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伊勢ケ浜親方が誕生日 還暦土俵入り見通し立たず

伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)(2019年4月24日撮影)

大相撲の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が6日、60歳の誕生日を迎えた。5月30日に東京・両国国技館で予定していた還暦土俵入りは延期となっており、代表取材で日程について「予想では来年になるんじゃないかと思ってる。12月にできればいいかなと。この状態でまた増えてますからね。ちょっと考えないといけない」と、見通しが立っていないことを明かした。

現役を退いて30年近く経つが、日々の運動を欠かさない。夕食後には毎日1時間以上の散歩で汗を流し、「週に5、6回」は約1時間の筋トレに励み、健康を維持する。「(トレーニングでは)あまり重いのをやらないようにしている。けがしちゃいけないから。でもやっちゃうんだよね。(ベンチプレスも)何キロでも挙げようと思えば。100以上も上がる」。還暦土俵入りに向けて、体を仕上げる狙いもあるという。

師匠定年まであと5年となった。「今までやってきたことをそのまま継続して最後まで頑張ってやりたい」。部屋には幕内の宝富士、照強、序二段から再入幕を果たした照ノ富士らが所属。部屋付きの安治川親方(元関脇安美錦)や楯山親方(元前頭誉富士)らが熱のこもった指導で力士を引っ張り上げているという。「とにかく一丸となってやっていく。60歳になったからといってあと5年と思うんじゃなくて、最後まできっちっとみんなの面倒を見て、力士も育てて、今まで通りにやっていく」と話した。【佐藤礼征】

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安治川親方、親子揃って出身青森・深浦町から栄誉

安治川親方(元関脇安美錦)が出身地の青森・深浦町から受賞した特別功労褒賞の褒賞状

大相撲の元関脇安美錦の安治川親方(41)が、出身地の青森・深浦町から特別功労褒賞を贈られた。安治川親方は31日、「本当にうれしく思っております。入門した時から皆さんが町で応援してくれた。十両にあがってからもずっと。そのおかげで今があります」と喜びを口にした。

30日に深浦町の町民文化ホールで授賞式が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響を考慮して中止。褒賞状と記念品が送られてきたという。今回は、青森県相撲連盟会長を務めていた父の杉野森清克さんが「功労褒賞」を受賞するなど、親子そろっての栄誉となった。

青森県西部、日本海に面した深浦町の魅力について安治川親方は「夕日がものすごくきれい。海のおいしいものがあり、世界遺産の白神山地も近い。実家から歩いて5分くらいのところに『日本一の大イチョウ』がある」とPRした。

現在は、伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方として、稽古場で後輩たちを指導している。日本相撲協会は5月の夏場所を中止としたが、7月の名古屋場所は東京・両国国技館での無観客開催を目指している。安治川親方は「幕下の錦富士は(関取まで)あと一息まできている。翠富士も十両に上がってまだこれから。鍛えてきたことが、次の場所で出せればいい。新しい芽がどんどん出てきてほしい」と期待した。【佐々木一郎】

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錦富士「狙ってた」幕下V、助言の元安美錦に恩返し

幕下優勝を決めた錦富士は笑顔で下がりを見せる

<大相撲春場所>◇13日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪

青森県十和田市出身で東幕下49枚目の錦富士(23=伊勢ケ浜)が、西幕下22枚目の旭蒼天を送り出し、7戦全勝で幕下優勝を決めた。

関取昇進目前だった昨年秋場所に左肘筋断裂で途中休場して手術。リハビリなどの助言を受けてきた青森・深浦町出身で部屋付きの安治川親方(41=元関脇安美錦)への恩返しV。10月に予定されている同親方の引退相撲までに、関取に昇進することも誓った。福島市出身で東十両11枚目若元春(26)と西十両2枚目若隆景(25)は、師匠の荒汐親方(64=元小結大豊)が定年前最後の場所で、兄弟ダブル勝ち越しを届けた。

   ◇   ◇   ◇

錦富士が頭で鋭く当たると、左からのいなしで相手を土俵下に送り出した。「5番目を勝ったくらいから安治川親方にも『自信を持って優勝を狙って相撲をとっていい』と言われたので、1番1番を大事に狙っていました」と笑顔。東幕下3枚目だった昨年秋場所に左肘のケガを悪化させ、以降は治療とリハビリを重ねてきた。「これで最高位に近い位置まで行けると思うので頑張りたい」。ともに近大を中退して角界に入った同期の十両翠富士(23=伊勢ケ浜)の背中も追う。

昨年9月20日の手術後に寄り添ってくれたのが、現役時代に付け人を務めた安治川親方。両膝のケガで苦しんだ自身の経験をもとに、プールトレーニングや下半身強化法などの助言をくれた。「今場所は、験担ぎもしてくれたんです」。取り組み前日に必ず差し入れてくれている大阪が本店の「上等カレー」が必勝飯だ。「親方も『もう飽きたよ~』って言いながら一緒に食べてくれています」と感謝した。「今日は自分がカレーを作って、食べてもらいます」。カレー祝勝会をもてなすつもりだ。

10月4日には同親方の断髪式を含む引退相撲(両国国技館)が予定されている。「本当は現役中に(十両に)上がって恩返ししたかったけれど、そこには間に合わせたい。肘も順調に回復していますし、体を作りながら強くなりたい」。夏場所、名古屋場所も、華麗な素早い相撲を継続する。【鎌田直秀】

錦富士(左)が送り出しで旭蒼天を破り、幕下優勝を決めた(撮影・外山鉄司)
若元春(右)は木崎海を押し出しで破る(撮影・前岡正明)
寄り切りで若隆景が美ノ海を下した(撮影・外山鉄司)

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錦富士が幕下復活V、元安美錦がリハビリ寄り添い

幕下優勝を決めた錦富士(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇13日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪

幕下優勝は錦富士(にしきふじ、23=伊勢ケ浜)7戦全勝。

旭蒼天を送り出し、左肘痛から復活した。東幕下3枚目の昨年秋場所に筋断裂で途中休場し手術。リハビリに寄り添ってくれたのは部屋付きの安治川親方(元関脇安美錦)だった。

10月には引退相撲も予定されているだけに「感謝していますし(そこまでに)強くなりたい」と意気込む。

◆東49枚目 本名・小笠原隆聖。青森県十和田市出身。16年秋場所初土俵。183センチ、141キロ。左四つ、寄り。

錦富士(右)は送り出しで旭蒼天を下し幕下優勝を決める(撮影・小沢裕)

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コロナ拡大「タニマチ」接触も最小限に抑える通達

芝田山広報部長(2020年3月1日撮影)

無観客での春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)開催を決めた日本相撲協会は3日、各部屋の後援者、通称「タニマチ」との接触も最小限に抑える通達を出すことを決めた。この日、取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明かした。

日々、新型コロナウイルスの感染拡大が伝わる中「広報部としては各師匠に、後援者とよく話した上で(接触を)検討してほしいという通達を今日(3日)出そうと思う。注意喚起です」と明言した。

これまで後援者については稽古見学、会食など各部屋の判断に任せていた。安治川親方(元関脇安美錦)は、10月に控える断髪式の営業活動ができないことには「痛いよ」と苦笑しつつ「想像できること以上の警戒をすべき」と、すでに自己判断で後援者との会食などを自粛。所属する伊勢ケ浜部屋の稽古場は公園内にあるが、接触を試みない見学者の節度ある行動に「ありがたい」と感謝した。

一方で1度は禁止と決めた力士らの公共交通機関の利用について、芝田山部長は「なきにしもあらず」と白紙に戻ったと明かした。

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元安美錦の安治川親方がOB戦出場「体が動かない」

<第44回日本大相撲トーナメント>◇9日◇東京・両国国技館

OB戦に出場した元関脇安美錦の安治川親方が引退後初めて相撲を取った。

出場した親方6人で唯一のまげ姿。両膝にサポーターをして、元前頭里山の佐ノ山親方と対戦した。差し手争いから左四つになり、右上手で投げを打ったが決まらず、寄り切られた。

取組後の支度部屋では肩で息をしながら、第一声は「体が動かないね」。この日のために2、3日前から稽古で若い衆に胸を出すなどして調整してきたが「逆に背中が痛くなっちゃったよ」と苦笑いを浮かべた。

10月に同所で断髪式を行う。

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翠富士が勝ち越し、新十両昇進に前進「一番緊張」

翠富士(手前)は千代の国を引き落としで破る(撮影・山崎安昭)

<大相撲初場所>◇11日目◇22日◇東京・両国国技館

東幕下2枚目翠富士(23=伊勢ケ浜)が6番相撲で勝ち越しを決めて、来場所の新十両昇進に前進した。立ち合い、幕内経験者で東幕下6枚目千代の国(29=九重)の突きをまともに受けたが、左に動いて引き落とした。171センチの小兵は「今までで一番緊張した。支度部屋で心臓バクバクしたけど、自分を信じて臨んだ」と、満面の笑みを浮かべた。

部屋付きの安治川親方(元関脇安美錦)に付きっきりで稽古をつけてもらい「下半身の力がついた。『おかげさまで勝ち越すことができました』と伝えたい」と感謝した。

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序二段の宇良5連勝「上出来じゃないですか」

健司を下手投げで破り勝ち名乗りを受ける宇良(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇9日目◇20日◇東京・両国国技館

元幕内で東序二段28枚目の宇良(27=木瀬)が健司(20=入間川)を下手投げで下し、5連勝とした。

昨年初場所で痛めた右膝の手術を受け、昨年九州場所で5場所ぶりに復帰して6勝1敗とし、今場所は5勝0敗。「上出来じゃないですか。勝っていくと、相手も強くなっていく。取る度に感じていきます」と現状を口にした。

本場所の緊張感にはまだ慣れないと言うが、この日の取組前の支度部屋で安治川親方(元関脇安美錦)に声をかけられたという。「『緊張しなくていいんだよ』と。うれしいですね、声をかけていただくのは。安美関も『勝つ時は勝つし、負ける時は負けるから、気にしなくていい』と言っていました。そういう気持ちでやっていきたいです」と話していた。

立ち合いで健司(左)の下に潜る宇良(撮影・河田真司)
勝ち越しを決め笑顔で記者の質問に答える宇良(撮影・河田真司)

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元前頭里山の引退相撲 断髪式は舞の海氏らがはさみ

里山改め佐ノ山親方(左)は師匠の尾上親方から止めばさみを入れてもらう(撮影・小沢裕)

昨年11月の九州場所限りで引退した元前頭里山の引退、年寄佐ノ山(38=尾上)襲名披露大相撲が28日、東京・両国国技館で開催された。

断髪式前には、6歳の長男・瑛汰君とともに2人で最後の土俵入り。初っ切りの後には最後の取組として、やはり瑛汰君と対戦。黒房下に押し出され、集まったファンをわかせた。

十両の取組後に断髪式が行われ、約300人の関係者がはさみを入れた。大相撲評論家の舞の海秀平氏、好角家で漫画家のやくみつる、放送作家の鈴木おさむ、お笑い芸人のあかつらが、次々と別れを惜しみながら土俵へ上がった。

最後の協会関係者では、出羽海一門で日本相撲協会理事の春日野親方(元関脇栃乃和歌)、出羽海親方(元前頭小城乃花)、山響親方(元前頭巌雄)、また親交があり29日に同所での引退相撲を控える荒磯親方(元横綱稀勢の里)や安治川親方(元関脇安美錦)、現役力士では鶴竜、白鵬の両横綱や大関豪栄道、同じ鹿児島・奄美出身の幕内力士・明生らもはさみを入れた。最後に師匠の尾上親方(元小結濱ノ嶋)が止めばさみを入れた。

鹿児島商高、日大を経て04年春場所で初土俵。幕内6場所、十両41場所と関取として47場所を務めた。通算493勝の白星を35手の決まり手で奪った業師は断髪式を終え、整髪になると「(今までと)違う。夢心地、夢を見ているみたい」と鏡を見やりながら不思議そうな顔をした。約300人がはさみを入れた断髪式は、東西南北と4方向に向きを変えながら行ったが「全部の方向を回って、こんなにお客さんが来てくれたんだ、とうれしさと驚きがあった。相撲界に入って思い入れがたくさんある人たちばかり。名前が呼び上げられるたびに、思い出がよみがえってきた」と感慨深げに話した。

佐ノ山親方として次の仕事が待っている。「いろいろな人に支えられているのだから感謝の気持ちを忘れないこと。相撲を教える前に、そこです」。私的な? 夢もある。この日、一緒に土俵入りや取組もあった瑛汰君のこと。既に相撲を始めており「(自分の)意志を継いでくれたら。横綱を目指して頑張ってほしい」と目を細めていた。

長男瑛太くん(右)といっしょに最後の土俵入りを披露する里山(撮影・小沢裕)
断髪式を終えた里山改め佐ノ山親方(左)は、(右へ)長男瑛太くん、長女さくらちゃん、美菜夫人ら家族から心配そうに見守られながら整髪する(撮影・小沢裕)

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宝富士、初顔合わせ炎鵬下す 親方辛口助言?に奮起

宝富士(右)は上手ひねりで炎鵬を下す(撮影・加藤諒)

<大相撲秋場所>◇12日目◇19日◇東京・両国国技館

西前頭8枚目宝富士(32=伊勢ケ浜)が炎鵬を下し、優勝争いトップと1差の3敗を守った。大ブレーク中の小兵との初顔合わせ。動き回る相手に慌てず、足取りに来たところを上手ひねりでつぶした。

「土俵で見て、予想以上のちっちゃさだった。あの体勢(土俵に落ちても)になっても足を離さず、力が入ってた。根性、すごいですよ」。白星に喜びながら、相手をたたえる。

この日の朝稽古で、部屋の安治川親方(元関脇安美錦)から「絶対に中に入られるな。どうせ入られるだろうけど」と辛口? の助言を受けた。「それを聞いて“絶対に入れるか”と思いました」と笑う。

16年名古屋場所以来となる幕内4度目の2桁白星にも王手がかかった。それどころか、2敗の貴景勝の今後次第で初優勝の可能性だってある。「あんまりこういうチャンスはないんで。でも、そこはあんまり考えずに」と言いながらも「あと3日か…そうしたら、何かいいことあるかもしれない」。人の良さそうな笑顔から、思わず本音がこぼれ出た。

炎鵬(右)は上手ひねりで宝富士に敗れる(撮影・加藤諒)

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元大関の照ノ富士は1番相撲白星、復帰して4場所目

肥後ノ城(右)を寄り切りで下した照ノ富士(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇2日目◇9日◇両国国技館

元大関の東幕下27枚目照ノ富士(27=伊勢ケ浜)が1番相撲を白星とした。肥後ノ城に右を差されたが、その右を抱え込むように前に出て、じっくり攻めて寄り切った。

肥後ノ城とは、新入幕前でしこ名が「若三勝」だった13年夏場所に、西幕下10枚目で対戦して小手投げで勝っている。「とりあえず冷静にとれました」と話した。

場所前は伊勢ケ浜一門の連合稽古で炎鵬ら関取衆と相撲をとった。「それより、筋トレと基本の運動、ぶつかり稽古とかを意識してやってきた。相撲を多くとれるわけじゃないので、それをカバーできるように」。両膝の手術などで4場所連続休場して西序二段48枚目まで番付を落とし、復帰して4場所目。体調面が戻りつつあるか、と問われて「逆にどうですか?」と逆質問。「重さ、力強さが徐々に戻ってきたように見える」と言われて「それはよかった」と喜んだ。

安治川親方(元関脇安美錦)から「(まわしを)取ったら強いんだから、それを信じればいい。とってない時にどうするかを考えてやりなさい」と言われているという。番付上、幕下上位、関取復帰が見えてきた。「意識する部分もあるけど、なるべく意識しないように、自分のやってきたことを信じて頑張ります」と話した。

肥後ノ城(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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安治川親方が協会職務初参加 若手親方衆と消防訓練

自衛消防訓練に臨み、大量の水をまく安治川親方

日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で自衛消防訓練を行った。

若手、中堅の親方衆や協会職員らが参加。AED講習と消火器を使った訓練を受け、数人の親方衆は約20メートルの大型ホースを使った本格的な放水も体験した。7月の名古屋場所で引退し、親方としての協会職務初参加となった安治川親方(元関脇安美錦)は「こういう準備をしてくれる人がいたおかげで、現役の時は相撲を取ることに集中できた」と重要性を確認。荒磯親方(元横綱稀勢の里)も「何事も準備が大切」と語った。続けて弟弟子の高安の休場については「いい判断」と評価した。

自衛消防訓練に臨み、AED講習で人形に心臓マッサージを繰り返す荒磯親方(手前右)

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元安美錦の安治川親方プチ整形明かす「4年前に」

元安美錦の安治川親方

7月に現役を引退した元関脇安美錦の安治川親方(40)が、プチ整形していたことを明かした。31日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」に出演。「まだどこにも言ってないんですけど、プチ整形しまして…」と打ち明けた。

もともと左目の下にほくろがあったが「4年くらい前、ほくろを取りました。できものができて切開をした時、ここ(ほくろの部分)も痛むと相談したら『取っちゃった方がいいよ』と言われた。バチンと、レーザーみたいなので(取った)。多分、誰も気付いてない」と説明した。日ごろから接している付け人に明かしたところ「あっ本当だ」と驚いたという。

番組では、2020年10月4日に国技館で行う引退相撲もPR。「断髪式の後、パーティーもやります。ナイツさんに漫才でもやってもらえたら。闇営業で」と言って、笑いを誘っていた。

左目下にあるほくろ除去前の安美錦(2012年12月14日撮影)

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元安美錦の安治川親方、地元青森巡業で感謝あいさつ

青森市で行われた巡業に参加し、あいさつを行う元安美錦の安治川親方(撮影・佐藤礼征)

大相撲夏巡業が13日、青森市で行われ、同県出身で元関脇安美錦の安治川親方が参加し、地元のファンに感謝の気持ちを伝えた。公の場では初めてのスーツ姿で、土俵上でのあいさつでは「現役中に長きにわたり、ここ青森から応援していただきありがとうございました。今後は青森から関取を輩出するべく、親方として頑張ります」と感謝と今後の意気込みを語ると、集まった約2000人の観客から拍手が起こった。30度近い気温の中で、既製品の黒いスーツ、白いワイシャツ、紺色のネクタイを身につけ「暑いね」と汗を滴らせた。「(特注スーツは)もう少し体形が落ちついてからかな。体重は減ったけど、青森でおいしいものをたくさん食べているから少し戻ってしまった」と笑顔。先週から伊勢ケ浜部屋の合宿が同県で始まり、安美錦もまわしをつけて指導にあたっている。数日前に勧進元からこの日のあいさつを依頼され「このような機会を設けていただきありがたい。これから(人前で)話す機会が多くなると思う。練習と思って、いい機会だった」と、貴重な経験に感謝した。

14日も北津軽郡板柳町にて、同県では2日連続となる巡業が行われ、安治川親方も連日参加する予定。安治川親方がまわしをつけて参加する企画はないが、「話があれば(まわしを)締めてきたよ。部屋でも締めているしね」と意欲満々。同町出身の振分親方(元小結高見盛)とのコラボが仮に行われれば「(膝の)サポーターも持ってくるよ」とおどけ、報道陣の笑いを誘った。

青森市で行われた巡業に参加した地元出身の、左から宝富士、元安美錦の安治川親方、阿武咲(撮影・佐藤礼征)

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元関脇安美錦、来年10月4日断髪式 ブログで発表

元関脇安美錦の安治川親方(2019年7月18日撮影)

7月の名古屋場所で引退した元関脇安美錦の安治川親方(40)が8日、自身のブログで断髪式の日程などを発表した。

42歳の誕生日翌日となる、来年10月4日に年寄「安治川」の襲名披露として行われる。ブログでは「詳細やチケット販売は順次報告させていただきます」と記している。安治川親方は、西十両11枚目だった名古屋場所2日目の十両竜虎戦で、古傷の右膝などを痛めて休場。同10日目に引退を表明していた。

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安美錦引退会見「本当にいい力士人生」けがにも感謝

引退会見に臨み目頭をハンカチでぬぐう安美錦(撮影・小沢裕)

元関脇安美錦の安治川親方(40)が、笑顔で引退を報告した。11日目の17日の打ち出し後に、引退、年寄安治川襲名が承認されたことを受けて、名古屋市のドルフィンズアリーナで会見。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)同席で約25分の会見後、雑談を交えて単独で約40分の囲み取材に対応、計1時間余りも思いの丈を語った。涙は見せず、持ち前の軽妙な語り口で報道陣の笑いを誘う“業師”ぶりは健在だった。

    ◇    ◇    ◇

1時間余り話した安治川親方は、最後に思わず本音を漏らした。「勝負しないというだけで、気持ちがこんなに楽になるんだな」。午後3時前。出場していれば、自身の出番だった十両取組の時間帯に、着物姿で雑談する自分を客観的にとらえてつぶやいた。引退会見中に何度も「次にケガをしたら終わりだと思っていた」と打ち明けた、22年半の現役生活の晩年とは違う心境が新鮮でもあった。やり切った思いは強く「すっきりしている。悔いはまったくない」と断言した。

2日目に敗れた竜虎戦で右膝を痛め、3日目から休場した。元大関魁皇と並ぶ歴代1位の関取在位117場所目の10日目に引退を表明。「(魁皇の記録に)並べただけでよかった」とかみしめた。37歳で左アキレス腱(けん)を断裂、十両に陥落してからは常に引退危機。それでも「ケガと戦ったというよりは一緒にやってきた仲間。相撲と向き合うことができたのはケガのおかげ。ケガにも感謝している」と笑って話した。

通算金星は8個。「初めて取った金星は武蔵丸戦。武蔵丸さんはすごく大きかったし、土俵に上がって初めて『怖いな』と思った。貴乃花さんは(自分が)最後の相手になってしまい、いろいろと葛藤はあったけど、僕をここまで大きくしてくれた一因でもある」。思い出は数知れないが、あえて思い出の一番に挙げたのは17年九州場所千秋楽の千代翔馬戦。39歳で再入幕し、8勝7敗で勝ち越して敢闘賞を受賞した一番だ。「みんなのおかげで、あそこに立てた」と、家族や周囲の支えを最も感じた。決まり手の上手出し投げも幼少期から磨いた技だった。

「好きな相撲をここまで長くできて本当に幸せだった。本当にいい力士人生だった」。汗はぬぐっても最後まで涙は見せなかった。この日の朝稽古で指導者デビュー。「ケガが治れば、がんがん胸を出すよ。若い衆が『ケガしてくれないかな』って思うぐらいね」。自身も周囲も笑いが絶えない、人柄がにじむ引退報告となった。【高田文太】

引退会見で笑顔を見せる安美錦(撮影・小沢裕)
引退会見を終え報道陣から贈呈された花束を手に笑顔を見せる安美錦(撮影・小沢裕)

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愛され安美錦に涙なし「スパッといくのが」引退会見

引退会見で笑顔を見せる安美錦(撮影・小沢裕)

大相撲の元関脇安美錦の安治川親方(40)が、名古屋場所12日目の18日、会場の名古屋市・ドルフィンズアリーナで引退会見を行った。

すでに2日前の10日目に引退を表明しており、前日11日目の打ち出し後に引退と年寄安治川の襲名が承認され、この日の会見となった。会見には師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が同席。時折、神妙な表情こそ見せたが「スパッといくのが安美錦らしいのかなと思って」と、最後まで涙は見せなかった。誰からも愛された力士らしく、会見後も会見場に残って計1時間報道陣と話し込み、最後は盛大な拍手で送り出された。

会見では元大関魁皇と並ぶ、歴代1位タイの関取在位117場所の長い現役生活を振り返った。現役最多の前頭嘉風、逸ノ城と並ぶ8個の金星は、武蔵丸に始まり、貴乃花と続いた。「横綱はみんな強い。初めて取った金星、武蔵丸戦。その後、貴乃花さんから取った金星は思い出に残っている。武蔵丸さんはすごく大きかったし、土俵に上がって初めて『怖いな』と思った横綱。貴乃花さんは(自分が)最後の相手ということに、結果、なってしまいまして、自分の中でもいろいろと葛藤はありましたけど、今思えば、僕をここまで大きくしてくれた一因でもあるかなと思います」と語った。

それでも、22年半に及ぶ現役生活の思い出の一番については、敢闘賞を獲得した17年11月の九州場所千秋楽の千代翔馬戦を挙げた。ケガの絶えない土俵人生だったが、特に16年夏場所、37歳で左アキレス腱を断裂してからは引退と背中合わせ。思い出の一番は、その大ケガで十両に転落し、1年以上かけてようやく戻った幕内土俵で8勝7敗と勝ち越した取組だった。その一番は、低い立ち合いから頭をつけて出し投げという、幼少期から徹底して繰り返してきた相撲。「いろんな横綱、大関とやってきたのは思い出に残っている。ただ、みんなの支えのおかげで、あそこに立てた。記憶に残っている」と、幼少期からの相撲人生の集大成のように感じたようだ。

現役引退も、2日目に関取最年少21歳の竜虎に敗れた際に痛めた右膝の影響だった。ケガに苦しんだ土俵生活。それでも「ケガとの戦いが続きましたが」と質問されると「戦いというより、ケガと一緒にここまで強くなれた。ケガと戦ったというよりは一緒にやってきた仲間じゃないけど、しっかりと相撲と向き合うことができたのは、ケガのおかげ。ケガにも感謝している」と話し、笑った。

「どんな土俵人生でしたか」と聞かれると、一瞬、間をおいて答えた。「長くやったとか、そういうことより、自分の好きな相撲をここまで長くできた、土俵の上に立てたというのは本当に、幸せだったと思います。本当に、いい力士人生でした」。晴れやかな表情で、胸を張って答えた。1日前まで現役最年長関取だった新米親方が、名実ともに区切りをつけた。

引退会見に臨み目頭をハンカチでぬぐう安美錦(撮影・小沢裕)
引退会見を終え報道陣から贈呈された花束を手に笑顔を見せる安美錦(撮影・小沢裕)

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安治川親方が年寄「佐ノ山」を襲名

 日本相撲協会は25日、安治川親方(元幕内土佐豊)が、年寄「佐ノ山」を襲名したと発表した。

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安治川親方が断髪式後に小泉エリと披露宴 2月パパ

結婚披露宴でケーキを食べさせ合う安治川親方と小泉エリ(撮影・今村健人)

 大相撲の安治川親方(31=元前頭土佐豊)とアイドルマジシャンの小泉エリ(34)が2日、都内で結婚披露宴を行い、来年2月24日を予定日に第1子が誕生することを明かした。

 先だって行った断髪式でまげを落とした親方に、新婦は「別人みたい」と目を輝かせるも、新婦の姿に親方は「おなかの目立たないウエディングドレスだな」。新婦から「普通、キレイとかでしょ」と突っ込まれた。手品や母校東農大の大根踊りも披露した親方は膝のケガに泣いた経験から「力士の気持ちになって考えられる親方になりたい」と話した。

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小泉エリ、安治川親方との結婚は「粘り勝ちでした」

結婚披露宴でケーキを食べさせ合う安治川親方(元前頭土佐豊)とアイドルマジシャンの小泉エリ(撮影・今村健人)

 3月に結婚した大相撲の安治川親方(31=元前頭土佐豊)とアイドルマジシャンの小泉エリ(34)が2日、都内のホテルで結婚披露宴を行い、吉本新喜劇の池乃めだから約370人から祝福を受けた。

 披露宴では、2人の交際のいきさつが明らかになった。出会いは09年で、同年名古屋場所のときに初めて2人きりで会い、そこからやりとりが増えていった。だが当初、会話があまりはずまなかったという2人。小学1年から1人で大相撲中継を見るほど相撲好きだった小泉が関係を確認しようと「付き合っているのでしょうか」と尋ねると、当時、新入幕を果たしたばかりで相撲に集中しなければと考えていた親方は「付き合う形はとっておりません」と、つれない返事。小泉の方が1度、振られていたという。

 しかし、めげずにいた小泉はその後もアタックを続けて、再び「付き合っているんでしょうか」と尋ねると、親方はその日を「記念日にしよう」とOKの返事。最後は「粘り勝ちでした」と、新婦は照れながら明かした。

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