上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

33歳村田、次戦はビッグマッチか?本田会長が示唆

村田諒太はロブ・ブラントに勝利し笑顔で会見する(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇12日◇エディオンアリーナ大阪

村田諒太の今後について、帝拳ジムの本田明彦会長は「まだ全く何も考えてない」とした上で、33歳という年齢も考慮し「ただの防衛戦はないよ」とビッグマッチを示唆した。「ミドル級には本当の超一流が何人かいるから、(村田は)やりたくてしょうがないだろう。(マッチメークで)いろいろもめてるし(村田を)選んでくれることを祈ってる。今日の試合がどう評価されるかだろうね」と話した。

村田はロブ・ブラントに勝利し、ベルトを巻いて涙ぐむ(撮影・加藤哉)

関連するニュースを読む

村田諒太に強力な援軍!王者ドネア指導者が合流へ

ミット打ちでパンチを放つ村田(撮影・大野祥一)

ボクシング前WBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が6月10日から強力な「援軍」を迎える。

7月12日にエディオンアリーナ大阪で、昨年10月に判定負けを喫した現王者ロブ・ブラント(28=米国)との再戦を控え、6日には都内の所属ジムで練習を公開。84年ロサンゼルスオリンピック(五輪)の米国ボクシング代表監督などを務め、プロでも過去20人以上の世界王者を指導したケニー・アダムス・トレーナー(78)が9日から約1週間の日程で来日。ブラント攻略に向けた戦術面のアドバイスを受けるという。

村田は「ボクシングの指導ではなく、戦術の相談ということです。試合まであと1カ月で作戦の相談をするには良い時期だと思う」と名トレーナーの合流を歓迎した。アダムス氏は現在も、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝でWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)と対戦する5階級制覇王者で現WBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)を指導するバリバリの現役トレーナー。旧知の関係にある帝拳ジムの本田明彦会長も「やっていることの確認と万全を期すため」と招く意図を明かした。

5日に8回のスパーリングを消化したという村田は「きつかったですけれど、ボクシングの調子はいいです」と順調な調整ぶりを強調。6日のジムワークではカルロス・リナレス・トレーナーとの入念なミット打ちなどで汗を流した。来週からは名伯楽の“頭脳”も入れ、ブラント撃破へのイメージを膨らませていく方針だ。

スパーリングパートナーのアリアス(左)とともに笑顔を見せる村田(撮影・大野祥一)
ロープが張られたリングでシャドーをする村田(撮影・大野祥一)

関連するニュースを読む

タイソン東京Dの衝撃 日本ボクシングのビッグバン

90年2月、WBA・IBF・WBC世界ヘビー級タイトルマッチの10回、マイク・タイソン(右)はジェームス・ダグラスの強烈パンチでダウンを喫しKO負けする

<平成とは・バトル編(1)>

日本ボクシング界は7人の世界王者を抱えて、令和時代の幕開けを迎える。現役世界王者不在で始まった平成元年から30年。日本は世界屈指のボクシング大国に躍進した。「平成とは」バトル編のスタートはボクシングで3回連載する。第1回は元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)の東京ドーム防衛戦から平成の時代を検証する。

  ◇   ◇   ◇  

昭和から平成に変わるころ、日本ボクシング界は冬の時代だった。88年(昭63)、89年(平元)の年間最優秀選手は該当者なし。89年は1年を通して現役世界王者がいなかった。日本のジム所属選手の世界挑戦は、88年1月から実に21連続失敗。世界戦のテレビ中継も夜から休日の昼間の時間帯へと移行しつつあった。

そんな時代に世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)は、日本にやってきた。88年3月21日、東京ドームでトニー・タッブス(米国)との防衛戦が実現した。興行した後楽園スタヂアム(現東京ドーム)の当時の興行企画部長で、日本ボクシングコミッション理事長の秋山弘志(81)は「最高10万円のチケットが2、3日で完売した。衝撃的だった」と回想する。会場は5万1000人の大観衆で埋め尽くされた。試合はタイソンの2回KO勝ち。総売上15億円は1日の興行として今も最高という。

デビューからKOの山を築き、無敗のまま3団体の世界王座を統一したタイソンは、あのムハマド・アリと並び歴代最強と評されていた。1試合の報酬が10億円を超える世界で最も稼ぐスポーツ選手で、試合はカジノでも収益が見込めるラスベガスなど米国内の一部に限られていた。タッブス戦は初めて米国以外で開催された防衛戦だった。

「完成した東京ドームを世界に広めるため、こけら落とし興行として企画したのでそれなりの資金は用意した」と秋山は振り返る。それでも交渉は難航した。暗礁に乗り上げかけた時、業界に人脈を持つ帝拳ジムの本田明彦会長がプロモーターに名乗り出た。「失敗したら私は辞職する覚悟だったが、交渉を本ちゃん(本田)に任せたら、とんとん拍子にうまくいった」。

90年2月11日、再び東京ドームでタイソンの防衛戦を実現させた。しかし、最高15万円に設定したチケットは伸び悩んだ。勝って当たり前の試合に、財布のひもが固くなった。ところが、この試合でボクシング史に刻まれる「世紀の大番狂わせ」が起きる。挑戦者ジェームス・ダグラス(米国)に、タイソンが10回KOで初めて負けたのだ。

中継した日本テレビで解説をした元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史(58)は「タイソンは練習でダウンするなど調子が悪かった。アナウンサーの“時代が変わった”という言葉を覚えている。その試合を日本から発信したことは大きいと思った」と今も鮮明に記憶している。試合は米国をはじめ世界50カ国以上に放送されていた。

国内の視聴率は昼間の試合にもかかわらず38・9%(ビデオリサーチ調べ)。KO負けの瞬間は51・9%を記録。その衝撃が冬の業界に“ビッグバン”を起こした。国内の試合にも観客が押し寄せ、ジムの練習生が急増。91年のプロテスト受検者が88年の1・5倍に増えた。「タイソンはボクシングファンも、そうじゃない人も引きつけた」と浜田は言う。タイソン敗戦の4日前にWBC世界ミニマム級王座を奪取して、平成初の世界王者になった大橋秀行(54)は「タイソン戦の前後、普通の10回戦の興行でも後楽園ホールが超満員になった。ブームが来たと思った」と証言する。

一方で日本の国際的な評価も高まった。「世界の日本を見る目が変わった。試合の解説で米国に行くと対応も全然違った」(浜田)。海外との太いパイプができたことで日本選手の世界戦の興行数も急増。87年には年間5試合まで落ち込んでいたが、辰吉丈一郎が「浪花のタイソン」の異名で一気にスターに駆け上がるなど、92年には19試合に増えて世界王者も5人になった。94年12月の辰吉-薬師寺戦の視聴率は39・4%。タイソンの数字も超えた。

タイソンが東京で王座を失った半年後、日本初の民間衛星テレビ(WOWOW)の放送衛星が打ち上げられた。91年4月に本放送を開始する同局が、開局PRの目玉に選んだのがタイソンだった。復帰第2戦から独占契約で生中継した。チーフプロデューサーの大村和幸(59)は「ビジョンは世界最高峰を伝える。そこでタイソンに目をつけた。負けたとはいえ、知名度と実力は圧倒的だった」と振り返る。

番組名は「エキサイトマッチ」。タイソン戦のほか、毎週2時間枠で、世界で年間約120試合開催されていた世界戦のうち100試合以上を放送した。「当時、ドン・キングら米国3大プロモーターは、それぞれテレビ局が分かれていた。本田会長に交渉をお願いしたらその壁を超えて放送権を獲得できた。これは世界初の画期的なこと。タイソンをプロモートした信頼と人脈のおかげです」と大村は話す。

現在も続くこの同局最長寿番組は、日本人ボクサーのレベル向上に大きく貢献した。「あの番組で日本選手のレベルが飛躍的に上がった。毎週、世界一流の技術を映像で見て、選手がまねするようになった。日本のボクシングを強くした一番の要因」と大橋は分析する。「学生時代から番組を見ていた村田諒太が、俺のトレーナーはエキサイトマッチでしたと言ってくれた」と大村も明かす。

現在、日本の男子の現役世界王者は7人。王座が2団体から4団体に増えたとはいえ、世界王者の数で世界のトップ3に入るボクシング大国へと躍進を遂げた。選手のレベルも向上したが、浜田は「力があるときにチャンスがなければ王者になれない。世界戦という舞台を数多くつくれるようになったプロモートの力も大きい」と話す。

昨秋、元世界ヘビー級王者が東京ドームを訪れた。彼の名はジェームス・ダグラス。あの「世紀の大番狂わせ」を振り返る、米国のテレビ番組の収録だった。インタビュー出演した秋山がしみじみと言った。「いまだに世界で語り継がれている。タイソンの試合を日本で興行した効果は計り知れない」。あのビッグバンの衝撃波は今、令和の時代に達しようとしている。【首藤正徳】(敬称略)

平成のボクシング界について語る元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史さん
日本ボクシング界の歩み

関連するニュースを読む

亀海喜寛「引退しました」今後はトレーナーになる

引退を発表した元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(18年1月9日)

ボクシングの中量級で世界的に活躍した元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(35=帝拳)が現役引退した。7日、帝拳ジムの本田明彦会長が明かした。6日に自身のSNSを更新し、「引退しました」と記していた。8月のスーパーウエルター級10回戦で、グレグ・ベンデティ(米国)に0-3で判定負けしたのが最後の試合だった。

昨年8月、元4階級制覇王者コットとWBO世界同級王座決定戦を戦った。超ビッグネームに奮闘も、世界初挑戦でベルトに届かなかった。引退理由に「最後の2戦は何故かわかりませんが序盤で上腕二頭筋に力が入らなくなり、以前のようにパワーパンチを最後まで打ち続ける事が出来なかった」と明かした。

05年にプロ入りし、13年に東洋太平洋ウエルター級王座を獲得。11年からは米国を主戦場にし、8月のベンデティ戦が米国での10試合目、戦績は27勝(24KO)5敗2分けだった。今後はトレーナーになる。

17年8月、WBO世界スーパーウエルター級王座決定戦でミゲル・コット(右)を攻める亀海

関連するニュースを読む

村田諒太対ゴロフキン戦可能性残っていると本田会長

ミット打ちで右ストレートを打ち込む村田諒太(撮影・阿部健吾)

ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)の今後について本田明彦会長が20日に取材に応じ、元3団体統一同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦の可能性が残っていると明かした。

15日に米国で行われた2団体統一(WBAスーパー、WBC)世界同級タイトルマッチで、挑戦者の元2階級制覇王者アルバレス(メキシコ)に0-2の判定負けで初黒星を喫したが、以前より両者の間で東京ドームでの興行の交渉が進んでいた。王座陥落したことで消滅と思われたが、「評価は落ちていない。タイトルが無くても戦う価値がある選手」と8年間も王者であり続けた実績を分析。「ゴロフキンの気持ちしだい」と述べた。村田は10月20日に米ラスベガスで同級2位ロブ・ブラント(米国)との2度目の防衛戦を迎えるが、「内容が問われる。圧倒的に勝たないといけない」と見定めた。

村田本人はこの日は都内のジムで調整に励み、「あと1カ月ですね。調子は良い」と強調した。ゴロフキンを含め、今後のマッチメークを円滑に進めるためにも、内容が問われる一戦になる。

関連するニュースを読む

村田V2戦にWBA横やり指令 本田会長怒りあらわ

村田諒太(2018年4月15日撮影)

 ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、WBA指令を無視でビッグマッチに突き進む。

 WBAの次戦興行権入札指示に村田陣営は応札せず、13日に同級2位ブラント(米国)陣営が落札した。帝拳ジム本田明彦会長(70)は14日に今後も無視を断言。10月20日に米ラスベガスで、ノンタイトル戦も辞さずに他の世界ランカーと交渉中と明かした。さらに9月の2団体統一王者ゴロフキン(カザフスタン)対元王者アルバレス(メキシコ)の両陣営とも、次々戦で対戦を確約されたと明言。この勝者との対戦を最優先に、10月はビッグマッチ前哨戦とする。

 本田会長はWBAへの怒りをあらわにした。4月の初防衛成功後、村田陣営はV2戦相手に他の世界ランカーと交渉。7月までに候補は2人に絞られ、10月20日にラスベガス開催も内定した。そこへWBAが突然ブラントとの指名試合を指令。「WBAも了解していた。急な指令は理解できない」と不快感を示した。

 WBAは暫定など王者乱発を批判され、メンドサ会長がようやく一本化の方針を示していた。指名試合とするなら、スーパー王者ゴロフキンと正規王者村田を優先すべきところ。しかもブラントは昨年10月の初黒星が最新の試合。本田会長は「知名度もなくつまらない相手。やる意味も指名理由もない」と憤る。

 一切交渉せず、13日に入札通知にも応じず、しかもファイトマネーの分配は約50%にあきれるばかり。その結果、ブラント陣営が最低20万ドル(約2200万円)の入札を20万2114ドル(約2220万円)で落札。本田会長は「これからも無視。返上はしない。剥奪するなら訴えるが、次はノンタイトルでもいい」と無視を貫く。

 何よりも村田には世紀のドリームマッチが目標にあり、すでに内定と言える段階にある。昨年引き分けたGGGことゴロフキンとカネロことアルバレスが、9月15日にラスベガスで再戦する。ミドル級スーパースター対決の勝者に村田が挑戦することが、すでに両陣営から約束されている。

 本田会長は村田の思いを代弁した。「ずっとゴロフキンやカネロと戦うためやってきた。年齢もあるし、今は自信も持っている。タイトルなんていいとも言っている」と。誰が強いのか、俺がどこまで通じるのか。村田の最終目標実現へ、10月の次戦はビッグマッチ前哨戦プランを貫いていく。【河合香】

 ◆入札制度 タイトルマッチなどで両陣営の交渉がまとまらなかった場合、認定団体が興行主を募集。期日を決めて金額提示を行い、最も高い金額を提示した興行主が権利を売る。

WBA世界ミドル級王者村田諒太(2018年4月13日撮影)

関連するニュースを読む

村田にベガスからラブコール、初防衛クリアで秋凱旋

15年11月、ラスベガス市内で一夜明け会見を行った村田

 ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、王者として「聖地」に凱旋(がいせん)する。4月15日の初防衛戦(横浜アリーナ)をクリアすれば、今秋に米ラスベガス・MGMグランド・ガーデンアリーナでV2戦を行う計画が明らかになった。帝拳ジムの本田明彦会長(70)が22日、「9月か10月にMGMでやる」と明言した。

 欧米人が主流のミドル級でベルトを巻く実力にラブコールが届いた。老舗映画会社として創業したMGM社。現在は世界的にリゾートホテル経営を手がける中、同級8位ブランダムラ(イタリア)を迎える村田のV1戦に注目。日本で開催される世界戦では初めてスポンサーとしてロープなどに名前が入る。その先にあるラスベガスでの試合を見越しての青田買いだ。

 世界最大規模のメガリゾート「MGMグランド」内の1万6800人収容のアリーナは、現在のボクシングの中心地。90年代はタイソンで有名で、97年の世界戦でホリフィールドの耳をかじった。00年以降は「世紀の一戦」パッキャオ対メイウェザーなどのビッグマッチに重用。村田は16年7月に同会場の前座戦でタドニッパに1回KO勝ちしている。今回は王者として、メイン級で帰還する。対戦相手について、本田会長は海外で報じられているリオ五輪銀のファルカオ(ブラジル)ではなく「米国人とやりたい」と望んだ。

 この日も都内ジムで3時間練習した村田は「会長がゴーサインを出した相手とやる。そのスタンスは変わらない」と述べた。まずはベルトを守り、そして先を見る。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

リナレス「絶対負けない」世界最強ロマチェンコ倒す

ホルヘ・リナレス(14年12月撮影)

 日本が生んだボクサー史上最高峰のビッグマッチが実現する。3階級王者ホルヘ・リナレス(32=帝拳)と、五輪2連覇で世界最速7戦目で2階級制覇したワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)が5月12日に対戦する。14日、帝拳ジムの本田明彦会長(70)が明かした。国内ジム所属選手では過去最大級の世界戦。会場は「ボクシングの殿堂」米ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで、今年最注目の一戦となる。

 WBA世界ライト級王座の4度目の防衛戦となるリナレスには念願の試合となる。近年は敵地での熱戦を重ね、評価を得た。17歳でベネズエラから単身来日し、技術を培い、一世一代の大勝負にたどり着いた。

 ロマチェンコは米スポーツ専門局ESPNのパウンド・フォー・パウンド(全階級通じての最強選手)で1位に君臨。「ハイテク(高性能)」の異名を取る技術で、直近4試合で相手を棄権に追い込んだ。1階級上げ、世界最速の12戦目での3階級制覇をかける。

 千葉県成田市で合宿中のリナレスは「決まって良かった。何年も前から僕はやりたかった。絶対負けない!」とコメント。世界最強の男を倒すため、準備を進めていく。【阿部健吾】

リナレスとロマチェンコの比較表

関連するニュースを読む

ネリのファイトマネー7割凍結、WBCから待った

2回、ネリ(右)のパンチを受けてダウンする山中(撮影・小沢裕、2018年3月1日)

 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)の引退試合に禍根を残した前王者ルイス・ネリ(メキシコ)のファイトマネーが一部凍結されることになった。2日に帝拳ジムの本田明彦会長(70)が、「WBCから、すでに払った30%分の残りの70%の支払いを待つように連絡があった」と明かした。

 ネリは同級タイトルマッチの前日計量で大幅な体重超過を犯し、はかりの上で王座を剥奪されていた。減量苦の有無による山中と体調面の差も大きく、1日の試合は2回TKO勝ちしたが、王座は空位となり、失態に批判が集中していた。WBCは計量失格のペナルティーを今後決定し、資格停止の処分を下す見込み。ファイトマネーの処分も含まれる可能性があり、凍結はそれまでの措置となる。国内の世界戦では、対戦相手が失格しても満額は支払われるケースが主だった。

 日本歴代2位の世界戦12連続防衛を果たし、「神の左」の愛称でも親しまれた山中。そのラストファイトに影を落としたネリ。この日、国内の統括機関であるJBC(日本ボクシングコミッション)には、意見や抗議の電話が殺到した。「しっかりWBCに意見してほしい」「なぜ試合を行ったのか」など、夕方までに50件以上が寄せられた。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

来春国内で初防衛戦、夏には米国でビッグマッチ予定

新王者に輝きベルトを巻いてポーズを決める村田(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級王座決定戦12回戦>◇22日◇東京・両国国技館

 帝拳ジムの本田明彦会長は試合後、今後の村田の予定について、来春ごろに初防衛戦を国内で行った後、夏に米国でビッグマッチを行うことを明言した。「初防衛戦だけは国内でやる。それが終わったらボブ・アラムの興行で米国で試合をすることになる。夏ごろになるのでは」と語った。

 「王座を長く防衛する気持ちはない」とも明かし、米国進出後は王座統一戦などのビッグマッチを目指すという。「まだ上がいるわけだから、これからそこにチャレンジする資格を得る。今日はそのための1歩だった」と、今回の王座奪取があくまでスタートであることを強調した。

 最大の標的はミドル級3団体の王座を保持する無敗のゴロフキン。対戦が実現すれば億単位のファイトマネーが約束されるスーパーファイトになる。「ゴロフキンクラスとどう戦うか。これから村田も技術的にももう1歩上を目指すことになる」と本田会長。これからは世界最強の男が村田のターゲットになる。【首藤正徳】

関連するニュースを読む

ネリ薬物故意か「牛1頭分食べないと検出されない」

ルイス・ネリ(17年8月14日撮影)

 【カーソン(米カリフォルニア州)25日(日本時間26日)=阿部健吾】直接再戦以外なら引退か。ボクシングの帝拳ジムの本田明彦会長(69)が、進退保留中の前WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)について、新王者となったルイス・ネリ(メキシコ)との再戦以外に現役続行の選択肢はないと明言した。15日の王座戦で山中の日本記録に並ぶ13度目の防衛を阻んだネリは、その後に試合前のドーピング検査での陽性反応が判明。WBCの裁定次第では王座剥奪の可能性もあり、山中の進退に大きく影響する。

 「非常に限定される」。本田会長は、山中の現役続行の条件をそう述べた。ネリと再び戦うことだけが、現役続行の意味を生み出す。同じ帝拳ジム所属の亀海が戦うWBO世界スーパーウエルター級王座決定戦の計量後、「再戦じゃないと(現役は)やらない。山中もそう思っている」と代弁した。

 状況は不確定だ。WBCは23日、ネリが7月27日の薬物検査で、筋肉増強作用のあるジルパテロールに陽性反応を示したと発表した。残るB検体と試合直後の検体を検査し、結果次第で処分を下す段階にある。

 当該検査はWBCでなく、帝拳ジムがVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)に要請したもの。契約条項に「数百万」の費用持ちで加えられ、「抑止力につながる」と実施した。本田会長は以前からメキシコ選手の疑惑のうわさを聞いていたという。対象の薬物は牛肉に含まれる医薬品だが、「医者からは牛1頭分食べないと検出されないと聞いた」と、故意を疑う見解を示した。

 昨年、WBCスーパーフェザー級王者バルガス(メキシコ)は、試合2カ月前にジルパテロールと同じ用途の薬物クレンブテロールに陽性反応を示した。陣営は故意ではないと主張しWBCは再検査の「陰性」を受け初防衛の実施を認めた。だが、本田会長は「前みたいに(処分が)ないということにはならないと思う」と、今回は状況が違うと見通した。

 とすればWBCからネリに処分が下るのは間違いないとみられる。王座剥奪、資格停止などが考えられるが、ネリが王者でなくなりノンタイトル戦となれば山中にとっては価値はなく、再戦の可能性は消える。ネリ以外なら王座決定戦となっても出場意思はない。現役続行の線は厳しくなる。

 WBCでは王座が敗れた元王者に戻ることは基本的にない。本田会長は「WBCがそういう判定をしてもウチは拒否する。負けたんだから」と述べ、「こういうのでなければ辞める方向が強かった。これでどう影響するか」とも明かした。裁定が下るのは2、3週後がめどになる。

関連するニュースを読む

山中慎介、再戦以外は引退と会長「それだけが意義」

山中慎介

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチで敗れて王座から陥落し、進退について結論を保留している山中慎介について、所属する帝拳ジムの本田明彦会長は25日、新王者となったルイス・ネリ(メキシコ)との再戦以外に現役続行の選択肢はないと明言した。米カリフォルニア州カーソンで取材に応じ「再戦じゃなかったら絶対にない。それだけがやる意義がある試合」と話した。

 34歳の山中は15日に、日本最多に並ぶ世界王座13連続防衛を逃した。WBCは23日、勝ったネリが7月のドーピング検査で筋肉増強作用のある禁止薬物ジルパテロールに陽性反応を示したと発表。同会長は、仮にタイトルが剥奪されてもネリ以外が相手となる空位の王座決定戦に山中が挑むことはないと説明した。WBCが試合の取り扱いなどを判断するまでに2、3週間かかるとの見通しを示し「それからこちらは結論を出す」と述べた。

関連するニュースを読む

無効試合なら「山中に最優先で王座決定戦」本田会長

15日、3回にネリ(右)に右フックを食らう山中

 WBC(世界ボクシング評議会)は23日、世界バンタム級タイトルマッチ(15日、島津アリーナ京都)で日本タイ記録の13度目の防衛戦となった山中慎介(34=帝拳)を4回TKOで破って新王者となったルイス・ネリ(22=メキシコ)が、禁止薬物に陽性反応を示したと発表した。

 帝拳ジムの本田明彦会長(69)は24日、山中の今後について「VADAの検査結果を受けて、WBCとJBC(日本ボクシングコミッション)が協議した裁定を受けてからになる。ネリの王座剥奪で無効試合となれば、山中に最優先で王座決定戦への出場権利がある」と話した。

 無効試合となれば山中の負けは消えることになり、一部には山中の防衛が継続し、V13に再挑戦できるという見方がある。だが、本田会長は「それはあり得ない。王座は空位になるだけ」とも話した。山中は試合後に進退は明言せずに「落ち着いて考えたい」と話し、現在は家族とすごしながら今後について思案している。本田会長は「あとは本人次第」と繰り返した。

 ボクサーは世界ランク入りするとドーピング検査は必須で、日常で予告なくVADAの職員が検査にくる。今回の世界戦での検査は契約書に盛り込まれ、試合前から複数の検査をプロモーターの帝拳ジムが経費を負担して依頼していた。WBCではアンチドーピングを強化しているが、世界戦すべてではないという。本田会長は「村田の時もやった。大きな試合では欠かしていない。相手も疑惑が多いメキシコだったので」と話した。

関連するニュースを読む

山中慎介揺れる胸中、「力出し切れていない」の本心

ネリ戦から一夜明け、会見で言葉を詰まらせる山中(撮影・鈴木みどり)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチで日本記録に並ぶ13度目の防衛に4回TKO負けで失敗した前王者山中慎介(34=帝拳)が16日、京都市内で会見し、進退を保留した。敗戦から一夜明け、勝利した場合でも、満足いく内容であれば引退を考えていたと明かすなど、複雑な胸中を吐露。タオル投入の時期をめぐる議論には自分の責任だとして幕を引いた。今後、本田明彦会長は山中の決定を優先し、現役続行の場合はタイトルを奪われた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との次戦での再戦交渉に入る方針を示した。

 5年9カ月守り抜いた緑のベルトが目の前にはなかった。傷のない、きれいな顔で会見場に姿を見せた山中は、言葉を選びながらゆっくりと胸の内を語った。30戦目でのプロ初黒星。34歳。前夜、明け方まで話し合った沙也乃夫人(31)からは「後悔のないようにしてほしい」とだけ言われた。注目の進退について質問が飛ぶと、下を向き、考えをまとめてから答えた。

 「何カ月も引っ張ることはないが、大事なことなので落ち着いて考えたい。長くないうちに決めたい」

 会見の最後には「納得のいく勝ち方が出来れば、それ(引退)でもいいのかなと思っていた」と、勝利しても引退する可能性があったと明かした。強い決意を持って上がったリング。それだけに、燃え尽きたと思えない感情が一夜明けても気持ちを揺るがせた。

 4回。ロープ際で連打を浴びたところでデビュー当時からコンビを組む大和トレーナーがタオルを投げ入れた。陣営から「早すぎる」と疑問の声が上がった場面。山中も「自分は大丈夫と思っていた」と語っていたが、一夜明けても「大和さんを責めることはないし、そう見せてしまったことが原因」とし、「映像を見たら、自分が思っていた以上に危なっかしかった」と自身に責任を求めた。

 だが、正反対の思いも隠さずに続けた。「まだやりたい気持ちもあったし、そこを乗り切っていればというのもあった。力を出し切れていないから悔しいという思いもある。それは確か。それも含めてもう少し考えたい」。行ったり来たりする言葉。それこそが現時点での本心だった。

 本田会長は今後について「やりたいと言えば、直接再戦しかない。向こう陣営も応じると言っているし、メキシコに行ってもいい」と次戦のサポートを約束した。KOを量産し、「神の左」と称された左拳で多くの伝説を作ってきた前王者。その決断に注目が集まる。【奥山将志】

 ◆山中-ネリ戦VTR

 初回は具志堅氏の持つ13度連続防衛の日本記録がかかる山中が優勢。切れのあるジャブでペースをつかみ、ボディーにも得意の左を打ち込む。2回から互いに距離を詰め、3回にネリが大振りのフックからの連打を決めて流れを奪い返した。4回にチャンスとみたネリがロープ際でラッシュ。山中も左を返すが、ダメージが深刻と判断した大和トレーナーがタオルとともにリングに入ったところでTKO負けとなった。

関連するニュースを読む

タオル論争に本田会長「優しさ出たが遅いより良い」

15日、敗れて手で顔を覆う山中(右)。上は歩み寄るネリ(撮影・渦原淳)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチで日本記録に並ぶ13度目の防衛に4回TKO負けで失敗した前王者山中慎介(34=帝拳)が16日、京都市内で会見し、進退を保留した。敗戦から一夜明け、勝利した場合でも、満足いく内容であれば引退を考えていたと明かすなど、複雑な胸中を吐露。タオル投入の時期をめぐる議論には自分の責任だとして幕を引いた。今後、本田明彦会長は山中の決定を優先し、現役続行の場合はタイトルを奪われた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との次戦での再戦交渉に入る方針を示した。

 本田会長は山中の進退について「13回もやってきたし、簡単には結論は出せないだろう。期待をされていたし、ショックも大きい。気持ちを整理するのは大変」と代弁した。大和トレーナーの判断については「止めたのは間違い」としつつも、山中と二人三脚で戦ってきた関係を強調。「大和も山中に謝っていた。トレーナーとして優しい部分が出てしまったが、遅いよりは良い。そこは責められない」とおもんぱかった。

関連するニュースを読む

山中「効いてなかった」タオル投入に会長「最悪」

4回TKO負けを喫した山中慎介は囲み取材で納得の行かない表情を見せる(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 山中慎介(34=帝拳)が連打を浴びる姿に、長年付き添ってきた大和心トレーナーがタオルを投入してTKO負けとなった。陣営の思いは一致していなかったようだ。

 山中は「自分としては大丈夫だった。効いていなかった」と試合後にダメージを否定し「セコンドを心配させてしまった」と唇をかんだ。

 帝拳ジムの本田明彦会長は「(トレーナーの)個人的な感情が入った。最悪なストップ。耐える展開は予想通り。トレーナーも分かっていたはず」と不満を述べた。帝拳プロモーションの浜田剛史代表は「俺の指示不足かな。山中は効いてなかった」と複雑な表情だった。

ネリのパンチ浴びる山中慎介(撮影・渦原淳)

関連するニュースを読む

村田諒太「どこでも誰とでもやる」エンダム再戦交渉

練習を終えてジャケット姿で取材に応える村田

 世紀の不可解判定に終わった大一番が、再戦交渉に入る。ボクシングの帝拳ジムの本田明彦会長(69)が28日に都内のジムで取材に応じ、ロンドン五輪金メダリスト村田諒太(31=帝拳)がアッサン・エンダム(フランス)に1-2の判定で敗れた5月のWBA世界ミドル級王者決定戦の再戦に言及。「相手側とは来週から交渉に入る。あまり(再戦は)やる気はないが、ゆっくり話すことにしている」と明かした。

 現時点では可能性が低いにもかかわらず今後について説明したのは、27日にWBAが再戦の興行権入札を7月7日にパナマ市で行うと発表したため。両陣営間で興行権やファイトマネーなどの交渉が合意に至らなかった場合に実施される制度だが、同会長は「全然交渉も始まっていないのにおかしな話だ。入札は100%やらない」と不快感を示した。

 村田の元には試合を高く評価した他団体からのオファーも届く。WBOからは9月の試合を打診されたが日程が合わず、10月以降を条件に返答したという。ミドル級戦線は9月16日に米国で3団体王者ゴロフキン対アルバレスの頂上決戦が控え、その結果次第で世界王座を巡る状況は動く。各陣営が動向を見守っており、村田サイドも選択肢を持ちながら見極めていく。

 この日ジムで練習した村田は「交渉は会長に任せてある。決めてもらえれば、どこでも誰とでもやるというスタンスは変わらない」と述べた。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

村田諒太、ミドル級王座決定戦の再戦は7月に入札

 世界ボクシング協会(WBA)は27日、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)が不可解な判定でアッサン・エンダム(フランス)に敗れたミドル級王座決定戦の再戦について興行権の入札を7月7日にパナマ市で行うと発表した。

 入札は両陣営間で興行権やファイトマネーなどの交渉が合意に至らなかった場合に実施される。村田は5月のエンダム戦で4回にダウンを奪うなど攻勢に見えたが、1-2と小差の判定で敗れた。採点結果は物議を醸し、WBAのメンドサ会長が再戦指示を出した。

 再戦には両陣営の合意が必要。帝拳ジムの本田明彦会長は28日に東京都内で取材に応じ「(相手陣営と)まだ交渉していない。入札は100パーセントやらない」と述べた。エンダム陣営とは7月に交渉に入る意向というが、村田陣営にはWBAの入札に縛られず好待遇の他団体で戦う選択肢もある。

関連するニュースを読む

村田諒太、文書で「前向きな答えを」現役続行見通し

村田諒太(17年5月22日撮影)

 20日のWBA(世界ボクシング協会)世界ミドル級王座決定戦で不可解な判定負けを喫したロンドン五輪金メダリストの村田諒太(31=帝拳)が26日、現役を続行する見通しとなった。WBAが25日にアッサン・エンダム(フランス)との直接の再戦を命じ、さらに村田の負けと採点したジャッジ2人に対する6カ月の資格停止処分を公表したことを受けてコメントを発表。再戦を「今後を考える重要な材料の1つ」とし、「前向きな答えを出したい」と述べた。

 村田が所属マネジメント会社を通じて発表したコメントには、感謝と謝罪と、まだボクシング人生が続く予感に満ちていた。最後にこう結んだ。

 「幸いなことに、試合における大きなダメージもなく、ボクシングに対する情熱も失われておりませんので、この再戦指示も今後を考える重要な材料の一つとしてとらえ、前向きな答えを出したいと思っています」。

 その前段で即時対応してくれたWBAへの謝辞、判定決着できなかった後悔をにじませた。進退は所属の帝拳ジムと相談中との前置きはあったが、「情熱」を体現するリングに戻る意志にあふれていた。

 20日の王座決定戦後、物議を醸す判定に世界中で批判が渦巻いた。WBAのメンドサ会長が謝罪し、25日には本部のあるパナマで会見。村田の負けと採点したパディージャ(パナマ)とアール(カナダ)のジャッジ両氏を6カ月の資格停止とする処分を発表。公表するのは異例の対応だった。さらに直接対戦も命じた。

 村田が現役続行した場合は、再戦は1つの選択肢となる。統括団体の指令に拘束力はなく、あくまでも両陣営が交渉して試合は決まる。帝拳ジムの本田明彦会長(69)は村田の実力を高く評価した他団体のWBC、WBOから試合のオファーが届いていることを明らかにしており、世界再挑戦への道はエンダムとの再戦1つではない。

 村田は来週にも会見を開くなどして、進退を明らかにする見込みだ。「前向きな答え」を世間に伝え、前に進む。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

村田諒太、WBA再戦指令受け「前向きな答えを」

エンダム(左)に判定で敗れた村田諒太

 ボクシングの20日のWBA(世界ボクシング協会)世界ミドル級王座決定戦で不可解な判定によりプロ初黒星を喫したロンドン五輪金メダリストの村田諒太(31=帝拳)が、WBAが25日にジャッジ2人の処分、アッサン・エンダム(フランス)との直接再戦指令を出したことを受け、マネジメント会社を通じてコメントを発表した。村田は現在は休養しており、進退については明言していない。

 WBAは25日に本部のあるパナマでヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長が会見を開き、村田の負けと採点したグスタボ・パディージャ(パナマ)とヒューバート・アール(カナダ)のジャッジ両氏を6カ月の資格停止とする処分を発表。処分を公表するのは異例の対応だった。

 以下コメント全文

 「この度、世間をお騒がせしており、またご心配いただいているにも関わらず、明確な答えを出せていないことを、お詫び申し上げます。またWBAの裁定に関しては、世間の声に素早く反応いただいたことに感謝申し上げます。私、個人としては、判定結果に対する私情はなく、この試合を組んでいただけたことに対する感謝、そして、明確な形で決着をつけられなかったことを申し訳なく思うばかりです。今後に関しましては、現在、帝拳ジムと話し合いをしている最中です。ただ、幸いなことに、試合における大きなダメージもなく、ボクシングに対する情熱も失われておりませんので、この再戦指示も今後を考える重要な材料の一つとしてとらえ、前向きな答えを出したいと思っています」。

 帝拳ジムの本田明彦会長は「(WBAの)再戦は選択肢の1つ」としている。世界ボクシング機構(WBO)、世界ボクシング評議会(WBC)からもオファーが届いており、村田が他の選手と試合を行う可能性もある。

関連するニュースを読む