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新大関正代、翔猿は前頭4 十両以上一覧/新番付

正代(2020年9月27日撮影)

日本相撲協会は26日、開催地を通常の福岡から東京に変更して行う大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、7月場所と9月の秋場所は1日あたりの上限入場者数を約2500人に制限していたが、11月場所から約5000人に引き上げて開催される。十両以上の番付は以下の通り。

〈東〉  〈西〉 

 【横  綱】   

白  鵬    鶴  竜

 【大  関】

貴景勝     朝乃山

正  代

 【関  脇】   

御嶽海     隆の勝

 【小  結】

照ノ富士    高  安

 【前  頭】   

霧馬山  <1>  若隆景 

阿武咲  <2>  大栄翔

輝    <3>  隠岐の海

北勝富士 <4>  翔  猿

妙義龍  <5>  琴勝峰 

宝富士  <6>  玉  鷲

栃ノ心  <7>  遠  藤

碧  山 <8>  照  強

徳勝龍  <9>  琴恵光 

竜  電 <10>  明  生

佐田の海 <11>  炎  鵬

豊  山 <12>  魁  聖

豊昇龍  <13>  逸ノ城 

千代の国 <14>  琴ノ若 

千代大龍 <15>  琴勇輝 

千代翔馬 <16>  天空海 

志摩ノ海 <17>      

 【十  両】   

明瀬山  <1>  千代ノ皇

翠富士  <2>  松鳳山 

石  浦 <3>  琴奨菊 

千代丸  <4>  錦  木

大奄美  <5>  英乃海 

美ノ海  <6>  若元春 

千代鳳  <7>  東  龍

旭大星  <8>  勢   

剣  翔 <9>  大翔丸 

白鷹山  <10>  旭秀鵬 

水戸龍  <11>  阿  炎

貴源治  <12>  常幸龍 

宇  良 <13>  錦富士 

富士東  <14>  千代の海

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天空海が新入幕 茨城出身では高安以来/新番付

天空海(2020年9月26日撮影)     

日本相撲協会は26日、開催地を通常の福岡から東京に変更して行う大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、7月場所と9月の秋場所は1日あたりの上限入場者数を約2500人に制限していたが、11月場所から約5000人に引き上げて開催される。

新入幕として天空海(あくあ、29=立浪)が西前頭16枚目に名を連ねた。先場所は西十両6枚目で10勝5敗ながら、番付運にも恵まれてのうれしい新入幕だ。立浪部屋からは、現師匠(元小結旭豊)が部屋を継承して以降では、先場所の豊昇龍に続き5人目の新入幕。茨城県出身では、11年名古屋場所の高安以来、戦後13人目の幕内力士誕生となった。

うれしい幕内返り咲きを果たしたのは、東前頭14枚目の千代の国(30=九重)で、昨年春場所以来9場所ぶりの復帰。幕下から十両1場所通過で幕内昇進は、新入幕を果たした13年秋場所の遠藤以来。幕内→幕下以下→幕内の昇降は2回目だが、これは和歌乃山、玉飛鳥に続き史上3人目の復活劇となった。他に再入幕は3人で琴勇輝(29=佐渡ケ嶽)は2場所ぶりの復帰で、9度目の入幕は昭和以降5位タイ(1位は大潮の13回)。琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)は2場所ぶり、千代翔馬(29=九重)は8場所ぶりの幕内復帰となる。

十両昇進は4人だが、いずれも再十両。宇良(28=木瀬)は16場所ぶりの関取復帰で、幕内経験者が序二段に降下後、十両復帰を果たしたのは、今年初場所の照ノ富士以来、史上2人目の復活劇となった。小結経験者の常幸龍(32=木瀬)は10場所ぶり、貴源治(23=千賀ノ浦)と千代の海(27=九重)は、ともに2場所ぶりの十両復帰となった。

なお、部屋内で新型コロナウイルスの複数感染者が出て秋場所を休場した玉ノ井部屋の2人の関取は、秋場所番付のまま据え置かれ、東龍(33)は西十両7枚目、富士東(33)は東十両14枚目。感染防止ガイドラインに反し、夜の接待を伴う店で会食し出場停止3場所などの処分を受けた、休場中の阿炎(26=錣山)は、西前頭14枚目から西十両11枚目に番付を下げた。

11月場所は、11月6日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。8日の初日を迎える。

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千代の国3度目十両V、1年半ぶり幕内復帰にも前進

若元春(手前)を突き落としで破る千代の国(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇14日目◇26日◇東京・両国国技館

西十両11枚目千代の国(30=九重)が、3度目の十両優勝を飾った。13勝目を挙げて、来場所の返り入幕にも前進した。

若元春が立ち合いで右にずれたが、全く慌てなかった。体勢を立て直せない相手をすぐに左から突き落とし。取組後のリモート取材では「(変化は)びっくりしたけど良かった。ちょっと緊張していたけど集中できた」と、大きく息を吐いた。

左膝複合靱帯(じんたい)の損傷から復帰し、幕内の舞台も見えてきた。最高位は前頭筆頭。古風な雰囲気で、好調の要因についても「気負わずに1日一番集中できている」と多くは語らないが、言葉には実感がこもっている。場所前には先代九重親方(元横綱千代の富士)の優勝額が、JR両国駅に設置された。先代師匠には「『おかげさまで』という言葉は伝えたい」と、感謝の言葉を伝えるという。1年半ぶりの幕内復帰を手中に収めたい今場所最後の一番に向けて「あと1日取り切ることだけ考える」と静かに意気込んだ。

十両優勝を決めた千代の国(撮影・小沢裕)

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千代の国勝ち越し「まだこれから」十両唯一1敗守る

北はり磨(手前)をはたき込みで破る千代の国(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>9日日◇21日◇東京・両国国技館

西十両11枚目の千代の国(30=九重)が、北はり磨(山響)をはたき込み、十両でただ1人1敗を守り勝ち越しを決めた。

昨年夏場所以来の返り十両。けがに苦しんだが、先場所幕下優勝の勢いを持続し、まずは関取の座を死守する勝ち越しを決めた。「勝ち越しはうれしいが、まだまだこれからなんで」と表情は緩めない。

幕内経験もある実力者。十両優勝も過去に2度ある。それでも優勝争いを聞かれると「そういうのは考えていない。1日1番で頑張ります」と謙虚に話した。

※北はり磨のはりは石ヘンに番

北はり磨(右)を激しく攻める千代の国(撮影・鈴木正人)
北はり磨(左)をはたき込みで破る千代の国(撮影・中島郁夫)

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照ノ富士は前頭筆頭、阿炎は前頭14枚目/新番付

7月場所で幕尻優勝を果たし賜杯を手にする照ノ富士(2020年8月2日撮影)

日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

先場所、両膝のケガによる手術、糖尿病など内臓疾患を克服し、14場所ぶりに返り入幕を果たし、幕尻で2度目の幕内優勝を果たした照ノ富士(28=伊勢ケ浜)は、東前頭17枚目から番付を一気に16枚上げて、東前頭筆頭にまでアップした。上位総当たりとなる今場所も活躍が期待される。

また、新型コロナウイルスの感染拡大の中、不要不急の外出で出場停止処分を受けた阿炎(26=錣山)は、東前頭5枚目から西前頭14枚目に番付を下げた。

うれしい新入幕は2人。翔猿(とびざる、28=追手風)は、追手風部屋からは現師匠(元前頭大翔山)が部屋創設後としては、剣翔以来、1年ぶり10人目の幕内力士となった。東京都出身でも剣翔以来、戦後31人目で、日大からも剣翔以来38人目。十両英乃海(31=木瀬、最高位は西前頭12枚目)が兄で、14年春場所の千代丸、千代鳳(ともに九重)以来、史上11組目の兄弟幕内誕生となった。

第68代横綱・朝青龍を叔父に持つ豊昇龍(21=立浪)は先場所、東十両6枚目で10勝5敗の成績で新入幕を果たした。立浪部屋からは、現師匠(元小結旭豊)の部屋継承後では、18年名古屋場所の明生以来、4人目の幕内力士輩出。モンゴル出身では今年初場所の霧馬山(24=陸奥)以来27人目、外国出身では50人目の幕内力士誕生となった。

再入幕は明生(25=立浪)が2場所ぶり、旭大星(30=友綱)が11場所ぶり、逸ノ城(27=湊)が4場所ぶりの復帰を果たした。

既に番付編成会議で発表になっていた十両昇進力士は4人で、うれしい初の関取の座を射止めた新十両は2人。王輝(24=錣山)は、錣山部屋からは現師匠(元関脇寺尾)が部屋創設後、昨年夏場所の彩以来、5人目の関取。新潟県出身では16年九州場所の小柳(現豊山)以来、戦後17人目の新十両だ。錦富士(24=伊勢ケ浜)は、伊勢ケ浜部屋からは、今年春場所の翠富士以来の新十両で、青森県出身では17年秋場所の大成道以来、戦後65人目。近大からは翠富士以来、14人目の関取輩出となった。

再十両は先場所、西幕下12枚目で7戦全勝優勝を果たした幕内経験者の千代の国(30=九重)が7場所ぶりの復帰を決めた。北■磨(34=山響)は17年秋場所以来、3年ぶりの十両復帰を果たした。

秋場所は通常通りの日程でいけば、9月11日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。13日の初日を迎える。

※■は石へんに番

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大栄翔は序列2番目の東関脇 幕内十両一覧/新番付

大栄翔(2020年3月16日撮影)

日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

<東>  <西>

 【横  綱】   

白  鵬    鶴  竜

 【大  関】

朝乃山     貴景勝

 【関  脇】   

正  代    御嶽海

大栄翔

 【小  結】

隠岐の海    遠  藤

 【前  頭】   

照ノ富士 <1>  隆の勝

北勝富士 <2>  玉  鷲

妙義龍  <3>  照  強

豊  山 <4>  栃ノ心

霧馬山  <5>  宝富士

高  安 <6>  輝

竜  電 <7>  碧  山

徳勝龍  <8>  若隆景

炎  鵬 <9>  阿武咲

佐田の海 <10>  琴恵光

千代大龍 <11>  琴奨菊

琴勝峰  <12>  魁  聖

明  生 <13>  石  浦

翔  猿 <14>  阿  炎

志摩ノ海 <15>  松鳳山

旭大星  <16>  豊昇龍

逸ノ城  <17> 

 【十  両】   

勢    <1>  錦  木

琴勇輝  <2>  琴ノ若 

若元春  <3>  千代丸 

千代翔馬 <4>  大奄美 

大翔丸  <5>  旭秀鵬 

千代ノ皇 <6>  天空海 

美ノ海  <7>  東  龍

水戸龍  <8>  剣  翔

英乃海  <9>  千代鳳 

明瀬山  <10>  翠富士 

白鷹山  <11>  千代の国

木崎海  <12>  大翔鵬 

王  輝 <13>  錦富士 

富士東  <14>  北■磨

※■は石へんに番

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王輝、錦富士が新十両昇進 再十両は2人

王輝(20年1月撮影)

日本相撲協会は5日、大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進の4人を発表した。

初めて関取の座を射止めた新十両は2人で、王輝(24=錣山)と錦富士(24=伊勢ケ浜)。王輝は元関脇寺尾の錣山親方が育てた5人目の関取となった。7月場所は西幕下2枚目で5勝2敗だった。錦富士は東幕下3枚目で5勝2敗だった。

再十両は2人。最高位が東前頭筆頭の千代の国(30=九重)は、昨年夏場所以来7場所ぶりの復帰。7月場所は西幕下12枚目で7戦全勝優勝を果たした。北はり磨(34=山響)は、7月場所は西幕下3枚目で5勝2敗。17年秋場所以来、17場所ぶりの関取復帰となった。これが8度目の十両昇進で、希善龍の9度に次いで須磨ノ富士と並び2番目という記録になった。

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千代の国、先代九重親方の命日に幕下V 再十両濃厚

栃清龍(右)を激しく攻める千代の国(撮影・鈴木正人)

<大相撲7月場所>◇13日目◇31日◇東京・両国国技館

幕内経験者の西幕下12枚目千代の国(30=九重)が、7戦全勝で幕下優勝を果たした。

西幕下59枚目栃清龍(25=春日野)に、立ち合いから強烈な突き押しを連発。たまらず右に逃げた相手にしっかりとついていきながら、しつこく突き攻めた。「いつも通り強気でいこうと思った」と狙い通りの相撲だった。

この日は16年に死去した先代の九重親方(元横綱千代の富士)の命日だった。国技館入りする前には、仏壇の前で手を合わせたといい「必ず勝ってきます、と誓いました」と誓い通りに勝って優勝。新型コロナウイルスの影響で7月場所開催が2週間延期となったことで、この日の取組が実現し「何かの巡り合わせというか意味があるんじゃないですかね」としみじみと話した。

全勝優勝を果たしたことで、秋場所(9月12日初日、東京・両国国技館)での再十両が濃厚となった。「まだ決定ではないので」と話しつつ「土俵の上では変わらずに全力で取り組んでいこうと思います」と意気込みを語った。

栃清龍(左)を突き押しで攻める千代の国(撮影・小沢裕)

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千代の国が地元伊賀にマスク3000枚、関係者感謝

千代の国(2018年5月27日)

関取復帰を目指す大相撲の幕下千代の国(29=九重)が、地元の三重・伊賀市に貢献した。

社会福祉法人伊賀市社会福祉協議会で常務理事を務める平井俊圭さんが12日、電話取材に応じ、千代の国からマスク3000枚の寄付を受けたことを明かした。平井さんは「このようなことは本当にありがたいこと。感謝しています」と喜びの声を上げた。

平井さんによると5月28日に、同所を訪れた千代の国の家族からマスク3000枚の寄付を受けたという。千代の国が直接訪れた訳ではないが家族から「千代の国からです」と言われ、マスクが入った大きな段ボールを2箱ほど手渡された。伊賀市社会福祉協議会は、同市内6カ所でデイサービスセンターを展開する他、職員が高齢者の自宅を訪問して介護支援を行うなどしており、寄付されたマスクはその際に有効活用している。そして11日に、千代の国の家族に感謝状を届けたという。

平井さんは「地元の人はみんな千代の国さんを応援している。そうした中でマスクを頂いてみんな喜んでいる」と声を弾ませた。デイサービスセンター内では、本場所開催中は必ず大相撲中継を流しているという。「地元力士に愛着があるファンが多い。6カ所あるデイサービスセンターの中の1つは、特に千代の国さんを熱狂的に応援している所もあるぐらいです」と話すなど、地域に相撲が根付いている。

昨年初場所での左膝複合靱帯(じんたい)損傷などにより番付を幕下に落とした千代の国は、関取復帰へ奮闘している。平井さんは「ケガなどもあって大変でしょうけど、これからもぜひとも頑張ってもらいたい。そして、いつか私たちのところに実際に来てもらいたいですね」と凱旋(がいせん)を期待した。

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千代の国が来場所の十両復帰逃す「相手強かった」

彩(左)に押し倒しで敗れる千代の国(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇14日目◇23日◇福岡国際センター

最高位は東前頭筆頭で、西幕下2枚目の千代の国(29=九重)が3勝4敗で今場所を終え、来年1月の初場所での十両復帰はならなかった。西十両14枚目の彩との2度目の立ち合いから、一気に押し倒された。3勝1敗と勝ち越しに王手をかけてから3連敗。勝ち越していれば、来場所は再十両の可能性も十分だったが、お預けとなった。

今年初場所中に左膝複合靱帯(じんたい)損傷の大けがを負い、すでに勝ち越していた同場所を途中休場後は、7月の名古屋場所まで3場所連続で全休した。4場所ぶりの関取復帰の可能性がなくなり、取組後は「相手が強かった。全然ダメ。もっと強くならないと上で戦えないので頑張ります」と、悔しさを必死で抑えながら話した。

彩に押し倒しで敗れる千代の国(左)(撮影・今浪浩三)

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照ノ富士3場所連続6勝1敗「途中でイラッと…」

千代の国(右)は照ノ富士を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲秋場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

土俵復帰4場所目も、優勝から見放された。大関経験者で序二段まで陥落後、順調に番付を上げてきた東幕下27枚目の照ノ富士(27=伊勢ケ浜)が、土つかずの6連勝で迎えた今場所最後の一番で敗れ、3場所連続の6勝1敗で終えた。

幕下の全勝が2人に絞られ、優勝をかけた幕内経験者で西幕下46枚目・千代の国(29=九重)との一番。突き放しで来るのは分かっていた上で「そう簡単には押せない。我慢して我慢して、組んできた時にまわしを取って出ようと思った」と冷静を言い聞かせていた。だが、千代の国得意の突っ張りが顔に入ったあたりで「張られて熱くなって冷静さがなくなった。途中でイラッと来てしまって。押される感覚はなかったから、もっと冷静にやれば良かった。自分でミスした、っていうか…」。最後は抱えた左がスッポリと抜けたところを突かれ、押し出しで敗れた。取り口を振り返りながら、悔やみきれない表情だった。

序二段で土俵復帰した今年3月の春場所は、本割で7戦全勝としながら優勝決定戦で敗れた。夏場所、名古屋場所も6勝1敗で今場所も。この日、勝って7戦全勝なら幕下5枚目以内が予想されたが、1敗を喫したことで10枚目前後が予想される。九州場所での関取復帰には7戦全勝が求められそうなだけに、痛い黒星といえそう。それでも「お互いに(幕内に)戻ろうとしているので仕方ない。弱いやつに負けたわけじゃないからいいか」と気を取り直すように話していた。

悔しそうな表情を見せ支度部屋に引き揚げる照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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千代の国初の幕下V「まずは関取に」幕下脱出へ覚悟

照ノ富士(右)を激しく攻める千代の国(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

4場所ぶりの復帰となった幕内経験者の西幕下46枚目千代の国(29=九重)が、自身初の幕下優勝で復活を印象づけた。

大関経験者の東幕下27枚目照ノ富士(27=伊勢ケ浜)との全勝対決。突っ張りで相手を遠ざける展開に持ち込んだ。最後こそ右を抱えられたが「小手投げを(食らうイメージは)頭に意識していた」と、引っこ抜いて得意の突き、押しでとどめを刺した。

左膝複合靱帯(じんたい)の損傷から復帰し、今場所は日を追うごとに状態も上がってきたという。「初日に(照ノ富士と)当たっていたら分からない。思い切って当たれるので、最後が照ノ富士で良かった」。大関経験者と幕内経験者という幕下では異例の取組に、会場から大きな拍手と歓声が巻き起こった。「(歓声で)明るくなった土俵はすごくうれしかった」と、感謝するように語った。

場所前は不安を感じながらの調整だったが「(出場は)自分で決めたこと」と腹をくくった。序二段、三段目、十両での優勝経験を持ち、幕下優勝は初めてだった。最高位は前頭筆頭。目前だった新三役を逃したことが、自身の中で心残りという。「まずは関取に上がる。(もう1場所)幕下で頑張りたい」と、来場所で幕下から脱出する覚悟を示した。

照ノ富士(左)を押し出しで破った千代の国(撮影・鈴木正人)

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照ノ富士が無傷6連勝「締めたい」全勝優勝へ意欲

千代鳳(右)を極め倒しで破る照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

大関経験者で序二段まで陥落後、順調に番付を上げてきた東幕下27枚目の照ノ富士(27=伊勢ケ浜)が、土つかずの連勝を「6」に伸ばした。13日目に予想される残る一番に、7戦全勝優勝をかける。

5戦全勝同士の対戦相手は、西幕下7枚目の千代鳳(26=九重)。14年夏場所では新三役の小結を経験したが、度重なる膝などのケガで、昨年初場所から幕下以下に陥落。一時は三段目まで番付を落としていたが徐々に番付を上げ、あと2番勝っての7戦全勝なら2年ぶりの関取復帰が確実になるところだった。

そんな千代鳳の気合十分な心中を「最初の仕切りから走る感じで、ガムシャラに出てくるかなと思った」と察しての一番は、立ち合いは五分の踏み込みで左を抱える形で頭をつけられた。さらに左も巻き替えられ、もろ差しの体勢で東土俵へ。両足かかとが俵にかかった瀬戸際で、何とか左に回り込みながらしのいだが、さらに右からの上手投げを打たれ、前のめりになるピンチに立たされた。

「向こうにつられて一瞬、熱くなりそうになったところがあった」と振り返ったのは、この劣勢のあたりのことだったろう。そこを「自分で『ハーッ』と呼吸して落ち着こうとした。あのままガーッと気合を入れてたら冷静に対応できなかったと思う」と組止めることに意識を集中。相手の右上手が肩越しになり、さらに1枚まわしで伸び切ったところで、かいなを返しながら起こし、寄り立てた。最後は相手の左腕を小手に巻いてきめながらそのまま、きめ倒した。

千代鳳とは13年秋場所から14年九州場所にかけて、十両で2度(1勝1敗)、幕内で2度(2戦全勝)対戦。「昔から何回も対戦して、年も近いし三役も経験して上位で取っていた人。稽古も一緒にやって、お互いケガで落ちていて、どっちももう1回(関取に)上がろうとしている」と境遇が似たもの同士、分かり合えるものがある。だからこそ「気を抜いたら勝てない相手」と頭は冷静を保ちつつ、心は燃やしながらの6番相撲だった。

幕下の残る6戦全勝力士は、やはりケガで関取の座を追われ、今場所から土俵復帰した西幕下46枚目の千代の国(29=九重)。13日目に優勝をかけた一番が確実視される。

やはり前頭筆頭の経験者で、過去は十両、幕内で1度ずつ対戦経験がある。十両では千代の国が勝ち、幕内では大関として照ノ富士が最高位で臨んだ相手の挑戦を退けている。勝てば来場所は幕下5枚目前後が予想され、関取復帰挑戦場所になる。敗れれば10枚目あたりまでしか上がりそうになく、再十両には全勝が求められそう。

そんな大一番を前に「変なことは考えないで自分の相撲を取りきって締めたい」と平静を言い聞かせていた。

照ノ富士(右)は千代鳳を下す(撮影・加藤諒)

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千代の国、全勝に王手 完璧な内容で無傷の6連勝

巨東(左)を突き出しで破る千代の国(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

幕内経験者の西幕下46枚目千代の国(29=九重)が、無傷の6連勝で全勝に王手をかけた。6番相撲で西三段目筆頭巨東(29=玉ノ井)を押し出し。立ち合いから回転の速い突っ張りで攻め立てた。

相手の巨東とは06年夏場所初土俵の同期入門。「ちょっと緊張しましたね。同期生で仲もいいからちょっと意識した」と、苦笑いを浮かべながら打ち明けた。まわしに触れさせない完璧な内容にも「一番一番の積み重ねなので」と、白星黒星に一喜一憂せず話した。

7番相撲では大関経験者で東幕下27枚目照ノ富士(27=伊勢ケ浜)と全勝同士の対戦が予想される。場所中も毎日稽古場に降りて体を動かし、相撲を取るなど精力的。「相撲を取れるのがうれしいです」と、かみしめるように話した。

記者の質問に答える千代の国(撮影・河田真司)

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照ノ富士5連勝、全勝Vへかつての幕内上位戦心待ち

若隆元(右)を上手投げで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

大関経験者で序二段まで陥落後、番付を上げてきた東幕下27枚目の照ノ富士(27=伊勢ケ浜)が、1番相撲から土つけずの連勝を「5」に伸ばした。

3兄弟関取を目指す同22枚目の若隆元(27=荒汐)との全勝対決。十分な出足で右を差し圧力をかけると、相手は何とか左に回ろうとするのが精いっぱい。逃げる相手の左上手を瞬時につかむと、豪快に放り投げるような上手投げで仕留めた。

2秒足らずで勝負を決める“省エネ”相撲に、支度部屋へ戻っても余裕の表情。「相手が硬くなっているように見えた。中に入ったら、うるさい相撲を取るから、できるだけ中に入れないように」と、約8年前の三段目時代に一度だけ対戦したこともある相手の情報もインプットして臨んでいた。

残り2番。現状で残された全勝力士の顔ぶれから、対戦相手は三役経験のある西幕下7枚目の千代鳳(26=九重)、最高位が東前頭筆頭で3場所連続全休明けとなる西幕下46枚目の千代の国(29=九重)らが予想される。残りは「九重(部屋)と2回かな? 元三役と上位経験者だからね」とニヤリ。幕内上位で戦ったことのある、勝手知ったる相手との手合わせは、モチベーションを高めてくれそう。対戦を心待ちにしているような笑みだった。

若隆元(左)を上手投げで破る照ノ富士(撮影・河田真司)
若隆元(右)を上手投げで破った照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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千代の国4連勝で勝ち越し「しっかり行けました」

白石(右)を押し出しで下し勝ち名乗りを受ける千代の国(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇8日目◇15日◇東京・両国国技館

左膝複合靱帯(じんたい)損傷から4場所ぶりに復帰した元幕内の西幕下46枚目千代の国(29=九重)が、4連勝で勝ち越しを決めた。東同42枚目白石との全勝対決で、立ち合いから圧倒し、一瞬で押し出した。

「いや、しっかり行けました」。相手の白石は東洋大卒で、夏場所から三段目最下位格付け出しデビューした新星。「運動神経がよさそう。動きもいいですね」と分析した上で「攻め急いでバタバタしないよう気をつけました」という。

復帰からの4番を「ちょっとずつ前に出られているのがいいですね」と振り返る。残り3番。「目の前の1番(に集中する)だけですね」と勝敗を考えず、復活の階段を上っていく。

土俵を引き揚げる千代の国(撮影・鈴木正人)

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復帰の千代の国が3連勝 大歓声に「頑張ろうと」

記者の質問に答える千代の国(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇5日目◇12日◇東京・両国国技館

左膝の負傷から4場所ぶりに復帰した幕内経験者の西幕下46枚目千代の国(29=九重)が、1番相撲から3連勝で勝ち越しに王手をかけた。

身長190センチを超える西幕下48枚目大和嵐(23=錣山)に突き勝ったが、最後はいなされて土俵際で堪える形に。「ぎりぎりでした…。集中はできていたと思う」と話した。

今場所はしこ名を読み上げられるたびに、復活を待ち望むファンから大歓声を浴びる。「頑張ろうと思える。土俵の上が自分にとって一番の生きがい」と、感慨深そうに話した。

大和嵐(奥)を押し出しで破る千代の国(撮影・河田真司)

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千代の国が連勝「三役目標」負傷乗り越え関取復帰へ

上戸(左)をはたき込みで破る千代の国(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇4日目◇11日◇東京・両国国技館

幕内経験者の西幕下46枚目千代の国(29=九重)が、関取復帰に向けて連勝スタートした。

東幕下45枚目上戸(24=立浪)をはたき込み。左膝の負傷により4場所ぶりの出場で「けがをしたこともあって、まだ自分が思うような動きができていない」と謙虚に話すが、力強い突きで終始優位に攻め込んだ。

幕内時の体重は140キロ台だったが、十分な稽古ができなかったこともあり「太りました。今はご飯を食べ終わったら150キロくらいいきます」という。

度重なる負傷にもくじけない。モチベーションを問われると「もちろん自分のためというのはある。最高位(前頭筆頭)を更新したいし、三役は大きい目標だから」。復活、そしてけがする以前よりも強い自分を目指して、幕下で奮闘する。

記者の質問に答える千代の国(撮影・河田真司)
上戸(手前)をはたき込みで破る千代の国(撮影・河田真司)

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千代の国、幕内返り咲きへ白星スタート「力入った」

彩の湖(右)をはたき込みで破る千代の国(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇8日◇両国国技館

元幕内で左膝複合靱帯(じんたい)損傷の大けがから4場所ぶりに復帰した西幕下46枚目千代の国(29=九重)が、白星で再スタートを切った。彩の湖に2度いなされたが、しっかり対応し、はたき込んだ。

「土俵に立てたことがうれしかったです。大きな声援をいただいて力が入った。ゾクゾクしました。土俵はパワースポットですね」

今年初場所10日目の勢戦で負傷し、翌日から休場。千秋楽翌日の1月28日に手術を受けた。当初の診断書は「加療約2カ月を要する」だったが、実際は負傷から8カ月弱たった。「お医者さんにこれぐらいかかる、と言われたけど“絶対にもっと早く治してやる”と思ってました。でも、甘くなくて、すごく悔しくて」。今場所前に幕下と相撲をとる稽古ができるまで回復。師匠の九重親方(元大関千代大海)には「もう1場所、様子を見ていいんだぞ」と言われたものの、復帰に踏み切った。

左膝にはサポーター。「ぼちぼちです。まだ完璧じゃない」と言うが「師匠にああいうありがたい言葉をいただいて、復帰した以上は休んだりできない。1勝ずつ。まずは勝ち越しです」。元気あふれる取り口で人気を博した幕内返り咲きへ。1歩踏み出した。

復帰戦で初日を白星で飾った千代の国(撮影・小沢裕)

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逸ノ城が関脇から前頭4枚目、碧山は2枚目 新番付

逸ノ城(2018年5月2日)

日本相撲協会は24日、大相撲名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。降下、改名、引退などの力士、年寄は以下の通り。

【降下】

<三役から平幕>

逸ノ城(26=湊)東関脇→西前頭4枚目

碧山(33=春日野)東小結→東前頭2枚目

<幕内から十両>

徳勝龍(32=木瀬)東前頭14枚目→東十両筆頭

石浦(29=宮城野)西前頭16枚目→東十両2枚目

千代翔馬(27=九重)東前頭17枚目→東十両3枚目

<十両から幕下>

青狼(30=錣山)西十両14枚目→東幕下筆頭

彩(27=錣山)東十両13枚目→西幕下筆頭

美ノ海(26=木瀬)東十両14枚目→西幕下3枚目

千代の国(28=九重)西十両7枚目→東幕下6枚目

白鷹山(24=高田川)東十両11枚目→東幕下10枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

<十両>

琴鎌谷→琴ノ若(ことのわか)

<幕下>

武政→元亀(げんき=阿武松)

<三段目>

義春日→旭勇幸(きょくゆうこう=中川)

<序二段>

都元春→都島(みやこじま=峰崎)

藪岡→雷雅(らいが=二子山)

肥後ノ双→八代海(やしろうみ=木瀬)

<序ノ口>

丸山→丸勝(まるしょう=鳴戸)

照ノ花→大雅(たいが=伊勢ケ浜)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

琴鎌谷将且→琴ノ若傑太(ことのわか・まさひろ)

都元晴土田→都島元春(みやこじま・もとはる)

【出身地変更】

川渕一誠(錣山)金沢市→大阪市港区

【退職(年寄)】

楯山大造(元関脇玉ノ富士)

【引退】

出羽疾風、栃飛龍、空乃海、虎来欧、北勝芯、玉乃龍、琴原元、浜美龍、駿馬、若小菅、山中

碧山(2018年1月28日)

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