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仙女15歳愛海“一本”宣言「日本一のレスラーに」

ジュニアベルトを掲げる愛海(撮影・山田愛斗)

プロレス番組を毎日のように見ていたオタク少女が、センダイガールズプロレスリング(仙女)第5代ジュニア王者まで上り詰めた。“中学生レスラー”の愛称で親しまれている愛海(15)は、中学を今月卒業。「(学業との)両立は今でも難しくて、高校ではもっと難しくなると考えたら、自分が好きな道を選んだ方がいい」。進学せずレスラー一本で勝負していく。

プロレスとの出会いは、初めて観戦に訪れた2歳のとき。以降、小3まで住んでいた大阪で何度も会場に通った。親の転勤があり小4で仙台へ引っ越し。仙女を見るようになり「女性でこんなに強い選手がいるのかと思い、憧れというか、こういう選手になりたい」と職業として意識し始めた。レスリング経験が少しある程度で、スポーツとは無縁だった。それでも選手がロープワークやマット運動を一般人に指導する「仙女サークル」で腕を磨き、徐々に頭角を現すと、プロ練習にも参加。小6でプレデビューを果たした。

12歳11カ月、中1で臨んだプロ初戦は、経験豊富なジャガー横田に屈して黒星スタート。「偉大な選手が相手でドキドキしていた。試合が始まったら目つきが変わってすごく怖かったが、『やってやるぞ』という気持ちだった。緊張してできない部分もあったけど、得意技のドロップキックを何発も打てたのは良かった」と振り返った。

昨年10月、神童ミコトに勝利し、プロ3年目で初めてベルトを巻いた。「何度も対戦し、バチバチのライバル関係もあったので楽しかった。ベルトを獲得したときは声援も大きくてうれしかった」。そして1、2月と2度防衛。次の防衛戦は未定だが「日本一の女子プロレスラーになりたい」。最強への道をコツコツ歩んでいく。【山田愛斗】

◆愛海(まなみ)2004年(平16)8月10日生まれ、大阪府出身。17年7月にプロデビュー。第5代センダイガールズワールドジュニアチャンピオン。得意技はドロップキック、羽根折り首固め。趣味は犬猫の動画を見ることや散歩。興味のあるスポーツは立ち技格闘技のK-1で、同じ大阪出身の皇治のファン。160センチ、57キロ。

ジュニアベルトを掲げる愛海(撮影・山田愛斗)

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伊藤雅雪祝勝会に250人、海外想定し英会話も本腰

長女愛音ちゃん(左端)、衣理香夫人(左から2番目)、次女愛海ちゃん(同3番目)に花束を渡されるWBO世界スーパーフェザー級王者伊藤

7月28日に米キシミーでプロボクシングのWBO世界スーパーフェザー級王座を獲得した新王者伊藤雅雪(27=伴流)の「新チャンピオン誕生祝勝会」が26日、東京・江東区のホテルで開催された。

同区の関係者ら250人が出席。クリストファー・ディアス(プエルトリコ)との同王座決定戦に判定勝ちし、世界王者となった伊藤は「近所の(伴流)ジムに通い始めてから9年で世界王者になるとは。王者になり、ここからがスタートライン。日本でも、海外でもビッグファイトしたいと思います」と意欲満々。米国など海外での防衛戦を想定し、来月から英会話の勉強に本腰を入れるという。

祝勝会の冒頭では、衣理香夫人、長女愛音(あのん)ちゃん、次女愛海(あいみ)ちゃんから花束を贈呈された。愛音ちゃんに「チャンピオン、おめでとう」と祝福されると、照れ笑いも浮かべた。

また、所属ジムの団太路会長は「ジム発足から21年目で、初めての世界王者が誕生しました。五輪を目指すアスリートはほとんどいない、近所の方がフィットネスで来るような環境で、気持ちを持っていくのは大変だったと思います。ありがとうございます」と伊藤に頭を下げて感謝するシーンもあった。

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伊藤雅雪、米国で王座「信じられないことが起きた」

伊藤雅雪(2018年6月18日撮影)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦12回戦>◇28日(日本時間29日)◇米フロリダ州キシミー・シビックセンター

 37年ぶりの快挙!! 世界初挑戦の同級2位伊藤雅雪(27=伴流)が3-0の判定で、無敗の若きホープとなる同級1位クリストファー・ディアス(23=プエルトリコ)を撃破した。

 4回にダウンを奪い、終盤までリズム良い連打で攻め続け、王座奪取に成功。日本人の米国での王座奪取は81年三原正以来、37年ぶり5人目で、海外での王座奪取も10人目となった。プロ2戦目直前に交通事故で左手首など3カ所を骨折する重傷を乗り越え、プロ10年目で悲願のベルトを巻いた。

 感極まった表情でベルトを手にした。両目に涙があふれた伊藤は「ポイントは気にしていなくて倒す、倒す、倒すとずっと考えていた。やり切った気持ちが強かった」。現地応援した衣理香(えりか)夫人と抱き合い「信じられないことが起きた。人生が変わった」と快挙を分かち合った。

 米プロモート大手トップランク社いち押しのホープの動きをすぐに見極めた。会場内の観客は23勝(15KO)のディアスの応援。アウェーの雰囲気の中で「1回で自分の力が通用する」と自信を持った。前に出ながら連打を続け、4回には連打の後に「感触があった。一生忘れられないストレートになる」という強烈な右でダウンを奪った。7年間、バスケットボールで養った軽快かつ俊敏な動きから5連打、7連打で相手の体力を削り、至近距離での攻防で勝利をつかんだ。

 「不安もたくさんあって試合前に1人で泣いていた。自分を信じて戦うだけだと」。09年9月、プロ2戦目の1週間前。原付バイクに乗った伊藤は、居眠り運転で信号無視してきた車に追突された。意識を失って緊急搬送。右足首、腰、そしてボクサーの生命線となる左手首を骨折し「骨が飛び出ていた」と振り返る重傷だった。1カ月で退院後も数年は手首に痛み止めの注射を打った。所属ジムの先代の団元気会長から「名前の之を雪に変えたら」と勧められて「雅雪」にリングネームを変更すると自然と痛みが消えた。「右手だけのお前でも王者になれる」と激励をくれた先代会長にも恩返しした。

 15年から知人を通じて米ロサンゼルスで拠点をつくった。元2階級制覇王者畑山隆則らを指導したルディ・エルナンデス氏や岡辺大介氏という現地トレーナーと出会い、年2~3回は家族を東京に残して単身合宿を積んできた。初の海外試合が米国での世界初挑戦だったが、本場での試合観戦でイメージトレーニング。戦前の下馬評は劣勢でも「絶対に世界王者になると信じて戦いました」という気持ちですべてを覆した。

 強豪の多いスーパーフェザー級で頂点に立ち、米国で存在をアピールできた。「まだまだボクは強くなれる。一生、ボクの名前が残るような相手と(試合を)したい。まだ夢の途中。デカイ試合をしたい」。伊藤のアメリカンドリームは始まったばかりだ。

<伊藤雅雪(いとう・まさゆき)>

 ◆生まれ 1991年(平3)1月19日、東京都生まれ。本名は伊藤雅之。

 ◆バスケ一筋 明治小6年時にミニバスケットを開始し都2位。深川中バスケット部で東京都16強。駒大高3年まで続ける。ダンクシュートができる。

 ◆転向 部活動引退後にボクシング開始。駒大進学後の09年に伴流ジムからプロデビュー。

 ◆獲得 12年全日本フェザー級新人王、13年WBCユース・ライト級王座、15年に東洋太平洋スーパーフェザー級王座、16年にWBOアジアパシフィック同級王座を獲得。15年に日本同級王者内藤律樹に判定負けしたのが唯一の黒星。

 ◆CM出演 甘いマスクでオーディションに合格、14年にJRAのテレビCMで竹野内豊と共演。

 ◆家族 学生結婚した衣理香夫人と長女愛音(あのん)ちゃん、次女愛海(あいみ)ちゃんの4人家族。

 ◆タイプ 身長174センチの右ボクサーファイター。

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村田諒太がフジ宮司愛海アナを“打ち返す”

フジテレビ4月改編のキャンペーンキャラクターに起用され意気込む村田諒太

 フジテレビは5日、都内で4月改編の春の新番組発表会見を開き、イメージキャラクターを務めるボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が特別ゲストとして登壇した。

 「変わる、フジ 変える、テレビ」と題したイメージビデオにも試合コスチュームで登場。4月から新スポーツ番組「S-PARK」のメインキャスターを務め、この日の司会を務めた宮司愛海アナウンサーから「鋭い目線が印象的でした」と水を向けられると、「垂れ目なんで、鋭いと思ってないです」と恥ずかしそうに苦笑する一幕もあった。その直後に改編の注目点を聞かれると、「宮司さんのスパーク(S-PARK)ですね。スポーツの魅力を十分に伝えて下さい。期待しています」と、しっかりと“打ち返し”てみせた。

 自身は4月15日に横浜アリーナで初防衛戦が控える。同級8位エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)を迎える一戦は、同日午後7時57分から生中継されることもこの日発表された。「(相手は)テクニカルな選手。翻弄(ほんろう)されれば負けてしまう。試合はパワー型の僕と、テクニック型の対決で分かりやすく、面白い試合になる」と、改編の顔らしく、見どころを自ら解説した。

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中1レスラー愛海、いつか仙女の「名勝負数え唄」に

里村に足を決められる愛海

<仙台女子プロレス>◇13日◇仙台市宮城野区文化センター

 デビュー1年目コンビの中学生プロレスラー愛海(13)と、宮城・気仙沼出身の佐藤亜海(19)が18年初のホーム開催で、初めてメインを経験した。愛海は松本浩代、橋本千紘と、亜海はDASH・チサコと里村明衣子とタッグを組み、ベルト経験者たちにもまれた。最後は亜海が24分21秒で松本のバックドロップに沈み「目立ってやろうと思ったけど、相手の技が強くて力の差を感じた」と先輩の洗礼を受けた。

 白姫美叶が練習中に首を負傷して欠場したため、この日2試合を戦った愛海も防戦一方だった。「ものすごく緊張した。自分の技が利かなくて、逆に相手に決められた」。見せ場をつくれなかったが、まだ中学1年生。学業を終えた午後6時半から約2時間の練習を続けている。デビューが後の亜海とはライバル関係で、シングルで負け越している。「まだ私の方が1勝しかしていない。日本一の女子プロレスラーになるには、負けられない」と意識した。医療系の専門学校に通いながらレスラーを続ける亜海も「体を大きくしないと。ひたすら練習するしかない」と前を見据える。デビュー1年目コンビのライバル関係が、いつか仙女の「名勝負数え唄」になる。

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