分一本勝負は、巧みな連携技の連続で快勝したが、バックステージに戻ってくると、話題は前日21日にも触れたシングルマッチ問題へ。批判の矛先は23日の「タカタイチマニア」で行われるタイチ15周年記念スペシャルマッチで対戦するタイチ。

 「俺は明日もここ後楽園ホールで試合があるわけですよ。昨日の俺のコメントについて、タイチがツイッターで反応してたけど、ツイッターで反応するだけじゃなくて、今日会場に来て、行動をしてほしかったすね。まあ、無反応のYOSHI-HASHI(2月に大阪大会で対戦)よりましだけどさ。明日のタイチ戦、俺、カンサードなんだよ、疲れきってんだよ。そんななか、わざわざタカタイチ興行に出てやんだから、俺をがっかりさせんなよ」。そして最後には2日連続の締め言葉、「カブロン(クソ野郎)」と吐き捨てた。

ドロン、ソベラーノ・ジュニア、ボラドール・ジュニア組対BUSHI、高橋、内藤組 内藤(左)はボラドール・ジュニアを自身が着ていたパーカーを使って攻める(撮影・滝沢徹郎)

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内藤哲也「頭を使えよ」対戦相手の準備不足を嘆く

対戦相手の戦略不足を嘆く内藤

<新日本:後楽園大会>◇21日◇後楽園ホール


 プロレス大賞2年連続MVPの内藤哲也(35)が、対戦相手たちの「準備不足」を嘆いた。

 メキシコのプロレス団体CMLLとの合同大会で、4対4のタッグマッチに出場。本家「ロス・インゴベルナブレス」のルーシュに、「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のBUSHI、高橋ヒロムを加えての20分一本勝負は、ヤングライオンの川人拓来への集中攻撃で痛めつけ、最後はルーシュが得意のルーシュドライバーで仕留めたが、試合後もいらついた様子を隠さなかった。

 「明後日シングルマッチで対戦するタイチ、2月の大阪大会でシングルマッチで対戦するYOSHI-HASHI。彼らはいま何をしているんですかね。1月5日の後楽園ホールを最後に試合はないわけで、オフを満喫してるのか?」。不満の原因を明かしたのはバックステージでだった。

 史上5人目のプロレス大賞2年連続MVPの実績をあえて口にし、「シングルマッチができるんだよ。こんなチャンスないだろ? 今日、後楽園ホールなら、タクシーに乗ればすぐに来られるだろ。リング上でもいいよ、バックステージでもいいよ、何か発言なり行動なりを起こせばいいじゃん。そういうところ、彼らに足りないんじゃない! もっと頭を使えよ、カブロン(クソ野郎)」と吐き捨てるようにあおった。

 1月4日の東京ドーム大会のメインIWGPヘビー級選手権では王者オカダ・カズチカの後塵(こうじん)を拝したが、その後も12日から始まったCMLLとの合同興行に参加し続けている。チャンスはいくらでもあっただけに、そのふがいなさにうんざりした様子だった。

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内藤哲也の野望「6大ドームツアー」国内構想のワケ

2017プロレス大賞受賞者たち。後列左から諏訪魔、内藤、オカダ、前列左から紫雷、松井珠理奈(撮影・中島郁夫)


 17年度プロレス大賞授賞式(東京スポーツ新聞社制定)が18日に都内のホテルで行われ、史上5人目の2年連続MVPに輝いた内藤哲也(35=新日本)が大いなる野望をぶち上げた。中3で夢描いた東京ドームのメインに上がるという目標を4日の大会で果たし、次の夢を「6大ドームツアーですね」と明かした。新日本が海外戦略を強める中で、あえて国内での史上最大の構想を掲げた。

 15歳の夢がかなってから2週間。35歳の内藤には次なるビジョンが明確に見えていた。壇上でトロフィーを踏みつけて取った指で目を見開くお決まりのポーズ。視線の照準はドームだ。

 「ドームツアーをやりたいっすね。日本には6個のドームがあるので、2カ月に1回やれば1年間で全部回れるわけですから」

 札幌、西武、東京、名古屋、大阪、福岡。4日のプロレス界最大のイベント東京ドーム大会は、昨年比約8000人増の3万4955人を集めた。復活著しい団体をけん引するのは自分がリーダーを務めるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」という自負。過去最高収益39億円を上げた97年でさえ、「4」大ドームツアーだった。途方もない構想に聞こえるが、17年は1度もIWGPタイトルに絡まなくてもMVPの事実に「まさにベルトを超えた存在の証明」と息巻き、「そこまで引き上げていきますよ」とニヤリとした。

 4日の興行で1つの章は終わった。中3で立てた3つの目標。新日本に入る、20代でIWGPヘビー級ベルトを巻く目標を果たし、最後が東京ドームのメインだった。ヘビー級王者オカダに敗れたが、人気は陰らない。

 新日本はいま、海外志向を強める。「悪いことだと思わないですよ。ただ、みんなが『海外、海外』と言うのであれば、俺は国内を独占しようかなと」。団体が急(せ)くように海の向こうを目指すのに、まさに決めぜりふ「トランキーロ、あっせんなよ!」と言わんばかり。3年連続MVPとなれば、猪木、天龍に並ぶ。「このままいったら僕が来年もMVPとして出席していることは間違いないでしょう」と豪語する男の頭脳は、制御不能に夢をふくらませていく。【阿部健吾】

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内藤哲也2年連続MVP「ベルト越え」存在感訴える

2017プロレス大賞受賞者たち。後列左から最優秀タッグ賞諏訪魔、MVP内藤、年間最高試合賞オカダ、前列左から女子プロレス大賞紫雷、特別賞松井珠理奈(撮影・中島郁夫)


 東京スポーツ新聞社制定17年度プロレス大賞授賞式が18日、都内のホテルで行われ、2年連続MVPの内藤哲也(35=新日本)が、「ベルト越え」の存在感を訴えた。

 史上5人目の2年連続受賞だが、IWGPヘビー級王座のベルトを1度も巻くことなく、今年はMVPに輝いた。「いつもIWGPの価値を越えた存在であると言ってきましたが、この言葉が大げさではないことを証明できたのではないでしょうか」と豪語。制御不能ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」で大ブレークした勢いは、1月4日の東京ドーム大会のメインでIWGPヘビー級選手権で王者オカダ・カズチカに敗れた後も、衰えはない。

 壇上では常々言ってきたことと前置きして、あらためて強調したことがあった。「思っていることは口に出さないと誰にも伝わらない。何かを越えるためには一歩踏み出す勇気が大事なんです。これからもプロレスを通じて一歩踏み出す勇気をみなさんに与えていきたいと思います」。白いスーツでばっちりと決めて、堂々と宣言した。

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オカダ・カズチカが松本潤主演「99・9」に再出演

日曜劇場「99・9刑事専門弁護士 SEASON2」に、本人役で出演するオカダ・カズチカ(C)TBS


 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、14日にTBS系で放送がスタートする、嵐の松本潤(34)主演の日曜劇場「99・9刑事専門弁護士 SEASON2」(日曜午後9時)に、本人役で出演することが12日、分かった。

 オカダは、16年5月15日に同系で放送された、シーズン1の5話にも本人役で出演。栄倉奈々演じるプロレス好きな女性弁護士・立花彩乃が参加したプロレス女子“プ女子”のイベント「オカダ・カズチカとカレーライスを食べる会」に、マネジャーの外道とともに登場するシーンを演じた。日曜劇場としては2009年(平21)10月期、11年4月期に放送された「JIN-仁-」以来、6年ぶり2度目となる異例のシリーズ化が実現した「99・9刑事専門弁護士」に、2シーズン連続での出演が実現した。

 “レインメーカー”ことオカダは、4日の新日本プロレス東京ドーム大会で、17年のG1クライマックス覇者の挑戦者内藤哲也(35)と防衛戦を行い、34分26秒、レインメーカーからの片エビ固めで勝利。自己新記録となる9度目の防衛に成功したばかりだ。

 今回は、松本演じる弁護士の深山大翔が居候する、いとこの坂東健太が経営する小料理屋「いとこんち」に登場し、坂東を演じる池田貴史ら俳優陣と相まみえる。本人役での出演だが、撮影現場では演出の木村ひさし監督から「オカダ選手は、もっとこういうテンションです」と演出されたという。「複雑な気分になりましたが、しっかりとオカダを演じることができたと思います…僕がオカダですが」と苦笑した。

 オカダはTBSを通じてコメントを発表した。

 「シーズン1では僕のマネジャーを務める外道さんとファンの皆さんでカレーを食べましたが、今回は…シーズン1をご覧の皆さんにはおなじみのあの場所に、文字通り”カネの雨”を降らせに行きました。(中略)その他にも、このチームならではの、プロレスが好きな人も、まだプロレスを知らない人も楽しめるポイントが、劇中にたくさんちりばめられていると思いますので、そういった細かいところもぜひチェックしながら見てもらえるとうれしいです」

 また”ファンキーウェポン”田口隆祐(38)も、シーズン1に引き続き出演が決まった。物語の重要な鍵を握る場面での出演になるといい、作品にどう絡んでいくか、注目だ。

日曜劇場「99・9刑事専門弁護士 SEASON2」で共演した池田貴史(後列左)とオカダ・カズチカ(同右)と演出の木村ひさし監督(前列中央)(C)TBS

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オカダ、SANADAの挑戦名乗りに条件付きOK

東京ドーム大会を終えての会見を行ったIWGPヘビー級王者オカダ(右)と、CHAOS加入が決まったジェイ・ホワイト


 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が6日、都内の事務所で、9度目の防衛を終えての会見を行った。

 「ボクが経験した東京ドーム大会の中でも、最高の東京ドーム大会だった。2019年も、もっとお客さんが入って、いい試合をして盛り上げていきたい」と3万4995人の観衆の中で、内藤哲也を破り防衛した東京ドーム大会を振り返った。

 また、9度目の防衛で、現IWGPインターコンチネンタル王者・棚橋弘至の持つ、11度の最多連続防衛記録も見えてきたことに「それに向かってやっているわけじゃないが、ついでにV11を超えてやろうかな。それ以上に、素晴らしい試合をして、プロレスを盛り上げていくことが大事」と話した。

 5日の後楽園大会で、SANADAが次期挑戦者に名乗りを上げたことには「そんな簡単に挑戦できるものじゃない。このベルトはそんなに甘くない。その件についてはずっと考えてきて、オレだけがベルトをかけるのではなく、そっちがIWGPタッグ王座のベルトをかけるというのなら、会社に何と言われようと、やりますよ」と、条件付きのOKを出した。

 会見の後、オカダは所属するユニットCHAOSの新たな仲間として、4日の東京ドーム大会で、IWGPインターコンチネンタル王者棚橋に挑戦したジェイ・ホワイト(25=ニュージーランド)を紹介した。ホワイトは、5日の後楽園大会で、IWGP USヘビー級王者ケニー・オメガ(34=カナダ)から、バレットクラブに加入するよう誘われていた。しかし、ホワイトが次の目標をオメガが持つIWGP USヘビー級王座に定めたことで、オカダが勧誘し、加入が決まった。

 ホワイトは「ケニーが誘ってくれたが、あのクラブはみんなケニーのいいなり。これから自分は、ケニーのベルトを取るために戦っていく。そんな自分にとってCHAOSは理想のユニット。ただ、オカダには安心してほしくない。いずれオレが、オカダのベルトをねらうかもしれないから」と不敵な笑みを浮かべた。これに対しオカダは「ボクは全然ありだと思う。ジェイがCHAOSに入って、ボクの大きさに気づいて、まだまだ挑戦できるレベルじゃないと気づくと思う」と、余裕の表情で受け流した。

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クリス・ジェリコ、内藤を襲撃「背後に気をつけろ」

内藤哲也を襲撃したクリス・ジェリコ(中央)はコーナーで関係者に取り押さえられる(撮影・藤中栄二)

<新日本:後楽園大会>◇5日◇東京・後楽園ホール


 WWEのスーパースター、クリス・ジェリコ(47)が、人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のボス内藤哲也(35)を襲撃した。

 メインでオカダ・カズチカ率いるCHAOS軍から勝利を挙げた内藤が大会を締めくくるマイクアピールを終えた直後に乱入。背後から襲いかかった。

 4日の東京ドーム大会でIWGP USヘビー級王者ケニー・オメガに敗れ、既に離日していたと思われていたジェリコは乱入後も控室周辺で大暴れ。パイプイスを振り回し「内藤よ、オマエの背後に気をつけろ。いつオレが来るか待っていろよ」と関係者に取り押さえられながら控室に戻った。

関係者に制されて会場を後にするクリス・ジェリコ(中央)(撮影・藤中栄二)

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内藤哲也、ジェリコの襲撃にも余裕「あっせんなよ」

クリス・ジェリコの襲撃を受けた内藤哲也は「トランキーロ! あっせんなよ」と余裕の笑み(撮影・藤中栄二)

<新日本:後楽園大会>◇5日◇東京・後楽園ホール


 人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のボス内藤哲也(35)が4日東京ドーム大会の借りを返す勝利を挙げた。メインでオカダ・カズチカ(30)率いるCHAOS軍と10人タッグで激突。自らYOSHI-HASHIを捕獲し、13分50秒、デスティーノで葬った。

 試合後もドーム大会で敗れたIWGP王者オカダの後頭部と首を痛めつけ、制御不能なファイトをみせると「オレは昨日、オカダにやられました。その結果について言い訳するつもりはありません。たーだーし、18年もロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは進化し続けることでしょう」と宣言。さらに「東京ドームではなくて、後楽園ホールになったけれど、今年初めの大合唱やりましょう!」と「デ・ハポン」締めで盛り上げた。その直後、WWEスーパースターのクリス・ジェリコ(47)に背後から襲撃を受けた。

 内藤は「どうしたんだよ、クリス・ジェリコさん。何でそんなに熱くなっているんだよ。オレのことが気になっちゃった? そんな彼にはあの言葉を贈りたいなあ。トランキーロ! あっせんなよ」と余裕の表情だった。

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内藤哲也フラフラ敗北、それでも叶えた15歳の誓い

内藤(上)はオカダにデスティーノを見舞う(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が自己新記録となる9度目の防衛に成功した。17年G1クライマックス覇者の挑戦者内藤哲也(35)に対し、3回目のレインメーカーでマットに沈め、34分26秒、片エビ固めで白星を挙げた。

 敗れた内藤は「オレは負けてなんかねーよ。勝つまで何度でもやってやるよ」とふらつく足どりで言った。オカダの首を徹底的に攻めたが、最後は力尽きた。

 中3で決めた3つの誓いがあった。新日本入団、ヘビー級ベルト、残された最後が1・4のメインだった。サッカー少年だった15歳は「1人の人間に数万人の目が集まる」と憧れた。その頂点が東京ドームの花道。「誰に笑われようと大事にしてきた」。今でもファン会員だけに「新日愛」から団体方針への違和感を問う。「あの時チケットを買って客席にいた気持ちを忘れたくない」。その姿勢がファンの心をつかんだ。

 夢見た長い花道を歩き、死力を尽くし、そして敗れた。「今日、ひとつのゴールを迎えた。でもそれは中3の時の夢。レスラー内藤哲也としての夢がでてきた。いまひとついえるのは、オレは必ずこの舞台に戻ってくる」と目を光らせた。

オカダと内藤の年表

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オカダ・カズチカ矜持の34分26秒「王者とは?」

オカダ(右)は内藤にレインメーカーを決めマットにたたきつける(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が自己新記録となる9度目の防衛に成功した。17年G1クライマックス覇者の挑戦者内藤哲也(35)に対し、3回目のレインメーカーでマットに沈め、34分26秒、片エビ固めで白星を挙げた。4年連続となる1・4東京ドームのメインを飾り、王者の矜持(きょうじ)を示した。またエース棚橋弘至(41)がマークした11度の防衛最多記録を更新する意欲を示した。

      ◇       ◇

 最後にオカダが立っていた。地鳴りのように響く3万4995人の大歓声に包まれ、マットに倒れた内藤を堂々と見つめた。4年連続で東京ドームのメインを務め、自己新の9度目防衛に成功。「オレは、オレのプロレスで全員を満足させてやる。感動の雨、幸せの雨を降らせてやりますよ。そして新日本プロレスに金の雨を降らせる」。IWGPベルトを満足げに見つめた。

 内藤のミサイルキック、フランケンシュタイナーなどを後頭部に食らい続けた。何とか窮地を乗り越え、レインメーカーを成功させたが、2カウントで返された。2回目は疲労でフォールできずじまい。30分過ぎ、挑戦者の必殺技デスティーノを切り返し、ドリル式ツームストンパイルドライバー。相手の脳天をマットに突き刺し、3回目のレインメーカーで仕留めた。粘りをみせたG1覇者を退けた。

 4年前。14年の東京ドーム大会は、自ら保持するIWGP王座戦がメインから外された。13年G1覇者の内藤と組まれた防衛戦はファン投票でセミファイナルに“降格”。中邑-棚橋のインターコンチネンタル王座戦にメインを譲った。勝利後、オカダはシャワーを浴びながら周囲の音を遮った。「歓声はあえて聞かなかった。口には出さなかったが悔しかった」。考えるようになった。「王者の仕事とは何か」と。

 昨年7月、ロサンゼルス郊外で新日本興行が行われ、この米遠征で意識させられたのは見られ方。「試合だけではない。会場入りする時に短パン、サンダルというのは王者として新日の価値を下げる」。日本語圏でないからこそ、芽生えた王者の自覚だった。「簡単になれないからこそスーパースター」。愛車フェラーリ488GTBを乗り回し、毎回違う服で会場入りするようになった。

 この日も「新たな刺激が欲しい」とセミショートパンツからパンタロンにコスチュームを変更。存在感、醸し出すムード…すべてにこだわった。「まだまだ、この戦いをやっていかなきゃいけない。それがオカダ・カズチカの使命なのかなと」。

 V9防衛は歴代3位の記録となる。「目指していたわけではないですが、V11もみえてきた。それはそれで楽しい」。棚橋の持つ最多防衛の記録更新を見据えた。王者の誇りを具現化するオカダに18年も死角はない。【藤中栄二】

オカダ(右)は内藤に強烈なキックを食らわせる(撮影・足立雅史)

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オカダ自己新V9成功「新日本のすごさを世界中に」

内藤との激戦を制し防衛に成功したオカダは、腰に巻いたベルトを誇らしげに掲げる(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が自己新記録となる9度目の防衛を成功させた。

 17年のG1クライマックス覇者の挑戦者内藤哲也(35)との削り合うような大技の攻防を制し、34分26秒、レインメーカーからの片エビ固めでベルトを死守した。

 観客数が昨年よりも約9000人も増加し、年々と入場者数が増えている。「19年にもっとお客さんが入るように、しっかりとどんどん盛り上げて、新日本プロレスのすごさを日本全国、世界中に知らしめたいなと思っています」と自信満々。3万超えの興行となったこともあり、最後には「これだけお客さんが入ったので、(木谷高明)オーナーにボーナスをもらわないと。全選手、全社員に、ボーナスをごっちゃんです」とちゃめっ気たっぷりに“要求”していた。

オカダ(右)は内藤にレインメーカーを決める(撮影・滝沢徹郎)
オカダ(右)は内藤に強烈なキックを食らわせる(撮影・足立雅史)

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内藤哲也、オカダに敗れるも「勝つまで何度でも」

オカダ(右)は内藤にレインメーカーを決める(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム


 IWGPヘビー級王座挑戦に失敗した内藤は「オレは負けてなんかねーよ。勝つまで何度でもやってやるよ」とふらつく足どりで言った。試合開始からオカダの首を徹底的に攻め続けたが、最後に力尽きた。

 中3で決めた3つの誓いがあった。新日本入団、ヘビー級ベルト、残された最後が1・4のメインだった。

 「オカダにも笑われたし、お客さんにも笑われたことがある。でも大事にしてきた。誰に笑われようと大事にしてきた夢。今日、ひとつのゴールを迎えた。でもそれは中3の時の夢。レスラー内藤哲也としての夢が出てきた。それは次の機会に発表しますよ」と口にして、会見場を後にした。

オカダ・カズチカ(上)は、肩を借りながら引き揚げる内藤(左下)を見ながらベルトを腰に巻く(撮影・足立雅史)

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内藤哲也「楽しみ」オカダ討ちトランキーロ合唱予告

前日公開会見でポーズするオカダ(左)と内藤(撮影・中島郁夫)


 新日本プロレスのユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のボス、内藤哲也(35)がドームのメインで初の「トランキーロ」大合唱を予告した。今日4日、東京ドーム大会でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)に挑戦する。3日、都内のディファ有明で王者とともに公開会見に出席し「東京ドームの大合唱、オレはすごく楽しみにしていますよ。東京ドームの大合唱まで…トランキーロ! あっせんなよ」と決め言葉で王座奪取を高らかに宣言した。

 16年6月にオカダに敗れ、IWGP王座から陥落して以来、1年7カ月ぶりとなる王座再奪取の好機となる。3万2600人以上の来場が見込まれるドームのメイン。そのラストを飾るイメージを膨らませながら「どれだけの大音量になるかな」と不敵な笑みで「デ・ハポン」締めを楽しみに待っていた。

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王者オカダ・カズチカ「18年もIWGPベルトを」

前日公開会見でポーズするオカダ(左)と内藤(撮影・中島郁夫)


 1月4日に東京ドームで開かれる新日本プロレスのIWGPヘビー級選手権の公開会見が3日、都内で開催された。

 9度目の防衛戦となる王者オカダ・カズチカ(30)、17年G1覇者の挑戦者内藤哲也(35)がファンの大歓声を浴びながら登場。「すごい人ですね。ビックリしました」とあいさつしたオカダは「明日は素晴らしい試合をみせたい。しっかり18年もIWGPベルトを輝かせていきたい」と力強く宣言。一方の内藤は「東京ドームの後、ベルトを持たないレインメーカーが輝けるか。みなさんの目で確認してあげてください。トランキーロ! あっせんなよ!」と叫び、ファンの支持を得ていた。

 なお同じく東京ドーム大会でダブルメインとして行われるIWGPUSヘビー級選手権に臨む王者ケニー・オメガ(34)、WWEスーパースターの挑戦者クリス・ジェリコ(47)は公開会見に姿をみせなかった。

前日公開会見でけん制し合うオカダ(左)と内藤(撮影・中島郁夫)

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絶対王者オカダが内藤戦で見せたいもの

内藤戦への意気込みを語るオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)


 正月恒例、新日本プロレスの1月4日の東京ドーム大会が3日後に迫る。過去最大規模の観客動員を見込む日本プロレス界最大の興行で、メインカードに組まれるのはIWGPヘビー級選手権。30歳になり立ての王者オカダ・カズチカに、制御不能ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」を率いる内藤哲也(35)が挑む。実力のオカダ対人気の内藤。若手時代から因縁渦巻く2人の1つのクライマックスが近づくなか、それぞれの心境を直撃した。

 「僕は0対10でも良いと思っているんですよ、応援が。はっきりしているじゃないですか。『オカダ、本当に負けてくれ』というくらいまで突き抜けたい。ブーイングされても黙らせる自信はありますしね。する余裕もなくなってくると思いますし、お客さんも試合に入っちゃって」。

 王者オカダを取り巻く環境は、この1年間でよもやの方向に振れた。会場で響き始めたのはブーイングだった。理由は単純明快、強すぎるから。ヘビー級ベルトの最長保持期間も歴代1位になり、負ける姿が想像できない。ゆえに判官びいきの心情が、LIJの内藤人気とシンクロする形で、反オカダの雰囲気をつくり出した。

 ただ、当人はハンパな非難ではなく、完全な非難こそ求める。それくらい憎たらしい存在として君臨したい使命感がある。「ロス・インゴのブームも結局は僕のおかげじゃないですか。僕が強いから倒してほしい人が内藤さんに乗っている。僕がいなくなったらブームはなくなるでしょう」。自負がそう言わしめる。

 1月4日、試合で見せたい物がある。新日本プロレスは昨年7月に米国で興行を行った。世界最大の団体WWEが牛耳る国への殴り込みの旗振り役は、当然ヘビー級のベルトを巻くオカダだった。そこで肌で感じた関心度の高さ。1つには昨年大会のメインでオメガと戦った王座戦の評価の高さがあった。だからこそ、「すごく世界から注目されていると思うし、今年はまたあれ以上の戦いがあるのかと見られると思われる」。それに応え、王者として団体の世界戦略をけん引しなければならない。

 4年前、内藤を相手にした防衛戦はダブルメインカード扱いになった。ファン投票で棚橋対中邑のインターコンチネンタル王座戦に敗れて大トリはかなわず、セミファイナル扱いに甘んじた。「悔しかった。その年はずっと防衛戦を戦い続け、勝ち続けたから」。屈辱をカンフル剤に、その後は憎たらしいほどの絶対王者ぶりを示し続けてきた。

 「僕はやっぱり、チャンピオンとしてチャンピオンの仕事をしなくてはいけない」。視線を海の向こうに向け、内藤ファンを沈黙させる熱戦を体現する。

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内藤哲也がベルトにこだわらない理由とは

内藤哲也はオカダ・カズチカ戦や東京ドームのメインへの思いを話す


 正月恒例、新日本プロレスの1月4日の東京ドーム大会が3日後に迫る。過去最大規模の観客動員を見込む日本プロレス界最大の興行で、メインカードに組まれるのはIWGPヘビー級選手権。30歳になり立ての王者オカダ・カズチカに、制御不能ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」を率いる内藤哲也(35)が挑む。実力のオカダ対人気の内藤。若手時代から因縁渦巻く2人の1つのクライマックスが近づくなか、それぞれの心境を直撃した。

 「僕はIWGP(ヘビー級)がほしいわけではない。ドームのメインに立ってみたい、それにはIWGPに絡まないといけない。だから挑戦するわけで。一番の目的はベルトではなくドームのメインですね」。

 内藤は、オカダが腰に巻くベルトではなく、東京ドームのメインカードという事象そのものへ照準を合わせている。それだけの価値を生む理由は、15歳の誓いにある。父親の影響で記憶がない時期からプロレス漬けだった少年が、思春期に立てた3つの目標。

 「新日本のレスラーになること」。これはかなえた。「武藤(敬司)さんと同じように20代でIWGPヘビー級のベルトを巻くこと」。惜しくも20代は逃したが、一昨年の初戴冠で折り合いをつけた。最後の3つ目が「東京ドームのメインで戦うこと」。10代の時にファンとして生観戦したそのセットの豪華さ、花道を歩くレスラーが数万人の視線をくぎ付けにする姿。目の当たりにしたあこがれが、いま目前に迫る。

 いま、「ヘビー級の価値を内藤哲也という存在は超えている」と言ってはばからない。15年に遠征したメキシコでユニット「ロス・インゴベルナブレス」に加入し、帰国後は歯に衣(きぬ)着せぬ言動などで話題の中心に躍り出た。ファンの違和感を代弁するように、体制批判もいとわない姿に、心をつかまれたファンが急増した。ベルトがあるかないかは、もはや関係ない存在。だからこそ「超えている」とためらいはない。

 ただ、現保持者には浅からぬ縁はある。オカダが新日本に入門した07年、寮では同部屋、そしてそのプレデビュー戦の相手も務めた。「これから何年、何十年と競っていく相手。すごい楽しみな相手だなと、今日思いました」。11年前の試合後の予感が、いままさに現実になる。過去の対戦成績は4勝4敗。12年3月のオカダの初防衛戦では、直前2月にエース棚橋を撃破した勢い、実力への疑問が渦巻く会場で、内藤は敗れた。「(ファンが)半信半疑だったものを確実にさせてしまった」と振り返る。だからこそ、メインで戦う相手として不足はない。いま驚異的な人気を背に、夢の舞台で雪辱を果たす。

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内藤の不敵な笑み 紙吹雪の中オカダの顔踏みつけた

内藤哲也(奥)は試合後にオカダ・カズチカにディスティーノを決める(撮影・松本俊)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇18日◇後楽園ホール


 新日本プロレスの内藤哲也(35)が1・4東京ドーム大会前最後となるIWGP前哨戦で勝利を飾った。

 18日の後楽園大会のメインで、王者オカダ・カズチカ(30)との6人タッグ戦に臨み、敵組のYOHをディスティーノで仕留めた。試合後もオカダをディスティーノ葬。会場に舞った紙吹雪の中で、レインメーカーの顔を踏みつけた。内藤は「ベルトを失ってもオカダは輝けるのか。1・4以降に、レインメーカーの真の姿がみえる」と不敵に笑った。

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