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貴乃花親方のテレビ発言に真偽問う「正しい情報を」

日本相撲協会・八角理事長(2017年12月20日撮影)


 日本相撲協会の役員以外の親方で構成する年寄会は16日、東京・両国国技館で臨時の会合を開いた。全親方衆が対象の研修会後、場所を移して実施。元横綱日馬富士関の暴行事件で、被害に遭った貴ノ岩の師匠の貴乃花親方が、今月出演したテレビ番組で、協会の発表と異なる証言をしていることについて、真偽を問いたいという声が多くの親方衆から出た。

 会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「処分などを求めるわけではなく、説明を受けていないので正しい情報を教えてほしいという意見」と説明。八角理事長(元横綱北勝海)ら協会執行部に報告した。

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鶴竜、春場所へ「もう動き始めている。でも右手が」

全力士を集めての研修会で青学大陸上競技部の原監督の講義が行われた(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は「研修ウイーク」最終日の16日、東京・両国国技館で、箱根駅伝4連覇を達成した青学大の原晋監督(50)を講師に招き、全年寄、力士を対象にした研修会を行った。

 横綱鶴竜は、初場所千秋楽に痛めた右手薬指の回復が遅れていることを明かした。豪栄道との取組の際に脱臼していたが、この日の研修後「まだ握ることができない」と、右手で弱々しくグーをつくって説明した。まわしを引きつける際の生命線だけに「もう動き始めている。でも右手が」と、稽古こそ再開したが春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)出場には慎重だった。

鶴竜

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白鵬は春場所明言せず 両足親指は「良くも悪くも」

全力士を集めての研修会で青学大陸上競技部の原監督の講義が行われた(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は「研修ウイーク」最終日の16日、東京・両国国技館で、箱根駅伝4連覇を達成した青学大の原晋監督(50)を講師に招き、全年寄、力士を対象にした研修会を行った。

 研修会に参加した横綱白鵬は、春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)出場については明言を避けた。両足親指に痛みを訴え、1月の初場所は5日目から休場。前日15日に患部を検査したと明かしたが「良くも悪くもない。今日(16日)も少し運動したけど、また土俵に下りてみて」と、今後の回復ぶり次第で出場を決める方針だ。

横綱白鵬(17年12月27日撮影)

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不祥事続く角界へ青学大・原晋監督が「理不尽」ダメ

講義を終え会見する青学大陸上競技部の原監督(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は「研修ウイーク」最終日の16日、東京・両国国技館で、箱根駅伝4連覇を達成した青学大の原晋監督(50)を講師に招き、全年寄、力士を対象にした研修会を行った。年寄と力士の2部構成で各1時間ずつ行われ、角界の暴力問題や未来などについて、原監督の独自の目線から指摘を受けた。貴乃花親方(元横綱)と弟子の十両貴ノ岩は欠席した。

 研修会冒頭で全力士は、原監督から強い口調で訴えられた。「魅力のあるスポーツ団体にしないと、若者が相撲界に入らない。イコール相撲団体が駄目になる」。昨年11月の元横綱日馬富士関の傷害事件発覚以来、角界で続く不祥事。原監督は研修会後、「本当の厳しさだったらトライする強い精神を持った若者は多い。理不尽な厳しさを若者は求めていません。そこに理屈があるかが問題だと思う」と、指導法についても言及した。

 そんな率直な意見を、力士らはしっかりと受け止めた。横綱白鵬は「鉄人の哲学。自分の考えていることと似ていることがあった」と言えば、大関高安は「勝負するのは自分1人と思っていた。組織作りの勉強になった」。八角理事長(元横綱北勝海)は「若い親方衆にも勉強になったと思う」と振り返り、「再発防止に全力で取り組んで参ります」とあらためて引き締めた。

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青学大・原晋監督が相撲研修会、体罰問題へ持論展開

力士研修会での講義を終え会見する青学大陸上競技部の原監督(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は「研修ウイーク」最終日の16日、東京・両国国技館で全年寄、力士を対象に、箱根駅伝4連覇を達成した青学大の原晋監督(50)を講師に招いて研修会を行った。年寄、力士の2部構成でそれぞれ約1時間ずつ行われた。

 力士に向けた講習会では冒頭に「マスコミに来てもらえるのは当たり前のようで当たり前ではない。箱根駅伝も注目を浴びるがその代わり、逆に何かやらしかたらバッシングをされる。なぜなら多くの皆さんに愛されているから。皆さんも多くの皆さまに愛されているんです。そういうことは裏切られない」と強い口調で訴えた。

 冒頭のみの公開となった研修会後に原監督は、覚悟、コミュニケーション能力、ビジョン、目標設定の4つの視点で話をしたことを明かした。コミュニケーション能力に関しては「体罰の1つの要因が双方の思いが通じ合っていない。コミュニケーションが欠けているんじゃないかと思う」と、角界で途絶えることのない暴力問題の原因の1つと分析した。

 最後に「今の若い子が不祥事が続く中(角界に)魅力を感じるでしょうか。かっこいい力士、強い力士、国民から愛される力士、尊敬される力士、そういう世界に若者は夢を感じて入り込むんじゃないですか」と持論を展開した。

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大相撲“研修”に貴ノ岩欠席「連絡はありました」

貴ノ岩(2017年9月20日撮影)


 日本相撲協会が13日、東京・両国国技館で、不祥事の再発防止に関する研修会を16日まで行う「研修ウイーク」を開始した。

 尾車事業部長(元大関琴風)と担当弁護士が同席し、十両以上の約70人の関取を対象に、昨年4月に交わした誓約書の内容を再確認。30項目の中には、暴力、賭博、薬物などに関するものもあり、同事業部長は「何回もやらないといけない。こういう時期だから。再確認することが彼たちへの諸注意にもなる」と、再確認の重要性を説いた。力士側からも質問があったといい、予定を20分超えて1時間20分行われた。十両貴ノ岩は欠席したが「欠席の連絡の旨はありました」と説明。無免許運転の疑いで自宅謹慎中の十両大砂嵐も欠席した。

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力士会要望に協会が回答「力士シートはできない」

尾車親方


 日本相撲協会が13日、東京・両国国技館で、不祥事の再発防止に関する研修会を16日まで行う「研修ウイーク」を開始した。

 研修会の終わりに協会が、昨年九州場所前に行われた力士会からの提案について回答。尾車事業部長によると、場所中の力士シート設置は「公益財団法人だから力士会だけというのはできない」と説明。健康診断でのがん検診については腫瘍マーカー検査の実施を検討するとし、新年に関取衆全員による神社での必勝祈願は「来年の1月場所前に検討している」と明かした。

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相撲協会が不祥事の再発防止へ研修会 貴ノ岩は欠席

貴ノ岩(2017年9月20日撮影)


 日本相撲協会が13日、東京・両国国技館で、不祥事の再発防止に関する研修会を16日まで行う「研修ウイーク」を開始した。初日となったこの日は、十両以上の関取を対象に実施。尾車事業部長(元大関琴風)と担当弁護士が同席し、昨年4月に交わした誓約書の内容について再確認した。

 同事業部長は「何回もやらないといけない。こういう時期だから。再確認することが彼たちへの諸注意になるから」と説明した。昨年11月に元横綱日馬富士関の傷害事件が発覚してから、立行司式守伊之助のセクハラ行為や十両大砂嵐の道交法違反(無免許運転)の疑いなど、不祥事が相次いでいるだけに注意喚起を徹底して行う構えだ。

 元横綱日馬富士関の傷害事件の被害者の十両貴ノ岩は、研修会を欠席した。尾車事業部長は「欠席の旨の連絡はありました」と説明した。

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相撲協会は調査の正当性主張 貴親方TV発言意識か

1日、定例理事会に臨む貴乃花親方


 日本相撲協会は11日、元横綱日馬富士関の暴行事件について「当協会の危機管理委員会が、昨年11月30日、12月20日、12月28日と3回にわたり発表したとおりです」と報道各社に向けて文書で発表した。この時期に調査結果の正当性を改めて主張した理由に関する記述はないが、貴乃花親方(元横綱)が危機管理委の発表と、被害に遭った弟子の貴ノ岩の証言が食い違うと、7日以降に放送されたテレビ番組などで発言したことが要因とみられる。

 貴乃花親方は7日のテレビ朝日系の番組で「協会が発表することと、私が思っている真実と報告、回答してきたことは違いがある」などと発言し、貴ノ岩が軽傷であるように協会が発表したことに反論した。週刊誌や8、9日のフジテレビ系の番組でも同様に協会の発表内容に異論を唱えた。

 芝田山広報副部長(元横綱大乃国)は「訂正することはなく調査結果は真実と伝えたかった。一親方がテレビで相反する内容を…」と説明した。

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相撲協会激怒!貴乃花親方番組「無許可」テレ朝出禁

貴乃花親方(18年1月31日撮影)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)がインタビューに応じた、7日の2時間番組「独占緊急特報!! 貴乃花親方すべてを語る」を放送したテレビ朝日に、日本相撲協会が激怒した。放送から一夜明けた8日、相撲協会広報部は、同番組の放送に際して必要な申請書類が提出されず、無許可のまま放送されたと明かした。肖像権を侵害されたとし、同局への今後の対応を協議する。

 この日、両国国技館で行われた再発防止検討委員会の会見に、テレビ朝日は出入りが禁止された。前夜放送された貴乃花親方のインタビュー主体で構成された番組で、事前に申請書類が提出されなかったため。貴乃花親方が、協会批判とも受け取れる内容を含んでいたからか、テレビ朝日は無許可で放送に踏み切った。親方や力士らの肖像権を管理する協会は、確認のため6日から担当者ら複数の局員に電話したが無視されていた。

 実はテレビ朝日は1月末にも、申請書類の偽造が判明。その直後のことだけに、広報部の芝田山副部長(元横綱大乃国)は「この前、注意したばかりなのに今回こういった対応があり残念。放送を受けて現在、情報収集し、今後の対応を考えている」と、テレビ朝日に正式に抗議する準備があると明かした。フジテレビもこの日、貴乃花親方のインタビューを放送したが、事前に申請書類が提出されていた。芝田山副部長は「世界中で肖像権や権利が叫ばれている中、垂れ流しされる状況は見逃せない」とも語った。

 テレビ朝日側とはこの日連絡を取れたが、報道目的であり落ち度がないと反論されたという。前日も同局広報は「適正な取材をしたと考えております」と回答していたが、協会側は悪質なルール違反として当面は取材拒否の姿勢。番組内容も報道とはほど遠いとの見解を示している。番組では司会者が「現在までに相撲協会から回答はありません」と、協会の姿勢に疑問を投げかけるような場面もあった。これにはある協会関係者は「何の番組にどういう用途で使われるかの説明もなく、質問には答えろというのは乱暴すぎる」とあきれていた。

 テレビ朝日広報部 本日の「暴力問題再発防止検討委員会」とその記者会見について、日本相撲協会から取材を断られました。当社は、この委員会は暴力問題への取り組みの一環であって、公益性が高く、記者会見への出席などは制約されるべきものではないと考えており、今後同様の問題が生じないよう文書で申し入れました。

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日本相撲協会がテレ朝に激怒!貴親方出演は無許可

17年12月20日、臨時理事会に出席した貴乃花親方


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)がインタビューに応じた、7日の2時間番組「独占緊急特報!! 貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る」を放送したテレビ朝日に、日本相撲協会が激怒した。

 放送から一夜明けた8日、相撲協会広報部は、同番組の放送に際して必要な申請書類が提出されず、無許可のまま放送されたと明かした。

 肖像権を侵害されたとし、同局への今後の対応を協議する。

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貴乃花親方が心中告白 沈黙の理由、理事解任の真相

テレビ「独占緊急特報 !! 貴乃花親方すべてを語る」で真相を語った貴乃花親方(テレビ朝日から)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、これまで語らなかった心中を告白した。7日、テレビ朝日系列で放送した「独占緊急特報!! 貴乃花親方すべてを語る」と題した2時間番組でインタビューに応じた。

 昨年10月に発生した弟子の貴ノ岩への元横綱日馬富士関による暴行事件については、九州場所中に八角理事長(元横綱北勝海)らから被害届の取り下げを打診されたことを認めた。また、日本相撲協会の危機管理委員会の発表を否定。貴ノ岩の証言と異なるため、これまでに20通を超える反論文書を提出していたことを明かした。貴乃花親方は「当初から協会が発表することと、私が思っている真実と報告してきたこと、回答してきたことはあまりにも違いがある」と話した。貴ノ岩を軽傷とする協会発表と、重傷とする同親方の認識は違っていた。さらに「同席した力士が土俵に上がるのは神事に反する」と暗に白鵬、鶴竜らを批判した。

 この事件が起きた秋巡業中、当時巡業部長でありながら協会への報告を怠ったなどの理由で理事を解任された件も反論した。解任決定後の会見で、貴乃花親方から「分かりました」と了承したとの回答があったと発表された。だが「事実ではないです。『はい』としか言っていません」と否定。さらに「到底、その降格処分というのも、個人的に認めるべきではない」と主張した。

 関係者によると、協会には放送に際して必要な書類が申請されておらず、テレビ局側と連絡が取れていないという。番組内容について、テレビ朝日広報は「適正な取材をしたと考えております」とコメントした。

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宇良、関取復帰へ前向き「鍛え直したら膝戻るかも」

健康診断を終え両国国技館を引き揚げる宇良


 日本相撲協会の健康診断が7日、両国国技館で行われ十両宇良(25=木瀬)が受診した。

 右膝前十字靱帯(じんたい)断裂などで2場所連続全休し春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)では丸2年ぶりの幕下陥落が決定的。そんな苦境にも前向きだった。松葉づえなしで歩けるようになって約2週間たち「まだ負荷はかけられないけど徐々にリハビリをやっています」と説明。さらに「今日うれしかったことは左の握力が70キロあったこと」と話した。新十両時は50~60キロはあったが16年秋場所で骨折し手術。一時は35キロまで落ちた。「ちゃんと鍛え直したら膝も戻るかも。前より強くなって戻りたい」と関取復帰を熱望した。

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宇良が健診 握力自己最高「強くなって戻りたい」

健康診断で採血される宇良


 全力士らを対象に5日から東京・両国国技館で行われていた日本相撲協会の定期健康診断が7日、最終日を迎え、幕内の関脇御嶽海(25=出羽海)、前頭安美錦(39=伊勢ケ浜)、十両の宇良(25=木瀬)らが受診した。

 右膝前十字靱帯(じんたい)断裂などで宇良は、昨年11月の九州場所から2場所連続全休。春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)では丸2年ぶりの幕下陥落が決定的な状況ながら、久々の報道対応はいたって前向き。初場所終盤ぐらいに、松葉づえなしで歩けるようになったそうで「徐々にリハビリをやっています。まだ負荷はかけられないけど、その場で力を入れる、という練習をやってます」と現状を説明した。春場所出場は現状で明言はできないが「気持ちはいつでも出られるようにと思ってます」と話した。

 「今日、うれしかったことは…」と自ら切り出したのが左の握力が、自己最高の70キロをマークしたこと。16年秋場所中の取組で左手甲付近を骨折し、場所後に手術。その影響もあり去年は35キロだったという。「新弟子の頃は50(キロ)ぐらいで、その後は60(キロ)ぐらいまで上がったのが、ケガで落ちた。やった(ケガした)時は(握力は元に)戻らないだろうと思った。だから膝も、ちゃんと鍛え直したら(元の状態を)取り戻せるかも。前より強くなって戻りたいなと思ってます」と、たくましくなって関取に復帰することを熱望していた。

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遠藤「命は大切ですから」AED講習会で対処法学ぶ

AED講習会で実演する遠藤(右)ら追手風部屋の力士


 日本相撲協会は5日、各部屋で「AED講習会」を開始し、埼玉・草加市の追手風部屋で、講習会の様子を公開した。初場所後、この日から稽古を再開した幕内遠藤(27)ら所属力士が、熱心にAEDの使い方、街中などで心肺に異常が出た人への対処法に耳を傾けた。

 追手風部屋の全力士の前で、AEDを使って実演した遠藤は「今回が初めてではなく、何回も講習を受けていますが、常に覚えているわけではないので、定期的にやるのはいいことだと思います。講習ではできるけど、いざという時にできるかどうかは分からないので。命は大切ですから」と、しみじみと話した。

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貴乃花親方に笑顔、せんだみつおが「親方、頑張れ」

せんだみつお(左)に笑顔をみせる貴乃花親方(撮影・清水貴仁)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が3日、春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)の同部屋宿舎になる、京都・宇治市内の龍神総宮社で豆まきに参加した。前日2日は日本相撲協会理事候補選挙で落選したが、暗い表情は皆無。弟子の貴景勝らとともに明るい笑顔を振りまいた。

 貴乃花親方は、スーツの上に裃(かみしも)を着て、豆まき用に作られた壇上に姿を見せた。マイクを手に「みなさん、こんにちは。大阪場所(春場所)の宿舎で宇治の皆さんにはお世話になっております。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます」とあいさつ。終始にこやかに笑顔を振りまいていた。

 前日の理事候補選挙は、得票数が立候補者11人中最下位の2票。この日はまるで“貴乃花親方を励ます会”になった。海外旅行など豪華景品が当たる豆まきでもあり、観衆約3000人が集結。司会のタレントせんだみつおが、20台弱並んだテレビカメラを見て「おそらく、日本で一番注目されている豆まきです」と言い、観衆の笑いを誘った。

 ゲストは他に俳優片桐竜次、中野英雄、小沢和義、落語家桂きん枝、新聞詠み河内家菊水丸もいたが、ネタふりは同親方に集中。元横綱日馬富士関の暴行事件被害者、貴ノ岩の姿こそなかったが、小結貴景勝、史上初の双子関取となる貴源治、貴公俊ら弟子も参加した。同親方から理事候補選結果に関するコメントはなかったが、せんだの音頭で観衆が「親方、頑張れ!」と連呼する場面もあった。【加藤裕一】

豆まきを行う、左から貴公俊、貴源治、貴景勝、せんだみつお、貴乃花親方(撮影・清水貴仁)

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貴乃花親方が笑顔で豆まき、理事選落選には触れず

宇治市の龍神総宮社・節分祭で豆まきで司会進行役のせんだみつお(左)に笑顔をみせる貴乃花親方(中央)、右は河内家菊水丸(撮影・清水貴仁)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が3日、春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)の同部屋宿舎になる、宇治市内の龍神総宮社で豆まきに参加した。

 2日に日本相撲協会の理事候補選挙で落選したが、この日は終始にこやか。「みなさん、こんにちは。大阪場所(春場所)の宿舎で宇治の皆さんにはお世話になっております。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます」とあいさつ。選挙に関するコメントはしなかったが、弟子の小結貴景勝らとともに明るい笑顔を振りまいていた。

宇治市の龍神総宮社・節分祭で豆まきを行う貴乃花親方(撮影・清水貴仁)

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元前頭双大竜が断髪式、今後はトレーナーを目指す

断髪式に臨んだ双大竜(手前)。後方は止めばさみを入れる師匠の時津風親方(撮影・高田文太)


 元前頭の双大竜(35=時津風)が3日、東京・両国国技館で断髪式を行った。同じ時津風一門の親方衆や横綱鶴竜らも参加。約300人がはさみを入れ、最後に師匠の時津風親方(元前頭時津海)が止めばさみを入れた。故郷の福島県からも大勢の関係者が集まり、随所に声援が飛んだ。双大竜は、2時間近い式の序盤から目頭を熱くさせていた。

 身長は179センチで体重は120キロ前後と、やや細身の体形から機敏な動きを披露し、巨漢力士にも立ち向かう姿が人気だった。特に13年間の現役生活で、立ち合いの変化は1度もなく、常に真っ向勝負を挑む姿がファンの心をつかんだ。「いろいろな意見はあるけど、見に来ているお客さんにとっては、相撲を見るのがその日だけかもしれない。変化すると、ため息が漏れているのが分かるので、あっけなく負けることもあるけど、一生懸命取っている姿を見てもらいたかった」。特に地元福島県が被災した11年の東日本大震災以降は強く思うようになり、愚直に土俵と向き合った。

 15年夏場所で十両から陥落して以降、幕下で取り続けたが、相次ぐ故障もあって引退を決意した。師匠の時津風親方は「何でもコツコツとやるまじめな性格。まじめすぎると思うぐらい。今はただ『お疲れさま』『よく頑張った』という気持ちしかない」と、労をねぎらった。本人の希望をかなえるため、両国国技館で断髪式を行う段取りを踏み、この日実現した。双大竜も「国技館で断髪式をやりたかったのでありがたいです。内容の濃い13年間(の現役生活)だった。相撲界で学んだのは忍耐と、あきらめない気持ち。自分1人では乗り越えられなかったことも多かったけど、周りの人に支えてもらってここまでくることができた」と、周囲に感謝した。

 「ダンディにしてください」と依頼して仕上がった、やや長めの新たな髪形には「軽いですね」と、目を細くして笑った。今後は日本相撲協会に残らず、柔道整復師の資格取得のため、4月から3年間は都内の専門学校に通い、トレーナーなどを目指す。「けがが多かったので、そういう人の手助けになれば。あとは何らかの形で地元福島の力にもなりたい」。第2の人生でも、変化なしで真っ向勝負を挑み続けるつもりだ。

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貴乃花親方の訴え届かず、落選覚悟でも出馬した理由

日本相撲協会の理事候補選結果


 貴乃花親方(45=元横綱)が壮絶に落選した。日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙の投開票を実施。定員10人に対し、11人が立候補した理事候補選挙で貴乃花親方は最下位にとどまった。全101人の親方衆が投票したが、獲得したのは2票。初めて貴乃花一門から2人を擁立し、もう1人の阿武松親方(元関脇益荒雄)は当選したが、ダブル当選はならなかった。定員3人に対し、4人が立候補した副理事候補も、貴乃花一門に近い無所属の錣山親方(元関脇寺尾)が落選した。

 大差の落選だった。貴乃花親方に投じられたのは、わずか2票。トップで当選した高島親方(元関脇高望山)の12票とは、10票もの開きがあった。開票後間もなく、貴乃花親方は会場を出たが、いつもと変わらなかった。心情や選挙結果について問われても、無言でゆっくりと歩き、迎えの車を待った。表情を変えず、無言で国技館を去った。

 票の上積みはなかった。もともと貴乃花一門は8人。12月に時津風一門を離脱し、協力関係となった無所属の錣山親方ら3人を加えても、基礎票は11票しかない。その中で一門から阿武松親方と2人で立候補した。当選には1人9票前後必要とされ、2人で約18票には遠かった。

 さらに前回選挙でも協力関係にあり、今回は苦戦していた山響親方(元前頭巌雄)の当選も目指していた。持ち票11のうち2票は山響親方に回したとみられ、8票は阿武松親方に集め、自身は1票のみという玉砕覚悟の出馬だった。他の一門の隠れ支持者の票を当選ラインまで集めたかったが、実際には1票加わっただけ。その1票は、貴乃花親方の長男の妻の父にあたる陣幕親方(元前頭富士乃真)が投票したと見込まれる。

 初場所中から前日1日まで、4度にわたって一門会を重ねた。その中や、貴乃花親方が親しい相撲界以外の関係者からも「1度休んでみては」と、1期2年は理事を外れることを提案された。秋巡業中に起きた元横綱日馬富士関による暴行事件で、巡業部長でありながら協会への報告を怠ったなどの理由で1月4日に理事を解任された。電話に出ない、聴取に応じないなどの協会への非協力的態度は、一門の親方衆の間にも“理事に返り咲いて見返す”という空気を生まなかった。

 それでも一門会では「(親方衆に)投票してもらうことが活力になる」と力説した。自身が立候補しなければ無投票で理事が決定。将来を考えるきっかけを失うことこそ、角界の衰退につながると訴え続けた。

 今回、仮に出馬していなければ、理事会にも参加できる役員待遇委員を維持できる見込みだった。だが落選したことで、1階級下の委員に降格するのが慣例。それでも落選覚悟で出馬したのは、前日1日にウェブサイトでコメントした「自由に意見を交わせる風土を作り上げることを私の目標といたしたい」という理想を掲げるからこそ。現時点で、一門外の親方衆には説得力を持って受け止められなかった。【高田文太】

役員候補選挙を終えて引き揚げる貴乃花親方(撮影・柴田隆二)

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高島親方雪辱「一門が結束した結果」/当選親方の声

役員候補選挙を終えて引き揚げる高島親方(撮影・柴田隆二)


 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙の投開票を実施。定員10人に対し、11人が立候補した理事候補選挙で貴乃花親方は最下位にとどまった。

<当選した親方のコメント>

 ▼前回選挙で落選も、今回は12票も集めた高島親方(元関脇高望山) 一門が団結した結果。(今後に向けて)みんなで一緒にやっていかないといけない。

 ▼初当選した芝田山親方(元横綱大乃国) 与えられた仕事をきっちりとこなし、協会を支えていくことが使命。副理事としていろいろな仕事をやらせてもらい、何でも自分でやっていくことが肥やしになると感じた。何でも対応したい。

 ▼協会NO・2の事業部長を務める尾車親方(元大関琴風) しっかりと協会のために頑張るだけ。気持ちは変わらない。土俵に集中できる環境、いいものをつくっていきたい。(貴乃花親方落選の)選挙の結果についての感想はありません。

 ▼2期連続当選を果たした山響親方(元幕内巌雄) 相撲協会のために頑張るだけです。

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八角理事長4期連続当選、続投確実も喜びの声はなし

引き揚げる八角理事長(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙の投開票を実施。

 現職の八角理事長(元横綱北勝海)が、4期連続で当選した。しかし喜びの声はなく「まだ候補だから評議員会が終わってからお答えします」と、多くは語らなかった。3月26日の評議員会の承認をへて理事10人が決まり、その10人の互選で理事長が決まる。八角理事長の続投は確実だが、課題は山積みだ。昨年九州場所中に、元横綱日馬富士関の傷害事件が発覚して以降、対応なども含めて相撲協会は、世間から厳しい目で見られていた。その中で、十両大砂嵐の道交法違反(無免許運転)容疑や、14年秋に起こった春日野部屋の暴力事件が初場所中に明らかになり、さらに世間からは批判の声が大きくなっている。事態の収拾はもちろん、再発防止策などやるべきことは多い。

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錣山親方は副理事選敗北にも納得「1歩踏み出せた」

副理事候補選の結果


 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙の投開票を実施。

 16年に引き続いて投票となった副理事候補選挙で、無所属の錣山親方(元関脇寺尾)が落選した。昨年12月に時津風一門を離脱して、貴乃花一門との協力態勢で臨んだが及ばず。55歳の誕生日を飾ることはできなかったが「1歩踏み出せた。意味はすごく大きいと思う」と、結果よりも立候補したことに意味を見いだした。

 錣山親方と兄弟で副理事の座を争い初当選した井筒親方(元関脇逆鉾)は「複雑な気持ち。(兄弟で)同じ会社にいるもんじゃないなとつくづく思います」とコメントした。

役員候補選挙を終えて引き揚げる錣山親方(撮影・柴田隆二)

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阿武松親方が初当選の痛感「活力ある組織にしたい」

役員候補選挙を終え引き揚げる阿武松親方(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙の投開票を実施。理事候補選で初当選を果たした阿武松親方(56)は、貴乃花一門のトップに立つことの重みをかみしめるように、言葉を選んだ。「仕事をさせていただく可能性ができたので相撲協会の一員として、ファンの皆さんに愛される、そして活力ある組織にしたい」。いつもの柔和な顔ではない。事実上の所信表明を終始、引き締まった表情で口にした。

 一門としての痛手は負った。総帥の貴乃花親方が理事選で、志を追い合流した無所属の錣山親方は副理事選で完敗した。それは目に見える「票」という数字であり、意義は別のところにある-。無防備で選挙戦に飛び込んだ総帥の志は受け継ぐつもりだ。貴乃花親方の落選を問われて「大切な仲間、友人。今回投票していただく(投票選になる)ことが協会の活力になると思って(立候補を)届けさせていただいた。投票していただくことが大事なんです」と大義を強調した。

 現役時代、横綱千代の富士になぞらえて“白いウルフ”の異名で人気を得た。一時は部屋の不祥事などで昇格見送りなどの憂き目にあったが、心血注ぐ覚悟はできた。再び総帥の落選を受け「私が一生懸命、仕事をさせていただきたい」と力を込めた。

 ◆阿武松広生(おうのまつ・ひろお)本名・手島広生、元関脇益荒雄。1961年(昭36)6月27日、福岡県生まれ。押尾川部屋に入門し、79年春場所初土俵。85年秋場所新入幕。87年名古屋場所新関脇。90年名古屋場所限りで現役引退。年寄「錣山」から92年9月に「阿武松」を襲名し、94年10月に阿武松部屋創設。小結若荒雄(現不知火親方)、小結阿武咲らを育てた。2010年1月に二所ノ関一門を離脱し、貴乃花一門に所属。現在は巡業部、指導普及部。

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非協力的姿勢と実績の少なさ、貴乃花親方惨敗の要因

親方衆の階級


 貴乃花親方(45=元横綱)が壮絶に落選した。日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙の投開票を実施。定員10人に対し、11人が立候補した理事候補選挙で貴乃花親方は最下位にとどまった。全101人の親方衆が投票したが、獲得したのは2票。初めて貴乃花一門から2人を擁立し、もう1人の阿武松親方(元関脇益荒雄)は当選したが、ダブル当選はならなかった。

<貴乃花親方惨敗の要因>

 選挙といいながら、立候補者は公約を掲げるわけではない。一門ごとに投票数が調整される。一般市民にとっては「何のための選挙?」「これでは協会の体質は変わらない」という声が起きるのも無理はない。そんな中で貴乃花親方は、1日付で部屋のホームページで「マニフェスト」ともいうべき理想像を掲載し、世間の支持を得た。

 一方で相撲界からの反応は悪かった。票に結びつかなかったことがそれを証明している。複数の一門が貴乃花親方を警戒して緊急会合を招集。結束を乱した場合、追放をちらつかせた一門もあるなど“造反票”対策は徹底されていた。それを差し引いても2票止まりだったのは、理事解任理由にもなった、協会執行部への非協力的な姿勢とこれまで8年間の実績による。少数派のため、仮に理事会で提案しても否決されたかもしれない。だが協会執行部と対立しても、何かを成し遂げようという気概の見える場面は少なかった。

 6つある一門の親方衆にとっては、理事に1人も送り込むことができなければ自身や弟子にとって、不利に働く可能性が高まると考える。そのため、一門は結束力を高める。一般市民が期待するのは、そんな一門制度すらなくすことだと思う。

 だが今回、終わってみれば貴乃花親方は投開票前日まで一門会を開き、どこよりも一門の枠にこだわっているように映った。そんな動きが逆に、直前に各一門に緊急招集させ、一門の結束を固める、皮肉な結果となった。【高田文太】

役員候補選挙を終えて引き揚げる貴乃花親方(撮影・柴田隆二)

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落選の貴乃花親方無言で去る、八角理事長の続投確実

役員候補選挙を終えて引き揚げる貴乃花親方(撮影・柴田隆二)


 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙を実施した。全親方101人による投票が行われ、苦戦が予想された貴乃花親方(45=元横綱)は2票しか得られずに落選した。

 立候補者への投票数は以下の通り。

 ▽八角(元横綱北勝海) 11票

 ▽尾車(元大関琴風) 10票

 ▽鏡山(元関脇多賀竜) 11票

 ▽春日野(元関脇栃乃和歌) 9票

 ▽阿武松(元関脇益荒雄) 8票

 ▽山響(元前頭巌雄) 8票

 ▽出羽海(元前頭小城乃花) 9票

 ▽高島(元関脇高望山) 12票

 ▽芝田山(元横綱大乃国) 10票

 ▽境川(元小結両国) 11票

 ▽貴乃花(元横綱) 2票

 定数10の理事候補選には11人の親方が立候補し、5期連続の投票に持ち込まれた。選挙前は9票前後が当選ラインとみられ、貴乃花一門は所属する親方8人+無所属の親方3人による基礎票が合計11票。同一門からは阿武松親方(元関脇益荒雄)と貴乃花親方が立候補し、2人の当選は難しいと見込まれていた。開票の結果、阿武松親方が8票を得た一方、貴乃花親方は2票にとどまった。貴乃花親方は無言で国技館を後にした。

 理事候補者10人は、春場所後の3月26日に行われる評議員会で選任決議される。その後、理事10人による互選で理事長が決まる。今回の理事候補選の結果により、八角理事長の続投は確実となった。

 また、副理事候補選も行われた。定数3に対し、4人が立候補し、錣山親方(元関脇寺尾)が落選した。得票数は以下の通り。

 ▽錣山(元関脇寺尾) 14票

 ▽花籠(元関脇大寿山) 26票

 ▽井筒(元関脇逆鉾) 31票

 ▽藤島(元大関武双山) 30票

日本相撲協会が発表した理事候補選の結果

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貴乃花親方落選に?元朝青龍が意味深「笑いますね」

元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏


 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙を実施。注目された貴乃花親方(45=元横綱)の落選に、各方面から驚きや失望などさまざまな声があがった。

 各局情報番組は選挙結果を速報で伝えた。フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」の安藤優子キャスターは、貴乃花親方の落選に、顔をしかめて「ああーっ」と悲鳴をあげ、「『まさかそんなことは』(という結果)になりましたね。貴乃花親方がブログに書いたような相撲協会を変えていきたいっていう思いは届かないんですかね?」と落胆。「このままじゃ済まないですね。世論は絶対、このままじゃ済まない」と波紋が生じることを予想した。

 貴乃花親方の得票数がわずか2票だったことについても驚きの声があがった。日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に中継で出演した元幕内力士で歌手の大至は、「うわぁ、これはちょっとびっくりですね……。言葉がありません」と絶句。また、TBS系「ゴゴスマ」に中継で出演した作家でスポーツライターの小林信也氏は「これではっきりしたのは、貴乃花親方が政治をしなかったということ。そのことはすごくすがすがしく感じますよね。ほかの八角親方とか、票を伸ばしている方々はそういう工作を一生懸命された努力の結果でしょうね。すごく対照的だと思います」と私見をまじえて解説した。

 そうした中、元横綱朝青龍は選挙結果速報が出た直後にツイッターを更新。「笑いますね」と意味深長な言葉をつづった。

役員候補選挙を終えて引き揚げる貴乃花親方(撮影・柴田隆二)

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落選の貴乃花親方は2票、阿武松親方は8票で当選

日本相撲協会が発表した理事候補選の結果


 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙を実施した。全親方101人による投票が行われ、苦戦が予想された貴乃花親方(45=元横綱)は落選した。

 立候補者への投票数は以下の通り。

 ▽八角(元横綱北勝海) 11票

 ▽尾車(元大関琴風) 10票

 ▽鏡山(元関脇多賀竜) 11票

 ▽春日野(元関脇栃乃和歌) 9票

 ▽阿武松(元関脇益荒雄) 8票

 ▽山響(元前頭巌雄) 8票

 ▽出羽海(元前頭小城乃花) 9票

 ▽高島(元関脇高望山) 12票

 ▽芝田山(元横綱大乃国) 10票

 ▽境川(元小結両国) 11票

 ▽貴乃花(元横綱) 2票

 定数10の理事候補選には11人の親方が立候補し、5期連続の投票に持ち込まれた。選挙前は9票前後が当選ラインとみられ、貴乃花一門は所属する親方8人+無所属の親方3人による基礎票が合計11票。同一門からは阿武松親方(元関脇益荒雄)と貴乃花親方が立候補し、2人の当選は難しいと見込まれていた。

 理事候補者10人は、春場所後の3月26日に行われる評議員会で選任決議される。

役員候補選挙を終えて引き揚げる貴乃花親方(撮影・柴田隆二)

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貴乃花親方が落選 日本相撲協会の役員候補選挙

理事選が行われる年寄総会に臨む貴乃花親方(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で役員候補選挙を実施した。全親方101人による投票が行われ、苦戦が予想された貴乃花親方(45=元横綱)は落選した。

 定数10の理事候補選には11人の親方が立候補し、5期連続の投票に持ち込まれた。選挙前は9票前後が当選ラインとみられ、貴乃花一門は所属する親方8人+無所属の親方3人による基礎票が合計11票。同一門からは阿武松親方(元関脇益荒雄)と貴乃花親方が立候補し、2人の当選は難しいと見込まれていた。

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2人当選へ貴乃花一門には苦しい選挙戦/理事選展望

16年の理事選投開票結果


 日本相撲協会の役員候補選挙は今日2日、投開票が行われる。1日は東京・両国国技館に理事候補11人、副理事候補4人が立候補を届け出た。ともに定員を1人上回り投票となることが決定した。

<展望>

 現在101人の親方衆に対して11人が理事候補に立候補し、当選ラインは9票前後とされる。貴乃花一門は8人が在籍。昨年12月に時津風一門を離脱して無所属の錣山親方(元関脇寺尾)と湊親方(元前頭湊富士)、立田川親方(元小結豊真将)の3人が、一門会に参加するなど協力関係となった。基礎票は11だが、2人当選に必要とされる18票前後には遠く、足りない分は一門の枠を超えた支持者にかかっている。

 表向きには、貴乃花一門は苦しい選挙戦。他に出羽海一門の山響親方(元前頭巌雄)も苦しい展開だ。同一門から立候補した他の3人は、それぞれ自身の部屋に部屋付き親方衆が複数在籍し、基礎票がある。だが山響親方は自身と唯一部屋付きの小野川親方(元前頭北太樹)しかいない。2年前の前回選挙で協力関係にあった貴乃花一門も、今回は大幅に分配できるほど余分な票はないのが実情だ。また伊勢ケ浜一門の高島親方(元関脇高望山)も、一門の票数が当選ラインの9票。これを死守できず他の一門へ流れれば、前回に続き落選する可能性もある。

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暴力根絶へ相撲協会が再発防止検討委メンバーを発表

理事会後の会見に臨む八角理事長(撮影・小沢裕)


 日本相撲協会は1日、両国国技館で理事会を開き暴力根絶を目指す「暴力問題再発防止検討委員会」のメンバーを発表した。元検事総長の但木敬一氏や元ソフトボール女子日本代表監督の宇津木妙子氏ら委員は4人。鏡山理事ら現役、OBの協会協力員らを含め同会は13人で構成される。今月中に1回目の会合を開き5月上旬までに中間報告を、10月に最終報告書をまとめる。聞き取り方法や手順、さかのぼる期間などは委員の意見を参考にする。他の承認・報告事項は以下の通り。

 ◆減額 傷害事件を起こし引退した元横綱日馬富士関への功労金は、満額を支払わず30%カット。金額については公表しない。

 ◆自宅謹慎 道交法違反(無免許運転)容疑で長野県警から聴取されている十両大砂嵐の懲戒処分は、警察の捜査、検察の判断が出るまで自宅謹慎。過去3度の協会聴取では無免許運転を否認も「弁明の内容に疑問点が多く信用しがたい」(鏡山危機管理部長)。

 ◆示談 セクハラ問題を起こした立行司の式守伊之助は当事者間で示談成立。

 ◆付け出し 春場所で木瀬部屋から初土俵を踏む日大・木崎伸之助(21)の三段目付け出しを承認。

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