上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

大鵬孫王鵬は稽古の虫「出来る時に納得するくらい」

王鵬(2021年1月21日撮影)

大相撲の元横綱大鵬の孫の十両王鵬(21=大嶽)が、貴重な経験を糧にする。22日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加。申し合い稽古で平幕の明生や逸ノ城などと8番(2勝)取るなど連日、精力的に稽古に励んでいる。「稽古できるチャンス。出来る時に納得するくらいやっておこうかなと」と稽古の虫になっている。

新十両だった初場所は、5勝10敗とはね返された。春場所(3月14日初日、両国国技館)では、幕下への陥落が濃厚となっており「落ちてもしっかり1場所で戻りたいと」と意気込む。そのためにも、多くの関取衆が参加する合同稽古に参加した。「幕内の人たちと稽古させてもらえているので、自分の押し相撲が通用するかなとか、通用しなかったらどうしようかとか、頭を使いながら一生懸命やっています」と日々奮闘中だ。

得意の押し相撲を磨く中で、柔軟さも磨いていく。「突き放すのに徹底した方がいいと思うけど、自分の技術では組止められることが多くなった。組止められなくても何も出来ないではダメと思ってやろうとはしています」と、自ら組みにいく場面もあった。合同稽古は残り3日となり「全部出る予定ではいます」と、言葉に力を込めた。

関連するニュースを読む

貴景勝は心機一転「また新しい部屋で頑張っていく」

春場所に向けて稽古をする貴景勝(日本相撲協会提供)

大関貴景勝(24=常盤山)が10日、朝稽古後に報道陣の電話取材に応じ、近況を語った。

綱とりが一転、左足首を痛め10日目から休場した初場所後は、2日から稽古を再開したが、この日も「しっかり基礎をやって、足首と並行して自分の体を焦らず作っている段階」と土台作りに専念している。土俵の中での稽古については「体が出来たらすぐにでもやりたい。早く土俵の中での稽古が出来るに越したことはない」とした。そのため20日から始まる各部屋の関取衆による合同稽古も「自分の体次第」と見通しを立てなかった。

先場所の負け越しは負傷による要因が大きかったが、そこは貴景勝らしく「負けるというのは、まだまだなのでまた稽古して強くなるしかない。(場所前は)自分の中ではやりきったけど、実力がないからああいう展開になった」と言い訳は避けた。埼玉栄高の先輩にあたる大栄翔(27=追手風)の初場所初優勝は「同じ突き押しでもタイプが違うけど、いい刺激をもらいました」とカンフル剤にはなったという。

今月中旬には常盤山部屋が、現在の東京都台東区橋場から板橋区前野町に移転する。貴乃花部屋から当時の千賀ノ浦部屋に移籍し、約2年を過ごした隅田川に程近い現在地の部屋での稽古も最後。「移籍してから、ずっとここで鍛えさせてもらったので少し寂しい気持ちもあるけど、また新しい部屋で頑張っていきたい」と心機一転にする。

うれしいこともある。長らく付け人をしていた貴健斗(25)の新十両昇進だ。「自分とずっと下の時から一緒だったので本当にうれしい。ついてもらったしサポートしてもらったので、上がってくれたことがうれしい。勝ち越してナンボなので切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」。この日、25歳の誕生日を迎えた1学年上にあたる兄弟子の朗報も味方にする。

一方、埼玉栄の後輩で、部屋は違っても付け人を務めていた元横綱大鵬の孫で、初場所新十両だった王鵬(20=大嶽)は、十両の壁にはね返されて5勝10敗で負け越し。大阪から東京開催になった大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)での幕下陥落は避けられない状況だが、後輩に対しても「関取に上がったら自分の考えでやらないといけない。(十両に)上がったら自分で乗り切るしかないのかな、と思っています」と先輩からのエールを送ることも忘れなかった。

関連するニュースを読む

夢道鵬5勝「来場所は最高位を更新」年内関取も視界

土佐緑を寄り切りで破り、勝ち名乗りを受ける夢道鵬(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、西幕下43枚目の夢道鵬(19=大嶽)が5勝2敗で今場所を終えた。「相手(土佐緑)は高校(埼玉栄)の先輩。思い切って胸を借りるつもりでいきました」と息をはずませた。

先場所は初めて負け越しを経験したが、それをバネに5勝をあげた。「来場所は最高位を更新すると思う。相手も強くなると思うが稽古して頑張りたい」。

年内に関取の座も視界に入る。「朝、親方(大嶽親方)に今年中に関取になるつもりで頑張れと言われた。課題はまだまだ。稽古しかないんで頑張りたい」と気合を入れた。

土佐緑(左)を寄り切りで破る夢道鵬(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

大鵬の孫、王鵬が幕下陥落濃厚、押し切れず10敗目

白鷹山(右)に押し倒しで敗れる王鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇14日目◇23日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目王鵬(20=大嶽)が10敗目を喫し、来場所の幕下陥落が濃厚になってきた。

左はず、右のど輪を軸に攻め立てたが、腰の重い相手を押し切れなかった。思わず引いてしまい、押し倒しで敗れた。「(自身の)動きがめちゃくちゃ遅かった。(相手は)思ったよりも圧力があった」と悔しさをにじませた。

関取デビューの場所も残り1日。「最後くらい自分らしい相撲を取りたい」と意地を見せるつもりだ。来場所の幕下陥落は避けられない状況となってきたが「全然、実力が足りていなかっただけ。下でやり直す」と誓った。

王鵬(右)を押し倒しで破る白鷹山(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

大鵬孫王鵬が幕下陥落危機「切り替えて攻める」

東龍に寄り切りで敗れ土俵を引き揚げる王鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目王鵬(20=大嶽)が、幕下陥落の危機だ。東十両5枚目東龍に敗れて4勝9敗。十両残留に向けて、残り2日間での連勝が求められる様相となった。

右をのぞかせ、左でおっつけるが、両まわしを引かれると苦しかった。「(相手が)どっちの四つでも取れる。離れたかったけど、つかまってしまった」。寄り切られ、東龍のかかとが先に出ているのではと物言いがついたが、行司軍配通りだった。

14日目、千秋楽次第では幕下陥落もあり得る状況となった。王鵬は「相撲も攻めている。切り替えて、自分が攻める相撲を取れたらいい」と必死に前を向いた。

東龍(左)に寄り切りで敗れ悔しそうな表情を見せる王鵬(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

大鵬孫、鵬山は4勝3敗「詰めが甘かった」と反省

威光(右)にはたき込みで敗れた鵬山(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇13日日◇22日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、西序二段筆頭の鵬山(23=大嶽)は最後の7番相撲に敗れ、4勝3敗に終わった。

押し込みながら、最後に引き技を食った。「足がついていかなかった。集中していたつもりだったが、どこかに気の緩みがあったか、詰めが甘かった」と反省した。

中大を卒業して、昨年春場所で初土俵を踏んだ。先場所、初めて負け越して出直しの場所だった。来場所の三段目復帰は確実。「物足りない気持ちはあるが、来場所に向けて気持ちを切り替えていきたい」と先に目を向けた。

関連するニュースを読む

大鵬の孫・夢道鵬が勝ち越し 大成道を引き落とし

大成道(左)を引き落としで破る夢道鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、西幕下43枚目の夢道鵬(19=大嶽)が勝ち越しを決めた。大成道を当たって押し込み、タイミングよく引いて引き落とした。

先場所は入門後、初めて負け越した。兄の新十両王鵬も、前日11日目に負け越しが決まっていた。それだけにうれしい勝ち越しとなった。

大成道を破り勝ち名乗りを受ける夢道鵬(撮影・河野匠)
大成道(右)を引き落とす夢道鵬(撮影・河野匠)

関連するニュースを読む

埼玉初Vかかる大栄翔、V輩出最多は北海道120回

大栄翔(右)は隆の勝を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲初場所>◇7日目◇16日◇東京・両国国技館

平幕の大栄翔が7連勝で優勝争いのトップに立っている。まだ気が早いが、大栄翔には埼玉出身力士初の幕内優勝がかかっている。

47都道府県のうち、最も多くの幕内優勝力士を輩出しているのは北海道の120回。大鵬、北の湖、千代の富士、北勝海ら13人が優勝している。

一方、幕内優勝力士を輩出していない都道府県は「12」あり、宮城、埼玉、福井、岐阜、静岡、滋賀、京都、和歌山、島根、徳島、宮崎、沖縄。この12府県のうち、出身の幕内力士がいるのは大栄翔、北勝富士の埼玉、翠富士の静岡、隠岐の海の島根、琴恵光の宮崎という4県に絞られる。昨年秋場所、正代が優勝したことで、熊本は未輩出県から脱出した。

埼玉は元関脇若秩父を輩出したが、優勝には届かなかった。元小結阿炎は番付を落としている。

大栄翔は埼玉県朝霞市出身。大栄翔によれば、朝霞市の有名人といえば、本田美奈子.さん(出身は東京だが幼少時から朝霞市に住んだ)が思い浮かぶという。朝霞市出身の著名人はほかに、中村晃(プロ野球・ソフトバンクホークス)、田中みな実(女優)、新内眞衣(乃木坂46)、高橋峻希(Jリーグ・柏レイソル)、本橋菜子(バスケットボール・東京羽田ヴィッキーズ)らがいる。【佐々木一郎】

隆の勝(右)を攻める大栄翔(撮影・鈴木正人)
隆の勝(右)を押し出しで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

大鵬の孫・王鵬が4敗目「左右に動かれてしまった」

王鵬(右)は東白龍に押し出しで敗れる(撮影・柴田隆二)

<大相撲初場所>◇6日日◇15日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目・王鵬(20=大嶽)は、東白龍に押し出され、4敗目(2勝)を喫した。

「当たってしっかり前でとらえていこうと思ったが、左右に動かれてしまった」。相手の動きに翻弄(ほんろう)され、最後は体が起きてしまった。

同じ新十両の相手だっただけに「今日は負けちゃいけないと思っていたんですけど」という思いが空回りした。試練、勉強の土俵が続くが「切り替えるとかじゃなく、ちゃんと自分の相撲がとれるよう頑張ります」と気持ちを入れ直した。

王鵬は東白龍に押し出しで敗れる(撮影・柴田隆二)

関連するニュースを読む

大鵬の孫、夢道鵬が2連敗「気持ちを切り替えて」

玉金剛(上)に上手投げで敗れた夢道鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇6日目◇15日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、西幕下43枚目の夢道鵬(19=大嶽)が玉金剛の上手投げに屈して2連敗となった。

「チャンスに早く反応していたら勝てたかな。相手の方が早かった」と反省する。攻勢になりながら、勝機を逸した黒星に悔しさを隠せない。

先場所は入門後、初めて負け越し、出直しとなる今場所も1勝2敗と黒星先行となった。「立ち合いに集中して気持ちを切り替え、残りは全部勝てるよう頑張りたい」と必死に前を向いた。

夢道鵬(下)は玉金剛に上手投げで敗れる(撮影・柴田隆二)
夢道鵬(下)は玉金剛に上手投げで敗れる(撮影・柴田隆二)

関連するニュースを読む

大鵬孫の新十両王鵬が2勝目「試行錯誤しながら」

竜虎(右)を激しく攻める王鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇5日目◇14日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目・王鵬(20=大嶽)が2勝目をあげた。竜虎を立ち合いから激しく攻め、最後は左から突き落とした。「出足よくいけたんでよかったです。いろいろやってくる相手。よく見て1歩目でとらえることを意識した」と振り返った。

毎日、相撲を取り続けるのも初めての経験。序盤、5日間を終えて「初日、2日目はほとんど相撲をとれていないんで疲れは出ていない」。その上で「まだ流れがギリつかめかけた感じなんで、試行錯誤しながらやっていこうと思っています」。祖父、大横綱大鵬の命日が19日。「場所前に手を合わせるが、コロナがあるんで、場所が終わってから」。勝ち越しの報告を届けたい。

竜虎を押し倒しで破り勝ち名乗りを受ける王鵬(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

大鵬孫の新十両王鵬が3敗目、常幸龍に逆襲食らう

常幸龍に押し出しで敗れ、土俵から引き揚げる王鵬(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇4日目◇13日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目・王鵬(20=大嶽)は連勝ならず、3敗目を喫した。

「全体的に(体が)高かったと思う」。ベテランの常幸龍のペースで受けに回った。いったんは土俵際まで攻め込みながら、逆襲を食らって最後は押し出された。

前日3日目に関取初白星をあげた。「連勝が続いたらと思ったが、負けてしまったんで」。対戦するのも経験豊富な相手ばかり。さまざまな試練を経験し、乗り越えて成長していく。

常幸龍(右)の攻めに耐える王鵬(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

大鵬孫の夢道鵬が初黒星「押し返せる力がほしい」

朝鬼神(左)に押し出しで敗れる夢道鵬(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇4日目◇13日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、西幕下43枚目の夢道鵬(19=大嶽)が朝鬼神に押し出されて今場所初黒星。1勝1敗の五分となった。

「立ち合い、起こされないよう前に出ていこうと思ったが、相手の方が力強かった」。立ち合いで上体を起こされ、一気に土俵際まで運ばれた。両足、俵で踏ん張ったが、逆転はかなわなかった。「何とか押し返してやろうと思ったが力負け。実力不足な感じです。あそこで押し返せる力がほしいですね」。

先場所は初めて負け越しを経験した。初日に今場所の目標を「7戦全勝です」と明確に掲げていたが、早々と土がついた。「ここから切り替えていきたい」と負けは成長への糧にする。

朝鬼神に押し出しで敗れがっくりと引き揚げる夢道鵬(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

3大関が総崩れ決着 貴景勝の昇進は極めて厳しく

貴景勝(右)を突き落としで破った北勝富士(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇3日目◇12日◇東京・両国国技館

大関貴景勝の綱とりが絶望的な状況となった。平幕の北勝富士に突き落としで敗れて、初日から3連敗。激しくぶつかり合う展開で、土俵際に追い詰める場面もあったが、相手の粘りに耐えきれずに最後は左膝が崩れ落ちた。

両横綱の休場などにより高いレベルの優勝が求められる中で、今場所後の昇進は極めて厳しくなった。

平幕の大栄翔は、3日連続で大関を破る快挙を果たした。かど番の正代との2連勝同士の一番。強烈な突きで相手の圧力を止め、一気に突き出した。関脇経験者で大関昇進の意欲も見せる27歳が、17年秋場所以来となる初日から3連勝を飾り、混戦模様の場所を盛り上げる。

もう1人のかど番大関、朝乃山は実力者の小結御嶽海に敗れた。

3大関が総崩れとなった。

大関昇進を目指す関脇照ノ富士は、栃ノ心との大関経験者同士の一番を制して、連敗を免れた。

初日、2日目と会心の内容で連勝発進した阿武咲は、この日も関脇隆の勝を出足から圧倒する内容で3連勝とした。新入幕で小兵力士としても注目を集める翠富士も3連勝を飾った。

十両では元横綱大鵬の孫で新十両の王鵬に初日が出た。“業師”として人気の宇良、剣翔の2人が初日から3連勝としている。

御嶽海は立ち会いで朝乃山(左)を土俵入際へ攻め込む(撮影・小沢裕)
正代(左)を突き出しで破る大栄翔(撮影・菅敏)

関連するニュースを読む

新十両王鵬、流血も関取初白星「攻め続けられた」

王鵬(左)は右目の辺りを流血しながら貴源治を寄り切りで破り初日を出した(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇3日日◇12日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、新十両の王鵬(20=大嶽)が、関取初白星を挙げた。

本来は押し相撲だが、貴源治に左四つ。右から抱え込み、まわしも取れない厳しい体勢だったが、グイグイ前に出て寄り切った。

初白星に「とりあえずよかったです。攻め続けられたのがよかった」。連敗スタートも、敗因を冷静に分析した。「時間の使い方が分からなかった」。準備運動から土俵へ。いつもの流れが、十両に上がってから大きく変化。そこについていけていなかった。

初日、2日目の反省をへて「今日は体が冷えずに土俵へ行けましたね」。時間の流れをつかみ、白星をつかんだ。

「(今までは)アップが早すぎたのが、ちょうど合ってきた感じです。自分は集中力もあまり長く続かない方なんで」。初白星で精神的にも軽くなった。「明日からは大丈夫です」。大横綱の系譜を継ぐ男が、ようやくスタートを切った。

貴源治を破るも額から血を流す王鵬(撮影・菅敏)

関連するニュースを読む

新十両明暗分かれる 東白龍が初白星、王鵬は2連敗

矢後(右)を攻める東白龍(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

新十両2人の明暗が分かれた。西十両14枚目東白龍(24=玉ノ井)は、西十両13枚目矢後を押し出しで破って初白星。「昨日は立ち合いで立ち遅れて後ろに引いて墓穴を掘った。今日は前に出る意識だった」と、鋭い出足で攻めた。

元横綱大鵬の孫、西十両11枚目王鵬(20=大嶽)は、業師の東十両10枚目宇良に負けて関取初白星はお預けとなった。立ち合いから突き放しにいくも重心の低い宇良に力が伝わらす、左腕を手繰られて押し出された。「自分が思ったよりも低かった。何もさせてもらえなかった」と完敗だった。

宇良(手前)に押し出しで敗れる王鵬(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

大鵬の孫・王鵬が宇良に完敗「何もできていない」

宇良(手前)に押し出しで敗れる王鵬(撮影・鈴木正人)

〈大相撲初場所〉◇2日日◇11日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、新十両の王鵬(20=大嶽)は、業師の宇良に完敗で2連敗となった。

「自分が思っていたより低かった。何もさせてもらえなかった」。宇良の重心を沈めた立ち合いで勝負あった。突き放しにいくも力が伝わらず、左腕をたぐられ、なすすべなく押し出された。

「こっちの力を出させてもらっていない。何もできていない」ともがく。幕下までとは明らかに違う。この日の宇良は、幕内上位経験者。立ち合いからの駆け引き、流れにおいて勉強することばかりだ。

「十両」にまだ慣れていない面もあるという。「時間の流れがまだ。アップして一番いい時に土俵に上がれていない」。新たな環境は、早く慣れるしかない。大鵬の孫は、試練の時を迎えている。

王鵬(右)を押し出しで破る宇良(撮影・河田真司)
王鵬(左)を押し出しで破る宇良(撮影・菅敏)
王鵬(左)を押し出しで破った宇良(撮影・鈴木正人)
宇良に押し出しで敗れ、土俵から引き揚げる王鵬(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

宇良が王鵬を押し出し連勝「自分も年とったな」自虐

王鵬(左)を押し出しで破る宇良(撮影・菅敏)

<大相撲初場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

“業師”として人気の東十両10枚目宇良(28=木瀬)が、元横綱大鵬を祖父に持つ新十両の西十両11枚目王鵬(20=大嶽)を押し出して注目対決を制し2連勝。

低く当たって右のおっつけ、相手の左をたぐって横につき、最後は一押し。「必死だった。特に(自分が)落ち着いていたというのは感じなかった」と振り返るが、新十両に貫禄を見せつけた。

相手の王鵬は恵まれた体格と血筋で将来を嘱望されている。「強そうだった。体も大きかったですし」。そんな若手の挑戦を退け「期待の若手を退ける、自分も年とったなと感じましたね」と苦笑い。自身が入門から幕内に駆け上がったときは20代前半。「けがをする前は自分が駆け出しでやっていた感じ。けがしている間に、中堅になって年を感じた」と自虐で笑いを誘った。

十両では28人中9人の力士が休場し、土俵入りでは力士間の間隔が通常よりも広い。初日は「間隔が分からなかった。いつもはもうちょっと詰めてた」と戸惑いを見せていたが、この日は「今日バランス良かったんじゃないですかね。1回経験するとこんなものなのかと」と“対応力”をアピールしていた。

王鵬(右)を押し出しで破る宇良(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

元横綱大鵬の孫・王鵬“関取デビュー”白星で飾れず

王鵬(右)を上手投げで破る水戸龍(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で新十両の西十両11枚目王鵬(20=大嶽)は“関取デビュー”を白星で飾れなかった。

巨漢の西十両10枚目水戸龍に左の張り差しで出足を止められ、右四つから上手投げで転がされた。

相手の立ち合いは「頭に入れてなかった。体重を乗せきれなかった」と悔やんだが「体の調子は良くて踏み込みは良かった」と自身の状態は良好。気持ちを切り替えた。

新型コロナにより十両でも9人の休場力士が出た影響で、初めて経験した土俵入りも人数が少なかったが「あまり人数が多いときを知らないので気にならなかった」と話す。

黒星発進だが場所は始まったばかり。「残り14番いい相撲を取りたい。勝てるだけ勝って、番付を上げていきたい」と意気込んだ。

水戸龍(左)に上手投げで敗れた王鵬(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

大鵬孫の夢道鵬が白星発進「7戦全勝」兄王鵬刺激に

肥後ノ城(下)を送り倒しで破った夢道鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、西幕下43枚目の夢道鵬(19=大嶽)が肥後ノ城を送り倒し、白星発進を決めた。

「変化は少しだけ頭にあったが、思い切りくるかと。体が反応してくれた」。肥後ノ城の立ち合い変化に足が流れ、体勢は崩れたがそこから立て直しての白星に成長をうかがわせた。

「相手にずらされたり、うまく力を伝えられなかった。そこを改善するために2カ月やってきた。稽古してきてよかった」。自身の相撲を見つめ直し、立ち合いで頭を下げすぎる癖の改善に着手した。「立ち合いは額でかます。ぶつかりで横にいなされてもついていく稽古をしました」。その成果を今年最初の相撲で発揮した。

先場所は初めて負け越しを経験し、一方で兄の王鵬が今場所、新十両昇進を果たした。刺激になるか問われ、「はい」と短く答えた。今場所の目標を「7戦全勝です」と明確に示し、「幕下上位に番付を上げるのが目標。上げたら上げたで、そこからまた勝負できるようにしたい」。目標へ、幸先のいい1歩を踏み出した。

夢道鵬(左)は送り倒しで肥後ノ城を破る(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む