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田中教仁が3・3世界初挑戦「かっこいいオヤジに」

世界初挑戦の会見を行った田中教仁(撮影・奥山将志)

ボクシングの前日本ミニマム級王者で、WBA世界同級13位の田中教仁(35=三迫)が21日、都内で会見し、3月3日にタイ・ナコンサワンで11度防衛中のWBA同級スーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(29=タイ)に世界初挑戦すると発表した。

日本ボクシングコミッションが公認する日本人のタイでの世界戦は、過去24敗1分けと勝利がないが「ネガティブな歴史に自分が終止符を打ちたい。かみ合うと思うし、ぶっ倒したい」と20戦全勝の王者からのベルト奪取に自信をみせた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、家族や知人には現地応援の自粛を促した。この日は35歳の誕生日。2人の娘を持つベテランは「勝ってかっこいいオヤジになりたい」と力を込めた。

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日本ミニマム級王者田中教仁、世界戦へ向け王座返上

田中教仁

ボクシング日本ミニマム級王者田中教仁(34=三迫)が10日、世界戦の準備のために王座を返上した。

昨年1月に日本王座を獲得し、6月に初防衛していた。世界ランクではWBC、IBFで3位、WBOで5位、WBOで11位に入っている。

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谷口将隆が再起戦を判定で飾る「毎回しょっぱい」

日本ミニマム級最強挑戦者決定戦で判定勝利した谷口将隆

<ボクシング:日本ミニマム級最強挑戦者決定戦8回戦>◇21日◇東京・後楽園ホール

日本ミニマム級1位の谷口将隆(25=ワタナベ)が同級2位石沢開(22=M・T)に3-0で判定勝利し、同級王者田中教仁(三迫)への挑戦権を獲得した。

今年2月にWBO世界同級王者サルダールに判定負けして以来7カ月ぶりの復帰戦だった。相手は6戦負けなしの強打のホープ。5回にダウンを奪われる場面もあったが、技術で上回る谷口が終始圧倒。何度もしぶとく立ち上がる石沢を仕留めることはできなかったが、力をあらためて示した。

谷口は「毎回しょっぱい試合ですみません」と笑いながらも、「勝ちきる、ということはできたかな」と胸を張った。

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田中教仁が初防衛 春口直也と2年ぶり再戦で雪辱

初防衛に成功してインタビューを受ける日本ミニマム級王者田中教仁

<プロボクシング:日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

日本ミニマム級王者田中教仁(34=三迫)が2年ぶりの再戦で雪辱し、初防衛に成功した。17年5月に判定負けした同級7位春口直也(29=橋口)と対戦。初回からペースを握り、5回には右クロスでダウンを奪った。終盤追い上げられたが、3~5ポイント差の3-0で判定勝ちした。

2年前は3度ダウンを奪うも3度目が認められず、敵地で0-2の判定負けだった。「強い相手とやっている。リベンジなんて思いだったらやられる。毎回集中していった」。言葉通りに落ち着いた試合運びで、的確にパンチを打ち込んだ。「パンチは見えていたが、むやみに突っ込まず、焦らずにいった」と振り返る。

1度は引退して5年あまりのブランクを経て、1月に初の王座を獲得した。「昔よりは羽ばたくことができた。今はホッとしたが、目指すところはここでない。もっと上にいきたい」。すでに4団体で世界ランク入りし、頂点を目標に見据えている。

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王者田中教仁、2年前敗れた因縁の挑戦者に雪辱期す

計量をパスした日本ミニマム級王者田中教仁(左)と挑戦者の春口直也(撮影・河合香)

ボクシング日本ミニマム級タイトルマッチの前日計量が12日に都内で行われた。13日に東京・後楽園ホールで初防衛戦に臨む田中教仁(34=三迫)はリミットの47・6キロ、挑戦者の同級7位春口直也(29=橋口)は47・3キロでクリアした。2人は17年5月に鹿児島で対戦し、春口が僅差の2-0で判定勝ち。2年ぶりの再戦となる。

田中は2年前に2度ダウンを奪いながらの黒星だった。「戦績以上に強く、強い相手ともやっている」。春口の実力を認める一方で「お互い2年前とは違うが、自分の方が成長している。キャリア、対応力が試される。王者の自覚を持ってリングに上がる」と話す。

1月の王座獲得ともに、4団体で世界ランク入りも果たした。前回のファイトマネーで、まずはパスポートを初めて取得した。海外も含めた挑戦での世界王者が目標だ。「判定まではいかない。KOなら誰も文句を言えない。全力でぶっ倒す」と、KO防衛で雪辱を期した。

春口は2年前には白星にも納得はしていなかった。「前回の延長戦でしっかり決着をつけたい」と決意を口にした。前回は地元鹿児島での試合だった。今回は初の後楽園ホールに「聖地だけど、完全に敵地になる。倒さないと勝てない」と意気込む。

5月からは内装業の仕事は休み、熊本、福岡、大分と九州各地に遠征してスパーリングを積んできた。試合には夫人と2人の子供ら、50人以上が応援に駆けつける。「観光気分では」と笑ったが、王者誕生となれば、ジムからも鹿児島からも初となる。「モチベーションはすごく高い」と、再戦に決着をつけてのベルト奪取を狙う。

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永野祐樹が最優秀選手賞 ボクシングCC表彰選考会

永野祐樹(2019年4月21日撮影)

ボクシングのチャンピオンカーニバル表彰選考会が13日に都内で開かれ、最優秀選手賞に日本ウエルター級王者となった永野祐樹(29=帝拳)が選ばれた。賞金30万円を獲得となった。技能賞は日本ライト級王者吉野修一郎(27=三迫)、敢闘賞は日本バンタム級王者斉藤裕太(31=花形)、殊勲賞は日本ミニマム級王者田中教仁(34=三迫)が選ばれ、賞金10万円を贈られる。

永野は4月に敵地大阪に乗り込んで、V3を狙った矢田良太(29=グリーンツダ)と対戦した。3回にダウンを奪うも、4回にダウンを奪い返された。激しい打撃戦となったが、永野が7回に連打でストップ勝ちで新王者になった。

吉野はアクセル住吉(33=関門ジャパン)を迎え撃ち、7回にダウンさせてストップ勝ち。デビューからの連勝を10に伸ばして4度目の防衛に成功した。

斉藤は昨年9月に2度目の挑戦で王座を獲得したが、直後に潰瘍性大腸炎を発症した。闘病中に暫定王者となった木村隼人(29=ワタナベ)との王座統一戦に、5回TKO勝ちで初防衛に成功した。

田中は世界ランカーの王者小野心(36=ワタナベ)を相手に、3回にダウンを奪い、8回に2度目のダウンを奪ってTKO勝ち。3度目の挑戦で初の王座獲得となった。

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王者小野心戦へ田中教仁「1カ月待てば70歳対決」

計量をパスした王者小野心(左)と挑戦者田中教仁

ボクシング日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦の前日計量が、11日に都内で行われた。初防衛戦の同級王者小野心(36=ワタナベ)、同級1位田中教仁(33=三迫)ともリミットの47・6キロでクリアした。

小野は「仕上がりは順調。相手とは1回スパーもしたが、特に印象はない」と落ち着いた表情で話した。世界に2度挑戦したこともあり、4団体で世界ランク入りしている。「世界を狙える位置にいるので、ここで終わりにしたくない。先を見据えていい勝ち方をしたい」と、三度目の正直を狙っている。

田中は長いブランクを経て、17年にジムを移籍して復帰した。昨年は東洋太平洋王座挑戦も失敗し、今回が3度目のタイトル挑戦となる。「復帰してここまで早かった。昨年も負けたが実力は上がっている」と自信を口にした。

ベテラン対決で田中は2月には34歳になる。「1カ月待ってくれれば70歳対決になったのに。世代交代とも言えない」と軽口をたたいていた。

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日向野知恵と成田佑美の王座決定戦は三者三様ドロー

引き分けに終わった成田佑美(左)と日向野知恵

<ボクシング:女子日本ミニマム級王座決定6回戦>◇31日◇東京・後楽園ホール

同級1位日向野知恵(34=スパイダー根本)と同級2位の成田佑美(29=姫路木下)の王座決定戦は、引き分けでともに王座獲得はならなかった。

矢吹純(協栄)がケガで返上しての王座決定戦。前半は日向野がプレスをかけ、成田が足を使ってかわす展開。成田が右ストレートをクリーンヒットさせて優位だった。後半は成田の足が止まり、接近戦での打ち合いになり、日向野が右を再三当てた。

ジャッジの採点は三者三様で引き分けで、王座は空位のままとなった。日向野は15戦目で、世界を含めて4度目のタイトル戦だった。経験から優位と思われたがベルトはまたお預けになった。

成田は8戦目のタイトル初挑戦で、初の後楽園ホールだった。ボクササイズを始めて4年目で悲願はならなかった。

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“修斗のカリスマ”推薦で格闘代理戦争にMIO参戦

AbemaTV「格闘代理戦争3rdシーズン」への参戦が決まったMIO(左)と佐藤ルミナ氏

RIZINなどで活躍する女性総合格闘家RENA(27=シーザージム)の後輩で、シュートボクシング日本ミニマム級王者のMIO(23=シーザージム)が、インターネットテレビ局AbemaTV「格闘代理戦争3rdシーズン」(土曜午後10時)に“修斗のカリスマ”佐藤ルミナ氏(44)の推薦選手として参戦することが2日、明らかになった。6日放送の第2話から出演する。

「格闘代理戦争」は、格闘技界の次世代スターを誕生させるべく、レジェンドや大物格闘家が若手の選手を推薦、指導する様を追う格闘ドキュメンタリー番組で、17年11月12日に1stシーズンの放送が始まった。9月29日に始まった「-3rdシーズン」は今、最も熱いと評判の“ジョシカクMMAこと、女子の総合格闘技がテーマとなった。

MIOはMMAに初挑戦する。既に佐藤氏の指導のもとで初めての練習を終え、「格闘技を始めた時に感じて以来の楽しさ」と好感触を口にしている。佐藤氏も「MIO選手と自分の、選手と指導者としての相性がいい」と話すなど、充実ぶりを隠さなかった。

「-3rdシーズン」には、亡き山本“KID”徳郁さんの弟子・辻本拳也を下し「-2ndシーズン」で優勝したユン・チャンミンを指導した秋山成勲、総合格闘家の青木真也、相撲界からも現役力士の石浦が、元修斗世界ライト級王者宇野薫のサポートを受けて初参戦を表明している。

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小野心が初防衛「ホッとした」加納に8回TKO勝ち

<ボクシング日本ミニマム級タイトル10回戦>◇24日◇東京・後楽園ホール

同級王者小野心(35=ワタナベ)が8回TKOで初防衛に成功した。同級1位加納陸(20=大成)を迎え撃ち、序盤から攻勢で8回に接近戦での連打でダウンを奪った。立ち上がってきたがさらに連打を浴びせてレフェリーがストップ。8回2分46秒TKO勝ちした。

15歳差ながらも、ともに2年前の世界挑戦経験者の対決だった。小野が序盤から左ストレートをクリーンヒットさせ、接近戦でもボディーを効かすなどで優勢に試合を進めた。

6回には左目の上をパンチ、前頭部をバッティングでカットした。8回にも偶然のバッティングで、加納がスリップダウンした。一時休憩を与えられたが、小野にセコンドがゴーサイン。小野も「弱気になっているのが分かった」と、再開後にラッシュして仕留めた。

敵地の試合が多く、後楽園ホールでは4試合ぶりだった。「久しぶりで応援も多くうれしかった。勝ててホッとした。少し強くなって帰ってこられた」と安堵(あんど)した。相手は18歳で世界挑戦した。小野は2度挑戦している。渡辺会長から「キャリアの差」と言われて「素直にうれしい」と笑みがこぼれた。

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元東洋王者徳島尚の息子空吾、デビュー戦TKO勝利

元東洋太平洋フライ級王者の父尚さん(右)とプロデビュー戦を喜ぶ徳島空吾(撮影・藤中栄二)

<プロボクシング:スーパーフライ級4回戦>◇21日◇東京・後楽園ホール

 元東洋太平洋フライ級王者で元日本ミニマム級王者の徳島尚(ひさし)氏(50)を父に持つ徳島空吾(18=ワタナベ)がTKO勝利でプロデビュー戦を飾った。

 同じくプロデビュー戦だった戸田祥司(29=横浜さくら)と拳を交え、的確なボディー打ちで相手の体力を削り、強烈な右ストレートからの連打でダウンを奪取。立ち上がった相手に連打をまとめ、2回47秒、レフェリーストップによるTKO勝利を収めた。

 大阪・枚方市から駆けつけた尚氏が見守る中でTKO勝ちし「始まる前は緊張しましたが、リングに上がったら楽しめました。練習で少しずつボディー打ちを練習していた。(KOは)チャンスがあればと思っていました」と思い通りの試合展開に満足そうな笑みを浮かべた。将来的な目標には父親のなしえなかった「世界チャンピオンです」と掲げた。尚氏は「自分はリングで楽しんだことがないので、うらやましいですね」と成長した息子の姿を頼もしそうに見つめた。

 渡辺均会長は「性格がいいし、本当にいい子。お父さんの育て方が良かったのだと思う。来年の新人王に出場させるかは相談してきめたい」と期待を寄せていた。

 ◆徳島空吾(とくしま・くうご)1999年(平11)8月22日、大阪・枚方市生まれ。元東洋太平洋フライ級王者の父尚氏の小学校時代から自宅などでボクシングの練習を開始。父が徳島スポーツボクシングジムの会長就任した小学5年から本格的にジムワークを開始する。中宮中2年時にはアンダージュニア全国大会で優勝。興国高を経て、ワタナベジムに加入。名前の由来は父の好きなアニメ「ドラゴンボール」の主人公孫悟空。身長173センチの右ボクサーファイター。

2回TKO勝ちでプロデビュー戦を飾った元東洋太平洋フライ級王者徳島尚氏の息子、空吾(右)(撮影・藤中栄二)

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小西伶弥ベルト逃す「絶対はい上がる」再挑戦誓う

カルロス・カニサレス対小西伶弥 判定負けでリングから引き揚げる小西(撮影・清水貴仁)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル

 世界初挑戦の同級2位小西伶弥(24=真正)は、同級1位カルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)に判定で敗れ、ベルトを逃した。

 3回30秒過ぎに右カウンターを浴びてダウン。4回以降は左ボディーを軸に盛り返したが攻めきれず、ジャッジ3人は5~1ポイント差でカニサレスを支持。小西も「冷静になって思うと、試合内容は相手が上回っていた。思ったより逃げるのがうまく、パンチをつなげられなかった。完敗」と認めた。

 日本ミニマム級王座を2度防衛し、15戦全勝でたどり着いた夢の舞台だった。徹底して体幹を鍛え、ワンツーを中心に連打を練習して弱点克服に努めてきたが「練習でやってきたことを出せなかった。すごく悔いが残ります」。それでも世界との距離感、わずかな差を実感できた。小西は「これが世界戦かという感覚はあったが、自分のボクシングを忘れていた。今日の負けを今後に生かすためにも、自分に厳しくもっと練習しないと。絶対はい上がります」と再挑戦を誓った。

カルロス・カニサレス対小西伶弥 11回、パンチを食らう小西(左)(撮影・清水貴仁)

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小西伶弥3・18世界初挑戦 カニサレスと無敗対決

小西伶弥(17年9月2日撮影)

 15戦無敗のWBA世界ライトフライ級2位小西伶弥(24=真正)が世界初挑戦する。同級1位カルロス・カニサレス(24=ベネズエラ)との王座決定戦を3月18日に神戸ポートピアホテルで行うことが26日、所属ジムから発表された。同僚のWBO世界ミニマム級王者山中竜也の初防衛戦とダブル世界戦となる。

 神戸市内で会見した小西は「全力で勝ちにいく。(階級を)上げることで力を発揮できる。(山中と)仲良く2人でチャンピオンとして終われれば」と意気込んだ。昨年12月に日本ミニマム級王座の2度目防衛に成功し、階級を上げての世界挑戦に照準を合わせていた。

 WBAのライトフライ級は田口良一が昨年12月にIBFとの統一王者となったため、正規王座は空位。カニサレスは16年12月に田口と引き分けた以外は19勝負けなしの強豪で、ベルトをかけた無敗対決となる。

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小浦翼、最強挑戦者とV1戦も「通過点」と自信

前日計量を終え並び立つ小浦(左)と谷口

 東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ(11月11日、後楽園ホール)の前日計量が10日に水道橋・MLBカフェで公開で行われ、初防衛戦の王者小浦翼(23=E&Jカシアス)、挑戦者の同級1位谷口将隆(23=ワタナベ)ともにパスした。

 14年全日本新人王の小浦は、極真空手歴10年のキャリアを生かして、順調に階段を上がってきた。7月の王座決定戦に勝利してプロ11戦目で初タイトルを手にし、最強挑戦者を迎えるV1戦になる。「うまいボクシングをする」と谷口の実力を認めながら、「やりやすいし、かみ合うと思う。ここは通過点。しっかりクリアして、自分の成長につなげたい」と自信をのぞかせた。

 大卒2年目の谷口は4月の日本ミニマム級王座決定戦で僅差判定負けし、プロ7戦目で初黒星を喫した。その後にフィリピンでの試合も含めて2連勝し、再びタイトルに挑む。再び巡ってきたチャンスに「明日の主役は僕です。きっちり勝つ」と宣言。「小浦はうまくて強いが、僕のほうが強い。冷静に戦いたい」と述べた。

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小西伶弥が初防衛 判定勝ちも「納得いかない」

<プロボクシング:日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇3日◇島津アリーナ京都

 日本ミニマム級王者の小西伶弥(24=真正)が、同級1位小野心(34=ワタナベ)を破り、初防衛に成功した。

 5回終了時で3-0と小西が優勢だったが「想像でやっていることと、リングでやっていることが全然違った。(小野の攻撃が)多彩で苦戦しました」と練習の成果を十分に発揮できず、徐々に苦しい展開となった。それでも、中盤以降から左ボディーでダメージを与え続け、2-0の判定勝ち。王座を守り切ったが「申し訳ない姿を見せてしまった。全然ダメ。納得いかない」と笑顔はなかった。

 山下正人会長も「今日のボクシングは相手に合わせすぎ」と辛口評価。今後については「チャンスをつくる。WBAに照準を合わせる」と世界挑戦を示唆した。

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小西伶弥が新王者「正直、ほんとに重圧」2-0判定

<日本ミニマム級王座決定戦10回戦>◇9日◇大阪・エディオンアリーナ大阪

 同級1位小西伶弥(23=真正)が同級2位谷口将隆(23=ワタナベ)を2-0(96-94、96-94、95-95)の判定で下して新王者についた。

 試合前にはそぶりを見せなかったが、「やる前から正直、ほんとに重圧でした。相手はアマエリートで正直、ホントに強くて、心のなかでびびってました」と試合後のリングで本音をもらしたが、試合展開は逆に「重圧」をかけ続けて勝利をつかんだ。

 前半から前進を続けると、谷口が接近戦につきあい始めた6回以降に勝機がきた。5回終了時点の途中採点では1-2と劣勢だったが、ここから挽回。粘り強くボディーブローを軸に手数で勝り、激しい打ち合いを制した。「全然うまいボクシングはできなかったけど、体力と手数しかないと心の中で決めていました」と全精力を長所に注ぎ込んでの戴冠となった。

 小西は13勝(5KO)、谷口は6勝(4KO)1敗となった。

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地元熊本声援が後押し新王者福原辰弥、次戦は高山と

8回、福原(左)はカジェロスに強烈な右ボディーを打ち込む(撮影・阿部健吾)

<プロボクシング:WBOミニマム級暫定王座決定戦12回戦>◇26日◇熊本・上天草市松島総合センター

 WBO世界ミニマム級2位福原辰弥(27=本田フィットネス)が同級1位モイセス・カジェロス(メキシコ)を2-1の判定で下し、初の世界戦を制した。暫定ながら熊本県内のジム所属選手で初の王座獲得は、昨年4月に地震があった郷里へ贈る最高の結果。自らも被災した苦境から立ち上がり、価値ある勝利を挙げた。今後、負傷で休養中の王者の高山勝成(仲里)との対戦が待つ。

 左目は5回から見えなかった。セコンドの声に、会場からは「フ・ク・ハ・ラ!」の大合唱が響く。熊本にこだわって開催にこぎ着けた会場に背中を押され、福原は引かなかった。「皆さんのおかげで勝つことができました!」。33年ぶりの熊本での世界戦。左目が見えなくても、こん身の左ボディーはカジェロスの腹をえぐり続け、9回には棒立ちさせた。判定での勝ち名乗りを受けると、右目だけで中空を見つめた。

 昨年4月、2度の震度7の地震に身を揺らした。小学校から公園での車中泊へ。避難生活を続け、わずかな日常に帰ったのは1週間後。ジム再開とともに、市内へロードワークに出た。「見慣れない景色ばかり」。公園には土のうが積まれ、熊本城にも被害は見て取れた。「悲しかった」。ただ、走るのはやめなかった。その先に王座があった。

 高1、停学中に本田会長の門をたたいた。「本当にしょうもないけど」とたばこでの失敗を振り返る青年は、その指導で右構えをサウスポーに変え、地元に残り、この日地元の希望となった。次は高山との統一戦が待つ。「まだ世界チャンピオンのレベルじゃない。もっと練習したい」。光はともし続ける。【阿部健吾】

 ◆福原辰弥(ふくはら・たつや)1989年(平元)5月8日、熊本市生まれ。08年にプロデビュー。15年に日本ミニマム級王座決定戦を制して新王者になり、3度防衛に成功。29戦19勝(7KO)4敗6分け。左ボクサーファイター。163センチ。

判定でカジェロスを破り勝ち名乗りを受ける福原(撮影・阿部健吾)

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世界挑戦へ大平剛が日本ミニマム級王座返上

 日本ボクシングコミッション(JBC)は2日、日本ミニマム級チャンピオンの大平剛(花形)が世界挑戦に備えるため、1日付で王座を返上したと発表した。

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大平、再起戦V3「終盤安全運転」を反省

<プロボクシング:日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

 プロボクシングの日本ミニマム級王者大平剛(30=花形)が、再起戦で3度目の防衛に成功した。同級1位岨野豊(32)と対戦。いきなりの左で攻め、追い上げをかわし、3-0で判定勝ちした。

 大みそかに世界初挑戦で高山に7回TKO負けから3カ月。「続けるかも考え、1カ月前までモチベーション上がらなかった。終盤は安全運転になった」と反省。花形会長は「世界へは攻めを勉強しないと」とハッパを掛けた。

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大平、再起戦3度目防衛成功も反省「攻撃しないと」

<プロボクシング:日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇25日◇東京・後楽園ホール

 王者大平剛(30=花形)が、再起戦で3度目の防衛に成功した。

 同級1位岨野豊(32=T&T)と対戦。序盤からいきなりの左で攻めてポイントを稼いでリード。終盤に相手の攻勢はかわして、いずれも2ポイント差の3-0で判定勝ちした。大みそかに世界初挑戦で高山に7回TKO負けから3カ月。「世界戦後は続けるかも考えた。やると決めても1カ月前までモチベーション上がらなかった」と告白。「終盤は安全運転になった。あらためて攻撃をしないといけない思った」と反省が口をついた。

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