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ボクシング転向の武居由樹、3・11デビュー戦決定

ボクシングのB級プロテストに合格した武居由樹(2021年1月8日撮影)

昨年12月、K-1スーパーバンタム級王座を返上し、ボクシングに転向した武居由樹(24=大橋)が3月11日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル76大会(日刊スポーツ新聞社後援)で高井一憲(34=中日)とデビュー戦に臨むことが17日、発表された。

通算戦績6勝(3KO)7敗3分けの左ボクサーファイターと6回戦で拳を交える。興行のセミファイナルで登場する。なおメインではIBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)が日本同級15位木村文祐(33=JM加古川)と対戦する。

19年、K-1WORLD GP名古屋大会でキックを放つ武居由樹

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ビッグダディ娘の林下詩美、意識もうろうベルト死守

舞華(左)に張り手を見舞う林下詩美(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム10周年記念日大会>◇17日◇後楽園ホール

ビックダディ三女こと林下詩美(22)がワールド・オブ・スターダム選手権で舞華の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。「(舞華が)本当に強くて、てこずっちゃった。でも赤いベルトのチャンピオンだし、負けられないと。最高の相手と戦って赤いベルトの価値も上がったと思う」とかみしめた。

最高峰の赤いベルトを守り抜いた。小技やテクニックではなく、力と力でぶつかり合った。絞め技で意識がなくなりかけても立ち上がり、攻撃を続けた。最後は相手を持ち上げ、BTボムからの片エビ固めで勝利した。

昨年1月は、デビュー2年目までが挑戦できるフューチャー・オブ・スターダムのベルトを舞華と争っていた。1年で最高のタイトルを奪い合うまでになり「時の流れの早さを感じた。スターダムと自分の未来への明るさが伝わったと思う」。お互いの成長を感じながら、力勝負を制した。

試合後には3月3日の日本武道館大会での防衛戦に、同じユニットの上谷沙弥が挑戦を表明。普段からタッグを組み、よく知る相手。近くで成長する姿を見てきた。以前から「対戦したい」と言い寄られていたが、この日、正式に要請を受けた。「私に勝ったこともない、フューチャーのベルトも取れなかった。そんな上谷だけど、武道館で2人で最高の試合ができる自信はある」。悩み抜いた結果、受けて立つことを決めた。

スターダムを支えてきた岩谷からベルトを奪ってから3カ月。「林下詩美が持っているから挑戦したい、と思えるベルトにする」との思いで21年を迎えた。5日には、昨年セコンドで出場できず涙した東京ドームのリングに立ち、チャンピオンとしての勇姿を見せた。「私が作っていくスターダムを楽しみにしていてください」。王者の風格が漂ってきた林下が武道館でも躍動し、新時代を築き上げていく。

舞華(上)にBTボムを見舞う林下詩美(撮影・滝沢徹郎)
舞華(左)にラリアットを見舞う林下詩美(撮影・滝沢徹郎)
舞華(右)を攻める林下詩美(撮影・滝沢徹郎)
試合後、上谷沙弥(左)の挑戦を受けた林下詩美(撮影・滝沢徹郎)
防衛に成功しポーズを決める林下詩美(撮影・滝沢徹郎)

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タレントから正式入団 なつぽいが小波に反則勝ち

リングインし華麗な動きを見せるなつぽい(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム10周年記念日大会>◇17日◇後楽園ホール

試合前に正式にスターダム入団が発表されたなつぽい(25)が、小波に反則勝ちで勝利した。

終始攻め続けられた中で、小波がレフェリーを押しのけ、パイプ椅子を持ち出して試合終了。勝利したなつぽいはそのままリングに倒れ込み、仲間に抱えながらの退場となった。「こんな勝ち方、納得がいかない」と悔しさをにじませた。ゴッデス・オブ・スターダムのベルトを持つ相手。「(同ユニットの)ひめかと2人でかっさらってやりたい」と闘志を燃やした。

昨年まではタレント活動と両立していたが、今年からプロレスに重点を置くことを決断。17日付でスターダム正式入団となった。「頂点を取るためにここに来た。このリングで命をかけて全力でプロレスに打ち込む」と意気込んだ。

5日には新日本東京ドーム大会のオープニングマッチにも出場。プロレスを始めて6年目で目指していた舞台にたどりつくなど、スターダムでの活躍に手応えを感じている。

「スーパースターの夢をかなえられるのはここしかない」

試合後はハイスピード選手権のベルトを防衛したAZMに挑戦を表明した。1度は「帰れ」と言われたが、引き下がらず「3月3日、日本武道館でそのベルトに挑戦するのにふさわしいのは私しかいないでしょ」とファンを味方に付け、再度対戦を要求した。

「小さくてもヘビー級のような試合をしていきたい」

150センチ、47キロのなつぽいが、大きな夢に向かって進み始めた。

スターダムに正式に所属したなつぽいはポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)

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「小さな巨人」飯田沙耶がウナギ・サヤカ破り初防衛

防衛に成功しポーズを決める飯田沙耶(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム:10周年記念日大会>◇17日◇後楽園ホール

フューチャー・オブ・スターダム選手権は第4代王者・飯田沙耶(23)がウナギ・サヤカを破り、初防衛に成功した。

145センチ、54キロの「小さな巨人」が第1試合から会場を沸かせ、ベルトを守った。鍛え上げられた両腕から繰り出される強烈なエルボーとチョークでウナギを沈めた。連続逆水平で痛めつけ、ゴリラのように両手で胸をたたき、会場を味方に付けた。最後はコーナーに上り、ダイヤモンドカッターからのからだ固めで3カウント。勝利後も力こぶを観客に見せつけ、力強くガッツポーズを見せた。

スターダム加入わずか3カ月のウナギに対し、もともとは関心がなかった。今月3日の新木場大会で挑戦を受けた。同4日にデビュー2周年を迎えたウナギは、本来なら出場権がなかったが、飯田自身が昨年12月の初戴冠時に規定改定を要求。3年未満まで挑戦可能となったため、対戦が実現した。試合前からたびたびSNS等で絡んでくる相手との一戦を制し「ごちゃごちゃ言う前にリングで見せろと思っていたが、ようやくあいつとの根性と覚悟を見せてもらった」と納得の表情を見せた。

自らキャリア3年目に改定したことで、今後対戦する相手も増える可能性がある。「もっと戦いたい相手もいるだろうからどんどん来てほしい」。どんな相手が来ても、誰にも負けない怪力で仕留めるつもりだ。

ウナギ・サヤカ(右)を締める飯田沙耶(撮影・滝沢徹郎)
ウナギ・サヤカ(左)を攻める飯田沙耶(撮影・滝沢徹郎)

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瓦反則ありで王者ジュリアV5 スターダム10周年

刀羅ナツコ(手前)をチェーンで締め上げるジュリア(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム10周年記念日大会>◇17日◇後楽園ホール

反則ありのルールで行われたワンダー・オブ・スターダム選手権試合は王者ジュリア(26)が刀羅ナツコ(29)を破り、5度目の防衛に成功した。

2日の新木場大会後、ジュリア自らナツコを指名し、対戦を要求。ルールを考えるように言われていたナツコは反則ありの「ノールール」を提案した。普段からチェーンを武器とするナツコに対し、ジュリアは瓦割りで対抗。「初めて。使っている人を見たことがなかったので」と大量に用意した。

開始からレフェリーも「反則もありだ。どんどん行け」と促す異例の展開。ジュリアはパイプ椅子で仕掛けた相手の攻撃を止めると、そのまま椅子に横たわるナツコの上に6枚の瓦を乗せ、豪快に打ち砕く。さらに今度は約20枚をリング中央に置き、その上に、抱え上げたナツコを背中からたたきつけた。

中盤には逆襲を受け、机に乗せられ、ナツコにコーナー最上段から飛び込まれ、毒霧ならぬ、毒粉を吹き掛けられるなど、あわや3カウントのシーンが何度も訪れたが、仲間の助けもあり、何とか回避。最後はナツコの持ち込んだチェーンで逆に絞め、グロリアス・ドライバーからの片エビ固めで勝利。さまざまは道具が入り乱れた、大荒れの試合を制し、ベルトを守り抜いた。

試合後、リングに倒れ込んだままマイクを取り「ナツコ、生きてるか。お前マジで最高にぶっ飛んでて最高にクレイジーな女だな」と激闘の相手をたたえた。チェーン攻撃はダメージが大きかったようで「危ないから辞めたらいいのに。こんな凶器使わなくても強いよ」と会場を笑いに包んだ。

バックステージでも横たわったままでコメントした。青い粉まみれの顔ながら「たまにはこういう試合があってもいい。また機会があったらやりたい」と嫌いじゃない様子のジュリア。昨年はプロレス大賞を受賞するなど、団体を引っ張り、充実した1年を過ごした。今年も5日には2年連続で東京ドームのリングに立つなど、順調なスタートを切った。

「2月にも防衛戦をやりたい。まだまだ防衛したい」

目指すはユニット全員でのタイトル総なめ。達成するまでベルトを渡すつもりはない。

刀羅ナツコ(左)にミサイルキックを見舞うジュリア(撮影・滝沢徹郎)

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豊嶋亮太「ベルト格好いい」タイトル初挑戦で王者に

東洋太平洋ウエルター級王座を獲得した豊嶋亮太

<プロボクシング:東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

挑戦者で同級12位の豊嶋亮太(25=帝拳)が新王者となった。

王者長濱陸(29=角海老宝石)に挑戦。3-0の判定勝ちを収め、タイトル初挑戦で王座を獲得した。1回からプレッシャーをかけ、右ボディーや連打で攻め込み、7回には右ストレートでダウンも奪取。19年9月以来、約1年4カ月ぶりのリングというブランクも感じさせないファイトをみせ、6連勝で東洋太平洋の頂点に立った。豊嶋は「やっぱりベルトは格好いいですね」と笑顔をみせた。

ダウンを奪った右ストレートはカルロス・リナレストレーナーとの練習で続けてきたパンチでもあり「会心の右でした」と納得顔。前試合で右拳の骨を脱臼していたこともあり「この期間は、ボクシングに対して真摯(しんし)に向き合う1年になった。正直言うとパンチを打たれすぎた。改善点は多いですが、今戦うことのできる並みいる強豪を倒し、世界に羽ばたくためにまい進したい」と決意を新たにしていた。

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王者・長濱陸「逃げ道をなくしたい」初防衛へ自信

前日計量をクリアした東洋太平洋ウエルター級王者長浜(写真提供:角海老宝石ジム)

ボクシング東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦は16日、東京・後楽園ホールで開催される。

15日には都内で前日計量が開かれ、王者長濱陸(29=角海老宝石)は500グラム少ない66・1キロ、挑戦者で同級12位の豊嶋亮太(25=帝拳)は300グラム少ない66・3キロでそれぞれクリアした。

昨年2月、長濱は同王座決定戦でクドゥラ金子を判定で下し、新王者になった。約11カ月ぶりのリングで初防衛戦を迎える。王座奪取よりも難しいとされる初防衛戦に向け、長濱は「ベルトという失うものがあるので(初防衛を)失敗する人が多いのかも。自分はいつも通りやりたい」と自然体を貫いた。挑戦者となる豊嶋の実力を認めつつも「どの局面でも上回って、最終的に逃げ道をなくしたいですね」とベルトを死守する意気込みを示していた。

東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチの前日計量をパスした王者長浜(左)と挑戦者の豊嶋(角海老宝石ジム提供)

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豊嶋亮太ピンク髪で初王座挑戦「食らい付いていく」

東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチの前日計量をパスした王者長浜(左)と挑戦者の豊嶋(角海老宝石ジム提供)

ボクシング東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦は16日、東京・後楽園ホールで開催される。

15日には都内で前日計量が開かれ、王者長濱陸(29=角海老宝石)は500グラム少ない66・1キロ、挑戦者で同級12位の豊嶋亮太(25=帝拳)は300グラム少ない66・3キロでそれぞれクリアした。

タイトル初挑戦の豊嶋は日本ランキングで1位の実力者で現在5連勝中。強烈なボディーが武器で勝負強さもある。19年9月以来、約1年4カ月ぶりのリングとなる豊嶋はピンク色にヘアを染め「今回は(王座)挑戦ということで、少し食ってかかるじゃないですけど、王座をとることを意識しました」と勝負ヘアにしたことを明かした。

長濱戦に向けたスパーリングは同門で元世界3階級王者ホルヘ・リナレスと拳を交えて調整。リナレスの弟カルロス・トレーナーの指導を受けて初王座挑戦に備えてきた。「先手必勝で。自分から挑戦者なので、食らい付いていくボクシングがみせられれば。チーム帝拳として身近の方々の支えでここまでたどり着けた。ベルトを持って帰ることで感謝に代えたい」と決意を新たにしていた。

東洋太平洋ウエルター級王座挑戦を控え、前日計量をパスした豊嶋(写真提供:角海老宝石ジム)

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井上尚弥「これが拓真の強さ」2階級制覇弟に合格点

3回、パンチを放つ井上(左)。右は栗原(撮影・横山健太)

<プロボクシング:東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦(日刊スポーツ新聞社後援)は14日、東京・後楽園ホールで開かれ、元WBC同級暫定王者で挑戦者の井上拓真(25=大橋)がスーパーフライ級に続き、東洋太平洋2階級制覇を成し遂げた。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けして以来1年2カ月ぶりの再起戦で、王者栗原慶太(28=一力)に挑戦。左フックでリズムをつかみ、ワンツー、右アッパーも的確にヒットさせた。栗原の1回のバッティングによる左目上カットの影響で9回にレフェリーストップ。井上が同回2分25秒、3-0の負傷判定勝ちを収めた。

「REBORN」をテーマに掲げ、最大9ポイント差をつけて判定勝ちし「相手の土俵にいかず、自分のボクシングができた。生まれ変われたと思う。もう悔しい思いはしたくない。また兄弟世界王者を目指したい」と納得の笑み。コロナ禍で外国人パートナーが呼べない中、練習相手を買って出た2団体統一同級王者の兄尚弥(27=大橋)も応援に駆けつけ「パーフェクトゲーム。これが井上拓真の強さ。倒すまでの流れをつかめばもっと伸びる」と合格点を出していた。【藤中栄二】

5回、右ストレートを放つ井上(撮影・横山健太)
OPBF東洋太平洋バンタム級新王者となった井上(撮影・横山健太)
リングサイドから観戦する井上尚(撮影・横山健太)

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アマ8冠中垣龍汰朗デビュー連勝「勝ててよかった」

4回、パンチを放つ中垣(撮影・横山健太)

<プロボクシング:スーパーフライ級6回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

アマ8冠ボクサー中垣龍汰朗(21=大橋)がデビュー2連勝を飾った。興法裕二(27=新日本木村)とのスーパーフライ級6回戦に臨み、4回2分26秒、KO勝利を収めた。両者ともサウスポースタイルながら序盤から的確なパンチでダメージを与え、4回には左ストレートでぐらつかせると、右ボディーでダウンを奪って快勝。昨年8月のデビュー戦に続き、連続KO勝利となった中垣は「21年1発目のプロボクシングの試合で勝ててよかった。またいろいろなボクシングの展開ができるように」と気持ちを引き締めた。

大橋ジム入門時には「2年以内の世界王座奪取」を掲げている。中垣は「こういう(コロナウイルス感染拡大の)状況で今年も何試合できるかはわかりませんが、実現できるように頑張りたい」と決意表明した。

中垣(右)のセコンドにつく八重樫(撮影・横山健太)
4回、ダウンを奪う中垣(右)(撮影・横山健太)
KO勝利し拳を突き上げる中垣(撮影・横山健太)

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井上尚弥「パーフェクトゲーム」弟拓真が再起戦勝利

5回、右ストレートを放つ井上(撮影・横山健太)

<プロボクシング:東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

元WBC世界同級王者で挑戦者の井上拓真(25=大橋)がスーパーフライ級に続き、東洋太平洋2階級制覇を達成した。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けして以来の再起戦で、同級王者栗原慶太(28=一力)に挑戦。体格で上回る王者に対し、スピードで対抗してポイントでリードし、9回にバッティングで左目上をカットした栗原の出血のためにレフェリーストップ。2分25秒、3-0の負傷判定勝利で新王者となった。

リングサイドで観戦したWBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)は「1年2カ月ぶりの再起戦で、栗原選手との対戦でしたので、不安な気持ちもありましたが、結果はパーフェクトゲーム。拓真は拓真のボクシング。これが井上拓真の強さ。あとは倒すまでの流れをつかめばもっと伸びる。兄弟での世界王者目指して頑張っていきます」と所属ジムを通じてコメントした。

リングサイドから観戦する井上尚(撮影・横山健太)
OPBF東洋太平洋バンタム級新王者となり声援に応える井上(撮影・横山健太)

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井上拓真「兄弟世界王者を」尚弥との絆で2階級制覇

1回、パンチをヒットさせる井上(左)(撮影・横山健太)

<プロボクシング:東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

元WBC世界同級王者で挑戦者の井上拓真(25=大橋)がスーパーフライ級に続き、東洋太平洋2階級制覇を達成した。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けして以来の再起戦として、同級王者栗原慶太(28=一力)に挑戦。体格で上回る王者に対し、スピードで対抗。序盤から左フックをヒットさせ、リズムをつかんだ。

1回に偶然のバッティングで左目上をカットした栗原の出血がひどくなり、9回途中でレフェリーストップ。井上が9回2分25秒、3-0の負傷判定勝利となった。

井上は「再起戦ということ、再起戦にして東洋太平洋王座に挑戦できたことを感謝しています。1年2カ月のブランクが空いたにしろ、少しでも自分のボクシングが出せて良かった。相手の土俵に付き合わないで自分のボクシングに徹する。それが少しでも出せたかなと思う」と納得の笑みを浮かべた。

新型コロナウイルスの影響で外国人の練習パートナーを呼べないこともあり、昨年11月に米ラスベガスで防衛に成功したWBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)とのスパーリングなどで調整。兄弟の絆を深めつつ臨んだ1年2カ月ぶりのリングだった。井上は「前回の世界統一戦で負けて悔しい思いをした。また世界に向けてということで負けたくなかった。ここからまたスタート地点に立てた。兄に少しでも近づけるよう、兄弟世界王者を目指したい」と決意を新たにしていた。

リングサイドから観戦する井上尚(撮影・横山健太)
試合に勝利した弟・拓真(右)とタッチをかわす井上尚(撮影・横山健太)

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森且貴が新人王対決を制す「もっと上を目指したい」

森且貴(2019年11月3日)

<プロボクシング:ミニマム級8回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

19年全日本ミニマム級新人王の森且貴(20=大橋)が、新人王対決を制した。18年全日本同級新人王の竹田宙(20=S&K)との同級8回戦に臨み、3-0の判定勝ち。これで8勝(1KO)無敗となった森は「内容は全然でしたが、ここを落とさなかったのは大きい」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

サウスポーの竹田に対し、プレッシャーをかけて距離を詰め、右ボディーを打ち込み、6回にはリズム良いワンツーなどで攻めた。最終8回には連打などで激しい打ち合いをみせて自身初の8回戦を戦いきった。森は「相手は1敗しかしていない、一筋縄ではなかない相手だと思っていた。自分の未熟さを感じた。もっと上を目指したい」と反省も忘れなかった。

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アマ8冠の中垣、松本好二氏の息子圭祐ともに2連勝

1回、パンチを放つ松本圭佑(撮影・横山健太)

<プロボクシング:58キロ契約 6回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

プロボクシングのフェニックスバトル75大会(日刊スポーツ新聞社後援)は14日、東京・後楽園ホールで開かれ、アマ8冠の中垣龍汰朗(21=大橋)がデビュー2連勝を飾った。

興法裕二(27=新日本木村)とのスーパーフライ級6回戦に臨み、4回2分26秒、KO勝利。左ストレートで動きを止め、右ボディーでキャンバスに沈めた。元世界3階級制覇王者の八重樫トレーナーの指導を受け、昨年8月のデビュー戦に続き、連続KO勝ち。「21年1発目のプロボクシング試合で勝てて良かった。2年以内に世界王者の目標を実現したい」と意欲を示した。

元東洋太平洋フェザー級王者の松本好二氏(現大橋ジムトレーナー)の息子となる圭祐(21=大橋)も1回TKO勝ちでプロ2連勝。ベジータ石川(34=折尾)との58キロ契約体重6回戦で、右ストレートでダウンを奪うと、立ち上がった石川をコーナーに追い込み、右の連打でレフェリーストップ。1回2分26秒、TKO勝ちした。不用意に左を浴びたことを反省しつつ「(セコンドの父は)心強さ半面、心配も伝わる。力をつけて心配させないようにしたい」と苦笑していた。【藤中栄二】

KO勝利し拳を突き上げる中垣(撮影・横山健太)

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松本圭祐連勝「心配も伝わる」元王者の父セコンドに

1回、パンチを放つ松本圭佑(撮影・横山健太)

<プロボクシング:58キロ契約体重6回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

元東洋太平洋フェザー級王者で、大橋ジムのチーフトレーナー松本好二氏(51)の長男圭祐(21=大橋)が1回TKO勝ちし、デビュー2連勝を飾った。

ベジータ石川(34=折尾)との58キロ契約体重6回戦に臨み、右ストレートでダウンを奪うと、立ち上がった石川をコーナーに追い込んで右の連打でレフェリーストップ。1回2分26秒、TKO勝ちした。

昨年8月、三宅寛典とのプロデビュー戦では右ストレートを浴びてダウンを喫しながらも落ち着いた試合運びをみせて4回TKO勝ち。今回も不用意に石川の左オーバーハンドを浴びてしまったことを反省し「前と同じで、いけないパンチをもらってスタートしてしまった。ボクシングは難しいですが、結果として勝てて良かった」と課題を挙げながら「(セコンドの父の存在は)心強さ半面、心配も伝わる。力をつけて心配させないようにしたい」とプロ2連勝にも気持ちを引き締めていた。

1回TKO勝利しポーズを決める松本圭佑(撮影・横山健太)

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栗原慶太「KO狙う」井上拓真とのV2防衛戦に自信

前日計量をパスした東洋太平洋バンタム級王者栗原(左)と挑戦者で元WBC世界同級暫定王者の井上(提供:大橋ジム)

ボクシングの東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦(日刊スポーツ新聞社後援)は14日、東京・後楽園ホールで開催される。

同級王者栗原慶太(28=一力)は、元WBC世界同級暫定王者井上拓真(25=大橋)を迎え、2度目の防衛戦に臨む。13日に都内で前日計量に出席。リミット53・5キロでパスした挑戦者に対し、100グラム少ない53・4キロでクリアした王者にとって19年11月以来のリングとなる。

昨年9月に同カードが発表された後から反響も大きかったといい「国内バンタム級でNo.1で実力があるのは分かっている。元世界王者なので相手が格上。僕がどこまで通用するか。勝つつもりですが、挑戦でもある」と敬意を表しつつ、2度目の防衛成功への自信をのぞかせた。

新型コロナウイルス対策のため、試合2日前からホテル宿泊となるものの、減量も順調に終えて1発クリア。部屋では、最近手に入れたという2020年版スポーツ栄養学最新理論(寺田新・編著)を読みながら心身を整えている。15勝のうち13KOというハードなパンチ力を持つ栗原は「毎試合、万全に仕上げて勝つ気持ちしかない。KOは狙っていますし、何回でも、12回でも、僕が倒して勝てばいいことなので」と手応えを口にした。

前日計量をクリアした東洋太平洋バンタム級王者栗原(提供:大橋ジム)
2度目の防衛戦に備え、オンラインで取材に対応した東洋太平洋バンタム級王者栗原慶太

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井上拓真が前日計量をクリア「バッチリ整っている」

1年2カ月ぶりの再起戦を控える元WBC世界バンタム級暫定王者井上(提供:大橋ジム)

ボクシングの東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦(日刊スポーツ新聞社後援)は14日、東京・後楽園ホールで開催される。元WBC世界同級暫定王者井上拓真(25=大橋)が約1年2カ月のリングで、王者栗原慶太(28=一力)に挑戦する。13日には都内で開かれた前日計量に出席。53・4キロでパスした王者に対し、リミットの53・5キロでクリアし「コンディションはバッチリ整っている。また世界に向けての通過点になる試合」と静かに燃えた。スーパーフライ級に続く東洋太平洋2階級制覇をステップに世界王座への返り咲きを見据えた。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けして以来の再起戦となる。昨年11月に米ラスベガスで防衛に成功したWBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)や元世界3階級制覇王者の田中恒成(25=畑中)ともスパーリングを消化。1年以上のブランク期間でフィジカル面、ディフェンスなどの技術のトータルでレベルアップできた手応えがある。

年内の世界王座返り咲きを目指しており、WBC王者ウバーリへのリベンジにも胸の内に秘める。兄尚弥からも細かいアドバイスをもらっているという井上は「ナオからは良い助言をもらっている。(世界挑戦)チャンスがあれば、いつでも」と気合十分だった。

前日計量をパスした東洋太平洋バンタム級王者栗原(左)と挑戦者で元WBC世界同級暫定王者の井上(提供:大橋ジム)

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全日本新人王決勝、無観客で開催 年またいでの日程

日本プロボクシング協会理事会が12日に開かれ、21年新人王トーナメントの開催を承認した。

昨年同様に来年2月に全日本新人王決勝を予定し、開幕を遅らせて年をまたいでの日程とする。20年は各地区の開幕を3月から7月に繰り下げた。2月21日に東京・後楽園ホールで全日本新人王決勝を残すだけで、無観客での開催を予定している。

原田大輔がV2、大原はじめとのぶつかり合い制す

GHCジュニア・ヘビー級選手権試合で2度目の防衛に成功した原田大輔(撮影:松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇10日◇後楽園ホール

GHCジュニア・ヘビー級選手権者の原田大輔(34)が、大原はじめ(36)を破り、2度目の防衛に成功した。

長い間ノアのジュニアを支えてきた2人の戦いは、最後まで力と力のぶつかり合いとなった。序盤はスピーディーな展開から大原が原田の腰攻めに。回転式バックブリーカーなどで集中的に痛めつけた。終始原田は腰を押さえながらの攻撃となったが、中盤には流れを奪い、コーナー最上段からなだれ式フロントスープレックスを決めた。最後は、壮絶な殴り合いの後、ジャーマンホールドからの連続押さえ込みで3カウントを奪った。18分に及ぶ戦いを制し、ベルトを守った原田は「持っている本来の力がすごかった」と話した。意地と意地がぶつかり合った戦いに、敗れた大原も「自分の責任を全うできたけどまだ足りない。前に進むしかない。また挑戦してやる」と素直に負けを認めた。

試合後には、大原のセコンドに付いていた吉岡がリングに登場。リーダーの敗戦を見て火が付き、原田との対戦を要求。「前回無観客で引き分け。決着をつけようじゃねぇか」と挑発。これには原田も「決着が付いていないので願ったりかなったり。あいつ(大原)が勝てなかった俺に勝てる自信があるのか。その自信があればやってやる」と受け止めた。さらに「前回から成長しているかもしれないが俺も成長している。吉岡、俺はすごいぞ」と自信を見せつけた。

4回目のジュニアヘビー級王者の原田だが、今後もさらなる防衛を狙う。「ノアジュニアの時代を作っていくからまだ負けられない」と脂ののった34歳は高らかに宣言した。

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拳王「必ず連れて行くぞ」夢の武道館大会へ思い叫ぶ

勝利後、バックステージで日本武道館について語る拳王(中央)。左はマサ北宮、右は征矢学(撮影:松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇10日◇後楽園ホール

GHCナショナル王者の拳王(36)が、2月12日に行われる日本武道館大会に向け「夢としてようやくかなった日本武道館。緊急事態だけど、必ず連れて行くぞ」とファンの前で熱い思いを叫んだ。

拳王はこの日、メインで行われた「金剛対ノア正規軍」の戦いで、タイガースープレックスを狙った清宮にハイキックからプロフェッショナル・フット・スタンプを見舞い、今季初勝利。リング上でマイクを取り「こんな世の中で後楽園ホールに来てくれてありがとう」と感謝した。

以前から「思い続ければ夢はかなう」と話していた11年ぶりの日本武道館大会。1都3県に緊急事態宣言が発令され、開催が危ぶまれる中「本当に先の見えない不安の世の中。俺の夢、てめえらの夢も緊急事態だよな。それでも1つ1つ感染対策をしていけば夢ってかなう」と前を向く。聖地での戦いを何とか開催したいという誰よりも熱い思いを集まったファンにしっかりと伝えた。

同大会は現在のところ予定通り観客を入れて開催する予定。すでにチケットも発売しているが、関係者によると、今後人数制限など検討を重ねながら、実現する方向で進めていくという。「ノアは歩みを止めない。生きたプロレスを届け続ける」。夢実現のため、拳王はぶれない信念で、日本武道館まで戦い続ける。

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