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王者永野祐樹が気合十分 小原佳太と屈指の好カード

日本ウエルター級王者永野祐樹(2019年9月7日撮影)

ボクシング日本ウエルター級タイトル戦の前日計量が31日に都内で行われ、同級王者永野祐樹(30=帝拳)、同級1位小原佳太(33=三迫)とも1回でクリアした。今年のチャンピオンカーニバル開幕戦で屈指の好カードとなる。

V2戦の永野は、格上相手となるが世界ランク奪取へ気合十分。対する小原は6年ぶりの日本王座戦だが、前半KOで世界再挑戦への足がかりとしたい。

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小原佳太「苦戦しても一発で」垂水稔朗をKO宣言

計量をクリアした垂水稔朗(左)と小原佳太

ボクシングのチャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦の前日計量が25日に都内で行われた。メインの日本ウエルター級1位小原佳太(32=三迫)は66・5キロ、同級2位垂水稔朗(25=協栄)はリミット66・6キロでクリアした。26日に東京・後楽園ホールで、4階級が行われ、勝者は日本王者に挑戦権を得る。

小原は世界再挑戦へ向けて、あえて日本から再出発する。垂水とは16年の世界初挑戦前から何十回とスパーリングしてきた。「国内でやった試合では2番目に怖い」と決して侮れない相手だ。「ボクを知っているし、若くて伸びシロもある。油断できない」と話す。そのために8月後半から2週間、米ロサンゼルスでスパーも積んだ。「苦戦してもどこかで一発で倒す。普通に来たら問題なく中盤で倒す」とKO宣言した。

垂水は「あこがれだった」という相手と対戦となった。「いつも以上に気を引き締めて、充実した日々を送れた」と決戦が待ち遠しそう。海外経験もある近藤(一力)、岡田(角海老宝石)らと80回以上スパーし、「十分戦えた」と手応えを得た。3年前は「歯が立たずにボコボコにされた」相手が警戒感を示したことに「うれしいけど、なめてきてくれた方がいいのに」と笑み。「苦戦ではなく、終わらせて見せます」と気合を込めた。

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CC最強挑戦者決定戦の対戦カード発表 ボクシング

最強挑戦者決定戦に出場する選手たち

日本プロボクシング協会が5日に都内で、日本王座挑戦権を争う「チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦」の対戦カードを発表した。13階級のうちフライ級藤北誠也(31=三迫)は相手がケガで棄権、ミドル級国本陸(22=六島)は出場選手がいないため、いずれも不戦で挑戦権を獲得した。11階級の対戦カードは下記(○はランキング)。

◆ミニマム級(21日=後楽園ホール)

<1>谷口将隆(25=ワタナベ)-<2>石沢開(22=M.T)

◆ライトフライ級(12月15日=名古屋)

<1>矢吹正道(27=緑)-<8>芝力人(23=RK蒲田)

◆スーパーフライ級(未定)

<1>久高寛之(34=仲里)-<2>ユータ松尾(29=ワールドスポーツ)

◆バンタム級(10月26日=後楽園ホール)

<1>沢田京介(31=JBスポーツ)-<2>田中一樹(26=グリーンツダ)

◆スーパーバンタム級(13日=後楽園ホール)

<1>古橋岳也(31=川崎新田)-<2>田村亮一(32=JBスポーツ)

◆フェザー級(10月26日=後楽園ホール)

<4>丸田陽七太(22=森岡)-<5>大橋健典(30=角海老宝石)

◆スーパーフェザー級(11月9日=後楽園ホール)

<1>源大輝(28=ワタナベ)-<2>渡辺卓也(30=青木)

◆ライト級(10月26日=後楽園ホール)

<1>斎藤一貴(26=角海老宝石)-<2>富岡樹(22=REBOOT)

◆スーパーライト級(10月21日=後楽園ホール)

<1>アオキクリスチャーノ(30=角海老宝石)-<2>永田大士(29=三迫)

◆ウエルター級(10月26日=後楽園ホール)

<1>小原佳太(32=三迫)-<2>垂水稔朗(25=協栄)

◆スーパーウエルター級(11月2日=後楽園ホール)

<1>新藤寛之(33=宮田)-<2>清水優人(31=木更津グリーンベイ)

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小原佳太は垂水稔朗と対戦、王座挑戦へ実力者そろう

ウエルター級で対戦する小原佳太(左)と垂水稔朗

日本プロボクシング協会が5日に都内で、日本王座挑戦権を争う「チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦」の対戦カードを発表した。今年は11階級で挑戦権が争われるが、世界挑戦経験者が3人に、王座経験者が5人出場と、実力者が顔をそろえた。

ウエルター級は10月26日に東京・後楽園ホールで、IBF世界8位にランクされる同級1位小原佳太(32=三迫)が、同級2位垂水稔朗(25=協栄)と対戦する。3月にIBF挑戦者決定戦で敗れた後、6月に再起戦を飾っていた。海外、世界再挑戦を目標にするが、あえて2階級制覇となる日本王座の道を選んだ。「出なくてもよかったが、海外もなかなか決まらない。楽な試合より、日本人の強い人とやろうと思った」と説明した。

8月19日から9月2日まで米ロサンゼルスで、同門の日本ライト級王者吉野とスパーリングを中心に合宿した。「精神的にも技術的にも収穫はいろいろあった。4年ぶりでいい刺激になった」と意欲も衰えていない。「賞品や賞金はなくても、お金で買えないものを手に入れたい」。対戦する垂水は「あこがれの人と戦えてうれしいが、あこがれで終わるつもりはない」と闘志を見せた。

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小原佳太、TKOで再起戦飾る「もう1度世界に」

小原佳太(左)とジョスマル・ケフィ(2019年6月12日撮影)

<ボクシング:ウエルター級ノンタイトル10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

IBF世界ウエルター級12位小原佳太(32=三迫)が、4回TKOで再起戦を飾った。ジョスマル・ケフィ(30=インドネシア)に対し初回からペースをつかみ、4回にペースを上げてめった打ち。

レフェリーが試合を止め、4回56秒TKO勝ちした。3月には米国でIBF挑戦者決定戦で判定負け。引退も考えたが、周囲は現役続行を勧められて再起を決断した。「今年勝負」と2カ月半の短い間隔で再起戦を設定し、一方的な展開で勝利を収めた。「国内のこの階級では1番だと思っている。今年1年、誠心誠意を尽くして、もう1度世界にいってみせます」と宣言した。

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小原佳太「ロッキーのようなガッツ」出せず判定負け

小原佳太

<ボクシングIBF世界ウエルター級挑戦者決定戦>◇30日◇米フィラデルフィア

IBF世界ウエルター級5位小原佳太(32=三迫)の世界再挑戦権獲得はならなかった。同級4位クドラティーリョ・アブドカクロフ(25=ウズベキスタン)と対戦。110-118、111-117、113-115の0-3で判定負けした。

小原は「後半にかけて、ロッキーのようなガッツが出せなかったのも敗因だと思いますが、全体的に見てコントロールされ、世界の壁は厚かったです」と、SNSを通じてコメントした。

小原にとって、米国では15年11月に引き分けたIBFスーパーライト級挑戦者決定戦以来の試合。16年9月にはモスクワでIBFスーパーライト級で世界挑戦も2回TKO負け。階級を上げて海外初勝利で世界再挑戦の権利を狙ったが、アマ経験豊富でプロ15戦全勝の相手の壁を打ち破れなかった。

現王者エロール・スペンスJr.(29=米国)は、16日に4階級王者マイキー・ガルシア(31=同)に判定でV3に成功している。

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小原佳太が世界再挑戦の切符獲得へ渡米「心に余裕」

IBF世界ウエルター級で指名挑戦者決定戦出場へ渡米した小原佳太

ボクシングIBF世界ウエルター級5位小原佳太(32=三迫)が25日、世界再挑戦切符獲得へ渡米した。

30日に米フィラデルフィアでの指名挑戦者決定戦で、同級4位アブドカクロフ(ウズベキスタン)と対戦する。15年にも米国で挑戦者決定戦に出場。

先週にヘルペスで3日休んだが「体調はよくなったと前向き。経験から心に余裕がある」と話した。前夜に同地が舞台の映画ロッキーを見終えた。「打ち勝ってのアメリカンドリーム。いい映画」と自らをだぶらせた。

IBF世界ウエルター級で指名挑戦者決定戦出場へ渡米した小原佳太

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小原佳太「一撃で…」海外初勝利で世界再挑戦狙う

IBF世界ウエルター級で指名挑戦者決定戦出場が決まった木村翔

ボクシングIBF世界ウエルター級5位小原佳太(32=三迫)が、海外初勝利で世界再挑戦切符を狙う。

30日に米フィラデルフィアでのIBF世界同級指名挑戦者決定戦で、同級4位クドラティーリョ・アブドカクロフ(25=ウズベキスタン)と対戦する。8日に都内で発表した。

小原は15年に米国でIBF世界スーパーライト級挑戦者決定戦で引き分け。16年にロシアで同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)に世界初挑戦も2回TKO負けと、海外は1敗1分け。「決定戦を勝って挑戦できれば、誰にも文句は言われない王道でうれしい。王者にならないと成功、大成とは言えない。チャンスを一撃で決めたい」と意気込んだ。

相手は小原の3倍近いアマ約180戦と経験豊富で、15年にプロデビューから15戦全勝(9KO)している。小原は「派手さはないがトータルでレベルが高い。苦手なタイプも、ペースを取れば倒せる可能性はある」と自信を見せる。11月に対戦指令が出ていたため、日程調整で時間はかかったが「十分すぎるぐらい練習した」と、最終的にスパーは200回は超える予定だ。

同級では日本人世界王者はいまだいない。現在の同級王者エロール・スペンスJr.(米国)は、16日に4階級王者マイキー・ガルシア(同)とV3戦を予定する。小原は「日本人がどこまで通じるか。次の次は見ずに、まずは海外で初勝利したい」と誓った。

IBF世界ウエルター級で指名挑戦者決定戦出場が決まった小原佳太(中央)に加藤健太トレーナー(左)と三迫貴志会長

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王者レリク初防衛「相手がタフで驚いた」準決勝進出

7回、右ストレートを放つレリク(右)(撮影・滝沢徹郎)

<ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS):スーパーライト級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇横浜アリーナ◇1回戦

王者キリル・レリク(28=ベラルーシ)が初防衛に成功し、準決勝に進出した。同級1位の元IBF王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(38=ロシア)との1回戦。序盤からレリクが積極的に前に出て、終盤の反撃をしのいで、ジャッジ3者とも115-113で判定勝ちした。

試合はリーチのあるトロヤノフスキーがジャブを突いてきたが、レリクがかわしながら前へ出た。2回には大振りの左フックからロープに背負わせ、連打を見舞った。9回にもロープに詰めたが決定打は奪えず。終盤はトロヤノフスキーが反撃してきたが、最終回のゴング前に右腕を突き上げて勝利をアピールした。

ともに高いKO率の強打者対決にしては、もう一つ盛り上がり、見せ場を欠く試合になった。レリクは「12回までいってしまった。KOを狙いすぎ、ダウンをとれなかった。相手がタフで驚いた」と話した。準決勝では10月27日に米ニューオーリンズで行われる、WBC暫定王者レジス・プログレイス(29=米国)と元WBOライト級王者テリー・フラナガン(29=英国)の勝者と対戦する。

トロヤノフスキーはIBF王者時代に、小原佳太(三迫)をリング下まで落とすKO防衛を飾っていた。その強打は不発に終わった。過去10回が最長ラウンドとあって「12回まで戦ったのは初めて。自分としては満足している」と話していた。

12回、ドロヤノフスキー(右)を判定の末に破り、ガッツポーズするレリク(撮影・浅見桂子)

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WBSSへレリク帝拳で練習「勝ち続けて優勝する」

初防衛と優勝を宣言したWBA世界スーパー・ライト級王者キリル・レリク

ボクシングWBA世界スーパー・ライト級王者キリル・レリク(28=ベラルーシ)が1日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。

8日の横浜アリーナでのトリプル世界戦で、同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(38=ロシア)を迎え撃つ。井上尚弥(大橋)と同様に、階級最強を決めるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の1回戦。

練習はシャドー、ミットとサンドバッグ打ちにストレッチで、約15分動いただけだった。実に静かな口調も「初防衛と勝ち続けて優勝する」と宣言した。9月27日に来日して4日目。相手は試合5日前の3日来日に「時差や気候にもうまく調整できている」と万全の準備を強調した。

アマでは300戦以上の経験もあるが、ロンドン五輪代表は逃した。11年にプロ転向後は22勝(19KO)2敗。16年に英国で世界初挑戦、17年の米国での挑戦者決定戦とも微妙な判定負け。アマ、プロともあと1歩抜け出せず。拠点を米国に移し、現在のウィルソン・トレーナーの指導を受け始めた。「経験、試合運びや技術を学んだ」と、その成果で3月に王座を獲得した。

トロヤノフスキーはIBF同級王座を3度防衛し、小原佳太(三迫)もリング下まで落とすKO勝ちをしている。27勝(24KO)1敗で愛称はイーグルに対し、レリクのニックネームはマッド・ビーン。自ら「普段はおとなしいがリングでは激しい試合をする」と説明。狂った蜂がワシを刺しまくる。

ミット打ちをするWBA世界スーパー・ライト級王者キリル・レリク

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小原佳太、3回TKO王座復帰「世界へもう1回」

王座奪回でインタビューを受ける小原佳太

<プロボクシング:WBOアジア太平洋・ウエルター級タイトル12回戦>◇9日◇東京・後楽園ホール

 同級6位小原佳太(31=三迫)が3回TKOで王座を奪回した。

 4月に逆転KO負けした同級王者アルビン・ランガベイ(23=フィリピン)との直接再戦。初回にダウンを奪い、3回に右ストレートを打ち込んで、3回1分8秒TKO仕留めた。IBF7位に加え、再びWBOの世界ランク入りで、16年以来の世界再挑戦へ再出発の王座返り咲きとなった。

 前回は初回にダウンを奪うも、2回に左相打ちのダブルノックダウンの末に負けた。今回も3回に左リードで先にダウンを奪ったが、2回には左の相打ち。三迫会長は「またかとヒヤッとした」。しかし、3回に右を打ち込んで、相手が横倒しになる途中でレフェリーがストップした。

 前回は右と思っていたが左できた。今回は右と幻惑してきたが、小原は「面白いヤツだなと思った」という。前回の反省から「左フックは完全に封印した。ベルトを取り返せてよかったが、正直WBOの世界ランクがほしかった。世界へもう1回スタートを切れた。世界中どこでも行く」。

 16年にはロシアで世界挑戦も2回TKO負けも、再び世界へ再出発の勝利となった。

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小原佳太「自信過剰だった」KO負けで王座陥落

KO負けで王座を陥落にコーナーでぼう然とする小原

<ボクシング:WBOアジア太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

 同級王者小原佳太(31=三迫)がダブルノックダウンの末に王座を陥落した。

 同級8位アルビン・ラガンベイ(22=フィリピン)との2度目の防衛戦。初回にダウンを奪ったが、2回にともに左の相打ちでダブルノックダウン。相手はすぐに起き上がったが、小原は立ち上がったがポーズをとれず。2回2分36秒KO負けを喫した。

 小原は初回1分すぎに左フックでダウンを奪った。「まさかあのパンチで倒れると思わなかった」。これが逆に過信になってしまった。見ていくはずが距離を詰め、その後は左を再三クリーンヒットされ、反撃を浴びてしまった。

 インターバルではセコンドから「急がずに後半勝負。まず防御で距離をとろう」と指示された。小原は16年にIBF世界スーパーライト級で世界挑戦に失敗した。「あの時は打たれて引いて負けた。いつか、もらっても出ていこうと思っていた。相打ち狙いの欲が出た」と振り返る。

 2回も小原は前に詰めていくと、その左の相打ちで珍しいダブルノックダウンとなった。小原に記憶はなく「そうなんですか。めちゃ面白い試合じゃないですか」と笑った。会場入りして苦手なサウスポーと知った。「タイミングの戸惑いあった。最後のパンチはわかんなかった」という。「受けに回って、調子に乗せ、距離が詰まったのが敗因。自信過剰だった」と認めた。

 世界挑戦に失敗後、約半年のブランク後に階級を上げて、4カ月おきにこなして再起後4戦目だった。世界ランクはWBOで6位、IBFで9位と、再び世界挑戦へと浮上してきていた。三迫会長は「勝負が早かった。一旦立ち止まって、次を決めたい。やってもらいたいし、リベンジもさせたい」と話した。

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小原佳太、V2戦へ新婚旅行前には「負けられない」

小原佳太

 12日に東京・後楽園ホールでのボクシング・ダブルWBOアジア太平洋タイトル戦の前日計量が、11日に都内で行われた。V2戦となるウエルター級王者小原佳太(31=三迫)は66・5キロ、同級8位アルビン・ラガンベイ(23=フィリピン)は66・4キロと、リミットの66・6キロ以下ででクリアした。

 小原は16年にIBF世界スーパーライト級で世界挑戦に失敗した。約半年のブランク後に階級を上げて、4カ月おきにこなして再起後4戦目となる。「1年間やってきて、ブランクがなくなった。この1週間の調整は今までで一番よかった」と手応えを得ている。 昨年11月に婚姻届を出し、今年2月に式を挙げ、ギリシャへ新婚旅行と負けるわけにはいかない。世界ランクはWBOで6位、IBFで9位。「世界へ行くまで負けられない。最低限、KOの星を増やしたい」と3連続KOを狙う。

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小原佳太、世界再挑戦へ「派手な相手とやりたい」

 ボクシングのWBOアジアパシフィック・ウエルター級タイトルマッチの前日計量が、13日に都内で行われた。

 同級王者小原佳太(31=三迫)は66・4キロでリミットを200グラムアンダーでパスしたが、挑戦者の同級5位藤中周作(31=金子)はリミットの67・1キロを500グラムオーバー。2時間の猶予を与えられての再計量にリミットちょうどでクリアした。

 小原は昨年世界挑戦に失敗したが、今年8月の再起2戦目で王座を獲得した。今回は2度目の防衛戦で2年8カ月ぶりの日本人相手となるが「緊張感がある。オーソドックスなスタイルではないのでやりにくいが、今後の糧になる。焦らずに自分の距離で戦いたい」と冷静に話した。世界再挑戦が目標になるが「この階級は競争率が激しいので」と以前のスーパーライトと2階級でチャンスをうかがう。そのためにも「次は世界ランカーとやりたい。日本や東洋太平洋王者とか派手な相手とやりたい」と、先を見据えて実力と実績を積み上げていくつもりだ。

 藤中はやっと計量をクリアして「病人みたい」と苦笑いした。朝起きて3キロオーバーとあって、温泉に行き、厚着をして体を動かしたが、最初の計量をクリアできず。計量会場周辺を再び歩くなどして汗をかき、締め切りの10分前になんとかパスした。「世界もやっていて、すべて相手が上。パワーをつけようとして筋肉量を上げすぎた」と言う。「スタミナの不安要素はあるが切れはある。強い相手の方が力が出る。自分を信じて、自分に期待している」と強気だった。

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小原佳太「リング下に落ちてパニックになった」

<プロボクシング:IBFスーパーライト級タイトルマッチ12回戦>◇9日◇モスクワ

 IBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、2回TKO負けで世界挑戦に失敗した。9日にモスクワで、V2戦の同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)に世界初挑戦。2回に右からの連打にリング下に落ち、再開後も連打を浴びてレフェリーストップ。2回1分35秒TKO負けし、ジムに34年ぶり4人目となる世界王者の夢を砕かれた。

 小原は右ストレートにふらつき、さらに連打を浴びる。右アッパーに体がロープの間から飛び出し、リング下まで落ちた。王者は勝利のバック転も、小原はコーナーの階段からリングに戻る。試合再開とはなったが、すぐに連打で棒立ちにレフェリーが止めた。

 「ふがいない。あそこまで効いたパンチはデビュー戦以来ない。強かった。リング下に落ちてパニックになった」と完敗を認めるしかなかった。東洋大の1年先輩の村田から「先にベルトを取ってこい」と送り出された海外挑戦。世界的に層が厚く日本人王者は3人だけの階級で、92年平仲以来の獲得に挑んだが、無敗の王者にはね返された。

 3年前にパッキャオの指名でスパーリングパートナーも務めた。その自慢の強打も出せずにデビュー以来の黒星。今後へは「リングの上はすごいいいもの。前向きに考えたい」と話した。

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世界初挑戦の小原佳太、当日計量パスで試合成立

対戦相手のトロヤノフスキーの写真を手に記念撮影をする小原佳太(写真は2016年8月4日)

 IBF世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦の当日計量が、9日朝にモスクワで行われた。リミットは68キロと約4・5キロ(10ポンド)の増量までOKで、世界初挑戦の同級3位小原佳太(29=三迫)は67・5キロでパスした。

 V2戦の同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)は68・2キロでオーバー。2時間の猶予が与えられ、1時間半後に再計量となり、67・6キロでパスして試合成立となった。試合は日本時間10日早朝にゴングとなる。

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小原佳太が今日ロシアでIBF世界戦「自信あり」

世界初挑戦するIBF世界スーパーライト級3位の小原佳太

 ボクシングのIBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、海外奪取で2つの空白を埋める。9日にモスクワで同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36)に世界初挑戦する。8日は現地のホテルで前日計量に臨み、小原は63・1キロ、王者は63・4キロとともにリミット以下でパスした。

 14年にジムを引き継いだ三迫貴志会長も世界初挑戦となる。「1歩ずつクリアしてきて待ち望んだ一戦」と期待がこもる。名門ジムも王座獲得は輪島、三原、友利だけ。13人目の挑戦で34年ぶり4人目を狙う。スーパーライト級でも平仲以来4人目へ、24年で空白期間にストップがかかる。

 王者はキックボクサー上がりも24勝21KOの無敗を誇る。小原は「6-4で勝てるが、アウェーなので五分でも自信ありです。人生で一番大きな勝負にすべてをかける」との決意でリングに上がる。

 日本人で海外の敵地で奪取は、過去7人が8回で13年の高山以来になる。ジムからは三原も81年に米ニューヨークで奪取の歴史は心強い。持ち込んだ炊飯器で炊いたジャスミンライスのかゆで、決戦へのエネルギーを補給。あとは東京に残った先代三迫仁志会長に朗報を伝えるだけだ。

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小原佳太モスクワで世界初挑戦「カウンター決める」

 ボクシングのIBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、9月9日にロシアのモスクワで世界初挑戦する。三迫ジムが4日に都内のジムで、王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)のV2戦で指名挑戦を発表した。24勝21KOの無敗王者。小原は「どっちかが倒れる。人生で一番大きな勝負にすべてをかけ、倒してベルトを持って帰ってくる」と決意を披露した。

 アマ2冠で就職したが「何かに集中したい」とプロ入り。B級で黒星デビューも日本、東洋太平洋王者と確実に階段を上り、昨年の挑戦者決定戦は引き分けも決戦にこぎつけた。「打ち合いで瞬発力を生かしてカウンターを決めたい」と話す。1階級上の金メダリスト村田は東洋大の1年先輩。「一番怖く、練習でボコボコにされた」が、ベルトは先につかむつもりだ。

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小原佳太モスクワで世界初挑戦「一番大きな勝負」

公開練習前、対戦相手のトロヤノフスキーの写真を手に記念撮影をする小原(撮影・狩俣裕三)

 IBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、9月9日にロシア・モスクワで世界初挑戦する。

 三迫ジムが4日に都内のジムで発表した。王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)のV2戦で指名挑戦者となる。24勝21KOで無敗の王者に「最後はどっちかが倒れる。人生で一番大きな勝負にすべてをかけ、倒してベルトを持って帰ってきます」と宣言した。

 小原は東洋大からプロ入りし、デビュー戦で黒星もその後は16勝(15KO)1分けの無敗でここまできた。日本と東洋太平洋の同級王座は2度ずつ防衛した。6月には恒例の米国キャンプもこなし、現在は国内で出稽古もしながら、相手を想定して練習している。「やりづらく強い相手だが、打ち合い多くなるはず。瞬発力生かしたい」と話す。

 三迫ジムからは09年以来の世界挑戦となる。三迫会長は「1歩ずつここまできた。世界へ出て活躍する第1歩」と期待を込めて話した。

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小原佳太が1回KO勝ち「必ず世界取ります」

<プロボクシング:スーパーライト級8回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

 プロボクシングのIBF世界スーパーライト級3位小原佳太(29=三迫)が、世界前哨戦で1回KO勝ちした。14日、東京・後楽園ホールでタイ人選手と対戦し、初回2分31秒に強烈な右ストレート一撃で仕留めた。IBF世界同級王者トロヤノフスキ(ロシア)への挑戦権を保持しており、陣営は今夏の対戦に向けて交渉を進めている。

 小原が世界初挑戦に弾みを付けた。試合開始から圧力をかけると、ねらい澄ました右ストレートを顔面に決めダウンを奪い、レフェリーがすぐさま試合を止めた。今夏に24戦全勝(21KO)のトロヤノフスキに挑戦予定。前哨戦を完璧な形でクリアし「KO率の高い王者だが、倒して勝つつもりでいる。必ず世界を取ります」と誓った。4月に王者の試合を現地観戦した三迫会長は「ジャブが多くてうまいが、小原とはかみ合うタイプ」と話した。来月末から約2週間の米国合宿を行う予定という。

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