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宇良「対戦できるのはうれしい」同学年対決で10勝

宇良(左)は送り出しで北勝富士を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇12日目◇25日◇東京・両国国技館

 平幕宇良(24=木瀬)の勢いが止まらない。この日は同じ学生相撲出身で同学年の北勝富士と対戦。立ち合いで大きく右にかわって、右に回り込みながら2度はたきこむ。相手のバランスを崩した後、きっちり送り出した。

 同世代の好敵手を倒して、10勝2敗。「序ノ口から、どの番付でもやってきた。どんどん上に上がってきて対戦できるのはうれしいです」。

 初の三賞を完全に視界に入れて、トップを走る横綱白鵬と2差のまま残り3日に突入する。「2桁白星より、あと3日に集中したい」と、ラストスパートに向けて表情を引き締めた。

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白鵬12連勝、1敗で日馬!高安10勝大関ほぼ手中

宝富士(後方)を上手投げで破り大関昇進目安の10勝目を挙げた高安(撮影・丹羽敏通)

<大相撲夏場所>◇12日目◇25日◇東京・両国国技館

 6場所ぶり38度目の優勝を狙う横綱白鵬(32=宮城野)は、前頭4枚目の栃煌山(30=春日野)をはたき込んで無傷の12連勝と星を伸ばした。

 5場所ぶり9度目の優勝を目指す横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭5枚目貴ノ岩(27=貴乃花)が「左大腿四頭筋肉離れ」でこの日から休場となったため不戦勝で11勝目。

 大関豪栄道(31=境川)は、前頭3枚目の碧山(30=春日野)を押し出し7勝目。かど番脱出へあと1勝となった。

 大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、同5枚目の正代(25=時津風)を送り出して10勝2敗。正代は8勝4敗。照ノ富士は左脚を引きずりながら引き揚げた。

 大関どりの関脇高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目の宝富士(30=伊勢ケ浜)を上手投げで下し10勝目、大関昇進の目安となる直近3場所での33勝に到達した。

 関脇琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は、小結御嶽海(24=出羽海)に寄り切られ8敗目となり負け越し。御嶽海は6勝6敗の五分に戻した。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(26=追手風)は、前頭2枚目隠岐の海(31=八角)を寄り切って5勝7敗。

 前頭10枚目宇良(24=木瀬)は、同7枚目北勝富士(24=八角)を送り出して、10勝2敗とした。

 12日目を終え、優勝争いは全勝で白鵬、1敗で日馬富士、2敗で照ノ富士、高安、宇良となった。

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宇良、北勝富士との対戦に「大学でやってますから」

正代を送り出しで破った宇良(左)(撮影・丹羽敏通)

<大相撲夏場所>◇11日目◇24日◇東京・両国国技館

 1学年上の正代を倒し、今日は同学年北勝富士と対戦する9勝の宇良は「大学でやってますから。(2人と)力の差があるところから、ここまで上がってきた。挑戦者の気持ちで思い切っていきたいです」と闘志を燃やした。

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北勝富士が勝ち越し「ここから引き締め」次戦は宇良

<大相撲夏場所>◇11日目◇24日◇東京・両国国技館

 平幕北勝富士(24=八角)が大翔丸を押し出し、初場所以来3度目の勝ち越しを決めた。「押し相撲の相手に、しっかり下から押し上げることができた。いい感じですね」という。

 174センチ、159キロの大翔丸は、183センチ、163キロの自身にとっては大きくない。「小さい人に対する当たり方がわかってきた感じ。大きい人との当たり分けができるようになってきました」と充実ぶりを語った。

 先場所は入幕3場所目にして7勝8敗と初の負け越しを喫した。それだけに11日目という早い段階での勝ち越しがうれしそう。「いいっすよね。ただ前回はそこ(12日目)から(3連敗して)負けがこんだだので、ここから引き締めていきます」。

 12日目は同学年の宇良が相手。「本場所で当たりそうだったから“宇良慣れ”するため、場所前は木瀬部屋に何度もおじゃましました。(宇良とは)勝率90%か95%ぐらいだったけど、稽古と本番は違いますから」。出世を争う同世代対決を見据えていた。

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宇良「精いっぱいやっただけ」6連勝で9勝目

正代を送り出しで破った宇良(左)(撮影・丹羽敏通)

<大相撲夏場所>◇11日目◇24日◇東京・両国国技館

 平幕宇良(24=木瀬)が連勝を6に伸ばし、トップと2差の9勝2敗とした。

 この日は学生相撲の1年先輩で同じ8勝2敗だった正代と対戦。相手の胸に頭から当たり、両手で左腕をたぐり寄せながら右に回って背後をとり送り出した。

 終盤戦に入っても疲れを感じさせないスピーディーな相撲に「精いっぱいやっただけです。(最後に)横から攻められたのは良かったですね」と納得顔だ。白星を重ねるごとに、場内の声援も大きくなっている。「そこを意識して相撲をとっているわけじゃない。今考えることじゃないです」と浮かれた様子はない。

 25日の12日目は学生相撲出身で同学年の北勝富士。連日の同世代対決を前に「(2人と)力の差のあるところから、ここまで上がってきた。挑戦者の気持ちで思い切っていきたいです」と話した。

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正代、先輩の威厳保ち7勝目 実家の新居も完成だ!

北勝富士(手前)を押し出す正代(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇9日目◇22日◇東京・両国国技館

 正代が初顔合わせの北勝富士を下して、先輩の意地を見せた。

 東農大3年時のインカレ決勝で、日体大2年だった北勝富士に負けていて「他の力士よりだいぶ意識した。威厳は保てたかな」。昨年4月の熊本地震で、被災した実家のリフォームが完了。16日に鍵を受け取ったといい「新居ができたんですよ。そのうち請求書が来るはず」と帰省を楽しみにした。

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北勝富士、蒼国来に3度目で初勝利「苦手だった…」

<大相撲夏場所>◇6日目◇19日◇東京・両国国技館

 北勝富士は3度目の対戦で蒼国来に初勝利した。

 「やっと勝てました。力を逃がされて伝わらないから苦手だった。アップも減らして冷静に落ち着いて行けたのがよかった」と話した。

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貴景勝4勝「強い」高校先輩北勝富士と頭で激突8回

<大相撲夏場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館

 西前頭7枚目の貴景勝(20=貴乃花)が、埼玉栄高の4年先輩、東前頭7枚目の北勝富士との激闘を制して4勝1敗とした。

 立ち合いから激しい張り合いがあり、途中で8度も頭同士でぶつかった。最後に引き落としで勝負を決めて「立ち合いが良かったので、攻め込もうと思ったんですが…強いし、そう簡単にはいきませんね」。先輩との幕内対決を「こういう舞台で勝負できるだけでうれしい」と語り、中盤戦以降について「変に硬くならず、楽しんでやろうと思う」と話していた。

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北勝富士に新化粧まわし「胸張って大暴れしたい」

新しい化粧まわしを贈られた北勝富士

 大相撲の東前頭7枚目北勝富士(24=八角)が9日、埼玉県所沢市内で「北勝富士関を応援する会」の内野正幸会長が代表を務めるウチノ看板株式会社から、同社のロゴが刺しゅうされた新化粧まわしを贈られた。

 三角形のロゴは内野会長が、戦国武将の毛利元就の「3本の矢」からヒントを得たもの。「ピラミッドもイメージしている。どっしり構えて倒れないし、ピラミッドのパワーも縁起がいい」とあやかった。自身5本目となる化粧まわしを手にした北勝富士は「4本とも色が違う。(房の)青がきれい。僕のラッキーカラーですから良いイメージですね」と喜んだ。

 春場所は右ふくらはぎの肉離れに苦しみ、初土俵を踏んだ15年春場所から続いていた勝ち越しが途切れた。「初めて負け越して悔しかった。だけど、けがして7勝は自信になった。このまわしを締めて胸を張って大暴れしたい」と気合を込めた。

 8月には地元・所沢で43年ぶりに夏巡業が開催されるのが決まっている。「自分が関取に上がって開催されるのは光栄だし、身が引き締まる。(夏巡業までに)三役になれたらいいな」と気持ちを高め、目の前に迫った夏場所(14日初日、東京・両国国技館)の目標を「10番勝って三賞」と堂々と宣言した。

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北勝富士「ふっかちゃん」に嫉妬?所沢愛に胸を張る

深谷市巡業で、埼玉県を代表する深谷市のゆるキャラ「ふっかちゃん」(右)に胸を借りた? 所沢市のゆるキャラ「トコろん」の化粧まわしの幕内北勝富士(撮影・今村健人)

 大相撲の春巡業は24日、埼玉県深谷市で行われ、意外なところで「ゆるキャラ戦争」が発生した。

 巡業には深谷市のゆるキャラ「ふっかちゃん」が、あちらこちらで出没した。ウサギのようでシカのような「ふっか」という生きもので、地元の「深谷ねぎ」の角が特徴。ゆるキャラグランプリでは14年に2位、15年に3位に入っている。

 そんな実力者に嫉妬? したのは、同じ埼玉県の所沢市で観光大使を務める幕内北勝富士(24=八角)だった。「ふっかちゃんは、わが『トコろん』のライバルですから」と言い放った。

 所沢市のゆるキャラで、市の鳥「ひばり」をモチーフに、日本航空発祥の地にちなんで頭にプロペラがついている「トコろん」。その化粧まわしを、北勝富士は締めていた。トコろんは16年のゆるキャラグランプリで58位。ふっかちゃんはライバルであり、目標でもあった。

 「初めて飛行機が飛んだのが所沢。所沢にはあのトトロの森もあるんです。所沢のことだったら、何でも聞いてください」と胸を張る北勝富士。地元愛はかなり強い。「トコろんを頑張らせないと。そのためには自分が頑張らないと」。相棒をより一層、輝かせるために自らの奮闘も誓った。

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稀勢の里、高安8連勝、1敗で照ノ富士ら 春場所

松鳳山に両差しを差されピンチとなった稀勢の里だったが右からの小手ひねりで8連勝(撮影・岡本肇)

<大相撲春場所>◇8日目◇19日◇エディオンアリーナ大阪

 田子ノ浦部屋の兄弟力士がそろって中日ストレート給金を決めた。

 兄弟子の新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が、前頭3枚目松鳳山(33=二所ノ関)を小手ひねりで下し無傷の8連勝とし、弟弟子の関脇高安(27=田子ノ浦)も、前頭筆頭の勢(30=伊勢ノ海)を下手投げで下し中日で勝ち越しを決めた。

 横綱鶴竜(31=井筒)は、小結正代(25=時津風)を寄り切って6勝目。横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)は、前頭2枚目貴ノ岩(27=貴乃花)を上手投げで下し6勝2敗。

 大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、小結御嶽海(24=出羽海)を押し出し7勝1敗、かど番脱出へあと1勝とした。

 大関復帰を狙う関脇琴奨菊(33=佐渡ヶ嶽)は、前頭2枚目蒼国来(33=荒汐)を寄り切って6勝目。

 前頭10枚目栃煌山(30=春日野)は、同15枚目千代皇(25=九重)を肩すかしで下し7勝1敗。

 新入幕の前頭12枚目宇良(24=木瀬)は、同9枚目琴勇輝(25=佐渡ケ嶽)を送り出し4勝4敗と五分の星に戻した。人気力士の同5枚目遠藤(26=追手風)は、同5枚目北勝富士(24=八角)を寄り切って5勝3敗とした。

 8日目を終え勝ちっ放しは稀勢の里、高安、1敗で照ノ富士、栃煌山が続いている。

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北勝富士2勝目「ありがたい」地元の声援に感謝

<大相撲春場所>◇7日目◇18日◇エディオンアリーナ大阪

 苦しい土俵が続く西前頭5枚目の北勝富士(24=八角)が、2日目からの連敗を5で止め、ようやく今場所2勝目を挙げた。支度部屋では、応援してくれるファンへの感謝の言葉を並べた。

 「組んだ時点でダメだと思った」と荒鷲(30=峰崎)に右四つに組まれた。初日を4日後に控えた今月8日の稽古で、右ふくらはぎを肉離れ。完治にはほど遠く、この取組でも荒鷲の右からのすくい投げに振られ、懸命にこらえた。我慢すると左前まわしに手が届き、浅いもろ差し。腰を割って寄り切った。

 「組むなんて、あり得なかった。組んで勝ったのは自信になります」と言った後、埼玉・所沢市出身の北勝富士は、館内のある光景を口にした。「所沢から今日は、ハッピを着て応援に来てくれた人がいました。市役所の職員の方なんです。腹から声を出してくれて、よく聞こえました。(連敗で)落ち込んでいるからこそ、応援してくれるのはありがたいんです」。連敗中は連日、ツイッターで「頑張って下さい」といったコメントが40~50件はあったという。「明日は東京から(治療の)先生が来てくれるんです。こうやって自分は支えられている。そんな励ましに応えないと、と思っていました。この1勝は本当に良かった」と、しみじみとした口調で思いを語った。

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千代翔馬1敗キープ「精いっぱいやってるだけです」

<大相撲春場所>◇6日目◇17日◇エディオンアリーナ大阪

 西前頭7枚目の千代翔馬(25=九重)が、同5枚目の北勝富士(24=八角)を破り、1敗を守った。

 激しい突っ張り合いの攻防も、最後は柔らかな身のこなしで、はたき込んだ。「精いっぱいやってるだけです。余裕ないですよ」と言うが、好調を物語るように表情はにこやか。入幕4場所目で地力もつけており「また新しい気持ちで、一番一番しっかり取るだけです」と気負いもない。

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嘉風「いい流れ」後輩北勝富士下し先輩の面目躍如

<大相撲春場所>◇5日目◇16日◇エディオンアリーナ大阪

 東前頭4枚目の嘉風(34=尾車)が、西前頭5枚目の北勝富士(24=八角)を下し、3勝2敗とした。

 相手は、同じ日体大OBの後輩。初顔だった先場所は敗れていただけに、リベンジに成功して先輩の面目躍如だ。「前回は思い切り行ったら圧力が伝わってなかった。今回は圧力を伝えるように行った。押し上げてから懐に入る、いい流れでした」と満足。「2-3と、3-2じゃ気持ちが違う」と、序盤の白星先行を喜んだ。

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稀勢の里は西2枚目横綱、宇良新入幕 新番付発表

新横綱の稀勢の里

 日本相撲協会は27日、大相撲春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。

 日本出身としては98年名古屋場所の若乃花(3代目)以来の新横綱になり、横綱在位の日本出身力士としては03年初場所の貴乃花以来となった稀勢の里(30=田子ノ浦)は、4横綱の中では序列最下位となる西の2枚目に番付された。4横綱は00年春場所の貴乃花、曙、武蔵丸、若乃花以来、17年ぶり。新入幕から73場所を要し、昭和以降の新横綱41人中、最スロー昇進となった稀勢の里の土俵が注目される。

 春場所初日前日の3月11日に32歳の誕生日を迎える白鵬(宮城野)は、5場所ぶり史上最多の38度目の優勝を目指す。番付は4場所ぶりに、序列最高位となる東の正位に就いた。

 照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は2場所ぶり4度目の大関かど番。琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)が関脇に陥落したことで大関は、豪栄道(30=境川)と合わせ14年名古屋場所以来の2人となった。なお、大関からの陥落は14年初場所の琴欧洲(現鳴戸親方)以来、昭和以降では25人(30回)目となる。

 規定により琴奨菊は、今場所10勝を挙げれば大関に復帰できる。関脇に陥落した05年初場所で11勝を挙げ、翌場所で返り咲いた栃東(現玉ノ井親方)以来の大関復帰なるか、にも注目される。

 他の関脇は、玉鷲(32=片男波)が2場所連続(三役は3場所連続)、高安(26=田子ノ浦)は2場所ぶり(三役は5場所連続)の復帰。関脇3人は14年春場所(豪栄道、琴欧洲、栃煌山)以来になる。小結は、御嶽海(24=出羽海)が2場所ぶりの復帰、正代(25=時津風)は新三役だった初場所の関脇から降格して初の小結。

 宇良(24=木瀬)は、ご当所の大阪府からは昨年春場所の大翔丸(25=追手風)以来、戦後21人目の新入幕。関学大からは初めてで、学生相撲出身では昨年九州場所の北勝富士(24=八角)、石浦(27=宮城野)以来、89人目の幕内力士となった。再入幕は3場所ぶりの大栄翔(23=追手風)、2場所ぶりの旭秀鵬(28=友綱)、3場所ぶりの徳勝龍(30=木瀬)の3人。

 新十両の朝乃山(22=高砂)は、富山県からは88年九州場所の駒不動以来、戦後9人目の新十両。97年夏場所の琴ケ梅以来、約20年ぶりに富山県出身力士が関取(十両以上)として番付にしこ名が載った。高砂部屋としても15年九州場所の朝弁慶(28)以来の新十両で、関取輩出が140年目の今年初場所で途絶えたが、1場所で復帰することになった。近大からは11人目で、学生相撲出身では121人目の関取誕生となった。再十両は、2場所ぶりの北はり磨(30=山響)と3場所ぶり復帰の富士東(29=玉ノ井)の2人。幕下では西筆頭の貴源治(19=貴乃花)が、貴乃花親方(元横綱)が育てた3人目の関取の座を狙い、東2枚目の豊ノ島(33=時津風)は昨年秋場所以来、4場所ぶりの関取復帰を目指す。

 3月10日の取組編成会議で、幕内の初日、2日目の対戦相手が決定。12日の初日を迎える。

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逸ノ城、5場所ぶり2桁白星「全然意識していない」

北勝富士(左)を寄り切りで下す逸ノ城(撮影・中島郁夫)

<大相撲初場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

 逸ノ城(23=湊)が5場所ぶりに2桁白星に到達した。

 北勝富士の押しに後退したが、右を差すと落ち着いて寄り切った。ただ、手つきのタイミングが合わず、左張り手に失敗したことに「手をつかないと、お客さんから『早くつけ』と声が飛んでくるから慌てた」と苦笑。優勝争いには「全然意識してない。精いっぱい頑張りたい」と話した。

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稀勢1敗死守、琴奨菊は陥落/12日目写真リプレー

勢(左)の顔面を突く稀勢の里(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

 大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が前頭3枚目勢(30=伊勢ノ海)を寄り切って1敗を守った。横綱白鵬(31=宮城野)、前頭10枚目貴ノ岩(26=貴乃花)、同13枚目逸ノ城も10勝2敗で追走。大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)は8敗目を喫し、2場所連続の負け越しで大関から陥落した。

稀勢の里、27秒7の力相撲で1敗死守

稀勢の里(田子ノ浦)11勝1敗寄り切り勢 (伊勢ノ海)7勝5敗

勢(左)の顔面を突く稀勢の里(撮影・小沢裕)

勢(手前)を寄り切りで破る稀勢の里(撮影・鈴木正人)

勢を寄り切りで下し1敗を守った稀勢の里(左)。右は白鵬(撮影・小沢裕)

勢(左)を寄り切りで下す稀勢の里(撮影・中島郁夫)

勢(左)を寄り切りで破り1敗を守った稀勢の里(撮影・鈴木正人)

横綱の意地!白鵬も1差追走

白鵬 (宮城野)10勝2敗引き落とし栃煌山(春日野)3勝9敗

栃煌山(左)を引き落としで下す白鵬(撮影・中島郁夫)

栃煌山を引き落としで破り懸賞金を手に引き揚げる白鵬(撮影・鈴木正人)

琴奨菊、昨年初優勝の初場所でまさかの大関陥落

玉鷲 (片男波)7勝5敗押し出し琴奨菊 (佐渡ケ嶽)4勝8敗

ルーティンをする琴奨菊(撮影・中島郁夫)

玉鷲(右)に強烈なのど輪攻めを許し押し出しで敗れた琴奨菊(撮影・小沢裕)

玉鷲(手前)に押し出しで敗れる琴奨菊(撮影・鈴木正人)

玉鷲に敗れ負け越しが決まった琴奨菊は、土俵下で唇をかむ(撮影・鈴木正人)

貴ノ岩、自己最多12勝へあと2勝

貴ノ岩(貴乃花)10勝2敗寄り切り錦木(伊勢ノ海)4勝8敗

2敗を守り支度部屋で笑顔を見せる貴ノ岩(撮影・小沢裕)

逸ノ城2桁10勝!2014年秋場所では13勝

北勝富士(八角)8勝4敗寄り切り逸ノ城(湊)10勝2敗

2敗を守り支度部屋で笑顔を見せる逸ノ城(撮影・小沢裕)

今日のイチ押しフォト

千代の国(九重)7勝5敗はたき込み琴勇輝(佐渡ケ嶽)5勝7敗

琴勇輝(手前)を、はたき込みで破る千代の国(撮影・鈴木正人)

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稀勢の里1敗守る、白鵬ら2敗、琴奨菊は大関陥落

勢(右)の動きに冷静に対処する稀勢の里(撮影・中島郁夫)

<大相撲初場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

 単独で首位を走る大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が、前頭3枚目の勢(30=伊勢ノ海)を寄り切って1敗を守った。勢は7勝5敗。

 2敗で追う横綱白鵬(31=宮城野)は、前頭4枚目栃煌山(29=春日野)を引き落として10勝2敗とした。

 大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)は、関脇玉鷲(32=片男波)に押し出され8敗目を喫し、2場所連続の負け越しとなり、大関から陥落した。

 大関豪栄道(30=境川)は、前頭4枚目遠藤(26=追手風)に突き落とされ8勝4敗。遠藤は6勝6敗と星を五分に戻した。

 大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭5枚目の豪風(37=尾車)に叩き込みで敗れ4勝8敗。豪風は8勝4敗で勝ち越しを決めた。

 前頭10枚目貴ノ岩(26=貴乃花)は同11枚目錦木(26=伊勢ノ海)を寄り切り、同13枚目逸ノ城(23=湊)も同8枚目北勝富士(24=八角)を寄り切って、ともに10勝目を挙げた。同10枚目蒼国来(33=荒汐)は同6枚目の千代翔馬(25=九重)に上手出し投げで敗れ3敗目(7勝)を喫した。

 前頭筆頭の御嶽海(24=出羽海)は、前頭筆頭の宝富士(29=伊勢ケ浜)を押し出して9勝3敗とした。

 小兵の前頭9枚目石浦(27=宮城野)は、同14枚目の千代大龍を寄り倒しで下し5勝7敗。十両3枚目の宇良(24=木瀬)は、同7枚目安美錦(38=伊勢ケ浜)を送り出して9勝3敗とした。

 12日目を終え1敗で稀勢の里、2敗で白鵬、貴ノ岩、逸ノ城が追う展開となった。

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北勝富士、豪風の「わなにはまり」豪快ダイビング

豪風にはたき込みで敗れる北勝富士(撮影・野上伸悟)

<大相撲初場所>◇10日目◇17日◇東京・両国国技館

 東前頭8枚目の北勝富士(24=八角)が、同5枚目のベテラン豪風(37=尾車)に敗れ7勝3敗。新入幕から2場所連続の勝ち越しは、お預けとなった。

 体を丸めた重心の低い、持ち味の出足はいつもと変わらなかったが、右へ体を開かれはたきこまれ、豪快にダイビングするように土俵にはった。

 「今日は照明が暗いと感じるほど、全体的に視界がドヨ~ンとしていた。調子がいい時は周囲が明るく感じる」と話すように、取組前から「嫌な感じだなと思った」と不安を抱えての土俵だった。

 さらに地元の埼玉・所沢から100人以上が、応援に駆けつけてくれたという。「注目されるのは、うれしいんです」と素直に喜ぶも、場所も中盤を終えたこともあり「緊張と疲れがダブルできました。ベテランの、わなにもはまりました」と肩を落とした。何とか前向きに考えようと「あと5日もある。1番勝てばいいぐらいの気持ちで」と、目の前にある勝ち越しを目標に据えた。

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稀勢の里1敗、白鵬2連敗、鶴竜4敗目 初場所

寄り切りで琴奨菊(右)に敗れた稀勢の里(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

 大関稀勢の里(30=田子ノ浦)に土がつき、白鵬(31=宮城野)と鶴竜(31=井筒)の両横綱が敗れた。

 稀勢の里は、かど番の大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)を左四つに組み止めたが、がぶって出られて寄り切られ、勝ちっ放しがいなくなった。琴奨菊は連敗を5で止め、3勝目を挙げた。

 8日目に連勝が止まった白鵬は、小結高安(26=田子ノ浦)に押し出されて2連敗を喫した。

 横綱鶴竜(31=井筒)は、前頭3枚目の勢(30=伊勢ノ海)に押し出されて4敗目を喫した。勢は2個目の金星を挙げた。

 大関豪栄道(30=境川)は、前頭3枚目隠岐の海(31=八角)を危なげなく寄り切って6勝目を挙げた。

 3連勝中だった大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭2枚目荒鷲(30=峰崎)に上手投げで敗れ4勝5敗と黒星が先行した。

 人気力士の前頭4枚目遠藤(26=追手風)は、同8枚目北勝富士(24=八角)の左のど輪で押し出され4勝5敗となった。小兵の同9枚目石浦(27=宮城野)は、同14枚目佐田の海(29=境川)を押し出して3勝目を挙げた。

 十両3枚目の宇良(24=木瀬)は、同7枚目旭大星(27=友綱)を押し出して7勝目で勝ち越しに王手をかけた。

 9日目を終わって幕内は1敗で稀勢の里、前頭10枚目貴ノ岩(26=貴乃花)がトップに並び、2敗で白鵬、勢、北勝富士、前頭10枚目蒼国来(33=荒汐)同13枚目逸ノ城(23=湊)が追う展開となった。

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北勝富士6勝目「自信に」日体大の大先輩嘉風を撃破

<大相撲初場所>◇8日目◇15日◇東京・両国国技館

 入幕2場所目となる東前頭8枚目の北勝富士(24=八角)が、西前頭5枚目の嘉風(34=尾車)に押し倒しで快勝し、6勝目を挙げた。

 北勝富士にとって、ただの白星ではない。相手は10歳年上の日体大の大先輩だ。左はノド輪、右はハズで押しての会心の一番に「自信になります。日体大では、いちばん上の先輩。埼玉栄と合わせても(自分にとって)先輩の中で一番上ですから」と喜んだ。戦略も「絶対に左を差させたくなかった。右をうまく使えたし、出足も良かった」と内容も納得の一番だった。

 前日の7日目に、千代の国に突き落としで敗れ、2敗目を喫した。だが部屋に戻ると、師匠の八角理事長(元横綱北勝海)から「あの相撲でいいんだ」という、お褒めの言葉をもらった。「6勝2敗は出来すぎ。とりあえず、あと2勝を目指します。『もう中日か』と思えるので、まだ元気ですよ」と白星の積み重ねをもくろむ。

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白鵬、稀勢の里ら5連勝、鶴竜は2連敗 初場所

高安(左)に敗れた鶴竜に、林家ペー・パー子(右端)と永田裕志(中央上)も大盛り上がり(撮影・中島郁夫)

<大相撲初場所>◇5日目◇12日◇東京・両国国技館

 横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)は、前頭3枚目隠岐の海(31=八角)を下手投げで下し3勝2敗とした。

 横綱白鵬(31=宮城野)は、前頭2枚目松鳳山(32=二所ノ関)を突き落として無傷の5連勝と星を伸ばした。

 2場所連続優勝を狙う横綱鶴竜(31=井筒)は、小結高安(26=田子ノ浦)の引き落としを食らって連敗で3勝2敗。高安は3勝目。

 大関稀勢の里(30=田子ノ浦)は、2横綱1大関を撃破し、波に乗る前頭筆頭御嶽海(24=出羽海)を寄り切って5連勝。御嶽海は3勝2敗。

 大関豪栄道(30=境川)は、前頭2枚目荒鷲(30=峰崎)は右四つから寄り切って3勝2敗とした。

 大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、関脇玉鷲(32=片男波)に押し出され4敗目。玉鷲は4勝1敗。

 かど番の大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)は、土俵際で前頭筆頭宝富士(29=伊勢ケ浜)の上手投げを食らって2勝3敗、黒星先行となった。宝富士は5日目でようやく初日が出た。

 人気力士の前頭4枚目の遠藤(26=追手風)は、同6枚目の琴勇輝(25=佐渡ケ嶽)を送り出して3勝2敗。小兵の前頭9枚目石浦(27=宮城野)は、同8枚目北勝富士(24=八角)の上手投げを食らって4敗目。

 十両3枚目の宇良(24=木瀬)は、同2枚目旭秀鵬(28=友綱)を寄り切って5連勝とした。

 幕内の全勝は白鵬、稀勢の里、貴ノ岩(26=貴乃花)蒼国来(33=荒汐)佐田の海(29=境川)の5人。

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小兵石浦が破竹の8連勝!そらない「ひげ」で験担ぎ

石浦(左)は、北勝富士を撃破し8連勝とする(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇9日目◇21日◇福岡国際センター

 新入幕で幕内最軽量114キロの石浦(26=宮城野)が8連勝で勝ち越しを決めた。立ち合いで頭を下げて、同じ新入幕の北勝富士の懐に入り込むと、左を差して一気に寄り切った。平幕で唯一の勝ち越しを決め、新入幕の9日目での勝ち越しは14年秋場所の逸ノ城以来。

 石浦が持ち味を存分に生かした。低い立ち合いでぶつかると、183センチ、159キロの北勝富士の上体が浮いた。その瞬間を見逃さず、左を差し、相手の左足を渡し込んで一気の寄り切り。173センチ、関取最軽量の114キロの小兵らしい取組に会場は沸いた。「(兄弟子白鵬に)『給金を直すことができました』って報告したら、『おめでとう』って言われました」と、恥ずかしそうに笑った。

 アマチュアの強豪鳥取城北高では、3年時に世界ジュニア軽量級で優勝するなど華々しい成績を残した。日大に進学するも腸の病気を患ってプロ入りを断念した。卒業後に約3カ月のオーストラリアに語学留学した際、相撲への情熱が再燃。大学4年の時に声をかけてもらった宮城野部屋に入門し、約4年。平幕第1号の勝ち越しを決めた。

 快進撃に直結するルーティンがある。起床の午前8時30分から就寝の午前0時まで毎日、同じ行動を取っている。午後5時から1時間は「唯一相撲を忘れられる時間」として格闘ゲームに没頭する。午後10時からは風呂場で「20~30分、翌日の取組を考えます」。時間通りに行動することで落ち着ける。「僕みたいな小さい人は立ち合いが全て」。余計なことを考えず立ち合いの瞬間に、100%でぶつかることができる。

 初日は土俵入りで緊張して「ああしなきゃ、こうしなきゃと考えてました」と慌てたが、今では「逆に気合が入りますね」と頼もしい。唯一の験担ぎは、負けるまでひげをそらないこと。「怒られたらそりますけど…。そる機会が少ないようにしたいですね」と、初日の黒星以来そっていない、ひげと白星をどこまで伸ばせるか、注目だ。【佐々木隆史】

<石浦アラカルト>

 ◆生まれ 1990年(平2)1月10日、鳥取市生まれ。本名同じ。5歳から相撲を始める。父外喜義(ときよし)さんは鳥取城北高校長で相撲部総監督。ほか母と妹2人。血液型A。

 ◆好き 「ちびっ子ギャング」の異名を取った元関脇鷲羽山が理想で、場所入り前には映像を見た。プロ野球は阪神ファン。趣味はキャッチボールで、日大時代に貯金をはたいて黒地に赤と緑の線が入ったグラブを特注したほど。

 ◆利き腕 生まれつき左利き。父に食事や筆記で右利きに矯正されかけたが「ふてくされてご飯を食べなかった」と反抗。打撃だけ右打ち。

 ◆身体能力 スクワット260キロ、ベンチプレスも200キロを上げる。高校時代の50メートル走は6秒3。立ち幅跳びの3メートルは校内1位。

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豪栄道綱とり絶望的…九州場所9日目/写真リプレー

高安(右)の体勢を崩す鶴竜(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇9日目◇21日◇福岡国際センター

 9日目を終え勝ちっぱなしは鶴竜、1敗で白鵬、日馬富士、平幕の石浦が追う展開となった。綱とりの豪栄道は痛恨の3敗目を喫した。

 おもな取り組みを写真で振り返る。

横綱

高安(田子ノ浦)4勝5敗寄り切り鶴竜(井筒)9勝0敗

○鶴竜「体がちゃんと反応して、よく動いてくれている」

●高安(報道陣の質問に)「…」

高安(右)の体勢を崩す鶴竜(撮影・栗木一考)

高安(右)を寄り切りで下す鶴竜(撮影・栗木一考)

高安(右)を寄り切りで下す鶴竜(撮影・栗木一考)

白鵬(宮城野)8勝1敗上手投げ琴奨菊(佐渡ケ嶽)3勝6敗

○白鵬「残して我慢したという感じ。流れは悪くない」

●琴奨菊「厳しさが足りない。立ち合いに(力が)ない」

琴奨菊(左)を上手投げで下す白鵬(撮影・栗木一考)

琴奨菊(左)を上手投げで下す白鵬(撮影・栗木一考)

日馬富士(伊勢ケ浜)8勝1敗寄り切り隠岐の海(八角)2勝7敗

○日馬富士「(3場所敗れていた相手に白星)それは特に考えてもしょうがないから。立ち合いに集中して自分の相撲を取りました」

隠岐の海を寄り切り8勝目を挙げた日馬富士(撮影・岡本肇)

大関

豪栄道(境川)6勝3敗突き落とし稀勢の里(田子ノ浦)7勝2敗

●豪栄道「(綱とり絶望的に)しょうがないね。理想を言えば、差し手の方に体を寄せなきゃだめなんだけど」

○稀勢の里「集中してやるだけ。(相手の硬さは)分からない。今日は今日。明日は明日」

稀勢の里(左)に突き落とされ3敗目を喫した豪栄道(撮影・岡本肇)

稀勢の里(右)に突き落としで敗れた豪栄道(撮影・栗木一考)

魁聖(友綱)0勝9敗上手投げ照ノ富士(伊勢ケ浜)7勝2敗

○照ノ富士(かど番脱出まであと1勝)「思い切って相撲が取れている。一番一番集中していく」

●魁聖(9連敗)「体が思うように動かない。早く今場所が終わってほしい」

魁聖(右)を上手投げで下す照ノ富士(撮影・栗木一考)

魁聖(右)を上手投げで下す照ノ富士(撮影・栗木一考)

平幕

石浦(宮城野)8勝1敗寄り切り北勝富士(八角)5勝4敗

○石浦「(勝ち越しに)想像していなかった。本当にうれしい」

石浦(左)は、北勝富士を撃破し8連勝とする(撮影・岡本肇)

遠藤(追手風)5勝4敗寄り切り宝富士(伊勢ケ浜)5勝4敗

●遠藤「負けたので何もないです」

宝富士(左)に寄り切りで敗れる遠藤(撮影・栗木一考)

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鶴竜9連勝、1敗で白鵬ら、豪栄道3敗目 九州場所

高安(右)を寄り切りで下す鶴竜(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇9日目◇21日◇福岡国際センター

 綱とりの大関豪栄道(30=境川)は、大関稀勢の里(30=田子ノ浦)に突き落とされて3敗目を喫し、場所後の昇進は厳しくなった。右を差して出たが、右に回り込まれながら倒された。稀勢の里は7勝目を挙げた。

 昨年秋場所以来、7場所ぶりの優勝を狙う横綱鶴竜(31=井筒)は、関脇高安(26=田子ノ浦)を右上手出し投げから寄り切り9連勝を飾った。高安は5敗目を喫した。

 残る2横綱は1敗を守った。白鵬(31=宮城野)は、大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)を左上手投げで下した。琴奨菊は6敗目。日馬富士(32=伊勢ケ浜)は、関脇隠岐の海(31=八角)を速攻で寄り切った。

 大関照ノ富士(24=伊勢ケ浜)は、前頭2枚目魁聖(29=友綱)を左上手投げで下して7勝目を挙げ、かど番脱出に王手をかけた。

 前頭15枚目の石浦(26=宮城野)は、同じ新入幕の同11枚目北勝富士(24=八角)を左差しからの電車道で寄り切り、平幕勝ち越し1号を決めた。

 人気力士の前頭3枚目遠藤(26=追手風)は、同4枚目宝富士(29=伊勢ケ浜)に寄り切られて5勝4敗となった。

 9日目を終え、勝ちっぱなしは鶴竜、1敗で白鵬、日馬富士、平幕の石浦が追う展開となっている。

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北勝富士5勝「運が良かった」先輩英乃海がバッタリ

<大相撲九州場所>◇8日目◇20日◇福岡国際センター

 新入幕で西前頭11枚目の北勝富士(24=八角)が、ラッキーな白星を拾い3連勝で5勝目を挙げた。

 東前頭13枚目の英乃海(27=木瀬)と対戦。相手の突き、押しにやや防戦気味ながら、右に回り込んだ。ここから体勢を作り直そうとしたところで、目の前の英乃海がバッタリ。相手の腰くだけで白星が舞い込んだ。

 「立ち合いは良かったんですが(その後の攻防で)ヤバイと思ったら相手が崩れていた。運が良かった」と自分でも幸運ぶりを認めた。ただ、その前段の攻撃的な姿勢も勝因に挙げた。「組まれるのが最悪だから、絶対にまわしを取らせない、差されもしないと思って、しっかり1発目に当たれたのが良かった」と、単なる幸運だけでない勝負のあやを口にした。

 相手は埼玉栄高の先輩。さらに今場所は、やはり埼玉栄高と日体大でも先輩にあたる妙義龍(30=境川)とも対戦の可能性があり、こちらも楽しみにしている。「番付も近いですし、あこがれてもいます。対戦して倒したいですね」と待ち望んでいた。

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新入幕北勝富士、初めての懸賞「親方に渡します」

<大相撲九州場所>◇4日目◇16日◇福岡国際センター

 新入幕の西前頭11枚目の北勝富士(24=八角)が、西前頭13枚目の逸ノ城(23=湊)を力強く押し出した。2勝2敗の五分に戻して「やっと中に入れて、自分の力が出るポジションに入れた。一番良い相撲で勝てた。大きい人とやる方がいいですね」と喜んだ。

 相手はダイエットしたとはいえ、190キロほどある巨漢力士。だが「うちの関取(隠岐の海)の方が、重い。どっしりとしている」と苦にしなかった。

 初めての懸賞も1本手にして「うれしい。親方(八角理事長)に渡します」と“孝行息子”の一面も見せた。

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北勝富士、初黒星は鼻血の味「速かったので焦った」

<大相撲九州場所>◇2日目◇14日◇福岡国際センター

 新入幕の北勝富士(24=八角)が初黒星にも前向きだった。

 荒鷲に寄り切られた際に土俵下に落ち、鼻血を出しながら支度部屋へと引き上げた。「相手が速かったのでちょっと焦りました。あともうひと押しでいけた。勉強になりました」とすがすがしかった。

 十両時代の対戦を思い浮かべ「フルマックスで当たらないとダメですね。レベルが違う」と比べ「でも本気で立ち当たれば通用するな」と自信をのぞかせた。

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新入幕の北勝富士が白星発進、大輝から改名

大翔丸(右)に押し出しで勝利する北勝富士(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇初日◇13日◇福岡国際センター

 新入幕の北勝富士(24=八角)が、初陣を白星で飾った。立ち合いで強く当たって左からいなし、大翔丸(追手風)の体勢体を崩すと、一気に押し出した。

 日体大時代に、1学年下で日大の大翔丸と何度か対戦しているが「2年の時から負けてない」という相性の良さもプラスにした。

 土俵入りをするのは十両も幕内も同じ。それでも「同じ土俵で大関と土俵入りできるのが、すごいことだと思うしうれしい」と、幕内力士であることを実感した。

 先場所までは、本名の「中村大輝」から取ってシコ名は「大輝」。今場所から師匠の八角親方の現役時代のシコ名(元横綱北勝海)と、師匠が現役時代に師匠だった元横綱北の富士を合わせて北勝富士に改名。その北の富士勝昭さんが、この日のNHKテレビ中継の解説だったことから「負けたら、また辛口に言われると思ったから、勝って良かった。安心しました」と笑った。残る14日間の土俵も「自分の押しがどこまで通用するか楽しみ」と地力発揮を誓っていた。

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新入幕の大輝改め北勝富士、2大横綱からしこ名継承

 日本相撲協会は10月31日、大相撲九州場所(13日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。

 新入幕の大輝改め北勝富士(ほくとふじ)は、所要10場所でのスピード昇進を果たした。九州場所では師匠の北勝海と、その師匠の北の富士の両横綱から取った新しこ名で臨み、大銀杏(おおいちょう)も結う。「名前を汚さないように、さらに精進して頑張っていく」と誓い、師匠の八角理事長は「名前は自分でつくるもの。その力士が頑張った結果が、いい名前と言われる」とハッパを掛けていた。

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