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尾川堅一「半歩くらい進めた」ダウン危機も判定勝ち

尾川堅一(2019年2月2日)

<スーパーフェザー級10回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

IBF世界スーパーフェザー級3位尾川堅一(32=帝拳)が競技人生初ダウンの危機を乗り越え、世界再挑戦へ「半歩」前進した。

IBF同級7位西谷和宏(33=VADY)との世界ランカー対決、昨年12月以来の試合で3年ぶりの日本人対決は、3回にダウンを奪われる展開。ダッキングしたところにパンチを合わされた。「普通に耳の後ろ、後頭部にもらって、気付いたら手をついてました」とリングで初の経験だった。

起き上がったが、直後は足元がふらつく中で、なんとかラウンドを終えると、非凡さを見せたのは直後4回。セコンドからは回復優先でポイントを捨てる作戦も提示されたが、「『このやろー』って思ってました。でも、足元は力が入りながらもふらついてましたけど、その中で奪い返したのは良かった。常に戦う気持ちですね」。仕留めに前進してくる相手を迎撃し、逆に右でダウンを奪い返した。

以降はボディーを効かせ、セコンドの指示による外からかぶせる右ストレートも効果的で、ポイントで大幅リード。97-91の判定勝ちで勝利を挙げた。

17年の世界挑戦では勝利を挙げたが、ドーピング違反で無効となった。昨年の再起後は「消化不良」という試合が続いてきた。この日も「半歩くらいは進めたかな。アピールにはなってない」と自己採点は辛口だったが、窮地を乗り越えた経験はまた1つプラスになったはずだ。

「もっと一杯指導してもらい、怒られて、練習していきたい。もっともっと厳しい試合も乗り越えて勝負していくしかない。どんな国でも行くので、勝負していく気持ちですね」と、再びIBFの赤いベルトを目指す。【阿部健吾】

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尾川堅一「根性で勝てた」世界再挑戦へ半歩近づく

<プロボクシング:IBFスーパーフェザー級10回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

ボクシングのIBFスーパーフェザー級3位尾川堅一(32=帝拳)が、世界再挑戦へ「半歩」近づいた。

同7位西谷和宏(33=VADY)に3回にダウンを奪われたが、直後の4回に右でダウンを奪い返す。終盤は右ストレートがうなり、3-0の判定勝ち。「自分の力不足ですが、最後は根性で勝てた。半歩進めたかな」とした。17年の世界挑戦はドーピング違反で無効となった。再びIBFの赤いベルトを目指す。

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尾川堅一「再び世界アピール」西谷とともに計量パス

PCR検査キットを手にする尾川堅一(帝拳ジム提供)

ボクシングの世界挑戦へ正念場の世界ランカー対決が、2日に東京・後楽園ホールで行われる。前日計量が1日に都内であり、IBF世界スーパーフェザー級3位尾川堅一(32=帝拳)が58・8キロ、IBF同級7位西谷和宏(33=VADY)が58・6キロと、ともに58・9キロのリミット以下でクリアした。

尾川は昨年12月以来の試合で、3年ぶりの日本人相手となった。「元日本王者で実績はあるが、ここで競っていてはダメ」と上を見る。17年の世界挑戦はドーピング違反で無効となり、昨年再起も10回判定、相手棄権の4回TKO、負傷引き分けと「消化不良」も続く。「一発バチッと決めて、再び世界をアピールしたい」と意気込みを見せた。

何度も試合が延び、この試合も当初は9月5日がジムで感染者が出て1カ月延びた。ジムが一時閉館中には自宅で練習したが、梓夫人がミットを持ってくれた。試合が延期になると、長男豹君には「次がある」と励まされた。計量はホテルに分離されるが、食事は夫人が届けてくれるという。家族の支えにも応えたい。

この3戦を振り返り、躍動感をテーマに練習してきた。「相手に合わせてゆっくりし、リズムが遅かった。どんどん行く姿勢で早い段階に倒したい。さすが尾川と思わせたい」とKO宣言した。

西谷も昨年12月以来となるが「いつも間隔が開いているので気にならない。コンディションはいい感じ」と笑みを見せた。17年に日本ライト級王者となり、6連勝中で世界ランク入りも果たした。鳥取県から初の世界王者を目標にする。

試合が1カ月延びたが「かなりプラス。対策はバッチリ練った。積極的に自分から攻めて、ポイントをとっていきたい」。上位ランカーの尾川と対戦が決まると「うれしかった。前からやりたかった」という。「世界に近づくためにこの試合にかけている。すべてを出し切る」と意欲満々だ。

計量をクリアした西谷和宏(左)と尾川堅一(帝拳ジム提供)

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世界ランカー対決・尾川VS西谷、10月2日に延期

尾川堅一(2019年7月6日撮影)

ボクシングの世界ランカー対決が、9月5日から10月2日に延期された。主催する帝拳ジムが13日に発表した。東京・後楽園ホールで、メインにはスーパーフェザー級でIBF3位、WBA7位、WBO9位と世界3団体で1ケタランク入りの尾川堅一(32)が出場。IBF世界同級8位西谷和宏(33=VADY)と対戦する。同ジムでは元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34)が新型コロナウイルスに感染し、他の選手らは全員陰性だったがジムを休館したため。セミでは日本ライトフライ級13位岩田翔吉(24=帝拳)が成塚亮(29=ワタナベ)と対戦する。

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尾川堅一と西谷和宏が世界ランカー対決 帝拳興行

尾川堅一(2019年2月2日撮影)

ボクシングの帝拳ジムが31日、9月5日に東京・後楽園ホールでの興行開催を発表した。メインはスーパーフェザー級でIBF3位、WBA7位、WBO9位と、世界3団体で1ケタランク入りしている尾川堅一(32)。IBF世界同級8位西谷和宏(33=VADY)との世界ランカー対決となった。

尾川は8月21日のWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)の世界初挑戦で、セミファイナルに出場予定だったが延期となっていた。セミでは日本ライトフライ級13位岩田翔吉(24=帝拳)が、成塚亮(29=ワタナベ)と対戦する。岩田は18年に米国でプロデビュー後、19年に帝拳ジム入りして通算4連勝中(3KO)。

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尾川堅一「子供に約束していたのに」王座奪取ならず

試合後、ジョー・ノイナイ(右)と抱き合う尾川(撮影・鈴木正人)

<ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

WBOアジア太平洋スーパーフェザー級1位尾川堅一(31=帝拳)の王座奪取はならなかった。V2戦となる同級王者ジョー・ノイナイ(24=フィリピン)に挑戦。両者がバッティングでまぶたをカットし、6回途中で王者が再びカットするとドクターストップ。負傷判定に持ち込まれたが、採点は三者三様の1-1で引き分けとなった。

2回にまずノイナイが左まぶた、3回に尾川が右まぶた、4回にはノイナイが左まぶたを新たにカットした。いずれも偶然のバッティングによるものだった。5回に再びバッティングでノイナイの傷が深くなり、ドクターストップで負傷判定に持ち込まれた。結果は1-1の引き分けで王者が防衛となり、ベルトは奪えなかった。

王者は3月に坂晃典(仲里)を2回KOで、王座を獲得した。7月には8連勝していた銅メダリスト清水聡(33=大橋)を7回TKOで初防衛していた。IBF3位、WBA4位、WBO10位と3団体で世界ランク入りしている尾川。実力者を相手に来年の世界再挑戦をアピールするつもりだった。

尾川は「2回から頭を振るように言われ、自分のペースになったと思った。カットは相手も切れて一緒だと。ただ、慎重になって、単発になった」と試合を振り返った。

17年にIBF同級王座を獲得も、薬物検査で陽性反応が出て無効試合となった。資格停止から再起後2連勝し、9月にIBF世界同級挑戦者決定戦が決まったが、相手が来日を拒んで方針変更して臨んだ一戦だった。「子供にベルト約束していたのに…」というと涙ぐんだ。再び岐路に立たされた。

3回、流血する尾川(撮影・鈴木正人)
2回、ノイナイ(左)とバッティングする尾川(撮影・鈴木正人)

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尾川堅一しゃれたKO宣言 来年世界再挑戦へ前哨戦

計量をクリアした尾川堅一(左)と王者ジョー・ノイナイ

ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフェザー級1位尾川堅一(31=帝拳)が、来年世界再挑戦へ前哨戦KOを期した。7日の東京・後楽園ホールで挑戦を控え、6日に都内で前日計量があった。尾川はリミットより100グラム軽い58・8キロでクリアした。V2戦となる同級王者ジョー・ノイナイ(24=フィリピン)は1回目で約400グラムオーバーも、再計量はリミットでパスした。

尾川は試合展開を問われると「イニシャルで」とニヤリ。しゃれた「KO」宣言だった。再起後2連勝し、9月にIBF世界同級挑戦者決定戦が決まったが、相手が来日を拒んで方針変更した。「ちょっとやる気をなくしたが、スライドしたがチャンスをもらえた。すぐに切り替えた」。

王者は3月に坂晃典(仲里)を2回KOで、王座を獲得した。7月には8連勝していた銅メダリスト清水聡(33=大橋)を7回TKOで初防衛している実力者。「右ストレート気味のジャブとカウンターの左を気をつけて。スピードの差があるから大丈夫。調子もいいので自分のやることをやる」と自信を口にした。

IBF3位、WBA4位、WBO10位と3団体で世界ランク入りしている。来年2月には32歳になる。「選手生命はそう長くない。来年は一発勝負をかけたい。次につながる試合にする」と気合を込めた。

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下田昭文氏「丁寧に楽しい指導を」アマジムを開設

自身のジムのプレオープンに集まった新旧世界王者らと記念撮影する元WBA世界スーパーバンタム級王者下田氏(最前列左から3番目)

ボクシング元WBA世界スーパーバンタム級王者下田昭文氏(35)が、埼玉県さいたま市浦和区にアマチュアジム「シュガーフィット・ボクシングジム」を開設した。

17日には報道陣、関係者向けのプレオープンのイベントが開かれ、新旧世界王者らが集結。帝拳ジムで指導を受けた浜田剛史代表(元WBC世界スーパーライト級王者)をはじめ、同門の元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏、元WBC世界ライトフライ級王者木村悠氏、世界2階級制覇王者粟生隆寛、他ジム勢からも元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏、元2団体統一ライトフライ級王者田口良一、WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人のワタナベジム勢や前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)らが集まった。

引退後は帝拳ジムで練習生を指導し、2年前から「シモサイズ」と名付けたボクシングフィットネス教室も開催するなど指導者として活動していた下田氏は「1年前ぐらいから(アマチュア)ジムを考えていた。丁寧に楽しい指導をしていきたい」と抱負を口にした。JR北浦和駅から徒歩数分という立地にジムを構え「以前からこの周辺でボクシング教室を開いていたこともあったのでこの場所にしました」と経緯を説明。3週間前にジム近くに自宅の引っ越しも終え、11月20日夕方から正式オープンする予定だ。

「夢はいずれプロのボクシングジムをやること」と掲げている下田氏は「まずは、ちゃんと自分でジムを運営し、経営も勉強していきたい。筋トレをやるだけでも良いのでうちのジムに来て欲しいですね」と意欲を示した。このプレオープンでは、伊藤とIBF世界スーパーフェザー級3位尾川堅一(帝拳)によるマスボクシング、下田代表自らがミットを持ち、京口や元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛氏のパンチを受け、出席者から大きな拍手を受けていた。

◆シュガーフィット・ボクシングジム 所在地=埼玉県さいたま市浦和区北浦和3-8-2メリア北浦和1階。電話=048・749・1955

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口(右)のパンチをミットで受ける元WBA世界スーパーバンタム級王者下田氏
帝拳ジムの浜田代表(右端)、元WBC世界バンタム級王者山中氏(左端)とジムのプレオープンで乾杯する元WBA世界スーパーバンタム級王者下田氏

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尾川堅一が太平洋王座挑戦、世界戦難航し狙い変更

ボクシング元日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(31=帝拳)が12月7日、東京・後楽園ホールでWBOアジア太平洋同級王者ジョー・ノイナイ(23=フィリピン)に挑戦することが決まった。

30日、帝拳ジムが発表した。当初は9月にIBF世界同級挑戦者決定戦に臨む予定だったが、対戦相手だった同級4位アジンガ・フジレ(南アフリカ)陣営の事情で来日が難しいため、日本王座に続くベルト獲得を目指すことになった。

尾川は所属ジム公式サイトで「待ちに待った試合が決まりました! 約3カ月後と少し先ですが、とてもうれしいです。南アフリカのフジレ選手との挑戦者決定戦で落札してもらいましたが、フジレ選手陣営が来日することを渋っているとも聞き、このまま進展を待つよりも今後は団体にこだわらず、どこの王座でもチャンスを狙っていくというスタンスに切り替えると聞いていました。すぐに大きなチャンスをつくってもらえて本当にうれしいです」とコメントした。

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尾川堅一IBF挑戦者決定戦へ弾みつけるTKO勝ち

尾川堅一(2019年2月2日撮影)

<プロボクシング:スーパーフェザー級10回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

IBF世界同級4位尾川堅一(31=帝拳)が9月開催のIBF挑戦者決定戦に向け、大きくはずみをつける勝利を挙げた。

フィリピン・フェザー級12位グレン・メデュラ(23)を4回終了TKOで撃破。2回に左ボディー、3回には右フックの連打で2度のダウンを奪った。4回にはバッティングで左目上をカットしたものの、4回終了時、相手棄権でTKO勝ちとなった。

尾川は「ちょっと中途半端な内容で。ダウンを奪った右ボディー良かったですけど。課題をクリアして倒せるような、右や左を磨くのでよろしくお願いします。ちょっと不完全(燃焼)というか、お客さんに申し訳ないです。もっと伸びしろあると思う。とりあえず勝った。9月には大きな舞台があると思うので、もっと強くなって帰ってきます」と意気込みを示した。

今回の興行では当初、同級5位アジンガ・フジレ(南アフリカ)とのIBF挑戦者決定戦が組まれていたものの、フジレ陣営の渡航手続きが間に合わず、9月開催に延期となっていた。 尾川は17年12月の世界戦で勝利後、禁止薬物の陽性反応により、試合は無効扱いとされ、王座獲得も取り消しに。ライセンス停止処分明けの今年2月、1年2カ月ぶりの復帰戦を判定で飾っていた。

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尾川堅一計量パス、世界挑戦者決定戦へ「はずみを」

計量をパスしたIBF世界スーパーフェザー級4位尾川(左)。右は対戦相手のメデュラ

ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級4位尾川堅一(31=帝拳)が世界挑戦者決定戦を見据えたノンタイトル戦に臨む。

5日、東京・後楽園ホールでの同級10回戦に備え、都内で対戦相手のフィリピン・フェザー級12位グレン・メデュラ(23)と前日計量に臨み、リミットより200グラム少ない58・7キロでパス。メデュラも57・4キロでクリアした。世界戦での薬物違反によるライセンス停止処分が昨年12月に解除され、2月の復帰戦で勝利を飾った尾川は9月にIBF同級5位フジレ(南アフリカ)との挑戦者決定戦を控える。「次の試合を見ていたら足をすくわれる。勝って、はずみをつけたい」と気合を入れ直した。

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「全力で殴りたい」尾川堅一 世界挑戦はずみの一戦

計量パスしたIBF世界スーパーフェザー級4位尾川堅一(左)。右は対戦相手のメデュラ

ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級4位尾川堅一(31=帝拳)が6日、東京・後楽園ホールで同級10回戦に臨む。5日には都内の日本ボクシングコミッションで、対戦相手のフィリピン・フェザー級12位グレン・メデュラ(23)と前日計量に臨み、リミットよりも200グラム少ない58・7キロでパス。メデュラは57・4キロでクリアした。

世界戦での薬物違反によるライセンス停止処分が昨年12月に解除され、今年2月の復帰戦で勝利を飾って再出発。9月にIBF世界同級挑戦者決定戦を控えており、尾川にとっては世界挑戦に向け、はずみをつけるノンタイトル戦になる。「まず勝つこと。左フック、右ストレートを出せてひっくり返ってくれると思う。KOは後からついてくるものですが、全力で殴りたいです。勝つことイコールKOだと思っていますから」と意気込んでいた。

当初はIBF世界同級5位アジンガ・フジレ(22=南アフリカ)との挑戦者決定戦が組まれていたものの、相手陣営の渡航手続きが間に合わず、9月開催に延期されていた。

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尾川堅一7・6世界戦に気合 勝利なら王者と再戦へ

7月予定でIBF世界スーパーフェザー級指名挑戦者決定戦に出場することが決まった同級4位尾川

IBF世界スーパーフェザー級4位尾川堅一(31=帝拳)が同級5位アジンガ・フジレ(22=南アフリカ)との同級挑戦者決定戦に臨むことが30日、決まった。

7月6日、東京・後楽園ホールで開催する方向で調整されている。同日、都内の所属ジムで練習した尾川は「この試合に集中したい。大きな試合が決まって、やる気も増します」と気合を入れ直した。勝てば17年12月、薬物検査違反を指摘され、1年間のライセンス停止処分を受けた際の同王座決定戦で対戦した現王者テビン・ファーマー(28=米国)との再戦になる。

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再起戦飾った尾川堅一、練習再開「いつでもやれる」

練習を再開した前日本スーパーフェザー級王者尾川

今月2日に1年2カ月ぶりの再起戦を飾った前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(31=帝拳)が14日、東京・新宿区の所属ジムで本格的な練習を再開した。

シャドーボクシングなどのジムワークで1時間強のトレーニングを消化。偶然のバッティングで負った右目上のカットも「縫うほどではなかった」と明かし「1年以上ぶりの試合だったので疲労が大きかったです。3~4日はゆっくりしました。まあ2週間弱は少し早いぐらいですけど、今年は勝負だと思っていますので」と緊張感を持って動きだした。

17年12月の世界戦で起こった薬物陽性反応から1年間の資格停止処分を経て、リング復帰できた喜びがある。「モチベーションは高くもっているし、どの試合でも全力で臨みたいと思っています」とキッパリ。時期は未定ながらも次戦に向けて「大きい試合が決まればいけますし、いつでもやれる準備はしていきたいと思っています」と気持ちを引き締めていた。

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尾川堅一 涙の再起戦勝利「子供を思って戦った」

梓夫人のお手製の文字の光るTシャツで入場した前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一

<プロボクシング:59・8キロ契約体重10回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

17年12月の世界戦で薬物検査違反を指摘され、1年間のライセンス停止処分を受けた前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(31=帝拳)が復帰戦勝利で感謝の涙を流した。

フィリピン・ライト級王者ロルダン・アルデア(24)を3-0の判定で下し、1年2カ月ぶりのリングで安堵(あんど)の表情を浮かべた。KOは逃したものの、キレのある右ストレートを何度も打ち込んでの快勝劇。「復帰させてもらってありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。

梓夫人が縫ったスパンコールで輝く「CRUSHRIGHT」の文字の入ったTシャツで入場。同夫人、長男豹(ひょう)くん(5)、次男亜陸(あり)くん(4)、三男皇(おう)くん(3)が見守る中で10回を戦い抜いた。「子供の存在は大きい。9、10回は子供を思って戦った。もっと強いパパをみせたいと思う」と家族の支えに感謝した。

さらにジムの先輩、後輩たち、500人以上集まった応援団の声援。激励は試合中から耳に入った。「粟生(隆寛)さん、村田(諒太)さんのゲキがあった。後輩たちから『尾川さん、頑張れ』と言われ、強い先輩でありたいです」と強調。満員で埋め尽くされた後楽園ホールからの大歓声に「期待を感じました。変なヤジとかあるかと思ったけれど。本当にうれしかった」と両目を赤くした。

17年12月にIBF世界同級王座決定戦で判定勝利したはずが、18年に入って薬物違反で無効試合とされた。同年6月からジムワークを許され、昨年12月にライセンス停止が解除された。ようやく踏み出せた第1歩。帝拳ジムの浜田剛史代表は「フルラウンドをやれて実戦感覚が戻ったのでは。次からが本番なんだと思う」とエールを送った。前日に31歳となり「時間もあまり残されていない」と強調した尾川は「今年、勝負をかけたいと思います」と何度も口にした。感謝の思いを胸に秘め、再び世界王座奪取へ突き進む構えだ。

トロフィーとともに写真に納まる尾川(撮影・河田真司)
ロルダン・アルデアに勝利し涙を浮かべる尾川(撮影・河田真司)

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資格停止解除の前日本王者・尾川、再起戦へ計量パス

前日計量をパスした前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(左)と対戦相手のフィリピンライト級王者ロルダン・アルデア

ボクシング世界戦のドーピング違反によるプロライセンス停止処分が解除された前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(31=帝拳)が2日、東京・後楽園ホールでフィリピン・ライト級王者ロルダン・アルデア(24)と59・8キロ契約体重10回戦に臨む。31歳の誕生日を迎えた1日、都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミットでクリア。アルデアは59・5キロでパスした。

禁止薬物の陽性反応が出た17年12月の世界戦(IBF世界同級王座決定戦)以来、約1年2カ月ぶりとなる復帰戦。自身の31歳、三男の皇(おう)くんの3歳の誕生日翌日に設定されたカムバックの機会で「息子3人がそろって後楽園ホールに来るのは初めて。『パパはすごいよ』というところをみせたいですね」と声をはずませた。

ドーピング検査で禁止薬物の陽性反応を示し、無効試合となり、日本ボクシングコミッションから1年間のライセンス停止処分を科された。ジムワークは6月から許され、本格的なトレーニングを再開。試合を控えるジムメートのスパーリングパートナーを務めながら実戦感覚をキープしてきた。「(昨年)4~5月ぐらいが苦しかった。7、8割は完全に辞めるつもりだった。1度は心が折れた」と振り返る。再起への気持ちが芽生えたのは家族の支え。長男豹(ひょう)くん(5)、次男亜陸(あり)くん(4)らが「パパ、ベルトが欲しいよ」とお願いされ続けたという。

「うちの玄関にベルトを飾ってあったので。今はない。だから(世界)ベルトを取り戻したい」と口調を強めた。これまで通り、KOへのこだわりを持ってリングに上がる。

「尾川とKOはセット。そういう気持ちでいきたい。久びさの試合で緊張している。これが尾川のボクシングというのをみせたい」。

“幻”となった世界王座を必ずつかみ取るため、尾川が再起のリングに立つ。

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尾川堅一、31歳での復帰戦「気持ち入った試合を」

来月2日の復帰戦に向け、サンドバックを打つ尾川

ボクシング世界戦のドーピング違反によるプロライセンス停止処分が解除された元日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(30=帝拳)は2月2日、東京・後楽園ホールでフィリピン・ライト級王者ロルダン・アルデアと59・87キロ契約体重10回戦に臨む。9日、東京・新宿区の帝拳ジムで練習し「家族や、自分を信じて応援してくれる方々のため、気持ちの入った試合がしたい」と意欲を口にした。

禁止薬物の陽性反応が出た17年12月の世界戦以来、1年2カ月ぶりとなるリング復帰戦は、2月1日に迎える31歳の誕生日翌日に設定され「まさか自分が31歳になるなんて。今は立ち止まれない。今年が勝負だと思っている」と意気込んだ。ジムワークは6月から許され、本格的なトレーニングを再開。試合を控えるジムメートのスパーリングパートナーを務めながら実戦感覚をキープしてきた。

日本ボクシングコミッションの停止処分が明ける昨年12月には「いつでも試合ができるように準備していた。活動可能になって2月に試合だと言われ、あと2カ月間だと。自分はいつでも試合ができる状態だと思っています」と、はやる気持ちを抑えていた。

田中トレーナー(左)とミット打ちに取り組む尾川

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薬物違反で処分の尾川堅一2・2復帰戦で恩返し誓う

田中トレーナー(左)とミット打ちに取り組む尾川

ボクシング世界戦のドーピング違反によるプロライセンス停止処分が解除された元日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(30=帝拳)は、31歳のバースデー翌日に復帰戦を迎える。

2月2日に東京・後楽園ホールでフィリピン・ライト級王者アルデアと59・87キロ契約体重10回戦に臨むことが決定し、8日に都内の所属ジムで練習。薬物の陽性反応が出た17年12月の世界戦以来、1年2カ月ぶりのリング復帰に向け「家族や、自分を信じて応援してくれる方々のため、気持ちの入った試合がしたい」と意気込んでいた。

来月2日の復帰戦に向け、サンドバックを打つ尾川

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尾川堅一に1年間停止処分 世界戦前ドーピング違反

尾川堅一(18年4月19日撮影)

 日本ボクシングコミッション(JBC)は28日、昨年12月5日のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦前の薬物検査で陽性反応が出た尾川堅一(30=帝拳)にプロボクサーライセンスの1年間停止処分(昨年12月5日より起算)を科したと発表した。

 世界戦で初めて日本選手がドーピング違反となった事態を重く見て「ファンの信頼並びに社会的なボクシングに対する信頼を揺るがす結果となった」とした。既に判定勝ちで王座獲得した試合は無効となり、開催地米ネバダ州コミッションから6カ月の資格停止処分とファイトマネーの20%となる罰金1万4000ドル(約150万円)の処分を受けていた。

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尾川堅一 ライセンス1年間停止 ドーピング違反

尾川堅一

 日本ボクシングコミッション(JBC)は28日、昨年12月のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦前の薬物検査で陽性反応が出た尾川堅一(30=帝拳)に対し、1年間のボクサーライセンス停止処分を科すと発表した。今月24日に開催した倫理委員会で処分を決めた。停止期間は昨年12月5日の同王座決定戦翌日から1年間。JBCは世界戦で初めて日本人選手がドーピング検査で陽性反応となった事態を重く見て「ボクシングファンの信頼並びに社会的なボクシングに対する信頼を揺るがす結果となった」としている。

 既に尾川は米ネバダ州コミッションから6カ月間の資格停止処分(試合翌日から起算)、ファイトマネーの20%となる罰金1万4000ドル(約150万円)の処分が科されていた。またテビン・ファーマー(米国)に判定勝ちを収めた同決定戦は無効試合となり、王座も失っていた。

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