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元前頭里山の引退相撲 断髪式は舞の海氏らがはさみ

里山改め佐ノ山親方(左)は師匠の尾上親方から止めばさみを入れてもらう(撮影・小沢裕)

昨年11月の九州場所限りで引退した元前頭里山の引退、年寄佐ノ山(38=尾上)襲名披露大相撲が28日、東京・両国国技館で開催された。

断髪式前には、6歳の長男・瑛汰君とともに2人で最後の土俵入り。初っ切りの後には最後の取組として、やはり瑛汰君と対戦。黒房下に押し出され、集まったファンをわかせた。

十両の取組後に断髪式が行われ、約300人の関係者がはさみを入れた。大相撲評論家の舞の海秀平氏、好角家で漫画家のやくみつる、放送作家の鈴木おさむ、お笑い芸人のあかつらが、次々と別れを惜しみながら土俵へ上がった。

最後の協会関係者では、出羽海一門で日本相撲協会理事の春日野親方(元関脇栃乃和歌)、出羽海親方(元前頭小城乃花)、山響親方(元前頭巌雄)、また親交があり29日に同所での引退相撲を控える荒磯親方(元横綱稀勢の里)や安治川親方(元関脇安美錦)、現役力士では鶴竜、白鵬の両横綱や大関豪栄道、同じ鹿児島・奄美出身の幕内力士・明生らもはさみを入れた。最後に師匠の尾上親方(元小結濱ノ嶋)が止めばさみを入れた。

鹿児島商高、日大を経て04年春場所で初土俵。幕内6場所、十両41場所と関取として47場所を務めた。通算493勝の白星を35手の決まり手で奪った業師は断髪式を終え、整髪になると「(今までと)違う。夢心地、夢を見ているみたい」と鏡を見やりながら不思議そうな顔をした。約300人がはさみを入れた断髪式は、東西南北と4方向に向きを変えながら行ったが「全部の方向を回って、こんなにお客さんが来てくれたんだ、とうれしさと驚きがあった。相撲界に入って思い入れがたくさんある人たちばかり。名前が呼び上げられるたびに、思い出がよみがえってきた」と感慨深げに話した。

佐ノ山親方として次の仕事が待っている。「いろいろな人に支えられているのだから感謝の気持ちを忘れないこと。相撲を教える前に、そこです」。私的な? 夢もある。この日、一緒に土俵入りや取組もあった瑛汰君のこと。既に相撲を始めており「(自分の)意志を継いでくれたら。横綱を目指して頑張ってほしい」と目を細めていた。

長男瑛太くん(右)といっしょに最後の土俵入りを披露する里山(撮影・小沢裕)
断髪式を終えた里山改め佐ノ山親方(左)は、(右へ)長男瑛太くん、長女さくらちゃん、美菜夫人ら家族から心配そうに見守られながら整髪する(撮影・小沢裕)

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引退安美錦最後の相手、新十両竜虎が負け越し決定

若隆景(右)は竜虎を寄り切り破る(撮影・前岡正明)

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇18日◇ドルフィンズアリーナ

尾上親方(元小結浜ノ嶋)のおい、西十両12枚目竜虎(りゅうこう、21=尾上)が若隆景に寄り切られ、4勝8敗と新十両での負け越しが決まった。立ち合いでもろ手突きを見せたが、一瞬で中に入られた。

「調子が悪すぎました。体に問題はないけど、自分が感じていないところで…。体が動いてくれない。稽古不足です」。

初めて15番相撲をとる。当然、疲れはたまっていると思うが「ないです」と即座に否定。「むしろ毎日(相撲の)ある方がリズムは保てます。相手もわかっているし、対策、研究もできる。勉強です」という。

この日、引退会見を行った安美錦の最後の相手を2日目に務めるなど多くの経験を積んでいる。「負け越したけど、まだ相撲は残っている。精いっぱい頑張ります」と前向きに話した。

大相撲名古屋場所12日目 若隆景(左)が寄り切りで竜虎に勝利する(撮影・奥田泰也)
大相撲名古屋場所12日目 若隆景(右)が寄り切りで荒鷲に勝利する(撮影・奥田泰也)

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秀ノ山襲名の元天鎧鵬「上を目指す力士育てたい」

長男維風輝君を抱いて最後の土俵入りをする秀ノ山親方

元幕内力士で今年3月の春場所を最後に引退した元天鎧鵬の引退、秀ノ山襲名の断髪式が8日、両国国技館で開かれた。

断髪式には、日大時代の恩師で日大の田中英寿理事長、お笑い芸人のあかつ、放送作家の鈴木おさむらが出席。日本相撲協会関係者では、一門の春日野親方(元関脇栃乃和歌)ら親方衆、関取衆では親交のある横綱白鵬(34=宮城野)、一門の大関豪栄道(33=境川)、十両豊ノ島(35=時津風)が出席。約150人の最後に、同じ熊本・文徳高-日大を経て角界入りした師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)が止めばさみを入れ断髪式は終了した。

断髪式後、整髪中に取材対応した秀ノ山親方は「来ていただいた方、それぞれに思い出があります。横綱、大関、親方衆もたくさん来ていただいて本当にうれしかった。涙は出なかったけど感動しました」と話した。

今後は尾上部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたるが「相撲界に入って思ったのは、あきらめないで良かったな、ということ。関取を育てたいけど、第一に貪欲な、あきらめないで上を目指す力士を育てたい。結果はどうあれ一生懸命、頑張って気持ちを表に出すような」と抱負を語った。明るい性格そのままに、約12年をともにしたマゲとの別れにも「髪を洗う時も『何もない』って。スッキリしました。石立鉄男です」と周囲を笑わせた。断髪式前には10カ月の長男維風輝君を抱いて最後の土俵入り。「本当は地方巡業で関取として子供を抱いて(の土俵入り)が理想だったけど、でも最後にこうやって土俵入りが出来て良かった」と父親の顔をのぞかせていた。

断髪式で秀ノ山親方のマゲに、はさみを入れる尾上親方
断髪式で秀ノ山親方(左)に花束を贈る亜香利夫人
断髪式後、整髪を終え長男維風輝君を抱く秀ノ山親方(左)と亜香利夫人

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新十両竜虎におじ尾上親方「やっとスタートライン」

新十両に昇進した竜虎(左)は師匠の尾上親方と並んで笑顔を見せた

日本相撲協会は29日、名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開いた。

新十両昇進が発表された竜虎(りゅうこう、20=尾上)は、東京・大田区の部屋で師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)同席で会見。26日まで行われた夏場所は、東幕下4枚目で6勝1敗の好成績で終え、昇進は確実視されていたが「うれしいのと、安心したので、こみ上げてくるものがあった」。実際に昇進したという連絡を受けて、喜びと実感がわいてきたという。

熊本県出身で、中学3年時には全国中学校選手権、全国都道府県選手権に加え、まだ大会の歴史は浅いとはいえ白鵬杯でも優勝し、史上唯一の中学3冠に輝いた逸材だ。しかも父川上昌史さん(52=水産業)は、尾上親方の兄で、2人の弟は文徳高2年の竜昌さん、鶴城中3年の竜弥さんともに相撲に打ち込む相撲一家。さらに1歳下の妹聖加さんもプロゴルファーを目指しているという、スポーツ一家でもある。尾上親方は「小さい時から見ているからね。やっとスタートラインに立てた。ちょっとは兄貴夫妻に顔向けできるのかな。この世界に入ってきてくれてありがたい」と、感慨深い様子で語った。これを受けて竜虎は「この世界に入ってきてよかった。周りから応援される、会場を沸かせられる相撲を取っていきたい」と力を込めた。

これまで各段優勝の経験はないが「新十両優勝を目指して頑張りたい」と、力強く話す。さらに「最初は十両に上がることが目標だった。次は幕内に上がることを目標にしたい」と続けた。得意の形も模索中という未完の逸材は、終始目を輝かせていた。

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竜虎6勝目「小さい頃からの夢」十両昇進濃厚で涙

大相撲夏場所千秋楽 竜虎(左)ははたき込みで青狼を下す(撮影・加藤諒)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

尾上親方(元小結浜ノ嶋)のおい、東幕下4枚目竜虎(りゅうこう、20=尾上)が7番相撲で十両青狼を破り、6勝1敗とし、来場所の新十両を濃厚にした。最初の立ち合いでつっかけられ、2度目は左に変化し、はたき込んだ。

関取へ。何が何でも勝ちたかった。「当たっていくつもりでしたが、待ったした時に“つっこんでくるんじゃないか”と」と変化の理由を説明。「ちっちゃい頃からの夢だったので…」と目に涙を浮かべた。

初場所は西幕下2枚目で迎えて4勝3敗、1歩及ばなかった。「あれがあるから頑張れました」。本来は右四つ、もろ差しで強みを発揮するが、今場所に向けての稽古では、師匠にまわしを取ることを禁じられ、連日40番ほど徹底的に突き、押しを鍛えた。熊本の父には「応援に来なくてもいい。十両に上がってから来て」と、場所中の連絡も断っていた。

母方の祖父、川上鉄弥さんが体調がよくない。「おじいちゃんが元気なうちに、化粧まわし姿を見せたかった」。そんな思いも力になった。

しこ名は本名。読み方こそ違うが、字は元小結でタレント、俳優の竜虎さんのしこ名と同じ。竜虎さんと知り合いだった師匠の父が「強く育って、プロで活躍するように」と願って命名した。生まれながらのお相撲さんは「周りに近い世代が多い。十両はまた違いますが、勝ち越せるよう、優勝できるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

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竜虎5勝で新十両へ前進「先場所とは気持ちが違う」

<大相撲夏場所>◇11日目◇22日◇両国国技館

尾上親方(元小結浜ノ嶋)のおい、東幕下4枚目竜虎(りゅうこう、20=尾上)が、十両経験者の東幕下7枚目大成道を下し、5勝1敗で新十両に前進した。「先場所で負けているので、自分から攻めていかないといけないと思っていました」という。

昇進は十両、幕下上位の動き次第のところがある。西同2枚目だった初場所は4勝3敗で、先場所の番付は西同筆頭にとどまった。その先場所は4連敗から3連勝と粘った。「先場所とは気持ちが違います。(十両に)上がりたいと毎日考えてやってきて、相撲を取るときは相撲に集中できています」。精神的にたくましくなってきた。

一方で、思わぬきちょうめんさも。「ルーティンと言いますか。勝った時と同じようにしようと」。部屋を出る時間は正午ちょうど、最寄り駅から電車に乗るのは、午後12時19発。それも「駅に着いて(あえて)1本遅らせて」という念の入りようで、部屋で風呂に入るのは午後9時半だ。17年春場所の序ノ口デビューから14場所目。執念で7番相撲に勝ち、今度こそ新十両を射止めるつもりだ。

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竜虎は琴鎌谷破り4勝1敗「師匠にもろ差し狙えと」

琴鎌谷(右)は寄り切りで竜虎に敗れる(撮影・加藤諒)

<大相撲夏場所>◇9日目◇20日◇東京・両国国技館

尾上親方(元小結浜ノ嶋)のおい、東幕下4枚目竜虎(りゅうこう、20=尾上)が、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男で、祖父に元横綱琴桜を持つ同2枚目琴鎌谷を破り、4勝1敗で勝ち越しを決めた。

立ち合いから右四つと優位な体勢になり、さらに左を巻き替えてもろ差し、十分な体勢から寄り切った。

「僕は右四つで、と考えていたんですが、昨日、師匠(尾上親方)に『お前はもろ差しが一番強い。もろ差しを狙え』と言われて」と思い通りの取り口に声を弾ませた。

「鎌谷先輩とは高校時代に一緒に世界大会に行ったりしているし、今日は絶対に勝ちたかった」。熊本・文徳高出身の竜虎に対し、琴鎌谷は埼玉栄出身で1学年先輩。高2の時に全国体重別大会で敗れており、それ以来の対戦だった。

「竜虎」と言えば、オールドファンには響くしこ名だ。元小結で、引退後はタレント、俳優で活躍した竜虎さん。「師匠の父(自分の祖父)が知り合いだったそうですが、それで名前をつけたかどうかは…」と苦笑い。ただ「強く育つように、将来そのままプロで活躍できるように」との思いで命名されたそうで「すごくありがたいです」。しこ名でもある本名を、とても気に入っている。

残り2番の結果と周囲の星の動き次第で、来場所にも新十両の可能性は十分ある。17年春場所の序ノ口デビューから14場所目。待望の時は近づいている。

琴鎌谷(右)は寄り切りで竜虎に敗れる(撮影・加藤諒)

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角界の新成人、竜虎は今場所勝ち越しで師匠と乾杯

貴ノ富士(左)は寄り倒しで竜虎を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館

「成人の日」の14日、角界の新成人は土俵の上で黙々と戦っていた。

新成人で番付最高位の西幕下2枚目竜虎(20=尾上)は「自分が最初に関取になりたい」と、同学年の関取一番乗りへ意欲を見せる。おじは師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)。親戚だけに「(稽古では)みんなより厳しく指導してもらっている」と苦笑いを浮かべる。「上では四つ相撲は通じない」と、四股などの下半身強化で前に出る力を磨いている。

お酒はめったに口にしないが、今場所勝ち越せば「すごく酒が強い」という師匠と乾杯する予定。新十両の祝杯となれば、味わい深い一口となりそうだ。

序ノ口の服部桜(20=式秀)も大人の仲間入りを果たした。昨年の名古屋場所で、自身の連敗を89でストップ。昨年7月の20歳の誕生日に、師匠の式秀親方(元前頭北桜)からビールを勧められ「大人になったんだな」と実感した。

酒の強さは「まあまあ普通のはず」という。力士生活も4年目に突入し、日課は腕立て伏せ100回。「年間で2、3勝できれば」と19年の抱負を語った。【佐藤礼征】

貴ノ富士(左)を攻める竜虎(撮影・河田真司)

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里山が涙の引退会見「最後までスタイル貫けた」

引退会見で感極まる里山(撮影・小沢裕)

今場所限りで引退した元前頭で西幕下9枚目里山(37=尾上、鹿児島県出身、本名・里山浩作)の引退会見が、九州場所千秋楽の25日、会場の福岡国際センターで行われた。

思わず涙がこぼれた。自身にとって最も思い出深いのは、07年春場所で十両優勝し、次場所で新入幕を果たしたこと。その年の1月に父・博昭さん(享年66)を亡くしていた。当時を思い出し「父が他界してすぐの場所だったので…」と感極まった。

04年3月に初土俵を踏み、最高位は前頭12枚目。最後の場所は3連敗からの4連勝で勝ち越した。「最後まで自分の相撲のスタイルを貫けたと思う」と、目を赤くしながら笑顔で語った。師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)は「気持ちの強さがある力士だった。幕下で3年以上過ごす時期もあったけど、そこからはい上がった。家族の支えも大きかったと思う」と弟子に労いの言葉を贈った。

今後は年寄「佐ノ山」を襲名し、後進の育成に専念する。

引退会見に臨む里山。右は尾上親方(撮影・小沢裕)

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尾上親方長男の濱洲泉啓ら4人が新弟子検査に合格

日本相撲協会は大相撲九州場所初日の11日、尾上親方(元小結浜ノ嶋)の長男、濱洲泉啓(17=尾上)ら今場所の新弟子検査合格者4人を発表した。

秋場所で合格し、興行ビザ取得を済ませた、ともにモンゴル出身のアマルトゥブシン・アマルサナー(19=二子山)とナサンジャルガラ・チンゾリグ(18=東関)を含めた計6人が3日目から前相撲を取る。

合格者は次の通り。

▽伝法谷洋匡(18)青森県五所川原市出身、伊勢ケ浜部屋、185センチ、126キロ

▽渡井一輝(16)茨城県取手市出身、千賀ノ浦部屋、175センチ、91キロ

▽下村龍太朗(18)大阪市中央区出身、境川部屋、178センチ、116キロ

▽濱洲泉啓(17)東京都大田区出身、尾上部屋、174センチ、115キロ

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川上竜虎「2年以内で関取に」正代と同じクラブ出身

新弟子検査を受ける川上竜虎。右は計測する玉ノ井親方

 大相撲初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が28日、館内の相撲診療所で行われ、尾上親方(元小結浜ノ嶋)のおいで中学横綱にも輝いた熊本・文徳高の川上竜虎(りゅうこう、18=尾上)が受検した。

 180センチ、126キロで体格基準をパス。「力士になるんだ、という気持ちですね。2年以内で関取になりたい」と意気込んだ。

 熊本・宇土市出身で4歳頃から相撲を始めた。同じ宇土市出身で初場所で新関脇となった正代(25=時津風)と同じ相撲クラブ出身。「小2ぐらいの時から正代関とずっと稽古してきた」と共に汗を流した過去がある。「小さい頃からあこがれてた(尾上)親方を目指してます。教えてもらってものにした」と楽しみにした。

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天鎧鵬が2歳上の介護福祉士と結婚 “電車道”交際

婚姻届を提出した天鎧鵬と新妻の亜香利さん

 東十両7枚目の天鎧鵬(30=尾上)が大安の11日、交際中で介護福祉士の平島亜香利さん(32=愛知県安城市出身)との婚姻届を東京・大田区役所に提出した。

 3年前の名古屋場所千秋楽パーティーで初めて会い、早くも翌日にデートで食事。得意は右四つ、寄りの天鎧鵬だが、恋愛だけは一気の電車道で熱愛にこぎつけた。その1年半後にはプロポーズに成功。さる5日には双方の両親と尾上親方らが顔合わせし、節目の1日を迎えた。10場所ぶりの再入幕に向け「秋場所は2桁勝ちたい」と心機一転を期した。

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天鎧鵬が介護福祉士と結婚3年前パーティーで出会う

婚姻届を提出した天鎧鵬と新妻の亜香利さん

 東十両7枚目の天鎧鵬(30=尾上)が大安の11日、交際中で介護福祉士の平島亜香利さん(32、愛知県安城市出身)との婚姻届を東京・大田区役所に提出した。

 3年前の名古屋場所千秋楽パーティーで初めて会い、早くも翌日にデートで食事。得意は右四つ、寄りの天鎧鵬だが、恋愛だけは一気の電車道で熱愛にこぎつけた。その1年半後にはプロポーズに成功。さる5日には双方の両親と尾上親方らが顔合わせし、節目の1日を迎えた。10場所ぶりの再入幕に向け「秋場所は2桁勝ちたい」と心機一転を期した。

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把瑠都“エストニアの怪人2世”育成

断髪式を終えた把瑠都はエレナ夫人からネクタイを絞めてもらう(撮影・神戸崇利)

 大相撲で昨年秋場所前に引退した元大関把瑠都のカイド・ホーベルソン氏(29=尾上)の断髪式が8日、東京・両国国技館で行われ、横綱白鵬(28)ら約230人が参加した。けがで惜しまれつつ引退した「エストニアの怪人」は、母国でロッジを経営するかたわら、子どもたちに相撲を教えながら、日本とエストニアとの懸け橋を目指す。

 7年間、連れ添った金髪の大銀杏(おおいちょう)と別れを告げる日。朝起きると辺り一面、白銀の世界だった。「エストニアもずっと雪。雪が降って、めちゃくちゃうれしかった」。母国と同じ風景が目の前に広がった。まるで、新たな人生を祝してくれているかのように思えた。その“良き日”に、桁外れの怪力とちゃめっ気たっぷりの性格で愛された元大関把瑠都が、最後の務めを果たした。

 横綱白鵬ら約230人が参加した断髪式。いすに座った目の前には、12年初場所の優勝額があった。少しずつよみがえる思い出。エレナ夫人と母ティナさんがはさみを入れると、目はうるんだ。最後に師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)が止めばさみを入れると、涙が流れた。「(涙を)おなかの中に止めていたけど、最後は止まらなかった」。

 今後は「懸け橋になりたい」と、日本とエストニアを行き来する。自宅から車で10分ほどの場所には、自らも育った相撲道場「SAKURA」がある。ロッジを経営するかたわら、恩師がいるそこで自身も指導にあたるという。「強いだけじゃダメ。すぐあきらめるのもいるから。心もね」と“把瑠都2世”を育てる。

 07年夏場所でようやく結えた大銀杏を切り落とした後、新しく整えられた髪形を見て「格闘家みたい」と笑った。「慣れるまでちょっと時間がかかるかなぁ」。「エストニアの怪人」は大雪の日、まっさらな気持ちで、新たな人生を踏み出した。【今村健人】

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元把瑠都「第2の人生で横綱」涙の断髪式

尾上親方(右)から大銀杏を切り落とされた把瑠都(撮影・神戸崇利)

 大相撲で昨年秋場所前に引退した元大関把瑠都のカイド・ホーベルソン氏(29=尾上)の断髪式が8日、東京・両国国技館で行われた。

 横綱白鵬(28=宮城野)や関脇琴欧洲(30=佐渡ケ嶽)ら約230人が参加。この日は新たな試みとして一般のファン数人も、招待客に交ざってはさみを入れた。

 エストニア出身のホーベルソン氏は04年夏場所で初土俵を踏み、所要8場所で新十両に昇進。幕内優勝を1度飾り、大関にも昇進するなど、その怪力から「エストニアの怪人」の異名を取った。また、ちゃめっ気あふれる言動で、多くのファンに愛されてきた。

 断髪式では妻エレナさんや母ティナさんもはさみを入れると、目がうるんだ。最後の師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)の止めばさみでは、何度も涙をぬぐった。「(涙は)おなかの中に止めていたけど、最後は止まらなかった」と寂しそうに振り返った。

 今後は、母国エストニアでロッジを経営しながら、子どもたちに相撲も教えるという。最後の土俵上で集まった観客に向かって「第2の人生で横綱を目指したい」と話したホーベルソン氏は「これからも日本とエストニアの懸け橋として頑張っていきたい」と語った。

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稀勢の里が「横綱」に稽古

稽古をつけた中学横綱の川上竜虎くん(左)と握手する稀勢の里

 大関稀勢の里(27=鳴戸)が“横綱”に胸を借りた。大相撲冬巡業は5日、熊本市内で最終日を迎えた。稀勢の里は子どもとの稽古に飛び入り参加。尾上親方(元小結浜ノ嶋)のおいっ子で中学横綱の川上竜虎(りゅうこう)くん(15)に稽古をつけて「すごくいい。幕下の力がある」と絶賛した。そんな大関に尾車巡業部長(元大関琴風)は「稀勢の里も、目指している横綱の胸を借りられてよかったね」と笑った。今回は珍しく土俵上で1度も相撲を取らなかったが「まずはけがをしない体をつくること」とマイペースを貫いた。

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くまモン土俵入りに待った

 ゆるキャラは土俵に上がれる? 大相撲熊本市巡業(12月5日、熊本市総合体育館)で、熊本県のPRキャラクター「くまモン」が力士と取組を行う企画に“物言い”がついた。同巡業の勧進元らが企画し、ホームページ上では告知済み。だが、関係者によると、このほど日本相撲協会から「ゆるキャラが神聖な土俵に上がるのはいかがなものか」と“待った”がかかったという。

 「くまモン」との対戦候補は熊本県出身の幕内天鎧鵬(29=尾上)。勧進元は「実現できれば会場の大人から子どもまでみんなが楽しめるし、盛り上がることは間違いないと思うのですが…」と困惑気味だった。「くまモン」は先月28日には、熊本県庁を訪問した天皇・皇后両陛下の前で激しい動きの体操を披露。関係者によると、これまで何度か子ども相撲の土俵などに上がって“稽古”を積んでいるという。

 冬巡業最終地での「くまモン」対人気力士の取組は実現するのか。今日4日以降に、熊本巡業担当の尾上親方(元小結浜ノ嶋)が熊本入りして勧進元と話し合いを行い、最終決定する見込みだ。

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把瑠都引退 左膝のケガに勝てず

12年1月22日、初場所で初優勝を飾り賜杯を手にする把瑠都

 大相撲の元大関把瑠都(28=尾上)が引退の意思を固めたことが10日、分かった。すでに師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)が一部の関係者に意向を伝えた。把瑠都の有力後援者は「引退と聞いたが、非常に残念。ケガさえしっかり治せば、まだまだ戦えると期待していたのに」と明かした。

 把瑠都は2日の番付発表後、1度も稽古場に姿を見せていない。尾上親方は先月下旬のジャカルタ巡業中、「今回は中途半端な状況で復帰せずに、左膝をしっかり治してからにしようと話した」と、番付にこだわらず、慎重に復帰の時期を見据える意向だった。だが、帰国後は「今後のことは分からない」と状況の変化を示していた。

 夏場所7日目の稀勢の里戦で、致命傷を負った。寄り倒された際に持病の左膝を悪化させ「前十字靱帯(じんたい)および半月板損傷」と診断された。名古屋場所前は、すり足やてっぽうができるまでに回復したが、現在もそれ以上の負荷はかけられていない。

 大関時代の昨年秋場所は右足親指剥離骨折、翌九州場所も左太もも裏肉離れ。いずれも途中休場で2場所連続で負け越し、大関から陥落した。秋場所(15日初日、両国国技館)は東十両3枚目で、全休なら幕下降格が確実。大関経験者が幕下で相撲を取ったことは過去1度もなく、決断を迫られていた。

 昨年初場所で初優勝し、欧州初の横綱をつかみかけた「エストニアの怪人」。ケガという難敵には、かなわなかった。

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把瑠都が引退 夏場所で左膝に致命傷

5月18日、夏場所7日目の稀勢の里(奥)戦で膝を痛めた把瑠都

 大相撲の元大関把瑠都(28=尾上)が引退の意思を固めたことが10日、分かった。すでに師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)が一部の関係者に意向を伝えた。把瑠都の有力後援者は「引退と聞いたが、非常に残念。ケガさえしっかり治せば、まだまだ戦えると期待していたのに」と明かした。

 夏場所7日目の稀勢の里戦で、致命傷を負った。寄り倒された際に持病の左膝を悪化させ「前十字靱帯(じんたい)および半月板損傷」と診断された。名古屋場所前は、すり足やてっぽうができるまでに回復したが、現在もそれ以上の負荷はかけられていない。

 昨年初場所で初優勝し、欧州初の横綱をつかみかけた「エストニアの怪人」。ケガという難敵には、かなわなかった。

 ◆把瑠都凱斗(ばると・かいと)本名・カイド・ホーベルソン。1984年11月5日、エストニア生まれ。04年夏場所初土俵。06年夏場所新入幕後、三賞7回受賞。10年夏場所大関昇進。12年初場所優勝。同年九州場所限りで大関陥落。通算431勝213敗102休。得意は寄り、投げ、つり。家族はエレナ夫人。198センチ、189キロ。血液型A。

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把瑠都、東北&ジャカルタ巡業を休場

 左膝靱帯(じんたい)負傷で名古屋場所を全休した東前頭6枚目の把瑠都(28=尾上)が、今月の東北巡業とジャカルタ巡業を休場することになった。師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)が「徐々に良くなっている。(秋場所に)間に合うように治すよう言ってある」と、治療に専念することを明かした。秋場所では十両陥落が濃厚だ。

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