上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

【新日本】海野翔太が決死の覚悟「4日で引退してもいい」内藤哲也との一騎打ちに死力尽くす

<新日本プロレス:船橋大会>◇27日◇千葉・船橋アリーナ◇観衆760人

2月4日の北海道大会(北海きたえーる)で内藤哲也(40)との一騎打ちに挑む次世代のスター候補、海野翔太(25)が、並々ならぬ決意を口にした。

この日のメインイベントでIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカらと組み、内藤率いる「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」と8人タッグマッチで対戦。味方の田口が、15分10秒に高橋ヒロムのタイムボム2で3カウントを奪われ、25日の後楽園ホール大会に続く敗戦を喫した。試合後にも、内藤に足4の字固めで痛みつけられるなど屈辱を重ねた。

バックステージに右足を引きずりながら現れた海野は「チャレンジマッチとかふざけるな!」と、内藤から放たれた言葉に激怒。「確かに(内藤の必殺技の)デスティーノの威力は半端なかったけど、そんなので3カウントとられてたまるかよ。膝の1本や2本くれてやる。なんなら北海道で引退を迎えてやる。もう1度デスライダーをお前に見まい、新時代を作ってやる」と、死力を尽くす覚悟を示した。

24日の後楽園ホール大会では、試合後に必殺のデスライダーで内藤をKOも、“制御不能なカリスマ”の壁は厚い。前哨戦の星も一気にひっくり返された。残す前哨戦は4試合。昨年11月に3年間の英国遠征から帰国した海野にとって、凱旋(がいせん)後初となる長期巡業だが、休んでいる暇はない。

関連するニュースを読む

【新日本】内藤哲也が海野翔太をリベンジKO「はっきり見えたよ。大の字で倒れる姿が」

海野(右)を攻める内藤(撮影・勝部晃多)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇25日◇東京・後楽園ホール

2月21日の東京ドーム大会で現役引退する武藤敬司(60)との対戦が決まった「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の内藤哲也(40)が、次世代のスター海野翔太(25)を相手に前日の屈辱を晴らした。

この日のセミファイナルでLIJのSANADAと組み、本間と組んだ海野と対戦。2月4日の北海道大会(北海道立総合体育センター)のメインで激突する海野の目の前で14分32秒、本間からジャックナイフ式エビ固めで3カウントを奪い、勝利した。試合後は、勝敗が決したにもかかわらず、海野を必殺のデスティーノでKOしてみせた。

意趣返しを果たした。いつもは入場から準備まで悠長に行う“制御不能なカリスマ”内藤が、リングインするやいなや、海野になりふり構わずに襲い掛かった。場外では自身のTシャツで絞首刑。鉄柵にこれでもかといわんばかりにぶつけた。リング上では関節技でいたぶり、前日24日の後楽園でKOされた借りを1日で返した。

バックステージに表れた内藤は両目を広げるポーズを披露。「はっきり見えたよ。大の字で倒れる海野翔太の姿がね」と、前日の海野の「眼中にもないやつにやられる気分はどうですか?」発言にユニーク?なアンサーを出した。そして「2月4日は海野翔太のチャレンジマッチ。お客様と内藤哲也をがっかりさせんなよ」と、不敵な笑みを見せた。

海野は昨年11月に英国遠征から帰国。敗れはしたものの、オスプレイのIWGP・USヘビー級王座に挑戦するなど、次世代のスターとして注目を集めている。

海野(下)を下し、SANADAに勝ち名乗りを受ける内藤(撮影・勝部晃多)
海野(手前)をTシャツを使って絞り上げる内藤(撮影・勝部晃多)
SANADA(右)にドロップキックを決める海野(撮影・勝部晃多)

関連するニュースを読む

武藤敬司引退試合の全対戦カード11試合発表 メインは内藤哲也とシングルマッチで激突

東京ドーム大会のカードが決まり武藤敬司対内藤哲也の対戦が正式に発表される(撮影・垰建太)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇22日◇神奈川・横浜アリーナ

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60=プロレスリング・ノア)の引退興行となる2月21日東京ドーム大会の全対戦カード11試合(スターティングバトル含む)が決まった。この日の第6試合前に、会場内ビジョンで発表された。

メインは武藤が引退試合として、新日本プロレスの内藤哲也(40)とシングルマッチで激突。前日21日の新日本横浜アリーナ大会の全試合終了後に、解説を務めていた武藤がリングに上がって直接指名していた。

セミは同大会で大乱闘を起こしたGHCヘビー級王者清宮海斗(26)と新日本のIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)の王者シングル対決が決定。また、NOSAWA論外(46)の引退試合はMAZADAと組み、外道、石森太二組と対戦することが決まった。

この日発表された全試合は以下の通り。

◆第0-1試合 北宮、稲葉-稲村、矢野

◆第0-2試合 坂崎、山下、中島、辰巳-瑞希、伊藤、渡辺、荒井

◆第0-3試合 杉浦、小島、サッチャー-ジェイク、モリス、アンソニー

◆第1試合 小川、Eita、HAYATA、リッジウェイ、ダガ-小峠、YO-HEY、吉岡、アレハンドロ、宮脇

◆第2試合 MAO、勝俣、上野、小嶋-遠藤、岡谷、高鹿、正田

◆第3試合 スカイウォーカー、KAI、ディアマンテ-丸藤、ワグナーJr、ニンジャ

◆第4試合 宮原、諏訪魔、青柳優-拳王、中嶋、征矢

◆第5試合 外道、石森-NOSAWA、MAZADA

◆第6試合 高橋ヒロム-AMAKUSA

◆第7試合 オカダ-清宮

◆第8試合 武藤-内藤

東京ドーム大会のカードが決まりオカダ・カズチカ対清宮海斗の対戦が発表される(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

【新日本】内藤哲也、必殺デスティーノで拳王下す「かまってやるぜ。カブロン」LIJ勝ち越し

内藤哲也対拳王 内藤(右)にペースを乱される拳王(撮影・垰建太)

<新日本プロレス:横浜大会>◇21日◇神奈川・横浜アリーナ

新日本の人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」を率いる内藤哲也(40)がメインで、ノアの反骨集団「金剛」のボス、拳王を下した。

両ユニットのシングル5番勝負はLIJの3勝2敗で勝ち越し。試合後に解説を務めた武藤敬司から引退試合の相手に指名され、承諾の意を示した。

25分を超える熱闘でも、内藤の顔にはどこか余裕が漂った。前半には拳王にペースを乱される場面もあったが、最後は必殺のデスティーノで仕留めた。LIJのユニット力を証明。「拳王選手、金剛の皆さま、またいつでもこのリングに来てくださいよ。我々LIJがかまってやるぜ。カブロン」と勝ち誇り、声援が解禁となった会場で「デ・ハポン」の大合唱を行った。

試合後にはサプライズが待っていた。花道を引き揚げようとしたところで、同戦の解説を務めていた武藤がリングイン。「内藤! 俺の引退試合の相手お前に決めた。熱い試合をやろうぜ」と、武藤の引退興行である2月21日ノア東京ドーム大会の相手に指名された。

武藤は自身がプロレスラーを目指すきっかけとなった憧れの存在。今月4日のタッグマッチで激突したが、今回はシングル対戦が濃厚だ。「2月21日予定は開けておきますよ」と、不敵な笑みを浮かべた。11年前の東京ドーム大会では完敗を喫している。「あの時とは視野も違う。今の内藤、LIJを存分に味わえばいいんじゃない」と、あくまで武藤の“良い”引退試合にさせるつもりはない。

武藤は、「内藤は確実にしゃべるのがうまくなったけど、あいつのロス・イン……とかは理解できない。技も多くなっている。研究しとかないとやばいな」と話していた。

内藤哲也対拳王 内藤(左)にペースを乱される拳王(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 おなじみのポーズで内藤(下)を挑発する拳王(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 内藤(左)の顔面に蹴りを入れる拳王(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 拳王(左)の顔に強烈な蹴りを入れる内藤(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 拳王(右)を攻める内藤(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 拳王(左)を攻める内藤(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 試合後、勝利した内藤(右)から拳を突き出され困惑する拳王(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 拳王(上)を攻める内藤(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 試合後、リングに上がった武藤(手前)から対戦を申し込まれ足を止める内藤(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 勝利した内藤(上)はリングから下り解説席の武藤(手前右)を見つめる(撮影・垰建太)
対戦が決まりリング中央でにらみ合う内藤(左)と武藤(撮影・垰建太)
内藤哲也対拳王 試合後、リングに上がった武藤(右)から対戦を申し込まれ返事をする内藤(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

【新日本】征矢学がかつての盟友SANADA破る 火花が出るような肉弾戦、最後は弾道で粉砕

SANADA対征矢学 SANADA(後方)に強烈なラリアットを見舞う征矢(撮影・垰建太)

<新日本プロレス:横浜大会>◇21日◇神奈川・横浜アリーナ

ノアの征矢学(38)が、かつてのタッグパートーナーSANADA(34)を粉砕した。新日本の人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」とノアの反骨集団「金剛」のシングル5番勝負の中堅戦で激突。13分57秒、弾道(ラリアット)でマットに沈めた。

試合は、序盤から火花が出るような肉弾戦に発展した。エルボーの打ち合いでは後れを取った征矢だったが、ぶっこ抜きブレーンバスターで逆襲。最後はラリアット合戦で上回り、得意の弾道で刈り取った。

SANADAとは全日本時代の10~11年にタッグチーム「es」として活動し、アジアタッグ王座を2度獲得。解散後も、同世代のライバルとして磨きあった。IWGP・USヘビー級王座を獲得するなどLIJのメンバーとして新日本で活躍するSANADAには、知名度では水をあけられた感は否めない。だが、1年ぶりの対抗戦のリングで、負けていないことを証明してみせた。

SANADA対征矢学 SANADA(左)に強烈なラリアットを見舞う征矢(撮影・垰建太)
SANADA対征矢学 SANADA(右)をたたきつける征矢(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

【新日本】2年連続の対抗戦は6勝4敗1無効 メインで内藤哲也が拳王を仕留める オカダ大乱闘

内藤哲也対拳王 内藤(左)にペースを乱される拳王(撮影・垰建太)

<新日本プロレス:横浜大会>◇21日◇神奈川・横浜アリーナ

2年連続開催となった新日本とプロレスリング・ノアの対抗戦は、2つの第0試合を含め、新日本の6勝4敗1無効試合に終わった。昨年は6勝4敗1分だった。

第4試合はIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカとGHCヘビー級王者清宮海斗の大乱闘が突発し、無効試合となった。メインとなった「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也と「金剛」の拳王の大将戦は、25分を超える激闘の末に内藤がデスティーノで仕留めた。

この日の全成績は以下の通り。

◆第0-1試合 藤田、大岩○-●小沢、矢野

◆第0-2試合 ロイベ、石井●-○稲葉、北宮

◆第1試合 杉浦、小島、矢野、棚橋○-●外道、ファンタズモ、KENTA、丸藤

◆第2試合 デスペラード○-●YO-HEY

◆第3試合 ワト、田口、タイガーマスク●-○アレハンドロ、宮脇、AMAKUSA

◆第4試合 真壁、オカダ-稲村、清宮(ノーコンテンスト)

◆第5試合 BUSHI●-○タダスケ

◆第6試合 高橋ヒロム○-●大原

◆第7試合 SANADA●-○征矢

◆第8試合 鷹木○-●中嶋

◆第9試合 内藤○-●拳王

鷹木信悟対中嶋勝彦 中嶋(左)に強烈なラリアートを見舞う鷹木(撮影・垰建太)
SANADA対征矢学 SANADA(後方)に強烈なラリアットを見舞う征矢(撮影・垰建太)
高橋ヒロム対大原はじめ 大原(左)に強烈なラリアットを見舞う高橋(撮影・垰建太)
BUSHI対タダスケ BUSHI(左)に強烈なラリアットを見舞うタダスケ(撮影・垰建太)
真壁刀義、オカダ・カズチカ組対稲村愛輝、清宮組 場外で清宮(右)に怒り狂うオカダ(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

武藤敬司が引退試合に内藤哲也を指名「熱い試合ができる」答えはもちろん「トランキーロ」快諾

対戦が決まりリング中央でにらみ合う内藤(左)と武藤(撮影・垰建太)

2月21日プロレスリング・ノア東京ドーム大会で現役引退する“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)の対戦相手が、新日本の内藤哲也(40)に内定した。

この日、ノアと新日本の対抗戦が行われた新日本横浜大会のメインイベント内藤-拳王戦の解説を務めた武藤は、試合後に突如としてリングイン。勝者の内藤が花道を引き揚げようとするところを、「内藤!」と引き止め「俺の引退試合の相手お前に決めた。熱い試合をやろうぜ」と呼びかけた。

内藤は「俺の答えはもちろん、トランキーロ。ただ、2月21日予定は空けておきますよ。今の内藤哲也を思う存分堪能してください」と快諾し、リング上でそれぞれのポーズを取った。

その後、解説席に戻った武藤は「いつ決めたか」という問いかけに対し、「前から希望があったけど、今、決めました。弟子ではないけど(内藤が)好意を持ってくれているのは知っていた。彼となら熱い試合ができると思います」と語った。

対戦が決まりリング中央でにらみ合う内藤(左)と武藤(撮影・垰建太)
対戦が決まりリング中央でにらみ合う内藤(左)と武藤(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

【新日本】武藤敬司がラスト新日で次々と得意技「封印」ムーンサルトは発射寸前に棚橋弘至が制止

武藤敬司(奥)はSANADAに足4の字固めを決める(撮影・滝沢徹郎)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

ノアの武藤敬司(60)が古巣の新日本マットでラストマッチを勝利で飾った。

同団体で最後の付け人だった棚橋弘至(46)、レッドシューズ海野レフェリーの息子で次代のスター海野翔太(25)と組み、ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也(40)、SANADA(34)、BUSHI(39)組との6人タッグ戦に臨み、棚橋の抑えつけたBUSHIにシャイニングウィザードをたたき込んで“アシスト”。大ダメージのBUSHIを捕獲した海野が9分20秒、デスライダー(ダブルアームDDT)でフォール勝ちを収めた。

入場曲HOLD OUTと「大武藤コール」が鳴り響く中、リングに入った武藤は志願して先発で登場。全日本プロレス社長時代の弟子でもあるSANADAとマッチアップした。SANADAに低空ドロップキック、ラウンディング・ボディープレスを浴びて先制されると、負けじと低空ドロップキックからシャイニングウィザードをさく裂させた。さらにドクターストップがかかっている月面水爆まで仕掛けようとしたところで棚橋に止められた。するとフラッシュニングエルボーを仕掛け、ファンを魅了した。

試合途中では、棚橋がBUSHIを四つ葉固め、海野が内藤をSTFで絞めたところで、武藤はドラゴンスクリューからの足4の字固めでSANADAを痛めつけるなど、次々と得意技を披露。棚橋がカウンターのスリングブレイドでダメージを与えたBUSHIに向け、武藤はこの日2度目のシャイニング弾をみせ、海野の勝利を“アシスト”した。

新日本プロレス時代には高田延彦戦やIWGPヘビー級王座戦、全日本時代ではノア三沢光晴とのタッグ戦など名勝負を繰り広げた東京ドームのスポットライトを浴びながら、武藤が棚橋とともに花道を歩いて会場を去った。

武藤敬司(左)はSANADAにシャイニングウィザードを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
勝利の瞬間プロレスLOVEポーズを決める武藤敬司(手前)(撮影・滝沢徹郎)
武藤敬司(中央)はBUSHIにシャイニングウィザードを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
試合に勝利し勝ち名乗りを受ける武藤敬司(中央)と棚橋弘至(右)、海野翔太(撮影・滝沢徹郎)
武藤敬司(左)は内藤哲也(右)に誘われポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)
試合後、内藤哲也(右)は武藤敬司を見つめる(撮影・滝沢徹郎)
リングインした武藤敬司(右)(撮影・滝沢徹郎)
武藤敬司(左から2人目)はコーナーに登りムーンサルトプレスを狙うも棚橋弘至(左)から止められる(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

【新日本】内藤哲也「記念試合では終わらせない」憧れ武藤敬司超えで東京ドームメイン返り咲きへ

内藤哲也(2021年9月5日撮影)

新日本プロレスの“制御不能のカリスマ”内藤哲也(40)が23年での逆転を誓った。

4日の東京ドーム(D)大会で自信が率いるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のSANADA、BUSHIと組み、新日本ラストマッチとなった武藤敬司、棚橋、海野組と対戦する。かつて憧れた武藤超えを果たし、来年の東京Dでメインイベントへの返り咲きを狙う。

◇   ◇   ◇   

あと1歩が届かなかった。内藤の22年を一言で表現するとなれば、この言葉が適当だろう。春のトーナメント戦ニュージャパンカップ準優勝、夏のリーグ戦G1クライマックスベスト4…。新日本の頂点IWGP世界ヘビー級王座に2度挑戦も、初戴冠には至らなかった。内藤は言う。「いいところまでいくのは誰にだってできる。そこから先がどう進めるかが重要」と。

目標は今年も変わらない。24年の東京D大会のメインイベントに戻ることだ。21年を最後に遠ざかっている大舞台。「目標をこれだけ口にしておきながら達成できないのは格好悪い。でも、それぐらい本気。また公言したいと思います」。新日本年間最大の興行で、勝利して花道を逆方向に歩いて帰る。その目標はいまだ果たしていない。そこへの興味は尽きない。

40歳になって、プロレス人生のタイムリミットについて考えるようになった。昨年5月には右目の手術を経験し、膝の状態も万全にはほど遠い。「意識はしてこなかったけど、今までが恵まれていたんだなと思う。プロレスラー内藤哲也が注目されている状態は、いつまでも続くわけではない」。自覚を強くした一年だった。

だが、それは決して負の感情ではなかった。1人になると「試合に負けたらどうしよう」などと考えるという、普段はネガティブを自称する内藤だが、「時間がないなら今を思いっきり楽しもうと思えた」。合言葉の「トランキーロ(焦るな)」のように、変化を前向きにとらえている。

4日には、自身がプロレスラーを目指すきっかけとなった武藤とタッグマッチで対戦する。だが「武藤敬司のラストマッチとして注目されることがすごく悔しい。普段、新日本にいない選手ですから。ただの記念試合では終わらせない」と、反骨心をむき出しにする。11年前の東京D大会で1度肌を合わせているが、その時は何もできずに終わってしまった。「今の内藤哲也をお見せする」と、不敵に宣言した。

昨年10月にアントニオ猪木さんが死去し、今年2月には武藤が引退する。プロレス界は象徴を欠くが、そのポジションに興味はないという。97年6月5日。日本武道館の2階スタンドの後ろから2列目。その席から新日本のリングを見ていた中3の内藤は、新日本のレスラーになろうと決めた。「あの時の内藤だったらどう見ているか、あの時の内藤だったら今の内藤に何を求めるのか」。内藤はいつも内藤少年の目を大切にしている。誰のためでもない。これからも自身が納得できる戦いを追求していく。【勝部晃多】

関連するニュースを読む

【新日本】藤波辰爾参戦 1・4東京ドーム大会カード発表 武藤敬司の「新日本ラストマッチ」も

健闘をたたえ合う藤波辰爾(左)と棚橋弘至(2022年12月1日撮影)

新日本プロレスは15日、来年1月4日開催の東京ドーム大会「レッスルキングダム17 闘魂よ、永遠に」の全対戦カード12試合(オープニングファイト含む)を発表した。同大会は今年10月に死去した団体創設者アントニオ猪木さんの追悼大会として行われる。

メモリアル試合には、猪木さんの愛弟子、藤波辰爾が参戦。また、来年2月での現役引退を表明しているプロレスリング・ノアの武藤敬司は「新日本ラストマッチ」を行うことが決まった。メインイベントでは、IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイトにG1連覇のオカダ・カズチカが挑戦する。

この日発表された全対戦カードは以下の通り。

◆第0-1試合 大岩陵平-ボルチン・オレッグ

◆第0-2試合 「KOPW 2023」進出権争奪ニュージャパンランボー 参戦選手数、ルールは後日発表

◆アントニオ猪木メモリアル6人タッグマッチ 永田裕志、小島聡、真壁刀義-タイガーマスク、鈴木みのる、藤波辰爾

◆第1試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 リオ・ラッシュ、YOH(挑戦者組)-フランシスコ・アキラ、TJP(王者組)

◆第2試合 IWGP女子選手権試合 中野たむ(挑戦者)-KAIRI(王者)

◆第3試合 IWGPタッグ選手権試合 YOSHI-HASHI、後藤洋央紀(挑戦者組)-キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド(王者組)

◆第4試合 「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」決勝戦 成田蓮-ザック・セイバーJr.

◆第5試合 NEVER無差別級選手権試合 タマ・トンガ(挑戦者)-カール・アンダーソン(王者)

◆第6試合 武藤敬司新日本プロレスラストマッチ 海野翔太、棚橋弘至、武藤敬司-BUSHI、SANADA、内藤哲也

◆第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合4WAYマッチ マスター・ワト-高橋ヒロム-エル・デスペラード-石森太二(王者)

◆第8試合 IWGP・USヘビー級選手権試合 ウィル・オスプレイ(王者)-ケニー・オメガ(挑戦者)

◆第9試合 IWGP世界ヘビー級選手権試合 オカダ・カズチカ(挑戦者)-ジェイ・ホワイト(王者)

WRESTLE KINGDOM 17 対戦カード

関連するニュースを読む

【新日本】後藤洋央紀「かっこいいおやじを見せた」息子の見る目が変わった仙台の地で雄たけび

ガッツポーズでWTL連覇を誓った後藤洋央紀(撮影・濱本神威)

荒武者が、再び仙台の地で雄たけびを上げる。新日本プロレスの後藤洋央紀(43)が、12月14日仙台サンプラザホールで行われる「WORLD TAG LEAGUE(WTL)2022」仙台大会PRのため、日刊スポーツ東北総局を訪れた。

昨年のWTLは、YOSHI-HASHI(40)とタッグを組み、同タッグとして3度目の出場で初優勝。今年もYOSHI-HASHIとタッグを結成。後藤は「2年連続で同じパートナーとタッグを組むのは初めて」と語り、「2人の絆を高められた1年。集大成を見せる大会」と意欲十分。正真正銘の連覇を狙う。

今夏、「G1クライマックス32仙台大会」のPRに訪れた際には「仙台はトラウマの地」と語っていた。しかし同大会で、それまで4連敗していた内藤哲也(40)に勝利し、仙台の印象は大きく変化。後藤は「ずっと負け続けていた相手に勝ち、トラウマを払拭(ふっしょく)できた。大好きな土地になりました」と笑顔で語った。

変わったのは仙台の印象だけではなかった。「G1クライマックス32」では棚橋弘至(46)にも勝利。テレビで試合を見ていた小3の息子に「お父さんは本当は強いんだ!」と呼びかけた。これをきっかけに息子の見る目が変わった気がするという。後藤は「『見る目が変わる』という喜びを知った。この勢いに乗ってもっとかっこいいおやじを見せたい」と意欲的。優勝決定戦は12月14日、仙台で行われる。縁起の良い、大好きな仙台で連覇を果たし、周りの見る目をさらに変えてみせる。【濱本神威】

ガッツポーズでWTL連覇を誓った後藤洋央紀(撮影・濱本神威)

シンニチイズム ミュージックフェス開催 松崎しげる、中村あゆみら熱唱 最後は炎のファイター

タイガーマスクの入場曲を熱唱する松崎しげる(撮影・滝沢徹郎)

新日本プロレスの50周年を記念した音楽イベント「シンニチイズム ミュージックフェス」(日刊スポーツ新聞社後援)が17日、東京・国立代々木競技場第1体育館で開催された。新日本を彩ってきた選手のテーマ曲40曲が、入場シーンや必殺技、名場面の映像とともにフルバンドで生演奏された。

歴代ワールドプロレスリングテーマ曲で開幕すると、タイガーマスク「おまえは虎になれ」を松崎しげるが熱唱。その後、中村あゆみ、マーティ・フリードマン、VOWWOW山本恭司、高中正義ら豪華ミュージシャンが出演し、臨場感たっぷりの演出で盛り上げた。

獣神サンダー・ライガー、棚橋弘至、内藤哲也、武藤敬司、蝶野正洋ら、レジェンド・現役プロレスラーも多数登場。トークショーに「ドラゴン・スープレックス」で登場した藤波辰爾は、「ワールドプロレスのテーマ曲が懐かしかったね。本当に興奮します。曲と一緒に思い浮かべてくれるのはうれしい」と感慨深そうに話した。

フィナーレとなった40曲目は、10月1日に心不全で死去した新日本の創設者アントニオ猪木さんの登場曲「炎のファイター」。最後は、猪木さんの掛け声VTRで、ミュージシャン、全選手、観衆が「1、2、3、ダー!」で締めくくった。

鈴木(手前)は中村あゆみの「風になれ」の生歌で入場する(撮影・滝沢徹郎)
鈴木修(右)の生演奏でリングに向かう武藤(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

新日本プロレスとスターダム合同興行全カードが決定、メインはIWGP女子初代王座決定T決勝戦

新日本プロレスと女子プロレスのスターダムは8日、都内で会見を開き、20日開催の合同興行「Historic X-over(ヒストリック・クロスオーバー)」(東京・有明アリーナ)の全対戦カード11試合(第0試合含む)を発表した。

メインはIWGP女子初代王座決定トーナメント決勝戦の岩谷麻優-KAIRI戦。セミファイナルは、3年間の英国遠征から帰国した海野翔太が、IWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイに挑戦する。来春での現役引退を表明している武藤敬司が代理人を務めるグレート・ムタも参戦。男女混合のミックスドマッチは3試合組まれた。

この日発表された全カードは以下の通り。

◆第0-1試合 オスカー・ロイベ、藤田晃生、大岩陵平、中島佑斗-ケビン・ナイト、ゲイブリエル・キッド、アレックス・コグリン、クラーク・コナーズ

◆第0-2試合 スターダム・ランボー(15選手参戦)

◆第1試合 リオ・ラッシュ、YOH、YOSHI-HASHI、石井智宏-ディック東郷、SHO、高橋裕二郎、EVIL

◆第2試合 レディ・C、AZM、上谷沙弥-テクラ、桜井まい、ひめか

◆第3試合 朱里、トム・ローラー、ジュリア、ザック・セイバーJr

◆第4試合 なつぽい、中野たむ、金丸義信、タイチ-渡辺桃、スターライト・キッド、DOUKI、エル・デスペラード

◆第5試合 林下詩美、棚橋弘至-舞華、後藤洋央紀

◆第6試合 BUSHI、高橋ヒロム、SANADA、鷹木信悟、内藤哲也-ギデオン・グレイ、フランシスコ・アキラ、TJP、カイル・フレッチャー、マーク・デイビス

◆第7試合 グレート・ムタ、矢野通、オカダ・カズチカ-アーロン・ヘナーレ、グレート・O・カーン、ジェフ・コブ

◆第8試合 IWGP・USヘビー級選手権試合 ウィル・オスプレイ(王者)-海野翔太(挑戦者)

◆第9試合 IWGP女子初代王座決定トーナメント決勝戦 岩谷麻優-KAIRI

関連するニュースを読む

【新日本】ワールドタッグリーグ出場チーム発表 現IWGPタッグ王者FTRなど海外の強豪参戦

インゴベルナブレスポーズを披露する内藤哲也(2020年撮影)

新日本プロレスは7日、22日に東京・後楽園ホールで開幕する「ワールドタッグリーグ(WTL)」の出場10チームを発表した。

年末恒例の最強タッグ決定戦。現IWGPタッグ王者FTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)を始め、TMDK(マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト)、オージー・オープン(マーク・デイビス、カイル・フレッチャー)など海外の強豪の参戦が決まった。

発表されたチームは以下の通り。

◆アレックス・コグリン、ゲイブリエル・キッド

◆マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト

◆鈴木みのる、ランス・アーチャー

◆バッドラック・ファレ、チェーズ・オーエンズ

◆後藤洋央紀、YOSHI-HASHI

◆EVIL、高橋裕二郎

◆棚橋弘至、矢野通

◆マーク・デイビス、カイル・フレッチャー

◆内藤哲也、SANADA

◆グレート・O・カーン、アーロン・ヘナーレ

同リーグはジュニアの「スーパージュニアタッグリーグ(SJTL)」と同時開催。優勝決定戦は、12月14日の宮城大会(仙台サンプラザホール)で行われる。

タオルを目深にかぶりリングへ向かう鈴木みのる(2021年3月6日撮影)

関連するニュースを読む

【新日本】オスプレイがUS王座3度目防衛「俺は世界最高のレスラーだ」内藤哲也の望み撃ち砕く

内藤(下)を攻めるオスプレイ(提供・新日本プロレス)

<新日本:大阪大会>◇5日◇エディオンアリーナ大阪

IWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(29)が、内藤哲也の挑戦を退け、同級王座3度目の防衛に成功した。

今年8月のG1クライマックス準決勝での勝利以来、シングル2度目の対戦。リベンジと、来年1月4日の東京ドームメインイベント出場に燃える内藤の望みを完全に撃ち砕いた。

極限状態の戦いだった。試合中盤、お互いに場外で致命的なダメージを受けて満足に動けない状態。辛うじてカウント19でリングへ復帰したものの、満身創痍(そうい)での勝負が続いた。

だが、エルボー合戦で意地と意地をぶつけあうと、限界を突破した。終盤はカウンター、必殺技、キックアウトの応酬。いつどちらに3カウントが入ってもおかしくない状態だったが、最後まで立っていたのはオスプレイだった。前後からのヒドゥンブレード(ランニングバックエルボー)を決めて内藤をノックアウトすると、最後は30分7秒、渾身(こんしん)のストームブレイカー(変形ネックブリーカー)を決めて、ついに30分超の死闘に終止符を打った。

試合後は、大粒の汗を流しながら、自身の手に戻ってきたベルトを満足そうに見つめた。マイクでは「俺の旅はまだ終わらない。誰の挑戦でも受ける。今、俺は世界最高のレスラーだ」と言い放った。オスプレイの言葉に、一段と説得力が増してきた。

関連するニュースを読む

【新日本】場内騒然!内藤哲也らユニットにティタン電撃加入へ「まさかの逆輸入」ネット上も驚き

8人タッグマッチに乱入しウィル・オスプレイ(手前)を攻める謎のマスクマン(撮影・滝沢徹郎)

<新日本プロレス:両国大会>◇10日◇東京・両国国技館◇観衆4059人

メキシコのプロレス団体「CMLL」のティタンが、内藤哲也らのユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」に電撃加入を発表し、場内を騒然とさせた。

第5試合LIJ-ユナイテッドエンパイアの8人タッグマッチ終了後に、突如として黒ずくめの謎のマスクマンがリングに乱入。内藤らが困惑の色を浮かべる中で「新たな挑戦とチャンスを求めてここに来た。LIJのメンバーになることだ!」とマイクパフォーマンスを行うと、男はティタンと判明した。そして、LIJのメンバーとともに拳を合わせ、電撃加入が決定的となった。

唐突なティタンの加入に会場はもちろん、ネット上も騒然。SNSには「まさかの逆輸入」「(同じマスクマンの)BUSHIと組む!?」などと驚きのコメントが並び、ツイッターでは「ティタン」がトレンドワードに浮上した。

8人タッグマッチ後、記念撮影する内藤哲也(後列中央)らロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバー(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

猪木さんが今の格闘技界に投げかけた「見たくない」「こびている」発言の真意と愛

17年10月、棺を前にダーッ!をするアントニオ猪木さん

<アントニオ猪木 闘魂伝承7>

猪木さんは17年に2度「INOKI 『ISM』」と題した格闘技の大会を開催した。その中で、格闘技界に新たな、真のスターが誕生することを熱望した。それが、晩年「プロレス、格闘技が見たくない」と口にするようになった。人生そのものだったプロレスの存在を、否定するかのような言葉の裏には、プロレス、レスラー…そして日本人を、愛するが故の思いがあった。

   ◇   ◇   ◇

猪木さんは、17年7月24日に「INOKI 『ISM』」第1回を東京・後楽園ホールで開催した。1972年(昭47)3月6日の新日本プロレス旗揚げ戦のメインで対戦し、卍(まんじ)固めやジャーマンスープレックスを伝授してくれた、カール・ゴッチさんの墓を東京・荒川区の回向院に建立する資金を捻出するためだった。「リングに上がりたくないけども、熱い声援を浴びるとうれしい」と口にした猪木さんは、リング上で観客にゴッチさん直伝のアキレス腱(けん)固めを実演してみせた。

同年10月21日に東京・両国国技館で開催した「INOKI ISM.2 猪木劇場~アントニオ猪木『生前葬』~」のリング上では、こう語った。

「昔は私が1人で日本中、どこでも札止めになったんですが。格闘技界に何とかスターが生まれて…ね」

18年8月に腰を手術するなど入退院を繰り返すようになった中、日本の格闘界をどう見ているか尋ねると、こう返ってきた。

「プロレス、格闘技が見たくないんで…関わりたくない面もある」

折しも、古巣の新日本プロレスでは、オカダ・カズチカや内藤哲也ら人気選手が躍動。格闘技界でも、RIZINの人気が沸騰。那須川天心とプロボクシング元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(米国)との対戦や、堀口恭司と朝倉海との戦いも話題を呼んでいた。

まず、猪木さんは現在の総合格闘技の原点は、自らが踏み込んだ異種格闘技路線だと断言した。

「ムハマド・アリ戦が、格闘技の戦いの枠を超えた異種格闘技という形になった。それまで、ボクシングが他流試合なんて絶対にあり得なかった。観念で、これは違うと分けていたものを、そうでないとしたことが新しいものを生んだ。何が強いんだというのが格闘技の原点。そこに総合とか、いろいろ名前が付いた」

その上で一言で断じた。

「私からすると、こびている」

真意を尋ねると、せきを切ったように語り出した。

「今の選手は、自分がやったぞ!と言うだけ。要するに(自分だけ)見せるということ。アナウンサーも『どうぞ、拍手を下さい、お願いします』なんて言うんだけど…嫌いでね。拍手なんか、みんなが勝手にするもんで、お願いするもんじゃない。昔は1万人も2万人も、手のひらに載っけてやると言っていた。いきがっていたのかも知れないけれど、見たくないなら見るな!というくらいの力関係があった」

では、自身が考えるプロレス、選手とは何なのか?

「私は戦後の人間です。戦後の日本は、どういう状況だったか? 国民が明日、生きる元気をプロレスが与えてくれた。(当時、主役となった)力道山も、米国に修業に行って、こんなにブームが起きるなんておそらく、考えていなかったと思いますが、戦後、1番大きな勇気づけになった」

「リングの上で勝った、負けたじゃなく、生き方全体の中で魂、スピリットが大事なんです。生を受けた以上…特に、人の目にさらされる仕事であればあるほど、メッセージ性は大事にしないといけない。行動であれ言葉であれ、化けの皮がはがれるようなメッセージではなく、真実を示す」

その上で、こう続けた。

「時代が、そういうふうになっちゃったのか…ファンの求めているものが違ってきたのかな」

猪木さんが見たいプロレスと選手…その先には、かつて日本人が持っていて失ってしまった、何かがあるのではないだろうか。【村上幸将】(おわり)

18年12月、プロレス観を語ったアントニオ猪木さん
17年7月、カール・ゴッチさんの墓の前に立つ、左から藤原、ジョー・マレンコ、アントニオ猪木さん

関連するニュースを読む

【新日本】50周年記念し音楽フェス開催 入場曲をフルバンドで生演奏 11・17代々木第1体育館

「シンニチイズム ミュージックフェス」のロゴ

新日本プロレスの50周年を記念した音楽イベント「シンニチイズム ミュージックフェス」(日刊スポーツ新聞社後援)が、11月17日に東京・国立代々木競技場第1体育館で開催されることが決まった。各選手の入場を彩るテーマ曲を、フルバンドで生演奏する。現役レスラーからレジェンドまで、プロレスファンにおなじみの約30曲を、入場シーンや必殺技、名場面とともに、臨場感たっぷりに展開。ゲストミュージシャンとして、VOWWOWの山本恭司、ギタリストのマーティ・フリードマンらが出演する。

さらに、選手によるスペシャルトークイベントも開催。獣神サンダー・ライガー、棚橋弘至、内藤哲也ら豪華メンバーが登場し、入場曲への思いや名場面の裏側などを語る。その他、会場内では特別パンフレットや50周年特別グッズを販売予定。チケットは30日より公式ホームページで先行受け付け(抽選)、10月1日より一般販売を開始する。

新日本プロレスの棚橋
VOWWOWの山本恭司

関連するニュースを読む

【新日本】内藤哲也、G1準決勝敗退で正月の東京Dメインから後退も「新しい戦い届けていく」

マイクパフォーマンスする内藤(撮影・勝部晃多)

<新日本:六本木大会>◇G1スペシャル◇20日◇東京・六本木ヒルズアリーナ

新日本プロレス史上初となった六本木ヒルズ大会のメインイベントで、「制御不能のカリスマ」内藤哲也(40)が、新たな戦いを宣言した。

所属ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の鷹木、SANADA、BUSHIを率い、鈴木軍のセイバーJr、タイチ、デスペラード、TAKAみちのく組と、8人タッグマッチで対戦した。LIJのトレイン攻撃でTAKAに集中砲火を浴びせると、最後は18分46秒、デスティーノを決めて自ら3カウントを奪った。

真夏の祭典G1クライマックス32は、18日にオカダの連覇で終幕した。13年連続13回目の出場で3度目の優勝を目指した内藤は、準決勝ウィル・オスプレイ戦で敗退。目標とする来年1月の東京ドーム大会メインイベント返り咲きから、大きく後退する形となっていた。

それでもこの日は、いつもと変わらない余裕あふれるファイトを展開。屋外での戦いに「非常に気持ちいいですね」と笑顔だった。試合後のマイクでは、「今日でしばらく試合は休みになってしまいますが、また9月から始まる新日本プロレス、LIJによる新しい戦いを届けていく。楽しみにお待ちください」と、ファンに約束した。無冠の内藤が、22年の残りシリーズで巻き返しをはかる。

関連するニュースを読む

【新日本】オスプレイ、内藤哲也との大技応酬制す「俺を止められるものは誰もいない」オカダと決勝

内藤を破って決勝進出を果たしコーナーでアピールするオスプレイ(撮影・小沢裕)

<新日本プロレス:日本武道館大会>◇17日◇東京・日本武道館

IWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(29)が、3度目の制覇を目指した内藤哲也(40)を下し、決勝進出を決めた。

メインイベントとなったファイナルトーナメント準決勝で、ファン待望のシングル戦が初めて実現。序盤は心理戦となったが、後半は大技の応酬に発展した。最後は、正面からヒドゥンブレード(ランニングバックエルボー)を決め、最後は20分23秒、ストームブレイカー(変型ネックブリーカー)で3カウントを奪った。激戦を演じた相手には「彼は素晴らしい。またやりたい」と賛辞を贈った。

2年ぶり3回目の出場で、自身初のG1制覇にあと1歩のところまできた。決勝は、過去6度対戦し大きく負け越しているオカダと対戦する。「対戦の度に苦汁をなめさせられたが、これは俺にとって必要な試合だ。俺を止められるものは誰もいない」と、早くも勝利を確信していた。

○…13年連続13回目の出場で3度目の制覇を目指した内藤の夢は、初対戦のオスプレイに砕かれた。雪崩式のフランケンシュタイナーや変形デスティーノで決死の勝負をかけたが、最後はストームブレイカーで3カウント。来年1月の東京ドーム大会のメイン返り咲きへ、ラストチャンスにかけたG1だったが、わずかに及ばなかった。

内藤(下)を破り決勝進出を果たしたオスプレイ(撮影・小沢裕)
「G1クライマックス32」ファイナルトーナメント準決勝、内藤対ウィル・オスプレイ、内藤(上)をかつぎ上げるウィル・オスプレイ(撮影・小沢裕)
内藤(手前)の後頭部目がけてエルボーを放つオスプレイ(撮影・小沢裕)
「G1クライマックス32」ファイナルトーナメント準決勝、内藤哲也対ウィル・オスプレイ、ウィル・オスプレイ(右)は内藤にキックを見舞う(撮影・小沢裕)
オスプレイ(右)は内藤にアクロバティックな体勢からキックを見舞う(撮影・小沢裕)
「G1クライマックス32」ファイナルトーナメント準決勝、内藤哲也対ウィル・オスプレイ、ウィル・オスプレイ(左)にキックを浴びせる内藤(撮影・小沢裕)
「G1クライマックス32」ファイナルトーナメント準決勝、内藤哲也対ウィル・オスプレイ、ウィル・オスプレイ(左)を攻める内藤(撮影・小沢裕)
「G1クライマックス32」ファイナルトーナメント準決勝、内藤哲也対ウィル・オスプレイ、ウィル・オスプレイ(左)を攻める内藤(撮影・小沢裕)
【イラスト】G1クライマックス決勝トーナメント勝ち上がり

関連するニュースを読む