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新王者の矢田良太、負ければ夫人実家の農園継いだ

新王者になった矢田良太は腰にベルト巻くと大泣き

<ボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

 ボクシングの日本ウエルター級王座戦が16日に東京・後楽園ホールであり、同級1位矢田良太(28=グリーンツダ)が新王者になった。

 同級王者有川稔男(33=川島)のV3戦で、8回に左フックでダウンを奪い、レフェリーストップでTKO勝ちした。大泣きの矢田は「目立ててよかった。まだ続けられる」。鹿児島・樟南ではDeNA大和の2年後輩。投手もケガで挫折し、脱サラしてボクサーになった。負ければ夫人の実家の農園を継げと言われていたが生き延びた。

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矢田良太「目立ててよかった」8回TKOで新王者

<ボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

 同級1位矢田良太(28=グリーンツダ)が8回TKOで新王者になった。同級王者有川稔男(33=川島)の3度目の防衛戦で指名挑戦。激しい打撃戦になったが、8回に左フックでダウンを奪った。有川が立ち上がって再開も、1発を打ち込むとレフェリーがストップ。8回58秒TKO勝ちを収めた。

 初回に矢田が右ストレートで先手をとった。ぐらついた有川が逆襲して、今度は矢田がぐらつく。初回から激しい打ち合い。有川がペースを取りかけたが、5回の途中採点では矢田が3-0でリード。これで矢田が息を吹き返した。8回に左フックを浴びせてついにダウンを奪う。有川が立ち上がったもののダメージは大きかった。

 勝利の瞬間に矢田は大の字になり、ベルトが腰に巻かれると大泣きした。元は野球少年で鹿児島・樟南ではDeNA大和の2年後輩だった。投手だったが肘を痛めて挫折し、サラリーマンになった。「何かやりたい。腕っぷしには自信あった」と、3年で脱サラしてプロボクサーを目指した。

 尼崎ジムからデビューも2勝2敗でパッとせず。グリーンツダジムに移籍し、昨年のWBOアジア太平洋王座に次ぐ2度目の王座挑戦で花を咲かせた。「目立ててよかった。センスはないから1日4時間練習した。拾ってもらってよかった」と話した。今回負ければ、夫人の実家の農園を継げと言われていた。「まだボクシングを続けられよかった」とホッとしていた。

 有川は6連続KO中だったが、まさかの王座陥落となった。初回にいいパンチをもらい、川島会長は「引きづったかもしれない。調整はよかったが動きが悪かった」と話した。有川は「パンチは効いていた。ジャブも出ていたし。相手のパンチはパワフルだが思ったほどでは。いけると思ったが息を吹き返してこられた」。納得がいかないようだった。

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有川稔男がV2 坂本大輔と3年ぶり再戦で雪辱

V2に成功で王座統一の有川稔男(左)と川島郭志会長

<ボクシング:日本ウエルター級王座統一戦10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

 ボクシングの日本ウエルター級王座統一戦で、正規王者有川稔男(32=川島)がV2に成功した。

 7日に東京・後楽園ホールで暫定王者坂本大輔(36=角海老宝石)と3年ぶりに再戦。5回に右ストレートでカットさせ、レフェリーストップのTKOで雪辱した。過去には何度も拳を痛め、今回はスパーでアゴの骨折で1年ブランクも成長を見せた。「最後は切り裂く感じ。どこもケガなく終われたのが一番。時を置かずに進みたい」と、V3後は次のステップを狙っていくプランだ。

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有川稔男リベンジV2、3年前KO負け坂本をTKO

V2に成功で王座統一の有川稔男(左)と川島郭志会長

<ボクシング:日本ウエルター級王座統一10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

 正規王者有川稔男(32=川島)が王座統一でV2に成功した。

 3年前にKO負けした暫定王者坂本大輔(36=角海老宝石)との再戦。

 初回から右ストレートをクリーンヒットさせ、何度もぐらつかせた。5回にも右ストレートを見舞って左まぶたをカットさせ、傷も深くレフェリーストップ。5回1分42秒TKOで雪辱した。

 初回から右がさく裂し、ダウンを奪った。これはスリップと判定されたが、パンチ力の差で時間の問題とも言えた。5回にも打ち込むと坂本の左まぶたから血が噴き出した。「切り裂く感じ。今までで一番の出血量だった」と一瞬動きを止めてドクターチェックをアピール。直後にチェックが入ってTKO勝ちとなった。

 坂本とは当初4月に対戦予定も、有川がスパーでアゴを骨折して延期になった。これを受けて坂本が暫定王座についていた。14年には1回KO負けしたが、初防衛戦からこの1年間、坂本のことだけを研究してきた成果を見せた。過去4敗も、すでに引退した1人を除く3人にきっちり雪辱を果たした。「思ったより出てこず、距離が遠かった。2、3回は強引にいったが、あとは焦らずにいった」。拳を横にして上から打ち込むように改造した左フックも有効だった。

 次戦は指名挑戦で矢田良太(グリーンツダ)との防衛戦となる。川島会長は「吸収力があり、進化が早い。今回はすごいと思った」とベタほめした。さらに「すべて借りは返した。その後は東洋や世界ランカーとやらせたい」と先を見据える。

 過去に何度も拳も痛めた経験もあるが鉄骨をたたいて強化し、「拳はもう大丈夫。最近鉄骨が柔らなくなった気がする」とまで言った。「どこもケガなく終われたのが一番。時を置かずに進みたい」と、来年はステップアップを期した。

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有川稔男が計量パス、骨折で4月対戦流れ坂本へ謝罪

 ボクシングの日本ウエルター級王座統一戦の前日計量が6日に都内であり、同級王者有川稔男(32=川島)が66・5キロ、暫定王者坂本大輔(36=角海老宝石)がリミットの66・6キロでパスした。

 試合は7日に東京・後楽園ホールで行われる。両者は4月に対戦予定も有川がスパーリングでアゴを骨折し、これを受けて坂本が6月の暫定王座決定戦に勝利していた。

 試合の3週間前に骨折した有川は「病院のベッドで申し訳なく、情けなく、一瞬引退もよぎった」と吐露した。9月にプレートを摘出してスパーを始めると「何かが変わって、レベルアップが加速し、総合的に一段上がった」という。坂本には14年に初回TKO負けした。「あれから映像はよく見ていて、この1年もずっとイメージしてきた。最終的に倒すのが自分のボクシング」とKO初防衛を誓った。

 坂本は有川から「4月はすいませんでした」と頭を下げられたが「おかげで王者になれた」と笑顔だった。「王者になってレベルアップし、20年目にしてボクシングができるようになってきた。判定で勝ちたい」。アマ時代に初戦にKO勝ちも再戦で負けた経験もあり、SNSでその相手と交流して「いろいろ分かって、いい練習もできた」と話す。「冷静に熱く」をテーマに「見たことのない坂本を見せます」と自信たっぷりだった。

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チャンピオンカーニバルの日程発表 2・4開幕

ポーズを取るチャンピオンカーニバルの出場選手(撮影・阿部健吾)

 プロボクシングのチャンピオンカーニバル日程が13日、都内で発表された。2月4日から5月1日まで13階級で日本王座戦が実施される。

 各階級の王者、ランク上位者と対戦者のコメントは以下のとおり。

 【ミニマム級】

 同級1位小西伶弥(23=真正) (対戦する)谷口選手は地元(兵庫県神戸市)も年齢も一緒で共通点が多いですが、どんなボクシングをしても勝ちます。

 同級2位谷口将隆(22=ワタナベ) プロ2年目の4月にタイトルに挑めるのはめったにないチャンス。ステップアップしていく。

 【ライトフライ級】

 王者拳四朗(25=BMB) こんなところでは負けられない。世界戦も待っていると思うので、KOで勝ってつなげたい。

 同級1位久田哲也(32=ハラダ) 相手が誰であろうと僕が勝つ。自分のボクシングを貫く。

 【フライ級】

 同級1位ユータ松尾(27=ワールド) 初の日本タイトル挑戦。いつも通りにしっかり集中して良い試合をしたい。

 同級2位黒田雅之(30=川崎新田) 歴史も長い大会。これに勝って上のランクにいきたい。

 【スーパーフライ級】

 王者中川健太(31=レイスポーツ) 初防衛戦が高校の同級生になりましたが、さらに上に行きます。

 同級1位船井龍一(31=ワタナベ) こんな舞台で戦えるのは光栄。しっかり体つくって勝ちます。

 【バンタム級】

 同級1位赤穂亮(30=横浜光) 世界戦からここまで落ちたかという気持ちがある。勝って当たり前。

 同級2位田中裕士(25=畑中) ベストな状態ですべてぶつけてベルトを取りたい。

 【スーパーバンタム級】

 王者石本康隆(35=帝拳) 相手有利の声もチラホラありますが、良いモチベーションです。1発目(2月4日開催)なので熱い試合をして盛り上げたい。

 同級1位久我勇作(26=ワタナベ) 1年前に負けているが、石本選手を倒すためにやってきた。世界ランクもベルトも僕がもらいます。

 【フェザー級】

 王者林翔太(29=畑中) 2度目の防衛戦。相手は勢いとパワーがありますがベルトは大事なもの。必ず防衛する。

 同級1位坂晃典(24=仲里) とても楽しみにしてきました。大切なベルトというのは僕も同じ。

 【スーパーフェザー級】

 王者尾川堅一(28=帝拳) 欠席のためコメントなし

 同級1位杉田聖(27=奈良) 尾川選手とは2度目ですが、良い試合をしようとは思わない。ただ勝つことしか考えていない。

 【ライト級】

 王者土屋修平(30=角海老宝石) 初めての防衛戦です。3月4日、倒します。以上です。

 同級1位西谷和宏(29=VADY) 強いチャンピオンとやれて光栄。勝ったら自分の価値を見いだせる。必ず勝ちます。

 【スーパーライト級】

 同級1位麻生興一(30=三迫) 3度目の挑戦ですので、チャンスに感謝して試合頑張ります。

 同級2位松山和樹(30=FUREA山上) 初のタイトル挑戦なので、このチャンスをものにしたい。

 【ウエルター級】

 王者有川稔男(32=川島) 去年より強くなった姿をみせて勝ちます。

 同級1位坂本大輔(35=角海老宝石) 習志野高でボクシングを始めて20年、プロになって10年目の節目。必ずチャンピオンになります。

 【スーパーウエルター級】

 王者野中悠樹(39=井岡弘樹) (相手の斉藤も37歳で)ボクサー定年を越えた2人の戦いは数年前には考えられなかった奇跡的。まだまだ満足せずに上のステージを見据えて、世界にいける勝ち方をしたい。

 同級1位斉藤幸伸丸(37=輪島) 欠席のためコメントなし。

 【ミドル級】

 王者西田光(29=川崎新田) チャンピオンになってからろくに働いてないので、良い試合をしたい。

 暫定王者胡朋宏(28=横浜光) 暫定なので自分のベルトは2月に返さないといけない。もう1度、5月(の試合で)勝って手にしたい。

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王者有川リベンジの初防衛、ダウン挽回し4回TKO

<日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇14日◇後楽園ホール

 王者有川稔男(31=川島)が4回TKO勝ちで初防衛を果たした。

 挑戦者の同5位大川泰弘(ワタナベ)に対し、2回にダウンを喫したが、ジャブを中心にした重いパンチを上下に振り分けて挽回。「(2回のダウンは)グローブはついてないかなと思ったけど、やすめて良かった。もっと足を使われるかと思ったけど、意外と真正面にいてくれたので、ジャブが当たった」。大川の顔が赤く腫れ上がるなかで迎えた4回、冒頭からラッシュに出ると27秒にストップが入り、3年前に敗れた相手に雪辱を果たした。

 リング上では「来年のチャンピオンカーニバルではたぶん坂本大輔選手と対戦するので、今日と同じようにリベンジしたい」と、同じく過去に黒星を喫した相手への勝利を誓った。

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有川稔男TKOでジム初王者「ありがとう」川島会長

川島ジム初の王者となった有川。右は川島会長(撮影・河合香)

<プロボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇28日◇東京・後楽園ホール

 川島ジムに16年目で初の王者が誕生した。同級1位有川稔男(31)が同級王者新藤寛之の初防衛戦で王座初挑戦。

 初回に接近戦で左フックを浴びせてダウンを奪った。その後もパワーで接近戦に持ち込んでボディーなどをねじ込んだ。5回の公開採点で3-0とリード。その後は距離が空くとリーチのある新藤に反撃も食ったが、時には雄たけびを上げて相手を押し込んだ。10回にコーナーに追い込んで連打を浴びせると、相手陣営がタオルを投入。10回1分46秒TKO勝ちで新王者になった。

 川島会長は有川を「変わり者」と評する。東大を中退して、自衛隊のレンジャー部隊に合格した。入隊前に体を鍛えようと入門すると「これだ」と方向転換。昨年の最強後楽園でMVPと指名挑戦権を獲得した。「経歴は関係ない」というが異色に違いない。前回を含めて4度右手を骨折し、今回も2度手術を受けてスパーすらできなかった。「勝って王者になるのは当たり前。KOと骨折しない2つが目標だった」が、中盤でまた折ってしまった。右の鼓膜も破れ、8回には右手をついたがスリップダウンの判断にも救われた。「運も良かった。最初のダウンで楽に戦えた」と有川。「高いところが好き」と高層ビルの窓ふきのバイトをしている。

 元世界王者の川島会長は00年にジムを開設した。これまで2人が3度日本王座に挑戦も勝てなかった。「やっと。ありがとうと言いたい。勝ったので合格」と笑みが耐えなかった。

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有川稔男6回TKO勝利で日本王座挑戦権を獲得

<プロボクシング:最強後楽園・ウエルター級8回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

 ウエルター級2位の有川稔男(30=川島)が、元同級王者渡部あきのりと対戦。激しい打撃戦となるも、6回開始直後に連打でTKO勝ち。「まだタイトル戦のことは考えられないが、打ち合えて幸せだった」と話した。フライ級は黒田雅之、バンタム級は益田健太郎、ライト級は荒川仁人が勝利し、来年のチャンピオン・カーニバルでの王座挑戦を決めた。MVPに選ばれた有川は、賞金100万円を獲得した。

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有川稔男が日本王座挑戦権!渡部に6回TKO勝ち

<プロボクシング:最強後楽園・ウエルター級8回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

 同級2位の有川稔男(30=川島)が、元同級王者・渡部あきのり(30=野口)に6回TKO勝ちし、日本王座挑戦権を獲得した。開始直後から激しい打ち合いとなったが、ボディーへの集中打で渡部のスタミナ切れを誘った。6回開始直後のゴングと同時に再び連打を集め、レフェリーストップ。初のタイトル挑戦が決まり「普通にやればKO出来ると思っていた。1回のボディーで苦しい反応をしているのが分かった。打ち合いで勝ちたいと思っていたので、うれしい」と喜びを口にした。

 元WBC世界スーパーフライ級王者の川島郭志会長は「勝ったことは合格だが、技術的にはまだまだ覚えなくてはいけないことがある」と話した。

 この日は4階級で日本王座挑戦権をかけた試合が行われ、フライ級は黒田雅之(川崎新田)、バンタム級は益田健太郎(新日本木村)、ライト級は荒川仁人(ワタナベ)が勝利し、来年のチャンピオン・カーニバルでの王座挑戦を決めた。

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