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DDT来年6・7さいたまSアリーナでビッグマッチ

世死琥にボディーアタック見舞う赤井沙希(撮影・たえ見朱実)

<DDT:大田区大会>◇15日◇大田区総合体育館

DDTが来年6月7日にさいたまスーパーアリーナでビッグマッチを行うと発表した。

次々と武器を持ち込むウェポンランブル形式で行われた初代O-40(Over440)王者決定戦で、社長の高木三四郎(49)が終盤に「重大発表」を武器として投入。巨大スクリーンにさいたまスーパーアリーナ興行の内容が映し出されると、約3700人の超満員の客席から歓声が起こった。高木はその衝撃の隙をついて、スーパー・ササダンゴ・マシン(41)にひまわりボムを決めて勝利。団体限らず40代以上の選手に挑戦権のあるO-40王座の初代王者となった。

さいたまスーパーアリーナでの試合は、20周年大会を行った17年以来3年ぶりとなる。この試合に「武器」として登場し、解説席で毒舌を展開した元新日本の名物アナウンサー田中ケロ氏も「ぜひ満員にしてください。プロレス界、新日本プロレスの独り勝ちは面白くない」と激励。高木はその場で田中ケロ氏にそのビッグマッチ参戦をオファーした。

17年にサイバーエージェントグループ傘下に入り、組織は安定。この日前代未聞の無料ビッグマッチを成功させたが、手を緩めずさらなる拡大を目指す。高木は「もっともっと上を目指せる。もっともっと面白いことを追求したくなったんだよ。でなきゃ大田区無料興行なんて誰がやるんだ。オリンピックイヤーにDDTが挑戦するさいたまスーパーアリーナはリベンジだ。超満員にしてやる」と力強く宣言した。

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タイチ、内藤破りG1初勝利 飯塚高史の形見技解禁

内藤哲也(左)に前蹴りを決めるタイチ(2019年7月14日撮影)

<新日本:G1クライマックス29>◇15日◇北海道・北海きたえーる◇観衆6946人

Bブロック公式戦で初出場のタイチ(39)が内藤哲也(37)を下し、G1初勝利を挙げた。内藤はこれで2連敗となった。

タイチは2月に引退した飯塚高史の形見「アイアンフィンガー」を海野レフェリーの目を盗んで解禁。継承した飯塚の技アイアンフィンガーフロムヘルを内藤の顔面に決め、タイチ式ラストライドで3カウントを奪った。

今年2月にも札幌で内藤とIWGPインターコンチネンタル王座をかけて対戦。入場時に同じユニット鈴木軍の仲間飯塚が内藤を襲撃したが、復活した内藤に敗れ、ベルト奪取を逃した。

タイチは「俺と飯塚の戦いは続いてたんだよ」と話し、形見のアイアンフィンガーは「俺の守護神になるかもしれないし、これからも持ち続けるよ。また(飯塚が)どっかで来るかもしれないしな」と不在の飯塚に思いをはせた。

内藤撃破で勢い付いたのか、「これこそG1クライマックスだ。全部、俺が変えてやる。楽しみにしとけ」と快進撃を予告した。

アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを放とうとする飯塚高史(2019年2月21日撮影)

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棚橋まさかの連敗スタート「迷子はオレだった…」

棚橋弘至対KENTA ハイフライフローを放つ棚橋(奥)(撮影・大野祥一)

<新日本:G1クライマックス29>◇14日◇大田区総合体育館

前年覇者の棚橋弘至(42)が、まさかの連敗スタートとなった。

初出場となる元WWEヒデオ・イタミことKENTA(38)に対し、スリングブレイドからのハイフライフローを成功。しかし2度目のハイフライ弾をヒザの剣山で迎撃され、相手得意のgo2sleepでヒザを顔面に受けて沈んだ。13日の6人タッグ戦後に「1人迷子が迷い込んでいる」とKENTAを評していた棚橋は「迷子はオレだったな…」と落胆した。

棚橋弘至対KENTA 棚橋にキックを放つKENTA(右)(撮影・大野祥一)

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飯伏幸太が連敗、EVILに痛めた左足首攻められる

飯伏幸太対EVIL 痛めた左足を攻められ苦痛の表情を見せる飯伏(奥)(撮影・大野祥一)

<新日本:G1クライマックス29>◇14日◇大田区総合体育館

Aブロック公式戦で昨年準優勝の飯伏幸太(37)がシングル初顔合わせのEVIL(32)に敗れ、開幕2連敗と追い込まれた。

捻挫している左足首を徹底的に攻め込まれ、最後はEVILで3カウントを奪われた。

試合後は、左足をひきずりながらも「全然足は痛くない」と強がり、「あと全部勝つしかない。まだ諦めていない。チャンスはあるはず」と自らを奮い立たせるようにつぶやき続けた。

この3月、フリーの立場を捨て、新日マットに専念。覚悟を決めて臨む5度目のG1で、ここから浮上を狙う。

飯伏幸太対EVIL EVILを投げる飯伏(奥)(撮影・大野祥一)

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KENTAが「見定め」戦でエース棚橋撃破し連勝

棚橋弘至対KENTA キックを放つKENTA(右)(撮影・大野祥一)

<新日本プロレス:G1クライマックス>◇14日◇第3日◇東京・大田区総合体育館

Aブロック公式戦で初出場のKENTA(38)が昨年覇者棚橋弘至(42)を下し、2連勝とした。新日初登場となった6日、米ダラスでの開幕戦では昨年準優勝の飯伏幸太に勝利。日本初戦でエースを下し、Aブロックトップをキープした。

ノア、WWEを渡り歩いてきたKENTAにとって、新日本の顔である棚橋との一戦は「見定め」される場。ファンの目を感じながらも、その中で躍動した。開始早々、ビンタをさく裂。さらに得意の蹴りを連発し、棚橋の怒りを誘う。相手の必殺技ハイフライフローを1度は食らったが、2発目は膝で迎撃。感情むき出しで向かってくる棚橋を背後から裸絞めし、最後は完璧なGo2sleepでマットに沈めた。

締めのマイクを握ると「KENTAです」とあいさつし、「きょう棚橋さんと試合して、新日本のファンのみなさんと、棚橋さんが作ってきた信頼関係みたいなものをまざまざと感じた」と素直な感想を吐露した。

「みんなが俺を知っていようがいまいが、どっちでもいい。初出場初優勝して、ここに帰ってこようと思います」。ファンに呼びかけると、大歓声が返ってきた。

14年にノアを退団し、WWE入り。試合には出ていたが、肩や首の負傷などでなかなかトップ戦線には絡めなかった。久しぶりの日本での試合、しかも大観衆の中での激闘。「すげー充実してる。こういう緊張感の中でできることを幸せに感じて、優勝を目指す」。求めていた刺激的なリングで、初出場初優勝へ突き進む。

棚橋弘至対KENTA 棚橋を破り、勝利をアピールするKENTA(撮影・大野祥一)
棚橋弘至対KENTA 場外でキックを放つKENTA(左)(撮影・大野祥一)

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後藤洋央紀が白星発進 特訓受けた柴田勝頼らに感謝

ジェイ・ホワイト(手前)に強烈なPKを放つ後藤(撮影・狩俣裕三)

<新日本:G1クライマックス29>◇13日◇大田区総合体育館

Bブロック公式戦初戦で、後藤洋央紀(40)がジェイ・ホワイト(26)を下し、白星発進した。ホワイトの必殺技ブレードランナーを切り返し、昇天・改を決行。何度も立ち上がるホワイトをミドルキックで倒し、最後はGTRで勝負を決めた。

トップ戦線への返り咲きを狙い、4月29日の熊本大会でホワイトとシングルで対戦も敗退。5月途中から戦線離脱し、雲隠れ。ひそかに米国LA道場で柴田勝頼から特訓を受け、G1に備えてきた。迎えた初戦。20分を超えても攻撃をたたみかけられたのは、約1カ月間の努力のたまものだった。マイクを持った後藤は「お久しぶりです」と第一声。

「まだまだ始まったばかりですけど、G1のGは後藤のG。以上」と初優勝した08年以来毎年恒例となっているフレーズで締め、会場を沸かせた。

インタビュースペースでは特訓につきあってくれた柴田やLA道場の仲間に対し、「彼らなしではこの結果はついてこなかった」と感謝。「ここで負けたのでは出る資格はないと思っていた。ここからが俺のG1」とかぶとの緒を締めた。

ジェイ・ホワイト(左)にGTRを食らわす後藤(撮影・狩俣裕三)

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狂犬モクスリー初G1勝利 初出場対決タイチを制す

タイチ(左)にラリアットを食らわすジョン・モクスリー(撮影・狩俣裕三)

<新日本:G1クライマックス29>◇13日◇大田区総合体育館

Bブロック公式戦初戦で、元WWEの「狂犬」ことジョン・モクスリー(33)がタイチ(39)との初出場対決を制し、白星発進した。

6月両国大会での新日初登場と同様、客席から登場。タイチに急襲され、傘で攻撃されるなど序盤はペースを握られたが、途中でリング下からテーブルを持ち出すと一変。場外でタイチを机にたたきつけ、得意のハードコアスタイルで流れを引き寄せ、最後はデスライダーで勝負を決めた。

試合後は、弟分の海野翔太に「アサヒの1番でかいビールと、袋いっぱいの氷と、できる限りのタイガーバームを用意しろ」とうれしそうに命令。「いい感じでレールにのることができた。タイチにもいい勉強をさせてやれたと思う」と満足そうに初G1勝利を喜んだ。

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波乱の幕開け!内藤哲也が矢野通に敗れ黒星発進

矢野にフォール負けした後、悔しがる内藤(撮影・狩俣裕三)

<新日本:G1クライマックス29>◇13日◇大田区総合体育館

Bブロック公式戦初戦で、IWGPインターコンチネンタル王者内藤哲也(37)が矢野通(41)に敗れ、黒星発進した。

内藤は、お決まりのコーナークッション外し、デニーロポーズロープフェイントなど矢野の動きをまねて、相手を挑発し続けたが、一瞬の隙に自らのTシャツで顔を覆われ、視界ゼロの状態に。急所を攻撃された上、タックルで倒され、そのまま丸めこまれて、3カウント。「矢野マジック」にまんまとはまり、わずか3分で敗れた。

2年ぶり2度目の優勝と、その先の史上初2冠を狙うが、波乱の幕開け。ショックからか取材には応じず、急所をおさえて控室に戻った。

矢野(右)にTシャツを顔にかぶせられ、フォール負けする内藤(撮影・狩俣裕三)

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米観客総立ち!オカダG1白星発進、前年V棚橋下す

G1クライマックス初戦で棚橋弘至に勝利したIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス>◇第1日◇6日◇米ダラス・アメリカン・エアラインズ・センター

史上初の米国でのG1開幕戦が行われ、メインのAブロック公式戦でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が、前年覇者棚橋弘至(42)を下した。

過去28回の大会でIWGPヘビー級王者で優勝したのは武藤敬司、佐々木健介2人だけ。棚橋との大一番を制し、史上3人目の偉業へ好発進した。

オカダと棚橋。新日本を背負う2人の黄金カードが初めて米国で実現した。ゴングが鳴っただけで観客が総立ち。リング上の2人は思わず笑みをこぼした。その期待にこたえるように試合は自然と熱を帯びた。

コンディションが不安視された棚橋に、3月のニュージャパン杯以来約5カ月ぶりとなるハイフライフローを場外、2発目と食らったが、3発目は膝で迎撃。レインメーカーを張り手でかわされ、さらに張り手で倒されるもまだスタミナは切れない。走り込む棚橋をとらえて、旋回式の墓石式脳天くい打ちでたたきつけ、レインメーカーにつなげ、とどめをさした。

試合後は「G1どうだった? また帰ってくるときはG1覇者で、かつIWGP王者だ」と英語でコメントし、現地ファンの心もがっちりつかんだ。これで棚橋とのシングル通算成績は6勝5敗3分け。「まだ1勝だけど、棚橋弘至から取った1勝は大きい」と勝利の意味をかみしめた。

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新日G1米開幕、元WWEのKENTA白星デビュー

初参戦のG1クライマックス初戦で勝利し、対戦相手の飯伏と抱き合うKENTA(右)(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス>◇第1日◇6日◇米ダラス・アメリカン・エアラインズ・センター◇観衆4846人

史上初の米国でのG1開幕戦が行われ、Aブロック公式戦で初参戦の元WWEのKENTA(38)が昨年準優勝の飯伏幸太(37)を下し、華々しく新日デビューした。

KENTAは今年2月に約4年半過ごしたWWEを退団。6月の新日本大阪城ホール大会にサプライズ登場し、G1参戦を表明した。飯伏とはシングル初対戦。実戦から離れていたとはいえ、キレ味抜群の打撃をたたみかけ、最後はGo2sleepで3カウントを奪取した。倒れる飯伏に手を差しのべ、その後抱擁。四方のファンの声援にも応え、再スタートをきった。

次戦は14日大田区総合体育館で昨年覇者の棚橋弘至と対戦する。

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日菜太、真夏の祭典で勝利ステップに新日本参戦意欲

キックボクシングイベント、KOクライマックスの会見で、来年の新日本プロレス東京ドーム大会参戦の目砲を掲げた日菜太

K-1などで活躍したキックボクサー日菜太(32=クロスポイント吉祥寺)が、キックボクシングイベントKNOCK OUTによる真夏の祭典KOクライマックス2019(8月18日、東京・大田区総合体育館)での勝利をステップに新日本プロレスの東京ドーム大会(20年1月4、5日)への参戦を実現させる意気込みをみせた。

4日、東京・中野区のブシロードで開かれたKOクライマックス2019の公開会見に出席。16年の旗揚げから3年目を迎え、5月から新体制となったKNOCK OUTの第1弾大会でジョムトーン・チュワタナ(29=タイ)と対戦する日菜太は「(ジョムトーンは)やっぱり70キロのトップの方であることは間違いない。さらに強い外国人が5人ぐらいいるのでジョムトーンという存在は避けて通れない壁。ボクの尊敬する(ボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)内山高志さんがジョムトーンにボクシングで勝っているのもあるので、ここをクリアしてもっと大舞台にチャレンジしていきたい」と意気込みを示した。

5月のKNOCK OUT新体制会見で、新日本プロレス東京ドーム大会への参戦をぶち上げていた。新日本プロレスとKNOCK OUTは親会社が同じブシロード。5月の新体制会見に同席した木谷高明オーナーにも直訴していた日菜太は「ボクが目標とする東京ドーム、本当に実現するために今年は何としても頑張っていきたい。ぜひプロレスの舞台でボクのキックを見せられる『何か』があればいいなと思います」と強調した。

キックボクシングとプロレスはそもそも競技が違う。既に新日本プロレスファンからも否定的な反応を示されているが「めちゃめちゃブーイングされて入場したいです。(カードは)ガチガチのキックボクシングでもいいし、プロレスラーとやりたいです。第3の新しい道を見せられたら」と口にした。大のプロレス好きで、いつか東京ドームで試合をしたいという格闘家としての希望もあった。何より新体制となったKNOCK OUTの人気をアップさせたい意味もある。「今、格闘技界で(世間的に)知っている選手はK-1の武尊選手。RISEの那須川選手。SB(シュートボクシング)のRENA選手。こういう選手と同じようになることを、この1年で達成して、晴れてボクらもメジャー団体に上がっていけるように頑張ろうと思う」と決意表明していた。

キックボクシングイベント、KNOCK OUTの公開会見に出席したキックボクサー日菜太

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ペロ・アグアヨさん死去 グラン浜田ライバル73歳

新日本プロレスなどに参戦したメキシコ人レスラーの「山犬」ことペロ・アグアヨさんがメキシコで死去したことが分かった。3日(日本時間4日)、メキシコ団体のAAAやCMLLが公式サイトで発表した。73歳だった。死因は明らかにされていない。リングネームの「ペロ」は犬を意味する。

メキシコプロレス界のレジェントの1人となるアグアヨさんは70年にプロレスデビュー。75年にNWA世界ミドル級王座を獲得。79年には新日本プロレスで初来日し、同年にはグラン浜田が保持していたUWA世界ジュニア・ライトヘビー級王座を奪取。80年には再び浜田が保持したUWA世界ライトヘビー級王座を奪うなどライバル関係にあった。81年には新日本マットでWWFライトヘビー級王座決定リーグ決勝でも、浜田を下して初代王者にも就いた。

00年には息子のアグアヨ・ジュニアと一緒に来日し、引退ツアーなども行った。01年に現役を引退した。アグアヨ・ジュニアが15年に試合中の負傷が影響で35歳の若さで死去している。

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王者宮原健斗がV5 試合以外はプロレスPR行脚

ヨシタツを下し、3冠ヘビー級V5を達成した宮原健斗

<全日本:後楽園大会>◇30日◇東京・後楽園ホール

3冠ヘビー級王者宮原健斗(30)が、挑戦者ヨシタツ(41)を下し、5度目の防衛を果たした。WWE、新日本などさまざまな団体を渡り歩いてきた「ワールド・フェイマス」に勝ち、エースの貫禄を示した。

2人は「ヨシケン」を組み18年2月に世界タッグ王座を獲得した盟友。17年11月に当時の3冠王者ジョー・ドーリングに惨敗したヨシタツが満を持して、宮原に2度目の挑戦。3冠をかけての初対戦が実現した。1年7カ月前は全日本に参戦したばかりのヨシタツに対し、ファンがブーイングを浴びせたが、この日は一転大声援。ケントコールとヨシタツコールが飛び交う中で試合が始まった。

宮原は得意技のシャットダウン・スープレックスホールドでとどめを狙うも、頭突きやロープへのかみつきなどで何度もかわされた。強烈なブラックアウト(蹴り)を打ち込み、ジャーマンを決めても返される。ヨシタツコールに押される中、何とか腕をからめとり、意地のシャットダウンを決行。26分の激闘を制した。

宮原は顔にペイントをしいつもと違う姿で現れたヨシタツを「何かしてやろうという。やっぱりさすが」と称賛。「このタイミングで3冠をやれたことを誇りに思う。(ヨシタツは)キャリアに怠らず、今を生きている。彼のキャリアが僕のプラスになっている」と感謝した。

昨年10月に4度目の王座を獲得して以来、平成と令和をまたいで防衛中。その間、試合以外は休みなく全国を飛びまわり、役所や学校などを訪問する。すべてはプロレスと「宮原健斗」の名を広めるためだ。「地上波があれば違うんでしょうけど…」。地上波テレビで毎週プロレスが放映されていた時代とは違い、いまはプロレス自体も全日本も自分の名前も、さほど知られていないと自覚している。「選挙活動と一緒。触れれば好きになるはず」。令和のエースを目指し、泥臭く活動を続ける。

試合直後にはゼウスと崔から同時に挑戦表明を受けた。だが、「19年は(プロレス大賞)MVPという大きな目標がある。ベルトを手放すわけにはいかない」。王者の座を守りながら、スターの階段を上っていく。

【高場泉穂】

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武藤敬司が引退長州に「また復帰するんじゃないか」

長州、越中、石井組対藤波、武藤、真壁組 長州(右)にシャイニングウィザードを見舞う武藤(撮影・滝沢徹郎)

<プロレス:POWER HALL2019(長州力引退試合)>◇26日◇東京・後楽園ホール

昨年3月の両ひざ手術で離脱していた武藤敬司が長州引退試合で約1年3カ月ぶりのリング復帰を果たした。

石井に対してフラッシュニングエルボー、低空ドロップキック、ドラゴンスクリューからの足4の字固めのフルコースを決めて大歓声を浴びた。

「長州さんは今日で終わりだけど、オレはスタート。それを証明できたかな。まだ伸びしろがある」と手応えを口にし、長州に向け「引退試合なら普通10カウントゴングやるけどやらなかった。また復帰するんじゃないか」とエールを送っていた。

    ◇  ◇  ◇

昨年3月に両ひざを手術し、長期離脱していた武藤敬司(56)が、約1年3カ月ぶりに長州力(67)の2度目の引退試合でリング復帰した。

メインイベントで藤波辰爾(65)、真壁刀義(46)と組み、長州、越中詩郎(60)、石井智宏(43)組と6人タッグで激突。石井に対してフラッシュニングエルボー、低空ドロップキック、ドラゴンスクリューからの足4の字固めのフルコースを決めて大歓声を浴びた。

武藤は「長州さんは今日で終わりだけれど、オレはここからがスタート。それを証明できたかな」と自ら及第点を出した。昨年3月14日、後楽園ホールで月面水爆を披露して長期離脱。医師から勧められた人工関節の手術を受けた。同4月には退院し、同5月から軽めのトレーニングを開始。年を越し、今年4月には武藤の化身グレート・ムタが米ニューヨークで開催されたHOG大会、同日にマディソンスクエアガーデンで行われた新日本・ROH合同興行の31人出場1分時間差バトルロイヤルにも電撃出場していた。

本来の武藤でのリング復帰を終え「今日は試合にいくパッケージを詰めていただけで息が上がってしまったよ」とも。医師の忠告でひざに負担がかかる月面水爆は禁止されているものの「まだ伸びしろがある」と新たなスタートに満足そうな笑みを浮かべた。

新日本時代の先輩となる長州の引退を見届け「引退試合なのに10カウントゴングをしなかった。試合見ていても元気だし、引退するのはもったいない。また復帰するんじゃないですか」と、引退が信じられない様子だった。

試合後、妻の英子さん(右)と抱擁を交わす長州(撮影・滝沢徹郎)

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長州力が駆けた45年「ずっと見てきた」猪木の面影

長州、越中、石井組対藤波、武藤、真壁組 真壁(下)にサソリ固めを決める長州(撮影・滝沢徹郎)

<プロレス:POWER HALL2019>◇26日◇東京・後楽園ホール

「革命戦士」こと長州力(67)が、45年のプロレスラー人生の幕を閉じた。最後の試合となる6人タッグマッチで越中詩郎(60)、石井智宏(43)と組み、藤波辰爾(65)、武藤敬司(56)、真壁刀義(46)組と対戦。新日本時代の元付き人真壁に敗れたが、すがすがしくリングに別れを告げた。

   ◇   ◇   ◇

最後は真壁の下で力尽きた。「これで終わりだなという感じだった」。長州は98年に1度引退。“2度目”のこの日、10カウントはなかった。後楽園ホールに長州コールが鳴り響く中、藤波、石井らと抱擁し、晴れやかな表情でマイクを手にした。

「45年間、プロレスファンの皆さまに応援され、ここまでくることができました。私にとってプロレスとは、なんだったかな。すべてはイーブンでした」と独特の表現で振り返った。英子夫人をリングに呼び寄せ、抱擁し、キス。「家族のもとに帰ります」。さらに「この会場の雰囲気をつくっているのはファンのみなさんです。引き続き選手に向けて熱い声援をよろしくお願いします」と後輩らを思いながら、すがすがしい表情でリングを降りた。

引退試合のチケットは即日完売。試合は全国27カ所の映画館でライブ中継された。平成維震軍やWJプロレス時代をともにした越中、最後の弟子石井とタッグ。藤波側には真壁と後輩の武藤。長州を中心に団体を超越した夢のカードが実現した。

おなじみの「パワーホール」の入場に、白のリングシューズ、黒のトランクス。67歳になっても衰えないぎらぎらしたオーラで、最後までファンを熱狂させた。永遠のライバル藤波とマッチアップすると、すぐさま藤波の必殺技ドラゴンスクリューをさく裂。真壁にはリキラリアットを見舞い、サソリ固めも決めた。真壁にキングコングニードロップでとどめを刺されても3度返した。執念を見せて、会場を何度も沸かせた。

試合後、今後については「何も考えてない」とだけ話した。プロレス人生最後の試合。頭に思い浮かべていたのは、アントニオ猪木だったと明かした。「あの方をずっと見てきた。リングの上のアントニオ猪木に近づくのはとてつもなく大変なこと」。プロレスの深みを感じながら45年を走りきった。【高場泉穂】

▽藤波辰爾のコメント まだ彼(長州は)これからですよ。現役と同じで燃えている。(自身の興行)ドラディションでオファーしようかな。復帰してもらえるように、自分も準備しないと。

長州、越中、石井組対藤波、武藤、真壁組 真壁(左)にリキラリアットを見舞う長州(撮影・滝沢徹郎)
長州、越中、石井組対藤波、武藤、真壁組 試合後、妻の英子さん(右)とキスする長州(撮影・滝沢徹郎)

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新日本G1、米ダラス開幕戦でオカダVS棚橋が激突

オカダ・カズチカ(2019年5月4日撮影)

新日本プロレスは17日の後楽園大会で、真夏の祭典G1クライマックスの公式戦カードを発表した。

7月6日米ダラスでの開幕戦では、AブロックのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)とエース棚橋弘至(42)がいきなり激突。また初出場のKENTA(38)と飯伏幸太(37)が対戦する。Bブロックの注目カード内藤哲也(36)と初出場鷹木信悟(36)の同門対決は8月4日の大阪大会で行われる。各ブロック10人が30分1本勝負のリーグ戦で戦い、各ブロックの1位が8月12日、日本武道館大会での決勝に進む。

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3カ月ぶり復帰の天山広吉、内藤に唾吐かれ怒り爆発

天山広吉

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

膝のけがで欠場していた天山広吉(48)が3月の長岡大会以来約3カ月ぶりに実戦復帰した。

第3試合の10人タッグ戦に出場し、内藤哲也らロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勢と対戦。先発で内藤とマッチアップすると、猛牛使いのマタドールのようにジャケットをひるがえす挑発を受けた。さらに、得意技であるモンゴリアンチョップをくらい、つばも吐きかけられ怒り爆発。

モンゴリアンチョップ3連発を内藤に見舞い、ラリアット、ブレーンバスターとたたみかけ、意地をみせた。試合は敵のSANADAがタイガー・マスクに勝利。敗れたはしたが、久々の天山のファイトに後楽園が沸いた。

試合後「長い時間が過ぎて、やっとこの日が来た」と感無量。内藤らロスインゴ勢に対して「ツバなんか吐きやがって、このくそったれが」と怒りをぶちまけつつ、「お、天山、変わったやんけ、というぐらいガツガツ、ガンガンいきたい。これからリスタート」と威勢よく前を向いた。

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G1選外の鈴木みのる「偽りの看板をおろしやがれ」

G1に出られない恨みをオカダ(左)にぶつける鈴木(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

G1クライマックス29の出場20人に入らなかった鈴木みのる(50)が新日本への怒りをぶちまけた。

この日4試合目直後にG1出場選手が発表されたが、昨年まで2年連続8度出場の鈴木の名はなかった。鈴木は6試合目の6人タッグに登場。落選の怒りをぶつけるように、敵のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカを関節技やエルボーなどで集中的に痛めつけた。

味方のランス・アーチャーが勝利をおさめると、リング上でマイクを取り、「なぜ、俺をG1に出さない?そんなに目障りか?そんなに危険か?お前らが大事にするオカダをこうやって苦しめるからか?」と新日本に疑問を呈した。続けて今度は客席に向かって「お前らだって俺とG1選手の試合を見たいだろ?」と呼びかけると、大歓声が起こった。その声を満足そうに聞きながら「客の声を聞きゃわかんだろ。今すぐ、最強決定戦なんて偽りの看板をおろしやがれ」とまくしたてた。

バックステージでも怒りはおさまらず、「おい、世界中の鈴木軍予備軍たちよ。騒いでいいぞ。騒げ。こんなクソみたいな巨大組織に」と、ファンにも新日本に対する反逆をうながした。

新日本プロレスへ不満をアピールする鈴木(撮影・中島郁夫)
場外でオカダ(下)にイス攻撃する鈴木(撮影・中島郁夫)

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棚橋、金丸義信ら、青木篤志さんへ追悼10カウント

青木篤志さんへ追悼の10カウントと黙とうをささげる新日本プロレス菅林直樹会長と選手たち(撮影・中島郁夫)

新日本プロレスは16日、後楽園ホール大会試合前に、3日に交通事故により41歳で亡くなった全日本プロレス青木篤志さんの追悼セレモニーを行った。

菅林会長が遺影を持ってリングに立ち、棚橋弘至ら本隊の選手がリングを囲んで10カウントゴングとともに黙とうをささげた。ノア、全日本でともに活動していた金丸義信、ノアに所属していた石森太二らも花道に立ち、追悼した。

青木さんは09年に新日本のジュニアリーグ戦、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに参戦し、ベスト4に進出。10年にはIWGPジュニアヘビー級王座にも挑戦し、敗れたものの当時の王者プリンス・デヴィットと好勝負を繰り広げた。

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田口隆祐「大和魂」2夜連続半ケツでベルト奪取覚悟

2夜連続で半ケツを出した田口隆祐

<新日本:町田大会>◇15日◇町田市立総合体育館

田口隆祐(40)が前日沼津大会に続く2夜連続の半ケツで、ベルト獲りへの覚悟をみせた。

田口は、17日の後楽園大会でNEVER無差別級6人タッグ3度目の防衛戦、25日の仙台大会でブリティッシュクルーザー級王者エル・ファンタズモに挑戦と2つのタイトル戦を控えている。この日は6人タッグマッチで、棚橋弘至、真壁刀義と組み、チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、ジェイ・ホワイト組と対戦。真壁がオーエンズに勝利した。田口は、途中で集中攻撃にあい、オーエンズに尻をむき出しにされるも、尻を出したままオーエンズにヒップアタックを決め、ピンチを切り抜けた。

試合後には「ケツの1つや2つ屁でもない」と、半ケツでも全くダメージはないとアピール。「ケツの1つや2つ、タマの1つや2つ、さおの1つや2つくれてやる。それぐらいの気持ち。それこそが大和魂。必ずブリティッシュクルーザー級をとって、イギリスに見せつけてくる」と大事な部分と引きかえにでも、ベルトを奪取すると約束した。

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