上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

ボクシング連盟が岡沢セオンのジムへ寄付 豪雨被害

岡沢セオン

日本ボクシング連盟は9日、来年の東京五輪男子ウエルター級代表の岡沢セオン(24=鹿児島県体協)が拠点とする、鹿児島県鹿屋市の「Wild.Bスポーツジム」にグローブなどの練習道具を寄付すると発表した。

九州南部などを襲った豪雨で被害を受けて浸水し、ランニングマシンが故障、グローブなどが泥を被るなどの被害を受けていた。九州地方のアマチュアジム、学校の被害状況を確認し、被害を受けたのは同ジムのみだった。

同連盟は試合用グローブ、ヘッドギア、バンテージ、ミット、ファウルカップ、ミット用グローブ、ボディープロテクターなどを寄付する。ジムには高校5冠王者の荒竹一真(鹿屋工)も所属している。

関連するニュースを読む

日本ボクシング連盟、新体制でも「訴訟」合戦

日本ボクシング連盟の菊池浩吉副会長が名誉を毀損(きそん)されたとして、同連盟の鶴木良夫副会長に内容証明を送付していたことが6日、複数の関係者の話で分かった。

菊池副会長のアシスタントナショナルコーチ就任に不正な手続きがあったとの指摘や、二重収入を得ているなどと流布され名誉を損なわれたとしているという。訴訟も視野に入れている。鶴木副会長側は運営を問題視した上で名誉毀損を全面的に否定。代理人弁護士を通じ、反論の内容証明を送付する準備をしている。同連盟は18年に助成金の不正流用などが指摘された山根明前会長が辞任し、体制が刷新された。

関連するニュースを読む

ボクシング全日本選手権実施へ、県予選など方法検討

日本ボクシング連盟は6日に理事会を開き、11月に墨田区体育館で開催される全日本選手権を実施する方針を固めた。

新型コロナウイルスの影響で9月までの大会は中止か延期となっていた。今後はブロック、県予選の実施方法などを検討していく。

関連するニュースを読む

山根会長「せめて2Rまで」秒殺KOの王者高橋祝福

試合後、勝者の高橋選手とポーズを決める山根会長(左)(高橋知哉インスタグラムより)

<プロボクシング:WYBC世界ヘビー級タイトルマッチ>◇31日◇京都市内

「男・山根」が久々に登場した。元日本ボクシング連盟会長の山根明氏(80)が会長を務めるWYBC(ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ)の興行が5月31日、京都市内で無観客で開催された。

メインは同ヘビー級タイトルマッチで王者高橋知哉選手が、挑戦者ダニエル・ハット(ブラジル)を秒殺の1回KO勝ち。山根会長は「ちょっとうつむいたら終わっとった。無観客やからせめて2ラウンドまで、ユーチューブで動画を流したい思たけど。勝負やからしゃあない。おめでとうさん。おおきに」と健在な山根節で勝者を祝福した。

「歴史に生まれ、歴史に生きた男」が会長となり、昨年9月にプロボクシングの新団体として発足。「80にして夢かける組織やから」と話す。「私が生きている間にもっと選手を強化したいね。選手を強くするのはプロもアマも同じ。テクニックとか、いろいろ勉強して強い選手を出していきたい。私が80になって感じたのは選手が孫の年代になっている。(そこまで関われ)ほんまに幸せな生き方できてるな思います」。

今後のビジョンは「日本国内で出られない選手を受け入れられるのは我々しかない」と話し、「近いうちに軽量級も作りたい」と夢は尽きない。

今後の興行予定は未定だがやはり、無観客は財政面で厳しいという。「興行とかタッチするのいややからその条件で引き受けている」と言いつつ、新型コロナウイルス禍が収まれば観客を入れての開催を目指し「小さな団体。これからも末末永く支援をよろしくお願いします」と頭を下げた。

試合後、勝者の高橋選手と会見に臨む山根会長(左)(高橋知哉インスタグラムより)

関連するニュースを読む

山中慎介氏「プレッシャーに打ち勝つ」特別レッスン

山中慎介氏と東京五輪代表内定選手らによるオンライン講座の様子。2段目左から2人目が山中氏

ボクシングの東京五輪日本代表らが23日、元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(37)から特別講義を受けた。「プレッシャーに打ち勝つ」をテーマにしたオンライン講座で、経験を基にしたトップ選手ならではの試合への心身の臨み方、独自のコンディションの計り方などが語られた。

同氏は日本歴代2位の12連続防衛記録を持ち、「神の左」と呼ばれた左ストレートでもリングで光り輝いた。アマチュア時代は専大で突出した結果は残せなかったが、プロ入り後に類い希なストレート系のパンチに威力を発揮し、数々のKOシーンを生んできた。講座ではその技術についても触れられるなど、選手にとってはかけがいのない時間となった。

ウエルター級の岡沢セオンは「名チャンピオンからのとても貴重なお話を聞くことができて勉強になりました。特に、良いイメージだけでなく悪いイメージもしておくことが平常心につながると言うお話を聞き、自分も取り入れようと思いました」、女子フライ級の並木月海は「1人1人戦い方も違ければ試合前のメンタルも違う。でも、なにより自分のルーティンや、やって来た事。周りで応援してくれている方々への感謝などでプレッシャーに打ち勝つ事は出来るという事が分かりました」と感謝した。

オンライン講義はコロナウイルスによる自粛期間に日本ボクシング連盟が企画し、今回が6回目。先月の初回ではWBA世界ミドル級王者の村田諒太が講師を務めた。

村田諒太が五輪代表らに精神面などオンライン指導

村田諒太

12年ロンドン・オリンピック(五輪)金メダルでWBA世界ミドル級王者の村田諒太(34=帝拳)が「金の卵」に金言を授けた。

日本ボクシング連盟が東京五輪代表らを対象に18日に開催したオンライン講座で、講師役を務めた。世界最終予選(日時、場所未定)に挑む選手も含め、質疑などに応じた。東京五輪の1年延期を考慮し、選手のモチベーション維持、知力向上を目的とした講座では、「息子が、滑り台を逆走して上まで行こうとしていましたが、なかなか登りきれず、嫁が『ゴールがもっと上だと思って、走り抜けてみなよ』と言ったら、簡単に登り切りました」などの実例を出し、精神の持ちようなども指南した。男子ウエルター級の岡沢セオンは「技術だけでなく精神面での鍛錬にも力を入れたい」と感謝するなど、大きな刺激となったようだ。

関連するニュースを読む

偉業から2年…村田諒太は唯一無二の経験伝える

18年4月15日、WBA世界ミドル級タイトルマッチの7回にブランダムラ(左)をロープ際に追い詰める村田

日本ボクシング連盟は4月15日、ロンドンオリンピック(五輪)のミドル級金メダリストで、WBA世界同級王者の村田諒太(34=帝拳)が、東京五輪内定者と世界最終予選(時期、場所未定)出場者11人を対象にしたオンライン講義を行うと発表した。

18日に、五輪を見据えた取り組み方や、質疑応答で“金言”を授ける。日本ボクシング史に金字塔を打ち立て続ける希代のボクサーが、アマチュアの「金の卵」たちの成長に一役を買うことになる。

くしくも2年前の4月15日は、村田にとってまた1つ新たな偉業を遂げた日だった。WBA王者として迎えた初の防衛戦、同級6位のイタリア人、エマヌエーレ・ブランダムラを迎えての一戦。かかっていたのは、日本人ミドル級王者として初防衛に成功するかどうか。

過去に同級王者となったのは、竹原慎二のみ。だが「広島の粗大ごみ」と呼ばれ、立身出世の物語も注目されたその先駆者は、96年6月のV1戦でウィリアム・ジョッピー(米国)にTKO負けを喫した。会場は縁の巡り合わせか、その時と同じ横浜アリーナ。1万1000人で埋まった会場の視線は、20年以上の年月を経た“リベンジ”にも注がれていた。

相手は27勝中5KOと、強打者ではないがゆえに、厄介な懸念もあった。勝率の高さは、ポイントを拾う術にたけているということも意味する。パンチがないからこそ、危険な打ち合いを避けながら、巧みに採点を稼ぐ。オーソドックススタイルながら、ワンツーが左から右ではなく、右から左につなげるタイプ。ジャブに合わせる右クロスは見栄えもいい。

村田の攻略法は、あえてジャブを多用することだった。右クロスを警戒して手数を減らすのではなく、むしろ増やした。フェイントを織り交ぜ、相手の逃げ先を狭めていくプレッシャーのかけ方は長所の1つ。イタリア人は、これまでの敵との格の違いを感じたが、ジャブに対して攻撃の起点にする余裕はなかった。「左ジャブが思った以上によく当たった」と振り返ったように、練習から繰り返したジャブで初回からペースを握った。

左から重い右ストレート、返しの左ボディーというシンプルながらも重厚なパターンで追い詰める。印象的だったのは2回からブランダムラの背中が赤く腫れていったこと。後退してロープにする擦過傷が増えていった。翻れば、その赤い線が村田のプレッシャーのすごみを印象づけていた。

「見ていて早う倒せよと思ったかもしれない。自分もそうでした」と仕留めきれずに、客席にもジレンマが満ち始めた8回。左ガードが甘くなったところに右ストレートを打ち込んでぐらつかせると、ロープ際に後退したところをさらに右。ストレートに備えて両グローブで顔の前面をカバーした挑戦者に、伸びる右フックがアゴに捉え、キャンパスにはわせた。レフェリーはすぐに試合を止めてのTKO勝ち。「最後の右は角度を変えてスッと打ち抜けた。たまたま入ったようでもそれが練習の成果なのでしょう」。完勝で日本人初の防衛を果たした。

それから2年。そのベルトを一度は手放したが、再びその手に取り返し、昨年末にはV1戦を5回TKOで飾った。新型コロナウイルスの影響でV2戦が決定するのは少し先になりそうで、その最中でのオンライン講義になる。日本人として五輪で金、プロでも世界王者という唯一無二の経験値は、これから偉業を目指そうとする後輩たちへの最高の後押しになるだろう。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

ロンドン五輪金の村田諒太が快諾、金の卵に金言伝授

村田諒太

ボクシングWBA世界ミドル級王者の村田諒太(33=帝拳)が、「金の卵」たちの特別講師を務めることになった。東京五輪代表に内定している男女6人に、今後開催される世界最終予選(日時、場所は未定)に臨む5人を加えた11人に、オンラインで対話を行う。日本ボクシング連盟の菊池浩吉副会長(55)が発案し、快諾を得た。

「五輪が1年延期されたことで心配なのは選手のモチベーションです」。そこで12年ロンドン五輪で、日本人として64年東京五輪の桜井孝雄以来となる金メダルを獲得した「日本の宝」に打診した。日頃から「アマの選手にできることがあれば、なんでも協力したい」と述べていた村田は、二つ返事で講師を引き受けてくれたという。

東京を含む7都府県に7日、緊急事態宣言が発令され、強化拠点の東京・北区のナショナルトレーニングセンター(NTC)も使用中止となった。各地で自主的に練習をする選手のため、インターネット電話「スカイプ」などのオンライン動画システムを使い、全員同時に話を聞く機会を設ける。村田はボクシングの技術だけでなく、心理学や哲学などの知識も豊富。五輪の経験だけでなく、プロでも世界の層が厚いミドル級でベルトを巻き、日本ボクシング界でも随一のキャリアを持つ。その引き出しから、不安を抱えているかもしれない選手への“金言”も聞かれそうだ。

日本連盟などは直接指導できない強化選手への対策として、他に医科学委員会のドクターによる、栄養学や減量法のオンラインでの指導なども行う計画。「金の拳」を持つ村田からの最高の協力も得て、苦境の中でも成長を期す。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

男子「阿修羅」女子「ブルーローズ」ボクシング代表

「阿修羅ジャパン」をイメージしたポーズを取る男子代表。後列左から成松、田中、森脇、前列が岡沢

日本ボクシング連盟は20日に都内で強化委員会を開き、東京オリンピック(五輪)の開催国枠の適用者3人を選出した。

男子フライ級・田中亮明(26=中京学院大中京高教)、ライト級・成松大介(30=自衛隊)、ミドル級・森脇唯人(23=自衛隊)が代表に決まった。 今月3日から11日までヨルダンで行われたアジア・オセアニア予選では、男子はウエルター級の岡沢セオン(24=鹿児島県体育協会)、女子はフライ級の並木月海(21=自衛隊)、フェザー級の入江聖奈(19=日体大)が出場枠を獲得し、内定していた。男子は開催国枠による最低限の枠数「4」のうち、自力で枠を得た岡沢をのぞく、3枠を選考。女子は2人が自力で枠を得たことで、開催国枠「2」は消滅していた。

また日本代表の愛称も決まり、男子は「阿修羅ジャパン」、女子は「ブルーローズジャパン」となった。

青い薔薇を手にする女子日本代表「ブルーローズ・ジャパン」の並木(左)と入江
東京五輪代表選手。左から入江、並木、岡沢、森脇、成松、田中

ボクシング内田会長「五輪延期やむなし」意向示す

日本ボクシング連盟の内田貞信会長(2018年9月8日撮影)

日本ボクシング連盟の内田貞信会長(47)が東京五輪について、「延期やむなし」の意向を示した。

20日、都内で開催国枠での出場者の発表会見で、新型コロナウイルスの感染拡大により大陸予選などが延期していることを聞かれ、「個人的な意見ですが、平等に力のある選手が選ばれるように、開催時期をずらしててでも、いい環境で、選手ファーストで開催してほしい」と述べた。

国際オリンピック委員会(IOC)は16日、五輪予選3大会を中止すると発表していた。欧州予選は途中で打ち切られ、今月下旬の米大陸予選(ブエノスアイレス)と、日本勢が出場枠を目指す5月の世界最終予選(パリ)も中止となっていた。

IOCは競技によっては世界ランクなどでの出場資格もほのめかすが、同会長は「世界ランクは2018年しかない。2年前。現在引退している選手もいる。選手ファーストを一番に掲げるなら、その選考方法はあり得ないと思う」との見解も示した。

関連するニュースを読む

五輪へ田中亮明「勝ちをつかみにいく」弟は田中恒成

東京五輪代表選手。左から入江、並木、岡沢、森脇、成松、田中

日本ボクシング連盟は20日に都内で強化委員会を開き、東京オリンピック(五輪)の開催国枠の適用者3人を選出した。男子フライ級・田中亮明(26=中京学院大中京高教)、ライト級・成松大介(30=自衛隊)、ミドル級・森脇唯人(23=自衛隊)が代表に決まった。

会見では、田中は「もっと攻撃的なボクシングをして、勝ちをつかみにいく姿勢を見せたい」と意気込んだ。弟はプロで史上最速の世界4階級制覇を目指す田中恒成で、兄は五輪で世界に挑む。リオデジャネイロ五輪に続く2度目の出場となる成松は「非常にうれしく思う。光栄です。一生懸命頑張りたい」、森脇は「選んでくれたからにはしっかり練習して結果で返したい」と述べた。

今月3日から11日までヨルダンで行われたアジア・オセアニア予選では、男子はウエルター級の岡沢セオン(24=鹿児島県体育協会)、女子はフライ級の並木月海(21=自衛隊)、フェザー級の入江聖奈(19=日体大)が出場枠を獲得し、内定していた。男子は開催国枠による最低限の枠数「4」のうち、自力で枠を得た岡沢をのぞく、3枠を選考。女子は2人が自力で枠を得たことで、開催国枠「2」は消滅していた。

関連するニュースを読む

ボクシング田中亮明ら3人を五輪開催国枠に選出

日本ボクシング連盟は20日に都内で強化委員会を開き、東京オリンピック(五輪)の開催国枠の適用者3人を選出した。

男子フライ級・田中亮明(26=中京学院大中京高教)、ライト級・成松大介(30=自衛隊)、ミドル級・森脇唯人(23=自衛隊)が代表に決まった。

今月3日から11日までヨルダンで行われたアジア・オセアニア予選では、男子はウエルター級の岡沢セオン(24=鹿児島県体育協会)、女子はフライ級の並木月海(21=自衛隊)、フェザー級の入江聖奈(19=日体大)が出場枠を獲得し、内定していた。男子は開催国枠による最低限の枠数「4」のうち、自力で枠を得た岡沢をのぞく、3枠を選考。女子は2人が自力で枠を得たことで、開催国枠「2」は消滅していた。

関連するニュースを読む

日本ボクシング連盟「招へい事業」はレベル向上目標

練習を行う中南米のジュニア選手ら

日本ボクシング連盟が25日、都内で会見し、中南米のジュニア選手を招いた「招へい事業」について説明した。

JSC(独立行政法人日本スポーツ振興センター)がスポーツ庁から受託している「戦略的二国間スポーツ国際貢献事業」の一環で、来年の東京オリンピック(五輪)の運営を担うIOC(国際オリンピック委員会)タスクフォースの渡辺守成座長が主導した。

22日に来日し、26日には日本のジュニア選手と親善試合を行う。日本のトップ選手も使用するナショナルトレーニングセンターを使って練習しており、来日した4人の1人で、コスタリカのカルタゴ君(13)は「井上尚弥は知っています。外国に来たのは初めて。試合の準備はしっかりできている。緊張はしていない。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

渡辺座長は「世界中のみんなが裕福なわけではない。いろんなカラーを持っている。裕福だから強い面も弱い面もある。貧しいから、もある。交流することでボクシングのレベルは上がる。僕はファミリーと呼ぶが、国際連盟が父で、その下で裕福な国が兄や姉。技術的な発展途上国が弟、妹。父がすべてを助けることはできない。いろんな国が相互交流することで発展していく」と持論を展開。日本連盟の内田会長は「過去に外国の選手を招くのは初めて。身体能力の高さ、指導面もさまざまな指導ある。日本の選手も外国の選手と話すだけで緊張すると言っており、良い経験になる」と意義を述べた。

関連するニュースを読む

山根明氏が君が代に涙、立ち上げ新団体の世界戦開催

WYBC世界ヘビー級選手権を前に君が代を聞き、感極まった表情を見せる山根明会長(撮影・加藤裕一)

前日本ボクシング連盟会長の山根明氏(79)が立ち上げたプロの新団体「ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ(WYBC)」の世界ヘビー級選手権試合が29日、京都市上京区のKBSホールで行われた。

WSCS、WNFC両プロ格闘技連盟によるグラップリング(組み技格闘技)キックボクシング、ボクシングの興行のメインイベントとして、3分×3回(延長1回あり)の2ノックダウン制で実施。WSCS同級王者高橋知哉(31)がWNFC同級王者ダニエル・ハット(37=ブラジル)を2-0判定で破り、WYBC世界ヘビー級の初代王者となった。

山根会長は試合前、純白のスーツとハット姿でリングに登場して、タイトルマッチ宣言を行った。客席から「会長~!」と声援が飛ぶと、ドスの効いた声で「おおきに!」。場内に君が代が流れると右手を胸にあて、涙を流した。

「君が代を聞いている時は久しぶりに胸がいっぱいなって涙が出ました。男として、この年になってこういう気持ちになれるのは、強く、正直に生きてきたからこそと思います」と感慨深げに話した。

WYBC世界ヘビー級初代王者高橋知哉と記念撮影を行う山根明会長(撮影・加藤裕一)
WYBC世界ヘビー級選手権の実施を宣言する山根明会長(撮影・加藤裕一)

関連するニュースを読む

元Jリーガー阿部陽輔、ボクサーとして王者目指す

茨城国体で優勝を目指す阿部(撮影・浅水友輝)

旭川市出身でサッカーJ1横浜F・マリノスなどに在籍した阿部陽輔(29=K&K)が、ボクサーとして全国王者を目指す。

28日開幕の茨城国体に男子ライトヘビー級北海道代表として出場する。一昨年の国体では代表選出後に、当時の日本ボクシング連盟のアマチュア憲章に違反することが判明して出場が白紙になった。同連盟の規定が改正されたことで公式戦出場が可能となり、満を持してリングに上がる。

   ◇   ◇   ◇

2年分のうっぷんを拳に乗せる。阿部が並々ならぬ決意で国体のリングに上がる。「目標は優勝ですね。やるからにはそこを目指したい」。元Jリーガーに甘えはない。北海道代表として戦う最初で最後の舞台。狙うは日本一のみ。現在は早朝の走り込みに週2回ジム通いで、ライトヘビー級出場のための減量中だ。

一昨年、競技開始2年で道予選を通過して国体代表に選ばれた。24歳までJリーグなどでGKとしてプレー。身長187センチのフィジカルと俊敏性はボクシングでも一級品の才能として認められた。「当時はボクシングにかけていた。五輪も視野に入れていた」。代表選出後、北海道教大岩見沢の学生として教育実習に行った先の旭川市内でも朝4時から走り込んだ。

国体開催の愛媛に向かう直前だった。GKコーチとして同行したサッカー大学選抜の韓国遠征から帰国後、道連盟から連絡が入った。競技を問わず元プロ選手はアマチュアの公式戦に出場できないという日本ボクシング連盟のアマチュア憲章に触れるため、代表取り消しとの通知だった。「死ぬほど練習してきた中でいわれ『えっ』っていう感じだった」。描いていた夢の扉が1度、閉ざされた。

「腐ったら終わりだ」。オリンピック(五輪)への道を断たれたが、すぐにキックボクシングに挑戦。18年9月にはプロテストを受け、プロを相手にTKO勝ち。12月にはプロのライセンスを手にした。その間だ。日本連盟の会長交代に伴う新体制が発足しプロ経験者の公式戦出場が認められた。「いろいろありましたけど良かったです」。再び、ボクシングの世界に戻ることになった。

今年8月の道予選で認定王者になり、“2度目の国体代表”に選出。今春には大学院に進学し、サッカー指導者としてもキャリアを積んだ。ボクサーとしては国体での全国制覇を1つの区切りにするつもりだ。戦績は1戦1勝(1KO)。「無敗の王者で終わりますよ」。最後までリングに倒れるつもりはない。【浅水友輝】

◆阿部陽輔(あべ・ようすけ)1990年(平2)5月24日、札幌市生まれ。旭川永山南小3年時にサッカーを始め、GK一筋。旭川永山南中から旭川実高に進学し、3年時に全国高校選手権道予選準優勝。同校2人目のJリーガーとして09年に横浜入団。仙台-JFL金沢(当時)を経て、タイのトライアウト挑戦後の14年2月で現役引退。横浜、仙台で公式戦出場なし。187センチ、89キロ。家族は夫人。血液型O。

茨城国体にボクシングライトヘビー級で出場する阿部(撮影・浅水友輝)

関連するニュースを読む

あるか田中恒成の兄VS高山勝成 東京五輪へ大一番

公開スパーリングを行った田中兄弟。右が世界3階級覇者の弟恒成、左が東京五輪を狙う兄亮明(撮影・加藤裕一)

世界3階級覇者田中恒成(24=畑中)の兄で、アマチュアのフライ級で東京五輪出場を狙う田中亮明(25=中京学院大中京高教諭)は、全日本選手権東海ブロック予選(31日~9月1日、岐阜)に出場する可能性が5日、判明した。

元世界主要4団体ミニマム級王者の元プロボクサー高山勝成(36=名古屋産大)が同予選に、同じ階級で出場を予定。田中が出場すれば“田中恒成の兄VS元世界主要4団体王者”という注目のカードが実現する。

田中はこの日、名古屋市内の畑中ジムで弟恒成と公開スパーリングを行い、東海ブロック予選について「試合勘の問題というか。(出場の意思は)80%ぐらい」と語り「もうエントリーはしてあるので、最終的に2、3日前に(出場か欠場か)決めます」と話した。

田中は国際試合の実績などから、日本ボクシング連盟の推薦で、すでに全日本選手権本戦の出場権を持つ。仮に東海ブロック予選に出て、負けても本戦に出場できる。一方、アマチュア実績が皆無の高山は同予選で敗退すれば、東京五輪出場は絶望的になる。

世界3階級覇者の弟、田中恒成(左)と公開スパーリングを行う東京五輪を狙う兄亮明(右)(撮影・加藤裕一)

関連するニュースを読む

高山勝成「戦う体を作ってきた」アマデビューに自信

アマチュアデビューとなる7月の全日本選手権大会の愛知県選考会を前に練習を公開する高山勝成(撮影・清水貴仁)

東京オリンピック(五輪)出場を目指す世界4団体ミニマム級王者の元プロボクサー高山勝成(36=名古屋産大)が24日、国体兼全日本選手権愛知県選考会(7月6日開幕、名古屋工学院専門学校第3体育館)でのアマチュアデビューを前に大阪市内で練習を公開した。

高山は練習前に会見。「うれしい気持ちでいっぱい。力いっぱい戦います」。五輪挑戦を掲げて17年春のプロ引退、昨年10月に日本ボクシング連盟にアマチュア登録を認められるまで、紆余(うよ)曲折を経て迎える舞台への決意を語った。

ただ、ボクシングは一時、国際ボクシング協会(AIBA)の組織運営、財政問題などで東京五輪での競技実施が危ぶまれる混迷が続いただけに、代表選考基準や手順はいまだ不透明な段階だ。一方で全日本選手権の結果が、代表選考過程で重視されることは間違いない。

会見に同席した、プロ時代から高山を支える中出博啓トレーナー(59)は「今回のデビューは、イメージとしては甲子園の地方大会1回戦。要はすべて勝たないといけないぐらいの気持ち。目指すのは(東京五輪ボクシング競技会場の)両国(国技館)の決勝ですから」と、高山の思いを代弁した。

高山はプロではミニマム級(47・6キロ以下)で活躍したが、アマチュアではフライ級(52キロ以下)を戦場にする。プロ基準なら3階級上のスーパーフライ級に該当するフィールドだが「プロでも(前日計量で)47・6キロまで落とし、51・5~52キロぐらいでリングに上がっていた」と、大きな問題ではないことを強調。むしろグローブが8オンスから10オンスとなり、しかもナックル部分が先に長くプロと形状の異なるものとなる点を重視し、トレーニングを積んできたという。

この日は中出トレーナー相手にミット打ちなどで軽快な動きを披露した。フォームも改造済みで、アマチュアで減点の対象になりがちな頭の位置の低さを解消したアップライトな構えから鋭いパンチを見せた。

また最長12ラウンドだったプロと違い、アマチュアは3ラウンドの“短期決戦”となるが、そちらも準備に抜かりはない様子。高山は「3分3ラウンドで戦う体を作ってきた。残り2週間でコンディションを整えます」とアマチュアデビューに自信を見せた。

アマチュアデビューとなる7月の全日本選手権大会の愛知県選考会を前に取材に応じる高山勝成(右)、左は中出博啓トレーナー(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

ボクシング代表決定メンバーに全国から選出の理事

日本ボクシング連盟は2日、都内で臨時理事会を開き、主要な国際大会の日本代表を最終決定するために新設した選手選考委員会のメンバーを、全国9ブロック選出の理事とすることを決めた。

従来は強化委員会が決定して理事会が最終決定機関だったが、透明性を担保するために強化委が選んだ人選を選考委に諮る体制を取る。対象は主要な国際大会で、先月下旬に存続の方針が決まった東京オリンピック(五輪)の代表も対象となる。

国際協会(AIBA)のガバナンスなどを問題視してきた国際オリンピック委員会(IOC)は、最終的に問題の改善がなされないとして、IOC委員で国際体操連盟(FIG)会長の渡辺守成氏が座長を務める特別作業部会が運営を主導することをきめており、日本連盟では運営などについても、作業部会と協議していく見通し。渡辺氏からは現在必要としていることなどを書面で求められ、審判や階級に関して危惧をしていることを列記して伝えたという。

菊池浩吉副会長は「いまは全く五輪へは白紙です」と述べた。

関連するニュースを読む

ボクシング世界選手権代表選考 元王者高山は対象外

高山勝成(2018年8月6日撮影)

日本ボクシング連盟は22日、9月にロシアで開催される世界選手権の代表選手選考方法を発表した。

本来は東京五輪の予選を兼ねる計画だったが、国際協会(AIBA)のガバナンス機能を問題視する国際オリンピック委員会(IOC)が現在までに実施の可否を決定していないため、予選とならない。

このほどAIBAからの開催概要通知があり、参加登録締め切りが6月28日となっていること、予選とならないことを鑑み、国内では一部階級で選考会を開かず、昨年度の全日本選手権優勝者を代表とすることに決めた。

実施階級別ではAIBA階級と体重区分の変更がない(幅が少ない)4階級が選考会なし。フライ級(52キロ級)は柏崎刀翔、ライト級(63キロ級)は成松大介、ウエルター級(69キロ級)は岡崎セオン、ミドル級(75キロ級)は森脇唯人が代表となる。フライ級で元世界王者の高山勝成は対象とならなかった。

フェザー級(57キロ級)はAIBA階級のバンタム級(56キロ級)とライト級(60キロ級)の上位選手4人で選考会を実施し、ライトヘビー級(81キロ級)については世界選手権大会に出場するに値するかの判断材料にするため、4人で選考会を実施する。

関連するニュースを読む

山根明前会長「無冠の帝王ch」でユーチューバーに

日本ボクシング連盟の山根明前会長

不正判定などの疑惑で世間を騒がせた日本ボクシング連盟の山根明前会長(79)が、ユーチューブ公式チャンネルを開設し、ユーチューバーデビューを果たした。

山根氏は「無冠の帝王ch」の名前でチャンネルを開設し、8日に初めてアップした「【無冠の帝王】男、山根明が真相を初激白!【youtuber】」と題した動画では、ユーチューバーデビューした理由について「テレビの取材があってもね、生放送やったら(自身の発言をそのまま)流せるんですけど、(収録では)『この問題に関してはっきり出してください』という約束をしても、流さずにして、面白半分に風呂に入ってるやつを流したりね、人をおちょくったように笑い事で批判している。そういうことがあるんで、自分で腹を決めて、今日ひとつの出発点にしました」と説明した。

山根前会長は日本連盟による除名処分についても言及。助成金の不正流用、反社会的勢力との交友の責任を取る形で昨年8月に会長を辞任したことを説明した上で、「辞任してる人間に対して、僕自身は一般市民になってるわけですから、一般市民に対して除名はなぜにするんですか?」と疑問を呈し、「『今の連盟は怖いんだぞ』と言いたい。脅しと、脅迫してるのと一緒なんですよ」と主張した。

また、過去3年間で約1700万円にのぼるとされる使途不明金については「(証拠を)全国の一般の方にもわかるように、全部、目の前に出してもらいたい。横領罪でとか、刑事告訴するとか言うんじゃなくて、先に市民の方にわかるようにしてもらいたい。僕も生活していく以上、変な方に取られるのはかなわないから、はっきりした証拠を出すべきや」と連盟側に反論した。

なお、今後のバラエティー番組への出演については、「オファーがあれば出ます。それはひとつの仕事としてやってます。遊びではありませんから。だから出る以上は、テレビ局に迷惑を掛けないように、それなりの自分の思いと、常識的な生き方をして、そのように生きていこうかなと思います」と語った。

関連するニュースを読む