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御嶽海が6敗目、2桁白星での大関とり足固めならず

朝乃山(左)は御嶽海を上手投げで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲秋場所>◇13日目◇25日◇東京・両国国技館

大関とりの足固めを目指す関脇御嶽海(27=出羽海)が、大関朝乃山に敗れて6敗目を喫し、今場所の2桁勝利を逃した。

立ち合いで右四つに組み止められると、すぐに左からの上手投げで転がされた。朝乃山には過去5勝2敗で直近2連勝中と合い口は良かったが、今回は完敗。勝ち越しも足踏みする結果となった。

関脇に復帰した先場所は11勝を挙げて、千秋楽まで優勝争いに加わった。2度の優勝経験を持ち、三役も常連の実力者。14日目は割が崩され、東洋大の2学年後輩で10勝3敗と好調の若隆景と対戦する。

朝乃山に敗れ表情を曇らせる御嶽海(撮影・河田真司)     

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朝乃山3連敗から10連勝「先考えず」V争い平常心

御嶽海(下)を上手投げで破る朝乃山(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>13日日◇25日◇東京・両国国技館

大関朝乃山(26=高砂)が3連敗から10連勝で優勝争いに踏みとどまった。

関脇御嶽海(27=出羽海)を得意の右四つから豪快な左上手投げで土俵にたたきつけた。「しっかり踏み込めて上手がとれたんであとは思い切り。思い切りやるのが相手に効くと思うんで」。完全に本来の姿を取り戻し、14日目は2敗の正代戦。「先のことは考えず、目の前の1番に集中するだけ。(優勝争いは)何も考えてません」と平常心を強調した。

白星を2ケタに乗せた朝乃山は花道を引き揚げる(撮影・小沢裕)

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元幕下の久之虎が序ノ口全勝V、網膜剥離から再起へ

秋良を破り、全勝で序ノ口優勝を決めた久之虎(撮影・河田真司)     

<大相撲秋場所>13日日◇25日◇東京・両国国技館

久之虎(ひさのとら、31=出羽海)が7戦全勝で序ノ口優勝を果たした。

幕下経験者の意地を見せた。もろ手突きで秋良をのけ反らせると、反応良く左に開いてはたき込んだ。

「負けたらどうしようと思ってやった」。最高位は東幕下16枚目。左目の網膜剥離により、先場所まで3場所連続で休場していた。「目が悪くてまだ頭から当たれないが、ここから頑張っていく」と再起を誓った。

◆西5枚目 本名・森伸之。和歌山県和歌山市出身。06年春場所初土俵。177センチ、184キロ。突き、押し。

秋良(左)を攻める久之虎(撮影・河田真司)     
序ノ口優勝を決めた久之虎(撮影・小沢裕)

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久之虎「負けたらどうしようと…」序ノ口7戦全勝V

全勝で序ノ口優勝を決めた久之虎(撮影・河田真司)     

<大相撲秋場所>◇13日目◇25日◇東京・両国国技館

西序ノ口5枚目久之虎(31=出羽海)が、7戦全勝で3度目の序ノ口優勝を果たした。

7番相撲は西序ノ口28枚目秋良(19=阿武松)をはたき込みで下した。もろ手突きでのけ反らせると、左に開いて相手をはわせた。

最高位は東幕下16枚目だが、左目の網膜剥離で3場所連続の休場を強いられた。幕下経験者の重圧もあり「負けたらどうしようと思ってやった」と苦笑い。相撲を取る稽古はまだ再開できず、四股やすり足などの基礎運動を積み重ねて今場所に備えてきた。序二段で迎える11月場所に向けて、再び稽古に励む。

秋良(左)を攻める久之虎(撮影・河田真司)     
久之虎(左)ははたき込みで秋良を破り序ノ口優勝を決める(撮影・小沢裕)

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八角理事長、混戦V争いは「どうなるか分からない」

大栄翔(左)の指が貴景勝の顔面に突き刺さるかのように見える(撮影・中島郁夫)

<大相撲秋場所>◇10日目◇22日◇東京・両国国技館

2敗で優勝争いのトップを並走し、勝ち越しを決めた平幕の3人を、協会トップの八角理事長(57=元横綱北勝海)は相撲内容と合わせ評価した。

今場所の勝ち越し第1号を決めた若隆景(25=荒汐)については「うまい相撲を取っていた」と勢いのある琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)を下した一番を評価。続いて登場した翔猿(28=追手風)についても「ノビノビと相撲を取っている」と竜電(29=高田川)を下手投げで転がした勝利を評した。

この2人について「自分の体勢にもっていっている」と、勝負をつけるまでの攻防を評価した上で、前半戦最後の一番で大関経験者の高安(30=田子ノ浦)を、はたき込みで破った阿武咲(24=阿武松)についても「阿武咲も自分の形で相撲を取っている」と、好調3人の共通点を指摘した。

ただ優勝争いは混戦を予想。6勝目(4敗)を挙げた関脇御嶽海(27=出羽海)についても「4敗でも、まだまだ諦めないことが大事。今場所は、どうなるか分からないからね」と最後まで目が離せないことを強調。その上で「優勝争いは(大関)貴景勝に引っ張っていってほしい」と、出場力士で最上位の大関に期待を寄せた。

高安(手前)をはたき込みで破る阿武咲(撮影・鈴木正人)

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低調御嶽海は「気持ちがどっかに」八角理事長嘆き

玉鷲に敗れ土俵から引き揚げる御嶽海(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

大関候補と期待されて久しい関脇御嶽海(27=出羽海)の低調ぶりを、協会トップの八角理事長(57=元横綱北勝海)が嘆いた。

過去、21勝2敗と圧倒していた平幕で同じ押し相撲の玉鷲(35=片男波)戦。土俵中央での先手争いで、押せないとみるや安易に引き、相手を呼び込みアッサリ土俵を割った一番に「気力がないね。『一生懸命押すんだ』と『何となく』というかね」という表現で両者を対比。「もっともっと相撲に気持ちをかけなきゃ。気持ちが、どっかに行ってしまっている感じがする」と、周囲も指摘する“気分屋さん”的な御嶽海の一面を察した。

「勝てば気分が乗るけど、負ければ乗らない。そういうのをなくさないと大関は難しい。調子が悪い時に、いかに力を発揮するかだから」と、期待すればこその苦言を呈した。

玉鷲(手前)に押し出しで破れる御嶽海(撮影・滝沢徹郎)

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隆の勝「前に押すしかない」朝乃山に続き御嶽海撃破

御嶽海(左)を攻める隆の勝(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇3日目◇15日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の隆の勝(25=千賀ノ浦)が、関脇御嶽海(27=出羽海)を押し出した。立ち合いから押し込まれたが、相手の引きに乗じて前に足を運び、白星につなげた。「落ち着いて取れたかなと思います。押して前に出ていけているので、力が伝わっているのかなと思います」と振り返った。

2日目の朝乃山戦に続き、上位撃破で2勝1敗。「上の人と当たると、前に押すしかない。それだけを考えていくだけなので、変なことを考えずにすむのでやりやすいですね」と、勝因を口にした。

御嶽海(後方)を押し出しで破った隆の勝(撮影・鈴木正人)

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正代&御嶽海の両関脇を理事長評価「見違えるね」

八角理事長(20年3月22日)

<大相撲秋場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館

先場所、ともに11勝を挙げ今場所は大関昇進への足固めにしたい両関脇が、ともに快勝して連勝発進。

協会トップの八角理事長(57=元横綱北勝海)も相撲内容を含め評価した。

東関脇の正代(28=時津風)は押し相撲の玉鷲(35=片男波)を右、左とのぞかせながら、相手の突き押しを完全に封じ、お株を奪うように押し出した。八角理事長が最初に発したのが「見違えるね」。自身も押し相撲で最高位に上り詰めただけに「押し相撲の力士は、正代のように出られるのが一番いやなんだ。押し相撲の玉鷲に(いい内容で)勝って自信がつくだろう」と弾みがつくことを見通した。ただ、胸を反らすような立ち合いについては「上位相手に、反っているようでは優位にいかない。もっとアゴを引いてほしいな」と注文も忘れなかった。

一方、先場所優勝の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)を、いなして背後について送り出した西関脇御嶽海(27=出羽海)についても「押し勝って相手に力が伝わっているから、いなしが効く。押し勝つ相撲が大事」と「大関候補」と期待されて久しい優勝2回の実力者を評価。敗れた照ノ富士については「膝の不安が大きい気がする」と分析していた。

玉鷲(左)を押し出しで破る正代(撮影・小沢裕)
照ノ富士(右)を攻める御嶽海(撮影・河田真司)

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貴景勝ら連勝 朝乃山、照ノ富士2連敗 秋場所

隆の勝(左)に寄り切りで敗れる朝乃山(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館

大関朝乃山(26=高砂)が初日から2連敗を喫した。西前頭筆頭の隆の勝(25=千賀ノ浦)にもろ差しを許し、寄り切られた。隆の勝は大関戦初勝利。

大関貴景勝(24=千賀ノ浦)は小結隠岐の海(35=八角)を押し出して連勝。関脇御嶽海(27=出羽海)は東前頭筆頭の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)を送り出して、2勝目を挙げた。先場所優勝の照ノ富士は連敗。

新入幕の東前頭14枚目翔猿(28=追手風)は西前頭15枚目松鳳山(36=二所ノ関)をはたき込みで下し、2連勝とした。

隆の勝に寄り切りで敗れ悔しそうな表情を見せる朝乃山(撮影・鈴木正人)

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貴景勝2連勝、朝乃山は2連敗/2日目写真特集

<大相撲秋場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館

大関朝乃山(26=高砂)が初日から2連敗を喫した。西前頭筆頭の隆の勝(25=千賀ノ浦)にもろ差しを許し、寄り切られた。隆の勝は大関戦初勝利。

大関貴景勝(24=千賀ノ浦)は小結隠岐の海(35=八角)を押し出して連勝。関脇御嶽海(27=出羽海)は東前頭筆頭の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)を送り出して、2勝目を挙げた。先場所優勝の照ノ富士は連敗。 新入幕の東前頭14枚目翔猿(28=追手風)は西前頭15枚目松鳳山(36=二所ノ関)をはたき込みで下し、2連勝とした。

2日目の取組模様を写真で振り返ります。


志摩ノ海寄り倒し豊昇龍

豊昇龍(左)寄り倒しで破る志摩ノ海(撮影・鈴木正人)

豊昇龍(左)寄り倒しで破る志摩ノ海(撮影・鈴木正人)

豊昇龍(手前左)は志摩ノ海に寄り倒しで敗れる(撮影・小沢裕)

物言いが付き、協議結果を待つ豊昇龍(後方右)(撮影・河田真司)

懸賞金を手に土俵を引き揚げる志摩ノ海(撮影・鈴木正人)


翔猿はたき込み松鳳山

松鳳山(左)をはたき込みで破る翔猿(撮影・鈴木正人)

翔猿(左)ははたき込みで松鳳山を破る(撮影・小沢裕)


高安寄り切り竜電

高安(右)は寄り切りで竜電を破る(撮影・小沢裕)


栃ノ心寄り切り照強

照強(右)は栃ノ心を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)


妙義龍押し倒し遠藤

立ち合いで遠藤(右)を突き押しで攻める妙義龍(撮影・小沢裕)


正代押し出し玉鷲

玉鷲(右)を押し出しで破る正代(撮影・河田真司)


大栄翔突き落とし北勝富士

北勝富士(左)と激しく攻め合う大栄翔(撮影・鈴木正人)


照ノ富士送り出し御嶽海

照ノ富士(右)を送り出しで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)

御嶽海(右)は送り出しで照ノ富士を破る(撮影・小沢裕)

照ノ富士(右)を攻める御嶽海(撮影・河田真司)

照ノ富士(左)を送り出しで破った御嶽海(撮影・鈴木正人)


朝乃山寄り切り隆の勝

隆の勝(左)に寄り切りで敗れる朝乃山(撮影・鈴木正人)

隆の勝(左)に寄り切りで敗れる朝乃山(撮影・鈴木正人)

隆の勝に寄り切りで敗れ悔しそうな表情を見せる朝乃山(撮影・鈴木正人)

朝乃山を寄り切りで破り、懸賞金の束を手にする隆の勝(撮影・河田真司)


隠岐の海押し出し貴景勝

隠岐の海(右)の攻めを耐える貴景勝(撮影・鈴木正人)

隠岐の海(右)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

貴景勝(手前左)は押し出しで隠岐の海を破る。右奥は初日から2連敗を喫した朝乃山(撮影・小沢裕)

結びの一番で高須クリニックの懸賞旗が回り、手を振り応える高須克弥院長(右)。左は西原理恵子氏(撮影・河田真司)

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御嶽海が白星発進「ひそかに」正代らとの大関争い

御嶽海(右)は押し出しで北勝富士を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇13日◇東京・両国国技館

関脇御嶽海(27=出羽海)が、大関への出世争いを頭の片隅に置いて? 白星発進した。同学年の前頭北勝富士を立ち合いから圧倒。相手のおっつけにも体勢を崩さず、右をのぞかせて一気に押し出した。

先場所11勝で今場所も優勝候補の一角となる実力者は、快勝にも「良かったと思う。しっかり前に出られた。初日なのでここからいくしかない」と、表情を変えず淡々としていた。

正代と大栄翔、自身を含めて3人の関脇による出世争いにも注目が集まっている。「次期大関」の筆頭は、大関争いについて「ひそかに思っていけばいい」と、平常心を示した。

北勝富士を破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる御嶽海(撮影・河田真司)   

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朝乃山は隆の勝、貴景勝は隠岐の海と 2日目取組

貴景勝(2019年3月9日)

日本相撲協会審判部は11日、東京・両国国技館内で審判部による大相撲秋場所(13日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。

白鵬(35=宮城野)鶴竜(35=陸奥)の両横綱は休場するため、今場所は横綱不在の場所になる。出場する力士の中で番付上、序列最高位となる大関2場所目の朝乃山(高砂)は2日目、平幕の隆の勝の挑戦を受ける。

もう1人の大関貴景勝(千賀ノ浦)は結びの一番で、小結隠岐の海(八角)と対戦。先場所、幕尻優勝を果たした大関経験者の照ノ富士(伊勢ケ浜)は、関脇御嶽海(出羽海)に挑む。2日目の幕内取組は以下の通り(左が西)。

逸ノ城 -旭大星 

豊昇龍 -志摩ノ海

松鳳山 -翔  猿

魁  聖-琴勝峰 

琴奨菊 -明  生

千代大龍-佐田の海

阿武咲 -琴恵光 

炎  鵬-徳勝龍 

碧  山-若隆景 

竜  電-高  安

宝富士 -輝   

霧馬山 -豊  山

照  強-栃ノ心 

遠  藤-妙義龍 

玉  鷲-正  代

北勝富士-大栄翔 

御嶽海 -照ノ富士

隆の勝 -朝乃山 

貴景勝 -隠岐の海

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御嶽海、出稽古できず秋場所は「先場所より不安」

御嶽海(20年3月撮影)

大相撲の関脇御嶽海(27=出羽海)が4日、出稽古が解禁されないまま迎える秋場所(13日初日、東京・両国国技館)に向けて不安を吐露した。

都内の部屋での稽古後、電話取材に応じ「不安は先場所よりある。貯金じゃないけど、ずっと前はやってきた。今場所はもう結構出稽古ができない。単純に相撲が取れない」と心境を明かした。

実践的な稽古ができない中で基礎運動に重きを置く。「普段だったら巡業でちょっとしかできなかったりする。でも部屋にいればみっちりできるんでね」。7月場所前の外出自粛期間中に続き、縄跳びでのトレーニングを継続中。172キロの巨体で1分間飛び続け、それを3セット行う。「でも体はなんか重たい。今日から相撲とっているので、ちょっとずつキレが出てくると思う」。この日から相撲を取る稽古を再開させ、幕下以下の力士を相手に計10番取った。春日野部屋で出稽古する通常の調整ではないが「こっち(出羽海部屋)でやると勝つのが当たり前。ずっと残ってなきゃいけないってところでは、意外と体力ついているのかな」と効果を語った。

稽古相手の若い衆を育成するのも「大事だと思う」と、部屋頭として引っ張り上げる覚悟を示した。一方で外出自粛期間中に部屋の屋上で育てた野菜は、猛暑で蒸発して失敗。「途中で諦めた。途中までトマトとかは良かったけど…。作物と弟子は一緒くらい難しい」と、悩ましい様子だった。

11月場所の大関とりに向けて、秋場所は2桁白星が絶対条件になる。「先々場所(春場所)平幕だったけど、2場所連続っていうのはなかなかなかった。いい自信になった。(2場所)連続2桁はもう絶対取りたい」。“次期大関”の最右翼として、今度こそチャンスをつかみ取りたい。【佐藤礼征】

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大栄翔加わり「3関脇」17年九州場所以来/新番付

大栄翔(2020年7月28日撮影)

日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

横綱は4場所連続で、東に白鵬(35=宮城野)、西に鶴竜(35=陸奥)が就いた。7月場所では、白鵬が13日目から、鶴竜は2日目から休場。ともに復帰をかける土俵で、白鵬は2場所ぶり45回目、鶴竜は昨年の名古屋場所以来6場所ぶりの優勝を目指す。

大関は東西が入れ替わり、東が朝乃山(26=高砂)、西が貴景勝(24=千賀ノ浦)。新大関として臨んだ7月場所で優勝次点の12勝3敗だった朝乃山は、7場所ぶり2度目となる大関初Vを目指す。7月場所で、かど番を脱出し12日目から休場した貴景勝も、婚約発表を機に10場所ぶり2度目となる大関初優勝を狙いたいところだ。

関脇は先場所、ともに11勝4敗の好成績を残した正代(28=時津風)と御嶽海(27=出羽海)が、東西で変わらない。正代は3場所連続の関脇在位(三役も)で、御嶽海は2場所連続の関脇在位(三役も)。

今場所はさらに、東の序列2番目の関脇に、大栄翔(26=追手風)が就いた。先場所は東小結で11勝4敗の好成績を収めた大栄翔は、今年初場所の朝乃山以来の新関脇。追手風部屋からの新関脇は、2000年九州場所の追手海以来20年ぶり。埼玉県出身でも久々の新関脇誕生で、63年名古屋場所の若秩父以来、57年ぶり戦後2人目となった。

なお3関脇は、17年九州場所(御嶽海、嘉風、照ノ富士)以来のこと。大関経験者不在の3関脇となると、11年秋場所(琴奨菊、稀勢の里、鶴竜)以来となる。

小結は先場所、西小結で9勝6敗の隠岐の海(35=八角)が東に、西は先場所、東前頭筆頭で8勝7敗の遠藤(29=追手風)が2場所ぶりの小結復帰を果たした。

秋場所は通常通りの日程でいけば、9月11日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。13日の初日を迎える。

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降下の勢は東十両筆頭、千代丸は西十両3/新番付

勢(2020年7月23日撮影)

日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

【降下】

<幕内から十両>

勢(33=伊勢ノ海)西前頭9枚目→東十両筆頭

錦木(30=伊勢ノ海)東前頭16枚目→西十両筆頭

琴勇輝(29=佐渡ケ嶽)西前頭17枚目→東十両2枚目

琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)西前頭13枚目→西十両2枚目

千代丸(29=九重)西前頭15枚目→西十両3枚目

<十両から幕下>

貴源治(23=千賀ノ浦)東十両13枚目→東幕下筆頭

千代の海(27=九重)東十両14枚目→東幕下2枚目

朝弁慶(31=高砂)西十両10枚目→東幕下4枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

<幕下>

旭蒼天→玉正鳳(たましょうほう=片男波)

北勝陽→北勝輝(ほくとうき=八角)

福山→海乃島(かいのしま=藤島)

松山→出羽大海(でわたいかい=出羽海)

<三段目>

深澤→城雄力(じょうゆうりき=山響)

藪ケ崎→白旺灘(はくおうなだ=山響)

<序二段>

千田→禎ノ花(つぐのはな=阿武松)

鎌田→備巌山(びがんざん=山響)

北島→志摩錦(しまにしき=朝日山)

木山→旭天稜(きょくてんりょう=友綱)

大國里→大国岳(おおくにだけ=追手風)

福田→勝桂馬(しょうけいま=木瀬)

吉澤→大国山(おおくにやま=朝日山)

<序ノ口>

山本→錦丸(にしきまる=朝日山)

坂下→八百ツ富士(やおつふじ=伊勢ケ浜)

江面→良ノ富士(かずのふじ=伊勢ケ浜)

川口→千代烈士(ちよれっし=九重)

財部→千代天照(ちよてんしょう=九重)

中郷→千代泉志(ちよせんし=九重)

古澤→千代大和(ちよやまと=九重)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

深澤颯斗→城雄力颯人(じょうゆうりき・はやと=山響)

鎌田航海→備巌山雄一(びがんざんゆういち=山響)

旭蒼天万来→玉正鳳萬平(たましょうほう・まんぺい=片男波)

大國旭亮→大国岳翔太郎(おおくにだけ・しょうたろう=追手風)

松山大海→出羽大海友和(でわたいかい・ともかず=出羽海)

福田匠馬→勝桂馬大也(しょうけいま・ひろや=木瀬)

【出身地変更】

欧鈴木千晴(東京都葛飾区→千葉県鎌ケ谷市=鳴戸)

【引退年寄襲名】

蒼国来→荒汐

豊ノ島→井筒

栃煌山→清見潟

【引退】

希善龍、寺尾、青狼、徳真鵬、豪頂山、荒虎、白虎、旭勇幸、倉橋、駒木龍、勝武士(死去)、阿光、萬國、琴陸山、栄富士、照道、貴正樹、龍雅、峰雲、旭勝力、若青雲、山川

千代丸(2020年7月30日撮影)

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おかみさんがモラハラ?式秀部屋の力士9人集団脱走

式秀部屋の看板(2017年1月撮影)

大相撲の式秀部屋の力士9人が4日、茨城県龍ケ崎市の部屋から集団脱走した。おかみさんの指導に力士たちが不満を募らせ、東京都内に助けを求めて移動した。力士たちは日本相撲協会の通報窓口に連絡。協会側は今日5日にも事情を聴き、問題の解決を探っていく。

   ◇   ◇   ◇

7月場所が終わった直後、角界にまたも問題が発生した。4日夕方、式秀部屋に所属する力士19人中9人が、集団で部屋を飛び出した。力士たちは千葉県内のカラオケボックスに逃げ込み、日本相撲協会の通報窓口に連絡。その後、東京都内に移動した。

脱走の理由は、部屋のおかみさんによるモラルハラスメントにあるとみられる。師匠の式秀親方(元幕内北桜)が、今年に入って体調を崩し、本場所を休場中。稽古を満足に見られず、生活指導を十分にできなくなったことがきっかけだった。おかみさんが師匠代わりに力士への指導を続けたが、力士が我慢の限界を超え、脱走にいたってしまった。

関係者によると、部屋のグループラインにおかみさんの長文指示が相次ぎ、返信が遅いと「厳重注意」。大部屋のコンセント使用は、許可制となった。力士が実家から仕送りを受けたり、通信販売で買い物をして荷物が届いた時は、荷物を開けて写真を撮り、グループラインに投稿することが義務付けられた。力士からは「プライバシーの侵害だ」との声が上がった。大部屋の個人ロッカーが抜き打ちでチェックされることもあった。おかみさんに反抗的な態度を見せると「クビにするぞ」「協会に言うぞ」などと脅かされた者もいたという。7月場所が2日に終わると、おかみさんは力士に反省文の提出を要求していた。

おかみさんにしてみれば、熱心に指導していたつもりだが、力士には受け入れられず、集団脱走騒動に発展。力士らは師匠を慕って稽古に励んでいたが、その頼りの親方は体調不良もあって目が届かず、おかみさんをコントロールしきれなくなっていたという指摘もある。

日本相撲協会のコンプライアンス委員会は5日にも力士らから事情を聴き、仲裁に乗り出す意向だ。

◆式秀(しきひで)部屋 元小結大潮が時津風部屋から1992年(平4)4月に独立し、同年5月に部屋開きを行った。茨城県では初めての相撲部屋。2012年3月、モンゴル出身の千昇が初の関取となった。13年1月4日付で、北の湖部屋の部屋付き親方だった元幕内北桜が継承し、所属一門は時津風から出羽海に移った。アイドルの愛称を取り入れた桃智桜(ももちざくら)や体格基準ぎりぎりで新弟子検査に合格した育盛(そだちざかり)など力士の個性的なしこ名がしばしば話題に。住所は茨城県龍ケ崎市佐貫。

式秀部屋の稽古場(2017年1月撮影)

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殊勲賞は3人、照ノ富士は技能とダブル受賞 三賞

幕尻優勝を果たし、八角理事長(右)から賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・河田真司) 

<大相撲7月場所>◇千秋楽◇2日◇東京・両国国技館

日本相撲協会は両国国技館内で、7月場所の三賞選考委員会を開き、千秋楽本割前に、さまざまな条件での候補力士を決定。全取組終了後、三賞力士が確定した。

殊勲賞は3人が受賞した。復活優勝を果たした、幕尻の再入幕で東前頭17枚の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)は2度目の受賞。また照ノ富士は、初の技能賞と合わせダブル受賞となった。殊勲賞は他に、関脇御嶽海(27=出羽海)が6回目の受賞。横綱白鵬(35=宮城野)と大関朝乃山(26=高砂)を下し優勝争いを盛り上げたことが評価された。また、小結大栄翔(26=追手風)も受賞。11日目に全勝だった白鵬を破った相撲が評価され、千秋楽で勝てばという条件もクリアし、2度目の殊勲賞となった。

敢闘賞は、優勝した照ノ富士に14日目に勝ち、千秋楽まで優勝の可能性を残した関脇正代(28=時津風)が、5回目の受賞を果たした。

手にした懸賞を額に当てる照ノ富士(撮影・小沢裕)

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御嶽海Vならず「悔しい」照ノ富士の強烈圧力に屈す

照ノ富士(左)に寄り切りで敗れる御嶽海(撮影・鈴木正人)

<大相撲7月場所>◇千秋楽◇2日◇東京・両国国技館

関脇御嶽海(27=出羽海)が自力で優勝の可能性をつなげられずに悔しがった。

照ノ富士(伊勢ヶ浜)に両上手を許し、強烈な圧力になすすべなく寄り切られた。「しっかり自分の相撲を取りきれなかった。悔しい」と言った。

部屋に関取は1人だけ。新型コロナウイルス感染防止のため、出稽古も禁止された中、難しい調整で迎えた場所だった。その中での11勝は「目標の2桁は達成できた」。横綱白鵬を破るなど優勝争いを盛り上げ、殊勲賞を獲得した。

再び大関とりへの起点となる。「来場所はその上を目指して頑張りたい」と早くも先を見据えた。

照ノ富士(右)は御嶽海を寄り切りで破り優勝を決める(撮影・小沢裕)

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照ノ富士、正代、御嶽海 優勝なら三賞ダブル受賞

<大相撲7月場所>◇千秋楽◇2日◇東京・両国国技館

日本相撲協会は両国国技館内で、7月場所の三賞選考委員会を開き、候補力士を決めた。

14日目終了時点で、優勝の可能性がある対象力士(三役以下)が3人いることから、この3人は優勝した場合、殊勲賞を受賞した上で、もう1つの賞を与えダブル受賞となる。優勝を逃した場合は、他の1つを受賞(御嶽海は確定した殊勲賞)することになる。

まず、2敗で単独トップを走る幕尻の再入幕で東前頭17枚の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)は技能賞が確定。1差で追う東関脇の正代(28=時津風)は、敢闘賞の受賞となる。横綱白鵬(35=宮城野)と大関朝乃山(26=高砂)を下した西関脇の御嶽海(27=出羽海)は殊勲賞が確定。優勝した場合はさらに敢闘賞が加わる。また、小結大栄翔(26=追手風)は、11日目に白鵬を破った相撲が評価され、千秋楽で平幕の妙義龍(33=境川)に勝ち11勝を挙げた場合、殊勲賞受賞となる。

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御嶽海が白鵬撃破「捨て身でした」逆転突き落とし

土俵際、白鵬を突き落としで破った御嶽海(撮影・中島郁夫)

<大相撲7月場所>◇12日日◇30日◇東京・両国国技館

関脇御嶽海(27=出羽海)が、横綱白鵬(宮城野)を突き落とす殊勲の星をあげた。

立ち合い、右から張られて右上手を奪われ、一気に追い詰められた。「完璧に負けたと思っていた」という土俵際、右からの突き落としで逆転勝ちした。「捨て身でした。張られて体も流れていたし、上手もとられてダメだと思っていた。ただ、勝ちたい気持ちが強かった」と振り返った。

10日目には大関朝乃山にも土をつけている。優勝争いを盛り上げ、自身は「残り3日ある。目標の2桁、勝ちたいと思います」。返り咲いた関脇での2桁勝利に意欲を燃やした。

懸賞を手に引き揚げる御嶽海(撮影・小沢裕)

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