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尾車事業部長、出稽古を条件付きで解禁の可能性示唆

日本相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)は12日、報道陣の電話取材に応じて、現在禁止となっている出稽古について条件付きで解禁する可能性があることを明かした。尾車事業部長は「場所後の休養期間を終えた後に出稽古をやっていけるんじゃないか」などと説明した。

秋場所前に力士会から、出稽古解禁の要望があった。それに対して「コロナ禍の中では番付発表からの2週間の行動が一番大切。(感染した場合)2週間というのが1つの隔離期間。(感染者が出た場合)出稽古に行った部屋も(隔離)ということになる。だから番付発表前に出稽古を解禁できるように考えています」と説明した。

番付発表は原則、本場所初日の13日前に行われる。番付発表後に出稽古を行い新型コロナウイルス感染が判明して2週間隔離となってしまうと、本場所初日に間に合わない計算となる。そのため、本場所終了後から次の場所の番付発表までの間に出稽古を解禁できるよう、新型コロナウイルスの専門家らと話し合いを行って調整するという。

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中村親方「復帰の思い伝わる」大けがの友風から動画

中村親方(元嘉風)

大相撲の中村親方(元関脇嘉風)が1日、昨年九州場所で右ひざに大けがを負った弟子の友風の現状を語った。

都内で行われたアスリートのセカンドキャリアなどをサポートする団体「一般社団法人 APOLLO PROJECT」設立の記者会見にリモート参加。会見後の囲み取材で、報道陣から友風の現状について聞かれると「本人は辞める気はさらさらない。復帰に向けて鍛錬を重ねています」と明かした。

友風は西前頭3枚目だった昨年九州場所で、右膝関節脱臼により途中休場。今年の初場所、春場所、7月場所と3場所連続で全休中だ。そんな友風からリハビリやトレーニングの動画が送られてくるといい「頑張っていると言うと申し訳ないぐらいコツコツとやっている。回復もゆっくりで歯がゆい思いはあると思う。ただ『絶対に復帰する』という思いが動画を見て伝わってくる」と話した。

中村親方は友風の現在について、「本当は尾車部屋でやるのが望ましいけど」と前置きした上で、リハビリやトレーニング設備が整っている地元・神奈川に戻っていることを明かした。また、母校・向の岡工高でまわしを締めて稽古していることも明かした。「四股、すり足、本当に軽めだけどぶつかりもやっている」といい、弟子の復活に期待した。

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元関脇嘉風の中村親方、現役時のトレーニング悔やむ

元関脇嘉風の中村親方(2019年9月16日撮影)

大相撲の中村親方(元関脇嘉風)が1日、都内で行われた、「一般社団法人 APOLLO PROJECT」設立の記者会見にリモート参加した。同団体はサッカーのC大阪で活躍した山内貴雄氏が代表理事を、元ラグビー日本代表の広瀬俊朗氏らの元アスリートらが理事を務め、アスリートのセカンドキャリアなどをサポートする団体。中村親方は、同氏らが熱弁した自身の現役時代の体験や引退後の活動、おのおのが考えるアスリートの価値などについて耳を傾けた。

中村親方は昨年秋場所に現役を引退し、現在は尾車部屋で後進の指導に当たっている。会見中に「決断力」について問われた同親方は「部屋の若い衆は親方の指示に従って稽古をする。ただ関取になると、私の部屋(尾車部屋)では(師匠の尾車親方から)『番付が上がるも下がるも自己責任』と言われてほとんどを任せられた」と現役時には高い自己決定力が必要だったことを明かした。

そんな中で「30歳を過ぎてから、33、34、35歳の時は若い時のように毎日相撲を取る稽古は行わずにトレーニングばっかりやっていた。トレーニングをやっていれば体は動くと勝手に仮説を立てていた」と悔やんだ。一方で「たくさん稽古をして成績を残すということに疑問を抱いていた。晩年は若い衆と同じ稽古量はできないなと思っていた。実際に自分が若い時の100分の1ぐらいの量だったけど質は高めました」と現役時代の経験や考え方を明かした。

中村親方は、同団体が来年1月から展開する「アスリート向け教育事業(A-MAP)」に1期生として参加し、人材育成講義を受講するという。同親方は「楽しみがたくさんある。1期生としてしっかり学んで、自分のいい所を発見して次につなげていきたい」と語った。また「角界は辞めた後の次が厳しい。残れる人は少しだけ。指導者として何とかしたい。若い衆もだけど、関取衆もこの世界に残れる保証はない。そんな人に自分でよければアドバイスできればなと思う」と講義で学んだことを、後輩に伝えていく。

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173センチ小柄な竹岡が序二段V「イメージ通り」

序二段優勝の竹岡(撮影・河田真司)

<大相撲7月場所>◇13日目◇31日◇東京・両国国技館

尾車部屋の成長株、東序二段84枚目竹岡(18)が7戦全勝で序二段優勝を飾った。西序二段75枚目生田目(18=二子山)に立ち合いから低い当たりで攻め込み、最後は相手が前傾になったところでタイミング良く引き落とした。「しっかり自分の押し相撲を稽古していた。イメージ通りの相撲だった」と納得の表情を見せた。

東京・両国出身で国技館がお膝元。「ちょんまげをつけたかった」と力士にあこがれ、小学校4年生から相撲を始めた。新潟海洋高では十和田大会で団体準優勝メンバー。身長は173センチと小柄だが、鋭い出足と押し相撲が持ち味だ。あこがれは部屋付きの中村親方(元関脇嘉風)。この日の取組前には中村親方から「しっかり自分の相撲を取り切れ。人に見せられない格好の悪い相撲を取るな」と言葉をもらったという。

「7勝できてとてもホッとしている。しっかり稽古でやってきたことを場所で出せるように、支度部屋では準備してきた。自分の全身全霊を出せるように意識した」。序二段優勝の自信を力に、さらなる番付上昇を目指す。

序二段優勝の竹岡(撮影・河田真司)

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いよいよ「命懸け」7月場所、完走へ厳戒態勢の祈願

新型コロナウイルス感染を避けるため力士不在で行われた大相撲7月場所の土俵祭りに臨む親方ら協会関係者たち(撮影・小沢裕)

厳戒態勢の中、いよいよ大相撲が始まる。7月場所(東京・両国国技館)初日を翌日に控えた18日、同所で恒例の土俵祭りが行われた。

力士の参加、一般公開はなく、出席者も限定される中、本場所の安全を祈願。新型コロナウイルスの影響で無観客で開催された3月の春場所、中止となった5月の夏場所を経て、協会の尾車事業部長(元大関琴風)が「命懸けの場所」と緊張感を強める15日間が幕を開ける。

   ◇   ◇   ◇

静まり返った館内で、土俵祭りが始まった。八角理事長(元横綱北勝海)をはじめ、出席した審判部の親方衆らはマスクを着用し、隣との間隔を空けて椅子に着席。通常は出席する三役以上の力士は不参加で、行司も資格者のみの参加。一般公開はなし。徹底した新型コロナの感染防止策が敷かれた中で、土俵の安全を祈願した。

コロナ禍の中で開催される7月場所。力士は支度部屋でもマスク着用が必須で、上がり座敷にはアクリル板を立てて座る場所を仕切るなど、いくつもの予防策が敷かれる。報道陣の電話取材に応じた尾車事業部長(元大関琴風)は「厳戒態勢みたいな感じ。命懸けの場所というような雰囲気」と緊張感を強めた。土俵祭り後には執行部による会議を行い、感染防止策の再確認を行ったという。「感染者を出すようなことがあってはいけない。緊張感でいっぱいです」と明かした。

観客への注意も忘れない。マスク着用や大声での声援を控える等の注意事項が書かれた看板が、館内の至る所に設置された。1日の観客上限数は約2500人。満員時の4分の1程度だが当然、油断はない。「感染症の専門家の先生と何度も意見交換をしながら準備を進めてきた。コロナ禍で物事を進めていくには、それぐらいの注意喚起が必要」と強調した。

力士も、相撲ファンも待ちに待った本場所。新大関の朝乃山や序二段から史上初の再入幕を果たした照ノ富士など、注目力士は多数いる。尾車事業部長は「会場に足を運んでいただくお客様、テレビで観戦していただくお客様に、勇気とか希望を与えられるような場所になったらいい」と切に願った。異例な場所が、いよいよ始まる。【佐々木隆史】

<7月場所中の主な感染防止策>

▽力士らは支度部屋でもマスク着用。準備運動時も。

▽支度部屋ではアクリル板で各関取の間を仕切る。

▽花道奥では足元シールを貼り密集を避ける。

▽取組を行う力士は支度部屋を出たらマスクを外し、取組後は支度部屋に入る際に新しいマスクをつける。

▽1日当たりの総観客数を約2500人に縮小。

▽全ての4人マス席を1人ずつで利用。

▽観客は入場時に取組表を自ら取り、手を消毒する。

▽感染者発生の場合に備え、入場客には入場券の14日間保管や接触確認アプリへの登録を促進する。

▽観戦後は時間差退場。

▽アルコール類の販売中止。食事の販売も最小限。

▽開場時間を午前8時から午後1時に変更。

▽接触を伴うファンサービスを中止。

大相撲7月場所土俵祭り、新型コロナウイルス感染を避けるため互いに距離を保ちながら力士不在で行われた大相撲7月場所の土俵祭りに臨む、左から出羽海親方、錦戸親方、八角理事長、藤島親方、伊勢ケ浜親方(撮影・小沢裕)
国技館内のトイレの洗面台に貼られた30秒の手洗いを促すステッカー(撮影・小沢裕)

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尾車事業部長「自分の相撲取るのがプロ」厳戒本場所

尾車事業部長(2019年12月25日撮影)

大相撲7月場所(東京・両国国技館)を翌日に控えた18日、同所で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが行われた。

通常は三役以上の力士が出席するが、新型コロナウイルス感染防止のため力士の参加はなく、一般公開もなし。八角理事長(元横綱北勝海)や審判部の親方衆は通常通りに出席するも、行司の出席者は資格者のみになるなど、厳かな雰囲気の中で行われた。

土俵祭り後には、協会執行部による会議が行われた。報道陣の電話取材に応じた尾車事業部長(元大関琴風)は「3月と変わらずにコロナ禍の中で始まるから緊張感でいっぱいです」と現在の心境を明かした。同会議では、感染防止策について再確認が行われたという。「もちろん春場所も毎日緊張感あってやったけど、今回は場所も違うし、動線も違ってくる。なんてたってお客さんを入れることになりましたから。そこが一番大きいと思いますね。責任が増したということ」と観客が入ることで、より引き締まった。

1日の観客数の上限は約2500人。満員時の4分の1程度だが「見届け人が多ければ多いほど、力士というのは緊張感も増す。今まで以上に体も動いて、力も出るんじゃないかな」と予想。観客にはマスク着用を義務づけ、大声での声援を控えさせるなど、多くの制約をかけることになる。それに対して「心苦しいけど、これも1つお客さんを守るという意味。感染症の専門家の先生と何度も意見交換をしながら進めてきた。ご協力いただきたいという気持ちです」と観客を思いやった。

観客同様に力士への制約も多い。支度部屋ではマスク着用が必要で、アクリル板を立てて座る場所を仕切るなどの感染防止策が敷かれている。「厳戒態勢みたいな感じ。命懸けの場所というような雰囲気になっていますけど、日本全体がそういうことですから」と説明。「その中において結果を出し、自分の相撲を取るのがプロだと思います。とにかく力士には頑張ってくれという気持ち。文句を言いたいのもよく分かります。それ以上に協会は彼たちの命とか、大きな意味があってやっていることですから分かってくれよ、という気持ちです」と話した。

無観客で行われた3月の春場所、5月の夏場所中止を経て、ようやく開催される観客入りの本場所。「会場に足を運んでいただくお客様、テレビで観戦していただくお客様に、いろんな意味で勇気とか希望を与えられるような場所になったらいい。それを期待して15日間頑張ろうというところです」と思いを込めた。

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幕下友風が懸命リハビリ 歩く姿に「先生が泣いた」

友風(2019年9月16日撮影)

日本相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)が22日、東京・両国国技館で報道陣の代表取材に応じ、昨年の九州場所で右膝を負傷した弟子の幕下友風(25=尾車)がリハビリに励んでいることを明かした。

「土曜日は(リハビリが)休みだから土曜日はうち(部屋)に来てうちの上でトレーニングルームでやっている、張り切っている」。

友風は自己最高位の西前頭3枚目だった昨年九州場所、2日目の取組で右膝を負傷。「右膝関節脱臼」の大けがで、師匠も当時「(全治に)最低でも1年はかかる」と話していた。

懸命に復帰を目指す弟子の姿に「あいつの歩く姿を見て(手術した)先生が泣いたって。どういうことが待ち受けるか分からないが、今やっていることに無駄はないと思っているんだろうね。次へ向かっていく意味で」とうなずいた。

また、幕下に陥落した部屋頭の矢後(25=尾車)には両膝の手術を受けるよう勧めたと明かした。「引っかかっている半月板を両脚取った。これだけ時間あるんだから、今しかチャンスがないぞって(矢後に)言って」。

夏場所の中止が発表された直後、すぐに片脚を手術。リハビリを経て、今では稽古場で四股を踏む状態まで回復したという。

「(7月場所には)全然間に合う。あいつにとっては相撲の神様がくれた時間だったんだよ。協会にとっては大変だけど。1場所ないというのはね。けがのある人はみんな、この期間にいろいろケアをしてるんじゃないか。良かったんじゃないか」。

年6回の本場所を戦う大相撲の力士。夏場所は中止となったが、心身の回復に時間をあてつつ、7月場所に向けて調整している。

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尾車親方、プロ野球の観客入れる方針「参考になる」

尾車親方(2020年2月25日撮影)

日本相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)が22日、東京・両国国技館で報道陣の代表取材に応じ、開催まで1カ月を切った7月場所(19日初日、国技館)について「やっと場所が近づいてきたなという気持ちでいます」とコメントした。

協会は無観客での開催を目指している中、プロ野球、Jリーグはともに7月10日から観客を入れる方針を示している。尾車事業部長は「(7月場所初日の)9日先に入れてくれたら参考になる。野球やJリーグも入っているんだから、相撲も入ってもいいのかなと。ただ会場とかいろんなところが違うから。入れるにしてもどういう規約をもって入れたらいいとか。マス(席)の中に一人で次の人まで3つ空けないといけないとか。その辺は分からない」と見解を示した。

今月19日にプロ野球が無観客で開幕した。尾車事業部長も連日、テレビで観戦してることを明かし「スポーツって無観客だろうがなんだろうが、真剣勝負でああいうのがテレビの画面からたくさん伝わってきていいよな。とても気持ちがすかっとする」と、スポーツの魅力を実感。東京ドームではバックネット裏に複数の人物が映ったパネルが掲示されている。「なるほどいろいろ演出を考えているな、と。それがそのまま相撲に当てはまるか分からないけど、少しでも無観客でも盛り上がることができればいい」。他競技が取り入れるさまざまな工夫にも関心を示した。

春場所終了後の約3カ月で悲しい出来事もあった。各部屋が自粛生活を続ける中で、先月13日に高田川部屋の三段目力士、勝武士さんが新型コロナウイルス感染による多臓器不全で死去。尾車事業部長も「それはもう本当に残念としか言いようがない」と胸を痛めた。高田川部屋から尾車部屋は徒歩1分ほどの距離。「(高田川部屋に)救急車が来た時も防犯カメラにずっと写ってっていたので、どうかしたのかと思いながら、聞くわけにもいかず。ずっと長く救急車が止まっていたのでね。どうなってるんだろうというそんな気持ちで見守っていたんだけどね。その後、分かったけど、勝武士くんが病院に運ばれていったのはその後に分かったんだけど、最悪の結果をもたらしてしまった。本当に本人もだけど、部屋の若い衆もだし、師匠やおかみさんもみんなの気持ちを思うと、正直、いたたまれなかったというのが本心」。コロナの恐ろしさを一層感じる出来事となり、弟子にも改めて言葉をかけたという。「やっぱり不要不急の外出を控えろというのは僕も部屋の力士を集めて言った。念押しした。あれは本当にショックです。そのためにも7月場所でいい相撲を、元気な相撲を皆さんに見てもらえるように、いま場所に向かってどこも頑張っていると思う」。協会員が一丸となって、悲しみを乗り越える。

先月18日から今月12日まで行われた抗体検査の結果は、6月中に発表される予定。「抗体検査の結果をもらって、それでご指導いただいている専門家の人にどうすべきかというのを指導いただき決めていく」。指針を定めて、開催に向けて1歩ずつ前進していく。

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小結から平幕降下の遠藤は東の前頭筆頭に/新番付

春場所5日目で土俵入りする遠藤(2020年3月12日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

【降下】

〈三役から平幕〉

遠藤(29=追手風)西小結→東前頭筆頭

北勝富士(27=八角)東小結→西前頭5枚目

〈幕内から十両〉

明生(24=立浪)東前頭17枚目→東十両筆頭

栃煌山(33=春日野)西前頭10枚目→西十両2枚目

東龍(32=玉ノ井)東前頭16枚目→東十両3枚目

大奄美(27=追手風)西前頭17枚目→東十両4枚目

剣翔(28=追手風)東前頭15枚目→西十両7枚目

〈十両から幕下〉

矢後(25=尾車)東十両10枚目→西幕下筆頭

朝玉勢(26=高砂)西十両12枚目→東幕下2枚目

友風(25=尾車)西十両13枚目→西幕下11枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

〈幕下〉

西大司→西太司(さいだいじ=入間川)

〈序二段〉

阿蘇錦→阿蘇ノ山(あそのやま=境川)

三森→毅ノ司(きのつかさ=入間川)

大村→筑零扇(ちくれいせん=陸奥)

大國旭→吉澤(よしざわ=中川)

〈序ノ口〉

深沢→欧深沢(おうふかさわ=鳴戸)

掛野→須崎(すざき=大嶽)

小嶺→千代大聖(ちよたいせい=九重)

池田→玉の星(たまのほし=片男波)

高須→■須(たかす=田子ノ浦)(■は高の上の口の縦棒を上下に延ばす)

八木→家島(いえしま=山響)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

大成道喜悌→大成道勝(だいせいどう・まさる=木瀬)

宮乃富司峻氏→宮乃富司峻史(みやのふじ・たかし=入間川)

西大司幸平→西太司康平(さいだいじ・こうへい=入間川)

大村玄之輔→筑零扇源造(ちくれいせん・げんぞう=陸奥)

【退職(年寄)】

荒汐崇司(元大豊)

【引退】

若一郎、春日岫、照樹、琴乃島、刃力、錣炎奨、福ノ富士

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宇良4連勝「相撲の感覚を取り戻している」と笑顔

取組後、笑顔で記者の質問に答える宇良(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇8日目◇15日◇エディオンアリーナ大阪

幕内復帰を目指す西三段目30枚目宇良(27=木瀬)が、無傷の4連勝で勝ち越しを決めた。

4番相撲で先場所も対戦した東三段目24枚目竜風(26=尾車)を押し倒し。相手を正面に置き、終始攻め立てた。

大阪・寝屋川市出身。新型コロナウイルス感染拡大の対策として無観客で開催されているが、ご当所での勝ち越しに「素直にうれしい」と笑みをこぼした。

右膝の負傷から再起を目指し、今場所が復帰3場所目になる。先場所と違い、今場所前は申し合いに参加できるようになった。まだ多くても「10番」程度しか取れないが「手探りでやっていた先場所や先々場所に比べれば、相撲の感覚を取り戻している」と、表情は明るかった。

竜風(左)を押し倒しで破る宇良(撮影・河田真司)

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徳勝龍、初日は先場所V争いの正代 2日目は朝乃山

徳勝龍(20年1月撮影)

日本相撲協会審判部は6日、新型コロナウイルスの感染防止のため無観客開催として8日に初日を迎える、大相撲春場所の取組編成会議を開催する大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で開き、初日と2日目の取組を発表した。

今場所12勝すれば、大関昇進目安とされる三役で3場所通算33勝に到達する関脇朝乃山(26=高砂)は初日が隠岐の海(34=八角)、2日目は先場所優勝の徳勝龍(33=木瀬)の平幕相手のスタートとなる。

両横綱は東の白鵬(34=宮城野)が、先場所敗れた小結遠藤(29)、2日目は平幕の大栄翔(26)と追手風勢との対戦が組まれた。西の横綱で、今場所は番付上で大関も兼ねる「横綱大関」の鶴竜(34=陸奥)は、初日が大栄翔、2日目は小結北勝富士(27=八角)の挑戦を受ける。

38年ぶりの一人大関となる貴景勝(23=千賀ノ浦)は、初日が高安(30=田子ノ浦)、2日目は隠岐の海と戦う。1月の初場所で20年ぶりの幕尻優勝を果たし、西前頭17枚目から同2枚目へと一気に番付を上げた徳勝龍(33=木瀬)は、初日が19場所ぶり関脇復帰の正代(28=時津風)戦。先場所は千秋楽まで優勝争いを演じた注目カードが組まれた。2日目は近大の後輩にあたる朝乃山と対戦する。

小兵の人気力士で今場所は上位総当たりが予想される東前頭4枚目の炎鵬(25=宮城野)は、初日が御嶽海(27=出羽海)、2日目は竜電(29=高田川)と平幕勢との対戦で滑り出す。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)との史上9組目の「親子幕内」を果たした、東前頭18枚目の琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)は初日に大奄美(27=追手風)、2日目は明生(24=立浪)と対戦する。

十両以上の初日からの休場力士は、西十両13枚目の友風(25=尾車)だけ。また、前任の阿武松部長(元関脇益荒雄)の退職で空席となっていた審判部長は、引き続き九州場所担当部長の境川理事(元小結両国)が代理で務める。

7日は同所で無観客、さらに通常なら三役以上が対象となっている力士の出席も見合わせた中で土俵祭が執り行われ、8日の初日を迎える。

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春場所は無観客開催、NHKの中継は通常通り実施

臨時理事会を終えて無観客試合を発表した、左から日本環境感染学会監事の賀来満夫氏、八角理事長、高島理事(撮影・上山淳一)

日本相撲協会は1日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて同所で行われる大相撲春場所(3月8日初日)の無観客開催を決定した。本場所の無観客開催は戦後初となった。

同協会は2月25日に、大阪市で執行部による定例会議を開催した。八角理事長(元横綱北勝海)や尾車事業部長(元大関琴風)、高島春場所担当部長(元関脇高望山)らが出席。春場所開催について「通常開催」「無観客開催」「中止」の3つの選択肢の中から、臨時理事会で最終決断をすることを決めていた。

2月26日には、安倍晋三首相がスポーツなどの自粛を要請。感染防止のため、相撲協会にもスポーツ庁からイベントの中止、延期、規模縮小を求める文書が届いた。その後も国内での感染拡大は止まらず、春場所の無観客開催を決定した。

臨時理事会後、同協会は八角理事長(元横綱北勝海)、大阪場所担当部長の高島理事(元関脇高望山)、東北医科薬科大学の感染症学特任教授で東北大学の賀来満夫名誉教授が出席し会見した。

理事会では開催中止の意見も出たが、約2時間半の議論の末、最終的に無観客開催に踏み切った。同理事長は「大阪での本場所開催を楽しみにしていた多くの皆さまにはたいへん、ご迷惑をおかけすることとなりますが、2月26日の政府要請を踏まえ、また社会全体で新型コロナウイルス感染症の拡大を防いでいることを勘案し、このような判断とさせていただきました。何とぞ、ご理解とご協力をたまわりたくお願い致します」と会見で切り出し、さらに「NHKの相撲放送は通常通り実施致しますので、相撲ファンの皆さまにはご家庭、テレビの前で相撲観戦をお楽しみいただけましたら幸いです。無観客ではありますが、力士の白熱した取組をお約束します」と語った。

無観客開催に踏み切った最大の理由を問われると、あらためて「今日、理事会でいろいろと話が出ましたが、先生の意見をうかがいながら、お客様に迷惑をかけられない」とした。観客の声援もなくモチベーションが維持しにくい力士に対しては「ひじょうに厳しい土俵であることは確かです。普段の声援されている緊張感の中で相撲を取るのと、全くお客様がいない所で相撲を取るというのは、おそらくほとんどが初めて。気持ちの高め方に関しては非常に難しいと思います。それを、いかに高めていくかが大切なことだと思います」と要望した。

臨時理事会を終えて無観客試合を発表する八角理事長(撮影・上山淳一)
臨時理事会を終え、会見で進行役の芝田山理事(撮影・上山淳一)

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朝乃山「気になる」26歳誕生日より春場所開催可否

申し合い稽古で豊山(左)と相撲を取る朝乃山

日本相撲協会は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月1日に臨時理事会を開き、春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)の開催可否について、無観客開催か中止に絞って最終決断を下す。

1日に26回目の誕生日を迎える大関とりの関脇朝乃山(高砂)は2月29日、大阪市の時津風部屋に出向き、居合わせた平幕の高安らと申し合い稽古を行った。春場所に向けて調整する一方で、複雑な心境を吐露した。

  ◇    ◇    ◇

26回目の誕生日よりも、断然関心が高い事がある。出稽古を終えた朝乃山は、報道陣に翌日の誕生日を指摘されるも「全然気にしていません。(祝いは)高校までです」と話題を流し、「とりあえず(相撲協会の)決断が気になります」とそわそわした。

3月1日に臨時理事会を開き、春場所開催について無観客開催か中止かの決断を下す。通常開催の選択肢もあったが、尾車事業部長(元大関琴風)が先日「相撲協会だけ通常開催はありえない」と個人的見解を示し、状況的にも可能性は極めて低い。そんな中で朝乃山は「無観客で開催したとして、もし途中で協会員の誰かが感染してしまったらどうなるんですかね?」などと心配の声を上げた。

それでも本場所のために準備は進める。この日は大関経験者の高安や関脇正代らと申し合い稽古を行い、12番取って6勝。馬力のある高安相手に得意の右四つの感触を確かめた。「(高安と)普段なかなかできないのでやりたかった。悪くはない。いい稽古ができた」。開催の可否が頭の片隅にちらつきながらも、大関とりに向けて順調に仕上げている様子だった。

尾車事業部長は臨時理事会前日のこの日も、先発事務所で高島春場所担当部長(元関脇高望山)らと話し合いを行った。「明日みんなでしっかりと話し合って決める」。戦後初の無観客開催か、八百長問題の影響で開催できなかった11年春場所以来3度目の中止か。歴史的決断がいよいよ下される。

時津風部屋に出稽古した関脇朝乃山

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貴景勝、三番稽古で高安に3勝7敗も修正点確認

高安(右)を指名した三番稽古で、突っ張って攻め立てる貴景勝(撮影・佐藤礼征)

大相撲の大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が28日、大阪・堺市の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加した。

三番稽古で平幕高安を指名。組み止められる場面が目立ち、3勝7敗だったが「(修正点は立ち合いの)高さとか角度とかちょっとしたこと」と前向きだった。

同連合稽古は当初、大阪市内の商業施設で一般公開される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、場所を変更。貴景勝は「せっかくお客さんにみてもらう機会だったが、しょうがない」と受け止めた。

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30歳高安「勝負かけたい」貴景勝三番稽古で好感触

大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けた二所ノ関一門の連合稽古が28日、大阪・堺市の尾車部屋で行われ、この日30歳の誕生日を迎えた西前頭筆頭高安(30=田子ノ浦)が、存在感を発揮した。

大関貴景勝に指名された三番稽古で10番取り、7勝3敗。馬力のある貴景勝に当たり負けることなく、左四つに組み止めるなどして対応した。高安は「内容は良かった。自分の相撲が戻りつつある感じ」と好感触をつかんだ。

春場所では約4年ぶりに平幕へと陥落する。「力不足で落ちた。過去のことは過去のこと。今どうするか考えて、また上を目指して勝負したい」と力を込めた。

気づけば30歳になった。「月日はあっという間に過ぎていく。ここから10年、20年とやるわけではない。勝負をかけていきたい」。1場所での大関復帰を目指した1月の初場所では、けがの影響により本来の力を発揮できず、6勝9敗で負け越した。「場所前から稽古をしたつもりでも圧力がなかった。けがの影響もあったけど、精神面で絶対に負けないという自信がなかった」。初日まで9日。大関経験者として、春場所では意地を見せるつもりだ。

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春場所 無観客、中止も選択肢 尾車事業部長が見解

尾車親方(2019年5月7日撮影)

新型コロナウイルスの感染拡大に角界も揺れている。日本相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)が28日、大阪・堺市の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古後に、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)開催について個人的見解を示した。

状況からして可能性の薄い通常開催について触れ「相撲協会だけ通常開催はありえない」と明言。同協会は3月1日に臨時理事会を開き、通常開催、無観客開催、中止の中から最終決断を下す。全国的にスポーツやイベントの自粛ムードが高まっており「収束というよりは状況は厳しくなっている。理事会で皆さんの意見を聞きたい。過去の事例が分からないから」と頭を抱えた。

力士らにも影響は及んでいる。29日に開催予定だった、大関とりの朝乃山が所属する高砂部屋の激励会の中止がこの日に決定。約1000人が参加予定だったといい、部屋関係者はこの日もホテルに出向いて折衝に追われた。朝乃山にとっては大関昇進に向けて、気合を入れるまたとない機会だった。朝乃山と同じ近大出身で12月に定年を迎える高砂親方(元大関朝潮)にとっても、師匠として迎える“第2の故郷”での最後の場所の激励会だったが無念の中止となった。

地方場所ではファンサービスで稽古見学が可能な部屋が多いが、今年は例年通りとはいかない。横綱白鵬が所属する宮城野部屋は、25日の稽古始めから一般客や報道陣の見学を禁止。初場所で平幕優勝を果たした徳勝龍が所属する木瀬部屋も、報道陣の見学を規制している。一方で横綱鶴竜が所属する陸奥部屋は見学が可能。稽古場に入る際には、マスク着用と手のアルコール消毒が必須で「熱のある方やせきをしている方、基礎疾患のある方はご遠慮下さい」と書いた紙を張り注意喚起している。異常事態に角界も細心の注意を払っている。

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春場所は「1人でも感染したら中止」力士ら注意喚起

力士会後、マスク姿で報道陣の取材に対応する鶴竜(左)、白鵬の両横綱(撮影・佐藤礼征)

日本相撲協会の執行部による定例会議が25日に大阪市内で行われ、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)開催について3月1日に臨時理事会を開いて最終決断することを決めた。

会議後に芝田山広報部長(元横綱大乃国)が対応し「今日は開催するかしないかは決まっていない。今の所は3月1日に臨時理事会を開いて決める。これから外部理事も招集する」と明言した。

4月には春巡業の開催が予定されており、現段階では春場所の延期の可能性はないという。「選択肢は3つ」と通常開催、無観客での開催、中止のどれかになる見込み。会議には高島春場所担当部長(元関脇高望山)も出席し、今後予測されるさまざまなケースへの対応について話し合ったという。芝田山広報部長は「他のスポーツ団体の事案の報告などもあった。今後も国内の状況を見ていきたい」と慎重な構えを見せた。

この日は、十両以上の関取で構成される力士会も大阪市内で行われた。同会に出席した尾車事業部長(元大関琴風)は、力士らに「万が一、協会員が1人でも感染したら本場所を中止せざるを得ないから気をつけてくれ」と注意喚起した。また、29日に予定されていた大阪市の住吉大社での横綱奉納土俵入りは中止になった。3月3日の前夜祭や、春場所初日前日の同7日の土俵祭りなども含めて、あらためて開催の可否について話し合うとした。

力士会後、報道陣の取材に対応する尾車親方(撮影・佐藤礼征)

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白鵬「不思議な緊張感で稽古」新型コロナに危機感

マスクを着用して力士会に出席する横綱白鵬

大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて十両以上の関取らが出席する力士会が25日、大阪市内で行われ、白鵬(34=宮城野)と鶴竜(34=陸奥)の両横綱が、新型コロナウイルス感染への危機感を強めた。

力士会後、両横綱はマスク姿で報道陣の取材に対応。力士会会長の鶴竜は「何かを触ったらアルコール消毒をするとか、今まで以上に気をつかいたい」と話し、白鵬は「(過去に)さまざまな問題を乗り越えてきたが、これは目に見えないもの。不思議な緊張感で稽古して、場所に臨むことになる」と神妙だった。

力士会では尾車事業部長(元大関琴風)から新型コロナウイルス感染拡大への対策として、手洗い、うがいの徹底、不要な外出を控えることなどを注意喚起された。会場に訪れたファンとの握手などの接触も避ける方針だという。

ともに休場明けの場所になる。3場所連続で途中休場している鶴竜は「体も元気になった。準備もできたと思うので、これから稽古していきたい」と気合を入れた。

白鵬は、初場所を休場する要因となった右足踵の裂傷による蜂窩(ほうか)織炎について「傷口もだいぶ良くなってきたのでここからです」と話した。

力士会後、マスク姿で報道陣の取材に対応する鶴竜(左)、白鵬の両横綱(撮影・佐藤礼征)

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春場所開催へ方針出ずも注意喚起、1人感染で中止も

春場所が開催されるエディオンアリーナ大阪(2017年3月11日撮影)

大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて十両以上の関取らが出席する力士会が25日、大阪市内で行われ、尾車事業部長(元大関琴風)が新型コロナウイルスへの対応について説明した。力士会に出席した尾車事業部長は「力士らにコロナウイルスに関して注意喚起をした。とにかく不要不急な外出を控えるなどして感染を防いでくれと。万が一、協会員が1人でも感染したら本場所を中止せざるを得ないから気をつけてくれと言った」と話した。

現段階では春場所開催に向けて明確な方針は決まっていないが「無観客にするのか中止にするのか、そのまま開催するのかをこれから決めていきたい」と説明。延期の可能性については「それはない。(4月には)巡業も始まるし、やる日程がない」と否定した。

新型コロナウイルスの感染拡大は全国的な問題となっており、さまざまなイベントが中止や延期になっている。それだけに「今後の動向次第で対応は日々変わると思う」と話した。また29日に大阪市の住吉大社で行われる予定の奉納土俵入りについては「住吉大社さんの方から今年は中止にしたいと連絡があった」と明かした。

朝稽古での観客への対応や、激励会などの開催の有無に関しては各部屋に任せているという。しかし、これについても「今後の動向によっては考え直さないといけない」と厳しい表情を浮かべた。

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海洋・深沢、目標横綱も「早く関取に」鳴戸部屋入門

ガッチリ握手する深沢と鳴戸親方

海洋高相撲部の深沢成矢(3年)が14日、同校で大相撲・鳴戸部屋への入門会見を開いた。元大関琴欧洲の鳴戸親方も同席した。

海洋高同学年からの角界入りは、初場所で前相撲デビューした竹岡勇人(尾車部屋)に次いで2人目。鳴戸部屋には昨年入門した三段目の丸勝(丸山竜也)以来、2人目になる。

   ◇   ◇   ◇

183センチ、130キロの恵まれた深沢の体には夢がたっぷり詰まっていた。「1日でも早く関取になりたい」と抱負を話す深沢に鳴戸親方が問い掛けた。「関取とはどれだけのイメージなの?」。18歳は力強く「目標は横綱」と答えて、もう1度、「まずは1日でも早く関取になること」と繰り返した。向上心とともに、あわせ持つ堅実さが言葉に表れていた。

海洋高入学時から団体戦のメンバー入り。ポイントゲッターとして活躍した。昨年7月の全国高校総体は先鋒(せんぽう)として予選リーグ3戦全勝。決勝トーナメント2回戦は準優勝した鳥取城北に敗れたものの16強入りに貢献した。同年8月の全国高校相撲十和田大会は団体準優勝だ。村山智明監督(40)は「体幹が強く、土俵際は粘り強い」と教え子を評した。

もっとも高校の3年間はケガにも泣かされた。昨年12月には左膝半月板の手術を受けた。鳴戸親方は「ケガをしにくい体をつくること。稽古、体のケア。24時間、相撲のことを考えて過ごせば番付は上がる」とアドバイスした。海洋高の同学年・竹岡はひと足先に春場所場所の序ノ口デビューを決めている。鳴戸部屋には1年先輩の三段目丸勝が4場所連続勝ち越しで奮闘中だ。深沢は「ワクワクした気持ち」と大相撲の土俵へ意欲を見せた。29日の新弟子検査を経て、春場所で前相撲デビューする。【涌井幹雄】

◆深沢成矢(ふかさわ・せいや)2001年(平13)5月12日生まれ、石川県津幡町出身。相撲は小学1年で始め、津幡中では全中団体2位。高校1年で選抜宇佐大会団体2位にも。好きな関取は鳴戸親方の現役時代の琴欧洲。183センチ、130キロ。血液型A。

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