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元新日本のフィン・ベイラーが王座陥落 ドゥームズデイ・サイトー浴び撃沈

挑戦者カリオン・クロス(上)に裸絞めで苦しめられるフィン・ベイラー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXTテイクオーバー大会第2日>◇8日(日本時間9日)◇米フロリダ州

NXT王者フィン・ベイラー(元新日本プリンス・デヴィット)が王座から陥落した。

前王者となる挑戦者カリオン・クロスからエルボー2発を後頭部に食らって沈んだ。

体格で上回るクロスに向け、ベイラーは飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め、ビックブーツやスピンキックを繰り出した。クローズライン(ラリアット)やパワーボムなどのパワー殺法を展開するクロスにドゥームズデイ・サイトーも浴びた。反撃を狙うベイラーはペレキックからのクー・デ・グラで踏みつけたものの、仕留められなかった。

逆に隙を突かれ、クロスジャケットで捕獲されるなど一進一退の攻防が展開された。クロスのエルボー連打、ドゥームズデイ・サイトーを受けて動けなくなると、最後は後頭部にエルボー2発を連打されて撃沈。3カウントを許してしまった。リング上で横たわり、クロスの王座返り咲きを見つめていた。

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新王者オスプレイ「責任感を持って」最強のベルトに

4日、飯伏幸太を破りIWGP世界ヘビー級王者に輝いたウィル・オスプレイ(2021年4月4日撮影)

4日に行われた新日本プロレス両国大会でIWGP世界ヘビー級新王者となったウィル・オスプレイ(27)が5日、オンラインでの一夜明け会見を行い、最高峰のベルトについて語った。

初代王者飯伏の意向で統一されたが、再び2つに分けることは否定。「自分たちは新しい時代の選手。このベルトの価値を上げていきたい」と新たな歴史を築いていくつもりだ。

前日の試合では飯伏に2度のカミゴェを受けながらも、その後逆襲。鮮やかな連続攻撃を浴びせて若さとパワーで圧倒し、悲願のベルトを手にした。

英国時代、工事現場で働きながらプロレスラーへのあこがれを抱いた。周囲に理解されない中、努力を重ね、12年にデビュー。16年に来日して5年で新日本の頂点までたどり着いた。

「人生をかけて、いろんな壁を乗り越えてこのベルトを獲得した。自分をバカにした人たちに最大の仕返しができたと思っている」と力強く語った。

次の防衛戦は来月4日福岡大会で鷹木と戦う。「どんな手を使ってでもベルトを守る。これはいつでも変わらない。勝って、挑戦者の顔にベルトをなすり付けて、誰も自分が止められないことを証明してみせる」と言い放った。

「世界」の名が付いたことで、いずれはプロレス界最強のベルトにしたいと考える。「責任感を持っている。新日本のみならず他団体であれ、自分が素晴らしいと思う選手であれば対戦したい。もしかなうなら、同じ英国出身で、元WWE世界ヘビー級王者のドリュー・マッキンタイアともやってみたい」と野望を明かした。

「IWGPヘビー級でオカダを思い出すように、世界ヘビー級では自分を思い出すような存在になりたい」。自分色に染めるまで、手にしたベルトは渡さない。【松熊洋介】

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悪の帝国UEにヘナーレ加入、抑圧された自分を解放

内藤(下)にキックを浴びせるヘナーレ(撮影・中島郁夫)

<新日本:両国大会>◇4日◇両国国技館

グレート・O・カーン率いるUNITED EMPIRE(UE)にトーア・ヘナーレ改め、アーロン・ヘナーレが新加入した。先にリングにコブと入場したO・カーンが「なんだ悪人ども。そんなに新たな同盟者が気になるか。これが帝国の兵器だ!」と紹介。ヘナーレはサングラス姿でUEのベルトを巻いてゆっくりと登場した。

6人タッグマッチに出場したヘナーレは、パフォーマンスも絶好調だった。ゴング前にSANADAに襲いかかると、内藤には強烈な蹴りを浴びせ、鷹木を場外に落とし、流れを作った。終盤はSANADAに対し、コブのツアー・オブ・ジ・アイランドから流れを受け継ぎ、そのまま新技「Streets of Rage」(デスバレーボム)で3カウントを奪った。勝利後も興奮が続くヘナーレは、SANADAをリング上で殴り続けた。「人生で戦いより大事なものはない。本当の俺はこんなもんじゃない。もっと危険だ」と豪語した。

ニュージーランドでプロレスを学び、16年に新日本の門をたたいた。真壁、棚橋、飯伏らのいる本隊に所属し、力を付けてきたが、先月O・カーンが新加入メンバーの発表を明かし、悪の帝国へと導かれた。「棚橋も真壁も誰も責めるつもりはない責めるべきは自分自身だ」。これまで発言もしっかりしており、優等生だったが、実は息苦しかったという。「ずっとイメージに合わせないといけないと思って、自分を抑え付けていた。それが間違っていたんだ」。

先輩の影に隠れ、注目を浴びることが少ない中、自分を発揮できる居場所を見つけた。デビュー戦で勝利に貢献し、リング上でたたえられた。「2週間前の俺は拍手なんてもらえなかった。もう自分を演じる必要はない」と笑顔を見せた。この日メインの試合では、同じ仲間となったオスプレイが飯伏を破り、IWGP世界ヘビー級の新王者となった。ヘナーレもセコンドでしっかりサポート。今年1月の東京ドーム大会では、UEは全敗という屈辱を味わったが、ようやく勢いが出てきた。新天地で好スタートを切ったヘナーレ。偽りのないプロレスラー人生を作り上げる。【松熊洋介】

ヘナーレ(左)にドロップキックするSANADA(撮影・中島郁夫)

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オスプレイ「まだ完結していない」飯伏破り新王者

IWGP世界ヘビー級に輝いたウィル・オスプレイ(撮影・中島郁夫)

<新日本:両国大会>◇4日◇両国国技館

ウィル・オスプレイ(27)が、IWGP世界ヘビー級初代王者の飯伏幸太(38)を破り、新王者に輝いた。

若さと勢いに実力も伴った。「世界」と名の付いた新ベルトを巻くのにふさわしい激闘を制した。飯伏の2度のカミゴェを食らい、誰もが飯伏の勝利を確信したフォールをカウント2で返した。25分を超え、残っていた体力で王者に何度も蹴りを浴びせ、リングにたたきつけた。最後はこん身のストームブレイカーが決まり、飯伏を沈めた。

思い出の地で悲願の頂点に立った。両国国技館は16年4月、新日本プロレスでのスタートを切った場所。英国での修業時代にオカダに導かれてリングに立ち、飯伏と同じようにジュニアヘビー級を制してヘビー級に転向した。2人を超えたことをリング上で証明するべく、今年3月21日のニュージャパンカップ決勝で鷹木を破り飯伏への挑戦権を獲得した。その後毎試合セコンドに付いてサポートしていた恋人のビー・プレストリーにオスカッターを見舞い、仲間割れ。邪念を除き、この試合に集中した。

勝利後マイクを手に取り「まだ完結していない。リベンジだ」と次期防衛戦の相手にオカダの名前を叫び、リングに呼び出した。今年1月4日東京ドーム大会で敗れた相手にやられたままでは王者として納得できなかった。ところがこれに鷹木が乱入。「東京ドームでのオカダへのリベンジ? そんなものは誰も覚えちゃいねえ。NJC1回戦でオカダは俺に負けた。そんなオカダが挑戦できるなら、NJC準優勝の俺にまず権利があるんじゃねえか」と主張。マイクを向けられたオスプレイは「最初に(鷹木)信悟。次にオカダだ」と受け入れ、ターゲットを変更した。

「防衛戦を通して、世界で俺より強いプロレスラーはいないことを教えてやる」。27歳で頂点に立ったオスプレイは堂々と語った。この日、ユニット「UNITED ENPIRE」(UE)はヘナーレを加え、鷹木らに完勝。1月東京ドーム大会では全敗し、存続も危ぶまれたが、見事に建て直した。オスプレイのセコンドを務めていたコブは、同試合後意識のない飯伏にツアー・オブ・ジ・アイランドを浴びせ「神」を葬り去った。「世界で最も価値あるベルトだと証明していく」。仲間とともに新日本の頂点を勝ち取ったオスプレイは、新たなベルトの歴史をつくり始める。【松熊洋介】

飯伏(左)にジャンピングニーを浴びせるオスプレイ(撮影・中島郁夫)
飯伏(左)にジャンピングニーを浴びせるオスプレイ(撮影・中島郁夫)
IWGP世界ヘビー級に輝いたウィル・オスプレイ(撮影・中島郁夫)

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飯伏が躍動!光り輝く新“相棒”からパワーもらった

新日本プロレス後楽園大会 ジェフ・コブにカミゴェをさく裂させる飯伏幸太(右)(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇30日◇東京・後楽園ホール

IWGP世界ヘビー級の新ベルトを手にした初代王者の飯伏幸太(38)が、4日(両国国技館)の初防衛戦の相手、ウィル・オスプレイとの前哨戦に勝利した。

ベルトは「(防衛戦に)勝つまで巻かない」と肩にかけて入場。光り輝く新しい“相棒”からパワーをもらい、躍動した。

オスプレイと相対した飯伏は、素早い身のこなしから、ムーンサルトを決め、ラリアットでなぎ倒した。かわされたカミゴェは、その後コブにさく裂させ、3カウントを奪った。勝利後は「どうだ」と言わんばかりの表情で、オスプレイをにらみ付け、王者の貫禄を見せつけた。

オスプレイとは昨秋のG1クライマックスで勝利しているが「その頃とは違う」と成長を認める。今月行われたニュージャパンカップでは、SANADA、鷹木ら強敵を倒して優勝しただけに、若さと勢いを警戒する。「このキャリアであれだけできるのは、当時の自分と比べても上だと思う」と語った。

1月に2冠王者となってから、並みいる強豪を退け、ベルトを守り続けた。反対する選手もいる中、自分の意志を貫き、統一を実現しただけに思い入れは強い。試合前に行われた贈呈式では、肌身離さず持ち続けてきた2本のベルトに感謝の気持ちを込めながら返還。「2つのベルトが大好きだったから、世界に向けて大きく、新しくしていきたい。形は1つになったが、気持ちは2つ(のまま)」。4日、初防衛戦に勝利してベルトを腰に巻き、IWGP世界ヘビー級の歴史をスタートさせる。【松熊洋介】

贈呈されたIWGP世界ヘビー級のベルトをアピールする飯伏(撮影・山崎安昭)

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オスプレイが初優勝、最愛の恋人切り捨て飯伏に挑戦

新日本プロレス宮城大会 ニュージャパンカップで優勝し、トロフィーを掲げるウィル・オスプレイ(新日本プロレス提供)

<新日本:宮城大会>◇21日◇ゼビオアリーナ仙台

30選手によるトーナメント「ニュージャパンカップ」の決勝が行われ、ウィル・オスプレイ(27)が鷹木信悟(38)を破り、初優勝を果たした。

4月4日両国大会で、新設されたIWGP世界ヘビー級のベルトをかけ、飯伏に挑戦する。

終盤、鷹木にパンピングボンバーを浴び、フラフラになりながらも、何とか立ち上がり、必殺技のストームブレイカーをさく裂させ、3カウントを奪った。勝利後は「宣言通りになっただろ」と喜びを爆発。さらにリング上に現れた飯伏に「お前をつぶしてベルトを取る」と言い切った。

オスプレイは、IWGPヘビー級と同インターコンチネタルの2冠統一を実現した飯伏の考えには「周りからは批判の声しかない」と感じながらも、自らは賛成の意志を示した。「IWGP世界ヘビー級のベルトを巻くのは俺の宿命」。ところがその後、飯伏を挑発した恋人のプレストリーにオスカッターを浴びせまさかの仲間割れ。女子プロレス・スターダムで戦いながら、オスプレイの試合にはセコンドとして助けてきた最愛のパートナーをあっさり切り捨てた。「付き合って5年、同棲もしている。でも、もうどうでもいい。ベルト以外は意味がない」と語った。

「俺は世界一愛する人にもあんなこと(オスカッター)ができる。4月4日、運命に導かれ、この俺が世界ヘビー級王座に君臨する」。彼女よりもベルトに価値を見出したオスプレイ。固い決心で戴冠を狙う。

新日本プロレス宮城大会 恋人のビー・プレストリー(右)にオスカッターを浴びせるウィル・オスプレイ。左は飯伏幸太(新日本プロレス提供)

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鷹木信悟が初決勝「目指すだけ」飯伏挑戦権あと1勝

新日本プロレス宮城大会 EVILにラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決める鷹木信悟(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス宮城大会>◇20日◇ゼビオアリーナ仙台◇観衆1230人

飯伏への挑戦権獲得まであと1勝とした。ニュージャパンカップ準決勝で鷹木信悟(38)が、EVILを破り、初の決勝に進出した。大会中に発生した地震で約30分の中断。応援してくれたファンにマイクを取り「最後まで観戦してくれて感謝している」と気持ちを伝えた。

セコンドのディック東郷の邪魔に苦しんだが、気合とパワーで耐え切った。スポイラーズチョーカーで東郷に首を絞められたが、自力で脱出し、2人まとめて両腕ラリアットをさく裂。最後はパンピングボンバーからのラスト・オブ・ザ・ドラゴンでEVILを沈めた。

1月末にNEVER無差別級のベルトを失い、この大会に照準を合わせてきた。1回戦からオカダ、後藤、KENTA、EVILと実力者との戦いを制した。「肉体的にはしんどいが、精神的にはとんでもなく充実している」。決勝の相手はオスプレイ。鷹木が新日本に来て、シングルで初めて敗れた因縁の相手。試合後にリング上で襲撃されたが、うまくかわし、場外に葬り去った。「空気読めないヤツは俺が成敗してやる。お前が今必要なのは、栄光ではなく、挫折だ」と言い放った。

優勝すれば、世界ヘビー級初代王者・飯伏への挑戦権を手にする。3月4日に飯伏の要求が通り、IWGPヘビー級と同インターコンチネタルの2冠が統一された。「あいつの言っていることは伝わってこない。ベルトは何を持つかじゃなく、誰が持つかで価値は変わる。世界最強最高のIWGPの名がついているなら文句ない。そこを目指すだけだ」。最後も鷹木らしく泥臭く暴れ回って頂点に立ち、飯伏の前にたどり着く。【松熊洋介】

新日本プロレス宮城大会 勝利した鷹木信悟(左)は決勝の相手、ウィル・オスプレイとリング上でにらみ合う(新日本プロレス提供)

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オスプレイ「整形手術費用高い」SANADAに怒り

新日本プロレス後楽園大会 場外でSANADA(下)の鼻をつかみ、押さえ付けるウィル・オスプレイ(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

ウィル・オスプレイ(27)が、18日のニュージャパンカップ準々決勝(静岡)で対戦するSANADA(33)との前哨戦で“痛すぎる”勝利をつかんだ。

14日2回戦のザック・セイバーJr.戦で鼻を痛めた。オスプレイ自身が「骨折していると思う」と話すほどの痛み。この日も試合前に「鼻を攻めるな」と膝をついて懇願。最初はSANADAも受け入れ、下半身を中心に攻めていた。ところが、オスプレイの方から先にSANADAの鼻をつかみ、仕掛けたことで怒りを買い、返り討ちにあった。終盤、鼻を思いっ切りつかまれたオスプレイは、痛みに耐えられず、もん絶。試合後は氷嚢(ひょうのう)で顔を押さえ、険しい表情を見せた。

試合に勝利はしたが、SANADAの一撃で、イケメンの鼻はさらに腫れてしまった。「試合前に俺の鼻に手をかけないって言っていたのに、ひどい。正々堂々と戦おうって言っただろ」と騒いだ。さらに「整形手術費用を調べたら信じられないくらい高い。イギリスと日本、2カ国で家賃を払っているし、ロレックスの時計も買おうと思っていた。全部SANADAのせいだ」と怒りは収まらない。

毎試合リング脇から応援する恋人のプレストリーの前で、大事な顔のパーツを痛めつけられ、ぶざまな姿を見せてしまった。自分から仕掛けたこともあり、自業自得のようにも思えるが、この屈辱はリングで晴らすしかない。

新日本プロレス後楽園大会 鼻を痛そうに押さえるウィル・オスプレイ(右)。左はビー・プレストリー(新日本プロレス提供)

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4強鷹木にEVIL「俺に勝とうなんて顔じゃねえ」

新日本プロレス後楽園大会 KENTA(右)にエルボーを浴びせる鷹木信悟(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

13年前の雪辱を果たした。ニュージャパンカップ(NJC)準々決勝で、鷹木信悟(38)がKENTA(40)との初シングルを制し、4強に進出した。

序盤は逃げ回るKENTAにイライラを募らせ、術中にはまった。鉄柵の外でDDTを浴び、腕をロックされ、首を絞め上げられるGAME OVERで追い詰められた。顔面を蹴られ「これで終わりか? (13年前と)何にも変わってねえな」と罵倒されたが、立ち上がり、パンピングボンバーで逆転。意識もうろうのKENTAをラスト・オブ・ザ・ドラゴンで沈めた。オカダ、後藤に続き、23分に及ぶ激戦。「NJCはどう見てもG1クライマックスより強烈じゃねえか」と感じるほど、厳しい戦いを制した。

2人の前回の対決は過去1度だけ。08年5月のジュニアヘビー級タッグマッチまでさかのぼる。その時は真っ向勝負のKENTAにgo 2 sleepを食らい、脳振とうで病院送りにさせられた。13年たってもその時の屈辱は忘れていなかった。「どれだけ危険な技か分かっている。食らうわけにはいかない」と必死に抵抗して回避し、勝機を呼び寄せた。

試合後には準決勝(20日、仙台)の相手、EVILがリングに登場。「言いたいことがあるなら、今すぐここでやるか?」とにらみ合ったが、背後からディック東郷に襲われ、マジックキラーでKOされた。EVILからは「この俺に勝とうなんて顔じゃねえんだよ、この野郎」と一蹴された。

1月にNEVER無差別級王者のベルトを失ったが、すぐに気持ちを切り替え今シリーズにかけてきた。優勝まであと2勝。願い続けてきた「鷹木待望論」もだんだん大きくなってきた。勝利の余韻に浸ることはできなかったが「アイツにはいろいろと思うところがある。願ったりかなったりだ」。襲撃を受けた借りは、準決勝のリングで必ず返す。【松熊洋介】

新日本プロレス後楽園大会 勝利した鷹木信悟は準決勝の相手、EVILとリング上でにらみ合う(新日本プロレス提供)

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矢野通が逆転負け 突然暗転の“連携技”対処できず

新日本プロレス後楽園大会 EVILをリングの下に放り込む矢野通(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

勝利目前の暗転でまさかの逆転負けを喫した。ニュージャパンカップ準々決勝で、矢野通(42)が、前年度覇者のEVILに敗れ、4強進出はならなかった。

矢野は、相手セコンドのディック東郷から奪った鉄製のワイヤでEVILを締め上げると、そのままリングの下に放り込んだ。場外カウントが数えられ、勝利を確信した矢野は両手を挙げ、笑顔を見せた。ところがカウント18で突然暗転。「なんだ、おい?」と叫ぶ矢野。明かりがついた瞬間、背後からEVILに襲われ、得意技のEVILで3カウントを奪われた。実は直前に東郷が会場を去り、スイッチの方へ行く姿が目撃されていた。巧みな“連携技”に屈した矢野は、リング上で立ち上がることができなかった。

東郷を排除できなかったことが響いた。ゴングが鳴ると、いきなり場外に逃げ「(東郷を)下げろ」とレフェリーに向かって叫んだが、受け入れられず。逆に場外カウントを数えられ、リングに戻ったところで先制攻撃を食らった。その後も連携技に苦しめられ、流れをつかむことができなかった。終盤、ワイヤを奪ったところまでは良かったが、最後は残っていた東郷にライトを消されてしまい、目前で勝利を逃した。

初戦はコーナーの鉄柱にテーピングで固定されながら、急所一撃でファレに勝利。2回戦はO・カーンの髪を鉄柵に結び付け、その後の急所蹴りで破った。毎試合コーナーパッドを外し、相手を挑発するなど、巧みな技を駆使しながら勝ち上がってきた矢野だったが、今回は相手の策にまんまとはまってしまった。【松熊洋介】

新日本プロレス後楽園大会 EVILから鉄柵に体をぶつけられる矢野通(新日本プロレス提供)

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フィンレーが準々決勝進出「今年の俺はひと味違う」

新日本プロレス後楽園大会 YOSHI-HASHI(下)から3カウントを奪い、両手を突き上げるデビッド・フィンレー(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパンカップ(NJC)2回戦は、デビッド・フィンレー(27)がYOSHI-HASHI(38)を破り、初出場で準々決勝に進出した。

序盤こそ、ドロップキックなどで優位に試合を進めたが、その後は終始相手ペース。ドラゴンスープレックスから、かち上げ式ラリアットの後、KUMAGOROSHI…。YOSHI-HASHIの「これで決まったと思った」技をカウント2で何とか返し、ACID DROPで逆転の3カウントを奪った。試合前から「俺の踏み台になる」と挑発していたフィンレーは「言った通りになっただろ」と納得の表情を見せた。

次戦は18日、棚橋を破ったホワイトと対戦する。18年にはIWGP USヘビー級王座に挑戦し、敗れている。「認めたくはないが、30歳以下のレスラーの中では間違いなくトップを張る1人」と警戒した。「絶対に優勝する。今年の俺はひと味違う」。プロレスラーの父を持つ初出場のサラブレッドが、NJCで波乱を巻き起こす。

新日本プロレス後楽園大会 勝利後、YOSHI-HASHI(右)に話し掛けるデビッド・フィンレー(新日本プロレス提供)

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エース棚橋弘至が初戦で姿消す「頼りにならんな…」

新日本プロレス後楽園大会 ジェイ・ホワイトにスリングブレイドを決める棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール

エースが初戦で姿を消した。

ニュージャパンパンカップ(NJC)2回戦で、1回戦シードのNEVER無差別級王者・棚橋弘至(44)がジェイ・ホワイト(28)に敗れた。

ホワイトのブレードランナーをかわし続け、ドラゴンスクリューで応戦したが、最後に豪快に決められ、リングに沈んだ。肩を担がれ、バックステージに現れた棚橋はそのまま床に倒れ込み「あー、クソー。頼りにならんな、どこぞのエースは」と叫んだ。

自慢の腹筋は“完成”する前に敗れた。この日もいつものようにゴング前に肉体美を披露。未完成ながら鍛え上げられたムキムキの体に場内から拍手が沸き起こる。これには横で見ていたホワイトも負けじとマッスルポーズを見せつけた。その後はリングサイドの外道にも見せて挑発。これがホワイトの怒りを買い、場外で、セコンドの辻とともに痛めつけられるなど、防戦が続いた。中盤ではホワイトに腹の肉をつままれる屈辱も味わった。終盤ドラゴンスクリュー合戦を制し、流れをつかみかけたが、一撃で仕留められた。

優勝すれば、新設された世界ヘビー級への挑戦権が得られるとあって、どうしても手にしたいタイトルだった。NEVER王者が取ることで「ベルトの価値を上げたい」と話していたが、初戦で打ち砕かれた。

チャンスがあれば貪欲にベルトを狙いに行く棚橋。先月、KENTAがモクスリーに挑戦したIWGP USヘビー級選手権試合を解説した際には「(今度は)俺が行くかなあ。どこかで発信しておかないと」と意欲も見せていた。08年以来となる、NJC3度目の優勝は持ち越しとなったが、コロナ禍の中、棚橋の盛り上げは新日本に欠かせない。「こういう時に力を発揮してみんなを安心させて、導いていくのがエース」。常々言い続けてきた言葉を胸に前に進み続ける。「NEVER GIVE UP」。NEVERのベルトを肩にかけ次なる戦いに向かった。【松熊洋介】

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宮本和志が公開練習 スダリオ剛の印象「涙もろい」

公開練習を行った宮本和志。左はラッキィ池田似の振り付け仮面。右はタッピィ池田((C)RIZIN FF)

RIZIN27大会(21日、愛知・日本ガイシホール)に出場するプロレスラーの宮本和志(42=和志組)が15日、公開練習を行った。

冒頭スクワットを行っていた宮本のもとに突然、ラッキィ池田扮(ふん)するマスクマンが「タッピィ池田です」という女性とともに登場。「振り付け仮面です」と名乗り、突然「プロレス体操で体をほぐしていきましょう」と宮本に促した。突然の出来事に驚いた様子の宮本だったが「プロレスの醍醐味(だいごみ)が詰まっているという、あの伝説の体操ですね」となぜかノリノリ。3人で元気に体操を始めた。その後もスパーリングなどは行わず、振り付け仮面が持ち出したヤカンを回してトレーニングを続け、異例の内容でそのまま終了した。

練習後、取材に応じた宮本は「ワクワクしていて、早く試合が来ないかなという感じ」と6日後に迫った大会を心待ちにした。対戦相手は大相撲元十両のスダリオ剛(23)。「パワーでは誰にも負けない」と力勝負に自信を持つ。ベンチプレスは300キロを上げたこともあるという。「真っ向勝負でいく」と話すものの、相手について聞かれると「涙もろいところがある」と謎の回答。対策については「お楽しみ」と答え、相手に勝っている点は「絶対的に勝っているのは年齢」とはぐらかした。

01年にプロレスデビューした宮本は、新日本、全日本、ノア、ゼロワンなど数々の団体を渡り歩き、米国での修業も経験。「何にでも対応できるのがプロレスラー。やることは変わらない」と自信を見せた。若手時代に指導を受けたケンドー・カシンからは、練習や食事などのアドバイスをもらったという。「(カシンに)たくさん技を食らわされてきた。その数だけ強くなってきたと思う。勝って吉報を届けたい」と明かした。

全日本時代には藤原喜明のもとで練習もした。「先輩方が築き上げてきた礎というのをここでガツンと見せたい」と教わったことを無駄にはしない。「作戦に関しては秘密」と改めて語った宮本。公開練習も含め、謎だらけだが、すべては21日、リングの上で明らかにする。【松熊洋介】

公開練習でヤカンを持ってトレーニングする宮本和志(中央)。左はラッキィ池田似の振り付け仮面。右はタッピィ池田((C)RIZIN FF)

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52歳永田裕志の春終わる「悔しい」敗戦も会場拍手

新日本プロレス尼崎大会 コーナーのSANADA(右)に襲いかかる永田裕志(新日本プロレス提供)

<新日本:尼崎大会>◇14日◇兵庫・ベイコム総合体育館

天山、小島ら同世代の思いを背負った最年長、永田裕志(52)の春が終わった。

10年前、ニュージャパンカップ(NJC)を制した同じ会場で勝利を願い、2回戦のリングに上がったが、SANADA(33)の前に沈んだ。

今シリーズ「絶好調」と話していた永田。試合を重ねるごとにパワーアップしていった。今試合も中盤以降ペースをつかんだ。SANADAの攻撃をかわすと、ナガタロック2をさく裂。何度もタイトルを取ってきた強烈な締め上げで勝負に出た。「来い、SANADA」と叫び、エルボー合戦も制した。SANADAの得意技Skull Endを受けながらも足技で逆転するなど軽快な動きを見せた。最後はランディングボディプレスに屈したが、あと1歩のところまで追い込んだ。「チクショー。負けた。悔しい」。肩を落としながら引き揚げたが、会場からは健闘をたたえる大きな拍手が送られた。

2月17日後楽園大会で、内藤のケガにより、SANADAと急きょシングルマッチで対戦。敗れはしたが「ネバーギブアップ」とリベンジを誓った。今月9日のNJC初戦では辻を退け、下馬評を覆した。統一されたIWGPの2冠(ヘビー級、インターコンチネンタル)ベルト論争にも言及し「ベルトに“世界”がつく、それをプラスにとらえて。大きく世界に躍進できるじゃないかと思う」と明かすなど状態は上向きだっただけに悔しい敗戦となった。

2冠統一により、天龍の持つ、IWGP世界ヘビー級の最年長戴冠記録(49歳10カ月)の更新はなくなったが、新たなベルトをどん欲に目指し続ける。「勝つまで。絶対、勝つまでやり続ける」。今回はかなわなかったが、52歳の“世界”挑戦はまだ始まったばかりだ。【松熊洋介】

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棚橋弘至「NEVERと一緒にテッペン獲りにいく」

新日本プロレス尼崎大会 高橋裕二郎(下)にハイフライフローを決める棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:尼崎大会>◇14日◇兵庫・ベイコム総合体育館

エース棚橋弘至(44)がニュージャパンカップの前哨戦で元気な姿を見せた。

初戦となる15日の2回戦で対戦するジェイ・ホワイト(28)と6人タッグで激突。セコンドのディック東郷、外道の邪魔を軽くあしらうと、高橋裕二郎にハイフライフローを浴びせて3カウントを奪った。

鍛えてきた腹筋が現れる日を「Xデー」とし、調整を続けてきた。この日はまだ途中ながら開始早々からホワイトに肉体美を披露する余裕を見せ、軽快にボディアタックを決めた。「Xデー」がいつかは明言していないが、優勝して来月4日の飯伏との世界ヘビー級選手権を見据える。「もう少し(鍛えて)いくけど、決勝になったら、さらに(腹筋の)溝が深くなっているかもしれない」。ホワイトとの2回戦は通過点。目指すところはまだまだ先にある。

自身の持つNEVER無差別級のベルトの価値を高めたい。今年1月30日に初戴冠し、2月28日に初防衛したが、その後IWGPヘビー級とインターコンチネンタルが統一され、ジュニアヘビー級も3人での争いが行われるなど、話題をさらわれている。2つのベルトの影に隠れたままでは納得がいかない。「NEVERと一緒に、テッペン獲りにいく」。ベルトを保持したまま飯伏への挑戦を狙う。「1年中コンディションをキープするのはプロレスラーの務め」。万全の体調をアピールし、自信に満ちあふれるエースの目は、世界ヘビー級のベルトにしっかりと向いている。【松熊洋介】

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武藤敬司が初防衛「有酸素プロレスやっちゃったよ」

ノア GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA 武藤敬司対清宮海斗 初防衛に成功した武藤敬司(撮影・屋方直哉)

<ノア:福岡大会>◇14日◇福岡国際センター

GHCヘビー級王者で58歳の武藤敬司が、清宮海斗(24)の挑戦を退け、初防衛に成功した。

武藤が限界を超えた。若き挑戦者の執拗(しつよう)な絞め技で体力を奪われた。清宮のジャーマンスープレックスホールドでカウント2。花道からダッシュでスピードに乗ったウルトラタイガードロップにも耐えた。激しい攻めをしのぐと、トップロープから雪崩式フランケンシュタイナーで形勢逆転。年齢からは考えられない大技に、会場はどよめいた。さらに、ドラゴンスクリューで弱らせ、シャイニングウィザードから腕ひしぎ逆十字固めで勝負を決めた。王者は清宮のスタイルが昔の米国のプロレスに似ているとし「やっていて楽しかったですよ。でも、(会場が)暑かった。有酸素プロレスやっちゃったよ」と独特の言い回しで、激闘を振り返った。

歩んできたプロレスの道で、歴史を刻んできた。主要団体(ノア、新日本、全日本)の3大メジャータイトルを獲得(史上3人目)。18年3月、変形性ヒザ関節症を発症。人工関節を埋め、第一戦に復帰した。この日は34歳下の挑戦者。武藤の息子と同じ年だ。王者は清宮を“仮想息子”とし「おやじが息子に負けたら威厳がなくなる。意地でも負けられない部分があるんですよ」と執念の勝利だった。

試合後にGHCタッグ選手権者のマサ北宮(32)が挑戦を表明した。防衛を終えたばかりの58歳は「休む暇を与えてもらえない。でも、片っ端から挑戦を受けてやりましょう」と力強く宣言した。【南谷竜則】

ノア GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA 武藤敬司対清宮海斗 シャイニングウイザードを決める武藤(撮影・屋方直哉)

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M・ホーリー殿堂入り、00年新日本ドームにも登場

21年第1号となるWWE名誉殿堂入りが発表されたモーリー・ホーリー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

WWEは11日(日本時間12日)、WCWなどでも活躍した元WWE女子王者モーリー・ホーリー(43)が21年第1号となる殿堂入りすると発表した。

ホーリーは結成した「ザ・ホーリー・カズンズ」やザ・ハリケーンと組んだ正義のヒーロー「マイティ・モーリー」としてWWEでファイト。00年4月の新日本東京ドーム大会ではグレート・ムタのマネジャーとして来日。02年レッスルマニア18大会では女子レスラーとして初のハードコア王座を獲得すると、04年レッスルマニア20大会ではビクトリアとの髪切りマッチで黒星を喫し、スキンヘッドを披露して話題を呼んだ。

今年のWWE殿堂入り式典は、昨年の殿堂入りが発表されながら式典中止となっていたバティスタ、nWo、ベラ・ツインズ、jbl、デイビーボーイ・スミス、獣神サンダー・ライガーを加えて開催される。

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鈴木みのるが堂々V宣言「オカダ棚橋だけじゃねぇ」

本間(左)を場外乱闘で攻める鈴木(撮影・小沢裕)

<新日本:大田区大会>◇6日◇大田区総合体育館

52歳の鈴木みのるが堂々と優勝宣言した。30選手によるトーナメント、ニュージャパンカップ1回戦で、本間朋晃(44)を寄せ付けず、2回戦に進出した。

体重の乗った強烈な張り手を浴びせ、本間を圧倒した。その後も殴る、蹴るの応酬。元気のない本間に「立て!」と活を入れ、場外戦では鉄柵に顔面を押し付けるなど、攻撃の手を緩めなかった。最後はなかなか決まらなかったゴッチ式パイルドライバーを3度目で成功させ、3カウントを奪った。

勝利後は腰にベルトを巻くしぐさを見せ、悠々とリングを後にした。「指くわえてただ出ているわけじゃない」。優勝すれば、4日に新設されたIWGP世界ヘビー級への挑戦権が得られるが「IWGPは俺のものだ」と自信を見せる。統一前のヘビー級のベルトには届かなかった。前日5日の前哨戦後には「狙っているのは、オカダや棚橋だけじゃねぇんだよ」とベルトへの熱い思いをぶちまけた。

18年1月のインターコンチネンタル以来3年ぶりのシングルのベルトを狙う。2回戦は13日、KENTAと対戦。「そろそろ取りに行くぞ」。短い言葉に鈴木の大きな決意が込められている。【松熊洋介】

鈴木(左)にフェースクラッシャーを浴びせる本間(撮影・小沢裕)

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KENTAが2回戦に進出 米国での悔しさ晴らす

コーナーに座り込むロビンソン(右)にキックを浴びせるKENTA(撮影・小沢裕)

<新日本:大田区大会>◇6日◇大田区総合体育館

米国での悔しさは日本で晴らす。30選手によるトーナメント、ニュージャパンカップ1回戦で、KENTA(39)が、ジュース・ロビンソン(31)に勝利し、2回戦に進出した。

今シリーズから髪形をアフロヘアーに変えてきた相手に苦戦を強いられた。技をかける際に髪をつかんでしまい、レフェリーからたびたび注意を受け「髪が邪魔だ」とイライラしたが、何とか対応。得意技のgo 2 sleepこそ決まらなかったが、絞め技のGAME OVERでロビンソンをギブアップさせた。

本来なら1月5日の東京ドーム大会でIWGP USヘビー級王座の挑戦権利証をかけて戦うはずだった。ところが前哨戦でロビンソンが左目眼窩(がんか)底骨折で欠場。3カ月ぶりに復帰した相手を寄せ付けなかった。「まだあいつとの決着は終わらせてなかったが、これでホントの意味で終わった」と語った。

USヘビー級王者モクスリーとの対戦がなかなか実現せず、権利証防衛は1月で5度を数えた。2月にAEWに乱入し、モクスリーを襲撃。「これ以上時間を無駄にしたくない。いつでもどこでも戦う準備はできている」。2月27日に新日本プロレスワールドで配信された「NJPWストロング」でようやく対戦となったが、デスライダーを食らい、撃沈。ベルトを持ち帰ることはできなかった。失意の帰国となったが「まだ終わりじゃないから」と前を向いた。

2回戦は13日に鈴木みのると対戦。シングルマッチで戦うのはノア時代の05年8月に敗れて以来16年ぶりだという。当時は前日に天龍に酒を飲まされていたという。「あの時は本調子じゃなかった。でもあれから歳を重ねて、自分なりのスタイルでやっている」。久しぶりの対戦を楽しみながら、新たなタイトル奪取を狙う。【松熊洋介】

ロビンソン(左)にハイキックを浴びせるKENTA(撮影・小沢裕)

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鷹木信悟がオカダ破り2回戦進出「俺は戦略家」

オカダ・カズチカ(左)は鷹木の必殺技「ラスト・オブ・ザ・ドラゴン」で仕留められる(撮影・小沢裕)

<新日本:大田区大会>◇6日◇大田区総合体育館

30選手によるトーナメント、ニュージャパンカップ1回戦で、鷹木信悟(38)が、優勝候補筆頭のオカダ・カズチカ(33)を破り、2回戦に進出した。昨秋G1クライマックスで敗れて以来2度目の対戦で、シングルマッチ初勝利となった。

オカダの得意技マネークリップに耐え抜き、レインメーカーを誘ってかわすと、自身のラスト・オブ・ザ・ドラゴンで仕留めた。「紙一重だったけど、こう見えても俺は戦略家。まんまとひっかかったな」とニヤリ。さらに「優勝候補筆頭に勝った。これがどういう意味かわかるか? 鷹木信悟待望論だ」と叫んだ。

思いを爆発させた。4日にIWGPヘビー級とインターコンチネンタルの2冠を統一し、世界ヘビー級の初代王者となった飯伏に物申した。「ふざけんな。好き勝手しやがって」と怒りをあらわにした。

実はIWGPヘビー級の挑戦をひそかに狙っていた。昨秋のG1クライマックスでは飯伏に勝利しており、対戦要求を待っていた。選ばれたのは同ユニットの内藤やSANADA。いつも隣で前哨戦に出ていた鷹木は「俺がどういう気持ちでいたと思う? こう見えても受け身で口下手のシャイボーイなんだよ。待っていたんだよ」と、胸の内を明かした。

優勝すれば4月4日にベルトへの挑戦権が得られる。「オファーが来ないなら(優勝して)自分から行ってやる」と堂々と宣言した。2回戦は13日、後藤洋央紀と対戦する。「緊急事態宣言延長でGoToトラベルもまだ使えない。後藤のトラベルも使えねえってことだ」。絶口調の鷹木節で締めた。【松熊洋介】

オカダ・カズチカ(左)にラリアットを浴びせる鷹木(撮影・小沢裕)

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