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小原佳太2階級制覇に王手「次も勝つのが最低限」

日本王者永野祐樹(左)への挑戦権獲得の小原佳太は試合後にフェイスオフ

<プロボクシング:チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

日本ウエルター級1位小原佳太(32=三迫)が2階級制覇に王手をかけた。元はスパーリングパートナーだった同級2位垂水稔朗(25=協栄)と対戦。4回に右ストレートで2度ダウンを奪い、4回2分59秒TKO勝ち。同級王者永野祐樹(30=帝拳)への挑戦権を獲得した。

垂水とは16年の世界初挑戦前からスパーしてきた。7連勝中に急成長を認め、「日本人では一番怖い相手」と警戒していた。「インファイトを予想していた」が、本来の中間距離での戦いに。「自信を持って、正々堂々と、実力で勝ちに来た。でも、この距離はボクが一番の自負がある」と勝利を確信した。

3回から攻勢を強め、4回には右ストレート2連発でダウンを奪った。立ち上がってきたところへ再び右を打ち込んで勝負を決めた。「あそこはいかないと自分の良さは出せない。あのまじめさではボクに勝てない」と涼しい顔だった。

来春には13年のスーパーライト級以来の日本王座挑戦となる。試合後にリング上で永野とフェイスオフで向き合った。「左は強いし、自信を持っている」と評価はしたが「次も勝つのが最低限のノルマ」と言い切った。「世界ランカーとやりたい」という目標がある。

現在IBFだけ8位にランク入りしている。三迫会長も「日本王座をとれば日本で一番。また世界戦線へといいアピールになる」と、2階級制覇を再び世界へのステップを期した。

バンタム級は1位沢田京介(31=JBスポーツ)が、田中一樹(26=グリーンツダ)に3-0で判定勝ちした。王者は鈴木悠介(31=三迫)。

フェザー級は2位丸田陽七太(22=森岡)が1回に左フックでダウンを奪う。元王者の3位大橋健典(30=角海老宝石)は鼻の傷が悪化でドクターストップとなり、3回2分TKO勝ちした。王者佐川遼(25=三迫)は12月12日に1位日野僚(29=川崎新田)と初防衛戦で、この勝者と対戦となる。

ライト級は2位富岡樹(22=RBOOT.IBA)が、1位斉藤一貴(27=角海老宝石)に3-0で判定勝ちした。王者は吉野修一郎(27=三迫)。

フライ級は3位藤北誠也(31=三迫)が、相手のケガで不戦勝となった。27日に1位ユーリ阿久井政悟(24=倉敷守安)対2位小坂駿(24=真正)の王座決定戦があり、この勝者と対戦する。

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小原佳太「苦戦しても一発で」垂水稔朗をKO宣言

計量をクリアした垂水稔朗(左)と小原佳太

ボクシングのチャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦の前日計量が25日に都内で行われた。メインの日本ウエルター級1位小原佳太(32=三迫)は66・5キロ、同級2位垂水稔朗(25=協栄)はリミット66・6キロでクリアした。26日に東京・後楽園ホールで、4階級が行われ、勝者は日本王者に挑戦権を得る。

小原は世界再挑戦へ向けて、あえて日本から再出発する。垂水とは16年の世界初挑戦前から何十回とスパーリングしてきた。「国内でやった試合では2番目に怖い」と決して侮れない相手だ。「ボクを知っているし、若くて伸びシロもある。油断できない」と話す。そのために8月後半から2週間、米ロサンゼルスでスパーも積んだ。「苦戦してもどこかで一発で倒す。普通に来たら問題なく中盤で倒す」とKO宣言した。

垂水は「あこがれだった」という相手と対戦となった。「いつも以上に気を引き締めて、充実した日々を送れた」と決戦が待ち遠しそう。海外経験もある近藤(一力)、岡田(角海老宝石)らと80回以上スパーし、「十分戦えた」と手応えを得た。3年前は「歯が立たずにボコボコにされた」相手が警戒感を示したことに「うれしいけど、なめてきてくれた方がいいのに」と笑み。「苦戦ではなく、終わらせて見せます」と気合を込めた。

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永野祐樹が初防衛、左ボディーから連打「仕留めに」

2回TKO勝ちで初防衛に成功した日本ウエルター級王者永野

<プロボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

同級王者永野祐樹(30=帝拳)が、初防衛に成功した。同級9位川崎真琴(35=RK蒲田)の挑戦を受け、2回2分41秒、TKO勝ちを収めた。

4月に大阪で王座奪取したばかりの永野は1回、ガードで攻撃を封じられると右ショートや左フックを浴びた。しかし2回に強烈な左ボディー、右フックで形勢逆転して勢いに乗ると、ロープ際まで追い込んで強烈な左からの連打でレフェリーストップ勝ち。「1回から攻めるつもりが相手に受けてしまった。(2回に)左ボディーが効いたのが分かったのでレフェリーが止めるまでいこうと仕留めにいきました」と防衛成功にも反省を忘れなかった。

10月26日に開催予定の日本同級次期挑戦者決定戦では同級1位小原佳太(三迫)-同級2位垂水稔朗(協栄)が対戦する。世界挑戦経験があり、IBF同級8位にランクされる小原に勝てば世界ランクにも入る。永野は「小原選手が勝ちあがってくれば、自分にはチャンスしかない」と小原-垂水戦の結果を楽しみに待つ姿勢をみせた。

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CC最強挑戦者決定戦の対戦カード発表 ボクシング

最強挑戦者決定戦に出場する選手たち

日本プロボクシング協会が5日に都内で、日本王座挑戦権を争う「チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦」の対戦カードを発表した。13階級のうちフライ級藤北誠也(31=三迫)は相手がケガで棄権、ミドル級国本陸(22=六島)は出場選手がいないため、いずれも不戦で挑戦権を獲得した。11階級の対戦カードは下記(○はランキング)。

◆ミニマム級(21日=後楽園ホール)

<1>谷口将隆(25=ワタナベ)-<2>石沢開(22=M.T)

◆ライトフライ級(12月15日=名古屋)

<1>矢吹正道(27=緑)-<8>芝力人(23=RK蒲田)

◆スーパーフライ級(未定)

<1>久高寛之(34=仲里)-<2>ユータ松尾(29=ワールドスポーツ)

◆バンタム級(10月26日=後楽園ホール)

<1>沢田京介(31=JBスポーツ)-<2>田中一樹(26=グリーンツダ)

◆スーパーバンタム級(13日=後楽園ホール)

<1>古橋岳也(31=川崎新田)-<2>田村亮一(32=JBスポーツ)

◆フェザー級(10月26日=後楽園ホール)

<4>丸田陽七太(22=森岡)-<5>大橋健典(30=角海老宝石)

◆スーパーフェザー級(11月9日=後楽園ホール)

<1>源大輝(28=ワタナベ)-<2>渡辺卓也(30=青木)

◆ライト級(10月26日=後楽園ホール)

<1>斎藤一貴(26=角海老宝石)-<2>富岡樹(22=REBOOT)

◆スーパーライト級(10月21日=後楽園ホール)

<1>アオキクリスチャーノ(30=角海老宝石)-<2>永田大士(29=三迫)

◆ウエルター級(10月26日=後楽園ホール)

<1>小原佳太(32=三迫)-<2>垂水稔朗(25=協栄)

◆スーパーウエルター級(11月2日=後楽園ホール)

<1>新藤寛之(33=宮田)-<2>清水優人(31=木更津グリーンベイ)

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小原佳太は垂水稔朗と対戦、王座挑戦へ実力者そろう

ウエルター級で対戦する小原佳太(左)と垂水稔朗

日本プロボクシング協会が5日に都内で、日本王座挑戦権を争う「チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦」の対戦カードを発表した。今年は11階級で挑戦権が争われるが、世界挑戦経験者が3人に、王座経験者が5人出場と、実力者が顔をそろえた。

ウエルター級は10月26日に東京・後楽園ホールで、IBF世界8位にランクされる同級1位小原佳太(32=三迫)が、同級2位垂水稔朗(25=協栄)と対戦する。3月にIBF挑戦者決定戦で敗れた後、6月に再起戦を飾っていた。海外、世界再挑戦を目標にするが、あえて2階級制覇となる日本王座の道を選んだ。「出なくてもよかったが、海外もなかなか決まらない。楽な試合より、日本人の強い人とやろうと思った」と説明した。

8月19日から9月2日まで米ロサンゼルスで、同門の日本ライト級王者吉野とスパーリングを中心に合宿した。「精神的にも技術的にも収穫はいろいろあった。4年ぶりでいい刺激になった」と意欲も衰えていない。「賞品や賞金はなくても、お金で買えないものを手に入れたい」。対戦する垂水は「あこがれの人と戦えてうれしいが、あこがれで終わるつもりはない」と闘志を見せた。

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