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ジュリアと中野たむ、スターダム初敗者髪切りマッチ

創立10周年を記念して行われるスターダム日本武道館大会が3日行われる。

メインのワンダー・オブ・スターダムでは、団体として初の敗者髪切りマッチが行われる。王者として迎え撃つジュリア(27)は、自らもリスクがある戦いを挑戦者の中野たむにぶつけた。「負けたら何にもなくなってしまう。わがままチンピラ女に取り返しの付かない憎悪だけが生まれるだけ」。

1月30日の大会で挑戦表明を受け、2月6日に「髪の毛を賭けられるのか」と逆に要求。中野が受諾し、実現となった。昨年スターダムの中心として活躍し、女子プロレス大賞を獲得したが「大事に守ってチビチビやっていくのは嫌い」とさらなる高みを目指し続ける。今年の目標である、自ら結成したユニット「ドンナ・デル・モンド」のベルトの総なめに向け、ここでの陥落は許されない。「21世紀最大のつぶし合いをやる。中野たむを見納めに来てやってください」と王者としてのプライドを見せた。

挑戦者の「宇宙一かわいいアイドルレスラー」中野も「入団後4年間1度も切っていない」。髪を切るリスクにも迷いはなかった。敗れれば丸坊主。「長い髪をなびかせて戦うのが、強い女子プロレスラーだというイメージがあった。もう少しで理想の長さになる」。色気のある大人のレスラーにあこがれを抱く中野。ベルトを奪い、象徴である長い髪を死守する。

昨年11月にユニット「COSMIC ANGELS」を結成し、リーダーとして責任感の出てきた中野にとって、どうしても倒しておきたい相手だった。「アイドルレスラーでなくなるかもしれないが、それでもやりたかった。勝ってスターダムの中心になって、今後のプロレス人生をバラ色にする」と闘志は負けていない。

過去の髪切りマッチでは、85年の長与千種や91年のアジャコング、バイソン木村などレジェンドたちがリング上で丸坊主になる屈辱を味わってきた。18日の記者会見ではジュリア、中野両者ともドレス姿で登場し、ファンを魅了。負けられない戦いに注目が集まる。

今大会は、長与のほか、1期生の愛川ゆず季や、現在他団体で活躍する高橋奈七永、世志琥も参戦。北斗晶も解説を務めるなど豪華な顔触れが日本武道館に勢ぞろいする。3月3日、華やかで激しい女子レスラーたちの戦いがいよいよ幕を開ける。【松熊洋介】

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なつぽい初ベルトお預け「目標は諦めていない」

小波(下)に技をかけるなつぽい(右)とひめか(撮影・鈴木みどり)

<スターダム:日本武道館大前夜祭>◇30日◇東京・ベルサール高田馬場

初のベルトはお預けとなった。ゴッデス・オブ・スターダム選手権で、なつぽい(25)が、ひめか(23)とタッグを組み、初のタイトルマッチに挑むも、小波、プレストリー組に敗戦。終盤、プレストリーに椅子でたたかれ、小波にアームロックを食らい、ギブアップ。エンドレスワルツやダイビング・ボディープレスで小波をあと1歩のところまで追い詰めたが、終始劣勢の展開に「本当に悔しい」と肩を落とした。

試合後小波からは「夢を見るのはもうおしまい。ジ・エンド」と罵倒された。さらにパートナーのひめかが「私にはもう1人パートナーがいる」と舞華を引き連れ、再挑戦を表明。自分のふがいなさで招いた結果になつぽいは「仕方ない」と受け入れるしかなかった。

昨年からスターダムに参戦。アイドルとの両立から、今年はプロレス中心に活動していくことをきめた。今月17日に正式に入団。「頂点を取るために来た。命をかけて全力で打ち込む」と意気込んでいたが、実力者がそろうスターダムの厚い壁に跳ね返された。

所属ユニットのドンナ・デル・モンド(DDM)は、今年の目標を「タイトル総なめ」と位置付ける。昨年女子プロレス大賞を受賞したジュリアを筆頭に、この日SWAを防衛した朱里と勢いのある選手がいる中、取り残されるわけにはいかない。「目標は諦めていない。気持ちを切り替えてハイスピードで頑張っていきたい」。150センチ、47キロのなつぽいが大きなタイトルをつかむため、挑戦を続ける。【松熊洋介】

ビー・プレストリー(中央)から椅子で殴られるなつぽい(右)。左は小波(撮影・鈴木みどり)
小波(右)とビー・プレストリー(左)から蹴りを食らうなつぽい(撮影・鈴木みどり)

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里村明衣子がWWEと日本人初のコーチ兼選手契約

ボディービルコンテスト ともにベストパフォーマンス賞を受賞した里村明衣子と岩田美香(2016年8月28日撮影)

センダイガールズプロレスリング(仙女)の里村明衣子(41)が、世界最大のプロレス団体、米WWEとコーチ兼選手として契約したことが28日、明らかになった。

新潟県出身で仙女の社長兼看板選手の里村は「女子プロレス界の横綱」の愛称で親しまれる。40歳を超えてもストイックに体を鍛え上げ、彫刻のような肉体を維持し続けるトップレスラー。コーチ兼選手としての契約は日本人選手初の快挙になる。

里村は19年にイギリス最大の団体プログレスに初参戦するなど、海外でも実績を積んできた。現在はWWE UKに参加中で、今月6日から同団体のトレーニングセンターがあるロンドンに滞在。試合に向けて準備を進めている。

WWEはハルク・ホーガン、ザ・ロックら世界的スター選手も参戦した老舗団体だ。過去には国内公演が開催されるなど日本でも人気があり、新日本プロレスでエースだった中邑真輔や女子レスラーのSareeeとも契約している。里村は今後も仙女の社長を続け、同団体に変わらず参戦する。女子プロレス界の大物が、日本と仙女を背負い、世界最大の舞台で異彩を放つ。

里村明衣子(2019年3月11日撮影)
橋本千紘(右下)にデスバレーボムをかける里村明衣子(2017年9月24日撮影)

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Sareee笑顔で別れ「日本と世界の懸け橋に」

高橋奈七永(下)にSareee(上)と世志琥(中央)が重なって倒れこむ攻めを見せる(撮影・浅見桂子)

米WWEに入団が決まっている女子プロレスのSareee(サリー、24)が笑顔でファンに別れを告げた。

21日、SEAdLINNNG(シードリング)新木場大会に出場。渡米前最後の試合で世志琥と保持するタイトルの2度目の防衛戦に臨んだ。ダブル卍(まんじ)固めなど連係技を決めたが、最後は世志琥が3カウントを奪われた。「これで終わりじゃない。もっと大きくなって帰ってくるのでまた会いましょう」と笑みを浮かべ「日本と世界の懸け橋になりたい」と誓った。コロナ禍で渡米が約1年遅れていたが、来月上旬にも出発する。

WWE挑戦前最後の試合で敗れたSareee(左)は世志琥と熱い抱擁を交わす(撮影・浅見桂子)
Sareee(右)は高橋奈七永(左)にドロップキックを決める(撮影・浅見桂子)

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岩谷麻優「最高の舞台を用意」世志琥の対戦要求承諾

試合前、SEAdLINNNGの世志琥(右)に3月のシングルマッチ対戦を要求したスターダムの岩谷麻優(撮影・浅見桂子)

<SEAdLINNNG新木場大会>◇21日◇新木場1stRING

スターダムの岩谷麻優(27)がオープニングで乱入し、要請を受けていた世志琥(27)との対戦を受けて立つ意思を示した。

デビュー10周年を迎え、両団体を支えてきた2人が意地とプライドをかけ、3月3日の日本武道館大会で激突する可能性が高まった。

発端は昨年12月のスターダム後楽園大会だった。試合終了後にリングに登場した世志琥と高橋奈七永から「女子プロレスのアイコン(岩谷の愛称)だったら、うちとシングルでタイマンはれよ」と言われていた。その後も返事を保留していた岩谷に対し、しびれを切らした世志琥は、今月17日の大会で「やる気ねぇんだったら、やめてもいいんだぞ。1週間以内に返事をしろ」とビデオメッセージで再び挑発。期限が近づいてきたこの日、岩谷自ら敵地に乗り込んだ。

最初は引き連れてきた渡辺桃と飯田沙耶との対戦を勧めたが、世志琥が納得するはずもなく「同期のお前(岩谷)しか興味がないんだよ」と一蹴。断られた岩谷は「日本武道館。最高の舞台を用意するんで、そこでシングルマッチやりましょう」と要求に応じた。

さらに一緒に登場した渡辺桃が、15年までスターダムに在籍していた高橋に「あなたがいなくなって、いい意味で変わった。武道館でお願いします」と対戦を熱望。高橋も「変わったところを見せてもらいましょうか。ただ、その顔がどうなっても知らないからな」と承諾した。

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WWE挑戦Sareee「大きくなって帰ってくる」

Sareee(右)は中島安里紗(左奥)にドロップキックを決め、気勢を上げる(撮影・浅見桂子)

<SEAdLINNNG新木場大会>◇21日◇新木場1stRING

来月から米WWEに挑戦する女子プロレスラーのSareee(24=WWE Count Down)が渡米前最後の試合に挑み、ファンに別れを告げた。BEYOND THE SEA TAGのベルトをかけ、2度目の防衛戦を行うも、パートナーの世志琥(27)が3カウントを奪われ、有終の美を飾ることはできなかった。リングサイドで終了のゴングを聞いたSareeeは顔を覆い、ぼうぜんとした表情を見せたが、その後立ち上がり「日本の女子プロレスを世界に見せつけたい。もっと大きくなって帰ってくるので、リングでまた会いましょう」と笑顔で活躍を誓った。

昨年2月に挑戦表明も、その後すぐに自粛期間となり、渡米は延期に。いろんな団体に参戦しながら調整を続けてきた。そんな中、世志琥とユニット「鬼に金棒」を結成し、7月にはタイトルを獲得。以前は仲の悪かった2人が最強のパートナーとなってリング上で躍動した。「大嫌い同士だったけど、一緒に組んで大好きになった。プロレスも普段の生活も楽しくて、もっとやりたかった。本来なら経験できなかった特別な時間だった」。試合では常に険しい表情の世志琥も珍しく号泣。「ベルトを奪えなかったけど、タッグ組んでくれてありがとう。今度シングルマッチやる時はもっと大きな会場で、最高のプロレスを見せよう」と感謝の言葉で送り出した。

初代タイガーマスクこと佐山サトルのチャリティー精神も米国で継承する。昨年11月には伝承特別マスクを贈呈され、今月19日には念願だったチャリティー活動を行った。20日には佐山から「プレッシャーに負けず、スーパースターになって欲しい」と直々にエールをもらった。

アントニオ猪木、ジャガー横田、アジャコングら多くの大先輩に背中を押してもらって実現した。来月上旬にも出発する。「どんなことがあってもやり遂げて、日本と世界の懸け橋になりたい」。夢舞台への挑戦がいよいよ始まる。【松熊洋介】

Sareee(右)は高橋奈七永(左)にドロップキックを決める(撮影・浅見桂子)
高橋奈七永(下)にフットスタンプを見舞うSareee(撮影・浅見桂子)

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ジュリア2年連続東京D「誇り」木村花さんに思いも

勝利し、ベルトを手にガッツポーズするジュリア(左)と朱里(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

20年女子プロレス大賞を受賞したスターダムのジュリア(26)が2年連続の東京ドームで躍動した。朱里とのタッグで、岩谷、中野組に勝利。グロリアスドライバーからの片えび固めで中野を沈め、両手を挙げて大観衆に応えた。「連続出場できたことを誇りに思う。ドンナ・デル・モンドが最強ユニットだと見せつけられた」と笑顔を見せた。

昨年の同大会では、昨年5月に亡くなった木村花さんとのタッグで出場。「ずっとライバルで戦っていくんだろうなって思っていた」。19年に移籍して最初に闘争心むき出しで“出迎え”てくれたのが木村さんだった。「あおり方がすごかった。かみついて来る人が他にいなくて。それがなかったら、孤立していた」。徐々にこの挑発が優しさだと気付き、力になったジュリアは1年間中心選手として活躍した。今年の目標はユニットでのタイトル総なめ。ライバルになるはずだった戦友の思いも背負い、今年も主役であり続ける。

中野たむ(中央)を攻める朱里(左)とジュリア(撮影・菅敏)
岩谷(左)の顔面にキックを見舞うジュリア(撮影・菅敏)

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DDMなつぽい勝利「新しい自分を」5日東京ドーム

小波にえび固めでフォール勝ちしたなつぽい(中央)の腕を上げるジュリア(左)とひめか(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム:新木場大会>◇3日◇新木場1stRING

6人タッグで行われた「ドンナ・デル・モンド(DDM)」対「大江戸隊」のユニット対決は、DDMのなつぽい(25)が、小波のトライアングル・ランサーを切り返して体を入れ替え、エビ固めで勝利した。

前日2日も8人タッグで大江戸隊に勝利し、連勝スタートとなった。勝利後には「ゴッデス・オブ・スターダム選手権」のベルトを持つ小波、ビー・プレストリー組にひめかとともに挑戦状をたたきつけ、17日の後楽園大会でタイトルマッチを要求した。「DDM全員がベルトに挑戦することになると思う。自分もしっかり取って、総なめにしたい」と意欲を見せた。

昨年まではタレント活動と両立していたが、今年からプロレスに重点を置くことを決断。5日の新日本東京ドーム大会のオープニングマッチ初出場も決定した。プロレスを始めて6年目で目指していた舞台にたどりついた。「夢のまた夢。めちゃくちゃうれしい」と目を細めた。DDMに加入したのはわずか2カ月前だが、浮かれてはいない。「DDMのメンバーに便乗しているだけ、と言われたくない」と昨年の1年間で成長した姿を見せる。

これまではかわいらしいイメージが先行していた。「(東京ドームでは)女子プロレスを見たことない人も多い。強くて格好いい、新しい自分を見せたい」と意気込む。5日東京ドームで「なつぽい」の名をアピール。新しいファンを獲得し、17日の後楽園大会で「ゴッデス・オブ・スターダム」のベルトを巻く姿をみせる。【松熊洋介】

試合後、ポーズを決めるなつぽい(左)とひめか(撮影・滝沢徹郎)
試合後マイクパフォーマンスするなつぽい(撮影・滝沢徹郎)
小波(手前)にえび固めでフォール勝ちしたなつぽい(撮影・滝沢徹郎)
小波(手前)にえび固めでフォール勝ちしたなつぽい(撮影・滝沢徹郎)
小波(手前)に蹴りを見舞うなつぽい(撮影・滝沢徹郎)
ビー・プレストリー(下)を攻める、上左からひめか、ジュリア、なつぽい(撮影・滝沢徹郎)

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新日ドーム大会に岩谷ら出場「温かく迎えてくれた」

今年最後の大会を終え、ファンにあいさつをする岩谷麻優(中央)(撮影:松熊洋介)

来年1月5日に行われる新日本プロレス東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM」のダークマッチで行われる、女子プロレス団体スターダムの対戦カードが決まった。

同団体の出場は、今年の1月4日に続き、2年連続で、今年は2試合が行われる。カードは以下の通り。

▽第0-1試合 AZM、上谷沙弥、林下詩美組-なつぽい、ひめか、舞華組

▽第0-2試合 中野たむ、岩谷麻優組-朱里、ジュリア組

2年連続の出場となる岩谷は「男子の団体のファンだから、アウェーだと思っていたけど、温かく迎えてくれた。今年は10人も出るので、みんなに知ってもらえるようなプロレスを見せたい」と話した。また、初出場となる林下は「もともと好きで東京ドームに見に行っていた。その会場でベルトを持って戦えるのがうれしい」と喜んだ。

今年最後の大会を終え、ファンにあいさつをするスターダムの選手たち。中央は岩谷麻優(撮影:松熊洋介)

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高橋奈七永と世志琥スターダム乱入、岩谷に対戦要求

今年最後の大会を終え、ファンにあいさつをするスターダムの選手たち。中央は岩谷麻優(撮影:松熊洋介)

<スターダム:後楽園大会>◇26日◇東京・後楽園ホール

全試合終了後に、シードリングの高橋奈七永(42)と世志琥(27)が乱入し、来年の対戦を熱望した。

ゴッテス・オブ・スターダム選手権試合を終え、選手たちがリング上に集まり、ファンの前であいさつをしようとした時に2人がリングに登場し、場内からは拍手が沸き起こった。

高橋は「初代ワールド・オブ・スターダムの高橋奈七永です。偵察に来ました」と話し、世志琥は「うちらと試合できる骨のあるやついないのかよ」と仕掛けた。さらに岩谷をにらみ付け「女子プロレスのアイコン(岩谷の愛称)だったら、うちとシングルでタイマン張れよ」と挑発した。

立ち上げからずっと団体を支えてきた岩谷は「自分は10年間ここを守ってきた。このリングに上がるのは簡単じゃないんだよ」と反撃。渡辺、飯田、キッドらが次々とマイクを取り、応戦した。会場は異様な空気となったが、世志琥は「うちらは逃げも隠れもしない。本物の女子プロレスを見せてやる」と言い残して会場を後にした。

大会終了後取材に応じたロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは「最後に爆弾が来たが、スターダムらしい終わり方。(脱退した2人は)よくリングに戻ってきたなと。これも歴史。選手たちはやりたがっているし、迅速にやっていきたい」と話した。

今年最後の大会を終え、ファンにあいさつをする岩谷麻優(中央)(撮影:松熊洋介)

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「グラドルレスラー白川未奈」新天地で涙の初ベルト

アーティスト・オブ・スターダム選手権新王者となりリング上で感極まる、左から中野たむ、ウナギ・サヤカ、白川未奈組(撮影・小沢裕)

<スターダム:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

アーティスト・オブ・スターダム選手権試合で白川未奈(32)が、ウナギ・サヤカ、中野たむと組み、鹿島沙希、ビー・プレストリー、刀羅ナツコ組に勝利し、第25代王者に輝いた。

開始5分間は白川1人がやられっぱなしだった。鹿島にチョークで苦しめられ、プレストリーの強烈な蹴りを受けるなど防戦一方。顎が外れるほどのダメージを受けたが「大丈夫。(ベルトのためなら)顎でも何でも差し出します。ブサイクになっても、整形するよりもベルトが欲しい」と力強かった。最後はウナギが鹿島に片エビ固めを決め、勝利すると、新天地での初ベルトに「新しいチャンピオンになりました」と涙を見せた。

白川はグラビアアイドルとして活動する傍ら、18年に30歳でプロレスデビュー。今年10月スターダムに移籍した。慣れない環境に「1からのスタート。求められていることも違ったし、気楽に過ごした日々はなかった」。夢中でトレーニングを重ね、ようやく1つ目のタイトルを手にした。「2カ月ちょっとで取れるとは想像していなかった。これを手放さず、どんどん取っていきたい」と腰に巻いたベルトを見ながら笑みを浮かべた。

最近はプロレスに集中するため、グラビアの仕事をセーブしてきた。女性のファンも増え、プロレスラーとしての立ち位置を考えるようになった。「私が頑張ることで同世代の女性が頑張りたいと思うようになってほしい」。もうすぐ33歳になるが、女性という立場で年齢について聞かれるのも納得がいかないという。「いつまでやるの? とか聞かれる。男子だったら年齢について言われない。結婚とか、子どもとか、自分でタイミングを決めたい。私がスターダムのベルトを巻いたら変わっていくかなと。若い子ではなく、自分が見せていかないといけない」と強い意志を持つ。

レスラーとなって2年たち、知名度も上がった。「余裕ができたので」と来年からはタレント活動も少しずつ増やしていくつもりだ。「女子プロレスを広めていきたい。私ってNGないんですよ(笑い)」。心も体も成長した「グラドルレスラー白川未奈」の21年が楽しみだ。【松熊洋介】

アーティスト・オブ・スターダム選手権新王者となり、リング上で記念撮影に臨む、左からウナギ・サヤカ、中野たむ、白川未奈組(撮影・小沢裕)
白川未奈(左端)、ウナギ・サヤカ(同2人目)が投げた中野たむ(中央)はエプロンから王者組にプランチャを浴びせる(撮影・小沢裕)
刀羅ナツコ(左から2人目)に集中攻撃を浴びせる左から白川未奈、1人おいてウナギ・サヤカ、中野たむ組(撮影・小沢裕)

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1児母の愛川ゆず季がスターダム復活「断れません」

3月3日の日本武道館大会での復活が決まった愛川ゆず季は、ゆずポンキックを披露する(撮影:松熊洋介)

女子プロレス団体「スターダム」は12日、都内で会見を開き「スターダム10周年記念 ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA」(3月3日、日本武道館)で「ゆずポン」こと愛川ゆず季(37)が復活することを発表した。

1日限りではあるが、スターダムを支えてきたスターがリングに帰ってくる。エグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏から打診を受け「断れませんでした」と“快諾”。13年に引退し、17年に結婚。現在は1児の母である愛川は「出産後運動はしていないが、それまではジムやテコンドーをやっていた。出ると決まった限り、全力でやりたい」と3カ月間トレーニングを積んで挑む覚悟だ。

会見では11年1月の旗揚げ当時から苦楽をともにしてきたロッシー小川氏とのエピソードも明かした。「10年前は女子プロは暗い印象しかなくて、目指す目標がなかった。選手はみな必死で、体を削るような試合をやっていた。手作り感満載で、契約書もなかったし、給料も小川さんと口約束で決めていた」。その後知名度も上がり、昨年からは新日本プロレスと同じ、ブシロードの運営体制に。「以前は自分の子どもがいたら、預けられるか心配だったが、今は環境もしっかり整っているので、安心して預けられる」と言いながらも「今は息子に見せるか悩み中。プロレスから離れた生活をしているので」と苦笑いで答えた。

対戦相手は未定だがOGやレジェンドらが集まって戦うオールスター戦に登場する。「昔から一緒に練習してきた選手と対戦してみたい。岩谷麻優選手は10年間ずっと戦っていて、今でも尊敬している」と話す。この日は当時のコスチュームで登場。「昔の衣装は全部取ってくれていた。どれで出るかはファン投票でもしようかな。『爆乳戦隊パイレンジャー』の登場曲を聞いてもらって、高まってもらえたら。明るく楽しく激しく試合をしたい」と意気込んだ。「ゆずポン」の参戦で、ひな祭りの祭典がさらに華やかになる。【松熊洋介】

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王者Sareeeが「尊敬」ジャガー横田と対戦へ

ストロングスタイルプロレスVol.8の会見後、撮影に応じるSareee(撮影:松熊洋介)

初代タイガーマスクの佐山聡(62)が主宰するプロレス団体リアルジャパンは4日、都内で会見を開き、17日に行われるストロングスタイルプロレスVol.8(後楽園ホール)の概要を発表した。11月の神田明神大会で、約1年ぶりに元気な姿を見せていた佐山は、今大会にも参加する予定だという。

米プロレス団体WWEへの挑戦が決まり、11月の同大会で佐山から伝承特別マスクを贈呈されたSareee(24)は「世界に1つしかないマスクをいただいた。今の女子プロレスをしっかり見せたい」と意気込んだ。4試合目となる世志琥(27)とのタッグで、ジャガー横田、山下りな組と対戦。若いころから指導を受け、WWE挑戦の相談もしたというジャガー横田に対しては「10代のころからお世話になった。人としてもレスラーとしても尊敬している」と明かした。

11月27日にシードリングの「ビヨンド・ザ・シータッグ選手権」を制し、王者となった。ベルトを持って挑む戦いに「チャンピオンとなってリングに上がらせてもらえてうれしい」と笑顔を見せた。会見に欠席したジャガー横田は「どこに行っても、誰と戦っても負けない体と精神を持ったレスラー。最高のバトルができると確信している」とコメントを寄せた。

コロナ禍で、渡米時期は来年以降になる。胸を借りるつもりだが、勝利は譲らない。「渡米前に女子プロのトップとして、ジャガーさんに勝利して、リング上で何かを伝えたい」。お世話になった大先輩に成長した姿を認めてもらい、自信を得て、世界に挑戦する。

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馳浩氏「健全な興行を」格闘技議連 今井絵理子氏も

超党派 格闘技振興議員連盟設立総会に出席した左から須藤元気参院議員、太田昭宏衆院議員、馳浩衆院議員、野田佳彦衆院議員、榛葉賀津也参院議員(撮影:松熊洋介)

超党派 格闘技(プロレス・総合格闘技等)振興議員連盟設立総会が19日、衆議院第一議員会館で行われた。同連盟は、コロナ禍で苦況に立たされているプロレス、総合格闘技などの団体を支援していくために設立された。

呼び掛け人で会長に就任した自民党の馳浩衆院議員(59)や、元首相で立憲民主党の野田佳彦衆院議員(63)らが出席した。馳氏は「コロナ禍でプロレス、格闘技などたくさんの興行が行えなくなり、団体や選手から何とかなりませんかと。格闘技が大好きな議員がたくさんいる中で、選手の安全や、健全な興行ができるように」と結成に至った経緯を話した。

現在プロレス、格闘技等の団体は多く存在しているが、横のつながりはあまりなく、結束して1つの方向に向かうことが少ない。そんな中、同連盟が相談に乗り、金銭面など支援やアドバイスを提示するなど救いの手をさしのべた。馳氏は「プロレス団体の弱点は何かあった時に統制が取れていないこと。困ったことがあればいつでも何でも受け付ける。選手を救うのが窓口としての役割」と力強く語った。

総会には女子プロレスのファンだという今井絵理子参院議員(37)も出席。「地域に根付いている団体や小さな団体はこの制度を知らないので、周知の徹底を行って欲しい」と訴えた。来月7日にプロレスデビューする息子の礼夢については「母として頑張って応援していきたい」と笑顔を見せた。

団体側の代表としてあいさつした新日本プロレスの大張高己社長(46)は「苦戦しているプロレス界に最強の援軍が現れたと思っている。プロレスはコロナ禍から立ち上がるための貴重な財産。我々も7団体で協力して、議員のみなさんと向かい合っていく準備をしている」と語った。また、総合格闘技RIZINの榊原信行CEO(57)も「選手が最高のパフォーマンスを行うためにも、ご支援いただけたらと。コロナで歴史を絶やすことのないようにしていきたい」と決意を述べた。

「いずれは他競技とコラボしてのイベントや、デジタルコンテンツの提供などもバックアップしていきたい」と今後のプランも検討しているという馳氏。プロレス、格闘技界と政界がタッグを組み、苦境のコロナ禍に立ち向かう。【松熊洋介】

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WAVE宮崎有妃が陽性、東名阪3大会の中止決定

宮崎有妃(2007年3月29日撮影)

女子プロレス団体WAVEは7日、所属選手の宮崎有妃(41)が新型コロナウイルスのPCR検査の結果、陽性と判断されたと発表した。

8月9日大阪、14日名古屋、16日後楽園の3大会は中止。宮崎はツイッターで「皆様本当にすみません。取り返しのつかない時期にこんなコトになってしまいました。本当に申し訳ありません」と投稿した。

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ノアとDDTが経営統合 高木三四郎が代表取締役

高木三四郎(15年5月撮影)

プロレス団体のノアとDDTが27日、経営統合を発表した。ノア・グローバルエンタテイメント株式会社、株式会社DDTプロレスリング、DDTの子会社で飲食業などを運営する株式会社DDTフーズの3社の統合で、9月1日から株式会社CyberFightとしてスタートする。DDT、ノアの社長を務めていた高木三四郎(50)が代表取締役、ノアの丸藤正道(40)、DDTの彰人(33)が副社長にそれぞれ就任する。

97年に旗揚げしたDDTは成長を続け、17年にサイバーエージェントグループ入り。00年旗揚げで今年20周年を迎えるノアは20年2月に同じくサイバー傘下となり、両団体は協力体制を築いていた。今回の統合で、3社の管理業務を一本化。ノア、DDT、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの各ブランドと現場体制を維持しながら、さらなる成長を目指す。

高木社長は統合の理由について「新型コロナウイルスの影響が大きい」と説明。試合開催が難しい状況の中、コスト削減で強固な体制を作るために4月ごろから統合に向けた準備を始めた。高木社長はファンに向けて、「団体がなくなったり、それぞれのカラーが無くなることはないのでご安心下さい」とメッセージ。さらに「将来的には、東京ドーム大会開催実現を目指していきたい。目標はプロレス業界ナンバーワン。新日本プロレスを追い抜き、プロレス界の構図を必ずや塗り替える」と宣言した。

以下、会見に出席した選手のコメント

副社長就任の彰人「ファンの声、若い子のアイデアを会社に伝えて、橋渡し的な役割をしていければ」

副社長就任の丸藤正道

「プロレス界でトップを取って、みなさんのお手本になれるように。僕たちノアは一切変わりませんし、本物のプロレスを見せていきたい」

東京女子プロレス坂崎ユカ「今まで通り、東京女子プロレスらしくマイペースに盛り上げていきたい」

ノア中嶋勝彦

「サイバーの傘下になってからノアは変化を進化にかえてきたと思ってる。だから、ノア、サイバー、この業界ナンバーワンになる。変わらず俺たちについてきてくれ」

ノア潮崎豪

「業界1位を夢見て、突き進んでいきたい」

全日本からDDTにレンタル移籍中の秋山準

「新日本に追いつけ、追い越せ、その力の1つになれるように頑張っていきたい」

DDT遠藤哲哉

「このチャンスをものにするのは、選手個人個人の働き。このプロレスというコンテンツを大きなものにするために活動していきたい」

DDTクリス・ブルックス

「世界的にパンデミックになっているなかで、こうしてノア、DDTが経営面で一緒になることで、日本で続けていくチャンスが広がる」

ガンバレ☆プロレス大家健

「団体の大きさ関係なく、リング上で自分たちの戦いをみせていければ」

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舞華「トップに」ひめか「大暴れを」スターダム入団

スターダム入団を発表したひめか(左)と舞華

女子プロレス団体スターダムは26日都内で会見を開き、舞華とひめか(23)の入団を発表した。

柔道で実業団チームに所属していた舞華はジャストタップアウトに入団し、昨年5月にデビュー。その後、スターダムに定期参戦し、ジュリア率いる「ドンナ・デル・モンド(DDM)」にも加入していた。

舞華は移籍の理由について、「(DDMの)ジュリア、朱里、ひめかの3人から刺激をもらって、このままじゃだめだという強い気持ちが芽生えた」と説明。プロレス界入りを導いてくれたジャストタップアウトのTAKAみちのく代表にも背中を押され、8月1日付での正式入団が決まった。

会見に同席したTAKAは「まだまだ大きくなる選手。いずれは世界に羽ばたく選手になってくれたら」とエール。舞華は「赤と白のベルトを取って、スターダムのトップに立ちたいと思います」と目標を語った。

ひめかは、元アイドルグループ「スルースキルズ」のメンバー。17年に同グループの解散を機にプロレスラーに転向。同12月に有田ひめかのリング名でデビューした。以来、アクトレスガールズに所属し活動していたが、今年3月末で退団。6月からスターダムに参戦していた。ひめかは「もっともっと大暴れしていきたいなと思いますし、ひめかという名前を日本中、世界中に伝えられるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と力強く宣言した。

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スターダム、木村花さん遺族と弁護士交えやりとり中

亡くなった木村花さん(2020年1月4日撮影)

女子プロレス団体スターダムは20日、5月23日に急逝した木村花さんに関する報道について公式サイトで見解を発表した。

「一部報道等につきまして」と題し、「一部報道、SNS等におきまして、弊社の運営する『女子プロレススターダム』における木村花様のご逝去に関してさまざまな報道がなされておりますが、現在弊社では、木村花様のご遺族と、ご遺族のご意向に従い、代理人弁護士を交えてやりとりをしておりますので、弊社および弊社役員等から詳細について直接言及することは控えさせていただいております。なお、弊社から公表するべき事項がありましたら追ってご報告いたします」とした。

木村花さんの死後、フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」に出演した木村さんが視聴者らから誹謗(ひぼう)中傷を受けていたことが問題となった。母響子さん(43)は木村さんの名誉回復のため、同番組の演出、編集に問題があったとして放送倫理・番組向上機構(BPO)に審議を申し立てる書類を提出。さらに、ツイッター上ではスターダムおよび親会社ブシロードに対して真摯(しんし)な対応を受けていないことを訴えていた。

ブシロードの木谷高明会長(60)はこの日、自身のツイッターで「言いたいことは山ほどあるが今は全て飲み込みます。ご理解よろしくお願いします」と投稿した。

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岩谷麻優「めちゃくちゃ楽しかった」スターダム開催

緊急事態宣言解除後初の観客を入れての試合を行ったスターダム(撮影・横山健太)

<スターダム:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

女子プロレス団体スターダムの約3カ月半ぶりとなる後楽園大会が17日、行われた。収容人数は通常の約4分の1の264人で、席を2席ずつ空けた上での開催。それでも選手に大きな拍手が送られ、聖地は一体感に包まれた。

タッグ戦に出場した“スターダムのアイコン”ことワールド・オブ・スターダム王者岩谷麻優(27)は「めちゃくちゃ楽しかった。歓声は少ないけど、それだけ真剣に見てくれていることを感じた。無我夢中でやったので疲れました」と息を切らし、うれしそうに話した。

体温検査をする観客(撮影・横山健太)
席を空けての観客席(撮影・横山健太)

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Tiktokで大人気の世志琥が2冠「ついてこい」

SEAdLINNNGの2冠王者となった世志琥

<SEAdLINNNG:後楽園大会>◇13日◇東京・後楽園ホール

コロナ自粛期間にTiktokで大ブレークした女子プロレスラー世志琥(よしこ、26)が、所属団体の約半年ぶりの有観客興行に出場。

メインで王者中島安里紗が保持する団体トップのベルト、BEYOND THE SEA王座に挑み、新王者となった。これで同タッグ王座とあわせ2冠を達成した。

5度目の防衛を狙う中島に世志琥は序盤から顔面ウォッシュやセントーンを繰り出すが、決めきれないまま激しい攻防に突入。ムーンサルトプレスやジャーマンで窮地に陥るも、最後は力を振り絞りセントーンを2発たたみかけ、26分2秒で3カウント奪取した。

新型コロナウイルスの影響で後楽園ホールの客席は2席間隔が空けられ、観客も声援を自粛。それでも大きな拍手や足踏みが世志琥の背中を押した。「お客さんがいるのに、声が聞こえないなんてさみしくて不安だったけど、みんなの拍手のおかげで戦い抜けました」と感謝した。

試合ができない間にTiktokで得意の料理動画を投稿し、大ブレーク。今ではTiktokのフォロワーは30万人超、ツイッターのフォロワーも14万人超と国内の現役女子プロレスラーで抜群の知名度を得た。待ち望んでいた試合でしっかり力を示し、「しっかりとこのベルトの価値あげてやるし、SEAdLINNNGの価値もあげてやるし、女子プロレスもっともっと広めてやるからよ。テメーらうちについてこい。そこんとこヨロシク!」と力強く宣言した。

中指を立て、コーナートップからダイビングセントーンにいこうとする世志琥。コロナ対策のため、後楽園ホールの客席は2席ずつ空けられた

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