上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

飯伏の願い叶い新日ベルト「統一」世界ヘビー級王座

飯伏幸太(2021年2月8日撮影)

新日本プロレスは1日、会見を開き、IWGPヘビー級と同インターコンチネンタル(IC)のベルトを統一し、新たに世界ヘビー級王座を新設したことを発表した。

初代王者は現在2つのベルトを保持する飯伏幸太(38)となる。

今年1月に2冠王者となってから言い続けてきた飯伏の願いがついにかなった。「2つとも守りたいから、歴史を残したまま統一したい」。前日2月28日の大阪大会ではこれに反対する内藤の挑戦を退け、ICを死守。この日の統一実現につなげた。

また同大会で初のジュニアヘビー級王者に輝いたエル・デスペラードが、飯伏に挑戦表明をし、4日の旗揚げ記念(後楽園ホール)で飯伏との対戦が決定。現状ではスペシャルシングルマッチとして組まれているが、飯伏は「(ジュニアとヘビー)2つのベルトをかけてタイトルマッチをやりましょう」といきなりの初防衛戦を会社に要求した。

関連するニュースを読む

KENTA王座奪還失敗 モクスリーのパワーに屈す

KENTA(21年1月撮影)

<NEW BEGINNING USA 2021>◇26日(日本時間27日)◇米国

新日本プロレスワールドで配信された「NJPWストロング」のメインマッチで、IWGP・USヘビー級王座の挑戦権利証を持つKENTA(39)が、王者・ジョン・モクスリー(35)に敗れ、王座奪還とはならなかった。モクスリーは昨年2月以来となる3度目の防衛となった。

「これ以上時間を無駄にしたくない。いつでもどこでも戦う準備はできている」。半年間、権利証を守り続け、募った怒りを王者にぶつけていったが、必殺技のgo 2 sleepをさく裂させることはできず、逆にデスライダーを食らい、リングに沈んだ。

強烈なエルボー合戦で勝るなど、188センチ、102キロの巨体をものともせず、立ち向かった。中盤には場外のテーブルの上にモクスリーを寝かせ、コーナーから豪快にエルボードロップを決めた。優勢な場面もあったが、最後は王者のパワーに屈した。

KENTAは昨年8月、米国での「ニュージャパンカップ」で優勝し、モクスリーへの挑戦権を獲得。その後モクスリーは一向に姿を現さず、タイトル挑戦を待ち望むKENTAは、今年1月4日の新日本東京ドーム大会で、小島を破って権利証5度目の防衛に成功。モクスリーからは映像が届き「ついにオマエたちの前に帰って来るぞ」とメッセージ」が紹介された。

1月30日配信の「NJPWストロング」では、モクスリーに襲撃されたが、今月3日には、逆にAEWの試合に乱入し、KOするなどやりあった。前哨戦となった11日の試合ではケニー・オメガと組み、パイプ椅子やごみ箱、はしごなどが散乱した大荒れの試合を制し、士気を高めたが、半年に及ぶベルトへの熱い思いは届かなかった。

試合後、配信で解説を行っていた棚橋が「次は俺が行く(挑戦する)かなあ」と意味深な発言。さらに「僕が言えば、受けてくれると思う。どこかで発信しておかないと。棚橋対モクスリーを自分が見てみたい」と語った。

関連するニュースを読む

内藤哲也5戦ぶり復帰、飯伏と前哨戦で右膝不安一蹴

飯伏(下)にヘッドロックを決める内藤(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス後楽園大会>◇25日◇後楽園ホール◇観衆503人

今月16日の後楽園大会で右膝を負傷した内藤哲也(38)が5試合ぶりに復帰し、元気な姿を見せた。28日にIWGPインターコンチネンタルのベルトをかけて挑戦する飯伏幸太(38)と最後の前哨戦に挑み、勝利を収めた。

痛めた右膝をかばう様子も見せず、飯伏に低空ドロップキックを浴びせ、足4の字固めを決めた。試合後は飯伏の前で屈伸をしてみせるなど復調をアピール。ベルトを見せつける王者の挑発にも乗らず、軽快な足取りで会場を後にした。

ヘビー級との2冠統一を掲げる飯伏に反論し、インターコンチネンタルのみのベルトに挑戦表明。統一の意図を求めていた飯伏が先日、その思いをついに口にした。「2つとも歴史を残したまま、統一する。そして世界的なレベルのベルトにしていきたい」。別々のものと考える内藤は「この先のビジョンがちゃんとあったということだね。意見が違うのは当たり前。どっちの意見も間違っていない」と認めた。その上で、なかなか真意を語らなかったことに関しては「遅すぎるかな。考え直した方がいいと思う」と苦言を呈した。

それでもお互いを認め合う同い年のライバルと、約2カ月ぶりの再戦が楽しみであることに変わりはない。「何度やっても楽しい。ちょっとピリピリした雰囲気の中、試合ができることがうれしい」と話した。

欠場した4試合ではすべて選手と帯同し、リング上で内藤哲也のプロレスが見せられないことをおわびして回った。普段からファンのことを「お客さま」と呼ぶ内藤。15年にユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を立ち上げた。ブーイングが声援に変わり、最初は皮肉も込めていたが、今は感謝の思いを込めて使っている。

「あとは大阪城ホールのリングで戦うだけ」と右膝の不安を一蹴した。28日「お客さま」の前で最高のパフォーマンスを見せ、1つ目のベルトを奪取する。【松熊洋介】

内藤(左)に顔面蹴りを浴びせる飯伏(撮影・中島郁夫)

関連するニュースを読む

高橋ヒロムが手術決断でベルト返上 三つ巴戦が勃発

試合前、IWGPジュニアヘビー級王者のベルトを新日本プロレス菅林直樹会長(右)に返上する高橋ヒロム(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス後楽園大会>◇25日◇後楽園ホール◇観衆503人

19日の岩手大会で左大胸筋完全断裂のけがを負い、全治6カ月と診断された高橋ヒロム(31)が、IWGPジュニアヘビー級のベルトを返上することを明かした。

高橋は包帯を体に巻いた状態でベルトを肩にかけてリングに登場。「自分の夢はジュニアヘビー級のベルトを巻いたままゴールデンタイムで試合をすること、そして東京ドームのメインでジュニアヘビー級王座選手権をやること」と語り、夢実現のために手術を決断したことを報告した。

高橋は28日に大阪大会で行われる予定だったファンタズモとのタイトルマッチは欠場。「BUSHIさんに代わりに出て欲しい」と同ユニットの仲間に託した。これにはこの日ジュニアタッグ新王者に輝いたデスペラードが反論。高橋が返上したベルトを持ってこさせ「お前らのシングルマッチは認めない。どう考えたって次は俺だ。100万歩譲って3WAYならやってやるよ」と発言。3人でのベルト争いが勃発した。

高橋の提案に割り込んだ形のデスペラードだが、昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアでは王者高橋に惜敗し、準優勝。実績を伴っての発言に自信を持つ。「返上して歴史が途切れたのに、ケガしたチャンピオンの推薦でいいのか。能力のある人間が戦って奪い合うからこそのベルトだろう」と会社に提言した。

現時点で唯一タイトルへの挑戦権を持つを持つファンタズモはデスペラードの言葉にうなずき、3WAYを受けて立つ意向を見せた。BUSHIも「3WAYでも俺は別に構わない。2人に借りはあるからな。ヒロムのためにも俺がチャンピオンベルトを巻く」と仲間の分まで背負ってリングに立つ意志を見せた。

高橋の欠場によって勃発した3人のベルト争いはどのような展開になるのか。新日本の決定が待たれる。【松熊洋介】

試合前、IWGPジュニアヘビー級王者のベルトを返上する高橋ヒロム(撮影・中島郁夫)

関連するニュースを読む

金丸&デスペが奪取「疑惑の右足」逆用してリベンジ

エル・ファンタスモ(中央)のまた割きをする金丸(左)とエル・デスペラード(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス後楽園大会>◇25日◇後楽園ホール◇観衆503人

頭脳プレーでベルトを再奪取した。IWGPジュニアタッグ選手権は、前王者で挑戦者の金丸義信(44)、エル・デスペラード組が石森太二(38)、エル・ファンタズモ(34)組を破り、3度目の戴冠を果たした。

当初対戦予定だった高橋、BUSHI組が、高橋の左大胸筋完全断裂のケガにより欠場。23日の後楽園大会で挑戦表明し、対戦が実現、リベンジに成功した。

ファンタズモの疑惑の右足を逆に利用した。終盤、金丸がファンタズモに蹴りを要求。右足を受け止めると、そのまま振り回し、石森の顔面にヒットさせた。KOされた石森にデスペラードがピンチェ・ロコを決め、3カウントで沈めた。金丸は「1発でベルト取り返してやったよ」としてやったりの表情を見せ、デスペラードも「タッグとしての能力は雲泥の差。あるべき場所にベルトが戻ってきた」と話した。

2人は今年1月23日の大田区大会で石森、ファンタズモ組に敗れ、ベルトを失った。それまでの前哨戦でファンタズモの強烈な右足の蹴りを受けていた金丸は「靴に何か入っている」と訴えたが、聞き入れられず。レフェリー2人も負傷退場する大荒れの中、またしても金丸がスーパーキックでKOされた。その後も他選手が次々と食らってもん絶。謎は解明されないままこの日を迎えていた。

背中引っかき攻撃など、卑劣な技で攻撃を仕掛ける相手に苦しみながらも勝利を手にした。金丸は「この戦い方、よく覚えとけよ。これが俺とデスペラードのタッグチームだ」。17年からパートナーを組む2人。ファンタズモの靴の謎は解明されなかったが、華麗なコンビネーションで奪ったベルトに、ようやく納得の表情を見せた。【松熊洋介】

エル・デスペラード(中央)の背中をひっかくエル・ファンタスモ。上は石森(撮影・中島郁夫)
IWGPジュニアタッグ選手権を制した金丸義信(右)・エル・デスペラード組(撮影・中島郁夫)

関連するニュースを読む

WWEがレスナー2世&スタイナー息子と契約発表

ブロック・レスナー似と話題のパーカー・ブードロー(ブードローのツイッターより)

元WWEヘビー級王者ブロック・レスナーに似ていることから「レスナー2世」の呼び声高い逸材がWWEと契約を結んだ。

24日(日本時間25日)、セントラルフロリダ大学でアメリカンフットボール選手として活躍していたパーカー・ブードロー(22)が、WWEパフォーマンスセンターでトレーニングを開始したと正式発表された。

身長194センチ、体重137キロの恵まれた肉体を持ち、米メディアのインタビューでは、ブードロー自身も「毎日のようにレスナーと比較される」と明かしている。レスナーの代理人を務めていたポール・ヘイマンも期待を寄せているという。現在、レスナーはWWEと契約していない。

またWCW、WWF(現WWE)、新日本プロレスでタッグ王座を獲得したリック・スタイナーの息子、

ブロンソン・レヒシュタイナー(23)もWWEと契約を結んだと発表された。ブードローとともにパフォーマンスセンターで練習を開始している。身長183センチ、体重104キロの体格で、ケネソー州立大学のアメリカンフットボール部に在籍していた。

関連するニュースを読む

KUSHIDA再起戦勝利、ラスト絞めあげた

再起戦勝利に笑顔をみせるKUSHIDA(左)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇18日(日本時間19日)◇米フロリダ州

元新日本プロレスのKUSHIDA(37)が再起戦を飾った。14日のNXTテイクオーバー大会で同王者ジョニー・ガルガノに敗退していたKUSHIDAはタイラー・ラストとの再起戦に臨み、ホバーボードロックで仕留めた。

マサヒロ・タナカやアームブリーカーで攻め込んだKUSHIDAはジャーマン・スープレックスからかかと落としを浴びながらも、自らの得意な展開に持ち込んだ。ラストの裸絞めを何とかしのぐと、最後はホバーボードロックで絞めあげてレフェリーストップ勝ち。コーナーでガッツポーズし、勝利を喜んだ。

試合前のインタビューでKUSHIDAは「俺はまだジョニー(・ガルガノ)とのNXT北米王座をかけた勝負は終わっていない」とベルト奪取への意気込んだ、すると姿をみせたブロンソン・リードから「テイクオーバーのパフォーマンスは素晴らしかった。俺も北米王座挑戦の準備ができているから、いずれは俺たちが対戦することになるかもな」とライバル心を示され、拳を合わせた。

さらにマルコム・ビベンスからも「KUSHIDAも素晴らしいが、もっと素晴らしい完璧な対戦相手を知ってるぞ」と伝えられた後、自らがマネジャーを務めるラストを紹介され、そのままシングル激突が決定していた。

タイラー・ラスト(下)にホバーボードロックを仕掛けるKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

関連するニュースを読む

内藤哲也、2冠統一「賛成できない」阻止へ全力挑戦

内藤哲也(奥)は、飯伏幸太の膝を狙ってドロップキックを決める(撮影・浅見桂子)

<新日本:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール

新日本プロレス後楽園大会が15日行われ、28日大阪大会でIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦する内藤哲也(38)が、2つのベルトへの思いを語った。

ヘビー級との2冠統一を掲げる飯伏との前哨戦に勝利後「ヘビー級にあこがれて新日本に入った俺は賛成できない。阻止するために全力で挑む」とファンの前で宣言。もともと2冠王者となったのは昨年1月の内藤が初めてだが、1度も統一を提案したことはないという。「別々にやろうと言ったが、採用されなかった。新しい試みはいいけど、統一されたら2つの歴史に終止符が打たれてしまうと思う」と持論を述べた。

飯伏幸太(右)は、内藤哲也に膝を攻められて吹っ飛ぶ(撮影・浅見桂子)
飯伏幸太(手前)は、内藤哲也に膝を攻められ痛がる(撮影・浅見桂子)
内藤哲也(下)の攻めをかわす飯伏幸太(撮影・浅見桂子)
内藤哲也(手前)を必死の形相で攻める飯伏幸太(撮影・浅見桂子)

関連するニュースを読む

KUSHIDA「初めてかも」王座奪取失敗も充実感

NXT北米王者ガルガノに飛びつき式ホバーボードロックを仕掛けるKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXTテイクオーバー大会>◇14日(日本時間15日)◇米フロリダ州オーランド

元新日本プロレスのKUSHIDA(37)がWWEの王座初奪取に失敗した。

抗争を展開してきたNXT北米王者ジョニー・ガルガノに挑戦したものの、王者のワンファイナルビート2発に沈んだ。

開始と同時に攻めこんだKUSHIDAは、いきなりホバーボードロックを狙い、腕ひしぎ逆十字固めや卍(まんじ)固めで絞めあげた。王者のアッパーカットやスーパーキック、ネックブリーカーを浴びると、足首固めからスープレックス、バズソーキックと連続アタックで応戦。スープレックスからトルネードDDTを浴びながらもKUSHIDAは真っ向勝負を展開した。

KUSHIDAが再びホバーボードロックや腕ひしぎ逆十字固めと大技を仕掛けたが、最後は王者ガルガノのワンファイナルビートを連続で食らい、フォールを許した。試合後には自らのSNSを更新し「WWEとサインした理由の1つが今夜の彼との試合でした。失ったものも少しはあるかもしれないけれども、それよりはるかに得たものの方が大きかった。米国に来てから初めてかもしれないこの充実感。悔しかった、そして楽しかった」と大舞台での王座挑戦を振り返っていた。

NXT北米王者ガルガノ(上)をジャーマンで投げ飛ばすKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

関連するニュースを読む

内藤哲也「簡単な方法は取らない」あえていばらの道

飯伏幸太(左)にドロップキックを浴びせる内藤哲也(撮影・中島郁夫)

<新日本:後楽園大会>◇14日◇東京・後楽園ホール

新日本プロレス後楽園大会が14日に行われ、内藤哲也(38)が28日の大阪大会でIWGPインターコンチネンタル(IC)王座をかけて挑戦する、2冠王者・飯伏幸太(38)との前哨戦に勝利した。

11日の挑戦表明後、初対決とあって、手の内を探り合う程度で終えた。ヘビー級との2冠統一を掲げる飯伏に反対し、今回はICのみの挑戦を表明。今年1月東京ドーム大会で飯伏に敗れ、2冠を失った内藤は、来年同じ舞台に戻ってくることが最終目標。「ヘビー級を取る方が、来年の東京ドームに近いことは分かっている。でもそんな簡単な方法は取らない」とあえていばらの道を進む。

内藤哲也(左)にドロップキックを浴びせる飯伏幸太(撮影・中島郁夫)
内藤哲也(左)にハイキックを浴びせる飯伏幸太(撮影・中島郁夫)

関連するニュースを読む

飯伏幸太、内藤哲也のIC挑戦に「思いを聞きたい」

内藤(左)から奪った2本のIWGPチャンピオンベルトを手に指を突き上げる飯伏(2021年1月4日撮影)

新日本プロレスは12日会見を開き、次期シリーズ「CASTLE ATTACK」の全カードを発表した。

今月末に行われる大阪大会(27、28日、大阪城ホール)では、11日にIWGPヘビー級と同インターコンチネンタルの2冠防衛を果たした飯伏幸太(38)と、内藤哲也(38)がインターコンチネンタルのみのベルトをかけて戦うことが正式決定した。

一夜明け会見に臨んだ飯伏は「2つをかけて戦う方がいいと思うけど、インターコンチだけをかけて戦いたいと言ってきた思いを聞きたい」と胸の内を明かした。

以前から「2つのベルトを統一したい」と言い続けてきた。前日の大会後、これに反対する内藤から片方だけのベルトへ挑戦表明を受けた。「内藤はIWGPヘビー級を狙ってくると思った。僕には僕のが考えがある。統一したときに本当の夢がかなうと思う」と芯を貫いた。15日から始まる2人の前哨戦は9試合行われる予定。1月東京ドームでベルトをかけて戦った同い年の2人が、再び激闘を繰り広げる。

初防衛に成功し、2本のチャンピオンベルトを掲げる飯伏(2021年1月5日撮影)

関連するニュースを読む

飯伏幸太V2「広島最高!」SANADA退け叫んだ

新日本広島大会 2冠防衛を果たし、敗れたSANADA(右)に語りかける飯伏幸太(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス広島大会>◇11日◇広島サンプラザホール

神の領域に到達して獲得したベルトを、簡単には手放さなかった。IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル2冠王者の飯伏幸太(38)が、SANADA(33)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。

やられたら同じ技でやり返すという意地のぶつかり合いが続く中、前後から2発のカミゴェでも仕留められなかった飯伏は、終盤右膝のサポーターを外して気合を注入。正面から再ヒットさせて勝利し「広島最高!」と声高らかに叫んだ。

多くを語らないSANADAだが、その思いは分かっていた。1月5日の初防衛後、スーツ姿で身なりを正し「ギフトを受け取っていただけますか」と要求された。リング上でも挑発せず、うなずき合うだけにとどめた。実力を認めるだけに、リング上で闘志を前面に出し、SANADAも持っている技をぶつけて応えた。

試合後には1月に2冠を奪った内藤からインターコンチネンタルのベルトのみの挑戦を受けた。以前から飯伏の掲げていた2冠統一に反対だったと挑戦理由を明かされた。飯伏は「誰とでもやる。挑戦者は選ばない」と快諾した上で「2つとも思い入れがある。1つにすることで価値が上がる」と考えは曲げなかった。どんな相手が来ようとも、2冠統一を実現するまで2つのベルトを守り続ける。

38歳だが、食事に気を使い、トレーニングやケアに時間を割き、ケガをしない体作りが、力強いパフォーマンスを生んでいる。「1つのシリーズを休んでしまうと、チャンピオンのベルトをファンが見ることができない」。カロリーなど自ら計算して摂取量を調整。「見た目が明らかに5年前と違う」と鍛え上げられた肉体に自信を持つ。

神の領域に達し、21年最高のスタートを切った。狙うはオカダの記録を抜く防衛13回。さらなる高みを目指す飯伏の挑戦はまだ始まったばかりだ。【松熊洋介】

新日本広島大会 次期挑戦者に名乗りを上げた内藤哲也(左)とにらみ合う飯伏幸太(新日本プロレス提供)

関連するニュースを読む

オカダとEVILが突発的シングル戦も 遺恨深まる

新日本広島大会 セコンドに止められながらも花道のEVILを追い掛けるオカダ・カズチカ。右は矢野通(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス広島大会>◇11日◇広島サンプラザホール

オカダ・カズチカ(33)とEVILのシングルマッチが異例の形で実現した。オカダは矢野と、EVILはディック東郷とのペアで対戦したが、開始早々オカダとEVILが場外で殴り合い、わずか1分で20カウントをコールされ、引き分け。

怒りの収まらないオカダは花道を去るEVILをパイプ椅子で殴り「ビビってんのかこの野郎。かかってこい。いつまでもスカしてんじゃねえぞ」とほえた。この挑発にEVILも乗り、レフェリーによる話し合い後、まさかのシングルマッチで再開した。

オカダは、前哨戦のたびにシングルマッチを要求してきた。他選手の要望は聞き入れるが、自身のカードはなかなか組んでくれない会社に「言ったことは何でもやってくれるのが新日本プロレスじゃねーのか。さっさと組め!」と不満を漏らすこともあった。

ようやく実現した対決だったが、途中ディック東郷の乱入で試合を止められ、わずか5分でオカダの反則勝ち。またしても消化不良となった戦いに、試合後も怒り収まらなかった。逃げ出したEVILは敗れたにもかかわらず「これが現実だ。バカ野郎」と吐き捨てるように言ってリングを去った。これも作戦なのか、決着が付くどころか、2人の遺恨はさらに深まってしまった。

関連するニュースを読む

KENTAが抗争激化モクスリーとの大荒れ試合制す

AEWダイナマイト ジョン・モクスリーを抱え上げるKENTA(c)All Elite Wrestling/Lee South

<オール・エリート・レスリング(AEW):ダイナマイト>◇10日(日本時間11日)◇米フロリダ州

新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王座次期挑戦者のKENTA(39)が大荒れの試合を制した。

ケニー・オメガと組み、同王者ジョン・モクスリー(35)、ランス・アーチャー組に勝利。ゴング直後に持っていた権利証の入ったケースでアーチャーの背中を叩き付けた。パイプ椅子やごみ箱、はしごなどがリングに散乱。KENTAはさまざまな“アイテム”を駆使しながらモクスリーにダメージを与えた。

場外でのフォールも有効のルールで行われており、舞台はキッチンに移行。じゃがいもの入った箱で殴り合い、中身が散乱するなど異様な光景となった。モクスリーから冷蔵庫にたたきつけられたKENTAは、逆上し、ステンレス製のテーブルの上でDDTを決めて仕返した。最後はリングに戻り、オメガがアーチャーを沈めて勝利を収めた。

KENTAとモクスリーは、日本時間の今月27日に配信される新日本プロレスワールドでの「NJPWストロング」にて対戦が決定している。3日(日本時間4日)のモクスリーの試合後にKENTAが乱入し、必殺技のgo 2 sleepでKOしたことで、抗争がさらに激化した。

コロナ禍でモクスリーの来日が困難となり、タイトル挑戦を待ち望んでいるKENTA。今年1月4日の新日本東京ドーム大会では、権利証5度目の防衛に成功。「俺はこれを永久に守る。挑戦したかったらお前がして来いよ」と話していたが、米国に自ら乗り込み、ついに目の前で怒りをぶつけることができた。月末の決戦まで2人の争いから目が離せない。

関連するニュースを読む

ブッチ・リードさん死去、91年に新日本ドーム参戦

新日本プロレス参戦経験もある米国人プロレスラー、ブッチ・リードさんが5日(日本時間6日)に死去した。米プロレスWWEなどが発表した。66歳だった。

ここ数週間で何度も心臓発作に見舞われていたという。同日に米フロリダ州で開催されたWWEスマックダウン大会でもリードさんの死を悼んだ。80年代初期から中期にかけて世界のトップレスラーとなった1人。リック・フレアーとは何度もNWA世界ヘビー級王座を争った。ロン・シモンズとのユニット「ドゥーム」を結成し、91年3月の新日本プロレスの東京ドーム大会で初来日。ビッグバン・ベイダー、バンバン・ビガロ組と対戦していた。

関連するニュースを読む

元新日本KUSHIDAついに王座戦、北米王者挑戦

NXT北米王者ガルガノ(左)とバックステージで殴りあうKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇5日配信◇米フロリダ州

NXTを主戦場とする元新日本プロレスのKUSHIDAが、ついに王座挑戦する。14日のNXTテイクオーバー大会で、NXT北米王者ジョニー・ガルガノに挑むことが決定した。

KUSHIDAが挑戦者に決まり、怒ってウイリアム・リーガルGMのオフィスに向かったガルガノの目の前に、KUSHIDAが登場。オフィスから顔をみせて「アポイントメントはあるのか? リーガルさんは忙しいんだ」と対応すると、激怒のガルガノの仕掛けで乱闘に発展。王者を廊下の壁や扉にたたきつけ、左腕を蹴り上げたKUSHIDAは同GMやスタッフに止められた。また自らのツイッターで「米国ではアポイントメントは非常に重要だ」と投稿し、王者を挑発していた。

NXT北米王者ガルガノ(左)に挑戦することが決まったKUSHIDA(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

関連するニュースを読む

AEWでKENTAとケニー・オメガ緊急タッグ結成

米プロレス団体オール・エリート・レスリング(AEW)は4日(日本時間5日)、新日本プロレスのKENTA(39)、AEWヘビー級王者ケニー・オメガ(37)がタッグを組み、10日(同11日)のAEW大会でIWGP・USヘビー級王者ジョン・モクスリー(35)、ランス・アーチャー(43)組と対戦すると発表した。新日本で現在、バレットクラブに所属するKENTA、元バレットクラブのリーダーとなるオメガとの緊急タッグとなる。なお試合ルールはフォールズ・カウント・エニウェア戦(リング内外でのフォールOKマッチ)に決まった。

IWGP・USヘビー級王座次期挑戦者のKENTAは3日(日本時間4日)のAEWダイナマイト3大会で、6人タッグ戦に臨んでいたUSヘビー級王者ジョン・モクスリー(35)の襲撃に成功。満足げに歩いていると背後からオメガに共闘を呼びかけられた。KENTAは「俺はお前と友達じゃない。モクスリーを襲いに来ただけだ」と立ち去ったが、オメガは笑顔をみせながら、AEWのトニー・カーン社長に向けてタッグ結成を直訴。「俺は来週のAEWダイナマイト(大会)でKENTAと組んでモクスリー、(ランス・)アーチャー組と対戦したい。KENTAとは契約をしていないから非公認マッチになるだろうけど、考えてくれよ」と不敵な笑みを浮かべながらKENTAを追いかけていた。

関連するニュースを読む

天山広吉、父亡くし悲しみの中で馬場さん追善興行に

馬場さんの写真をてにする和田京平レフェリーと共に写真に納まる、左から小島聡、天山広吉、武藤敬司、1人おいて諏訪魔、カズ・ハヤシ、河野真幸(撮影・丹羽敏通)

<ジャイアント馬場23回忌追善興行>◇4日◇後楽園ホール

天国の馬場さんと愛する父への思いを胸にリングに立った。

新日本プロレスの天山広吉(49)が、悲しみの中、6人タッグマッチに出場。敗れはしたが「こんな機会にリングに立たせてもらって馬場さんに感謝します」としみじみと語った。

試合後、バックステージで1日に父・健治さんが、亡くなっていたことを明かした。「よく馬場さんの試合を見に連れて行ってもらった」と思い出を語った。最期をみとることはできなかったが、告別式までそばにいて「ありがとう」と感謝の思いを伝えたという。「めちゃくちゃ落ち込んでいたが、全部出し切って、自分を表現したいと思っていたので断ることはできなかった」とこの日の出場を決意。先月30日にO・カーンに敗れ、代名詞のモンゴリアンチョップを封印しており、流れをつかめない中、頭突きやラリアットでカバーした。途中技を出しかけるも、何とか思いとどまった。逆に相対した小島に代名詞を食らう屈辱も味わったが「男だったら約束は守らないといけない」と、決意が揺れ動くことはなく、最後まで両手を振りかざすことはなかった。

この日は多くのレジェンドたちと競演。12日にノアGHCヘビー級王座に挑戦する58歳の武藤が3カウントを奪う姿を見て胸を打たれた。「目標にできるし、自信にもなる」と背中を追い掛ける。コロナ禍で、代名詞を失い、さらに最愛の父の死。悲運が重なったが、この日レジェンドたちに刺激を受け、天国の馬場さんから背中を押された。「残りのレスラー人生を頑張っていきたい」。力強く前を向いた天山は、どん底からはい上がり、これからもリングに立ち続ける。

メーンイベントで得意のポーズを決める武藤敬司(撮影・丹羽敏通)
ジャイアント馬場23回忌追善興行で、あいさつする天竜源一郎氏(撮影・丹羽敏通)

関連するニュースを読む

KENTAがAEW王者オメガに共闘呼びかけられる

KENTA(2021年1月4日撮影)

<オール・エリート・レスリング(AEW):ダイナマイト3大会>◇3日(日本時間4日)◇米フロリダ州

新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王座次期挑戦者のKENTA(39)が、AEWヘビー級王者ケニー・オメガ(37)に共闘を呼びかけられた。6人タッグ戦に臨んでいたUSヘビー級王者ジョン・モクスリー(35)の襲撃に成功したKENTAは満足げに歩いていると背後からオメガに呼び止められた。「俺はおまえと友達じゃない。モクスリーを襲いに来ただけだ」と怒り口調で立ち去った。

しかしオメガは笑顔をみせながら、AEWのトニー・カーン社長に向けて「俺は来週のAEWダイナマイト(大会)でKENTAと組んでモクスリー、(ランス・)アーチャー組と対戦したい。KENTAとは契約をしていないから非公認マッチになるだろうけど、考えてくれよ」と不敵な笑みを浮かべながらKENTAを追いかけた。

この日、新日本プロレス所属ながらKENTAはAEWに初乱入した。メインイベントで、モクスリーがレイ・フェニックス、PACと組み、オメガ、カール・アンダーソン、ルーク・ギャローズとの6人タッグ戦に臨み、アーチャー乱入などで、リングでオメガとの一騎打ちとなった瞬間、モクスリーの背後からKENTAが登場。王者を持ち上げ、そのまま必殺のgo 2 sleepで失神KOに追い込んでいた。

なお、KENTAは2月27日に配信される新日本プロレスワールドによる米国発の番組「NJPWストロング」でモクスリーに挑戦することが発表されたばかりだった。

関連するニュースを読む

新日本KENTA、AEWに乱入しモクスリー襲撃

KENTA(20年2月撮影)

<オール・エリート・レスリング(AEW):ダイナマイト3大会>◇3日(日本時間4日)◇米フロリダ州

新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王座次期挑戦者のKENTA(39)がAEWマットに初乱入し、同王者ジョン・モクスリー(35)を襲撃した。

メインイベントで、モクスリーがレイ・フェニックス、PACを組み、AEWヘビー級王者ケニー・オメガ、カール・アンダーソン、ルーク・ギャローズとの6人タッグ戦に臨んだ。ランス・アーチャーの乱入などで、リングでオメガとの一騎打ちとなったモクスリーの背後に突然、黒ニットをかぶって顔を隠した謎の男が乱入。ニットを脱ぎ捨てKENTAであることを見せつけた上で、モクスリーを持ち上げ、そのまま必殺のgo 2 sleepで失神KOに追い込んだ。まさかの事態にオメガも、ぼうぜんと両者をながめるしかなかった。

KENTAは2月27日に配信される新日本プロレスワールドによる米国発の番組「NJPWストロング」でモクスリーに挑戦することが発表されたばかりだった。

関連するニュースを読む