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高田川親方ら4月末に退院/これまでの角界主な動き

3月22日、大相撲春場所千秋楽で協会挨拶を行う八角理事長

日本相撲協会が新型コロナウイルス感染拡大の影響により、24日に初日を予定していた大相撲夏場所(東京・両国国技館)を中止する方向で調整していることが3日、関係者の話で分かった。角界ではこれまでに、高田川親方(元関脇安芸乃島)や十両白鷹山ら計7人の感染者が判明。政府発令の6日期限の緊急事態宣言が、31日まで延長される方向となったこともあり実施は厳しい状況となった。本場所が中止となれば、八百長問題の影響を受けた11年春場所以来、9年ぶり3度目となる。

<これまでの角界の主な動き>

▼3月1日 春場所の史上初の無観客開催を決定。

▼8日 春場所初日。

▼22日 感染者がゼロのまま千秋楽を迎える。

▼4月3日 夏場所、名古屋場所開催の2週間延期を決定。

▼10日 幕下以下の力士が「陽性」と判明。角界で陽性反応を示したのは初。

▼23日 高田川親方がPCR検査を受け、都内の病院に入院。

▼24日 高田川親方のPCR検査の結果が「陽性」と判明。弟子の十両白鷹山もPCR検査を受けて「陽性」が確認される。

▼25日 白鷹山が入院。他に幕下以下の力士4人がPCR検査で「陽性」と判明。協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、接触を伴わない稽古の継続を通達。

▼27日 協会が夏場所の新番付を発表。

▼30日 協会が高田川親方、白鷹山ら6人の退院を公表。

▼5月1日 安倍晋三首相が緊急事態宣言延長を4日に決める意向を表明。

土俵が片付けられた両国国技館内の全景
高田川親方(19年6月24日撮影)

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鶴竜「いい準備を」開催不透明も夏場所へ基礎運動

鶴竜(2020年1月13日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が28日、日本相撲協会を通じて談話を発表し、夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)に向けた調整について「今できること、やるべきことを行ってきた。四股、すり足など基礎運動を中心に行っている」と話した。

前日27日に夏場所の新番付が発表され、西の横綱に就いた。3場所連続休場明けとなった3月の春場所では、12勝3敗で優勝次点。夏場所では5場所ぶり7度目の優勝を目指す。

本来28日は力士会が行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により取りやめとなった。力士会会長を務める鶴竜も「手洗い、うがい、消毒などを継続して行っている」と感染予防に注力している。2週間延期となった夏場所は開催が不透明な状況だが「常にいい準備をしておくことが大切」と、力強く語った。

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白鵬が五輪に思い「中止ではなく延期。また狙える」

白鵬(2019年7月19日撮影)

日本相撲協会は27日、2週間延期にした大相撲夏場所(5月24日初日・両国国技館)の新番付を発表した。2場所連続45度目の優勝を目指す横綱白鵬(35=宮城野)は電話取材に応じ、現役続行の目安とする東京オリンピック(五輪)の1年延期に初めて言及。計7人の協会員が新型コロナウイルスに感染するなど、夏場所が開催できるか不透明な状況の中でも、感染予防に務めながら稽古場での調整を進めている。

   ◇   ◇   ◇

先行きの見えない状況だけに、3場所連続で東の正位に就いた白鵬は「番付が出たということは、素直にうれしいかな」と心境を語った。本来なら先場所の優勝力士として会見が行われるが、感染予防のため電話での対応となった。

現在は都内の部屋で調整を進めている。稽古場では「上から横から扇風機を回して、ドアや窓を全部開ける」と換気を徹底。免疫力を下げないため、食事もサラダを多めにとり、ビタミンを積極摂取。アルコール消毒スプレーも、常に持ち歩いているという。

感染拡大もあり、東京五輪が1年間延期となった。18年に死去した父ムンフバトさんは、レスリングで64年の東京五輪に出場している。敬愛する父を追うように、数年前から東京五輪を現役続行の目安と公言していただけに、発言が注目されていた。延期に初めて言及し「モチベーションもまた1年延びた」と言い切った。

延期を「残念」としつつ、「自分よりオリンピック選手、特にベテラン選手は最後だという選手もたくさんいたと思う。でも中止ではなく延期。またオリンピックを狙えるという希望がある」。五輪選手と重ねるように、自らを鼓舞した。

夏場所は2週間延期となっており、初日まで約1カ月ある。「あまりやりすぎないように、まだまだ時間はあるので、自分をおさえながらやっている」。場所の開催、そして1年後を見すえ、汗を流している。【佐藤礼征】

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琴勝峰「気持ちが引き締まった」幕内昇進に意気込む

新入幕を果たした夏場所の番付表を手に持ち、自身のしこ名を指さす琴勝峰(日本相撲協会提供)

日本相撲協会が大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した27日、新入幕昇進を果たした東前頭15枚目琴勝峰(20=佐渡ケ嶽)が報道陣の電話取材に応じ「気持ちが引き締まった。一番上の段までくることができた。でもまだまだ上はあるので、向上心を持っていきたい」と意気込みを語った。

関取最年少の20歳は、十両を所要3場所で通過した。東十両6枚目だった3月の春場所では12勝3敗で初の十両優勝。「押すにしろ四つに組むにしろ、自分からどんどん攻めていくというのはだんだんとできるようになった」と、自身の中で成長を実感している。191センチ、165キロの大器の躍進に、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)も「入門したときから体には恵まれていた。ただ、素質だけでは相撲は取れない。そこで一生懸命やってきたことが、けがもなく、こうやっていい結果につながってきたんじゃないかと思います」と目を細めた。

恵まれた環境も成長の一因だ。大関経験者の琴奨菊ら部屋には琴勝峰を含めて5人の幕内力士が在籍。「いろんなタイプの人がいて、内容のある稽古ができている。兄弟子をよく見て勉強させてもらっている」。特に意識しているのが、埼玉栄高の2学年先輩で佐渡ケ嶽親方の長男でもある西前頭13枚目琴ノ若(22)だ。新入幕だった春場所で勝ち越した兄弟子の存在について「すごく刺激になっている。どんどん先に進んでいくので、必死に追いかけたい」とライバル心を隠さなかった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、夏場所は開催が2週間延期となったが「準備期間が増えたと考えている。もっと力をつけるチャンスだと思って」とさらなる成長を期す。現在は千葉・松戸市の部屋で稽古に打ち込み、外出ができないぶんストレッチなどの時間に費やしているという。18年初場所の序ノ口デビューから負け越しはたったの1度というホープは「とりあえず勝ち越すことを目指したい」と、新入幕場所の目標を掲げた。【佐藤礼征】

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朝乃山 高校生にエール「国体まだ分からない」

新大関として迎える夏場所の番付表を手に持ち、自身のしこ名を指さす朝乃山(日本相撲協会提供)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。春場所後に昇進を果たした新大関朝乃山(26=高砂)は報道陣の電話取材に応じ、自身のしこ名が太くなった番付表について「(付け出しでデビューした)三段目からずっと見てきて、ちょっとずつ大きくなって実感が湧いた。もっと引っ張っていきたい気持ちになったし、相撲界を盛り上げていきたい」と思いを語った。

新大関場所となる夏場所は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催が2週間延期となった。25日には高田川親方(元関脇安芸乃島)、十両白鷹山の感染が判明するなど、角界にも感染が広がっている。「ニュースを見たときは協会にも親方、関取衆も感染したんだなと、自分自身も怖いと思った。芸能人もいろんな方々が亡くなっているので、それだけ怖い病気だと改めて思った」。稽古時間以外は、部屋の個室に引きこもる生活が続いているという。

前日26日には8月に東北から九州の21府県で分散開催される予定だった全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決まった。富山商高で高校相撲を経験している朝乃山は、現役高校生に向けて「気持ちを切らさないでほしい」と訴える。「インターハイ中止は残念だけど国体はまだ分からないし、それに向けてまた気持ちを整えて頑張ってほしい。不完全燃焼なら大学に進んで自分のやることをやってほしい。プラス思考に考えて前に前に進んでほしい」とエールを送った。

都内の部屋では四股やすり足などの基礎運動と筋トレで体づくりに励んでいる。力士同士の接触を避けるため、協会からぶつかり稽古や申し合いなどの自粛を求められており、稽古の工夫を余儀なくされているが「自分だけじゃなく力士みんな我慢してやっている」と強調。得意の右四つを強化するため「立ち合いの1歩目、2歩目、立ち合いを大事に稽古している」。晴れの舞台となる新大関場所に向けて、26歳の横綱候補は自身の課題と向き合いながら調整を進めている。

新大関として迎える夏場所の番付表を手に持つ朝乃山(日本相撲協会提供)

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白鵬、五輪延期で「モチベーションまた1年伸びた」

白鵬

日本相撲協会が大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した27日、3場所連続で東の正位に就いた横綱白鵬(35=宮城野)は報道陣の電話取材に応じ「番付が出たということは素直にうれしい」と率直な思いを話した。

2場所連続45度目の優勝を目指す夏場所は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2週間延期となっている中、白鵬は「全体的に東京がどうなるかというのが、ゴールデンウイーク明けに決まると思う。また1週間なのか2週間なのか、それにも左右されると思う」と開催可否について私見を語った。

協会内でも感染者が出る中で、日々の稽古では感染予防に工夫を凝らしいる。部屋の稽古では換気のため「上から横から扇風機を回して、ドアや窓を全部開けて基本動作をやったりしています」と説明。免疫を下げないために、食事でもサラダを多めに食べてビタミンを摂取。アルコール消毒用のスプレーも常日頃からかばんに入れて持ち歩いているという。「やはり目に見えないもの。世界がコロナを抑えるワクチンがまだないので、気持ち的にかからないように持ち歩いている」と話した。

不安に駆られる状況の中で、かねてから現役続行の目安としていた東京オリンピック(五輪)が21年に延期となったことについては「モチベーションがまた1年伸びた」と前向きにとらえている。18年に亡くなった父ムンフバトさんは、レスリング選手として64年の東京五輪に出場。「64年はおやじが出ていた。本当は今年だったらその目標が早めに達成できたと思うんだけどそれができないのは残念。自分自身がオリンピックを早く見たいというのもあった。でも自分よりオリンピック選手の方が、特にベテラン選手はこの東京オリンピックが最後だという選手もたくさんいたと思う。でも中止ではなく延期ということなので、またオリンピックを狙えるという希望があるので頑張っていくことしかない」。五輪選手と自身を重ねるように、気持ちを高めた。

3日前の25日には高田川親方(元関脇安芸乃島)、十両白鷹山が新型コロナウイルスに感染したことが判明するなど、協会内でも感染が拡大しつつある。感染者について白鵬は「今は悪化させないように、場所までまだ時間がありますから、早く良くなってほしい」と早期の回復へエールを送った。初日まで1カ月弱。「(史上初の無観客開催となった)3月も、1人感染者が出たら中止。目に見えないものだから、祈りながら1日1日15日間戦っていた。もう1回頑張らなきゃと思う」と、気を引き締めた。

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小結から平幕降下の遠藤は東の前頭筆頭に/新番付

春場所5日目で土俵入りする遠藤(2020年3月12日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

【降下】

〈三役から平幕〉

遠藤(29=追手風)西小結→東前頭筆頭

北勝富士(27=八角)東小結→西前頭5枚目

〈幕内から十両〉

明生(24=立浪)東前頭17枚目→東十両筆頭

栃煌山(33=春日野)西前頭10枚目→西十両2枚目

東龍(32=玉ノ井)東前頭16枚目→東十両3枚目

大奄美(27=追手風)西前頭17枚目→東十両4枚目

剣翔(28=追手風)東前頭15枚目→西十両7枚目

〈十両から幕下〉

矢後(25=尾車)東十両10枚目→西幕下筆頭

朝玉勢(26=高砂)西十両12枚目→東幕下2枚目

友風(25=尾車)西十両13枚目→西幕下11枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

〈幕下〉

西大司→西太司(さいだいじ=入間川)

〈序二段〉

阿蘇錦→阿蘇ノ山(あそのやま=境川)

三森→毅ノ司(きのつかさ=入間川)

大村→筑零扇(ちくれいせん=陸奥)

大國旭→吉澤(よしざわ=中川)

〈序ノ口〉

深沢→欧深沢(おうふかさわ=鳴戸)

掛野→須崎(すざき=大嶽)

小嶺→千代大聖(ちよたいせい=九重)

池田→玉の星(たまのほし=片男波)

高須→■須(たかす=田子ノ浦)(■は高の上の口の縦棒を上下に延ばす)

八木→家島(いえしま=山響)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

大成道喜悌→大成道勝(だいせいどう・まさる=木瀬)

宮乃富司峻氏→宮乃富司峻史(みやのふじ・たかし=入間川)

西大司幸平→西太司康平(さいだいじ・こうへい=入間川)

大村玄之輔→筑零扇源造(ちくれいせん・げんぞう=陸奥)

【退職(年寄)】

荒汐崇司(元大豊)

【引退】

若一郎、春日岫、照樹、琴乃島、刃力、錣炎奨、福ノ富士

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東大関の貴景勝はかど番、幕内・十両一覧/新番付

貴景勝(2020年3月17日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

〈東〉    〈西〉 

   【横  綱】   

白  鵬   鶴  竜

   【大  関】

貴 景 勝   朝 乃 山

   【関  脇】   

正  代   御 嶽 海

   【小  結】

大 栄 翔   隠岐の海

   【前  頭】   

遠  藤< 1>豊  山

隆 の 勝< 2>阿 武 咲

宝 富 士< 3>霧 馬 山

  輝  < 4>碧  山

阿  炎< 5>北勝富士

炎  鵬< 6>竜  電

照  強< 7>徳 勝 龍

石  浦< 8>千代大龍

玉  鷲< 9>  勢

魁  聖<10>妙 義 龍

志摩ノ海<11>栃 ノ 心

佐田の海<12>松 鳳 山

高  安<13>琴 ノ 若

琴 奨 菊<14>若 隆 景

琴 勝 峰<15>千 代 丸

錦  木<16>琴 恵 光

照ノ富士<17>琴 勇 輝

   【十  両】   

明  生< 1>千代翔馬

翔  猿< 2>栃 煌 山

東  龍< 3>旭 秀 鵬

大 奄 美< 4>英 乃 海

旭 大 星< 5>逸 ノ 城

豊 昇 龍< 6>白 鷹 山

大 翔 丸< 7>剣  翔

若 元 春< 8>千 代 鳳

明 瀬 山< 9>美 ノ 海

大 翔 鵬<10>朝 弁 慶

富 士 東<11>木 崎 海

翠 富 士<12>千代ノ皇

貴 源 治<13>天 空 海

千代の海<14>水 戸 龍

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照ノ富士は序二段降下から初の幕内返り咲き/新番付

春場所の照ノ富士(2020年3月16日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

大関経験者が歴史的な返り咲きを果たした。先場所、東十両3枚目で10勝5敗の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、東前頭17枚目で再入幕した。幕内復帰は18年初場所以来、14場所ぶり。両膝のケガによる手術、糖尿病を克服した照ノ富士は、元幕内力士が序二段まで降下した後、幕内復帰を果たした史上初の力士になった。

うれしい新入幕は琴勝峰(20=佐渡ケ嶽)。佐渡ケ嶽部屋からは先場所の琴ノ若(22)に続くもので、千葉県出身では、その琴ノ若に続き戦後24人目となった。

照ノ富士以外の再入幕は3人で、若隆景(25=荒汐)は3場所ぶり、琴恵光(28=佐渡ケ嶽)と琴勇輝(29=同)は、ともに2場所ぶりの幕内復帰となった。

十両昇進はいずれも再十両で、朝弁慶(31=高砂)は12場所ぶり、富士東(33=玉ノ井)は19場所ぶり、千代ノ皇(28=九重)は9場所ぶりの関取復帰を果たした。

夏場所は、通常通りなら5月22日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。24日の初日を迎える(いずれも未定)。

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朝乃山昇進で「横綱大関」併記1場所で解消/新番付

大関昇進の伝達を受ける朝乃山(右)と高砂親方(代表撮影=2020年3月25日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

横綱は3場所連続で東に白鵬(35=宮城野)、西に鶴竜(34=陸奥)が就いた。3月の春場所では、千秋楽相星決戦で優勝を争った両者は、白鵬が2場所連続45回目、鶴竜が5場所ぶり7回目の優勝を目指す。

新大関の朝乃山(26=高砂)は西に就いた。新大関誕生は昨年夏場所の貴景勝以来で、高砂部屋からは02年秋場所の朝青龍(元横綱)以来、富山県出身では1909年(明治42年)夏場所の太刀山以来、111年ぶりとなる。近大出身では、師匠の高砂親方(元大関朝潮)以来37年ぶり、学生相撲出身では07年秋場所の琴光喜以来8人目。三役在位3場所での新大関昇進は、照ノ富士の2場所に次ぎ大鵬、豊山、雅山と並ぶ2位のスピード昇進(58年以降)。三段目付け出しデビューでの大関昇進は初めてとなった。

また、5場所ぶり2度目のかど番となる貴景勝(23=千賀ノ浦)は東大関。先場所は大関が貴景勝1人で、38年ぶりに西横綱鶴竜が番付上「横綱大関」と併記されたが、それも1場所で解消された。

関脇は先場所、西だった正代(28=時津風)が、2場所連続在位の東へ(三役も2場所連続)。西は御嶽海(27=出羽海)が、3場所ぶりに(三役としても)復帰した。

小結は、東が2場所ぶり復帰の大栄翔(26=追手風)、西はベテラン隠岐の海(34=八角)が4年(24場所)ぶりの返り咲きとなった(三役としては関脇だった16年九州場所以来、21場所ぶり)。

夏場所は、通常通りなら5月22日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。24日の初日を迎える(いずれも未定)。

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最多の佐渡ケ嶽は時差式稽古 力士数データ/新番付

春場所で新入幕の琴ノ若と、師匠で父の佐渡ケ嶽親方(左)(2020年2月24日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

新番付にしこ名が載った力士総数は45部屋に695人。部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

相撲通の方なら1位と2位はあの部屋…と推測できるでしょう。ここ数年、常にトップを競うあの部屋です。

1位は佐渡ケ嶽部屋の37人。新型コロナウイルスの影響で稽古にも工夫が求められる中、佐渡ケ嶽部屋は「うちは40人ぐらい力士がいるから」(琴奨菊談)と起床時間から2班に分ける「時差式稽古」で汗を流している。入幕力士が3人もいたため、幕内力士5人も45部屋でトップだ。

2位は2差の35人で木瀬部屋。関取予備軍ともいわれる幕下に15人を擁し、関取数6人は九重部屋と並び2位タイ。徳勝龍の初場所優勝で活気づいている。

3位以下は<3>玉ノ井部屋28人<4>境川部屋25人<5>高田川部屋24人<6>九重・高砂・八角の高砂一門の3部屋が23人で続く。9位で21人の追手風部屋は関取数が7人でトップ。木瀬部屋同様、学生相撲出身力士を多く輩出している。10位の錣山部屋(20人)までが、20人以上在籍の部屋だ。

また“関取在籍率”では追手風(21人中7人)、片男波(3人中1人)がトップだ。

【出身地別力士数】

やはり日本全国の人口比率に準じているのか。1位は東京都の56人。以下<2>大阪府(39人)<3>愛知県(37人)<4>兵庫県(36人)<5>福岡県(32人)で本場所開催4都府県が予想通りにベスト5入り。以下<6>神奈川県(31人)<7>千葉県(29人)<8>鹿児島県(28人)<9>埼玉県(25人)<10>熊本県(23人)と続く。幾多の横綱を輩出した“相撲どころ”の北海道はモンゴルと並ぶ11位(22人)、やはり多くの名力士を輩出した相撲が盛んな青森県は10人(21位タイ)となっている。

国別ではモンゴルの22人がダントツで、ジョージアが2人、残るブラジル、中国、ロシア、ブルガリア、ハンガリー、フィリピン、ウクライナが各1人となっている。

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琴奨菊あと43 寺尾に並ぶ通算勝利10傑/新番付

琴奨菊(撮影・河田真司)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

現役力士の今場所達成可能な歴代10傑入りなどの記録は以下の通り(在位したことで達成済みも含む)。

【通算勝利数】

既に横綱白鵬(35=宮城野)が1160勝で歴代トップに君臨。どこまで伸ばせるか注目だ。ちなみに現役2位は琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)の817勝。歴代10位の寺尾(元関脇=現錣山親方)まで43勝だ。

【幕内在位場所数】

今場所で白鵬が歴代5位の95場所、琴奨菊が同8位タイの90場所。現役3位は横綱鶴竜(34=陸奥)の80場所。ちなみに歴代1位は元大関魁皇(現浅香山親方)の107場所。

【幕内出場回数】

琴奨菊が歴代6位の1306回、白鵬が同10位の1253回。現役3位は栃煌山(33=春日野、今場所は十両)の1132回。なお歴代1位は、元関脇旭天鵬(現友綱親方)の1470回。

【幕内勝利数】

白鵬が1066勝で、2位の魁皇に187勝もの差をつけ歴代トップ。歴代8位に琴奨菊(708勝)が名を連ねる。

【通算連続出場】

初土俵以来、無休の「鉄人記録」の歴代10位に1256回の玉鷲(35=片男波)が入っている。04年春場所の序ノ口デビューから足かけ17年の「皆勤賞」だ。

【金星獲得】

現役力士で歴代10傑入りは不在だが、今場所チャンスがあるとすれば現在7個の北勝富士(27=八角)。横綱2人を倒せば通算9個で10位タイに滑り込む。西前頭5枚目で、番付通りなら上位総当たりとはならないが、優勝争いに加わるような快進撃を見せ、両横綱との対戦が組まれればチャンス到来となるが、果たして…。

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芝田山広報部長、夏場所開催は「慎重に検討したい」

芝田山理事(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会は25日、高田川親方(元関脇安芸乃島)と十両白鷹山(高田川)が新型コロナウイルス感染症の陽性反応を示したと発表した。このほか、幕下以下の若い衆4人の感染も確認されたことも明らかにした。4人の力士名と所属部屋は公表しないという。10日に陽性反応を示した若い衆を含めて、角界での新型コロナ感染者は合計7人となった。

高田川親方は発熱症状があったため23日に都内の病院でPCR検査を受け、24日に陽性が判明。23日から入院している。白鷹山は発熱などの症状はなかったが、24日にPCR検査を受け、陽性が確認され、25日から入院。その他の若い衆もPCR検査を受けて陽性反応が確認され、入院している。

報道陣の電話取材に応じた日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、部屋関係者から協会に連絡を受けたといい、高田川親方とは連絡が取れていないため感染経路は不明だとした。2週間延期となった夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)開催については「何も決定していないが、こういう状況なので専門家の意見を踏まえつつ慎重に検討したい」と話した。

陽性が判明した者の所属部屋は、今後2週間は稽古や外出を禁止とし、部屋の消毒や体温管理などを徹底するという。また協会から各部屋に対して、接触を伴わない稽古を継続するように要請した。24日には全部屋に、現在の稽古状況や体調不良を訴える協会員の有無を調査したが、大きな問題はなかったという。27日に行われる夏場所の新番付発表は予定通りに行うとした。

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高田川親方と十両白鷹山が陽性 若い衆4人も感染

十両白鷹山(左)と高田川親方

日本相撲協会は25日、高田川親方(元関脇安芸乃島)と十両白鷹山(高田川)が新型コロナウイルス感染症の陽性反応を示したと発表した。

このほか、幕下以下の若い衆4人の感染も確認されたことも明らかにした。4人の力士名と所属部屋は公表しないという。10日に陽性反応を示した若い衆を含めて、角界での新型コロナ感染者は合計7人となった。

高田川親方は発熱症状があったため23日に都内の病院でPCR検査を受け、24日に陽性が判明。23日から入院している。白鷹山は発熱などの症状はなかったが、24日にPCR検査を受け、陽性が確認され、25日から入院。その他の若い衆もPCR検査を受けて陽性反応が確認され、入院している。

陽性が判明した者の所属部屋は、今後2週間は稽古や外出を禁止とし、部屋の消毒や体温管理などを徹底するという。2日後の27日には2週間延期となった夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付発表が、予定通りに行われるという。各部屋では通常、番付発表後から本場所に向けての本格的な稽古が始まる。

日本相撲協会はこれまで、十両以上の関取らに感染者が出た場合は氏名等を公表する方針を示していた。

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自粛中のぶつかり稽古、番付発表後の再開は部屋判断

芝田山広報部長(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は23日、電話取材に応じ、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付が発表される27日以降について、自粛要請していたぶつかり稽古の再開を各部屋の師匠判断とすることを明かした。

10日に幕下以下の力士1人の新型コロナウイルス感染が判明。協会は接触を伴うぶつかり稽古を、13日から自粛するように各部屋に通達していた。以降、体調不良を訴える協会員はいない。芝田山広報部長は「先週と今週は基礎運動を中心にと話したが、各部屋で検温もしっかりできている状況を見て、(ぶつかり稽古の再開は)各師匠が見極める」と話した。

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夏場所番付表は各部屋へ配送「濃厚接触避けるため」

芝田山親方(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は21日、各部屋に渡す夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の番付表について、印刷所から各部屋へ直接配送することを明かした。通常は午前6時の新番付解禁と同時に、各部屋の若い衆が国技館まで受け取りに来ていた。

番付発表は27日。電話取材に応じた芝田山広報部長は「濃厚接触を避けるため」と、新型コロナウイルス感染防止のためと説明。一般販売については、すでに通信販売のみで取り扱うと発表している。

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夏場所番付表販売は通販のみ、部屋への配布方法検討

2020年春場所の番付

日本相撲協会は9日、夏場所(5月24日初日・両国国技館)の番付表は国技館内で販売せず、通信販売のみとすることを発表した。

従来は国技館の売店や協会事務所で販売してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、人が密集する可能性を避けた。番付発表は、27日を予定している。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は9日の時点で「番付を協会の事務所で(一般ファンに)販売していることについても、検討するということ。販売の方法を検討するということです」と話していた。

また、各部屋への配布方法は引き続き検討する。従来は午前6時の新番付解禁と同時に、各部屋の若い衆が国技館まで引き取りに来ていた。これも新型コロナウイルス感染予防のため、検討課題になっている。

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朝乃山「準ご当地」で挑む憧れの地位 恩師ゲキ胸に

大関とりに向けて意気込む朝乃山(撮影・佐々木隆史)

第2の故郷で憧れの地位を射止める。日本相撲協会が24日、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表。大関とりに挑む関脇朝乃山(25=高砂)は、大阪市内の宿舎で会見し、大関昇進へ意気込んだ。

近大出身の朝乃山にとって大阪は準ご当地。82年初場所の琴風以来、38年ぶりに貴景勝の1人大関となる春場所で、夢見てきた地位を狙う。

   ◇   ◇   ◇

大関とりに挑む朝乃山は、いつもと変わらないすがすがしい表情を浮かべた。「大関はプロに入ってずっと夢でした。1つ空いているのはチャンスだからものにしたい」。新小結だった昨年九州場所は11勝、新関脇だった初場所は10勝で、春場所で12勝を挙げれば大関昇進の目安「三役で3場所33勝」に到達する。「自分の相撲を取りきることだけを考えたい。12勝ではなくて、その上を目指したい」と高みを見た。

近大出身の朝乃山にとって大阪は「第2の故郷」。前日23日には、徳勝龍らOBと同大相撲部を訪れて後輩に胸を出した。稽古場では、初場所中に他界した同部監督の伊東勝人さんの遺影に手を合わせて大関昇進を誓ったばかり。その伊東さんからは、近大時代に「あいつは気持ちが強い。大会前でもガンガン言って大丈夫なタイプ」と精神的強さを評価されていた。その言葉通りに「場所中にプレッシャーは出てくるかもしれないけど、力に変えて期待に応えるだけ」と胸を張った。

角界入りして4年。順調に番付を上げてきたが経験はまだ浅い。初の大関とりに向けて師匠の高砂親方(元大関朝潮)から「右四つの型があるのが朝乃山の強さ。立ち合いから自分の相撲を取れるような厳しい立ち合いができればいい」とアドバイスをもらってうなずいた。

26日から出稽古を行う予定。「自分の右四つに磨きをかけるだけ」と大願成就に向けて、自分の相撲を信じ切る。【佐々木隆史】

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徳勝龍、阪神から受球式オファーも「悩んでます…」

春場所の新番付が発表され、大阪の宿舎で部屋の看板を手に持つ徳勝龍(撮影・佐藤礼征)

日本相撲協会は24日、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。西前頭17枚目だった初場所で14勝1敗の好成績を残し、史上2度目の幕尻優勝を果たした徳勝龍(33=木瀬)は、自己最高位となる西前頭2枚目に大きく番付を上げ、大阪・吹田市の部屋で会見を行った。

徳勝龍は、大ファンのプロ野球阪神から希望していた「受球式」のオファーを受けたことを明かした。小学生時代は野球少年で、4番捕手。投球を受ける「受球式」を希望していた。阪神は3月4日、広島とのオープン戦が甲子園初戦。8日初日の春場所直前で「悩んでます。場所前なんで考え中です」と話した。

春場所の新番付を手に持つ徳勝龍(撮影・佐藤礼征)

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琴ノ若「少しは親孝行できた」親子幕内果たし笑顔

新入幕を果たし、師匠で父の佐渡ケ嶽親方(左)と握手をする琴ノ若(撮影・佐藤礼征)

日本相撲協会は24日、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。

琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)が新入幕を果たし、史上9組目の親子幕内となった。元横綱琴桜の孫で、師匠である佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男。

大阪・松原市の部屋で会見し「去年の大阪はまだ幕下だったので、この地位で相撲を取れるとは思っていなかった。全然足りないけど、少しは親孝行ができた」と笑みをこぼした。

会見に同席した師匠は「ここ2、3場所で相撲内容ががらっと変わった。体が大きくなって前に出る力がついた」と、その成長に目を見張る。師匠譲りの188センチ、170キロと十分な体格で、昨年7月の新十両昇進から体重は15キロ増加。琴ノ若は「意識して増やしたわけじゃないけど、食事はしっかり取れている。今はまわしの長さが足りないくらい」と腹周りをさすって笑った。

幕内最年少となる伸び盛りの22歳は「これからが本当のスタートライン。幕内は三役、大関を目指すために必ずつかないといけない。(祖父や師匠に)追いついて追い越したい」と、さらに上の番付を見据えた。新入幕場所は祖父、師匠ともに負け越している。「最低でも勝ち越して、三賞を狙えるようにしたい」と、目標を掲げた。【佐藤礼征】

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