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春日野親方「聞いていない」貴ノ岩の冬巡業休場理由

貴ノ岩(17年9月20日撮影)


 大相撲の冬巡業が、今日3日から始まる。参加する力士らは2日、福岡市から巡業地の長崎・大村市へバス移動した。元日馬富士関に暴行された平幕貴ノ岩の師匠、貴乃花親方(元横綱)に代わり、巡業部長代理を務める春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は、休場者13人を発表。貴ノ岩の休場理由について同部長は「まだ何も聞いていない」と困惑した表情を浮かべた。

 さらに、力士らに節度ある私生活を要求した。具体的に行動の制限は設けなかったが「襟を正してやらないといけない。私生活面も厳しくする」と宣言。酒席については「深夜はいただけない。度が過ぎたことはさせないように言っていく。常識のある範囲でね」と話した。

 暴行問題の現場にいた横綱白鵬、鶴竜、関脇照ノ富士らも姿を現した。しかし報道陣の質問には無言を貫き、バスの中でも表情は険しいままで、ピリピリムードが漂った。人気力士の休場や暴行問題など、不安が多い中で始まる巡業。春日野広報部長は「特別なことはやらなくていい。真剣にやってくれればお客さんにも伝わるから」と力士らの気持ちの入った稽古に期待した。

 ◆冬巡業休場者 稀勢の里、千代の国、千代翔馬、貴ノ岩、碧山、朝乃山、妙義龍、宇良、旭秀鵬、千代ノ皇、千代鳳、青狼、大成道。

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稀勢の里、日馬富士に土!白鵬ら白星発進 九州場所

押し出しで玉鷲(右)に敗れる横綱稀勢の里(撮影・菊川光一)

<大相撲九州場所>◇初日◇12日◇福岡国際センター


 通算40度目の優勝に挑む休場明けの横綱白鵬(32=宮城野)は、三役復帰の小結琴奨菊(33=佐渡ヶ嶽)を上手出し投げで下した。

 先場所優勝の横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)は、新小結の阿武咲(21=阿武松)にはたき込まれ黒星スタートとなった。阿武咲は金星を奪った先場所に続き、日馬富士に連勝した。

 3場所連続休場からの復活優勝を狙う横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭筆頭玉鷲(32=片男波)に押し出され、幕内700勝目とはならず金星を配給した。

 大関豪栄道(31=境川)は、前頭筆頭の貴景勝(21=貴乃花)を押し出した。大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭2枚目千代大龍(28=九重)を引き落とした。

 最高齢39歳での再入幕を果たした前頭13枚目安美錦(伊勢ヶ浜)は、同14枚目琴勇輝(26=佐渡ヶ嶽)を上手投げで下した。人気力士の同9枚目遠藤(27=追手風)は、同8枚目千代丸(26=九重)を突き出し白星スタートをきった。

 横綱鶴竜(32=井筒)、前頭8枚目貴ノ岩(27=貴乃花)と前頭16枚目宇良(25=木瀬)、十両千代鳳(25=九重)は休場。

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宇良両ヒザ損傷 手術リハビリ含め3カ月休業必要

9月11日、大相撲秋場所2日目 車椅子に乗る宇良


 日本相撲協会は10日、2場所連続休場となる平幕の宇良の診断書を公表した。

 診断書によると、診察は7日に福岡県内の病院で受け「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷」「左膝半月板損傷」のため、手術的治療及びリハビリ治療を含め約3カ月の休業加療が必要と診断された。7月に痛め、先場所休場原因となった右膝が悪化、さらに左膝も痛めた可能性がある。なお宇良に加え「腰部挫傷、右足根骨剥離骨折後」の横綱鶴竜、平幕の貴ノ岩、十両千代鳳の4人が休場する。

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休場の宇良 靱帯損傷、左膝半月板損傷の診断書

宇良(2017年9月11日撮影)


 日本相撲協会は10日、九州場所で2場所連続休場となる東前頭16枚目宇良(25=木瀬)の診断書を公表した。7日に福岡県内の病院で診察を受け「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷」「左膝半月板損傷」のため、手術的治療及びリハビリ治療を含め約3カ月の休業加療を必要とすると診断された。

 宇良は自己最高位の東前頭4枚目だった先場所2日目の貴景勝戦で右膝前十字靱帯を損傷し、3日目から休場。その後に靱帯の部分断裂も明らかになり、秋巡業も全休していた。

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休場明け白鵬は初日に琴奨菊と対戦、稀勢の里は玉鷲

前夜祭で土俵入りを行う白鵬


 日本相撲協会は10日、九州場所(12日初日、福岡国際センター)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。通算40度目の優勝に挑む、休場明けの横綱白鵬(宮城野)は初日に三役復帰した小結琴奨菊、2日目に平幕の玉鷲と対戦する。同じく休場明けの横綱稀勢の里は初日に玉鷲、2日目に新小結阿武咲と対戦、先場所優勝の横綱日馬富士は初日に阿武咲、2日目に平幕の貴景勝と対戦する。

 その他の対戦は以下の通り。大関豪栄道は初日に貴景勝、2日目に琴奨菊。大関高安は初日に千代大龍、2日目に栃煌山。関脇御嶽海は初日に栃煌山、2日目に北勝富士。関脇嘉風は初日に松鳳山、2日目に千代大龍。小結琴奨菊は初日に白鵬、2日目に豪栄道。小結阿武咲は初日に日馬富士、2日目に稀勢の里。

 また昭和以降で最高齢39歳の再入幕となる西前頭13枚目安美錦は初日に琴勇輝、2日目に輝と対戦する。

 休場は横綱鶴竜、平幕の貴ノ岩と宇良、十両千代鳳の4人。

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宇良右ヒザ回復せず休場 初場所十両から出直しへ

9月の秋場所で負傷し車椅子に乗る宇良(2017年9月11日撮影)


 大相撲の人気力士で東前頭16枚目の宇良(25=木瀬)が、九州場所(12日初日、福岡国際センター)を休場することが9日、分かった。関係者が明かしたもので、秋場所途中休場の原因となった右膝前十字靱帯(じんたい)損傷からの回復が思わしくないため。初日と2日目の取組を決める、今日10日の取組編成会議を前に決断した。劇的に回復し、九州場所に途中出場しない限り、来年初場所の十両陥落は確実となった。

 宇良は10月末に九州入り後、若い衆と福岡市の部屋で稽古を重ねてきた。手術はせず、痛みを抱えながらも一時は出場のめども立っていたという。だが7日に幕下上位と稽古後、激痛が走り、右脚がほとんど動かない状態になった。8日に福岡市内の病院でMRI検査を受けたが、部屋に戻った際、付け人に肩を借りなければ階段を上ることもできず、8日と9日は稽古を休んだ。関係者は「ケガを発症した時の状態に戻ってしまった」と話した。

 秋場所の途中休場後は周囲から手術も勧められたが、その場合約半年は休場を余儀なくされるため、回避して土俵に戻る道を探っていた。別の関係者は「押し相撲へスタイルを変えることも考えていた」と証言。174センチの小柄で躍動感ある従来の取り口を手放すことも視野に入れていた。九州場所の休場について本人は「いい機会だと思って治療したい」と話しているという。ただ、完治には手術が必要という声も根強くあり、そうなれば大幅に番付を下げることは確実。引き続き、宇良は決断を迫られることになる。

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宇良、復活へ朝稽古も不安「自分でもわからない」

朝稽古で若い衆に胸を出す宇良(撮影・加藤裕一)


 平幕宇良が3日、福岡市内の木瀬部屋で朝稽古を行い、相撲を約10番取った。

 先場所2日目に痛めた右膝に器具を装着、上からサポーターをつけて三段目、序二段力士と申し合い。相撲は前日2日から取り始めたが、本調子にはほど遠い内容で「完全に治ったと言っといてください」「自分でも(どうなるか)分からないんです」と苦笑まじりに話した。初日直前まで状態を見て出場か欠場かを決めることになりそうだ。

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宇良10番取るも本調子ほど遠く九州「分からない」

朝稽古で若い衆に胸を出す宇良(撮影・加藤裕一)


 大相撲九州場所(12日初日、福岡国際センター)への出場を目指す平幕宇良(25=木瀬)が3日、福岡市内の同部屋で朝稽古を行い、相撲を約10番取った。先場所2日目に痛めた右膝に器具を装着し、上からサポーターをつけた姿で三段目、序二段力士と申し合い。立ち合いに加減が見られるなど、本調子にはほど遠かったが、相撲は前日2日から取り始めたという。

 申し合い後は右膝のサポーターなどを外し、テーピングのみで若い衆に軽く胸を出したりしたが、土俵の外では時折足をひきずるしぐさを見せた。

 宇良は稽古後、苦笑まじりに「完全に治ったと言っといてください」「まだ自分でも(どうなるか)分からないんです」と話したのみ、言葉少なだった。師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)は「またケガをするとねえ」と心配しつつも、九州場所出場の可否は「相撲が取れない訳じゃない。自信があるなら出ればいいし(決断は)本人に任せます」と話した。

 先場所は自己最高位の東前頭4枚目で臨んだが、3日目から休場したことで、番付は幕尻の東前頭16枚目まで下がった。今場所も休場となれば、十両に陥落する。ギリギリまで決断を持ち越す可能性がある。崖っぷちの人気者が、必死の調整を続けていく。

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宇良、九州場所出場を明言せず 秋場所で右膝負傷

宇良(2017年9月11日撮影)


 大相撲の東前頭16枚目宇良(25=木瀬)が31日、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)への出場を明言しなかった。

 自己最高位の東前頭4枚目で臨んだ先場所は2日目の貴景勝戦で右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷し、3日目から休場。秋巡業も全休した。この日は福岡市内で力士会に出席後、出場の可否や体調について問われると「はい、頑張ります」とだけ答えて、その場を後にした。

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宇良が右膝前十字靱帯損傷手術の可能性、治療法検討

9月11日、大相撲秋場所2日目 車椅子に乗る宇良


 右膝前十字靱帯(じんたい)損傷のため秋場所を3日目から休場した平幕の宇良が、手術する可能性があることが分かった。

 28日、師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)が明かしたもの。靱帯断裂部分があるとし「大けがは大けが。(決断は)本人に任せる」と説明。複数の病院で診察し治療方法を検討する。

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稀勢の里29日横綱土俵入りから、鶴竜も秋巡業参加

稀勢の里(17年2月5日撮影)


 大相撲秋場所を休場した3横綱2大関のうち、稀勢の里と鶴竜の2横綱が10月5日から始まる秋巡業に参加することになった。相撲協会巡業部の玉ノ井副部長(元大関栃東)が27日、明かした。稀勢の里は29日に茨城県笠間市の笠間稲荷神社で行われる横綱土俵入りから復帰する意向で、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「巡業は最初から。花相撲も出ます。相撲を取らないと。稽古して上がってきたので。できることはやっていきたい」と明かした。

 ただ、休場する力士は多く、横綱白鵬は途中から合流する見通しだが、当面は休場することになった。4日に開かれる大相撲beyond2020場所では三段構えなどを披露する予定だったが、変更される。休場届を提出した師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は「左膝の関節が完全に治りきっていない」と話した。

 高安と照ノ富士の2大関も参加できず、特に肉離れを起こした高安について、田子ノ浦親方は「ちょっとずつ歩けるようになってきた」と言いつつ「場所に何とか間に合わせたい」と全休する可能性を示唆した。

 ほかにも人気力士の宇良ら数人が休場する予定。8月の夏巡業同様に、休場者の多い道中となりそうだ。

 ◆九州場所番付発表までの主な秋巡業などの日程 ▽10月2日 明治神宮参拝・土俵入り、全日本力士選士権▽4日 大相撲beyond2020場所▽5日 千葉県八千代市▽6日 横浜市▽7日 さいたま市▽8日 静岡県富士市▽9日 茨城県筑西市▽11日 浜松市▽12日 愛知県一宮市▽13日 長野市▽14日 金沢市▽15日 京都市▽17日 岐阜県高山市▽18日 津市▽19日 奈良県香芝市▽20日 大阪府枚方市▽21日 大阪府岸和田市▽22日 大阪市▽24日 岡山市▽25日 兵庫県養父市▽26日 鳥取市▽27日 松江市▽28日 広島市▽29日 広島県福山市▽30日 九州場所番付発表

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白鵬秋巡業休場 稀勢の里は出場「相撲取らないと」

白鵬(17年1月撮影)


 大相撲の秋場所を左膝のけがで全休した横綱白鵬(32=宮城野)が、10月5日の千葉県八千代市から始まる秋巡業を休場することが明らかになった。師匠の宮城野親方(60=元前頭竹葉山)が27日、明かした。途中から出場する予定だとした上で「左膝の関節が完全に治りきっていない。花相撲も出られないと思う」として、両国国技館で開かれる2日の全日本力士選士権や4日の大相撲beyond2020場所も休場する意向を示した。

 一方で、左上腕付近のけがで同じく秋場所を全休した横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、花相撲や秋巡業にも当初から出場する。師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「相撲を取らないと。稽古して上がってきたので。できることはやっていきたい」と明言した。29日に茨城県笠間市の笠間稲荷神社で行われる横綱土俵入りにも参加するという。

 また、秋場所を途中休場して九州場所が初めてのかど番となる大関高安(27=田子ノ浦)については「ちょっとずつ歩けるようになった。できるときは上半身を鍛えたり、トレーニングしている」と明かしたが「場所に何とか間に合わせたい」として、秋巡業は全休する可能性も示唆した。

 ほかには、大関からの転落が決まった照ノ富士(25=伊勢ケ浜)や、人気力士の宇良(25=木瀬)らも秋巡業を休場することが決まった。

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北勝富士4敗目も「これから」恩師の言葉でリセット

阿武咲(左)は押し出しで北勝富士を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇7日目◇16日◇東京・両国国技館


 東前頭2枚目の北勝富士(25=八角)は、同3枚目の阿武咲(21=阿武松)に押し出されて4敗目を喫した。それでも、表情は暗くなかった。「立ち合いがはまった。調子のいい阿武咲に、今日はちゃんと当たれた。圧力はしっかり戻ってきている」。思い悩んでいた前日までの悲愴(ひそう)感はなかった。

 「自分の立ち合いができない。何かがずれている。初めてです、こんなの。おかしい」。前日の取組で悩みを吐露していたところ、母校の埼玉栄高の山田道紀監督から電話を受けた。「今は苦しいかもしれないが、三段目や幕下のときと比べたら全然苦しくないだろ。宇良くんとか、出たくても出られない人がいっぱいいる。元気に相撲が取れていることに感謝しなさい。当たり前じゃないんだよ」。

 この言葉に気持ちがリセットできたという。「自分が悩んでいるときに、電話がかかってくる。分かるんですかね」。恩師の言葉でどこか吹っ切れた。相撲には負けたが、立ち合いの踏み込みは戻ってきた。

 「これからっすよ」。まだ前半戦が終わっただけにすぎない。

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高安・宇良のダブル休場で取り組み7本懸賞取りやめ

11日、車いすに乗せられた高安は痛めた右足を押さえて苦悶(くもん)の表情を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇3日目◇12日◇東京・両国国技館


 右脚を負傷した大関高安(27=田子ノ浦)と西前頭4枚目の宇良(25=木瀬)は3日目の12日、ともに休場した。

 高安は「右大腿(だいたい)筋群損傷で3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出。15年秋場所以来2度目の休場で、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「内転筋の肉離れ。再出場は考えていない」。九州は初のかど番となる。宇良は「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷」との診断で15年春の初土俵以来、初の休場。全治はまだ分からず、師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)は「歩いて帰ってこられたので、たいしたことないと思いたい」と話した。

 ◆懸賞取りやめ 日本相撲協会は12日、秋場所3日目から休場した大関高安の一番に懸けられていた20本の懸賞のうち4本、人気の平幕宇良の一番に懸けられていた10本のうち3本が取りやめになったと発表した。残りは他の取組に変更になった。

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高安までも…右太もも肉離れ休場「プチッといった」

車いすに乗せられた高安は痛めた右足を押さえて苦悶(くもん)の表情を見せる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇2日日◇11日◇東京・両国国技館


 荒れる秋が大荒れになった。大関高安(27=田子ノ浦)が小結玉鷲に初黒星を喫した際、右太ももを負傷した。肉離れで、関係者によると休場を決断。高安の休場は15年秋場所以来2度目になる。西前頭4枚目の宇良も平幕貴景勝に突き倒された際に右膝を痛めた。3横綱不在の中、実力と人気の屋台骨を支える2人が負傷し、相撲協会にとって弱り目にたたり目となった。三役以上の全勝は横綱日馬富士1人となった。

 まさか、高安までも-。昭和以降、初めて3横綱が初日から休場した今場所。優勝争いの期待が懸かった大関も、負の連鎖にのみ込まれた。都内の病院で右太ももの肉離れと診断された。関係者によると、やむなく休場を決断したという。

 防戦一方の相撲だった。2連敗中の玉鷲に押し出されて、左半身となって右足を俵にかけた。その粘りが負担を掛けた。土俵を割ると、初黒星に館内からはため息が上がった。だが、なかなか中に戻れず、戻っても足を引きずる姿によってすぐに、どよめきへと変わった。歩けずに付け人を呼び、車いすも求めた。「ブチッといった」「パーンと音がした」。そう漏らして右太もも内側をさすった。

 直行した診療所の帰りは、歩いて車に乗り込んだ。「そんなに悪くない。大丈夫」と弱音は吐かず、打ち出し後は8日に急逝した世話人の友鵬さんの通夜のため、東京・江東区の大嶽部屋へと向かっていた。だが、その後に向かった病院で、重傷であると診断された。電話で話した師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「やったばかりなので、明日の朝の様子を見て決めたい」と言葉を濁したが、半身で残す姿に「一番悪いくせが出た」と指摘した。

 3横綱と1大関の休場は99年春場所の若乃花、貴乃花、曙の3横綱と大関千代大海以来18年半ぶりとなる。公傷制度が廃止された04年初場所以降、最多の幕内5力士が不在で始まった今場所。そこに期待の大関までも…。荒れる秋場所は、一向に晴れる気配がない。【今村健人】

 ◆八角理事長(元横綱北勝海)の話 高安はどこを痛めたか(が問題)だ。玉鷲を、うまくつかまえようとしたが押し勝つぐらいの気持ちが欲しかった。ケガばかりは仕方がない。ケガをしない体作りは本人しかできない。日々の鍛錬が必要。荒れている(場所だ)が日馬富士はいい緊張感を崩さずにやってほしい。

 ◆幕内後半戦の二所ノ関審判長(元大関若嶋津)の話 自分もやったことがあるが、大きいの(筋肉)を切っていたら時間がかかる。優勝候補として一番、期待していただけに心配だ。

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高安と宇良が休場 3横綱1大関休場は18年ぶり


 大相撲秋場所3日目の12日、大関高安(27=田子ノ浦)と、西前頭4枚目宇良(25=木瀬)が休場した。2日目の玉鷲戦で右太ももを負傷した高安は「右大腿(だいたい)筋群損傷で3週間の安静加療を要する」との診断書を日本相撲協会に提出。同じく2日目の貴景勝戦で右膝を負傷した宇良は「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷のため9月場所の休場を要する」との診断書を日本相撲協会に提出した。

 高安の休場は15年秋場所以来2度目で、宇良の休場は15年春場所で初土俵を踏んでから初。3横綱と1大関の休場は99年春場所の若乃花、貴乃花、曙の3横綱と大関千代大海以来18年ぶりとなった。

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宇良もピンチ、右膝に痛み「ずれた。終わったな」

貴景勝(右)に突き倒しで敗れる宇良(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館


 人気の宇良も右膝を負傷した。苦手とする貴景勝に押し込まれた際、俵に右足1本で、無理してでも残ろうとした。その際、名古屋場所から痛めていた右膝が内側に入った。崩れるように尻から落ちる。そして、自ら土俵下に下りた。中には戻れず、車いすに乗り、思わず「(膝が)ずれた。うわぁ、終わったな~、これ」と顔をしかめた。

 ただ、関係者によると、直行した相撲診療所で、うまく膝を入れてもらったという。痛みが軽度になったのか、歩いて車に向かい「びっくりしただけです。大丈夫です」と話した。ただ、出場の意思を聞かれるとしばらく考えて「頑張ります」と話すにとどめた。

 名古屋場所で右膝の靱帯(じんたい)を痛め、夏巡業を2日目から休場した後も稽古は満足に積めなかった。「置かれた環境の中でやるべきことはやってきた」と決意を語っていたが、さらなる苦難に陥った。

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宇良痛い…貴景勝戦で右脚痛め車いすで診療所へ直行

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

 人気の西前頭4枚目の宇良(25=木瀬)が右脚を痛めた。西前頭5枚目の貴景勝(21=貴乃花)に突き倒された際、右脚で無理に踏ん張ったためか、起き上がることができなかった。そのまま車いすに乗って相撲診療所へ直行。その際には「ずれた。うわぁ、終わったな、これ…」と話していた。

 ただ、診察後は歩いて車へ。「びっくりしただけです。(痛みは)大丈夫です」と気丈に振る舞い、3日目以降の出場については、しばらく考えた後で「頑張ります」とだけ話した。

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日馬富士2連勝、高安、照ノ富士ら黒星 秋場所

玉鷲(手前)に押し出しで敗れる高安(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

 1人横綱となった日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を下手投げで下し2連勝を飾った。

 初日白星の大関高安(27=田子ノ浦)は、小結玉鷲(32=片男波)に押し出され、ともに1勝1敗となった。

 かど番の大関豪栄道(31=境川)は、前頭2枚目の北勝富士(25=八角)を押し出して初日を出した。同じくかど番の大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に寄り切られ連敗を喫した。

 人気力士の前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、同5枚目貴景勝(21=貴乃花)に突き倒され1勝1敗。貴景勝は2連勝。同10枚目石浦(27=宮城野)は同11枚目大栄翔(23=追手風)にはたき込まれ1勝1敗。同14枚目の遠藤(26=追手風)は、初日に幕内初白星をあげた同16枚目朝乃山(23=高砂)をはたき込み1勝1敗とした。

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宇良瞬時判断で白星とったり「紙一重の勝負だった」

正代(右)を、とったりで破る宇良(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 西前頭4枚目の宇良(25=木瀬)が、巧みな取り口で白星発進した。

 東前頭5枚目の正代(25=時津風)に低く当たる。潜り込めずに下がるものの、体が瞬時に反応。左腕をつかんで、土俵際でとったりを決めた。「紙一重の勝負だったと思います。初日なので、勝てたのはすごくうれしい」と素直に喜んだ。

 名古屋場所10日目の高安戦で右膝を負傷して、そこから5連敗で負け越し。夏巡業も2日目から休場した。その間、満足な稽古はできなかった。ただ「稽古が思う存分できなかったけど、置かれた環境の中でやるべきことはやってきた」。今場所は出場も危ぶまれていたが、強い気持ちを持ってなんとか間に合わせた。それだけに「自信を持って場所に臨みたい」と誓った。

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日馬富士、高安は白星発進 秋場所

日馬富士(左)は栃煌山を上手投げで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 3横綱が休場で1人横綱となった日馬富士(33=伊勢ケ浜)が小結栃煌山(30=春日野)を上手投げで破り、きっちり白星発進した。

 3大関は高安(27=田子ノ浦)だけが白星だった。前頭筆頭の栃ノ心(29=春日野)を寄り切りで破った。かど番の照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は前頭2枚目の北勝富士(25=八角)に引き落としで敗れ、同じくかど番の豪栄道(31=境川)は前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に押し出しで敗れた。

 人気の前頭4枚目宇良(25=木瀬)は同5枚目の正代(25=時津風)をとったりで破った。

 前頭14枚目の遠藤(26=追手風)は、同14枚目の隠岐の海(32=八角)に上手投げで敗れた。

 新入幕の朝乃山(23=高砂)は十両の蒼国来を破り、幕内初白星を挙げた。

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秋場所の懸賞2064本、指定懸賞は高安がトップ

懸賞金の束を受け取った高安(2017年5月26日撮影)

 大相撲の秋場所(10日初日、東京・両国国技館)で懸かる懸賞本数について、日本相撲協会の担当者は8日時点で2064本に上ることを明かした。

 白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱の休場によって当初から200本ほど減りはしたものの、2153本と史上初めて2000本を超えた今年夏場所に続く勢い。取りやめた企業はあるものの、ほかの力士への「掛け替え」や、幅広い力士への分散が増えたことが要因だという。

 新規の申し込みは、菓子メーカーの「湖池屋」や、大手玩具メーカー「タカラトミー」など9件。個人への指定懸賞では、稀勢の里の休場による掛け替えで大関高安がトップとなり、大関豪栄道と、平幕の人気力士の宇良が続いている。

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秋場所間に合うか?遠藤「分からない」、宇良も慎重

両国国技館名物「ひよちゃん焼」を口にする遠藤

 29日、両国国技館で力士会が行われ、けがを抱える人気の2力士も参加した。

 左足首のけがで名古屋場所を途中休場し、7月下旬に内視鏡手術を行った遠藤(26=追手風)はこの日、相撲は取らず、秋場所については「まだ分からない」と話すにとどめた。右膝靱帯(じんたい)の損傷で夏巡業を途中休場した宇良(25=木瀬)も「稽古はまだ。(回復具合は)秋場所があるので言えない」と慎重だった。

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宇良が夏巡業から離脱…右膝の外側靱帯を痛める

巡業の途中休場の報告をする宇良

 大相撲の人気力士の宇良(25=木瀬)が31日、滋賀・草津巡業後に夏巡業から離脱した。玉ノ井巡業副部長(元大関栃東)は「右膝の外側靱帯(じんたい)を痛めている。歩くのも引きずっていたからね。(全治)1カ月かな。今は無理して出る時期ではない。すぐ東京場所も来るから治すのが最優先でしょう」と説明した。宇良は「元気な相撲を見せられない。お客さんに大丈夫かと気を使われて見られるのは良くない」と話した。

 自己最高位で臨んだ名古屋場所は、横綱日馬富士戦で初金星を獲得する活躍を見せた。ただ2横綱2大関と対戦した代償は大きく、膝を痛めたのは初という。「それだけ体が追いついていないということかな。体に負担がかかっている。もっと強い体作りをしないといけない。来場所いい相撲を取れるように頑張りたい」と秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)へ向けて、治療とトレーニングに専念する。

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大成道が新十両昇進「見ていた」目標は同部屋の宇良

新十両昇進を決め師匠の木瀬親方(右)とガッチリ握手をかわす大成道

 日本相撲協会は26日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月10日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、東幕下3枚目で臨んだ名古屋場所を5勝2敗で勝ち越した大成道(24=木瀬)の新十両昇進が決まった。青森・八戸水産高を卒業し、兄で現三段目の笹山がいる北の湖部屋に、木瀬親方の内弟子として入門。11年5月の技量審査場所で初土俵を踏んでから6年あまりで関取の座をものにした。

 この日午後、師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)とともに会見に出席した大成道は「昨夜は気持ちが高ぶって寝付けなかった。知らせを聞いても実感はなかったけど、ここ(会見場)に来て『あっ、関取になれるんだな』と思いました」と喜びをかみしめた。木瀬親方は「稽古場の力は知っていたから(昇進は)遅いぐらい。力真との相撲(5勝目を挙げた名古屋場所13日目の7番相撲)は『もう上がらないとおかしい』と思えるようないい相撲」と評価した。

 初土俵から5場所で幕下入りし、その後も幕下を維持したが伸び悩んだ。12年九州場所は左足薬指付け根を骨折し全休。その後もヘルニアを患い飛躍できなかったが、師匠の「座禅を組むように」と指導されて以降は「思い込みすぎたり、考えすぎたりする自分に、頭を空っぽにする時間ができた。相撲の動きも良くなった」と持ち前の押し相撲に磨きをかけ、関取の座をものにした。

 この日の番付編成会議では希善龍の再十両も決定。平幕上位の宇良を筆頭に、秋場所で木瀬部屋は6人の関取を抱えることになる。その宇良のように「自分も(ファンを)沸かせられるような力士になりたい、思って(宇良を)見ていた」と話す。宇良や関脇御嶽海(出羽海)、前頭北勝富士(八角)、十両大奄美(追手風)ら同学年の関取衆には「自分も負けられない」という。新十両での抱負は「脇を締めて電車道で持って行けるような相撲を取りたい」と語った。

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宇良負け越し「全力でぶつかってはじき飛ばされた」

宇良(2017年3月21日撮影)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 宇良が千代の国にはたき込みで勝ち、連敗を5で止めた。

 自己最高位の東前頭4枚目で臨んだ幕内3場所目は7勝8敗。「初めに予想していたより…実力以上…」。日馬富士から初金星を奪うなど2横綱1大関が途中休場した場所を盛り上げた。それでも「押す力が全然です。全力でぶつかってはじき飛ばされたので」と満足しなかった。

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宇良見られて負け越しも「全然違う」勝利締めへ闘志

玉鷲のはたき込みに敗れる宇良(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇22日◇愛知県体育館

 宇良は玉鷲にはたき込まれ、自己最高位で臨んだ場所の負け越しが決まった。

 10日目の高安戦で右膝を痛め、そこから5連敗。玉鷲にしっかり見られての黒星を「いつも“見られる”形になるけど、いい時はこっちが(相手を)見ている。周りに“宇良が見ている”と思われるようにしたい」と振り返った。千秋楽は千代の国戦。「明日勝てば7勝8敗。(6勝9敗と)全然違います」。珍しく闘志をちらつかせた。

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白鵬1敗守った!39度目賜杯へ前進、2敗で碧山 

豪栄道をはたきこみに破る白鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇22日◇愛知県体育館

 13日目に通算勝利数で歴代単独1位に立った横綱白鵬(32=宮城野)が、大関豪栄道(31=境川)をはたき込んで13勝1敗とし、2場所連続39度目の優勝に向けて前進した。豪栄道は7勝7敗となり、千秋楽に勝ち越しを懸ける。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、新大関高安(27=田子ノ浦)をとったりで下し11勝目を挙げた。日馬富士は幕内勝利数で元横綱貴乃花と並ぶ701勝目、歴代7位タイとなった。高安は11日目から4連敗で8勝6敗。

 2敗で白鵬を追う前頭8枚目碧山(31=春日野)は、同12枚目豪風(38=尾車)を押し出して12勝目。千秋楽に平幕優勝の可能性を残した。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)に寄り切られ8勝6敗となった。栃煌山は11勝目。

 関脇玉鷲(32=片男波)は、人気力士の前頭4枚目宇良(25=木瀬)をはたき込んで7勝7敗の五分の星とした。宇良は10日目から5連敗で8敗目となり、無念の負け越しとなった。

 小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)に上手投げを食らって8敗目となり負け越しが決まった。栃ノ心は9勝目。

 優勝争いは1敗で白鵬、2敗で碧山が追う展開となっている。

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白鵬、魁皇抜き単独トップ1048勝!14日目Vも

白鵬は歴代通算勝利で単独1位となる1048勝目を挙げて誇らしげに花道を引き揚げる(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇13日目◇21日◇愛知県体育館

 1敗で優勝争いの単独トップに立つ横綱白鵬(32=宮城野)が通算勝利数1048勝を挙げ、大関魁皇を抜いて歴代単独1位に立った。新大関高安(27=田子ノ浦)を右から押し倒した。

 14日目に白鵬が大関豪栄道(31=境川)に勝ち、2敗を守った前頭8枚目碧山(31=春日野)が同12枚目豪風(38=尾車)に負ければ2場所連続39度目の優勝が決まる。

 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、大関豪栄道を押し出して10勝目を挙げた。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭2枚目栃ノ心(29=春日野)に寄り倒されて5敗目を喫した。関脇玉鷲(32=片男波)も前頭5枚目北勝富士(25=八角)に押し出されて7敗目を喫した。

 右ひざを痛めている前頭4枚目宇良(25=木瀬)は、小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)に電車道で押し出されて7敗目となり、勝ち越しへあとがなくなった。

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宇良勝ち越し黄信号、八角親方「上位にいてほしい」

宇良(下)は逸ノ城に寄り倒しで敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇20日◇愛知県体育館

 宇良は、巨漢逸ノ城に押しつぶされるように、寄り倒しで敗れた。

 2日前の高安戦で痛めた右膝に、前日はしなかったテーピングを施していた。相撲への影響を問われて「ないです」というが…。残り3日で6勝6敗となり、勝ち越しに黄信号がともった。2横綱2大関ら上位陣との奮闘で連日館内を沸かせる小兵力士に、八角理事長は「宇良とか(番付)上位にいてほしいな」と話した。

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