上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

新日G1クライマックスにオメガ、オカダら20人

ケニー・オメガ(左)とオカダ・カズチカ


 新日本プロレスは17日の東京・後楽園大会で、今夏のG1クライマックス28の出場者20人を発表した。

 王者勢はIWGPヘビー級王者ケニー・オメガ、NEVER無差別級王者マイケル・エルガン、IWGPUSヘビー級王者ジェイ・ホワイトが参戦。ほかに棚橋弘至、真壁刀義、ジュース・ロビンソン、オカダ・カズチカ、後藤洋央紀、石井智宏、矢野通、YOSHI-HASHI、バッドラック・ファレ、タマ・トンガ、ハングマン・ペイジ、内藤哲也、EVIL、SANADA、鈴木みのる、ザック・セイバー・ジュニア、飯伏幸太が名を連ねた。

 7月14日の東京・大田区総合体育館大会で開幕し、8月12日の両国大会で決勝が行われる。

関連するニュースを読む

小川直也が格闘家引退 今後は長男雄勢の柔道指導へ

小川直也(左)と小川雄勢(2017年12月3日撮影)


 プロ格闘家の小川直也(50)が、プロレス、総合格闘技から引退することが12日までに分かった。小川が自らのブログで明らかにした。

 小川は柔道で全日本選手権7度優勝、92年バルセロナ五輪2位、96年アトランタ五輪5位の成績を残し97年2月にプロ格闘家に転向。同年4月の橋本真也戦でデビューした。橋本との激闘は、当時のプロレス界でも注目を集めた。その後、総合格闘技にも参戦。エメリヤーエンコ・ヒョードルや、同じく柔道界から転身した吉田秀彦らとも対戦した。04年に参戦した「ハッスル」でのハッスルポーズがトレードマークとなった。

 小川はブログで「ファンの皆様、21年間本当に応援どうもありがとうございました。サラリーマンでは絶対に出来なかった経験をたくさんさせて頂きました」「今回この様な卒業に至った経緯は、子供に必要とされた事」となどとつづっている。今後は柔道界復帰を目指し、20年東京五輪の柔道日本代表候補となっている長男雄勢(21=明大)の指導に当たるという。

関連するニュースを読む

新入幕から所要60場所/栃ノ心昇進アラカルト

大関昇進伝達式を終えた栃ノ心(奥)はジョージア国旗を掲げて、笑顔を見せる(撮影・小沢裕)


 新大関栃ノ心(30=春日野)が誕生した。日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、栃ノ心の大関昇進を満場一致で承認した。

   ◇   ◇   ◇

 ▽スロー昇進 新入幕から所要60場所での昇進は2代目増位山と並び史上最も遅い。初土俵から73場所は高安と並んで史上9番目の遅さ。最も遅いのは霧島の91場所。

 ▽年長昇進 30歳7カ月は年6場所制となった1958年以降初土俵で4番目の年長。31歳3カ月の琴光喜が最年長。

 ▽欧州出身 琴欧洲(ブルガリア)把瑠都(エストニア)に続く3人目。ジョージア出身は初。

 ▽外国出身 欧州勢2人と、小錦、曙、武蔵丸の米国勢、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士のモンゴル勢を含め11人目。

 ▽春日野部屋 元横綱栃木山が25年に引退して部屋の礎を築いてから、栃錦、栃ノ海、栃光に次いで56年ぶり、4人目。

 ▽出羽海一門 同一門の大関は2014年名古屋場所後の豪栄道以来。

 ▽カムバック 三役経験者が幕下転落後、大関に昇進するのは昭和以降では琴風以来2人目。

 ▽3場所前は平幕 3場所前に平幕だった力士の昇進は年6場所制となって以降、栃光、豊山、朝潮、北尾、照ノ富士に続いて6人目。

関連するニュースを読む

千代の海、美ノ海が新十両に昇進 番付編成会議

千代の海


 日本相撲協会は30日午前、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、十両昇進力士を決めた。

 新十両は千代の海(25=九重)と木崎改め美ノ海(ちゅらのうみ、25=木瀬)の2人。再十両は希善龍(33=木瀬)。また元前頭大岩戸(37=八角)ら14人の引退力士も合わせて発表した。

 【引退力士】琴宏梅(佐渡ケ嶽)大岩戸(八角)阿夢露(阿武松)高三郷(東関)琴健勢(佐渡ケ嶽)新富士(伊勢ケ浜)白虎丸(立浪)貴輝鳳(貴乃花)土佐光(伊勢ケ浜)三重乃丸(武蔵川)政風(尾車)荒川(陸奥)朝日丸(朝日山)高田(二子山)

関連するニュースを読む

横審委、稀勢へ7月場所出場厳命なし「万全期して」

大相撲夏場所後の横綱審議委員会を終えて会見する北村委員長(撮影・小沢裕)


 横綱審議委員会の定例会が28日、東京・両国国技館で開かれた。27日まで行われた大相撲夏場所を全休し、横綱としては貴乃花と並ぶ歴代最長となる、7場所連続休場となった横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)についても言及。

 北村委員長は稀勢の里の休場について「非常に残念」と感想を述べた。続けて「前から何回も言っている通り、きちっと体をつくって心身ともに自信を持てるようになって出てきてほしい」と、夏場所中の本場所総見の時と同様、7月の名古屋場所出場を厳命することなく、次に出場する際には万全を期してほしいと期待した。

 次に出場した場所で成績が伴わなかった場合は「(注意、激励などを決議する)可能性はあります。出てきて、まずい結果なら、何か言わざるを得ない」と話した。

 また2場所連続休場明けで11勝4敗だった横綱白鵬について、同委員長は「11勝は、横綱としては合格点じゃないか」と話した。また、かつて注文をつけた立ち合いの張り手、かち上げについては「禁じ手ではないのだから、けしからんというものでもない」と、一時の強い口調はなくなっていた。

 3月の春場所に続く鶴竜の連覇については「予想していなかった。見ている人も安心していられた」と、内容にも結果にも太鼓判を押していた。

関連するニュースを読む

栃ノ心は大関でも不変 「地獄」見たからこそ自然体

勢(左)を寄り切りで破る栃ノ心(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館


 栃ノ心の大関昇進が事実上決定した。審判部が大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請して了承された。30日の臨時理事会、名古屋場所番付編成会議を経て正式決定する。

 関脇最後の相撲はすでに、大関のそれだった。栃ノ心が、自分より2センチ大きな勢の体を起こして、左上手、右下手とまわしを引いた。自慢の右四つから4度、力を込めて寄り切った。直後の結び、鶴竜が白鵬を破った一番は、土俵下で見届けた。優勝決定戦にならず「どきどきしながら、見たんだけど…。悔しいね」とこぼしたが、表情は明るい。「初日と千秋楽は大事。次につながるからね」と持論を語る姿に風格が漂っていた。

 さあ大関だ。関脇以下が対象の三賞は、今場所の敢闘、技能を加えて11個。「宝物です。トロフィーとかね。もう十分じゃない?」とやり残しはない。新入幕から所要60場所は史上1位タイのスロー昇進。10年名古屋場所を新三役で迎え、右膝負傷で12年春場所に西幕下55枚目まで落ちた。「三役→幕下→大関」という“地獄を見た男”は、琴風(現尾車親方)と自分と2人だけ。「尾車親方でしょ? 知ってたよ。僕と2人? それ、かっこいいね」。大関以上は東京場所の場合、地下駐車場への車通勤が認められるが、春日野部屋から国技館は徒歩10分。「歩いて来るよ。近いのに変でしょ」。苦労を重ねたからこそ、変わりたくない。「大関だから負けたらダメと思えば負ける。だから普通にやります」。自然体の庶民派で、大関道を歩んでいく。【加藤裕一】

 ◆スロー昇進 栃ノ心が大関昇進にかかった、新入幕からの所要60場所は、2代目大関増位山に並んで史上1位。初土俵からの所要73場所は、高安に並ぶ同9位。また「30歳7カ月」での昇進は、年6場所制が定着した1958年(昭33)以降で4位の年長記録。

 ◆琴風の場合 78年初場所で新三役、関脇昇進を果たしたが、79年名古屋場所で西幕下30枚目まで転落後、81年九州場所で大関に昇進した。

関連するニュースを読む

栃ノ心13勝で技能&敢闘賞、故郷に記念館建設へ

敢闘賞と技能賞を受賞し笑顔を見せる栃ノ心。右は敢闘賞の千代の国(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇27日◇両国国技館


 関脇栃ノ心(30=春日野)が13勝2敗で優勝次点で終わった。平幕の勢の上体を起こし、左上手から、右下手でまわしを引いた。盤石の右四つに持ち込むと、危なげなく寄り切った。結びの一番で鶴竜が白鵬に敗れれば、優勝決定戦となったが、鶴竜が勝った。2度目の優勝が消える瞬間を土俵下で見届け「12連勝したし、優勝したかったな。でも、最後は勝ってしめた。初日と千秋楽は次につながるし、大事と思うから」と納得の表情だった。

 事実上の大関昇進は、場所入り前、部屋で髪を整えてもらっている時にテレビで知った。「うれしかったよ」と笑顔を見せ「うれしいけど…わかんないですよ」とまだ実感は湧かない様子だった。

 今場所、技能賞と敢闘賞を手にした。関脇以下が対象の三賞は、ひとまず無縁となるが、合計11個獲得した。「大事ですよ。宝物だから、トロフィーとかは」。故郷ジョージアの実家を増築する形で、柔道、サンボも加えた盾、トロフィーなどの記念品を並べる“プライベートミュージアム”を造る予定。ただ、三賞については「11個で十分でしょ?」と、もう未練はない。名古屋場所からは大関。「大関だから負けたらダメと思ったら、負ける。だから、気持ちは今まで通り、普通にやります」。力まず、自然体での昇進を強調した。

勢を下し、懸賞金を受け取る栃ノ心(撮影・河野匠)

関連するニュースを読む

春日野親方「頑張った」栃ノ心“大関昇進”に感無量

勢(右)を力強く攻める栃ノ心(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館


 関脇栃ノ心(30=春日野)の大関昇進が事実上、決まり、師匠の春日野親方(56=元関脇栃乃和歌)も感無量の様子だった。

 初日から12連勝しながら連敗で迎えた千秋楽。この日の朝稽古後、師匠は愛弟子に向かって「3連敗したら(大関候補に)名前が挙がらないぞ」とハッパをかけた。この日の勢戦は、本来の右四つ、左上手の形で寄り切ったが「(腰が)高いといえば高い。見ててヒヤヒヤした」という。13日目の正代戦で右肘を痛め、苦しい最終盤。連敗ショックもあったが「痛いだろうけど、よく頑張った」と目を細めた。

 2003年に先代春日野親方(元横綱栃ノ海)の定年に伴い、竹縄から春日野に名跡変更し名門の部屋を継承。「引き継いだ頃は(重圧は)もちろんあった。ただ、どこにも負けない稽古をやらせたつもり」という自負がある。栃ノ心の大関昇進は、部屋にとっては62年(昭和37)夏場所後の栃光&栃ノ海のW昇進以来、56年ぶりの慶事。「稽古はうそをつかないということを、さらに思った」と実感を込めた。

 自らも現役時代、大関とりのチャンスはあった。「だいぶ前のことで忘れたけど、気合が入りすぎてケガをした」という苦い思いから栃ノ心には「もうちょっと稽古をしたかっただろうけど、止めさせた抑え気味にやらせた」という。今後に向けては「ここぞ、という相撲で(星を)落とさないこと。どちらかといえばカーッとなる性格だから(感情を)表に出さず冷静にね」と話した。

関連するニュースを読む

鶴竜2場所連続で5度目V、白鵬との横綱対決制する

白鵬(右)を寄り切って優勝を決める鶴竜(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館


 横綱鶴竜(32=井筒)が5度目の優勝を飾った。2場所連続は自身初。白鵬(33=宮城野)との横綱対決を制した。鶴竜は14勝1敗、2場所連続休場明けの白鵬は11勝4敗で終えた。

 2敗で鶴竜を追っていた関脇栃ノ心(30=春日野)は前頭5枚目勢(31=伊勢ノ海)を寄り切った。

 再出場の小結遠藤(27=追手風)は前頭6枚目千代翔馬(26=九重)に上手投げで敗れ、3勝10敗2休で終えた。

栃ノ心(後方)が引き揚げる中、白鵬を下して優勝を決めた鶴竜(撮影・河野匠)
優勝した鶴竜(左)は八角理事長から賜杯を受け取る(撮影・河野匠)

関連するニュースを読む

鶴竜が連覇で5度目V「横綱になった時からの目標」

優勝力士インタビューを受ける鶴竜(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館


 横綱鶴竜(32=井筒)が5度目の優勝を飾った。2場所連続優勝は自身初。白鵬(33=宮城野)との横綱対決を寄り切りで制し、1敗を守った。

 過去3度の優勝翌場所は連覇はおろか、いずれも10勝に届かなかった。賜杯を手にした鶴竜は「(連覇は)横綱に上がった時からの目標。(これまで結果を出せなかったV翌場所は)そこもひとつ自分の成長を見せたかったところ。そういう強い気持ちを持っていたのでよかったです」と力強く話した。「また来場所に向かった新たなチャレンジをしたい」と7月の名古屋場所での3連覇に思いを込めた。

 2敗で鶴竜を追っていた関脇栃ノ心(30=春日野)は前頭5枚目勢(31=伊勢ノ海)を寄り切ったが2度目Vは届かなかった。2場所連続休場明けの白鵬は11勝4敗で終えた。

優勝した鶴竜(左)は八角理事長から賜杯を受け取る(撮影・河野匠)
白鵬(右)を寄り切って優勝を決める鶴竜(撮影・河野匠)

関連するニュースを読む

栃ノ心13勝で技能、敢闘W受賞 松鳳山は殊勲賞

敢闘賞と技能賞を受賞し笑顔を見せる栃ノ心。右は敢闘賞の千代の国(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は、大相撲夏場所千秋楽の27日、両国国技館で三賞選考委員会を開き、大関昇進を決めた関脇栃ノ心が、敢闘、技能のダブル受賞を果たした。勝てば受賞という条件付きの力士もいたため、全取組終了後、各受賞者が確定した。

 殊勲賞は、東前頭4枚目の松鳳山(34=二所ノ関)が初の受賞(三賞は4回目)。4日目に、優勝した横綱鶴竜(32=井筒)に今場所唯一の黒星を付けたことなどが評価された。取組前まで7勝7敗だったため、千秋楽の取組で宝富士に勝ち、さらに鶴竜が優勝すればという条件付きで、いずれもクリアした。

 技能賞は栃ノ心が3回目の受賞。右四つ、左上手の四つ身が評価された。栃ノ心は、この日の本割で勢(伊勢ノ海)に勝って13勝を挙げれば、という条件付きだった敢闘賞も受賞。こちらは6度目で、三賞の通算獲得は11回(殊勲2回、敢闘6回、技能3回)となった。

 敢闘賞は14日目まで11勝の西前頭11枚目・千代の国(27=九重)が無条件で獲得。千秋楽も白星で締めくくり12勝3敗の好成績だった。また、勝って2桁10勝に乗せれば敢闘賞という条件がついた、新入幕で西前頭15枚目の旭大星(28=友綱)も千代丸(九重)を送り出して、うれしい三賞初受賞となった。

勢を下し、懸賞金を受け取る栃ノ心(撮影・河野匠)

関連するニュースを読む

鶴竜、栃ノ心下し単独トップ 初の2場所連続V王手

栃ノ心をすくい投げで下す鶴竜(撮影・野上伸悟)

<大相撲夏場所>◇14日目◇26日◇東京・両国国技館


 横綱鶴竜(32=井筒)が関脇栃ノ心(30=春日野)との1敗対決を制して単独トップに立ち、自身初の2場所連続優勝に王手をかけた。

 もろ差しとなると、右外掛けで崩してすくい投げた。千秋楽の白鵬(33=宮城野)との横綱対決に勝てば、5度目の優勝が決まる。2連敗の栃ノ心は千秋楽の逆転優勝に望みをかけ、前頭5枚目勢(31=伊勢ノ海)と対戦する。

 横綱白鵬は関脇逸ノ城(25=湊)に上手投げで敗れて3敗目を喫し、優勝争いから脱落した。逸ノ城は8勝目で勝ち越した。

 再出場している小結遠藤(27=追手風)は前頭4枚目千代大龍(29=九重)に押し出されて3勝9敗2休となった。

関連するニュースを読む

栃ノ心「思い切って」自力V消滅も千秋楽へ気合十分

支度部屋で悔しそうな表情をする栃ノ心(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇14日目◇26日◇東京・両国国技館


 初日から12連勝していた関脇栃ノ心(30=春日野)が痛恨の2連敗を喫し、自力優勝が消えた。

 左上手で鶴竜のまわしを引いたが、横綱の厳しいおっつけにあって右を差せず、もろ差しを許して、すくい投げを食った。倒れ込むと、悔しさのあまり右手で土俵をたたき、顔を埋めた。取組後の土俵下でも、しばらく目をつむる場面があった。

 前日の正代戦で敗れ、土俵に右手を着いた時に小指、手首などを痛めた。この日朝は稽古場に姿を見せたものの、軽く体を動かしただけで病院に向かった。支度部屋では「(取り口は)あまり覚えてない」「(右手は)大丈夫です」と声を絞り出した。

 白鵬が逸ノ城に敗れ、優勝の可能性が残るのは自分と鶴竜だけになったが、千秋楽で勢に勝っても、鶴竜が白鵬に勝てば次点止まり。鶴竜が白鵬に敗れ、2敗で並んだ上で決定戦で勝つしかない。他人頼みの状況だが「明日が最後なんで、気合入れて思い切っていきます」と気持ちを切り替えていた。

栃ノ心(右)をすくい投げで下した鶴竜(撮影・野上伸悟)

関連するニュースを読む

栃ノ心悔し土俵たたき顔うずめる ケガの影響は否定

鶴竜にすくい投げで敗れ右拳で土俵をたたく栃ノ心(撮影・野上伸悟)

<大相撲夏場所>◇14日目◇26日◇東京・両国国技館


 関脇栃ノ心は鶴竜に敗れると悔しさを隠せず、右拳で土俵をたたき、顔をうずめた。

 横綱のおっつけで右を差せず、もろ差しを許した。前日の正代戦で右手小指などを痛め、この日朝は稽古をほとんどせず、病院へ。患部にテーピングをしていたが「大丈夫です」と影響を否定した。12連勝後の2連敗で自力優勝が消滅。逆転Vへは、千秋楽で勢に勝ち、鶴竜が白鵬に敗れ、決定戦になるのを待つしかない。「明日が最後なんで、気合入れて思い切っていきます」と声を絞り出した。

関連するニュースを読む

井上尚弥、1回KOでマクドネル破り世界3階級制覇

1回、マクドネル(後方)からダウンを奪い、左拳を突き上げる井上尚(撮影・狩俣裕三)

<WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館◇12回戦◇リミット53・5キロ


 WBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)が同級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)を1回1分12秒のTKOで破り、フライ、スーパーフライ級に続き3階級制覇を実現した。

 井上はマクドネルに左フックを打ち込んでダウンを奪うと、そこから一気の連打でロープ際に積めてめった打ち。棒立ちになったマクドネルをレフェリーが止めた。

 やまない大歓声。井上は「怪物ぶりがアピールできたと思います。当たれば倒れる感触があった。試合で出てほっとしています」と満面の笑みで振り返った。

 前日24日午後2時すぎの計量からは井上が6キロ増に対し、マクドネルは実に12キロも大幅に体重を戻してきた。

 国内最速16戦目での3階級王者誕生となった。このカード決定を誰よりも喜んだのは、3階級制覇を目指す井上本人だった。ボクシング人気が高騰する英国から来日する王者マクドネルへのチャレンジ。同級2位の挑戦者として臨む井上は「ヒリヒリできる、ワクワクする試合」「やりがいがある試合」と気持ちを高揚させた。

 前哨戦を挟むことなく、転向1試合目での王座挑戦。3年前、亀田和毅(協栄)と2度対戦し、ともに判定勝ちしたマクドネルの身長は175・5センチ。実に11・4センチの身長差があるため、長身対策が不可欠だった。3月には身長175センチのWBA世界フェザー級3位チャン・ウー(中国)、4月には身長178センチで10戦全勝となるフェザー級選手のラザ・ハムザ(英国)を招き、実に2年ぶりとなる8ラウンドのスパーリングも消化。マクドネルと対峙した時のイメージを膨らませた。

 その身長差を考えれば、ボディーが狙いやすい。その反面、顔面が届きにくいことが想定されるが、王者の試合動画をチェックしてきた父の真吾トレーナーは「マクドネル選手は前かがみに構える。試合時には、それほどの身長差を感じないと思います」と分析する。5月にはメキシコ人練習パートナー2人を招き、過去の世界戦で最多となる海外勢6選手とのスパーリングを5月10日に打ち上げた井上は「調整はうまくいっています」との手応えを口にした。

 5月に入り、英国発でバンタム級最強決定トーナメントのニュースが届いた。欧州中心で昨秋から展開されてきたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のシーズン2としてバンタム級が開催されることが発表。WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)の出場が決定した。さらに主催者側からは「イノウエがマクドネルに勝った場合、WBSSに参戦することで合意している」とも明かされた。

 スーパーフライ級では、強すぎるがゆえに他団体王者から対戦を回避され、熱望した統一戦はかなわなかった。WBSSに参戦すれば、自然と団体統一戦が実現可能となる。井上は「まず結果を出したい。トーナメント(WBSS)の話もあるので」と前向きだ。団体統一戦という夢、ファンの期待-。それは、すべてマクドネルからベルトを奪った時から始まるストーリーとなる。

 辰吉丈一郎、長谷川穂積、山中慎介といった同級のレジェンドたちの名を挙げ「小さい頃から見てきたバンタム級。そのステージに立てるのはうれしい」と井上。具志堅用高が保持する日本記録の13度防衛を目指すことも宣言する「モンスター」は、バンタム級で日本ボクシング界の新たな歴史を刻んだ。

1回、マクドネル(左)をコーナーに追い込み、猛攻を仕掛ける井上尚(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

白鵬2敗守る「昨日の反省」生かし土俵中央で転がす

勢(後方)を上手出し投げで破る白鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇13日目◇25日◇東京・両国国技館


 横綱白鵬(33=宮城野)が、西前頭5枚目勢(31=伊勢ノ海)を下して2敗を守った。立ち合いで強く踏み込んで、左前みつを取って土俵際まで運んだが、勝負を決めなかった。「勢関は土俵際の一発がありますから」と警戒。右を差して左上手を取り、土俵中央付近で勝機を伺って左上手出し投げで転がした。

 前日の関脇栃ノ心戦で負けたことで「昨日の反省もあってじっくりいきました」。その栃ノ心が、自分の1つ前の取組で今場所初黒星を喫して、優勝争いは1敗の横綱鶴竜と栃ノ心追う展開になった。1度遠のいた賜杯が近づいてきたが「片方(栃ノ心)はもう対戦しているからね。自分の力でどうこうはないので、残り2日頑張ります」と淡々と話した。

関連するニュースを読む

拳四朗、一撃でKO!ロペスを破り3度目の王座防衛

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 拳四朗対ロペス 拳四朗対ガニガン・ロペス 入場時にDJ KOO(手前)とグータッチする拳四朗(撮影・滝沢徹郎)

<WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館◇12回戦◇リミット48・9キロ


 王者拳四朗(26=BMB)が前王者で同級1位のガニガン・ロペス(37=メキシコ)を破り、3度目の防衛に成功した。

 2回1分45秒すぎ、強烈な右パンチを相手ボディーに叩き込むと、ロペスはたまらず前のめりにダウン。2回1分58秒、この一撃であっさりと勝負を決めた。

 拳四朗は「最初1ラウンドは緊張してドキドキでした。自分の距離が取れていたので、いけるかなと思った」と喜びのコメント。ボディー一撃で仕留めたことを問われると「昨日の夜ごはんの時に(父がボディーへのパンチを)ワーワーしゃべっていて、それでいけるとは…。倒せてよかった」と満面の笑みを浮かべた。

 1年ぶりの再戦は、王者と挑戦者という「立ち位置」が逆になったリマッチだった。王座奪取へと攻める挑戦者に対し、王者はベルトを守る意識が高まる。立場の変化がプラスに働くのか、それともマイナスに動くのか-。笑顔がトレードマークの拳四朗は、ロペスの迎撃を前向きにとらえた。「2回目なので今度はしっかりと倒していきたい。今回は倒します」。V2王者らしく、揺るぎない自信をみなぎせリングに立った。

 1度は拳を交えたベテランのサウスポー。戦いにくい相手であることを身を持って知っているだけでも、精神的なアドバンテージがある。1年前は12回判定で2-0の僅差判定で王座を奪った。WBC独自の公開採点で劣勢を知ったロペスに後半追い上げられた展開でもあった。王座奪回に執念を燃やすであろう11歳年上のロペスに対し「距離感が独特でやりにくい相手だけど、序盤から積極的に攻めて下がらせたい」との戦略を口にしていた。

 もともと4月15日、WBA世界ミドル級王者村田諒太、前WBC世界フライ級王者比嘉大吾とのトリプル世界戦で行われる予定だった一戦だ。両陣営の了承を受けた主催者サイドの日程再調整で約1カ月ほどスライドし、3階級制覇に挑む井上尚弥(25=大橋)とのダブル世界戦になった。結果的に、前回のロペス戦では見送られた地上波での試合生中継が実現することになった。「KO勝利して、もっと有名になる」との宣言を後押しする環境が整った。自然と気持ちも高揚していた。

 前回の試合間隔は2カ月だったが、今回は5カ月弱と十分すぎる調整期間もあった。既に2月上旬、三迫ジム勢と一緒に神奈川・茅ケ崎で3泊4日に合宿を消化した。砂浜での計90キロ以上のロードワークで強靱(きょうじん)な下半身をつくりあげてきた。3月上旬に1週間、そして4月下旬から5月上旬までフィリピン遠征を敢行し、実戦トレーニングにも着手してきた。サウスポー対策を練りながらのスパーリング合宿には十分な手応えがあった。

 「サウスポーには距離の長い左ジャブをいかに当てるかがポイント」と師匠である父の寺地永会長は指摘する。その上で「前回のロペス戦は初の世界挑戦で十分な力を出せずにギリギリの勝利だった。1度戦っているので、今回は(ロペスの動きを)読みやすい。前回、最後の打ち合いは打ち負かした。あの後半に見せた打ち合いを早いラウンドで出せれば」と早期のKO勝ちまで予想していた。

 この1年間、ロペス戦を含めて3度の世界戦を経験した。拳四朗は「防衛ごとに自信はついている。8回ぐらいに倒したい」とKO勝利に意欲的だ。今や勝利後も決めポーズとなりつつある、両手でのピースサインをリング上で再び披露することを意識しながら、リターンマッチを締めくくった。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 拳四朗対ロペス 2回、拳四朗は(奥)は右ボディーでロペスをノックアウトする(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

栃ノ心連勝ストップ、鶴竜と並ぶ1敗、2敗白鵬追う

栃ノ心(右)は正代に引き落としで敗れる。左は白鵬(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇13日目◇26日◇東京・両国国技館


 初日12連勝で単独トップに立っていた関脇栃ノ心(30=春日野)に土がついた。土俵際で回り込む前頭4枚目正代(26=時津風)に引き落とされた。

 初の2場所連続優勝を狙う横綱鶴竜(32=井筒)は関脇逸ノ城(25=湊)をもろ差しから寄り切って1敗を守り、優勝争いのトップに並んだ。

 14日目は栃ノ心と鶴竜の直接対決となる。

 2敗の横綱白鵬(33=宮城野)は前頭5枚目勢(31=伊勢ノ海)を上手出し投げで下し、逆転優勝に望みをつないだ。

 再出場している小結遠藤(27=追手風)は前頭2枚目松鳳山(34=二所ノ関)に押し出されて3勝8敗2休となった。

 13日目を終わって1敗の鶴竜、栃ノ心を2敗の白鵬が追っている。

関連するニュースを読む

鶴竜1敗守る、V争いへ「目の前の一番に集中」

押し出しで勢を下し1敗を守った鶴竜(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇12日目◇24日◇東京・両国国技館


 横綱鶴竜(32=井筒)は勢を下し、1敗を守った。

 立ち合いで頭から当たると、最後まで相手の動きを冷静に見て押し出した。「体もよく動いていたし、相手にまわしを取らせず、自分で動いて攻めていこうと思った」と、納得の様子だった。関脇栃ノ心が横綱白鵬を破った結びの一番は、土俵下から見守ったが、感想を問われても「普通に見ていただけ」と、冷静に話した。

 4日目に松鳳山に敗れた後は8連勝だけに「いい感じになってきている」と、精神的に上向きになっていると話しつつ、優勝争いについては「目の前の一番に集中していくだけ」と、慎重に話した。

全勝を守った栃ノ心(左)は風呂から上がった鶴竜とすれ違う(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

勢「1歩踏み込めばわかるさですよ」5勝目に上機嫌

嘉風(右)を押し出しで破る勢(撮影・狩俣裕三)

<大相撲夏場所>◇7日目◇19日◇両国国技館


 西前頭5枚目勢(31=伊勢ノ海)が嘉風を押し出し、5勝2敗とした。

 これまでの対戦成績7勝7敗という五分の相手から、常に先手をとる形で攻め込んだ。「しっかり当たって、踏み込んで、中に入れさせないように。いい内容でした」。右肘、左膝にサポーターをつけるなど、体調は万全といいがたいが「体調が良くても勝てない時があるし、悪くても勝てる時があるんでね」と痛みは口にしない。

 話ながら、調子が出てきたのか、最後は「…1歩踏み込むのが大事なんです。そう、1歩踏み込めば、わかるさ、ですよ」。アントニオ猪木の「道」とは微妙に違うが、限りなく「道」に近いフレーズを口にするなどご機嫌だった。

関連するニュースを読む

新日本ジュニア勢で初メイン開催「扱い変えさせる」

会見するウィル・オスプレイ(撮影・酒井清司)


 新日本プロレスは17日、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(18日開幕)の会見を都内で開いた。

 毎年恒例のジュニアヘビー級最強決定戦は、25回目にして初めてシリーズ全会場でジュニア勢のメインカード開催が決定。盛り上がりを受けるように、4度の防衛を重ねるIWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイ(25)は「すでに最高の選手であることは証明済みだが、初対戦の選手の挑戦も受けるよ」と自身も含め16人の多士済々を見渡した。前王者スカルは米国からの航空便が遅延し、空港から会場の直行。「ジュニアがヘビーに劣るという考えは好きではない。扱いを変えさせる」とぶち上げた。

関連するニュースを読む

アスカ、王者ブライアンらWWE日本公演に追加参戦

6月のWWE日本公演への参戦が発表されたアスカ (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved


 WWEジャパンは17日、東京・両国国技館で開催する今年の日本公演(6月29、30日)に元NXT女子王者アスカ、元世界ヘビー級王者ダニエル・ブライアンらの追加参戦を発表した。

 4月8日のレッスルマニア34大会で当時のスマックダウン女子王者シャーロット・フレアーとの激闘を経て、ロウからスマックダウンに移籍したアスカが出場。さらには負傷引退から約2年ぶりに電撃復帰したブライアンが5年ぶりの来日を果たし、ザ・ミズも参戦することが追加で発表された。

 既にスマックダウン勢の中邑真輔をはじめ、WWEヘビー級王者AJスタイルズ、ルセフ、ニューデイ、シャーロット・フレアー、ベッキー・リンチ、ナオミらの出場が発表されていた。

6月のWWE日本公演参戦が発表された元世界ヘビー級王者ブライアン (C) 2018 WWE, Inc. All Rights Reserved

関連するニュースを読む

審判部復帰の貴乃花親方に歓声「ありがたい話」

幕内後半戦で時計係を務めた貴乃花親方(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇3日目◇15日◇東京・両国国技館


 審判部に復帰した貴乃花親方(元横綱)が、今場所初めて幕内、しかも後半戦の取組を土俵下で見守った。

 入場の際には大歓声で迎えられ「ありがたい話ですね。熱気がすごかった」と感謝。竜電-勢と大栄翔-逸ノ城で、他の審判の親方から物言いがつき、土俵に上がって協議に参加した。どちらの取組も審判長を務めた藤島親方(元大関武双山)が説明し、マイクを手にすることはなかった。

関連するニュースを読む

旭大星、北海道勢北勝鬨以来7295日ぶり幕内白星

安美錦(左)をすそ払いで下す旭大星(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館


 新入幕を果たした西前頭15枚目の旭大星(28=友綱)が、同16枚目の安美錦(39=伊勢ケ浜)をすそ払いで下し、幕内初白星を挙げた。「うれしいです」と笑顔いっぱいで、得意の足技について「狙っていたわけではないけど、勝手に足が出た」と充実の表情で振り返った。

 鮮やかな白星だった。立ち合いは、相手の変化を警戒し、慎重にもろ手突き。左上手を取られ、下手投げでまわしを切ろうと思った瞬間、右足で相手左足を引っかけた。伊勢ケ浜一門の連合げいこで胸を借りていた11歳上のベテランから奪った記念の1勝。「若い衆の頃から教えてもらっていたので」と喜びに浸った。

 初体験の懸賞金に初々しかった。この日は4本の懸賞旗が仕切り中に土俵上を回った。「目に入って欲が出ちゃう。アレはダメだ」とちゃめっ気たっぷりに笑ったが、見事に22万6800円(納税充当金込み)をゲットした。「化粧まわしを作ってくれた人や父に渡したい」と感謝の言葉を口にした。

 北海道出身力士では26年ぶりの新入幕で、北海道勢の幕内勝利は北勝鬨が98年5月24日の夏場所千秋楽で勝って以来、7295日ぶりとなった。旭大星は「連勝したい。(懸賞金を)渡したい人がいっぱいいるからもっと勝たないと」と意欲的だった。

幕内初白星を挙げ笑顔を見せる旭大星(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

勢連勝、観戦した高須院長に「イエスです」と感謝

<大相撲夏場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館


 西前頭5枚目勢(31=伊勢ノ海)が2連勝を飾った。宝富士に右からのすくい投げを鮮やかに決めたのだが、土俵脇の客席には「応援してもらってる」という、テレビCMなどで良く見る人が…。

 勢が「土俵入りの時から分かってました」というのは、美容整形の高須クリニック・高須克弥院長。「アイコンタクトじゃないけど、先生も(目で)サインを送ってくれる。いい相撲を見せたいと思いますし、来てくれた時はあんまり負けてないんですよ」-。

 懸賞も同じ伊勢ノ海部屋の錦木の取組に3本、自分の取組には5本かけてもらい、錦木とともに、それもきっちりゲットした。

 縁起のいいタニマチなのか?

 勢は「そらそうです。何せ“イエス!”ですから。ノーちゃいますからね」と上手にまとめてみせた。

関連するニュースを読む

夏場所初日は鶴竜-遠藤、白鵬-玉鷲 取組編成会議

白鵬


 日本相撲協会は11日、東京・両国国技館で審判部が取組編成会議を開き、大相撲夏場所(13日初日、両国国技館)の初日と2日目の取組を決めた。

 連続優勝を狙う横綱鶴竜(32=井筒)は初日に、新三役で注目される小結遠藤(27=追手風)と対戦。41度目の優勝を狙う横綱白鵬(33=宮城野)は、東前頭筆頭の玉鷲(33=片男波)で滑り出す。

 大関とりの関脇栃ノ心(30=春日野)は初日が松鳳山(34=二所ノ関)、2日目が阿炎(24=錣山)の平幕勢と対戦する。

 十両以上の休場者は、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)と大関高安(28=同)の2人だった。初日、2日目の三役以上の取組は以下の通り。

 【初日】(左が東)

 御嶽海-大栄翔

 阿炎-逸ノ城

 栃ノ心-松鳳山

 魁聖-豪栄道

 玉鷲-白鵬

 鶴竜-遠藤

 【2日目】(左が西)

 遠藤-豊山

 阿炎-栃ノ心

 逸ノ城-魁聖

 豪栄道-松鳳山

 玉鷲-鶴竜

 白鵬-御嶽海

関連するニュースを読む

山中慎介氏、村田諒太は「トップレベルでできる」

試合を観戦する山中氏(撮影・狩俣裕三)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 前人未到の防衛を飾った。王者村田諒太(32=帝拳)が6位エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)から8回にダウンを奪い、2分56秒TKO勝ちした。ミドル級では日本勢で初、最も重い階級での防衛に成功した。世界王者となっても己を冷静に見つめ、また経歴に偉業を加えた。標的に3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)を掲げ、さらなる頂に挑む。

 ◆山中慎介氏(元WBCバンタム級王者) パンチもあり、迫力もあった。ミドル級のトップレベルでできると思う。今後も楽しみ。

 ◆長谷川穂積氏(元世界3階級王者) 素晴らしいボクシング。圧倒していた。次の試合が楽しみ。倒しにくい相手を、よく倒した。

 ◆帝拳プロモーション・浜田剛史代表 村田は最後まで落ち着いていた。無理に攻めて前のめりにならず、12ラウンドのうちに倒せばいいという闘いだった。

8回、ブランダムラ(手前)に強烈な右ストレートを打ち込む村田(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

村田諒太「心のピョン吉」操りさらなる頂を目指す

6回、ブランダムラ(左)に強烈な右ストレートを食らわす村田(撮影・狩俣裕三)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇横浜アリーナ


 前人未到の防衛を飾った。王者村田諒太(32=帝拳)が6位エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)から8回にダウンを奪い、2分56秒TKO勝ちした。ミドル級では日本勢で初、最も重い階級での防衛に成功した。世界王者となっても己を冷静に見つめ、また経歴に偉業を加えた。標的に3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)を掲げ、さらなる頂に挑む。

 自分でも驚く一撃だった。「こんなパンチを打てるのか」。8回、残り15秒、村田はまた進化を証明した。ブランダムラを捉えた右ストレートは、直線ではなく鋭角にガードを抜けて右から顔面を捉え、ひざまずかせた。レフェリーが手を交差する。ミドル級、日本人初の防衛成す。瞬間、右拳を掲げた。「ホッとしました。KOという形で期待に応えられた」「初防衛戦なので及第点」。自然に白い歯がこぼれた。

 初回から重圧をかけ、ロープを背負わせた。相手の背中はこすれてすぐに赤くなった。フットワーク自慢を、滑らかな足取りで追い込み続けた。「体が開いていた右ストレートのズレを5回から修正できた」。倒したい欲を抑え、焦らず、「違った右」で仕留めた。

 2日前、調印式にベルトを忘れてきた。自宅に置いたままだった。うっかり、というより、防衛戦に臨む心持ちがそうさせた。「王者なんてとんでもない。圧倒する才能はない」。客観的に実力を見つめ、挑戦者の気概で成長を目指した。

 「ピョン吉の扱い方がうまくなった。2匹目の」。漫画「ど根性ガエル」の主人公のTシャツの胸にすみ着いたカエル。気ままに引っ張り回す存在を、世界王者という肩書に重ねる。1匹目は五輪金メダル。「これだけのことをしたんだから認めてくれ」。高慢だった。振り回された。

 戴冠後、2匹目が誕生したが「また1つのブームがきたな」と思えた。だから行動も変わらない。昨年のクリスマス前、30人分のケーキを手に都内の福祉施設へ。5度目の訪問。「王者になったら来るって言っていたけど、本当に来たね」の声にうれしくなった。

 5年ぶりの多忙な日々も今度は糧にした。CM共演したJ2横浜FCのFWカズが撮影中にあんぱんを食べていた。「練習し過ぎて、栄養取らないと体重が減っていく、と」。飽くなき向上心に感化された。

 1カ月前、取材時間に1時間遅れてきた。理由は「すみません、スパーが良くなくて…」。居残り練習が長くなった。「できないのは悔しいし、できたらうれしい。やりたてのような気持ちもある。そう思うとまだ続けられるなと」。新たに「できた」フィニッシュの右はそのたまものだ。

 「ゴロフキンとやりたい」。V2戦は米国、その先には最強王者を見据える。偉業にのまれず、偉業を成し続ける。【阿部健吾】

村田諒太対エマヌエーレ・ブランダムラ 村田(右)は8回TKOでブランダムラを破り、初防衛に成功する(撮影・足立雅史)
防衛に成功し、チャンピオンベルトを巻いて勝ち名乗りを受ける村田諒太(撮影・林敏行)

関連するニュースを読む

比嘉に「厳格な処分」ネリはJBC永久追放/解説

比嘉の再計量断念を報道陣に伝え、頭を下げる具志堅会長(撮影・河野匠)


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、日本人初の世界戦体重超過で王座を剥奪された。15日の横浜アリーナでのダブル世界戦前日計量が14日に都内で行われた。比嘉は51・7キロとリミットを900グラム超過し、2時間の猶予も1時間半後にギブアップ。試合開催は当日計量で55・3キロが設定された。

<解説>

 3月の山中-ネリ戦以来、国内外で計量失格へ批判の声が強まる中、日本人選手が絡んだ世界戦の計量失敗は10例目で、日本人のミスは初めてだ。再計量で1・3キロオーバーのネリはJBCから永久追放の処分が下った。比嘉は900グラムで減量ミスの原因はさまざまだが、結果的には同じ体重超過。JBC安河内事務局長は「出場停止や罰金など厳格な処分を考えざるを得ない」と話した。JBCと日本プロボクシング協会が体重超過に関する独自ルールを検討し始めた直後の不名誉な出来事だった。

 本来は当日計量だったプロボクシングが健康上の理由で前日計量に変更されたのは90年代初頭から。それを逆手に取り、大幅な減量で階級を下げて戦う流れが海外選手の主流になった。水分や吸収の良い食物で体重を一気に戻し、パワーで優位に立つ方法だ。日本勢も負けじと同じ方法を導入してきたが、無理な減量を伴う階級設定はそろそろ転換期にきているのではないか。健康面も考慮に入れ、選手たちの「適正階級」を見直す時期だろう。【藤中栄二】

前日計量で900グラムオーバーとなる比嘉(撮影・河野匠)

関連するニュースを読む

敢闘賞に単独で魁聖 技能賞は遠藤が受賞 相撲三賞

三賞を受賞しガッツポーズの、左から栃ノ心、魁聖、遠藤(撮影・岡本肇)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇25日◇エディオンアリーナ大阪


 敢闘賞の魁聖は、勝てば同時受賞となっていた勢を退け、単独での受賞を勝ち取った。優勝から遠ざかった際には、師匠の友綱親方(元関脇旭天鵬)から三賞奪取を厳命されていただけに「よかったです」とホッとした様子。

 技能賞の遠藤は、審判部から左四つの取り口を評価され「成長したかどうかは分からない。でも技能の評価はうれしい」と話した。昇進後のしこ名について師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は「今のままでいきます」と話した。

関連するニュースを読む