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春場所敢闘賞の隆の勝、夏場所中止も「切り替えて」

都内の千賀ノ浦部屋で稽古を行う隆の勝

大相撲春場所で12勝3敗の好成績を残し、自身初の敢闘賞を獲得した東前頭2枚目隆の勝(25=千賀ノ浦)が8日、日本相撲協会を通じて談話を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自己最高位で迎えるはずだった夏場所は中止となったが「気持ちを切り替えて7月場所に向けて準備しています」とコメント。名古屋市のドルフィンズアリーナから東京・両国国技館に開催会場が変更となった7月場所(7月19日初日)に向けて、気持ちを高めた。

史上初の無観客開催となった春場所では、押し相撲を武器に大躍進した。夏場所では自身初の上位総当たりが予想され、先月4日には「(上位は)目指していた場所。横綱戦は緊張感があると思うけど楽しみ」と意気込んでいた。

8日は都内の部屋で四股、テッポウなどの基礎運動で体を動かしたという。初の上位総当たりは持ち越しとなったが「引き続き今できる基礎運動を中心にしっかり基礎を鍛えていきます」と話した。

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新大関の朝乃山「相撲は恵まれている」環境に感謝

朝乃山(20年1月撮影)

大相撲春場所後に昇進を決めた新大関の朝乃山(26=高砂)が6日、都内の部屋で報道陣の電話による取材に応じた。

新型コロナウイルス感染拡大で、7日にも緊急事態宣言が発令される見通しとなり「それだけ東京でコロナの感染者が出ているということ。自分はできるだけ(外出を)自粛して、手洗い、うがい、睡眠で免疫を下げないようにしたい」と危機感を高めた。

他競技では練習施設が確保できず、満足な調整を進められないアスリートがいる中で、力士は部屋の中に稽古場がある。この日の朝は「いつもと変わらず」基礎運動、筋力トレーニングで体を動かしたという。26歳の新大関は「僕らは恵まれていると思う。アスリートが練習できないとニュースでも見る。相撲は恵まれている」と、環境に感謝した。

新大関場所となる晴れの夏場所(東京・両国国技館)は5月10日初日の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2週間の延期になった。初日まで1カ月半あまり。「初めてのこと。そう(普段と変わらない調整を)やっていくしかない」と、平常心を強調した。【佐藤礼征】

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新大関朝乃山「怒られる方が人生は良く」新社会人へ

稽古で若い衆に胸を出す朝乃山(右)

大相撲春場所後に昇進した新大関の朝乃山(26=高砂)が、新社会人にエールを送った。1日、都内の部屋で稽古を行い、相撲は取らず四股やすり足などの基礎運動に終始。

この日から新年度が始まり、自身と同じように新たな人生を歩む新社会人に「いろんなことに挑戦してほしい。怒られることもあるけど、素直に聞いておくことが大事。そこで考えて修正すればいい。怒られる方が人生は良くなる」と進言した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、新大関場所となる夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の開催は不透明だが、黙々と調整を進める。感染予防として普段から通っていたジムには足を運ばず、地下のトレーニングルームで体を鍛えているという。緊張感のある日々が続く中「毎日同じ生活になるので退屈だけどストレスはない」と穏やかな表情だった。

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新大関朝乃山が稽古 コロナ影響も「ストレスない」

稽古で若い衆に胸を出す朝乃山(右)

大相撲春場所後に昇進した新大関の朝乃山(26=高砂)が1日、都内の部屋で夏場所(5月10日、東京・両国国技館)に向けて稽古を行い、四股やすり足、テッポウなどの基礎運動で汗を流した。

この日から新年度が始まり、令和最初の大関となった朝乃山にとっても新たな日々が始まる。新型コロナウイルス感染予防のため外出を極力控えており、生活習慣も変化。「ダンベルを使うのも濃厚接触になるので」と普段通っているジムには足を運ばず、部屋の地下にあるトレーニングルームで体を鍛える時間が増えたという。「この時期は外に出られない。毎日同じ生活になるので退屈といえば退屈」と戸惑いは隠さなかったが「ストレスはない」と力強く話した。

父の言葉で初心に帰ったという。ちょうど1週間前の先月25日の伝達式で、報道陣の取材に対して父靖さんが「(かつて朝乃山が)地元に錦を飾るのは1つの目標、夢と言っていた」と発言。その言葉を受けて朝乃山は「(大相撲に)入ったからには富山に錦を飾る、おやじが言っていて思い出した。有名人になりたい、いろんな人を見返してやりたいと思っていた」と入門時の心境を回顧。入門から約4年で、富山県出身力士としては元横綱太刀山以来111年ぶりの大関昇進を果たした現状に「ちょっとずつ錦を飾っていると思う」と笑みをこぼした。

新大関場所となる夏場所の開催は不透明な状況。当面は部屋の稽古で基礎運動を中心に体をつくり、準備を進める。

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朝乃山「多くの人への励みに」無観客開催の意義語る

大関昇進後、初稽古に臨む朝乃山(代表撮影)

大相撲春場所後に昇進した新大関の朝乃山(26=高砂)が30日、都内の部屋で、夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)に向けて稽古を再開した。

相撲は取らず、四股やストレッチなど軽めの調整。22日の春場所千秋楽以降は新型コロナウイルスの影響で外出を控え、稽古も1週間ぶりとあって「体がなまっている。四股や基本的な運動をやっていこうと思った」と話した。3月下旬から予定していた春巡業はすでに延期が決定。部屋での調整が続くこととなり「最初はしっかりと体を作っていきたい」と話した。

新型コロナの感染拡大防止のため、史上初の無観客開催と春場所中は日本相撲協会員の感染者は0。「多くの人への励みになる。コロナでずっと暗いニュースが続いていたので」と開催の意義を語った。一方で夏場所の開催可否は現状未定。「3月同様に無観客でやるのでは。でも東京五輪も延期になったから中止というのもあるんじゃないですかね」と個人的見解を述べた。先行きは不透明だが「気にしてもしょうがない。力士らは5月場所に向けてやるだけです」と平常心を強調した。【佐々木隆史】

大関昇進後の初稽古を終え、記者の質問に笑顔を見せる朝乃山(代表撮影)
大関昇進後、初稽古でしこを踏む朝乃山(代表撮影)

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「自分の相撲」風格も生んだ意識改革/朝乃山連載3

タイを手に笑顔の朝乃山(中央)。前列右側は高砂親方夫妻、後列左から2人目は父の石橋靖さんと母の佳美さん(代表撮影)

<新大関朝乃山 “富山の人間山脈”の軌跡(3)>

大相撲春場所を11勝4敗で終えた関脇朝乃山(26=高砂)が、富山県出身では太刀山(横綱)以来111年ぶりとなる大関昇進を確実にした。連載「新大関朝乃山 “富山の人間山脈”の軌跡」では、朝乃山の相撲人生を振り返る。

   ◇   ◇   ◇

令和最初の幕内優勝を飾った昨年夏場所から、朝乃山の心境に変化があった。初土俵から10場所目の17年秋場所で新入幕。順調に出世したが、その後、約1年半は幕内下位から中位を行ったり来たり。伸び悩んでいた。昨年春場所は勝ち越し王手から5連敗で負け越した。同場所中に食べたカキにあたり、体調を崩していた。師匠の高砂親方にも未熟さを指摘された自己管理を徹底。場所中は禁酒した。何より「相手のことは考えず自分の相撲を取りきる」と自分と向き合った。

それまでは、翌日の対戦相手のことを考えて寝付けないこともあった。「昔はよく相手の取組をビデオで見ていたけど、見なくなった。最近、見るのは自分の相撲だけ。悪いところがあれば直すように。『相手が変化するかも』とか考えたら硬くなる」。口癖だった「自分の相撲を取る」という意識に拍車が掛かった。仕切りの際は、可能な限り自ら先に両手をついて待った。しかも「立ち合いの時は相手を見ない。目を合わせない。目を合わせると、のまれそうになる」と誰が相手でも同じリズム。余計な感情が生じる隙を与えず「自分の相撲」を貫いた。

初優勝後は「優勝したことを自信にしたい」と話す通り、言動に余裕も出てきた。何げない雑談でも以前は「富山弁が出ちゃった」と、方言を気にしていた。それが優勝後は自ら報道陣にクイズを出題し「富山弁で『今日はオレが、だいてやる』って、どういう意味か分かりますか? 『おごってやる』って意味です」とニヤリ。周囲の目を気にし、コンプレックスのように感じていた部分を、逆に愛する故郷をアピールする武器に変えた。

土俵上でも土俵外でも、やることや思いは変わらないが、意識改革と自信が成長と風格をもたらした。「はたきができるのは器用。自分はできない。負けてもいいので前に出る。負けるなら前に出て負けたい」。不器用と呼ばれても構わない。令和を引っ張る大器に、大関の看板が託された。(おわり)【高田文太】

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亡き恩師にスーパースター託され号泣/朝乃山連載2

富山商高3年時に富山県相撲選手権大会で優勝した朝乃山(下段左)。上段中央は故浦山英樹監督

<新大関朝乃山 “富山の人間山脈”の軌跡(2)>

大相撲春場所を11勝4敗で終えた関脇朝乃山(26=高砂)が、富山県出身では太刀山(横綱)以来111年ぶりとなる大関昇進を確実にした。連載「新大関朝乃山 “富山の人間山脈”の軌跡」では、朝乃山の相撲人生を振り返る。

   ◇   ◇   ◇

2017年1月23日、初場所で幕下優勝を果たし新十両昇進を確実にした朝乃山は、故郷の富山で行われた富山商高相撲部監督の浦山英樹さんの葬儀に参加した。左肘を負傷して相撲を辞めようと思っていた中学時代に「富商に来い。俺が強くしてやる」と声をかけてくれた恩師が、初場所中に40歳の若さでがんのため死去。遺族から「富山のスーパースターになりなさい」との遺言書を託され、大粒の涙を流した。

富山商高時代は1日5時間の猛稽古だった。3年間で遊んだ記憶はほぼない。記憶にあるのは毎年恒例の「元旦マラソン」。浦山さんの実家周りを、正月に猛吹雪に耐えて走ったことだ。マラソン後は浦山さんの家で雑煮を食べて初詣に行った。「今でも忘れられない味。あれよりおいしい雑煮を食べたことはない」。野菜や餅、魚のつみれが入った雑煮を食べると「また1年頑張ろう」と猛稽古にも力が入った。

角界入りの背中も押してくれた。12年に近大進学。当初、卒業後は富山に戻ることを考えていたが、近大在学中に浦山さんから「お前は富山に帰ってきても就職するとこはないぞ」と言われた。冗談半分の発言だったが、もう半分は「プロで頑張れ」という激励だった。近大2年時には同大OBで高砂部屋の若松親方(元前頭朝乃若)から勧誘を受けたこともあり角界入りを決意。大学卒業を控えた、16年春場所で初土俵を踏んだ。

16年9月、同年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した富山出身の柔道の田知本遥とレスリングの登坂絵莉が、富山で行った凱旋(がいせん)パレードをテレビで見た。「富山出身で有名な男性アスリートはまだいない。自分が相撲界で頑張って有名な人になりたい」とスイッチが入った。その約4カ月後に恩師が亡くなり、託された「富山のスーパースター」。角界入りして4年。いよいよ今日、太刀山(元横綱)以来111年ぶりの富山出身大関が誕生する。【佐々木隆史】

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ハンドボールから転向「朝乃山」誕生秘話/連載1

呉羽小時代の朝乃山(右)

<新大関朝乃山 “富山の人間山脈”の軌跡(1)>

大相撲春場所を11勝4敗で終えた関脇朝乃山(26=高砂)が、富山県出身では太刀山(横綱)以来111年ぶりとなる大関昇進を確実にした。連載「新大関朝乃山 “富山の人間山脈”の軌跡」では、まず幼少時代を振り返る。第1回はひょんなことから始まった相撲人生。

   ◇   ◇   ◇

ひょんな出来事だった。富山・呉羽小に通っていた4年生の朝乃山少年はある日、学校の先生に「握手をしよう」と握手を求められた。担任の先生ではない。名前ももう覚えていない。右手で握手をすると「相撲に向いているね」と女性の声で言われた。数日後、母佳美さんに突然切り出した。「相撲の試合に出るから。お昼から行くから」。混乱する母をよそに、地元で行われた地区大会に出場した。朝乃山の相撲人生が幕を開けた。

94年3月1日。3678グラムの健康体で産声を上げた。性格は明るく、幼少期は保育園に行くのが何よりの楽しみだった。友達とよく遊ぶ、ごく普通の少年。小学1年で始めたスイミングは長続きしなかったが、ハンドボールの少年団に入ると、キーパーで県の強化選手に選ばれた。だからこそ両親からも、相撲を始めた時は遊び半分だと思われた。

呉羽中に進学しハンドボール部に入部した直後の5月ごろ、夜8時になっても練習から帰って来なかった。心配している両親の元に、担任の先生から電話があった。「実を言うと石橋君はハンドボールを辞めて相撲部に行こうと思っているらしく、今見学に行ってます。心配しないで待ってて下さい」。見学が終わり、退部届と入部届を手に帰宅。「相撲部に入るから、ハンコを押して下さい」と母佳美さんにお願いした。

なぜ相撲をやりたいのか、理由は両親に言わなかった。だが両親も「やめないということは、やりたいということでしょ」と息子の気持ちを察する。呉羽小時代は、富山出身の横綱・太刀山の遺族が寄付した「太刀山道場」で稽古に励んだ。朝乃山本人も「道場がなかったら相撲をやってなかった」と感慨深く当時を振り返る。さまざまな巡り合わせがあったからこそ、今の朝乃山がいる。【佐々木隆史】

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弓取り将豊竜「寂しい」無観客で「よいしょ~」なし

将豊竜の弓取式(撮影・前岡正明)

大相撲春場所は22日、異例の無観客場所を無事に終えた。千秋楽は6年4カ月ぶりの横綱相星決戦となり、白鵬が44度目のV。静寂に包まれた場所を締めくくったのが、秋田・横手市出身で弓取り式を務めた西幕下30枚目の将豊竜(23=時津風)だった。

四股を踏めば、通常は観衆の「よいしょ~」の声も響くが、それもない。「やっぱり寂しいですよね。でもやることは、いつもと変わらないと思っていました。今後あるかないか分からないが、貴重な体験でした」。テレビの前の視聴者にも向けた、堂々とした15日間を終えた。

19年4月の巡業中、巡業部副部長の花籠親方(60=元関脇太寿山)から打診を受けたことがきっかけだった。「最初は『えっ、まじか』って感じでしたよ」。一門の横綱鶴竜の付け人を務めながら、新たな役割が加わった。練習を重ね、今年初場所3日目にデビュー。「今は『ありがとうございました』って感じですけれど、仕事はかなり忙しくなりましたね」。弓取り式が毎日実施されるようになった1952年(昭27)以降では37人目(代役除く)。弓をしなやかに振る音も、館内に鳴り響いた。

自身の相撲も14日目に千代の勝を寄り倒しで破り、勝ち越しを決めた。5月の夏場所(東京・両国国技館)は自己最高位の幕下23枚目前後が予想される。同じ秋田県出身(鹿角市)で弓取りを務めた巴富士は小結まで番付を上げた。170センチ、140キロで突き押しが武器。関取昇進での“弓取り卒業”にも挑み続ける。【鎌田直秀】

将豊竜の弓取式(撮影・前岡正明)

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白鵬「私の後継者かも」大関朝乃山に期待/一問一答

白鵬(2020年3月22日撮影)

大相撲春場所で44回目の優勝を飾った横綱白鵬(35=宮城野)が千秋楽から一夜明けた23日、代表取材に応じた。

-優勝から一夜明けての心境は

白鵬 長いような早いような15日間だったような気がします。今はゆっくりしたいなという気持ちです。

-達成感はない?

白鵬 ありますよ。昨日携帯を見たらお祝いのメールや電話がいっぱい来ていましたし、優勝したんだなと感じることができました。昨日は表彰式もありましたけど喜んではいけないムードでもありました。でも色々とお祝いの連絡をいただいて、やっぱり嬉しいなと思うことができました。

-今までとは違う優勝の味?

白鵬 すべてそれぞれの優勝の味は違いますけど、今回の優勝は特別ですね。

-苦しい場所をどうやって乗り越えた?

白鵬 最初は場所があるのかないのかというのもありました。でも決まったからには、やる!という気持ちで、千秋楽まで取り切らなければならないという責任も感じましたし、そういう気持ちが負けた翌日の相撲にも出たんだと思います。

-協会挨拶もいつもとは違う形でしたが

白鵬 実はあの時、涙を流してしまいました。

-確かに理事長が「全力士、全協会員を誇りに思う」と言ったあとに下を向いて目を拭っていました

白鵬 はい。理事長の挨拶の途中で胸にグッとくるものがありました。理事長がお相撲さん側に立って言葉を発してくれているような気がして。そこにこの異例の場所の初日のことを胸の中で振り返ってみたらグッときましたね。

-コロナ感染者が1人でも出たら途中で打ち切り。その緊張感は?

白鵬 それが一番怖かったですね。目に見えないもの。いつそれがやってくるのか。そういう意味で今はホッとしています。場所が終わって1日たった今日も同じことを思ってしまいますね。

-朝乃山関が大関に上がります

白鵬 昨日NHKのサンデースポーツで一緒になったので少し話したんですよ。「おめでとう。これからが大変だぞ」と。少しプレッシャーをかけておきました(笑)そしたら「はい、頑張ります!」と言っていましたね。

-朝乃山関のいいところは

白鵬 右四つの型がありますからね。大関としては長くやっていく力があると思います。そこから先になると、あとは精神的なものになると思います。これからはそれが難しい。今場所私が朝乃山関に勝った要因は、精神力と経験で上回ったからだと思います。

-コロナ問題で伝達式は報道陣も代表取材となり無数のフラッシュの点滅もない

白鵬 昨日もいろんな人に異例な場所ではいつも横綱が締めてくれる、と言ってもらいましたが、そういう意味でもこういった場所で朝乃山関が大関に上がったということは何かの運命なんだと思います。私の後継者となって相撲界を引っ張っていってくれる存在なのかもしれません。

-4月は巡業がないがどう過ごす

白鵬 今はゆっくり休みたいですね。

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高砂親方、朝乃山へ「負けることがニュースになる」

一夜明け会見で高砂親方(左)と握手を交わす朝乃山

大相撲春場所を11勝4敗で終え、大関昇進を確実にした関脇朝乃山(26=高砂)が千秋楽から一夜明けた23日、大阪市の高砂部屋で会見に臨んだ。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により代表取材となったが、理想の大関像に「真っ向勝負」を掲げた。大関昇進となれば、富山県出身では太刀山(横綱)以来111年ぶりの快挙となる。

   ◇   ◇   ◇

師匠の高砂親方(元大関朝潮)の隣に座った朝乃山は、引き締まった表情で大関像を語った。「いつもと変わらず真っ向勝負の相撲を取っていきたい」。史上初の無観客開催となった春場所で、昇進目安の「三役で3場所33勝」にあと1勝届かず。しかし、誰が相手でも真っ向勝負する姿勢、188センチ、177キロの体を生かした正攻法の右四つが評価された。高砂親方からは「これからは負けることがニュースになる。地位の重さを感じると思う。関脇でも感じるが、その比ではない。そういうことを少しずつ勉強していくことだな」と激励された。

25日に日本相撲協会が開く夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)番付編成会議と臨時理事会で正式に大関昇進が決定する。富山出身では太刀山以来111年ぶりの快挙。富山・呉羽小時代に、その太刀山の遺族が同小学校に寄付した「太刀山道場」で相撲を始めたのが相撲人生の原点。「少しは太刀山さんに近づける1歩を踏み出したという感じ」と照れ笑いした。

横綱戦2連敗を喫した春場所。「まだまだ課題はたくさん。横綱に勝てるようにならないと上の番付は目指せない」。大関昇進にとどまることなく、さらにその上も見据えた。【佐々木隆史】

◆第22代横綱太刀山 富山県出身で1900年(明33)5月場所でデビュー。横綱時代は威力抜群の突きや呼び戻しを武器に56連勝を達成。立ち合いから2発以内に土俵外へ持っていく猛烈な突っ張りは「四十五日」(1突き半=1月半)と評された。幕内勝率は8割7分8厘を誇る。1場所10日制だった当時、優勝9度のうち5度が全勝。

代表取材となった一夜明け会見で記者の質問に答える朝乃山(右)と高砂親方

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朝乃山「常に真っ向勝負で臨みたいなと」一問一答4

一夜明け会見で高砂親方(左)と握手を交わす朝乃山(代表撮影)

大相撲春場所で11勝を挙げ、大関昇進を確実にした関脇朝乃山(26=高砂)が23日午後、大阪市内の部屋で一夜明け会見に臨んだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で代表者による取材のみ。春場所は史上初の無観客開催で行われたが、一夜明け会見も異例の形で行われた。

一問一答の「その4」は以下の通り。

-今、師匠の言葉を横で聞いてどう思ったか

朝乃山 その通りだと思います。

-あらためて次の場所への意気込みを

朝乃山 下にはもう負けられないので、常に優勝争いに加われるように頑張りたいですね。

-弟子が自分と同じ大関に昇進する師匠としての気持ちは

高砂親方 よく頑張ったと思いますよ。11番で上げてもらったというのは、ひじょうにラッキー、ありがたいと思って、それはまだ朝乃山にみんなが期待してくれているととらえて、もっともっと精進しなければいけないということ、もっともっと頑張らなければいけないということですね。

-新三役昇進から一発で決めた

高砂親方 それは、いろいろ状況もあるでしょう。優勝もあっさりするし、大関もすんなりワンチャンスで決めるし、俺と持ってるものが違うな、という感じはしますよ。それを生かすも殺すもこれからの自分ですから、実れば実るほど、こうべを垂れる稲穂かな、じゃないけど、強くなれば強くなるほど注目される。そうゆう意味では自分の行動には注意しなければいけないし、さらに稽古もしなければいけないということ。己を磨かなければいけない。己を磨いたんだからこそ大関になれたんだし、また磨くことによってもう1個上に行ける可能性が生まれる。朝乃山は12勝3敗で優勝しているけど、13番まで勝ったことがまだない。これからは、これが課題になってくる。11、12じゃなくして13、14という星の積み重ねが出来てくる。そのためには、どうしなければならないか、ということを考えなければならない。それがこれからの一番の課題になってくると思う。そう、スンナリ簡単にはいかないと思うけど、そうなるためにはもう1回、優勝しなければいけないということ。12で優勝するのはラッキーなこと。13、14で優勝できるようになるが大事になる。

-37年前に師匠も大関を決め、今年は定年

高砂親方 巡り合わせでしょうけど、ありがたいこと。何もないより、ある方がいい。忙しくなるけど、こっちも体に注意して頑張らないと。定年までは頑張らないといけないので。

-定年までにもう1回、(横綱昇進)会見をというのは

高砂親方 まあ、そうなればね、それはうれしいけど、そんなに多くは望みませんよ。とりあえず大関に上がった、このことをしっかりしたものにして、それから次という考え方でね。階段というのは、一足跳ばしに上がれば早く上がれるけど、1つずつしっかり階段を踏みしめて上がる方が大事だと思う。そうゆう教えが分かっているからこそ、本格的な正攻法の右四つの相撲が取れると思う。場所前の会見でも言ったけど、もう少し当たりを強くしないといけない、ということは頭から当たることも必要になってくるかもしれない、とかいろいろ考える中で、自分の左の上手を取るために、どうしないといけないかとか。そうゆうことが、どんどん積み重ねないと今度の地位を守るのは大変なことになる。

-この1年で師匠から見て横綱との差は

高砂親方 多少は縮まっているでしょう。ただ、鶴竜には1回勝ったことはあるけど、白鵬には勝てないというのは、立ち合いのうまさ、駆け引きで負けている。その部分を、これからは研究しないといけない。逆に白鵬の所に出稽古に行って稽古をつけてもらうということも大事なことかもしれない。まだ、名古屋で1回、行ったきりだもんな(と隣の朝乃山に確認)。そうゆう場面も、これから増やすことも必要になってくる。

-真っ向勝負(の姿勢)が昇進につながった

朝乃山 変化をして勝ってもうれしくないし、親方の教えを守ってきたので、常に真っ向勝負で臨みたいなという気持ちはある。

-しこ名は

高砂親方 今のところ変える考えは持っていません。(横綱になっても)朝乃山という名前が定着してきているし、特に下の「英樹」という名前は浦山君の本名だし、その名前をもらって今まで頑張ってきているわけだから、それはやっぱり特に大相撲というのは地域密着型のプロスポーツだから、大事にした方がいいと思う。富山というイメージもあるだろうし。

-横綱を目指す上で右四つの課題は

朝乃山 立ち合いで左上手を早く取るとか、右を差したとき、かいなを返して体を密着させて慌てず寄り切ることが大事だと思います。

-伝達式の口上は固まっているか

朝乃山 まあ、ぼちぼち…いや、まだです、まだ(笑い)。あまり決めてないです。考えていきたい。

-師匠の考えは

高砂親方 ありません。本人が考えること。4文字熟語を並べることが、偉いことでも何でもない。口上より、その後のことが大事。行動が大事なんです。口上はそこで終わり、ハイッ。いいですか。どうもありがとうございました。

一夜明け会見で記者の質問に答える朝乃山(右)。左は高砂親方(代表撮影)

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朝乃山恩師へ「大関になったと言いたい」一問一答3

一夜明け会見で高砂親方(左)と握手を交わす朝乃山(代表撮影)

大相撲春場所で11勝を挙げ、大関昇進を確実にした関脇朝乃山(26=高砂)が23日午後、大阪市内の部屋で一夜明け会見に臨んだ。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で代表者による取材のみ。春場所は史上初の無観客開催で行われたが、一夜明け会見も異例の形で行われた。

一問一答の「その3」は以下の通り。

-ここ大阪も近畿大学出身の関取には、ゆかりの深い場所。大阪で決めたことには

朝乃山 第2の故郷、大阪で決めたことはうれしいです。

-その大阪が無観客開催になったのは残念

朝乃山 本当はお客さんがいる中で勝ち姿を見せたかった。お客さんいない中で昇進が決まったのは残念ですけど、あとは新大関になって土俵の上で戦う姿を見せたい。

-亡くなられた恩師、富山の浦山先生、近畿大学の伊東先生におくる言葉は

朝乃山 大関になりました、と言いたいですし、もう1つ上の番付があるので、そこを目標にして次は頑張ります、と言いたいです。

-お二方は関取の姿を見てくれたと感じますか

朝乃山 2階席で見ていると思いました。

-伊東先生には大関、横綱を目指せと言っていた。そこも有言実行した

朝乃山 それを果たせて良かったです。

-大関でどんな相撲を

朝乃山 いつもと変わらず真っ向勝負の相撲を取っていきたいですね。

-15日間、重要な場所を無観客で取れた経験は

朝乃山 これからの相撲人生に生かしていきたいし、無観客の中で集中して自分の相撲を取れたので、それを自信に変えたい。

-一方で横綱には勝てなかった。課題などは

朝乃山 まだまだ課題はたくさんあるし、横綱に勝てるようにならないと上の番付は目指せない。しっかり稽古をして本場所で恩返しできるように勝ちたいです。

-横綱に対し自分が一番、足りないところは

朝乃山 立ち合いじゃないですか。

-もっと力強く、真っ向から行けるようにと

高砂親方 それが分かっていたら苦労はしない。今、問われてね、本人は答えられない。俺でもやっと答えられるかな、というところだと思う。やっぱりスピードもあるだろうし、経験というのもあるだろうし、それをやっぱりカバーしていく、積み重ねていけるからこそ、関脇に上がって大関に上がっていけるわけですよ。ここまでは俺も経験しているけど、この先は俺も経験したことがないから、ある意味、想像でしか言えないけど、そこの段階にきて、そこからまた変わっていかないとだめだな。そこからまたもう1つ、力をつける、経験を増していくことが必要。これは、聞く側とか見る側は意外と簡単に言うかもしれないけど、やってる方は結構、しんどいと思うよ。たぶんまだ、それが分かってたら横綱に負けてないよ2人に。どっちかに勝ってるかもしれないと俺は思うよ。そこは朝乃山に足りないところ。それと、これからは負けることがニュースになるわけだから、そこをしっかり頭に入れておかないと。地位というものの重さをこれからは感じると思う。もちろん関脇でも感じると思いますよ。でも、その比じゃない、大関とかその上は。そうゆうことを少しずつ勉強していくことだな。

一夜明け会見で記者の質問に答える朝乃山(右)。左は高砂親方(代表撮影)

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朝乃山、4敗喫し大関は「もうないなと」一問一答2

一夜明け会見で記者の質問に答える朝乃山(右)。左は高砂親方(代表撮影)

大相撲春場所で11勝を挙げ、大関昇進を確実にした関脇朝乃山(26=高砂)が23日午後、大阪市内の部屋で一夜明け会見に臨んだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で代表者による取材のみ。春場所は史上初の無観客開催で行われたが、一夜明け会見も異例の形で行われた。

一問一答の「その2」は以下の通り。

-そして、いよいよ横綱戦。白鵬関との取組前の気持ちは

朝乃山 胸を借りるつもりで思い切り行こうと決めていました。

-横綱の相撲は

朝乃山 終わってみれば集中力と気迫で負けていました。

-白鵬関の壁は今場所も厚かったか

朝乃山 何も出来なかったのが悔しいです。

-これで残念ながら3敗になり、星の数では落とせない状態で鶴竜戦に臨んだ

朝乃山 鶴竜関戦も同じく胸を借りるつもりで思い切って行こうと決めていました。

-前に出る相撲が取れていたと思いますが

朝乃山 前には出ているけど、やっぱり上手を取れなかったですし、焦っていた自分があったかもしれないです。

-物言いがついて待っている時の心境は

朝乃山 何も考えてなかったです。

-負けたら4敗だ、という気持ちはその時は

朝乃山 特に考えてなかった。あの相撲はやりきったので、悔いはなかったです。

-さすがに4敗で気落ちしているかと思ったが

朝乃山 4敗目はしましたけど、まだ千秋楽の残り1番もあったし、勝っても負けても来場所につながる相撲を取るだけだった。

-その時は「大関」が頭の中から消えかかったりはしなかったか

朝乃山 自分の中では、もう(昇進は)ないと思っていた。あとは千秋楽、悔いのないよう思い切り行こうと決めていました。

-では千秋楽の大関戦は切り替えられた

朝乃山 もう切り替えて行きましたね。

-その貴景勝戦も前に出た

朝乃山 そうですね、押されはしましたけど、左上手を取れて、そこから自分から前に前に攻めることが出来ました。

-勝った瞬間は

朝乃山 前に出て勝てたのは良かったですね。

-終始、前に出る相撲だった。たとえば立ち合い動いて左を取りに行くとか場所中、考えたことは

朝乃山 真っ向勝負なので、当たって前に前に攻めるだけです。

-その相撲を貫けたと言うこと

朝乃山 はい。

-取組後、臨時理事会の招集が要請された。それを聞いたときは

朝乃山 う~ん、決まったんだなあとは思いました。

-もう大関はないかなと4敗目に思っていたが

朝乃山 目安に届かなかったので、もうないなと自分で思っていました。

-なぜ、目安といわれる数字に届かなかったのに、この結果になったと思うか

朝乃山 う~ん、相撲内容が評価されたんじゃないですかね。

-実際にどんな相手でも真っ向からぶつかった内容を評価されてのもの。それを聞いてどう思うか

朝乃山 そう評価されたのは、すごくうれしかったです。

-富山県からの大関は何年ぶりかはご存知ですか

朝乃山 111年ぶり。

-太刀山関以来だが

朝乃山 少しは太刀山さん、に近づける一歩に踏み出したという感じですね。

-地元での盛り上がりは伝わっているか

朝乃山 たぶん今は、すごいことになってるんじゃないですか。

-テレビなどで祝福する声が上がっている

朝乃山 本当にうれしいです。やっぱり地元の声援が一番、力になりますので。

一夜明け会見で記者の質問に答える朝乃山(右)と高砂親方(代表撮影)

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大関確実の朝乃山「有言実行が出来た」一問一答

一夜明け会見で記者の質問に答える朝乃山(代表撮影)

大相撲春場所で11勝を挙げ、大関昇進を確実にした関脇朝乃山(26=高砂)が23日午後、大阪市内の部屋で一夜明け会見に臨んだ。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で代表者による取材のみ。春場所は史上初の無観客開催で行われたが、一夜明け会見も異例の形で行われた。

一問一答は以下の通り。

-率直に今の心境は

朝乃山 実感はないです。

-昨日もそう話していた。一日たって、まだないか

朝乃山 まだあまり実感がわいてこないという感じです。でも素直にうれしいです。

-昨日からたくさんの祝福の連絡がきたと思うが

朝乃山 来てました。去年の5月場所で優勝した時ぐらい、いろいろな方々からお祝いのメッセージをいただきました。

-昨夜は

朝乃山 千秋楽パーティーに出席し、応援してくださる方々に、一人一人あいさつに回り、楽しい時間を過ごせました。

-大関とはどういうものか

朝乃山 プロに入ってから、大関、横綱を目指してやってきたので、1つは目標にしてきたことが出来たかな、という感じです。

-有言実行できた

朝乃山 自分らしく頑張ったつもりなので、有言実行が出来て良かったです。

-自分らしさとは

朝乃山 今回は無観客で場所が開催されましたけど、1日1番、しっかり自分の相撲を取り切れたことが結果につながったと思います。

-自分の一番いい相撲とは

朝乃山 立ち合い当たって、前に攻める相撲です。

-11勝、10勝ときて高いレベルの成績が求められた。場所前の心境は

朝乃山 場所前は優勝を目標にやってきたんですけど、優勝には届かなかったけど、2けた勝利しないと先につながらないと思っていたので何としても2けた勝利はしたかったです。

-10勝目を挙げてまず2けたに届いた時は

朝乃山 ここからが新たなスタートだと思った。

-3月1日に無観客開催が決まった時の心境は

朝乃山 気持ちを切り替えて初日までには体を作っていこう、という気持ちでいました。

-複雑な心境はあったか

朝乃山 今まで声援を受けてきて相撲を取ってきたので、声援がないのは寂しかった。

-しかも朝乃山関にとっては大切な場所での無観客開催になった

朝乃山 その代わり、テレビでたくさん見て応援してくださる方々がおられると思うので、しっかり白星を届けられるように頑張ろうと思いました。

-実際に協会ご挨拶で初めて会場を見た時の印象は

朝乃山 誰もお客さんはおられなかったので、しーんとしてましたね。寂しかったです。

-初日もいい内容で勝ったが、もちろん歓声は上がらなかった

朝乃山 拍手も歓声もなかったので…。まあでも自分の頭の中では、いつも通りお客さんがいるというイメージでやりました。

-途中でモチベーションを維持するのが大変だったりしたか

朝乃山 モチベーションを維持するのは大変だったけど、一日1番、しっかり自分の相撲を取りきることだけを考えてやろうと決めて、そうやってきた。

-もちろん内容もそうだし、白星の数もみんなから期待される中で、実力者相手とはいえ平幕2人に途中で敗れた

朝乃山 負けたときは、まだ自分は弱いと思いました。豊山関には気迫で負けたんじゃないですか。

一夜明け会見で記者の質問に笑顔で答える朝乃山(右)。左は高砂親方(代表撮影)

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大関確実朝乃山「新たなスタート」異例一夜明け会見

一夜明け会見で記者の質問に笑顔で答える朝乃山(右)。左は高砂親方(代表撮影)

大相撲春場所で11勝をあげ、大関昇進を確実にした関脇朝乃山(26=高砂)が23日、大阪市内の部屋で一夜明け会見に臨んだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で代表者による取材のみ。春場所は史上初の無観客開催で行われたが、一夜明け会見も異例の形で行われた。

朝乃山は「優勝には届かなかったが、新たなスタートと思う。大関の座を目指してやってきた。ひとつは目標を達成した」と語った。無観客開催については「今まで声援を受けて相撲をとってきた。声援がないのは苦しかった。応援してくれる人たちがいて、いつも通りのイメージで1日1番しっかりやろうと思ってきた」と明かした。

25日の臨時理事会、夏場所の番付編成会議で大関昇進が正式に決まる。「(大関は)ないと思っていた。(近大出身で)大阪で決めたことはうれしい。お客さんがいる中で姿を見せたかった」。師匠の元大関朝潮の高砂親方は「俺とは持っているものが違う。生かすのは自分。こうべを垂れる稲穂かなじゃないけど、おのれを磨かないといけない」とエールを送った。

一夜明け会見で記者の質問に答える朝乃山(代表撮影)

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豊山が8日目から4連勝「落ち着いて取れました」

宝富士(右)を押し出しに破った豊山(撮影・河田真司)

大相撲春場所◇11日目◇18日◇エディオンアリーナ大阪

東前頭3枚目の豊山(新潟市出身=時津風)は、西前頭7枚目の宝富士(伊勢ケ浜)と対戦。左四つが得意の宝富士に対し、立ち合いから徹底的に右手で宝富士の左腕を押さえ込み左を使わせず、そのまま押し出し。

8日目から4連勝を飾り、対戦成績を6勝5敗とした。豊山は「右からおっつけて、左さえ使わさなければ大丈夫と思っていた。落ち着いて取れました」と相撲を振り返った。12日目は阿炎(錣山)と対戦する。

宝富士破り土俵から引き揚げる豊山(撮影・河田真司)

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豊山、逆転白星で5勝5敗「我慢勝ち、明日が大事」

豊山(左)は輝を突き落としで破る(撮影・前岡正明)

大相撲春場所>◇10日目◇17日◇エディオンアリーナ大阪

東前頭3枚目の豊山(新潟市出身=時津風)は、西前頭6枚目の輝(高田川)と対戦。立ち合いから終始押し込まれる苦しい展開も再三、土俵際でこらえ、最後は、輝の左腕を抱えながら逆転の突き落としでかろうじて白星をつかんだ。

豊山はこれで8日目から3連勝。対戦成績を5勝5敗の5分に戻した。豊山は「我慢勝ち。(5勝5敗となり)明日からが大事」と気を引き締めた。11日目は宝富士(伊勢ケ浜)と対戦する。

輝(手前)と顔を見合わせる豊山(撮影・河田真司)

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コロナ検査陰性の千代丸あす再出場へ 琴奨菊と対戦

千代丸

日本相撲協会は大相撲春場所10日目の17日、発熱により休場していた西前頭15枚目の千代丸(28=九重)が、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査の結果が陰性であることを発表した。また、同11日目の取組も発表され、千代丸が再出場して琴奨菊と対戦することが決まった。

相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)によると、師匠の九重親方(元大関千代大海)から陰性であり、足などから菌が入る蜂窩織炎であることが報告されたという。千代丸は同8日目の15日朝に39度7分の熱を出して休場。同9日目の16日朝には40度にまで上昇し、大阪市内の病院では蜂窩織炎の疑いが強いとの診断を受けたが、九重親方の判断でPCR検査を受けるとしていた。熱もこの日朝には37度7分に下がったという。

今場所は起床時と就寝前に検温をし、2日続けて37度5分以上の熱が出た場合は原則的に休場となっている。しかし、コロナ感染を否定する診断が出れば、師匠や本人の判断で再出場できるとの認識を相撲協会は場所前に示していた。同協会は力士ら協会員に感染者が1人でも出た場合、即座に春場所を中止する方針だったが、引き続き開催することとなった。

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千代丸はコロナ検査は陰性、蜂窩織炎 春場所は継続

千代丸

日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は大相撲春場所10日目の17日、発熱で休場していた西前頭15枚目の千代丸(28=九重)の、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査の結果が陰性であることを発表した。

同9日目の16日朝に40度あった熱も、この日朝に37度7分まで下がり、蜂窩織炎であることも明かした。

千代丸は春場所8日目の15日朝に39度7分の熱が出て休場。同9日目の16日朝には40度に上がり、大阪市内の病院では蜂窩織炎の疑いが強いと診断されたが、師匠の九重親方(元大関千代大海)の判断でPCR検査を受けるとしていた。

相撲協会は春場所開催前から、力士ら協会員から感染者が出た場合は本場所を即座に中止する方針を示していたが、引き続き開催することとなった。

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