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横綱大鵬の孫・納谷幸男86秒勝利も無言で控室へ

雷神矢口(左)にハイキックを見舞う納谷幸男(撮影・小沢裕)

<リアルジャパン:原点回帰プロレス>◇7日◇後楽園ホール◇観衆1465人


 13年に亡くなった大相撲の横綱大鵬の孫、納谷幸男(23)がデビュー2戦目で完勝した。9月のデビュー戦と同様、雷神矢口との再戦に臨み、わずか1分26秒、体固めでフォールする秒殺勝利となった。

 相手の挑発に乗ることなく、強烈な右ハイキック、左ミドルキックでペースをつかむと、パワー比べの組み合いにも競り勝ち、ロープ際まで追い込んだ。ランニングニーリフトで大ダメージを与え、エルボードロップをかわされた後、背後を取って岩石落としに成功。身長201センチの高さを生かした豪快な投げ技を決めた後、3カウントを奪取した。86秒で試合を終わらせながらも納谷は、関係者に抱えられて無言で控室に戻った。

 納谷は9月14日のリアルジャパン後楽園大会でデビュー戦で雷神矢口に勝利した。ところがセコンド介入など、場外戦に多くの時間が割かれたことに、同団体の会長で初代タイガーマスクの生みの親となる新間寿氏が激怒。今興行は同氏による「原点回帰プロレス」と題したプロデュース大会となり、納谷は雷神矢口の再戦指令を受けていた。

雷神矢口(左)にひざ蹴りを浴びせる納谷幸男(撮影・小沢裕)
雷神矢口(右)に岩石落としを浴びせる納谷幸男(撮影・小沢裕)
体固めで雷神矢口(下)から3カウントを奪う納谷幸男(撮影・小沢裕)

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白鵬「懐かしい感じ」双葉山の出身地、宇佐市で巡業

巡業中の稽古で土俵下で体を動かす白鵬


 大相撲の冬巡業は7日、大分・宇佐市で行われた。同市は史上最長69連勝の記録を持つ、元横綱双葉山の出身地。会場の敷地内には銅像も建っており、巡業に参加した力士はこぞって銅像を撮影していた。

 10年九州場所で69連勝超えを期待されたものの、2日目に稀勢の里に敗れて歴代2位の63連勝で止まった横綱白鵬も「戦後は大鵬、戦前は双葉山といいますからね」と、大横綱に敬意を表し、特別な場所ととらえている様子だった。

 途中、子どもと相撲を取るなど、積極的に地元市民とも交流した。宇佐市を約5年ぶりに訪れた白鵬は「久しぶりだし、懐かしい感じですね。大記録に挑んでもう7年経つ。子どもと稽古もでき、良い思い出に残る巡業になった」と、満足そうに振り返っていた。

大分・宇佐市にある元横綱双葉山の銅像

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大鵬夫人が孫・納谷幸之介にエール「強くなって」

全日本相撲選手権大会で予選敗退した納谷幸之介(撮影・小沢裕)

<相撲:天皇杯第66回全日本相撲選手権大会>◇3日◇東京・両国国技館


 アマチュア横綱を決める第66回全日本相撲選手権が3日、東京・両国国技館で行われ、元横綱大鵬(故人)の孫にあたる埼玉栄高の納谷幸之介(3年)は1勝2敗で予選敗退した。在学したまま年内に大嶽部屋へ入門し、新弟子検査を経て来年1月の初場所(14日初日・両国国技館)で初土俵を踏む。決勝は西郷智博(25=鳥取県庁)が三輪隼斗(23=新潟県)を押し倒しで破り初優勝した。

 大学生相手に1勝1敗で迎えた3戦目で、納谷は和歌山県庁の冨田に引き落とされ敗退が決まった。11月の九州場所で初土俵を踏む予定だったが、愛媛国体で優勝し出場資格を取得。ベスト8以上で付け出し資格取得だったが序ノ口からの出発となる。「目標の予選突破ができずに悔しいけどいい経験になった」と納谷。観戦した大鵬夫人の芳子さんは「頑張って強くなってくれたらうれしい」と感慨深げに話していた。

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大鵬の孫納谷幸之介は予選敗退「すごく悔しい」

全日本相撲選手権大会で予選敗退した納谷幸之介(撮影・小沢裕)

<相撲:天皇杯第66回全日本相撲選手権大会>◇3日◇東京・両国国技館


 元横綱大鵬の孫で、埼玉栄高3年の納谷幸之介(17)が出場。予選1回戦で寺沢樹(東洋大4年)に押し出されたが、同2回戦では広尾達成(日大3年)を押し出して快勝。同3回戦では冨田元輝(和歌山県庁)に引き落としで敗れ、予選敗退だった。

 今年の愛媛国体で優勝して、納谷は高校生ながら出場資格を得た。社会人や大学生の強豪がひしめく大会で、高校生ではアマルサナー(鳥取城北高)と納谷の2人しか出場資格がない、ハイレベルの戦いの中でも、2番相撲では得意の突き、押しで自分の相撲は忘れなかった。

 予選敗退が決まった納谷は「挑戦者のつもりで出ましたが、とりあえず予選突破が目標だったので、すごく悔しいです」と話した。今月末までには父の大鵬部屋を継いだ大嶽部屋へ入門し、新弟子検査を受検した上で、来年1月の初場所で初土俵を踏む。

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輪島は追放、双羽黒は廃業/過去の横綱トラブル

涙ながらに引退を表明する朝青龍(写真は2010年2月4日)


 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が引退を決意したことが28日、分かった。

 平幕貴ノ岩(27=貴乃花)への暴行が発覚してから約2週間、鳥取県警や日本相撲協会の危機管理委員会による調査は継続中だが、事態が解明されるより先に日馬富士が身を引く覚悟を決めた。

 過去の横綱トラブル・廃業は次のとおり。

 ◆前田山 49年、大阪場所を休場して野球観戦。相撲協会が引退勧告を出して現役を退いた。

 ◆大鵬 65年5月、横綱柏戸や前頭3枚目(当時の)北の富士らとともに拳銃を巡業先の米国から密輸入していた事が発覚し、書類送検されたが、相撲協会の処分はけん責処分にとどまった。

 ◆輪島 81年に引退し、花籠部屋を継承。しかし85年に花籠名跡を担保に借金したことで、日本相撲協会から廃業の裁定を下され、相撲界から追放された。

 ◆双羽黒 87年12月、ちゃんこの味付けをめぐり、師匠の立浪親方とのいさかいから部屋を飛び出した上、後援者やおかみまで巻き込む騒動を起こした双羽黒に対し、立浪親方は日本相撲協会に「廃業届」を提出した。

 ◆朝青龍 10年初場所中に都内で泥酔して知人男性に暴行。示談になったが、相撲協会は2月4日に理事会を開き処分を協議。緊急に朝青龍を呼び出して事情聴取したあと、解雇も辞さない構えで引退を勧告した。現役続行を望んでいた朝青龍だが、最悪の事態を避けるため、しぶしぶ勧告を受け入れて引退を表明した。品格を問われ続けた「お騒がせ横綱」が角界を去ることになった。

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白鵬、激震場所で40度目V よぎった10年野球賭博

遠藤をのど輪で攻める白鵬(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇14日目◇25日◇福岡国際センター


 横綱白鵬(32=宮城野)が、前人未到の40回目の優勝を果たした。自身の取組前に、1差で追いかけていた平幕の隠岐の海と北勝富士が負け、勝てば優勝の結びの一番で、東前頭9枚目遠藤を押し出しで下した。全休明けからの優勝は、15年九州場所の横綱日馬富士以来16回目。その日馬富士の暴行問題発覚で揺れた九州場所を、横綱陣で唯一出場している白鵬がきっちりと締めた。

 06年夏場所で初優勝してから11年。誰も手が届かなかった大台40回目の優勝を果たした。支度部屋で白鵬は、両手でピースサインを作り「40」を表現。大記録に「想像できなかった」としんみり。「言葉にならないぐらいうれしいですね」とかみしめた。

 特別な思いがあった。序盤に発覚した日馬富士の暴行問題。当時現場にいた白鵬は、土俵の外でも注目の的になった。以降、福岡・篠栗町のある宿舎の前には、ビール瓶ケースを使用し「一般見学・取材禁止」の紙が張られた手製のバリケードが置かれた。解除したのは、当時の証言をした際の1度だけ。厳戒ムードが漂った。重なったのは、10年の野球賭博問題だった。「7年前に大変な場所を経験した。またこういうことがないようにと思っていたけど…。本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。ファンが温かい声援をくれて本当にありがたいと思った」。優勝の喜びよりも、謝罪と感謝の気持ちがあふれていた。

 全休明けから復活を果たした。昨年、秋場所で全休した時に初めて行った断食を、昨年よりも1日長い4日間行った。サポートした杏林予防医学研究所の山田豊文所長は「肌のツヤも、動きもさらに良くなった。優勝は間違いない」と太鼓判を押していた。山田氏の言葉通り、強烈な右のかち上げで遠藤をよろめかせて、一気に押し出した。

 春場所を休場した時に、後援会関係者から言われた言葉が脳裏にあった。「『30回優勝は3人いるけど、40回は誰もいない』と言われた。体が熱くなった。その方に電話で報告したいね」。満足感たっぷりの表情を見せた。

 11日目の嘉風戦で敗れた際に不服の態度を示し、翌日に審判部から厳重注意を受けたが、何とか持ち直した。自身も周辺を騒がせた今場所。「明日のことは明日。今日はおいしい物を食べてゆっくりしたい」と表情からは疲れが見えた。土俵上では横綱の責任を果たしたが、千秋楽後には日馬富士の暴行問題についての聴取があるなど、息つく暇もない。優勝の余韻に浸るには、まだ早い。【佐々木隆史】

 ◆白鵬の年間最多勝 55勝目を挙げて、2年ぶり10度目の年間最多勝を単独で確定。千秋楽で勝っても、92年の貴花田の60勝を下回り、年6場所制となった68年以降で最少の年間最多勝となる。また、今年は計25休で、96年の貴乃花の15休(70勝)を上回る最多休場日数での1位。2場所休場した力士の年間最多勝は、67年の大鵬以来2人目となった。

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大鵬3世・納谷幸男、プロ第2戦は雷神矢口と再戦

再戦が決まりファイティングポーズをとる、雷神矢口(左)と納谷幸男(撮影・酒井清司)


 初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰するリアルジャパンが24日、都内のホテルで会見し、大鵬3世・納谷幸男(23)のプロ第2戦の相手が、雷神矢口との再戦と決まった。

 雷神矢口には、9月14日の後楽園大会で行われたデビュー戦で勝利を収めた。しかし、セコンドの介入など、場外戦に多くの時間が割かれたことに、試合を観戦した同団体の会長で初代タイガーマスクの生みの親、新間寿氏が激怒。今回の大会を新間氏がプロデュースする「原点回帰プロレス」と題し、新間氏が対戦相手を吟味した上で、雷神矢口に決定した。佐山は「前回の試合がプロレス的に悪かったわけではない。問題は場外乱闘のところだけ。12月7日の大会は、この2人を中心に回っていく」と期待を口にした。雷神矢口は「オレは決して昭和の仕掛け人・新間さんや、初代タイガーマスクの軍門に下ったわけではない。プロレスラーとしてアウトローでやってきたが、オレがやってきたスタイルこそストロングスタイル。オレのプロレスは対世間。そういう意味で、大鵬の孫と戦うことは大変おいしい。前回、納谷はオレに勝ったが、相当悔しい思いをしたのは納谷の方。ただ、前回の戦いでオレを本気にさせた納谷君を、今回は本気でたたきつぶすつもりでリングに上がります」と話した。対する納谷は「前回の試合は形的にボクの勝ちだが、内容として良かったかどうか。再戦では、前回のような試合をするわけにはいかない。ボクにとってもリベンジ。前回出せなかった技も出していきたい」と自信を見せた。

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稀勢の里は休場で背水の陣…来年初場所に進退かける

下手投げで宝富士(後方)に敗れる稀勢の里(17年11月20日撮影)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が21日、日本相撲協会に「腰部挫傷、左足前距腓靱帯(じんたい)損傷で約1カ月間の安静加療を要す」との診断書を提出して休場した。4場所連続5度目の休場。

 9日目に平幕の宝富士に敗れ、ワースト記録に並ぶ1場所5個の金星を与え、4勝5敗と不振だった。横綱では鶴竜、日馬富士に続く休場で、昭和以降初の2場所連続3横綱不在となった。

 10日目の朝、福岡・大野城市の宿舎で師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)が、稀勢の里の休場を明かした。「(前日20日夜に)『明日から休場してもいいですか』と話してきた。今朝も様子を見て相談した結果、休場せざるを得ないと判断した。足首も腰も、いろいろな所をかばって、痛みが引かずに力が入らない」と休場理由を説明した。

 春場所で負傷した左上腕付近はほぼ回復していたが、名古屋場所で痛めた左足首を場所前に悪化させていた。番付発表翌日の10月31日から2日続けて、大関高安相手に三番稽古を行った。3場所連続休場からの復活を印象づける激しい相撲で、仕上がりは順調そうに見えた。しかし、2日に落とし穴にはまった。突然、高安との三番稽古を中断して左足首にテーピングを施した。土俵に上がる前に外したが、11番取った後すぐに稽古場の裏に姿を消した。5分後には戻ってきたが、裏には大量の氷水が入ったバケツと椅子が用意されていた。アイシングをした後なのか、バケツの周囲はぬれていた。

 7日の二所ノ関一門の連合稽古も途中で切り上げ、翌8日は休んだ。「もともと休むつもりだった」と強がったが、実際は安静をとったとみられる。場所中も朝稽古や支度部屋で、左足首をしきりに自分の手でもんでいた。腰の負傷については左足首をかばううちに悪化した。

 同親方は来年初場所の出場について「それを目指して頑張る」と話したが、全休を含む4場所連続休場で、周囲から厳しい目で見られるのは必至。進退については「今はそんな余裕はない」と多くは語らなかった。ただ、4場所連続休場中の鶴竜、暴行問題で揺れる日馬富士も厳しい立場に立たされており、3横綱そろって進退問題浮上の可能性もある。春場所からの豪華4横綱時代が、早くも終わりの危機を迎えている。【佐々木隆史】

 ◆横綱の連続休場場所 年6場所制となった58年以降、最長は貴乃花が01年名古屋~02年名古屋まで全休した7場所連続休場。続いて6場所連続で柏戸、北の湖、武蔵丸の3人、5場所連続で大鵬がおり、稀勢の里の4場所連続休場は、今場所の鶴竜と並んで8例目(北勝海が2度)。4場所連続以上の休場明けで優勝したのは大鵬、柏戸、北勝海の3例だけで、4人が引退している。昭和以降に区切れば、3代目西ノ海が8場所連続で休場している。

横綱稀勢の里(2017年10月4日撮影)

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休場中サーフィンでお叱り/過去の横綱トラブル一覧

福岡空港に到着した日馬富士


 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が、平幕貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行した問題で、鳥取県警が年内にも、傷害容疑で書類送検する方針を固めたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。県警は日馬富士が、逃亡や証拠隠滅の恐れがないことなどから、逮捕はせず捜査を進める判断をしたもよう。

<過去の横綱トラブル>

 ◆前田山(39代) 49年10月の大阪場所を休場中、来日中の米プロ野球3Aサンフランシスコ・シールズの試合を観戦。監督と握手する写真が新聞に出て批判された。協会は引退勧告。責任を取り引退。

 ◆柏戸(47代)大鵬(48代) 65年5月、前頭3枚目の北の富士らとともに巡業先の米国から拳銃を密輸入していたことが発覚し、書類送検。ただ、協会からはけん責処分にとどまった。

 ▼北の富士(52代) 72年夏場所9日目から「不眠症」を理由に休場。米ハワイに飛び、サーフィンを楽しむ姿が観光客のカメラに収められた。写真は地元新聞に掲載されて、協会から厳重注意を受けた。

 ◆輪島(54代) 81年に引退して花籠部屋を継承。だが、85年に花籠の年寄名跡を担保に借金したことで、協会から廃業の裁定を下された。

 ◆双羽黒(60代) 87年12月27日、師匠の立浪親方ともめて部屋を飛び出し、後援者やおかみまで巻き込む騒動を起こした。立浪親方は「廃業届」を提出し、同31日に協会も決議。

 ◆朝青龍(68代) 10年初場所中に都内で泥酔して暴れ、警察が出動する騒ぎに。被害者は知人男性。暴行をめぐる供述は二転三転し、示談となったが、協会は引退を勧告。本人も引退届を提出した。警視庁が傷害の疑いで書類送検したが、起訴猶予となった。

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稀勢の里重圧のまれた立ち合いかみ合わず金星配給

休場明けの稀勢の里(左)は、玉鷲の強烈な突き押しで黒星スタート(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇初日◇12日◇福岡国際センター


 全休明けの横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が東前頭筆頭の玉鷲に押し出しで負けて、出場した夏、名古屋場所に続いて自身3度目の3場所連続初日黒星となった。春場所と名古屋場所で負傷した、左上腕付近と左足首の状態は悪くはなく、順調に仕上げてきていた。場所前の二所ノ関一門の連合稽古でも、好調ぶりを発揮していた。しかし、3場所連続休場明けの初日は横綱とはいえ難しさがあったのか、自身5個目の金星配給となった。

 支度部屋に戻った稀勢の里は、何度も唇をかみしめた。何かを言いたそうにしては、のみ込んだ。口を真一文字に結んだ表情からは、悔しさがにじみ出ていた。しかし、言い訳はしまいと「うーん」と何度もうなずいた。「いや、まぁ、また明日」。自分の中で整理がついたのか、割り切るように言った。

 本場所で相撲を取ったのは、途中休場した名古屋場所5日目の7月13日以来4カ月ぶりだった。久しぶりで、やはり緊張はあったのか。1度目の立ち合いは先につっかけて不成立。その後、玉鷲に2度つっかけられた。異様なムードが流れる中、4度目で成立。玉鷲の突き押しに対抗して、左のおっつけを狙うも不発となり土俵を割った。相撲を取っては過去9戦無敗だった相手に、金星と初白星を献上してしまった。

 左上腕付近を負傷した後の夏、名古屋場所に比べれば十分に動けた。「状態はそんなに悪くない」と自分でも分かっていた。福岡入り後も連日、大関高安と三番稽古を行い、二所ノ関一門の連合稽古でも、大関豪栄道、関脇嘉風相手に相撲を取り調子を上げていた。

 師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「場所に出る以上、問題はない」と負傷箇所は問題視しなかったが、「稽古場と本場所は違う」と連日言い続けた言葉をこの日も発した。稽古場では味わえない、本場所ならではの独特な雰囲気、緊張感が、15歳の初土俵以来、初めて全休を味わった稀勢の里に普段よりも重くのしかかった。

 最初は硬かった表情も、だんだんと和らいでいた。「うまくやられましたね」と分析する余裕も見せた。今日の取組相手は、初日に横綱日馬富士を倒した新小結の阿武咲。勢いをつけるには格好の相手を下して、復活への懸け橋を作る。【佐々木隆史】

 ◆出場3場所以上連続で初日黒星を喫した横綱 年6場所制が定着した58年以降、曙(98年初、春、夏場所)以来7人目。隆の里が6場所連続(84年九州から、85年春、夏の2場所休場を挟んで86年初場所まで)で記録したのがワースト。

 ◆3場所以上連続休場した横綱の休場明け初日の成績(年6場所制が定着した58年以降) 場所前に引退した力士を除き、初日に相撲を取った力士は過去17人で20番あり、そのうち初日白星は13回。初日から連敗は北の富士、曙、3代目若乃花の3例ある。初日黒星だった大鵬は、2日目から14連勝して優勝した。

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大鵬孫の納谷幸之介、国体Vで九州場所デビュー白紙

納谷幸之介(17年8月23日撮影)


 愛媛国体の相撲の少年で、大相撲の元横綱大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男、納谷幸之介(17=埼玉栄高3年)が7日、団体と個人の2種目で優勝した。この結果、12月の全日本選手権(両国国技館)への出場権を獲得したため、大嶽部屋から11月の九州場所で予定していたデビューは白紙に。そんな想定外? のうれしい2冠となった。

 優勝候補だった8月の全国高校総体は団体3位、個人は決勝トーナメント1回戦で敗れた。国体が高校最後の相撲と言い聞かせ、地道に鍛錬。「すり足や四股などの基礎運動を徹底した」と山田道紀監督は言う。190センチ、160キロの巨体ながら、動き回る相手にもしっかりとついていく足運びが光った。「悔いの残らないようにやろうと思っていた。その通りにできた」と満面の笑みを浮かべた。

 「うれしいし、もっと頑張ろうと思える。高校の相撲はやり切った」と話すも“おまけ”がついてきた。全日本で8強に入れば、高校生では史上初の付け出し資格(三段目最下位格)も得る。楽しみが、増えた。

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新間寿氏が12・7後楽園大会をプロデュース


 初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰するリアルジャパンプロレスが3日、都内で会見し、12月7日の後楽園大会を、新間寿氏(82)プロデュースで開催すると発表した。

 新間氏は、新日本時代にアントニオ猪木対ムハマド・アリの異種格闘技戦を実現させるなど「過激な仕掛け人」としてプロレス界では有名。「昭和の新日本プロレスの道場のような、原点回帰のプロレスをお見せしたい」と新間氏。佐山は「リアルジャパンは12月7日から改革を行います。従来の興行スタイルとはまるで違うものをお見せする」と話した。「大鵬三世」納谷幸男(23)のデビュー第2戦で、新間氏がどんな対戦相手を用意するか楽しみだ。

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納谷幸男「毒霧を浴びたあたりから記憶なくなった」

プロレスデビューから一夜明けた15日、都内の道場で勝利を神棚に報告する納谷幸男


 昭和の名横綱大鵬の孫でプロレスラーの納谷幸男(23)が、デビュー戦から一夜明けた15日、都内のリアルジャパン道場でプロ初戦を終えた心境を語った。

 14日のリアルジャパン後楽園大会で、雷神矢口を相手に開始早々に放った右のキックが、納谷のプロレス人生の扉を開いた。その後は場外乱闘で、有刺鉄線ボードにたたきつけられたり、有刺鉄線バットで殴られたりと流血も経験。矢口の毒霧の洗礼も受けたが、巨体を生かした蹴りに、初代タイガーマスク直伝のフライングクロスチョップも披露するなど、大器の片鱗も見せた。

 納谷は「最初の蹴りでお客さんの『ウォー!』という声が聞こえて、よしという気持ちになった」と振り返った。最後は豪快なランニングニーリフトを決め快勝したが、試合内容については「まだまだ50点。毒霧を浴びたあたりから記憶がなくなった。もっと体を作り直して、次の戦いに臨みたい」と納谷。試合は、両親や兄弟、さらに大鵬夫人で祖母の芳子さん(70)も観戦したという。父で元関脇の貴闘力(49)は、納谷のデビュー戦のため、チケットを約500枚も売って“援護射撃”した。デビュー戦について「一安心。息子たちがだんだんと巣立っていってくれてうれしい。スケールがでかいから、楽しみにしています」と話した。芳子さんは、流血の試合に涙を流した。母親の美絵子さん(43)からは「良かったね」、一番下の弟・幸成君(16)からは「見直した」と声を掛けられたという。「これからはブレーンバスターや、自分の身長を浮かしたワザを覚えていきたい」。2戦目は12月7日の後楽園大会に決定。「もっとお客さんを沸かせられるワザを見せたい」と抱負を語った。

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大鵬孫の納谷幸男「日本のレスラーにない高さ」2m

納谷(左)は雷神矢口にランニングニーリフトを決めデビュー戦を勝利で飾った(撮影・滝沢徹郎)

<プロレス:リアルジャパンプロレス東京大会・30分一本勝負>◇14日◇後楽園ホール


 13年に亡くなった大相撲の横綱大鵬の孫、納谷幸男(23)が、豪快な勝利でプロレスデビューを飾った。14日、リアルジャパンプロレスの東京・後楽園大会の第5試合に登場。父で元関脇貴闘力の14年のプロレスデビュー戦の相手も務めた雷神矢口と対戦した。

 開始早々、強烈な右キックを見舞って観客を驚かせたが、場外に連れ込まれ、矢口のセコンドも加わった“集団リンチ”に遭った。有刺鉄線ボードにたたきつけられ、有刺鉄線バットで殴られた。さらに毒霧攻撃も浴び、いきなり流血するピンチ。それでもリングに戻ると、強烈なキックやのど輪、初代タイガーマスク直伝のフライングクロスチョップで反撃。最後はランニングニーリフトから片エビ固めで、5分58秒、勝負を決めた。

 「緊張しすぎて記憶もあいまいだけど、自分の中でいい動きができた。毒霧、バットはきつかったですね」と振り返った。13年3月の入団から4年以上かけてたどりついたデビュー戦。会場では父貴闘力ら家族全員が観戦。祖父の遺影もデビュー戦を見つめていた。「遺影に力をもらいました」と納谷。試合前、200センチ、135キロとサイズが公式発表された。「日本のレスラーにない高さを生かしたレスラーになっていきたい」と上気した顔で言った。【桝田朗】

試合に勝利しポーズを決める納谷(撮影・滝沢徹郎)

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大鵬孫の納谷幸男「1戦1戦経験を積んで」一問一答

雷神矢口に強烈な蹴りを決める納谷(右)(撮影・滝沢徹郎)

<プロレス:リアルジャパンプロレス東京大会・30分一本勝負>◇14日◇後楽園ホール


 横綱大鵬の孫・納谷幸男(23)が、プロレスデビュー戦で雷神矢口と対戦し、5分58秒、ニーリフトからの片エビ固めで勝った。

 納谷はデビュー戦後、囲み取材に応じ、公式プロフィルの197センチから「2メートルです」と、さらに背が伸びたことを明かした。13年3月に入門し、196センチ、120キロの巨体を武器に格闘技デビューを目指していたものの、内臓疾患で入院するなどして、デビューに4年もかかった。その思いも語った主な一問一答は以下の通り

 -師匠の佐山サトル総監直伝の技は?

 納谷 先生から教わったのは…フライングクロスチョップを使ったと思うんですけど、しっかりと教えていただいた。自分が使っていける、得意技の1つに出来ればいいなと思います。

 -4年かけてようやくプロデビュー

 納谷 ずっと試合を近くで見ていて、ふがいない思いをしていたので、ようやくスタートラインに立てたのかなと思います。何年かかるか分からないですけど1年、1年、1試合、1試合経験を積んで次のステップにいけるようにしたい。

 -赤と黒のリングコスチュームにしたのは?

 納谷 元々、自分が赤が好きだというのがあって。本当は、もっといろいろ、つけたいなと思っていたんですけど、デビュー戦なので謙虚に。

 -試合の出来は? 

 納谷 緊張もあって50%。もっと磨いて自分のフィニッシュホールドじゃないですけど、試合を作ることが出来るようにしたい。

 -両親、兄弟みんな見に来た中で勝てた

 納谷 良かったですね。いい姿を見せることが出来た。

 -のど輪もすごかった

 納谷 フィニッシュに使えれば。

 -試合前に両親と話した?

 納谷 話していないですね。

 -白星デビュー。これから、どんなプロレスラーになりたい?

 納谷 まだまだ全然、自分の実力も、体ももっと作っていかなくてはいけないので、本当に1戦1戦、まずはリアルジャパンに身を置いてやる。もちろん、他のところにも出ていきたいという気持ちもありますし、そのために1戦、1戦、経験を積んで…佐山先生と話をしながら挑戦していきたい。自分が、どういうレスラーになっていけるか、見えない状態ですけど、自分の体の大きさ…なかなか、これだけ身長を持っている日本人レスラーは、いないと思うので、自分のデカさを生かした戦い方を出来るプロレスラーになっていきたい。

 -目標のレスラーは?

 納谷 今、はっきりしているというのはないですけど、僕の中ではスーパータイガー、佐山先生が師匠なので、やっぱり、ああいうストロングスタイルを追求していくプロレスラーになっていきたい。

 -ストロングスタイルとは対極にある雷神矢口選手とデビュー戦で戦い、場外では魔世軍らに集中攻撃を受けた。この経験は先に生きる?

 納谷 そうですね。自分の中で、1つのスタイルに定着という形じゃなく、いろいろなスタイルに対応できるプロレスラーになっていきたい。その中で、デビュー戦から矢口さんのようなタイプの選手とやらせてもらう機会は、なかなかないことだと思うし、良い意味で捉えていきたい。

 -3人がかりで羽交い締めにされ、有刺鉄線バットで殴られた

 納谷 痛かった…痛かったです。

 -天国のおじいさんも喜んでいると思うが?

 納谷 うちの家族が遺影を持って来てくれたので、それを見た時は力も出ました。祖父と、うちの部屋(大相撲の大鵬部屋)で先日、亡くなられた友鵬さんの遺影を持って来てくれたので、力をもらいました。友鵬さんには、いろいろお世話になりました。

 -リングアナウンサーが「2メートル3センチ」とコールしたように聞こえたが、197センチから背は伸びた?

 納谷 2メートルです。

 -フィニッシュホールドのひざ蹴りに名前はある?

 納谷 いや、まだ…はい。

 納谷は、雷神矢口の有刺鉄線バットの“洗礼”を繰り返し浴びるなど、尋常ではないデビュー戦を終え、右側頭部や体の各所から流血しながらも、記者の質問を冷静に聞き、1つ1つ、丁寧に答えた。新人離れした、堂々たる姿勢は試合での戦いぶりも、試合後の取材も変わらなかった。【村上幸将】

デビュー戦を勝利で飾り意気揚々と引き揚げる納谷(撮影・滝沢徹郎)

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大鵬遺影前で孫の納谷幸男、プロレスデビュー戦飾る

有刺鉄線バットを突きつける雷神矢口をにらみつける納谷幸男(撮影・村上幸将)

<プロレス:リアルジャパンプロレス東京大会・30分一本勝負>◇14日◇後楽園ホール


 横綱大鵬の孫・納谷幸男(23)がプロレスデビュー戦で雷神矢口と対戦。5分54秒、ニーリフトからの片エビ固めで勝った。納谷は開始早々、リングを軽やかなステップで右回りすると、13秒に右ミドルを浴びせ、矢口を沈めた。その後、場外戦に持ちこまれ、有刺鉄線バットで何発も殴られたが、ひるまずにリング上で応戦し、最後はパワーで完勝した。

 この日、会場には父の元関脇貴闘力(49)をはじめ母、弟も駆けつけた。納谷は、家族が大鵬さんの遺影を持っていたと明かし「力になった」と笑みを浮かべた。

 納谷と矢口には、納谷の父の貴闘力をも絡んだ因縁があった。貴闘力が鈴木みのると組み、14年4月16日に東京・代々木競技場第2体育館で行ったプロレスデビュー戦で、矢口が大仁田厚とタッグを組んで戦い、敗れていた。同戦で、当時リアルジャパンプロレスの練習生でセコンドについていた納谷が大仁田を捕獲し、貴闘力が矢口に張り手を浴びせてフォール勝ちする“アシスト”を矢口が恨んで、デビュー戦での対戦を熱望し実現した。

 この日は大相撲の大嶽親方(元十両大竜)も駆けつけ、北大路欣也、黒柳徹子、吉川晃司からは花が届いた。【村上幸将】

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納谷幸男、祖父大鵬の遺影を力に 全身血まみれ勝利

試合に勝利しポーズを決める納谷(撮影・滝沢徹郎)

<プロレス:リアルジャパンプロレス東京大会・30分一本勝負>◇14日◇後楽園ホール


 横綱大鵬の孫・納谷幸男(23)がプロレスデビュー戦で雷神矢口と対戦し、5分58秒、ニーリフトからの片エビ固めで勝った。

 納谷は開始早々、リングを軽やかなステップで右回りすると、開始13秒に右ミドルを浴びせて矢口を沈めた。その後も右ミドル、右前蹴りと、自信のある蹴りで矢口を追い込み、佐山サトル総監直伝の、フライングクロスチョップで矢口をなぎ倒した。

 それが場外戦に持ちこまれると、パイプ椅子などを使った乱戦の第一人者・矢口に試合の流れを持っていかれた。1度はリングに戻ったものの、右エルボーの誤爆から再び場外戦に持ち込まれると、矢口のセコンドの邪道軍に加え、1試合前の第4試合で反則負けした魔世軍2、5号と青柳総裁が乱入。納谷は羽交い締めにされ、パイプ椅子で殴られ、青柳総裁には腹に刀を突きつけられた。揚げ句に、開始3分過ぎに腹に矢口の有刺鉄線バットの“洗礼”を浴びた。さらに背中に2、3度と有刺鉄線バットを浴び、全身は血まみれ状態になった。

 それでも、開始5分でリングに戻ると、5分13秒に右ミドルを浴びせて矢口をもん絶させた。その後、背後から迫った魔世軍が、白い粉を浴びせてひるませようとしたのを読み、かわすと、粉は矢口に直撃し“誤爆”。苦しむ矢口にニーリフトを浴びせて、最後は片エビ固めで完全勝利した。

 この日、会場には父の元関脇貴闘力(49)をはじめ母、弟も駆けつけた。納谷は、家族が大鵬さんの遺影を持っていたと明かし「遺影を見た時は力が出ました」と笑みを浮かべた。

 祖父の遺影の横には、8日に亡くなった祖父の片腕で、日本相撲協会の世話人・友鵬勝尊(ゆうほう・まさたか)さん(本名・長崎勝=ながさき・まさる、享年60)の遺影も並んでいたという。納谷は「力をもらいました。友鵬さんにもお世話になりました」と感謝した。

 納谷と矢口には、納谷の父の貴闘力をも絡んだ因縁があった。貴闘力が鈴木みのると組み、14年4月16日に東京・代々木競技場第2体育館で行ったプロレスデビュー戦で、矢口が大仁田厚とタッグを組んで戦ったが敗れたこと。同戦で、当時リアルジャパンプロレスの練習生でセコンドについていた納谷が大仁田を捕獲し、貴闘力が矢口に張り手を浴びせてフォール勝ちするのを“アシスト”したことを矢口が恨んで、デビュー戦での対戦を熱望し実現した。

 この日は大相撲の大嶽親方(元十両大竜)も駆けつけ、北大路欣也、黒柳徹子、吉川晃司からは花が届いた。【村上幸将】

納谷幸男対雷神矢口 雷神矢口に強烈な蹴りを決める納谷(右)(撮影・滝沢徹郎)
長男の納谷幸男のデビュー戦を見守る元関脇の貴闘力(撮影・滝沢徹郎)

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友鵬さん告別式で大嶽親方「大鵬道場を守っていく」

友鵬さんの告別式であいさつする智恵美夫人


 虚血性心不全のため8日に死去した世話人、友鵬さん(享年60)の告別式が12日、都内の大嶽部屋で営まれた。

 師匠の大嶽親方(元十両大竜)や一門の貴乃花親方(元横綱)、八角理事長(元横綱北勝海)らが稽古場に設けられた式場で弔問客を迎え入れる中、元横綱3代目若乃花の花田虎上氏や元関脇高見山の渡辺大五郎氏らが弔問に訪れた。出棺前に葬儀委員長の大嶽親方は「天国で(13年1月死去の)大鵬さんと酒でも飲んでるのか。(中略)これから大鵬道場大嶽部屋を私は守っていく」とあいさつした。

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友鵬さんの告別式、大嶽親方「バカ!友鵬!」絶叫

世話人だった友鵬さんの告別式で葬儀委員長としてあいさつする大嶽親方(撮影・渡辺佳彦)


 虚血性心不全のため、8日に死去した日本相撲協会の世話人、友鵬勝尊(ゆうほう・まさたか、本名・長崎勝)さんの告別式が12日午後0時半から、所属していた東京・江東区清澄の大嶽部屋で営まれた。

 師匠の大嶽親方(56=元十両大竜)が葬儀委員長を務める告別式では、同親方はじめ一門の貴乃花親方(45=元横綱)や一門の枠を超えて八角理事長(54=元横綱北勝海)も、稽古場に設けられた式場で弔問客を迎え入れ、故人の人柄をしのばせた。

 大相撲秋場所の3日目が行われているため現役の親方衆や力士らは、前日の通夜で最後のお別れをした。元力士ではこの日、元横綱3代目若乃花の花田虎上氏や、元関脇高見山の渡辺大五郎氏らが弔問に訪れた。

 告別式を終え出棺後、葬儀委員長として大嶽親方があいさつ。入門時に、ちょうど1年先輩の兄弟子だった友鵬さんを慕う気持ちから声を詰まらせながら読んだ。「天国で(13年1月に死去した)大鵬さんと酒でも飲んでるのか。“まさる、まだ早いぞ”と叱ってるかもしれない。でも大鵬さんと会ってるなら、それでもいい。でも残されたボクは、きつかったこと、つらかったこと、誰と話せばいいの? バカ! 友鵬! 大鵬さんと会ってんのかよ!」。おえつと絶叫が入り交じったあいさつに、すすり泣きがもれた。「友鵬さんは人を愛していた。だから人から愛され、こんなに多くの人が来てくれた。これから大鵬道場大嶽部屋を私は守っていく」と、あいさつの言葉を締めくくった。

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大鵬孫納谷幸男デビュー戦のレフェリーは北沢幹之氏

8月23日の会見で、納谷幸男(左)に有刺鉄線バットを手に詰め寄る雷神矢口と仲裁に入る初代タイガーマスク(撮影・村上幸将)

 横綱大鵬の孫・納谷幸男(23)が、14日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園大会で雷神矢口と対戦するプロレスデビュー戦(シングルマッチ30分一本勝負)のレフェリーが、元プロレスラーでUWF、リングスなどでレフェリーを務めた、北沢幹之氏(75)に決まった。リアルジャパンプロレスが、11日までに発表した。

 北沢氏は、1961年(昭36)に日本プロレスに入門。魁勝司のリングネームで活躍し、1972年(昭47)にアントニオ猪木が新日本プロレスを旗揚げした時にも参加した。1981年に現役引退後は、前田日明が設立したリングスなどでレフェリーとして活躍。ロシア出身のサブミッションの名手・ヴォルク・ハンらと、現役を引退しながらも互角のスパーリングをした“伝説”も残している。2009年には、新日本プロレスが多大な功績を残した選手をたたえる「NJPWグレーテストレスラーズ」に選ばれた。

 北沢氏がレフェリーに選任された裏には、納谷と対戦する矢口が凶器を持ち込み、流血戦も辞さない狂乱ファイトに打って出る危険性が高い、という事情がある。矢口は、8月23日に都内のリアルジャパンプロレス本部で行われた会見に有刺鉄線バットを持ち込み、納谷の胸ぐらに突きつけた。それに対して、リアルジャパンプロレス総監の佐山サトル(59)は、凶器なしの通常ルールで試合を行うことを明言した上で「(凶器を)使わせないようなことが、しっかり出来るレフェリーを認定する。ひどい状況になったら止めます」と、試合をコントロールすることが出来るレフェリーを選任する考えを明らかにした。そして白羽の矢が立ったのが北沢氏だ。

 一方、矢口は「バットは俺にとって凶器じゃないから。電流爆破が本当の凶器だから」と、大仁田厚率いる邪道軍の一員として、あくまで有刺鉄線バットの持参を譲らないと断言。「セコンドに誰を連れて行くかはお楽しみだよ」と、リアルジャパンプロレス側のレフェリー選任に対し、大仁田をはじめとした邪道軍として、総力戦を挑むことで対抗する構えを示した。

 納谷は、流血戦について「恐怖は全くない」と平然と答えたが、リアルジャパンプロレスとしては、納谷の安全確保を最優先にするため、実力派レスラーかつレフェリーとしても実績のある北沢氏に、試合を託すことを決めたようだ。

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大鵬さんの右腕・友鵬勝尊さん死去、虚血性心不全

友鵬勝尊さん(16年2月8日撮影)

 日本相撲協会は9日、世話人の友鵬勝尊(ゆうほう・まさたか)さん(本名・長崎勝)が虚血性心不全のため、8日に死去したと発表した。60歳だった。稽古休みの8日早朝は部屋関係者と連絡を取っていたが、昼に国技館に現れず、部屋の若い衆が東京・江東区の自宅を訪れた際、亡くなっていたという。沖縄県宮古島市出身の友鵬さんは大鵬部屋に入門し、75年夏場所初土俵。勇鵬のしこ名で最高位は幕下筆頭。91年秋場所限りで引退し、世話人として協会を支える一方、大鵬さんの右腕でもあった。

 通夜は11日午後6時、告別式は12日午後0時半から、いずれも江東区清澄の大嶽部屋で営まれる。喪主は妻智恵美(ちえみ)さん。

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大鵬さんの側近・友鵬勝尊さん60歳急死、死因不明

友鵬勝尊さん(16年2月8日撮影)

 日本相撲協会の世話人を務めていた友鵬勝尊(ゆうほう・まさたか)さん(本名・長崎勝=ながさき・まさる)が死去した。60歳だった。

 前日までいつもと変わらない生活ぶりだったが、8日に東京・江東区の自宅で亡くなっていたところを関係者に発見された。死因は不明。沖縄出身の友鵬さんは大鵬部屋に入門し、75年夏場所初土俵。勇鵬のしこ名で最高位は幕下筆頭、91年秋場所限りで引退した。以降、雑務などを担当する世話人として協会を支え、大鵬さんの側近としても活躍。ちゃんこ作りの名人としても知られていた。

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大仁田が熱望「追い詰めてリングに」佐山と電流爆破

大仁田厚からの電流爆破マッチの要求に否定的な姿勢を貫く初代タイガーマスク(撮影・村上幸将)

 プロレスラー大仁田厚(59)が28日、10月31日に後楽園ホールで行われる引退興行「さよなら大仁田、さよなら電流爆破 大仁田厚ファイナルツアー」で引退する前に、リアルジャパンプロレス主宰の佐山サトル(59)との電流爆破マッチが実現できるよう、佐山に要求を続ける考えを明らかにした。

 大仁田は、6月29日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園ホール大会で、佐山に最後の電流爆破マッチの相手になってほしいと要求した。ただ佐山は、15日にリアルジャパンプロレスで開いた会見で「体調が戻るまではやるつもりはない」と断言。15年5月に狭心症の手術を受け、体調がベストではなく、対戦を受けない方向であることを示唆した。

 23日にリアルジャパンプロレスで行われた会見では、大仁田率いる邪道軍の雷神矢口が、9月14日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園大会で対戦する、横綱大鵬の孫の納谷幸男(23)のプロレスデビュー戦で勝った場合「初代タイガーマスクと大仁田厚最後の電流爆破を何とかね、俺は勝ち取らなきゃいけないわけだから」と訴えた。それにも、佐山は「幸男に勝った時点で、自分が大仁田とやる挑戦権を得るとおっしゃっていましたが、お受けしたことは全くない」と拒否の姿勢を示した。

 現状で、佐山が電流爆破マッチを受ける可能性は極めて低い。それでも、大仁田は「いいじゃないですか。やる、やらないは本人の勝手だし。ただ、毎回そうなんだけど、相手を追い詰めて、追い詰めて絶対、リングに上げる姿勢は変えたくないから」と考えにブレがないことを強調した。

 さらに「こちらはリアルジャパンの会場に足を運び嘆願し、礼は尽くしたと思っている。その場で決めてやると佐山選手は言っていたが、その後曖昧なコメントが続きハッキリとした返答をいただけない。近日中に回答がないならば、それが、礼を持ってお願いに行った大仁田厚への佐山選手の回答だと受けとめる」とも口にした。【村上幸将】

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大鵬孫の納谷幸之介が大嶽部屋入門へ 九州で初土俵

幕下力士との対抗戦で貴健斗(左)を寄り切りで破る納谷幸之介

 大相撲の元横綱大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男、納谷幸之介(17=埼玉栄高3年)が、大鵬道場の大嶽部屋へ入門し、11月の九州場所で初土俵を踏むことになった。

 埼玉栄高相撲部の山田道紀監督が23日、東京・お台場での大相撲夏巡業の会場で「あくまで予定」としながら、10月の愛媛国体後に入門すると明かした。

 この日の巡業では埼玉栄と幕下力士による対抗戦が行われ、納谷は3番目に登場。190センチ、160キロの恵まれた体格で、21歳の有望株、貴健斗(貴乃花)を攻め立てて寄り切りで破ってチームの勝利に貢献した。「すごくいい経験になった。前に出ることだけを考えた。しっかりやれば出来るんだなと思った」と手応えを口にした。

 山田監督によると納谷は「教え子の中でも3本指に入る努力家。人の3倍は努力する。こっちが止めないといつまでも稽古をやる」と稽古の虫。「花相撲とはいえ、勝ったことは彼にとっていいことになった」と感心し「まずは関取を目指して欲しい」と期待をかけた。

ガッツポーズをする納谷幸之介

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大鵬孫納谷と初戦の雷神矢口、有刺鉄線バットで威嚇

会見で納谷幸男(左)に有刺鉄線バットを手に詰め寄る雷神矢口と仲裁に入る初代タイガーマスク(撮影・村上幸将)

 横綱大鵬の孫の納谷幸男(23)と、9月14日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園大会でのプロレスデビュー戦でシングルマッチ30分一本勝負で戦う雷神矢口が23日、都内のリアルジャパンプロレス本部で会見を開いた。

 席上で、矢口が有刺鉄線を巻いたバットを納谷の胸ぐらに突きつけるなど、早くも“場外戦”が展開された。

 今回のデビュー戦は、矢口から度重なる対戦要求があったが、リアルジャパンプロレス主宰の佐山サトル(59)が、凶器の使用なども辞さない大仁田厚率いる邪道軍の戦い方が危険すぎると固辞した経緯があった。ただ、納谷が18日から21日まで石川県羽咋市の妙成寺で行った合宿で「自信がついた。自信を持った状態でやれると、自分の方から先生にお願いしました」と、自ら佐山に対戦を希望し、実現したと明らかにした。

 矢口は「巨人、大鵬、卵焼き。一時代を築いたすばらしい偉大な大鵬親方を、俺は尊敬している」と、納谷の祖父大鵬へのリスペクトを口にした。その上で「見た限りは、遺伝子は120%受けていると思うよ。でもね、強さだけは世襲制じゃないんだな。本人がどれだけ努力して、修羅場をくぐってきたか。25年の修羅場をくぐり抜けた俺と対戦するのは100万光年早いんだよ」と挑発した。

 矢口は納谷との対戦を要求し続けた理由として、納谷の父で元関脇の貴闘力(49)が鈴木みのると組み、14年4月16日に東京・代々木競技場第2体育館で行ったプロレスデビュー戦で、大仁田とタッグを組んで戦ったが敗れたこと。2戦目も戦って敗れたが、その後、貴闘力が焼き肉店の経営に乗り出したため、試合の機会がないまま恨みが残っていると吐露した。

 また貴闘力のデビュー戦で、当時リアルジャパンプロレスの練習生でセコンドについていた納谷が大仁田を捕獲し、貴闘力が矢口に張り手を浴びせてフォール勝ちするのを“アシスト”したことも恨んでいると訴えた。矢口は「試合で絡まないおかげで、あんなうまい焼き肉を俺が食いに行けなくなった。それに、こいつが手を出したおかげで負けたのも、腹が立っているんだよ。だから、こいつと真っ先にやらせろと言ったんだよ」と息巻いた。

 ところが、納谷が当時のことを「覚えていない」と挑発を受け流し、矢口の印象を聞かれても答えないなど相手にしない姿勢を示した。さらに「もちろん、勝つ自信があります」と言ったことに矢口が激怒。「何、この野郎。ふざけんじゃねーよ、お前。何が勝つ自信があるだよ!!」と言い、矢口は納谷の胸ぐらをつかんで有刺鉄線バットを突きつけた。

 佐山が間に入ると、矢口は怒りをにじませながら退場。納谷と矢口の間に、後戻りできない因縁が刻み込まれた。【村上幸将】

会見に出席した左から納谷幸男、初代タイガーマスク、雷神矢口(撮影・村上幸将)

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雷神矢口、佐山に大仁田の対戦相手受けるよう迫る

会見で納谷幸男(左)に有刺鉄線バットを手に詰め寄る雷神矢口と仲裁に入る初代タイガーマスク(撮影・村上幸将)

 横綱大鵬の孫の納谷幸男(23)と、納谷がプロレスデビューする9月14日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園大会で、シングルマッチ30分一本勝負で戦う雷神矢口が23日、都内のリアルジャパンプロレス本部で会見を開いた。

 矢口は会見で、もし自分が納谷に勝った場合、邪道軍率いる大仁田厚(59)がリアルジャパンプロレス主宰の佐山サトル(59)に再三、要求し続けている、最後の電流爆破マッチの相手になってほしいという要求をのむよう、佐山に迫った。矢口は「この試合に勝って、初代タイガーマスクと大仁田厚最後の電流爆破を何とかね、俺は勝ち取らなきゃいけないわけだから」と訴えた。

 佐山は矢口に「幸男に勝った時点で、自分が大仁田とやる挑戦権を得るとおっしゃっていましたが、お受けしたことは全くない」と完全拒否の姿勢を示した。佐山は18日に同所で開いた会見でも「体調が戻るまではやるつもりはない。受ける、受けないかは、タイガーマスクの動きが出来るか、出来ないかで自分で決める。(リングに)ぶざまな格好で上がるわけにはいかない」と断言。15年5月に狭心症の手術を受け、休養中の体調がベストではなく対戦を受けない方向であることを示唆していた。

 その上で佐山は、矢口が有刺鉄線バット持参で会見場に乗り込んできたことに対し「何だか、記者会見上にバットを持ってくるのも何かと思う」と不快感を示した。そして「凶器OKなどというのは、矢口選手のプライドが許さないでしょう。バットも使わないでしょうし、通常ルールで臨みます」と凶器の使用を許さない姿勢を明確に示した。

 さらに「1つ条件があるのは、レフェリーをこちらで決めさせてもらう。(凶器を)使わせないようなことが、しっかり出来るレフェリーを認定する。ひどい状況になったら止めます」と、レフェリーの指名含め、納谷の安全確保を最優先にする考えを強調した。

 それに対し、矢口は「バットは俺にとって凶器じゃないから。電流爆破が本当の凶器だから」と、あくまでバットの持参を譲らない姿勢を強調。一方で「格闘スタイルも出来るし、長州力、天竜源一郎、谷津嘉章と、血へどを吐いてやってきた。大仁田厚との電流爆破も。セコンドに誰、連れて行くかはお楽しみだよ」と断言。リアルジャパンプロレス側のレフェリー指名に対し、大仁田をはじめとした邪道軍として総力戦を挑む可能性を示唆した。

 納谷は記者から「流血戦になった場合は?」と聞かれると「(流血戦への)恐怖は全くない」と答えた。【村上幸将】

会見に出席した左から納谷幸男、初代タイガーマスク、雷神矢口(撮影・村上幸将)

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大鵬の孫納谷幸男、9・14プロレス初戦は雷神矢口

デビュー戦に向けて磨き続ける、得意の蹴りを披露する納谷幸男(撮影・村上幸将)

 13年に亡くなった大相撲の横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力(49)の長男納谷幸男(23)が、9月14日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園大会でのプロレスデビュー戦で戦う対戦相手が、大仁田厚(59)率いる邪道軍の「切り込み隊長」雷神矢口に決まった。22日、リアルジャパンプロレスが発表した。試合はシングルマッチ30分一本勝負となる。

 18日に都内のリアルジャパンプロレス本部で行われた会見の際、主宰の佐山サトル(59)は「大仁田の方から矢口がどうのこうのという話を聞いて、そんな危険なことをさせられるわけはないだろう。納谷選手も、ストロングスタイルを目指していますので、あいつらの戦いは危険。そういう目に最初から遭わせるわけにはいかないし、受けるわけはないだろうと…分からないですけど」と否定的な見解を示していた。

 納谷は、リアルジャパンプロレスの練習生だった14年4月16日に東京・代々木競技場第2体育館で行われた父貴闘力、鈴木みのる組対大仁田、矢口組戦で、プロレスデビューした父のセコンドについた。そして試合中に大仁田を捕獲し、父が矢口に張り手を浴びせてフォール勝ちするのを“アシスト”し、因縁が生まれていた。

 23日にリアルジャパンプロレスで、納谷と雷神矢口、佐山がそろっての会見が行われる。その席上で、試合がどのように成立したかの経緯が語られるもようだ。

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大鵬の孫納谷幸男、プロレスデビューへ石川合宿

プロレスデビュー戦に向けた合宿を張る、石川県に向かう納谷幸男(撮影・村上幸将)

 13年に亡くなった大相撲の横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力(49)の長男納谷幸男が18日、9月14日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園大会でのプロレスデビュー戦に向け、合宿地の石川県へ出発した。

 17日が23歳の誕生日だった納谷はこの日、リアルジャパンプロレス本部で行われた、レジェンド選手権第12代王者のプロレスラー船木誠勝(48)と挑戦者スーパー・タイガーの会見を見学後、師匠の佐山サトル(59)とともに本部を出発した。合宿への意気込みを聞かれると「頑張ります」と、やや緊張の面持ちで口にした。佐山が五重塔をイメージして考案したファイブストーリーズ・ホールドなどの必殺技を習得したか聞かれると「合宿で習うと思います」と答えた。

 納谷の対戦相手について、佐山は報道陣に「まだ決めていない」と説明した。一方で、プロレス人生40年で7回目の引退を発表した大仁田厚(59)から、雷神矢口の名前が挙がったと明かし「大仁田の方から矢口がどうのこうのという話を聞いて…そんな危険なことをさせられるわけはないだろう」と語った。

 納谷は、リアルジャパンプロレスの練習生だった14年4月16日に東京・代々木競技場第2体育館で行われた、父貴闘力が鈴木みのると組んで大仁田、矢口組と対戦した試合で、プロレスデビューした父のセコンドについた。その試合で納谷は大仁田を捕獲し、父が矢口に張り手を浴びせてフォール勝ちするのを“アシスト”し、因縁が生まれていた。

 佐山は「納谷選手も、ストロングスタイルを目指していますので、あいつらの戦いは危険。そういう目に最初から遭わせるわけにはいかないし、受けるわけはないだろうと…分からないですけど」と否定的な見解を示した。【村上幸将】

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大鵬の孫が角界入り宣言 貴闘力の三男・納谷幸之介

元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力の三男の納谷幸之介(2017年8月5日撮影)

 大相撲の横綱大鵬の孫で関脇貴闘力の三男、納谷幸之介(17=埼玉栄3年)が10月の愛媛国体後にも角界入りすることが6日、分かった。

 「プロに行くつもり」と宣言し、埼玉栄の山田道紀監督も「進路はプロです。(初土俵は早ければ)九州場所でいいんじゃないか」と明かした。

 部屋は大鵬道場の大嶽部屋が有力だが「考え中なんです」と明言は避けた納谷。この日の全国高校総体団体は準決勝で敗れて3位も、自身は個人戦の悔しさを晴らすように4戦全勝だった。「チームが勝たなければ意味がない。もう1度、気を引き締めて国体で優勝できるように頑張りたい」と話した。

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大鵬孫の納谷幸男、必殺技は「五重塔」イメージ

ファイティングポーズを見せる初代タイガーマスクの佐山サトル(左)と納谷幸男(撮影・神戸崇利)

 大横綱大鵬の孫で、9月14日後楽園大会でのプロレスデビューが決まった納谷幸男(22)が、初代タイガーマスクの佐山サトルから将来のリアルジャパンのエースに指名された。4日、都内のリアルジャパン道場・興義館で佐山とともに会見。佐山に素質を絶賛され、プロレスラーとして独り立ちする決意を語った。

 大鵬を祖父に、元関脇貴闘力を父に持つ納谷は「父、祖父があれだけ偉大な人物ですが、自分の実力で認めていただけるような、そんな選手になりたい」と、緊張した面持ちで決意を語った。その横で佐山は「最初、右の蹴りを見てビックリした。強い足腰と柔らかい体は、確かに大鵬の血を引き継いでいると思う。スーパータイガーとともに団体を引っ張る選手に育ってほしい」と期待を寄せた。

 納谷は13年3月に入門。しかし、内臓で手術に至る大病を患い、ヒザの故障などもあって、デビューまで4年もかかった。当初は総合格闘家を目指していたが、団体で日々練習するうちにプロレスへの情熱が芽生えたという。

 そんな納谷のデビュー戦に、レスラー育成の名伯楽・佐山も、あの手この手のアイデアを用意する。「大鵬の孫の相手に恥じない選手を複数考えている。試合前の合宿、公開練習もやる。必殺技はファイブストーリーズ・ホールドというのを考えています」と話した。「ファイブ-」は五重塔のイメージで納谷の196センチの長身を生かしたダイナミックな技だという。

 「入門して4年、大変な思い、悔しい思いもしたが、ここまでやってこられたのは格闘技、プロレスへの思いが強かったから」と納谷。デビューが決まってから連絡を取っていない父貴闘力だが、佐山によると当日のチケットを大量に売りさばき、援護射撃をしているという。納谷は18日から金沢で最終合宿に入り、デビュー戦に備える。【桝田朗】

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