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YOSHI-HASHI初タイトル 同門対決制す

オカダからベルトを腰に巻いてもらうYOSHI-HASHI(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇9日◇東京・後楽園ホール

メインのNEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント決勝戦は、後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHI組が、オカダ・カズチカ、矢野通、SHO組との「CHAOS」同門対決を制し、第21代王者となった。

互いの手の内を知る6人が激闘を繰り広げた。YOSHI-HASHIが、オカダと一進一退の攻防を展開。オカダのドロップキック、ツームストンパイルドライバー、変形コブラクラッチを耐え抜くと、カウンターのラリアットで逆転。リング中央でバタフライロックにとらえると、ギブアップ寸前まで追い込むなど、勢いをつけた。

連係も良く、20分を過ぎると、SHOを孤立させることに成功。石井が打撃戦でペースを呼び込むと、最後は垂直落下式ブレーンバスターからの片エビ固めで、24分18秒、3カウントを奪った。

07年に新日本に入門したYOSHI-HASHIは、待望のタイトル初戴冠。戦いを終えたオカダから腰にベルトを巻いてもらうと「ようやく、ベルトを取ることができました。物事は変わるのは一瞬。でも、毎回変わっていたら、そんな人生楽しくないよ。なかなかうまくいかないから、楽しいんだ。もしもつまずいても、また立ち上がればいいんだ」と喜びをかみしめた。

ファンの温かい拍手が会場を包むと、「物事が変わるのは一瞬だ」と熱いマイクで締めくくった。

石井は「YOSHI-HASHIがすべて。ここにくるまで、ゆっくりだけど、着実に前に歩いてきた。その証しだよ。周りに何を言われようが、どう思われようが、たどり着けばいいんだ。今まで、いろいろ言ってきたやつを黙らせるぐらいの試合をやればいいんだよ」とたたえた。

後藤は「YOSHI-HASHIから夢をもらった。諦めなければこうして結果はついてくるってこと」と話した。

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新日初“秋のG1”日程発表 決勝は10・18両国

19年G1を制した飯伏幸太

新日本プロレスは8日、G1クライマックス30大会の日程を発表した。

本来は7、8月に開催される“夏の祭典”だが、今年は東京五輪の日程を避けるため、史上初の秋開催と決まっていた。9月19日にエディオンアリーナ大阪で開幕。10月18日、東京・両国国技館で決勝が行われる。

以下、全日程

9月19、20日 大阪・エディオンアリーナ大阪

9月23、24日 北海道・北海きたえーる

9月27日 兵庫・神戸ワールド記念ホール

9月29、30日 東京・後楽園ホール

10月1日 新潟・アオーレ長岡

10月5日 香川・高松市総合体育館

10月6、7日 広島・広島サンプラザホール

10月8日 岡山・ジップアリーナ岡山

10月10日 大阪・エディオンアリーナ大阪

10月11日 愛知・愛知県体育館

10月13日 静岡・浜松アリーナ

10月14日 神奈川・横浜武道館

10月16、17、18日 東京・両国国技館

18年G1を制した棚橋

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棚橋弘至PCR陰性、番組共演者がコロナ陽性で検査

棚橋弘至

新日本プロレスは5日、棚橋弘至(43)が新型コロナウイルス感染症のPCR検査などを受け、陰性が確認されたと発表した。

1日に棚橋が生出演した番組の共演者にPCR検査で陽性反応が確認されたという。棚橋は濃厚接触者ではないとのことだったが「大事をとって抗体検査、抗原検査、PCR検査を受け、すべて陰性の結果が確認されております」とした。

棚橋は、健康状態も良好だといい、6日以降の大会には予定通り出場する。

棚橋はツイッターで「ご心配をおかけしました」とつぶやいた。

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初代ブラック・タイガーことロコさん死去 米英報道

新日本IWGPジュニア選手権 獣神サンダーライガー(下)にアームロックを決めるブラック・タイガー(1989年7月12日撮影)

新日本プロレスで初代タイガーマスクと抗争を繰り広げた初代ブラック・タイガーことマーク・ロコさんが死去したと7月31日、米英メディアで報じられた。享年69歳。死因は明らかにされていない。

英マンチェスター出身のロコさんは80年代に英国で武者修行中だった佐山聡(リングネームはサミー・リー)と抗争を展開。佐山がタイガーマスクとして帰国した後、ライバルのブラック・タイガーに変身し、マスクマン同士でライバル関係を継続した。得意技の墓石式脳天くい打ち(ツームストンパイルドライバー)などを駆使し、82年にはタイガーマスクが保持したWWF(現WWE)ジュニアヘビー級王座に挑戦した。

82年5月にはグラン浜田を下し、タイガーマスクの負傷で空位となっていた同王座を獲得。83年にタイガーマスクが引退した後はザ・コブラとライバルとしても活躍した。一時、素顔で新日本プロレスに参戦したものの、89年には再びブラック・タイガーとして獣神サンダー・ライガーの保持したIWGPジュニアヘビー級王座にも挑戦した。

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新日本8・29神宮で内藤哲也が王者EVILに挑戦

8・29神宮で対戦する2冠王者EVIL(左)と内藤哲也

新日本プロレスは28日、8月29日神宮球場大会の一部カードを発表した。IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル2冠王者EVILに内藤哲也が、IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムに石森太二がそれぞれ挑戦する。

また、オカダ・カズチカが自ら提案したタイトル「KOPW2020」の概要を説明。選手が対戦形式を考え、ファン投票で決める。年末に保持していた選手にトロフィーが授与され、翌年また一からスタートするなど「新日本らしくないタイトル」。まずは8月26日に8人で1回戦を行い、勝者4人が神宮大会で4WAYを行う。

IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(左)と石森太二

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ノアとDDTが経営統合 高木三四郎が代表取締役

高木三四郎(15年5月撮影)

プロレス団体のノアとDDTが27日、経営統合を発表した。ノア・グローバルエンタテイメント株式会社、株式会社DDTプロレスリング、DDTの子会社で飲食業などを運営する株式会社DDTフーズの3社の統合で、9月1日から株式会社CyberFightとしてスタートする。DDT、ノアの社長を務めていた高木三四郎(50)が代表取締役、ノアの丸藤正道(40)、DDTの彰人(33)が副社長にそれぞれ就任する。

97年に旗揚げしたDDTは成長を続け、17年にサイバーエージェントグループ入り。00年旗揚げで今年20周年を迎えるノアは20年2月に同じくサイバー傘下となり、両団体は協力体制を築いていた。今回の統合で、3社の管理業務を一本化。ノア、DDT、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの各ブランドと現場体制を維持しながら、さらなる成長を目指す。

高木社長は統合の理由について「新型コロナウイルスの影響が大きい」と説明。試合開催が難しい状況の中、コスト削減で強固な体制を作るために4月ごろから統合に向けた準備を始めた。高木社長はファンに向けて、「団体がなくなったり、それぞれのカラーが無くなることはないのでご安心下さい」とメッセージ。さらに「将来的には、東京ドーム大会開催実現を目指していきたい。目標はプロレス業界ナンバーワン。新日本プロレスを追い抜き、プロレス界の構図を必ずや塗り替える」と宣言した。

以下、会見に出席した選手のコメント

副社長就任の彰人「ファンの声、若い子のアイデアを会社に伝えて、橋渡し的な役割をしていければ」

副社長就任の丸藤正道

「プロレス界でトップを取って、みなさんのお手本になれるように。僕たちノアは一切変わりませんし、本物のプロレスを見せていきたい」

東京女子プロレス坂崎ユカ「今まで通り、東京女子プロレスらしくマイペースに盛り上げていきたい」

ノア中嶋勝彦

「サイバーの傘下になってからノアは変化を進化にかえてきたと思ってる。だから、ノア、サイバー、この業界ナンバーワンになる。変わらず俺たちについてきてくれ」

ノア潮崎豪

「業界1位を夢見て、突き進んでいきたい」

全日本からDDTにレンタル移籍中の秋山準

「新日本に追いつけ、追い越せ、その力の1つになれるように頑張っていきたい」

DDT遠藤哲哉

「このチャンスをものにするのは、選手個人個人の働き。このプロレスというコンテンツを大きなものにするために活動していきたい」

DDTクリス・ブルックス

「世界的にパンデミックになっているなかで、こうしてノア、DDTが経営面で一緒になることで、日本で続けていくチャンスが広がる」

ガンバレ☆プロレス大家健

「団体の大きさ関係なく、リング上で自分たちの戦いをみせていければ」

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内藤、EVILとのリマッチ8・29神宮決着を要求

EVIL(右)に痛めつけられた内藤(撮影・中島郁夫)

新日本プロレスの後楽園大会が26日行われ、メインの6人タッグ戦でIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル2冠王者EVILと前2冠王者内藤哲也(38)が激突した。

25日にリマッチを要求した内藤は開始早々、EVILを襲撃し、場外で先制攻撃。だが最後は金的攻撃を受けた上、マットにたたきつけられKOされた。内藤はふらふらの状態でバックステージに現れると「どこでやる? うわさ通り神宮球場でいいのかな?」と8・29の野外ビッグマッチを再戦の場に挙げ「さっと言えよカブロン」とEVILの決断をせかした。

エプロンのEVIL(左)を奇襲する内藤(撮影・中島郁夫)

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新日本8・29神宮でビッグマッチ ムターニタ以来

99年、新日本神宮球場大会で対戦するグレート・ムタ(左)とグレート・ニタ

新日本プロレスは25日、8月29日に東京・神宮球場で野外ビッグマッチを行うと発表した。同所で試合を行うのは、グレート・ムタとグレート・ニタがノーロープ有刺鉄線電流地雷爆破デスマッチを行った99年8月28日以来21年ぶり2度目。

当時は4万人超を集めたが、新型コロナウイルス感染拡大による政府の大規模イベント人数制限の方針に合わせ、5000人を上限にするとみられる。雨天も想定し、翌30日に予備日が設けられている。

99年新日本神宮球場大会のノーロープ有刺鉄線バリケードマット時限装置付き電流地雷爆破ダブルヘルマッチで、ムタ(右)に有刺鉄線へ投げられ爆発するニタ

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新日本5カ月ぶりに聖地・後楽園ホールに帰ってきた

半年ぶりに観客を入れて行われた新日本の後楽園ホール大会(撮影・河野匠)

<新日本:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

新日本プロレスの約5カ月ぶりの後楽園ホール大会が行われた。新日本は新型コロナウイルスの影響で3月から試合を中止。6月15日から無観客試合を実施し、7月11、12日の大阪城ホール大会から観客を入れた興行を再開。2月22日の中西学の引退記念大会以来半年ぶりに聖地に戻ってきた。

観戦防止のため客席は十分な間隔が空けられ、観衆は普段の約3分の1の482人だった。第1試合のタッグ戦で若手の上村優也(25)にラリアットを決め勝利した小島聡(49)は「いつもお客さんが超満員で迎えてくれるのとは違う。特別なプロレス。プロレスラーとして貴重な時間に立ち会えてうれしく思います」とコメント。コロナ禍で聖地の特別な雰囲気を味わえることを前向きにとらえた。

第8試合の8人タッグ戦に出場した棚橋弘至(43)は「もしかしたらだけど、俺が10年以上かけてやってきた少しずつ席を埋めていく、増えていく光景が、このコロナが収まってその先の1年、2年で倍速、3倍速、4倍速で見られるような気がします」と自身が経験してきた新日本プロレスの人気低迷からの復活を、コロナ禍からの復活に重ねた。【高場泉穂】

ソーシャルディスタンスを意識し間隔を空けて観戦する観衆(撮影・河野匠)

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王者EVIL前哨戦完勝「地獄の底に葬ってやるよ」

試合後、リングに倒れ込む高橋(左)を横目に笑顔で舌を出すEVIL(撮影・河野匠)

<新日本:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

新日本プロレスの約6カ月ぶりの後楽園ホール大会が行われ、メインの6人タッグ戦では、25日愛知大会のIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル2冠戦で戦う王者EVILと挑戦者でIWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(30)が激突した。

EVILは11、12日の大阪大会で内藤哲也率いるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を脱し、悪の集団バレットクラブに電撃加入。裏切った上で、内藤から2冠を奪取した。この日も非情に元仲間のヒロムを鉄柵にたたきつけ、BUSHIを必殺技EVILで仕留め勝利。試合後はヒロムに対し、「お前のやり方なんてすべてお見通しなんだよ。名古屋の地で、ヒロムを地獄の底に葬ってやるよ」と予告した。

試合後、EVILの仲間ディック東郷にワイヤロープで首を絞められふらふらとなったヒロムは「おもしれえ…。すべてお見通しってわけか。参ったな。隠してもしょうがなねえ。全てを出してやる。お前のダークネス・ワールドをヒロムちゃんワールドにしてやるよ」と2冠戦へ気持ちを高めた。【高場泉穂】

試合後、高橋(中央)はEVIL(右)に突っかかっていくもディック東郷によってワイヤーで首を絞められる(撮影・河野匠)

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棚橋「終われねえ…」IWGPタッグ初防衛ならず

勝利し笑顔を見せるタイチ(左)とザック・セイバーJr.右は棚橋弘至(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇12日◇大阪城ホール

IWGPタッグ選手権は“ゴールデンエース”こと棚橋弘至、飯伏幸太組が挑戦者のタイチ、ザック・セイバーJr.組に敗れ、初防衛に失敗した。

棚橋、飯伏は2月に前王者タマ・トンガ、タンガ・ロア組から王座奪取。その直後にタイチ、ザック組の急襲に合い、因縁が勃発していた。コロナによる試合中止明けの6月から始まったニュージャパン杯では、棚橋が1回戦で、飯伏も2回戦でタイチに敗退。そのリベンジも含んだ初防衛戦だった。

合体技ゴールデンブレイドをタイチ、ザックに連続で決めるなど息の合った連係をみせていたが、飯伏がタイチに金属製の武器、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルでKOされ、戦闘不能状態に。残った棚橋が2人のしつこい膝攻めに合い、動けなくなったところで合体技天翔ザックドライバーを決められ、敗れた。

膝がぼろぼろになった棚橋は「こんなところで終われねえ…。もう1回やらせろ」と悔しさをにじませた。

勝利し棚橋弘至、飯伏幸太(下)を踏みつけるザック・セイバーJr.(左)とタイチ(撮影・鈴木正人)
棚橋弘至(左)にハイキックをするタイチ(撮影・鈴木正人)
タイチ(右)に首を絞められる棚橋弘至(撮影・鈴木正人)

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裏切りのEVILが内藤粉砕「俺が覇者で王者だ」

内藤哲也(下)を破りベルトを両手で持ち上げるEVIL(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇12日◇大阪城ホール

IWGPヘビー、同インターコンチネンタルのダブルタイトル戦は、ニュージャパン杯覇者で挑戦者のEVILが2冠王者の内藤哲也(38)を撃破し、両タイトルを初戴冠した。

15年からユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」で内藤と行動をともにしてきたが、前日11日に悪のユニット「バレットクラブ」に電撃加入。仲間を裏切り、一気に新日本の頂点に駆け上がった。

   ◇   ◇   ◇

有観客試合で喜びにあふれていた大阪城ホールが、一転ため息に包まれた。メインのダブルタイトル戦を制したのは“闇の王”EVIL。王者内藤の膝を攻め、パイプイスや仲間の介入など反則行為を連発。金的攻撃で弱った内藤に必殺技EVILを決め、38分の戦いを制した。内藤を踏みつけ、「このEVILが覇者で王者の3冠王だ」と会場に宣言すると、ブーイングが起こった。

裏切りで一気に頂点に立った。10年に新日本に入門し、13年から海外武者修行へ。15年10月に帰国すると内藤率いるユニットに加入し、初期メンバーとしてロスインゴブームを支えた。だが、人気と実力はあってもチャンスは訪れない。カリスマ内藤の陰に隠れ、主要シングルタイトルにはなかなか届かなかった。

そんな鬱憤(うっぷん)が爆発したのか、今年のニュージャパン杯では非道な戦い方で勝利に徹し、勝ち上がった。前日11日の決勝でプロレス界の絶対エースオカダを破り、初優勝を飾った。同時に新日本屈指のヒールユニット、バレットクラブに電撃加入。内藤を裏切り、髪形もコスチュームも入場曲も一新して、決戦に臨んでいた。

試合後も新たに仲間として呼び寄せたディック東郷とともに内藤を攻め続けていると、現IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムが内藤を助けるためリングに駆け込み、タイトル挑戦を表明。EVILはバックステージで「いつでもやってやるぜ」と不敵な笑みを浮かべ、歓迎した。ようやく興行復活した新日本は、いきなり混乱に突入した。【高場泉穂】

内藤哲也(左)の膝を机にぶつけるEVIL(撮影・鈴木正人)

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棚橋&飯伏組が陥落「こんなところで終われねえ」

IWGPタッグ新王者のザック・セイバーJr.(左)とタイチは棚橋弘至、飯伏幸太を踏みつける(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇12日◇大阪城ホール

IWGPタッグ選手権は“ゴールデンエース”こと棚橋弘至、飯伏幸太組が挑戦者のタイチ、ザック・セイバーJr.組に敗れ、初防衛に失敗した。

棚橋がしつこい膝攻めに合い、動けなくなったところで合体技天翔ザックドライバーを決められ、敗れた。膝がぼろぼろになった棚橋は「こんなところで終われねえ…。もう1回やらせろ」と悔しさをにじませた。

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新日本4カ月ぶり観客 棚橋「拍手の響きが美しい」

試合開始前の会場(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇11日◇大阪城ホール

新日本プロレスが136日ぶりにファンの前に帰ってきた。大阪城ホール大会で2月26日の沖縄大会以来、約4カ月ぶりとなる観客を入れた興行を開催した。席数は通常の約3分の1にし、3318人が観戦。選手との接触を禁じるなど、新型コロナウイルス感染予防に努めながら、1歩前へと踏み出した。

  ◇   ◇   ◇  

オカダのドロップキックに、内藤のポーズに、観客から大きな拍手が起こった。失われた新日本プロレスの風景が4カ月ぶりに戻ってきた。新型コロナウイルスの影響で3月から試合を中止。6月に3カ月半ぶりに無観客で試合を再開し、動画配信を行ってきたが、プロレスラーにとって反応がないことは寂しく、つらいものだった。IWGPヘビー級、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也(38)は「無観客試合も楽しかったけど、10倍、100倍…比べものにならないぐらい、気持ちいいね」と喜びをかみしめた。

新日本はこの日、観客に大声を控えるよう求めた。見ている側は声の代わりに拍手で感情を示す。新たな観戦スタイルが自然と生み出された。タッグ戦に出場した棚橋弘至(43)は「拍手の響きがとても美しく聞こえました。上品なホールでクラシックを聴いているような」と例えた。

プロレス界の、そして世界中にファンを持つエンターテインメント界の雄として、観客を入れた興行に踏み出した。プロレスは密集、密閉、密接の「3密」があてはまるスポーツ。リスクを避けるため、入念な予防策が取られた。

通常、大阪城ホール大会では1万人超を集めるが、今回は席数を3分の1に絞り、3318人が入場した。席の間にはシートをかけて十分な間隔を確保。観客にマスク着用や消毒など、基本的な感染予防を義務づけるのはもちろん、密を避けるために分散入場を実施。8台のサーモグラフィーを用意し、来場者全員の検温を行った。また、試合の合間には消毒を実施。グッズ販売はパンフレットのみで、選手との接触を禁じるなど、できる限りの細かな策を講じた。参戦予定だった鈴木みのるは発熱の症状があったため、抗体検査、抗原検査は陰性でも大事をとって欠場となった。

ファンも喜びと不安両方を感じながらこの日を迎えた。フェースシールドを着けた20代の男性は「楽しむために、自主的に着けてきました」。オカダファンという30代の男性は「いつもより人数が少なくてさみしい。ここで感染者が出たらさまざまなところに影響が出てしまう。僕たち見る側も緊張感を持たなければと思っています」と話した。

まだ国内で感染はおさまらず、超満員の会場でプロレスができるまで時間はかかりそうだ。コロナとの時間無制限の戦いは続く。【高場泉穂】

ソーシャルディスタンスをとる客席。マークの黒紙部分は着席禁止(撮影・鈴木正人)
試合後、ザック・セイバーJr.(右)を攻める棚橋弘至(撮影・鈴木正人)

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新日4カ月ぶり有観客、声なき会場に響き渡る拍手

有観客でオカダ・カズチカ-EVILの決勝戦(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇11日◇大阪城ホール

新日本プロレスが136日ぶりにファンの前に帰ってきた。大阪城ホール大会で2月26日の沖縄大会以来、約4カ月ぶりとなる観客を入れた興行を開催した。

席数は通常の約3分の1にし、3318人が観戦。選手との接触を禁じるなど、新型コロナウイルス感染予防に努めながら、一歩前へと踏み出した。メインのニュージャパン杯決勝はEVILがオカダ・カズチカ(32)を下し、初優勝した。

   ◇   ◇   ◇

オカダのドロップキックに、内藤のポーズに、観客から大きな拍手が起こった。失われた新日本プロレスの風景が4カ月ぶりに戻ってきた。新型コロナウイルスの影響で3月から試合を中止。6月に3カ月半ぶりに無観客で試合を再開し、動画配信を行ってきたが、プロレスラーにとって反応がないことは寂しく、つらいものだった。IWGPヘビー級、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也(38)は「無観客試合も楽しかったけど、10倍、100倍…比べものにならないぐらい、気持ちいいね」と喜びをかみしめた。

新日本はこの日、観客に大声を控えるよう求めた。見ている側は声の代わりに拍手で感情を示す。新たな観戦スタイルが自然と生み出された。タッグ戦に出場した棚橋弘至(43)は「拍手の響きがとても美しく聞こえました。上品なホールでクラシックを聴いているような」と例えた。

プロレス界の、そして世界中にファンを持つエンターテインメント界の雄として、観客を入れた興行に踏み出した。プロレスは密集、密閉、密接の「3密」があてはまるスポーツ。リスクを避けるため、入念な予防策が取られた。

通常、大阪城ホール大会では1万人超を集めるが、今回は席数を3分の1に絞り、3318人が入場した。席の間にはシートをかけて十分な間隔を確保。観客にマスク着用や消毒など、基本的な感染予防を義務づけるのはもちろん、密を避けるために分散入場を実施。8台のサーモグラフィーを用意し、来場者全員の検温を行った。また、試合の合間には消毒を実施。グッズ販売はパンフレットのみで、選手との接触を禁じるなど、できる限りの細かな策を講じた。参戦予定だった鈴木みのるは発熱の症状があったため、抗体検査、抗原検査は陰性でも大事をとって欠場となった。

ファンも喜びと不安両方を感じながらこの日を迎えた。フェースシールドを付けた20代の男性は「楽しむために、自主的に着けてきました」。オカダファンという30代の男性は「いつもより人数が少なくてさみしい。ここで感染者が出たらさまざまなところに影響が出てしまう。僕たち見る側も緊張感を持たなければと思っています」と話した。

まだ国内で感染はおさまらず、超満員の会場でプロレスができるまで時間はかかりそうだ。コロナとの時間無制限の戦いは続く。【高場泉穂】

検温待ちする観客(撮影・鈴木正人)

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EVILがオカダ下し初V、内藤奇襲しバレット入り

オカダ・カズチカ(左)に勝利したEVIL(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇11日◇大阪城ホール

新日本プロレスが136日ぶりにファンの前に帰ってきた。大阪城ホール大会で2月26日の沖縄大会以来、約4カ月ぶりとなる観客を入れた興行を開催した。

席数は通常の約3分の1にし、3318人が観戦。選手との接触を禁じるなど、新型コロナウイルス感染予防に努めながら、一歩前へと踏み出した。メインのニュージャパン杯決勝はEVILがオカダ・カズチカ(32)を下し、初優勝した。

   ◇   ◇   ◇

歴史的な復活の日を、EVILが闇で染め上げた。前年覇者オカダの新必殺技変形コブラクラッチに何度も苦しむも、パイプイス攻撃や金的蹴りなどの反則でダメージを与え、最後は得意技のEVILで3カウント奪取。トーナメントを通じ貫いてきた非情な攻撃に徹し、初の頂点に達した。

試合後は同じユニットで2冠王者の内藤をリングに呼び寄せ、拳を合わせるかと思いきや、おもむろに敵対するユニット、バレットクラブのポーズを出し、内藤を奇襲。15年からロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの仲間として活動してきた内藤の帽子を踏みつけ、バレットクラブ入りを表明した。「内藤、お前とロスインゴのお前ら腐りきってんだよ。むしずが走りに走りまくる。明日大の字に倒れているのはお前だ。内藤。よく覚えとけ」と12日の2冠戦に向け、ほえた。

オカダ・カズチカ(左)をEVILでフィニッシュするEVIL(撮影・鈴木正人)
オカダ・カズチカ対EVIL オカダ・カズチカ(手前)を押し飛ばすEVIL(撮影・鈴木正人)
EVIL(右)に向かいマイクパフォーマンスする内藤哲也(撮影・鈴木正人)

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ゼロワンは立ち上がる「抗体検査プロレス」実施へ

ゼロワン大谷晋二郎

コロナ禍の中、プロレス界も前へ進む。大谷晋二郎(47)が率いるゼロワンは新たな親会社の支援のもと、新型コロナウイルス抗体検査とセットのチャリティープロレス興行を全国で実施することが10日、分かった。また、新日本プロレスは11日と12日に、約4カ月ぶりに観客を入れた興行を大阪城ホールで行う。

   ◇   ◇   ◇

ゼロワンが異例の「抗体検査プロレス」を行うことが分かった。7月1日から株式会社ダイコーホールディングスグループが新たな親会社となったことも判明。投資などを行う同グループ支援のもと、1回の興行につき約1000人分の新型コロナウイルス抗体検査を無料で実施。感染歴を調べる検査を受け、プロレスを見てもらうという異例のプランだ。

団体を率いる大谷はこれまでも社会的な活動を積極的に行ってきた。「うちのの団体は旗揚げ以来、順風満帆の時はなく、今回のコロナウイルスで最大のピンチに陥りました。そんな中、(ダイコーの)神長会長が僕たちのいじめ撲滅や、『お助け隊』などの社会貢献活動を評価してくれ、スポンサーについてくれた。さらに今回の抗体検査のアイデアも頂きました。聞いた時は、そんなことできるのか! と驚きでした」。

検査キットは国内大手のものを使用。約10分で結果が分かるという。専門の医師が帯同し、抗体が検出された場合の対応で、隔離医療車も用意するなど細心の注意を払った上で実施する構えだ。既に関東の複数の自治体と交渉中だという。興行を実施する自治体の在住者が対象。インターネットで募り抽選を行う予定で、早ければ来月にもスタートし、全国各地をまわる。

大谷は「僕たちもそうですが、対コロナはここからがスタート。検査で多くの人に安心を感じてもらい、その上でプロレスを見て、やられてもあきらめずに立ち上がる僕たちの姿を見て、元気になってほしい。全国のみなさんと一緒に戦っていきたいです」と力強く話した。

◆プロレスリング・ゼロワン 01年、新日本を退団した橋本真也が「ZERO-ONE」を創設。04年に橋本が活動休止を発表し団体を去ったが、大谷らが「ZERO1-MAX」として再出発。09年に現団体名に改称。21年3月14日に両国国技館で旗揚げ20周年大会を予定している。いじめ撲滅運動を15年以上行い、コロナ禍の中、外出できず困っている高齢者や体の悪い方を対象に無償で送迎、買い物の手伝いサービスなどを行う「お助け隊」を始めるなど、社会貢献活動に熱心に取り組んでいる。

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オカダ声援自粛もどかしい熱戦約束 新日も有観客

有観客試合を前にファンへメッセージを送るオカダ・カズチカ(撮影・山崎安昭)

コロナ禍の中、プロレス界も前へ進む。新日本プロレスは11日と12日に、約4カ月ぶりに観客を入れた興行を大阪城ホールで行う。

11日メインのニュージャパン杯決勝でオカダ・カズチカ(32)はEVILと戦う。そのオカダは今、何を思うのか。胸の内を聞いた。

   ◇   ◇   ◇

新日本プロレスがプロ野球とJリーグに続き観客を入れた興行を行う。屋内イベントとしては緊急事態宣言解除後、最大規模となる3000人超の動員が見込まれる。プロレスは密集、密閉、密接の「3密」があてはまるスポーツ。各団体が慎重に無観客試合や少人数の興行を行ってきたが、1歩先へと踏み出す。

オカダは「新日本がここまできたということ。少し昔の新日本だったら、野球、サッカーが再開して、落ち着いてきて初めて『これならできるよね』となってからやっていたと思う。ここでパーンとやって、成功すれば、他の業界の方もいろんなことがやりやすくなる。いい例になれば」と責任感を口にした。

通常、大阪城ホール大会では1万人超を集めるが、今回は約3分の1におさえ、観客には大声での応援を自粛するよう求める。コロナ禍前とは違った光景となりそうだが、無観客試合の中で感じていた「さみしさ」から脱する喜びは大きい。「声は出せなくても、皆さんが熱くなる、もどかしくなる試合をしたい」と、11日のメイン、EVILとの決勝戦を見据える。

興行中止、無観客のテレビマッチ実施などの“自粛期間”もプラスにとらえた。SNSなどで積極的に発信。伝統的な技の研究にも時間を割いた。6月から始まったニュージャパン杯ではフィニッシュすべてに変形コブラクラッチを使用し、その成果をみせた。「ここで変わったものを見せなきゃいけないと思った。プロレスでいろんな新しい技が出てくる中で1周して昔の技が新しくなるというか…」。必殺技レインメーカーは「封印です」。温故知新で新境地を見つけた。

11日に勝てば、翌12日メインでIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者内藤哲也(38)との1・5東京ドーム大会以来の2冠戦が実現する。「内藤さんは2冠王者になったのに、こういう状況になって“持ってない”。無観客試合の間も目立たなかった。でも、今までどれだけ静かでも、12日に勝った人がすべてを持っていく。主役はやっぱり俺なんです」。ようやく迎えるファンの前で2日続けてリングの中央に君臨するイメージはできている。【高場泉穂】

◆オカダ・カズチカ 1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学校卒業後にメキシコにあるプロレスラー養成学校、闘龍門に入門し04年8月に同地でデビュー。07年8月に新日本プロレス入り。12年2月には棚橋を下し、IWGPヘビー級王座初戴冠。同年8月、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。IWGPヘビー級は第57、59、63、65、69代王者で通算29度の最多防衛記録を持つ。65代王者として12度の防衛も1代では最多。得意技はレインメーカー。191センチ、107キロ。

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新日本はスポーツ庁の指示に基づくガイドラインを作成し、感染予防に努める。来場者には事前に大阪府による「大阪コロナ追跡システム」への登録を要請。分散入場、検温、チケット半券の裏面に連絡先の記入も求める。会場では大きな声を出しての応援や選手への接触を控えてもらうなど観戦マナー順守を求める。座席は前後左右に約1メートルずつ間隔を空け、1時間に4回、会場の換気を行う。

有観客試合を前にオカダ・カズチカが書いたファンへのメッセージ(撮影・山崎安昭)

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WWEマスクマン、ミステリオ素顔公開 愛妻誕生日

アンジー・グティエレス夫人(左)の誕生日を記念し、夫婦ツーショット写真をSNSに投稿したミステリオJr.(ミステリオJr.のインスタグラムより)

新日本プロレスにも参戦した米団体WWEのマスクマン、レイ・ミステリオJr.(45)が愛妻のバースデーにマスクを外した写真を公開し、プロレスファンを驚かせた。8日に英紙サンがミステリオJr.のインスタグラムに投稿された写真を掲載しながら報じた。

プールでアンジー・グティエレス夫人を背後から抱きしめたミステリオJr.はサングラス姿の素顔。同夫人の誕生日を記念するスナップとして投稿したとされ、スペイン語で「心を尽くし、あなたを愛しています。私のそばで、また1年の人生を健康でいることを祈り、神様に感謝します」などとつづった。ミステリオJr.はベッドルームとバスルームが各5室ずつあるというサンディオゴの大邸宅に家族と住んでいる。

なお7月19日にフロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンターで開催されるPPV大会で、ミステリオJr.は因縁深まるセス・ロリンズとの「目には目をマッチ」を控えている。相手の目をくりぬいた方が勝ちという厳しいルールでのシングルマッチ。愛妻とのつかの間のバカンスをロリンズ戦のパワーに変えることができるか。

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2冠王者モクスリー、妻感染でAEW出場前に検査

IWGP USヘビー級タイトル防衛に成功したジョン・モクスリー(2020年1月5日撮影)

新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王者ジョン・モクスリー(34)が米プロレス団体AEWへの出場前に新型コロナウイルス検査を受けると5日、複数の米メディアが報じた。

既に2回の検査で陰性と診断されているが、モクスリーの妻でWWEコメンテーターを務めるルネ・ヤング(34)が先週、コロナウイルスに感染したことが判明し、自宅隔離に。そのため万全の安全対策として、3度目の追加検査を受けることになったという。

現在、モクスリーはAEWヘビー級王座も獲得しており、2冠王者になっている。

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