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稀勢の里「やるべきことを」170キロ超相手に圧勝

柏巡業の土俵下で準備運動する稀勢の里


 大相撲の春巡業は18日、千葉・柏市で行われ横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が稽古土俵に上がった。

 途中合流した12日の埼玉・草加巡業で十両佐田の海と10番取ったが、この日は初めて幕内の豊山を指名。左四つの体勢づくりは当然、まわしにこだわらず下から突き上げるような押し相撲も含め10番とも圧勝した。夏場所(5月13日初日、両国国技館)で平幕上位に上がる170キロ超の24歳を相手に重さも確認。「久々の幕内との相撲で良かったと思う。動きも良くなってきたし、やるべきことをしっかり続けていきたい」と話した。

豊山(右)との稽古で左四つに組み止める稀勢の里

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栃ノ心「こんなチャンスは来ない」大関とりに前向き

十両相手の稽古で相手の押しを受け止める栃ノ心


 大相撲の春巡業は18日、千葉・柏市で初日の興行が行われた。

 大相撲夏場所(5月13日初日、両国国技館)で大関とりを目指す関脇栃ノ心(春日野)は、十両の5人を相手に約20分間、土俵を独占した。通常の仕切りから立ち合って、四つに組んだり押し合う、いわゆる取組の稽古でなかった。片方の足を前に出し受けの形を作ってから相手の突進を受け止め、左右に突き落としたり、押させてから組み止め前に出る「部屋では申し合いが出来なければ、よく30~40番はやっている稽古」(栃ノ心)で、この日は30番をこなした。

 数日前に「柏巡業あたりから申し合いができれば」と話していたが、自分の体と相談しての判断だったようだ。右肩や脚を痛めていることもあり「師匠と相談しながら」(栃ノ心)の稽古となった。

 大関とりについては「考えたくないけど、考えてしまうね。いつも通り、普通にやればいいんだけどね」と徐々にプレッシャーも感じてきている様子。それでも「なかなか3場所続けて(好成績)というのは厳しいけど、でもこんなチャンスは(もう)来ないかもしれないから、しっかりやらないとね」と努めて前向きな姿勢を崩さなかった。平幕上位だった1月の初場所は14勝1敗で初優勝。3月の春場所は2桁10勝(5敗)に乗せ、文句なしの“有資格者”として臨む夏場所。「ケガをしないように体を作って精いっぱいやりますよ。暑いのは好きで5月はちょうどいい」と、新緑の5月に実を結ばせたいところだ。

柏巡業の土俵下で準備運動する栃ノ心

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稀勢の里再起へ豊山と三番稽古「良くなってきた」

柏巡業の土俵下で準備運動する稀勢の里


 大相撲の春巡業は18日、千葉・柏市で初日の興行が行われた。19日も同所で最終日が行われる。

 この日の稽古土俵には、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が上がった。6場所連続休場から再起を目指す稀勢の里は、今巡業には12日の埼玉・草加市から途中参加。その日は早速、十両佐田の海を相手に10番の三番稽古(同じ相手と何番も取る)を行った。この日は初めて、幕内力士として豊山(24=時津風)を直々に指名。連続10番の三番稽古を行った。

 休場原因でもある左前胸部に不安を抱えるが、全く気にするそぶりはなし。左四つ、右上手の体勢作りはもちろん、まわしにこだわらずに下から突き上げるような押し相撲も含め全勝で圧倒した。

 相手の豊山は、夏場所(5月13日初日、両国国技館)で平幕上位に番付を上げるのが確実。170キロ超の重さと、24歳という若さの勢いがあり、“試運転”の現状では、うってつけの相手と言えそうだ。昨年10月の秋巡業でも連日、若さの勢いで番付を上げた朝乃山(高砂)を指名した経緯がある。稀勢の里なりに、稽古相手の指名には狙いがあると思われるが、本人は「う~ん、そうね…」と考えながら言葉を探す様子だったが「(狙いは)ない」と煙に巻いていた。

 手探りの状態ではあるが、この日の稽古には「久々の幕内との相撲で良かったと思います。(左上半身の)動きも良くなってきたし、やるべきことをしっかり続けていきたい」と満足そうな様子。「朝からしっかり体を作って、また明日に向けてやっていきたい」と前向きに話していた。

豊山との稽古で左四つに組み止める稀勢の里

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夏場所日程発表、番付発表は30日初日は5月13日


 日本相撲協会は17日、大相撲夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の御免祝いを開き、主な日程を発表した。5月2日には両国国技館で、暴力問題の再発防止に伴う研修会を開催する。また同3日に両国国技館の本土俵で行われる、横綱審議委員会稽古総見は一般公開される。主な日程は以下の通り。

 ▽4月30日=番付発表

 ▽5月1日=力士会

 ▽8日=新弟子検査

 ▽11日=取組編成会議、野見宿禰(のみのすくね)神社例祭

 ▽12日=土俵祭り

 ▽13日=初日

 ▽27日=千秋楽

 ▽28日=横綱審議委員会定期委員会

 ▽30日=大相撲名古屋場所番付編成会議

 ▽31日=相撲教習所卒業式、入所式

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白鵬、父の死乗り越え夏場所出場へ「心と体を一致」

靖国神社奉納大相撲で土俵入りを行う白鵬(撮影・野上伸悟)


 大相撲春巡業を途中休場していた横綱白鵬(33=宮城野)が16日、東京・靖国神社で行われた奉納大相撲で巡業に合流した。9日に76歳で死去した父ジジド・ムンフバトさんの葬儀に参列するために、11日にモンゴルに帰国して15日に再来日。久々の巡業に「帰ってきた感じ。居場所はここだなと。仕事をしないといけない」と悲しみを引きずらず気を引き締めた。

 両足親指負傷により自身初の2場所連続休場中だが「春巡業を精進して夏場所に出場しないといけない。心と体を一致させる」と気合十分。約7000人の観衆の前で横綱土俵入りや取組を行い、多くの歓声を浴びた。張り手やかち上げをする立ち合いの改善など、壁は高いが、夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)で天国から見守る父に勇姿を届けるためにも下を向いている時間はない。

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稀勢の里「いつも以上に安定」も夏場所出場明言せず

横綱土俵入りを行う稀勢の里(撮影・野上伸悟)


 稀勢の里が16日、横綱昇進後初めて靖国神社の巡業に参加して「新しい気持ちでやります」と初々しい気持ちを持った。

 6場所連続の休場中で夏場所への出場は明言していないが、休場中に一から体作りをして自信を持っているという。「しっかりと下地を作ったからいつも以上に安定している感じがある。またしっかり稽古していきたい」と、終始明るい表情で意気込みを語った。

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白鵬の父葬儀に縁起良い雪が降る 1500人が参列

父ムンフバトさんの葬儀に参列するため帰国していたモンゴルから再来日した白鵬(撮影・渡辺佳彦)


 横綱白鵬(33=宮城野)が15日、さる9日に肝臓がんのため76歳で死去した父ジジド・ムンフバトさんの葬儀に参列していた故郷のモンゴル・ウランバートルから日本に戻った。

 到着の成田空港で取材に応じた白鵬は「無事、最後までお見送りしました」と自ら切り出すように話した。葬儀が行われた13日は、その日だけ大雪が降ったという。「足元は悪かったけど、逆に雨降って地固まるという、ことわざもある。雨や雪は、モンゴルでは縁起が良いもの。最後の最後も、自然も味方して(亡き父を)包んでくれた」と感慨深げに話した。

 葬儀は早朝の6時半から執り行われ、レスリングでモンゴル初の五輪メダリストとなった国民的英雄を見送ろうと、国内の政財界、スポーツ界はじめ約1500人が参列したという。葬儀会場は、ムンフバトさんがモンゴル相撲やレスリングで活躍した旧スポーツ宮殿。新しい相撲宮殿で営まれる計画もあったようだが、白鵬たっての希望で“旧国技館”での葬儀となった。2020年東京五輪に「また(亡き父と)一緒に見たかったな、という目標は失ったけど、今後、どのような形で戦うのか、努力するのかは、自分次第になる」と悲しみを胸に、決意を新たにした。

 11日から休場していた春巡業も、16日の東京・靖国神社奉納大相撲から合流する。帰国を許可してくれた日本相撲協会に「配慮してくれた協会には感謝の気持ちでいっぱい」と謝意を示しつつ「明日から仕事を全うします。精いっぱい、春巡業を務めて、心と体を整理して夏場所に臨みたい」と横綱の重責を口にしていた。

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稀勢の里が幕内力士トーナメントで優勝、復調手応え

幕内トーナメント決勝の舞台に上がった稀勢の里(左)と高安


 大相撲春巡業が14日、神奈川・藤沢市で行われ、6場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、幕内力士トーナメントで優勝を果たして復活のきっかけをつかんだ。

 12日の埼玉・草加市で行われた巡業から途中合流して以降、2日続けて朝稽古で相撲を取っていたがこの日は回避。花道で四股やゴムチューブを使ったトレーニングなどで汗を流した。幕内力士16人によるトーナメントでは、平幕の玉鷲、正代、魁聖を下して決勝では同部屋の大関高安を下して優勝。全ての取組で、立ち合いで左を差して自分の形を作った。

 夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)出場の明言はまだしていないが、充実した表情からは好感触をつかんだのは間違いなさそうだった。

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鶴竜が遠藤に土つかず13連勝、ケガ体験談も助言

稽古で遠藤(左)を圧倒した鶴竜


 大相撲の春巡業は13日、神奈川・川崎市で行われ、横綱鶴竜(32=井筒)は、遠藤(27=追手風)を相手に土つかずの13連勝を飾った。夏場所(5月13日初日、両国国技館)で新三役が確実な相手を圧倒したが「自分の動きを確かめながら。体をつくりながらやっていきたい」と、あくまで調整段階であると強調した。

 稽古後には遠藤に声をかける場面もあった。「彼も脚を痛めていたこともあったので、ケガの話とか。こういう時に痛くなる、寒いと痛くなる、今はこういう状態とか」と、自身の体験談を交えてアドバイスを送っていたことを明かした。

 鶴竜は右手の中指、薬指、小指を痛めながら3月の春場所で優勝したが、現在も完治はしていないという。この日もがっぷり四つに組んでまわしを引きつける場面もあったが「(まわしを)取っている時は気にならない。ただ、グッと力を入れた後、まわしを離した時に多少痛みがある。痛くて相撲を取れないわけではないけど」と、万全ではないことを打ち明けた。それでも「やっと今日で半分だから」と、1日から始まり27日まで続く巡業が折り返しを迎え、焦らず2場所連続優勝のかかる夏場所に向けて調整していくつもりだ。

三番稽古の立ち合いに臨む鶴竜(右)と遠藤

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稀勢の里が春巡業に合流、夏場所へ「心と体を鍛練」

佐田の海(手前)と三番稽古を行う稀勢の里


 6場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、約3カ月ぶりに観客の前で相撲を取った。

 12日、埼玉・草加市で行われた春巡業に合流し、稽古では先場所十両優勝の佐田の海を8勝2敗と圧倒した。取組は先場所優勝の横綱鶴竜に敗れたが、途中休場した1月の初場所以来、観客の前で相撲を取り「気持ちよかった」と笑顔。夏場所(5月13日初日、両国国技館)の出場は明言せず「15日間しっかり戦えるように、心と体を鍛錬していきたい」と、慎重に話した。

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稀勢の里が巡業合流「心と体を鍛錬していきたい」

佐田の海(手前)と三番稽古を行う稀勢の里


 大相撲の春巡業は12日、埼玉・草加市で行われ、6場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が合流した。

 稀勢の里の巡業参加は昨年10月以来、約半年ぶりとなったが、稽古では早速、先場所十両優勝の佐田の海を指名して10番。8勝2敗と地力の差を見せつけた。

 取組では3月の春場所優勝の横綱鶴竜に敗れたが「(観客に)温かく迎えてもらって、ありがたかった。この巡業で、しっかりと体をつくっていきたい。15日間しっかり戦えるように心と体を鍛錬していきたい」と、本場所復帰への意欲を見せていた。

 観客の前で相撲を取るのも、途中休場した1月の初場所以来、約3カ月ぶりとなった。「脚は元気だから」と、全休した春場所中には四股やすり足など、基礎運動で稽古を再開していたという。それでも「部屋では若い衆とやっていたけど関取衆は圧力も全然違う」と、相撲勘に徐々に取り戻していくつもりだ。

 胸を借りた佐田の海は「重かった。いい形をつくることができたと思っても動かなかった」と証言した。稀勢の里が昨年初場所後に横綱に昇進してからは、初めて胸を借りたというが「なかなか差し勝てなかった。左を差されると何もできなかった」と、稀勢の里が得意とする左四つに組み止められると、勝機を見いだすのは難しかったと語った。

 稀勢の里は出場については明言しなかったが「まだ5月13日の初日までは時間はある」と、夏場所(両国国技館)での復帰を視野に入れている様子だった。

横綱土俵入りを行う稀勢の里

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御嶽海、地元での春巡業で大声援も「緊張した」

土俵入りで声援に手を挙げて応える御嶽海(右)。左は高安


 大相撲の春巡業は10日、長野・伊那市で行われ、地元長野県出身の関脇御嶽海(25=出羽海)が、終始会場を盛り上げた。

 稽古では大関高安から指名を受けて4勝5敗と意地を見せ、直後には横綱白鵬に胸を借りてぶつかった。逆に地元の子どもを相手に稽古で胸を出したり、髪結い実演で、大銀杏(おおいちょう)ができあがるまでを披露したりと、土俵に上がり続けた。最後は取組で関脇栃ノ心をつり出して破り、大きな拍手を浴びていた。御嶽海は地元の声援に「うれしいけど緊張した」と振り返った。高安に指名され、白鵬に胸を出してもらったことには「光栄です。自信になった。いい稽古をつけてもらったし、結果を出さないといけない」と感謝した。

 3月の春場所では7勝8敗と、一昨年11月の九州場所以来、実に1年4カ月ぶりに負け越した。だが「悔しいというより、どこかホッとした。負け越した原因はあまりない。試練だと思う。気持ちを入れ替えて、勝ち越しを目指してやりたい」と、ショックなどはなく、心身ともに再出発と位置づけられる好機ととらえている。夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)に向けて「先場所みたいなことがないように、勝ち越して、いい場所にしたい」と力を込めていた。

子どもの稽古に胸を出した御嶽海(後方)

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鶴竜、2週間ぶり本格稽古で15番全勝「まだ調整」

巡業の稽古で正代(左)を圧倒した鶴竜(撮影・高田文太)


 大相撲の春巡業は9日、静岡・掛川市で行われ、春場所優勝の横綱鶴竜(32=井筒)が本格的な稽古を再開し、15番で全勝だった。ともに前頭の正代と10番、豊山と5番取り、鋭い踏み込みから一気に押し出すなど、付け入る隙を与えなかった。

 相撲を取るのは春場所千秋楽以来、約2週間ぶりとなったが疲れた様子も見せず「ボチボチというところ。動きの確認。まだ調整、調整でやっていきたいなと思っている」と、夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)を見据える段階ではないと強調。この日、胸を出した2人には「同じ(時津風)一門の若手に頑張ってほしいから。若手を育てるのも大事」と、今後に期待していた。

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高安「いい稽古になった」三番稽古で遠藤を圧倒

巡業で三番稽古を行った高安(右)と遠藤


 大相撲の春巡業は8日、静岡市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)が、遠藤との三番稽古を9勝1敗と圧倒した。

 今回の巡業ではここまで、横綱、大関陣では唯一、本格的に稽古をしており、7日も前頭の輝き、北勝富士を相手に8勝5敗と、精力的に土俵に立っている。遠藤は夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)で新三役となることが確実視されているだけに、稽古後の高安は「いい稽古になった。三役でやると、自分も最初の時はなかなか結果を出せなかった。今思えば、もっと稽古をすればよかったと思うので(遠藤が)結果が出るようになればいいですね」と、自身の経験もふまえ、今後に期待を込めて胸を出したことをほのめかした。

巡業で三番稽古を行った高安(後方)と遠藤

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高安が本格稽古開始、夏場所で初V「現実味ある」

幕内相手に相撲を12番とるなど稽古を本格化させた高安(撮影・加藤裕一)


 大相撲春巡業が3日、大阪・堺市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)が大関・横綱で先陣を切り、本格的な稽古を開始した。

 阿炎、正代、御嶽海と相撲を12番とって11勝。「稽古時間が短いから、工夫しないとね」。ぶつかり稽古では十両相手に胸を出し、御嶽海もかわいがってみせるなど、満員の客席を沸かせながら精力的に動いた。

 初、春場所はいずれも12勝3敗で優勝次点に泣いた。「結局は稽古が足りないということ。自信がない。稽古量が少ないから、自信がないんですよ」。

 この日、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)は土俵の充実のため「稽古の時間は少々長引いてもかまわない」と語り、次の巡業地への移動が30分~1時間ほど遅れることも辞さない構えを見せた。

 高安は「ありがたいこと。ファンサービスも大事だし、もちろんやっていますけど、1番大事なのは稽古ですから」と話した。

 夏場所(5月13日初日、両国国技館)は大関で6場所目。結果より内容重視の男も、結果はほしい。初優勝だ。

 「(平幕だった)3、4年前より、現実味がある。オレは優勝できるんだと思っていますから」。稽古は質量とも、日々上がっていきそうだ。

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高安「目指すのは変わらない」夏場所も初Vこだわる

明生(右)に胸を出す高安(撮影・佐々木隆史)


 大相撲春巡業が2日、岐阜・中津川市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)が、夏場所(3月15日初日・東京・両国国技館)での優勝を目標に掲げた。

 初場所と春場所で12勝ずつ挙げて、2場所連続で優勝次点。夏場所で高いレベルの優勝ならば、横綱昇進の声も挙がるかもしれない状況で「どういう風に評価されるかは分からないけど、優勝を目指すのは変わらない。とりあえず優勝」と、いまだ果たしていない幕内優勝に強いこだわりを見せた。

 春場所は「稽古量が足りなかった」と振り返るだけに、今巡業では「1番でも多く相撲を取る」がテーマ。この日こそ相撲は取らなかったものの、平幕の大奄美、十両翔猿、明生などに胸を出して汗をかいた。「自分の残り腰をつけるためにガンガン受ける。まずはたくさん胸を出してから」と、しっかりとした計画を持っていた。

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白鵬、奉納土俵入りで雪駄履かず「足からパワー」

奉納土俵入りを行う白鵬


 大相撲春巡業の伊勢神宮奉納大相撲が1日、三重・伊勢市で行われ、2場所連続休場中の横綱白鵬(32=宮城野)が巡業初日からパワー全開で臨んだ。

 春場所で優勝した横綱鶴竜ら、16人が参加した幕内力士トーナメント選士権大会で優勝した。「うずうずしていた。いいスタートが切れた。帰ってきたという感じ」と手応えを口にした。伊勢神宮で奉納土俵入りを行った際には、用意された雪駄(せった)を履かずにはだしで歩き「足からパワーをもらった」とにんまり。夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)へ向けて「初日から飛ばしていく」と意気込んだ。

奉納土俵入り後に魁聖(左)と談笑する白鵬

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白鵬「帰ってきた感じ」巡業初日からパワー全開V

奉納土俵入り後に魁聖(左)と談笑する白鵬


 大相撲春巡業の伊勢神宮奉納大相撲が1日、三重・伊勢市で行われ、春場所を全休した横綱白鵬(33=宮城野)が巡業初日からパワー全開で臨んだ。

 春場所で優勝した横綱鶴竜、初場所で優勝した関脇栃ノ心ら16人が参加した、幕内力士トーナメント選士権大会で優勝。「2場所休んでましたから。初日から飛ばしていくというね。いいスタートが切れた。帰ってきたという感じですね」と手応えを口にした。両足親指の負傷についても「まぁまぁです」と口では言うものの、表情には余裕があった。

 夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)に向けては「体作りからやる。土俵勘、相撲勘がありますから。若手を使って稽古したい」と意気込んだ。「土俵に上がりたい、相撲を取りたいという気持ちになった」と春場所休場でたまったフラストレーションを糧に、昨年九州場所以来41度目の優勝に向けて仕上げていく。

奉納土俵入りを行う白鵬

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峰崎親方は2カ月10%減給、部屋内暴力問題で処分

両国国技館を後にする峰崎親方(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、貴乃花親方らの処分を決めた。

 峰崎親方(元前頭三杉磯)は、昨年9月末から今年1月にかけて峰崎部屋で暴力問題が起きたことの監督責任を問われて、2カ月間の10%減給処分が科された。暴力をした三段目力士は、夏場所での1場所出場停止処分となった。十両の貴公俊と同じ処分内容になった理由について、鏡山危機管理部長は「暴力の根絶に取り組んでいるさなかに暴力をふるった点を重要視した」と説明した。

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付け人暴行の貴公俊は夏場所出場停止「立ち直って」

部屋を出る貴乃花親方(右)と貴公俊(撮影・足立雅史)


 付け人を殴った貴公俊は、夏場所の1場所出場停止の処分を科された。師匠の貴乃花親方とともに、理事会に出席して言い渡され、4月1日からの春巡業も参加できない。

 鏡山危機管理部長は「部屋での稽古は禁止しません」と言い、「将来ある力士です。立ち直って立派な力士に育ってもらいたい」と話した。

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年寄降格の貴親方 月給64万減、過去に例ない処分

理事会に臨む貴乃花親方


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、親方衆の階級で最も低い「年寄」へ2階級降格することが決まった。日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、春場所中の勤務態度や弟子の十両貴公俊の暴力問題の監督責任を巡る貴乃花親方の処分を決めた。1月の理事解任から約3カ月で5階級降格。元横綱の年寄降格は、85年11月に金銭の賃借問題を起こした輪島(当時花籠親方)以来、33年ぶりの不名誉な処分となった。貴公俊は4月の春巡業と5月の夏場所の出場停止が決まった。

 重い処分が決まった。貴乃花親方が、最下位の「年寄」に降格した。理事会中、貴公俊とともに別室で待機し、別々に途中入室して処分を聞くと「分かりました」と、素直に受け入れたという。

 2月の理事候補選挙で落選したため、28日に役員待遇委員から1階級下の委員へ。1月4日の理事解任からは3カ月足らずで5階級の降格になる。月給も理事当時の144万8000円から80万8000円へ64万円も減額となった。

 元理事の年寄降格は過去に例がなく、委員待遇から親方としてスタートを切る元横綱としては輪島以来、33年ぶりの年寄降格。年明けまで巡業部長として協会NO・3に相当していたが、100人中83番目へ急降下した。

 今回の処分は、春場所中日に付け人を数発殴った貴公俊への監督責任と春場所中の勤務態度、前日の年寄総会での親方衆の意見や貴乃花親方の説明を加味して決まった。八角理事長(元横綱北勝海)は「初日に欠勤届を出さずに無断で欠勤したのに続き、何度も役員室に出勤するように求めたにもかかわらず、要請を無視して中日まで正当な理由もなく欠勤を続けた。職務専念義務違反」と指摘。処分は協会執行部が原案を準備して理事会に臨み、解雇に相当する契約解除など反対意見は出なかった。

 貴乃花親方は処分を受け「新たな気持ちで大相撲発展のためにも精進をし、真摯(しんし)に処分を受け止め、鍛錬に励むことを貴公俊と2人で話しております。今後は自分に与えられた職責を果たしながら、弟子の育成と大相撲の発展のためにゼロからスタートして参ります」とコメントを発表した。

 再び問題行動を起こせば契約解除や部屋取りつぶしなどの厳罰は避けられない。八角理事長は「まじめに仕事をしてもらい、組織人として改めてもらえれば」と今後に期待した。一連の騒動は区切りを迎えた。

協会員の給料

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付け人暴行の貴公俊は夏場所での1場所出場停止処分

午後0時20分ごろ、部屋を出る貴乃花親方(左)と貴公俊(撮影・足立雅史)


 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、春場所中に付け人に暴行した十両貴公俊(20=貴乃花)の、夏場所での1場所出場停止の処分を決めた。

 この日、師匠の貴乃花親方(元横綱)とともに理事会に呼び出されて、処分を言い渡された。貴公俊は春場所8日目の18日に、会場のエディオンアリーナ大阪の支度部屋で付け人の貴西龍を殴り、翌9日目から休場していた。

 八角理事長(元横綱北勝海)は会見で「拳で1回、平手で2、3回殴った」と当時の状況を説明した。昨年11月に元横綱日馬富士関の傷害事件が発覚して以降、再三再発防止を訴えてきた中での暴力行為。鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は「全親方、全力士が一丸となって暴力の再発防止に力をいれなければいけない状況にある。そのため、過去の前例よりも重い処分としました」と、処分理由を明かした。

 また、4月1日から始まる春巡業も参加できないことが決まった。

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若隆景は兄抜き新十両、荒汐親方が付け人示唆も苦笑

新十両の若隆景(左)は、荒汐親方と握手を交わす(撮影・岡本肇)


 日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、元小結若葉山を祖父に持つ若隆景(23=荒汐)が、初土俵から所要7場所で、同じ部屋に所属する兄2人よりも先に新十両昇進を果たした。

 「上がれるかどうか今日まで緊張していた。こんなに早く上がれるとは思っていなかった」と満面の笑み。師匠の荒汐親方(元小結大豊)が、兄2人を付け人にする可能性を示唆したが「付いてもらいたくはないです」と苦笑いを浮かべた。

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白鷹山が新十両昇進「柏戸関目指す」初土俵から7年

新十両会見で高田川親方(右)と握手を交わす白鷹山(撮影・岡本肇)


 日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、白鷹山(22=高田川)と若隆景(23=荒汐)の新十両昇進を決めた。再十両は朝弁慶(29=高砂)の1人。

 右膝前十字靱帯(じんたい)損傷と糖尿病に見舞われながらも、初土俵から7年で関取の座を射止めた白鷹山は「親方の顔、兄弟子の顔、応援してくださった方の顔が思い浮かびます」と、感謝の言葉を述べた。今後の目標については「同じ山形出身の横綱柏戸関を目指したい」と意気込んだ。師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「ようやく上がってくれたという喜びがある」と感慨にふけった。

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挫折乗り越え白鷹山が新十両、同郷の横綱柏戸目標

新十両会見で高田川親方と握手を交わす白鷹山(撮影・岡本肇)


 日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で大相撲夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、白鷹山(22=高田川)の新十両昇進を決めた。この日、白鷹山はエディオンアリーナ大阪で新十両昇進会見を開き「ようやく新十両に上がれたと実感が湧いてきました」と、集まった報道陣を前に緊張した面持ちで話した。

 苦労してようやくつかんだ関取の座だった。11年夏場所で初土俵を踏み順調に番付を上げたが、三段目だった12年夏場所で右膝十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負った。3場所連続休場で序ノ口からの出直しとなり、幕下上位まで駆け上がった16年に糖尿病を発症。「180キロあった体重が135キロまで下がった」と、体はやせ細り幕下中位まで落ちた。「ここまでかな」と一時は落ち込んだが、奮起してこの日を迎えた。

 会見に同席した師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)によると「おっとりした、のんびりしたタイプ。スイッチの入り方が分からない」と、のんびり屋だという。「持っているものは部屋でナンバーワン」と言いながらも、「でもやらないと努力している人間には勝てない。ガツガツして欲しい」とハッパを掛けた。

 今後の目標を問われると、「同じ山形出身の横綱柏戸関を目標にしたい。誰も白鷹山には勝てないと言われるようになりたい」と大きな目標を掲げた。

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貴乃花親方は審判部・指導普及部に配属 理事会

年寄り総会出席のため場所入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)


 日本相撲協会は28日、新理事による理事会を開き、親方衆の職務を決めた。

 貴乃花親方(45=元横綱)は審判部・指導普及部に配属された。5月の夏場所からは審判部の一員として、本場所の審判を務めたり、番付編成会議などに加わったりすることが主な職務になる。2月の理事候補選で落選したため、これまでの役員待遇委員から1階級降格で委員となり、主な勤務先は審判室になる。

 貴乃花親方の審判部での直属の上司となる審判部長は、貴乃花一門から新理事となった阿武松親方(元関脇益荒雄)が務める。

 ほかの理事の主な職務は以下の通り。

 ▽理事

 尾車(元大関琴風)=事業部長

 鏡山(元関脇多賀竜)=指導普及部長、危機管理部長

 境川(元小結両国)=九州場所担当部長

 春日野(元関脇栃乃和歌)=巡業部長

 出羽海(元幕内小城ノ花)=名古屋場所担当部長

 山響(元幕内巌雄)=教習所長

 芝田山(元横綱大乃国)=広報部長、総合企画部長

 阿武松(元関脇益荒雄)=審判部長

 高島(元関脇高望山)=大阪場所担当部長

 春場所中、付け人を殴った十両貴公俊(たかよしとし)と、その師匠の貴乃花親方への処分は29日の理事会で協議する。

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若隆景「こんなに早く。うれしい」7場所新十両昇進

新十両会見で師匠の荒汐親方(右)と握手を交わす若隆景


 日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で番付編成会議を開き、大相撲夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の若隆景(23=荒汐)の新十両昇進を決めた。この日、若隆景は師匠の荒汐親方(元小結大豊)同伴の元、エディオンアリーナ大阪で新十両昇進会見を開き「こんなに早く上がれるとは思わなかったので驚いている。すごくうれしいです」と笑顔を弾けさせた。

 昨年春場所で初土俵を踏んでから所要7場所でのスピード昇進となったが荒汐親方は「ちょっと遅かったかな」と言いながらも「でも今はすごくうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。同じ部屋に所属している幕下の長男若隆元(26)、次男若元春(24)よりも先に出世した三男は「3人で切磋琢磨しながら頑張りたいです」と話した。

 以前から、3兄弟の中で最初に十両に昇進した力士に他の2人を付け人につける、とハッパを掛けていた荒汐親方。その話題を振られると「番付が接近してしまいましたから」と、若隆元と若元春が来場所で幕下上位に上がると思われるため、時間的余裕などが無いと見て今回は回避するという。ただ、今後番付が開くようなら「それは十分あります」と付け人にする考えを持っていた。

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白鷹山と若隆景が新十両 大砂嵐らの引退を発表

大砂嵐(2018年1月21日撮影)


 日本相撲協会は28日、大相撲夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、白鷹山(22=高田川)と若隆景(23=荒汐)の新十両昇進を決めた。再十両は朝弁慶(29=高砂)。

 また道交法違反(無免許運転)で略式起訴され、春場所前の3月に行われた理事会で引退勧告を受けた、元前頭大砂嵐(26=大嶽)ら4人の力士の引退を発表。大砂嵐の他は、琴弥山(34=佐渡ケ嶽)、旭光(41=友綱)、野中(19=陸奥)。

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鶴竜「こんなに目覚めのいい朝はない」優勝一夜明け

横綱の役目を果たしホッとした表情で会見する鶴竜(撮影・岡本肇)


 大相撲春場所で4度目の優勝を飾った横綱鶴竜(32=井筒)が千秋楽から一夜明けた26日午前、大阪市内で会見した。

 「こんなに目覚めのいい朝はないですね」。「正直、優勝は全く考えていなかった。つらかった時期も応援してくださった人を喜ばせたいだけでした」。

 16年九州場所で3度目の優勝を飾って以降、両足首、腰、右手薬指など度重なる故障で昨年九州場所までの4場所連続を含む5場所で休場した。絶望のどん底から、8場所ぶりの復活劇。人の良さそうな笑顔に、充実感が浮かんだ。

 ただ相撲については「内容はよくなかった」と振り返る。先場所千秋楽で脱臼した右手薬指の影響が大きい。完治に至らず初日を迎え、さらに7日目の貴景勝戦で悪化した。ただ、場所前から理想とする「まわしをとる相撲」でなく「まわしをとらない相撲」を想定して稽古を積んだ。結果として引く、はたく相撲が増えた。「迷いなく相撲は取れた。それはよかった」と“悪い癖”が織り込み済みだったことで、土俵際の粘り、うまさを発揮し、白星につなげていけた。

 「理想的と言えば、先場所の(初日から負けなしの)10日間でしょう。すごく良かった。来場所ではああいう相撲を取りたい。1年間苦労した分、それ以上、応援してくれた人を喜ばせたい。さらに進化した姿を見せたいですね」。春巡業は最初から参加する予定。右手薬指の様子を見ながら、夏場所(5月13日初日、両国国技館)への準備を進めていく。

優勝して子供を抱きかかえる写真を手に笑顔の鶴竜(撮影・岡本肇)

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安美錦、再入幕有力“入れ替え戦”「裏の裏読んだ」

安美錦(2018年1月28日撮影)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇25日◇エディオンアリーナ大阪


 39歳5カ月の十両安美錦が、平幕の妙義龍との“入れ替え戦”を制し、夏場所での再入幕を有力にした。「裏の裏まで読んだ」と立ち合いですぐに立てなかったが、立ってからは一気に引いてはたいた。

 再入幕なら自分が持つ最年長記録(昭和以降)を更新。膝の負傷で苦しむベテランは「苦しいのは今に始まったことではない。また(幕内で)やる機会につながるのはありがたい」としんみりとした。

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