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【ノア】Eita「小川…。小川…。目を覚ませよ」王座防衛も試合後にパートナー小川良成と決裂

GHCジュニアヘビー級タッグ王座で防衛に成功したが、パートナーの小川良成と決裂したEITA

<プロレスリング・ノア:GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA>◇19日◇横浜武道館

仲間は、いずこへ…。GHCジュニアヘビー級タッグ王座は、第55代王者のEita&小川良成が、HAYATA&クリス・リッジウェイを下した。2度目の防衛。歓喜の瞬間のはずだったが…。小川は、Eitaと決裂。試合後にHAYATAと握手を交わした。

そして、そのまま2人は肩を寄せ合い、リングを後にした。取り残されたEitaは、突然パートナーを失った形。防衛した王者のはずだが、どこか寂しい背中だった。

バックステージに現れたEitaは「小川…。小川…。目を覚ませよ、目を覚ませよ」と叫び、1人で控室へと消えた。

GHCタッグ王座で、挑戦者の拳王&征矢学に勝利した王者のマサ北宮(左)&稲葉大樹

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清宮海斗「本当に死を覚悟しました」グレート・ムタの“ひき逃げ事件”いまだぬぐえないトラウマ

清宮海斗(2022年9月3日撮影)

2月の東京ドーム大会で現役引退する武藤敬司(60=プロレスリング・ノア)が代理人を務める「悪の化身」グレート・ムタが22日、90年9月に首都圏初登場を果たした神奈川・横浜アリーナで最後のリングに上がる。プロレスリング・ノアの至宝、GHCヘビー級王座を保持する若きエース清宮海斗(26)が、魔界へ去るムタとの思い出と憧れを語った。

 ◇   ◇   ◇

昨年9月にN1を制覇し、同月にGHC王座戴冠。3度の防衛に成功し、押しも押されもせぬ若きエースとして団体をけん引する清宮だが、いまだにぬぐえない“トラウマ”がある。

21年8月29日、石川県産業展示館。小川良成、HAYATAと組んだ清宮は、魔流不死、NOSAWA論外を率いるムタと6人タッグマッチで対戦した。事件は、味方の小川が論外から3カウントを奪い、勝利した試合後に起こった。勝敗が決したにもかかわらず、相手組から集中攻撃を受けた清宮は、ムタの閃光(せんこう)魔術にKOされ、場外に引きずり出された。

意識を取り戻した清宮が見たものは、遠くから光る2つの目だった。そして、それは、どんどん巨大化しながら自身の方向へと迫ってくる。ムタの操縦する銀色のワンボックスカーのヘッドライトだった。

「本当に死を覚悟しました。映像がスローだった。車が走ってきて、自分に当たるまでがすごく長かった。これが死ぬ間際の感じなんだと…」

衝撃の「ひき逃げ事件」。車のボンネットがへこむ程のダメージを受け、担架送りにされた。ムタとの対戦は、過去に数度のみ。それでも、全米でトップヒールを極めた男の神髄を味わうには、十分すぎる「一瞬」だった。

そんな因縁の相手、ムタ。それでも、現在の清宮が抱く感情は、以外にも「恨み」ではなく「憧れ」だという。「ムタと試合をしている時にしか出せないものがある。腹の底の方から湧き上がってくるような熱い感情。あれはムタと戦っている時にしか味わえません」。自分の知らない自分に出会えた。

超新星と脅威の悪魔忍者。その存在は正反対と言えるだろう。だが「対戦相手として相手を乗せられる。相手が燃えてくるような、そんな選手になりたい」と思わされた。トラウマは同時に、あの日の感情もよみがえらせる。ムタは永遠に、清宮のもう1人の師だ。【勝部晃多】

観客の小型扇風機で涼むグレート・ムタ(2022年9月3日撮影)

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【ノア】王者小川良成、デビュー37周年の記念日を初防衛で飾る 敗者にベルト見せつけ挑発

小川良成、クリス・リッジウェイ組対Eita、鈴木鼓太郎組 初防衛を果たした小川良成(右)、クリス・リッジウェイ組(撮影・前田充)

<プロレスリング・ノア:大阪大会>◇3日◇エディオンアリーナ大阪

GHCジュニアタッグ王者の小川良成(55)が、デビュー37周年の記念日を同級王座の初防衛成功で飾った。

第8試合の選手権試合で、パートナーのクリス・リッジウェイとともに、ヒールユニット「ペロス・デル・マール・デ・ハポン」のEita、鈴木鼓太郎組を迎え撃った。

リッジウェイの来日キャンセルのため延期となっていた一戦だが、息ピッタリのタッグワークを披露した。中盤には、Eitaを足4の字固め捕らえると、拳を上げて勝利を確信する余裕も見せた。最後は19分24秒、リッジウェイがオモプラッタの形で巻き込む「リッジウェイクラッチ2」で技ありの3カウントを奪取し、試合を決めた。

小川は試合後、サードロープに足が絡まって動けないEitaにベルトを見せつけて挑発した。さらに、小峠、吉岡が登場して次期挑戦者に名乗りを上げたが、これをベルトで殴打。年を重ねても変わらない荒々しさを見せつけていた。

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ノア武道館大会リッジウェイ欠場でGHCジュニアタッグ戦延期 ビザ発給手続き遅れで来日困難に

ノアの新作ロゴ(新プロレスリング・ノア提供)

プロレスリング・ノアは5日、16日開催の東京・日本武道館大会に出場予定だったGHCジュニアヘビー級タッグ王者クリス・リッジウェイ(28)の欠場及び、予定していた同級選手権試合の延期を発表した。リッジウェイが、イギリス国内におけるビザ発給手続きの遅れにより来日が困難となったため。

これにより、同級王者の小川良成は、第3試合で進祐哉組と組み、Eita、鈴木鼓太郎組とタッグマッチでの対戦に変更となった。

なお、同大会では「PRO-WRESTLING LOVE FOREVER. 1~THE FINAL COUNTDOWN~」と題し、来春までの引退を発表している武藤敬司が清宮海斗とシングルマッチで対戦する。

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【ノア】「スティンガー」脱退内紛王座戦にノアと契約満了を発表したペロスが乱入し無効試合に

スティンガーの同門対決で、進(左)を持ち上げるリッジウェイ(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:大田区大会>◇21日◇東京・大田区総合体育館

ユニット「スティンガー」脱退をかけた内紛王座戦は、今月にノアとの契約満了を発表していたユニット「ぺロス・デル・マール・デ・ハポン」の乱入により、無効試合に終わった。

第7試合、GHCジュニアタッグ王者組、クリス・リッジウェイ、小川良成に、同門の吉岡世起、進祐哉組が挑戦した。ベルトだけでなく、負けたタッグがユニット脱退となる一戦は、長期戦の様相を呈していた。

だが、20分過ぎ。マスクを着けた3人組が、突如としてリングイン。今月初めにドラゴンゲートのオープン・ザ・トライアングルゲート王座を奪取した、ぺロスのNOSAWA論外、Eita、鈴木鼓太郎だった。3人は小川らを急襲。ノーコンテストのゴングが鳴り響く中、攻撃を続けた。

さらに、Eitaはマイクを握ると「プレゼントがある」と、ドラゴンゲートのベルト取り出して「挑戦させてやる」と挑発。意気揚々とリングを引き揚げていった。ぺロスは、今月5日にノアとの契約満了を発表していた。

これには、分裂の危機にあったスティンガーの面々も怒り心頭。手を取り合って共闘を誓っていた。

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ノア清宮海斗「この時間からすごくわくわく」WWE殿堂入りロブ・ヴァン・ダムと6・12初遭遇

笑顔で話す清宮(撮影・勝部晃多)

プロレスリング・ノアの超新星、清宮海斗(25)が、昨年にWWE殿堂入りを果たしたレジェンド、RVDことロブ・ヴァン・ダム(51)と初遭遇を果たす。

ノアなどを運営するサイバーファイトは10日、都内で記者会見を開き、6月12日開催のCyberFight Festival 2022(さいたまスーパーアリーナ)の全対戦カードを発表。サイバーファイトに属するDDTプロレスリング、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体による合同興行で、清宮は原田大輔、YO-HEYと組み、RVD、小川良成、HAYATA組と対戦することが決まった。

元WWEヘビー級王者との激突が決まった清宮は、ワクワクが抑えられなかった。笑顔で会見に登場すると「対戦のことを考えているこの時間からすごくわくわくしています」と、全日本や新日本でも活躍したレジェンドとの遭遇に胸を高鳴らせた。

初対戦となるが、もちろん戦って終わりにするつもりはない。「絶対に自分のものにしたい。世界中のプロレスファンに日本の俺たち世代のプロレスを見せる」と、日本だけでなく海外のファンをとりこにする活躍を誓った。

戦いの地はビッグ会場、さいたまスーパーアリーナ。「世界スケールのプロレスをつかんで埼玉の主役になります」と、宣言。超新星が、地元埼玉から世界へ名乗りを上げる。

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メインはノアGHCヘビー潮崎豪-小島聡 6・12サイバーファイトフェス全対戦カード発表

ベルトを掲げる潮崎とそれを見つめる小島(撮影・勝部晃多)

プロレスリング・ノアなどを運営するサイバーファイトは10日、都内で記者会見を開き、6月12日開催のCyberFight Festival 2022(さいたまスーパーアリーナ)の全対戦カード14試合を発表した。

サイバーファイトに属するDDTプロレスリング、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体による合同興行で、セミファイナルは東京女子のプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合(王者中島翔子-挑戦者坂崎ユカ)、メインはノアのGHCヘビー級王者潮崎豪に新日本の小島聡が挑戦する。

この日発表されたカードは以下の通り。

◆DDT提供マッチ マッスル坂井、納谷幸男-高尾蒼馬、平田一喜

◆TJPW提供マッチ ハイパーミサヲ、愛野ユキ、らく、原宿ぽむ、猫はるな-角田奈穂、桐生真弥、宮本もか、遠藤有栖、鳥喰かや

◆DDT-ガンバレ☆プロレス対抗戦 坂口征夫、赤井沙希、岡谷英樹-大家健、まなせゆうな、渡瀬瑞基

◆第1試合 岡田欣也、藤村加偉-小嶋斗偉、高鹿佑也

◆第2試合 山下実優、伊藤麻希、長野じゅりあ-乃蒼ヒカリ、鈴芽、荒井優希

◆第3試合 飯野“セクシー”雄貴、男色“ダンディ”ディーノ、今成“ファンタスティック”夢人、彰人-高木三四郎、ケンドー・カシン、青木真也、堀田祐美子

◆第4試合 プリンセス・オブ・プリンセス選手権次期挑戦者決定4WAYマッチ 辰巳リカ-瑞希-上福ゆき-渡辺未詩

◆第5試合 杉浦貴、藤田和之、マサ北宮、稲葉大樹、谷口周平-マイケル・エルガン、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr、レネ・デュプリ、サイモン・ゴッチ、X

◆第6試合 HARASHIMA、吉村直巳、クリス・ブルックス、高梨将弘-上野勇希、勝俣瞬馬、MAO、朱崇花

◆第7試合 ロブ・ヴァン・ダム、小川良成、HAYATA-清宮海斗、原田大輔、YO-HEY

◆第8試合 遠藤哲哉、秋山準、樋口和貞-丸藤正道、小峠篤司、稲村愛輝

◆第9試合 拳王-佐々木大輔

◆第10試合 プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 中島翔子(王者)-坂崎ユカ(挑戦者)

◆第11試合 GHCヘビー級選手権試合 潮崎豪(王者)-小島聡(挑戦者)

チケットは5000円~5万円。動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で独占生配信される。

引き締まった表情の小島(撮影・勝部晃多)

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ノア小川良成の王者タイトル剥奪 16日に続き22日大阪大会も出場不能で

小川良成(右)(2022年1月8日撮影)

プロレスリング・ノアのGHCタイトル管理委員会は19日、GHCジュニアタッグ王者の小川良成のタイトルを剥奪すると発表した。

22日の大阪大会にて開催を予定していた同選手権試合に出場不能のため。小川は、16日の仙台大会も、新型コロナウイルスに感染、あるいは濃厚接触者にあたるため欠場している。

なお、同日の小峠篤司&大原はじめ-吉岡世起&進祐哉をGHCジュニアタッグ王座決定戦とし、勝者組を第48代GHCジュニア・ヘビー級タッグ王者とすると発表した。

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ノア仙台大会の複数選手がコロナ感染 GHCヘビーなど予定通り開催

ノア・小川良成(2020年12月6日撮影)

プロレスリング・ノアは14日、16日の仙台大会(仙台サンプラザホール)に出場予定の選手複数名が新型コロナウイルスに感染、また濃厚接触者にあたるため、欠場すると発表した。なお、GHCヘビー級、同タッグ選手権試合については予定通り開催する。

欠場選手は以下の通り。

小川良成、宮脇純太、清宮海斗、稲村愛輝、岡田欣也、矢野安崇、スペル・クレイジー、タダスケ、稲葉大樹、田中将斗

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【新日本vsノア】重鎮タッグ躍動!丸藤&小川組がノアの戦い方示す勝利

勝ち名乗りを受ける小川(右)、丸藤組(撮影・垰建太)

<新日本プロレス・プロレスリング・ノア対抗戦>◇8日◇横浜アリーナ

ノアの重鎮タッグが躍動した。

第7試合でGHCタッグ王者丸藤正道&小川良成組が、かつてノアに在籍したこともある金丸義信&ザック・セイバーJr.組と対戦。

留学生としてノアジュニア戦線で腕を磨いたセイバーJrに、元師匠の小川が関節技、GHCジュニアヘビー最多戴冠記録を打ち立てた金丸に、丸藤が強烈なキックを浴びせるなど、ノアの戦い方を示した。最後は15分20秒、丸藤が金丸を不知火(後方回転リバースDDT)で沈め、3カウントを奪取した。

この勝利で、ノア勢は第0試合を含めた戦績を4勝4敗の五分に戻した。

2人まとめて関節技をかけるザック・セイバーJr.(中央左)(撮影・垰建太)
ザック・セイバーJr.(左)にドロップキックを見舞う丸藤(撮影・垰建太)
金丸(左)に強烈な張り手を見舞う丸藤(撮影・垰建太)
金丸(右)のキックを食らう丸藤(撮影・垰建太)
金丸(右)に強烈なキックを見舞う丸藤(撮影・垰建太)

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武藤・小川組が勝利 互いをサポートして最後はシャイニングウィザード

プロレスリング・ノア宮城大会 勝利後、パートナーの小川良成(左)と握手を交わす武藤敬司(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア宮城大会>◇11日◇仙台サンプラザホール

武藤敬司(58)が小川良成(54)とタッグマッチに出場し、清宮海斗(24)、鈴木鼓太郎(43)組に勝利した。

6月6日GHCヘビー級選手権で丸藤に敗れて以来の登場も、軽快な動きでファンを魅了した。

09年に亡くなった故・三沢光晴さんのライバルだった武藤と、パートナーだった小川。経験豊富な2人は、言葉やアイコンタクトがなくても、こまめに交代しながら、お互いをサポートした。ダブルドロップキックからタイガードライバーを決められて追い込まれた武藤に、小川が助けに入って回復する時間を稼ぎ、お膳立て。2人でドラゴンスクリューを“共演”すると、最後は武藤が鈴木にシャイニングウィザードを決め、3カウント。リング上でガッチリ握手を交わした。

5月15日後楽園大会の6人タッグマッチで初めて組んだ。その時も2人で足4の字固めを決めるなど、息の合ったパフォーマンスを見せていた。「かゆいところに手が届いているというか。三沢光晴がなぜいつも横に置いていたかを感じることができた」と好印象で、この日の再結成につながった。

ジュニアとヘビー級の違いこそあるが「いずれはタイトルを狙ってもおもしろい」と話していた武藤。場外に逃げて「タイム」を要求して休憩するなど、スタミナの不安はあるが、元気いっぱいの50代コンビが、今後ベルトを狙う展開が訪れるかもしれない。

プロレスリング・ノア宮城大会 鈴木鼓太郎(左)にシャイニングウィザードを決める武藤敬司(プロレスリング・ノア提供)

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ノア2・12日本武道館カード発表「楽しんで」丸藤

2月12日に行われるノア日本武道館大会のカード発表会見で撮影に応じる丸藤正道(右)とCyberFight取締役の武田有弘氏(撮影・松熊洋介)

プロレスリング・ノアは31日、来月12日に行う日本武道館大会の対戦カード(9試合)を発表した。

全体を2部に分け、第1部では12人タッグマッチなど4試合、第2部ではGHCヘビー級選手権試合など4つのタイトルマッチを含む5試合が行われる。株式会社CyberFightの取締役副社長として会見に登場した丸藤は、所属全選手を出場させることに「初めて出場する選手もいるし、若い選手に武道館を楽しんでもらえたら」と思いを語った。丸藤にとって日本武道館は、06年9月に初めてGHCヘビー級王座に輝いた場所。「思い入れがたくさん詰まった会場。15年前になるのかと思うと、不思議な感覚と懐かしい思い」と明かした。

また、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、開始時間を従来の18時から16時半に前倒しすることも合わせて発表。「延期も考えたが、11年ぶりの日本武道館。どうしてもやりたいということで、開始時間を早めることにした」と話した。

対戦カードは以下の通り。

第1試合 斎藤彰俊、井上雅央-稲葉大樹、岡田欣也

第2試合 小峠篤司、宮脇純太、矢野安崇-大原はじめ、YO-HEY、藤村加偉

第3試合 モハメドヨネ、谷口周平-望月成晃、田中将人

第4試合 杉浦貴、桜庭和志、藤田和之、村上和成、ケンドー・カシン、NOSAWA論外-中嶋勝彦、マサ北宮、征矢学、覇王、仁王、タダスケ

第5試合(GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権) 小川良成、HAYATA-鈴木鼓太郎、日高郁人

第6試合(GHCジュニア・ヘビー級選手権) 原田大輔-吉岡世起

第7試合 丸藤正道、秋山準-清宮海斗、稲村愛輝

セミファイナル GHCナショナル選手権 拳王-船木誠勝

メインイベント GHCヘビー級選手権 潮崎豪-武藤敬司

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小川&HAYATA組がV2、丸め込み合戦を制す

ノア・小川良成(2020年12月6日撮影)

<ノア:横浜大会>◇16日◇横浜ラジアントホール

GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権は第42代王者小川良成(54)、HAYATA(33)組が、覇王(35)、仁王(39)組に勝利し、2度目の防衛に成功した。

勝利宣言していた金剛の2人を沈め、ベルトを守った。HAYATAは4日の後楽園大会で覇王、仁王に敗れた後に対戦を要求された。「100均レスラー」と侮辱する余裕を見せていたが、10日も再び敗れて屈辱を味わった。それでも昨年5月にも王者に輝き、2度防衛しているだけに、コンビネーションは抜群だった。序盤から覇王の左腕を集中攻撃。中盤以降、痛めた腕を押さえながらの相手に終始優位に試合を進めた。最後は相手が得意だと豪語していた丸め込み合戦を制し、HAYATAが3カウントを奪った。

終了後、ファンに勝利報告を行うはずだった2人だが、鈴木鼓太郎、日高郁人の襲撃に遭い小川はリング上であおむけに倒れた。マイクを取った鼓太郎から「小川、寝たままよく聞いておけ。次は俺と日高で行く。場所はもちろん武道館(2月12日)だよ」と対戦を要求された。これにはHAYATAが「次はお前らだよ」と話すのがやっと。防衛したにもかかわらず、2人ともノーコメントで会場を後にした。

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リーダー拳王が桜庭下し金剛勝利「俺たちを見ろ!」

シングル6番勝負で対戦した杉浦軍のNOSAWA論外(左)と金剛軍の拳王(ノア提供)

<ノア:テレビマッチ>◇3日◇会場非公開

プロレスリングノアの無観客テレビマッチが3日、AbemaTVで放送された。

この日はすべての試合が杉浦貴(49)率いる杉浦軍対拳王(35)率いる金剛軍という形式。シングル6番勝負では杉浦軍が3勝2敗1引き分けと上回ったが、負けた選手が脱落していく6対6イリミネーションマッチでは、最後に拳王が、杉浦軍の桜庭和志(50)を下し、金剛軍に勝利をもたらした。

杉浦、桜庭、レネ・デュプリ、NOSAWA論外、大原はじめ、吉岡世起の杉浦軍と拳王、マサ北宮、稲村愛輝、征矢学、覇王、仁王の金剛軍。計12人による抗争で最後に残ったのは日本拳法がベースにある拳王と、総合格闘家のレジェンド桜庭の2人。初めは拳王が得意な蹴りで攻め立てるが、負けじと桜庭が拳王を倒し、グラウンド勝負へ持ち込む。桜庭が足4の字、逆十字など関節技を仕掛けるも拳王はうまくかわし、最後は三角締めをかけようとする桜庭を抑え込み、3カウントを奪った。

拳王はテレビカメラに向かって、「俺たちは時を止めないぞ。これを見ているクソヤローどもに新しいプロレスを、今生きているプロレスを見せ続けるぞ。いいか、今はな娯楽も少なくなってきているかもしれねえけどな、俺たちを見ろ!そして俺たち金剛を見ろ!」と力強く宣言。新型コロナウイルスの影響で興行ができない中でも、何かを発信していく覚悟を示した。

9日は、サムライTVとDDTUNIVERSEでの放送。GHCナショナル王者杉浦貴が中嶋勝彦(32)相手に5度目の防衛戦を行うほか、GHCジュニアヘビー級タッグ選手権で王者HAYATA(32)、YOHEI(31)組と挑戦者鈴木鼓太郎(41)、小川良成(53)組が戦う。

10日は再びAbemaTVでの放送となり、グレート・ムタと謎のキャラクター魔流不死(まるふじ)がタッグを組み、桜庭和志、望月成晃(50)組と対戦。プロレス、格闘ファンのSKE48松井珠理奈(23)がゲスト出演する。

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ノアがテレビマッチ開催、潮崎豪は急性虫垂炎で欠場

潮崎豪(2018年6月10日撮影)

プロレスリング・ノアは29日、5月3、9、10日にテレビマッチを行うと発表した。また、GHCヘビー級王者潮崎豪(38)が急性虫垂炎のため手術を行ったことも発表。術後の免疫力低下で感染症リスクが高まるため、3試合とも欠場する。

3日はAbemaTVでの放送。元W-1の吉岡世紀(32)を新メンバーに加えた杉浦軍、同じく征矢学(35)を加えた金剛が6対6のイリミネーションマッチ、シングル6番勝負で対決する。また、プロレスファン歴30年超の山田邦子(59)がゲスト出演する。

9日はサムライTVとDDTUNIVERSEでの放送。GHCナショナル王者杉浦貴(49)が中嶋勝彦(32)相手に5度目の防衛戦を行うほか、GHCジュニアヘビー級タッグ選手権で王者HAYATA(32)、YOHEI(31)組と挑戦者鈴木鼓太郎(41)、小川良成(53)組が戦う。10日はAbemaTVでの放送で、グレート・ムタと謎のキャラクター魔流不死(まるふじ)がタッグを組み、桜庭和志(50)、望月成晃(50)組と対戦する。この日はプロレス、格闘ファンのSKE48松井珠理奈(23)がゲスト出演する。

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丸藤「攻めるぞ足」清宮「必ずベルトを守る」と火花

3月10日、横浜文化体育館大会でのGHCヘビー級選手権試合の調印式に臨んだ王者清宮海斗(左)と挑戦者丸藤正道

プロレスリング・ノアは25日、東京・六本木のハードロックカフェ東京で、3月10日、横浜文化体育館大会で実施するGHCヘビー級選手権の公開調印式を行った。

王者清宮海斗の2度目の防衛戦の相手は、丸藤正道。ファンが見詰める中、特設ステージに登場した両者は、調印書にサイン。前哨戦で左腕にポイントを絞り1点攻めを続けて、前日の後楽園大会では変形腕固めでギブアップを奪った丸藤は「昨日は左腕をしっかり攻撃した。次は足いきます。宣言します。足、攻めるぞ、足!」と、これからの前哨戦での作戦を王者をにらみつけ明かした。さらに「メインイベントの最後にベルトを巻いているのは丸藤です。そこからが新しいスタートになる」とファンを前に、ベルト奪回を約束した。受けて立つ清宮は「丸藤さんを超えた先に、本当の新時代がある。必ずベルトを守ります」と力強く宣言した。同大会では、GHCタッグ選手権で王者中嶋勝彦、潮崎豪組の初防衛戦の相手が、マサ北宮、エディ・エドワーズ組に決定。GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権では、王者小川良成、鈴木鼓太郎組にタダスケ、HAYATA組が挑むことも正式決定した。

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ノア清宮海斗3・10丸藤正道と3度目の防衛戦決定

清宮海斗(18年12月16日撮影)

プロレスリング・ノアは2日、都内の事務所で会見を行い、1日にマサ北宮を下し2度目の防衛を果たしたGHCヘビー級王者清宮海斗(22)が、3月10日の横浜文化体育館大会で、丸藤正道と3度目の防衛戦を行うことを発表した。

清宮は、北宮との防衛戦後に、丸藤から挑戦要求を受け、承諾していた。防衛戦が決まった清宮は「ノアの顔を名乗る以上、倒さなければいけない選手がいる。その選手が丸藤さんです。ファンとして見ていたときは、すごくキラキラした存在で、スーパースターだった。今のノアの顔はオレ。時代は絶対に戻しません。必ずオレが防衛します」と、力強く決意を語った。また、3月10日の横浜大会では、GHCジュニアヘビー級選手権も行われ、王者原田大輔に田中稔が挑戦する。2月24日の後楽園大会では、GHCタッグ選手権でモハメド・ヨネ、クワイエット・ストームの王者組に、小峠篤司、エディ・エドワーズが挑戦。同日のGHCジュニア・タッグ選手権では、大原はじめ、熊野準の王者組に、小川良成、鈴木鼓太郎が挑戦する。

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原田大輔、ベルト奪取もYO-HEYの襲撃受け激怒

<ノア:横浜大会>◇16日◇横浜文化体育館

GHCジュニアヘビー級選手権は、挑戦者原田大輔が王者鈴木鼓太郎を破り、新チャンピオンとなった。

かつてノアの1期生としてジュニアに君臨し、1度は退団も古巣に戻って再び戴冠した鈴木。鈴木なきあと、途中入団ながらノアジュニアの今を支える原田とのプライドをかけた激闘。攻守目まぐるしく入れ替わる激戦は、原田の執念が上回り、最後は片山ジャーマンスープレックスホールドで勝利した。

原田をリーダーに仰ぐ、ラーテルズのメンバーが祝福にリングインと思いきや、ここに小川良成が登場。すると、ラーテルズのメンバーの1人、YO-HEYが突如、原田にキックを浴びせる。さらに鈴木、小川に捕まった原田に顔面Gを決めて完全KOしてしまった。

YO-HEYはリング上にのびた原田に挑戦を表明。その後「いろんな意見があると思いますが、1つだけ言えるのは、オレが原田を相手に本気のYO-HEY見せてベルトを奪取する。オレ個人の野望だ」と言い放った。

ラーテルズ解散の危機を迎えた原田は、ベルト奪取の喜びも吹き飛び「おい、YO-HEY、どうなってるんだ。なめんなよ」と怒りが収まらない様子だった。

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ダグ・ウイリアムス引退 ノアでも技巧派で名勝負

05年1月、ノア神戸大会 GHCタッグベルトを手にするスコーピオ(右)ダグ・ウイリアムス組

元ノアのGHCタッグ王者ダグ・ウイリアムス(46=英国)が、プロレスラー引退を表明したことが4日までに分かった。

93年10月に英国でデビュー。03年5月にノアに初来日、04年米国ROHに参戦し、ピュア王座を獲得。05年1月にノアでスコーピオと組み、三沢光晴、小川良成組からGHCタッグ王座を獲得した。ノアには長期にわたり参戦し、技巧派として名勝負を展開した。その後、米国TNAでX-division TV王座、新日本プロレスのIWGPタッグ王座などを戴冠。米国、欧州の多くの団体で戦った。ウイリアムスは「今、そのときが来た」と語っている。(デーブ・レイブル通信員)

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小川、田中組が新王者「平和ボケのジュニア」に一石

GHCジュニア・ヘビー級タッグ新王者の小川(左)と田中(撮影・中島郁夫)

<ノア:横浜大会>◇11日◇横浜文化体育館

 GHCジュニアヘビー級タッグ選手権は、小川良成、田中稔のベテランコンビが、石森太二、Hi69の王者組を下し、第33代王者になった。

 一進一退の攻防から、最後は小川が13分46秒に、キャメルクラッチ式アームロックで石森からギブアップを奪い、勝負を決めた。

 小川は「タイトル戦前日に女集めて飲んでいるやつに負けるわけがない」と前王者組を痛烈に批判。田中は「平和ボケ期に入ったノアのジュニアに、キャリアを積んだオレたちが強烈な違和感をぶち込んでやった」と、満足そうに話していた。

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