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井上尚弥にルイス・ネリら 那須川天心ボクシング転向で挑みそうな階級王者

「炎の体育会TV SP」に出演し、ボクシング転向を表明した那須川天心(TBSテレビ提供)

立ち技打撃格闘技RISEの世界フェザー級王者の那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、来年中にボクシングデビューを目指す。

10日、TBS系列の「炎の体育会TV」に出演。番組内で来年3月のRISE大会を最後にキックボクシングを引退し、ボクシングに転向することを正式に発表した。

◆那須川が挑みそうな階級の世界王者 スーパーバンタム級(55・3キロ以下)ではWBAスーパー・IBF王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が筆頭。今月3日にIBF暫定王者岩佐亮佑(セレス)を統一戦で下した。WBC王者にはバンタム級時代、山中慎介との世界戦で体重超過したルイス・ネリ(メキシコ)がいる。1階級上のフェザー級(57・1キロ以下)は世界4階級制覇王者でWBA世界フェザー級王者のレオ・サンタクルス(メキシコ)が人気選手。バンタム級(53・5キロ以下)にはWBAスーパー・IBF王者井上尚弥(大橋)がいる。

流血しながらノニト・ドネア(右)を攻める井上尚弥(2019年11月7日撮影)
ルイス・ネリ(18年3月撮影)

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Sライト級ホープ李健太4連勝「緊張」初メイン飾る

1回、石脇(左)にパンチを見舞う李(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:スーパーライト級8回戦>◇25日◇東京・後楽園ホール

スーパーライト級ホープ李健太(25=帝拳)がプロ4連勝を飾った。日本同級18位石脇麻生(21=寝屋川石田)との同級8回戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。約1年4カ月ぶりのリングで、攻める石脇を右ジャブ、右フックからの左ボディーストレートなどで攻め込み、初メインを勝利で締めくくった。

李は「(初の対日本人戦で)試合前はすごい燃えていて、ちょっと興奮が収まらない状態だった。(初メインで)歴代の山中慎介さん、浜田(剛史)代表らがこういう場を踏んで世界に行かれている。そういう意味では緊張しました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

李はアマ時代に高校6冠、日本記録の62連勝をマークし、19年2月にプロデビューした李は身長180センチの長身サウスポー。アマ仕込みのテクニックには提供がある。19年11月の前回試合(リボ・クンディマン戦)では2回、3回と偶然のバッティングで流血して負傷引き分け以来の試合だった。李は「今日は、まったくと言って全然、成長していない部分ある。伸びしろもあるので人一倍、いや何十倍練習してベルトを巻きたい」と決意を口にした。

8回、石脇(左)にパンチを見舞う李(撮影・野上伸悟)
1回、石脇(左)にパンチを見舞う李(撮影・野上伸悟)
石脇麻生(左)に8回判定勝ちした李(撮影・野上伸悟)
石脇(左)に8回判定勝ちした李(撮影・野上伸悟)

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岩佐亮佑1年4カ月ぶり統一2冠戦 敵地ウズベクで

岩佐亮佑(2019年11月27日撮影)

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が、アウェーでの統一2冠戦に挑む。4月3日にウズベキスタン・タシケントで、IBF&WBAスーパー世界同級2冠王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)と対戦する。16日に千葉・柏市内のジムでのオンライン会見で発表した。

岩佐は19年に米ニューヨークで王座奪回以来、1年4カ月ぶりの試合となる。二転三転しての決定も、統一だけでなく一気に2本のベルトが掛かる。「よく耐えた。人生で一番大きな試合。このフラストレーションを爆発させたい」と力を込めた。

アフマダエリエフは16年リオ五輪銅メダルで、300勝15敗という元アマエリート。米国でプロ経験を積み、今回がプロ初の凱旋(がいせん)試合。国を挙げてのプロモートで、同地で日本人初の世界戦は完全アウェーとなる。

岩佐は海外で過去3戦し、15年には英国でも世界挑戦した。「1回経験して不安はない」と言い切る。左を苦手にしていたが、暫定王座決定戦で11回TKO勝ち。「前回結果を出した。鬼門は突破した」と自信をみせた。

昨年1月にアフマダリエフがプロ8戦目で王座奪取した試合は現地観戦した。「アマ出身で技術があり、自由奔放で勢いがある」と分析。史上初めて4団体を統一したバーナード・ホプキンスから、会場で「おまえなら勝てる」と声をかけられ、自信は深まった。

2冠獲得後の標的もぶち上げた。WBC王者ルイス・ネリ(26=メキシコ)。唯一黒星を喫した日本人の山中慎介に連勝も、薬物疑惑に体重超過の問題児。「いけ好かない。山中さんの意思を引き継いでのあだ討ち。ぶっ飛ばしたい」と息巻いた。

それにはアウェーで2冠奪取が絶対となる。昨年の自粛期間中には約10万円でバーベルなどの器具を購入し、ファンダメンタルの強化を図ってきた。2月からアマ上がりの左相手に、スパーリングは60回こなしてきた。小林会長は「相手に勢いをつけさず、前半は腹に打ち込みたい。5回まで五分ならいける」と読んでいる。

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井上尚弥も困惑…木村翔に井岡との一戦求められる

チャリティーボクシングイベント「LEGEND」開催会見で意気込みを語った、左から木村、井上尚、京口(撮影・足立雅史)

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)ら新旧の世界、日本王者たちが集結したチャリティーボクシングイベント「LEGEND(レジェンド)」が2月11日、東京・代々木第1体育館で開催されると21日、発表された。

都内のホテルで開始された記者会見には井上、WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)、元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)が同席。イベントでは井上がスパーリング形式のエキシビション3分3回マッチ(相手未定)に臨むことも発表された。収益の一部は新型コロナウイルスと闘う医療従事者や患者の支援金になるという。

エキシビション戦で「自分以外で、どんなカードが見たいか」との質問が出た時だった。同席した木村は、4階級制覇王者で現WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(Ambition)の名を挙げ「井上尚弥くんと井岡一翔選手が見たいです。見たいですよね。やりたいと思いますし」と横から見つめられた。すると井上は驚きと困惑に包まれたような笑顔でうなずいた。木村自らも井岡とのエキシビション戦を希望していたが「ボクはその後でいいです」と譲られる一幕もあった。

同様の質問に対し、京口は元世界3階級制覇王者長谷川穂積-元WBC世界バンタム級王者山中慎介のレジェンド対決を挙げた後、井上にも順番が回り「そんなにないですよね。ちょっと考えてもいなかったので答えられないですけど。良いカードが組まれれば」と応じた。

LEGENDには元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏や元世界3階級制覇王者八重樫東氏の出場も予定されており、計6試合のエキシビション戦が組まれることになっている。

ポーズを決める井上尚(撮影・足立雅史)

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伊藤雅雪-三代大訓戦スペシャルゲストに長嶋一茂氏

長嶋一茂(2018年9月20日撮影)

12月26日に東京・墨田区総合体育館で開催される「A-SIGNボクシング」のスペシャルゲストに元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂氏が就任すると16日、発表された。同興行のメインイベントでは元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)-東洋太平洋同級王者三代大訓(ワタナベ)の注目カードが組まれており、既に元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏もスベシャルゲストに決まっている。

また同興行開催に向け、大会クラウドファンディング(https://a-sign-box.com/)も開催。チケット販売と並行し、各選手が商品を出品、ボクサーを直接サポートできる投銭も行われる。試合の模様はYouTubeのA-SIGNチャンネル(https://youtube.com/c/ASIGNBOXINGCOM)にて生配信される。

伊藤雅雪(2019年5月31日撮影)
三代大訓(2019年3月27日撮影)

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新王者中谷「親孝行できた」店たたみサポートに感謝

8回KO勝ちでWBOフライ級新王者となり、トロフィーを手に笑顔を見せる中谷(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

待ちに待った鬱憤(うっぷん)爆発KOで世界奪取だ。WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末の世界初挑戦。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)を接近戦でも手数で圧倒した。8回に左でロープに吹っ飛ばし、2分10秒KOで仕留めた。

コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修業を経験した末にデビュー21連勝(16KO)で夢を結実させた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

世界戦発表から266日。中谷は散々振り回されたコロナも相手も吹っ飛ばした。KO負けのなかった相手に10カウントを聞かせた。新王者誕生の熱気は控えめも、期待に応えたホープは大きな拍手に包まれた。リングサイドの家族に「ありがとう」と右拳を突き上げる。涙する母府見子さんの姿に「親孝行できた」と実感した。

初回に左ストレートをさく裂させた。「いいパンチを効かせて組み立てやすかった」とペースをつかむ。2回から接近戦も500回を越すスパーで徹底した対策が実る。手数で弱らせ、押し返した。「スタミナも精神的にも弱っているのが分かった」。

7回には「セコンドからしっかり仕留めろ」とKO指令が出た。得意の距離ある戦いに戻し、変化をつけての仕上げ。8回に頭からきたマグラモを左アッパーで起こしてのフィニッシュ。ダウンする相手に「終わったな」と確信した。

2月に待望の世界初挑戦が決まった。3月の米国キャンプ中に4月開催は延期となった。8月開催を再発表も再延期。この間に水面下でも3度日程調整したが、断念せざるを得なかった。走り込みには3度も行った。実質5度延期を乗り越えての試合だった。

15年に家族は三重・東員町から神奈川・相模原市に引っ越し、お好み焼き店をたたんでまでのサポート。昨年8月にはトンテキ名物の「とん丸」を開店し、再び家族で切り盛りも5月に閉店へ追い込まれた。「たくさん試練があったが、結果を出せてホッとした。反省もあるが王者になったので100点」と笑みを見せた。

中1でボクシングを始めると、父澄人さんが店の隣に練習場を作った。ある時、父が開店前に「縄跳びでも」と言ったきり、お客さんが来て忘れていた。1時間半後に気がつくとまだ跳んでいたという。「フライ級の世界王者になる」と書いた張り紙を見ながら。

その夢は実現した。テレビ解説したお手本の元世界王者山中慎介氏と同日奪取。「山中さんのように長く防衛し、統一戦やビッグファイトもやりたい。目標になる王者になりたい」。若き王者はさらなる飛躍を期した。【河合香】

▽中谷の父澄人さん 世界戦の舞台に立てたことだけでもうれしかった。1回で勝ったと思った。KOした瞬間は鳥肌が立った。

◆中谷潤人(なかたに・じゅんと)

・礼儀の空手 1998年(平10)1月2日、三重・東員町生まれ。両親が礼儀作法を学ばせるため、小3から自営する飲食店の常連で師範の極真空手道場に通わせた。小6で143センチに1度も勝てず。

・目標ロペス 常連に体重別のボクシングを勧められ、テレビでも見て興味を持つ。東員二中1年から桑名のKOZOジム入門。3度世界挑戦の石井広三会長が、世界目指して右利きをサウスポーにさせた。リカルド・ロペス(メキシコ)にあこがれ、U15全国大会では中2、3年と連覇。

・単身渡米 石井会長が中3時に交通事故死し、中卒と同時に単身米国修行を決断した。「高校はあとで行ける」と反対の両親を説得。石井会長が師事したマック・クリハラ・トレーナーに3週間指導を受け、試合にも勝った。

・ルディ師匠 その後はルディ・エルナンデス・トレーナー宅にホームステイし、週6日スパーで鍛えられた。岡部大介トレーナーにも指導を受け、3カ月おきに日米往来して米国を含めてアマ14勝2敗。プロでも米国でのスパーで強化してきた。

・デビュー 新人王出場のため、16歳で岡部トレーナーに紹介されたM・Tジムに入門する。17歳になった15年4月に岐阜で1回TKO勝ちしてプロデビュー。16年に東日本フライ級新人王でMVP、全日本新人王も制す。

・階段確実 17年に初代日本同級ユース王座、19年に日本同級王座を獲得した。東洋太平洋王座挑戦の代わりに、前哨戦で元世界王者メリンド(フィリピン)に6回TKO勝ち。

・愛の拳士 三重時代の常連から「愛の拳士」の愛称をもらう。知人が描いてくれたイラストをトレードマークに、三重に約200人の後援会がある。趣味は海釣り、卓球、バスケットボール。171センチ、普段は60キロ。両親と弟の4人家族。

◆記録メモ 中谷は日本ボクシングコミッションが公認する日本の世界王者として91人目となる。18年12月の井上拓真がWBC世界バンタム級暫定王座に就いた後は、世界王座獲得経験のない日本選手は世界戦9連敗中(日本人対決を含む)だった。三重県出身では初。デビューから全勝は24人目で、フライ級は20人目で最多を更新した。日本勢の対フィリピン通算は36勝(14KO)21敗(12KO)3分けとなった。

8回、マグラモからダウンを奪う中谷(代表撮影)

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世界奪取の中谷は「尚弥のように世界も評価」山中氏

ジーメル・マグラモ対中谷潤人 8回、マグラモ(右)からダウンを奪う中谷(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末に世界初挑戦で世界王座をつかんだ。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)に8回2分10秒、KO勝ちをおさめた。ダウン経験のない相手を左ボディーからの左フックでダメージを与え、左右の連打でキャンバスに沈めた。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦でデビュー21連勝(16KO)。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修行で目指した目標を達成した。一家挙げてのサポートへも恩返しを果たせた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

▽山中慎介氏(元WBC世界バンタム級王者) 中谷は体が強い。マグラモはついていけなかった。表情にも出ていたし、精神的にもダメージがあったはず。(9年前の)同じ日に世界王者になり、うれしいし、縁を感じる。海外でもやれると思う。井上尚弥のように世界でも評価されるだろう、面白いボクシングをする。

▽小林昭司氏(元WBA世界スーパーフライ級王者) 中谷は完璧で、狙った通りの展開になった。打たれ強さもある。統一戦も狙えるし、海外でも見てみたい。

◆記録メモ 中谷は日本ボクシングコミッションが公認する日本の世界王者として91人目となる。18年12月の井上拓真がWBC世界バンタム級暫定王座に就いた後は、世界王座獲得経験のない日本選手は世界戦9連敗中(日本人対決を含む)だった。三重県出身では初。デビューから全勝は24人目で、フライ級は20人目で最多を更新した。日本勢の対フィリピン通算は36勝(14KO)21敗(12KO)3分けとなった。

8回KO勝ちでWBOフライ級新王者となり、トロフィーを手に笑顔を見せる中谷(代表撮影)

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中谷潤人が世界戦意欲 延期で異例のスパー500回

中谷潤人(2020年6月10日撮影)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が28日、オンライン会見で世界初挑戦への意気込みを披露した。11月6日に東京・後楽園ホールで同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)との王座決定戦に臨む。2月の発表から2度延期して約9カ月。「延期だったので気持ちを切らさずきた。さらに一段気合が入った」と9日後の決戦を待ち望む。

現在は午後の1時間を中谷タイムとし、他の選手は入れずにトレーナー、パートナーとだけで練習する。当初は無観客が有観客にもなった。「家族や応援してくれる人がたくさんいる。協力してくれ、支えてくれた人の思いが伝わる。しっかり応えて恩返しに世界王者になる」と誓った。

準備は万全だ。日程が延びたことで、2月からのスパーリングは異例の500回を超えた。その分、徹底して対策に取り組み、作戦を体に染み込ませ、課題克服を図ってきた。「長い距離はレベルアップし、不得意だった近い距離は手数で押し返せるようになった」。

世界王者寺地拳四朗、元世界王者比嘉大吾とも手合わせ。寺地はマグラモとスパー経験があり「距離を保てば大丈夫」とのお墨付きももらった。「たくさん自信もつき、修正することもできた」と中谷も手応えを得た。

試合前は米ロサンゼルスでのスパー合宿が恒例だった。今回も3月に渡米して2週間滞在した。指導を受けてきたルディ・エルナンデス・トレーナーは来日しないが、スパーリングの動画を毎回フェイスブックで送信。リモートでアドバイスを受けてきた。「やることは頭に入っている。問題はない」と話す。

6月に2度目の延期となり、8月に新潟への家族旅行で「自然と触れ合った」とリフレッシュした。練習後には映画を見てリラックス。あこがれる元世界王者山中慎介らの試合を見て「いいイメージを高めてきた」という。

普段は60キロからの減量となるが、今回は「いつでも減量に入れる態勢に」と57キロをキープしてきた。現在はリミット50・8キロまであと3キロと順調だ。30日でスパーを打ち上げ、最後の減量調整に入る。

中1でグローブをはめ、中卒で単身米修業から世界王者を目指してきた。U15で2連覇、4回戦デビューし、全日本新人王、日本ユース、日本王座獲得と確実に階段を上ってきた。「4回戦の選手にも勇気を与えたい」。頂点まであと1歩だ。

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ルイス・ネリ2階級制覇、アラメダとの全勝対決制す

<ボクシングWBC世界スーパーバンタム級王座決定12回戦>◇26日◇米コネティカット州アンキャスビル

悪童と呼ばれるWBC世界スーパーバンタム級1位ルイス・ネリ(25=メキシコ)が2階級制覇に成功した。

同級6位アーロン・アラメダ(27=同)との全勝対決で、ダウンも奪えなかったが手数で優位に。2~8ポイント差の3-0で判定勝ちを収めた。ネリは31戦全勝(24KO)となった。

ネリは17年にWBC世界バンタム級王者山中慎介から王座を奪ったが、18年の初防衛戦での再戦では体重超過で王座剥奪となった。WBCから6カ月資格停止処分後、19年の再起戦でも体重超過で試合が中止となり、スーパーバンタム級に上げた。

アラメダは25戦全勝(13KO)にもネリは「対戦相手のレベルが違う」と自信を見せての一戦。初回から前に出て手数で上回り、アラメダを下がらせたが、堅いガードを崩せずに決定打も奪えず。右パンチで浴びて目の下も腫らせ、10回には反撃のボディーに後退する場面もあった。

この興行ではWBC世界同級挑戦者決定戦もあり、元王者の同級3位ダニエル・ローマン(30=米国)がWBA世界バンタム級2位ファン・カルロス・パヤノ(26=ドミニカ共和国)に3-0で判定勝ち。WBA世界同級王者ブランドン・フィゲロア(23=米国)は10回TKOでV3に成功した。同級14位ダミアン・バスケス(23=同)にストップ勝ちした。

この結果、ローマンがネリの指名挑戦者となるが、早くもフィゲロアの名を挙げ、2団体統一を照準に置いている。さらに「来年はフェザー級で3階級制覇に挑戦する」と宣言している。

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Sバンタムに上げて王座狙うネリ、計量一発クリア

ルイス・ネリ(18年3月撮影)

ボクシングWBC世界スーパーバンタム級1位ルイス・ネリ(25=メキシコ)が、前日計量を一発でクリアした。

26日に米コネティカット州アンキャスビルで、同級6位アーロン・アラメダ(27=同)と王座決定戦に出場する。25日に当地で前日計量があり、ネリはアラメダとともに55・1キロで、リミットを200グラム下回って1回でパスした。

ネリは17年にWBC世界バンタム級王者山中慎介から王座を奪ったが、18年の初防衛戦での再戦では体重超過で王座剥奪となった。WBCから6カ月資格停止処分後、19年の再起戦でも体重超過し、スーパーバンタム級に上げた。

ネリは30戦全勝(24KO)、アラメダは25戦全勝(13KO)。全勝のメキシコ人対決にも、ネリは「対戦相手のレベルが違う」と2階級制覇に自信満々。この興行ではWBA世界同級王者ブランドン・フィゲロア(米国)のV3戦もあり、「次はフィゲロアと戦いたい」と2団体統一を照準に置く。さらに「来年はフェザー級で3階級制覇に挑戦する」と宣言している。

他のカードでは世界バンタム級2冠王者井上尚弥と対戦予定だったWBO世界同級王者ジョリエル・カシメロ(フィリピン)、WBC世界ミドル級王者ジャモール・チャーロ(米国)の防衛戦、WBC世界スーパーウエルター級ジャーメル・チャーロ(同)とWBAジェイソン・ロサリオ(ドミニカ共和国)の王座統一戦などが開催される。

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千代の富士優勝額が両国駅に「特別な思い」長男剛氏

元横綱千代の富士の優勝額除幕式で記念撮影を行う左からJR東日本の西山両国駅長、同社の中川千葉支社長、秋元梢、山中慎介、吉田沙保里、南部虎弾

大相撲の第58代横綱千代の富士の優勝額が8日、JR両国駅の西口改札内に設置され、同所で除幕式が行われた。

次女でモデルの秋元梢や、レスリング女子でオリンピック(五輪)3連覇の吉田沙保里さん、ボクシングの元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏らが出席。

優勝額は14度目の優勝を果たした85年九州場所のもので、大きさは縦3メートル、横2メートル。千代の富士の故郷である北海道福島町の福島町総合体育館に飾られていたが、千代の富士の遺族から設置の相談があった。

千代の富士の長男、秋元剛さんは主催者あいさつで「昭和61年から34年の時を経て、大相撲ゆかりの地であるここ両国に優勝額が戻ってきたことに特別な思いが込み上げてきます」と万感の思いを語った。

現在の九重部屋を率いる九重親方(元大関千代大海)は、来賓あいさつとしてコメントを寄せた。「師匠が勝ち星を重ねて獲得された31枚の優勝額のうちのこの1枚、昭和の横綱千代の富士の筋骨隆々の肉体から繰り出される稲妻のような上手投げ、美しい土俵入りの姿をいつまでも語り継がれることを願います」。先代九重親方の千代の富士が膵臓(すいぞう)がんにより61歳で死去し、部屋を継承して4年が経過。この日は日本相撲協会の規制で出席できなかったが「これからも師匠の相撲道を受け継ぎ、部屋の繁栄、相撲の発展に変わらず努力してまいります」と、師匠としての意気込みを語った。

東京・両国国技館の最寄り駅である同駅に飾られている優勝額では14年3月以来の設置で三重ノ海、2代目若乃花、武蔵丸、白鵬の4横綱に続いて5枚目となった。【佐藤礼征】

JR両国駅西口改札内に飾られた元横綱千代の富士の優勝額
元横綱千代の富士の優勝額除幕式で記念撮影を行う左から長男の秋元剛さん、夫人の秋元久美子さん、次女の秋元梢さん、長女の秋元優さん

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山中戦で計量失敗ネリが2階級制覇に挑戦 9・26

ルイス・ネリ(2018年3月1日撮影)

ボクシングのあのお騒がせ男が2階級制覇に挑戦する。元WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(25メキシコ)はWBC世界スーパーバンタム級1位につけ、9月26日に米コネティカット州アンカスビルで、同級9位アーロン・アラメダ(26=同)との王座決定戦が決まった。13日に米メディアが報じた。現王者レイ・バルガス(29=同)が足のけがで休養王者となり、当初は挑戦者決定戦の予定が王座決定戦に格上げとなった。

ネリは17年にWBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)から王座を奪取したが、ドーピング疑惑が明らかになった。18年に再戦となったが、今度は体重超過で王座を剥奪された。日本では無期限活動停止処分も、WBCからは6カ月の資格停止処分で18年に復帰。4連勝していたが、昨年11月のWBC世界バンタム級挑戦者決定戦では、またも計量失格となっていた。

その後、ネリが階級を上げて3月にアラメダと対戦予定も、新型コロナウイルスのために延期となっていた。ネリは30勝(24KO)、アラメダは25勝(13KO)と、無敗のメキシコ人対決となる。

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山中慎介氏「プレッシャーに打ち勝つ」特別レッスン

山中慎介氏と東京五輪代表内定選手らによるオンライン講座の様子。2段目左から2人目が山中氏

ボクシングの東京五輪日本代表らが23日、元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(37)から特別講義を受けた。「プレッシャーに打ち勝つ」をテーマにしたオンライン講座で、経験を基にしたトップ選手ならではの試合への心身の臨み方、独自のコンディションの計り方などが語られた。

同氏は日本歴代2位の12連続防衛記録を持ち、「神の左」と呼ばれた左ストレートでもリングで光り輝いた。アマチュア時代は専大で突出した結果は残せなかったが、プロ入り後に類い希なストレート系のパンチに威力を発揮し、数々のKOシーンを生んできた。講座ではその技術についても触れられるなど、選手にとってはかけがいのない時間となった。

ウエルター級の岡沢セオンは「名チャンピオンからのとても貴重なお話を聞くことができて勉強になりました。特に、良いイメージだけでなく悪いイメージもしておくことが平常心につながると言うお話を聞き、自分も取り入れようと思いました」、女子フライ級の並木月海は「1人1人戦い方も違ければ試合前のメンタルも違う。でも、なにより自分のルーティンや、やって来た事。周りで応援してくれている方々への感謝などでプレッシャーに打ち勝つ事は出来るという事が分かりました」と感謝した。

オンライン講義はコロナウイルスによる自粛期間に日本ボクシング連盟が企画し、今回が6回目。先月の初回ではWBA世界ミドル級王者の村田諒太が講師を務めた。

ロマチェンコ恐ろしく芸術的な軽打/岩佐亮佑の一撃

ロマチェンコ(2019年12月5日撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~19>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。IBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(30=セレス)があげたのは、現ライト級3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)の「心を折る軽打」。世界が注目した「五輪2大会連続金メダリスト対決」で、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)を翻弄(ほんろう)した戦いを語りました。(取材・構成=奥山将志)

◇     ◇    ◇

▼試合VTR 17年12月9日、米ニューヨークで、08年北京五輪、12年ロンドン五輪金メダルのWBO世界スーパーフェザー級王者ロマチェンコが、00年シドニー五輪、04年アテネ五輪金メダルのリゴンドーの挑戦を受けた。高い技術戦が期待されたビッグマッチだったが、「ハイテク」の異名を取るロマチェンコが、その強さを見せつける展開となった。ジャブの差し合いで早々にペースを握ると、2回以降は手数を重視した軽いパンチと、出入りのスピードでリゴンドーを圧倒。一方的な展開で迎えた6回終了時に「キューバの英雄」が棄権を申し出た。これにより、ロマチェンコは、4試合連続で相手の棄権によるTKO勝ち。相手に何もできない絶望感を与える、その強さが際立つ一戦となった。

◇     ◇    ◇

相手の頭を触るような「パチ、パチ、パチ」という軽いパンチが、見ていて恐ろしく、芸術的とさえ感じました。あのリゴンドーに何もさせなかった。すごい試合でした。

ロマチェンコの特徴は、一発の強さはないですが、すべての種類のパンチを打てること。そして、相手の周りをぐるぐる回りながら、常に相手を触り続ける。一般受けする選手ではないかもしれませんが、対戦相手からすると、崩しにくい、本当に戦いにくい選手だと思います。

選手目線で見れば、学ぶべきところが多いですね。たとえばメイウェザーやハメドの動きはまねできませんが、ロマチェンコはできる。

ベースにあるのは運動量で、どれだけ動くんだというぐらい徹底して足を動かし、出入りのボクシングでペースをつかむ。防御も、ガードをしっかりして、上体の動き、膝の沈め方でパンチをかわす。ナチュラルな「天才」というより、基本を忠実に追い求め、努力でつくりあげた「天才」だと思います。

アマチュアのような戦いで、プロでも新たな形をつくりだしたロマチェンコ。学ぶべきところは多いですし、少しでも自分のものにしていきたいですね。

◆岩佐亮佑(いわさ・りょうすけ)1989年(平元)12月26日、千葉・柏生まれ。地元のセレスジム開設に合わせ、中2で入門。習志野高3年で3冠。アマ戦績60勝(42KO)6敗。08年プロデビュー。11年に日本バンタム級王者山中慎介に挑戦も失敗。2戦後に日本同級王座、13年に東洋太平洋同級王座獲得。15年に英国でIBF世界同級暫定王座決定戦での世界初挑戦は失敗。17年9月にIBF世界スーパーバンタム級王者小国を破り王座獲得。19年12月にIBF同級暫定王座を獲得し、王座返り咲きに成功。171・5センチの左ボクサーファイター。家族は両親と姉。

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フィリピンの英雄パッキャオの左/山中慎介の一撃

マニー・パッキャオ

<ボクシング、忘れられない一撃~5>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。日本歴代2位となる12度の防衛を果たした元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏(37)が選んだ一撃は、「ハットンをKOしたパッキャオの左」です。(取材・構成=奥山将志)

  ◇    ◇    ◇

▼試合VTR 08年12月にオスカー・デラホーヤとのビッグマッチを制したマニー・パッキャオ(フィリピン)が、09年5月2日、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで、スーパーライト級全勝を誇る強打のリッキー・ハットン(英国)と対戦した。

フライ級からキャリアをスタートさせ、4階級制覇を達成していたパッキャオ。この試合は、スーパーライト級での試合経験などから、パッキャオ不利を予想するも声少なくなかったが、「フィリピンの英雄」はゴング直後にそんな不安をかき消した。スピードと的確なパンチですぐにペースをつかむと、カウンターの右フックでダウンを先取。同回終了間際にも再びダウンを奪うなど、完璧な立ち上がりを見せた。

山中氏が選んだパンチは、2回終了間際。ダメージが隠せない相手と、リング中央で対峙(たいじ)すると、小さなモーションから左ストレートを顔面に打ち込んだ。ハットンはキャンバスに大の字となり、そのままKOで試合を決めた。

  ◇    ◇    ◇

パッキャオは同じサウスポーということもあり、現役時代、参考にしていた選手です。数々の印象的なパンチがありますが、このハットン戦での一撃を選んだのは、「こういう打ち方もできるんだ」という驚きが強かったからです。

パッキャオ=踏み込みという印象を持っている人は多いと思います。僕自身も、パッキャオのように、下半身で生み出したパワーを上半身に伝える踏み込みを意識していました。ただ、同じようなパンチで倒し続けていると、相手も警戒してきますし、当てにくくなるものです。

ハットン戦のパッキャオは、出来がとにかく良かったですし、パンチも合っていた。最後のストレートは、右に小さくフェイントを入れた直後、いつものように大きく踏み込まず、上半身を少し開き、ややフック気味に打っています。

当時の僕はまだ日本王者になる前。テレビを見ていて、相手に研究される立場に立たされたパッキャオの工夫と、引き出しの多さを感じたのを覚えています。

アジアから世界の頂点に駆け上がったパッキャオ。ハットン戦の頃は、すごく勢いもありましたし、パワー、スピードはもちろん、相手に向かっていく勇気もずばぬけていたと思います。踏み込んで打つのは勇気が必要です。技術に加え、メンタルの強さもパッキャオの魅力だと思います。

◆山中慎介(やまなか・しんすけ)1982年(昭57)10月11日、滋賀・湖南市生まれ。南京都高1年でボクシングを始め、3年時の国体で優勝。専大ボクシング部で主将。06年1月プロデビュー。10年6月に日本バンタム級王座、11年11月にWBC世界バンタム級王座を獲得し、12度防衛。18年3月に引退を発表。家族は妻と1男1女。身長171センチの左ボクサーファイター。

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山中慎介「神の左」ロハス病院送り/三浦隆司の一撃

WBC世界バンタム級タイトルマッチ 山中慎介対トマス・ロハス 7回、左ストレートでトマス・ロハス(右)をKOした山中慎介(2012年11月3日撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~3>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。強打を武器に、米国でも活躍した元WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司氏(35)は、同じ帝拳ジムに所属した山中慎介氏の「ロハス戦の左ストレート」を挙げました。(取材・構成=奥山将志)

    ◇    ◇

▼試合VTR 11年11月にWBC世界バンタム級王座を獲得した山中慎介が、2度目の防衛戦(12年11月、ゼビオアリーナ仙台)で、元WBCスーパーフライ級王者トマス・ロハス(メキシコ)を迎え撃った。7回36秒、山中が連打で距離を詰めると、最後はロハスの顎に、至近距離からねじこむような左を打ち抜いた。意識を失ったロハスは、前のめりにキャンバスに倒れこみ、ダメージの大きさから、試合後の取材もキャンセル。病院に直行した。この試合から5試合連続でKO防衛を果たすことになる山中。日本歴代2位のV12を果たした名王者が、「神の左」の威力を存分に見せつける一戦となった。

    ◇    ◇

あれは、本当にすごいパンチでした。ロハスが人形のように前に崩れ落ち、ファンがどっと沸いたかと思えば、ピクリとも動かない姿に、少しずつ会場が静まりかえっていったのを覚えています。

山中さんといえば、ワンツー。フィニッシュのほとんどがワンツーからの左ストレートでした。ただ、この試合は、めずらしく、コンビネーション4発で仕留めました。力みのないパンチで警戒を散らし、最後は左。ディフェンスに追われたロハスは、最後のパンチはまったく見えていなかったと思います。

僕も同じサウスポーでしたが、山中さんのパンチは特別でした。ダメージを与えるのではなく、下半身の力を上半身に伝え、一発で相手の意識を断ち切るパンチです。だからこそ、見る人が「当たれば倒せる」というワクワク感を感じていたんだと思います。

あの当時、僕は世界初挑戦(内山高志戦)に失敗し、帝拳ジムに移籍して再びチャンスがくるのを待っていたころです。山中さんとは練習時間も同じでしたし、山中さんの背中を追いかければ、僕もいつか世界王者になれると思っていました。練習中は、どんなメニューをやっているのか、どんなパンチを打っているのかを横目で見ていました。

左ストレートだけで勝ち続けた山中さん。多くの印象的なKOパンチがありましたが、あらためて考えても、あのロハス戦の一撃は恐ろしいですね。

◆三浦隆司(みうら・たかし)1984年(昭59)5月14日、秋田・三種町生まれ。金足農時代に国体優勝。横浜光ジムに所属し、03年7月プロデビュー。11年1月、内山高志戦で世界初挑戦。同年に帝拳ジムへ移籍。13年4月にWBC世界スーパーフェザー級王座を獲得し、4度防衛。17年に現役を引退し、現在は秋田県体育協会テクニカルアドバイザーとして高校生などを指導している。プロ37戦31勝(24KO)2分け4敗。169センチの左ファイター。家族は彩美夫人と1男1女。強打から、愛称はボンバーレフト。

WBC世界バンタム級タイトルマッチ 山中慎介対トマス・ロハス 7R、山中慎介(右)はトマス・ロハスに左ストレートを放ちKO勝ちする(2012年11月3日撮影)
三浦隆司氏

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バンタム級賞金トーナメントは中嶋一輝が優勝

山中慎介氏(左)から副賞の高級腕時計を贈呈された中嶋一輝

<ボクシング山中慎介Presents GOD’S LEFTバンタム級トーナメント決勝8回戦>◇28日◇東京・後楽園ホール

中嶋一輝(26=大橋)が際どく優勝を飾った。強打では上回るも、堤聖也(24=角海老宝石)にかき回される。判定に持ち込まれると採点は1-0で引き分け。引き分けのジャッジ2人の優勢点は1-1で、中嶋が勝者扱いでの優勝となった。優勝賞金100万円に、アンバサダーの山中慎介氏からGOD’S LEFT賞として高級腕時計ロレックスが贈られた。

中嶋は8勝(7KO)、堤は5勝(4KO)と無敗の大卒経験者対決。中嶋は2試合連続1回KOで勝ち上がり。本来は1階級下の堤は1回戦シード、準決勝は相手がケガで棄権し、昨年4月以来の試合だった。中嶋優位と見られたが堤が健闘。中嶋は6回には右フックでまぶたをカットした。「ドローなんで悔しい。この悔しさをバネにしたい。まずは日本、東洋太平洋のベルトをとって、世界に近づきたい」と話した。

宮尾綾香(左)と多田悦子(右)の元世界王者対決は引き分けた

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中嶋一輝「減量もバッチリ」会長から3連続KO指令

計量をクリアした中嶋一輝(左)と堤聖也

ボクシング元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏がアンバサダーを務めるGOD’S LEFT同級トーナメント決勝が、28日に東京・後楽園ホールで行われる。27日に都内で前日計量があり、中嶋一輝(26=大橋)、堤聖也(24=角海老宝石)ともに一発でクリアした。中嶋は8勝(7KO)、堤は5勝(4KO)と無敗の大卒経験者対決で、優勝賞金100万円をかけて激闘する。

中嶋は2試合連続1回KOで勝ち上がってきた。大橋会長から3連続KO指令も「たまたま続いただけ。たまたま行った方がきれいに決まる」とニヤリ。「減量もバッチリ。相手の対策は特にしていない。自分のスタイルを磨くだけ」とここは通過点と見ている。

堤は1回戦シード、準決勝は相手がケガで棄権し、昨年4月以来の試合となる。この間に石原トレーナーを追いかけてワタナベジムから移籍した。「準決勝は誤算。中嶋が一番強いと思うが、それを超える。倒されても、最後にリングに立っているのはボク」と気合十分だった。

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井上尚弥、ネリは「ボクシング界から追放でいい」

2019年11月7日、ドネアに勝利しアリ・トロフィーを掲げる井上尚弥(撮影・鈴木みどり)

ボクシング元WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(24=メキシコ)が、またも体重超過の失態を犯した。

23日(日本時間24日)に米ラスベガスで前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)とのWBC世界同級挑戦者決定戦を控え、22日(同23日)に同地で前日計量に臨んだが、リミットより400グラム上回る53・9キロで計量に失敗した。

ネリ陣営は再計量せず、ロドリゲス陣営に罰金を支払う形での試合成立を働きかけたものの、拒否されて試合もキャンセルとなった。ネリは18年3月、山中慎介との再戦で体重超過し、WBC世界同級王座を剥奪。WBCに6カ月の資格停止処分を受けていた。2度目の体重超過を受け、同階級で2団体統一王者となった井上尚弥(26=大橋)はツイッターで「ネリどうしようもねぇな、、また計量失格。こんな奴にゴタゴタ言われたくない。ボクシング界から追放でいい」とつづった。

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ネリ、山中戦に続きまた体重超過 試合はキャンセル

ルイス・ネリ(18年3月撮影)

ボクシング元WBC世界バンタム級王者で現WBC同級1位のルイス・ネリ(24=メキシコ)が、またも体重超過の失態を犯した。

23日(日本時間24日)に米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで元IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)とのWBC世界同級挑戦者決定戦に向けた前日計量が22日(同23日)、同地で開かれ、ネリはリミットの118ポンド(53・5キロ)を1ポンド(約400グラム)上回る119ポンド(約53・9キロ)で計量失敗した。

米メディアによると、再計量の意思を示さず、ネリの1ポンド超過が確定。このため、ロドリゲス陣営は金銭的なペナルティーを科しての試合を拒否。試合キャンセルが決まった。今年5月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ準決勝で現2団体統一同級王者井上尚弥に2回TKO負けしたロドリゲスの再起戦でもあった。

ネリは18年3月、山中慎介との再戦で体重超過してWBC世界バンタム級王座をはく奪。WBCから6カ月の資格停止処分を受けていた。また17年8月、WBC世界同級王者だった山中への挑戦後、禁止薬物の陽性反応が出て物議を醸した。

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