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高安、御嶽海、大栄翔が小結 幕内十両一覧/新番付

高安(2020年11月9日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。

<東>  <西> 

 【横  綱】   

白  鵬    鶴  竜

 【大  関】

正  代    朝乃山

貴景勝

 【関  脇】   

照ノ富士    隆の勝

 【小  結】

高  安    御嶽海 

        大栄翔

 【前  頭】   

宝富士  <1>  阿武咲 

北勝富士 <2>  若隆景 

明  生 <3>  志摩ノ海

霧馬山  <4>  妙義龍 

遠  藤 <5>  隠岐の海

玉  鷲 <6>  逸ノ城 

栃ノ心  <7>  輝   

琴ノ若  <8>  翔  猿

千代の国 <9>  豊昇龍 

翠富士  <10>  竜  電

千代大龍 <11>  琴勝峰 

明瀬山  <12>  碧  山

照  強 <13>  千代翔馬

琴恵光  <14>  剣  翔

豊  山 <15>  英乃海 

魁  聖 <16>  大奄美 

 【十  両】   

徳勝龍  <1>  天空海 

石  浦 <2>  大翔丸 

千代丸  <3>  千代ノ皇

炎  鵬 <4>  佐田の海

美ノ海  <5>  旭秀鵬 

若元春  <6>  千代鳳 

宇  良 <7>  東  龍

旭大星  <8>  松鳳山 

水戸龍  <9>  白鷹山 

貴源治  <10>  矢  後

東白龍  <11>  貴健斗 

千代の海 <12>  錦富士 

常幸龍  <13>  錦  木

武将山  <14>  一山本 

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貴景勝3度目かど番、2年ぶり小結3人以上/新番付

貴景勝(2021年1月18日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

横綱は7場所連続で東に白鵬(35=宮城野)、西に鶴竜(35=陸奥)が就いた。ともに4場所連続休場(全休は3場所連続)明けで、復調を示す土俵となる。5場所ぶり45回目の優勝を目指す白鵬は、新たな金字塔を打ち立てた。新入幕から幕内連続在位が前人未到の100場所となった(2位は元関脇高見山=先々代東関親方=97場所)。幕内連続在位としても、史上最多の元大関魁皇(現浅香山親方)の106場所に次いで100場所に到達。幕内在位も魁皇の107場所に次いで史上2位の100場所となった。昨年の名古屋場所以来9場所ぶり7回目の優勝を目指す鶴竜は、進退をかける場所になる。

大関は、ともに先場所、かど番を脱出した正代(29=時津風)が東、この日27歳の誕生日を迎えた朝乃山(高砂)が西に。綱とりの先場所、途中休場した貴景勝(24=常盤山)は、東の序列2番目で、昨年7月場所以来、3度目のかど番として迎える。

両関脇は東西変わらず。東は2場所連続の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)で三役は3場所連続。今場所は大関復帰をかける場所となる。西は3場所連続関脇となる隆の勝(26=常盤山)で三役も3場所連続の在位になる。

小結も東西は、東が3場所連続小結の高安(30=田子ノ浦)、西が2場所連続小結(三役は5場所連続)の御嶽海(28=出羽海)で変わらず。新たに先場所、初優勝した大栄翔(27=追手風)が4場所ぶりに西の序列2番目の小結に復帰(三役は3場所ぶり復帰)。なお小結が3人以上、名を連ねるのは19年九州場所(阿炎、遠藤、北勝富士、朝乃山)以来となる。

大相撲春場所は、12日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。14日の初日を迎える。

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鶴竜が合同稽古「人がいない」朝乃山ら関取7人欠席

合同稽古で土俵に入って稽古を行う鶴竜(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で再起を期す横綱鶴竜(35=陸奥)が23日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に初日から4日連続で参加した。

関取衆が12人から8人と減った稽古場で、鶴竜は胸を真っ赤に腫らした。2日連続で相撲を取らなかったが、若隆景、阿武咲、霧馬山の平幕3人に計20分間、胸を出した。後半戦となったこの日から若隆景、十両若元春、東龍が加わったが、22日まで参加していた大関朝乃山、小結高安、御嶽海ら7人の関取が欠席。この日から参加する予定だった白鵬も姿を現さなかった。「ちょっとねえ、人がいないですね(笑い)。朝乃山がいたら(相撲を)取ろうかなと思っていたけどね」と本音を漏らしたが、伸び盛りの若手3人の圧力を受け止め「土俵に入って、それが一番じゃないかな」と充実感をにじませた。

初場所は持病の腰痛などの影響により休場した。腰の状態について「確実に良くなってますけど、もっともっとケアして良くしていきたい」と明るい表情。「今はとにかくこの合同稽古の中で、できることを精いっぱいやっていきたい」と気を引き締めた。

この日は合同稽古後、同じモンゴル出身で昨年1月に引退した元前頭荒鷲(34=峰崎)の断髪式に出席してはさみを入れた。「自分がまだ下の頃だったかな。九州は割と宿舎が近くて、結構一緒に出稽古いったこともありますし。まあやっぱり、初顔合わせで負けてますからね(笑い)」。初顔だった17年初場所に金星を許した。「足の筋肉がしっかりしてるから立ち合いの強さ、足の細さはあったけど、やっぱり柔らかいところもあった」。同世代の力士が続々と引退。「すごくさびしいなあというのはありましたけど、最近そういうのはなくなってきたかな。でもあのけがでようやってたなあと思いますね」。8月で36歳。戦友との別れに“慣れ”を感じつつ、寂しげな表情を浮かべた。

合同稽古で阿武咲と稽古をする鶴竜(左)(代表撮影)

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朝乃山「初日までに修正」高安と三番稽古わずか1勝

三番稽古で高安(左)に圧力をかける朝乃山

春場所に向けた合同稽古3日目が、両国国技館内の相撲教習所で行われた。

初日から2日続けて相撲を取っていた横綱鶴竜は、阿武咲ら平幕力士相手にぶつかり稽古で胸を出して調整。「大関ともやっていきたい」と大関朝乃山との三番稽古を希望するなど、調整は順調に進んでいるようだ。朝乃山は小結高安と三番稽古をし、14番取ってわずか1勝。馬力があり、技術も高い大関経験者に圧倒された。それでも「しっかり前に出て相撲が取れている。課題もたくさんあるので、しっかり頭に入れて初日までに修正したい」と前を向いた。

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どっちが大関?高安が朝乃山と三番稽古13勝1敗

三番稽古で朝乃山を上手投げで転がす高安

どっちが大関かわからない!? 来月の大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で返り三役3場所目が確実な小結高安(30=田子ノ浦)が22日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古3日目に参加。大関朝乃山(26=高砂)と三番稽古を行い13勝1敗と圧倒した。

かねて大関との三番稽古を熱望しており、この日は「(自分から)お願いしました、直接」と笑った。内容的には、朝乃山に押し込まれ、土俵際での逆転もあり「しっかり食い止めて前に持っていくのが理想。勝ち負けは関係ないので内容を考えて…。まあボチボチという感じですね」と楽観はしなかった。

それでも内容は重視していたようで「相手の得意な相撲を取らせないということを意識した。相手不十分で自分が十分、という相撲を心掛けた」と、こちらは手応えを感じた様子。合同稽古は、この日で前半の3日間を終えた。4日目以降については「体と相談して」と話しつつ、横綱との稽古にも「また(胸を)貸してもらえれば、と思います。残りも頑張ります」と大関経験者は意欲的に話した。

三番稽古で高安(左)に圧力をかける朝乃山

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朝乃山、高安と三番稽古1勝13敗「圧力が違う」

大相撲の大関朝乃山(26=高砂)が22日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古3日目に参加し、小結高安と三番稽古を行った。

馬力があり、技術も高い大関経験者の高安に圧倒され、14番取って1勝13敗。初日と2日目は平幕力士相手に相撲を取っていただけに「この2日間とは圧力が違う。(高安は)まわしの取り方とかいろんな技術も持っている」と稽古を振り返った。

勝敗数を見ると「結果はボロボロ」だが「しっかり、バンと立ち合い当たれたのは良かった」と話すように、立ち合いから前に出る相撲が目立った。しかし、押し込んだ土俵際で逆転の投げをくらう場面もあり「相手は守りの攻めが速かった。決めきれなかったので、土俵際で逆転の突き落としとか投げが(を食って)ダメでした。辛抱して攻めることが課題です」と反省した。

合同稽古の前半3日間を終えて「しっかり前に出て相撲が取れている。ダメなところも課題もたくさんあると思うので、しっかり頭の中に入れて初日までに修正したい」と収穫はあった。合同稽古で得た物を生かし、春場所(3月14日初日、両国国技館)で大関としての初優勝を狙う。

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鶴竜が合同稽古 コロナ禍スポーツ界の現状も語る

鶴竜(19年1月撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で進退を懸ける横綱鶴竜(35=陸奥)が22日、両国国技館内の相撲教習所で行われた、合同稽古3日目に参加した。初日から2日続けて相撲を取っていたが、この日は相撲は取らず。平幕の阿武咲、霧馬山、豊昇龍に、胸を出してのぶつかり稽古で汗を流した。

稽古の狙いについて「阿武咲は当たりがいい。そういう圧力のある相手にやっていきたいというのがあった」と説明した。初日、2日目は小結御嶽海を指名して計30番取って相撲勘を確かめ、この日は勢いある相手の当たりを受けて体の状態を確かめた。合同稽古も、残すところあと3日。「なるべく土俵の中に入ってやっていきたい。大関とかともやっていきたいというのもある」と大関朝乃山との三番稽古を希望するなど、調整は順調に進んでいるようだ。

動画配信サイトでスポーツ観戦をするのが趣味だが「全く見る気がない。全然見れてない」と話す。「YouTubeとかでハイライトとかは少し見るけど、コロナのせいで面白みが減っている。お客さんがいないだけで、こんなに面白みが欠けるのかっていうのがありますね。テニスとかも、見ても寂しい。少しはお客さんが入ったけど」と、新型コロナウイルスの影響を受けているスポーツ界の現状を嘆いた。

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明生が合同稽古「1番の収穫」2日連続朝乃山と相撲

申し合い稽古で逸ノ城を寄り切る明生(左)

大相撲の平幕の明生(25=立浪)が21日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた合同稽古2日目に参加し、2日続けて大関朝乃山と相撲を取るなどして精力的に励んだ。大関朝乃山に指名されて5番取るなど、他の関取衆との申し合い稽古を含めると計21番(9勝)。「大関と相撲を取れたのが1番の収穫」と稽古を振り返った。

合同稽古参加のために、茨城・つくばみらい市にある部屋を午前6時ごろに出発しているという。同部屋には豊昇龍と天空海の2人の関取がいるが「やっぱり上位の圧力は上位とやらないと分からない」と、横綱や三役力士との稽古を望んで参加している。「番数の目標は15番以上というのを決めている。内容がもっとよくなればいい」と、さらなる質と量を求める。

再入幕を果たした昨年9月場所から、3場所連続で勝ち越している。最高位は19年九州場所の西前頭2枚目で「どんどんケガする前までの地位に戻ってきている。そこを早く更新できるように。三役、それ以上を期待される力士になっていきたい」と言葉に力を込めた。そのためにも「土俵際の詰めというか、寄り方とか、そういうところを大事に勉強しながらやっていきたい」と課題を克服して、新三役を狙う。

ぶつかり稽古で朝乃山(右)に胸を出してもらう明生

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鶴竜が御嶽海指名し16番全勝、腰の状態は「順調」

合同稽古で御嶽海と三番稽古を行う鶴竜(右)(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で再起を目指す横綱鶴竜(35=陸奥)が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加して、小結御嶽海を指名して三番稽古を行い、16番を取って全勝した。進退が懸かる春場所に向けて、4場所連続休場中の横綱が存在感を示した。

頭で当たって前みつを引いて前に出る形が多く、一方的な展開が目立った。三役常連の相手を指名した理由については「なるべく(過去に)肌を合わせた相手とやりたいと思った」と説明。初場所前の前回の合同稽古では相撲を取らずに実戦を回避したが、今回は初日から調整のペースを上げた。「まず初日なのでここから順調にやっていきたい。今日の時点では悪くなかった」と振り返った。

昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下され、初場所では好成績が求められたが、持病の腰痛などを理由に4場所連続で休場した。師匠の陸奥親方(元大関霧島)は、鶴竜の休場が決まった初場所直前の電話取材で「本人しか分からないからどうこう言えないけど『次はないよ』ということ」と春場所で進退を懸ける立場にあるとの認識を示し、鶴竜自身も「来場所、引退かけて、1日でも早く稽古できる体をつくって頑張ります」と意気込んでいたことを明かしていた。

鶴竜はこの日の合同稽古後、腰の状態について「ここまで順調に来ている」とアピール。残り5日間の合同稽古も“皆勤”する予定で「前回(昨年12月)は関取衆も少なかったし、これから減ったりするとどうなるか分かりませんけど、なるべく今場所で当たる相手とやっていきたい。土俵に入って稽古していきたい」と意欲的に話した。

この日の合同稽古は鶴竜や御嶽海のほかには大関朝乃山、小結高安、前頭阿武咲、明生、霧馬山、逸ノ城、豊昇龍、十両石浦、錦木、王鵬の計12人の関取が参加した。横綱白鵬、前頭若隆景、十両若元春は途中から参加する予定。

合同稽古で御嶽海と会話を交わす鶴竜(左)(代表撮影)
合同稽古を終えて報道陣の取材に応じる鶴竜(代表撮影)

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朝乃山「切磋琢磨していきたい」阿武咲と明生を指名

合同稽古で申し合いを行う朝乃山(右)と阿武咲(代表撮影)

大相撲初場所でかど番脱出を果たし大関朝乃山(26=高砂)が20日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた合同稽古の初日に参加した。平幕の阿武咲と明生を指名して、11番取って8勝3敗。「同世代ですし、来場所も当たる地位にいると思う。切磋琢磨(せっさたくま)していきたいという気持ちで2人を指名しました」と明確な狙いを持って合同稽古に臨んだ。

2人を相手に相撲を取り「自分の相撲が雑ということは相手に攻められているということ。なかなか右四つになれてないということが分かった」と発見があったという。部屋には関取が自身しかおらず、関取衆が集まる合同稽古は貴重な場になっている。大関として初優勝を狙う春場所(3月14日初日、両国国技館)に向けて、「普段出来ない人と稽古できる。ケガしないようにしっかり稽古して頑張りたい」と口にした。

稽古後には稽古を見守っていた春日野親方(元関脇栃乃和歌)から声を掛けられた。「相撲が雑だったのでアドバイスをいろいろといただいた。しっかり頭の中に入れていきたい」。6日間の合同稽古で、さまざまなことを吸収する。

合同稽古で王鵬に稽古をつける高安(右)(代表撮影)
合同稽古の申し合いで明生の攻めを残す朝乃山(右)(代表撮影)

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白鵬と鶴竜が合同稽古参加へ ともに4場所休場中

横綱白鵬(左)と鶴竜

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は19日、大相撲初場所を休場した横綱白鵬と横綱鶴竜が、20日から東京・両国国技館の相撲教習所で行われる合同稽古に参加することを明かした。報道陣の電話取材で明かした。

両横綱は昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されていたが、白鵬は初場所前に新型コロナウイルスに感染し、鶴竜は腰痛により同場所を休場した。同場所後に予定していた横審に注目が集まっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催は延期。いまだ開催されていない。

大阪から東京に開催地が変更となった春場所(3月14日初日、両国国技館)ではまず、両横綱の出場可否に注目が集まる。ともに4場所連続休場中。鶴竜にいたっては、師匠の陸奥親方(元大関霧島)が初場所の休場が決まった際に「本人も来場所、引退を懸けて1日も早く稽古できる体を作って頑張ります、ということ」と話していたなど、土俵に上がれば進退を懸けて臨むことになる。ともに厳しい状況に置かれている。

合同稽古には大関朝乃山や、小結高安、小結御嶽海らも参加予定。また、新型コロナに感染した白鵬と同部屋で初場所の全休措置がとられた十両石浦、同場所前に部屋での集団感染が発生して同場所の全休措置がとられた、荒汐部屋の平幕の若隆景と十両若元春も参加予定となっている。

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近大・長内が高砂部屋入門会見「朝乃山関のように」

高砂部屋に入門する長内(右)は近大相撲部・阿部監督から花束を受け取る(近畿大学提供)

近大相撲部の長内孝樹(4年=21)が19日、東大阪市の同校で高砂部屋への入門会見に臨んだ。3月14日初日の春場所(東京・両国国技館)で初土俵の予定。

高砂親方(元関脇朝赤龍)も同席し、長内は「大相撲に行ってもここで学んだことは忘れず、頑張っていきたい」。部屋には近大の先輩、大関朝乃山が在籍する。「朝乃山関のような力強い相撲をとりたい」と目標に掲げた。

3年までは軽量級が舞台だった。大相撲入りを決めた理由について「4年になって、コロナの影響で試合がなくなっていった。小さいころからやってきた相撲をこのまま終わるのかと、不完全なしこりがずっと残っていた。大相撲でとことんやっていこうと、11月に(近大の阿部)監督と相談して決めました」。

付け出し資格はなく、下からはい上がっていく。「2年で関取が目標です」。小兵だが得意は「中学時代から磨いてきた」という出し投げ。近大の阿部監督も「相撲のうまさがある分、スピードがつけば大成していくと思う」と期待した。

昨年、55歳で急死した近大の伊東勝人前監督とは同じ青森で「中学時代から知っていて、自分にとってはもう1人の父的存在です」。得意の出し投げを「磨いていけ」と指導してくれたのも、伊東前監督だった。「活躍して監督(伊東前監督)を喜ばせたい」と誓った。

師匠の高砂親方にとっても、部屋を継承後初の新弟子となる。それだけに「自分と似ている相撲をとる部分もある。これから指導していくのが楽しみ」と顔をほころばせた。

本来なら「第2の故郷」大阪で行われる春場所も、新型コロナウイルスの影響で東京開催となる。番付の上を目指すスタート地点は、どこでも関係ない。「今までは大きい相手に大きい相撲をとっていた。それでは通用しない。スタイルを変えていきたい」。朝乃山に胸を借り、厳しい世界に立ち向かう。【実藤健一】

◆長内孝樹(おさない・こうじゅ) 1999年(平11)3月1日、青森県生まれ。五所川原農林高から近大。主な実績は18年全国学生体重別115キロ未満級優勝、19年世界相撲男子軽量級準優勝、20年西日本学生体重別無差別級優勝など。175センチ、120キロ。得意は右四つ、出し投げ。4兄弟の三男で全員が相撲経験者。

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朝乃山、専属トレーナーから自立「いろいろ考えて」

若い衆の稽古を見る朝乃山(代表撮影)

大相撲の大関朝乃山(26=高砂)が18日、合同稽古に向けて都内の部屋で最終調整を行った。土俵には入らず、四股や重りを扱ったトレーニングに励むなど、基礎運動を中心に汗を流した。20日から東京・両国国技館内の相撲教習所で行われる合同稽古に参加予定。19日は両国国技館で健康診断を受診するため、合同稽古前の本格的な稽古はこの日が最後となった。前日17日までは土俵に入って幕下を相手に相撲を取っていたが「今日は基礎をしっかりやろうと思っていた」と話した。

昨年6月から付いていた専属トレーナーが、同年11月場所後に外れていたことも明かした。肉体強化などを目的に週3回、同トレーナーの指導のもとで体を鍛えていた。「(昨年)6月からのトレーナーの方はいろいろ考えて、今はやっていないです。(同年)11月場所でけがしてからですね。別に何かあったわけではなくて、いろいろ考えてですね」。現在は自らプランを立て、トレーニングに励んでいるという。

コロナ禍で人との接触が制限される中、同郷の著名人からの応援に感謝する。同じ富山県出身の女優、柴田理恵や室井滋、落語家の立川志の輔から鶏肉などの差し入れをもらうことが多い。この日は柴田から差し入れが届いたと若い衆から報告があり「テレビで見ていた人からいただいてうれしいですね。部屋全員がうれしいと思います。柴田さんとかラインもくれたりする。『肉送りました』とか、『相撲を見て力もらっています』とか」と喜んだ。

昨年の春場所後に大関昇進を決め、在位5場所目となる春場所(3月14日初日、両国国技館)で昇進から1年がたつ。「大関は結果を求められる。番付上でも上から2番目。優勝しないと横綱という話は出てこない。難しい立場にいるけど、それぐらいの気持ちでいかないと上にいけない」と、看板力士としての自覚がにじませた。

20日から始まる合同稽古は、関取衆と胸を合わせる数少ない機会になる。「勝敗を気にせず、コロナ禍の中で関取衆と稽古できるチャンス。しっかり稽古してけがしないようにやっていきたいです」と、気持ちを高めた。

重りを持って足を引く朝乃山(代表撮影)
若い衆のムカデに加わる朝乃山(左から2番目)(代表撮影)(代表撮影)
重りを持ってスクワットをする朝乃山(代表撮影)

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朝乃山「体を丸く」創意工夫で上体起きる課題克服

幕下力士と申し合い稽古を行う朝乃山(右)

課題克服は、創意工夫で乗り切る。昇進を決めた昨年の春場所から1年。先の初場所で11勝を挙げ、かど番を脱出し在位5場所目の大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)を迎える大関朝乃山(26=高砂)が15日、稽古場取材で「工夫」を示した。

この日は基礎運動後、幕下の寺沢、朝玉勢、深井と20番取った(17勝3敗)。これまでと“変化”があったのは、土俵に入る前に、稽古場の羽目板に手を着いて、左右交互に足を上げを入念に5分ほど行ったこと。その意図について朝乃山は「体を丸くしようと(思って)」と明かした。どういうことか。「(立ち合いで相手に)当たって上体が起きちゃうところがある。体が大きいと伸びてしまう。それで前傾姿勢にしようと。体を前に倒せるように」と説明した。

恵まれた体を十分に生かし切れない現状に、先代師匠の錦島親方(元大関朝潮)も常々、稽古場で朝乃山に「アゴを引け」「胸をのけ反らせるな」と口酸っぱく言い聞かせていた。もちろん、そのアドバイスは体に染み込ませていただろうが、あらためて課題克服のために反復した格好だ。

幕下相手にも、立ち合いからすぐに上手を取らず、突き放して右を差す、左上手を取るという取り口も何度か見せた。「(相撲の)幅を広げないといけない。相手によって(相撲も)変えていかないといけない」と朝乃山。9日の取材対応では、何度も「頭を使わないといけない」と話した。心技体で自分に足りないものは「『心』と『技』がない」と答えたが、その技を磨くための工夫を、試行錯誤しながら稽古場で実践している。「心」については「大一番で弱い。大一番で負けてしまっている。普段の私生活から意識したい」と認識。目に見えない自分との闘いだが「『勝ちたい』という気持ちだと相撲が変になったりする。『負けない』という気持ちが必要。落ち着いて1日1番、自分の相撲を取れるようにしたい」と自分に言い聞かせるように話した。

最後に、ファンへ感謝の思いを。昨年はチョコレート含め段ボール2箱分のプレゼントが届いたという前日14日のバレンタインデー。今年は20個ほどのチョコが届けられたという。「手作りだったり、デパートに行って買ってくださったり、郵送にもお金がかかる。すごくうれしいです」と感謝の言葉を並べた。

幕下力士と申し合い稽古を行う朝乃山(右)
幕下力士と申し合い稽古を行う朝乃山(左)
幕下力士と申し合い稽古を行う朝乃山(右)
ゴムチューブを使って体をほぐす朝乃山

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朝乃山が頭脳派へ脱皮?「どう攻めるか頭使うべき」

朝乃山(2021年1月21日撮影)

体も頭もフル回転させて角界の頂点を目指します-。昇進を決めた昨年の春場所から1年。先の初場所で11勝を挙げ、かど番を脱出した在位5場所目の大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)を迎える大関朝乃山(26=高砂)が9日、稽古後の報道陣の電話取材に応じ「頭脳派」への脱皮? を誓った。

部屋の稽古は、初場所後の休みを経て1日に再開。基礎運動や土俵に入っても、ぶつかり稽古にとどめていたが、この日から申し合いを開始。幕下以下の若い衆と15番ほど取った。「約2週間ぶりだったけど特に悪かったところもなく鈍ってもいない。ここから番数を増やしたいと思う」と今後を見据え「部屋には幕下(以下)しかいない。立ち合いとか、その後の流れとかも全然違うので、いろいろな関取衆と(稽古)できるチャンス」という、関取衆との合同稽古に備えるという。

そんな朝乃山が、自分への変化を求めたのが「苦手」と自認する頭を使うこと。立ち合いで思い切り頭からぶちかます-ではない。「15日間(本場所で)やる相手は全員、タイプが違う。その中で相手に対して、どうやって攻めるとかを変えていかないといけない。出稽古が出来ない分、頭を使わないといけない」と説明した。自分の武器である得意の形も「そう簡単に(相手が)右四つにさせてくれない。させてくれない時の対処法、右四つになるまでどう攻めるか工夫しないといけない。出稽古が出来ない状況で、やっぱり頭を使うべき」と何度も「頭」を繰り返した。

それは4連敗中の“天敵”ともいえる関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)対策にも通じる。ちょうど1年前は、自分が大関を目指した時期で、その1年後の今は照ノ富士が大関復帰にリーチをかけた状況。この1年間で4連敗した相手には、相四つの「右四つがっぷりになれば相手の方が一回り大きいから胸を合わせると勝てない。下から下から攻めるとか、上手を取らせないとか」と、自分本位でなく相手の得意にさせない体勢作りを頭でイメージ。当たって土俵際まで押し込んだ昨年9月の秋場所を頭に思い描きながら話した。一方で自分が左上手を取れず上体が起き胸を合わされ、さらに相手に先に上手を取られ敗れたシーンも脳裏に残る。「そう簡単にはいかない。勝てないと言うことは何かが弱い、足りないということ」と話しつつ「自分の相撲を貫き通すしかない」と気丈さは失わなかった。

こう熱っぽく話す相撲いちずな朝乃山にも、ほっと心和ますひとときがある。ファンからの応援だ。昨年は段ボール2箱のチョコレートやプレゼントが届いたバレンタインデーが近づく。そこは本場所になぞらえ「(2月に入って)まだ9日目なんで。まだ時間があります」と、プレゼント攻勢もすっかり慣れたもの? 最近では受験を控えた女子校生から「朝乃山関の取組を見ると元気が出るので私も受験頑張ります」というファンレターが印象に残っているという。「自分の相撲を見ていただいて元気がもらえるなら、自分もより一層、頑張りたい。お客さんが頑張れるならうれしい」と、これからも土俵からメッセージを伝えるつもりだ。春場所の番付発表日(3月1日)が27歳の誕生日。「年でいうと中堅の部類に入る。大関として優勝したい気持ちが一番、強い」と“中堅頭脳派”を目刺し力強く締めくくった。

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朝乃山「優勝を狙わないと」“番付の重み”語った

春場所に向けて稽古する朝乃山(日本相撲協会提供)

1月の大相撲初場所で平幕優勝が出たことに、大関朝乃山(26=高砂)が、あらためて“番付の重み”を口にした。

朝乃山はこの日、新型コロナウイルスの影響を受け例年の大阪開催でなく東京開催になった、春場所(3月14日初日、両国国技館)に向けて稽古を再開。初場所千秋楽以来、8日ぶりにまわしを締めたこの日の稽古始めは、四股、すり足、ぶつかり稽古で汗を流した。初場所は平幕の大栄翔(27=追手風)が13勝2敗で初優勝。初のかど番で臨んだ朝乃山は両横綱不在の中で11勝4敗の“及第点”といえそうな成績だったが、本人の見立ては厳しい。「この番付でやるからには優勝を狙わないといけない。(結果を)残せたと思わないようにしないといけない」と話し、さらに平幕優勝には「番付の意味がなくなる。最高位として出ているので優勝して当たり前と思われる。結果を残さないといけない」と、賜杯をさらわれたことを悔やんだ。

昨年3月の春場所後に大関昇進を決めてから1年。近大出身で第2の故郷ともいえる、その縁浅からぬ大阪での春場所が、今年は見送られた。「(大阪で)やりたかった。残念です」と話しつつ「緊急事態宣言も出たし仕方ない。その分、国技館でしっかり自分の相撲、姿を見せられればお客さんも喜ぶと思う」と切り替えは出来ている。

コロナ禍での、つかの間の息抜きも、初場所千秋楽翌日から1週間の場所休みでできた。部屋の近場にある店に出向き「ラーメンや定食、焼き肉店とか久しぶりの外食でおいしかった」と、ささやかながら楽しんだ。ビデオや映画、ドラマ鑑賞など、部屋での過ごし方も心得てきた。両横綱が今度こそ、出場するであろう春場所に「優勝争いに残らないといけない。(そこを)目指して行かないといけない」と心技体を整えながら春場所に向かう。

春場所に向けて稽古する朝乃山(日本相撲協会提供)

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初V大栄翔「来場所しっかり」大関への再スタート

初優勝した初場所から一夜明けてリモートでの会見に出席し、自慢の大きな手を画面越しの報道陣に見せる大栄翔

大相撲初場所で初優勝を飾った西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が25日、埼玉・草加市内の部屋でリモートによる一夜明け会見に臨んだ。「気持ち的にすごくうれしかった。優勝できたことの実感がわいて、うれしく思いました」。お祝いのメッセージ等が約400件届いたが、「まだ返せていないんで、返していきたい」と律義な素顔をのぞかせた。

初場所を振り返り、「立ち合いの踏み込み、角度が自分でもあったと思う。休まず攻められたのがよかった」。両横綱が不在の中、初日の朝乃山から大関戦3連勝、7日目までに三役以上を総なめして主役に躍り出た。「序盤に勝てたので乗れたと思う。格上の相手との対戦なんで、思い切りいけた」と振り返る。

中でも7日目の関脇隆の勝戦を納得の一番に挙げた。「一番いい立ち合いで、師匠(追手風親方=元幕内大翔山)にも『よかった』と言われて自信になった」。優勝への意識も、千秋楽の優勝インタビューでは「14日目を終えて」と答えたが、「(ストレート給金の中日で)自分の中ではまだまだ先が長いと思ったが、周りからたくさん言ってもらえてありがたかった。考えないようにしたが、頭の中に少しはありました」と明かした。

幕内最高優勝について「夢のまた夢で、自分的にはテレビの中の話。自分がするとは考えられなかった」。ただ、現実的に印象づけられたのが18年九州場所、埼玉栄高の後輩・貴景勝の初優勝だったという。「身近な人が優勝してすごい。自分も刺激になった」と振り返る。

春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)では、関脇復帰が濃厚で、大関昇進をかけた再スタートとなる。「優勝してうれしいが、ここで気を抜かず来場所しっかりやっていきたい」。次の、さらなる上の目標へすでに気持ちを切り替えている。【実藤健一】

初優勝した初場所から一夜明けてリモートでの会見に出席して笑顔を見せる大栄翔
初優勝した初場所から一夜明けてリモートでの会見に出席した大栄翔

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朝乃山が大関対決制す「来場所につながる相撲を」

正代(右)を土俵際へ押し込む朝乃山(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

大関朝乃山(26=高砂)自身初のかど番場所を白星で締めた。右を差すことはできなかったが、逃げる正代をはず押しで攻め続けて押し出した。

「来場所につながる相撲をと思った。相手が逃げる方に出られた」と納得の一番。今場所はかど番ながら優勝争いに加わり「初のかど番ということは考えずに自分の相撲を取り続けた。それが結果につながった」と無心で土俵に上がっていた。

懸賞を手にする朝乃山(撮影・小沢裕)

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“地味キャラ”大栄翔テッポウで大きな手鍛え初賜杯

優勝インタビューで笑顔を見せる大栄翔(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風)が初優勝を果たした。勝てば優勝、敗れれば決定戦に持ち込まれる可能性もあった大一番で、隠岐の海を突き出して13勝目。埼玉県出身では初、追手風部屋としても初めての優勝となった。3度目の殊勲賞、初の技能賞も獲得。“地味キャラ”とも呼ばれた実力者が、両横綱不在、綱とりに挑んだ大関貴景勝が不振となった場所で主役を張った。初場所は6年連続で初優勝力士誕生となった。

   ◇   ◇   ◇

歓喜の瞬間を迎えても、険しい表情はあえて崩さなかった。大栄翔の顔は、自身の赤い締め込みのように紅潮したまま。勝ち名乗りを受けて花道に引き揚げると、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)が待っていた。「うれしさよりも緊張感があった。(師匠に)『おめでとう』と言われてうれしかった」。張り詰めていた感情の糸が、緩んだ瞬間だった。

勝てば優勝が決まる大一番で、会心の相撲を見せた。立ち合いから隠岐の海の差し手をはね上げ、左右ののど輪で一方的に引かせた。「自分の相撲を取りきるしかない。迷いなくいった」。初日から7日連続で役力士を破った突き押しは、千秋楽も健在だった。

脚光を浴び続ける相撲人生ではなかった。むしろ、実績の割には地味な印象が先行していたかもしれない。同部屋には幕内屈指の人気を誇る遠藤がいて、仲のいい貴景勝や、同学年の朝乃山は看板力士に成長。身近な存在が先を行くことが多かった。新十両会見では師匠の追手風親方に「声をもっと張れよ」と怒られるなどシャイな一面もあるが、地道に稽古を重ねる我慢強さはあった。

高校相撲の名門、埼玉栄高でレギュラーをつかんだのは3年で、2年までは補欠でちゃんこ番。同校相撲部の山田道紀監督は「文句を言わず黙々と稽古していた。芯が強い。控えの後輩の教材になっていた」と振り返る。「うちは弱い子にはテッポウをさせる。大栄翔もずっとテッポウをやっていた」と同監督。地道にテッポウ柱を打ち続けた手のひらは分厚い。もともと手は大きく、中2でサイズの合う手袋がなくなった。母恵美子さんによると、古い友人に「キャッチボールの時はグローブがいらないね」とからかわれたことも。突き押しの威力は大きな手を介して確実に伝えた。

自身を含めて関取6人を誇る部屋では、稽古相手に不足はなかった。感染対策で出稽古が禁止され、調整の難しさを漏らす関取もいる一方で「恵まれていると思う。(突っ張りの)回転の良さは申し合いで積み重ねることが大事なので」。コロナ禍だからこその“アドバンテージ”が生きた。

昨年は全5場所で優勝力士が異なり、新年最初の場所も6年連続で初優勝力士が誕生した。“戦国時代”まっただ中の角界で、大関昇進の期待もかかる。「期待に応えられるように頑張りたい」。資質は証明済み。磨いた突き押しの威力を、これからも信じ続ける。【佐藤礼征】

<大栄翔アラカルト>

◆埼玉初 埼玉県出身の力士では初めて。他に優勝がないのは宮城、福井、岐阜、静岡、滋賀、京都、和歌山、島根、徳島、宮崎、沖縄で11府県。

◆平幕優勝 昨年7月場所の照ノ富士以来、平成以降では13例目。

◆アベック優勝 十両で同部屋の剣翔が優勝。幕内、十両のアベックVは05年九州場所の高砂部屋(幕内朝青龍、十両闘牙)以来。1場所15日制が定着した49年夏場所以降では19例目。

◆埼玉栄高 豪栄道、貴景勝に続いて3人目。

◆平成生まれ 照ノ富士、御嶽海、貴景勝、朝乃山、正代に続き6人目。

大栄翔(左)は隠岐の海を突き出しで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)
隠岐の海(後方左)を突き出しで破り幕内優勝した大栄翔(撮影・鈴木正人)
隠岐の海(左)を激しく攻める大栄翔(撮影・河田真司)
花道を引き揚げる大栄翔(撮影・鈴木正人)

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大栄翔、埼玉県勢で初優勝決める!/千秋楽写真特集

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔が、悲願の初優勝を果たした。単独先頭で迎えた千秋楽、勝てば優勝、敗れれば決定戦に持ち込まれる大一番で。隠岐の海を突き出して13勝目。立ち合いから圧倒する完璧な相撲内容で、歓喜の瞬間を迎えた。埼玉県勢では初、追手風部屋勢でも初めての優勝。昨年は全5場所で異なる優勝力士が誕生したが、2021年も“角界戦国時代”を象徴するような幕開けとなった。大栄翔は殊勲賞、技能賞も獲得。両横綱が不在、綱とりに挑んだ大関貴景勝が不振だった場所で主役を張った。

正代は結びで朝乃山との大関対決に敗れ、11勝4敗で今場所を終えた。2度目の優勝こそ逃したものの、初のかど番場所で千秋楽まで優勝争いに絡んで存在感を示した。同じく初めてのかど番を乗り越えた朝乃山は、11勝4敗で今場所を終えた。

大関復帰を目指す関脇照ノ富士は、明生を退けて11勝目を挙げた。返り三役の昨年11月場所では13勝。大関とりが懸かる3月の春場所に向けて、弾みをつける1勝となった。

三賞受賞者は大栄翔以外では、照ノ富士と新入幕の翠富士の2人が技能賞を獲得した。

場所直前に約900人を大将に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果、力士65人を含む協会員83人が初日から休場。白鵬と鶴竜の両横綱が3場所連続で初日から不在となるなど、混沌(こんとん)とした場所が終わった。

八角理事長(手前)から内閣総理大臣杯を受け取る大栄翔(撮影・鈴木正人)

優勝インタビューで笑顔を見せる大栄翔(撮影・河田真司)

表彰式に臨む大栄翔(左)

千秋楽の熱戦を写真で振り返ります。

幕内

朝乃山押し出し正 代

朝乃山(手前)との取組中、式守伊之助(左)にぶつかる正代(撮影・鈴木正人)

朝乃山(奥)に押し出される正代(左)を回避できず接触してしまう行司の式守伊之助(撮影・河田真司)

朝乃山(左から2人目)は正代を押し出しで破る。行司の式守伊之助(左)は土俵に押し出されたが、履いていた草履は残っていた(撮影・小沢裕)

正代 相手の圧力に負けて下がってしまった。そこがいけなかった。(大栄翔が先に優勝を決めたが)先に決められた方が気は楽だった。何とか勝てるように気持ちを作っていったが、最後の一番としては後味が悪い。また頑張ります。

照ノ富士すくい投げ明 生

明生(右)をすくい投げで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

高 安はたき込み隆の勝

高安(左)をはたき込みで破る隆の勝(撮影・河田真司)

高安(後方)をはたき込みで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

隆の勝 最後の相撲に勝ててよかった。(大栄翔の優勝は)刺激になります。

霧馬山押し出し御嶽海

霧馬山(左)を押し出す御嶽海(撮影・河田真司)

御嶽海 来場所につながる一番と思ったんで、しっかり勝ててよかった。15日間、何とか体がもったかなと思います。目標の2桁にあと1番が遠かったが、来場所に向けてまた頑張ります。

北勝富士押し出し逸ノ城

逸ノ城(左)を押し出しで破る北勝富士(撮影・河田真司)

隠岐の海突き出し大栄翔

隠岐の海(左)を激しく攻める大栄翔(撮影・河田真司)

隠岐の海(左)を突き出しで破り、幕内優勝を決める大栄翔(撮影・河田真司)

隠岐の海を突き出しで破り、勝ち名乗りを受ける大栄翔(撮影・河田真司)

大栄翔 (優勝インタビュー)自分の相撲を取りきるしかない。悔いがないよう、思い切りいこうと迷わずいきました。本当うれしさしかない。よかったです、本当に。(賜杯は)あんなに重いとは思わなかった。びっくりしている。

宝富士寄り倒し志摩ノ海

宝富士(奥)を寄り倒しで破る志摩ノ海(撮影・河田真司)

志摩ノ海 根負けしなかった。頭上げず、我慢していけと稽古場で師匠(木瀬親方)に言われるが、それを実行できたと思う。

琴勝峰勇み足佐田の海

琴勝峰(右)は佐田の海の勇み足で白星(撮影・鈴木正人)

豊昇龍寄り倒し阿武咲

豊昇龍(下)を寄り倒しで破る阿武咲(撮影・河田真司)

阿武咲 終始落ち着いて相撲がとれた。最後のいい相撲で締めくくれてよかった。

栃ノ心寄り切り照 強

照強(左)は寄り切りで栃ノ心を破る(撮影・小沢裕)

琴恵光押し出し玉 鷲

玉鷲(左)に押し出される琴恵光(撮影・河田真司)

玉鷲 (歴代7位タイの通算連続1316回出場を白星で飾り)記録は気にしていないし考えていない。しっかりやり続ければこういう感じになる。人がどう思うかで、自分からはあまり言えない。

遠 藤寄り切り琴ノ若

琴ノ若(右)を寄り切りで破る遠藤(撮影・河田真司)

琴ノ若 (勝てば敢闘賞の一番に敗れ)自分の力不足なので、しっかり受け止めたまた稽古を積みたい。

竜 電押し出し碧 山

竜電(左)を押し出し出しで破る碧山(撮影・河田真司)

明瀬山押し出し

1回目の取組で同体となる輝(左)と明瀬山(撮影・河田真司)

明瀬山と輝の一番で物言いがつき協議する審判団(撮影・小沢裕)

明瀬山(右)を押し出しで破る輝(撮影・鈴木正人)

 (物言いで同体取り直しの末に勝利)どっちかなという感じで、もう一番あってもいいように気持ちを切らさずにいった。2番目の相撲は自分らしく攻めていけた。ああいう相撲をとれたら来場所につながる。

翠富士肩透かし翔 猿

翔猿(右)を肩すかしで破る翠富士(撮影・河田真司)

翔猿 (6勝9敗で終わり)ちょっとダメだったスね。まだまだ安定していない。自分の相撲を磨いていきたいです。

徳勝龍押し出し大翔丸

徳勝龍(右)を押し出しで破る大翔丸(撮影・鈴木正人)

豊 山押し出し妙義龍

豊山(左)を押し出しで破る妙義龍(撮影・河田真司)

妙義龍 いつもより緊張しましたね。(千秋楽)7勝7敗は何回もあるが、勝つと負けるでその後が全然違う。勝ち越せたのは大きい。

天空海押し出し英乃海

天空海(左)を押し出しで破る英乃海(撮影・鈴木正人)

英乃海に押し出しで敗れた天空海(撮影・河田真司)

大相撲初場所千秋楽の幕内土俵入り(撮影・河田真司)

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