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東日本ボクシング協会、興行再開へ人員提供など支援

東日本ボクシング協会は8日に理事会を開き、16日からの興行再開へ向けてのプロモーター支援策を決めた。

体温測定機を2台購入して無償貸与、検温などの人員提供、協会に支払うプロモーター費を減額する。日本プロボクシング協会からは補助金支給もされる。

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ボクシングPCR検査を導入へ 国際基準に合わせる

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は25日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、PCR検査を導入する見込みが立ったと発表した。

米国やメキシコなどでは抗体検査ではなくPCR検査が義務づけられており、国際基準に合わせる形だ。7月25日に神戸市立中央体育館で開催予定の試合では、出場選手とチーフセコンドにPCR検査を実施する見込み。JBCの安河内剛事務局長は「いろんなスポーツ界でもPCR検査に移行しているので、早期に実現したい」と話した。

関係者によると、7月16日に東京・後楽園ホールで行われる興行から導入される可能性もあるという。

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原則無観客など ボクシングは再開へ最終案まとめる

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションは18日に新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、7月から再開する興行やジム営業のガイドライン最終案をまとめた。スポーツ庁に確認後、内外へ告知する。今後も状況に応じて改定していく。

原則無観客で、客入りは各自治体の要請に準じる。7月は12日の愛知・刈谷での中日本新人王予選を皮切りに7興行で、19日の沖縄で客入れ第1弾を予定している。

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感染防止へ前日計量後に選手ホテル隔離 ボクシング

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションは11日に新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、前日計量後に選手をホテルなどに隔離すると決めた。

7月から興行再開へのガイドラインを引き続き協議。計量後の移動などでの感染防止のため、試合までは個室ですごし、食事で外出は禁止、面会なども制限する。セコンドや試合役員は今後検討する。

プロ野球などでは選手、関係者のPCR検査が導入されたが、全国で公平な環境が整っていないと、早期導入を目指すにとどまった。試合3週間前と前日計量時の抗体検査義務化は決めている。

スポーツ庁からは専門家のアドバイスを受けるよう指示された。2人が連絡会にも参加しているが、他の競技と違う特異性があり、ハードなコンタクトを意識するよう指導されている。慎重を期してガイドライン策定が遅れていたが、次回までには完成させる。7月は全国で6興行が予定されるが、そのガイドラインに沿って各興行の開催可否を判断する。

世界戦の場合は各団体と擦り合わせていくという。選手の隔離期間延長、関係者も隔離やPCR検査などが条件となる可能性がある。国内では8月21日に東京・後楽園ホールで、WBO世界フライ級3位中谷潤人(M.T)の世界初挑戦が予定されている。

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ボクシング、7月興行再開へガイドラインなど協議

左から日本プロボクシング協会新田事務局長、日本ボクシングコミッション安河内事務局長、日本協会花形会長、同山下副会長、DANGAN古沢代表(2020年2月26日撮影)

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションは5日、オンラインで新型コロナウイルス対策連絡協議会を開催した。

7月から興行再開へのガイドラインなどを協議。各興行に安全担当部署を設置し、専門知識のある主任を置くことを決めた。感染者が出た場合の対応責任者とし、メディカルシートの管理などをしていく。

また、関係者にPCR検査を受検させようという声が多く、まずはスポーツ庁に確認することになった。前日計量後は公共交通機関の利用などを回避するため、ホテルに宿泊させて管理することなどが、今後の協議課題に上がった。

7月の興行は6大会の予定となり、12日の愛知・刈谷市のあいおいホールでの中日本新人王予選6試合が再開第1弾となる。当初は名古屋市内の中日ジムで開催予定だったが、ジムでは感染予防が難しいと判断した。

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薬師寺ジムが興行中止「入場収入なければ出る一方」

薬師寺保栄会長(2016年12月23日撮影)

ボクシングの薬師寺ジムが7月12日に愛知県内で予定していた興行を中止としたことが30日、分かった。

同ジム所属のWBO世界フェザー級5位で同アジアパシフィック同級王者森武蔵(20)のノンタイトル戦をメインに計画していた。しかし、原則となる「無観客」が最大の壁となり、開催を断念せざるをえなかった。元WBC世界バンタム級王者の薬師寺保栄会長(51)は「(放映権料が見込める)テレビ中継がつくわけでもなく、入場収入がなければ出ていく一方。ファイトマネーも払えない」と苦渋の決断を語った。

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は前日29日に新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、7月からの興行再開を決めた。ただ「原則無観客」で、客入れには厳しい条件設定。実際には興行不可能な厳しい現実が示された。

将来期待の森は来春にも世界戦が計画されている。年内に2戦で世界挑戦が描かれていたが今後の興行、試合日程も「全くの白紙」(薬師寺会長)と見通しがたたない。プロ野球、Jリーグと動きだしてきたスポーツ界だが「密」を避けるのが難しいボクシング、格闘技にはまだまだ高いハードルが立ちはだかる。

森武蔵(2017年12月22日撮影)

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ボクシング客入れ興行却下も…安全優先で厳格条件

ボクシングの客入れ興行には、より厳しい条件をつけることになった。日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションは29日、オンラインで新型コロナウイルス対策連絡協議会を開催。7月から興行再開を決定したが原則無観客で、客入れにはきめ細かく厳しい条件設定の方針でまとまった。

各自治体の自粛解除が早まり、プロ野球などは7月中旬から客入れの予定だが、協会側からはより慎重論が高まったという。再流行が懸念され、興行やジムから感染者が出れば信用に関わり、社会的責任も大きいとの考えから。協会の新田事務局長は「早く試合したい気持ちは強いが安全優先」と話した。

これまでのガイドラインでは客席は前後左右を空けるとしていた。その程度の間隔でいいのか。動線、エレベーターやトイレの使用法、もぎりの方法、検温などを含めた要員確保…、会議ではさまざまな課題が上がった。屋内の中小規模会場中心の状況もあり、JBC安河内事務局長は「業界上げて、感染者を出さない努力を示していく」とした。

近日中にガイドラインを作成するが、プロモーターが提出する開催案の内容次第では、客入れ却下もありうると厳しい姿勢を打ち出した。新人王開催も正式に決定し、再開第1弾で7月12日に中日本予選開幕となる。会場の使用許可が下りずに名古屋市内の中日ジムで開催に変更となった。これも開催案を見てから判断と、あくまで予定とした。

6月1日から東京などのジム営業も解除となる。こちらもガイドラインを月内に作成して配布する。メディカルチェックシートを設け、一般会員も含めた入館者全員の検温、酸素飽和度計測、味覚障害などの症状をチェックし、安全管理を徹底する。ミット打ち、スパーリングなど実戦の対人練習は、再開前に抗体検査受検を推奨する。

現時点で確定している興行は東京・後楽園ホールでの無観客で、16日と22日の日本王座戦などに7月30日と8月2日の東日本新人王予選。他の予定は19日に沖縄、25日に神戸での西日本新人王予選で客入れを目指している。全日本新人王は来年2月に開催する。プロテストについては9月以降に再開予定とした。

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ボクシング興行再開時は抗体検査実施、前日含め2回

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会による新型コロナウイルス対策連絡協議会が21日にオンラインで開かれ、7月から興行再開時には抗体検査を実施することを決めた。

選手、セコンド、試合役員を対象に、試合3週間前と前日に2回検査する。JBC安河内事務局長は「民間でできる最大限の努力を示していく」と話した。

各自治体のスポーツ観戦解除は条件が厳しいため、原則として無観客開催を再確認した。再開後に予定する興行では、19日の沖縄開催のみ観客入場を可能とした。ジム営業も解除の最終ステップとされたが、ボクシングジムと他のスポーツジムは状況が違うことから、業界として統一ガイドラインを作成し、自治体へ理解を求めていくことになった。

他にもさまざまなガイドラインを協議したが、レフェリーのフェイスシールド着用は、動きが制限されるために取りやめた。

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ボクシング興行再開にハードル「やるのが怖く」

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションによる新型ウイルス対策連絡協議会が、15日にオンラインで行われた。7月の興行再開に向けたガイドラインが協議され、さまざまな案が出されたが、そのハードルは低くない。

正常化への前進だが、関西のあるジムの会長は「逆に(興行を)やるのが怖くなった」と話す。ボクシングは世界戦でもない限り、テレビなどの映像収益は臨めず、入場料に頼らざるをえないことからも、無観客は現実的でない。しかしいざ観客を入れての開催となれば、リングから観客席、観客席同士のソーシャルディスタンス、室内で行う試合会場だけに換気、その他レフェリージャッジ、セコンド、選手への安全管理など、課題はいとまない。

先述の会長は「いろいろシミュレーションはしています。そのたびに問題がわき起こってくる。これは(再開へ)そう簡単にいかない。時間をかけて、何回も協議していくしかないと思います」。39県で緊急事態宣言が解除され、休業自粛も緩和されてきている。一方でボクシングなど、試合会場で感染者が出れば、一気にクラスター化する恐ろしさがぬぐえない。

ファンが、何より選手が戦いが戻る日を待ちわび、じっと耐えている。出口の光はかすかに見えてきた。しかしまだ、遠い。【実藤健一】

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プロボクシング興行7月再開へガイドライン協議

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションによる新型コロナウイルス対策連絡協議会が15日にオンライン会議を開かれ、7月から興行再開へ向けたガイドラインを協議した。

岡山大神田公衆衛生学教授もオブザーバー参加し、マウスピースの取り扱いなどが注意喚起された。ミット打ちではマスクやフェースガード着用、スパーリング量削減なども求めていく。

興行は8試合まででそれ以上は2部制とし、セコンドや試合役員はマスクや手袋着用、救急車配備、観客を入れる場合は前後左右を空けた全席指定、飲食禁止、メールアドレス回収などが提案された。

レフェリーもフェースガード着用案もあるが、視野が狭くなり、集中力を欠くなど抵抗感があり、義務化は検討課題とした。今後も協議を続けて今月中に策定する。

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東日本ボクシング協会、プロモーターに補助追加決定

東日本ボクシング協会の理事会が13日、オンライン会議で開催された。3月以降に中止となった後楽園ホールでの興行に限り、プロモーターに対してキャンセル料補助の追加を決めた。日本プロボクシング協会から最大15万円補助が決まっていたが、不足分を補てんする。

また、7月から興行を再開予定だが、新たに日本王座戦の2興行の開催が申請された。東日本に限ると、16日に大橋ジムの東洋太平洋フェザー級清水と日本スパーライト級井上のダブル王座戦を皮切りに、新人王予選を含めて4興行となる。

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大橋ジムが中止要請明け初タイトル戦を7月に計画

大橋秀行会長(2020年1月31日撮影)

大橋ボクシングジムが、新型コロナウイルスの感染拡大による興行中止が続く中、初めてのタイトル戦を、7月16日に東京・後楽園ホールで計画していることが判明した。大橋秀行会長(55)が7日、明かした。

東洋太平洋フェザー級王者清水聡(大橋)が殿本恭平(勝輝)を迎え撃つ5度目の防衛戦、日本スーパーライト級王者井上浩樹(大橋)の永田大士(三迫)とのV2戦の2試合の開催を目指し、この日までに日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)に申請した。

JBCとJPBAは新型コロナウイルス対策連絡協議会を継続的に開き、6月30日までの興行中止要請を決めている。7月以降は、最初の興行として、5日に中日本新人王予選(愛知・刈谷市あいおいホール)が予定されている。

大橋会長は「選手のモチベーションを考え、無観客試合も含め、さまざまな感染予防策を考えながら開催を目指したい」と話した。

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日本プロボクシング協会 申請ジムに30万追加支給

日本プロボクシング協会は7日にオンラインで臨時理事会を開き、第2弾となる新型コロナウイルス対策支援を決めた。

自粛要請協力などを条件に補助申請したジムへ、30万円を追加で支給する。4月には全国282のジムへ一律10万円を支給していた。また、3~4月の興行を中止したプロモーターに対し、入場券などの印刷代を最大30万円補助する。会場キャンセル料は上限15万円に続く追加補助となる。

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王者8人!世界の扉開けた内山の右/渡辺会長の一撃

ボクシングWBA世界スーパーフェザー級選手権 12R、王者サルガドにパンチを放つ内山高志(右)(2010年1月11日撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~11>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。世界王者を男女で8人育てたワタナベジム渡辺均会長(70)の一撃は、内山高志氏の「サルガド戦の右ストレート」です。ジムに初めて世界王座をもたらした愛弟子の一撃は、今もジム経営の原動力になっています。(取材・構成=河合香)

▼試合VTR 内山は10年1月11日に14戦目で、WBA世界スーパーフェザー級王者フアン・カルロス・サルガド(メキシコ)に世界初挑戦した。初回からジャブで先手をとり、積極的に攻めてリードした。3回には反撃に鼻血も出すが、前に出続けてポイントも大きくリードした。最終12回も守りに入らずに攻めた。残り1分を切って、ロープに追い詰めて右ストレート。1発目は左側頭部をかすり、2発目をアゴに打ち込むとダウン。カウント8で立ち上がったが、さらに右を2発でロープへ飛ばすと、レフェリーがストップした。12回2分48秒TKOで、ジムにとって6度目の世界挑戦で悲願達成となった。内山はその後に11度防衛し、KOダイナマイトのニックネーム通りに世界戦では12試合中10試合でKOを決めた。

    ◇    ◇

忘れられないパンチはいくつもあるが、やっぱり内山の右ストレートが一番。何しろジムから初めて世界をとり、ここまで45年もジムを続けられ、今あるのも内山のおかげ。あのパンチがなければ、すべてはなかったとも言えるから。

入門前は全日本王者とはいえライト級だけに、世界はどうかなと思っていた。入門して初めてミットを受けると、ガツンと来た。重みがそれまでとは格が違った。ゲームセンターのパンチングマシンで、700キロを出して壊したのもうなずけた。世界もいけるというより、これは世界王者にしないといけないと思った。

世界が見えてきたころは、WBAはホルヘ・リナレス(帝拳)が王者。日本人とはやらないというので、チャンスは難しいと思っていた。それがサルガドに負けたことでチャンスが来た。

最終12回のインターバルで、内山に「倒してこい」と言った。もしかしたら採点は競っているかもしれない。相手は11回に弱っていた。でも、最終回だけに息を吹き返すかもしれない。3つの考えがあって、KOを狙わせた。

指示通りに内山は連打で攻めまくり、ほとんど右を決めて倒した。内山まで5度の世界挑戦は失敗し、ミスマッチと不評を買ったことも多かった。感激で初めて涙が出てきたのは忘れられない。

今は気はめいるし、これからが心配で仕方ない。世界王者も8人できたし、日本プロボクシング協会長もやらせてもらったし、年もあるし。もうやめてもいいかと思うことさえある。

ジムを開く時の目標はヨネクラジムだった。世界王者の数はあと1人で並べる。内山が世界をとった時には大学を卒業した気分と言ったが、選手のためにまだまだジムは卒業できない。もうひと踏ん張りして、あの内山のような選手を育てたい。

◆渡辺均(わたなべ・ひとし)1950年(昭25)1月5日、栃木県今市市(現日光市)生まれ。現宇都宮ジムでボクシングを始め、その時からジム経営を目標にしていた。宇都宮工卒業後は国鉄に勤務しながら、5度目の挑戦でプロテストに合格し、69年にプロデビュー。通算7勝6敗で最高ランクは日本ミドル級3位。75年に地元で念願の今市ジムを開設し、東京転勤を機に、80年には五反田に移転してワタナベジムに改称した。82年には退職してジム経営に専念し、朝8時から夜10時までの営業などで、98年には会員が800人にまで増えた。内山を皮切りに男子は内山、河野、田口、京口の4人、女子も国内公認第1号の富樫ら4人の世界王者を育てた。

12回TKOで勝利し、チャンピオンベルトを巻いて渡辺均会長(右)と喜ぶ王者を奪取した内山高志(2010年1月11日撮影)

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プロボクシングは条件付きで7月から興行再開の意向

本石昌也会長(2016年5月23日撮影)

希望がほしい-。プロボクシングは5月1日に、日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)による新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、条件付きで7月からの興行再開を目指す意向を示した。同会議に出席した西日本ボクシング協会事務局長でグリーンツダジムの本石昌也会長(44)に2日、電話取材した。

-7月に興行再開

本石会長 7月に開催するという希望です。とはいえ、今の状況でジムを開けるのは困難。関係者のだれもが(緊急事態宣言期限の)5月6日が明けたらと希望を持ってやってきた。それがここにきて、期限が延長される方向という。

-現実的な声も

本石会長 このまま(ジムを)開けずに会費を返還する状況が続けば、ジムはつぶれると多くの声を聞いています。せめてプロ(選手)だけでも、5月7日から練習を再開させてあげたい。だが、世間の情勢を鑑みると、それさえも難しく思える。

-7月開催に具体案は

本石会長 人数制限をして、立ち見客を入れない。いろいろな案は出ているが、それらを実現できる会場はなく、安全面の観点でいえば具体的には厳しい。5月4日(に予定)の政府方針を受けて、(ゴールデンウイーク明けの)7日に具体的な会議を行います。

-ジムも興行を予定

本石会長 8月9日に大阪・枚方で予定しており、これは動かしません。何より選手にとって、目標が大事。ここがぶれてしまうと選手も頼りにすべきものを失ってしまう。私自身の考えだが、準備に2カ月は必要。6月9日までには開催の可否を判断する。

人は希望、目標を持たないと生きていけない。我々の目標が5月6日までだったが、それが延ばされようとしている今、選手への目標を失わせるわけにはいかない。「7月開催」という希望を持って動く。そこはぶれずにやっていきたい。(取材・構成=実藤健一)

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ボクシング7月興行再開目指す、1カ月前に可否判断

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションによる新型コロナウイルス対策連絡協議会が1日にオンライン会議を開いて、7月から興行再開を目指すことで一致した。

国や自治体の緊急事態宣言解除が前提だが、3月に決めた試合時のガイドラインに加え、練習での感染予防策などの条件を詰めていく。現時点で新人王予選などが予定され、中日本が5日、西日本が26日、東日本が29日に開幕する。状況を見ながら、遅くとも1カ月前に可否を判断するとした。

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沼田義明「右アッパー」ロハス撃沈/大橋会長の一撃

WBC世界ジュニアライト級選手権 沼田義明(5回KO)-同級7位ラウル・ロハス 防戦一方の沼田(左)だったが、5R右アッパーカットがものの見事にアゴに決まり、ロハス(右)はスローモーションのように崩れ落ちる。沼田は初防衛(1970年9月27日撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~4>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。元WBC、WBA世界ミニマム級王者で、5人の世界王者を育てた大橋秀行氏(55=大橋ジム会長)は、沼田義明氏がロハス戦で放った「伝説の右アッパー」を挙げました。(取材・構成=奥山将志)

 ◇    ◇   

▼試合VTR 正確なボクシング技術から「精密機械」と称されたWBC世界スーパーフェザー級王者沼田義明が、1970年9月27日、初防衛戦に臨んだ。相手は西城正三にフェザー級の王座を奪われ、2階級制覇を狙うラウル・ロハス(米国)。試合は、序盤から強打のロハスがペースをにぎった。4回にロハスの強烈な右ボディーを受け、沼田がダウン。その後もコーナーに詰められるシーンが続いたが、5回にドラマが待っていた。沼田はKOを狙って出てくるロハスの打ち疲れた隙を狙い、リング中央で、逆転を狙った右アッパーを一閃(いっせん)。あごにまともに入ると、ロハスはそのまま、顔面から前のめりに崩れ落ちた。衝撃的なKOで王座を守った一戦は、国内の年間最高試合にも選ばれた。

 ◇    ◇   

試合当時、私は5歳で、当然リアルタイムの記憶はありません。初めて試合の映像を見たのは、私が現役を引退してからでした。沼田さんとテレビの解説でご一緒させていただいた縁もあり、「精密機械」と言われていた現役時代に興味を持ち、映像を見ると、本当にすごいパンチでした。

技術的には、左手のガードを下げた、やや変則的なスタイルですが、天性の運動神経と、感覚の鋭さを感じました。ヨネクラジムの松本清司トレーナーが、沼田さんのことを「あの人が本物の天才だ」と語っていたこともうなずけました。

ある日、沼田さんから「現役時代にサンドバッグなんて打ったことがない」という話を聞き、驚いたことも記憶に残っています。偉大な先輩には、常識は通用しないのでしょう。ロハス戦の右アッパーも、最近のボクシングのように小さく振り抜くのではなく、下から突き上げるような大振りなパンチ。アッパーは、打つ方もカウンターを受ける危険を伴いますが、そんな迷いは一切感じませんでした。

私が現役を引退し、指導者になったタイミングでこのパンチに出会ったことも、脳裏に焼き付いている要因の1つだと思います。技術の追求は大切ですが、ボクシングは、どれだけ劣勢であっても、一発で逆転が可能なスポーツだということ。そして、何があっても最後まで諦めてはいけないということ。私にとっては、そういう教えが詰まった一撃だったと思っています。

◆大橋秀行(おおはし・ひでゆき)1965年(昭40)3月8日、横浜生まれ。横浜高でインターハイ優勝。専大中退でヨネクラジム入りし、85年プロデビュー。86年に7戦目で世界挑戦はKO負け。90年に3度目の挑戦でWBC世界ミニマム級王座獲得。日本人の世界挑戦連敗を21で止める。92年にWBA世界同級王座獲得。94年大橋ジムを開設。日本プロボクシング協会会長なども歴任。

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ボクシング興行 6月30日まで中止期間を延長

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションによる、新型コロナウイルス対策連絡協議会が22日に都内で開かれた。

興行開催の中止を5月31日までとしていたが、6月30日まで延長した。2月に3月31日まで自粛としてから5度目の延長。これまではほぼ2週間ごとに延期してきた。「選手やプロモーターの準備への負担に、不透明な状況で判断が難しい」と1カ月延長となった。

21日には愛知県内のジム所属の選手2人が新型コロナウイルスに感染が発表された。1人は指定医療機関に入院中、もう1人は自宅療養中だが、他にもスタッフ2人が検査結果待ちで、1人が検査待機していることが報告された。

また、東日本新人王については7月29日に開幕を目指すことになった。この場合でも通常の日程を消化しきれない。仕事や親族の感染で辞退の意向を示す選手もいるため、まずは選手の出場意思を確認することになった。

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真正ジムの山下会長「来るべき時に頑張ったらええ」

18年7月、山中竜也(左)と笑顔を見せる山下正人会長

<もしもし日刊です>

元世界3階級王者の長谷川穂積らを育てた真正ジムの山下正人会長(57)が19日までに、日刊スポーツの電話取材に応じた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、日本ボクシングコミッション(JBC)は5月末までの興行自粛を要請。各ジムは休業と厳しい経営状況をしいられる中、西日本ボクシング協会会長を務める山下会長は「今は我慢。くるべき時に向けて力をためたい」と語った。

   ◇   ◇   ◇

今月10日、西日本ボクシング協会は大阪市内で理事会を開催した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で興行中止、各ジムは休業せざるをえない。先に日本プロボクシング協会が全国の加盟ジムに助成金10万円の給付を発表したが、西日本協会も独自にプラスで5万円の給付を決めた。苦しいジム経営を少しでも救いたいと計15万円となる。

西日本協会の会長でもある山下会長が経営する神戸市内の真正ジムも、8日から休館した。元世界3階級王者の長谷川に久保隼、山中竜也ら多くの世界王者を育てた名指導者はその際、選手を集めて話した。

山下会長 「また試合できる」。選手のモチベーションが落ちるんが一番心配やった。ただ、選手は意外とみんな楽観視してた感じやったけど。現状に関しては仕方ないよ。(4月中ごろには収束すると)みんなそう思ってたと思うけど、悪い方向にいってるわね。でも仕方ない、こればかりは。見えない敵が相手やし、今は我慢するしかないんちゃう。

JBCは6日、当初は5月15日までとしていた国内の興行自粛要請を5月末まで延長した。予定していた多くの興行が中止となり、西日本協会の理事会でも「せっぱ詰まった声もあがった」という。

山下会長 今はとにかく、自粛要請を守って(感染拡大を)妨げるしかないと思っている。(ジムを)再開できるなら1日でも早くと思っているが、どんな仕事でも同じ。やりたいことを取り戻すには、みんなで乗り越えるしかない。1人1人が我慢することが、大事やと思うよ。

厳しい状況もプラスにとらえたい。

山下会長 今はゆっくりしようと。来るべき時に頑張ったらええんやと。自分も今は時間あるからね。何でも知恵つけていこうと。今できるんは、そういうことちゃうかな。

戻ってくる日常を見据え、力と知恵を蓄える。【聞き手=実藤健一】

◆山下正人(やました・まさと)1962年(昭37)4月30日、兵庫県伊丹市出身。伊丹東中から村野工へ。野球部で俊足巧打の1番打者として活躍。3年夏の県大会ではベスト4と甲子園に迫った。卒業後、兵庫県警で暴力団対策の刑事。99年に民間の警備会社に移り、千里馬神戸ジムでトレーナー。長谷川穂積を世界王者に育て、05年度にトレーナーのMVP「エディ・タウンゼント賞」。07年に真正ジムをたち上げる。昨年度から西日本ボクシング協会会長。

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ボクシング興行6月以降の開催可否を26日協議

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションによる、新型コロナウイルス対策連絡協議会が9日に都内で開かれた。

興行開催は5月31日まで中止しているが、6月以降については22日に協議することになった。ジムの一般会員向けの営業は、緊急事態宣言が発令された7都府県では5月6日まで、他地区でも週末は休館で自粛を要請している。ジムや選手をサポートするため、協会のHP上で活用できそうな補助金などの情報を発信し、今後は選手の意見も吸い上げていく。

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