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ファンタズモ、石森組が“疑惑の靴”で仕留め新王者

タイトル奪取に成功しベルトを手にポーズを決める石森太二(左)とエル・ファンタズモ(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:大田区大会>◇23日◇東京・大田区総合体育館

IWGPジュニアタッグ選手権試合は挑戦者のエル・ファンタズモ、石森太二組が、金丸義信、エル・デスペラード組に勝利し、新王者に輝いた。角瓶やベルトで殴り合い、レフェリー2人が負傷退場するなど、大荒れの試合となったが、ファンタズモが“疑惑の靴”で金丸を仕留め、3カウントを奪った。

6日の試合で強烈なスーパーキックを見舞い、金丸を沈めた際に「靴の中に何か入っているだろ」と忠告を受けていた。それでも構わずにデスペラード、DOUKIらに次々とキックを浴びせ続け、納得のいかない金丸らの怒りを買っていた。

ファンタズモは、闘志むき出しで向かってくる2人に対し、爪を立て、背中を引っかき、急所攻撃など反則技を仕掛けながらかわしていった。黄金の右足を出すも、対策を練ってきた相手にうまくかわされ、まさかの海野レフェリーにさく裂。その後、変わって出てきた浅見レフェリーの顔面にもヒットし、2人のレフェリーが犠牲となる異例の展開となった。終盤金丸に押さえ込まれ、靴ひもを解かれかけたが「狙ってくると見越して、いつもよりしっかり結んでいた」と危機を回避した。今度はスーパーキックを顔面にヒット。3度目の正直でようやく3カウントを奪った。

試合後、バックステージで靴を脱ぎ「中にあるのは赤い靴下だけだ」と潔白を主張。石森も「何もなかっただろ。これが結果だ」と念を押した。それでも靴の中は見せておらず、すべての謎は解明されないままだ。レフェリー2人を退場させたファンタズモの右足は、今後もレスラーたちを苦しめ続ける。

タッグマッチで金丸義信(左)を攻める石森太二(撮影・滝沢徹郎)

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天山広吉「1000倍返しじゃ」久々復帰で天敵KO

タッグマッチでグレート・O・カーン(下)を締める天山広吉(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:大田区大会>◇23日◇東京・大田区総合体育館

天山広吉(49)が17日ぶりに復帰し、6日に首を負傷させられたグレート・O・カーンにやり返した。小島聡と組んだ天山は、リングに上がった瞬間から怒り爆発。ゴングを待たずに、O・カーンに突っ込み殴打を繰り返した。途中、テーピングをはがされ、痛めた首を何度も攻められたが、モンゴリアンチョップやアナコンダバスターなど得意技を次々と披露し、因縁の相手に真っ向勝負を挑んだ。

最後は相手の持ち出した椅子を奪い、レフェリーを制し、何度もO・カーンの背中に振り下ろすなどして反則負け。ゴングが鳴った後も椅子で殴り続け、天敵をKOした。「こんなもんで済むと思ったら大間違いやぞ。その気になったら何でもできるんじゃ」と豪語した。

6日の試合に敗れた直後、TTD(テンザン・ツームストーン・ドライバー)を食らい、担架送りにされた。「(O・カーンの)顔がちらついて寝られない。やられた借りは返す」と奮起し、わずか2週間でリングに帰ってきた。モンゴリアンチョップなど、自分の技を“横取り”する相手に「やすやすと使いやがって。本来は俺のものしかない。お前に使われるほど飢えていない」と強烈な打撃を何度も浴びせ、力比べで圧倒した。

十分痛めつけたようにも見えたが、反則負けとなったこともあり「首をぶちのめしてやる」と怒りは収まる気配がない。23日からもO・カーンとのマッチアップは続き、30日にはシングルマッチも行われる。「1000倍返しじゃ、覚悟しておけ」。今月11日にデビュー30周年を迎えた。出はなをくじかれた悔しさを晴らす戦いは、これからも続いていく。【松熊洋介】

タッグマッチでグレート・O・カーン(右)にブレーンバスターを見舞う天山広吉(撮影・滝沢徹郎)

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内藤哲也「本間はもう論外」新たな挑戦相手募る

新日本後楽園大会 本間朋晃(左)に低空ドロップキックを見舞う内藤哲也(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

内藤哲也(38)が、シングルマッチのラブコールを受けている本間朋晃(44)を、17日に続いて必殺技デスティーノで沈めた。

勝利後も本間の首根っこをつかみ、場外へ放り投げ、鉄柵にたたきつけるなど、珍しく怒りが収まらなかった。対戦相手として視界に入ってきたかに思われたが、バックステージでは「一昨日と今日、俺に負けた本間はもう論外だな」とあっさり切り捨てた。

ターゲットは誰になるのか…。4日の東京ドーム大会で飯伏幸太に敗れ、ベルトを失った内藤は、今シリーズでの戦うテーマがなくなり、挑戦してくる相手を探していた。「今がチャンス。みなさま、俺の名前を出した方がいい」と名乗り出る選手を求めていた。1番手の本間が消え、内藤の視線は18日に“立候補”したO・カーンに向けられた。「彼がどうやって俺とのシングルマッチにこぎつけるのか楽しみだね」と審査段階に入った。それでも結果が伴わなければ、自ら動きだすことをほのめかし「時間はあまりない。焦った方がいい」と忠告した。

一方のO・カーンは、観客が少ない理由に、2冠ベルトを失った内藤に魅力がないことを挙げ「切腹もんだ。首と面を洗って出てこい」と挑発した。O・カーンが内藤のターゲットとなるのか、それとも新たな候補が名乗り出てくるのか。あるいは内藤が自分で見つけにいくのか。今後の言動に注目だ。

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鷹木信悟が涙の棚橋を一蹴「真心じゃなくて下心だ」

新日本後楽園大会 勝利後、観客に向かって雄たけびを上げる鷹木信悟(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級王者の鷹木信悟(38)が、涙ながらに愛を叫んだ棚橋弘至(44)を一蹴した。前日のマイクパフォーマンスを聞いていたという鷹木は、タッグ戦に勝利後、リング下の棚橋に向かって「八方美人は嫌いだ。お前の愛は偽りなんじゃねえか? 真心じゃなくて下心だ」と吐き捨てた。

鷹木は、30日愛知大会での対戦が決まってから、棚橋を挑発し続けてきた。この日も「NEVERや俺に対しての思いが感じられない。2度とタイトルマッチができなくしてやる。進退をかけるつもりで来い」と棚橋に向かって“説教”した。

NEVERのベルトにかける思いは棚橋より強いと自負する。5日の東京ドーム大会では体重差20キロのコブに真っ向勝負を挑み、豪快に投げ飛ばすなどして初防衛に成功した。試合後には立てなくなるほどのダメージを負ったが、6日には元気な姿を見せ、リング上で躍動。常に大きな声で100%を出し切るスタイルの鷹木は、負けて苦笑いを見せる棚橋の姿が「気にくわない」と、どうしても許せなかった。

コロナ禍の中、集まったファンに対しても熱かった。「観客も配信を見てくれる人も、相手もいる。プロレスラーは戦うしかない。30日、とことん暴れ狂ってベルトを守り抜いて見せる」と棚橋以上の大きな声で全国に思いを届けた。

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棚橋弘至、涙ながらに「絶対に覚えておきます」

タッグマッチでBUSHIを攻める棚橋(撮影・野上伸悟)

<新日本:後楽園大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

棚橋弘至(44)がコロナ禍の中、集まったファンに向け、涙ながらに熱いメッセージを届けた。

ワトと組み、鷹木、BUSHI組に勝利。「集まってくれてありがとうございました。悔しいよね。今日の後楽園ホールを絶対に覚えておきます」と語った。平日で入場制限があるとはいえ、観客数は前日の約6割の396人。見えない敵への怒りを「新日本を盛り上げてきた記憶そのもの」という必殺技ハイフライフローに込め、3カウントを奪った。試合後にはワトとコーナーに上り、エアギターを披露。「東京では何年ぶりだろ。プレミア感すら感じる」と感極まった。

人気が低迷していた00年代から、先頭に立ってプロレス界を引っ張ってきた棚橋。「ボロボロでも毎日生き続けた記憶が俺を支えている。今は我慢。悲しみも苦しみも悔しさも、つらい状態を切り抜けるエネルギーに変えていく」と力強く誓った。

タッグマッチで鷹木(手前)のラリアットを浴びる棚橋(撮影・野上伸悟)

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本間朋晃「僕が彼を燃やして」対戦へ内藤哲也を挑発

6人タッグマッチで本間(左)からギブアップを奪うSANADA(撮影・野上伸悟)

<新日本:後楽園大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

6人タッグマッチに出場した本間朋晃(44)が内藤哲也(38)との対戦実現へ一歩前進した。

2冠を失い、今シリーズでのターゲットがいない内藤に公式サイトを通じて「チャンス到来。宣戦布告です」とラブコールを送った。「2冠を手放して燃え尽き症候群? 僕が彼を燃やしてあげます」と挑発。2日連続で3カウントを奪われ、敗れたが、内藤がリングサイドで見守る本間に攻撃を仕掛けるなど、明らかに視界に入ってきた。

前日には1度しか決まらなかった「こけし」も、この日は序盤からヒット。高橋ヒロムにいきなり小こけしを決めると、SANADAには小こけし&こけしロケットを見舞った。内藤とのマッチアップではDDT&コンプリートショットを決めるなど存在感を見せた。最後は3人がかりで痛めつけられるも「俺には明日がある。日々進歩してるから、明日だ。見ておけ!」と力強い。「俺の名前をどんどん出してみたら」とターゲット募集中の内藤だが、現在は本間が1番手。シングルマッチの対戦はまだ決まっていないが、今後も続いていく前哨戦で、内藤を本気にさせる。

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鷹木信悟、前哨戦で棚橋をKO「追い込んでやる」

ダウンした棚橋を攻める鷹木(撮影・菅敏)

<新日本:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級王者の鷹木信悟(38)が、30日の2度目の防衛戦の相手となる棚橋弘至(44)に勝利した。

SANADA、内藤と組んで6人タッグの試合に登場した鷹木は、棚橋を徹底マーク。序盤にマッチアップし、ニードロップからボディスラムと痛めつけた。中盤にはエルボー合戦を繰り広げ、リングサイドでも襲撃を繰り返し、場外に沈めた。内藤が本間へのデスティーノで勝利を収めた後も満足できず、倒れ込む棚橋のもとへ駆けつけ、ベルトを見せつけた。

鷹木は棚橋の「再起をかけて」という言葉に怒りを覚え、試合にぶつけていた。「腹が立っているんだよ。まるで調子がイマイチみたいじゃねぇか。そんなやつが挑戦できるほど甘くねえぞ」。自分のことを「逸材」と話すことにも「偽りだろ」と一蹴。終始怒りは収まらず「名古屋までとことん追い込んでやる」と防衛戦まで痛め続けるつもりだ。

一方で敗れた棚橋は「コロナでいろんなものが止まっている中で成長している選手はたくさんいて…。その中でも筆頭が鷹木選手かな」と余裕な表情を見せた。

序盤は互角の戦いも中盤以降は劣勢の展開も多く、30日まで残り7試合すべてで対戦するため、本番まで不安が残る。

「21年、もう1度トップ戦線に食い込むって決めたから。棚橋が戻ってくるか、浦島太郎か…。よく見ておいてください」

マイペースな発言でかわしたが、初挑戦のベルトに向け、今後の巻き返しが必要となる。

棚橋のドラゴン・スクリューを食らう鷹木(撮影・菅敏)

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SHO、苦手マイクに失笑も 初戴冠で克服目指す

高橋(右)が手にするベルトに拳をのせるSHO(撮影・菅敏)

<新日本:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

2月10日(広島)にIWGPジュニアヘビー級のタイトルに初挑戦するSHO(31)が、同王者の高橋ヒロム(31)に勝利し、弾みを付けた。

試合には勝ったが、内容ではあまりいいところがなかった。開始早々エプロンにいたところを高橋に狙われ、サンセットフリップ・パワーボムを浴びた後、顔面を踏み付けられ、長時間立ち上がることができなかった。回復が遅れ、パートナーのワトと交代することができず、高橋に「ほら、来てやれよ」と挑発を受けた。終盤ワトが、相手の合体攻撃を切り抜け、変形ジャックナイフ式エビ固めで逆転の3カウントを決め、勝利した。

同い年の高橋との対戦を待ち望んでいた。同タイトルマッチが行われた5日東京ドーム大会では、ひそかに高橋のベルト奪取に期待していた。さらに勝利後、次の対戦相手に自分を指名してもらうことを願っていたという。夢が実現し、迎えた今シリーズ。「初挑戦の相手が同い年の高橋。運命を感じる。人生をかけて必ず取ってやる」と意気込む。

実はタイトルを目指すにあたり、もう一つ不安な要素がある。実は勝利後のマイクパフォーマンスが苦手。この日も「2月10日ジュニアのチャンピオンになるのはこの俺だ」と一言のみ。同じく苦手なワトと譲り合う一幕もあり、ぎこちないやりとりに失笑も生まれた。2月10日、高橋に勝ってチャンピオンになった時には、ファンの前で堂々と喜びを披露できるかも注目だ。

高橋(左)にラリアットを見舞うSHO(撮影・菅敏)

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タレントから正式入団 なつぽいが小波に反則勝ち

リングインし華麗な動きを見せるなつぽい(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム:10周年記念日大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

試合前に正式にスターダム入団が発表されたなつぽい(25)が、小波に反則勝ちで勝利した。

終始攻め続けられた中で、小波がレフェリーを押しのけ、パイプ椅子を持ち出して試合終了。勝利したなつぽいはそのままリングに倒れ込み、仲間に抱えながらの退場となった。「こんな勝ち方、納得がいかない」と悔しさをにじませた。ゴッデス・オブ・スターダムのベルトを持つ相手。「(同ユニットの)ひめかと2人でかっさらってやりたい」と闘志を燃やした。

昨年まではタレント活動と両立していたが、今年からプロレスに重点を置くことを決断。17日付でスターダム正式入団となった。「頂点を取るためにここに来た。このリングで命をかけて全力でプロレスに打ち込む」と意気込んだ。

5日には新日本東京ドーム大会のオープニングマッチにも出場。プロレスを始めて6年目で目指していた舞台にたどりつくなど、スターダムでの活躍に手応えを感じている。

「スーパースターの夢をかなえられるのはここしかない」

試合後はハイスピード選手権のベルトを防衛したAZMに挑戦を表明した。1度は「帰れ」と言われたが、引き下がらず「3月3日、日本武道館でそのベルトに挑戦するのにふさわしいのは私しかいないでしょ」とファンを味方に付け、再度対戦を要求した。

「小さくてもヘビー級のような試合をしていきたい」

150センチ、47キロのなつぽいが、大きな夢に向かって進み始めた。

スターダムに正式に所属したなつぽいはポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)

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アマ8冠中垣龍汰朗デビュー連勝「勝ててよかった」

4回、パンチを放つ中垣(撮影・横山健太)

<プロボクシング:スーパーフライ級6回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

アマ8冠ボクサー中垣龍汰朗(21=大橋)がデビュー2連勝を飾った。興法裕二(27=新日本木村)とのスーパーフライ級6回戦に臨み、4回2分26秒、KO勝利を収めた。両者ともサウスポースタイルながら序盤から的確なパンチでダメージを与え、4回には左ストレートでぐらつかせると、右ボディーでダウンを奪って快勝。昨年8月のデビュー戦に続き、連続KO勝利となった中垣は「21年1発目のプロボクシングの試合で勝ててよかった。またいろいろなボクシングの展開ができるように」と気持ちを引き締めた。

大橋ジム入門時には「2年以内の世界王座奪取」を掲げている。中垣は「こういう(コロナウイルス感染拡大の)状況で今年も何試合できるかはわかりませんが、実現できるように頑張りたい」と決意表明した。

中垣(右)のセコンドにつく八重樫(撮影・横山健太)
4回、ダウンを奪う中垣(右)(撮影・横山健太)
KO勝利し拳を突き上げる中垣(撮影・横山健太)

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アマ8冠の中垣、松本好二氏の息子圭祐ともに2連勝

1回、パンチを放つ松本圭佑(撮影・横山健太)

<プロボクシング:58キロ契約 6回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

プロボクシングのフェニックスバトル75大会(日刊スポーツ新聞社後援)は14日、東京・後楽園ホールで開かれ、アマ8冠の中垣龍汰朗(21=大橋)がデビュー2連勝を飾った。

興法裕二(27=新日本木村)とのスーパーフライ級6回戦に臨み、4回2分26秒、KO勝利。左ストレートで動きを止め、右ボディーでキャンバスに沈めた。元世界3階級制覇王者の八重樫トレーナーの指導を受け、昨年8月のデビュー戦に続き、連続KO勝ち。「21年1発目のプロボクシング試合で勝てて良かった。2年以内に世界王者の目標を実現したい」と意欲を示した。

元東洋太平洋フェザー級王者の松本好二氏(現大橋ジムトレーナー)の息子となる圭祐(21=大橋)も1回TKO勝ちでプロ2連勝。ベジータ石川(34=折尾)との58キロ契約体重6回戦で、右ストレートでダウンを奪うと、立ち上がった石川をコーナーに追い込み、右の連打でレフェリーストップ。1回2分26秒、TKO勝ちした。不用意に左を浴びたことを反省しつつ「(セコンドの父は)心強さ半面、心配も伝わる。力をつけて心配させないようにしたい」と苦笑していた。【藤中栄二】

KO勝利し拳を突き上げる中垣(撮影・横山健太)

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元新日本のバレットクラブがAEWで電撃的に初試合

<オール・エリート・レスリング(AEW):ダイナマイト大会>◇13日(日本時間14日)◇米フロリダ州

新日本プロレスのユニット、バレットクラブで共闘していた3人が電撃的に組まれた再結成後初試合に臨み、勝利を挙げた。AEWヘビー級王者ケニー・オメガは当初、同じく元バレットクラブのヤングバックス(ニック&マットのジャクソン兄弟)と組む予定だった試合を変更。インパクト・レスリング所属の同団体タッグ王者カール・アンダーソン、ルーク・ギャローズのAEWデビューに合わせてトリオを結成し、ダニー・ライムライト、ブライアン・ピルマンJr.、グリフ・ギャリソン組との6人タッグに臨んだ。

アンダーソン、ギャローズが合体技マジックキラーでライムライトを沈めて3カウントを奪い、元バレットクラブの3人がユニット再結成後初試合で白星を挙げた。試合後、前AEWヘビー級王者ジョン・モクスリーの乱入を契機に制止に入った大勢のレスラーによる乱闘劇に発展していた。オメガ、アンダーソン、ギャローズは、16日に控えるインパクト・レスリングのPPV大会ハード・トゥ・キルでも6人タッグ戦が組まれている。

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鷹木信悟「100年の逸材? ただの偽り」棚橋挑発

鷹木信悟(2021年1月5日撮影)

<新日本:東京ドームシティ大会>◇6日◇東京ドームシティ

1年の始まりとも言える4、5日東京ドーム2日間の戦いを終えたばかりの選手たちだが、この日は6試合で計40人がリングに登場。メインとなった10人タッグマッチを勝利で締めたのは、鷹木信悟、高橋ヒロムらが所属するユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の選手たちだった。

それぞれが21年の新たなターゲットを定め、立ち向かった。5日にNEVER無差別級王座の初防衛に成功した鷹木は、棚橋に襲いかかった。エルボー合戦の後、先にドラゴンスクリューを決められたが、追走式ラリアットでお返し。交代するまでどちらも譲らなかった。鷹木は「100年の逸材? 俺からしたらただの偽りだよ。怖くないならNEVERの激烈な戦いに入って見ろ!」と挑発した。これには棚橋も負けてはいない。「日ごろからNEVERを実行しているのは俺。再起をかけますよ」と応戦した。

IWGPジュニア王者の高橋ヒロムはSHOに狙いを定めた。開始直後から激しい殴り合い。「SHOとの試合がこんなに楽しいなんて思わなかった。リング上でも『ベルトに挑戦させてください』ってはっきり言ったな。そのままでいてくれ」とラブコールを送った。SHOも「小さいころ『IWGPジュニアのチャンピオンになる』と七夕の短冊に書いた。全力で戦っていれば、ベルトの方から近づいてきてくれる。この俺を挑戦させてくれ」と相思相愛だ。

2人の逆指名に触発されたのか、BUSHIもワトとの対戦を要求。「ワト、いや川人。お前と戦ってやるよ。『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』で結果は出てるけどな。予定を空けておいてやるよ」と宣戦布告。ワトも「次はお前から勝ってやる」と応じた。

SANADAは前日の東京ドームですでに飯伏への挑戦を表明し、受け入れられた。4日に飯伏に敗れ、2冠を失った内藤はまさかのノーコメント。残ったロメロに対して特に対抗意識を見せることもなく、1人だけ取り残される形となった。

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飯伏はSANADAと激しい攻防、カミゴェは出ず

試合後、2本のベルトを肩にSANADA(手前)をにらみつける飯伏(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドームシティ大会>◇6日◇東京ドームシティ

新日本プロレス東京ドームシティ大会が6日、行われ、5日の東京ドーム大会でIWGPヘビー級、同インターコンチネンタルの2冠初防衛に成功した飯伏幸太(38)がメインの10人タッグマッチに登場した。同組のワトが3カウントを奪われため、必殺技のカミゴェは出なかったが、2日間で80分を戦った疲れも見せず、軽快な動きを見せた。

試合では前日にタイトルマッチの挑戦を受けたSANADAとマッチアップ。ムーンサルトプレスを豪快に決めるなど、短時間ながら激しい攻防を見せた。「試合はまだ決まってないが、SANADAさんとなら本当にクリーンなものができる」。試合後リング上で相手を見つめて深くうなずき、改めて挑戦を受ける意志を伝えた。

2日間の戦いを終えたばかりの選手たち40人が、リングで躍動した。飯伏は「負けたけど、まだ始まったばかりだから」と切り替えた。来年の東京ドーム大会に向け、また新たな戦いがスタートした。

SANADA(下)にその場跳びムーンサルトプレスを見舞う飯伏幸太(撮影・滝沢徹郎)
飯伏(手前右)にドロップキックを見舞うSANADA(撮影・滝沢徹郎)
SANADAにドラゴンスリーパーを決める飯伏(撮影・滝沢徹郎)

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コロナによる環境変化に対応 ドーム大会やり遂げた

新日本プロレス「WRESTLEKINGDOM」が行われた東京ドーム(2021年1月4日撮影)

<新日本:東京ドーム大会>◇4、5日◇東京ドーム

コロナ禍で感染者が拡大する中、東京ドーム大会が無事に終了した。

昨年は、2日間で計7万人の集客があったが、今年は入場制限があり、約2万人となった。

コロナ禍後、昨年7月から有観客での興行を始めた。以降、現在まで約70大会を行っても、いまだ会場での感染者は出ていない。選手、スタッフには厳しいガイドラインを作成。さまざまな検査と、会食、外出のルールを徹底したことが今大会の開催につながった。

チケット収入が減る中、大張高己社長(46)は、コロナ禍の経験をもとに昨年と同じ2日間開催を決断した。社長就任前は経営企画本部長だった大張氏は、この時期をプラスに捉え、さまざまな事業に着手した。アプリや通販など、チケットや物販以外のコンテンツ収入も増え、興行以外での事業が軌道に乗った。

大張氏 ここ10年で、いろんな人がやれたらいいのにと思ってきたようなことが、コロナによる環境変化を理由に実現できた。金曜8時の生放送、海外配信、キャッシュレスなど。非興行領域では、年商数億円単位で伸ばせていると思う。

来場するファンを大事にしつつ、それ以外のファン獲得やコンテンツ収入増を狙い、さらに海外での事業にもつなげる。もちろん、選手のパフォーマンスがあってのこと。「お客さまが見たくなる状態になったというのが1番。我々が選手を大事にし、選手が戦ってくれるからこそ事業が続いていく」。現場に近い大張氏ならではの決断、実行の早さと正確さが実を結び、選手、社員全員で逆境を耐え抜き、東京ドーム大会を実現させた。【松熊洋介】

1月5日の新日本東京ドーム大会、ジェイ・ホワイト(手前)にカミゴェを見舞う飯伏(撮影・菅敏)
大張高己氏(2019年10月21日撮影)

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SANADAが2冠飯伏に挑戦表明 リングで握手も

SANADA(右)の挑戦を快諾し握手を交わす飯伏(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル2冠王者の飯伏幸太(38)が5日、挑戦権利証を持つジェイ・ホワイト(28)との48分に及ぶ戦いを制し、初防衛に成功した。

   ◇   ◇   ◇

初防衛に成功した飯伏に、SANADAが挑戦を表明した。試合直後、スーツ姿でリングに上がるとマイクで「挑戦表明というギフトを受け取ってくれるか」と直談判。これに王者も「よろしく」と応えて、がっちりと握手を交わした。

2人は昨年10月のG1クライマックス(両国国技館)の優勝決定戦で対戦。最後にカミゴェ(ひざ蹴り)を決めた飯伏が連覇を達成したが、試合は35分12秒に及ぶ大激戦だった。今度は新日本の「最強と最高のベルト」(飯伏)をかけて雌雄を決することになる。

この日、SANADAはIWGPタッグ王座を保持したかつてのチームメートで、元IWGP2冠王の実力者EVILと対戦。反則攻撃に耐えて最後はラウンディング・ボディプレスでフォール勝ちを収めて、2冠王者への挑戦者としての実力を結果で示した。

Skull EndでEVIL(左)の首を締め上げるSANADA(撮影・菅敏)
EVIL(下)にラウンディング・ボディプレスを決めるSANADA(撮影・菅敏)
EVIL(左)をマットにたたきつけるSANADA(撮影・菅敏)

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矢野通「またしても私」KOPW2021決定戦制す

4WAYマッチに勝利し、ガッツポーズで引き揚げる矢野(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

KOPW(キング・オブ・プロレスリング)2021決定戦4WAYマッチは、矢野通(38)が制した。

4日の「KOPW2021」進出権争奪ニュージャパンランボーで勝ち残ったBUSHI(37)、バッドラック・ファレ(38)、チェーズ・オーエンズ(30)と対戦。最後に入場し、なかなか上がらなかったリングに立てば、すぐにコーナマット外しとマイペースでファイト。ヒールユニット「バレットクラブ」のファレ、オーエンズに攻めこまれて苦戦する場面もあった。

しかしBUSHIを大の字にさせたファレ、オーエンズが仲間割れを起こし、レフェリーの制止を受けていると、矢野は背後から634で急所攻撃し排除。そのまま7分43秒、BUSHIからフォールを奪って勝利した。4日の同進出権争奪ニュージャパンランボーでは21人目で入場。その時点でリング上には3人となっており、戦わずして勝ち抜けを決めていた。

矢野は「はい、2021年1月5日、勝ったのはまたしてもこの私、矢野通!」と大喜び。昨年手にしたKOPW2020のトロフィーとともに、KOPW20201のトロフィーも手にし「昨日ほどの激闘ではなかったかもしれませんが、親と子の縁は、簡単には消えませーん。さようなら」と絶叫していた。

4WAYマッチでオーエンズ(左)にコーナーパットで殴られる矢野(撮影・菅敏)

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金丸、デスペラード組V2「田口はしゃいでるだけ」

ワト(右)にレフリーを投げつけ、防御する金丸(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

タッグ選手権は金丸義信(44)、エル・デスペラードの王者組が2度目の防衛に成功した。

昨年9月に苦杯をなめさせられた田口隆祐(41)、マスター・ワト(23)組と対戦。試合開始直後は若いワトが勢いに乗って攻め立て、ベテランの田口が得意の「ケツ殺法」を繰り出し、主導権を握った。攻め立てる対象はデスペラードだったが、要所で邪魔をしたのが“ヒールマスター”金丸だった。

田口とワトがデスペラードに合体技を仕掛けて追い込むが、金丸がカット。それでも田口がスライディングケツで追い込むが、ウイスキーの角瓶を持ち出した金丸に気をとられた隙にデスペラードが顔面パンチを食らわせ、さらにピンチェ・ロコで撃沈させた。

試合後、デスペラードは「何だ、あのくそバカ野郎ども。ふさげやがって。ああ、頭いてー。あー、気持ち悪い」と言いながらインタビュールームへ。「この試合、もう1回ビデオでも何でも見てみろ。印象に残っているのは何だ? 俺たちがずーっといじめてる画と田口がしりではしゃいでるだけだろ」。

金丸は「見ての通り俺らのチーム、確立してるからよぉ。ええ!? どこのチームにも負けねえよ。仮に負けたってよ、痛くもかゆくもねえよ」と自信たっぷりに語り、角瓶を手に「今日もいい酒を飲めるか、おい」と高笑いした。

※挑戦者組

▽ワト「金丸、デスペラード、こんな反則してよお、勝ったと思うなよ! 俺はまだ終わってねえ! 俺の青い炎はまだ消えてねえからな!」

▽セコンドの天山広吉「ワトはこれからの人間やと思ってるし、だから俺はこうして後押ししている。近い将来ね、彼にジュニアをけん引する人間になってもらいたい」

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林下詩美が東京D初勝利「私はここでは終わらない」

ひめか(左)にキックを見舞う林下(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

ビッグダディ三女ことスターダムの林下詩美が初の東京ドームで勝利を飾った。ハイキックとエルボーを効果的に使い、連係技も披露した。

東京ドーム大会は幼いころから観戦してきた夢の舞台。昨年はセコンドで「悔しかった」と涙を見せていたが、11月に「ワールド・オブ・スターダム」のベルトを奪い、実力で勝ち取った。「私はここでは終わらない。いつかはスターダムで東京ドームで試合をして、メインイベントに立ちたい」と野望を明かした。

ひめか(上)にバックブリーカーを見舞う林下(撮影・菅敏)
AZМ(上)、上谷(中央)をバックブリーカーを見舞うひめか(撮影・菅敏)

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ジュリア2年連続東京D「誇り」木村花さんに思いも

勝利し、ベルトを手にガッツポーズするジュリア(左)と朱里(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

20年女子プロレス大賞を受賞したスターダムのジュリア(26)が2年連続の東京ドームで躍動した。朱里とのタッグで、岩谷、中野組に勝利。グロリアスドライバーからの片えび固めで中野を沈め、両手を挙げて大観衆に応えた。「連続出場できたことを誇りに思う。ドンナ・デル・モンドが最強ユニットだと見せつけられた」と笑顔を見せた。

昨年の同大会では、昨年5月に亡くなった木村花さんとのタッグで出場。「ずっとライバルで戦っていくんだろうなって思っていた」。19年に移籍して最初に闘争心むき出しで“出迎え”てくれたのが木村さんだった。「あおり方がすごかった。かみついて来る人が他にいなくて。それがなかったら、孤立していた」。徐々にこの挑発が優しさだと気付き、力になったジュリアは1年間中心選手として活躍した。今年の目標はユニットでのタイトル総なめ。ライバルになるはずだった戦友の思いも背負い、今年も主役であり続ける。

中野たむ(中央)を攻める朱里(左)とジュリア(撮影・菅敏)
岩谷(左)の顔面にキックを見舞うジュリア(撮影・菅敏)

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