上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

7月場所開催へ、33ページ細心ガイドライン作成

20年1月の大相撲初場所で満員御礼となった両国国技館

日本相撲協会は13日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲7月場所(19日初日、両国国技館)の開催を正式決定し、観客を入れて実施することを発表した。

当初は無観客開催を検討していたが、新型コロナウイルス感染対応のガイドラインの作成や、専門家のアドバイスを受けるなど徹底した感染予防策を制定。1日当たりの総観客数を約2500人に制限して開催することとなった。本場所開催は無観客開催となった3月の春場所以来4カ月ぶりで、観客を入れて実施するのは1月の初場所以来6カ月ぶりとなる。

   ◇   ◇   ◇

一足早く、ファンに直接、大相撲を披露することになった。相撲協会は7月場所を観客を入れて開催する決断を下した。同場所の開催地を通常の名古屋から東京への変更を発表した5月4日の理事会では、無観客開催を想定。観客を入れるのは9月の秋場所から、という見方をする協会幹部もいた中で、当初の方針の変更に踏み切った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月の夏場所は中止となった。以降協会は、各部屋に外出自粛や出稽古禁止などを通達。希望する協会員を対象に、感染歴を調べる抗体検査を実施するなど感染予防に努めてきた。さらに専門家の助言を踏まえたガイドラインを作成。臨時理事会後に行った年寄総会で、全親方に内容を伝えるなど徹底した感染予防策を敷いてきたことが、観客を入れて開催することにつながった。

春場所以来4カ月ぶりの本場所開催に、八角理事長(元横綱北勝海)は「力士たちは4月から約3カ月半、厳しい外出規制や感染予防策を忠実に守り、7月場所に備えてきました。大相撲ファンの皆さまのご期待に沿った、迫力ある土俵をお見せできることと存じます」とコメント。春場所後に大関昇進を果たした朝乃山も「より一層気持ちも高まる。見に来てくださる方はコロナに気をつけて応援に来てほしい。この地位では初めての場所なのでしっかり準備して期待に応えたい」と言葉に力を込めた。

徹底した感染予防策を敷いて観客を迎え入れる。1日あたりの総観客数は、国技館の定員約1万1000人の4分の1にあたる約2500人に設定。通常4人座れる升席を1人ずつの利用にするなどして密を避ける。力士らにも支度部屋でのマスク着用を義務づけるなど、さまざまな感染防止策を実施する。

待望の観客が入った本場所となるが、ぶつかり稽古の自粛や出稽古禁止の状況下、調整に苦しむ力士は多い。玉ノ井親方(元大関栃東)は「休場明けで関取衆と1度も稽古せずに臨むのと同じ感覚。誰もが不安だろう」と懸念する。しかし、土俵に上がる以上は言い訳はできない。力士にとって地力が試される異例の場所となる。【佐々木隆史】

<開催方式の変更>

・1日当たりの総観客数を約2500人と縮小(通常は約1万1000人)

・すべての4人マス席を1名ずつで利用

・イス席は横に3席空け、前後は互い違いにする

・タマリ席(維持員席含む)はなし

・通路側のマスは不使用

・接触を伴うファンサービスを中止

・アルコール類の販売中止。食事の販売も最小限

・観戦後は時間差退場

・初日前日の土俵祭りは無観客開催。力士の参加もなし

・密になる可能性がある関連イベントは中止

・開場時間を13時に変更

<入場客への観戦予防策>

・マスク着用、入場時の手指消毒を義務付け

・声援自粛、拍手推奨

・入場時に検温し、37・5度以上の場合は入場を断る

・もぎりでの取組表と消毒液は、入場客自身が取る

・全員にミニ消毒液を配布

・飲酒禁止

・感染者が発生した場合に備え、入場券半券の14日間保管や接触確認アプリへの登録を促進

<協会員への主な感染予防策>

・支度部屋でもマスクを着用。準備運動時も

・支度部屋ではアクリル板で各関取の間を仕切る

・支度部屋での滞在時間を短くするため髪結いは部屋で極力行う

・花道奥では足元シールを張り密集を避ける

・取組を行う力士は支度部屋を出たらマスクを外し、取組後は支度部屋に入る際に新しいマスクをつける

・相撲教習所を十両の支度部屋とし、幕内、十両、付け人による密集を防ぐ

◆日程 ▽14日 御免札立て▽17日 取組編成会議▽18日 土俵祭(役員、審判部のみの出席で非公開)▽19日(初日)新序出世披露(春場所で披露できなかった者が対象)▽26日(8日目)新序出世披露(7月場所新弟子検査合格者)※通常、初日2日前に行う宿禰神社例祭は中止、初日前日の優勝額贈呈式は延期

関連するニュースを読む

大相撲冬巡業も中止 九州場所の東京開催案も浮上

2020年の主な大相撲日程

例年は11月の大相撲九州場所後に実施される冬巡業が、新型コロナウイルスの影響で今年は取りやめの見通しであることが11日、日本相撲協会関係者の話で分かった。春と秋の巡業は中止で、夏は予定がなく、今年は巡業が行われないことになる。九州場所を東京・両国国技館で代替開催する案も浮上しており、13日の相撲協会臨時理事会で協議される見込み。

八百長問題が起きた11年も巡業は実施されなかった。理事会では7月場所(19日初日・両国国技館)開催に向けて観客動員の可否を判断し、その後の年寄総会で各親方に説明する予定。協会は5月の夏場所を中止。7月の名古屋場所は国技館開催に変更し、出稽古禁止などの感染防止対策を取っている。

関連するニュースを読む

八角理事長新体制の職務決定 夏場所「現実厳しい」

八角理事長(2020年3月22日撮影)

日本相撲協会は25日、エディオンアリーナ大阪で理事会と年寄総会を開き、23日に再任された八角理事長新体制の職務を決めた。

春場所で無観客開催の要因となった新型コロナウイルスの対応のため、理事と副理事の職務は前任とほぼ変わらず。

夏場所に向けて同理事長は「現実は厳しい」と冷静に話した。審判部には新任の花籠理事と藤島副理事を新たに編成担当として置いた。土俵の充実を図るため取組編成や番付編成に携わり、基本的に土俵下で審判長は務めない。昨年1月に現役引退した荒磯親方(元横綱稀勢の里)は記者クラブ担当となった。また東京・両国国技館は、東京五輪でボクシング会場となるはずだったが開催延期が決定となり、同理事長は「東京五輪の対処も話し合わないといけない」と話した。

関連するニュースを読む

元大関豪栄道“親方デビュー”スーツ姿を初お披露目

年寄総会に初お披露目のスーツ姿で出席した武隈親方

大相撲初場所限りで現役を引退した元大関豪栄道の武隈親方(33=境川)が1月31日、初お披露目したスーツ姿で“親方デビュー”を飾った。

同日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた年寄総会に出席。入室する約100人の親方衆にあいさつするため、開会予定時間(午後2時)の1時間以上前に入り、やって来る親方衆1人1人に頭を下げ、あいさつした。

「お疲れさん、とみんなから言われました。全然、分からないことだらけなので、分からないことは聞いて一生懸命、協会のために頑張りたい」と、やや緊張した面持ちで話した。

苦心したのは、引退会見前日の28日に、都内の紳士服店で購入した既製品のスーツ。埼玉栄高時代以来、約15年ぶりの着用だったが「着物に慣れているから肩周りとか違和感があります」。別の店で2本を購入したネクタイも「(相撲界では)首回りを締め付けられるものがなかったので違和感が…」と、こちらも窮屈そう。この日、着用する際は、最近まで3年間締めていたという高卒の若い衆に頼んで締めるのを手伝ってもらったという。両国国技館到着後も部屋の君ケ浜親方(元前頭宝智山)に直してもらったそうだ。

「腹がデカイからベルトも下がって大変だった」と、ずり落ちそうなズボンを常に気にしていた武隈親方。師匠の境川親方(元小結両国)から贈られたベルトと、以前から持っていたというかばんを手に「ちゃんとした格好をしないと」と悪戦苦闘しながらも「協会のために頑張りたい」。2月3日には地元大阪で節分の豆まきを行い、13日のNHK福祉大相撲で警備を担当する予定だ。

年寄総会後、初お披露目のスーツ姿で引き揚げる武隈親方

関連するニュースを読む

照ノ富士が5場所ぶり出場、元大関では最低番付で

照ノ富士(2018年5月27日撮影)

大相撲で最高位大関の西序二段48枚目照ノ富士(27=伊勢ケ浜)が、春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)に出場することが決まった。

8日、大阪市のホテルで行われた年寄総会後、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が「出ますよ。もう割(取組)にも入っていますから。まだ完ぺきではない。まずは相撲を取るということ」と明かした。出場は5場所ぶりになる。

照ノ富士は昨年6月に手術を受けた両膝のけがに加え、糖尿病も患うなど、昨年7月の名古屋場所から4場所連続で全休していた。最後に勝ち越したのは、大関として12勝を挙げ、優勝次点だった17年5月の夏場所。その後、10場所連続で勝ち越しができず、うち9場所は休場と、皆勤が高いカベとなっている。過去に大関を経験した力士が、幕下以下に落ちてから相撲を取った例はない。大関経験者としては、最も低い番付での出場となる。

伊勢ケ浜親方は「膝だからね。(なかなか)治らないよ。ただ、番付的なものもある。この位置なら、足を使わなくても勝てるかもしれない。ずっと休んでいるわけにもいかないから」と、培ってきた感覚や経験を駆使して、白星を積み重ねることを期待。とはいえ「今日も三段目と稽古したけど、話にならない」と、部屋の三段目力士にも歯が立たない状態だという。

同親方は、将来的な照ノ富士の目標として「関取返り咲き」と、V字回復の夢を抱く。一方で「まずはケガしないように。余計なことは考えず、取ってほしい」と、無事を願う親心をのぞかせていた。

関連するニュースを読む

元豪風も初スーツ姿披露、親指立て遠くを見つめる

スーツ姿で両国国技館を訪れ、ポーズを決める元豪風の押尾川親方

初場所中に引退を表明した、元関脇豪風の押尾川親方(39)が31日、スーツ姿を初披露した。東京・両国国技館で行われた年寄総会に出席。同じく初場所中に引退を表明した、元横綱稀勢の里の荒磯親方が登場した数分後に現れ「新米は早く来ないといけないから」と、初々しく話した。

黒のスーツに白いワイシャツ、赤と白のストライプのネクタイ姿は、既製品だといい、首のあたりを窮屈そうにしていた。写真を納めようと報道陣に囲まれると「ちょっと待ってくださいよ」と言いつつ、左手でサムアップポーズ。遠くを見つめていた。

関連するニュースを読む

元稀勢の里さっそうとスーツ姿初披露、評判の声半々

引退後にはじめてスーツ姿で年寄総会に出席し国技館を後にする荒磯親方(元横綱稀勢の里)(撮影・小沢裕)

引退表明から半月が経過した、元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が31日、初のスーツ姿を披露した。東京・両国国技館で行われた年寄総会に出席。黒のスーツに白いワイシャツ、紺のネクタイで現れた。「まだオーダーのができていないので」と、既製品ながら特大サイズのスーツでさっそうと国技館内を歩いて移動した。

原則として全親方が出席する年寄総会では「ねぎらいの言葉をいただきました」という。またスーツ姿については「似合ってない」と「似合ってる」の声が半々だったと、はにかみながら明かした。

相撲協会での親方としての職務は指導普及部に決まった。後進育成が期待されるが「相撲協会のために、一生懸命職務を全うしたい。自分のやってきたこと以外できない。自分のできる範囲で、いろんなことを参考にして、まだまだ右も左も分からないので、しっかり勉強して次の世代の力士を育てたい」と意気込んだ。

スーツ姿で両国国技館を訪れた元稀勢の里の荒磯親方

関連するニュースを読む

「暴力減少もまだあるということ」年寄総会で説明

5月、「暴力問題再発防止検討委員会」の中間報告記者会見に臨む但木委員長

日本相撲協会は18日、巡業同行や九州場所担当などを除く全親方衆を対象とした、年寄総会を東京・両国国技館で行った。

今年2月に立ち上げられた暴力問題再発防止検討委員会の但木敬一委員長(元検事総長)が、調査結果をもとに出席した親方衆に説明。ある親方は「暴力は徐々に減少傾向にあるが、まだあるということだった。ゼロにしないといけない」と話した。同委員会は今日19日に、親方や力士らからの聞き取りを受けた暴力の実態調査結果の発表を予定している。

関連するニュースを読む

暴力問題再発防止検討委が調査報告 大相撲年寄総会

大相撲の年寄総会が18日、東京・両国国技館で行われた。

現在、行われている秋巡業に帯同している親方や、九州場所担当として現地入りしている親方らを除いた全親方衆が対象。昨年10月に起きた元横綱日馬富士関による暴行事件に端を発し、2月に立ち上げられた暴力問題再発防止検討委員会の但木敬一委員長(元検事総長)が出席し、同委員会が親方や力士らから聞き取りを行った調査結果などを説明した。

同委員会は調査結果をふまえ、19日に会見を予定している。

関連するニュースを読む

貴乃花親方退職に2度目の待った…泥仕合の様相

都内の部屋の前で報道陣の取材に対応する貴乃花親方(撮影・佐藤礼征)

大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が、退職の意向を示してから2日が経過した27日も、各種手続きは進まなかった。代理人の弁護士が日本相撲協会に、すでに提出していた不備のある退職届を補足する上申書と、貴乃花部屋所属の力士ら10人の千賀ノ浦部屋への所属先変更願を再提出。芝田山広報部長(55=元横綱大乃国)は再び不備があるとして、貴乃花親方、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)がそろって再々提出するよう促した。

もはや泥仕合の様相を呈してきた。この日は理事会や年寄総会など、協会執行部の親方衆は午前中から会議続き。そんな中、貴乃花親方の代理人弁護士が書類2通を手に国技館を訪れた。執行部からは直接受け取る時間がないと連絡を受けていたため双方とも顔を合わせないまま、受付の協会職員に書面を手渡して、滞在数分で窓口を後にした。

弁護士は2日前にも国技館を訪れたが「引退届」として提出した書面は「退職届」とあらためるように指摘された。所属先変更願は、受け入れる千賀ノ浦親方の署名、押印がなかった。そのため再提出を求められ、この日の所属先変更願には、千賀ノ浦親方の署名、押印はあったが、貴乃花親方の署名と押印をコピーした用紙の上からだった。芝田山親方は「(貴乃花親方の押印の)指の部分が真っ黒。あらためて原本を出してほしい」と再々提出を求めた。

弁護士は提出済みの「引退届」については「引退を退職と読み替えてほしいという上申書を出しました」と説明した。これについても同親方は「二重線を引っ張って退職届とするだけでもいいのに」と指摘。全てを読み込んでおらず預かり状態ではあるが、すんなりとは受け入れなかった。

結果的にこの日提出されたどちらの文書についても“物言い”がついた。何よりも「弟子のことが大事というなら、預ける側と引き受ける側、両方の師匠がそろって提出に来るべき。第三者がパッと来て、そのままスーッと行っちゃうなんてありえない」(同親方)と、貴乃花親方の姿勢に疑問符を付けた。

この日の理事会や年寄総会では旧貴乃花一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)ら10人の他の一門への加入が議論される予定だった。だが芝田山部長は「(貴乃花親方の)弟子たちの所属先変更が決まらなければ、本人の退職も何も進まない」と、所属先変更が完了するまでは保留するとの見解を示した。10月1日の臨時理事会で貴乃花親方に関連する議題を話し合う予定だが、またまた書面などに不備があれば、移籍はさらに遅れる。残された弟子らだけが困惑する。

相撲協会へ書類を提出し、報道陣に囲まれる貴乃花親方の顧問弁護士の石原修弁護士(撮影・横山健太)

関連するニュースを読む

貴乃花親方に協会ダメ出し 所属先変更願いはコピー

都内の部屋の前で報道陣の取材に対応する貴乃花親方(撮影・佐藤礼征)

日本相撲協会の芝田山広報部長(55=元横綱大乃国)は27日、東京・両国国技館で報道陣の取材に応じた。

この日は理事会、年寄総会などが行われ、貴乃花親方(46=元横綱)が提出している“引退届”や弟子の力士らの千賀ノ浦部屋への所属先変更願いについて話し合われたが、それらに関連することは、何も決定事項はないことを明かした。

貴乃花親方が提出した文書については、すでに不備があることを指摘していたが、この日提出されたものについても、芝田山親方は「所属先変更願いはコピーだった。あらためて原本を提出してほしい。指の部分が真っ黒。貴乃花さんは“引退届”と呼んでいるものも、二重線を引っ張って退職届とするだけでもいいのに、同じものだと考えてほしいという上申書を付けてきた」と、いずれの文書についてもダメ出しした。

また、書面を代理人の弁護士だけが提出に訪れたことに「弟子のことが大事というなら、預ける側と引き受ける側、両方の師匠がそろって提出に来るべき。力士の育成が何よりも重要。退職は移籍が確定してから」と指摘した。

都内の部屋の前で報道陣の取材に対応する貴乃花親方(撮影・佐藤礼征)

関連するニュースを読む

退職届け出た貴乃花、気持ちの変化「ありません」

都内の部屋の前で報道陣の取材に対応する貴乃花親方(撮影・佐藤礼征)

日本相撲協会に退職を届け出た貴乃花親方(元横綱)が27日、東京・江東区の貴乃花部屋の前で取材に応じた。

この日、担当弁護士を通じて千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)らの押印がある所属変更願、引退届を退職願と読み替えることを求める上申書を提出した。夜は弟子や世話人らと後援会へのあいさつ回りを行う予定とのこと。会見から3日がたったが、気持ちの変化は「ありません」と語った。

「小さなわんぱく力士もおりますし、(角界に)入門していってくれる子も増やしていければなと思っておりますので。またよろしくお願いします」。再出発へ、カメラに向けて軽く頭を下げた。

26日の番付編成会議に続き、この日の年寄総会なども欠席したが「届を出しましたので」と話した。

関連するニュースを読む

貴後援者「いじめと一緒。相撲界だけ変わらん」

自家用車で帰宅し、都内の部屋の前で報道陣に囲まれる貴乃花親方(撮影・佐藤礼征)

貴乃花親方の有力後援者で宗教法人「龍神総宮社」(京都府宇治市)の辻本公俊代表が26日、同親方の年寄引退に「執行部がひどすぎる。いじめと一緒。パワハラがこんだけ問題になっても、相撲界だけは全然変わらん」と語った。

同代表は貴乃花部屋に春場所の宿舎を提供。同親方も同代表の名前から、弟子に「貴公俊」と、しこ名をつけるなど最も信頼を寄せる後援者の1人。「(同親方を)『かたくなや』とか『もっと話を』とか言うけど、話せる相手やったら話してますよ」。同親方の心境を代弁するかのようで「北の湖理事長が亡くなられた後、執行部内で理事やった親方が意見しても、何ひとつ聞いてもらえんかったんですよ? それやのに、一番下っ端の年寄になって話せますか」と続けた。

今回の決断に際し、事前連絡があったか否かは明かさなかったが「そん時(27日年寄総会)に『告発状は事実無根でした』と、みんなの前で話すなんてできますか」とも語り、協会からの圧力の存在も示唆した。

今後については「親方に近い人が復帰できんか、と考えている。でも僕はしません。追い詰められて、限界。心も体もね。壊れてしまう」と、同親方の心情を思いやった。

25日、日本相撲協会に引退届を提出し、神妙な面持ちで会見に臨む貴乃花親方(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

協会反論「一門制度ペナルティー」一切ない

25日、日本相撲協会に引退届を提出し、神妙な面持ちで会見に臨む貴乃花親方(撮影・垰建太)

日本相撲協会は26日、3月に貴乃花親方が内閣府に提出した告発状への対応について文書で説明した。

告発状の主な内容は、元横綱日馬富士関による傷害事件で協会が適正な事実関係の釈明を行わなかったこと、貴乃花親方の解任決議に正当な理由がなかったことの2点だとした。しかし主張の前提となる事実、理由に誤りがあり、協会の法律事務所による検証作業を踏まえ、8月7日に「告発状に対する見解」と題した文書を貴乃花親方に渡した。8月中に協会宛てに回答して、9月の年寄総会で直接説明するように連絡。その際、告発状が事実無根であることを認めるように要請する表現は一切なかったという。

一門制度の議論は、協会のガバナンスの整備が求められる中、7月26日の理事会で審議。一門に所属しない親方に対してペナルティーを科すといった議論、検討は一切なく、告発状が事実無根であることを認めなければ一門に入れないなどと伝えたことは全くないと主張。貴乃花親方の引退会見での主張に、真っ向から反論する形となった。

日本相撲協会八角理事長(18年2月撮影)

関連するニュースを読む

17年11月 日馬富士の暴行発覚/貴親方激動の1年

報道陣のインタビューに答える貴ノ岩(左)と貴乃花親方(18年3月1日撮影)

大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が25日、日本相撲協会に退職の届け出を提出したことを明らかにした。昨年10月、弟子の貴乃岩が被害者となった横綱日馬富士による傷害事件に端を発した激動の1年を振り返る。

◆横綱日馬富士の貴ノ岩暴行発覚(17年11月14日) 鳥取巡業中の10月26日未明、酒席で日馬富士が弟子の貴ノ岩に暴行を加えたことを受け、同29日に巡業部長の貴乃花親方が鳥取県警へ被害届を提出。11月5日に貴ノ岩は福岡市内の病院に入院。同13日に「右中頭蓋底骨折」などの診断書が公表されていた。

◆事情聴取拒否(同11月22日) 日本相撲協会執行部から貴ノ岩への危機管理委員会の事情聴取を要請されたが「お断りします」と拒否。被害届も「取り下げるつもりはない」。同29日に日馬富士は協会の処分決定を待たずに引退届を提出し、同日引退を発表した。

◆史上初の理事解任(同12月28日) 協会の臨時理事会で、巡業部長でありながら日馬富士の暴行事件の報告を怠り、危機管理委による貴ノ岩への聴取の要請を拒否し続けたとして、役員待遇委員への2階級降格となる理事解任を評議員会に諮ることが決定。18年1月4日の評議員会が全会解任決議を承認した。

◆理事候補選挙で大敗(18年2月2日) 定員10人に対して11人が立候補した理事候補選挙に貴乃花一門から、阿武松親方(元関脇益荒雄)とともに初めて2人で立候補。阿武松親方は8票を集めて当選したが、貴乃花親方はわずか2票の得票で最下位で落選した。

◆内閣府に告発(同3月9日) 部屋のホームページ(HP)で日本相撲協会を監督する内閣府の公益認定等委員会に告発したと発表。理事を解任されたことや、同事件への協会への対応について「重大な疑義が生じています」と訴え、同委員会に立ち入り検査や適切な是正措置を求めた。

◆貴公俊が付け人暴行(同3月18日) 春場所で貴乃花部屋の東十両14枚目の貴公俊が、敗れた取組後、支度部屋で付け人の序二段力士の顔面を複数回殴った。出番の時間を誤って伝えられ、土俵下の控えに駆け込んだが、審判長に注意されたことで、怒りの矛先が付け人に向けられた。

◆告発状取り下げ(同3月23日) 貴公俊の付け人への暴行を受け、翌19日の臨時役員会合で八角理事長(元横綱北勝海)に謝罪。同23日には内閣府公益認定等委員会に提出していた告発状を取り下げる意向を示し「一兵卒として出直して精進します」と話した。同28日の臨時年寄総会でも全面謝罪した。

◆年寄降格(同3月29日) 協会の理事会で貴公俊の暴力問題の監督責任などを問われ、親方衆の階級で最も低い「年寄」への降格が決まった。1月の理事解任から3カ月で5階級降格で、元横綱の年寄降格は金銭問題を起こした輪島(当時花籠親方)以来33年ぶり。なお新体制では審判部に配属された。

◆貴乃花一門返上(同4月19日) 自ら立ち上げた貴乃花一門について「一門は返上しますので、ご検討くださいと伝え、受け入れていただいた」と、1週間前の一門の会合で返上を了承されていた事実を自ら明かした。6月には自ら貴乃花一門を離脱し「阿武松グループ」への名称変更を協会執行部に申し入れていることも判明。

◆救急搬送(同8月21日) 夏巡業が行われていた秋田県立体育館で倒れ、秋田市内の病院に救急搬送された。若手力士の指導中に体調が悪化し、「けいれんを発症して意識がない」と消防局に通報があった。24日に検査に問題はなく、熱中症を起こしたようだと、親交のある会社のHPにコメントした。

貴乃花一門の返上を報じた18年4月19日付本紙(東京最終版)

関連するニュースを読む

貴乃花親方「入門も自分の意思、今回も…」一問一答

日本相撲協会に退職届を提出した貴乃花親方は経緯を説明した文書を胸に仕舞い表情を引き締める(撮影・小沢裕)

大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が25日夕方、日本相撲協会に引退届(退職届)を提出後、都内で引退記者会見を開いた。貴乃花親方は「私、貴乃花光司は、年寄を引退する旨の届けを提出いたしました」と語った。主な一問一答は以下の通り。

-相撲協会退職について

貴乃花 苦渋の決断。弟子たちの将来見据え、断腸の思いです。私自身で決めました。

-今の心境は

貴乃花 無念といいますか、悲しい思い。(今後は)弟子たちが土俵で活躍することだ第一。

-弟子にはどう伝えたか

貴乃花 今朝全員で向き合って話をした。涙する子たちがほとんどでしたが、側面から弟子たちを見守っていくことを伝えた。(今後も)育てられた土俵にたずさわっていきたい。住まいに土俵がある。土俵は存続のままでいきたい。師匠、お父さんの関係は一生続く。迷ったときは体の使い方、足腰の使い方を伝えたい。

-退職理由は

貴乃花 (3月に内閣府に出した)告発状が事実無根であることを認められなかった。今後弟子たちが萎縮してケガをすることは避けたい。

-協会に残ることはないのか

貴乃花 協会に残ることは ございません。相撲に携わっていきたいが。弟子たちはかわいい。これからもやわらかな気持ちで見守りたい。

-一門に無所属はだめと聞いたときの気持ちは

貴乃花 今場所後半にある役員の方から聞いたのが初めて。その前は周囲から聞いたレベル。正式な通達あるのかなと審判に従事していた。貴乃花部屋として存続させたかったが、告発状を事実無根と認めることはできなかった。

-弟子たちを千賀ノ浦部屋に移籍させる理由は

貴乃花 千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は貴乃花部屋に所属していた。病気なので倒れたら。数年前からお願いしますと。後継者、継承者として。

-相撲協会に引退届が受理されなかった場合は

貴乃花 退職の意思は変わらない。代理人を通じて伝えていきたい。

-後悔はないか

貴乃花 無念な気持ちあるが、弟子たちが今まで以上に活躍するかその心配。精神的に支えていきたい。弟子たちと寄り添えないことが無念。

-決断はいつか

貴乃花 今朝早くに決断した。

-かつて貴乃花一門の仲間がいたが、今回は1人で去っていくような感じだが

貴乃花 入門も自分の意思。今回も自分の意思で。

-今後は

貴乃花 具体的なことは何も考えてない。

-(住まいの)土俵を残すということだが

貴乃花 入門希望ができるような少年に相撲を教えたい。入門する子を増やせれば。

-秋田巡業で倒れたが体調は

貴乃花 大丈夫です。健康でやれております。

-協会に言いたいことは

貴乃花 若い力士たちが力強い相撲をとれるようにしていただきたい。

-先代(元大関貴ノ花)から部屋を引き継いでこういう形で協会を離れる。先代にどう報告するか

貴乃花 いつも見守ってくださいとお願いしている。今日で終わりますと報告したい。

-弟子への圧力はあったか

貴乃花 弟子はうわさレベルでも話を聞く。師匠がつらい思いをしていることが伝わる。のびのびとやってもらわないといかんと。

-27日年寄総会の前のタイミングだが

貴乃花 決断したらすぐに提出したいと。

-ファンには

貴乃花 感謝の気持ちを心にしまって歩んでいきたい。

関連するニュースを読む

貴親方と「いつか一緒に」/八角理事長語る1

3期目を迎え笑顔で抱負を語る八角理事長(撮影・小沢裕)

 不祥事が相次いだ大相撲で、新体制後初の本場所となる夏場所(東京・両国国技館)が13日に初日を迎える。3月26日の日本相撲協会理事会で、全会一致で3選が決まった八角理事長(54=元横綱北勝海)がインタビューに応じた。これまで語ることの少なかった思いを口にした。【取材・構成=高田文太】

 ◆貴乃花親方との確執

 昨年11月から半年間、土俵外の出来事が相撲界の話題の中心だった。その度に八角理事長と、貴乃花親方の対立が注目された。春場所初日2日前の3月9日には、貴乃花親方が内閣府に告発状を提出。対立の最終形ともいえる、当時の心境を振り返った。

      ◇       ◇

 八角理事長(以下八角) 何でって(思った)。その前に言ってくれればいいのに、と。理事会で顔を合わせているわけですから。しかも何で場所前に? びっくりしたというよりも、困惑ってやつです。

 春場所中の貴乃花親方の勤務態度も問題となった。無断欠勤、役員室滞在30秒足らずで帰る-。元横綱日馬富士関に暴行された、弟子の十両貴ノ岩から目が離せないことが理由だった。

 八角 そんな説明で通るかという話。(春場所中)最初に来た時にちゃんと言ったけど、意に介さずというか。いろいろと注意はしています。聞く耳を持つかは本人次第。ただ、指導もしていかなきゃいけない。

 告発状は春場所中に取り下げの手続きが取られた。きっかけは貴乃花親方の弟子の十両貴公俊が、付け人を支度部屋で数発殴る問題を起こしたことだった。

 春場所後の臨時年寄総会で、貴乃花親方は約100人の親方衆を前に、相撲協会に協力的ではない言動を責められた。同総会前には解雇相当の契約解除を求める声も、一部の親方から出ていた。それでも八角理事長は、個人的には契約解除は考えになかったという。

 八角 失敗はあるから、その後ちゃんとすればいいと思ってます。まじめに働いてくれれば。一緒にみんなでやっていかないといけないわけだから。1回の失敗で全部終わってしまうのではダメ。今後、理解してくれればと思っています。

 故北の湖前理事長時代には、ともに協会執行部にいた。腹を割って話した経験についても「ありますよ」と即答した。貴乃花親方から仕事面で、質問されることもあったという。

 八角 その時は「はい、はい」と納得して聞いてくれた(笑い)。だから話せば分かる。(元日馬富士関の暴行事件後は)何か、かたくなになっちゃって。

 一般的な企業とは違い、裸同士でぶつかり合い、同じ釜の飯も食べたことのある間柄だ。現役時代の対戦成績は1勝1敗。互いの良い面も悪い面も分かるからこそ見捨てられないし、分かり合えると信じている。

 八角 ちゃんとやってくれれば、いつか一緒にやれるわけですから。(貴乃花親方の)考えを支持してくれる人も出てくると思う。

 ◆八角信芳(はっかく・のぶよし)元横綱北勝海。本名・保志信芳。1963年(昭38)6月22日、北海道広尾町生まれ。79年春場所初土俵。立ち合いの当たりと突き、押しを武器に、87年夏場所後に第61代横綱に昇進。92年春場所限りで引退。通算591勝286敗109休。優勝8回、殊勲賞3回、敢闘賞3回、技能賞5回、金星1個。

18年3月11日付の日刊スポーツ紙面

関連するニュースを読む

年寄降格の貴親方 月給64万減、過去に例ない処分

理事会に臨む貴乃花親方

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、親方衆の階級で最も低い「年寄」へ2階級降格することが決まった。日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、春場所中の勤務態度や弟子の十両貴公俊の暴力問題の監督責任を巡る貴乃花親方の処分を決めた。1月の理事解任から約3カ月で5階級降格。元横綱の年寄降格は、85年11月に金銭の賃借問題を起こした輪島(当時花籠親方)以来、33年ぶりの不名誉な処分となった。貴公俊は4月の春巡業と5月の夏場所の出場停止が決まった。

 重い処分が決まった。貴乃花親方が、最下位の「年寄」に降格した。理事会中、貴公俊とともに別室で待機し、別々に途中入室して処分を聞くと「分かりました」と、素直に受け入れたという。

 2月の理事候補選挙で落選したため、28日に役員待遇委員から1階級下の委員へ。1月4日の理事解任からは3カ月足らずで5階級の降格になる。月給も理事当時の144万8000円から80万8000円へ64万円も減額となった。

 元理事の年寄降格は過去に例がなく、委員待遇から親方としてスタートを切る元横綱としては輪島以来、33年ぶりの年寄降格。年明けまで巡業部長として協会NO・3に相当していたが、100人中83番目へ急降下した。

 今回の処分は、春場所中日に付け人を数発殴った貴公俊への監督責任と春場所中の勤務態度、前日の年寄総会での親方衆の意見や貴乃花親方の説明を加味して決まった。八角理事長(元横綱北勝海)は「初日に欠勤届を出さずに無断で欠勤したのに続き、何度も役員室に出勤するように求めたにもかかわらず、要請を無視して中日まで正当な理由もなく欠勤を続けた。職務専念義務違反」と指摘。処分は協会執行部が原案を準備して理事会に臨み、解雇に相当する契約解除など反対意見は出なかった。

 貴乃花親方は処分を受け「新たな気持ちで大相撲発展のためにも精進をし、真摯(しんし)に処分を受け止め、鍛錬に励むことを貴公俊と2人で話しております。今後は自分に与えられた職責を果たしながら、弟子の育成と大相撲の発展のためにゼロからスタートして参ります」とコメントを発表した。

 再び問題行動を起こせば契約解除や部屋取りつぶしなどの厳罰は避けられない。八角理事長は「まじめに仕事をしてもらい、組織人として改めてもらえれば」と今後に期待した。一連の騒動は区切りを迎えた。

協会員の給料

関連するニュースを読む

貴親方へ厳しい言葉、期待も/年寄会出席親方衆語る

会場入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。

<「臨時年寄総会」出席各一門代表のコメント>

 ◆高田川親方(元関脇安芸乃島) 一門の中には、貴乃花親方の言動、行動は本来なら契約解除になる部分が6つ7つある、という声もあった。契約解除までは、という声もあった。その中間もあった。処分は理事会に一任したい。だが、名前も実績もある方だし、今後どのような行動をとっていくか、が一番の問題と思う。

 ◆入間川親方(元関脇栃司) テレビに無断で出演したり、貴乃花親方の言動、行動は協会と結んだ契約にかなりの部分で触れていたが「間違っていた。申し訳ない。適切でなかった」と言ってもらった。

 ◆錦戸親方(元関脇水戸泉) 場所前の告発など、なぜこのようなことになったのか? 告発の撤回は本当なのかなど、その真意を深く知りたかった。真摯(しんし)に答えていただいた。反省して「もうこのようなことをしない」と言っていただいた。あとは理事会に一任したい。

 ◆玉垣親方(元小結智乃花) 協会一丸となって公益財団法人となったのに、貴乃花親方の発信する意見を聞けなかった。協会と対立しているような空気は本当か? それを総会で聞けた。「反省している」との返事を聞けた。一から出直してほしい。理事会のいかなる処分も厳粛に受け止めてほしい。

 ◆伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨) 最初にまず貴乃花親方の声を聞きたかった。これからは協会と一丸となって頑張ってほしい。処分については理事会にお任せします。

会見する高田川親方(撮影・岡本肇)
会見する入間川親方(撮影・岡本肇)
年寄総会で会見する錦戸親方(撮影・岡本肇)
会見する玉垣親方(撮影・岡本肇)
会見する伊勢ノ海親方(撮影・岡本肇)

関連するニュースを読む

貴乃花一門は親方の処分に陳情…「お願い」文書提出

貴乃花一門を代表して会見する千賀ノ浦親方(撮影・岡本肇)

 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、100人近い親方衆に謝罪した。28日、大阪市で行われた臨時年寄総会に出席し、元横綱日馬富士関の傷害事件以降、協会側と対立してきた言動について反省の弁を繰り返した。一部から契約解除を求める意見も出たが、年寄会は貴乃花親方への処分を今日29日の理事会に一任する。

 貴乃花一門の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、貴乃花親方の処分について陳情したことを明かした。「(同親方が)協会に多大な迷惑をかけたことは見ての通りです」と認め「反省がにじみ出た受け答えをしたと思う」と語った。その上で処分について「契約解除。これだけは取り下げて欲しいとお願いする文書を(年寄会に)出しました。後はいい方向にいってほしいと願うだけです」と頭を下げた。

会見中にも頭を下げる貴乃花親方(撮影・岡本肇)

関連するニュースを読む