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4月からラウンドガールのリングイン解禁が決定

日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会は22日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、4月からラウンドガールのリングイン解禁を決めた。前日にPCR検査または当日に抗原検査での陰性証明が条件となる。

リングに入れるのは陰性だった選手、チーフセコンド、レフェリーに限られていた。ラウンドガールはリング下なら可能だったが、テレビ放送局などから興行を華やかにするために要望が出ていた。

また、緊急事態宣言全面解除を受け、興行終了時間を午後8時から午後9時に変更した。

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東日本ボクシング協会、選手1人当たり2万円支給へ

東日本ボクシング協会は17日に理事会を開き、プロモーターに出場選手1人当たり2万円の新型コロナウイルス対策補助金の支給を決めた。1月にさかのぼって6月まで。前日計量後はホテルで自主隔離の経費などの負担を援助するため。

2月のスパーリング・イベントで910万円の寄付金が集まったことが報告された。410万円は関係医療機関へ寄付し、残り500万円は日本プロボクシング協会で対応を協議する。

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元アベジムの阿部徹会長が死去 昨年5月にジム休会

阿部徹氏(09年1月5日撮影)

元アベボクシングジムの阿部徹会長が脊髄硬膜外膿瘍(のうよう)のため、2月25日に死去した。62歳だった。日本プロボクシング協会が26日に発表した。故人及び遺族の意向により、葬儀などは執り行わない。

アベジムは日本ボクシングコミッション審判員だった父幸四郎氏が、62年に調布市内に創設した。元日本バンタム級、スーパーバンタム級王者高橋直人らを育てた。92年に幸四郎会長が死去し、息子の徹氏が後を引き継いでいた。阿部会長は協会理事なども務めた。昨年5月にはジムを休会し、11月に権利を譲渡して、現在では平塚市内で湘南龍拳ジムと改称されている。

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プロボクシング3月11日興行、スポーツ庁が視察へ

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は22日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、陽性者が出た場合への事前準備をよりしっかりするよう確認した。

21日の全日本新人王決勝で2選手が陽性で試合中止となった。1人は遠征となる沖縄のジム所属だったため、隔離場所確保に手間と時間を要した。東日本地区は都内の牧田総合病院で一括してPCR検査となったが、保健所ともより連携を図るようにしていく。

また、3月11日の興行をスポーツ庁が視察することが報告された。JBCが17日に感染防止策や状況の事情聴取を受け、特に声出しなどの状況を注視している。3次補正予算から財政支援の可能性も示唆され、JBCと協会が連携して新たな取り組みを協議していく。

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矢斬佑季「気持ちの勝負」ジム初全日本新人王狙う

全日本スーパーバンタム級決勝で対戦する矢斬(左)と福永は計量パス(写真提供:日本プロボクシング協会)

ボクシングの全日本新人王決勝戦は21日、東京・後楽園ホールで無観客開催される。スーパーバンタム級決勝では、東日本新人王の矢斬(やざん)佑季(29=花形)が、西軍代表でMVPも獲得した福永宇宙(そら、23=黒潮)と対戦する。20日に都内で臨んだ前日計量では、55・3キロのリミットでパスした福永に対し、100グラム少ない55・2キロでクリアした。

四国初の全日本新人王を目指すという福永に対し、矢斬も所属ジム初となる全日本新人王の期待がかかる。85年1月に創立し、世界王者も輩出している有名ジム。所属ジム会長は現在、日本プロボクシング協会会長も務める元WB世界フライ級王者花形進氏(74)となる。矢斬は「お互いに背負うものが大きい。最後は気持ちの勝負になると思う。花形ジム35年の歴史で、僕が取らなければ誰が取るんだという気持ち。きっちりと取って後輩につなげたい」と強い決意を口にしていた。

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ボクシングのチーフセコンドも隔離に 違反行動受け

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は5日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、東日本地区の試合時のPCR検査は前日に戻すことを決めた。東京・大田区内の牧田総合病院での検査が可能となったため。

これまではJBC事務局内で職員が実施していた。陽性選手が出た場合に、保健所や興行への対応に手間取るため、2日前に繰り上げていた。検査後はホテル隔離のため、宿泊費1泊分の負担軽減にもなる。

また、検査後のチーフセコンドも選手と同様にホテル隔離することも決めた。自主隔離としていたが、違反や認識不足の行動が見られたため。

平日興行の試合開始時間の繰り上げは、原則午後5時半を限度とすることとした。緊急事態宣言中の興行は午後8時終了をメドとし、開始を早めて対応していた。早い時間帯は医師、試合役員の手配がつかないため。試合数やラウンド数が限られることになる。

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JBC関係者ら検査や計量会場の提供受ける病院視察

PCR検査、前日計量の会場となる牧田総合病院のスペースをチェックする日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会関係者

日本ボクシングコミッション(JBC)が管轄する東日本開催の興行の前日計量と新型コロナウイルスのPCR検査が2月から東京・大田区の牧田総合病院で実施される。

29日にはJBCと日本プロボクシング協会の関係者が同病院を視察。2月9日から開業するという完成間近のA、B棟に分かれる大型の新施設で、選手たちが検査と計量に臨むA棟1階の多目的スペースを確認した。最大で200人まで収容を広げられる会場となる。

昨年7月からJBC事務所で前日計量とともにPCR検査が行われていた。しかし陽性と判定されても医療機関ではないために、保健所への連絡や陽性判定後の対応などに手間取っていった。

前日計量と合わせ、同事務所で対応を継続することに限界に達していたこともあり、医療機関に依頼することで迅速な対応が可能となる。JBC安河内剛事務局長は「コロナ禍で医療機関に負担をかけたくないが、手を差し伸べていただけた。我々も安心してお任せできる」と信頼を寄せた。

2月11日に東京・後楽園ホールで開催される日本フェザー級タイトルマッチのPCR検査と前日計量から牧田総合病院で行われる。

2月からプロボクシングのPCR検査、前日計量の会場となる東京・大田区の牧田総合病院
日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会がPCR検査の委託と計量会場の提供を受ける牧田総合病院

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東日本地区でのPCR検査受け入れ病院メド JBC

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は22日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、東日本地区ではPCR検査を受け入れる都内の病院のメドがついたと報告された。

これまではJBCが検査していたが、陽性と判定されても医療機関ではないために、保健所への連絡、その後の対応などに手間取っていった。医療機関に依頼することで迅速に対応が可能となる。

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全日本新人王決勝、無観客で開催 年またいでの日程

日本プロボクシング協会理事会が12日に開かれ、21年新人王トーナメントの開催を承認した。

昨年同様に来年2月に全日本新人王決勝を予定し、開幕を遅らせて年をまたいでの日程とする。20年は各地区の開幕を3月から7月に繰り下げた。2月21日に東京・後楽園ホールで全日本新人王決勝を残すだけで、無観客での開催を予定している。

ボクシング1都3県は自粛推奨 開催なら8時終了へ

ボクシングの興行は条件付きで開催続行となった。日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は8日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開催。緊急事態宣言の1都3県について、興行自粛を推奨するものの、開催には医療体制確保を前提に午後8時終了をメドとすると決めた。

会議では中止の意見が多かったが、前回宣言時と違ってイベント中止要請はなかった。JBC安河内事務局長は「経験と知見を積み上げ、会場での感染、クラスターの発生はなかった」。日本協会新田事務局長も「自負と実績がある」と開催続行を判断した。

今後は救急時などの医療体制が確保できない可能性もある。安河内事務局長は「当日確保できずに中止もありえる。プロモーターの負担が大きいことから、自粛を推奨とした」と説明した。

他競技に比べると厳しい姿勢と言える。安河内事務局長は「コンタクトスポーツで感染の可能性は高い。屋内競技という特性もある。ボクシング界の医療機関の負担を考える意識も高い」と付け加えた。

移動が感染要因の一つから、1都3県外から出場選手の試合キャンセル希望には即時対応する。実際に鹿児島の選手から申し出があったという。入場券の販売も制限する方向となった。

宣言期間内に東京・後楽園ホールでは、タイトル戦4試合を含めて7興行が予定されている。今年は14日の東洋太平洋バンタム級王座戦が最初の興行となる。王者栗原慶太(27=一力)に元世界王者井上拓真(25=大橋)が挑戦する注目カード。興行の開始時間を早めて開催する。前回宣言時はジム運営も自粛したが、指針として午後8時で営業終了を示した。

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袴田事件の高裁差し戻し決定「大きな1歩」関係者

日本プロボクシング協会の新田渉世事務局長(2019年2月18日撮影)

最高裁が元プロボクサーの袴田巌さんの再審審理が東京高裁に差し戻しを決定したことで、日本プロボクシング協会新田渉世事務局長は「大きな1歩を刻めたという見解」を示した。協会では新田事務局長らが中心となって、長年支援活動を続けてきた。

袴田さんは66年に強盗殺人放火罪などで逮捕され、無罪を主張したものの死刑判決を受けた。14年に静岡地裁が再審開始を決定。48年ぶりに釈放されたが、東京高裁は再審を認めなかった。

最高裁の決定は、高裁の判断を不服とした袴田さんの特別抗告を受けてのもの。高裁決定差し戻しは袴田さんに有利と言える。「5人の裁判官のうち3人が差し戻しだったと聞いた。非常に心強い決定だと思う。また裁判が長引くという懸念はあるが」とコメントした。日本ボクシングコミッション安河内事務局長は「真相の一刻も早い解明を祈る」と話した。

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ボクシング興行、病院確保できない場合は許可せず

日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会が23日、新型コロナウイルス対策連絡協議会をオンラインで開いた。現在はセコンドのうちリングに入るチーフ1人のPCR検査を義務化しているが、残る2人のセコンドについても検査の必要性について協議した。試合当日に抗原検査などが検討されたが、28日をメドに全国で対応可能かなどを調査することになった。

感染が拡大している状況から、興行時の救急医療体制の確保が課題となりつつある。医療現場が逼迫(ひっぱく)して、引き受け病院が満床に近い、ICUに空きがない、救急車要請の拒否などが懸念されている。病院が確保できない場合、興行は許可できないことが確認された。

また、日本協会ではガイドラインの順守をより周知徹底するために、イラストで示すポスターを作製して、加盟する全国のジムに配布した。

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京口紘人の防衛戦中止が正式決定 開催模索も断念

WBA世界ライトフライ級王者の京口紘人

ボクシングWBA世界ライトフライ級王者京口紘人(27=ワタナベ)が、当初11月3日に予定し、時期をずらしての開催を模索していた3度目の防衛戦の中止が正式決定した。8日、所属ジムが発表した。

同2日の前日計量時に行われたPCR検査で京口、チーフセコンドが陽性判定が出たため、急きょ中止に。その後、12月中に挑戦者となっていた同級10位タノンサック・シムシー(タイ)との仕切り直しの世界戦を組む計画を進め、ワタナベジムも12月下旬、大阪府内の体育館、十分に隔離可能な施設などを用意していた。

しかし11月中旬以降、新型コロナウイルス感染が都市部を中心に拡大している中、日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会が新たなガイドラインを設定したことなどを踏まえ「選手、観戦者、スタッフ関係者などを守るため、12月に世界タイトルマッチを再設定することを断念せざるを得ないと判断しました」という。

また10月にタイから来日し、隔離生活を乗り越えて準備していたタノンサック・シムシー本人、セコンド陣、同陣営をサポートしていたグリーンツダジムの本石昌也会長には向け「ご心労ご苦労をおかけしたことをおわび申し伝えております」と謝罪。既に試合キャンセル料と経費を支払いし、今後については、両者間で取り決めを交わした上で、タイに帰国してもらう予定だという。

また隔離生活を終え、11月16日から練習を再開した京口自身の体調も回復せず、同18日から1週間程度、練習を休む状況になっていたことも報告されていた。

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ボクシング、PCR検査体制を強化、世界戦は計3回

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は、PCR検査体制の強化、見直しを図ることを決めた。

1日に新型コロナウイルス対策連絡協議会を開催。ガイドラインでは計量時の前日検査を試合前々日に繰り上げ、世界戦は合計3回、日本などの地域王座戦は2回検査を義務化する。20日の東日本新人王決勝から実施する。陽性判明時の対応、興行中止回避などダメージを最小限に抑えるため。

また、11月の関西地区での複数の興行で、警備員が注意しても大声での声援を続けたり、セコンドが検査後の自宅待機中に外出など、ガイドライン違反が頻発した。ガイドライン厳守をより徹底し、状況次第では即時試合中止など厳しい姿勢を打ち出すことも確認した。

JBC安河内事務局長は「クラスターとなる可能性もある。今後は即試合中止など厳しい対応をしていく。現状が続けば、感染拡大と違反状況から来年1月以降は興行自粛もやむを得ない」とした。日本協会新田事務局長も「現状のままでは来年はない、という厳しい覚悟で臨んでいきたい」と同調した。

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渡辺会長がコロナ感染で世界戦中止の状況など説明

東日本ボクシング協会理事会が18日にあり、新型コロナウイルス感染で世界戦を中止したワタナベジム渡辺会長も出席して、状況説明などをした。今後は日本ボクシングコミッションの質問書に対して回答を提出。それを踏まえて、ジム内および試合開催の両面で感染防止に対応していくとの説明があったという。

日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会では、新型コロナウイルス対策連絡協議会で対応を協議、実施してきた。前日計量時にPCRなどの検査を義務化している。検査を複数回受けた方がいいとの声も上がり、試合に向けて1カ月前、2週間前、2日前の3回検査などが協議されているという。

外国人選手の来日出場については、2週間の隔離という行政指示があるため、地域タイトルレベルでも依然として厳しいとの判断が示された。

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JBC事務局長、世界戦中止は「重く受け止めたい」

JBC安河内剛事務局長(2018年10月10日撮影)

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は10日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開いた。

3日に世界王者の京口紘人(ワタナベ)とトレーナーの感染により、興行再開後の国内初の男子世界戦が中止となった。JBC安河内事務局長は「興行自体の開催が難しくなると重く受け止めたい。大きな問題で看過できない」と、今後の対応やガイドライン改定などを協議した。

主催のワタナベジムにヒアリングは実施したが、感染経路、感染予防策などを調査、精査しての報告を求めることになった。

ガイドラインでは選手控室への入室制限、違反者への罰則規定の厳罰化、プロテスト受験者と出稽古に来るアマ選手にも検査の実施と届出制に改定する。

今後はより迅速に対応するため、感染対策小委員会を設置し、来週より協議、対応を進めていくことになった。

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京口は前日まで陰性 万全感染対策実らず苦渋の中止

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチの調印式を行い会見に臨むスーパー王者京口(左)と挑戦者タノンサック(右)(撮影・清水貴仁)

世界戦が新型コロナウイルスの影響で、ドタバタの末に試合前日に中止に追い込まれた。

日本ボクシングコミッション(JBC)は2日、大阪市のインテックス大阪で3日に開催予定だったWBA世界ライトフライ級タイトルマッチを、スーパー王者の王者京口紘人(26=ワタナベ)と、セコンドを務める50代男性の2人に陽性反応が出たため中止を発表。2日午前中に調印式、計量が行われ、挑戦者の同級10位タノンサック・シムシー(20=タイ)とも問題なくクリアした直後の出来事だった。

   ◇   ◇   ◇

この日午前9時半から大阪市内のホテルで調印式と記者会見、その後に計量と、世界戦前恒例のイベントをつつがなく終えた後に不測の事態は発覚した。同日のPCR検査で王者京口、セコンドを務める50代のチーフトレーナーが陽性反応を示した。2人とも無症状。感染経路は調査中で、保健所の指示を待つためホテルで隔離状態。陣営は調印式開始から7時間後の午後4時半に緊急会見。中止の決定となった。

コロナ対策は万全を施してきた。前日1日にも両者に抗原検査を実施し、陰性だったという。それが一転しての陽性反応に中止せざるをえなかった。その結果を伝え聞いた京口は「すみません」と言ったという。

光をともす試合になるはずだった。新型コロナウイルス感染症の影響で興行を中止にするなど、ボクシング界も停止してきた。無観客から徐々に再開され、今回は感染拡大後、国内では初めて外国選手を招いての世界戦。京口は3度目の防衛をかけ、後はリングで戦うだけだった。WBA、IBF世界バンタム級王者井上尚弥が米ラスベガスで鮮烈なKO防衛を飾った直後と、追い風が吹いていた。

調印式後は「日本ボクシング界の明るいニュースになる」と話していた、JBCの安河内剛事務局長も「難しさを実感している」。再開にあたり、感染予防に最善を尽くしてきた。人数制限はあるものの観客も動員予定と、ようやくこぎ着けた世界戦がドタバタの末に中止。スポーツ庁からは、来年に延期された東京オリンピック(五輪)開催への一例となる興行として関心を示されていた。

ワタナベジムの渡辺均会長は「対戦相手に大変、申し訳ない」と陳謝。タノンサックのビザが有効な年内に、試合実現を目指す意向を示した。世界戦以外の前座試合開催も検討されたが結局、すべての試合が中止となった。興行を主催するワタナベジムは「すべての払い戻しに応じる」としたが、かなりの損失を被る。それ以上にボクシングの興行の難しさが露呈された。「苦渋の決断だった」。安河内事務局長の言葉がすべてを表した。【実藤健一】

▽日本プロボクシング協会新田渉世事務局長の話 ボクシング界としては、日本ボクシングコミッションと連携してガイドライン作るなど、感染防止へ最善の努力をしてきた。世界戦が中止とは残念としか言いようがない。全国のジムに感染予防を今1度注意喚起していく。

◆京口紘人(きょうぐち・ひろと)1993年(平5)11月27日、大阪・和泉市生まれ。3歳から空手を始め、12歳からボクシングに転向。中学時代には大阪帝拳ジムで辰吉丈一郎から指導を受けた。大商大卒業後の16年4月にワタナベジムからプロデビュー。17年7月、日本最速となるデビュー1年3カ月でIBF世界ミニマム級王座を獲得。2度防衛後に王座返上。18年12月にWBA世界ライトフライ級スーパー王座を獲得し、2階級制覇を達成した。161センチ。右ボクサーファイター。

【京口の動向】

◆10月19日 東京都内ジムで練習公開。報道陣約40人には検温や消毒を実施。ジム内は換気もされていたが、本人はマスクなし。スパーリングなどを行った。「チャンスがくればKOしたい」と抱負。

◆同26日 日本外国特派員協会に招かれて都内で会見。「東京五輪も無事開催してほしい。いい影響を与えられれば。世界中でビッグファイトができるように、しっかり成功させたい」と誓った。

◆同31日 夜に大阪入り。

◆11月1日 JBC関西事務局(大阪市)で予備検診。挑戦者のタノンサックと初めて対面する。

◆同2日 午前9時30分から大阪市内のホテルで調印式と記者会見。京口は同20分ごろにひな壇に1度姿を見せて、その後に会見に臨む。

会見後、午前10時ごろに計量。新型コロナウイルス感染症予防から報道陣ら関係者と完全隔離で実施。リミットを100グラム下回る48・8キロで一発パスする。

○…王者京口は午前中の会見で、防衛に意欲を示してした。計量はリミット48・9キロを100グラム下回る48・8キロでパスしていた。「完勝するのが1番のテーマ。自分のボクシングをすれば結果はついてくる。それだけに徹底したい」と話していた。前日にWBA、IBF世界バンタム級王者井上が米ラスベガスで鮮やかなKO防衛を飾った。「同級生なんですごい刺激をもらっている。自分も頑張りたい」と話していたが、まさかの事態に巻き込まれた。

○…今回の世界戦はアマチュア側も来年の東京五輪開催の機運醸成になると意識を共有していた。入国制限の中、プロの日本ボクシングコミッション(JBC)とアマの日本ボクシング連盟が動き、スポーツ庁など関係省庁と約1カ月に及ぶ交渉で五輪につながる公益性を訴え、タイ人挑戦者の入国ビザが発給された。日本連盟の仲間達也専務理事は「国内でイベントが開催されることが(ボクシングの)盛り上げにつながる」と語っていた。挑戦者は10月7日の来日後、2週間の隔離生活を送り、両選手のPCR検査も実施。JBCの安河内剛事務局長は「あとは我々が信頼を裏切らないように試合の運営をしていく」と話していたが、その試合を目前に信頼が裏切られる結果になった。

◆海外の世界戦での新型コロナウイルス感染 WBO世界スーパーフェザー級王者ヘリング(米国)は2度延期になった。7月2日に米ラスベガスで、井上尚弥と同じ宿泊施設と試合会場が一体のザ・バブルで無観客試合の予定だった。6月23日に感染して延期となった。7月3日に再検査陰性で14日と再設定も、試合前日の13日に再感染が判明して再延期された。試合は9月5日に開催され、昨年5月に伊藤雅雪(横浜光)から王座奪取のヘリングが8回失格勝ちした。8月1日に米コネティカット州でのWBO世界スーパーバンタム級王座決定戦は、7月29日に同級1位フルトン(米国)が陽性と判明。対戦予定だった同級2位レオ(同)と、前座の予定だった同級6位ウィリアムス(同)の対戦に変更された例もある。

前日計量をクリアしポーズを取るスーパー王者京口(右)と挑戦者タノンサック(撮影・清水貴仁)

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飲酒、大声…ボクシング協会がガイドライン違反協議

日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会は15日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開いた。

13日に出場選手らから陽性者が出たことを中心に協議。東日本などはJBCがPCR検査を簡易キットで実施しているが、医療機関で受検する方策を検討していくことにした。合理性はある半面、陽性判定後の保健所の対応にタイムラグが出るため。

また、ガイドライン違反が目立つために、違反者には厳罰を科すことを再確認した。マスクを外したり、ずらして大声を上げたり、チームセコンド以外がリングイン、飲酒した関係者もいたという。来年度以降の興行維持や活発化も協議予定だったが、現状ではまだ踏み込めないと先送りとなった。

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亀田3兄弟いとこ京之介が地元大阪のハラダジム移籍

亀田京之介(19年12月22日)

ボクシング東日本新人王MVPの亀田京之介(22)が、地元大阪のハラダジムに移籍して再起する。9月16日付での移籍が9日に判明した。元世界王者の亀田3兄弟のいとこ。昨年はフェザー級で東日本新人王を制したが、全日本新人王では判定負けしていた。

亀田は浪速の「狂拳」を自称し、18年にプロデビューも2回TKO負け。その後は元世界王者内山氏にも指導を受け、昨年11月の東日本決勝で3回TKO勝ちしてMVPも獲得した。12月の全日本直前には所属の協栄ジムが休会し、日本プロボクシング協会花形会長の救済で、花形ジムに暫定移籍して出場した。

協栄ジムは協栄新宿ジムとして再出発も、亀田は移籍先を探しながら、角海老宝石ジムなどで練習していた。春には大阪に戻って、3兄弟の父に指導を受けていた。ただ、このジムは未加盟で試合に出場できないため、ハラダジムで再出発することになった。

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JBC コロナ対策ガイドライン違反者に厳罰の方針

新型コロナ流行後、関西で初めて有観客で行われたボクシング興行(2020年8月9日撮影)

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は28日に新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、ガイドライン違反者には厳罰を科す方針を打ち出した。公正性や有観客開催への影響もあるため、再犯者にはライセンス資格停止も含めた処分を下す。

これまでにはPCR検査後はホテルへ直行すべきところ、テークアウトのためにレストラン内に並んでいるところを目撃された選手がいた。JBCからは選手とクラブオーナーの会長に対し、厳重注意処分が下されている。

指定外の席や立ち見、選手が試合後に観客らと接触する場面も見られたという。東日本ボクシング協会としても繰り返し違反した協会員に対しては、当事者に事情を聴いた上で処分を協議する。

また、外国人選手の入国をスポーツ庁などと協議しているが、当面は世界戦に限定される方向という。11月3日に大阪で、WBA世界ライトフライ級王者京口(ワタナベ)が再開後初の世界戦で、タノンサック(タイ)とV3戦を予定している。こちらはすでに書類を提出済みでビザ発給待ち。入国は許可される見通しとした。

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