上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

W1武藤敬司「プロレスは永遠に不滅」無観客最終戦

W-1活動休止前最後の試合を終え、記念写真におさまる武藤敬司ら

<W-1:後楽園大会>◇1日◇東京・後楽園ホール

プロレス団体WRESTLE-1(レッスルワン)が4月1日、無期限活動休止前最後の試合を後楽園ホールで行った。新型コロナウイルス感染拡大の影響のため、無観客で実施。声援がない寂しい状況の中、6年9カ月の活動に区切りをつけた。

団体を旗揚げし現在会長を務める武藤敬司(57)はメインの8人タッグ戦に出場。カズ・ハヤシ、近藤修司、河野真幸と組み、稲葉大樹、土肥孝司、芦野祥太郎、罷嵐組と対戦した。足4の字固めなど必殺技を次々と披露するだけでなく、後輩選手の技をすべて受けとめた。試合は罷嵐がカズにダイビング・セントーンを決め勝利した。メイン後は黒潮“イケメン”二郎らOBを含めた32人のバトルロイヤルに突入。最後に残った征矢学がマイクを取り、「W-1はつぶれるわけではない。またこのメンバーで、今度はお客さんが見ている目の前で後楽園大会を開催させてくれ」と再会を誓った。

すべてのセレモニーを終えた武藤は取材に応じ、「無観客試合は初めての経験。なかなか難しいものがあって。客さえいたら、全客がなくような試合をやりたかったんだけどな…。なかなか観客がいないと難しいよな」と最後の試合が無観客になったことを悔しがった。さらに「W-1活動休止するけどプロレスは永遠に不滅だから。たぶん大部分がプロレス界に残ると思うので、どこのリングになるかわからないけど、またいつかやることができたらいいね」と話した。今後は武藤もフリーで活動する。

W-1活動休止前最後の試合で入場する武藤敬司。無観客のため、応援ガールズユニット「チアワン」が紙テープを投げ入れていた

関連するニュースを読む

諏訪魔が宮原健斗下し5冠「マスク越しの声援貴重」

3冠ヘビー級7度目の戴冠を果たした諏訪魔(撮影・高場泉穂)

<全日本:後楽園大会>◇23日◇東京・後楽園ホール

全日本プロレスの後楽園大会で3冠ヘビー級選手権が行われ、挑戦者諏訪魔(43)が王者宮原健斗(30)の史上最多11度目の防衛を阻止し、新王者となった。

体力を削り合う30分超の戦いの末、ドロップキックから岩石落とし固めに持ち込み勝利。自身が持つ最多戴冠記録を7に伸ばし、会場に集まった1213人を熱狂させた。これで既に保持している世界タッグのベルトと合わせ5冠を達成。マスク姿の観客とともに「全盛期だ、オイ!」の大合唱で締めた。

新型コロナウイルスの影響により、約1カ月ぶりの興行再開。観客にマスク着用や手指消毒を求めるほか、非常口を開けた換気をし、紙テープを投げる応援を禁じるなど通常とは違う雰囲気の中で行われた。諏訪魔は「(客は)マスクで声は出にくくなる。それでもプロレスを見たいと思うファンの期待に応えるしかない」。さらに「マスク越しの声援で貴重なこと。でも気持ちは今日が1番最高だったんじゃないかな」と特殊な状況で強敵宮原に勝った喜びをかみしめた。

3冠ヘビー級7度目の戴冠を果たし、「全盛期だ、オイ!」のかけ声で締めた諏訪魔(撮影・高場泉穂)

関連するニュースを読む

DDT25日ぶり興行「葛藤も再開選んだ」高木社長

DDT旗揚げ23周年記念大会メインのKO-D無差別級選手権で勝利した王者田中将斗(右)と敗れた挑戦者竹下幸之介は握手(撮影・高場泉穂)

<DDT:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

プロレス団体DDTが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で自粛していた興行を2月24日の名古屋大会以来、25日ぶりに後楽園ホールで再開した。

再開にあたり、DDTは公式ホームページを通じて、高齢者、基礎疾患患者、妊婦や37度5度分以上の発熱など体調の優れない人へ来場を控えるよう呼びかけ。また、当日来場した観客、選手、スタッフ、報道関係者全員に検温と手の消毒を実施。37度5分未満のみ入場可能とした。

メインのKO-D無差別級選手権では、王者田中将斗(47=ゼロワン)に、幼少期から田中に憧れ続けてきた竹下幸之介(24)が挑戦。投げ技、張り手、エルボーと荒々しいパワー勝負に会場が何度も沸いた。最後は田中が竹下のエルボーを、強烈なローリング・エルボーバットで返し、倒れた竹下から3カウント奪取。2度目の防衛を果たした。

田中がマイクで「今のご時世でDDTの大会がとび、みなさんも来られなかった大会があったと思う。でもきょうの戦いを見て、そのフラストレーションは飛びましたよね?」と客席に呼びかけると、拍手と歓声が。さらに、「この状況であなたとやれて幸せでした」と23歳下の竹下と固く握手。互いに再戦を希望した。

観衆は916人。旗揚げ23周年記念日とあり好カードを並べたが、満員には届かなかった。大会後、高木三四郎社長(50)は19日に新たに政府の専門家会議からの大規模イベントへの注意喚起が出たことで「自分の中で葛藤があった」と明かした。さらにカナダの有名サーカス団体「シルク・ドゥ・ソレイユ」のダンサー、スタッフの約95%が解雇されたニュースにも触れ、「これ以上続くと我々もそうなる。葛藤しながらも、再開するという道を選んだ」と理由を説明した。海外における感染拡大と渡航制限により、4、5月に予定していた外国人選手の参戦が白紙になるなど影響は大きい。それでも高木社長は「明るく前を向いてやっていきたい」と笑顔で結んだ。【高場泉穂】

関連するニュースを読む

谷津嘉章が復活生報告「義足でもやるところをぜひ」

DDT後楽園大会でプロレス復帰を報告する谷津嘉章

<DDT:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

義足レスラーとして、6月7日のDDTビッグマッチ「Wrestle Peter Pan2020」(さいたまスーパーアリーナ)で復帰する谷津嘉章(63)が、DDT後楽園大会でファンに生報告した。

リング上で「何回もアプローチして、ようやく了承してもらいました。義足でもやるんだというところをぜひ見せたいと思います。オリャ!」とあいさつし、大歓声を浴びた。

谷津は昨年6月に糖尿病の悪化で右足を切断。懸命なリハビリを続け、いまはリング上で動けるまでに回復。義足メーカー特注のプロレス専用義足で6月の復帰戦に向け、練習を続けている。

関連するニュースを読む

リアルジャパン会長、コロナを「けさで持ち帰る」

リアルジャパン新間寿会長(2020年2月26日撮影)

<リアルジャパン:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

リアルジャパンプロレスの旗揚げ15周年記念第1弾大会が行われ、かつて猪木対アリの異種格闘技戦を実現させ、昭和プロレスの“過激な仕掛け人”と呼ばれた新間寿会長(84)が試合の合間にリング上であいさつ。

「プロレスで力を結集してコロナに勝とうじゃありませんか」とほえた。

新間氏は2月26日、都内で行われた会見で「どんなことがあっても興行はやります!コロナウイルスなんかふっとばす!大和魂ここにあり!」などと宣言し、賛否両論を呼んでいた。

この日はインドの仏教の聖地ブッタガヤから送られてきた黄色のけさを着用。「きょうここに、もし浮遊しているコロナウイルスがあるなら、このけさでもってすべて持ち帰ります!」と力強く話した。

関連するニュースを読む

闘病の佐山サトル来場できず、観客ら大合唱でエール

初代タイガーマスクの佐山サトル(2018年9月20日撮影)

<リアルジャパン:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

リアルジャパンプロレスの旗揚げ15周年記念第1弾大会が行われ、主宰の初代タイガーマスク、佐山サトル(62)は原因不明の病気のため来場できなかった。

佐山は15年5月に心臓の手術を受け、いったん復帰したものの16年12月の試合を最後に長期欠場。現在は歩行困難などの症状があり、パーキンソン病の疑いで検査を重ねている。

試合前には平井丈雅社長がリングにあがり、佐山の状況を説明した。平井社長は佐山本人、医師、新間寿会長と話し合った上で来場を踏みとどまらせたと説明。「みなさんが待ち望んでいる佐山がここに来るために、きょうお休みとさせていただきました。申し訳ございません!」と声を張り上げ、頭を深々と下げた。

さらに、前日18日に電話で話した佐山から預かった言葉を披露。「この情勢の中で会場に来ていただいている1人1人は戦友であり、同士。ここに来ていただけなかった方にも自分と一緒に歩んでいただいている方がたくさんいる。その方たちの思いとともに自分は必ずリングに戻ってくる。それをみなさまに伝えてほしい!そうおっしゃっていました」と最後は絶叫しながら初代虎の思いを伝えた。

試合の合間には、会場全体で「ゆけ!タイガーマスク」を大合唱。闘病中の佐山へエールを送った。

関連するニュースを読む

スターダム無観客試合 配信再生回数は6万7000

スターダム初の無観客試合でメイン後、テレビカメラに向かってあいさつする岩谷麻優。南側観客席のオレンジ色が目立った

<スターダム:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

女子プロレス団体スターダムが新型コロナウイルスの影響により後楽園ホールで初の無観客試合を行った。試合の模様はYou tubeで無料生配信され、最大同時視聴数約1万2000、再生回数はのべ6万7000にのぼった。

異様な光景だった。会場にいるのは、選手、スタッフ、取材者のみ。リングサイド、東西南北の四方に客の姿はない。選手らは声援がない中、ビデオカメラの向こうの視聴者を意識しながら、試合を行った。

メインではスターダムのアイコン”ことワールド王者岩谷麻優(27)が鹿島沙希(26)と対戦。途中、2人は場外乱闘へ突入。岩谷は南側観客席の最上段から鹿島に突き落とされ、35段を階段落ち。映画「蒲田行進曲」の名シーンを思わせる豪快な落ちを披露し、ネット上をにぎわせた。試合後岩谷は「観客がいないのは不安もあったけど、やってみたらすごい楽しかった」と語り、「コロナ問題が収束し、1人でも多くの方々に楽しんでいただきたい」と通常興行の再開を願った。

初の無観客試合に対し、選手、関係者の感想はさまざまだった。タッグマッチに出場した木村花(22)は「お客さまがいないと、ただ痛めつけられているような感じ。声援が1番の薬なのだと分かった」。木村とタッグを組んだジャングル叫女(28)も「できれば(今後は)なしがいい」と、やりづらさを語った。

会場で見届けたオーナーであるブシロード木谷高明取締役(59)は選手側の不安をくみとりつつも、「いろんな可能性が見えた。やって良かった」と評価。視聴者数が予想以上に多かったことから、「初めて見てくれた人もいたと思う」と前向きにとらえた。

この日は感染予防のため選手、解説者ら動画に写りこむ人以外はマスク着用必須。入場前には検温も行われ、37度未満に限り入場可能とした。今後、3月14日から22日までの5興行は中止。24日に後楽園ホール大会を予定しており、状況をみながら開催可否を決める。

スターダム初の無観客試合のメインで、南側観客席横の35段階段を転げ落ちた岩谷麻優

関連するニュースを読む

ゼロワン大谷「生き様見せる」両国国技館で記念大会

両国国技館での旗揚げ20周年記念大会を発表したゼロワンの大谷晋二郎(撮影・高場泉穂)

<ゼロワン:後楽園大会>◇1日◇東京・後楽園ホール

プロレスリング・ゼロワンが1日、21年3月14日に両国国技館で旗揚げ20周年記念大会を行うと発表した。

同会場は、01年3月2日に旗揚げ戦、11年3月6日に10周年記念大会を行った縁深い場所。1日の19周年記念大会の試合後、スクリーンで10年ぶりの両国進出が発表されると、大きなどよめきが起こった。

ゼロワンを率いる大谷晋二郎(47)は「どんな状況だって、両国で何度でも立ち上がる男の生き様を見せてやる!」と宣言した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、興行を中止、延期する団体もある中、ゼロワンは経営的に中止が難しい状況にある。沖田レフェリーは「ぼくらは止まったら、つぶれちゃうんです!」と本音を明かした。 観衆は682人。セミの田中将斗、杉浦貴(ノア)組対関本大介、岡林裕二(ともに大日本)組のスペシャルタッグマッチは、激しい肉弾戦となり30分ドロー。メインの世界ヘビー級タイトル戦では団体生え抜きの佐藤耕平が、王者火野裕士を破り、王座奪還。熱い試合の連続に会場は何度も沸いた。

大谷は「もちろん反対意見があるとは思うが、正解はない。会場に見にきてくださる方がいる限り、満足させたい、明るい話題を届けたいという思いでやりました。試合後には、涙を流して『やってくれてありがとう』と言ってくださる方もいた。喜んでくれる方がいたのが何よりうれしい」といま試合をすることへの、複雑な思いを語った。

関連するニュースを読む

武藤が前田が長州が60周年猪木から闘魂注入ビンタ

「燃える闘魂60周年メモリアルセレモニー」でポーズを決め写真に納まる、左から長州、武藤、木戸、藤原、前田、木村、アントニオ猪木、越中、ヒロ斉藤、AKIRA、蝶野、藤波(撮影・横山健太)

<プロレスリング・マスターズ:後楽園大会>◇28日◇東京・後楽園ホール

新型コロナウイルス感染拡大の影響でプロレス興行の中止、延期が相次ぐ中、武藤敬司(57)がプロデュースするプロレスリング・マスターズの大会が行われ、会場は熱狂に包まれた。

今回は武藤の師匠であるアントニオ猪木氏(77)のデビュー60周年記念大会。試合後に猪木氏がリングに上がり、さらに武藤、蝶野正洋、越中詩郎、藤原喜明、藤波辰爾、木村健悟、前田日明、木戸修、長州力と猪木氏の弟子にあたるレジェンドらが集結し、師匠をぐるっと囲んだ。

マイクを持った猪木氏は「元気ですかー!元気があれば、なんでもできる」と第一声。「ここに来る途中、いろんなことを考えました。60周年なんかオレ関係ねえのにな」と大会の目玉にされたことを笑いながら愚痴りつつも、「熱い声援をもらったら、人前に出ることは素晴らしいこと」と喜びを語った。

さらに周囲、観客の声に背中を押され、武藤、蝶野、前田、長州にビンタで闘魂注入。「がんばっていこうよ。これからのプロレスが世界に向けて勇気と希望を発信できるように」と1、2、3、ダー! のかけ声で大会を締めた。

毎回人気の大会とありチケットは事前に完売。だが、コロナウイルス感染拡大の影響により、直前に約300件のキャンセルがあり、入りは8割程度にとどまった。メインのタッグマッチのセコンドに入った蝶野は客席に向かって「おいい、お前ら! よくもぬけぬけと出てきたな」と話し、笑わせつつつも、大会開催を決めた武藤に「心からお礼申し上げる」と感謝した。

試合後、武藤は「ここ2、3日追い詰められてたので、(猪木氏に)ビンタをもらってうれしかった」と、開催するかどうか悩んだことを明かした。さらに「今回マスターズやらなかったら、次1人欠けるかもしれないから、必死でやったんだよ」と決行に至った理由をブラックジョークで説明。「今の時点ではやってよかった」と胸を張った。

前田(中央)に闘魂ビンタをするアントニオ猪木(右)。左から武藤、藤波(撮影・横山健太)
アントニオ猪木(左から4人目)からの闘魂ビンタを嫌がる長州(同2人目)を無理矢理引っ張り出す蝶野(左)と武藤(同3人目)。右は前田(撮影・横山健太)

関連するニュースを読む

武藤敬司プロデュース公演、28日に予定通り開催

昨年行われたプロレスリング・マスターズ大会 後方左から2人目が武藤敬司(2019年8月30日撮影)

プロレスラー武藤敬司(57)がプロデュースする「プロレスリング・マスターズ」は27日、28日の東京・後楽園大会を予定通り開催すると発表した。

新型コロナウイルス対策として来場者にマスク着用などを呼びかけるほか、観戦キャンセル希望者には返金対応する。大会は武藤の師匠であるアントニオ猪木氏が来場。メインイベント出場予定だった新日本プロレス天山広吉、小島聡が欠場となり、藤波辰爾、藤原喜明組対武藤、スーパーJ組にカード変更となった。また、プロレスリング・ノアは3月8日の横浜文化体育館大会、全日本プロレスは3月7日千葉・銚子大会を延期するとそれぞれ発表した。

関連するニュースを読む

中西学は最後も背骨折り…27年幕「感謝しかない」

引退セレモニーで新日本プロレスの選手たちに胴上げされねぎらわれる中西(撮影・河田真司)

<新日本:後楽園大会>◇22日◇東京・後楽園ホール

新日本の“野人”中西学(53)が27年間のプロレスラー人生に幕を下ろした。

22日の東京・後楽園ホール大会で同じ第三世代の永田裕志、天山広吉、小島聡と組み後藤洋央紀、飯伏幸太、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組と対戦。最後は棚橋に抑え込まれたが、札止め1720人の前で全力のラストファイトを披露した。

先陣を切ってリングインし「最高のパートナーに助けられ、最高の相手4人」と渡り合った。永田に誤爆されると、得意のアルゼンチン式背骨折りを2度繰り出す。棚橋も担ぎ上げて仕留めにいくが、最後はハイフライフローに沈んだ。

引退セレモニーでは坂口征二顧問から「一番最高やった」、藤波辰爾から「まだいい体なのに」、馳浩専大OB会長に「面白かった」と惜しまれた。10カウントゴング後、選手に3回胴上げされリングをおりた。

五輪出場、G1優勝にIWGPヘビー級王座も手にした。首のケガが引退を早めたが「みんなに感謝しかない」と涙ぐんだ。「死ぬまでプロレスラー。トレーニングも続けて携わっていきたい」。家業の茶栽培を手伝いながら、新日に恩返しをしていくつもりだ。

◆中西学(なかにし・まなぶ) 1967年(昭42)1月22日、京都市生まれ。専大時代にレスリング全日本選手権4連覇。92年バルセロナ五輪代表。同年8月に新日本に入団。97年に小島聡とIWGPタッグ王座獲得。99年G1優勝。09年IWGPヘビー級王座。得意技はアルゼンチン式背骨折り、原爆固めなど。186センチ、120キロ。

引退セレモニーで新日本プロレスの選手たちにとポーズを決める中西(中央)(撮影・河田真司)
引退セレモニーで10カウントゴングに臨む中西(撮影・河田真司)

関連するニュースを読む

棚橋弘至、飯伏幸太組が新王者「無限に防衛する」

<新日本:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

IWGPタッグ選手権で挑戦者棚橋弘至(43)、飯伏幸太(37)組が、王者タンガ・ロア、タマ・トンガ組を破り、新王者となった。棚橋は約14年半ぶり3度目で、飯伏は初戴冠。夢の“ゴールデン☆スター”タッグが誕生した。

棚橋はタマにハイフライフローを決めるも、カウント2で邪道が海野レフェリーを襲い、3カウントはすんでで奪えず。さらにタンガにIWGPのベルトで殴打される。だが、飯伏がタマに蹴り、さらにカミゴェを決め、流れを取り戻す。そこに棚橋が2度目のハイフライフローをタマに決め、勝利をもぎ取った。

マイクを持った棚橋は「ぼくの願いは1つなんです。プロレスを見ている時だけは楽しんでください」とあいさつ。さらに飯伏との新タッグで「無限に防衛するから」と宣言した。だが、締めぜりふの「愛してまーす」を言い終わらないうちにタイチ、ザックの2人に乱入され、ボコボコにされる結末に。棚橋、飯伏の2人は両脇を抱えられながら控室へ。大団円を邪魔された棚橋は「くそぉ…」とつぶやいた。

関連するニュースを読む

中西学、引退前日にようやく勝利「ホー!」も披露

中西学(右から2番目)は22日のラストマッチ前に悲願の勝利。左から天山広吉、小島聡、1人おいて永田裕志(撮影・高場泉穂)

<新日本:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

22日に引退する中西学(53)がラストマッチ前に勝利をつかんだ。8人タッグマッチで第三世代の盟友永田、天山、小島と組み、ヒール軍団バレットクラブ組と対戦。途中集中攻撃を浴び、邪道に竹刀で背中をたたかれたが、びくともせず。最後は外道にアルゼンチンバックブリーカーを決め、ギブアップさせた。

1月7日に引退を発表して以来、勝利したのは11日の全日マット参戦時のみ。中西は試合後、四方のコーナーによじのぼり、「ホー!」と雄たけび。「やっと取れた」と充実の表情を見せ、「あすも勝利をもぎ取りに行きます!」とラストマッチへ気持ちを高めた。

22日の引退試合もパートナーを務める永田は「27年間ずーっとこの男のそばにいたけど、本物の中西学をまだ出してない」とさらなる覚醒を要求。「怒れる野人、荒ぶる野人を、この手で披露します」と覚醒を導くサポートを約束した。

関連するニュースを読む

初代タイガー佐山、病気は「パーキンソン病に近い」

初代タイガーマスクの佐山サトル氏(2019年7月6日撮影)

リアルジャパンプロレスの新間寿会長(84)が19日都内で会見し、同団体主宰の初代タイガーマスク、佐山サトル(62)が病気だと明かした。

佐山は15年5月に心臓を手術。1度復帰したものの、16年12月の試合を最後に長期欠場している。新間氏は「パーキンソン病に近い状態」と歩行困難であることなどを説明。約2年前にもパーキンソン病の疑いで検査しているが原因は不明だった。再度検査し24日に結果が出る予定。「タイガーには、3月19日(後楽園大会)に来てもらって、元気な姿をお見せしたい」と回復を願った。

関連するニュースを読む

Abemaでノア生中継、藤田社長観戦しテープ投入

試合後に荒ぶる藤田和之(撮影・高場泉穂)

<ノア:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

プロレスリング・ノアが1月末にサイバーエージェント傘下となって以来、初のAbemaTV生中継が行われた。

試合は午前11時30分開始。試合中は約6万の視聴数を集め、ツイッターでも国内のトレンドに入った。

サイバーエージェント藤田晋社長とともに会場で観戦したノア高木三四郎社長(50)は「競合イベントが多い日曜昼にトレンドをとれたのはすごいこと」と反響の高さを喜んだ。

今後の中継については「月1のペースを予定しているが、今回の反響を受けて、Abemaの担当者と話し合いたい」とした。

オーナーである藤田社長はこの日が初のノア生観戦だった。高木社長は「試合後に感想を聞いたら、すごく面白かった、体の大きい選手が多い、とおっしゃっていた」。

また、藤田社長がマスクを着用していたためか、周囲のファンからは気付かれず。

「メインの試合前には、近くの清宮海斗選手のファンから紙テープを渡され、投げていました」と明かした。

町田対東京V 笑顔で試合を見つめる株式会社サイバーエージェント取締役社長の藤田晋氏(2019年2月23日)
中嶋勝彦とのシングル30分1本勝負で引き分けに終わり、感想を語る鈴木秀樹

関連するニュースを読む

中西学が全日参戦で大暴れ「えも言えぬ雰囲気」ある

全日本後楽園大会に参戦し、あいさつする新日本プロレスの中西学(手前)。後方左から西村修、吉江豊、秋山準

<全日本:後楽園大会>◇11日◇東京・後楽園ホール

2月22日に引退する新日本プロレスの“野人”こと中西学(52)が全日本プロレスに参戦し、大暴れした。

専大レスリング部後輩で全日本GMの秋山準、かつて新日本でともに戦った西村修、吉江豊とタッグを組み、田村男児、TAJIRI、崔領二、ヨシタツ組と対戦。アルゼンチンバックブリーカーで田村を持ち上げ、その体勢のまま田村の足でTAJIRIを退け、毒霧攻撃を阻止。そのまま絞め上げ、勝利をおさめた。

試合後は大歓声を浴びながら、「温かい声援ありがとうございました」とあいさつするにとどまらず、「19日から22日まで4日間新日本で試合をさせてもらいます」とアピール。横にいる秋山に「ごめんな、宣伝させてもらって」と謝り、笑いを誘った。

バックステージでは、いつもと違う全日マットの雰囲気について語った。「新日本育ちで新日本が好きですけど、えも言えぬ雰囲気がありますね。優しさばかりじゃなく厳しさもあって、精いっぱいやったやつに声援がくる。何ともいえない。いい感じの。新日本も見習ったほうがいいかもしれないですね」。全日本をたたえるコメントに、秋山は「大丈夫ですか?」とツッコミ。中西は「さっき(リング上で新日本を)宣伝しちゃったから、上げておかないと」と笑った。

関連するニュースを読む

宮原健斗がV10達成「まぎれもなく歴史上最高」

最多タイとなる10度目の防衛に成功した3冠ヘビー級王者宮原健斗

<全日本:後楽園大会>◇11日◇東京・後楽園ホール

3冠ヘビー級王者宮原健斗(30)が青柳優馬(24)を下し、川田利明が持つ10度の最多防衛記録に並んだ。

青柳に3連続ジャーマンをくらうなど苦戦も、以前の必殺技ブレーブハートを決め、シャットダウンスープレックスホールドでとどめ。自身のデビュー12周年記念日を勝利で飾った。

これで故三沢光晴が持つ21の通算防衛記録まであと1つ。宮原がマイクで「まぎれもなく全日本の歴史上最高の王者は俺だ。文句があるやつは出てこい」と叫ぶと、諏訪魔(43)が登場。「おれが記録をストップしてやる」と挑戦表明を受けると、宮原は満員の客席に「宮原と諏訪魔どちらを求めるんだ」と質問。両者の名を呼ぶ声が入り混じる中、「おもしれえじゃねえか。勝負だ」と挑戦を受け入れた。

関連するニュースを読む

彩羽匠「引きずり下ろす」スターダムと団体抗争へ

岩谷麻優に勝利した彩羽匠(右)をねぎらう師匠長与千種(撮影・高場泉穂)

<スターダム:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

急きょ決まったカードが超満員の後楽園を熱狂させた。

この日のメインでワールド・オブ・スターダム王者岩谷麻優(26)にSareee(23=ディアナ)が挑戦する予定だったが、前日7日にSareeeの急性腸炎および感冒による発熱で欠場が決定。代わりに岩谷と、元スターダム所属で、マーベラスのエース彩羽(いろは)匠(27)の2年ぶりとなるシングルマッチが行われた。

岩谷は、170センチの恵まれた体を持つ彩羽の力強いキックや投げ技に苦戦。ぼろぼろになりながら、直前に長与千種から伝授された必殺技ランニングスリーを仕掛けるも彩羽の体を持ち上げられず。最後は彩羽にランニングスリーを見事に決められ、20分49秒で3カウントを奪われた。

試合後、岩谷はマイクを手にすると「こんな形でやると思わなかったけど、試合してくれてありがとう」と手をさしのべ、握手。「完敗。このまま負けっぱなしでいることは嫌なので、赤いベルト挑戦してきてください」と挑戦者に指名した。彩羽は、自分が長与から伝授されるまで何年もかかったランニングスリーを岩谷がすぐに教えてもらったことに「ずるいよね」と嫉妬。「(ランニングスリー)意地でもあげさせません。赤いベルト挑戦させてください」とその場で快諾した。

バックステージで彩羽は「挑戦するからには本気でベルト取りにいきますよ。スターダム面白くなりますよ」と基本的に鎖国体制を取るスターダムからのベルト奪取を宣言。「ブシロードさんがついて、1団体だけトップにのしあがろうとしている。そこを引きずり下ろす団体がいても面白くないですか?」と団体抗争であることを強調した。師匠長与は「面白かった。いい試合だったね」と彩羽をねぎらうとともに、「岩谷のやられっぷりは天下一品」と絶賛。タイトル戦も前向きに考える姿勢を示した。

岩谷は、2月23日名古屋大会でこの日挑戦表明したジャングル叫女と3度目の防衛戦をすることが濃厚。岩谷と彩羽との団体の威信をかけたタイトル戦について、スターダムのロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは「落ち着いてから」と少し先になる模様だ。

関連するニュースを読む

内藤哲也、KENTAとの前哨戦勝利も最後まで舌戦

9日大阪大会前最後の前哨戦で勝利した内藤哲也

<新日本:後楽園大会>◇6日◇東京・後楽園ホール

IWGPヘビー、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也(37)が、9日に行われる大阪大会でのKENTA(38)との防衛戦前最後となる試合で勝利をおさめた。SANADA、高橋ヒロムと組み、KENTA、ジェイ・ホワイト、石森太二組と対戦。奇襲で3人にリングで蹴られ、さらに場外でもKENTAに鉄柵にたたきつけられたが、石森への連係攻撃で流れを引き寄せ、石森にグロリア、ディスティーノと技をたたみかけ、3カウントを奪った。

KENTAとの前哨戦は、リングだけでなくバックステージやSNSでのコメントで注目を集めている。「話題のふりまき方すごいよ」とKENTAをたたえつつ、「散々あおるだけあおっておいて、試合ではすんなり負けてしまう。そう、この前の東京ドームみたいにならないことを祈りますよ」と1月5日に後藤洋央紀に敗れ、NEVER無差別級王座から陥落したことを持ち出し、皮肉った。

前日、KENTAは自分の意見が通らないと会社を批判する内藤に対し、「むしろ会社にありがたいと思えよ。思うようにすべてものが進んでたら、誰がお前のことなんか応援するんだよ」とコメントしていた。その言葉を受け、内藤は「自分のこと言ってるんじゃないの?」と逆襲。

「大ブーイングという名の大歓声を全国各地で浴びて応援されているんだよ。経験者がいうとさ、説得力抜群だよね。思うようにいけなかったんだろ?(WWEから)帰ってきてから思うようにいけず、悩んだあげく、今こうして声援を受けて喜んでいるんだろ? いいことじゃん」と、新日本参戦後ヒールとして開花したKENTAを皮肉たっぷりに持ち上げた。

関連するニュースを読む

KENTA、ファンの批判一蹴「余計なお世話だ!」

バックステージでファン批判をするKENTA

<新日本:後楽園大会>◇4日◇東京・後楽園ホール

KENTA(38)が敵対するファンの批判を「余計なお世話だ!」と一蹴した。

9日大阪城ホールでIWGPヘビー、同インターコンチネンタル両王座をかけて戦う2冠王者内藤哲也(37)と6人タッグで対戦。途中内藤、SANADA、BUSHIから同時に低空ドロップキックを浴びるなど集中攻撃で窮地に追い込まれたが、BUSHIに狙いを定め、PKキック、さらにgo2sleepを決め、勝利。内藤が持つ2つのベルトを取り、すぐにリングに放り投げると会場中からブーイングを浴びた。

1・5東京ドーム大会2冠戦の後、オカダ・カズチカを破った内藤哲也を襲撃。以来、会場でブーイングを浴びるにとどまらずSNS上でファンから批判を浴び続ける。だが、KENTAはその批判コメントを拾い上げ、巧みな言葉で返信。話題を集め続けている。

この日のバックステージでは、試合の内容を求める批判を挙げた上で、「2月9日、てめぇらを全員黙らすようなすげえ試合してやるからな…とか言うと思う?言うわけないじゃん。勝ちゃいいんだよ。勝てば」と笑いながら結果至上主義を宣言。「お前らに俺のプロレス人生コントロールされてたまるかよ。『いい試合しろ』『すげぇ試合してみろ』。余計なお世話なんだよ。黙ってみてろよ」とまくし立てた。

関連するニュースを読む