上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

三役復帰の大栄翔「もっと上を」武器磨き大関へ意欲

春場所の番付発表を受けてオンラインでの会見に臨む初場所優勝の大栄翔(日本相撲協会提供)

初場所で初優勝を果たし、昨年秋場所以来3場所ぶりに三役復帰を果たした小結大栄翔は「優勝できたことより今は上を目指して頑張っている状態」と引き締めた。

同場所では武器の突き、押しが光ったが、数番で組まれたことを反省。現在はさらに磨きを掛けているといい「もっと極めていけば、もっと上を目指せると思うようになってきた」と意欲を見せた。初優勝を果たしたことで、次期大関候補に躍り出た。「三役にいって目指すのは大関。1つずつしっかりかなえていきたい」と、明確に新大関昇進を見据えた。

春場所の番付発表を受けてオンラインでの会見に臨む初場所優勝の大栄翔(日本相撲協会提供)

関連するニュースを読む

照ノ富士会見「予定通りです」大関復帰へのチャンス

大関復帰を目指す春場所の番付発表を受けてオンラインでの会見に臨む照ノ富士(日本相撲協会提供)

関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)の、大関復帰の挑戦が始まる。日本相撲協会が春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した1日、照ノ富士が都内の部屋でオンライン会見に参加。現在の心境について「やっと(大関が)近づいてきたかなと思います」と話した。

小結だった昨年11月場所で13勝、関脇だった初場所で11勝を挙げ、大関昇進の目安「三役で3場所33勝」まで、あと9勝と迫った。「内容が1番大事」と数字は気にしなかったが「とりあえず33勝は達成しないと始まらない。それを目標にして全力を出していい相撲を取りたいと思います」と気合を入れた。

想像通りの道のりだ。15年名古屋場所で新大関に昇進するも、両膝の負傷や内臓疾患などにより17年九州場所で関脇に陥落。その後も休場が続き、幕下に陥落した18年名古屋場所からは4場所連続全休。復帰した19年春場所では、序二段からの再出発となった。

しかし、そこから1度も負け越しはなし。19年九州場所で幕下優勝、20年初場所で十両優勝、幕内に返り咲いた20年7月場所では復活を印象づける2度目の幕内優勝を果たした。そしてつかんだ大関復帰へのチャンス。理想通りの2年間での復活劇も「予定通りです」とさらりと振り返った。

冷静な気持ちで土俵に上がる。報道陣から、1度目の大関昇進を決めた6年前と今の気持ちの変化を問われても「大した深い思いはない。土俵に上がったら一緒」「その時よりいい部分は特に考えていない。その時もいい部分があったと思うし、今もあると思う。冷静にやれているとは思う。特に変わったことはない」と淡々と話した。

ただ、今場所に懸ける思いは強く持っている。「本当にこの日が来たらなと思っていた。今場所でやっぱり決めておかないと。また最初から、ということになる。頑張らないとな、と思っています」と今場所で大関復帰を決める覚悟を口にした。

2月下旬に両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古には参加せず、「ヘトヘトになるまで」部屋で稽古を重ねた。平幕の宝富士、照強、翠富士らと連日「20番から25番ぐらいやっている」という。ケガする前に比べると稽古量は減っているというが「ちょっとずつ増やさないとスタミナもつかない。できる範囲でやっている」と今できることに全力で取り組んでいる。また「どうやって体を強くしていくかしか考えていないので、その辺を相談しながらアドバイスを頂いている」と部屋付きの安治川親方(元関脇安美錦)にアドバイスを求めるなど、まだまだ成長段階だ。

運命の春場所まで2週間を切った。周囲からは過去と比べられがちだが「過ぎたことは過ぎたこと。考えてもしょうがない。目の前のことを精いっぱいやっているから今の結果に出ている。それに落ちているからこそ注目されていると思う」。しっかりと地に足をつけて土俵に上がる。

大関復帰を目指す春場所の番付発表を受けてオンラインでの会見に臨む照ノ富士(日本相撲協会提供)

関連するニュースを読む

阿炎が復帰 西幕下56枚目からの出直し/新番付

阿炎(2020年3月18日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

昨年夏、新型コロナウイルスの感染防止のため日本相撲協会が策定したガイドラインに違反し、9月の秋場所、11月場所、今年1月の初場所と3場所連続休場の処分を受けた阿炎(26=錣山)が、今場所から本場所に復帰。西幕下56枚目からの出直しとなる。

17年名古屋場所から守っていた関取の座から初場所、東幕下16枚目で転落した。昨年の7月場所中に不要不急の外出が発覚し7日目から休場。その時は東前頭5枚目だったが、翌秋場所から来年初場所まで3場所連続全休となり、西前頭14枚目→西十両11枚目と番付を下げ、初場所で幕下に落ちていた。成績次第で関取復帰は、最短でも2場所かかる。

関連するニュースを読む

佐渡ケ嶽部屋が力士数トップ 唯一30人台/新番付

琴勝峰(2021年1月15日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

新番付にしこ名が載った力士総数は44部屋に、初場所から13人減の652人。部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

毎度おなじみ? 相撲通の方なら1位と2位はあの部屋…と推測できるでしょう。ここ数年、常にトップを競うあの部屋です。

1位は佐渡ケ嶽部屋の30人。初場所から3人減ったが、唯一の30人台でトップの座をキープし続けている。幕内力士3人は伊勢ケ浜部屋の4人に次いで2位タイだ。2位は、こちらも初場所から1人減ながら28人の木瀬部屋。西前頭3枚目まで番付を上げた部屋頭の志摩ノ海や再入幕を目指す十両宇良ら多彩な顔ぶれで、関取7人は同じく幕内3人、十両4人の九重部屋と並びトップだ。

これに肉薄するのが、3位で27人の玉ノ井部屋と九重部屋。九重部屋は関取7人で“関取占有率”は高い。5位で24人の八角部屋は“関取予備軍”の幕下が最多の8人で北勝富士、隠岐の海に続く関取誕生が待望される。

6位以下は<6>境川部屋23人<7>高田川部屋、高砂部屋の各22人<9>追手風部屋21人と、ここまでが20人超の部屋だ。10位は武蔵川部屋の19人と続く。最少は鏡山部屋の2人で、片男波部屋4人、錦戸部屋5人が“少数精鋭”の小部屋で続く。

【出身地別力士数】

これもここ数年の傾向で、日本全国の人口比率に準じている順位に、ほとんど変動はない。1位は東京都の55人。以下<2>大阪府36人<3>愛知県35人と本場所開催都府県が上位3傑に入る。以下<4>兵庫県31人<5>千葉県29人<6>神奈川県28人<7>福岡県、熊本県、鹿児島県の各25人<10>埼玉県23人と、ここまでがベスト10入り。

幕内8人、十両3人とも出身地別で最多のモンゴルが21人、幾多の横綱を輩出した“相撲どころ”の北海道が20人と続き、ここまでが20人超え。北海道同様、やはり多くの名力士を輩出した相撲どころの青森県は9人(25位)となっている。なお47都道府県の最少は滋賀県の1人。福井県、鳥取県が2人となっている。

国別ではモンゴルの21人がダントツで、ブラジル、ロシア、ジョージア、ブルガリア、ハンガリー、フィリピン、ウクライナが各1人となっている。

関連するニュースを読む

北勝富士、歴代10位タイの金星記録なるか/新番付

北勝富士(2020年9月20日撮影)

日本相撲協会は1日、大相撲春場所(14日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。現役力士の今場所達成可能な歴代10傑入りなどの記録は以下の通り(在位したことで達成済みも含む)。

【通算勝利数】

既に横綱白鵬(35=宮城野)が1170勝で歴代トップに君臨。昨年7月場所10日目以来の白星を、どこまで伸ばせるか注目だ。現役2位は横綱鶴竜(35=陸奥)の785勝。こちらも最後の白星は、昨年春場所14日目で1年ぶりの白星で、あと75勝の歴代10位・寺尾(元関脇=現錣山親方)に迫りたいところだ。

【幕内在位場所数】

今場所で白鵬が、旭天鵬(元関脇=現友綱親方)を抜き歴代単独2位の100場所。ちなみに歴代1位は元大関魁皇(現浅香山親方)の107場所。新入幕からの幕内連続在位100場所は、史上初の快挙となった。

【幕内出場回数】

白鵬が歴代8位の1265回。今場所、皆勤し5月の夏場所も出場すれば、3日目に歴代7位の安芸乃島(元関脇=現高田川親方)に並ぶ。現役2位は鶴竜の1027回。なお歴代1位は、元関脇旭天鵬(現友綱親方)の1470回。

【幕内勝利数】

白鵬が1076勝で、2位の魁皇に197勝もの差をつけ歴代トップ。現役2位は鶴竜の645勝で、歴代10位の貴乃花(元横綱)までは残り56勝。

【通算連続出場】

初土俵以来、無休の「鉄人記録」。歴代7位タイに1316回の玉鷲(36=片男波)が入っている。04年春場所の序ノ口デビューから足かけ18年の「皆勤賞」だ。ちなみに1位は元関脇青葉城の1630回。

【金星獲得】

現役力士で歴代10傑入りは不在だが、今場所チャンスがあるとすれば現在7個の北勝富士(28=八角)。横綱2人を倒せば通算9個で三根山、玉乃海、長谷川、富士桜、貴闘力が名を連ねる歴代10位タイに滑り込む。番付も上位総当たりの東前頭2枚目。序盤にチャンスが巡ってくるか…。

なお8個で現役トップの逸ノ城(27=湊)は、ようやく西前頭6枚目まで番付を戻した。序列では横綱戦はないが、中盤まで好成績を残せば当てられる可能性はある。それは7個で追う遠藤(30=追手風)も同じで、初場所は7勝8敗で負け越したが、東前頭5枚目に据え置かれた。こちらも序盤から白星を並べれば、中盤以降に横綱との一番が組まれる可能性がある。

関連するニュースを読む

徳勝龍、幕内Vから5場所で十両は史上最速/新番付

徳勝龍(2021年1月10日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

入幕の新顔はなく、返り入幕は3人。先場所十両優勝の剣翔(29=追手風)は5場所ぶり、英乃海(31=木瀬)は17場所ぶりの幕内復帰。英乃海は弟が西前頭8枚目の翔猿(28=追手風)で、新たな兄弟同時幕内は14年春場所の千代鳳&千代丸以来、史上9組目となった。大奄美(28=追手風)は5場所ぶりの幕内復帰を果たした。

また初場所で幕内の東前頭8枚目だった徳勝龍(34=木瀬)が十両に陥落したが、幕内優勝経験者の十両陥落は史上14人目。優勝場所から5場所での十両陥落は元小結若浪の7場所を抜いて最速となってしまった。

既に発表されている、晴れて関取の新十両は2人。貴健斗(25=常盤山)は、現在の師匠(元小結隆三杉)が先代(元関脇舛田山)から部屋継承後としては初めての新十両。熊本県からは19年名古屋場所の竜虎以来、戦後34人目の関取誕生となった。また武将山(25=藤島)は、現師匠の部屋創設後としては10年九州場所の剣武以来、2人目の関取誕生。茨城県からは、18年初場所の天空海以来、戦後22人目の新十両となった。再十両は2人。錦富士(24=伊勢ケ浜)は2場所ぶり、一山本(27=二所ノ関)は7場所ぶりの十両復帰を果たした。

大相撲春場所は、12日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。14日の初日を迎える。

関連するニュースを読む

若隆景、千代の国、千代大龍ら5人据え置き/新番付

若隆景(2020年11月22日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

1月の初場所前に新型コロナウイルスに感染、または濃厚接触者として関取衆は幕内6人、十両9人の大量15人が休場した。その番付昇降が注目されたが、結果は…。

昨年9月の秋場所を、新型コロナウイルスに集団感染したため部屋の力士28人が全休した玉ノ井部屋は、その翌場所の九州場所の番付は据え置きの“救済措置”がとられた。コロナ禍の異例の事態が考慮されたものだった。今場所の番付編成に関しては、伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が、全体のバランスを考慮し、番付降下があることを示唆していた。

新番付で幕内は、番付昇降のない横綱白鵬を除く若隆景、千代の国、千代大龍、千代翔馬、魁聖の5人全員が据え置きとなった。

一方、十両は石浦、千代丸、千代ノ皇、炎鵬、旭秀鵬、若元春、千代鳳、旭大星、千代の海の9人全員が1枚、番付を下げた。出場した力士の勝ち越し、負け越しの昇降とバランスを取っての“一律降下”となったようだ。また同審判部長の話では、幕下以下については全員、据え置きとなっている。

関連するニュースを読む

序ノ口V熱海富士が卒業式「人間的にも成長できた」

卒業証書と花束を手に、笑顔を見せる熱海富士

静岡・飛龍高3年の熱海富士(伊勢ケ浜部屋、本名・武井朔太郎=18)が28日、沼津市内の母校の卒業式に出席した。式典後はクラスメートらと記念撮影。終始和やかなムードで高校生としての最後の1日を過ごし、「少し寂しい気持ちはあるけれど、みんなと会えてうれしかった」と笑顔を見せた。

昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会が相次いで中止。「自分たちの代で試合ができなかったのは心残り」と振り返ったが、充実した高校生活だった。普段の授業も「楽しかった」と振り返り、1番の思い出は「(沖縄への)修学旅行」だったという。高校3年間では「人間的にも成長できたと思う」。心身共に一回り大きくなった。

昨年11月には、場所の新弟子らによる前相撲で3戦全勝。今年1月の初場所では序ノ口優勝を飾った。幸先のいいスタートにも浮かれず、「もっと強くなって地元を盛り上げる力士になりたい」と志は高い。

3月1日には、3月場所の番付が発表される。「2場所連続での優勝が目標。今年中には幕下に上がって、1日でも早く関取になりたい」と力強く話した。【神谷亮磨】

関連するニュースを読む

豊山「非力な子」の長男が急成長「長くやりたい」

豊山(左)と三番稽古を行う正代(代表撮影)

大相撲で平幕の豊山(27=時津風)が25日、一家の大黒柱としての決意を示した。

都内の部屋での稽古後、代表取材に応じ、昨年10月に第1子となる長男が誕生したことについて「(現役を)長くやりたいなと思うようになりました。入ったとき(入門時)からいつ終わってもいいくらいの気持ちでやってたんですけど、なかなか欲が出てきましたね」と話した。

コロナ禍のため出産の立ち合いはできず「本当に親になったのかな」と、最初は実感が湧かなかったという。自身は4500グラムと大きく生まれたが、長男は2500グラムほど。「それを考えると非力な子なんだなと思ってたら、全然関係なかったですね。もう7キロくらいあるんで」と成長の早さに驚いている。

家では真梨絵夫人と交代で食事を作り、愛息のために毎日風呂を入れるが「イクメンって言うと怒られる。向こう(夫人)が怒るというか、世間的にあんまりね。イクメンって言い方、僕も好きじゃない。やってあげてるんだって感じで。僕よりも向こうが大変なんで」と低姿勢。「自分もコロナじゃないとこんなことやってないと思う。ずっと東京にいますし、そういうことをできる時間があるからやってます。例年は今日とか明日くらいに大阪入ってますからね。だから向こう(夫人)に当たり前だって言われたらそれまでなんで」と続けた。

初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反した前師匠(元前頭時津海)は、22日に日本相撲協会から退職勧告処分を受けて協会を去った。部屋を継承した新時津風親方(元前頭土佐豊)の印象については「1人で背負い込む方、弱みを出さない方、真面目すぎる方」と豊山。春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)は新体制として初めての場所となるだけに「3月(春場所)の結果でまた左右されると思う。変わったのがいいのか悪いのか言われると思う」と、結果にこだわる覚悟を示した。

まわしを締めて泥着を羽織った姿で弟子の指導にあたる新師匠で元前頭土佐豊の時津風親方(代表撮影)
豊山(右)と三番稽古を行う正代(代表撮影)
豊山(左)の結婚会見で結婚指輪を披露する真梨絵夫人=2019年8月26日

関連するニュースを読む

正代の新親方は東農大先輩「頑張らないと」決意新た

豊山(右)と三番稽古を行う正代(代表撮影)

大相撲の大関正代(29=時津風)が25日、新時津風親方(元前頭土佐豊)が部屋を継承後、初めて取材に応じ「『親方が変わったから成績に響いた』と言われるのはしゃく。言われないように頑張らないといけない」と決意を示した。

初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反した前師匠(元前頭時津海)は、22日に日本相撲協会から退職勧告処分を受けて協会を去った。新師匠のもとで春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて調整する。

新師匠は、この日もまわしを締めて指導。力士に混じって腕立て伏せに参加するなど、弟子との距離は近い。正代にとっては東農大の先輩でもあるだけに、師弟関係の実感については「(まだ)現実味が湧かないけど、おいおい感じられる」と話した。

まわしを締めて泥着を羽織った姿で弟子の指導にあたる新師匠で元前頭土佐豊の時津風親方(代表撮影)
豊山(左)と三番稽古を行う正代(代表撮影)

関連するニュースを読む

阿武咲「楽しかった」白鵬と三番稽古10勝20敗

合同稽古で白鵬の指名を受けて三番稽古を行う阿武咲(左)(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古が25日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、平幕の阿武咲(24=阿武松)が横綱白鵬の指名を受けた三番稽古で計30番相撲を取り、10勝20敗だった。

鋭い出足を生かして、何度も横綱を引かせた。白鵬もあえて相手を呼び込む場面もあったものの、持ち味を存分に発揮。白鵬と稽古するのは昨年12月の前回の合同稽古以来で「しっかり当たることだけを意識して、いい稽古をしていただきました。楽しかったです! ありがたい気持ちと楽しい気持ちと。プラスな感情しかなかったです」と笑顔を見せた。

西前頭3枚目だった初場所では大関貴景勝、照ノ富士、隆の勝の両関脇を破るなど存在感を示し、9勝6敗の好成績を収めた。白鵬、鶴竜の両横綱が出場を目指す春場所では、上位総当たりが予想されるだけに「上位が久しぶりなのでワクワクしていますし、焦らずに地に足をつけて稽古をやっていければいい」と意気込んだ。

合同稽古で阿武咲と三番稽古を行う白鵬(右)(代表撮影)

関連するニュースを読む

逸ノ城「プラスにやっていけたら」関取衆と稽古充実

合同稽古で関取衆との申し合いに加わる逸ノ城(右)(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古が25日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、平幕の逸ノ城(27=湊)が参加した。関取衆との申し合いでは平幕の若隆景や霧馬山らと計16番相撲を取って13勝3敗と存在感を示し「部屋でやるよりは、関取衆と(充実した)稽古ができたかなと思います」と振り返った。

合同稽古は全6日間行われ、この日が最終日だった。4日目以外の計5日間に参加した逸ノ城は「今はコロナだし(関取衆と相撲を取るのは)この合同稽古くらいしかないので、これを場所にプラスにやっていけたらなと思います」と今後の調整を見据えた。

返り入幕3場所目となった初場所は9勝6敗の好成績を収めた。27歳の関脇経験者は春場所に向けて「とりあえず勝ち越して上位にいけるようにやっていきたい」と意気込んだ。

関連するニュースを読む

貴景勝「やるべきこと変わらない」部屋移転後1週間

ぶつかり稽古で若い衆に胸を出す貴景勝

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)をかど番で臨む大関貴景勝(24=常盤山)が25日、部屋が東京・台東区橋場から板橋区前野町に移転してから、初めて取材に応じた。真新しい稽古場で、四股やすり足などの基礎運動を約1時間半行い、土俵の中へ。ぶつかり稽古で幕下以下の若い衆相手に、大量の汗を流しながら約10分間胸を出し続けた。

ぶつかり稽古の前には、初場所で負傷した左足首をケアするかのように、左足甲に白色のテーピングを施した。足首の状況に関しては「一生懸命やっていくしかないですよ」と多くは語らず。この日は相撲は取らず「これから調整をしていかないといけない。(ぶつかり稽古を)やらないと足首の状態も上がってこないから」と、ここから徐々に調子を上げていく。

平常心で春場所に臨む。初場所後に部屋が移転して1週間たったが「稽古内容や、やるべきことは変わらない。稽古場は広いし、土俵の外側の部分でも体が動かせるのはいいと思う」と話した。春場所の開催地は大阪から東京に変更。兵庫県出身の貴景勝にとって、準ご当地場所になるはずだった。「大阪は地元に近いからね。早く地方場所が開催されればいいなという思いもあるけど、今のコロナの状況もあるので。東京でやると決まったからには一生懸命やるしかない」とどっしりと構えた。

昨年7月場所以来のかど番となるが「先場所は2度と来ないわけですから。切り替えて一生懸命やるだけです」と言葉に力を込めた。

ぶつかり稽古で若い衆に胸を出す貴景勝
稽古途中で土俵周りの土をならす貴景勝

関連するニュースを読む

白鵬苦笑い相撲勘まだ鈍い 阿武咲と30番で10敗

合同稽古で阿武咲と三番稽古を行う白鵬(右)(代表撮影)

新型コロナウイルスに感染して大相撲初場所を全休した横綱白鵬(35=宮城野)が24日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、平幕の阿武咲を指名した三番稽古で計30番相撲を取って20勝10敗だった。

「離れたときの感覚」をテーマに、馬力のある押し相撲の若手を指名。呼び込んで押し込まれる場面もあり、思わず苦笑いを浮かべる場面もあったが、右四つで組み止める展開が目立った。内容を振り返り「押させるというか、そういう稽古ができた。私の相撲勘もまだ鈍っている部分もあるし、出るところで出なかったり、圧力をかけるところで圧力かけられなかったり、そういう私の失敗というところで(阿武咲が)うまく反応したというのが素晴らしいと思う。まあそこで苦笑いだね。まあ自分に対してだけどね」と笑った。

春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古はこの日が最終日で、24日から参加した白鵬は2日間で計60番相撲を取るなど精力的に汗を流した。初場所前に新型コロナに感染した影響で、体力面の低下も懸念された中で「稽古できるとは思わなかった」と調整遅れの不安があったことを吐露。「(合同稽古で)雰囲気、環境を変えて雰囲気を味わったところで、やっぱり体がこう自然と温まってるうちに、数番やろう! となった。来て良かった」と充実感をにじませた。

合同稽古で白鵬の指名を受けて三番稽古を行う阿武咲(左)(代表撮影)

関連するニュースを読む

正代「成績響いたと言われるのはしゃく」親方交代で

師匠が交代して新体制となった部屋で稽古を行う正代(代表撮影)

大相撲の大関正代(29=時津風)が25日、新体制となった部屋を活気づける決意を示した。

初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反した前師匠(元前頭時津海)が22日に退職。この日、都内の部屋で稽古を行った正代は、新時津風親方(元前頭土佐豊)が部屋を継承後、初めて取材に応じ「今のところまだ分からないけど、特別な感じはない。落ち着いて対応できたらいい」と淡々と意気込んだ。

新師匠はまわしを締めて泥着を羽織り指導にあたっている。東農大の先輩でもある新時津風親方は、前師匠と同じく弟子たちの自主性を重んじている。「そこは前師匠と変わらない。自分は自分なりに考えてやっていけたら」と正代。部屋が新体制となって初めて迎える春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて「親方が変わったから成績に響いたとか言われるのはしゃくなので、言われないように頑張らないといけないですね」と力を込めた。

この日は弟弟子で平幕の豊山と三番稽古を行い、8勝1敗。番数は徐々に増やしていくつもりで、昨年11月場所で負傷した左足首については「痛みはない。けがをしたんだなという不安、ちょっとした意識はあるけど」と説明した。

師匠が交代して新体制となった部屋で稽古を行う正代(左)(代表撮影)

関連するニュースを読む

新時津風親方「勢い継続しいい雰囲気で」継承へ思い

部屋を継承した時津風親方(元前頭土佐豊)(左)と退職処分となった前時津風親方(16年1月22日)

大相撲の時津風部屋を継承した時津風親方(元前頭土佐豊)が24日、代表取材に応じ、新師匠としての意気込みを語った。

前師匠(元前頭時津海)が初場所中にマージャン店に出入りするなど日本相撲協会作成の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、退職勧告処分となって協会を退職した。部屋を継承した新師匠は「緊張感はすごくあります。伝統のある部屋なので、その重みを感じているところです。(元横綱)双葉山関の興した部屋でもありますし」と現在の心境を明かした。

昨年は秋場所後に正代が大関昇進を果たすなど、部屋の力士は波に乗っている。「うちの部屋は今、すでに勢いがあると思います。大関もいるし豊山もいる。幕下も上位にたくさん上がってきている。部屋の雰囲気もいいですし、それを継続しつつ、いい雰囲気でやっていければ」。

今後の新弟子のスカウト活動については「試合会場を回っていくところから始めようと思います。1人じゃ何もできないので、いろんな人から意見を聞きつつやっていこうという気持ちです」とした。

時津風親方(19年1月31日)
結婚披露宴でケーキを食べさせ合う時津風親方(当時は安治川親方)とアイドルマジシャンの小泉エリ(16年10月2日)

関連するニュースを読む

白鵬、組んで良し離れて良し「上出来」30番全勝 

合同稽古に合流した白鵬(代表撮影)

大相撲で4場所連続休場中の横綱白鵬(35=宮城野)が24日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、平幕の若隆景を指名した三番稽古で30番を全勝した。

新型コロナウイルスに感染して初場所を休場。再起を期す春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて復調をアピールした。

合同稽古に合流した白鵬が期待の若手を圧倒した。得意の右四つを中心に左からの上手投げを何度も披露。初代横綱若乃花が得意とし、自身も13年秋場所で決めたことがある大技「呼び戻し」も見せた。組んで良し、離れて良しの攻めで区切りよく30番で終了。「20番と思って土俵に入りましたけど、気付いたら20番で、じゃあもうちょっと10番と、そういう思いでやった。受け身の攻め、立ち合いの踏み込み、離れたときの間というのかな、突き押しからの押し、そういったものを意識しながら、という感じかな」。関取衆との申し合いは昨年12月に行われた合同稽古以来。番数を重ねるにつれて、気持ちが乗っていった。

初場所前の1月5日に新型コロナウイルス感染が判明した。「1月3日に稽古したときに20番取る気持ちで臨んだが、7番、8番、9番あたりで息が上がって、とてもじゃないけど相撲を取る状態じゃなかった。それに比べたら上出来じゃないかな。だからコロナって怖いものですよ。もう嫌ですね」。初場所中に退院して、体力を徐々に戻してきた。

昨年11月場所後には横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されるなど、厳しい立場にある。最後に優勝したのは1年前の春場所。「もう春連覇、目指してますよ」。昨年の春場所は史上初の無観客開催。異例の場所で結果を残してきた横綱は「東京で春場所は初めてですからね。“初めて”ということは好きですから。(初という言葉は)嫌いじゃない」とニヤリと笑った。

合同稽古で若隆景と三番稽古を行う白鵬(右)(代表撮影)

関連するニュースを読む

親方定年で峰崎部屋閉鎖、力士は芝田山部屋へ転籍

断髪式で師匠の峰崎親方(右)に花束を手渡す元荒鷲のエレヘバヤル・ドゥルゴゥーン氏(代表撮影)

峰崎親方が23日、5月に日本相撲協会の定年となる65歳を迎えることに伴い、春場所限りで峰崎部屋を閉鎖することを明らかにした。

関係者によると、1月の初場所終了時点で所属する力士7人は閉鎖後、同じ二所ノ関一門の芝田山部屋へ転籍する方向。

峰崎親方は88年に放駒部屋から独立。花籠部屋消滅により受け入れたモンゴル出身の荒鷲が部屋初の幕内力士となった。

関連するニュースを読む

鶴竜が合同稽古「人がいない」朝乃山ら関取7人欠席

合同稽古で土俵に入って稽古を行う鶴竜(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で再起を期す横綱鶴竜(35=陸奥)が23日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に初日から4日連続で参加した。

関取衆が12人から8人と減った稽古場で、鶴竜は胸を真っ赤に腫らした。2日連続で相撲を取らなかったが、若隆景、阿武咲、霧馬山の平幕3人に計20分間、胸を出した。後半戦となったこの日から若隆景、十両若元春、東龍が加わったが、22日まで参加していた大関朝乃山、小結高安、御嶽海ら7人の関取が欠席。この日から参加する予定だった白鵬も姿を現さなかった。「ちょっとねえ、人がいないですね(笑い)。朝乃山がいたら(相撲を)取ろうかなと思っていたけどね」と本音を漏らしたが、伸び盛りの若手3人の圧力を受け止め「土俵に入って、それが一番じゃないかな」と充実感をにじませた。

初場所は持病の腰痛などの影響により休場した。腰の状態について「確実に良くなってますけど、もっともっとケアして良くしていきたい」と明るい表情。「今はとにかくこの合同稽古の中で、できることを精いっぱいやっていきたい」と気を引き締めた。

この日は合同稽古後、同じモンゴル出身で昨年1月に引退した元前頭荒鷲(34=峰崎)の断髪式に出席してはさみを入れた。「自分がまだ下の頃だったかな。九州は割と宿舎が近くて、結構一緒に出稽古いったこともありますし。まあやっぱり、初顔合わせで負けてますからね(笑い)」。初顔だった17年初場所に金星を許した。「足の筋肉がしっかりしてるから立ち合いの強さ、足の細さはあったけど、やっぱり柔らかいところもあった」。同世代の力士が続々と引退。「すごくさびしいなあというのはありましたけど、最近そういうのはなくなってきたかな。でもあのけがでようやってたなあと思いますね」。8月で36歳。戦友との別れに“慣れ”を感じつつ、寂しげな表情を浮かべた。

合同稽古で阿武咲と稽古をする鶴竜(左)(代表撮影)

関連するニュースを読む

若隆景、コロナ回復合同稽古参加も「息苦しさある」

合同稽古で関取衆との申し合いに参加する若隆景(代表撮影)

20日から東京・両国国技館内の相撲教習所で始まった、大相撲の関取衆による合同稽古は23日、4日目を迎え、平幕の若隆景(26=荒汐)が初参加した。関取衆の申し合い稽古では阿武咲、霧馬山、東龍と11番取って5勝6敗だった。申し合いの後は横綱鶴竜に、押しの稽古で7回、胸を出してもらった。

部屋の11人が陽性と診断された新型コロナウイルスに若隆景も感染。本人いわく「2、3日の入院」で1月上旬に退院したが、初場所は休場した。「体力的にスタミナが回復しているか。体力的に、そんなに戻っていなかったので」と合同稽古後半からの参加意図を説明。現状では「息切れというか息苦しさというのは若干、やっぱりあるかなと思います」と話した。

感染当時の状況も振り返った。昨年末の12月30日夜に倦怠(けんたい)感があり、翌日31日に発熱。PCR検査で陽性となった。37度8分の発熱が、部屋に戻ると40度ぐらいまで上がり全身の痛み、悪寒に襲われたという。年明け早々に入院。元日から味覚障がい、嗅覚障がいにも見舞われた。発熱も上がったり下がったりの繰り返しで、発熱は3~4日ほど、味覚や嗅覚障がいは2週間以上も続いたという。

「やっぱり怖い病気だと思いました」と振り返る。初場所は「不思議だった」という感覚でテレビ観戦。「しっかり治して(次の)場所で頑張ろうという気持ちが強かった」と、なえる心を何とか奮い立たせた。2月1日の稽古再開時は、激しい運動は控え徐々に上げてきたが、それでも相撲を取る稽古を始めてからは「やっぱり、ちょっとおかしいなと。息切れというのを少し感じた」という。不安はよぎるが「後遺症がありそうという感じはない」と努めて前向きに話した。

この日は、他の部屋の力士と顔を合わせるのも昨年11月場所以来という。「思い切って当たっていただけ」と横綱の胸も借りられた。3月の春場所(14日初日、両国国技館)は、三段目最下位格付け出しで初土俵を踏んで5年目の春となる。昨年7月の再入幕から10勝、11勝と勝ち越して、自己最高位の西前頭筆頭で迎えた11月場所も、負け越しはしたが7勝8敗と、それなりの手応えはつかんだ。西前頭2枚目から、若干の番付降下の可能性はあるが、懸命に仕上げて復帰の土俵に上がる。

合同稽古で関取衆との申し合いに参加する若隆景(代表撮影)

関連するニュースを読む