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那須川天心が初MVP、武尊戦前進 日刊バトル大賞

那須川天心(2020年12月31日撮影)

読者が選ぶ第25回日刊バトル大賞(対象は20年1月1日~12月31日)の20年格闘技部門は、那須川天心(22=TARGET/Cygames)が初のMVPを獲得した。

ニッカンスポーツコムの投票では、RIZINに出場した朝倉兄弟らを抑え、約50%の得票率を獲得。昨年は4試合に出場し、全勝(2KO)。デビューから43戦無敗(32KO)の神童が20年も無類の強さを見せつけた。

負けを知らない那須川には常に王者の風格が漂う。普段から闘争心をむきだしにすることもなく冷静。スタイルは変えないと言いつつも、毎試合多彩な技を披露し、観客を魅了した。昨年12月のRIZIN26大会では、10日前のカード決定にもかかわらず「いつも準備をしている。試合があるないは関係ない。いつ何時でも勝つのがファイター」と全く気にせず、3-0の判定勝ちを収めた。

今月28日RISE(横浜アリーナ)での志朗戦で21年のスタートを切る。昨年大みそかの試合では、以前から対戦が待ち望まれるK-1ファイターの武尊が観戦に訪れた。「長い期間だったけど、1歩前進した」。ビッグマッチ実現に向け、異次元の世界をさらに突き進む。【松熊洋介】

20年12月31日、会場を訪れた武尊(左)と話す那須川

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潮崎豪が初のMVP&年間最高試合 日刊バトル大賞

20年12月、ノア代々木大会で、防衛に成功したGHCヘビー級選手権ベルトを掲げる潮崎豪

読者が選ぶ第25回日刊バトル大賞(対象は20年1月1日~12月31日)の20年プロレス部門は、ノアの潮崎豪(39)が初のMVPに輝いた。昨年1月にノアGHCヘビー級王座を戴冠し、1年間ベルトを死守した。ニッカン・コムの投票では、新日本内藤らを抑え、約67%の得票を獲得。杉浦との50分を超える激戦(12月6日、代々木大会)が年間最高試合に選ばれ、2冠獲得となった。

昨年1年間で6度の防衛に成功。強豪をなぎ倒し、トップに君臨し続けた。12月の杉浦戦では「小細工するより単純なぶつかり合いの方が伝わる」と相手の技を真っ向から受け止め、力勝負を演じた。「常に全力。それがノアの戦いを伝える」。10年前と比べ、体重を20キロ近く落とし、肉体改造。黄金の右腕から繰り出されるラリアットは、相手を軽々と1回転させるほどの威力。「自分にはこれしかない。トレーニングはしっかり積んでいる」と自負する。

今月12日には11年ぶりに聖地・日本武道館での興行を行った。7度目防衛戦では58歳武藤に敗れたが、今年も引っ張る立場に変わりはない。「裏切らない戦いをやってきた自信はある。コロナ禍で苦しい状況でも、止まることなくやってきた。ここからが始まり」。5度目の戴冠に向け、再び歩み始める。【松熊洋介】

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井上尚弥3年連続2冠「自分も納得」日刊バトル大賞

井上尚弥(2021年1月21日撮影)

読者が選ぶ第25回日刊バトル大賞(対象は20年1月1日~12月31日)の20年ボクシング部門は、3階級制覇王者でWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が3年連続4度目の最優秀選手に輝いた。ニッカンスポーツコムで実施した投票では、実に80%という得票を獲得し、圧倒的な支持を得た。また年間最高試合(10月31日、ジェーソン・モロニー戦)も受賞し、3年連続での2冠となった。

コロナ禍で昨年4月に予定されていたWBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦は延期になったものの、同10月には待望の「聖地」米ラスベガス進出を果たし、ジェーソン・モロニー(オーストラリア)を7回KO撃破。2団体の王座防衛(WBA4度目、IBF2度目)に成功し「本当にラスベガスという舞台でのメインが評価され、自分も納得する内容での勝ち方でした」と20年の1試合を振り返った。

井上が今年に掲げる大きな目標は、20年に成し遂げられなかった3団体統一戦にほかならない。「もう1つベルトを増やしていきたいな」と日本初の3団体統一王者への目標を掲げている。【藤中栄二】

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井上尚弥が日刊バトル大賞2年連続MVP「嬉しい」

日刊バトル大賞2年連続3度目のMVPとなった井上尚弥

読者が選ぶ第24回日刊バトル大賞(対象は19年1月15日~20年1月14日)のボクシング部門は、WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が2年連続3度目のMVPとなった。

井上が、2年連続でMVPを受賞した。バンタム級最強を決める、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝では、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネアと、全米ボクシング記者協会の年間最高試合に選ばれる激闘の末、勝利をつかみ、世界にその名をアピールした。飛躍を続ける「怪物」は「ファンの人に評価していただいたのは素直にうれしい。これからも、自分が目指すボクシングを追求して、上にいきたい」と力を込めた。

20年の初戦は、4月25日(日本時間26日)に、米ラスベガスでWBOバンタム級王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)と、日本人初の3団体統一戦で激突する。世界が注目する才能が、目標に掲げる4団体統一に向け、一気に突っ走る。

年間最優秀選手
年間最高試合

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RIZIN堀口W受賞 バトル大賞MVP&最高試合

キック&総合格闘技部門でMVPの堀口

読者が選ぶ第23回日刊バトル大賞の18年キック&総合格闘技部門は、RIZINで活躍する堀口恭司(28)が、年間最高試合と合わせてダブルの初受賞となった。18年は那須川天心とのキックボクシング対決(判定負け)が話題を呼び、大みそかのRIZIN14大会で初代バンタム級王座を獲得。その実力がファンに支持された。

「うれしいですね。昔は全然名前とか知られてなかったが、天心の試合で顔を覚えてもらった。大みそかは、格闘技の面白さを伝えられた」と1年を振り返った。年間最高試合にも選ばれたバンタム級王座決定戦は、米国王手ベラトールの現役バンタム級王者コールドウェルとの頂上決戦。1、2回と不利な展開を、最終3回の前方裸絞めで逆転勝ちした。

世界最高峰のUFCで最もタイトルに近い日本人と言われ8戦7勝1敗の成績を残しながら、17年2月にRIZINへ電撃参戦。同年バンタム級トーナメントを制したが、18年は文字通りRIZINの顔となった。19年に向けて「日本ではベルトを守って、米国でベラトールのベルトを取ること。それから、総合格闘技をもっともっと盛り上げて、PRIDEを超えたい」と、堀口は王者の野望を口にした。【桝田朗】(おわり)

年間最優秀選手
年間最高試合

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井上尚弥文句なし 日刊バトル大賞MVP&最高試合

4年ぶり2度目のバトル大賞に輝いたWBA世界バンタム級王者井上尚弥の掲げた19年の目標は「統一王者」

読者が選ぶ第23回日刊バトル大賞の18年ボクシング部門は、3階級制覇王者でWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が4年ぶり2度目の最優秀選手に輝いた。年間最高試合(10月7日、フアンカルロス・パヤノ戦)も初受賞し、2冠を獲得した。

階級最強を決めるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦で、元スーパー王者パヤノを日本人の世界戦最速となる70秒KOで倒し、大きなインパクトを残した。高い支持を得た井上は「あの大きな舞台で自分なりに納得できた試合でした。投票していただけてうれしいです」と感謝。5月には10年間無敗だった王者ジェイミー・マクドネル(英国)に挑戦し、112秒のTKO勝ちして3階級制覇。挑戦と銘打った18年は王者クラス2人を計182秒で倒し「満足した1年でしたね」としみじみと振り返った。

今年の目標は統一王者と設定した。今春に予定されるWBSS準決勝ではIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦する。勝てばWBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)-WBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)の勝者と決勝で拳を交える。日本人初の3団体統一王者を狙える立場。「今年は優勝と統一です」。昨年以上のインパクト、記録、歴史を刻むつもりでいる。【藤中栄二】

18年10月、WBAバンタム級タイトルマッチでパヤノ(右)にKO勝ちする井上尚
年間最高試合
年間最優秀選手

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棚橋弘至が日刊バトル大賞MVP「新棚橋誕生!」

3度目の日刊スポーツバトル大賞MVPに輝いた棚橋弘至

読者が選ぶ第23回日刊バトル大賞で、プロレス部門の最優秀選手に新日本プロレスの棚橋弘至(42)が選出された。22~28日までニッカンスポーツコムで実施した投票で50%以上の得票を獲得。圧倒的な支持を得た。棚橋は1月4日に4年ぶりに奪還したIWGPヘビー級のベルトとともに、昨年以上の活躍を誓った。

   ◇   ◇   ◇

すでに数々の賞を手にしている棚橋だが、11、14年度以来3度目の日刊バトル大賞プロレス部門のMVPに「それぞれの媒体で読者層が違う。MVP1つ1つに意味がある。昔からずっと取材してもらっているので、うれしいです」と喜んだ。

特別な1年だった。生まれてから1度も疲れたことがないという“100年に1人の逸材”も「めちゃくちゃ忙しかった」。昨夏のG1クライマックス優勝で勢いを付け、今年1月4日の東京ドーム大会ではメインでケニー・オメガを下し約4年ぶりにIWGPヘビー級ベルトを獲得した。

リング外でも映画「パパはわるものチャンピオン」の主演や数々のテレビ出演などをこなすマルチな活躍ぶり。練習、試合、PRと休みなく動きプロレスの魅力を広く世間にアピール。「毎年毎年忙しさを更新している。今年はそれより上をいく? のかな…」と話す表情はうれしそうだった。

右膝のけがもあり、この4年ベルトから遠ざかった。「その期間が“2人”の間を引き離してしまったんです」。ヨリを戻した恋人のように今はベルトを巻くことが新鮮で楽しい。2月11日に大阪でジェイ・ホワイトとの初防衛戦を控えるが、まだ肌になじみきっていないこのベルトを渡すつもりはない。防衛を続け「元号またぎ、新元号最初のチャンピオン」を狙う。

今年の目標を色紙に書くようお願いすると「新棚橋誕生!」と力強く記した。「もう生まれそうです。予定日は過ぎてます」。現状維持ではなく、どこかで生まれる? 新たな姿で今年も新日本とプロレス界を盛り上げる。【高場泉穂】

読者が選ぶ第23回日刊バトル大賞 プロレス部門 最優秀選手得票率
読者が選ぶ第23回日刊バトル大賞 プロレス部門 年間最高試合得票率

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動向注目のUFC王者・マクレガーが日刊大賞初受賞

17年キック&総合格闘技部門で大賞に選ばれたマクレガー(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

 読者が選ぶ「第22回日刊バトル大賞」の17年キック&総合格闘技部門は、UFCライト級王者コナー・マクレガー(29=アイルランド)が初受賞した。マクレガー本人に代わり、UFCは「大変、光栄に思っております。日本でも広く認知され、また多くのファンに支持されている証拠だと思います」とコメントした。

 16年にUFCの2階級王座(フェザー級、ライト級)を史上初めて同時に保持したマクレガーは17年、総合の試合をしていない。代わりに無敗を誇るボクシング元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(40)とのメガファイト(ボクシングルール)で強烈なインパクトを残した。17年8月26日、米ラスベガスでメイウェザーを相手にデビュー戦ながらも序盤は互角に戦った。10回TKO負けとなったが、異色の対決は世界から注目を集めた。ファイトマネーは3000万ドル(約33億円)、PPV総売り上げも6億ドル超(660億円以上)にのぼった。

 マクレガー自身は4月以降のUFC復帰を計画中。一方でUFCデイナ・ホワイト社長から3月までに試合出場しない場合、王座剥奪の方針を示されており、今後も目が離せない。

日刊バトル大賞17年キック&総合格闘技部門

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オカダ・カズチカが日刊大賞2冠、世界目線で語る夢

17年1月、新日本プロレス東京ドーム大会IWGPヘビー級選手権でオカダ(右)はオメガにレインメーカーを決める

 読者が選ぶ「第22回日刊バトル大賞」の17年プロレス部門は、新日本のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が2年ぶり4度目の最優秀選手と、年間最高試合(1月4日、ケニー・オメガ戦)の2冠に輝いた。

 オメガとの45分以上にわたる激闘で幕を開けた17年は、タイトル戦で7戦全勝。圧倒的な強さにブーイングも出るほどだった。「王者で始まり王者で終わることが出来ました。全てのタイトルマッチでプロレスのすごさや良さを見せることが出来ましたし、充実した1年でした」とプライドこもるコメントを寄せた。

 7月には米国興行でもベルトを守った。「僕が先頭に立って新日本を広めていきたい」の誓いは、現地でも大声援を聞いた自負にも支えられる。「もっと米国に来てくれ! 他の国にも来てくれ! 生で新日本プロレスが見たいんだ! と思われる戦いを見せます」と世界目線で語る姿は、さらなる飛躍の予感十分。「18年は海外も決まってますが、日本でも今まで以上に熱い試合をして、プロレスをもっと盛り上げていきたい」。18年、レインメーカーが降らすのは金の雨だけではない。【阿部健吾】

日刊バトル大賞プロレス部門最優秀選手
日刊バトル大賞プロレス部門ベストバウト

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村田諒太ぶっち切りMVP、「一歩ずつ前へ」の決意

色紙に「一歩ずつ前へ」としたためた村田(撮影・阿部健吾)

<日刊バトル大賞:ボクシング部門>

 読者が選ぶ第22回日刊バトル大賞はこのほど投票を締め切り、ボクシング部門の最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が選ばれた。22~28日までニッカンスポーツコムで実施した投票で、50%の半数の支持を得た。年間最高試合でも、7回終了TKOで王座戴冠をした昨年10月のアッサン・エンダム(フランス)戦が受賞。4月に初防衛戦が待つ18年も「一歩ずつ」の精神で偉業に挑む。

 受賞の報を聞いた村田は「うれしいですね」と相好を崩すと、渡された色紙に文字を書き込んでいった。

 「一歩ずつ前へ」

 これまでもそう。これからもそう。焦らず、気負わず、己ができることに集中し、踏み出す。大輪を咲かせた17年も、世界でさらなる花を開かせにいく18年も、心持ちは変わらない。

 「高校総体に勝って全日本選手権が見えた。同じように全日本から世界選手権、世界選手権から五輪、五輪からプロ、そしてプロから世界王者が見えてきた。これからも同じです」

 年間最高試合に選ばれた昨年10月、嵐の中での世界戦もそうだった。5月にエンダムとの王座決定戦に不可解判定で敗れたが、世界の一流と渡り合えた自信が、再戦での圧勝につながった。半信半疑だった実力に確信を持ち、新たな景色は開けた。五輪金メダリストとして日本人初の世界王者の金字塔を打ち立てた。

 世界王者となった今も、また違う視界が開ける。4月15日には横浜アリーナで同級10位ブランダムラ(イタリア)と初防衛戦が控えるが、新たな目標は「東京ドームで試合がしたい」。国内ボクシング界の盛り上げのためにその拳をかける。「一歩ずつ」。その1歩は誰も踏み入れたことがない未開の地に、これからも踏み出す。【阿部健吾】

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山中慎介が断トツ、年間最高試合も/日刊バトル大賞

MVPと年間最高試合を受賞した山中

 読者が選ぶ第21回日刊バトル大賞はこのほど投票を締め切り、ボクシング部門の最優秀選手にWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が選ばれた。11~17日までニッカンスポーツコムで実施した投票で、45%と断トツの支持を得た。年間最高試合でも、昨年9月に7回TKO勝ちで11度目の防衛を果たしたアンセルモ・モレノ(パナマ)戦が受賞。17年は「倒すのみ」でのベストバウトを約束した。

 ファンの記憶も「神の左」が打ち抜いた。16年の1年間を対象にしての同時受賞に、山中は「周りからの評価は素直にうれしいですね。評価は自分で決めるものではないので」と喜んだ。

 3月に10度目の防衛を果たし、迎えたのが9月のモレノ戦だった。1年前の15年9月に辛くも2-1の判定勝ちで退けた元WBA世界バンタム級スーパー王者との再戦。決着戦は初回から、会場を沸騰させた。初戦と違い、いきなり攻勢に出た最強挑戦者から、カウンターの左フックでダウン奪取。4回には逆にダウンを喫したが、7回に得意の左で4度目のダウンを奪ったところでレフェリーが試合を止めた。

 「インパクトのある試合だったのは確かですね」。そう述懐しながらも口にしたのは、「倒し、倒されというのがあったからでしょう」との冷静な弁。ボクサーとしての理想は当然違う。「やはり、できれば倒すのみで勝ちたいですよね」。今年は、その倒し方のみで衝撃を残したい。

 V12戦は今春に予定される。「前の試合の反省を直して、さらに上のレベルにと常に思っている」。具志堅用高氏の持つ13度連続防衛の日本記録も視界に入る17年。刺激的な左拳から目が離せない。【阿部健吾】

 

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内藤哲也がMVP&年間最高試合/日刊バトル大賞

日刊バトル大賞MVP受賞の喜びを語る内藤哲也(撮影・中島郁夫)

 第21回日刊バトル大賞プロレス部門のMVPに、新日本プロレスの内藤哲也(34)が選ばれた。15~21日までニッカンコムにて実施されたファン投票で、52%と断トツの支持を得た。年間最高試合も、G1クライマックスでの内藤-オメガ戦に決定した。なお、同大賞のボクシング部門は、年明けに実施します。

 今年大ブレークした内藤を、日刊読者も支持した。MVPの投票では、内藤が2位オメガの16%に3倍以上の差をつけた。年間最高試合でも2位の丸藤-オカダ戦(G1)の19%を大きく引き離す29%の支持で1位。メキシコから新ユニット「ロスインゴベルナブレス」を持ち帰り、巻き起こしたムーブメントだけでなく、試合内容でも高い評価を得た。

 「プロレス大賞もうれしいが、ファンのみなさまが選んでくれた日刊バトル大賞は、ボクにとって最も価値がある賞です。本当に最高の1年でした」と、内藤は喜びを語った。「ロスインゴ-」は、制御不能という意味で、内藤はその名前通り、常識破りのパフォーマンスでファンを熱狂させていった。

 IWGPヘビー級王座に続き、IWGPインターコンチネンタル王座も獲得。来年1月4日の東京ドーム大会では、新日本のエースとして常に背中を追いかけてきた棚橋の挑戦を受ける。「ずっと棚橋を引きずり下ろすのはボクの役目だと思っていたが、今年1月にオカダに負けてトップじゃなくなった。だから、最後のとどめを刺してやりますよ」。長年の壁を打ち破って、内藤は17年も新日本の中心に立ち続ける。【桝田朗】

日刊バトル大賞MVP

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オカダ 中邑が新日去って「ボクしかいない」

日刊バトル大賞でMVPに輝いたオカダ

 読者が選ぶ「第20回日刊バトル大賞」の15年プロレス部門は、新日本のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(28)が最優秀選手に選ばれた。15年のプロレス界の主役は、中邑真輔退団後の新日本立て直しにも自信を見せた。9日は11日大阪大会でのIWGPヘビー級選手権の調印式に臨んだ。

 オカダにとって15年は、業界トップの地位を確立した年だった。IWGPヘビー級王座奪回、G1での活躍。そして、天龍源一郎からプロレスの未来を託された引退試合。プロレス界の話題の中心には、常にオカダがいた。

 年が変わり、新日本に激震が走った。主力として団体を支えた中邑の退団。しかし、オカダは周囲が抱く危機感を逆にチャンスと考えている。「12年に米国から凱旋(がいせん)して以来、周りがピンチという状況がなかった。だから、楽しみなんですよ。そこで、『オカダすごいな』と思わせられる」と余裕の笑みすら見せた。

 中邑は長年の夢というWWE挑戦への道を選んだが、オカダは「今は、新日本でなきゃ。オレがいなきゃダメ。中邑さんが出ちゃったからこそ、ボクしかいない」と、新日本立て直しを一番に考えている。

 国内だけで年間135試合をこなした昨年、オカダはタイトル戦がないシリーズでも、いかにして盛り上げていくかを考えながら試合をしていた。団体だけでなく、業界を引っ張る自覚が、オカダを進化させている。「今年も突っ走る。1年中、話題になるような状況に盛り上げていく」。今年もオカダがプロレス界に金の雨を降らせる。【桝田朗】

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内山高志が日刊バトル大賞ボクシング部門最優秀選手

日刊バトル大賞でMVPに輝いたWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山

 読者が選ぶ「第20回日刊バトル大賞」の投票結果を、今日9日からボクシング、プロレスの2回に分けて発表する。2015年のボクシング部門の最優秀選手には、防衛記録を国内2位の11に伸ばしたWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志(36=ワタナベ)が選ばれた。「勝負の年」と位置づける16年。日本ボクシング界のエースはさらなる飛躍を誓った。

 貫禄の1年を過ごした内山が、ファンの支持を集めた。昨年5月のV10戦は右ストレート一撃で2回KO勝利。恒例の大みそか決戦も左ボディーで3回TKO勝ちした。13度連続防衛の具志堅の日本記録に次ぐV11を果たし「ファンの人に評価してもらえて素直にうれしい。けがのない状態で年を越せたのも大きな収穫」と喜びを口にした。

 王座獲得から6年。待望のビッグマッチも現実味を帯びてきた。当初は次戦で、前WBAフェザー級スーパー王者ウォータースとの対戦がうわさされたが、1月末にWBAからスーパーフェザー級正規王者フォルトゥナとの統一戦を指示された。無敗の強敵2人の名前が挙がり、内山のテンションも一気に高まる。

 「今年は勝負の年だと思っている。ウォータースは名前があるが、技術面ではフォルトゥナの方が高い。フォルトゥナ、ウォータースの順にやってもいいし、その2人を続けて倒せば文句なしの評価を得られる。どちらが勝つか分からない、見ている人がワクワクするような試合がしたい」

 今年で37歳を迎える王者が、衰え知らずの豪快ファイトでファンを魅了する。【奥山将志】

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棚橋「充実」MVP/日刊バトル大賞(下)

日刊スポーツバトル大賞を受賞した棚橋弘至は、サンタクロース姿でお祝いのタイを手にエアギターを披露

<日刊バトル大賞(下)プロレス編>

 ファンが選ぶ日刊バトル大賞プロレス部門は、新日本の棚橋弘至(38)に決まった。1月のIWGPインターコンチネンタル王座獲得、10月のIWGP王座奪回で史上最多7度目の同王座戴冠など、年間を通じての活躍が評価され、オカダに15ポイントの差をつけた。

 棚橋は「ファンの方に選んでいただいて、すごくうれしい。14年は充実した1年でした」と喜んだ。新日本でも先頭に立ってファンへのアピールを続けてきただけに、意味ある受賞だった。「11年にIWGPの最多防衛回数11回を記録したけど、その年とは違う充実感がありますね」。

 2年前、雑誌の企画で創設者アントニオ猪木氏と対談。その席で「お前らは、いつまでオレが作ったパイを取り合っているんだ」と言われ「ボクが新しいパイを持ってきますよ」と宣言した。当時どん底だった12年から、新日本の経営はV字回復。新規ファンの開拓に尽力した棚橋の功績は計り知れない。

 来年1月4日、東京ドームでオカダと新日本の盟主の座をかけて戦うが「オレ自身の手でプロレスを高いところに持っていく」と、IWGP王座を譲る気はさらさらない。【桝田朗】

 ◆棚橋弘至(たなはし・ひろし)1976年(昭51)11月13日生まれ。岐阜県大垣市出身。立命館大法学部卒業後、99年に新日本入団。同年10月10日の真壁戦でプロデビュー。06年7月にIWGPヘビー級王座初戴冠。これまで史上最多の7度王座に就き、11年には最多防衛回数11回を記録。181センチ、101キロ。

 ◆日刊バトル大賞MVP◆

 順位 選手名 所属 得票率

(1)棚橋弘至 新日本 39%

(2)オカダ・カズチカ 新日本 24%

(3)中邑真輔 新日本 20%

(4)柴田勝頼 新日本 9%

(5)丸藤正道 ノア 8%

 ◆ベストバウト◆

 順位 選手名 選手名(月・日)得票率

(1)オカダ・カズチカ-中邑真輔(8・10)27%

(2)棚橋弘至-AJスタイルズ(10・13)24%

(3)AJスタイルズ-鈴木みのる(8・1)21%

(4)丸藤正道-杉浦貴(12・6)11%

(5)杉浦貴-関本大介(11・8)9%

 ◆最優秀タッグチーム◆

 順位 選手名 選手名 得票率

(1)杉浦貴&田中将斗 31%

(2)後藤洋央紀&柴田勝頼 29%

(3)秋山準&大森隆男 19%

(4)宮本裕向&木高イサミ 18%

(5)石井慧介&入江茂弘 3%

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井上尚弥がMVP/日刊バトル大賞(上)

4月、エルナンデスにTKO勝ちした井上

<日刊バトル大賞(上)ボクシング編>

 読者が選ぶ「第19回日刊バトル大賞」の投票結果を、今日19日からボクシング、プロレスの2回に分けて発表する。ボクシング部門は、前WBC世界ライトフライ級王者井上尚弥(21=大橋)が初の最優秀選手賞(MVP)に輝いた。V7防衛を果たした山中慎介との接戦をわずかに制した。年間最高試合は9月5日の八重樫-ゴンサレスによるWBC世界フライ級タイトルマッチが選ばれた。

 「怪物」井上がファンの支持を集め、MVPを受賞した。4月にWBC世界ライトフライ級王者エルナンデスを6回TKOで下し、国内最速のプロ6戦目で世界王座を奪取。同試合は年間最高試合の投票でも2位に入るなど、存在感は抜群だった。減量苦から王座返上も考えられたが、防衛戦にこだわり、9月にはV1にも成功。年間を通した活躍に「プロなのでファンの人に試合を認めてもらえたのは素直にうれしい。さらに強い姿を見せていきたい」と喜びを口にした。

 飛躍の1年も、年末に大きな仕事を残す。30日に東京体育館で、2階級上のWBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(39=アルゼンチン)に挑戦する。国内最速の8戦目での2階級制覇に向け、現在は最後の追い込みに入っている。

 スーパーフライ級で具志堅用高氏の持つ13度の連続防衛記録を更新することが最大の目標。井上は「この賞を試合前にもらえて良い刺激になった。2階級制覇を達成すればさらに評価してもらえると思う。勝って、来年は防衛を続けながら、年間最高試合とのダブル受賞を狙いたい」と力強く宣言した。【奥山将志】

 ◆井上尚弥(いのうえ・なおや)1993年(平5)4月10日、神奈川・座間市生まれ。高校生で史上初のアマ7冠を達成。アマ通算75勝(48KO)6敗。12年7月にプロ転向。14年4月に国内最速の6戦目で世界王座奪取。163センチの右ボクサーファイター。家族は両親と姉、弟。

◆ボクシング部門ベストバウト◆

順位 カード 得票率

(1)八重樫東-ゴンサレス 30%

(1)井上尚弥-エルナンデス 18%

(3)山中慎介-スリヤン 18%

(4)山中慎介-ジャモエ 11%

(5)村田諒太-ネリオ 10%

 その他 13%

◆ボクシング部門MVP◆

順位 選手名 得票率

(1)井上 尚弥 34%

(2)山中 慎介 31%

(3)八重樫 東 15%

(4)村田 諒太 10%

(5)三浦 隆司 5%

 その他 5%

山中慎介がMVP/日刊バトル大賞

 読者が選ぶ「第18回日刊バトル大賞」ボクシングMVPは、WBC世界バンタム級王者・山中慎介(31=帝拳)が初受賞した。2年連続でMVPを獲得していたWBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔を抑え、得票率も40%を超える支持を集めた。今年3戦で3勝3KOと大活躍した山中は5度の防衛に成功した。亀田興毅、和毅も他団体王座に就いていたバンタム級で存在感を示した。

<MVP得票率>(上位5人)

 (1)山中慎介 44%

 (2)井岡一翔 29%

 (3)八重樫東 12%

 (4)内山高志 11%

 (5)三浦隆司 2%

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山中慎介が2冠/バトル大賞

投票してくれた読者に「感謝」と色紙に記したWBC世界バンタム級王者・山中慎介

 読者が選ぶ「第18回日刊バトル大賞」ボクシング部門MVPは、WBC世界バンタム級王者・山中慎介(31=帝拳)が初受賞した。V4戦となった8月のニエベス戦で年間最高試合も初受賞し、2冠に輝いた。今年は4、8、11月の防衛戦を3連続KOで勝利し「すべてKOで終わらせ、すべてが日刊スポーツの1面を飾ったことが大きいのでは。トータルでインパクトを残せたと感じています。読者の方に選んでいただいたこともうれしいです」と、感謝の言葉を口にした。

 今年は同じバンタム級でWBA王座に興毅(今月6日に返上)、WBO王座に和毅と、亀田兄弟が就いていたことで、常に試合内容を比較された。2人のいずれかとの統一戦の話題も出たことで、山中の存在感は増した。「亀田君との統一戦が実現するかどうかは別にして、話題になったことは大きかったかもしれないですね」と自己分析した。

 世界王者となって以降は「メールや電話で反響が大きい」とスポーツ紙の1面を飾ることへの意識も高まった。来年1月には待望の米ラスベガス合宿も内定。「来年は米国でビッグマッチができれば。そのまま日刊スポーツの連続1面を続けたい」。米進出でも話題を提供する。【藤中栄二】

 ◆山中慎介(やまなか・しんすけ)1982年(昭57)10月11日、滋賀・湖南市生まれ。南京都高1年でボクシングを始める。専大ボクシング部を経て、帝拳ジムへ。06年1月にプロデビュー。10年6月、日本バンタム級王座を獲得。11年11月、エスキベル(メキシコ)とのWBC世界バンタム級王座決定戦に勝って王座獲得。身長171センチの左ボクサーファイター。

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ジョーンズV6で初受賞/バトル大賞

日刊バトル大賞の格闘技部門MVPに選ばれたジョン・ジョーンズ

 読者が選ぶ「日刊バトル大賞」の格闘技部門MVPは、UFCライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズ(26=米国)が初受賞した。新時代の旗手と呼ばれ、今年はビッグマッチ2連勝。UFCの歴史を塗り替える存在であることを強烈アピールした1年となった。

 4月のV5戦で人気ファイターのチェール・ソネン(米国)を完封し、1回TKO勝ちした。9月には同級1位の最強挑戦者アレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン)に判定勝ちしてV6防衛成功。UFC同級ではUFC殿堂入りのティト・オーティズ(米国)がマークしたV5を超える記録を更新した。

 プロデビューからわずか3年の11年3月、当時の王者マウリシオ・ショーグン(ブラジル)に3回TKO勝ちし、史上最年少(23歳8カ月)のUFC王者に。昨年8月にはナイキと契約し、UFC内で同メーカーの象徴的存在となった。「(動画サイトの)ユーチューブを見て、独学で技を覚える」と防衛戦ごとに新技を見せる異色なスタイルも魅力。来年2月、同級2位グローバー・ティシェイラ(ブラジル)とのV7戦が決定済み。王座防衛が続けば、UFC最強王者と呼ばれる日も近い。

 ◆ジョン・ジョーンズ 1987年7月19日、米ニューヨーク州ロチェスター生まれ。高校時代にレスリングで同州大会優勝。08年に格闘家デビュー。3カ月で6勝し、同年8月にUFCと契約。09年にTUFに出場して知名度がアップ。11年3月にUFCライトヘビー級王座を奪取。リーチは215センチ。サイズは193センチ、93キロ。

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オカダ「当たり前」MVP/バトル大賞

日刊バトル大賞プロレス部門のMVPを受賞したオカダ

 読者が選ぶ「第18回日刊バトル大賞」プロレス部門は、新日本のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(26)が、2年連続で最優秀選手賞(MVP)に輝いた。ベストバウトを受賞し2位に付けた中邑真輔を振り切った新時代の王者が、13年のプロレス界を席巻した。

 ファンの支持を集めたこともオカダにとっては、「当たり前」の結果だった。それでも、接戦を繰り広げた相手が同門の中邑だったことには満足顔。「それだけ新日本がずばぬけているということ。結果に一番ジェラシー感じているのは棚橋さんじゃないですか」。

 「新日本にカネの雨を降らせる」と豪語するレインメーカーの勢いは、今年に入りさらに加速した。3月に「NEW JAPAN CUP」を制すると、4月には棚橋を破りIWGP王座2度目の戴冠に成功。以降、6度の防衛を果たした。「満足できる試合をもっとできたとも思います。僕からすればカネの雨はまだパラパラです。14年以降はもっといきますよ」とさらに上のレベルを見据えた。

 来年1月4日の東京ドーム大会で行われる内藤哲也とのV7戦は、試合順を決めるファン投票により、中邑-棚橋戦に大トリを奪われた。「米国(武者修行)から帰って初めて悔しい思いをしましたね。ただ僕は、ヘビー級王者として41年の歴史が詰まった試合をするだけです」。最後に本紙にも一言。「1面を用意しておいてください。日刊さんにもカネの雨を降らせますよ(笑い)」。14年も主役の座は譲らない。【奥山将志】

 ◆オカダ・カズチカ 1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。03年4月闘龍門に入門。04年8月29日にメキシコでデビュー。07年7月新日本入門。得意技はレインメーカー、墓石式脳天くい打ち、ドロップキック。191センチ、107キロ。血液型A。

<MVP得票率>(上位4人)

 (1)オカダ・カズチカ 35%

 (2)中邑真輔 28%

 (3)KENTA 23%

 (4)曙 8%

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