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岩佐亮佑、V2戦は8・16 無敗の1位ドヘニー

V2が決まった岩佐亮佑


 ボクシングIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)のV2戦が、17日に千葉・柏市内のジムで発表された。

 8月16日に東京・後楽園ホールで、指名挑戦者の同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)を迎え撃つ。相手は19勝(14KO)無敗のファイター。岩佐は「2敗した鬼門の左だが、この大きな壁を乗り越えれば、また強くなれる。今回は自信ある」と強気に話した。

 発表会見は16日に移転オープンしたばかりの新ジムで行われた。徒歩6分とより駅近の2階で、約200平方メートルと広くなった。内装などは後援者がすべてサポートしてくれ、リングも5メートル四方と1・5メートル広くなった。今回は相手のパワーをどうかわすかがポイント。小林会長は「岩佐には足も使えてパフォーマンスも上がるはず」と話す。岩佐も「前は3歩で追いかけられたがまだ2歩ある。僕には有利」と目を輝かせた。25日から奄美大島での走り込みキャンプに入る。

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亀田和毅2階級制覇に意欲「4団体王者誰でもいい」

協栄ジムで一夜明け会見を開いた、左から矢吹純、亀田興毅、和毅、京之介、金平桂一郎会長(撮影・村上幸将)


 元WBOバンタム級王者の亀田和毅(26=協栄)が、ダニエル・ノリエガ(32=メキシコ)との世界前哨戦の完勝から一夜明けた6日、都内の協栄ジムで会見を開き「次は世界戦をやりたいという気持ちしかない」と、改めて年内の2階級制覇への挑戦を明言した。

 亀田和は現在、スーパーバンタム級でWBA3位、WBC5位、IBF3位、WBO14位と主要4団体で世界ランク入りを果たしている。WBAはダニエル・ローマン(米国)、WBCはレイ・バルガス(メキシコ)、IBFは岩佐亮佑(セレス)、WBOはノニト・ドネア(フィリピン)に快勝したジェシー・マグダレノ(米国)との統一戦を4月28日に行い、11回1分38秒TKO勝ちしたアイザック・ドグボー(ガーナ)が王座に君臨するが、亀田和は「(ノリエガ戦は)練習通り、リラックスしながら出せたかな、という感じ。4団体のチャンピオン、誰でもいいですよ」と自信満々で言い放った。

 協栄ジムの金平桂一郎会長(52)も「誰とやっても勝ちますよ」と笑みを浮かべた。ノリエガ戦では2、5回にダウンを奪ったが、徹底的に引いて守る相手を倒しきれず10回判定勝ち。ただ、審判のスコアは3者ともに100-88とフルマークで、金平会長は「内容が大事」と強調。「試合後、関係者の間で話し合って、和毅の伸びしろをこれ以上、伸ばすのはモチベーションだから、もう世界しかないね、という意見で一致しました。世界戦に向けての交渉を始めていきたい」と明言した。

 兄の興毅(31)はローマンがかみ合うのではないかという考えを示した。「面白いと思いますよ。技術の戦いになる。ローマンは、頭が良い。でも、スピードが違うから和毅が上回ると思うね。戦いながら和毅も頭を使うから、レベルが上がると思うよ」。ローマンは、17年9月に久保隼(真正)を破って王座を獲得し、翌年2月の初防衛戦では松本亮(大橋)に完勝と、日本人を連破している。【村上幸将】

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ヤップ大差判定で3度目防衛「世界王者になりたい」

3度目の防衛に成功した王者マーク・ジョン・ヤップ

<ボクシング:東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇東京・後楽園ホール


 フィリピン出身の同級王者マーク・ジョン・ヤップ(29=六島)が3度目の防衛に成功した。

 同級7位中嶋孝文(33=竹原慎二&畑山隆則)に的確にパンチを浴びせ、後半は足を使って反撃をかわし、3-0で判定勝ちした。

 初回はジャブを突いて先手をとり、左アッパーでロープまで吹っ飛ばした。2回には中嶋の左まぶたをカットさせ、ワンツーにボディ攻撃もよくリードを広げていった。中盤以降は足を使ってサークリング。大ぶりパンチをかわしながら、逆に正確にパンチを打ち込んだ。ダウンは奪えなかったが、採点は6ポイント差が1人4ポイント差が2人と差がついた。

 ヤップは「ダメージはない。しんどいけど我慢した。スタミナも大丈夫」と片言の日本語交じりの英語で話した。元世界王者長谷川のスパーリングパートナーで、日本のリングに上がると枝川会長の目に留まって14年に六島ジムへ移籍。初戦黒星後は10連勝し、WBCでは5位、IBFで8位につけている。

 枝川会長は「試合前にオッという話があった」と言う。世界挑戦の話が浮上したことで「今日は勝つことが最優先。ポカもあるし、相手の一発もある。ポイント差も見て」と後半はアウトボクシングに徹しさせた。昨夏のV1戦では初回に3度ダウンからの逆転KO勝ちだった。攻撃一辺倒からテクニックに足もあるところも証明した。

 1月中旬からは1カ月渡米した。WBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンヴィンサイ(タイ)のパートナーを務めた。その成果に早めの調整も奏功した。枝川会長は「こういう勝ち方も必要」と世界を見据える。現在のWBC王者は岩佐亮佑(セレス)だが、ヤップは「相手は誰でもいいから、世界王者になりたい」と目を輝かせた。

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岩佐「ボクサーとして認めない」ネリに怒り収まらず

初防衛に成功してセレス小林会長(右)と並んで一夜明け会見に臨む岩佐(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、元WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)の敗戦に怒りが収まっていなかった。

 初防衛から一夜明けた2日、千葉・柏のジムで会見。自らの試合映像は見ていないが、山中の試合は見たという。「体重の影響は分からないが、2回では立て直すのは難しかった。いろんな事情で試合をやったのは事実だが、負けた以前に試合は成立していない。納得できない。ふに落ちない。悔しいし、いまだに怒りは収まらない」と話した。

 体重超過で王座剥奪にも勝利した前王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)は、今後同じ階級に上げてくる可能性もある。「チャンスは与えない。かかわりたくない。ボクサーとして認めない。去るべき」と切って捨てた。

 山中とは7年前に日本バンタム級王座を争い、今回が初の共演だった。「戦う以前に立ち居振る舞い、人間性を見習いたい。いろいろ巡り合わせもあるが、つなげるようなああいうボクサー、男になりたい。山中さんの分も頑張りたい」と話した。

 小林昭司会長(45)も「ネリは減量がきついのでなく、なまけてだらしないだけ。ムカつく。リングで喜ぶ姿は許せない。モラルがない。コミッションやWBCが何らかの動きをしないと。ボクシング界の危機を感じる」とこちらも怒りが続いていた。山中には「テレビ解説もして、この4日間は一緒で、ああいう結果は1人のファンとしても残念。試合後も取材に答えていたがプロフェッショナル。あらためてすごい人だと感じた」と評した。

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岩佐亮佑、大差初防衛も安全策に反省「満足感ない」

初防衛に成功して試合を伝える本紙を手に写真に納まる岩佐(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が2日、初防衛から一夜明けて千葉・柏のジムで会見した。同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)にジャッジ1人がフルマークと大差判定勝ちにも、攻めきれなかったことを反省した。

 「慎重になりすぎた。アグレッシブや強さを見せられなかった。いろいろ練習したが試せず、淡々と進める安全策になった」。日本の同級世界王者では2人目の防衛にも「光栄だが満足感はない」と反省に終始しした。小林昭司会長(45)は「守りを固めてくる想定はなかった。コーチとしても力不足」とこちらも反省。それでも岩佐は「負けなかったことだけが救い。次にはつながった」と早くもV2戦へ気持ちを切り替える。

 次戦は夏にも同級1位TJ・ドエニー(31=オーストラリア)と指名試合となる予定。18戦全勝(13KO)の左ファイターという。「第2章の第1歩で終わることはなかった。反省を踏まえて一生懸命やるだけ。相手は無敗で厳しい試合になるが、勝ち残れば評価も上がる。2、3週間休んで早めに1日を大切に練習していく」と意欲的。小林会長も「未熟だが伸びシロがあると言うこと。攻撃の引き出しを増やして、自分のボクシングを貫かせたい」と今後の成長を期待した。

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ただ勝つために来た確信犯か/ボクシング関係者の声

2回、ネリ(右)のパンチを受けてダウンする山中(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇東京・両国国技館


 元王者山中慎介(35=帝拳)が前日計量の大幅な体重超過で王座を剥奪された前王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)と、因縁の再戦に臨んだが2回TKO負け。2回までに4度のダウンを奪われ、昨年8月にV13を阻まれた雪辱を果たせなかった。試合後に「これで終わりにします」と述べ、神の左と称された左拳を武器に5年9カ月にわたり世界王者であり続けたボクサー人生に終わりを告げた。

<ボクシング関係者の声>

 川島郭志氏(元世界WBAスーパーフライ級王者)「ジャブで倒し、体重ハンディがそのまま出た。ネリは元気いっぱいで、余裕を持って臨んでいた。1時間程度で再計量して1キロ落ちるとは、本気で絞っていない。ただ勝つために来た確信犯では。体を削ってやってきた山中がかわいそうで気の毒。結果がすべてとはいえ、ボクもショック。ボクシングは細かい階級があってのもの。ペナルティーを与えるなどは当然のことにしてほしい」

 具志堅用高氏(元WBA世界ライトフライ級王者)「右ジャブがストレートのようで、最初のダウンで効いてしまった。ネリは体が元に戻っていた。ちゃんと計量をパスしないと。あんな体重オーバーは、残念というよりありえない」

 日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長 「階級制の競技で体重という前提が崩れてしまうと、ボクシングの存在自体が危うくなる。WBCと話し合いをしていきたい」

 岩佐亮佑(IBF世界スーパーバンタム級王者)「ショック。悔しい。気持ちの悪い負け。そもそも成立しない試合。あんなのでよく喜べると思う。どんな神経しているのか。ネリは一番尊敬できないボクサー」

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岩佐亮佑V1も自虐コメント「再弱王者」「力不足」

10回、サウロン(左)に右フックを放つ岩佐(撮影・狩俣裕三)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇東京・両国国技館


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が鬼門の初防衛を果たした。同級13位サウロン(フィリピン)を終始リードし、8~12ポイントと大差の3-0で判定勝ち。日本から10人目の同級王者で2人目の初防衛にも、ダウンも奪えず反省しきりだった。

 11回にやっとチャンスも仕留めきれなかった。岩佐の口からは自虐コメントが並んだ。「見ての通りの最弱王者。凡戦。これが現実で力不足。情けなく甘かった」と笑みはなかった。

 相手はガードを固め、無理に出てこない。入手した映像は1試合で、来日が遅く公開練習もなし。情報不足に、フィリピン人に8戦全勝もダウンなど苦手意識もあった。尊敬する3階級制覇の長谷川氏から「強い岩佐を見たい」と言われ、練習視察ではお墨付きももらった。テレビ解説で「目も合った」が「強くなかった」と悔しがった。

 小林会長は2日遅れの誕生祝いに「おれの2-1判定よりいい」とホッとした。岩佐は「勝ったことが救い。次も苦手な左。早めに練習を再開したい」。1位ドエニー(オーストラリア)と指名試合でのV2戦で、今度こそ左をさく裂させる。【河合香】

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岩佐亮佑ネックレスしたまま計量パス、馬肉でV1へ

計量をパスし、ポーズを決める岩佐(左)と挑戦者サウロン(撮影・狩俣裕三)


 ボクシングのダブル世界戦の前日計量が28日に都内であり、IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチは両者ともに一発でクリアした。3月1日に両国国技館で初防衛戦となる同級王者岩佐亮佑(28=セレス)は55・2キロ、世界初挑戦となる同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)は55・0キロと、ともにリミットの55・3キロを下回ってパスした。

 岩佐は余裕の計量で最高の仕上がりを強調した。ネックレスをしたままでリミットより100グラム少ない55・2キロ。「昨日の夕方でリミットだった。コンディションは最高。いい仕上がり」と自信。計量後はウナギを食べ、夜は馬肉。ジムの先輩の店で刺し身、焼き肉に「メチャクチャうまい」というしゃぶしゃぶがお目当て。まさに馬力をつけてV1を果たす。

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岩佐亮佑「オレもショック」ネリ計量オーバーに動揺

計量をパスし、ポーズを決める岩佐(撮影・狩俣裕三)


 ボクシングのダブル世界戦の前日計量が28日に都内であり、IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチは両者ともに一発でクリアした。3月1日に両国国技館で初防衛戦となる同級王者岩佐亮佑(28=セレス)は55・2キロ、世界初挑戦となる同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)は55・0キロと、ともにリミットの55・3キロを下回ってパスした。

 岩佐はネックレスをつけたままで計量台に乗った。「昨日の夕方でリミットだった。あとは代謝と水分を補給しての繰り返しで」と余裕だった。「コンディションは最高。いい仕上がり」と自信満々。計量後はうなぎ屋に向かい、夜は馬肉を食べるという。ジムの先輩の店でしゃぶしゃぶ、さしみ、焼き肉に「メチャクチャうまい」というしゃぶしゃぶで、まさに馬力をつける。

 WBC世界バンタム級タイトルマッチの計量も見守ったが、王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)がまさかの2・3キロオーバーに岩佐も動揺を隠せなかった。挑戦者の前王者山中慎介(35=帝拳)は55・2キロと100グラムアンダーでクリアも涙を流す姿を目にした。岩佐も米国での挑戦者決定戦で対戦相手が計量失格し、試合中止になった経験がある。

 「まさかと現実味がなく変な感じだった。スポーツがビジネスになって、目立てばいいような面もある。真面目にやってるこっちがバカみたい。最近は多いし、契約やルールを考えた方がいい。1年ぐらいの出場停止では、1年休む王者もいるし」と憤った。

 さらに今回は山中と日本バンタム級王座を争って負けてから7年後の世界戦共演だった。「一緒のリングでやりたいとここまできたのに。ここから気持ちを作るのは大変。オレもショックで乱された」と山中を気遣いつつ「ボクはいつも通りに打たせずに勝ちます」と気持ちを切り替えようとしていた。

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岩佐亮佑「中2から二人三脚」小林会長へV1捧げる

調印式を終えた王者岩佐亮佑と挑戦者のエルネスト・サウロン(撮影・河合香)


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)は、3月1日(東京・両国国技館)のサウロン戦でのV1を小林会長の誕生日祝いにする。

 27日で45歳になった会長へのプレゼントを問われると「ノープラン。中2から二人三脚できて、2人とも年を取ったが、勝利することが第一。あとは勝ってから考えます」。小林会長も「2日遅れでも勝つだけでいい」と必勝を期す。「自分のボクシングを徹底して勝ちたい」という岩佐。前日からホテル入りし、動画を見て試合後の釣りを楽しみにリラックスして過ごしている。

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岩佐亮佑、トレ成果で「パワーアップした」V1確信

挑戦者サウロン(右)とポーズをとる王者岩佐(撮影・浅見桂子)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチの予備検診が、26日に都内で行われた。

 IBF世界スーパーバンタム級の王者岩佐が、練習効果を数字で確認して自信を増した。挑戦者サウロンを身長で5センチ、リーチで8センチ上回り、胸囲は前回より4センチ増えた。王座獲得後にフィジカルトレを始め「体が大きくなった成果。間違いなくパワーアップした」と喜んだ。この日から都内のホテルに入って英気を養う。「ここまで順調にきて、思ったよりも落ち着いている。自分のボクシングをやり、完璧に勝ちたい」とV1を確信していた。

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岩佐亮佑が王座防衛を確信「圧倒的に勝ちたい」

3月1日の防衛戦を前に、挑戦者サウロン(右)とポーズをとる岩佐亮佑(撮影・浅見桂子)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級タイトル戦の予備検診が、26日に都内で行われた。3月1日に両国国技館で初防衛戦となる同級王者岩佐亮佑(28=セレス)、世界初挑戦となる同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)とも異常はなかった。

 体格では岩佐が身長171センチで5センチ、リーチ180センチで8センチ上回った。さらに胸囲では前回よりも4センチ大きくなった。世界王座獲得後に取り組んだフィジカルトレの効果。「体が大きくなった成果が出た。前回より間違いなくパワーアップしている」と喜んだ。体重もリミットまであと1キロを切った。「大きくなった影響もなくスムーズに減量できた」と自信を口にした。

 視力が0・7から1・2にアップには「今日は調子がよかった」と笑わせた。この日から都内のホテルに入り、調整は体操や散歩程度で英気を養う。「ここまで順調にきて、思ったよりも落ち着いている。自分のボクシングをやるだけ。一発ももらわず、圧倒的に勝って、完勝したい」と防衛を確信していた。

 挑戦者のサウロンは「時差や食事もほとんど変わらず問題ない。パワーとストレートで勝ちたい」とか細い声で答えた。普段は親しみを込めてチョコレートと呼ばれるが、リングではスラッガーと呼ばれるという。陣営は「本当のプロでアグレッシブ」と、リングでひょう変を強調した。

3月1日の防衛戦を前に、挑戦者サウロン(後方)が見つめる中、予備検診を受ける岩佐亮佑(撮影・浅見桂子)

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王者岩佐亮佑の相手サウロン来日「ガンガン攻める」

初来日で世界挑戦するエルネスト・サウロン


 ボクシングでIBF世界スーパーバンタム級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)が24日に来日した。3月1日に同級王者岩佐(セレス)に挑戦する。

 5日前と遅めの来日も「地元でしっかり練習を積んできた。部屋にエアコンをつけて練習するなどの寒さ対策にも取り組んだ」と万全の準備を強調。シャイな性格でか細い声も、9人兄弟の3番目は「タフな王者だがガンガン攻めていきたい。両親のためにもベルトを取りたい」と話した。

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岩佐亮佑、初防衛戦へ「苦しんだ分守っていきたい」

IBF世界スーパーバンダム級初防衛戦に挑む岩佐は自身の保有するベルトを前に会見する(撮影・滝沢徹郎)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)の初防衛戦が、5日に都内で発表された。3月1日に東京・両国国技館で、同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)と対戦する。前WBC世界バンタム級王者で同級1位山中慎介(35=帝拳)とのダブル世界戦となった。

 2人は11年に日本バンタム級王座決定戦で対戦して、10回TKO勝ちの山中が次戦で世界王者になった。岩佐はその後世界初挑戦は失敗し、昨年9月の王座獲得まで6年半かかった。「おかげさまでつらく長かった」と笑ったが「挫折があったからこそ、今ベルトが目の前にある。苦しんだ分守っていきたい」と、鬼門といわれるV1への決意を口にした。

 相手は世界初挑戦で情報が少ないという。「右のファイター。グイグイくる時はくる。結構振って伸びてくる。スキもあるが危険もある。得意ではないが、王者としての勝ち方を見せる」と王座死守を期す。

 昨年11月に元世界王者長谷川氏と食事をする機会があり、2つのアドバイスをもらい、長期防衛への意欲も増した。1つは「岩佐のうまさより、強さを見たい」。もう一つは「要所要所の目標を決めろ」。そこで早くも「V6」を目標に掲げ、「V6戦でビッグマッチをやりたい」と熱望した。6は66代日本バンタム級王者など縁ある分岐点の数字という。

 王座奪取のご褒美にフェラーリをプレゼントされた。ただし運転したのは5回だけ。祖母を乗せるため福島まで行ったのが一番の遠出という。「あれは乗るものでなく眺めるもの」と笑わせた。愛車をぶっ飛ばすのは控えているが、リングでは相手をぶっ飛ばしてみせるつもりだ。

IBF世界スーパーバンダム級初防衛戦に挑む岩佐(右から2人目)は会見で笑顔を見せる。右はセレス小林会長。左はWBC世界バンダム級タイトルに挑戦する山中(撮影・滝沢徹郎)

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山中慎介「借り返す気持ちだけ」3・1ネリ戦に決意

WBC世界バンダム級タイトルに挑戦する山中(右)とIBF世界スーパーバンダム級初防衛戦に挑む岩佐はファイティングポーズする(撮影・滝沢徹郎)


 プロボクシング前WBC世界バンタム級王者で同級1位の山中慎介(35=帝拳)が3月1日、東京・両国国技館で同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)に挑戦することが5日、発表された。

 昨年8月、13度目の防衛戦でネリの挑戦を受けながら、4回にタオル投入によるTKO負けを喫した。約5年4カ月保持していた同王座を明け渡した因縁の相手。山中は「現役続行を決めてから、ネリに借りを返す気持ちだけしかなかった。今は3月1日の、この1戦のことだけしか考えていない」と強い決意をにじませた。

 8月のタイトル戦後、ネリに禁止薬物の使用が判明したものの、WBCがペナルティーを与えず、両陣営に再戦指令を出していた。

昨年10月から本格的な練習を開始した山中は12月上旬に千葉県内で走り込み合宿を消化。今月中旬からは本格的なスパーリングに入ってネリ戦に備えるという。 山中は「8月に負けているから大きいことは言えないが、(勝てる)良い感覚もあった。次に対戦したら勝てるから現役続行したこともある」と自信をのぞかせた。

 また同日にはIBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28=セレス)が同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)との初防衛戦に臨む。岩佐は「鬼門の初防衛戦と言われ、プレッシャーもあるが、練習量を増やして臨みたい」と意気込んだ。

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山中慎介 3・1王者ネリに挑戦 岩佐は初防衛戦

ネリへの雪辱に意欲をみせる山中(17年11月撮影)


 プロボクシング前WBC世界バンタム級王者で同級1位の山中慎介(35=帝拳)が3月1日、東京・両国国技館で同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)に挑戦することが5日、発表された。

 ネリは昨年8月、13度目の防衛戦で4回、タオル投入によるTKO負けを喫した。約5年4カ月も保持していた同王座を明け渡した因縁の相手となる。タイトル戦後、ネリに禁止薬物の使用が判明したものの、WBCがペナルティーを与えず、両陣営に再戦指令を受けていた。

 また同日にはIBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28=セレス)が同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)との初防衛戦に臨む。

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岩佐亮佑が柏市民特別功労賞「素晴らしい賞に感謝」

秋山市長(左)から柏市民特別功労賞を贈られた岩佐(中央)。右は小林会長


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(27=セレス)が、28日に千葉・柏市役所に凱旋(がいせん)し、柏市民特別功労賞を贈られた。

 18日に後援者からプレゼントされたフェラーリに初乗りし、小林会長を助手席に正面玄関へ横付け。25日に届いたばかりのベルトを肩に、待ち受けた市民や職員の作る花道を通り抜けた。秋山浩保市長から表彰状を授与され、J1柏の中村や市民からのお祝いメッセージビデオが流され、母校大津ケ丘一小の後輩からは花束が贈られ、一緒に手作りのくす玉を割った。

 柏はもちろん千葉から初の世界王者に、秋山市長は「バリバリの柏ッ子で大きな誇り。派手めに背伸びして演出した」と手放しでたたえた。岩佐は「素晴らしい賞に感謝。柏ッ子でやってきて感無量。子供たちのヒーローになれるよう、夢を与えられように頑張りたい」とあいさつした。

 式典後も「人の多さに圧倒された。メッセージにもグッときた。もう柏を出たくない」と感謝感激していた。新王者になって約2週間だが「毎日どこかで声を掛けられて世界王者を実感している。変な格好で歩けなくなった」と笑う。

 フェラーリは雨がやんだために予定外の初乗りだった。「超安全運転。怖い。車に乗るというより、車が乗せてくれている」と苦笑した。まだあいさつ回りなどが続き、王者としての始動は10月に入ってから。小林会長は「走り込みだけはしときたい」と、10月中旬にキャンプを計画。V1戦は来年になる見込み。

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岩佐亮佑に待望のフェラーリ「2つの夢がかなった」

フェラーリに乗ってマークを指差す岩佐


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者になった岩佐亮佑(27=セレス)が18日、待望のフェラーリを手に入れた。千葉・柏市内で自動車部品メーカーLYZERを運営するワールドウイング中川貴之社長(33)から、王座獲得へのご褒美として贈られた。この日に備えてフェラーリが描かれたTシャツを4000円で購入してきた岩佐は「モチベーションの1つだった。あこがれの宝物。2つの夢がかなった」とご機嫌でエンジンを吹かした。

 岩佐は大の車好きで、18歳で免許を取得するとすぐにセルシオを購入した。その後は「日本王者になってベンツに乗る」を目標にして実現した。今回も練習中は「苦しい時はフェラーリと叫んで練習した」。世界戦でも5回に小国のペースになりかけると、インターバルでフェラーリを思い出し、6回に再び攻め立てて仕留めた。「これで頑張れた。このニンジンはでかかった」と振り返った。

 中川社長は5年ほど前からジムのスポンサーになり、2年前の英国での世界初挑戦にも現地へ駆けつけた。今回の世界戦が決まると、食事をした際に勝てばプレゼントを約束していた。「次負けたら運転手でもやってもらう」とさらに奮起を促した。

 3000万円相当だが、岩佐が住むマンションの家賃は月6万円という。駐車場などの維持費も高額となるだけに「家賃を下げるかも」と笑わせた。「維持していくことが、またモチベーションの1つになる。必死でベルトを守っていきたい」と誓っていた。

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岩佐亮佑ご褒美のフェラーリに「車に見合う王者に」

一夜明け会見でスポンサーから贈られたフェラーリのカギを小林会長(右)に見せる岩佐(撮影者・宮崎えり子)


 IBF世界スーパーバンタム級王者になった岩佐亮佑(27=セレス)が14日、一夜明けて大阪市内で会見した。

 小国(角海老宝石)に6回TKOで圧勝も、この朝にLINE(ライン)で感謝を伝えると「最後がお前でよかった」と返された。日本王座戦で敗れた山中は具志堅の日本最多V13にあと1つでストップ。「小国さんのためにもベルトを守り続け、長期防衛したい。まだペーペーだが狙ってみたい」と意欲を示した。試合後にご褒美のフェラーリのキーをもらい、「車に見合う王者になります」と誓った。

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岩佐亮佑 王座一夜明け 小国とラインやり取りも

小林昭司会長と肩を組みスポンサーから贈られたフェラーリのカギを持つIBF世界スーパーバンタム級の新王者になった岩佐亮佑(撮影者・宮崎えり子)


 IBF世界スーパーバンタム級王者になった岩佐亮佑(27=セレス)が14日、一夜明けて大阪市内で会見した。

 高校時代からの仲のいい小国以載(29=角海老宝石)から3度ダウンを奪って、6回TKOでの圧勝だった。朝にはラインで小国に「一生懸命殴りました」と感謝を伝えると「めちゃ殴ってくれたな。やっぱり嫌いやけど、最後がお前でよかった」と返されたという。「小国さんのためにもベルト守り続けたい。長期防衛したいと思うようになった」と話した。日本王座戦で敗れた山中は具志堅に並ぶ日本最多のV13にあと1つで陥落した。「まだペーペー王者だけど、できるなら狙ってみたい」と意欲を示した。

 左まぶたを初めてカットし、左手親指の根本も痛めた。「まだしびれがあり、折れたかと思ったが大丈夫」。代償の痛みも王座奪取の実感だった。試合後には後援者からご褒美の約束だったフェラーリのキーをもらった。もう一つの趣味は海釣りで、これもまぐろ釣りと温泉旅行を約束された。壱岐や奄美大島でキャンプの申し出もあった。初防衛戦は白紙だが、岩佐は「フェラーリに見合うチャンピオンになります」と誓った。

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小国引退、血まみれトランクス「しゃあないです」

6回、岩佐(右)のパンチが小国の顔面にヒットする(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ・12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 IBF世界スーパーバンタム級3位岩佐亮佑(27=セレス)が、2度目の挑戦で新王者となった。同級王者小国以載(29=角海老宝石)に2回までに3度ダウンを奪い、口の傷とダメージからのレフェリーストップで6回2分16秒TKO勝ちした。初防衛に失敗した小国は引退を表明。

 血まみれのトランクスをはき、真っ赤にぬれた口で小国は「引退です、引退です! しゃあないです、負けてしまったんやから」と叫んだ。昨年大みそかに怪物王者グスマンにKO勝ちし、世間の度肝を抜いた男が「もう体がついていかない」とこぼした。苦手なサウスポー相手に長引けば勝ち目がないと「イチかバチか」で全開の短期決戦を仕掛けたが、3度ダウン。「岩佐君がうまいんやけど、百発百中でもらってましたからね」と苦笑いした。

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岩佐新王者!けんか「人生最大の危機」乗り越え栄冠

岩佐(右)は、小林会長と笑顔を見せる(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ・12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 IBF世界スーパーバンタム級3位岩佐亮佑(27=セレス)が、2度目の挑戦で新王者となった。同級王者小国以載(29=角海老宝石)に2回までに3度ダウンを奪い、口の傷とダメージからのレフェリーストップで6回2分16秒TKO勝ちした。セレス小林のリングネームで活躍した元世界王者の小林昭司会長と二人三脚で15年。同じ再挑戦で師弟で世界王者の夢をかなえた。

 岩佐のカウンターの左ストレートが初回にさく裂した。小国が見事に尻もち。「あんなにきれいに当たるとは。びっくりした」。2回にも2度ダウンを奪い、さらに攻め立てると6回で決着。中学の卒業文集に「世界王者になりたい」と書いた夢を実現した。

 「うれしいけどホッとした。世界王者になれる人だったと確認できた」と再挑戦で悲願を実らせ、しみじみ。15年に英国での世界初挑戦は完全アウェーでの完敗に「あきらめかけたが、あの悔しさで頑張れた」。何度もあった挫折を会長と2人で乗り越えてきた。

 03年に地元の千葉・柏市にセレスジムができるとすぐに入門した。当時はけんかなどで度々問題を起こした。中3の冬にも悪さをし、父正利さんが「ボクシングもやめろ」と激怒した。「人生最大の危機」も、小林会長が「僕に任せてください」と説得してくれた。

 1つ上の小国とは、習志野高1年時の全国選抜で18-8と快勝していた。部活後もジムで練習を3年間続けて高校3冠でプロ転向。8連勝で日本王座初挑戦は山中慎介にはね返され、ようやく世界初挑戦も洗礼を浴びた。

 小林会長は「世界をとらせることができ、本当によかった」と、オープンから唯一残る愛弟子と目を合わせた。元世界王者が育てた男子世界王者は国内6ジム目で延べ9組目。岩佐は「教えてもらったことが世界に通用すると証明できた」と胸を張った。

 男子世界戦で35度目の日本人対決。統一戦と決定戦を除き、挑戦者が勝ったのは29戦で5度目。会長と同じく階級を上げた再挑戦で劣勢もはね返した。「やっとスタートライン。チャンピオンロードの第2章。有名になるより強くなりたい。リスクを恐れず海外で勝ちたい」。ラストチャンスと臨んだ岩佐は力強く言った。【河合香】

 ◆岩佐亮佑(いわさ・りょうすけ)1989年(平元)12月26日、千葉・柏市生まれ。地元にセレスジムができると中2で入門。習志野高3年で選抜、全国高校総体、国体と3冠。アマ戦績60勝(42KO)6敗。08年プロデビューで5回TKO勝ち。11年に日本バンタム級王者山中慎介に挑戦も10回TKO負け。2戦後に日本同級王座、13年に東洋太平洋同級王座獲得。15年に英国でのIBF世界同級暫定王座戦で、世界初挑戦もハスキンスに6回TKO負け。171センチの左ボクサーファイター。家族は両親と姉。

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小国以載が引退宣言 王座陥落し「体がもちません」

5回、岩佐(右)の右フックを浴びる小国(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ・12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 王者小国以載(29=角海老宝石)が挑戦者の同級3位岩佐亮佑(27=セレス)に6回TKOで敗れ、初防衛に失敗した。1回に左ストレートをもらい、ダウンを喫し、2回も同じ左で2度ダウン。4回に左を岩佐のアゴにヒットさせ、巻き返したかに見えたが、6回にパンチを食って、くちびるをカット。レフェリーに試合を止められた。

 無念の敗戦にも、試合後は潔かった。「これは(試合を)止められる、と思った。今までに味わったことのない(血の)量やったし、文句言えません。もっと早く止められても仕方なかった」という。

 11年前の高校時代に敗れている岩佐との相性、とことん苦手なサウスポー。加えて、岩佐にパンチ力はないと判断して「1回から4回まで全力でいく」と短期決戦に臨んだ。「岩佐君がうまかった。パンチはなくても、タイミングをズラして打ってきた。それに僕がダメ。サウスポーに反応できへん。左を百発百中でもらってましたからね」という。

 今後の進退を問われて「引退です!」と大声で即答した。「体がもちません。それに次(の再起戦が)いきなり世界挑戦とかなら何とかしたいけど、そうはいかんでしょう」と決断理由を語った。

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赤穂浪士パワー小国「挑戦者の気持ち」X元気印岩佐

計量をクリアしファイティングポーズを見せる岩佐(左)と小国(撮影・伊藤航)


 ボクシングのダブル世界戦(13日・エディオンアリーナ大阪)の調印式と前日計量が12日、大阪市内で行われ、4選手はいずれも1回でパスした。初防衛を狙うIBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載と挑戦者の岩佐亮佑はともに55・2キロだった。

 王者小国は、挑戦者カラーの青いグローブを選んだ。シューズも故郷の兵庫・赤穂の四十七士にちなみ、4と7の数字の入った青。高2の全国大会で完敗から始まった因縁もあり「挑戦者の気持ちでいきたいので」と説明した。髪は「染めた時は全部KO」という赤毛も「KOのつもりはなく、王者の赤でもない」。看板の口は抑え気味に「嵐の前の静けさ。終わったら爆発、しゃべり倒す」と防衛には自信を見せた。

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岩佐亮佑「国内はホーム」背水の陣で大阪のリングに

IBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチを行なう岩佐亮佑(左)と小国以載(撮影・伊藤航)


 IBF世界スーパーバンタム級&WBO世界ライトフライ級ダブル世界戦(13日、エディオンアリーナ大阪)の調印式、前日計量が12日、大阪市内のホテルで行われ、IBF王者小国以載(29=角海老宝石)に挑む同級3位の岩佐亮佑(27=セレス)らが出席した。

 2度目の世界挑戦となる岩佐は、苦い経験を生かしてベルト奪取に燃える。世界初挑戦は15年6月のIBF世界バンタム級暫定王座決定戦。敵地英国に乗り込み、リー・ハスキンスに6回TKO負けを喫した。「あの時と今は全然違います」。敵地だけに倒さないとベルト奪取はないとの意識が気負いになった面を認めて「勉強しました。あの負けをいい経験にして、生かしたい」という。

 今回は大阪のリング。関西出身の小国に比べ、アウェー感はあるものの「日本国内はホームです」と全く気にしない。「間違いなく、人生の分岐点になる日。ラストチャンスと思っています」。背水の陣で、リングに上がる。

1発で計量をクリアする岩佐亮佑(中央)(撮影・伊藤航)

小国以載13日に初防衛戦、調子は「中畑清状態」

挑戦者の岩佐(左)が見守る中、予備検診を受けるIBF世界スーパーバンタム級王者の小国(中央)(撮影・前田充)


 13日のIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチの予備検診が11日、大阪市内で行われた。初防衛を期す王者小国以載(29=角海老宝石)は地元関西に戻って口は滑らかだった。

 世界再挑戦の同級3位岩佐亮佑(27=セレス)が、検診中に「痛ッ!」と小国の方を振り向いた。岩佐の珍しいギャグに、小国は「ギャグできるんや。びっくり」と苦笑。この先制パンチでエンジンがかかった。調子を問われて「中畑清状態」。元巨人の決めぜりふ「絶好調」を示してまず返した。

 優位な点を聞かれて「顔かな。でも、ああいうの好きそうな人もいるかて…」。井上の米国デビューには「別格の世界。そんな、そんな…」。試合展開には「しょぼい試合、塩分強めで。ドローでもいいからベルトを守りたい」と、まさに絶口調でけむに巻いた。

IBFスーパーバンタム級戦検診表

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岩佐が小国にジャブ「チャラくてうっとうしい」

挑戦者の岩佐(左)が見守る中、予備検診を受けるIBF世界スーパーバンタム級王者の小国(中央)(撮影・前田充)


 13日のIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチの予備検診が11日、大阪市内で行われ、王者小国以載(29=角海老宝石)と同級3位の挑戦者岩佐亮佑(27=セレス)が受診した。

 岩佐はリーチで4・6センチ上回った。「手の長さを生かしたい。拳1個分届かないボクシング。もらわないで打つ。1ポイントも取られず完璧に勝つ」とより自信を深めていた。小国を「高校時代からチャラくてうっとうしい」と笑い飛ばしたが、井上の海外デビューには「日本人として誇らしい。海外で注目される王者になりたい」。2度目の挑戦で今度こそベルト奪取をステップにするつもりだ。

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王者小国以載、初防衛戦へ絶口調「勝ってるのは顔」

検診後の会見で記者の質問に笑顔で答えるIBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載(中央)(撮影・前田充)

 IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(13日、エディオンアリーナ大阪)の予備検診が11日、大阪市内で行われ、王者小国以載(29=角海老宝石)と同級3位の挑戦者岩佐亮佑(27=セレス)が受診した。

 変幻自在? な軽妙トークで知られる小国は、相変わらず“絶口調”だった。コンディションを問われて「中畑清さんのような感じです」。意味は当然「絶好調」だが、同氏がプロ野球巨人で活躍し、そのフレーズで一世を風靡(ふうび)したのは70年代終盤から80年代のこと。自分が生まれる前に流行し始めたギャグを使って「弱かったですか? 本当は“一線を越えてません”とか言いたかったけど、そういう質問にならんかったんで」とこぼし、笑いを誘った。

 初防衛戦に「緊張してます」と言うが、表情からは戦いを2日後に控えた切迫感はうかがえない。挑戦者の岩佐と自分の比較で「勝ってるのは、顔ちゃいますか? いや、でも、ああいうのを好きな子もいるし、好みやし…」。試合への抱負にも力みはない。「きれいなボクシングを見せたいですね。塩っけの強い。塩分濃いめの。僕はドロー(防衛)でもええと思ってるんで」と話した。

挑戦者の岩佐(左)が見守る中、予備検診を受けるIBF世界スーパーバンタム級王者の小国(中央)(撮影・前田充)

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岩佐亮佑「拳1個分」王者小国以載よりリーチ上回る

検診後の会見で記者の質問に答える挑戦者の岩佐亮佑(撮影・前田充)

 IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(13日、エディオンアリーナ大阪)の予備検診が11日、大阪市内で行われ、王者小国以載(29=角海老宝石)と同級3位の挑戦者岩佐亮佑(27=セレス)が受診した。

 岩佐は小国より身長で0・5センチ下回ったものの、リーチは逆に4・6センチ長いことが判明。「5センチといえば、拳1個分ですか。数字通り(小国の)拳1個届かないボクシングがしたい。もらわないで打つ。1ポイントも取られず、完璧に勝ちたいです」とベルト奪取に向けた意欲を口にした。

 小国にはアマチュア時代に勝っており、3年前まではスパーリングもしていた。気心が知れた間柄。おちゃらけにも見える王者の振る舞いも「あの人らしい。ちょっとうっとうしいぐらいで。高校生の時から、そうですから」とサラリと受け流し、マイペースを守った。

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岩佐亮佑 王座ならフェラーリ「屋根付き駐車場が」

勝利したご褒美にプレゼントされるフェラーリ458スパイダーの画像を見せる岩佐亮佑(撮影・鈴木正人)

 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級3位岩佐亮佑(27=セレス)が6日、千葉市内のジムで練習を公開した。13日に大阪で同級王者小国以載(角海老宝石)に挑戦する。2度目で悲願の王座奪取のご褒美に、スポンサーから約3000万円のフェラーリが約束されている。

 スパーリングは軽めに2回こなすと、会見ではスマホを取り出し、イタリアの白い高級車の画像を見せびらかした。「屋根付き駐車場がいる。維持費は大変だけど、車はモチベーション」。元々車好きで18歳でセルシオに始まり、日本王座獲得時には約350万円で中古ベンツを買った。

 小国は前日に嫌いなピーマン克服に「まずパプリカから」とかぶりついた。こちらは実のあるニンジン作戦だ。「バッチリ仕上がった。ボクシング人生のすべてをかけ、ラストチャンスに勝つ」と、岩佐はベルトとフェラーリを手にすることしか頭にない。

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