上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

大鵬3世の納谷幸男5戦目で初メイン「頑張ります」

9月20日の後楽園大会で初のメイン6人タッグマッチが決まり、対戦相手の雷神矢口(後列左)、SAKAMOTO(同右)と会見する納谷幸男(同中央)


 リアルジャパン・プロレスは7月31日、都内のホテルで会見し、「昭和の過激な仕掛け人」新間寿会長がプロデュースする原点回帰プロレスを9月20日、東京・後楽園ホールで開催すると発表した。

 大鵬3世の納谷幸男(23)が、デビュー5戦目にして初のメインに抜てきされた。納谷は、河野真幸(W-1)間下隼人(リアルジャパン)と組み、雷神矢口(浅草プロレス)崔領二(ランズエンドプロレスリング)KAZMA SAKAMOTO(フリー)と対戦。初の6人タッグに挑む。

 相手のSAKAMOTOに「何をしてきたのか知らないけど、人に見せるものじゃない。プロレスラーの試合をしっかり見せてやります」と挑発された納谷は「今回、メインに抜てきしていただいたので、しっかりとした試合を見せられるように頑張ります」と話した。

 大会に向けて、都内の他団体道場で練習。9月2日にはW-1の横浜文化体育館大会にも出場し、経験を積むという。原点回帰プロレスでは、世界マスクマン・トーナメント準決勝、ドン・クロコダイル(オーストラリア)対ブラック・タイガーJr.(UWA)戦も行われる。また、8月25日には、石川県の妙成寺で、いじめ撲滅キャンペーンとしてチャリティー奉納プロレスを行うことも発表された。

関連するニュースを読む

大鵬孫の納谷6勝1敗「来場所はもっと力つける」

飛天龍(左)を押し出しで破る納谷(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇21日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 元横綱大鵬の孫で、西三段目50枚目の納谷(18=大嶽)が6勝1敗で序ノ口デビュー3場所目を終えた。

 東三段目41枚目の飛天龍を立ち合いから一気に押し出す完勝。「ちょっと脇が甘かったけど、足が出ていたのでよかった。7番勝ちたかったけど、6番勝てたのは自信になる。しっかりと自分の相撲を取れた」と、笑顔を見せながら話した。

 春場所は7戦全勝で序ノ口優勝を果たしたが、序二段の先場所、三段目の今場所と6勝1敗で、2場所連続で優勝を逃した。今場所を振り返り「(相手が)先場所よりも強くなった。立ち合いの鋭さが全然違うし、立ち合いをずらされたこともあった」と、さまざまな経験を積んだ。序ノ口デビューから3場所合計で19勝2敗。「来場所はもっと力をつけて臨みたい」と、先を見据えた。

関連するニュースを読む

安美錦、勝ち越しも淡々「その日の一番をしっかり」

美ノ海(手前)をはたき込みで破る安美錦(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇20日◇ドルフィンズアリーナ


 現役最年長関取で、西十両4枚目の安美錦(39=伊勢ケ浜)が、8勝5敗として勝ち越しを決めた。

 新十両の西十両14枚目美ノ海(ちゅらのうみ、25=木瀬)をはたき込みで下した。「やったことない相手。しっかり当たってくるから(腰が)高くならないようにした」と淡々と振り返った。勝ち越しについては「残り2日が終わった時にホッとすると思う」と気に留めなかった。

 幕内通算在位は現在97場所で、来場所幕内に戻れば高見山を抜いて歴代単独3位になる。12日目には元横綱大鵬の通算勝利数を抜く歴代8位の873勝目を挙げたが、本人は偉業に目を向けず「勝ってはいるけどあと2つ。しっかり相撲を取りたいね。その日の一番をしっかり準備してやることが大事じゃないですか」とクールに語った。

関連するニュースを読む

大鵬孫の納谷、連敗回避も「たぶん疲れが出ている」

魁禅(手前)にはたき込みで勝利する納谷(撮影・奥田泰也)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇19日◇ドルフィンズアリーナ


 元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力を父に持つ西三段目50枚目納谷(18=大嶽)が、東三段目38枚目魁禅(24=浅香山)を破り連敗を回避し、5勝1敗とした。

 立ち合いは納谷が優勢で得意の押し相撲で攻め立てたが、土俵際で右に変化された。「我慢できずに慌ててしまった」と、とっさのはたき込みで勝利をもぎ取った。

 「いつもなら前に出るけど、引く動きがあった。動かされている感じはないが、たぶん疲れが出ている」。前半戦は心身ともに疲れは感じていなかったが、ここ数日は自然と就寝時間も早まり、起床時に疲れを感じるとのこと。「朝も体を動かすのにワンクッションが必要」とスイッチを入れるのも一苦労のようだ。「次は前に出る相撲でいきます」と原点に戻って6勝目を目指す。

魁禅に快勝し、笑顔の納谷(撮影・岡本肇)

関連するニュースを読む

大鵬孫の納谷が初黒星、高校同級生に押し倒された

大相撲名古屋場所9日目 琴手計に押し倒しで負けた納谷(撮影・奥田泰也)

<大相撲名古屋場所>◇9日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ


 元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力の三男、西三段目50枚目納谷(大嶽=18)が、今場所初黒星を喫した。

 埼玉栄高の同級生、東三段目47枚目琴手計(18=佐渡ケ嶽)との全勝対決。立ち合いこそ納谷が優勢だったが「つかまったら駄目だと思って、動いて動いてという形にしようとしたけど引いてしまった」。前に出ることをためらう後手後手の展開に。一気に土俵際まで追い詰められ、押し倒しで敗れた。

 取り組みを終え「(立ち合いで)当たった流れで相撲を取ろうと思っていたが、我慢できなかったのが駄目でした」と肩を落とした。手の内を知る間柄だったが「それは自分も一緒。体が動いていたので、何も考えずに体に任せようと思っていた」と語った。

琴手計(左)に押し倒される納谷(撮影・岡本肇)

関連するニュースを読む

安美錦、大鵬に並ぶ通算872勝「光栄なこと」

豪風(左)をはたき込みで破った安美錦(撮影・前岡正明)

<大相撲名古屋場所>◇8日目◇15日◇ドルフィンズアリーナ


 西十両4枚目安美錦(39=伊勢ケ浜)が、東十両筆頭豪風(39=尾車)を破って、元横綱大鵬に並ぶ歴代8位の通算872勝を挙げた。

 1度目の立ち合い、先に右手を着いて待ったが豪風がなかなか動かず、1度離して再び右手を着けたがそれでも豪風は立ち上がらず、しびれを切らして立った。2度目も先に手を着いたが相手は動かず、離したとたんにつっかけてきた。3度目で成立すると、鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように右手で張って出て、そのまま右で頭を抱えてはたき込んだ。

 心理戦となった立ち合い。「向こうが立ってこないし何考えてんだろうなと。はたきを警戒しているのかな」と、いろいろなことを考えていたという。前みつを取りにいこうとしたが「構えているのも楽じゃないからね」と、多少フラストレーションがたまり、つい張って出てしまったようだ。

 また1つ記録を更新した。「そんなにやってたのかと思っちゃうね」と、積み上げてきたものを振り返った。大鵬に並んだことについて「肩を並ばせていただいたのは光栄なことだなと思います。テレビで見たことしかない神様みたいな存在。数多くいる力士の方々に並んで不思議な気持ちです」とありがたがった。

豪風をはたき込みで破る安美錦(撮影・岡本肇)

関連するニュースを読む

納谷、全勝対決制し4連勝「しっかり足が出た」

勝ち越しに笑顔を見せる納谷(撮影・前岡正明)

<大相撲名古屋場所>◇7日目◇14日◇ドルフィンズアリーナ


 元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力を父に持つ西三段目50枚目の納谷(18=大嶽)が初日から4連勝で、早くも勝ち越しを決めた。

 東三段目55枚目福ノ富士(19=伊勢ケ浜)を寄せ付けなかった。立ち合いから突っ張りで攻め立て、5秒足らずで押し出し。「若干腰が高くなったけどしっかり足が出た」とうなずいた。

 全勝対決を制し「(相手も強く)良い意味で多少の緊張感があった」と振り返った。連日丁寧に報道陣の質問に答え「強くなっても威張ったりしないようにしたい」と納谷。師匠の大嶽親方(元十両大竜)にも「謙虚にいけ」と指導されているという。「今日はあごが引けていたけど、あごが上がって力が伝わっていない時もある。頭も体もすごく軽いので、一番でも多く勝てるようにしたい」と語った。

福ノ富士(右)を押し出し、勝ち越しを決めた納谷(撮影・岡本肇)

関連するニュースを読む

大鵬の孫、納谷が3連勝「しっかり足が出せている」

琴福寿野(手前)を小手投げで破る納谷(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇5日目◇12日◇ドルフィンズアリーナ


 元横綱大鵬の孫で、西三段目50枚目納谷(18=大嶽)が初日から3連勝で、早くも勝ち越しに王手をかけた。

 東三段目49枚目琴福寿野(26=佐渡ケ嶽)を土俵際に追い込み、激しい突っ張りで相手の体勢を崩し、最後は小手投げで決めた。序ノ口に入ってから投げ技で勝利したのは初めて。「しっかり当たれて前へ出られたが、上を向いてしまう癖がまだあった」と反省も忘れなかった。

 序ノ口だった春場所から通算16勝1敗と圧倒的な強さを誇る。横綱のDNAを引き継ぐ新星は「3連勝というよりも、しっかり足が出せている」と、勝ち星よりも内容にこだわっていた。

報道陣の質問に笑顔で答える納谷(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

大鵬孫の納谷2連勝、肉体改造で筋肉量10キロ増

魁清城(左)を押し出しで破り2連勝の納谷(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇3日目◇10日◇ドルフィンズアリーナ


 元横綱大鵬の孫で、西三段目50枚目の納谷(18=大嶽)が、押し出しで西三段目49枚目の魁清城を破り、2連勝を飾った。素早い踏み込みで相手にぶつかると、一気に土俵の外へ押し出した。危なげない相撲も「しっかり足を前に出せたので良かったです」と落ち着いて振り返った。

 週に1回の筋力トレーニングなどで筋肉量は10キロ弱増加。やや窮屈になった首と腹部を見て「(筋肉)だったらうれしい」と笑顔を見せた。

 場所入り後は雨が続いたが、徐々に天気も晴れ「気分が良いです」と一言。「まだ全然大丈夫です。寒いよりは暑い方がいい」と暑さも気にしていない様子だった。

魁清城を押し出しで破り土俵を引き揚げる納谷(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

大鵬の孫、納谷が白星発進「待った」で落ち着き

笑顔を見せる納谷(撮影・上田博志)

<大相撲名古屋場所>◇2日目◇9日◇名古屋市・ドルフィンズアリーナ


 元横綱大鵬の孫で、西三段目50枚目の納谷(18=大嶽)が、送り出しで東三段目51枚目の松山を破り、白星発進した。立ち合いは、相手ののど輪で一瞬、上体をのけぞらせたが、すぐに突いて前に出た。左のはず押しで相手を後ろ向きにすると、すぐに右で突いて土俵外に追いやった。立ち合いで1度合わず、つっかける形となったが「気持ちだけ前に出ていたかも。『待った』してから落ち着いた」と振り返った。上体をのけぞらせた場面も「慌てなければ大丈夫と思っていた」と、冷静に取り切った。

 160キロ台中盤の体重はほとんど変わっていないというが「服がきつくなってきた。首とか腕周りとか」と、筋肉量が増えたことを実感しているという。押し相撲だが「まわしを切る動きを見て、盗もうとしている。テレビでも見るけど、1番は生で見て、部屋の兄弟子に教えてもらっている」と、技術習得にも積極的に取り組んでいる。

 5月の夏場所では初めて黒星を喫し、場所中にせき込むなど、体調不良にも陥っていた。当時について「風邪ではないです。五月病かな」と冗談交じりに答えるなど、余裕ものぞかせるようになった。元横綱朝青龍のおいで、序ノ口デビューが同じ3月春場所のライバル豊昇龍が、初日に敗れたが「誰かが負けたらどう、とかではなく、しっかり自分が勝っていけばいい」と、気を引き締め直していた。

松山(左)に送り出しで勝つ納谷(撮影・上田博志)

関連するニュースを読む

鶴竜横綱200勝 先場所唯一敗れた松鳳山を一蹴

松凰山(左)を下す鶴竜(撮影・上田博志)

<大相撲名古屋場所>◇初日◇8日◇ドルフィンズアリーナ


 3場所連続優勝を狙う横綱鶴竜(32=井筒)が、先場所唯一、敗れている小結松鳳山を圧倒し、好発進した。立ち合いは、186センチの自身よりも8センチ低い相手に下から当たり、懐に潜り込ませなかった。慌てて前に出てきた相手を、次はいなした時点で勝負あり。松鳳山を難なく突き出した。「自分のタイミングで立てたので、あとは流れで攻められた。先場所は立ち遅れて、下がって引いて負けていた」。反省を生かした快勝に、笑顔を見せた。節目の横綱通算200勝目でもあった。

 先場所は連覇と全勝優勝という2つの目標を同時に達成できるチャンスだった。だが全勝優勝は松鳳山に止められた。雪辱の思いから今場所前に二所ノ関一門の連合稽古に出向き、松鳳山と5番取って全勝。苦手意識の芽をつんだ。この日は「稽古の効果が出た。いなしたところは稽古したから(相手の動きが)頭に入っている」と、対策と冷静な対応に胸を張った。

 1958年の年6場所制以降、3連覇は大鵬、北の湖、千代の富士、曙、貴乃花、朝青龍、白鵬の7人しか達成していない。いずれも大横綱。その一員に名を連ねるカギは「自分に勝つこと」と話す。好きなサッカー・ワールドカップ観戦は、朝稽古前のダイジェスト放送にとどめて相撲に集中。連覇を止めるつもりはない。【高田文太】

関連するニュースを読む

「大鵬3世」納谷幸男、経験の少なさ嘆き武者修行へ

河野との初コンビも、力を出せず無念の表情を浮かべる納谷幸男(左)

<リアルジャパン:後楽園大会>◇3日◇後楽園ホール


 大鵬3世、納谷幸男(23)が、デビュー4戦目で自分にダメ出しした。

 3日、リアルジャパンの後楽園大会で、W-1の河野真幸(38)と初タッグを結成。ともに190センチを超すツインタワーコンビとして期待を集め、崔領二、KAZMA SAKAMOTA組と対戦した。しかし、場外乱闘でKAZMAに痛めつけられ、リング上でも巨体を利したボディーアタック以外は、ほとんど何もできなかった。試合は河野がKAZMAを抑え勝利したが、納谷には不完全燃焼の悔しさが残った。「結局、試合数が足りない」と経験の少なさを嘆いた。今後は、メキシコへの武者修行で実力アップを図る。

関連するニュースを読む

「大鵬3世」納谷幸男が自分に怒り、控室のドア蹴る

河野との初コンビも、力を出せず無念の表情を浮かべる納谷幸男(左)

<リアルジャパン:後楽園大会>◇3日◇後楽園ホール


 大鵬3世、納谷幸男(23)が、デビュー4戦目で思うように動けない自分に怒りを爆発させた。

 セミでW-1の河野真幸(38)と初タッグを結成。ともに190センチを越すツインタワーコンビとして期待を集め、崔領二、KAZMA SAKAMOTO組と対戦した。しかし、場外乱闘でKAZMAに捕まり痛めつけられると、リング上では、河野との合体技もチグハグ。巨体を利したボディーアタック以外は、ほとんど見せ場もなく、試合は河野がKAZMAを抑え勝利した。

 勝ち名乗りを受けた後、KAZMAに襲撃され「オイ、幸男。あんまり調子に乗らない方がいいよ。オイ、幸男。幸男ちゃん。今度、また遊んであげるよ」と挑発された。リングに戻りかけ、セコンドに止められたが、怒りは収まらず「やってやるよ!」と叫び、控室のドアを蹴り上げた。何も出来なかった悔しさもあり、インタビュールームでは「自分に何が足りないのか。結局、試合数が足りない。本当に試合をしなければいけない」と経験の少なさを嘆いた。

 河野からは「うちで練習して、うちのリングでKAZMAをやつければいい」と励まされた。今後は、師匠の初代タイガーマスク、佐山サトルの意向でメキシコで武者修行を行い、実力アップを図る。

関連するニュースを読む

大鵬3世納谷がタッグ戦「相当な試練」佐山サトル

7月3日の後楽園大会でタッグ戦が決まった納谷幸男(後列左)と対戦相手のKAZMA SAKAMOTO。手前は初代タイガーマスクの佐山サトル


 リアルジャパンは6日都内で会見し、7月3日の後楽園大会の全カードを発表した。

 世界マスクマン・トーナメント1回戦4試合のほか、大鵬3世、納谷幸男(23)が河野真幸(W-1)とタッグを組み、崔領二、KAZMA SAKAMOTO組と対戦する。

 カードを組んだ初代タイガーマスクの佐山サトル(60)は「幸男が世界に羽ばたくために、インターナショナルな試合ができる選手と戦う必要があった。3人はキャリアも十分。今から、試合へ向けての練習もかなり変わってくる。今回は、相当な試練だと思う」と話した。納谷は「自分はこのカードの中で1番キャリアもないが、ガムシャラにぶつかっていく」と抱負を語った。納谷は、7月3日の後楽園大会で、UWA認定王座戦を行う予定だったが、経験を積むためにノンタイトル戦に変更となっていた。大会後には、佐山の指示でに海外修業に出かける予定。

関連するニュースを読む

納谷「しっかり前に出られた」初黒星反省し6勝1敗

<大相撲夏場所>◇14日目◇26日◇東京・両国国技館


 元横綱大鵬の孫で、東序二段11枚目の納谷(18=大嶽)は、6勝1敗で序ノ口デビューから2場所目を終えた。

 西序二段4枚目の天一(山響)を立ち合いから突き、押しで圧倒。押し出して、11日目にプロ初黒星を喫した悪い流れを断ち切った。取組後は「しっかり前に出られたのでよかった。脇が甘くなることなく、形としてはよかったと思う」と、脇の甘さから体勢を入れ替えられ、寄り倒された初黒星の反省を生かした白星を振り返った。

 7月の名古屋場所に向けては「1番でも多く勝てるようにしたい。(9月の秋場所で)幕下に上がれるような位置にいたら、しっかりと上がれるようにしたい」と力説した。また先場所は勝った元横綱朝青龍のおいの豊昇龍(立浪)が、序二段優勝を決めたことには「おめでとうという感じです」と話すにとどめた。

関連するニュースを読む

来場所心配?唐津海、幕下復帰確実も「胃痛くなる」

唐津海

<大相撲夏場所>◇13日目◇25日◇東京・両国国技館


 三段目の優勝争いは、7戦全勝で並んだ西49枚目の唐津海(29=玉ノ井)と、東85枚目の佐藤山(17=八角)による、千秋楽の優勝決定戦に持ち込された。

 6戦全勝で3人が並んだこの日、まず佐藤山が優勝圏外の力士(田子ノ藤)を押し出しで破り、優勝決定戦への切符を手にした。

 11日目の6番相撲で、ここまで序ノ口から無傷の12連勝だった元横綱大鵬の孫・納谷を寄り倒しで破り、プロ初黒星をつけた。この白星が「少しは(優勝の)意識をして、自信もついた」(佐藤山)一番となりこの日につなげた。

 それから8番後に土俵に上がった唐津海は、木崎海(23=木瀬)との全勝対決を制し、千秋楽の決戦に臨む。稽古では常に、電車道で一気に押される相手を、この日は耐えに耐え、いなして体を崩し勝機を逃さず押し出した。「どうせ勝てないんだから変化しようかな、とも思ったけど、相手に悪いから。まともに行って負けたら仕方ないと思って」と駄目もとの気楽さもプラスに働いたようだ。

 部屋では欠かせぬ、ちゃんこ長。持病もあり稽古も100%ではない。それがアレヨアレヨの快進撃。ちょうど10年前の08年夏場所で初めて幕下に上がった。そこから三段目や序二段と昇降下を繰り返したが、来場所は1年ぶりに幕下復帰が確実。「来場所が心配です。来場所のことを考えると胃が痛くなりますね。(今後の目標は)これといってないです」と話す無欲のベテランに、10年初場所(序二段)、11年秋場所(三段目)に続く自身3度目となる各段優勝の夢が舞い込んできた。

関連するニュースを読む

豊昇龍が序二段V おじの元朝青龍に「電話します」

序二段優勝を決めガッツポーズ豊昇龍(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇13日目◇25日◇両国国技館


 元横綱朝青龍のおいで、西序二段42枚目の豊昇龍(ほうしょうりゅう、19=立浪)が、生涯初? の優勝を喜んだ。

 6戦全勝同士で、勝てば序二段優勝が決まる佐々木山(26=木瀬)との一番は、おじ譲りの足腰の良さを生かした。幕下経験者を相手に右四つに組み「これで決めようと思っていた」(豊昇龍)右からの内掛け。これでは決まらなかったが、相手の体勢が崩れたのを見逃さず、右から強烈な下手投げを打ち豪快に勝負を決めた。

 千葉・日体大柏高を卒業し、今年初場所で初土俵。初めて番付にしこ名が載った3月の春場所では3番相撲で元横綱大鵬の孫・納谷と対戦し初黒星。これが、ここまで唯一のプロでの黒星で、今場所はリベンジを期していた。

 だが、納谷が先に敗れ対戦は実現せず。「納谷に(今場所)勝ちたかったけど(来場所は)三段目に上がるから、そこでやる」と、早くも来場所のリベンジをにらんだ。

 優勝は、もちろんうれしい。「アマ時代は全国では2位とか3位があったけど優勝はなかった。口から(言葉が)出ないほど、うれしいっす」。3日前に19歳の誕生日を迎えたこともあり「いいプレゼントを自分で(自分に)あげたかな」「あとで、親に電話で報告します」「おじさんにも帰ったら電話します」「あっ、高校の監督にも電話します」…と「口から(言葉が)出ない」のコメントとは裏腹に、速射砲のように言葉をスラスラ並べていた。

佐々木山(右)を下手投げで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

栃ノ心師匠春日野親方23連敗/初顔合わせから連敗

懸賞金の束を受け取る栃ノ心(撮影・中島郁夫)

<大相撲夏場所>◇12日目◇24日◇東京・両国国技館


 大関昇進を目指す関脇栃ノ心(30=春日野)が横綱白鵬を寄り切り、12連勝を決めた。過去25戦全敗の天敵を自慢の右四つで攻めたて、悲願の初白星をもぎ取った。横綱を倒して、直近3場所の合計白星を「36」としたことで、昇進は事実上の当確。単独トップも守った。

 ◆初顔合わせからの連敗 25連敗で止めた栃ノ心の白鵬戦は、初顔合わせとしてはワースト2位だった。ワースト1位は栃光の北の湖戦で29連敗。また栃ノ心の師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は、武蔵丸に23連敗で同3位に名を連ねる。羽黒山の大鵬戦と、元小結豊山の北の湖戦の21連敗が同4位タイ。豪風の鶴竜戦20連敗は同6位で、現在継続中の記録では最長。

関連するニュースを読む

元朝青龍のおい豊昇龍が6連勝 納谷との再戦は消滅

豊昇龍(左)は力斗を押し出しで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇11日目◇23日◇東京・両国国技館


 元横綱朝青龍のおいで、西序二段42枚目の豊昇龍(18=立浪)が、無傷の6連勝を飾った。東序二段17枚目の力斗(時津風)に低く当たると、頭をつけたまま鋭い出足でそのまま押し。自身も「よかったですね」と振り返る完勝だった。

 「相手は(元)幕下で、自分よりも長く相撲を取っている。あれやっちゃダメ、これやっちゃダメというのではなく、自分の相撲に集中した」と、前に出ることを心がけたと説明した。加えて「相手は小さいから低く、強く当たって、あとは中に入らせないようにした」と、事前準備もしっかりとしていたことを明かした。

 この日、自身よりも後に取組のあった、元横綱大鵬の孫の納谷には、初土俵の1月初場所、番付デビューの3月春場所と連敗しており「待ってます」と、全勝対決での雪辱を期していた。だがこの日、納谷が敗れ、豊昇龍は次も全勝の相手との対戦が組まれる見込みのため、今場所の再戦消滅が確実となった。

関連するニュースを読む

大鵬孫の納谷が初黒星「ちょっとよく分からない」

納谷(左)は寄り倒しで佐藤山に敗れ、デビューから続いていた連勝が止まり初黒星を喫した(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇11日目◇23日◇東京・両国国技館


 元横綱大鵬の孫で、東序二段11枚目の納谷(18=大嶽)が初黒星を喫した。東三段目85枚目の佐藤山(八角)を立ち合いから押し込んだが、脇が甘くなったところで体勢を入れ替えられて寄られ、最後は土俵下までそろって倒れ込んだ。寄り倒しで敗れて5勝1敗。3月春場所の序ノ口デビューから続いていた連勝は「12」で止まった。

 取組後、初黒星についての感想を問われると「ちょっとよく分からない。負けたのは分かるけど…。悔しいような負けじゃない。悔しいような、いい相撲を取れていない」と、ため息交じりに話した。敗因については「脇が甘いのが1番の…。(立ち合いは)分からないけど、いいとは思ったけど…」と、静かに話した。

 勝ち越しを決めた中日、5勝目を挙げた9日目と、白星を挙げても反省しきりで、内容には不満を漏らし続けていた。気持ちも乗っていないことを明かしていた。この日は「だいぶ調子も戻っていた。気持ちとかは変わらないけど(4、5勝目のころは)力が出きらないのがずっとあった」と、心身ともに復調気配を感じていただけに、ショックは大きい様子だった。

 1月初場所の前相撲、3月春場所の序ノ口と、連勝していた、元横綱朝青龍のおいの豊昇龍(立浪)は、先に6連勝を決めていた。序二段優勝とともに、ライバルとの3度目の対決もなくなったが「まだこれから先もある。今回は縁がなかったということで」と、淡々と話した。連勝が止まったが「別に深くは考えていないけど、あと1番あるので、しっかりと立て直したい」と、今場所の残り1番へと切り替えていた。

納谷(下)は寄り倒しで佐藤山に敗れる。デビューから続いていた連勝が止まり、初黒星を喫した(撮影・小沢裕)
デビューから続いていた連勝が止まり初黒星を喫した納谷はぼうぜんとした表情で記者からの取材に臨む(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

納谷5連勝も「全然ダメ」これじゃ豊昇龍に勝てない

飛■野(右)をきめ出しで破る納谷(撮影・鈴木正人)※■は〓馬ヘンに単の上の点3つが口2つ

<大相撲夏場所>◇9日目◇21日◇東京・両国国技館


 元横綱大鵬の孫で、東序二段11枚目の納谷(18=大嶽)が5連勝を飾った。西三段目99枚目の飛騨野(荒汐)にもろ差しを許しながらも、両脇を締めてきめ出し。序ノ口デビューからの連勝を「12」に伸ばした。それでも「全然ダメでした。突いて出ようと思ったけど、脇が甘くて差されてしまった」と、勝ち越しを決めた前日の中日に続き、内容には不満を漏らした。

 1月初場所では前相撲で、3月春場所では序ノ口で対戦し、連勝した元横綱朝青龍のおいの豊昇龍が先に快勝した、この日の取組は見ていた。「体が動いているし、動きも速い。こんな相撲じゃ、豊昇龍と当たっても勝てない」と、豊昇龍を褒めつつ反省を繰り返した。ライバル心も隠さず「(豊昇龍とは)相撲を取るのが楽しみ。しっかり絶好調の時にやりたい」と、復調を誓った。

支度部屋に引き揚げる納谷(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

納谷2場所連続勝ち越し 貴乃花親方が初アドバイス

勝ち越しを決めた納谷(右)は審判のため花道で控えていた貴乃花親方から呼び止められ、アドバイスを受ける(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇8日目◇20日◇東京・両国国技館


 元横綱大鵬の孫で、東序二段11枚目の納谷(18=大嶽)が若笘龍を破り、無傷の4連勝で序ノ口デビューから2場所連続勝ち越しを決めた。

 立ち遅れた格好となり、胸を合わせて、のけぞるような体勢となりながらも、最後は振りほどくようにして押し出した。それでも「今日は全然ダメ。何もかも全部ダメ。集中力もなかった。ヒヤッとしたということはないけど、今日は朝からずっと気合が入らない」と笑顔はなかった。気合の入らない理由について聞かれても「全然分からない」。体調不良かという問いにも「そういうのではないです」と、終始うつむきながら話した。

 取組後、西の花道を引き揚げる途中で、審判交代のため待機していた貴乃花親方(元横綱)とすれ違いざまにアドバイスを受けた。入門後としては初のアドバイスで、納谷によると「ケガしないように」と声をかけられたという。親方から呼び止め、約20秒もの熱心なアドバイスだったが、納谷は「普段だったらうれしいと思うけど、今日は内容が…」と、この日の取組に反省しきりで、心の整理がついていない様子だった。

納谷(左)は若苫龍を土俵際に追い込み、押し出しで下す(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

朝青龍のおい豊昇龍が勝ち越し、納谷に「勝ちたい」

豊昇龍(右)は押し出しで泉川を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇8日目◇20日◇東京・両国国技館


 元横綱朝青龍のおいで、西序二段42枚目の豊昇龍(18=立浪)が、4戦全勝とし、序ノ口デビューから2場所連続勝ち越しを決めた。

 立ち合いでもろ手突きの泉川を下から攻め、一方的に押し出した。「勝ち越してうれしいけど、一番一番、いい相撲を取っていきたい」と、冷静に話した。

 相手のもろ手突きは予想していたといい「思った通りの相撲ができたんじゃないかなと思う」と、内容にも納得顔だった。

 初土俵の前相撲と先場所で連敗を喫した元横綱大鵬の孫の納谷には、今場所は東序二段11枚目と、30枚以上の差をつけられたが「先場所も負けてるし、勝ちたいですよ、それは」と、ライバル心を隠さず、無敗を続けて再戦することを願っていた。

関連するニュースを読む

大鵬孫の納谷が3連勝 貴乃花親方の視線に気付く

北勝誉を破り、3連勝となる納谷(中央)。左は審判を務めた貴乃花親方(撮影・狩俣裕三)

<大相撲夏場所>◇5日目◇17日◇東京・両国国技館


 元横綱大鵬(故人)の孫で、東序二段11枚目の納谷(18=大嶽)が3連勝を飾った。西序二段8枚目の北勝誉(八角)を立ち合いから突き、押しで圧倒。押し出しで、3月の春場所の7戦全勝と合わせて、番付に載ってからの連勝を「10」に伸ばした。「立ち合いで1歩目の踏み込みも鋭く踏み込めた。よかった。(連勝は)あまり気にしていないけど、いっぱい連勝した方が気持ちいい。続けていきたい」と、笑顔で振り返った。

 前日4日目は勝ったものの不完全燃焼の思いが残ったといい、原因として取組までの時間の使い方だと分析した。「昨日はアップしすぎて疲れてしまった」と、前日の約40分の準備運動から時間の使い方なども学びながら修正し、20分程度に抑えた。

 この日は、審判部の一員として正面に座った、貴乃花親方(元横綱)の熱視線を浴びながらの相撲となった。同親方は取組中はもちろん、納谷が控えから土俵に上がるところから、じっと見つめていた。納谷も視線には気付いており「今までで一番緊張した。土俵に上がる時にチラッと見たら(貴乃花親方が)見ていた」と振り返った。

 貴乃花親方とは、これまでに何度か会ったこともあり「頑張れよ」と、声をかけてもらったこともある。「オーラというか、後ろから感じるものがある。(祖父の故大鵬さんと)同じような感じ」と、存在感の大きさを再認識。同親方の現役時代の取り口も見ており「引いているところを見たことがない。自分の形をもっている」と、尊敬の念を隠さず、祖父や貴乃花親方のような「オーラを出せる力士になりたいか」との質問には「はい」と即答した。「しっかりと集中できている」と話す納谷の勢いは、加速するばかりだ。

北勝誉(右)を押し出しで破り、3連勝の納谷(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

大鵬孫の納谷が連勝 声援も「励みになります」

取組後に笑顔を見せる納谷(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇4日目◇16日◇東京・両国国技館


 元横綱大鵬(故人)の孫で、東序二段11枚目の納谷(18=大嶽)が、2連勝した。西序二段9枚目の威光(玉ノ井)を立ち合いから四つに組んで攻め、土俵際で粘られたが慎重に間合いをはかり寄り倒した。

 7連勝で序ノ口優勝した春場所から無敗が続く。それでも「足がそんなに前に出なかった。体が軽すぎて。気持ちは入っているのに、乗ってこないような。場所では初めてです」と、やや戸惑った表情を浮かべた。

 前日は夜9時半に就寝し、朝6時起床。ふだんからテレビを見る習慣はなく、息抜きは寝ることという。部屋での仕事も「余計なことを考えずにできるようになってきた」と慣れてきたようだ。取材中に時折、せき込む場面もあったが、「体調は問題ない」と言う。

次の取組へ向け、いつも以上に体を動かして修正して臨むという。観客もまばらな館内から、ひときわ大きな声援を浴びる存在。「声が聞こえるとうれしい。励みになります」と発奮材料にして3連勝を狙う。

関連するニュースを読む

「大鵬3世」初タイトル挑戦延期、佐山サトルが発表

7月3日の後楽園大会で予定されていたUWA認定王座挑戦が延期となった大鵬3世、納谷幸男(左)と左からスーパー・タイガー、初代タイガーマスク、新間寿会長


 リアルジャパンを主宰する初代タイガーマスクの佐山サトル(60)は15日、都内で会見し、7月3日の後楽園大会で予定されていた大鵬3世、納谷幸男(23)の初タイトル挑戦を延期すると発表した。納谷は当初、UWA認定王座戦を行う予定だった。

 佐山は「今必要なのは実力。インターナショナル用の試合へ向け練習を積む必要がある。7月の試合が終わったら、1カ月ほどメキシコに修業に行かせる。メキシコで育てて、来年は団体のトップをやるんじゃないかと期待しています」と話した。

 納谷は「メキシコは楽しみ。しっかり試合もできるし、練習相手もたくさんいる。先輩からは『行くだけでも、成長できる』と言っていただいた。体重も落ちるというし、強くなってタイトルに挑戦したい」と抱負を語った。

 また、会見では、7月の大会からスタートする世界マスクマン・トーナメントの出場選手の一部も発表。同団体のエースでレジェンド王者のスーパー・タイガー、ドス・カラスJr.(メキシコ)ドン・クロコダイル(オーストラリア)、スーパー・デストロイヤーズのアインとカイン(ともに国籍不明)、UWA推薦選手2人、現在交渉中1人の8選手が出場する。

関連するニュースを読む

無敗続く大鵬の孫納谷「このままの調子でいければ」

森(右下)を押し出しで破った納谷(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館


 元横綱大鵬(故人)の孫で、東序二段11枚目の納谷(18=大嶽)が、番付に載って2場所目も白星発進した。西序二段11枚目の森(玉ノ井)を立ち合いの突き1発で吹き飛ばすと、一気に押し出した。

 1月の初場所は前相撲で3連勝して新序一番出世、初めて番付に載った3月の春場所は7連勝で序ノ口優勝と、無敗が続く。今場所前は阿武松部屋に出稽古し、三段目や幕下とも稽古を重ね、調子を上げてきた。「変わらず体はしっかり動けているので、このままの調子でいければ」と、手応えをつかんだ様子だ。

 初日の13日は母の日とあって、カーネーションなどを交えた5000円の花束を贈ったという。「これまでは兄弟(4人)でお金を出し合って贈っていたけど、初めて自分で稼いだお金で1人で贈った」と、プロになった実感を得た。

 また、小学生時代に相撲で対戦経験のあるプロ野球日本ハムの清宮の活躍には「同級生がテレビに出ているとうれしい。『自分も』という気持ちになる」と、刺激をうけている。さらに、清宮が新人としては新記録となる、デビューから7試合連続安打を放ったことには「自分も何かしら取れるようにしたい」と話し、記録などで名を残したい思いをのぞかせていた。【高田文太】

報道陣の質問に笑顔で答える納谷(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

元朝青龍のおい豊昇龍が白星発進「少し緊張あった」

夏場所初日の取組に臨む豊昇龍。右は9年ぶりに審判員となった貴乃花親方(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇初日◇13日◇両国国技館


 元横綱朝青龍のおい、西序二段42枚目豊昇龍(18=立浪)が白星発進した。

 東同42枚目冨蘭志寿を立ち合いから押し込んだが、粘られ、右四つから強引な下手投げを決めた。一気に押し出したかったところだが「そうですね、それが1番。でも、初日で少し緊張もあったので」と少し残念そうに振り返った。土俵下に審判の貴乃花親方(元横綱)がおり「すごい。(オーラが)ありました」という。

 初めて番付に名前が載った先場所は元横綱大鵬(故人)の孫、納谷に敗れ序ノ口優勝を逃した。今場所の目標は全勝優勝。「場所前にいい稽古ができた」といい、今まで以上に「攻める」形がとれるようになった。

 前相撲の時は107キロだった体重も115キロになった。「次からもっといい相撲をとっていきます」と話していた。

冨蘭志壽(右)を下手投げで下し初日を飾った豊昇龍(撮影・小沢裕)
夏場所初日の取組を白星で飾った豊昇龍。右は9年ぶりに審判員となった貴乃花親方(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

休場稀勢の里に「次は大事」“柏鵬”のように復活を

8日の二所ノ関一門の連合稽古で険しい表情を見せる横綱稀勢の里


 大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、夏場所(13日初日、東京・両国国技館)の休場を決めた。11日、両国国技館で行われた取組編成会議に、左大胸筋痛で「約1カ月激しい運動を制限する」との診断書とともに休場を届け出た。年6場所制となった1958年(昭33)以降の横綱では、貴乃花と並ぶ最長タイの7場所連続休場。横綱審議委員会(横審)の北村正任委員長が「覚悟を持って」と再起を促すなど、唯一の日本出身横綱に逆風が吹き始めた。

 7場所連続休場のワースト記録に並び、稀勢の里の周辺が騒がしくなってきた。横審の北村委員長は「体調不十分であればやむをえない。覚悟を持って次場所に備えてほしい」と、従来よりも強いトーンで再起を促すコメントを発表。先場所までは“次の次”の出場場所まで進退を問わず、治療を優先してほしい趣旨の話をしていた。それがこの日は一転して「次」と前倒しして「覚悟を持って」と厳しい論調に変化した。

 3日の横審稽古総見で、稀勢の里は三役以上の申し合いで3勝5敗と振るわなかった。稽古後、岡本委員は「弱いな」と一刀両断。山内委員は「不安を感じる」と話し、宮田委員も「(他の横綱と)互角にやってもらいたい」と、現状では白鵬や鶴竜よりも1段階、力が劣るとの認識を示していた。その後の稽古で上積みもなく、この日の北村委員長のコメントと合わせ、夏場所後の横審定例会では進退の話題となる可能性もある。

 これまでは取組編成会議前日に、出場の可否を明言していた。それが同会議当日早朝に、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)に促される形で休場を受け入れた。師匠は涙を流しながら「責任感の強い男ですから場所に出るつもりでやってきましたが、思うような相撲が取れなかった。本人も休場せざるを得ないと分かっていた。最後は『はい休場します』と言っていた」と明かした。

 暗い話題が続くが、復活の可能性がないわけではない。大鵬は5場所連続休場後に6度、柏戸は6場所連続休場後に3度優勝している。いずれも名横綱。稀勢の里が後世に名を残す先人のようによみがえるのか、失速したままなのか。「次は大事な場所になる」。この日語った田子ノ浦親方の言葉が、日に日に重みを増していく。【高田文太】

<横審委員のコメント>

 ◆矢野弘典 しっかりと治した方がいい。中途半端に出るのは良くない。何場所連続(休場)とか数字にはこだわらなくていい。次に出場した場所は責任が重い。鶴竜も何場所も続けて休み、優勝して立ち直った。稀勢の里にもそれを期待したい。

 ◆都倉俊一 久しぶりの日本人横綱の期待が大きいだけに7場所(連続)休場は残念。体を治さなければ横綱らしい土俵を務められないだろうし、世間の見る目はもっと厳しくなるだろう。治すためであれば数場所の休場もやむを得ないと思う。

5場所以上連続休場した横綱

関連するニュースを読む

150キロの旭大星が新入幕、26年ぶり北海道出身

新入幕を果たし、笑顔で師匠の友綱親方(右)と握手を交わす旭大星


 日本相撲協会は30日、夏場所(5月13日初日、両国国技館)の新番付を発表した。

 北海道旭川市出身の旭大星(28=友綱)が唯一の新入幕で、北海道出身としては92年初場所の立洸以来、26年ぶり。北海道出身力士の幕内在籍も、98年夏場所の北勝鬨(現伊勢ノ海親方)を最後に、20年も遠ざかっていた。大鵬、北の湖、千代の富士らの横綱をはじめ、数々の名力士を輩出してきた相撲王国だけに、旭大星は「プレッシャーを感じる」と話す一方で「地元の期待の大きさは感じていた。10年かかったけど頑張ってよかった」と、08年初場所の初土俵から、10年余りかけてたどり着いた地位をかみしめた。

 「三段目か幕下のころ」(旭大星)に、元千代の富士の故九重親方から本場所中に「北海道が元気ないから頑張ってくれ」と、声をかけられたことがあった。「筋肉質でかっこいいと思っていた」という憧れの人が、自分のことを知っていたといううれしさと同時に、北海道出身としての誇りも植え付けられた。旭川大高時代は柔道81キロ級で北海道の頂点に立った負けん気の強さと格闘センスも後押しし、今ではほぼ倍増の150キロほどまで体重を増やし、相撲界の頂点を争う舞台に立つことになった。

 かつて旭大星が付け人も務めた兄弟子でもある師匠の友綱親方(元関脇旭天鵬)は「入門当時から知っているが、よく頑張ってくれた。でも、これで終わりじゃない。新たなスタート。いろんな経験をして(実力が)伸びている時なので、一気に番付を上げてほしい」と、期待を込めた。

 旭大星は「まずは勝ち越し」と、最初は控えめに夏場所の目標を語っていたが、最後は「勝ち越してから9勝、10勝として、三賞も目指したい」と上方修正した。今後の目標も「上がれるところまで上がりたい。三役も」と、夢をふくらませていた。

新入幕を果たし、笑顔で芳恵夫人(右)とガッツポーズをつくる旭大星

関連するニュースを読む