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パッキャオがUFC元王者マクレガーと対戦交渉中

マニー・パッキャオ(2019年4月21日撮影)

ボクシング6階級制覇王者でWBA世界ウエルター級スーパー王者のマニー・パッキャオ(41=フィリピン)が、米総合格闘技UFCの元2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(32=アイルランド)と対戦交渉中であることが分かった。26日に英紙サンが、CNNフィリピンの報道を引用しながら報じた。CNNフィリピンが「上院議員でボクシングの伝説的選手となるマニー・パッキャオはUFCのスーパースター、コナー・マクレガーと戦うだろうと彼の事務所が確認している」と報じたという。

試合は年内の12月か、来年1月に中東で開催する方向で交渉中。詳細は決まっていないとしながらもパッキャオが得る収益の大部分はフィリピンの新型コロナウイルス対策に活用される予定だとも報じられている。

一方、6月に3度目の現役引退を表明したばかりマクレガーだが、既にボクシングトレーニングを開始しており、25日には自らのツイッターを更新。「私は次に中東でマニー・パッキャオとのボクシングマッチをしている」と投稿した。17年8月には元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(43)とボクシングで対戦済みでもあるマクレガーは「戦いを恐れず、現代のもっとも偉大なボクサー2人と対戦することは名誉になるでしょう」とつづった。

なおメイウェザー-マクレガー戦では、ファイトマネーのみでメイウェザーは1億ドル(約110億円)、マクレガーは3000万ドル(約33億円)を稼いでいた。

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マクレガー、王者パッキャオとの対戦プラン明かす

6月に3度目の現役引退を表明したばかりの米総合格闘技UFCの元2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(32=アイルランド)が中東で現WBA世界ウエルター級スーパー王者マニー・パッキャオ(41=フィリピン)と対戦するプランを自身のSNSで明かした。25日に自らのツイッターを更新し「私は次に中東でマニー・パッキャオとのボクシングマッチをしている」と投稿した。17年8月には元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(43)とボクシングで対戦しているマクレガーはさらに「戦いを恐れず、現代のもっとも偉大なボクサー2人と対戦することは名誉になるでしょう」とつづった。

さらにパッキャオ陣営もマクレガーとの対戦を検討しているとの報道もある。

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元小結豊山の先代湊親方が死去72歳、膵臓がん

先代湊親方(元小結2代目豊山)

大相撲の元小結豊山で先代湊親方の長浜広光さんが19日未明に死去していたことが24日、分かった。72歳だった。

関係者によると死因は膵臓(すいぞう)がん。約1年前に膵臓がんが発見されたが手術は受けなかったという。葬儀はすでに家族葬で執り行われた。

新発田農高(新潟)から東農大に進学し、時津風部屋に入門して1970年春場所で初土俵を踏んだ。幕内優勝はなかったが、8個の金星を獲得。

1981年秋場所で現役を引退し、年寄「湊」を襲名。1982年に時津風部屋から独立して湊部屋を創設した。

2010年に当時立田川親方だった現湊親方(元前頭湊富士)と名跡を交換。2012年に定年退職した。

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山崎秀晃崖っぷちから王座「K1で生きてきた証明」

スーパーライト級王座奪取に成功し、会見に出席した山崎(撮影・南谷竜則)

22日のK-1スーパーライト級タイトルマッチ(エディオンアリーナ大阪)で、王座奪取に成功した山崎秀晃(33)が一夜明けた23日、大阪市内で会見を行った。

14年からK-1に参戦も、同ベルトを手に入れたのは今回が初めて。負けたら引退と決め、崖っぷちで挑んだ33歳は「今、手元にベルトがあることに非常に満足しています。K-1で生きてきた証明ができた」と改めてその喜びを語った。

前王者の安保瑠輝也(24)はこの試合を最後に階級を上げることを示唆していたが、山崎は「(安保から)連絡をもらって、(階級を)アップ予定だったけど、とどめると言っていた。スーパーライト級は激戦区で、そのなかで、率先して(強さを)証明していく存在になりたいと思っています」と遅咲きの王者が新たな歴史をつくる。

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山崎秀晃が引退隣り合わせも王座奪取、安保1回KO

K-1 WORLD GP2020JAPAN K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ安保瑠輝也対山崎秀晃 タイトルを奪取する山崎(撮影・清水貴仁)

<K-1:WGP 2020>◇22日◇エディオンアリーナ大阪

スーパーライト級タイトルマッチで挑戦者山崎秀晃(33)が、王者安保瑠輝也(24)を1回KO勝ちで粉砕。2年前の同じ会場での屈辱を晴らし、悲願の王座奪還を果たした。

初回から山崎が攻めまくった。早々にダウンを奪うと、同1分19秒、カウンターの左で顎を打ち抜いた。王者が天井を見て崩れ落ちた瞬間、新王者は腕を突き上げ喜びを爆発させた。

18年12月、延長戦の末KO負け。その後4連勝と勝ちを重ねたが、前日の計量では安保に「差を見せつける」と言われ悔しさを味わった。

その一方で、リングに上がる直前まで不安と戦っていた。負けたら引退とこの試合を現役生活の「集大成」と位置づけていた。「このまま終わってしまうんじゃないかという思いが大半だった」と振り返った。

タイトルマッチが決定しても自分を追い込むまでには至らなかった。練習仲間に「走りに行こう」と引っ張られ、甘さを打ち消すことができた。「諦めずにがんばってきた。神様がしっかり見てくれていた。『もう少しがんばれよ』ということだと思います。(今は)ホッとしてますし、K-1で生きてきた証明をすることができた。最高です」と腰に巻いたチャンピオンベルトを見つめた。【南谷竜則】

K-1 WORLD GP2020JAPAN K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ安保瑠輝也対山崎秀晃 1回、いきなり安保(右)からダウンを奪う山崎(撮影・清水貴仁)

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メイウェザーが米人気ユーチューバーとエキシ対戦か

メイウェザー(2018年12月30日撮影)

ボクシング5階級制覇王者で50戦無敗で引退したフロイド・メイウェザー(43=米国)が、人気ユーチューバーとのエキシビションマッチを計画していると17日、複数の米英メディアが報じた。

米人気ユーチューバーで俳優のローガン・ポール(25=米国)と対戦するプランで、既にこのエキシビション戦の契約にサインしたとの報道もある。ポールは米カリフォルニア州でボクシングのプロライセンスを取得し、19年11月に同じユーチューバーでプロライセンスを取得したKSIとプロで1試合経験し、判定負けしている。

メイウェザーは18年大みそかのRIZIN14大会で那須川天心とエキシビション戦に臨んで以来、実戦形式ルールのリングに上がっていないが、同陣営はポールが米国を中心として人気と知名度があるところに目を付けたようだ。

KSIとの試合は中継担当した米DAZNが中継したボクシングで当時の歴代最高視聴者数をマーク。ユーチューバー同士の対戦だったものの、ファイトマネーだけで両者ともに90万ドル(約9900万円)だったとされており、メイウェザー側が興行的な収益につながると考え、今年中の“対戦”プランを立てているようだ。

ポールは17年に来日した際、山梨県富士河口湖町の青木ケ原樹海を散策し、男性の死体にモザイクをかけてユーチューブに投稿したことで物議を醸し、批判を浴びて謝罪している。

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UFC元王者コーミエ「愛してきた」WWEに参戦?

米総合格闘技UFCの元2階級同時制覇王者で前ヘビー級王者のダニエル・コーミエ(41=米国)が米プロレス団体WWEに参戦?

総合格闘技界からの引退を示唆したコーミエが解説者としてWWEと交渉していると16日、米メディアのスポーツ・イラストレイテッド(電子版)が報じた。

同メディアのインタビューで、過去数十年にわたってWWEファンであると言い「初期段階だが、向こう(WWE)の人々と話した。私をWWEの解説席に座らせてくれ、と。WWEは、私がこれまでずっと見守り続け、愛してきた団体」と話している。

さらにコーミエは「まず6カ月間、試合を解説してWWEがどれだけ優秀なのかを話そう。それから、6カ月後、(実況の)マイケル・コールの隣に座り、ローマン(・レインズ)がやってきてマイクを私から奪ったらどうなるのか?」などと声をはずませながらプロレス参戦についても前向きな姿勢したという。

すぐにリングに立つのではなく、WWEファンに自らのプロレス愛を伝え、UFCのオクタゴンでも漂わせたカリスマ性を理解してもらうつもりのようだ。

レスリング世界選手権で銅メダルを獲得したコーミエは13年からUFCに参戦。15年5月にUFCライトヘビー級王座を獲得。18年にはライトヘビー級王座を保持したまま、ヘビー級王者スティペ・ミオシッチに挑戦して1回KO勝ちを収め、コナー・マクレガーに続き史上2人目にUFC2階級同時制覇王者になった。

今年8月、1年前に敗れた王者ミオシッチに挑戦したものの、判定負け。試合後に総合格闘技からの引退を示唆していた。

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ボクシング渡辺治会長が死去 宇宙パンチなど指導

渡辺治会長(08年撮影)

オサムボクシングジムの渡辺治会長が死去していたことが16日、明らかになった。8月3日に82歳で亡くなった。

この日の東日本ボクシング協会理事会で、新たな会長に中富久トレーナーへの名義変更が承認された。新ジムは越ケ谷市内に移転する。

渡辺会長は64年に日本ウエルター級王者となり、東洋人として重量級で初の世界ランク入りした。引退後の74年にはさいたま市内にジムを開設した。

バンタム級で日本王者尾崎を育て、その後は日本人ヘビー級王者を目指して西島洋介山を育成。ジム内の床下を掘ったり、その地下室で練習させるユニークな指導や宇宙パンチ、手裏剣パンチなどの秘策を特訓させた。テンガロンハットがトレードマークだった。

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森且貴、初の6回戦「勝ちに徹したい」前日計量パス

ボクシングで昨年の全日本ミニマム級新人王に輝いた森且貴(19=大橋)が15日、都内で、内田勇気(KG大和)とのライトフライ級6回戦(16日、東京・後楽園ホール)の前日計量に臨み、リミットの48・9キロでパスした。

18年8月にプロデビューした森は、ここまで6戦全勝(1KO)のホープ。初の6ラウンドでの試合に向けてオンラインで取材対応すると、「しっかり6ラウンド戦うつもりで、勝ちに徹したい。スピードの強弱だったり、組み立てが大事になる。緩急をつけて戦いたい」と見据えた。

デビュー戦以降はKOから遠ざかっている。「倒したいという気持ちもあるが、6ラウンドあるので、削っていくうちに倒せると思っている。KOしたいが、こだわり過ぎずにいきたい」と落ち着いた口調で語った。

ジムの先輩で、元世界3階級制覇の八重樫東さんが今月1日に引退を発表した。森は「八重樫さんは言葉ではなく、背中で、こんなに練習しないといけないんだというのを見せて、学ばせてくれた。八重樫さんの引退を見て、それをさらに生かさないといけないなと思った」と話した。

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武隈親方の断髪式が再延期「再来年の初場所後に」

武隈親方(2020年2月11日撮影)

元大関豪栄道の武隈親方(34)が14日、断髪式(東京・両国国技館)を2022年1月の初場所後に延期することを明かした。

NHK大相撲中継の幕内解説の席で「世の中の情勢を踏まえまして、再来年の初場所後にやることになりました」と発表した。今年初場所限りで引退した武隈親方は当初、来年1月31日に予定していた断髪式を同年6月5日に延期していたが、再延期を決めた。

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元大関豪栄道の断髪式再延期、22年1月初場所後に

元大関豪栄道の武隈親方(2020年1月29日撮影)

元大関豪栄道の武隈親方(34)が14日、断髪式(東京・両国国技館)を2022年1月の初場所後に延期することを明かした。

同日、NHK大相撲中継の幕内解説を務め、放送の冒頭に「(断髪式は)世の中の情勢を踏まえまして、再来年の初場所後にやることになりました」と発表した。

今年初場所限りで引退した武隈親方は当初、来年1月31日に断髪式を予定していた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今年6月には師匠の境川親方(元小結両国)が来年6月5日に延期することを明らかにしていたが、さらに約7カ月、再延期になる。

武隈親方は引退後、約2年もまげがついたまま、後進の指導を続けていくことになる。親方業については「徐々に慣れてきました」と話していた。

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元貴ノ富士がRIZIN参戦 暴力問題で昨秋引退

RIZINデビューが決まったスダリオ剛(右)と対戦相手のディラン・ジェイムス(RIZIN提供)

総合格闘技RIZINは13日、オンラインで会見し、9月27日の「RIZIN 24」(さいたまスーパーアリーナ)に、暴力問題などで昨年10月に引退した、大相撲の元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)が参戦すると発表した。

リングネームはフィリピン出身の母の名前から付けられた。全日本、ゼロワンで活躍してきたプロレスラーのディラン・ジェイムス(29=ニュージーランド)と対戦する。

スダリオは、昨年9月に付け人への2度目の暴力行為が発覚し、引退。現在は、元格闘家のエンセン井上のもとで腕を磨いている。白いジーンズ姿で登壇すると「(エンセンの)大和魂を引き継ぎ、僕が死ぬか相手を殺すかの気持ちでリングに上がります。ヘビー級の激しいファイトを日本人に届けたい」と意気込みを語った。ジェイムスは「おれは日本にいる最高のプロレスラーだ。すぐにノックアウトしてやるから覚悟しておけ」と挑発した。

元貴ノ富士(2019年9月27日撮影)

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玉ノ井部屋クラスター 秋場所開催「問題ない」協会

玉ノ井部屋の看板(東京都足立区)

日本相撲協会は10日、玉ノ井部屋の十両富士東(33)と幕下以下の力士17人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。5日に同部屋の幕下以下の力士1人の感染が判明。同部屋所属の協会員32人の検査を実施したところ、この日までに新たに力士18人の感染が判明した。同部屋の感染者は計19人となった。

師匠の玉ノ井親方(元大関栃東)や十両東龍らは陰性だったが、協会は感染拡大防止のため、審判委員を務める同親方と部屋に所属する力士28人全員の秋場所(13日初日、東京・両国国技館)全休を決定した。報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「陰性の人もいるけど、部屋の中のことだから全員をロックアウトする」と説明。部屋を構える足立区は、同一施設で5人以上の感染者が短期間で発生したことから「集団感染(クラスター)として公表する」とクラスター認定した。

感染者19人のうち12人はすでに入院している。ほか7人は無症状だが今後入院する予定で、重症者はいないという。全休となる力士の成績に関して同広報部長は「審判部が場所後の番付編成会議で決めること」と前置きし「何らかの形はとらないといけない。感染したことが悪い訳ではない」と救済措置が取られる可能性を示唆した。

角界では4月に高田川部屋で、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)や十両白鷹山らが感染した。三段目の勝武士さんが5月に死去するなどし、協会は感染防止策を強化してきた。各部屋に外出自粛を求め続け、出稽古禁止の中で発生した集団感染。芝田山広報部長は「ウイルスは目に見えるものではない。こういう風になったのは仕方ない」とあらためて、感染対策の難しさを口にした。

2日後に秋場所の初日を迎える。同広報部長は「開催に関して全く問題ない」と明言した。他の部屋で体調不良を訴える者はおらず、本場所開催における感染防止策も整っているとした。【佐々木隆史】

◆玉ノ井部屋 1977年(昭52)初場所後に引退し、年寄「玉ノ井」を襲名した元関脇栃東が、90年に春日野部屋から独立して創設。実子の現師匠で元大関栃東が、父の定年退職に伴って09年に年寄「玉ノ井」を襲名して継承。秋場所番付で、関取は十両東龍、富士東の2人。幕下以下の力士を含め、全44部屋で3番目に多い力士28人が所属。他の協会員は行司1人、呼び出し1人、床山2人、世話人1人。所在地は東京都足立区西新井

富士東(12年5月撮影)
玉ノ井親方(2020年3月15日撮影)
東京・足立区にある玉ノ井部屋
玉ノ井部屋の所属協会員

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井上尚弥「KO決着なら序盤か中盤」ラスベガス初陣

井上尚弥(2019年10月28日撮影)

WBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が9日、オンラインで会見し、10月31日(日本時間11月1日)に、米ラスベガスのMGMグランドで、WBO同級1位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)と対戦すると発表した。

WBAは4度目、IBFは2度目の防衛戦。当初は4月にWBO王者カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦を予定も、コロナ禍の影響で延期となり、半年遅れでラスベガス初陣の舞台が整った。約1年ぶりの試合で「怪物」の新章が幕を開ける。

   ◇   ◇   ◇

19歳のプロデビューから8年、引退時期と公言する35歳まで、残り8年。4月で27歳になった井上は、モロニー戦のテーマについて「折り返しであり、区切り。第2章のスタート」と表現した。当初予定されていたカシメロとの3団体統一戦が延期となり、約1年ぶりのリング。コロナ禍後、日本人で初の世界戦に「ベルトがかかっているかは関係ない。この状況で試合ができることに感謝しながら戦いたい」と力を込めた。

半年遅れとなったラスベガス初陣は、井上にとっても未知の舞台となる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、試合は無観客で行われる予定。大橋会長も、現地での練習環境や行動制限などについて「現時点では分からない」と話すなど、通常とは異なる調整を強いられる可能性は高い。井上は、いとこの井上浩樹が7月に行った無観客試合を観戦し、「引っかかった」と通常の試合との違いを実感。ジムでの練習を音楽を消して行っていると明かし「ピンチになった時の精神力が重要。リングに立った時にどう感じるか。集中力が大切になってくる」とイメージを膨らませた。

モロニーは、井上が優勝した昨年の「ワールドボクシング・スーパーシリーズ」初戦で、井上が準決勝で下したロドリゲスと対戦し、1-2の判定負け。それでも井上は「タフでスタミナがあり、技術も高い。カシメロより穴のない選手」と実力を認め、「しっかり対策していかないと危ない相手」と気を引き締めた。

昨年11月のドネア戦で右目眼窩(がんか)底骨折、右まぶたのカットに見舞われたが、試合から遠ざかったことで「今は万全の状態」と不安はなくなった。「KO決着なら序盤か中盤。後半にもつれたらお互いの精神力の戦いになる」と井上。日本が世界に誇る「怪物」が心身を研ぎ澄ませ、ゴングの時を待つ。【奥山将志】

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貴景勝が藤川球児引退に反応「長い間第一線すごい」

東京都台東区の千賀ノ浦部屋で稽古する貴景勝

大相撲の大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が7日、初日まで1週間を切った秋場所(13日初日、東京・両国国技館)に向けて総仕上げに入った。

前日6日まで前頭隆の勝(25)や部屋の幕下を相手に1日10番以上相撲を取って調整していたが、この日は相撲は取らずに四股、ウエートトレーニングなどで汗を流した。

その後、電話取材に応じ「明日(8日)、明後日(9日)相撲を取って最後、つくっていきたい。(体の動きは)全然悪くない。きちっと感覚、自分の押しに対するいい感覚を研ぎ澄まして、本場所に臨めれば」と話した。

前日6日には幕下以下の力士(所属部屋は非公表)が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、24歳の大関も危機感をあらわにした。

稽古場を出入りする際、手洗いを徹底。「絶対どこかで菌というのは触ってしまってると思うので、手洗い、うがいをもっと徹底したい。鼻とか顔とか触んないようにしている」と話した。

兵庫県出身の大関は、野球の話題にも反応した。

プロ野球阪神の藤川球児投手(40)が今季限りでの現役引退を表明した。貴景勝も“火の玉ストレート”に魅了された1人。

「俺の小学校は阪神ファンで、巨人ファンなんてありえへんみたいな(感じだった)」と当然、周囲は阪神一色の環境で育った。

「ストレートで力で押し切るっていうのはかっこいいなって思っていた」。同じアスリート同士。「同じプロとして長い間、第一線でやられたことはすごい。野球はそこまで詳しくないが、プロとして力を出し切る時間が長かったことはすごいこと」と話した。【佐藤礼征】

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井上尚弥ら「激闘王」八重樫東を語る/まとめ

元世界3階級王者・八重樫東(37)が現役引退を発表した。激しく打ち合うスタイルから「激闘王」と呼ばれた名王者を、選手、関係者、歴代担当記者などが語ります。

特別スパーリングを終えポーズをとる井上尚弥(左)と八重樫東(2014年5月19日撮影)

◆八重樫東(やえがし・あきら)1983年(昭58)2月25日、岩手・北上市生まれ。黒沢尻工3年でインターハイ、拓大2年で国体優勝。05年3月プロデビュー。06年東洋太平洋ミニマム級王座獲得。7戦目で07年にWBC世界同級王座挑戦も失敗。11年にWBA同級王座を獲得し、13年にWBCフライ級王座を獲得して3度防衛。15年にIBFライトフライ級王座を獲得し、日本から4人目の世界3階級制覇を達成した。2度防衛。160センチの右ボクサーファイター。通算28勝(16KO)7敗。家族は彩夫人と1男2女。

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全力で相乗効果も…松本トレーナー語る八重樫の強さ

松本トレーナー(左)とのミット打ちを消化する元3階級制覇王者八重樫東(2019年3月5日撮影)

<ボクシング、「激闘王」八重樫東を語る~4>

元世界3階級王者・八重樫東(37)が現役引退を発表した。激しく打ち合うスタイルから「激闘王」と呼ばれた名王者を、選手、関係者、歴代担当記者などが語ります。デビューから15年間コンビを組んできた、元東洋太平洋フェザー級王者の松本好二トレーナー(50)は、類いまれな精神力の強さが、世界王者につながったと振り返りました。

 ◇    ◇   

世界の舞台で、これだけ長く一緒に戦ってこられたのは、僕にとっても最高の財産です。あらためて思い返してみると、大橋ジムに入ってきた時は、今のように、「とことん頑張る」というタイプの選手ではなかったんです。それが川嶋(勝重)の練習への姿勢を見たり、後輩に(井上)尚弥が入ってきたりする中で、どんどん良い方に変わっていきました。尚弥は、階級も近く、比較もされますし、「自分」を持っていない選手だったら、気持ち的にもぶれる環境だったと思いますが、八重樫は最後までぶれなかったですね。

激しい打ち合いの連続で、身内からしたらハラハラする選手でしたが、無事に引退を迎えられて、寂しい半面、トレーナーとしても、キャリアをまっとうさせてあげられたのかなという自負もあります。

忘れられないのは、日本王者時代ですね。けがの連続で、万全の状態でリングに立つことがほとんどできませんでした。実際、会長は「引退」も考えていましたし、2度目の防衛戦の初回にダウンした時は、「厳しいかな」と思いました。でも、その試合を逆転で勝ちきって、そこから、吹っ切れたように世界が近づいていった感じがします。

八重樫の練習を受けるのは、こちらも真剣勝負です。普通の選手は、トレーナーとのミット打ちは、だいたい1日に3~4ラウンド程度なのですが、八重樫は多いときは、10ラウンドを超えます。僕も体力的に相当きついですが、八重樫がすべてのラウンドを全力でくるから、こっちも、少しでも良いコンディションにしてあげたいと、相乗効果が生まれるんです。その姿勢は、世界王者になっても変わらなかったですね。

八重樫のボクシングへの向き合い方は、後輩ボクサーの手本になると思います。負けても一生懸命頑張ればチャンスがくるんだというのを背中で示してくれましたし、試合の結果がすべてではないということを伝えてくれました。

世界王座を取ったポンサワン戦の前に、実は別の世界王者に挑戦する話がほぼ決まっていたんですが、東日本大震災で試合が流れてしまったんです。僕も現役時代に世界に3度挑戦させてもらっていますし、何年も待ってつかみかけたチャンスですから、その悔しさは分かります。

なので、会長に「1週間ぐらい休ませたい」とお願いし、リフレッシュするように八重樫に伝えたんです。ところが、「他にやることがないんで、練習してもいいですか?」と言ってきました。自分の現役時代と比較し、「こういうやつが世界王者になるんだろう」と、その時に思いました。

いろんな激闘がありましたが、やはりロマゴン(ローマン・ゴンサレス)戦は特別でした。前半は足をつかう作戦だったんですが、1ラウンドを終えてコーナーに戻ってくると、八重樫が「打ち合いたいです」と言ってきたのです。わずか60秒のインターバルですから、長く話すことはできませんし、相手と向き合って八重樫が感じた「風」が正解なんだと僕も覚悟を決めました。「行くのか?」「行きます!」「止めてもいくんだろ?」「はい!」。そんな短い会話をかわした、八重樫は楽しそうな笑顔でした。そのシーンが写真で残っていて、それは僕にとっても特別な1枚ですね。

その試合で結果(9回TKO負け)は残せませんでしたが、世界戦が決まれば、2人で作戦を立てて、何カ月も前から、その日に向かって作りあげていきます。八重樫が世界を取って以降は、「俺は教える立場かもしれないが、ずっと一緒に戦ってきた同士だと思っている」と言ってきました。あらためて、15年間、ありがとう、お疲れさまと伝えたいですね。これからは、八重樫の持っているトレーニング方法や減量の知識を1人でも多くの後輩に伝えていってほしいですね。

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八重樫東、力作「子育て論」初講演に見た豊かな話術

八重樫東(左)と大橋秀行会長(19年12月撮影)

<ボクシング、「激闘王」八重樫東を語る~3>

元世界3階級王者・八重樫東(37)が引退した。激しく打ち合うスタイルから「激闘王」と呼ばれた名王者を、選手、関係者、歴代担当記者などが語ります。

◇  ◇  ◇

WBC世界フライ級王座を獲得し、2階級を制覇した13年8月だった。八重樫が練習後、所属ジムで汗を流しながらじっとスマホを凝視しているシーンで出くわした。画面をのぞかせてもらうとメモに大量の文字が…。翌月に控えているという講演内容を入力していた。「4日間かけてスマホでつくりましたよ…」という力作は、印刷すればA4サイズの用紙8枚分にも及んだ。

世界王者になって以降、何度かボクシングをテーマに講演していたが、この時の依頼は子育て論だった。「ボクシングの話以外でオファーが来るとは思っていなかった」と苦笑しつつも、75分間分をきっちりと構成していた印象が強く残っている。不慣れな内容に緊張はマックスだったそうだが、講演当日の9月7日早朝に次女一永(ひとえ)ちゃんが生まれ、開口一番に愛娘の誕生を報告。「最初のつかみが大事だと聞いていたのですが、一永のおかげで助かりました」。70人以上が集まった講演会で、ボクシング以外の話題に耳を傾けてもらったことが自信になったそうだ。

当時、八重樫は30歳。三十路(みそじ)となり「発言力」に磨きがかかっていた。05年のプロデビュー当時、八重樫の記事には大橋秀行会長の「秘蔵っ子」と書かせてもらったが、スポーツ界でトップクラスと言える師匠の巧みな話術を近くでみながら吸収。ボクシングとともに、発言1つ1つにも力強さが加わっていた。人に自らの考えや思いを伝えることで、頭で思考が整理されると言う。世界王者になったことで生まれたリング外の経験は、八重樫をさらにグレードアップさせていたと感じていた。

ボクシングファンだけでなく、取材に訪れる数多くの報道陣にも好かれていたのは、自らの生きざまを表現できる魅力があったから。あの子育て論の初講演から7年後の9月、ついに引退の時がきた。今度は八重樫の「秘蔵っ子」たちにボクシングテクニックとともに、人間力豊かな話術も継承していってほしいと願っている。【元ボクシング担当=藤中栄二】

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できることは何でもやる…八重樫を成長させた貪欲さ

八重樫(2019年12月10日撮影)

<ボクシング、「激闘王」八重樫東を語る~2>

元世界3階級王者・八重樫東(37)が現役引退を発表した。激しく打ち合うスタイルから「激闘王」と呼ばれた名王者を、選手、関係者、歴代担当記者などが語ります。第2回は、ボクシング担当記者が見た激闘王の裏にある一面、貪欲さについてです。

   ◇   ◇   ◇

ボクシングジムには似つかわしくないものが、窓の桟に置かれていた。八重樫の引退試合となった昨年12月の世界戦。その試合を控え、練習をのぞきに行った時に発見した。お手玉だった。「ボクが持ってきました。若い選手もやってみればと思って」と話した。

試合前は家族と離れ、マンションで単身生活が恒例だった。練習、試合に集中するため。この時は部屋で暇な時間にテレビを横目に、お手玉で遊んでいたという。知り合いのインストラクターから教わり、今回採り入れた真剣なトレーニングの1つだった。

右半身は言語や思考の論理の左脳、左半身はイメージや芸術感覚の右脳がつかさどる。現代は左脳中心の社会でバランスが崩れがちで、両手を使えば右脳の刺激になる。さらに右脳は空間を認知し、ボクシングに重要な距離感につながる。ボクシングに通じるならと取り組み、後輩にも勧めることになった。

大橋会長は「中身の濃い15年間で、教えられることも多かった」と振り返った。「いろんな方法を採り入れ、日本で一番知識がある。科学的研究に熱心で、3階級制覇にもつながった」。激闘王の裏にある一面を高く評価していた。

練習後よりも練習前の取材が多かった。普通はシューズを履き、バンデージを巻くと練習に入る。八重樫はプロテインやさまざまなサプリを飲むので、その合間にも話を聞くことができた。サプリメントは何十種類も使ってきたと聞いた。

昔はロードワークとジムワークが練習だった。今はフィジカルトレーニングが必須で、体幹などの強化に不可欠だ。八重樫は拓大の先輩内山と同じコーチに指導を受けていた。それに満足できず、他ジムの階段トレにも積極参加。刺激を求めてフィジカルコーチを替えたこともある。ボクシングのためなら、できることは何でもやる。実に貪欲だった。

世界初挑戦のアゴ骨折に始まり、ケガも多かった。左肩を痛めてパンチを打てずにぶっつけ本番。酸素カプセルに入っていて急性胃炎で救急搬送されたことも。数々の苦難もあらゆる手を尽くして乗り越え、ボクサーとして人として成長してきた。それが「ボクシングは人生を豊かにしてくれた」の言葉となった。

最後の試合翌日も、八重樫はいつも通りジムに行った。あいさつで終わらず、体を動かしてから帰ったそうだ。練習の虫でもある。どんな八重樫2世を育てるか楽しみだ。【河合香】

会見で笑顔を見せる八重樫(大橋ジム提供)

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八重樫東さんがオンラインサロン、技術解説など配信

ボクシング元世界3階級制覇王者の八重樫東さん(2019年12月10日撮影)

ボクシングの元世界3階級制覇王者で、1日に引退を発表した八重樫東さん(37)が2日、自身のSNSを更新し「激闘王 八重樫東 オンラインサロン」(gegitoo.com)を開設したと報告した。

オンライサロンは月額会費制のWEB上で展開されるコミュニティーで、八重樫さんは「僕の信念でもある『健全な精神は健全な肉体に宿る』という考え方のもと、さまざまな角度から見たボクシングの素晴らしさや、奥深さを、1人でも多くの方にお伝えしたいと思っています。昔からボクシングが大好きな人も、最近ボクシングに興味を持った人も、みんなが一緒に楽しめるサロンを作っていきたいと思います」と抱負をつづった。

月額は3300円(税込み)で、キャリアを振り返った話や、ディテールにこだわった技術解説、メンタルについての記事のほか、サロン限定のオリジナル動画も配信していく。また、会員との交流イベント、LIVE配信も行っていくという。

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