上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

栃ノ心31歳、綱取りは?に「その質問はシカト」

愛知・豊田市巡業で31歳の誕生日を迎えた大関栃ノ心(撮影・加藤裕一)

大関栃ノ心(春日野)が13日、愛知・豊田市巡業(スカイホール豊田)で31歳の誕生日を迎えた。

初場所で初優勝、夏場所で大関昇進を決め、名古屋場所を途中休場し、秋場所をいきなりかど番で迎えて9勝6敗と切り抜けた。波瀾(はらん)万丈だった30歳を振り返り「幸せなことも、厳しいこともあった。全部勉強になった」と話した。一方で、新たな1年の目標を「また優勝したいね」と語りつつも、綱取りへの意識を問われると「その質問はシカトします」と苦笑い。むだな重圧を避け、あくまで自然体を保つ姿勢は崩さなかった。

この日は魁聖、朝乃山、輝と相撲を14番とって全勝。右四つに持ち込み、得意の型に磨きをかけようとする姿勢が目立った。2度目の賜杯へ、九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)の優勝争いへ。心身ともに充実してきた。

関連するニュースを読む

北勝富士「いい汗かける」グループ形式稽古に手応え

グループ形式の申し合い稽古に参加する遠藤ら(撮影・佐々木隆史)

大相撲秋巡業が8日、神奈川・南足柄市で行われ、今巡業から導入された4人一組などで行われるグループ形式の申し合い稽古について、平幕の北勝富士(26=八角)が前向きな姿勢を見せた。

北勝富士はこの日、平幕の朝乃山、正代、竜電とグループを組んで申し合い稽古に励んだ。グループ形式の申し合い稽古は、力士会からの要望により実現。北勝富士は「申し合い稽古に比べて数多く稽古ができる。今までは1番ぐらいしか取れない時もあったけど、今は10番ぐらいは取れる。いい汗かける」と手応えを口にした。

九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)では、初場所以来となる幕内上位が濃厚。「新三役に上がりたいという思いはかなり強い」と決意。今巡業できっちりと体調を仕上げる。

関連するニュースを読む

92年10月 宮沢りえと婚約発表/貴乃花光司年表

91年5月、初日に千代の富士を破る

元横綱の貴乃花親方(46)が日本相撲協会に退職の届け出を提出したことで、花田家が大相撲界から完全決別することになる。1946年(昭21)、伯父で元横綱初代若乃花の花田勝治氏(享年82)が、二所ノ関部屋に入門してから72年。父で元大関貴ノ花の故満氏(享年55)、兄で元横綱3代目若乃花の虎上(47)と重ねた幕内優勝回数は、39回に及ぶ。

<貴乃花光司年表>

◆1972年(昭47) 杉並区阿佐谷生まれ。

◆83年 小学5年でわんぱく相撲の全国大会優勝。

◆85年 明大中野中に進学。

◆88年2月 兄勝とともに父の藤島部屋に入門。

◆88年3月 貴花田のしこ名で春場所で初土俵。

◆89年3月 春場所で序の口東11枚目で5勝2敗

◆89年5月 幕下東48枚目で7戦全勝で優勝。16歳9カ月での幕下優勝は史上最年少。

◆90年3月 春場所は西十両3枚目で臨み9勝6敗。場所後に17歳8カ月での新入幕昇進を果たした。

◆91年3月 春場所東前頭13枚目で初日から27年ぶりの11連勝。敢闘賞、技能賞のダブル受賞を果たす。

◆91年5月 夏場所では西前頭筆頭まで番付を上げ、初日に横綱千代の富士と対戦し、18歳9カ月での史上最年少金星を獲得。

◆92年1月 初場所は東前頭2枚目。14勝1敗の好成績で初優勝。

◆92年10月 秋場所後に女優宮沢りえとの婚約発表。世紀のカップル誕生は社会現象となった。

◆93年1月 東関脇で迎えた初場所は11勝4敗。20歳5カ月で大関昇進を果たし、その直後にしこ名を貴花田から父親と同じ貴ノ花に改名。また、宮沢りえとの破局が明らかになった。

◆94年9月 西大関として初の全勝優勝。場所後に貴ノ花から貴乃花に改名した。

◆94年11月 九州場所で2度目の全勝優勝。秋場所初日から30連勝で、第65代横綱に昇進。11月23日の昇進伝達式では「不撓(ふとう)不屈」(大関昇進時も使用)「不惜身命」の4文字熟語で横綱昇進への決意を示した。

◆95年5月 元フジテレビアナウンサーの河野景子と結婚。同年9月に長男優一氏が誕生。

◆01年5月 初日から13連勝も14日目の大関武双山戦で右膝半月板損傷の大けが。千秋楽に完敗し、決定戦で武蔵丸を上手投げで破り優勝、表彰式で当時の小泉首相から「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」の名文句が飛び出した。

◆03年1月 最後の場所となった初場所、4勝4敗1休で、30歳5カ月で相撲人生にピリオドを打った。

◆04年6月 正式に二子山部屋を継承。名前は貴乃花部屋に変更した。

◆05年5月 父の二子山親方(元大関貴ノ花)が口腔底がんのため死去。

◆10年1月 初場所後の理事選に立候補することを表明。二所ノ関一門を離脱してまで単独で立候補する貴乃花親方の行動は一門の枠を超えて親方衆に影響を与え、落選必至と言われた中で当選を果たし「貴の乱」と言われた。

◆10年5月 貴乃花グループと呼ばれていた派閥は「貴乃花一門」に。

◆16年1月 初場所後の理事選で4選を果たし、理事長選に出馬も6対2で現在の八角理事長に完敗。

◆18年6月 貴乃花一門は、貴乃花親方が離脱したため消滅。

◆18年9月 25日に相撲界からの引退を発表。

88年2月、角界入りのあいさつをする、左から藤島親方、花田勝、花田光司、花田憲子さん
花田家の家系図

関連するニュースを読む

貴乃花親方、告発内容事実無根と認められないと主張

報道陣を前に引退会見をする貴乃花親方(撮影・山崎安昭)

大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が25日夕方、日本相撲協会に引退届を提出後、都内で引退記者会見を開いた。

貴乃花親方は引退の理由として、元横綱日馬富士による弟子の貴ノ岩への暴行事件に関連して、日本相撲協会の対応を問題視し、内閣府公益認定等委員会に提出していた告発状を3月に取り下げたが、その内容を事実無根だと認めるよう、協会に重圧をかけられたからと説明した。

その上で、協会からの重圧について「正式な書面はないが、名前は控えさせていただきたいが、ある方から秋場所の後半戦に入り話が聞かされた」と明かした。告発状を事実無根と認めろと言うこと? と聞かれると「はい」と答えた。「告発状を取り下げたが、事実無根と認めることだけは出来なかった」とも語った。

2003年1月の大相撲初場所9日目の20日に引退した際、「すがすがしい気持ちです」と語ったが、この日の気持ちを聞かれると「苦渋の決断」と答えた。その上で「何より弟子たちの将来を見据えて断腸の思いです。弟子達がかわいいですので、柔らかな気持ちで見守って上げたいという思いはとても強くあります」と語った。「無念といいますか、悲しい思い…弟子たちが土俵で活躍することが第一」とも語り、表情をゆがめた。【村上幸将】

日本相撲協会に退職届を提出した貴乃花親方は経緯を説明した文書を胸に仕舞い表情を引き締める(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

懸賞最多更新の2160本 17年の夏場所上回る

懸賞金獲得5傑(千秋楽)

日本相撲協会は秋場所千秋楽の23日、今場所の懸賞総数が2160本となり、17年夏場所の2153本を上回り1場所最多を更新したと発表した。千秋楽の本数は1日分で最多に並ぶ175本だった。場所前には2273本の申し込みがあったが、休場者数が少なく取りやめがほとんどなかったという。

客足は15日間全てで入場券完売を意味する「満員札止め」を記録した。東京開催場所では16年秋場所から7場所連続。今年は1月の初場所から5場所連続の全日程札止めとなった。

関連するニュースを読む

千代丸が6度目の休場、水戸龍は春場所以来2度目

千代丸

大相撲の西前頭14枚目の千代丸(27=九重)が秋場所千秋楽の23日、日本相撲協会に「左第2中足骨骨折で約1カ月半の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。14日目の栃煌山戦で負傷し、6勝8敗となっていた。休場は2016年初場所以来6度目で千秋楽の対戦相手だった安美錦は不戦勝。

西十両10枚目の水戸龍(24=錦戸)も「左膝内側側副靱帯(じんたい)損傷」で休場した。診断書によると、約1カ月半の「安静加療を要する見込み」。今年の春場所以来2度目で、14日目まで7勝7敗だったため、負け越しが決まった。

関連するニュースを読む

貴景勝、三役初の勝ち越し 来場所新関脇の可能性も

妙義龍(下)を引き落としで下す貴景勝(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館

貴景勝が1月の初場所に続く2度目の小結で、三役初の勝ち越しを決めた。

立ち合いで妙義龍にぶつかり、すかさず引き落とし。わずか1秒4で、5戦4敗の序盤戦から巻き返す8勝目を奪った。「腐らずに積み上げてきた結果。(土俵下の)控えに座ってから1日15分、集中力を切らさずにやってきた」。千秋楽で逸ノ城が敗れた場合、入れ替わりで来場所は新関脇となる可能性も出てきた。

関連するニュースを読む

横綱白鵬「価値ある優勝」1000勝&41度目V

白鵬(左)に敗れ悔しい表情を浮かべる豪栄道(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館

強い白鵬が復活-。横綱白鵬(33=宮城野)が、史上初の幕内1000勝&41度目優勝を同時達成した。

2敗の大関豪栄道(32=境川)を上手投げで下して、昨年九州以来、5場所ぶりに賜杯を勝ち取った。

横綱になって12年目。苦闘の年だった。初場所では左足親指を痛め、春場所も連続休場。2場所連続休場は初土俵から18年目で初だった。夏場所は皆勤も名古屋場所は4日目から途中休場。今度は右膝を痛めた。1年で3度休場するのも自身初だった。

テレビインタビューでは「無事に終えて優勝できてホッとしています。(今年初の優勝は)うれしいです。年とともにね、ケガも増えましたから。時間かかりましたけど、価値ある優勝だったのかな」と笑顔をみせた。

復活優勝にかけた今場所は8日目に、前人未踏となる横綱800勝、そしてこの日は幕内1000勝と、さまざまな記録で歴代1位を更新した。「場所前から(横綱)800勝、(幕内)1000勝を目標にのぞんだ。上出来。唯一1人の人間になったのだから」と満足げに続けた。

豪栄道(中央)を上手投げで下す白鵬(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

横綱白鵬復活 幕内1000勝&41度目V同時達成

白鵬(左)に敗れ悔しい表情を浮かべる豪栄道(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館

強い白鵬が復活-。横綱白鵬(33=宮城野)が、史上初の幕内1000勝&41度目優勝を同時達成した。

2敗の大関豪栄道(32=境川)を上手投げで下して、昨年九州以来、5場所ぶりに賜杯を勝ち取った。

横綱になって12年目。苦闘の年だった。初場所では左足親指を痛め、春場所も連続休場。2場所連続休場は初土俵から18年目で初だった。夏場所は皆勤も名古屋場所は4日目から途中休場。今度は右膝を痛めた。1年で3度休場するのも自身初だった。

ケガの苦しみだけではない。

4月には最愛の父ジジド・ムンフバトさん(享年76)が死去した。レスリング選手として64年東京大会からオリンピック(五輪)に5大会連続出場。68年メキシコ大会では87キロ級で銀メダルを獲得し、同国初の五輪メダリストになった。年に1度開催されるスポーツの祭典「ナーダム」では、モンゴル相撲で6度の優勝するなど、国民的英雄。尊敬する父だっただけにショックは大きかった。

苦しみを乗り越えて復活優勝にかけた今場所は8日目に、前人未踏となる横綱800勝、そしてこの日は幕内1000勝と、さまざまな記録で歴代1位を更新し、健在ぶりを示した。目標は20年東京五輪まで現役を続けること。5場所ぶりの復活優勝。まだまだ白鵬時代は続きそうだ。

豪栄道(中央)を上手投げで下す白鵬(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

稀勢の里、悔しい…10場所ぶり白鵬との対戦は完敗

支度部屋で悔しそうな表情を見せる稀勢の里(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館

稀勢の里(32=田子ノ浦)は、白鵬との横綱昇進後、初対戦で完敗した。

立ち合いで張られると、すぐに相手に左を差された。けんか四つの相手に、左は固めて差し手争いを展開したがねじ込まれ、もろ差しを許して寄り切られた。

昨年1月の初場所以来、1年8カ月、10場所ぶりの対戦。稀勢の里が横綱に昇進した昨年3月の春場所は、白鵬が休場しており、その後は稀勢の里が8場所連続休場。横綱同士としては初対戦となったが、見せ場なく7秒5で敗れた。支度部屋では、報道陣の質問に終始無言だった。

稀勢の里(左)を寄り切りで下す白鵬(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

納谷「横綱DNA対決」に敗れ三段目陥落決定的

報道陣の質問に答える納谷(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で、東幕下60枚目納谷(18=大嶽)が、東幕下56枚目豊昇龍(19=立浪)との「横綱DNA対決」に敗れた。3勝4敗で負け越しが決まり、来場所での三段目陥落が決定的となった。

初場所の前相撲を含めて2連勝中だったが、初めて土をつけられた。突き放して前に出る相撲が持ち味の納谷が、立ち合いでぶつかるとすぐに左を差した。しかし豊昇龍に左へ体を開かれ、首投げを食らい1回転。土俵に背中を打ちつけた。

「前に出ようと思ったけど上体だけで攻めようとしてしまった」と肩を落とした納谷。豊昇龍への意識を問われると「それはない」ときっぱり答えた。

「(今場所は)勝たなきゃいけないところで勝てなかった。しっかり自分の体をいかして前に出る相撲を磨いていきたい」

現在の番付は幕下最下位の60枚目で、来場所は三段目からの再スタートが濃厚。「ちゃんと自分で(結果を)受け止めて、負け越すことがないようにしたい」と、今場所の結果を糧とすることを誓った。

納谷(左)をくび投げで下す豊昇龍(撮影・河田真司)
納谷(右)を首投げで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

元横綱朝青龍のおい豊昇龍 大鵬孫納谷破り勝ち越し

納谷(左)をくび投げで下す豊昇龍(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館

元横綱朝青龍のおい、東幕下56枚目豊昇龍(19=立浪)が元横綱大鵬の孫、東下60枚目納谷から初白星を挙げ、7番相撲で勝ち越しを決めた。

「やっと勝ち越せました。うれしかった」と同学年のライバルには、初場所の前相撲、春場所の序ノ口と2戦2敗。3度目の“横綱DNA対決”も立ち合いから押し込まれたが、逆転の首投げで、納谷を豪快にひっくり返した。「下まわしをとろうと思ってとれなくて…。(首投げは)迷わずいきました。(危なかったけど)勝つという気持ちが強かったので」。

11日目に3連敗を喫し、3勝3敗で納谷と星が並んで時点で、この日の対決を予想していた。「場所でまだ勝ったことがないので、絶対に勝とうと思った。前相撲の時は『次は勝ちます』と言って、前負けた時は『次は絶対に勝ちます』と言いましたよね?」。予告通りの三度目の正直に声が弾む。来場所は幕下でさらに番付が上がる。「とりあえず、もうちょっと体をでかくして、がんばります」。115キロから増量し、持ち前のスピードに加え、パワーアップを目指す。

納谷にはじめて勝った豊昇龍は報道陣に囲まれて笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

三段目V争い 全勝の栃幸大と朝興貴が千秋楽決戦へ

千秋楽に行われる三段目の優勝決定戦に進んだ朝興貴(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館

6戦全勝で3人が並んでいた三段目の優勝争いは、千秋楽の優勝決定戦に持ち越された。

まず最初に登場したのは東63枚目の栃幸大(19=春日野)。序二段の陽翔山(20=時津風)を難なく押し出しで破り、7戦全勝とした。

残る2人は直接対決。西3枚目の朝興貴(27=高砂)が、東46枚目の塚原(18=春日野)を突き落としで下し、全勝をキープ。千秋楽の優勝決定戦へと進んだ。

今年1月の初場所でも、7戦全勝で三段目の優勝決定戦に進んだが魁勝(23=浅香山)に敗れ、優勝を逃している。「8カ月ぶりに優勝のチャンスがきましたからね。前回は、あっけなく負けたので、気合が入った相撲で優勝したい」と意気込みを口にした。3勝3敗で臨んだ7番相撲で敗れ、負け越した先場所の悔しさを胸に今場所の土俵に上がった。「春日野部屋同士でやりたい。関取衆からも見たい、と言われているので」という、塚原との同部屋優勝決定戦こそ実現しないが「次の幕下では自分の相撲を取れるようにしたい」と抱負を語った。

一方の朝興貴は、12年九州場所で序二段、16年名古屋場所では三段目で優勝した経験がある。「また三段目か…という感じです」と、幕下中位からなかなか番付を上げられない、もどかしさを感じながらも、これで来場所は1場所での幕下復帰は確実で、3枚目の番付から上位進出も望める。優勝決定戦も「とりあえずケガをしないように」と控えめながら「変化も出来ないし、自分の相撲をいつも通りに取りたい」と、突き押しの一本気な相撲で3度目の各段優勝を目指す。

関連するニュースを読む

北勝富士が連敗止め給金、久々インタビュー室に感激

松鳳山(奥)を押し出す北勝富士(撮影・河野匠)

<大相撲秋場所>◇11日目◇19日◇東京・両国国技館

東前頭9枚目北勝富士(26=八角)が勝ち越しを決めた。

東前頭7枚目松鳳山(34=二所ノ関)を押し出し。「前に出るしかない。今日はイメージがよくできていた」。頭を終始くっつけ、得意の突っ張りを封じた。

初日から7連勝のロケットスタートも、その後は3連敗。「このまま千秋楽まで全部負けちゃうんじゃないかと思った」と、連敗中の胸中を吐露した。今年に入って東京場所では初の勝ち越し。取組後はNHKのインタビュールームに呼ばれた。初場所で横綱白鵬(33=宮城野)から金星を獲得して以来で「またあの部屋に入れる!」と心の中で叫んだ。

残り四番。「もう(番付が)落ちることはないので、けがだけはしないように自分の相撲を取る」と、重圧が弱まる残り4日へ意気込んだ。

松鳳山(左)に押し出しを仕掛ける北勝富士(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

旭大星が再休場、膝負傷 1場所2度は貴乃花以来

大相撲の西前頭11枚目の旭大星(28=友綱)が秋場所11日目の19日、日本相撲協会に「右膝半月板損傷で19日より9月場所の休場を要する」との診断書を提出し、今場所2度目の休場となった。

両膝負傷で4日目から休み、9日目から再出場したが、18日の10日目の琴勇輝戦で敗れた際に再び痛めた。10日目を終えて1勝5敗4休だった。休場は通算も2度目で、11日目の対戦相手、千代丸は不戦勝。

幕内での1場所2度の不戦敗は、2003年初場所で3日目に続き、9日目に引退に伴う不戦敗となった貴乃花以来。

関連するニュースを読む

竜電が平幕唯一勝ち越し、快進撃支える2つの理由

松鳳山(左)を小手投げで破る竜電(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇9日目◇17日◇東京・両国国技館

東前頭13枚目竜電(27=高田川)が幕内最速で勝ち越しを決めた。

東前頭7枚目松鳳山(34=二所ノ関)に左を差され、ふりほどいて右に回り込まれると、激しい突きの応酬。左へいなして再度左を差されたが、松鳳山が前のめりになったところでタイミング良く小手投げを決めた。押され気味の展開だったが「落ちついていた。相手の攻めは早い。何とか勝てて良かった」と我慢の相撲を振り返った。

初場所で新入幕を果たしてから、5場所中4場所で勝ち越している。好調の要因は「攻める気持ちがあって上体を下げないところ」。平幕で唯一の勝ち越しも「まだまだ(6番)あるので思い切って取ります」と気に留めなかった。

サインに応じる竜電(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

輝「一生懸命やった」粘って幕内通算100勝

輝は千代の国を寄り倒しで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇8日目◇16日◇東京・両国国技館

東前頭6枚目輝(24=高田川)が幕内通算100勝を達成した。星を3勝5敗として後半戦に臨む。

東前頭4枚目千代の国(28=九重)を右で張って後退させると、右へいなされすかさずのど輪。右を差して左上手をつかんで押し込んだが、俵に足を掛けた千代の国に上手投げを食らった。同時に輝も千代の国を押し倒し、ほぼ同体だったが物言いはつかず、輝に軍配が上がった。

僅差の白星に「危なかった」と支度部屋で一息ついた。「前に出るしかなかった。一生懸命やったす」。

新入幕は2016年初場所。所要15場所、24歳で迎えた節目の記録に「全くそんなこと気にしていなかった」と無関心だった。

中日は3場所連続で黒星。黒星は先行しているが、粘りの1勝を挙げ「徐々に良い相撲が取れるようになってきた」と後半戦へ弾みをつけた。

千代の国(右)を寄り倒しで下す輝(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

元朝青龍、蘇が決めた珍手伝え反りは「私が決めた」

朝青龍(右)は伝え反りで貴ノ浪に勝利(02年撮影)

元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(37)が、14日の大相撲秋場所6日目で、西幕下38枚目蘇(いける、25=阿武松)が決めた珍手「伝え反り」について、ツイッターで「私が決めた事があるよ笑笑」とアピールした。

伝え反りは、相手の差した手の手首あたりをつかみ、脇の下をくぐりながら体を反らせた圧力で倒す技で、2001年初場所で制定された「12」の決まり手の1つ。この日は、蘇が197センチの巨漢、巨東(おおあずま、28=玉ノ井)に対して決めた。

十両では07年九州場所10日目に十両里山が栃乃花に決めた例があったが、幕内で唯一この珍手で勝ったのがダグワドルジ氏だった。新大関として迎えた02年秋場所の3日目で貴ノ浪と対戦。押し込まれて土俵につまり、右へ回り込みながら相手の左腕をたぐった際、一本背負いがすっぽ抜け、ひっくり返って落ちたが目標がいなくなった貴ノ浪が先に倒れた。最初は「引き落とし」と発表されたが「伝え反り」に訂正された。

ダグワドルジ氏は当時、十両以上では初めて新技を決めて「何、それ。初めての技か。すごいね。そのうち、また新技みせるよ」と上機嫌だった。

朝青龍(右)は伝え反りで貴ノ浪に勝利(02年撮影)

関連するニュースを読む

出た!珍手「伝え反り」幕内では02年に1度だけ

蘇(右)に伝え反りで破れる巨東(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇6日目◇14日◇東京・両国国技館

西幕下38枚目蘇(いける、25=阿武松)が珍手「伝え反り」をやってのけた。

197センチの巨漢、巨東(おおあずま、28=玉ノ井)に対して披露した。2001年初場所で制定された「12」の決まり手の1つで、相手の差した手の手首あたりをつかみ、脇の下をくぐりながら体を反らせて、その圧力で倒す技。

十両では07年九州場所10日目に、十両里山が栃乃花に決めた。幕内では02年秋場所3日目、元横綱朝青龍が貴ノ浪に決めたのが唯一になる。

蘇(右)に伝え反りで破れる巨東(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

千代大龍あぁ5連敗「タクシー代払って何をしに…」

千代大龍(右)を寄り切りで破る鶴竜(撮影・狩俣裕三)

<大相撲秋場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

初日から5連敗を喫した西前頭2枚目千代大龍(29=九重)が「物言い」をつけた。

横綱鶴竜(33=井筒)に寄り切りで敗れたが、支度部屋に戻ると「俺、手ついてないよ!」と声を大にした。立ち合いで左手をつく前に、鶴竜につられて踏み込んでしまったという。待ったは掛からず右上手、左下手を許すと一方的に寄り切られた。

「当たった瞬間『待った』かと。何もできなかった。最悪です。タクシー代を払って今日は何をしにきたのか」と肩を落とした。

初日から5連敗は今年の初場所以来。「4連敗でこの相撲。情けない」と落ち込むそぶりを見せたが「今から(国技館内の)相撲教習所で練習してこようかな」とすぐに明るい口調へ戻った。

千代大龍(右)を寄り切りで破る鶴竜(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む