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内藤哲也「好きなので」MSGでの飯伏幸太戦快諾

内藤哲也(右)と飯伏幸太(2019年3月8日撮影)

<新日本:長岡大会>◇24日◇新潟・アオーレ長岡

新日本プロレス初のマディソンスクエアガーデン(MSG)大会での内藤飯伏戦が浮上した。

IWGPインターコンチネンタル王者内藤哲也(36)と飯伏幸太(36)は8人タッグで対戦。

試合後、内藤への挑戦を希望している飯伏が「(内藤が昨日)場所を選べ、と。僕が選んでいいんですか。じゃあ、この先1番のビッグマッチ、僕もやったことのないMSGでぜひ試合をしたい」と要求。直後にそれを伝え聞いた内藤は「俺は想像のななめ上、つくばカピオを選択してくれるかと思ったけどね」とまっとうな会場チョイスにがっかりしつつも、「飯伏がMSGでやりたいというなら、断る理由はないね。基本的に飯伏と試合するのは好きなので」と快諾した。

この日はキレのある連続攻撃で攻められただけに「2倍、3倍にしてお返ししますよ。飯伏をしっかり沈めてやるよ、カブロン」と宣言。3月10日のニュージャパン杯1回戦に続く激戦となりそうだ。

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オカダ6年ぶりV、米でホワイトを「ぶっつぶす」

ニュージャパン杯で優勝しテープを浴びるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

<新日本:長岡大会>◇24日◇新潟・アオーレ長岡

オカダ・カズチカ(31)がSANADA(31)との激闘を制し、13年以来2度目の優勝を果たした。新日本初の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン(MSG、4月6日)大会では、メインでIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)に挑戦する。

オカダに歓喜の雨が降り注いだ。新潟出身SANADAコールが起こるアウェー。30分を超え、とどめを刺そうとコーナーに駆け上がるSANADAの足に必死にしがみついた。互いにツームストンパイルドライバーをかけ合い、いったんかわされた後、レインメーカーを発射。さらにもう1発完璧に決め、勝利をもぎとった。マイクを取ると「MSGでジェイ・ホワイトのクソ野郎をぶっつぶしてきます! 」と宣言。1月4日東京ドーム大会で敗れた借りを、プロレスの聖地で返す。

試合後、解説席にいた柴田勝頼のもとへ近寄った。ちょうど2年前の17年4月。IWGPヘビー級王者だったオカダは、ニュージャパン杯を制した挑戦者の柴田と両国大会で対戦。オカダが勝利し、試合後柴田は病院に搬送され、硬膜下血腫の重症を負った。以来長期欠場し、現在は新日本ロサンゼルス道場で指導を続ける。その柴田に勝利を報告すると「おめでとう。ニューヨーク行くから」と声をかけられ、目が潤んだ。バックステージで再び柴田について問われると、はなをすすり、流れる涙を何度も拭った。「勝てよ、と言ってくれた。しっかり、柴田さんに送り出してもらったんで」。思いを背負ってニューヨークの舞台に立つ。

昨年6月にIWGPヘビー級のベルトを失って以来、風船を持って入場したり、髪色を赤にしたりと迷走しながらも新しい自分の姿を探してきた。オカダはチャンピオンだった自分を「悪い意味でかっこつけているオカダカズチカだった」と振り返る。泥臭く、石井智宏らCHAOSの仲間も下して勝ち取った優勝で、さらに強さを身につけた。「チャンピオンになって日本に帰ってくる」。満を持して、5度目の戴冠に挑む。

ニュージャパン杯優勝トロフィーを前に記念撮影するオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
SANADA(左)にリバースネックブリーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
SANADA(左)にレインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

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棚橋、SANADAが4強入り ニュージャパン杯

<新日本:浜松大会>◇20日◇静岡・アクトシティ浜松◇観客2406人

ニュージャパン杯の準々決勝2試合が行われ、棚橋弘至(42)が昨年王者のザック・セイバーJr.(31)との昨年決勝同カードを制し、4強入りした。

関節技で急所の右膝を攻められたが、ジャパニーズクラッチホールドで勝利。4月6日マディソンスクエアガーデン大会でのIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)への挑戦権まであと2勝にせまった。もう1つの試合では、SANADA(31)がコルト・カバナ(38)を絞め技Skull endで破った。

23日の長岡大会では棚橋対SANADA、オカダ・カズチカ対石井智宏の準決勝が行われる。

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越中詩郎、馬場さんに桑田佳祐が…エピソード披露

トークショーを行った天龍源一郎(左)と越中詩郎

天龍源一郎(69)と越中詩郎(60)のプロレス界のレジェンド2人が21日、都内でトークイベントを行った。

全日本プロレス時代の苦労話、後に天龍が加わった平成維新軍での海外合宿など2人のプロレス人生の思い出話だけでなく、縁深いレスラーの話題にも及んだ。故ジャイアント馬場さんについて、天龍は「おれに言わせると馬場さんは悪い人じゃないですよ。いい人じゃないけど」と笑わせた。馬場さんの付け人だった越中は、富山の巡業中にホテルで偶然会ったサザンオールスターズの桑田佳祐があいさつに訪れたエピソードを披露。「向こうは直立不動で『馬場さん、お疲れさまです!』と言って、馬場さんは座って葉巻をくわえながら『あぁ、そう』って。で、桑田さんが帰った後に、『あれ、ゴダイゴか』と。僕はゴダイゴ知ってるのかと思った」と笑いながら、懐かしんだ。

現役引退を発表した獣神サンダー・ライガーについては、かつて新日本で「ドラゴンボンバーズ」を結成していた越中は「海外遠征に行く直前も、道場で2、3時間練習していたことがあって、これはすごいな、と。自分のそれに負けちゃいけないと思っていました」とジュニアの後輩をたたえた。

ファンからの質問にも応じ、つらい時に気持ちを奮い立たせるためのアドバイスを、との問いに2人はそれぞれ熱い答えを返した。天龍は「こんなところでへこたれてたまるか、と思えば足が1歩前に出ます。もういいと思えば、立ち止まる。立ち止まるというのは、後退すること。なにくそこのやろーと思えば、足が1ミリでも前に出る」と熱弁。越中は「僕は何回も(プロレスを)やめようと思ったし、地方にたくさん行く中で、鉄道を見る度に『これに乗って東京に帰ったら楽だなぁ』って、何十回、何百回も思った。でもその度に、好きな道で生きているんだから幸せなんだ、と自分に言い聞かせた。自分を信じること。いいことばかりじゃないからね。辛抱する、というのが大事」と万事を受け入れる大切さを語った。

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新日本3年ぶり会社説明会に500人 棚橋も登場

新日本プロレスの20年度新卒採用会社説明会での6人タッグ戦で勝利したロッポンギ3K(左からYOH、ロメロ、SHO)

新日本プロレスが3年ぶりに聖地、東京・後楽園ホールで新卒採用会社説明会を開いた。

創立初開催となった16年の474人を上回る、20年卒業見込みの大学生500人が出席。ハロルド・メイ社長が会社の歴史、業績、概要、社内組織、求める人材などを熱心に説明した。続いて、団体のエース棚橋弘至が登場し、プロレスの受け身になぞらえた人生訓や疲れない方法、仕事を楽しめる努力などエピソードを交えながら披露。「何をしてきたかではなく、何をしていきたいの方が大事なのです。会社に自分の志を伝えてほしい」と就職活動する学生たちに熱いメッセージを送った。

最後には、ヤングライオンによるタッグ戦、ロッポンギ3K-鈴木軍の6人タッグ戦の2試合が披露され、会場は熱気、歓声、興奮に包まれた。メインを勝利で締めくくったロッポンギ3KのYOHは「後楽園にいい風吹いた! 新日本の未来をつくっていましょう! みんなの明日にもいい風吹きますように」とあいさつ。同ユニットのロッキー・ロメロ、SHOとともにスーツ姿の学生たちとハイタッチも交わしていた。

新日本プロレスの20年度新卒採用会社説明会に集まった学生とタッチするYOH
会社説明会に集まった学生たちにリング上から会社概要を説明する新日本プロレスのハロルド・メイ社長
新日本プロレスの20年度新卒採用会社説明会に集まった約500人の学生たち

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内藤哲也に新たな敵「近いうちに」指で数え嬉しそう

「そのうち動き出しますよ」と今後のプランを語った内藤哲也

<新日本:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

IWGPインターコンチネンタル王者内藤哲也(36)が次なるプランのヒントを口にした。

内藤はIWGPヘビー級との2冠を目指し、ニュージャパン杯に出場したが、10日の1回戦で飯伏幸太(36)に敗れた。この日は8人タッグ戦で鷹木、BUSHI、EVILと組み、SHO、YOH、海野翔太、飯伏と対戦。ヤングライオンの海野や宿敵飯伏らと激しい攻防を繰り広げた。「いまニュージャパン杯開催中ですから、他の話題をごちゃごちゃ口に出すのは失礼な話だと思うので、明言は避けたいと思いますが、まぁ俺のターゲットは、やりたいなぁと思う相手は何人か見つかったかな」と指で数えながら、うれしそうに新たな敵の存在を明かした。

「まだ大きな動きはしたくないと思ってますが、近いうちに動きだしますよ。いつまでも1回戦敗退したからってこの場にとどまっておくわけにはいかない。そして、何よりもみなさまが、その場にとどまっている内藤哲也を見たくないでしょう。まぁ、そのうちに動きますよ。楽しみに待っててください。アディオス」と、近く前に踏み出すことを予告した。

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SANADA激闘制す、準々決勝はコルト・カバナ戦

鈴木みのるに勝利したSANADA(撮影・高場泉穂)

<新日本:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパン杯2回戦でSANADA(31)が、鈴木みのる(50)との激戦を制し、8強入りした。21日浜松大会での準々決勝の相手はこの日矢野通に勝利したコルト・カバナ(38)に決まった。

何度もグラウンドに持ち込まれ右膝を徹底攻撃されたが、最後は力を振り絞り、動けなくなった鈴木の上にラウンディングボディプレスでかぶさって勝利。ふらふらになりながら28分45秒の激闘を制した。普段から寡黙。この日も黙って去ろうとしたが、ファンの声援におされるようにリングに戻り、マイクを取った。「みなさんに伝えたいことがあります。実はニューヨークのマディソンスクエアガーデンが好きです」。ニュージャパン杯の優勝者が得る、同地でのIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)への挑戦権を早くも見据えた。

右膝にアイシングを施し、足をひきずりながら取材スペースにたどりつくと今度は「イメージできるだろ。長岡の決勝でマイクを持っている姿が」と一言。24日新潟・アオーレ長岡で自分の優勝する姿が、SANADAにはもう見えている。

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妻暴行逮捕の金本浩二が復帰、藤沢「不倫してた?」

試合後、観客にあいさつする金本浩二(撮影・上山淳一)

1日に妻への暴行の疑いで逮捕された元新日本プロレスの金本浩二(52)が17日、インディー団体「武骨」の大阪・大正区民ホール大会で再スタートを切った。

金本は藤沢忠伸と組み、吹本賢児&冨宅飛駈組とタッグマッチに登場。試合後、リング上で客席に向かって深々と頭を下げて、マイク越しに「このたびはご迷惑、ご心配をおかけして、誠に申し訳ありませんでした」と騒動に関して謝罪した。

「とんでもないことを起こしてしまい、自分でやったことは間違いありません。1から、1からやり直します。僕は大好きなプロレスでしか自分を見せることはできません。頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」と訴えると、ファンから拍手が起こった。

試合ではローキック、膝蹴りからのローリングソバットなどに加え、アキレス腱(けん)&裏アキレス腱固め、ヒールホールドなどを決めながらの逆片エビ固めと、多彩な技を披露。3代目タイガーマスクとしても活躍した実力を発揮した。

試合後、マイクのやりとりでは、タッグを組んだ藤沢から「みんなが聞きたいと思っていることをひとつだけ聞きます。パイセン、不倫してたんですか?」と振られた。金本の暴行容疑は、妻が浮気を疑ったことに怒ったことが発端とされており、それをイジられたことで「あ~? 俺はいちずじゃ!」と返し、場内をわかせた。

金本によると、今年の11月7日からデビュー30周年に突入する。試合後、取材に応じて「試合前は足が震えていました。今回の件で、これまでの29年分を数カ月で取り戻していかんとダメですから。でも、やっぱりプロレスファンはあったかい。もっとブーイングとか、ヤジが来ると思ってました」としみじみ話した。

また、新日本プロレスの獣神サンダーライガーが、来年1月に引退すると表明したことに触れ「ビックリした。まさかこのタイミングで…。あの人がいなかったら、俺はここまでなれなかった。だから、自分が変なことをして、本当に申し訳ないと思いました。僕に言う資格はないけど、引退までに“ライガー、やろうぜ”と声を出していきたい」と言い、複雑な胸中を吐露した。

今回の出場は事件前から決まっていた。「武骨」は、かつて栗栖正信が主宰した栗栖ジムの生徒たちが集まり、始まった。金本もデビュー前に同ジムでトレーニングしており、新日本離脱後、約5年前から不定期に出場を続け、今回は武骨のまとめ役である藤沢が金本に「何があっても出場してください」と声を掛け続けたという。

金本は「栗栖ジムの後輩がね、もう感謝しかないです。武骨には引退するまで出続けるつもりです」と話していた。

インディー団体「無骨」第6試合45分1本勝負 吹本賢児、冨宅飛駈組対金本浩二、藤澤忠伸組 金本浩二(右)は技を繰り出す(撮影・上山淳一)
インディー団体「武骨」第6試合45分1本勝負 吹本賢児、冨宅飛駈組対金本浩二、藤澤忠伸組 鋭い表情で試合に挑む金本浩二(撮影・上山淳一)

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飯伏幸太、完敗も「こんなとこじゃ終わんないっす」

ザック・セイバーJr.(右)の腕ひしぎ逆十字固めから逃げる飯伏(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパン杯2回戦で飯伏幸太(36)が前回覇者ザック・セイバーJr.(31)の関節技にギブアップし、敗れた。

飯伏はムーンサルトプレスなど身体能力を生かした多彩な技を駆使したが、ザックにすぐグラウンドに持ち込まれ苦戦。最後はカミゴェにいくも避けられ、そのまま足を締め上げられて、16分7秒で力尽きた。「自分の意思でタップしてしまった。あそこから粘って自分の体が耐えられるとは思わなかった」と完敗を認めた。

1月4日の東京ドーム大会オスプレイ戦で脳振とうを起こし、約2カ月間欠場。IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)への挑戦権をかけたこのニュージャパン杯で復帰し、一気にトップへ駆け上がるプランを描いていた。10日の1回戦で内藤哲也との激戦を制し勢いにのっていたが、昨年準々決勝で敗れたザックに道を阻まれた。

ただ、息をきらしながら取材の場にたどりついた飯伏の目は、まだ輝きを失っていなかった。「まだまだこんなとこじゃ終わんないっすよ。もう切り替えないと。ザックにはいつか絶対にリベンジしたい。やりますよ。やってやりますよ」と力強く語った。

ザック・セイバーJr.に敗れた飯伏(撮影・中島郁夫)

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棚橋弘至「カムバック」11年ぶり対戦の田口に勝利

田口(上)にドラゴンスクリュー決める棚橋(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパン杯2回戦で、棚橋弘至(42)が、昨年公開の映画「パパはわるものチャンピオン」の劇中でタッグを組んだ田口隆祐(39)を下し、準々決勝に進んだ。

普段はタグチジャパンの一員として、監督こと田口とタッグを組むことも多く、シングルでの対戦は08年のニュージャパン杯以来11年ぶり。代打出場から1回戦を突破し勢いにのる田口にオーマイガーアンクルなど多彩な攻めで押し込まれたが、スリングブレイドから飛龍原爆固め(ドラゴンスープレックス)につなげ、勝利をおさめた。

決め技には狙いがあった。4月6日の米ニューヨーク大会が行われるマディソンスクエアガーデン(MSG)は、藤波辰爾が初めて飛龍原爆固めを披露した場所。「それから何十年たって、ドラゴンスープレックスで帰るのも粋だなぁと。カムバックサーモンってあるじゃないですか。サケが戻ってくる。カムバックドラゴン」とこのニュージャパン杯優勝の先にある、MSG大会メインでのIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)との決戦を見据えた。

田口(手前)を下し雄たけびを上げる棚橋(撮影・中島郁夫)
試合後、田口(右)とグータッチをする棚橋(撮影・中島郁夫)

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飯伏幸太が内藤哲也下し2回戦進出「このまま優勝」

<新日本:尼崎大会>◇10日◇兵庫・ベイコム総合体育館

ニュージャパン杯1回戦で、飯伏幸太(36)が内藤哲也(36)との再注目カードを制し、2回戦に進出した。

1月4日の東京ドーム大会オスプレイ戦で脳振とうを起こし、8日の後楽園大会で約2カ月ぶりに復帰。感覚が戻らない不安を口にしていた通り、病み上がりの頭部、特に首を内藤にしつこく攻められた。だが、激戦を楽しむように笑みを浮かべると、反撃へ。内藤得意のディスティーノをこらえ、逆にハイキックを見舞う。そこにコーナーからボマイェで内藤に膝を突き刺す。勝利を確信したように両手を広げ、タイガードライバー91で内藤をマットに突き刺し、さらに強烈なカミゴェで20分38秒の激闘を制した。

リングでは「2019年から新しい飯伏幸太を見せます。このまま優勝するぞ」と力強く宣言した。

田口隆祐、棚橋弘至、ザック・セイバーJrも16日の後楽園大会での2回戦に進んだ。

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田中稔「業界全体に響き渡る」初GHCジュニア王座

原田 対 田中 互いにドロップキックを放つ原田(左)と田中(撮影・小沢裕)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇10日◇横浜文化体育館

デビュー25周年を迎えた田中稔(46=フリー)が、GHCジュニア王座を初めて奪取し、国内主要団体のジュニア王座総なめの快挙を達成した。

田中は、ノアのGHCジュニアヘビー級王者原田大輔に挑戦。壮絶な死闘の末、ファイア・ボール・スプラッシュを決め、21分36秒に勝利した。新日本のIWGPジュニア、全日本の世界ジュニアに、W-1のクルーザー級王座、ゼロワンのインターナショナル・ジュニアヘビー級王座、FMW認定ジュニアヘビー級王座と獲得。最後に残ったノアの王座を手に入れた。田中は「10年半思い続けたベルトをようやく取った。これで主要団体のベルトは勢ぞろいした。この(GHCの)ベルトはオレが業界全体に響き渡る、海外のレスラーが欲しくなるベルトにする。田中稔にまかせとけ!」と胸を張った。

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4の字固めの使い手 武藤敬司式を棚橋弘至が継承

棚橋流4の字固めを披露する棚橋弘至(左)(06年3月10日撮影)

力道山やジャイアント馬場のライバルとして知られる伝説の覆面プロレスラー、ザ・デストロイヤーさん(本名リチャード・ベイヤー)が7日(日本時間8日)、米ニューヨーク州北部バファロー郊外の自宅で死去した。88歳だった。

◆4の字固めの使い手 米国で「フィギュア・フォー・レッグロック」と呼ばれ、デストロイヤーのオリジナル関節技として日本で広まった。技を仕掛けられた相手の両足が4の字になっていることが由来。テコの原理で、膝の靱帯(じんたい)を伸ばし追い詰める。デストロイヤー型は、左足のつま先が相手右太モモの下にロックされ、外れにくい。ただ、力道山戦のようにうつぶせるにされると攻める側の両ヒザに体重がかかって攻守が逆に。日本では95年10月の新日本東京ドーム大会で武藤敬司が高田延彦の足を狙ってドラゴンスクリュー、低空ドロップキックを連発した上で4の字固めでギブアップを奪って脚光を浴びた。現在では武藤式4の字固めの流れを、新日本の棚橋弘至らが継承している。

69年3月、日本プロレスのインターナショナル選手権でジャイアント馬場さん(左)に4の字固めを仕掛けるザ・デストロイヤーさん

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石井智宏らが2回戦へ「胸貸してやる」敗者の永田に

激しく打ち合う石井(左)と永田(撮影・垰建太)

<新日本:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトへの挑戦権をかけたシングルのトーナメント戦ニュージャパン杯が開幕し、石井智宏、チェーズ・オーエンズ、タイチ、YOSHI-HASHIがそれぞれ2回戦に駒を進めた。

メインで永田裕志とぶつかった石井は、痛めている右腕を攻められながらも、激しいビンタ、エルボー合戦で意地を見せ、最後は垂直直下式ブレーンバスターで勝利。「50代でIWGPチャンピオン? 笑かすな。そのために何かやったのか、してねえだろ。そんな野郎には負けねえつってんだ」と永田を批判。その上で「まだ遅くねえ。もう1回気持ち入れ替えて俺のところにこいよ。胸貸してやる」と再戦をもちかけた。

永田(左下)に勝利し勝ち名乗りを受ける石井(中央)(撮影・垰建太)
永田(手前)に激しいラリアットを決める石井(撮影・垰建太)

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飯伏幸太2カ月ぶり復帰戦で敗れ猛省「焦りすぎた」

敗れた飯伏(手前)を見下しながら踏む内藤(撮影・垰建太)

<新日本:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール◇観客1688人(満員札止め)

1月4日東京ドーム大会のオスプレイ戦で脳振とうになって以降欠場していた飯伏幸太(36)が第4試合の6人タッグ戦で2カ月ぶりに復帰した。

SHO、後藤洋央紀と組み、内藤哲也、SANADA、鷹木信悟のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勢と対戦。ニュージャパン杯1回戦(10日、尼崎大会)で当たる内藤と先発で相対し、素早いロープワークで互いの出方を伺いながら、火花を散らした。だが、内藤は「トランキーロ」とつぶやきながら、すぐSANADAにタッチした。

飯伏は内藤とSANADAに同時にオーバーヘッドキックを見舞うなど、持ち前の身体能力もみせたが試合後は「だめだ…」と猛省。「感覚がまだ戻っていない。焦りすぎた。1日で何とかします。15年もプロレスをやってきたので、大丈夫です」と10日の決戦に向け、自分に言い聞かせるように話した。

内藤(左)に蹴りを見舞う飯伏(撮影・垰建太)
SANADA(右)に飛び蹴りを見舞う飯伏(撮影・垰建太)
試合後にらみ合う内藤(右)と飯伏(撮影・垰建太)

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新日本MSG大会で石森太二の3WAY防衛戦を追加

ベルトを肩にポーズを決める石森(2019年1月4日撮影)

新日本プロレスは8日、4月6日の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン(MSG)大会での追加カードを発表し、IWGPジュニアヘビー級王者石森太二(36)が、ドラゴン・リー、バンディードと3WAYで防衛戦を行うことが決まった。3選手同時に試合をし、いずれかの選手が勝利した時点で決着する。

3月6日の旗揚げ大会で既に石森に挑戦を宣言していたドラゴン・リーに加え、手を上げたのは米団体ROHの新星バンディード。メキシコ生まれで13年にデビュー。ハイフライ・ルチャドールとして米国、日本、英国などで活躍し、18年末にROHと契約した。

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飯伏幸太は新日専念 棚橋に言われた覚悟の意味理解

2カ月ぶりの復帰戦に向け抱負を語った新日本プロレス飯伏(撮影・江口和貴)

ゴールデンスターこと飯伏幸太(36)が8日、新日本プロレス後楽園ホール大会で2カ月ぶりに実戦復帰する。注目される内藤哲也とのニュージャパンカップ初戦への意気込み、専念すると決断した新日本での今後の野望などを聞いた。

「心身ともに万全。試合に飢えてます」。ギラギラした飯伏が新日本のリングに帰ってくる。1月4日の東京ドーム大会ではウィル・オスプレイとの激戦の末、敗退。脳振とうを起こして欠場していた。久しぶりに公の場に現れたのは2月11日の大阪大会。スーツ姿で登場し、リング上で「どこにも行きません」と宣言。相棒だったケニー・オメガが米国の新団体AEWへと移り、飯伏も移るのでは…とささやかれていただけに、その残留宣言で会場は大いに沸いた。

DDTと新日本のダブル所属だった飯伏は16年に「飯伏プロレス研究所」を設立。フリーの立場を守りながら、新日本で活動し続けてきたが、もう研究所は「終わりです」。新日マットに専念すると決めた。「2、3年前から棚橋さんに『覚悟』という言葉を言われてきましたが、何をもって覚悟か分からなかった。でも、やっとその覚悟の本当の意味が分かりました」。

年明けにオメガやKUSHIDAら人気選手が続々と退団。その中で飯伏は、新日本の勢いは止まるどころか加速すると信じている。「16年に中邑(真輔)さん、AJ(スタイルズ)らが大量離脱したときも変わらなかった。むしろプラスの流れになった。今回も同じようにプラスの流れにしたい」。目指すのは地上波テレビでの中継。「新日本プロレスの名前は世間に広まってきていますが、昔ゴールデンで放送されていたころと比べると、まだ劣る。自分の体で表現して、放送させるレベルまで人気を持っていく。その自信もありますね」と堂々と語った。

まず焦点を定めるのは、10日尼崎大会でのニュージャパンカップ初戦。いきなり同級生のライバル内藤哲也とぶつかる。過去のシングル対戦成績は3勝2敗。互角の戦いを繰り広げてきたが、飯伏は「いまは僕が劣っている」と話す。「年が重なるにつれ負けてきた。勝敗も、内容も。地位も、格も。そこを埋めていきたい。だからやりがいがある。自分のためにも内藤さんはどんどん上がり続けてほしいんですよ」。内藤戦では「なにかをやってみたい。そのチャンス」と、温めてきた新技を出す可能性もあると明かした。

ニュージャパンカップで優勝すれば、4月の米マディソンスクエアガーデンのメインでIWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトに挑戦できる。現段階でそれが新日本の至宝に届く近道だ。「一番発言力があるのがIWGP(ヘビー級)のベルト。それを取り、やばい発言をしたい。王者になってやりたいことがいろいろあります。新日本プロレスを、より爆発させたい」。覚悟と野望を胸に飯伏幸太の新たなステージが始まる。【取材・構成=高場泉穂】

◆飯伏幸太(いぶし・こうた)1982年(昭57)5月21日生まれ、鹿児島県姶良市出身。04年7月、DDTでデビュー。11年6月に新日本のIWGPジュニアヘビー級王座獲得。13年10月にDDTと新日本とのダブル所属契約を発表。15年3月のニュージャパン杯で初優勝。16年2月にDDT、新日本からの退団を発表し、同3月に飯伏プロレス研究所設立。181センチ、90キロ。得意技はフェニックス・スプラッシュ。

2カ月ぶりの復帰戦に向け抱負を語った新日本プロレス飯伏(撮影・江口和貴)
15年8月、内藤(左)にエルボーを見舞う飯伏

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ライガー「MSG出して」最後まで明るい引退会見

来年1月の東京ドーム大会を最後に引退することを発表した獣神サンダーライガー(撮影・桝田朗)

新日本プロレスのジュニアの象徴、獣神サンダーライガーが7日、20年1月4、5日の東京ドーム大会を最後に現役引退することを発表した。89年4月に覆面レスラーとしてデビュー。100キロ以下のジュニアヘビー級の地位を高め、数々の名勝負を残した。世界的な人気を誇る名レスラーは、平成の30年を華麗に駆け抜けた。 

  ◇   ◇   ◇

涙はなかった。「リングに上がる以上、チャンピオンを目指さなきゃレスラーじゃない」。プロレス人生を支えてきた熱い思いを最後まで燃やした6日のIWGPジュニアヘビー級選手権。史上最多12度目の戴冠を逃したが、自分の戦いを見詰め、ライガーは自分で区切りをつけた。

「あの試合を通して、自分はもう伸びしろがないことが分かった。今まで培ってきたテクニックはいくらでも生かせるけど、伸びしろがないと、試合をやってて感じた。タイトルを取っていても辞めていた」

すがすがしい表情で話した。新日本にとどまらず、他団体、海外と世界中にファンをつくり一時代を築いた。そんな男が今年に入り、限界を感じて会社と引退について話し合ってきた。その中で、新日本から来年1月の東京ドーム大会での引退を提案された。新日本所属のレスラーで、東京ドーム大会で引退試合を行うのは、創始者のアントニオ猪木、長州力(後に復帰)に続き3人目。「東京ドームでデビューして、平成が終わるとともに東京ドームで引退なんて、カッコよくね?」と、笑顔で自慢した。

引退には、自分なりの美学があった。以前、65歳で引退した天龍源一郎に「腹いっぱいやれ」とアドバイスされた。その言葉を胸に刻んできたが、最近考えが変わったという。「まだできるじゃん、ライガーまだできるのにもったいない。天龍さんの腹いっぱいより、そういう風に言われたらかっこいい。ファンに失笑を買ってしまうようなシーン、それだけは絶対嫌なんだ」。「プロレスラーは強くあれ」と言われたアントニオ猪木や、山本小鉄の教えを最後は貫いた。

ライガーは引退後も、寮にとどまるという。今後の役割については言葉を濁したが、寮にいて、若手レスラーの育成を担う可能性が高い。「やり残したことは何もない。こんな幸せなプロレス人生はない」と断言したが、1つだけ希望を口にした。新日本が4月6日に開催する米ニューヨークのマジソン・スクエアガーデン(MSG)大会だ。「MSG出してほしい。引退するんだから、出してよ」。最後まで明るく、引退会見を締めくくった。【桝田朗、高場泉穂】

◆獣神サンダーライガー

▽正体 不明とされているが、本名は山田恵一。1964年(昭39)11月30日、広島市生まれ。藤波辰爾にあこがれ、高校卒業後単身メキシコで修業。そこで出会った山本小鉄に新日本入団を認められる。

▽変身 平成元年の89年4月24日、東京ドーム大会でテレビ朝日系列で放送されたアニメ「獣神ライガー」のタイアップ企画として獣神ライガーに変身。小林邦明戦でデビュー。

▽ジュニアの象徴 IWGPジュニアヘビー級王座を史上最多11回戴冠。ノアのGHCジュニア王座や、米国WCW世界ライトヘビー級王座など、多数のタイトルを獲得。100キロ以下のジュニアの盛り上げに貢献。他団体と新日本の橋渡しをし、94年にはジュニアのオールスター戦「スーパーJカップ」開催を実現した。

▽技の先駆者 シューティングスタープレスや垂直落下式ブレーンバスターなど、現在多くのレスラーが使う技を開発、流行技の発信源となっている。

◆名勝負 数ある名勝負の中で、94年2月24日、日本武道館での橋本真也戦は話題を呼んだ。ライガーがIWGPジュニアヘビー級王者、橋本がIWGPヘビー級王者で、階級を超えたノンタイトル戦。ライガーは敗れたが、ジュニアを超えたパワーを見せつけた。

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親しみやすく礼儀正しい/サンダーライガーこんな人

来年1月の東京ドーム大会を最後に引退することを発表した獣神サンダーライガー(撮影・桝田朗)

新日本プロレスのジュニアの象徴、獣神サンダーライガーが7日、20年1月4、5日の東京ドーム大会を最後に現役引退することを発表した。89年4月に覆面レスラーとしてデビュー。100キロ以下のジュニアヘビー級の地位を高め、数々の名勝負を残した。世界的な人気を誇る名レスラーは、平成の30年を華麗に駆け抜けた。   ◇   ◇   ◇

ライガーは昭和の香りを持ったレスラーだ。最近ではリング上だけでなく、ビッグマッチではテレビ中継の解説席に座ることも多い。プロレスのことを熱く語り、アナウンサーが年齢のことを持ち出すと烈火のごとく怒ったりする。その芯にあるのはプロレスへの愛情だ。

家族を福岡に置いて、新日本の寮に一室を借りて生活している。練習の虫で、料理が大好き。自分で朝ご飯をつくり、後輩やお客さんに振る舞うちゃんこ鍋の味は絶品。必ず隠し味で一手間かけるという。

また、粘土細工での怪獣のフィギュア作りは、趣味の域を超えるほどの腕前。プロレス実況の清野茂樹アナウンサーが昨年「コブラツイストに愛をこめて」(立東舎)という本を出した時には、清野アナをモデルにした粘土細工が表紙を飾った。

数多くの怪獣はつくってきたが、人間の粘土細工は初めて。ライガーは、若手の成田にスーツを着せ、写真撮影してから粘土細工を仕上げたという。引退会見の司会を務めた清野アナは「会見に出る前に『しんみりはいやだから、明るくいこう』と声を掛けていただきました。親しみやすくて礼儀正しい。まさに昭和のレスラーでした」としみじみと話していた。【桝田朗】

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獣神サンダーライガー、来年1月東京ドームで引退

来年1月の東京ドーム大会を最後に引退することを発表した獣神サンダー・ライガー

新日本プロレスのジュニアの象徴、獣神サンダーライガーが7日、都内の事務所で会見を行い、来年1月の東京ドーム大会(4、5日)をもって現役引退することを発表した。

ライガーは、6日の大田区大会で、石森太二のIWGPジュニアヘビー級王座に挑み敗れていた。ライガーは「昨日の試合を通して、自分にはもう伸びしろがないなと感じた。今まで培ってきたテクニックなどはいくらでも生かせるが、伸びしろはないと感じた。ベルトを取ってもやめるつもりだった。東京ドームという場所を用意してくれた新日本には感謝しています」と話した。

また「仮に(昨日の試合で)ベルトを取っても引退を発表しようと考えていました。勝ち逃げです。レスラーに対する美学ですが、まだできるのに何でやめるの? っていうのがボクの中にあったので、引退を決断しました」と言い、「平成が終わるとともに引退ってカッコよくね?」と笑いを誘った。

ライガーは、変身前の山田恵一として高校卒業後にメキシコ修業中に、山本小鉄に認められ新日本に入団。84年3月3日にデビューした。その後、89年4月の東京ドーム大会で、アニメ「獣神ライガー」とのタイアップ企画で、獣神ライガーとして覆面デビュー。その後、獣神サンダーライガーと名前を変え、現在に至っている。

170センチと小柄ながら無類の練習熱心さと努力で、覆面に負けない華麗なプロレススタイルを作り上げ、海外でも絶大な人気を誇る。国内の他団体とも積極的に交流し、94年にはジュニアのオールスター戦とも言える第1回スーパーJカップ開催を実現。自身も95年と00年に優勝している。

IWGPジュニアヘビー級王座は11回戴冠。04年にはノアのGHCジュニアヘビー級王座も獲得した。15年7月にはWWE傘下のNXT大会に新日本所属選手として史上初めて参加。タイラー・ブリーズに勝利するなど、日本のジュニアの第一人者として、世界にその名をとどろかせた。

最近は、17年に新日本のジュニアの祭典、ベスト・オブ・スーパージュニアからの卒業を発表。覆面デビュー30年となる年に、区切りをつけた。

◆獣神サンダーライガー 1989年(平元)4月24日、永井豪宅生まれ。同日、東京ドーム大会での小林邦明戦で、獣神ライガーとしてデビュー。同5月、馳浩を破り、IWGPジュニアヘビー級王座初戴冠。以来、99年までの11度の戴冠は史上最多記録。95年、00年にはスーパーJカップに優勝。04年にはノアのGHCジュニアヘビー級王座も獲得。海外ではWCW世界ライトヘビー級王座、CMLL世界ミドル級王座なども獲得した。170センチ、95キロ。得意技は垂直落下式ブレーンバスター、掌底、ロメロ・スペシャル。

石森太二(右)に技を決める獣神サンダー・ライガー(2019年3月6日撮影)

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