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降下の勢は東十両筆頭、千代丸は西十両3/新番付

勢(2020年7月23日撮影)

日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

【降下】

<幕内から十両>

勢(33=伊勢ノ海)西前頭9枚目→東十両筆頭

錦木(30=伊勢ノ海)東前頭16枚目→西十両筆頭

琴勇輝(29=佐渡ケ嶽)西前頭17枚目→東十両2枚目

琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)西前頭13枚目→西十両2枚目

千代丸(29=九重)西前頭15枚目→西十両3枚目

<十両から幕下>

貴源治(23=千賀ノ浦)東十両13枚目→東幕下筆頭

千代の海(27=九重)東十両14枚目→東幕下2枚目

朝弁慶(31=高砂)西十両10枚目→東幕下4枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

<幕下>

旭蒼天→玉正鳳(たましょうほう=片男波)

北勝陽→北勝輝(ほくとうき=八角)

福山→海乃島(かいのしま=藤島)

松山→出羽大海(でわたいかい=出羽海)

<三段目>

深澤→城雄力(じょうゆうりき=山響)

藪ケ崎→白旺灘(はくおうなだ=山響)

<序二段>

千田→禎ノ花(つぐのはな=阿武松)

鎌田→備巌山(びがんざん=山響)

北島→志摩錦(しまにしき=朝日山)

木山→旭天稜(きょくてんりょう=友綱)

大國里→大国岳(おおくにだけ=追手風)

福田→勝桂馬(しょうけいま=木瀬)

吉澤→大国山(おおくにやま=朝日山)

<序ノ口>

山本→錦丸(にしきまる=朝日山)

坂下→八百ツ富士(やおつふじ=伊勢ケ浜)

江面→良ノ富士(かずのふじ=伊勢ケ浜)

川口→千代烈士(ちよれっし=九重)

財部→千代天照(ちよてんしょう=九重)

中郷→千代泉志(ちよせんし=九重)

古澤→千代大和(ちよやまと=九重)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

深澤颯斗→城雄力颯人(じょうゆうりき・はやと=山響)

鎌田航海→備巌山雄一(びがんざんゆういち=山響)

旭蒼天万来→玉正鳳萬平(たましょうほう・まんぺい=片男波)

大國旭亮→大国岳翔太郎(おおくにだけ・しょうたろう=追手風)

松山大海→出羽大海友和(でわたいかい・ともかず=出羽海)

福田匠馬→勝桂馬大也(しょうけいま・ひろや=木瀬)

【出身地変更】

欧鈴木千晴(東京都葛飾区→千葉県鎌ケ谷市=鳴戸)

【引退年寄襲名】

蒼国来→荒汐

豊ノ島→井筒

栃煌山→清見潟

【引退】

希善龍、寺尾、青狼、徳真鵬、豪頂山、荒虎、白虎、旭勇幸、倉橋、駒木龍、勝武士(死去)、阿光、萬國、琴陸山、栄富士、照道、貴正樹、龍雅、峰雲、旭勝力、若青雲、山川

千代丸(2020年7月30日撮影)

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最多十両昇進&幕下陥落、不屈の希善龍が引退後心境

勝ち名乗りを受ける現役時代の希善龍(19年3月21日)

大相撲7月場所限りで現役を引退した元十両希善龍の亀井貴司さん(35)が14日、電話取材に応じ、引退後の心境を明かした。東京・墨田区の木瀬部屋での断髪式は16日に行う予定で「まだまげを切っていないので不思議な感じ。次の場所の番付を気にしない安心感はありますね。今はホッとしています」と、柔らかい口調だった。

日大出身で08年春場所に本名「亀井」のしこ名で初土俵を踏んだ。右四つ、左上手投げを武器に13年夏場所で新十両に昇進した。

関取での勝ち越しは1度も果たせなかったが、挑戦し続けた現役生活に胸を張った。9度の十両昇進、9度の幕下陥落はいずれも史上最多の記録。それでも「十両に上がれずに辞めていった人もいる。1回も勝ち越せなかったのは悔しいが、恥ずかしい記録じゃない。常に勝ち越して上を目指そうという気持ちだった」と振り返る。何度跳ね返されても、諦めない姿勢は貫いた。

引退は昨年夏場所から考え始めた。17年秋場所で左膝前十字靱帯(じんたい)を損傷。その後、場所中に膝が外れることが何度もあり「放って置いて治るような感じではなかった」と、膝の状態が悪化したことが引退の決め手となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で夏場所が中止となり、モチベーションを維持する難しさも「正直ありました」と吐露する。

現役最後の一番は、代名詞の左上手投げで締めくくった。東幕下8枚目だった7月場所は6番相撲で負け越しが決まったが、千秋楽の7番相撲で、過去3戦3敗と合い口の悪い十両経験者の朝玉勢を破った。4カ月ぶりに観客が入った本場所で、千秋楽の幕下最後の取組。「少し運命的な感じがしましたね。5月で引退した人もいる。お客さんの前で相撲を取れたことは本当に良かった。最後に自分の相撲が取れたと思う」。師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)には「自分のかたちになればまだ取れるのに」と惜しまれたという。

20日にも地元香川に戻る。コロナ禍のためしばらくは県内のホテルに滞在し、PCR検査で陰性となれば善通寺市の実家に戻る。今後の仕事は正式に決まっていないが、仕事がない日は小学校の同級生が同市に開いた相撲クラブで小、中学生を指導する予定。「地元の子どもたちに相撲を教えたいという気持ちが昔からあった」。香川の子どもたちに、不屈の土俵人生を伝えていく。【佐藤礼征】

一山本との一戦で顔面を負傷した希善龍を心配そうに見つめる呼び出したち(18年3月13日)

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王輝、錦富士が新十両昇進 再十両は2人

王輝(20年1月撮影)

日本相撲協会は5日、大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進の4人を発表した。

初めて関取の座を射止めた新十両は2人で、王輝(24=錣山)と錦富士(24=伊勢ケ浜)。王輝は元関脇寺尾の錣山親方が育てた5人目の関取となった。7月場所は西幕下2枚目で5勝2敗だった。錦富士は東幕下3枚目で5勝2敗だった。

再十両は2人。最高位が東前頭筆頭の千代の国(30=九重)は、昨年夏場所以来7場所ぶりの復帰。7月場所は西幕下12枚目で7戦全勝優勝を果たした。北はり磨(34=山響)は、7月場所は西幕下3枚目で5勝2敗。17年秋場所以来、17場所ぶりの関取復帰となった。これが8度目の十両昇進で、希善龍の9度に次いで須磨ノ富士と並び2番目という記録になった。

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希善龍ら引退力士を発表 秋場所番付編成会議

日本相撲協会は5日、大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、以下の引退力士を発表した。

希善龍(木瀬)、寺尾(錣山)、青狼(錣山)、徳真鵬(木瀬)、豪頂山(峰崎)、荒虎(伊勢ノ海)、白虎(東関)、旭勇幸(中川)、倉橋(浅香山)、駒木龍(木瀬)、勝武士(高田川)、阿光(阿武松)、萬國(木瀬)、琴陸山(佐渡ケ嶽)、栄富士(境川)、照道(伊勢ケ浜)、貴正樹(千賀ノ浦)、龍雅(錦戸)、峰雲(峰崎)、旭勝力(友綱)、若青雲(千賀ノ浦)、山川(田子ノ浦)

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元十両の希善龍が引退 日大出身08年亀井で初土俵

希善龍(2017年1月16日撮影)

<大相撲7月場所>◇千秋楽◇2日◇東京・両国国技館

日本相撲協会は7月場所千秋楽の2日、元十両の東幕下8枚目希善龍(35=木瀬、本名・亀井貴司)が引退届を提出し、受理したことを発表した。

希善龍は日大出身で08年春場所に本名「亀井」のしこ名で初土俵を踏んだ。13年夏場所の新十両昇進を機にしこ名を「希善龍」に改め、十両在位は通算9場所、最高位は東十両11枚目。今場所は3勝4敗で負け越したが、現役最後の一番となった7番相撲を白星で飾っていた。

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朝乃山「一生懸命」思い強めた16年九州場所/手記

大関昇進の伝達を受ける朝乃山(右)と高砂親方(代表撮影)

大関昇進が決まった朝乃山が日刊スポーツに手記を寄せた。16年春場所で初土俵を踏み、丸4年で夢だった大関に昇進。高砂部屋の伝統をしっかりと胸に刻み、口上でも述べた「一生懸命」を貫いて駆け上がってきた。富山県出身では太刀山(元横綱)以来111年ぶりとなる新大関が、感謝の思いや今後の夢などを記した。

   ◇   ◇   ◇

みなさまの応援、支えのおかげで、大関に昇進することができました。春場所は史上初の無観客開催で、声援がなかったことは正直寂しかった。それでも、テレビなどを通して全国から応援してくれる人がいると思えば頑張れた。本当にありがとうございました。角界入りしてから夢だった地位に上がれたが、もう1つ上の番付がある。これからさらに精進していきます。

座右の銘にしているのは「一生懸命」。誰でも意味が分かる簡単な言葉だが、すごく重い言葉だと思う。土俵に一生、命を懸ける。その決意ができたのはプロに入った時。人生は1度きり。1度しかないチャンスで、できるところまでやろうと思えた。そうすると稽古も頑張ることができた。

「一生懸命」の思いが強くなったのは16年九州場所千秋楽。その日の部屋は独特な雰囲気だった。部屋のみんなで朝赤龍関(当時十両、現錦島親方)の取組をテレビで観戦。幕下希善龍さんとの「入れ替え戦」に負けて幕下陥落が確実になり、兄弟子たちがガックリと落ち込んでいた。もちろん部屋頭が負けて喜ぶ人はいないけど、それまでの負けと明らかに違っていた。

その意味を知ったのは、翌日の新聞だった。高砂部屋は1878年(明11)の部屋創設から138年間にわたって、十両以上の関取を輩出し続けていた。その最長記録が途絶えることになった。千秋楽パーティーで朝赤龍関は「自分のせいです」と泣いていた。師匠(高砂親方=元大関朝潮)は「頑張るしかない。新しい高砂部屋の歴史をつくっていこう」と下を向かず、涙を見せずに言っていた。グッとくるものがあった。

16年の九州場所で自分は東幕下14枚目だった。その年3月の春場所で初土俵を踏み、1年で関取になることを目標にしていた。翌17年の春場所で新十両に昇進し、目標を果たした。ただ初場所は7戦全勝で幕下優勝。もしも1場所早く、九州場所で全勝だったら、関取が途絶えることはなかったのに-。皮肉なことに、伝統が途切れたことで初めて高砂部屋が「名門」と言われる本当の意味を知ったと思う。同時に自分が「名門」の新しい歴史をつくりたいという気持ちが出てきた。支えてくれる人のために-。こういう感情は初めてだった。高砂部屋に入ったから、今の自分がある。

夢の大関昇進だが(故人で母校の富山商高元監督)浦山先生の夢は、自分が横綱になること。横綱になった時が「十分咲き」なら、大関に上がっても、まだ「五分咲き」だと思う。まだ自分の相撲人生は道半ば。浦山先生や今年の初場所中に亡くなった伊東監督(母校の近大元監督)、高砂親方や高砂部屋のためにも、ここからさらに「一生懸命」に土俵を務めたい。

記者会見で笑顔を見せる朝乃山(代表撮影)

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幕下元林が序ノ口から24連勝、関取経験者も下した

元林(左)は押し出しで希善龍を下し、序ノ口デビューから24連勝を飾った(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇4日目◇15日◇東京・両国国技館

初土俵から負けなしの東幕下14枚目元林(23=鳴戸)が、3番相撲で関取経験者の東幕下16枚目希善龍(34=木瀬)を破り、序ノ口からの連勝を24に伸ばした。

立ち合い当たって引きに転じる相手を、一気の出足で押し出した。この日の朝稽古では、白まわしを締めた師匠の鳴戸親方(元大関琴欧洲)が仮想・希善龍として胸を出してくれたという。「まわしを取ったら相手は強い。師匠と相談して、まわしを取られないことを想定しながら相撲を取れた」と話した。

序ノ口からの連勝は、すでに元小結時天空の22を抜いて歴代単独3位に。1位は三役経験者で現幕下常幸龍の27連勝、2位は元小結坂井の26連勝。残り4番を全勝なら記録更新、さらに来場所の新十両昇進の可能性もある。

序ノ口デビューから24連勝を飾った元林(撮影・小沢裕)

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暴行騒動の宝香鵬は黒星発進も「感謝して相撲を」

宝香鵬(下)は上手ひねりで希善龍に敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇初日◇12日◇東京・両国国技館

前頭石浦とともに拳を振り上げるなどの暴行問題を起こし、場所前に日本相撲協会からけん責の処分を受けた西幕下16枚目宝香鵬(30=宮城野)は、今場所の1番相撲で黒星を喫した。

東幕下16枚目希善龍(34=木瀬)に上手ひねりで敗れた。取組後は「処分を受けたので真摯(しんし)に受け止めて、土俵に上がれることに感謝して相撲を取りたい」と反省の言葉を述べた。

1カ月20%の報酬減額とけん責の処分を受けた石浦も、初日から出場する。

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朝青龍おい豊昇龍が8場所連続勝ち越し、関取り前進

希善龍(手前)を寄り倒しで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇14日目◇25日◇東京・両国国技館

元横綱朝青龍のおい、西幕下4枚目豊昇龍(20=立浪)が8場所連続の勝ち越し決め、関取昇進へさらに近づいた。西幕下6枚目希善龍(34=木瀬)をもろ差しから外掛け、切り返しで相手の体勢を崩し、最後は寄り倒した。

取組後に左足を負傷したのか、希善龍が土俵上で倒れ込み、豊昇龍も「イメージ通り相撲を取れたけど、(相手が)けがしてしまった残念」と心配した。

17年九州場所の初土俵から8場所連続で勝ち越し。「うれしい。もっともっと稽古をして、体を大きくして来場所、狙います」と、名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)で勝ち越し、新十両を決めることを宣言した。

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朝青龍おい豊昇龍“おじ超え”6場所連続の勝ち越し

希善龍(後方)を外掛けで破った豊昇龍(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇11日目◇23日◇両国国技館

元横綱朝青龍のおい、西幕下21枚目豊昇龍(19=立浪)が6番相撲で勝ち越しを決めた。元十両の西幕下15枚目希善龍に立ち合いで低く入り、相手が左から上手投げに来たところを、右脚の外掛けで倒した。「しっかり脚が動いていました。上手投げで来たら(外掛けで)行こうと思っていました」としてやったりの表情だ。

これで序ノ口デビューから6場所連続の勝ち越し。偉大なおじは幕下だった6場所目に3勝4敗と初の負け越しを経験している。「おじさんは6場所目で、というのをこの前ニュースで見て」と“おじ超え”を喜んだが、連絡を取るかと聞かれると「しません。怒られますよ」と苦笑い。7番相撲も勝って5勝2敗となれば、番付も幕下上位になり、新十両も見えてくる。「最後の一番、しっかりとります」と気合が入っていた。

希善龍(後方)を外掛けで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)

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豊ノ島が白星発進 関取復帰へ「想像でなく現実に」

希善龍(左)に鋭い立ち合いで攻める豊ノ島(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇9日◇両国国技館

幕内優勝争いを演じたベテランが、再び大銀杏(おおいちょう)を結う大チャンスを迎えた。関脇経験者で西幕下筆頭の豊ノ島(35=時津風)が、今場所の1番相撲に登場。東幕下筆頭の希善龍(33=木瀬)を突き出しで破り白星発進した。

圧力が戻ってきた。立ち合い、左胸からガツンと当たっただけで、相手が後退した。のけ反りながら時計回りに何とか回り込もうとする希善龍を、なおも冷静に押し込み、最後は左脇あたりを押し込んで土俵外へ飛ばした。

2年前の7月、名古屋場所前の稽古で左アキレス腱(けん)を皮下断裂。無給の幕下生活も丸2年、12場所目を迎えた。一時は番付を35枚目まで下げたが、そこから6勝1敗、5勝2敗、5勝2敗と3場所連続勝ち越し。幕下では最上位の番付で今場所を迎えた。

会心の相撲に「初日に、いい波を作れるような相撲を取れるといいな、と思っていたけど、その思うような相撲を取れた」と振り返った。直前の相撲で、やはり関取復帰を目指す東幕下3枚目の豊響(33=境川)が会心の押し相撲で勝ったことも「目の前でいい相撲を取っていたから手本にしようと思っていた」と刺激にしていたようだ。

過去2度の幕下上位(5枚目まで)の場所は、いずれも場所直前や場所中のケガで大きな負け越しを余儀なくされていた。そんな苦い経験も踏まえ、万全を期して場所を迎えた。この番付なら、4番勝って勝ち越せば再十両が濃厚になる。ただ、そんな小さなことは考えず「せっかくここまできて(関取に)戻れるチャンス」と意識しつつも「7番勝って気持ちよく戻りたい」と1番1番の白星の積み重ねを目指す。「(関取に)戻ったことを想像すると涙が出てくる」と言ってすぐに、その言葉を打ち消すように「想像でなく現実にしたい。(幕下上位の番付で)ここまで戻ってきた、と思っちゃ駄目」と自分に言い聞かせるように話した。

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新大関栃ノ心1位タイ遅咲き/名古屋番付アラカルト

名古屋場所の番付表を手に、ご機嫌の新大関栃ノ心(撮影・加藤裕一)

 大相撲名古屋場所(7月8日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の番付が25日、発表された。

<名古屋場所番付アラカルト>

 ◆遅咲き 新大関の栃ノ心は所要場所数で新入幕から史上1位タイ、初土俵から10位タイ、高齢では史上4位の昇進。平成以降25人目の大関で外国出身では照ノ富士以来11人目。

 ◆新入幕 琴恵光は宮崎県出身では戦後3人目、幕内在位は85年初場所の栃光以来。明生は鹿児島県出身では戦後24人目。

 ◆新十両 千代の海は高知県出身では戦後11人目、日体大出身は9人目。木崎改め美ノ海(ちゅらのうみ)は沖縄県出身では戦後5人目、日大からは51人目の新十両昇進。学生相撲出身の関取は2人が加わり128人となった。

 ◆珍記録 再十両の希善龍は史上単独1位となる9度目の十両昇進。照ノ富士は幕下陥落で大関経験者、幕内優勝経験者では初。

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栃ノ心が新大関に、豪栄道と高安はかど番 新番付

大関昇進伝達式を終えた栃ノ心(中央)はジョージア国旗を掲げ笑顔を見せる(2018年5月30日撮影)

 日本相撲協会は25日、大相撲名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 上位陣の顔ぶれに、新大関として西の2番目に栃ノ心(30=春日野)が加わった。新大関は、ちょうど1年前の高安(28=田子ノ浦)以来、平成以降では25人目で、春日野部屋からは62年名古屋場所で同時昇進した栃光、栃ノ海以来となる。ジョージア出身の大関は初めてで、外国出身では15年名古屋場所の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)以来、11人目。スロー昇進として、新入幕から所要60場所は史上1位タイ、初土俵から所要73場所は史上10位タイ。また30歳7カ月での新大関は4位の高齢昇進となった。

 横綱は夏場所と同じ序列で、東→西→東の順で3場所連続優勝を目指す鶴竜(32=井筒)、今年初となる41回目の優勝を狙う白鵬(33=宮城野)、新横綱翌場所から7場所連続で休場が続く稀勢の里(31=田子ノ浦)となった。

 東西の両大関は、ともにかど番で迎える。東の豪栄道(32=境川)は5場所ぶり7度目、西の高安は4場所ぶり2度目。ともに負け越せば大関陥落となる。

 三役陣は、関脇が2場所連続(三役は3場所連続)の逸ノ城(25=湊)と2場所ぶり復帰(三役は9場所連続)の御嶽海(25=出羽海)。小結は5場所ぶり(三役は3場所ぶり)復帰の玉鷲(33=片男波)と、26場所ぶりとなる松鳳山(34=二所ノ関)。昭和以降、7位のスロー三役復帰となる。

 平幕上位(5枚目まで)は東が正代、勢、阿炎、魁聖、大翔丸。西は琴奨菊、千代の国、貴景勝、輝、嘉風で、夏場所で新三役の小結ながらケガで途中休場(その後、再出場)の遠藤(27=追手風)は東前頭6枚目に番付を落とした。

 新入幕は2人。東前頭14枚目の琴恵光(26=佐渡ケ嶽)は、現師匠(元関脇琴ノ若)が部屋継承以降では3人目の新入幕。宮崎県出身の新入幕は戦後3人目、幕内在位は85年初場所の栃光以来となる。西前頭16枚目の明生(22=立浪)は現師匠(元小結旭豊)の部屋継承後では3人目の新入幕で、鹿児島県出身では戦後24人目。西前頭11枚目の阿武咲(21=阿武松)は2場所ぶりの幕内復帰となった。

 新十両も2人。西十両12枚目の千代の海(25=九重)は現師匠(元大関千代大海)の部屋継承後としては初めての関取誕生。高知県出身では土佐豊以来、戦後11人目、日体大からは北勝富士(25=八角)以来9人目の新十両だ。西十両14枚目の木崎改め美ノ海(25=木瀬)は、現師匠(元前頭肥後ノ海)が03年12月に部屋を創設してから12人目の関取。沖縄県出身では02年九州場所の琉鵬以来、戦後5人目で、日大からは51人目の新十両昇進となった。また千代の海は日体大、美ノ海は日大出身で、学生相撲出身の関取も128人となった。

 東十両13枚目の希善龍(33=木瀬)は3場所ぶりの十両復帰で、通算9度目の十両昇進は8度で並んでいた須磨ノ富士を抜き史上単独1位の“エレベーター記録”となった。なお、昨年秋場所まで大関だった照ノ富士は、東十両8枚目だった夏場所で負け越し(0勝9敗6休)たため、西幕下6枚目まで陥落。大関経験者、幕内優勝経験者の幕下陥落は初めてとなった。

 また新十両だった3月の春場所中、付け人に暴力をふるい同場所は途中休場(3勝6敗6休)、西幕下9枚目に陥落した夏場所は出場停止処分を受けた貴公俊(21=貴乃花)は、西幕下49枚目の今場所から土俵復帰する。

 名古屋場所は、7月6日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。8日の初日を迎える。

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千代の海、美ノ海が新十両に昇進 番付編成会議

千代の海

 日本相撲協会は30日午前、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、十両昇進力士を決めた。

 新十両は千代の海(25=九重)と木崎改め美ノ海(ちゅらのうみ、25=木瀬)の2人。再十両は希善龍(33=木瀬)。また元前頭大岩戸(37=八角)ら14人の引退力士も合わせて発表した。

 【引退力士】琴宏梅(佐渡ケ嶽)大岩戸(八角)阿夢露(阿武松)高三郷(東関)琴健勢(佐渡ケ嶽)新富士(伊勢ケ浜)白虎丸(立浪)貴輝鳳(貴乃花)土佐光(伊勢ケ浜)三重乃丸(武蔵川)政風(尾車)荒川(陸奥)朝日丸(朝日山)高田(二子山)

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希善龍、大流血の取り直し勝った「少しクラクラ」

希善龍(右)は一山本の投げで倒れた際に右顔面を出血(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇3日目◇13日◇エディオンアリーナ大阪

 東幕下8枚目希善龍が大流血を押し、2連勝を飾った。

 一山本の投げで倒れた際に右顔面を出血。取り直しの一番で上手投げを決め、大歓声を浴びた。「少しクラクラしたけど、大丈夫。お客さんも喜んでくれた。でも、今はめっちゃ痛いです」。十両だった15年春場所でも左顔面を大出血。「大阪では何かとありますね」と苦笑いし「(手でなく)顔から落ちた。まだやれますね」。8度目の再十両へ、意欲満々だ。

顔が赤く腫れる希善龍(撮影・鈴木正人)

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東小結貴景勝は貴乃花部屋初の新三役、貴ノ岩は十両

貴景勝(2017年11月15日撮影)

 日本相撲協会は26日、来年1月の大相撲初場所(14日初日、両国国技館)の新番付を発表。

 元横綱日馬富士関に暴行され、東前頭8枚目だった11月の九州場所を全休した貴ノ岩(27=貴乃花)は、東十両3枚目に番付された。20日の理事会で決定された通り、診断書を提出して初場所を全休した場合、3月の春場所は十両最下位(14枚目)にとどまる。

 2場所ぶりに東の正横綱に就いた白鵬(32=宮城野)は横綱在位63場所となり北の湖と並び史上1位となった(3位は千代の富士の在位59場所)。日馬富士の引退で1年ぶりの3横綱となり、西は稀勢の里(31=田子ノ浦)、東の2枚目に鶴竜(32=井筒)が付けられた。大関は東が豪栄道(31=境川)、西が高安(27=田子ノ浦)で変わらない。

 関脇は、東の御嶽海(25=出羽海)が4場所連続在位(三役は6場所連続)で、西は3場所ぶりに玉鷲(33=片男波)が返り咲いた(三役は2場所ぶりの復帰)。

 東小結の貴景勝(21=貴乃花)は、貴乃花部屋初の新三役。西小結は2場所連続で阿武咲(21=阿武松)とフレッシュな顔ぶれが並んだ。

 新入幕は2人。東前頭14枚目の阿炎(23=錣山)は、錣山部屋からは現師匠(元関脇寺尾)が04年1月27日に部屋を創設以降、3人目の新入幕力士。埼玉県出身では戦後11人目。また東前頭16枚目の竜電(27=高田川)は、現師匠(元関脇安芸乃島)が09年8月5日に部屋を継承してからは、輝(23)に続く2人目の幕内力士となった。竜電は12年九州場所で新十両昇進を果たしながら1場所で陥落。ケガもあり序ノ口まで番付を落とした。関取経験者が序ノ口陥落後に新入幕を果たすのは、92年九州場所の琴別府以来、史上2人目となった。

 再入幕は東前頭12枚目の蒼国来(33)、西前頭14枚目の豊山(24)、東前頭15枚目の石浦(27=宮城野)の3人。

 晴れて関取の座を射止めた新十両は2人。東十両13枚目の水戸龍(23=錦戸)は、02年12月1日に創設された錦戸部屋(師匠=元関脇水戸泉)から初の関取誕生となった。モンゴル出身では33人目、日大からは節目の50人目、学生相撲出身では124人目の新十両昇進だ。

 東十両14枚目の天空海(あくあ、27=立浪)は、現師匠(元小結旭豊)が99年2月22日に部屋を継承してから5人目の関取。茨城県出身では、10年九州場所の高安以来、戦後21人目の新十両昇進を果たした。

 再十両は西12枚目の栃飛龍(30=春日野)、同13枚目の大翔鵬(23=追手風)、同14枚目の希善龍(32=木瀬)の3人となった。2場所ぶりの十両復帰となった希善龍は、8度目の十両昇進。これは須磨ノ富士と並ぶ史上1位の記録となった。

 初場所は、来年1月12日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。14日の初日を迎える。

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新十両矢後が5敗目「あまり当たれていなかった」

<大相撲秋場所>◇6日目◇15日◇両国国技館

 新十両で西13枚目の矢後(23=尾車)に、試練の土俵が続く。再十両で西14枚目の希善龍(32=木瀬)と対戦。上手投げで敗れ5敗目(1勝)を喫した。

 186センチの自分より5センチも身長が高い相手に、頭から当たって圧力をかけたかった。だが「立ち合いで当たることだけを考えていたけど全然、体も足も出なかった。あまり当たれていなかったです」と反省する立ち合いが、後々にも響いた。けんか四つだったが、相手得意の右四つに組み止められ、左の上手も取れないまま土俵中央で、がっぷり四つ。勝機と見た希善龍の左からの投げで、土俵に転がされた。

 「相手の形になってからの攻めがなかった」と、自分の相撲を取れなかった、もどかしさを残した。「ここが踏ん張りどころ」とも。安易な験直しには頼らず「毎日しっかり体を動かすこと。まだまだ頑張ります」と、試練とは正面から向き合いながら、残りの土俵も務める。

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十両で13番続けて東方が白星、最後は安美錦が締め

十両の取組が1番を除いて、すべて東側の関取が勝利(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館

 十両の取組で、珍事があった。

 十両最初の取組、貴源治-希善龍戦は西の希善龍が勝った。だが、次の大成道-矢後戦からは13番連続ですべて東の力士が勝った。

 場内の電光掲示板では、勝った力士を示す赤いランプが東にズラリと並んだ。最後を締めくくったのは、関取最年長38歳の安美錦。「誉富士が勝ったかなと思って(掲示板を)見たら、全部東が勝ってるなと。なんか嫌だな、俺だけ負けてちゃんちゃんなのかなと…。でも、土俵に上がったらいい集中ができた」と振り返っていた。

妙義龍(左)を、はたき込みで破った安美錦(撮影・鈴木正人)

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朝乃山が新入幕!嘉風は最高齢で関脇昇進 新番付

朝乃山(2017年8月10日撮影)

 日本相撲協会は28日、大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

 西十両5枚目だった7月の名古屋場所で、11勝を挙げた朝乃山(23=高砂)がただ一人、新入幕を果たした。名門・高砂部屋からは03年春場所の朝赤龍以来、約14年ぶりの新入幕で、番付は幕尻の東前頭16枚目。95年初場所の琴ケ梅を最後に、富山県出身の幕内力士は途絶えていたが、89年秋場所の駒不動以来、戦後5人目となる同県出身の新入幕を果たした。近大出身では13年名古屋場所の徳勝龍以来、9人目で、学生相撲出身では今年夏場所の豊山以来、91人目の新入幕となった。

 3場所連続で4人が就く横綱陣では、3場所連続40回目の優勝を目指す白鵬(32=宮城野)が、2場所連続で序列最高位の東正位に就いた。日馬富士(33=伊勢ケ浜)は西正位、2場所連続途中休場の稀勢の里(31=田子ノ浦)は東の2枚目、出場すれば進退をかけることになる鶴竜(32=井筒)は西の2枚目となった。

 高安(27=田子ノ浦)を除く2大関は、ともにかど番を迎えた。照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は今年春場所以来5度目、豪栄道(31=境川)は今年夏場所以来6度目で、ともに負け越すと大関陥落となる。

 9場所ぶりの関脇復帰を果たした嘉風(35=尾車)は、昭和以降生まれでは最高齢での関脇昇進となった。玉鷲(32=片男波)は4場所連続で在位した関脇から小結に陥落したが、三役は6場所連続となった。また栃煌山(30=春日野)は1年ぶりの小結復帰で、小結在位14場所は昭和以降、高見山(19場所)、安芸乃島(15場所)に次ぎ出羽錦と並ぶ3位になる。

 再入幕は、ともに2場所ぶりの復帰となる魁聖(30=友綱)と豊山(23=時津風)だった。

 新十両は2人。矢後(23=尾車)は、現師匠(元大関琴風)の部屋創設から9人目の関取輩出。また北海道出身力士では、14年名古屋場所の旭大星(27=友綱)以来、戦後77人目の新十両で、中大からは8人目、学生相撲出身では123人目の関取誕生となった。幕下付け出しデビューから所要2場所での新十両は、昭和以降1位タイ(12人目)のスピード昇進となった。大成道(24=木瀬)は現師匠(元前頭肥後ノ海)の部屋創設から11人目の関取輩出。青森県出身力士では15年初場所の阿武咲(21=阿武松)以来、戦後64人目の新十両昇進を果たした。

 再十両は3場所ぶり復帰の北■磨(きたはりま)(31=山響)と、4場所ぶり復帰の希善龍(32=木瀬)。ともに7度目の十両昇進で、これは最多の須磨ノ富士(8度)に次ぎ、男島、北桜、玉飛鳥と並ぶ史上2位となった。

 秋場所は、9月8日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。10日の初日を迎える。

※■は石ヘンに番

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大成道が新十両昇進「見ていた」目標は同部屋の宇良

新十両昇進を決め師匠の木瀬親方(右)とガッチリ握手をかわす大成道

 日本相撲協会は26日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月10日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、東幕下3枚目で臨んだ名古屋場所を5勝2敗で勝ち越した大成道(24=木瀬)の新十両昇進が決まった。青森・八戸水産高を卒業し、兄で現三段目の笹山がいる北の湖部屋に、木瀬親方の内弟子として入門。11年5月の技量審査場所で初土俵を踏んでから6年あまりで関取の座をものにした。

 この日午後、師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)とともに会見に出席した大成道は「昨夜は気持ちが高ぶって寝付けなかった。知らせを聞いても実感はなかったけど、ここ(会見場)に来て『あっ、関取になれるんだな』と思いました」と喜びをかみしめた。木瀬親方は「稽古場の力は知っていたから(昇進は)遅いぐらい。力真との相撲(5勝目を挙げた名古屋場所13日目の7番相撲)は『もう上がらないとおかしい』と思えるようないい相撲」と評価した。

 初土俵から5場所で幕下入りし、その後も幕下を維持したが伸び悩んだ。12年九州場所は左足薬指付け根を骨折し全休。その後もヘルニアを患い飛躍できなかったが、師匠の「座禅を組むように」と指導されて以降は「思い込みすぎたり、考えすぎたりする自分に、頭を空っぽにする時間ができた。相撲の動きも良くなった」と持ち前の押し相撲に磨きをかけ、関取の座をものにした。

 この日の番付編成会議では希善龍の再十両も決定。平幕上位の宇良を筆頭に、秋場所で木瀬部屋は6人の関取を抱えることになる。その宇良のように「自分も(ファンを)沸かせられるような力士になりたい、思って(宇良を)見ていた」と話す。宇良や関脇御嶽海(出羽海)、前頭北勝富士(八角)、十両大奄美(追手風)ら同学年の関取衆には「自分も負けられない」という。新十両での抱負は「脇を締めて電車道で持って行けるような相撲を取りたい」と語った。

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