上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

白鵬が20歳貴景勝指名 正代、宇良に続き若手指名

 大相撲の春巡業は23日、東京・町田市で行われ、横綱白鵬(32=宮城野)が、朝稽古でまたも若手を指名した。

 小結正代(25)と前頭宇良(24)に続き、春場所で敢闘賞の20歳の貴景勝を指名。勢いのある若手を物ともせず14番取って全勝。力の差は歴然にも見えたが「三賞取ったしどんなものなのかなと。土俵際で押し込む力があった。勢い、実力を発揮していた」と褒め言葉がこぼれた。6場所ぶり38度目の優勝へ調整は順調ながら「コツコツとね。飛ばしすぎずに」と高ぶる気持ちを抑えた。

関連するニュースを読む

閉じる

白鵬、宇良指名5分稽古「もう少し強く当たれれば」

ぶつかり稽古で白鵬(右)に胸を借りる宇良

 大相撲の春巡業は22日、東京都八王子市で行われ、横綱白鵬(32=宮城野)が、ぶつかり稽古で前頭宇良(24=木瀬)に初めて胸を出した。

 土俵下で見ていた幕内力士による申し合い稽古が終わり、ぶつかり稽古で土俵に上がり指名したのは業師の宇良。ぶつかった瞬間にやり直しをさせたり、押し切れない宇良を何度も転がしたりと、春場所で新入幕を果たした期待の若手に約5分間稽古をつけた。

 「勢いがなかった。胸を出す方が気を使っちゃった」と少し物足りない様子。しかし、何度転がされてもすぐに立ち上がりぶつかってくる姿勢に「一生懸命やっている感じはある。もう少し強く当たれれば彼のやりたいこと、目指す相撲を磨けると思う」とこれからの伸びしろに期待した。

関連するニュースを読む

閉じる

日本国籍取得の朝赤龍が稽古「迷いはなかった」

朝稽古を終え、ちゃんこに舌鼓を打つ朝赤龍

 モンゴル出身の元関脇で春場所では西幕下9枚目の朝赤龍(35=高砂、本名バダルチ・ダシニャム)が22日、都内の高砂部屋で朝稽古を行った。朝赤龍は前日21日、法務省に申請していた日本国籍取得が、21日付の官報で告示されたことで認められた。稽古前には師匠の高砂親方(61=元大関朝潮)に、このことを報告した。

 これで引退後、親方として日本相撲協会に残ることが出来る、年寄名跡取得が可能になった。ただし今後、書類を作成し住居を構える墨田区役所に日本国籍取得の届けを出し、戸籍を作るなどの事務作業を行う必要がある。さらに名跡取得のための折衝や手続きも残されているため、進退については「今は何も考えていません。全てが終わり師匠と相談してから決める」と明言を避けた。

 昨年7月に申請を開始。朝稽古終了後、朝赤龍は「他の人は1年ぐらいかかると聞いていたので、早い方かもしれないですね。国籍を変えるのは勇気がいることですが(引退後は)協会に残りたかったので迷いはなかった。親や家族の反対もなかったです」と、ホッとした表情で話した。

 前日は夕方に、法務局の担当者から電話で認可の連絡が入ったという。今後は、その担当者と連絡を取り合い、事務作業を進める。また日本名については「モンゴルの名前のままでもいいと聞いています」と、まだ決めていないとしながらも、モンゴル名を通す考えがあることも示した。

関連するニュースを読む

閉じる

照ノ富士「悪くない」11キロ減で春巡業初土俵稽古

正代(右)と、春巡業で初めて相撲を取る大関照ノ富士

 大相撲の春巡業は21日、水戸市で行われ、大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が今巡業で初めて土俵上で稽古を行った。小結正代と相撲を取って12勝2敗。「悪くはない状態になった」と振り返った。

 決定戦で優勝を逃した春場所は13日目の鶴竜戦で両膝を痛めて「歩けなかった」という。帰国したモンゴルで治療を行い、体重も「脂肪をなくそうと思って、11キロ落として174キロ。これから増やしていく」ともう1度、強い照ノ富士をつくり上げていく。

関連するニュースを読む

閉じる

白鵬「春場所の件があって」稽古で因縁の正代を圧倒

三番稽古で正代(手前)を投げる白鵬

 大相撲の春巡業は20日、千葉県柏市で行われ、横綱白鵬(32=宮城野)が、宣言通り稽古を行った。春場所を右足裏と右太ももの負傷で途中休場し、春巡業は17日に東京・靖国神社で行われた、靖国神社奉納大相撲からの参加。その時に柏で稽古を行うと話していただけに「有言実行というか宣言通り。柏の人も喜んでくれたと思う」と笑顔を見せた。

 三番稽古の相手には「春場所の件があって」と春場所初日に負けた小結正代を指名。鋭い踏み込みで得意の右四つになると、上手投げや下手投げなど多彩な技で14番全勝と圧倒。「良かったと思う。息も上がらなかった」と満足。実は子どもとの稽古に参加予定だったため、稽古をやらないつもりだったという。しかし横綱日馬富士が関脇高安と三番稽古をするのを見て「自分もスイッチが入った」と燃えるものがあった。子どもとの稽古にも参加して「いいことだね。大いに盛り上がったと思う」と振り返った。

関連するニュースを読む

閉じる

白鵬、復帰待ち望んだファン声援に「次は自分の番」

大観衆の前で気迫のこもった表情で横綱土俵入りする白鵬

 大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の主役は俺だ。春巡業を休場していた横綱白鵬(32=宮城野)が17日、東京・靖国神社で行われた奉納大相撲で巡業に参加した。右太ももと右足裏の負傷で春場所を途中休場してから、公の場に姿を現したのは初めて。横綱土俵入りでは、復帰を待ち望んでいた約8000人の観客から歓声と拍手が湧き上がった。「思っていたより声援があった。待っていてくれてたんだな」と笑顔を見せた。

 場所後はモンゴルに帰国してリハビリを行った。初めてヨガや食事療法を取り入れたといい「自分なりに取り組んでリハビリできた。良くなっている」と復調をアピール。春場所での稀勢の里の逆転優勝に「横綱の責任を果たしてくれた」と感心し「次は自分の番という気持ち」と、6場所ぶり38度目の優勝に向けて気持ちを高ぶらせた。

関連するニュースを読む

閉じる

照ノ富士と豪栄道が巡業に合流「これからが大事」

玉鷲(左)と相撲を取る照ノ富士

 春巡業を休場していた横綱白鵬が17日、東京・靖国神社で行われた奉納大相撲で巡業に参加した。

 2大関も巡業に途中参加した。照ノ富士は、場所後に膝の治療のためモンゴルで入院。「(春場所は)終わったことなので。前向きに考えないといけない」と夏場所を見据えた。右足首の負傷で春場所を途中休場した豪栄道は「納得いかない悔しい場所だった。これからが大事」と力を込めた。

関連するニュースを読む

閉じる

負傷の稀勢の里は春巡業全休へ 玉ノ井副部長が示唆

稀勢の里(2017年3月12日撮影)

 左上腕部などを負傷している大相撲の横綱稀勢の里が16日、休場中の春巡業を全休する方向となった。

 同日に日本相撲協会巡業部の玉ノ井副部長(元大関栃東)が「(途中参加の)連絡はない。恐らく出てこないと思う」と示唆した。春巡業は30日まで行われる。

 稀勢の里は新横綱だった3月の春場所13日目に負傷。けがを押しての強行出場で優勝したが、3月27日付の診断書で「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1カ月の療養は必要」とされていた。

 4月上旬から四股などの稽古は既に再開。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「(5月の)夏場所に向け、今はけがを治すことに専念してもらいたい」と述べた。

 玉ノ井副部長は故障により春巡業を休場している横綱白鵬と豪栄道、照ノ富士の2大関が、17日に東京・靖国神社で行われる奉納相撲から合流することを明らかにした。

関連するニュースを読む

閉じる

日馬富士33歳誕生日「相撲を取るのが僕の幸せ」

部屋の関取衆と一緒に誕生日ケーキのろうそくの火を消す日馬富士(中央)。左から、照強、誉富士、1人おいて安美錦、宝富士

 大相撲の春巡業は14日、長野県松本市で行われ、横綱日馬富士(伊勢ケ浜)が33回目の誕生日を迎えた。

 同部屋の前頭宝富士、十両誉富士、安美錦、照強らから誕生日ケーキとバースデーソングを贈られて「いろんな方々の出会いと応援と支えのもと33歳を迎えることができた。感謝の気持ちで一杯です」と笑顔で話した。春場所後に左膝と右肘に痛みが出て、巡業では満足する稽古ができておらず「ケガが多くて心配をかけているけれど支えてくれている人に感謝したい。土俵に上がって相撲を取るのが僕の幸せ。お客さんの声援がいい薬」としみじみと話した。

関連するニュースを読む

閉じる

横綱白鵬「リハビリきつかった」 モンゴルから帰国

 右太ももなどの負傷で大相撲の春巡業を休場中の横綱白鵬が12日、治療のために帰国していたモンゴルから再来日し、17日の東京・靖国神社での奉納相撲から巡業に出場する意向を示した。「リハビリは本当にきつかった。太ももはだいぶ良くなった。いい状態で春巡業に参加したい」と話した。

 約1週間の滞在でヨガや食事療法も行ったという。白鵬は3月の春場所で右太ももや古傷の右足親指を痛めたため、5日目から途中休場した。

関連するニュースを読む

閉じる

日馬富士「顔張られて強くなる」朝乃山と20分稽古

ぶつかり稽古で、新十両の朝乃山(左)を鍛える横綱日馬富士(撮影・今村健人)

 大相撲の春巡業は9日、静岡市で行われ、横綱が新十両に相撲の厳しさを教えた。

 土俵に上がった日馬富士(32=伊勢ケ浜)がぶつかり稽古で指名したのは、春場所で新十両ながら10勝5敗と優勝決定戦まで歩を進めた朝乃山(23=高砂)だった。ざんばら髪の有望力士に胸を出す。押し方も指導する。始めは順調だった。

 しかし、すぐに体力がなくなり、あまりにも休みがちになってきた期待の若手。転がされた後で一向に起き上がれない姿に、周囲の力士や土俵下の親方からも厳しい声が飛んだ。日馬富士も決してやめず、あらん限りの力を出させた。結局、ぶつかり稽古は20分間にも及んだ。

 日馬富士は「良い思い出になって、強くなってくれれば」としたが、20分間と聞くと「半分くらいは休んでいたんじゃないか。ついつい、昔の自分や白鵬関、稀勢の里とかと比べちゃう。おれたちは横綱に胸を出してもらったら、命懸けで必死だった。休んでいる場合じゃなかった。自分たちが上がったころは、すごく厳しかったからね」と述懐。そして「(朝乃山が)横綱、大関になったら胸を出して、相撲道を受け継ぎ、相撲界を支えてほしい。その思いだけです。顔を張られて強くなるのが相撲道だから。遊びじゃない。厳しい稽古をしてほしい」と注文をつけた。

 入門からまだ1年の朝乃山は「僕もダラダラしていた。最後はふらふらやった。いい経験ができました」と話すのがやっとだった。

関連するニュースを読む

閉じる

相撲前売り並んでも買えない…年配ファンはため息

夏場所前売り券発売開始から26分たった午前10時26分時点での売り行き状況。既に半数以上が赤色の「売切」で占められた

 大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の前売り券販売が8日、始まった。稀勢の里(30=田子ノ浦)の春場所新横綱優勝で相撲人気に拍車がかかったのを反映して、午前10時の販売開始から1時間半で全日程の前売り券が完売した。キャンセルがあった場合は引き続き、前売りが行われる。

 日本相撲協会事業部の浜風親方(元前頭五城楼)は「逆転優勝で反響も大きくファンの方の期待の表れ。ありがたいことです」と稀勢の里効果を即日完売の要因に挙げた。気の毒だったのは、この日早朝から雨の中、両国国技館に足を運び前売り券を求めた約200人のファンだ。正午からの販売だったが、これより先に午前10時からネットや電話で販売開始。同11時半には、売れ行き状況を示す電光掲示ボードが赤色の「売切」で埋め尽くされた。

 落胆の表情で家路に就いた、ある年配女性は「こんなことつい数年前まではなかったのに、ここに買いに来る意味がなくなっちゃった」とため息。「パソコンをうまく扱う人にはかなわないよ」などと嘆く人もいた。時代を反映してかネット上ではチケットが高額で転売されるなど、年配ファンにとっては手の届かないプラチナチケットになりつつあるようだ。

発売から約1時間半がたった時点で赤色の「売切」で埋め尽くされた(撮影・渡辺佳彦)

関連するニュースを読む

閉じる

相撲前売りネット完売 国技館並んだファン買えず

午前10時の夏場所前売り券発売開始から約1時間半がたった時点で赤色の「売切」で埋め尽くされる盛況ぶり(グレーは販売対象外)

 稀勢の里効果は衰え知らず! 大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の前売り券販売が8日に始まったが、午前10時の販売開始から1時間半で、15日間全日程の前売りチケットが完売した。キャンセルがあった場合は今後も前売りが行われる。

 この日、両国国技館には雨の中、早朝から前売り券を求めて多くのファンが集まった。日本相撲協会では午前8時から、整理券を約200枚配布。館内のエントランスに100席ほどのイスを用意し、正午からの販売に備えた。

 だが、これより先に午前10時からネットなどで販売がスタート。来場者は、エントランスに設けられた販売状況を示す電光掲示のボードを食い入るように見つめたが、最初に売れ行き状況が更新された17分後には、マスA席(4人用)など数券種で終日、完売の赤い表示が。また「販売中」「残りわずか」を示すランプが徐々に減り、1時間後には赤いランプの「売切」で、ほぼ埋め尽くされた。そしてネット販売の開始から1時間30分がたった午前11時半には、残席がなくなった。

 整理券を配布されながらチケットを購入できなかったファンには、ポスターが配られた。事前の告知や来館者への説明もあり、混乱はなかったが、落胆の表情で家路に就く年配の女性ファンからは「こんなこと、つい数年前まではなかったのにね。ここに買いに来る意味がなくなっちゃった」という声も漏れた。

 チケット担当者も「ここに来られた方がチケットを買えないのは、私が担当になって初めて」と驚きの様子。協会事業部の浜風親方(43=元前頭五城楼)は「大阪(3月の春場所)も即日完売でしたし、ある程度は予想していましたが、ありがたいことです。逆転優勝もしましたし反響は大きいようで、ファンの方も期待してくれているのでしょう」と、横綱として初めて東京での本場所を迎える、稀勢の里効果と分析していた。

関連するニュースを読む

閉じる

関脇琴奨菊に第1子誕生、師匠は「新たな気持ちで」

 大相撲の関脇琴奨菊(33=本名菊次一弘、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋)に第1子が誕生したことが7日、分かった。祐未夫人(30)が同日午後に千葉県松戸市内の病院で3259グラムの男児を出産。母子共に健康だという。

 師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「本人もこれでまた新たな気持ちで頑張れるだろう」と話した。

 琴奨菊は大関だった昨年1月の初場所に日本出身力士10年ぶりの優勝を達成した。だがその後は左膝などの故障で不振が続き、3月の春場所では関脇に転落。9勝止まりで1場所での復帰に必要な10勝に届かなかった。

関連するニュースを読む

閉じる

稀勢の里が稽古再開も新たに左大胸筋損傷判明

稀勢の里

 大相撲春場所で左上腕部を負傷しながら劇的な逆転優勝を遂げた横綱稀勢の里が3日、新たに左大胸筋を損傷していることが判明した。

 日本相撲協会が同日に3月27日付の診断書を公表。「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1カ月の療養は必要」とされ、「現在精査中」とも記されている。稀勢の里は2日から始まった春巡業を休場。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は当初、左上腕部の筋損傷とだけ説明していた。

 稀勢の里は3日に東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古を再開。一般や報道陣に非公開で行われ、部屋関係者によるとまわしを締めて四股を踏んだという。巡業休場中であることを考慮し、取材には対応しなかった。

 稀勢の里は春場所13日目の横綱日馬富士戦で敗れた際に負傷。けがを押して出場し、千秋楽に大関照ノ富士に本割、優勝決定戦と続けて勝った。

関連するニュースを読む

閉じる

高安、大関とりへ兄弟子稀勢の里から刺激「自分も」

幕内力士トーナメントで気合の入った表情で取組を行う高安(左)

 大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)で2度目の大関とりに挑む関脇高安(27=田子ノ浦)が全勝を宣言した。2日、春巡業が三重県伊勢市の伊勢神宮で始まった。

 高安は春場所12勝を挙げ、大関とりの目安とされる直近3場所の合計33勝まで残り10勝と迫った。だが意識はその先に向いていた。「全勝できたらいいですね。というか全部勝ちたいです」と力強く宣言した。兄弟子稀勢の里の春場所優勝で「自分もできるんだという気持ちを持って準備していきたい」と意欲は高まってきた。

関連するニュースを読む

閉じる

関脇高安「全部勝ちたい」大関とりの夏場所全勝宣言

巡業最後に行われた幕内力士トーナメントで気合の入った表情で取組を行う高安(撮影・佐々木隆史)

 大相撲の春巡業が2日、三重県伊勢市の伊勢神宮で始まり、夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)で大関とりがかかる関脇高安(27=田子ノ浦)から全勝宣言が飛び出した。

 初場所11勝、春場所12勝で大関とりの目安とされる、直近3場所の合計33勝まで残り10勝と迫った。

 だが「全勝できたらいいですね。というか全部勝ちたいです」と力強く宣言。「部屋の横綱の優勝を間近で見て感化されました」と兄弟子稀勢の里の2場所連続優勝の姿に、意欲が高まっていた。

関連するニュースを読む

閉じる

元大関琴欧洲の鳴戸親方が部屋開き「うれしい」

鳴戸部屋の看板の前で手を組む鳴戸親方(左から2人目、元大関琴欧洲)と、3人の弟子。左から序二段琴小林、夏場所で新弟子検査を受検するカツァロフ、春場所で初土俵を踏んだ琴本間

 大相撲の元大関琴欧洲の鳴戸親方(34)が佐渡ケ嶽部屋から独立して創設した鳴戸部屋の部屋開きが1日、東京都墨田区横川で行われた。新たな門出には、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)や琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)ら約100人が駆けつけ、鳴戸親方は「うれしいですね。初めての自分の部屋。ブルガリアから19歳で日本に来て、私の心の中はもう日本人。1人の日本人としてやっていきたい」と話した。

 大関に昇進した際に、先代師匠の佐渡ケ嶽親方(元横綱琴桜)から独立してもいいという承諾を得ていたそうで、14年春場所の現役引退後に「自分なりの指導の仕方がある。チャレンジしてみたいと思った」。部屋の看板は、知人の書道家の澤江抱石氏に依頼。新しい部屋は仮住まいで、2年後には同じ墨田区内に部屋を新築するという。

 5月の夏場所で新弟子検査を受けるブルガリアのレスリング王者ベンチスラフ・カツァロフ(20)を含めて、現在の弟子は3人。「先代の教えに、新しい部分を少しずつ取り入れてやっていきたい。私は1つだけ、届かなかった地位がある。私を超えた弟子を育ててみたい」と、将来の横綱を育てることを夢見ていた。

関連するニュースを読む

閉じる

人種差別的なやじ報道で日本政府から協会に事実確認

 25日に行われた大相撲春場所14日目(エディオンアリーナ大阪)で、立ち合いの変化で勝ったモンゴル出身の大関照ノ富士関に対し、観客から人種差別的なやじが飛んだと一部で報じられたことに関し、日本相撲協会が日本政府から事実関係などの問い合わせを受けたことが31日、協会関係者の話で分かった。

 関係者によると、協会は、当該のやじを事実として確認するのは困難とした上で、円滑な競技進行や安全で平穏な観戦の確保を目的とした「観戦契約約款」に基づき、今後も来場者に対応していくと回答したという。

 約款に定めた禁止事項には、力士らへの暴言といった粗暴行為や誹謗(ひぼう)中傷などがある。

 一部報道によると、関脇琴奨菊関に変化して勝利した照ノ富士関に対し「モンゴルに帰れ」とのやじが飛んだ。

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介、秋頃メドV13へ「ボチボチやっていく」

ジムワークで汗を流す山中

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が30日、偉業に向けたジムワークを、都内のジムで開始した。

 2日のV12戦を7回TKOで飾り休養していたが、次はいよいよ具志堅用高が80年に樹立した日本記録の世界戦連続防衛13回に挑む。軽めの練習で滑り出し「ケガもなくスムーズに練習に入れた。ぼちぼちやっていきます」と秋ごろがメドの大一番を見据えた。故郷滋賀県などで過ごした休暇中に目を見張ったのは、大相撲春場所で優勝した稀勢の里の雄姿だった。「同じ戦うものとしてすごい。横綱の責任感を感じた」と感嘆し「(自分も)ジムの後輩に勉強になるような、成長できるような姿勢をみせていきたい」と使命感を口にしていた。

関連するニュースを読む

閉じる

相撲協会、トゥルボルドと矢後の幕下付け出し承認

トゥルボルド

 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で理事会を開き、昨年の全国学生選手権で個人優勝したモンゴル出身のバーサンスレン・トゥルボルド(22=錦戸)と、昨年の全日本選手権を制した矢後太規(たかのり、22=尾車)の2人の幕下15枚目格付け出しを承認した。

 トゥルボルドは春場所で新弟子検査に合格済み。矢後も検査を通れば、2人とも夏場所(5月14日初日、国技館)から相撲を取る。

関連するニュースを読む

閉じる

稀勢の里の奇跡、負傷当日に静岡からゴッドハンド

 大相撲春場所で負傷しながら新横綱として劇的な2連覇を果たした稀勢の里(30=田子ノ浦)が「左上腕部の筋損傷で加療1カ月」と診断されたことが明らかになった。師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)が29日、明かした。4月2日の三重・伊勢神宮奉納大相撲から始まる春巡業は当面、休場。ただ、途中から出場する可能性はあるという。

 稀勢の里は、13日目の日馬富士戦で敗れた際に左上腕の筋肉を損傷し、関係者によれば当初の見立ては全治3カ月だった。だが、その夜のうちに静岡などからトレーナーを呼び寄せて懸命に治療。「次の日の朝はしっかり動いた」と、だいぶ回復できたという。27日の優勝一夜明け会見でも、痛みは「ほぼほぼない」と笑っていた。大けがに変わりはないが、負傷した直後は救急車で搬送されたことを思えば、驚異の治癒力といえるかもしれない。

 相撲協会に診断書を提出した田子ノ浦親方は「もう1度ちゃんと調べる。本人は(巡業に)出たいだろうが、まずはしっかり治さないと」と話した。稀勢の里も巡業について「ダメであれば、しっかり休むという選択もある」と話していた。双葉山以来80年ぶりの「初優勝から3連覇」に挑む夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)に向けて、まずは治療に専念する。

関連するニュースを読む

閉じる

貴乃花親方、稀勢の里に賛辞「神様が見守っていた」

 大相撲春場所で負傷しながら新横綱として劇的な2連覇を果たした稀勢の里(30=田子ノ浦)が「左上腕部の筋損傷で加療1カ月」と診断されたことが29日、明らかになった。

 貴乃花親方が劇的な優勝を飾った稀勢の里に賛辞を贈った。「誰もが、もうダメかと思っていた中で、素晴らしい結果を招いた。これまで稀勢の里自身が築いた相撲道を、神様が見守ってくださった気がする。たいしたもの、よくやったと思う」。

関連するニュースを読む

閉じる

相撲未経験入門から新十両の貴源治「今年中に幕内」

双子の兄貴公俊(左)と貴乃花部屋の看板を持つ貴源治(撮影・木村有三)

 日本相撲協会は29日、エディオンアリーナ大阪で夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、貴源治(19=貴乃花)の新十両昇進が決まった。191センチ、153キロの恵まれた体格で、将来の横綱候補と言われる逸材。貴乃花親方(元横綱)が育てた3人目の関取で、栃木県出身では日出ノ国以来14年ぶりの新十両となる。

 相撲未経験で入門して丸4年。突き押しを磨いて番付を駆け上がった貴源治は「うれしい」と頬を緩め「夏場所は2桁以上勝ち星を重ねたい。今年中に幕内に上がりたい」と目標を口にした。昇進に合わせて春場所宿舎の龍神総宮社から化粧まわしも贈呈される。

 中学までバスケットボールに打ち込み、体は大きくても俊敏に動ける運動神経も魅力だ。現在幕下で双子の兄貴公俊も指導する貴乃花親方は「お互いに切磋琢磨(せっさたくま)することを忘れず高みを目指してほしい」と期待をかけた。

関連するニュースを読む

閉じる

貴源治が新十両昇進「目の前の星をつかみ取りたい」

双子の兄貴公俊(左)と貴乃花部屋の看板を持つ貴源治(撮影・木村有三)

 日本相撲協会は29日、エディオンアリーナ大阪で夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、貴源治(19=貴乃花)の新十両昇進が決まった。

 双子の兄貴公俊(現幕下)とともに13年春場所で初土俵を踏んでから4年。関取の座をつかんだ将来の大器候補は「ホッとしてます」と胸をなで下ろした。15年までは幕下に定着できずにいたが、同年九州場所を最後に三段目には降格せず、16年夏からは6場所連続で勝ち越して新十両昇進を果たした。「締め込みを締められるのが、自分の中では結構楽しみ。ひたすら前に出て、目の前の星をつかみ取りたい」と目を輝かせた。

関連するニュースを読む

閉じる

若花田、弟貴ノ花従えVパレードに4000人/復刻

1993年3月29日付日刊スポーツ紙面

<日刊スポーツ:1993年3月29日付>

 プレーバック日刊スポーツ! 過去の3月29日付紙面を振り返ります。1993年の1面(東京版)は、初優勝を決めた若花田のVパレードでした。

◇ ◇ ◇

<大相撲春場所>◇千秋楽◇1993年3月28日◇大阪府立体育会館

 お兄ちゃんが鮮やかにフィナーレを飾った。14日目に初優勝を決めた東小結若花田(22=二子山)は、千秋楽も霧島に快勝。14勝1敗で春の幕を閉じた。大関どりがかかり、シコ名が若ノ花に変わる来場所へ、最高のステップとなった。

 天皇賜杯が、やけに大きく映った。幕内では4番目に軽い115キロの若花田が、ズッシリ重い賜杯を出羽海理事長(元横綱佐田の山)から手渡される。伯父の花田相談役、父である二子山親方、そして弟の貴ノ花が味わった感触を若花田もじっくりと味わった。「重たかった。(表彰式が長くて)腰が痛くなっちゃった」。優勝を決めた前日に、たっぷり流した涙はない。笑顔、笑顔。明るいお兄ちゃんの素顔に戻った。

 表彰式を終え、支度部屋に戻ると、弟が待っていた。言葉は交わさない。かすかに緩んだ口元だけで通じ合う。「おめでとう」。貴ノ花からのテレパシーを感じた若花田の顔が緩んだ。過去2度、弟のVパレードの旗手を務めたが、今度は若花田が、華やかなスポットライトを浴びる番だ。

 春雨が降りしきる中、優勝旗を手にした貴ノ花を従え、オープンカーが滑り出した。「お兄ちゃん、おめでとう」。沿道に詰め掛けたファンの大歓声に包まれる。冷たい雨など、関係なかった。優勝の実感が、喜びが心の底から込み上げてきた。

 数カ所で将棋倒しのアクシデントも起こったほどの熱狂ぶりだった。午後5時から東大阪市小阪駅前で祝いの日本酒も振る舞われ、同駅から二子山部屋まで200メートルのコースに4000人のファンが押し寄せた。小阪メルシィ商店会の小原博久会長は「お兄ちゃんの人気は根強いからね。これで商店街もまた活気づく」と大喜びだった。宿舎で部屋関係者に囲まれての万歳三唱の間、若花田は初めての体験とあって恐縮した面持ちだったが、なみなみと美酒がつがれた大きな銀杯を親方と貴ノ花に支えられながら口にすると、ようやく表情が和んだ。

 鮮やかに、「若サマの春」のフィナーレを飾った。霧島を電車道で白房下へ押し出す快勝で締めくくる。積み重ねた白星は14個。「非常に良かったと思います」。来場所は大関どりがかかる。シコ名も「若ノ花」に変わる。慣れ親しんできた「若花田」に、笑顔で別れを告げた。

 春場所前に発足した「若花田・貴ノ花関西後援会」会長のサントリー・佐治敬三会長(73)も多忙の合間を縫って、激励に駆けつけた。「こんな幸せなことはない。本当によくやってくれました」。発足直後の二人の快進撃に、感無量の思い。「(優勝のご褒美は)慣習に従って考えたい。大関も近いことでしょう」と笑いが止まらない。

 「15日間、長かった」。初優勝、そして殊勲、技能賞を手にして、長い15日間が終わった。そして、新たな挑戦の幕が開く。

 「相談役に似てきたと言われるが、われわれには相談役が大関、横綱のときのイメージがある。今はまだ三役の力、これから近づいていくだろう」という出羽海理事長の言葉を若花田も心得ている。「まだまだこれからです。がむしゃらに相撲を取っていくだけです」。

 “土俵の鬼”とうたわれた名横綱の域に達するには、まだ長い階段が待ち受けている。だが、若花田が大きな第一歩をしるしたのは間違いない。真価を問われる来場所、大関どりにも「何も考えず、無心になることです」。頭上に輝いた栄冠にも、おごりはない。

 「今夜はパーッと騒ぐ? それは内証。個人的なことだからね」。いたずらっぽく笑った若花田。激闘、プレッシャーに痛めつけられた小さな体を休め、まずは英気を養う。そして、「若ノ花」の挑戦が始まる。

※記録と表記は当時のもの

関連するニュースを読む

閉じる

横綱稀勢の里は左上腕部の筋損傷で加療1カ月と診断

内閣総理大臣杯を受け取る時、顔をゆがめる稀勢の里(撮影・鈴木正人)

 大相撲春場所で劇的な2場所連続2度目の優勝を果たした横綱稀勢の里が、左上腕部の筋損傷で加療1カ月と診断されたことが29日、日本相撲協会関係者の話で分かった。

 4月2日から始まる春巡業を休場し、当面は治療に専念する。途中出場の可能性もあるという。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)によると、既に診断書を協会に提出し「もう一度ちゃんと調べる。本人は出たいだろうが、まずはしっかり治さないと」と話した。

 稀勢の里は春場所13日目で敗れた際に負傷。けがを押して出場し、千秋楽に大関照ノ富士に本割、優勝決定戦と続けて勝ち、逆転優勝した。

 玉ノ井巡業部副部長(元大関栃東)によると、大関照ノ富士や横綱白鵬も春巡業を当初は休み、途中出場する見込みという。

関連するニュースを読む

閉じる

日馬富士がモンゴルに救急車「これからも一生懸命」

 横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)が28日、広島市で行われた救急車贈呈式に出席した。

 母国モンゴルで心臓病の子供たちを救うNPO法人「ハートセービングプロジェクト」の活動の一環で、中古の救急車をモンゴルに送って活用する。今回の2台を含め、全国各地から集まった救急車は今年で16台になる。広島市からは昨年も贈呈されており「ありがたいです。モンゴルには救急車が少ないので」と感謝した。松井一実市長との談笑でも盛り上がった春場所は10勝にとどまり「これからも一生懸命頑張ります」と巻き返しを誓っていた。

関連するニュースを読む

閉じる

横審、稀勢の里に注文「安心して見られる相撲を」

横綱審議委員会で会見する北村正任委員長(右)と春日野広報部長

 横綱審議委員会の定例会が27日、東京・両国国技館で開かれた。

 会見した北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は春場所優勝の稀勢の里について「大変ドラマチックな結果。日本中が沸いた。委員や(委員の)奥さんが涙を流したという人もいて頑張りに感激していた」と会の様子を説明。春場所の相撲内容には「自覚が備わり落ち着いて取っていた」と話したが「押し込まれて逆転の相撲も目立ったような気がする。もう少し安心して見ていられる相撲を」と注文も。夏場所は「けがをきちんと治して出てきてほしい」と要望した。また優勝同点の大関照ノ富士については「4横綱がいる中で最後まで優勝争いに残った」と評価。ただ「(横審の)内規は絶対的なものではない。過去、数場所の成績を勘案しながらの判断」と、不安定な成績から夏場所は綱とりでないとの認識を示した。

関連するニュースを読む

閉じる

横審、稀勢の里Vに感動 白鵬には「衰えた」の声も

稀勢の里

 大相撲の横綱審議委員会が27日、東京・両国国技館で開かれ、春場所で優勝した横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)に称賛の声が上がった。北村正任委員長は「大変ドラマチックな結果だった。委員の中で批判はなかった。私もそう思う。普段相撲を見ない人も感激していた」と左肩付近を負傷してでも土俵に立ち、逆転優勝した姿に感嘆した。都倉俊一委員も「鶴竜に負けたけど出てきた。終始右でいったところに彼の覚悟を感じました。(横綱に)推薦して本当によかった」と話し「肩を治してもらって、あと4年ぐらいは大いに暴れてもらわないと困る」と、さらなる活躍に期待した。

 優勝同点だった大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)についても言及。北村委員長は「最後まで優勝争いをしたのは照ノ富士だけ。膝が悪い中で頑張った。ケガをきちっと治して欲しい」と話した。夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)での綱とりについて都倉委員は「年間勝率も考えるべきだという話も出た。今場所が起点。前は4勝だったからね」と安定した成績を求める声が上がったことを話した。

 17年ぶりの4横綱時代を迎えた春場場所で唯一、休場した横綱白鵬(32=宮城野)に北村委員長は「若干衰えたんじゃないか、と言う人もいる。まだまだきちっと体調整えて出てくれば、成績をあげられる横綱だと思うので頑張って欲しい」と話した。

関連するニュースを読む

閉じる