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寺地拳四朗のV8戦は今週中発表、2月末で処分解除

謝罪会見で話す寺地拳四朗(2020年12月15日=代表撮影)

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(29=BMB)の次戦が、今週中にも発表される。

寺地は昨年7月、都内マンションに侵入し他人の車を傷つける騒動を起こし、日本ボクシングコミッション(JBC)より12月1日から3カ月のライセンス停止、制裁金300万円などの処分を受けていた。処分は2月末で解除となっていた。

寺地は都内で練習を続けており、電話取材に応じ「(自粛期間は)いろいろと自分を見つめ直す時間になった。試合ができるようになったので、全力を尽くしたい。コンディションはいいです」。

父の寺地永会長(56)は「近々、発表できると思う」。8度目の防衛戦が、近日中に発表の見込みとなった。

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久高僅差判定勝ち、50戦目次戦で王座返り咲き願う

判定2-1の接戦を制した久高(撮影・実藤健一)

<プロボクシング:ノンタイトル戦>◇19日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

元日本スーパーフライ級王者で同級1位の久高寛之(35=仲里)が、18年度の全日本同級新人王の大橋哲朗(22=真正)を2-1判定で下した。

久高は2回に右→左→右のコンビネーションでダウンを奪う。しかし、その後は手数で若い大橋に圧倒された。判定はいずれも僅差。試合後は「反省しかない」と苦笑いだった。

年齢でひとまわり違い、プロのキャリアも10戦目の相手に対し、久高は49戦目だった。プライドとして負けられない戦い。「何とか勝ててホッとしてます」は本音だった。

ランク1位で通常なら来春にもチャンピオンカーニバルで日本タイトルに挑戦の流れだが、新型コロナウイルスの影響で不透明。次が節目の50戦目となるが、久高は「どうなるか分からないが、流れとして50戦目がタイトル戦になれば。もう1度、タイトルは狙いたい」と願った。

この日の興行は当初、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(28=BMB)の8度目防衛戦が予定されていた。しかし、寺地の不祥事により、世界戦は中止も、その他のアンダーカードは実施され、久高の試合がメインとなった。

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久高寛之が計量クリア、寺地世界戦消えメイン昇格

計量をクリアした久高(左)と大橋(JBC関西事務局提供)

元日本スーパーフライ級王者で同級1位の久高寛之(35=仲里)が49戦目へ、計量をクリアした。

19日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で18年度の全日本同級新人王の大橋哲朗(22=真正)とバンタム級(リミット53・5キロ)で対戦する。久高は53・3キロ、大橋はリミットでクリアした。

当初はWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(28=BMB)の8度目防衛戦が予定されていた。しかし、寺地の不祥事により、世界戦は中止。会場を同第2競技場に変更し、その他のアンダーカードは実施することになり、キャリア豊富な久高の試合がメインに昇格した。

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寺地拳四朗に3カ月停止、制裁金300万円など処分

寺地拳四朗(2019年12月24日撮影)

日本ボクシングコミッション(JBC)は15日、WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28=BMB)にライセンス停止3カ月、制裁金300万円に加え、6カ月の社会奉仕の処分を下した。

寺地は今月19日にエディオンアリーナ大阪で同級1位の久田哲也(36=ハラダ)と8度目の防衛戦を予定していた。しかし寺地が知人との会食で酔って東京都内のマンション敷地に不法侵入し、他人の車を破損させたと、週刊誌の報道で発覚。本人も事実関係を認め、予定された世界戦は中止となった。

寺地は処分決定を受け、「今はJBCの処分を本当に真摯(しんし)に受け止めたいと思っています。これからは自分自身を見つめ直して、ひとつずつ信頼を取り戻したい。また、品格のある人になりたいと思いました。お酒は自分の体に合わないと思ったのでやめました」とコメント。元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高の連続防衛日本記録13回の更新を明言してきた。その目標について「(世界戦を)準備してくれた関係者の方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。防衛記録に関しては自分の責任なので考えていないです」と話し、「世界チャンピオンでもこんなことがあるのはよくない。本当に恥ずかしい限りです」と猛省した。

今後について、「報道が出たときはすごくいろんなことを考えました。今後、どうしていけばいいか、みたいな。すごく考えました。(進退も)そういうことも考えました。ただ、自分が信頼を取り戻すというか、僕にできることはボクシングしかないなとあらためて思ったし、ここで辞めたら何も返せなくなると考えました」と引退は否定した。

JBCの安河内剛事務局長は「本当に真摯に受け止めて反省していただいていると思う。WBCにはこの内容を先ほど報告した」と説明。その上で「現役の世界チャンピオンの地位は重いと思うので、これぐらいの処分になった。JBCでは体重超過やリング上での処分の規定は厳しく定まっているが、こういったリング外で、真相が分からないものは非常に考えづらい。本人がその処分をしっかり受け止めていただけると思っている」。

寺地の今後はすべて白紙。JBCの処分を受け、WBCの対応も注目される。

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泥酔→中止の寺地拳四朗がJBCに謝罪「判断待つ」

寺地拳四朗(2019年12月24日撮影)

WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28=BMB)が2日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れ、謝罪した。寺地は7月、知人と会食後に泥酔状態で都内のマンション敷地に不法侵入し、他人の車を破損させた。週刊誌の報道を受けて事実関係を認めた上で、先月末にマスコミ各社に「謝罪文」を送付。この日、19日に大阪で予定されていた同級1位・久田哲也(36=ハラダ)との8度目防衛戦の中止が正式に発表された。

今後はJBCの倫理委員会で処分の有無などが協議される。寺地は「JBCの判断を待ちます。被害者の方に申し訳ない気持ちでいっぱい」。被害者とは示談が成立も、父で所属ジムの寺地永会長は「厳しい判断が下される可能性も覚悟している」とした。JBCの安河内剛事務局長は「寺地選手は相当に反省している様子で、自分がやったことの責任を痛感しているのがうかがえた」と語った。

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泥酔騒動の王者・寺地拳四朗、防衛戦中止が正式発表

寺地拳四朗(19年12月撮影)

WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28=BMB)の8度目防衛戦の中止が2日、正式に発表された。

19日にエディオンアリーナ大阪で同級1位の久田哲也(36=ハラダ)が挑む予定だった。中止となった世界戦の今後は未定。当日に予定されていたその他の試合は、エディオンアリーナ大阪第2競技場で実施するという。

寺地は知人との会食で酔って東京都内のマンション敷地に不法侵入し、他人の車を破損させたと、週刊誌に報道された。事実関係を認めた上で、11月26日にマスコミ各社に「謝罪文」を送付している。

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拳四朗が泥酔騒動謝罪「多大なご迷惑を」防衛戦白紙

寺地拳四朗(2019年12月24日撮影)

WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28=BMB)が26日、「泥酔騒動」を謝罪した。

26日発売の週刊文春に報じられた内容は、知人との会食で酔った寺地が東京都内のマンション敷地に不法侵入し、他人の車を破損させたというもの。この事態を受け、12月に予定していた防衛戦が、白紙となっている。

寺地はこの日、謝罪文をマスコミ各社に送付した。以下が全文。

◇ ◇ ◇ ◇

私、寺地拳四朗は

、今夏に飲酒を伴う会食後に酩酊状態となり、自宅と間違えて、他人の敷地に立ち入った上に、そこに駐車されていた車を破損してしまいました。

今月になって警察から呼び出しがあり、その時点で初めて自分が何をしたのか分かった次第です。

被害者の方には丁重にお詫びをして寛大なご配慮を頂き、示談が成立しております。

社会人として自覚に欠けた行動であり、次戦の準備をして頂いていた関係各位には、多大なるご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。

今回の不祥事を猛省し、

自分自身を見つめ直して参ります。この度は誠に申し訳ございませんでした。

    寺地拳四朗

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待ちに待った延期2度…中谷世界奪取/今年の経過

1R 攻める中谷潤人(左)(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末に世界初挑戦で世界王座をつかんだ。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)に8回2分10秒、KO勝ちをおさめた。

ダウン経験のない相手を左ボディーからの左フックでダメージを与え、左右の連打でキャンバスに沈めた。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦でデビュー21連勝(16KO)。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修行で目指した目標を達成した。一家挙げてのサポートへも恩返しを果たせた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

◆中谷の今年の経過

▽1月3日 米ロサンゼルスでのスパーリング・キャンプに出発

▽同31日 田中恒成が王座返上で世界戦が内定

▽2月7日 キャンプから帰国

▽同14日 4月4日の世界戦を家族同伴会見で発表

▽同16日 母方の曽祖母三林豊子さんが死去

▽同17日 熱海で走り込みキャンプイン

▽同18日 午前練習後に三重・東員町での通夜参列

▽同19日 告別式参列後に熱海へとんぼ返り

▽同20日 キャンプ打ち上げ

▽3月1日 ロサンゼルスでのスパーキャンプに出発

▽同5日 新型コロナウイルス感染拡大で延期発表

▽同17日 キャンプを切り上げて帰国

▽5月16日 神奈川・相模原市内で経営する飲食店「とん丸」が営業自粛から5月末で閉店と公表

▽同24日 WBOが8月1日に開催と発表

▽6月4日 スパー再開

▽同6日 8月21日に開催発表

▽7月5日 山梨・鳴沢村で3泊4日の2度目の走り込みキャンプイン

▽同29日 2度目の延期発表

▽8月 新潟へ家族旅行

▽9月17日 本村相模原市長を表敬訪問

▽同20日 相模原・城山湖で3度目の走り込みを3日間

▽同29日 都内の三迫ジムに出稽古で世界王者寺地拳四朗とスパー

▽10月22日 マグラモ陣営が来日して隔離に入る

▽同23日 11月6日に開催を発表

▽同30日 スパー打ち上げ

▽11月4日 ホテル入りしてPCR検査

▽同5日 マグラモと初対面で前日計量にパス

▽6日 世界初挑戦で王座奪取

1R 攻める中谷潤人(右)(代表撮影)
観戦に訪れた中谷潤人の(中列左から)父・澄人さん、母・府見子さん、弟・龍人さん(代表撮影)

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中谷潤人が世界戦意欲 延期で異例のスパー500回

中谷潤人(2020年6月10日撮影)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が28日、オンライン会見で世界初挑戦への意気込みを披露した。11月6日に東京・後楽園ホールで同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)との王座決定戦に臨む。2月の発表から2度延期して約9カ月。「延期だったので気持ちを切らさずきた。さらに一段気合が入った」と9日後の決戦を待ち望む。

現在は午後の1時間を中谷タイムとし、他の選手は入れずにトレーナー、パートナーとだけで練習する。当初は無観客が有観客にもなった。「家族や応援してくれる人がたくさんいる。協力してくれ、支えてくれた人の思いが伝わる。しっかり応えて恩返しに世界王者になる」と誓った。

準備は万全だ。日程が延びたことで、2月からのスパーリングは異例の500回を超えた。その分、徹底して対策に取り組み、作戦を体に染み込ませ、課題克服を図ってきた。「長い距離はレベルアップし、不得意だった近い距離は手数で押し返せるようになった」。

世界王者寺地拳四朗、元世界王者比嘉大吾とも手合わせ。寺地はマグラモとスパー経験があり「距離を保てば大丈夫」とのお墨付きももらった。「たくさん自信もつき、修正することもできた」と中谷も手応えを得た。

試合前は米ロサンゼルスでのスパー合宿が恒例だった。今回も3月に渡米して2週間滞在した。指導を受けてきたルディ・エルナンデス・トレーナーは来日しないが、スパーリングの動画を毎回フェイスブックで送信。リモートでアドバイスを受けてきた。「やることは頭に入っている。問題はない」と話す。

6月に2度目の延期となり、8月に新潟への家族旅行で「自然と触れ合った」とリフレッシュした。練習後には映画を見てリラックス。あこがれる元世界王者山中慎介らの試合を見て「いいイメージを高めてきた」という。

普段は60キロからの減量となるが、今回は「いつでも減量に入れる態勢に」と57キロをキープしてきた。現在はリミット50・8キロまであと3キロと順調だ。30日でスパーを打ち上げ、最後の減量調整に入る。

中1でグローブをはめ、中卒で単身米修業から世界王者を目指してきた。U15で2連覇、4回戦デビューし、全日本新人王、日本ユース、日本王座獲得と確実に階段を上ってきた。「4回戦の選手にも勇気を与えたい」。頂点まであと1歩だ。

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寺地拳四郎ユーチューブ開始「モフ」愛猫とタッグ

愛猫モフとタッグを組み、公式Youtebeチャンネルを開設した寺地拳四朗

プロボクシングのWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四郎(28=BMB)が22日、公式YouTubeチャンネルをスタートさせた。

テーマは「世界最強の男×最強の猫動画」。「パートナー」と語る、愛猫のノルウェージャンフォレストキャット「モフ」とタッグを組み、ボクシングに関する話題のほか、モフちゃんのかわいらしい姿にフォーカスしたコンテンツなども配信予定という。

▼寺地拳四朗 オフィシャルYouTubeチャンネル=https://www.youtube.com/channel/UCeZrbxPslema1WYb_gRVMSw?view_as=subscriber

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井上尚弥、村田諒太ら審査員!高校生シャドー大会

井上尚弥(2019年12月23日撮影)

日本ボクシング連盟は26日、「高校生シャドーボクシングチャレンジ2020」を開催すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大により、今年の高校生の全国大会がすべて中止や延期となったことを受け、練習の成果を発揮する場として設けられた。

1人で相手をイメージしながら行う練習がシャドーボクシング。同連盟に選手登録済みの現役高校生(男女不問)が、ツイッター上に指定のハッシュタグをつけて動画を投稿することでエントリーできる。応募期間は8月1日から16日まで。

審査員には超豪華な面々がそろった。井岡一翔、井上拓真、井上尚弥、岩佐亮佑、内山高志、京口紘人、清水聡、寺地拳四朗、村田諒太、八重樫東(50音順)らが現時点で参加が決定。今後も交渉中だという。

結果発表は8月22日で、「○○選手賞」など、優秀賞に選出した審査員の名前がついた賞を発表する。

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寺地会長が拳四朗の年内「0防衛」覚悟「動けない」

寺地拳四朗(中央)。左は父の永会長、右は加藤トレーナー(2019年12月24日撮影)

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(28=BMB)の父で、所属ジムの寺地永会長(56)は、年内「0防衛」も覚悟した。

政府は14日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発令されていた緊急事態宣言を解除する方向を示した。当初は、BMBジムがある京都府も含まれる見通しもあったが、見送られていた。

寺地会長は、解除の時期にかかわらず「今月いっぱいは休業」と決めていた。一方で、王者の8度目防衛戦のマッチメークについては「全くですわ。動けない」と現状を説明した。

7月から、ボクシング興行再開の動きはあるが、世界戦で海外から挑戦者を呼ぶとなれば、相手国の事情も絡んでくる。当初の計画は今年、3回の防衛で2桁「V10」を遂げ、元WBA同級王者具志堅用高氏の日本記録、13回連続防衛に迫るものだった。

しかし、現状を冷静に見据え、寺地会長は「年内に1試合できるか。試合できないことも頭に入れている」と語った。

勢いがあり、脂が乗りきった1年を棒に振るのは苦渋の選択。拳四朗は年明け1月6日には29歳の誕生日で、寺地会長も「この先は年齢との戦いになる」と話す。

新型コロナウイルス禍の出口は、ようやく見えつつある。だが、ボクサー、特に世界王者レベルはまだまだ闇の道を進んでいる。【実藤健一】

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井上尚弥がパヤノ3発70秒KO/寺地拳四朗の一撃

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズバンダム級トーナメント WBAバンタム級タイトルマッチ 1回戦・井上尚弥対フアンカルロス・パヤノ(手前) 1回、フアンカルロス・パヤノを攻めダウンを奪い、そのままKO勝ちする井上尚弥(2018年10月7日撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~6>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。

WBC世界ライトフライ級王座を7連続防衛中の寺地拳四朗(28=BMB)の「一撃」は、モンスターの右ストレートだ。WBA、IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦で、元同級スーパー王者フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を70秒で沈めた一撃。具志堅用高氏の日本記録、連続13回防衛更新を目指す現役王者の視点で「倒す」難しさを語った。(取材・構成=実藤健一)

▼試合VTR 18年10月7日、横浜アリーナでWBSS1回戦が行われ、井上がパヤノと激突した。開始40秒すぎに繰り出した右アッパーが距離を縮めてきた相手のあごをかすめると、50秒経過直後に左ジャブでパヤノの視界を奪い、即座に放った右ストレートでフィニッシュ。繰り出したパンチはわずか3発。1分10秒のKO勝ちは、日本選手世界戦最速KOタイムを更新した。

◇ ◇ ◇

衝撃というより、あれ!? いつの間にという印象しか残っていない。一瞬やった。知らん間に終わってしまったという感じ。それが逆にすごい。

井上選手はプレッシャーのかけ方がすごくうまい。自分はスタイルが違うし、戦い方も違うけど、ボクサーとしては早く終わらせるにこしたことはない。テレビ局は大変ですけど。

あらためて思ったのは狙って倒すのは難しいな、と。あの試合の井上選手も狙って打ったというより、流れの中で繰り出したパンチだと思う。自分の経験を振り返っても、たまたまのパンチで倒したというケースは少なくない。

ただ、その「たまたま」は、それまでの練習の積み重ねから生まれるもの。練習で死にものぐるいにやっていないと、体に染みこんでいかない。やればその分、試合で発揮できる。

「知らん間に終わった」井上選手のあの試合は、その典型のように思う。

◆寺地拳四朗(てらじ・けんしろう) 1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれ。奈良朱雀高から関大に進み国体優勝。14年8月プロデビュー。17年5月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得し、7連続防衛中。拳四朗は漫画「北斗の拳」の主人公に由来しリングネームにしてきたが前回防衛戦から本名。戦績は17勝(10KO)無敗。父で会長の永氏は元日本ミドル級、東洋太平洋ライトヘビー級王者。身長164・5センチの右ボクサーファイター。

寺地拳四朗

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高山勝成が異例のウェブ会見、”定年”延長に感謝

ウェブでの会見に臨んだ元世界王者の高山(中央)。左は中出トレーナー、右は岡筋弁護士

プロボクシングのミニマム級で世界主要4団体の王座に就き、アマチュアで目指した東京五輪出場はならず、プロに再転向した高山勝成(36=寝屋川石田)が6日、ウェブを使った異例の記者会見に臨んだ。

中出博啓トレーナーと岡筋泰之弁護士が同席。今後のプランを語った。

3月17日にプロライセンスが再交付され、当初は5月10日に復帰戦が組まれた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本ボクシングコミッション(JBC)はこの日、興行中止の要請期間を5月末まで延長すると決めた。高山の試合も延期を余儀なくされた。5月12日に高山はJBCの規定上、ライセンスを失効する37歳の誕生日を迎えるため、陣営は“定年”延長の嘆願書を提出。そこは認められる方向となり、高山は「ありがたいです」と感謝した。

ただ、今後については不透明。過去の実績からWBAミニマム級10位にランクインしたが、今後は1階級上のライトフライ級で頂点を目指す意向。同級にはWBAスーパー王者の京口紘人(26=ワタナベ)、WBC王者の寺地拳四朗(28=BMB)と2人の世界王者がいる。いずれかの対戦が実現すれば、盛り上がることは必至だ。

高山は京口について「気持ちが強い、ファイタータイプ」。寺地には「とてもクレバー。自分のボクシングを崩しにくいタイプ」と分析し、実現に向けては「楽しみにしてください」と含みをもたせた。

年齢の問題もあり、高山も「プロボクサーは40、50歳まで続けられない。やり残したものを取り戻すことができるのもあと1、2年」と自覚する。その限られた時間の中で、新型コロナウイルス感染症の影響は大だが「(試合の)延期は仕方ない。戦える時にベストを尽くせるよう、精進していきたい」。波乱に満ちたボクシング人生の集大成を誓った。【実藤健一】

ウェブでの会見に臨んだ元世界王者の高山(中央)。左は中出トレーナー、右は岡筋弁護士

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寺地拳四朗V10プラン白紙も「流れに任せるだけ」

V7祝勝会前にマスク姿で取材に応じたWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(撮影・実藤健一)

WBC世界ライトフライ級タイトル7度目の防衛に成功した寺地拳四朗(28=BMB)の祝勝会が26日、京都市内で行われた。

「この時期に来てくださるみなさんは本当にありがたい。握手とかも、あまりできないのに」

新型コロナウイルスの影響で、ボクシング界も3月に国内で予定されていた興行の中止が発表された。寺地も黒のマスク姿で取材に応じ、「メンタル的な影響はないが、(次戦が)いつ決まるんやろ。当分、決まらないでしょうね」と語った。

今年3度の世界戦を行い、2桁10度の防衛が当初のプランだった。しかし、現状は全くの白紙になった。それでも「(年内のV10が)無理なら無理で引きずることはない。今まで通り、流れに任せるだけです」とトレードマークの笑顔で話していた。

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井上尚弥2年連続2冠 最優秀選手賞と年間最高試合

ドネアを破りWBSS優勝を果たした井上尚弥はアリ・トロフィーを掲げる(2019年11月7日撮影)

ボクシングの19年度年間表彰式が8日に都内で開催され、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、最優秀選手賞と年間最高試合で2年連続2冠となった。

ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝では2回TKOでIBF王座を獲得し、決勝では5階級制覇のWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)に判定勝ちでWBA王座を統一した。

最優秀選手は4人の候補がいたが、年間最高試合とも32票中27票を獲得した。いずれも2年連続3度目の受賞で、14年はKO賞と3冠で3度目の複数受賞となった。

技能賞は日本人初の4階級制覇を達成して初防衛した井岡一翔(30=Reason大貴)、殊勲賞はWBA世界ミドル級王座を奪回して初防衛した村田諒太(34=帝拳)が初受賞した。村田は2連続KOでKO賞も初受賞し、初の複数受賞となった。

この賞は日本ボクシングコミッション、日本プロボクシング協会、東京および関西運動記者クラブ・ボクシング分科会の主催、選考による。各賞の受賞者は以下の通り。

◆最優秀選手賞 井上尚弥(大橋)=2年連続3度目

◆技能賞 井岡一翔(Reason大貴)=初

◆殊勲賞 村田諒太(帝拳)=初

◆努力敢闘賞 永野祐樹(帝拳)=初

◆KO賞 村田諒太(帝拳)=初

◆新鋭賞 中谷潤人(M.T)=初

◆年間最高試合 WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一戦 井上尚弥(大橋)-ノニト・ドネア(フィリピン)

◆世界戦以外の最高試合 WBOアジア太平洋ウエルター級王座決定戦 矢田良太(グリーンツダ)-別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)=2年連続2度目

◆女子最高試合 WBC世界フライ級王座戦 藤岡奈穗子(竹原&畑山)-天海ツナミ

◆優秀選手賞 井岡一翔(Reason大貴)、井上尚弥(大橋)、岩佐亮佑(セレス)、京口紘人(ワタナベ)、田中恒成(畑中)、寺地拳四朗(BMB)、村田諒太(帝拳)

◆特別賞 河野公平(ワタナベ)、田口良一(ワタナベ)、福原辰弥(本田)、故三迫仁志(元日本プロボクシング協会会長)

◆優秀トレーナー賞 加藤健太(三迫)

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井上尚弥らボクシング最優秀選手賞候補 2・7発表

アリトロフィーを掲げる井上尚弥(2019年11月7日撮影

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が12日、都内で19年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補はワールド・ボクシング・スーパーシリーズを制した井上尚弥(大橋)、日本人初の4階級制覇の井岡一翔(Reason大貴)、ミドル級王座奪回の村田諒太(帝拳)、唯一世界戦3勝の田中恒成(畑中)の4人。受賞者は2月7日に都内のホテルで発表、表彰される。他の各賞候補は次の通り。

◆技能賞 井岡、寺地拳四朗(BMB)、田中

◆殊勲賞 岩佐亮佑(セレス)、村田、井岡

◆KO賞 村田、寺地、栗原慶太(一力)、吉野修一郎(三迫)、勅使河原弘晶(輪島功一)

◆新鋭賞 重岡銀次朗(ワタナベ)、井上浩樹(大橋)、中谷潤人(M.T)

◆努力敢闘賞 野中悠樹(井岡弘樹)、渡部あきのり(角海老宝石)、永野祐樹(帝拳)、田中教仁(三迫)

◆年間最高試合 WBA&IBFバンタム級井上-ノニト・ドネア(フィリピン)、同井上-エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBOスーパーフライ級井岡-アストン・パリクテ(フィリピン)、WBAミドル級村田-ロブ・ブラント(米国)

◆世界戦以外の最高試合 日本ミドル級竹迫司登(ワールド)-加藤収二(中野サイトウ)、WBOアジア太平洋ウエルター級別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)-矢田良太(グリーンツダ)、日本ユース・バンタム級石井渡士也(REBOOT.IBA)-石川春樹(RK蒲田)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)、佐伯霞(真正)、吉田実代(EBISU K’s BOX)

◆女子最高試合 WBCフライ級藤岡菜穗子(竹原&畑山)-天海、WBOミニマム級佐伯-エリザベス・ロペス(メキシコ)、WBAアトム級モンセラッット・アラルコン(メキシコ)-宮尾綾香(ワタナベ)

バトラーに5回TKO勝利して初防衛を果たし、1本指を立てる村田諒太(2019年12月23日撮影)

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V7寺地拳四朗が東京暮らし決意「めっちゃ楽しみ」

7度目の防衛に成功し、一夜明け会見で笑顔を見せる寺地(撮影・狩俣裕三)

V14御殿となるか!? 7度目の防衛に成功したWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)が24日、都内ホテルで一夜明け会見に臨み、来年2月にも東京都内に“移住”することが分かった。

練習拠点は三迫ジムで一年の半分以上は都内のホテル生活だった。経費や生活の負担から“わが家”を持つことを決断。京都の実家から独立し、初めてのひとり暮らしに寺地は「めっちゃ楽しみ。家具とか一からそろえるのは大変だけど、ホテル暮らしは不便だったから」。来年は3度の防衛戦で年末に2桁、V10のプラン。拠点を構え、腰を落ち着けて臨むことになる。

元WBA同級暫定王者のランディ・ペタルコリン(27=フィリピン)をボディー攻めで4度のダウンを奪い、4回1分8秒TKOで17勝(10KO)無敗とした。「(昨夜は)3時間ぐらい。いつも1~2時間なので眠れたと思う。疲れた感もそんなになくて、練習した後ぐらいの感じ」と余裕の表情で振り返る。

元WBA同級王者具志堅用高氏が持つ連続防衛13回超えへ、寺地は「勝つごとに自信がついている。統一戦もしたいし、海外も視野に入れている。だれがきても勝てる調整できるし、だれでもどんどんきてほしい」と安定王者の自信をみなぎらせる。

本格的な東京進出の前に年明けは自分へのごほうびにベトナム旅行を計画。「近場のリゾート地で選んだ。のんびりしたい」。日本ボクシングに歴史を刻む記録へ、まずはしっかり英気を養う。

一夜明け会見で、記念撮影する寺地(中央)。左は父の永会長、右は加藤トレーナー(撮影・狩俣裕三)

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寺地拳四朗「統一戦もしたいし、海外も視野に」

7度目の防衛に成功し、一夜明け会見で笑顔を見せる寺地(撮影・狩俣裕三)

7度目の防衛に成功したWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)が24日、都内ホテルで一夜明け会見に臨んだ。

元WBA同級暫定王者のランディ・ペタルコリン(27=フィリピン)をボディー攻めで4度のダウンを奪い、4回1分8秒TKOで17勝(10KO)無敗とした。

「(昨夜の睡眠時間は)3時間ぐらい。いつも1~2時間なので眠れたと思う。疲れた感もそんなになくて、練習した後ぐらいの感じ」と余裕の表情で振り返った。

元WBA同級王者具志堅用高氏が持つ連続防衛13回へ、来年は3度の防衛で2桁、V10が目標。寺地は「勝つごとに自信がついている。統一戦もしたいし、海外も視野に入れている。だれがきても勝てる調整はできるし、だれでもどんどんきてほしい」。安定王者の自信をみなぎらせた。

7度目の防衛に成功し、一夜明け会見で笑顔を見せる寺地(撮影・狩俣裕三)

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ペタルコリン、寺地拳四朗のボディー攻め「予想外」

3回、ペタルコリン(右)からダウンを奪い笑顔を見せる寺地(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇横浜アリーナ

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)が4回1分8秒TKO勝ちで7度目の防衛に成功した。元WBA同級暫定王者ペタルコリン(フィリピン)に対し3回、ボディー攻めで3度のダウン。4回に左ボディーで仕留めた。寺地の戦績は17勝(10KO)無敗。

挑戦者のペタルコリンは2回に左ストレートを当てるなど優位に立つ場面もあったが、3回に崩れた。「予想していなかった」というボディー攻めを浴びて3度ダウン。何とか立ち上がったが4回に再びボディーにとどめを刺された。寺地と対戦予定だった選手が体調不良で欠場し、通常より短い約1カ月間の調整で挑んだ。「フィジカルを考えると短かった。本来ならもう少しいい試合ができたかもしれない」と残念がった。

4回、ペタルコリン(右)に左ボディーを放ちダウンを奪う寺地(撮影・鈴木みどり)

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