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平成の大横綱 平成とともに…貴親方「断腸」引退

日本相撲協会に引退届を提出した貴乃花親方は表情を引き締める(撮影・小沢裕)

平成の大横綱が角界から去った-。大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が25日、日本相撲協会に退職の届け出を提出したことを明らかにした。同日夕方に都内で引退記者会見を開き、年寄引退の理由を説明。弟子の貴ノ岩が被害者となった、昨年10月の元横綱日馬富士関による傷害事件に関する告発状に関しての、協会からの圧力が最大の要因だと話した。現在貴乃花部屋に所属している力士、床山、世話人は千賀ノ浦部屋に所属を変更する。自身の今後の活動については不明とした。

秋場所千秋楽から2日たったこの日の午後1時、代理人を通して貴乃花親方が相撲協会に退職の届け出を提出した。それから4時間後、貴乃花親方は都内の引退会見場に上下黒のスーツ姿で現れた。表情は無。報道陣に向かって一礼して水を一口飲み、語り出した。

「告発状の内容が事実無根な理由に基づいてなされたものであることを認めないと、親方を廃業せざるを得ないという有形無形の要請を受け続けてきました」

元日馬富士関による貴ノ岩に対する暴行事件に関し、日本相撲協会の対応を問題視。春場所前の3月9日に内閣府に告発状を提出した。だが同場所中に弟子の貴公俊が付け人に暴行して、告発状を取り下げた。その後、理事だった役職も5階級降格の年寄へ。貴乃花一門からも離脱して無所属となり「一兵卒」として再スタートしていた。

しかし8月7日に告発状に関する話が再浮上した。埼玉・所沢市で行われた夏巡業の会場で、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)から八角理事長(元横綱北勝海)名義で「告発状の内容は全て事実無根である」といった内容が書かれた書面を手渡されたという。それに対して貴乃花親方も、代理人を通して反論した。

しかし秋場所終盤になり状況は一変。「名前は伏せさせていただきますが」と、ある親方から一門に所属しない親方は部屋を持つことができない旨の決定がされたことを聞かされたという。ただし条件として、告発状の内容を事実無根であると認めなければ、いずれかの一門に入れないとも告げられた。

だが「真実を曲げて、告発状は事実無根だと認めることは、私にはできません」と断固拒否。一門に所属しなければいけない期限は理事会、年寄会などが行われる27日までだったが、このままでは将来的に弟子が相撲を取れなくなると考え、この日に自ら引退に踏み切った。「苦渋の決断ではありますが、弟子達の将来まで見ずに断腸の思いです」と語気を強めた。

現在部屋には弟子、床山、世話人が合わせて10人在籍している。その全員が千賀ノ浦部屋へと所属を変更する。数年前から千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)には、有事の際には弟子らを引き取ってもらうように相談していた。弟子らには今朝、話したといい「泣く子もいました」と明かした。今後の自身の活動について「土俵に携わっていきたい」などと話したが、具体的な内容は明言しなかった。

1時間半の会見中、涙も見せず、感情もむき出しにしなかった。「平成の大横綱」と呼ばれた貴乃花。間もなく終わる「平成」とともに去るように、会場を後にした。【佐々木隆史】

◆一門問題 相撲協会は7月26日の理事会で、全ての親方や力士は9月27日の理事会までに5つある一門のいずれかに所属しなければならないと決定した。貴乃花親方は6月には自ら貴乃花一門を離脱し「阿武松グループ」への名称変更を協会執行部に申し入れ。同親方は無所属となっていた。

◆貴乃花光司(たかのはな・こうじ)本名・花田光司。1972年(昭47)8月12日、杉並区阿佐谷生まれ。元大関貴ノ花の次男で、父が師匠の藤島部屋(のち二子山部屋)に入門、88年春場所初土俵。兄の3代目若乃花と兄弟横綱となり、空前のブームを起こす。優勝22回。03年初場所中に引退して一代年寄「貴乃花」を襲名。04年2月に二子山部屋を継承し、部屋名を変更。10年に日本相撲協会理事となり、審判部長などを歴任。18年1月に理事を解任され、2月の理事候補選挙で落選。3月に弟子の暴行問題などで年寄に降格。

2017年10月の傷害事件の相関図

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年寄会で2時間半、貴乃花親方告発状確認と質疑応答

研修会でスポーツ庁長官の鈴木大地氏の話を聞く貴乃花親方(撮影・横山健太)

 親方衆による年寄会は両国国技館で会合を開き、貴乃花親方(元横綱)が春場所前に内閣府に提出した告発状の内容についての確認と質疑応答を行った。

 入間川新会長(元関脇栃司)によると、10枚以上に及ぶ告発状に目を通した後に、内容などについて親方衆が貴乃花親方に質問したという。会は約2時間半行われた。芝田山広報部長は「内容を確認させてもらっただけ。本人に対する処分は終わっているので。協会一丸となって盛り上げないといけない」と説明した。

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貴親方へ厳しい言葉、期待も/年寄会出席親方衆語る

会場入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。

<「臨時年寄総会」出席各一門代表のコメント>

 ◆高田川親方(元関脇安芸乃島) 一門の中には、貴乃花親方の言動、行動は本来なら契約解除になる部分が6つ7つある、という声もあった。契約解除までは、という声もあった。その中間もあった。処分は理事会に一任したい。だが、名前も実績もある方だし、今後どのような行動をとっていくか、が一番の問題と思う。

 ◆入間川親方(元関脇栃司) テレビに無断で出演したり、貴乃花親方の言動、行動は協会と結んだ契約にかなりの部分で触れていたが「間違っていた。申し訳ない。適切でなかった」と言ってもらった。

 ◆錦戸親方(元関脇水戸泉) 場所前の告発など、なぜこのようなことになったのか? 告発の撤回は本当なのかなど、その真意を深く知りたかった。真摯(しんし)に答えていただいた。反省して「もうこのようなことをしない」と言っていただいた。あとは理事会に一任したい。

 ◆玉垣親方(元小結智乃花) 協会一丸となって公益財団法人となったのに、貴乃花親方の発信する意見を聞けなかった。協会と対立しているような空気は本当か? それを総会で聞けた。「反省している」との返事を聞けた。一から出直してほしい。理事会のいかなる処分も厳粛に受け止めてほしい。

 ◆伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨) 最初にまず貴乃花親方の声を聞きたかった。これからは協会と一丸となって頑張ってほしい。処分については理事会にお任せします。

会見する高田川親方(撮影・岡本肇)
会見する入間川親方(撮影・岡本肇)
年寄総会で会見する錦戸親方(撮影・岡本肇)
会見する玉垣親方(撮影・岡本肇)
会見する伊勢ノ海親方(撮影・岡本肇)

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貴乃花一門は親方の処分に陳情…「お願い」文書提出

貴乃花一門を代表して会見する千賀ノ浦親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。

 貴乃花一門の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、貴乃花親方の処分について陳情したことを明かした。「(同親方が)協会に多大な迷惑をかけたことは見ての通りです」と認め「反省がにじみ出た受け答えをしたと思う」と語った。その上で処分について「契約解除。これだけは取り下げて欲しいとお願いする文書を(年寄会に)出しました。後はいい方向にいってほしいと願うだけです」と頭を下げた。

会見中にも頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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降格の貴親方に怒号、謝罪繰り返すも「ぬかにくぎ」

会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。この日の理事会では新体制での職務が決まり、貴乃花親方は役員待遇委員から1階級降格の委員となり、審判部・指導普及部に配属された。

 春場所が行われた会場の一室で、貴乃花親方は100人近い親方衆と対面した。役員以外の親方衆で構成される年寄会の会長を務める錦戸親方(元関脇水戸泉)が仕切る中、各一門の代表者から質問を受けた。約30分の中断を挟んで約2時間、謝罪を繰り返した。怒声が飛んでも、年下の親方から苦言を呈されても頭を下げた。

 弟子の貴公俊の暴行が明らかになると、それまでの協会への対立姿勢を一転させた。その真意を問われたが、すべての親方を納得させるには至らなかった。ある親方は「具体的なことは何も話さず『すみません』と『心を入れ替えてやります』の繰り返し」と明かした。「ぬかにくぎだ」と、あきれ気味に帰途に就いた別の親方もいた。

 この日に先立ち、各一門で話し合いが持たれ、二所ノ関一門の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「本来なら契約解除になる部分が6つ7つある、という声もあった」と明かした。不信は根深く、誓約書を書かせるべきだとの意見もあったという。錦戸親方は「物足りないと言う親方もいた。これだけの大騒ぎになったし、今後のことが大事」と見守る構えを示した。年寄会として意見を集約した上で、理事会に処分を委ねることに決めた。

 年寄総会後、貴乃花親方は「これまでの私の行動によって、協会の皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことをおわびしました」と話した。告発状については「本日取り下げました。年寄会の皆さんにも報告しました」と明かした。一方、一連の言動について「考えが間違っていたということか」と問われると「いや、まずこれから微力ながら協会の一員としてやっていかなければならないという気持ちで、私の監督責任を全うしていかなければならない」と明確な回答は避けた。

 ある役員は「結局、本人は『間違っていた』とは認めていない」と指摘した。今日29日の理事会では、さらなる「降格」や、弟子の指導など一切の活動を禁じる「業務停止」の厳しい処分が決まる可能性もある。この日の答弁内容を含め、役員が判断する。

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貴乃花親方「貴公俊のこと思い」心境変化/一問一答

厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 日本相撲協会の臨時年寄総会は28日、大阪市内で行われ、貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆を前に全面的に謝罪した。

 時間制限を設けず、理事会中の一時中断を除いて合計で約2時間行われた臨時年寄総会は、役員以外の親方衆で構成される年寄会からの要望で実現したもの。元横綱日馬富士関による暴行事件が起きた昨秋以降の言動について、貴乃花親方に説明を求めた。

 以下は年寄総会後の会見での一問一答。

-年寄総会でどんな話をしたのか

 貴乃花親方(以下親方) これまでの私の行動によって協会の皆さんに多大な迷惑をおかけしたことをおわびしました。

-いろいろな質問が出たようだが、具体的にはどういう話を

 親方 それぞれにおいてご迷惑をおかけした、ということです。

-なぜそういう思いに

 親方 やはり(付け人に暴力をふるった)貴公俊のことを思いまして、監督責任は十分に私にあると思いましたので、まず私の行動から襟を正していかないといけないと思いました。

-親方衆からどんな意見があったのか

 親方 今後は微力ながら、協会の方と(親方の)みなさんと力を合わせて精進していかないといけないと、そういうお声をたくさんいただきました。

-「一兵卒として」「ゼロから」と言っているが

 親方 告発状を出しまして、本日取り下げ状を(弁護士を通じて)内閣府に提出いたしました。

-親方自身もまた1からスタートということか

 親方 はい。ゼロからやってまいります。

-錦戸親方は「今後の行動を見て」と言っていた

 親方 与えられた職責をまっとうできるように努力いたします。

-明日(29日)の理事会で処分が決まる

 親方 理事会の処分を厳粛に受け止めます。

-貴乃花一門は「契約解除だけはしないでほしい」と書面を提出したようだが

 親方 あらためて深く反省している気持ちを伝えたい思いでいっぱいです。

-今後の行動は

 親方 錦戸親方の言うように「これからの私の行動いかん」ということは存分にあると思いますので、精進いたします。

-元横綱日馬富士関の事件については親方は被害者の師匠。「間違っていない」という人は多いと思うが

 親方 真実を追求しようという気持ちが強くかたくなな姿勢をとってしまった。協会に対して多大な迷惑をおかけしたという思いです。

-契約解除の声もあった

 親方真摯(しんし)に受け止め、なすべきこと、やるべきことをやる気持ちです。

-正しいと思って告発したと思うが、自分の考えが間違っていたということか

 親方 いや、まずこれから微力ながら協会の一員としてやっていかなければならないという気持ちで、私の監督責任を全うしていかなければならないと、そういう思いです。

-相撲ファンに対して一言

 親方 一連の行動でご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。今後は職責をまっとうして、精進してまいります。

会見中にも頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)
会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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貴乃花親方が頭下げ謝罪「皆さまに多大なご迷惑」

会見を終え深々と頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 日本相撲協会の臨時年寄総会は28日、大阪市内で行われ、貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆を前に全面的に謝罪した。

 時間制限を設けず、理事会中の一時中断を除いて合計で約2時間行われた臨時年寄総会は、役員以外の親方衆で構成される年寄会からの要望で実現したもの。元横綱日馬富士関による暴行事件が起きた昨秋以降の言動について、貴乃花親方に説明を求めた。

 会合を終えて会見に臨んだ貴乃花親方は「これまでの私の行動によって、協会の皆さまに多大なご迷惑をおかけしました」と、反省の弁を口にした。日本相撲協会と対立を続けていたが、春場所中日の18日に、弟子の十両貴公俊が支度部屋で、付け人を数発殴る暴力問題が発覚して以降は一転して、謝罪と反省の言葉を口にしていた。この日も「貴公俊のことで監督責任は十分、私にあると思います」と話した。

 また、元日馬富士関の暴行事件に関して協会の対応を問題視して、内閣府に提出していた告発状についても「本日(28日)、取り下げ、年寄会の皆さんにも報告しました」と明かした。

 貴乃花親方と貴公俊の処分については、29日の理事会で協議し、決定する見込みとなっている。

会見中にも頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)
厳しい表情で会見する貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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貴乃花親方処分は理事会一任、年寄会は厳罰要求せず

年寄総会後、1人で記者会見する貴乃花親方(撮影・加藤哉)

 日本相撲協会の役員以外の親方衆で構成される年寄会は28日、エディオンアリーナ大阪で臨時の総会を開いた。

 元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会に反発する言動を続けた貴乃花親方(元横綱)から説明を受け、年寄会としては貴乃花親方への処分は理事会に一任することを決めた。

 総会を終えた錦戸会長(元関脇水戸泉)は「協会の話と食い違う内容や無断欠勤などいろいろあったので、何か理由があるのだろうとこういう機会を設けさせていただいた。本人からは反省してこのようなことはしないとの言葉をもらった。処分については、理事会にお任せします」と話した。

 当初は、「解雇」に相当する「契約解除」を含めた厳罰要求を、年寄会として決議する可能性も見込まれていた。

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貴親方に契約解除要求か「過激な人もいる」年寄総会

貴乃花親方(18年3月23日撮影)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、時間無制限で親方衆から質問を受ける日本相撲協会の臨時年寄総会が今日28日、大阪市内で行われる。貴乃花親方は、元横綱日馬富士関による暴行事件が起きた昨秋以降、協会執行部と対立。協会発表と異なる証言や春場所初日からの欠勤、内閣府への告発状の提出など一連の行動への説明を求めた、役員以外の親方衆で構成する年寄会の要望で実現する。協会関係者によると、一部親方から「解雇」に相当する「契約解除」を含めた厳罰要求が出る見通しという。

 貴乃花親方との質疑応答後に処分案が出た場合、約80人からなる年寄会として決議する方針。八角理事長(元横綱北勝海)ら執行部は年寄会の総意を重視する意向で、処分を協議する29日の理事会に影響を与えそうだ。年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)はこの日「過激な人もいるので、私と他の5つの一門の代表者が中立な立場で、まずは代表質問する」と、自ら司会役を務め、冷静に話し合いを進める意向を語った。

 年寄会は不定期で会合を開いて意見を集約する。今回は八角理事長らと協議し、全親方対象の年寄総会に拡大して実施。錦戸親方は「貴乃花親方に不信感を持っている人は多い。代表質問だけでは終わらないと思う」と、長期戦も予想していた。

錦戸親方(元関脇・水戸泉)(10年8月2日撮影)

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貴親方出席の年寄会、錦戸親方「時間かかっても」

会場入りする貴乃花親方(撮影・鈴木正人)

 役員以外の親方衆で構成する年寄会が求めていた貴乃花親方との話し合いの場は、時間無制限で行われることになった。

 昨年末からの貴乃花親方の言動を問う臨時年寄総会(28日)について年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「時間がかかっても大事なこと。中途半端にならないようにやりたい」と説明。開始1時間後に理事会が始まるため役員は途中退席するが、必要な場合は議論は続ける見込み。貴乃花親方も出席を明言している。

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貴乃花親方、態度一変し「貴公俊に寛大な処分」願う

貴輝鳳の取組を生観戦する貴乃花親方(撮影・鈴木正人)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が23日、内閣府公益認定等委員会に提出していた告発状を、取り下げる意向を示した。春場所13日目を行った会場のエディオンアリーナ大阪で明らかにした。告発状は、元横綱日馬富士関による弟子の十両貴ノ岩への暴行事件に関連して、日本相撲協会の対応を問題視し、今月9日に提出したもの。だが18日に弟子の貴公俊(たかよしとし)が付け人に暴行して以降、謝罪に次ぐ謝罪。自身を「一兵卒」と表現し、出直しを誓った。

 会場入りした貴乃花親方は、観客に配慮し、薄暗い関係者用階段の踊り場で取材に応じた。声も暗いトーンで、内閣府への告発状について語った。

 貴乃花親方 取り下げるという言葉を使っていいのか分かりませんが、すべてをゼロにします。私の意思です。一兵卒として出直して精進します。一兵卒として微力ながら、協会のために皆さんと話をして、努力していきたいと思います。

 昨年の秋巡業で元日馬富士関による暴行事件が起きて以降、日本相撲協会執行部との対決姿勢を打ち出していたが、事実上、和睦を申し出る格好となった。

 理事を解任された件や、暴行事件の調査について今月9日、内閣府に告発状を提出。立ち入り捜査や適切な是正措置を求めた。だが18日に弟子の貴公俊が、支度部屋で付け人を数発殴る問題を起こしたことで、態度がガラッと変わった。

 現在は役員待遇委員で、役員室に勤務する必要がありながら、春場所序盤は欠勤が目立った。それが最近は5時間余り滞在。会場内ではファンにも快く対応する優等生に変身した。弟子の暴行については「師匠の私に責任があると思う。貴公俊はまだ20歳。将来があるので、ぜひとも寛大な処置をお願いしたい」と話し、八角理事長(元横綱北勝海)にその旨を申し入れる考えを示した。

 また、告発状提出の代理人弁護士を務めるTMI総合法律事務所の富岡潤弁護士は現状について「(貴乃花親方から)取り下げてほしいという要請をされているわけではない」としつつ「相談しながら、やりたいことをサポートしていきたい」とした。

 貴乃花親方は、役員以外の親方衆で構成する年寄会から、元日馬富士関の暴行事件以降の言動に疑問があるとして、28日の会合への出席を求められている。この日、年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)から直接、文書で要請された。貴乃花親方は「出席します」と明言。協会執行部との言い分が食い違うため、役員の出席も求め、全親方衆を対象とする臨時の年寄総会となる見込み。「いろんな質問が出てくると思うのでお答えする。(どんな質問も)答えます」と断言。多くの親方衆との討論会から、一兵卒として出直す。

会場入りする貴乃花親方(撮影・鈴木正人)
最近の不祥事をめぐる人間関係

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年寄会会長「不信感持つ人多い」貴親方出席明言せず

ファンと握手する貴乃花親方(撮影・鈴木正人)

 貴乃花親方(45=元横綱)は22日、役員以外の親方衆による年寄会から求められている会合への出席について明言を避けた。役員室で5時間余り勤務した後、報道陣に対応。28日に行う会合への出席を求め、年寄会が前日21日に嘆願書を提出すると決めたことについて「まだ(文書が)手元にないので、何ともお答えしようがないです」と話すにとどめた。

 貴乃花親方を巡っては、昨秋の元横綱日馬富士関による暴行事件に端を発し、さまざまな問題が起きた。協会の許可なく放送されたテレビ番組では、協会発表と異なる主張を展開。内閣府へ告発状を提出し、役員待遇委員ながら本場所序盤を欠勤するなどの問題も重なった。年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「(貴乃花親方に)不信感を持っている人は多い」と指摘。嘆願書は千秋楽までに完成させる予定で、貴乃花親方も「正式に要請があれば」と出席の可能性もうかがわせた。

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協会に反発する理由は?貴親方に年寄総会出席嘆願書

ファンの少年と握手する貴乃花親方(撮影・鈴木正人)

 貴乃花親方(元横綱)は21日、京都・宇治市の宿舎で、元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者の十両貴ノ岩の春巡業参加について言及した。「東京に帰ってから入院していた所で頭を診てもらう。本人と相談しながら」と明かし、場所後に傷害事件で負傷した頭部を検査してから判断する方針を示した。その後会場内の役員室に出勤し、この日から休場した弟子の平幕貴景勝について「足の腫れがひどい。休ませます。完治しないと」と話し、再出場はなく、春巡業も全休させる見通しを明かした。

 また、役員以外の親方衆による年寄会はこの日、貴乃花親方に対し、28日の年寄総会への出席を求める嘆願書を提出することを決定。傷害事件以降、協会側に反発を続ける理由などの確認が目的という。役員待遇委員で本来なら出席義務はない同親方は「何も聞いていない。それが届いたらお答えします」と述べるにとどめた。

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貴乃花親方のテレビ発言に真偽問う「正しい情報を」

日本相撲協会・八角理事長(2017年12月20日撮影)

 日本相撲協会の役員以外の親方で構成する年寄会は16日、東京・両国国技館で臨時の会合を開いた。全親方衆が対象の研修会後、場所を移して実施。元横綱日馬富士関の暴行事件で、被害に遭った貴ノ岩の師匠の貴乃花親方が、今月出演したテレビ番組で、協会の発表と異なる証言をしていることについて、真偽を問いたいという声が多くの親方衆から出た。

 会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「処分などを求めるわけではなく、説明を受けていないので正しい情報を教えてほしいという意見」と説明。八角理事長(元横綱北勝海)ら協会執行部に報告した。

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貴乃花親方の処分は「降格」に決定 役員待遇委員に

穏やかな表情を浮かべながら臨時の理事会に臨む貴乃花理事(撮影・小沢裕)

 日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、貴乃花親方(45=元横綱)の理事解任と2階級降格を決議した。

 貴乃花親方は現在の「理事」から2階級降格の「役員待遇委員」となる。理事の解任は、理事会の決議を受けてから1週間以上をあけて招集される臨時評議員会で協議される。そのため、処分の正式確定は来年1月4日の臨時評議員会になる見通し。日本相撲協会の理事解任は初めてになる。

 巡業部長を務める貴乃花親方は、元横綱日馬富士関の貴ノ岩への暴行事件が秋巡業中に発生しながら、協会への報告義務を怠った点などが問題視されていた。

 貴乃花親方は役員待遇委員に降格するため、理事会での議決権を失い、巡業部長の職を解かれる。自動的に給料も減額となる。

 理事会後に会見した八角理事長(元横綱北勝海)は「貴乃花理事の行為は理事の忠実義務に著しく反するものと言わざるを得ません。理事会では、危機管理委員会の報告を受けて協議しました」と説明。理事会で臨時評議員会の招集を議題に取り上げ、全会一致で評議員会の招集を決議した。貴乃花親方は利害関係があるため、採決には加わらなかった。八角理事長は貴乃花親方からの反応について「別に、特にありません。弁明を聞いたんですけども『特にありません』と」と明らかにした。

 同理事長は、来年初場所後に行われる役員候補選についても言及。「貴乃花理事は仮に1月4日の評議員会で理事解任となった場合でも、1月場所の後に行われる年寄会の理事選挙に立候補することは可能です」と説明した。貴乃花親方が出馬すれば当選は確実とみられており、理事解任の影響は事実上、約1カ月に限定される。

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山響親方の評議員退任で後任協議も6人で運営確認

 日本相撲協会は28日に開いた年寄総会で、理事候補選挙に立候補したため評議員を退任した山響親方(45=元前頭巌雄)の後任について協議したが、当面は現状の6人で評議員会を運営することを確認した。21日に開催された評議員会で同親方の退任承認後、後任について元年寄の名前が候補者として挙がっていた。ただ手順として、年寄会の推薦が必要と判断されたため、この日の年寄総会で議案として論議された。

 評議員会は、理事の選任などの権限を持つ同協会の最高決定機関で、5~7人、過半数は外部有識者、などと定められる。同親方の退任でも、この条件は維持できる。また協会内部から選出する場合、現役年寄が望ましいという声もあり拙速な決定は先送りにした。公益財団法人移行後、評議員の退任は初のケース。八角理事長は「慌てなくていいでしょう。勉強会の感じ」と話し、今日29日の評議員会で選出法の承認を得る意向を示した。

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鏡山理事が理事候補選へ

 大相撲の時津風一門は19日、両国国技館で会合を開き、日本相撲協会の公益財団法人移行に向けた理事候補と副理事候補の選挙で、現職の鏡山理事(元関脇多賀竜)を擁立し、新たな副理事候補として井筒親方(元関脇逆鉾)を立てることを決めた。

 2010年2月に就任した鏡山理事は現在2期目。井筒親方は相撲協会の役員以外の親方衆で構成する年寄会の会長を務めている。

 30日に立候補を受け付け、理事10人、副理事3人の定員を上回れば、2月1日に投票を実施する。当選者は移行後の新法人の評議員会に役員として推薦される。

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角界より厳しい監視下へ「大変な時代」

 日本相撲協会が当初の目標より1年3カ月も遅れて公益財団法人の移行申請にこぎ着けた。

 八百長問題などの不祥事を受け、昨年1月に改革色の強い工程表を文部科学省に提出した後、従来に近い運営形態に戻そうと文科省や内閣府と粘り強く交渉を続けたのが遅れの要因だ。 北の湖理事長が再登板してからの方針転換は体質変化を嫌う多くの親方の支持を得た。

 ただ、年寄会幹部は「(公益法人の)認定を受けた後は、これまで以上にお役所の目が厳しくなる。大変な時代になる」と話す。

 関係者によると、新法人で強力な権限を有する評議員の構成について、協会は親方経験者と外部の3人ずつで打診したが、行政側から却下され、外部を1人多くするよう指導を受けた。

 理事を監督する立場の評議員の顔触れには、理事長の弟子である山響親方(元幕内巌雄)も入っている。客観性を疑問視する声に、神山監事は「そう判断されることがあるかもしれない」と歯切れが悪い。

 年寄名跡の扱いに絡む金銭授受は禁止した。判明した場合は角界追放の重い処罰を科す。

 八角広報部長は「気を引き締めて協会運営に全力を挙げる」と力説した。その意識を浸透させることが伝統存続の鍵になる。

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年寄会、新法人での「借株」禁止で合意

 日本相撲協会の役員以外の親方衆で構成する年寄会は9日、東京・両国国技館で臨時総会を開き、公益財団法人認定に向けて年寄名跡の扱いを議論し、名跡を所有する他の親方や現役力士から名跡を借りる「借株」を、新法人では原則的に禁止することで合意した。

 協会は理事会を経て正式に決める。現時点で借株の親方に、移行期間として3年の猶予を与える案もまとめた。

 協会管理となる年寄名跡については、取得に絡む金銭授受禁止などへの反対論が一部の親方衆に根強いため、最終的な定款案の話し合いは先送りとなった。

 相撲協会監事で、説明のため総会に参加した公認会計士の神山敏夫氏は「借株については理解していただいた。(新法人移行の)申請に1歩近づいたと思う」と話した。

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親方衆で「借株」を協議 議論は継続

 日本相撲協会の役員以外の親方衆で構成する年寄会は25日、東京・両国国技館で総会を開き、相撲協会の公益財団法人認定に向け、年寄名跡の扱いについて話し合った。

 出席者によると、この日は主に、名跡を所有する他の親方や現役力士から名跡を借りる「借株」について協議した。名跡の協会管理について反対する意見も出たという。

 総会終了後に井筒会長(元関脇逆鉾)らが北の湖理事長(元横綱)に内容を報告。同会長は「来年には(新法人の)定款をまとめなければならないしね」と話し、今後も議論を重ねる意向を示した。

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