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WWE、殿堂入りカート・アングルら28人を解雇

カート・アングル(08年1月撮影)

米プロレス団体WWEは15日(日本時間16日)、WWEヘビー級王座獲得などグランドスラムを達成したWWE殿堂入りのカート・アングル(51)ら10人以上の選手とスタッフら計28人を大量解雇したと発表した。

複数の米メディアは新型コロナウイルスの影響による減収を受け、WWEビンス・マクマホン会長がコスト削減のために決断したと一斉に報じた。またプロデューサー、コーチら裏方も大量に解雇している。

アングルのほか、新日本プロレスでIWGPタッグ王者にもなったカール・アンダーソン、ルーク・ギャローズのコンビやルセフら中邑真輔とリング内外で縁の深い選手も契約解除となった。WWEは「私たちは(解雇した)彼らが将来の努力の中で最善を尽くすことを祈っています」との声明を出した。

ロウGMも務めたアングルはSNSを通じて「WWEで過ごさせてもらった時間を感謝したい。多くの新しい友人を作り、非常に多くの才能ある人々と働く機会がありました。選手たちはWWEのファンたちをできる限り楽しませてください。彼らは世界で最高のファンです」と所属選手たちにエールを送った。また軽量級のクルーザー級が集結する「205 Live」でGMを務めたドレイク・マーベリックはSNSを通じ、涙を流しながら解雇を報告した。

今回、WWEが解雇した主な選手は以下の通り。

カート・アングル、ルセフ、ドレイク・マーベリック、ザック・ライダー、カート・ホーキンス、カール・アンダーソン、ルーク・ギャローズ、ヘルス・スレイター、エリック・ヤング、ローワン、サラ・ローガン、ノーウェイ・ローズ、マイク・ケネレス、マリア・ケネレス、EC3、エイデン・イングリッシュ、リオ・ラッシュ。

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内藤哲也が血まみれ防衛、因縁KENTAの行動称賛

タイトルを防衛し、ポーズを決める内藤(撮影・清水貴仁)

<新日本:大阪大会>◇9日◇大阪城ホール

IWGPヘビー、同インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也(37)が挑戦者KENTA(38)を下し、2本のベルトを死守した。途中コーナーの金具に頭部をぶつけ、大出血。顔面血だらけになりながらも、ディスティーノで勝利をおさめた。

因縁が勃発したのは1月5日の東京ドーム大会。史上初の2冠をかけたタイトル戦でオカダ・カズチカに勝利。初のドームメインでの勝利を味わいながら「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の大合唱をしている最中に乱入され、歓喜のセレモニーをぶち壊されていた。その借りを返し、大阪で初の大合唱を響かせた。

ピンチを何度も切り抜けた。試合はのらりくらりと時間稼ぎされるなど、KENTAにペースを握られた。途中、絞め技「GAMEOVER」で苦しめられたが何とかロープに左腕をかけエスケープ。さらにKENTAの仲間バレット・クラブのジェイ・ホワイトが乱入しリングに入ってきたが、ロスインゴの仲間BUSHI、高橋ヒロムが駆けつけ、ジェイを連れ出し窮地をまぬがれた。その後再びKENTAと1対1となると、go2sleepを狙われたが、うまく返して逆にディスティーをさく裂。流れをつかみかけたと思われたが、クッションが取られたコーナーに頭部をぶつけ、血まみれに。バレンティアをカウント2で返されたが、内藤は天井を指さし、勝利を確信。顔を血染めにしながらディスティーノを決め、3カウントを奪った。

KENTAとの初遭遇は14年3月のノアの有明大会。内藤は丸藤と組み、KENTA、ゼロワンの田中将斗組と対戦。その時も偶然のバッティングで流血。激しい攻撃を出し続け、30分引き分けに終わっていた。当時KENTAはノアのエース。ジュニア選手ながら、前年13年にはGHCヘビー級を奪取し、約1年間防衛。一方、当時の内藤はブレーク前夜。IWGPヘビー級王座にも届きそうで届かない立場だった。「張り手が強烈だったのを覚えていますね。KENTA選手はあの頃、ノアのトップ戦線にいた。体が小さいけど、しっかり結果を残していて、くやしいなと思ったのを覚えている」。

その後、内藤はメキシコ遠征を得て、制御不能の男として大ブレーク。一方のKENTAはWWE進出も思うような結果を残せないまま19年に契約解除。6月に新日マットに電撃登場し、8月にバレット・クラブに加入。東京ドームでの襲撃でヒールとしての知名度を上げた。

6年前とは違う状況で戦うこととなり、リング内外で挑発を続けてきたが、試合後に出てきたのはKENTAへの称賛の言葉だった。

「挑戦者としてどうなんだ、ってのはあったよ。東京ドームで負けておいて、乱入1発で伝説つくった2本のベルトに簡単に挑戦できるのかって。でも、おれ言ってるじゃん。思っていることは口に出さなきゃ、伝わんないんだよ。そういう意味じゃ、KENTA選手以外に(挑戦者に)ふさわしい選手はいなかったのかもしれないですね。他の新日本の選手は危機感をもったほうがいいよ。大バッシングを浴びても行動に出る。素晴らしいことだと思うよ」と、自分に挑戦してこない新日本の他の選手を批判した。

バックステージでも、血は止まらず、「うわー、やばいな。ふらふらしちゃうな。病院直行ですな」と言いながらも、翌日の一夜明け会見決行を要求した。

KENTAにデスティーノを決める内藤(撮影・清水貴仁)

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協栄ジム金平会長、休会届提出「父も泣いている」

東日本ボクシング協会を訪問した協栄ジムの金平会長(左)。右は太田弁護士

プロボクシングの名門・協栄ジムの金平桂一郎会長が9日午後、都内の東日本ボクシング協会を訪問し、プロ活動休止となる休会届けを提出した。

本日付けで受理され、即日休会となった。金平会長は「私の不徳の致すところ。(先代会長の)父も泣いていると思う。父は40年間ジムを守り、私の代でも20年。本当に選手、スタッフ、ファンのみなさんに心配をおかけして申し訳なく思います」と謝罪した。

東日本協会の規定では、5年以上休会が続いた場合、自動的に退会扱いとなる。5年以内に復会の手続きを踏まなければ、協栄ジムは事実上の「消滅」となる。金平会長は「復活するつもりがなければ最初から退会している。ジム再開が視野にあるからです。入っている以上は早く『新生協栄ジム』を立ち上げたい。金平なき協栄はありえない」と力説した。

14年9月から実質的オーナーによるジム運営、金平会長が選手育成、指導に手腕を発揮する役割分担で経営を続けてきた。しかし先月27日、オーナー側から突然、契約解除を通達されたという。現在、運営会社や実質的オーナーとも話し合いができていない状態。金平会長は「ジム内で何かが起こったら会長が責任を持たなければいけない。今、私はジムに入ることができないので、その責任を負うことができなくなった」と休会手続きの理由を強調していた。

休会届けを受理した東日本協会サイドは「今回は試合が決まっている選手がいる状態で休会届けを出したので、復活時の場合は会長の資質を問われますし、ハードルが出ると思います」との見通しを口にした。亀田3兄弟のいとこ京之介が在籍しており、22日には全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を控える。協会サイドは「早急に選手の救済は話します。ジム移籍へのサポートをしないといけない」との見通しを示した。

▽具志堅用高氏(協栄ジムで13度防衛を果たした元WBA世界ライトフライ級王者、白井・具志堅スポーツ会長)「(休会の件は)ニュースで知りました。休会するようなら残念です。さみしいですね」

東日本ボクシング協会などを訪問し、ジムの活動休止となる休会届けを提出した協栄ジム金平会長(左)。右は太田弁護士

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KENTA初G1は負け越し「これがオレの現在地」

<新日本:G1クライマックス29>◇10日◇日本武道館

G1から新日本参戦のKENTAは、4勝5敗(勝ち点8)の負け越しで終わった。

セイバーJr.との壮絶な打撃戦も、最後は16分26秒、ジム・ブレイクス腕固めを決められレフェリーストップ負け。ノアを退団し、14年7月にWWEと契約。傘下のNXTを経てWWEへ昇格したが、WWEでは結果を残せず、今年2月に契約解除されていた。新たな戦いの場を新日本に求めたKENTAは、試合後は「これがオレの現在地でしょう。しっかりとこれを受け止めて、その後どうしていくか。人生1回の失敗で終わらせないでやり切ることも人生の醍醐味(だいごみ)。人生の醍醐味を見せつけてやりたいと思います」と再起を誓った。

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北尾光司さん波乱の人生に幕 豊かな才能開花できず

土俵入りを行う双羽黒さん(1987年9月13日)

大相撲の第60代横綱で、現役横綱双羽黒のまま廃業し、プロレスラーに転身した北尾光司さんが、2月10日に慢性腎不全で亡くなっていたことが29日、分かった。55歳だった。87年12月にトラブルで立浪部屋を飛び出し、その後は冒険家、タレント、格闘家へと転身。98年に格闘家も引退した。波乱に満ちた人生が幕を閉じた。

   ◇   ◇   ◇

北尾さんは2月10日午前7時30分に慢性腎不全のため千葉県内の病院で亡くなっていた。13年より腎臓を患い闘病生活送っていたという。生前の本人の希望で家族葬が執り行われ、2月13日に通夜、同14日い告別式、3月28日に納骨された。

北尾さんは立浪部屋から79年(昭54)3月の春場所で初土俵を踏み、86年(昭61)1月の初場所から大関、同年9月の秋場所から横綱に昇進。横綱として8場所務めた後、87年12月にちゃんこの味付けをめぐってトラブルになり、部屋を飛び出した。その後、師匠から当時の「廃業届」が提出された。1909年(明42)に優勝制度が導入されて以降、唯一、優勝経験のない横綱となった。これをきっかけに、横綱昇進は慎重な見方をされるようになり、大関として連続優勝、またはそれに準ずる成績が求められることになった。

相撲界を離れた後、スポーツ冒険家と名乗り、第2の人生をスタートさせた。米国冒険旅行などタレントとして活動を2年ほど続けた後、90年2月10日に新日本プロレスの東京ドーム大会でプロレスデビュー。バンバンビガロとのデビュー戦に、ギロチン・ドロップで勝利し、華々しい船出を飾ったかに見えた。

しかし、新日本プロレスでは、単調な試合運びに目の肥えたファンからブーイングを浴びせられるなど、人気は上がらなかった。そのうちに、現場監督を務めていた長州力に暴言を吐き、契約解除を言い渡された。その後、天龍源一郎のSWS、WARでもトラブルを起こし解雇された。

プロレスで居場所がなくなった北尾さんは、総合格闘家へ転身。UWFインターナショナルや、初期のPRIDEなどで試合を行ったが、さしたる実績を挙げられず、98年に現役引退を表明。同年10月のPRIDE4で引退セレモニーを行った。相撲時代同様、プロレス、総合の世界でも周囲とうまくいかず、その才能を開花させることはなかった。

03年9月には、自身が相撲界にいた時とは代替わりしていたが、16年ぶりに立浪部屋を訪れ、部屋のアドバイザーに就任した。その際には「名門立浪復活の手助けをしたい」と、意気込みを語っていた。当時から師匠を務める立浪親方(元小結旭豊)は「交流はその時の一瞬で、その後は連絡を取っていなかったから、最近の様子は知らなかった」と話していた。

◆双羽黒光司(ふたはぐろ・こうじ) 本名北尾光司。1963年(昭38)8月12日、三重県津市生まれ。中学卒業と同時に立浪部屋に入門し、79年春場所で初土俵。84年初場所で新十両を果たし、同年秋場所で新入幕。85年九州場所後に大関、86年名古屋場所後に第60代横綱昇進。同じ昭和38年生まれの北勝海、小錦、寺尾らと「花のサンパチ組」と呼ばれた。ちゃんこの味付けをめぐり87年12月27日、師匠の立浪親方(元関脇安念山)と大げんか。仲裁に入ったおかみさんを突き飛ばし部屋を飛び出した。4日後の大みそかに臨時理事会を開き、双羽黒の廃業を決議した。通算348勝184敗24休、優勝次点7回、三賞7回。引退後はプロレスラーなどとして活動し、03年に立浪部屋のアドバイザーを務めた。

高田延彦(右)に腕ひしぎ逆十字固めを決められる北尾光司さん(1992年10月23日撮影)
アントニオ猪木(左)と握手をする北尾光司さん

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RIZEN側「残念」不祥事力士の受け皿扱いゴメン

RIZIN榊原実行委員長(2018年11月17日撮影)

総合格闘技RIZINの榊原信行実行委員長(54)が10日、大相撲の元幕内貴ノ岩(28=モンゴル)の暴行問題について、日本相撲協会を痛烈に批判した。

榊原氏は、31日に新たに開催するRIZIN平成最後のやれんのか! 大会(さいたまスーパーアリーナ)のカードを発表。終了後の会見で、貴ノ岩の引退後の去就について、総合やプロレスなど格闘技界入りもうわさされることに「スキャンダルがあったことで、うちが受け皿と思われるのは残念。ものが言えない。あれが、ちゃんとした(競技)団体と言えるのか。上の人は全部クビにして組織を一新するべき」とまくしたてた。

RIZINでは、無免許運転で引退勧告を受け角界を去った大砂嵐の参戦を認め、9月30日のRIZIN13大会でデビューさせた。しかし、その後、またも無免許運転の疑いが発覚し、10月26日に契約解除していた。榊原氏は「大砂嵐も手を差し伸べたが、あんなことになった。これを見て、ハイ、貴ノ岩というように触手は伸びない。もっと厳しい環境の中で礼節を教えるべき。相撲界の中のうみは、相撲界の中で解決してほしい」と手厳しかった。【桝田朗】

7日、会見に臨んだ貴ノ岩

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貴ノ岩RIZIN参戦ない「上は全部首に」暴行問題

RIZIN榊原信行実行委員長(18年11月17日撮影)

総合格闘技のRIZIN榊原信行実行委員長(54)が10日、大相撲の元幕内貴ノ岩(28=モンゴル)の暴行問題について、日本相撲協会を痛烈に批判した。

大相撲から引退した貴ノ岩の今後の去就について、総合やプロレスなど格闘技界入りもうわさされるが「スキャンダルがあったことで、うちが受け皿と思われるのは残念。ものが言えない。あれが、ちゃんとした(競技)団体と言えるのか。上の人は全部首にして組織を一新するべき」とまくしたてた。

RIZINでは、無免許運転で引退勧告を受け角界を去った大砂嵐の参戦を認め、9月30日のRIZIN13大会でデビューさせた。しかし、その後、またも無免許運転の疑いが発覚し、10月26日に契約解除していた。榊原氏は「大砂嵐も手を差し伸べたが、あんなことになった。これを見て、ハイ、貴ノ岩というように触手は伸びない。相撲界の中のうみは、相撲界の中で解決してほしい」と手厳しかった。

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ジョンソン、総合ONEと契約「一員うれしい」

アジア人気の総合格闘技団体ONEとの契約を発表した元UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソン

米総合格闘技UFCで最多の11回防衛を誇った前フライ級王者デミトリアス・ジョンソン(32=米国)がアジアで人気の総合格闘技団体ONEと試合契約を結んだことが29日、発表された。ONEを通じてジョンソンは「まず第一にONEの一員になれてうれしい。私のキャリアとって大きな動きだ。アジアという地で、フライ級のベストに私のスキルを試してみたい」と同団体に所属するフライ級ファイターとの対戦を楽しみにしていた。

今年8月に12回目の防衛に失敗し、UFC同級王座から陥落したジョンソンはUFC離脱を決意。すぐには契約解除できなかったが、最近になってONE前ウエルター級王者ベン・アクスレン(34=ともに米国)との異例トレードが合意に達していた。これでアクレンはUFCと契約することになった。またONEのチャトリ・シットヨートンCEO兼チェアマンは「デミトリアスはONEという団体を通じ、世界を鼓舞してくれるだろう」と期待のコメントを出した。

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大砂嵐また無免許運転、本人認めRIZIN契約解除

大砂嵐(18年9月28日撮影)

総合格闘技のRIZINは26日、大相撲の元西前頭筆頭で9月30日のさいたまスーパーアリーナ大会でデビューした大砂嵐(26=エジプト)との試合契約解除を発表した。大砂嵐は、デビュー前に無免許運転をしたことが発覚。RIZINが代理人を通じ事実関係を確認したところ、本人が認めたため契約解除となった。

大砂嵐は、4月に静岡県内の高速道路を無免許で走行。速度違反を犯したため、速度違反取り締まり装置「オービス」に検知され、同県警が捜査中という。現在米国滞在中の大砂嵐は、再来日を待って事情聴取を受けることになる。

大砂嵐は、大相撲在籍中の1月に長野県内で無免許運転で追突事故を起こしている。その際「妻が運転した」と虚偽の供述をし、日本相撲協会に報告もなかったことから、引退勧告を受け、3月に引退していた。

総合格闘家としてのデビュー戦は、ボブ・サップに判定負け。榊原実行委員長は「まだチャンスはある。ビッグカムバックを果たして、またサップに挑戦して欲しい」と期待していた。今回の件でRIZINは「今後、選手のコンプライアンスの遵守を徹底し、再びこのようなことが起こらないよう大会運営・選手管理に取り組んで参る所存です」とコメントを出した。

18年9月30日、RIZINさいたまスーパーアリーナ大会 攻めるボブ・サップ(左)に背を向ける大砂嵐

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RIZIN、2度目の無免許運転発覚の大砂嵐を解雇

母国エジプトのファラオ王が戦いの際に手にしていたという杖を持参し、サップ戦への意気込みを示した大砂嵐(2018年9月28日撮影)

総合格闘技団体RIZINは26日、9月30日にさいたまスーパーアリーナで総合格闘家デビューした大相撲の元西前頭筆頭、大砂嵐(26=エジプト)との試合契約解除を発表した。

デビュー戦後、無免許運転を行った疑いが発覚し、コンプライアンスに鑑みて同選手の代理人を通じて本人に聞き取りを行ったところ、事実関係をおおむね認めたという。そのため、26日付での契約解除を決定した。大砂嵐は今年4月、静岡県内の高速道路で無免許運転し、速度超過した疑いがあり、警察が捜査していると一部報道されていた。RIZINは「今後、コンプライアンスの遵守を徹底し、再びこのようなことが起こらないよう大会運営・選手管理に取り組んで参る所存です」とコメントした。

大砂嵐は今年1月3日に長野県内で追突事故を起こし、同県警の取り調べに「自分は運転しておらず、妻が運転した」と虚偽の供述。日本相撲協会にも報告をしておらず、無免許運転も判明したため協会から引退勧告を受け、3月9日に引退を表明。その後、総合格闘家への転身を決意。9月のRIZIN13大会でボブ・サップ(45=米国)とのデビュー戦に臨み、判定負けしていた。

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覚醒剤使用の浜田文子を契約解除 WAVEが決断

浜田文子容疑者

 女子プロレスラーの浜田文子容疑者(37)が、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで警視庁西新井署に逮捕された。逮捕は13日で、逮捕容疑は4月下旬から5月13日までの間、都内か周辺で覚醒剤を使用した疑い。西新井署によると「自宅で吸った」と話している。所属するWAVE関係者が13日、浜田容疑者が意味不明な言動をしていると交番に届けた。駆け付けた署員が任意同行して尿検査したところ、陽性反応が出たという。

 浜田容疑者は16日、逮捕に続く手続きとして勾留が決定した。WAVEの二上美紀子社長は「まだ起訴前の段階ではあるものの、浜田による犯罪行為は事実であると判断すべきとの結論に至りました。かかる経緯から、浜田文子との一切の契約解除を致します」と契約解除を決めた。浜田容疑者は元プロレスラーのグラン浜田の娘。98年にデビューし、日米で多くのタイトルを獲得するなど、団体の顔として活躍していた。

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貴親方と「いつか一緒に」/八角理事長語る1

3期目を迎え笑顔で抱負を語る八角理事長(撮影・小沢裕)

 不祥事が相次いだ大相撲で、新体制後初の本場所となる夏場所(東京・両国国技館)が13日に初日を迎える。3月26日の日本相撲協会理事会で、全会一致で3選が決まった八角理事長(54=元横綱北勝海)がインタビューに応じた。これまで語ることの少なかった思いを口にした。【取材・構成=高田文太】

 ◆貴乃花親方との確執

 昨年11月から半年間、土俵外の出来事が相撲界の話題の中心だった。その度に八角理事長と、貴乃花親方の対立が注目された。春場所初日2日前の3月9日には、貴乃花親方が内閣府に告発状を提出。対立の最終形ともいえる、当時の心境を振り返った。

      ◇       ◇

 八角理事長(以下八角) 何でって(思った)。その前に言ってくれればいいのに、と。理事会で顔を合わせているわけですから。しかも何で場所前に? びっくりしたというよりも、困惑ってやつです。

 春場所中の貴乃花親方の勤務態度も問題となった。無断欠勤、役員室滞在30秒足らずで帰る-。元横綱日馬富士関に暴行された、弟子の十両貴ノ岩から目が離せないことが理由だった。

 八角 そんな説明で通るかという話。(春場所中)最初に来た時にちゃんと言ったけど、意に介さずというか。いろいろと注意はしています。聞く耳を持つかは本人次第。ただ、指導もしていかなきゃいけない。

 告発状は春場所中に取り下げの手続きが取られた。きっかけは貴乃花親方の弟子の十両貴公俊が、付け人を支度部屋で数発殴る問題を起こしたことだった。

 春場所後の臨時年寄総会で、貴乃花親方は約100人の親方衆を前に、相撲協会に協力的ではない言動を責められた。同総会前には解雇相当の契約解除を求める声も、一部の親方から出ていた。それでも八角理事長は、個人的には契約解除は考えになかったという。

 八角 失敗はあるから、その後ちゃんとすればいいと思ってます。まじめに働いてくれれば。一緒にみんなでやっていかないといけないわけだから。1回の失敗で全部終わってしまうのではダメ。今後、理解してくれればと思っています。

 故北の湖前理事長時代には、ともに協会執行部にいた。腹を割って話した経験についても「ありますよ」と即答した。貴乃花親方から仕事面で、質問されることもあったという。

 八角 その時は「はい、はい」と納得して聞いてくれた(笑い)。だから話せば分かる。(元日馬富士関の暴行事件後は)何か、かたくなになっちゃって。

 一般的な企業とは違い、裸同士でぶつかり合い、同じ釜の飯も食べたことのある間柄だ。現役時代の対戦成績は1勝1敗。互いの良い面も悪い面も分かるからこそ見捨てられないし、分かり合えると信じている。

 八角 ちゃんとやってくれれば、いつか一緒にやれるわけですから。(貴乃花親方の)考えを支持してくれる人も出てくると思う。

 ◆八角信芳(はっかく・のぶよし)元横綱北勝海。本名・保志信芳。1963年(昭38)6月22日、北海道広尾町生まれ。79年春場所初土俵。立ち合いの当たりと突き、押しを武器に、87年夏場所後に第61代横綱に昇進。92年春場所限りで引退。通算591勝286敗109休。優勝8回、殊勲賞3回、敢闘賞3回、技能賞5回、金星1個。

18年3月11日付の日刊スポーツ紙面

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岡見勇信「気持ちをぶつけられた」日本人最多14勝

勝ち名乗りを受け、両手を挙げて勝利をかみしめる岡見(右)(C)Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images 

<米総合格闘技:UFC on FOX29大会>◇14日(日本時間15日)◇米アリゾナ州グレンデール・ヒラ・リバー・アリーナ

 元ミドル級3位の岡見勇信(36)が5年1カ月ぶりのUFC勝利を挙げた。格闘技人生を懸けたウエルター級5分3回で、ディエゴ・リマ(29=ブラジル)と対戦。3-0の判定勝ちで、13年3月のUFC日本大会でのヘクター・ロンバート戦以来の白星を挙げた。

 UFC通算14勝は日本人最多勝利数となる。

 「今日は圧倒できましたし、気持ちをぶつけられました」と振り返る岡見はミドル級6位だった13年9月にUFCから契約解除された。昨年9月の再契約までの4年間はWSOFなど他団体を主戦場にしていた。岡見は「UFC以外の場所で過ごした時間でさらに成長し、新しいことを学んできました。それをどの試合でも見せたいと思っています」と意欲を示した。

 「もう若くはないのでオクタゴンで過ごせる時間はそんなに多くありません」と36歳でのUFC復帰の現実を認識した上で「目標はランカーと戦ってタイトル争いにからんでいくことです。(ウエルター級11位)ドナルド・セラーニとやれたら、すごくいいマッチアップじゃないですかね。他に(同級7位)ダレン・ティルとか、ランキング入りしている相手であれば。UFCが次に用意してくれる相手と戦うつもりです」との希望を口にしていた。

リマ(右)の背後から絞め技を仕掛ける岡見(C)Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images 

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UFC岡見5年ぶり勝利「強さを証明していきたい」

勝ち名乗りを受け、両手を挙げて勝利をかみしめる岡見(右)(C)Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images 

<米総合格闘技:UFC on FOX29大会>◇14日(日本時間15日)◇米アリゾナ州グレンデール・ヒラ・リバー・アリーナ

 元ミドル級3位の岡見勇信(36)が5年1カ月ぶりのUFC勝利を挙げた。格闘技人生を懸けたウエルター級5分3回で、ディエゴ・リマ(29=ブラジル)と対戦。3-0の判定勝ちで、13年3月のUFC日本大会でのヘクター・ロンバート戦以来の白星を奪った。

 1回からタックルを成功させた岡見はテークダウンから背後を奪い、攻め続けた。上から拳をふり下ろし、試合の主導権を握った。2回にもテークダンに成功。会場内からのブーイングも気にすることなく、最終3回も寝技に引き込み、再び上からパウンド攻撃。集中力を切らすことなく、粘り強く攻めた岡見がジャッジの支持を得た。

 勝利の瞬間、両手を挙げて約5年ぶりの勝利を味わった岡見は「久々の本当に意味でUFCに帰って来ることができました。これから本当の意味でUFCで自分の強さを証明していきたいと思います」とUFCジャパンを通じてコメントした。これでUFC戦績は14勝6敗となった。

 13年9月、ミドル級6位に入っていた岡見はUFCとの契約を解除された。WSOFなど他団体を主戦場に変え、1階級下のウエルター級に変更。昨年9月、UFCと再契約を結び、負傷欠場したマウリシオ・ショーグンの代役としてUFC日本大会のメインで2階級上のオヴィンス・サン・プルーに1回TKO負けしていた。

 ◆岡見勇信(おかみ・ゆうしん)1981年(昭56)7月21日、神奈川・藤沢市生まれ。藤沢翔陵高を卒業後、約1年間のフリーター生活を経て、01年に和術慧舟会に入門。02年のデビュー以来、パンクラス、PRIDEなどを経て、06年1月に米ハワイ開催の格闘技興行で元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバに反則勝ち。06年8月からUFCに参戦し、11年にミドル級王者シウバに挑戦も敗退。13年に同級ランク3位にアップし「格闘技界のメジャーリーガー」と呼ばれた。同年8月のジャカレイ戦に敗れ、UFCと契約解除。WSOFなどで戦い、昨年9月にUFCと再契約。家族は夫人と一男。187センチ、91キロ。

リマ(右)の背後から絞め技を仕掛ける岡見(C)Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images 

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UFC岡見「リマ戦は格闘技人生の集大成」一問一答

ディエゴ・リマ戦で5年1カ月ぶりのUFC勝利を目指す岡見勇信(C)Zuffa LLC via Getty Images

 米総合格闘技UFCと再契約した元ミドル級ランカー岡見勇信(36)が格闘技人生を懸けた今年初戦に臨む。

 14日(日本時間15日)、米アリゾナ州グレンデールで開催されるUFC on FOX29大会に出場。ディエゴ・リマ(29=ブラジル)とウエルター級5分3回で対戦する。13日(同14日)には同地で、前日計量に出席し、171ポンド(約77・56キロ)でパスしたリマを横目に、170ポンド(約77・11キロ)でクリアした。

 リマ戦を前に、岡見は日刊スポーツのインタビューに応じ、UFC復帰2戦目に臨む意気込みや、練習仲間だったWWE中邑真輔(38)の活躍に触発されていることなどを明かした。

 -ディエゴ・リマの印象は

 岡見 手足が長くて、ムエタイがベース。ブラジル人なので柔術もやっている。寝技も強いので、もちろん気をつけています。身長も同じ(187センチ)ぐらいですね。

 -リマ対策

 岡見 今回の試合を決める時にもリマの全体像を動画でチェックしました。これまで自分のやるべきことをチャレンジしてきたので、あとはリマに自分の強さをぶつけることだけです。

 -因縁のブラジル人ですね

 岡見 UFCでは(当時ミドル級王者)アンデウソン・シウバやホナウド・ジャカレイに敗れました。でも昨年7月の(格闘技団体)PFLでブラジル人(アンドレ・ロバト)を倒したので、もうブラジル人への苦手意識というものもないです。

 -1週間前、和術慧舟会で一緒に練習した中邑真輔がWWEのレッスルマニアで王座挑戦

 岡見 見ましたよ。中邑さん、格好いいですよね。あこがれる存在の1人です。米国でWWEというデカい荒波の中で日本人としてレッスルマニアで王座を懸けて戦った。ロイヤルランブルで優勝したり、すごいとしか言いようがない。自分が頑張らなくては、とニュースを見るたびに思います。競技は違いますが、プロフェッショナルとして中邑さんがこういった舞台で活躍していることが励みになります。以前にUFCにいた頃はなかったですが、今は米国の空港で「レスラーですか?」と言われます。これも中邑さん効果だなと思いますから。

 -中邑の1週間後に試合

 岡見 本当に刺激はもらっています。

 -昨年9月、UFC復帰となった日本大会のメインに出場。2階級上のオヴィンス・サン・プルーに1回TKO負けとなった

 岡見 試合6日前に(故障欠場のマウリシオ・ショーグンの代役で)試合が決まり、2階級上のライトヘビー級でした。日本大会のメインに出て、いろいろなことがスペシャルすぎました。ただ、すごいチャンスだったので感謝しています。誰もがもらえるチャンスではなかったですから。

 -北米でのUFCは「戻ってきた」感覚ですか

 岡見 あらためて米国に来て思いましたが、知っているUFCスタッフがいないのです。経営体制や人が変わり、新しいUFCに来た感覚ですね。

 -以前、UFCでミドル級3位まで上がりました。今回はウエルター級

 岡見 (13年に)UFCから契約解除となった後、他団体で試行錯誤しながらたどりついた階級です。今は適性階級で何の言い訳もできない。思う存分勝負しようと思います。

 -減量は大変では

 岡見 もともとミドル級時代、無理に体重を増やそうとしていました。ミドルからウエルター級に落とす最初の時は試行錯誤がありましたが、今はウエルター級しか考えられない。普通の食生活ならウエルター級が適性で減量も苦しくない。最後のきついのはミドルの時と一緒です。今回も91キロから落としました。ミドル級のころは95キロぐらいをキープするつもりでやっていましたし。

 -東京・代官山に自らが携わったジムが完成

 岡見 EX FIGHTというジムが4月1月にオープンしました。ゼロから立ち上げメンバーとして1年ぐらいかけてつくってきました。自分の子供のようです。試合が終われば、自分が教えたりしますね。ジムオープンから1発目の試合なので、その意味でも負けられないです。

 -あらためてリマ戦への意気込み

 岡見 今回の戦いは格闘技人生の集大成の気持ちでやりたいと思っています。先のことを考えてもいけないので、目の前の試合だけを考えて自分の集大成をリマにぶつけるということで、それを見届けていただけたらうれしいです。

【取材・構成=藤中栄二】

 ◆岡見勇信(おかみ・ゆうしん)1981年(昭56)7月21日、神奈川・藤沢市生まれ。藤沢翔陵高を卒業後、約1年間のフリーター生活を経て、01年に和術慧舟会に入門。02年のデビュー以来、パンクラス、PRIDEなどを経て、06年1月に米ハワイ開催の格闘技興行で元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバに反則勝ち。06年8月からUFCに参戦し、11年にミドル級王者シウバに挑戦も敗退。13年に同級ランク3位にアップし「格闘技界のメジャーリーガー」と呼ばれた。同年8月のジャカレイ戦に敗れ、UFCと契約解除。WSOFなどで戦い、昨年9月にUFCと再契約。UFC戦績は13勝6敗。家族は夫人と一男。187センチ、91キロ。

UFCでは初めてウエルター級マッチに臨む元ミドル級ランカーの岡見勇信(C)Zuffa LLC via Getty Images

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年寄降格の貴親方 月給64万減、過去に例ない処分

理事会に臨む貴乃花親方

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、親方衆の階級で最も低い「年寄」へ2階級降格することが決まった。日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、春場所中の勤務態度や弟子の十両貴公俊の暴力問題の監督責任を巡る貴乃花親方の処分を決めた。1月の理事解任から約3カ月で5階級降格。元横綱の年寄降格は、85年11月に金銭の賃借問題を起こした輪島(当時花籠親方)以来、33年ぶりの不名誉な処分となった。貴公俊は4月の春巡業と5月の夏場所の出場停止が決まった。

 重い処分が決まった。貴乃花親方が、最下位の「年寄」に降格した。理事会中、貴公俊とともに別室で待機し、別々に途中入室して処分を聞くと「分かりました」と、素直に受け入れたという。

 2月の理事候補選挙で落選したため、28日に役員待遇委員から1階級下の委員へ。1月4日の理事解任からは3カ月足らずで5階級の降格になる。月給も理事当時の144万8000円から80万8000円へ64万円も減額となった。

 元理事の年寄降格は過去に例がなく、委員待遇から親方としてスタートを切る元横綱としては輪島以来、33年ぶりの年寄降格。年明けまで巡業部長として協会NO・3に相当していたが、100人中83番目へ急降下した。

 今回の処分は、春場所中日に付け人を数発殴った貴公俊への監督責任と春場所中の勤務態度、前日の年寄総会での親方衆の意見や貴乃花親方の説明を加味して決まった。八角理事長(元横綱北勝海)は「初日に欠勤届を出さずに無断で欠勤したのに続き、何度も役員室に出勤するように求めたにもかかわらず、要請を無視して中日まで正当な理由もなく欠勤を続けた。職務専念義務違反」と指摘。処分は協会執行部が原案を準備して理事会に臨み、解雇に相当する契約解除など反対意見は出なかった。

 貴乃花親方は処分を受け「新たな気持ちで大相撲発展のためにも精進をし、真摯(しんし)に処分を受け止め、鍛錬に励むことを貴公俊と2人で話しております。今後は自分に与えられた職責を果たしながら、弟子の育成と大相撲の発展のためにゼロからスタートして参ります」とコメントを発表した。

 再び問題行動を起こせば契約解除や部屋取りつぶしなどの厳罰は避けられない。八角理事長は「まじめに仕事をしてもらい、組織人として改めてもらえれば」と今後に期待した。一連の騒動は区切りを迎えた。

協会員の給料

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貴親方へ厳しい言葉、期待も/年寄会出席親方衆語る

会場入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。

<「臨時年寄総会」出席各一門代表のコメント>

 ◆高田川親方(元関脇安芸乃島) 一門の中には、貴乃花親方の言動、行動は本来なら契約解除になる部分が6つ7つある、という声もあった。契約解除までは、という声もあった。その中間もあった。処分は理事会に一任したい。だが、名前も実績もある方だし、今後どのような行動をとっていくか、が一番の問題と思う。

 ◆入間川親方(元関脇栃司) テレビに無断で出演したり、貴乃花親方の言動、行動は協会と結んだ契約にかなりの部分で触れていたが「間違っていた。申し訳ない。適切でなかった」と言ってもらった。

 ◆錦戸親方(元関脇水戸泉) 場所前の告発など、なぜこのようなことになったのか? 告発の撤回は本当なのかなど、その真意を深く知りたかった。真摯(しんし)に答えていただいた。反省して「もうこのようなことをしない」と言っていただいた。あとは理事会に一任したい。

 ◆玉垣親方(元小結智乃花) 協会一丸となって公益財団法人となったのに、貴乃花親方の発信する意見を聞けなかった。協会と対立しているような空気は本当か? それを総会で聞けた。「反省している」との返事を聞けた。一から出直してほしい。理事会のいかなる処分も厳粛に受け止めてほしい。

 ◆伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨) 最初にまず貴乃花親方の声を聞きたかった。これからは協会と一丸となって頑張ってほしい。処分については理事会にお任せします。

会見する高田川親方(撮影・岡本肇)
会見する入間川親方(撮影・岡本肇)
年寄総会で会見する錦戸親方(撮影・岡本肇)
会見する玉垣親方(撮影・岡本肇)
会見する伊勢ノ海親方(撮影・岡本肇)

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貴乃花一門は親方の処分に陳情…「お願い」文書提出

貴乃花一門を代表して会見する千賀ノ浦親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。

 貴乃花一門の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、貴乃花親方の処分について陳情したことを明かした。「(同親方が)協会に多大な迷惑をかけたことは見ての通りです」と認め「反省がにじみ出た受け答えをしたと思う」と語った。その上で処分について「契約解除。これだけは取り下げて欲しいとお願いする文書を(年寄会に)出しました。後はいい方向にいってほしいと願うだけです」と頭を下げた。

会見中にも頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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八角理事長が語る貴親方の「花形」への配属意図とは

新体制の発表記者会見をする八角理事長(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。

 貴乃花親方は新体制での職務として、審判部に配属された。八角理事長(元横綱北勝海)は配属の理由について「人気というものがあると思いますので、ぜひ見ていただきたい。お客さんの前で仕事ぶりを見て欲しいと思いました」と説明した。

 審判部長には、貴乃花一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)を任命した。新理事としては抜てきとも言える大役で、貴乃花親方の上司に相当する役職になる。ファンの目に触れられながら土俵下で勝負を見守る審判は「花形」とも言われる。貴乃花親方は審判部長の経験もある。八角理事長ら執行部による一定の配慮も透けて見えた。

 何より、八角理事長が「仕事ぶりを見て欲しい」と話した通り、今後も協会の一員として認めていることの表れでもある。処分を協議する理事会で、解雇に相当する契約解除は避けられる見通しだ。

 八角理事長は「100年先も大相撲の文化を残していきたい。協会員全員で力を合わせていきたい」と、一致団結を強調した。

厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)
日本相撲協会職務分掌
親方衆の階級

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降格の貴親方に怒号、謝罪繰り返すも「ぬかにくぎ」

会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。この日の理事会では新体制での職務が決まり、貴乃花親方は役員待遇委員から1階級降格の委員となり、審判部・指導普及部に配属された。

 春場所が行われた会場の一室で、貴乃花親方は100人近い親方衆と対面した。役員以外の親方衆で構成される年寄会の会長を務める錦戸親方(元関脇水戸泉)が仕切る中、各一門の代表者から質問を受けた。約30分の中断を挟んで約2時間、謝罪を繰り返した。怒声が飛んでも、年下の親方から苦言を呈されても頭を下げた。

 弟子の貴公俊の暴行が明らかになると、それまでの協会への対立姿勢を一転させた。その真意を問われたが、すべての親方を納得させるには至らなかった。ある親方は「具体的なことは何も話さず『すみません』と『心を入れ替えてやります』の繰り返し」と明かした。「ぬかにくぎだ」と、あきれ気味に帰途に就いた別の親方もいた。

 この日に先立ち、各一門で話し合いが持たれ、二所ノ関一門の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「本来なら契約解除になる部分が6つ7つある、という声もあった」と明かした。不信は根深く、誓約書を書かせるべきだとの意見もあったという。錦戸親方は「物足りないと言う親方もいた。これだけの大騒ぎになったし、今後のことが大事」と見守る構えを示した。年寄会として意見を集約した上で、理事会に処分を委ねることに決めた。

 年寄総会後、貴乃花親方は「これまでの私の行動によって、協会の皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことをおわびしました」と話した。告発状については「本日取り下げました。年寄会の皆さんにも報告しました」と明かした。一方、一連の言動について「考えが間違っていたということか」と問われると「いや、まずこれから微力ながら協会の一員としてやっていかなければならないという気持ちで、私の監督責任を全うしていかなければならない」と明確な回答は避けた。

 ある役員は「結局、本人は『間違っていた』とは認めていない」と指摘した。今日29日の理事会では、さらなる「降格」や、弟子の指導など一切の活動を禁じる「業務停止」の厳しい処分が決まる可能性もある。この日の答弁内容を含め、役員が判断する。

厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)
最近の不祥事をめぐる人間関係
相撲協会の最近の不祥事と処分

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